JPH10121056A - 溶融プラスチックの次送制御方法 - Google Patents
溶融プラスチックの次送制御方法Info
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- JPH10121056A JPH10121056A JP27375696A JP27375696A JPH10121056A JP H10121056 A JPH10121056 A JP H10121056A JP 27375696 A JP27375696 A JP 27375696A JP 27375696 A JP27375696 A JP 27375696A JP H10121056 A JPH10121056 A JP H10121056A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶融プラスチック原料の組成や溶融粘度など
に左右されることなく、溶融プラスチックを高品質およ
び高収率の生成油が得られるような内容に次送制御する
ことができるようにする。 【解決手段】 廃プラスチック油化プラントにおいて、
溶融槽1内の溶融プラスチックをポンプ8を介して熱分
解槽9へ次送する際、次送時間2時間で溶融槽1内の液
位が50%〜70%になるように制御するに当たって、
溶融プラスチックの次送制御量を所定の次送時間の残量
で除して制御目標となる次送速度を時々刻々と設定しな
がら、その時々刻々と変化する設定次送速度になるよう
にポンプ8の回転数をインバータ19により制御する。
に左右されることなく、溶融プラスチックを高品質およ
び高収率の生成油が得られるような内容に次送制御する
ことができるようにする。 【解決手段】 廃プラスチック油化プラントにおいて、
溶融槽1内の溶融プラスチックをポンプ8を介して熱分
解槽9へ次送する際、次送時間2時間で溶融槽1内の液
位が50%〜70%になるように制御するに当たって、
溶融プラスチックの次送制御量を所定の次送時間の残量
で除して制御目標となる次送速度を時々刻々と設定しな
がら、その時々刻々と変化する設定次送速度になるよう
にポンプ8の回転数をインバータ19により制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶融プラスチックの
次送制御方法に関し、詳しくは、PE(ポリエチレ
ン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレ
ン)、PVC(塩化ビニル)等の熱可塑性廃プラスチッ
クを熱分解して油化還元することにより燃料や石油化学
工業用原料としての用途を有する生成油を得るように構
成されている廃プラスチック油化プラントの主要工程で
ある溶融工程から熱分解工程へ溶融プラスチックを送給
する場合等に適用される溶融プラスチックの次送制御方
法に関するものである。
次送制御方法に関し、詳しくは、PE(ポリエチレ
ン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレ
ン)、PVC(塩化ビニル)等の熱可塑性廃プラスチッ
クを熱分解して油化還元することにより燃料や石油化学
工業用原料としての用途を有する生成油を得るように構
成されている廃プラスチック油化プラントの主要工程で
ある溶融工程から熱分解工程へ溶融プラスチックを送給
する場合等に適用される溶融プラスチックの次送制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような廃プラスチック油化プラン
トにおいては、長時間に亘る連続稼働による処理能力の
向上を図りつつ、生成油の品質および収率の向上を達成
するために、溶融槽から熱分解槽への溶融プラスチック
の送給に際しては、溶融槽内に所定量の溶融プラスチッ
クを保持させておき、そこに新しい原料廃プラスチック
を投入して脱塩酸処理などを行ない、それの終了後に、
所定の時間で溶融プラスチックをポンプを介して熱分解
槽へ次送するが、この次送終了時点で上記溶融槽内の液
位が当初の所定量に相当する液位と同一に保たれている
といった制御内容の次送制御が要望される。
トにおいては、長時間に亘る連続稼働による処理能力の
向上を図りつつ、生成油の品質および収率の向上を達成
するために、溶融槽から熱分解槽への溶融プラスチック
の送給に際しては、溶融槽内に所定量の溶融プラスチッ
クを保持させておき、そこに新しい原料廃プラスチック
を投入して脱塩酸処理などを行ない、それの終了後に、
所定の時間で溶融プラスチックをポンプを介して熱分解
槽へ次送するが、この次送終了時点で上記溶融槽内の液
位が当初の所定量に相当する液位と同一に保たれている
といった制御内容の次送制御が要望される。
【0003】ところで、この種の溶融プラスチックの次
送制御手段として、従来一般には、溶融槽から熱分解槽
へ溶融プラスチックを送給するためのポンプを所定の次
送時間に亘り常に一定速度に回転制御する方法が採用さ
れていた。
送制御手段として、従来一般には、溶融槽から熱分解槽
へ溶融プラスチックを送給するためのポンプを所定の次
送時間に亘り常に一定速度に回転制御する方法が採用さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、溶融プラス
チック原料、特に廃プラスチックを原料とする場合は、
その組成が一定でなく、溶融粘度も異なるために、上記
のようにポンプを一定速度に回転制御するだけでは、溶
融プラスチックの次送速度が一定にならず、次送終了時
点での溶融槽内の液位が次送前の液位に対して大きく変
動し、その結果、生成油の品質および収率の低下を招き
やすいという問題があった。
チック原料、特に廃プラスチックを原料とする場合は、
その組成が一定でなく、溶融粘度も異なるために、上記
のようにポンプを一定速度に回転制御するだけでは、溶
融プラスチックの次送速度が一定にならず、次送終了時
点での溶融槽内の液位が次送前の液位に対して大きく変
動し、その結果、生成油の品質および収率の低下を招き
やすいという問題があった。
【0005】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、溶融プラスチック原料の組成や溶融粘度など
に左右されることなく、溶融プラスチックを高品質およ
び高収率の生成油が得られるような内容に次送制御する
ことができる溶融プラスチックの次送制御方法を提供す
ることを主たる目的としている。
たもので、溶融プラスチック原料の組成や溶融粘度など
に左右されることなく、溶融プラスチックを高品質およ
び高収率の生成油が得られるような内容に次送制御する
ことができる溶融プラスチックの次送制御方法を提供す
ることを主たる目的としている。
【0006】本発明の他の目的は、上記のような次送制
御を行なうにあたって必要不可欠な溶融槽内の液位検出
を、溶融槽の内温よりも耐熱温度が低い隔膜式液面計で
対応可能として、設備全体の小型化、低コスト化を図る
とともに所定の液位検出の精度を高めることができるよ
うにする点にある。
御を行なうにあたって必要不可欠な溶融槽内の液位検出
を、溶融槽の内温よりも耐熱温度が低い隔膜式液面計で
対応可能として、設備全体の小型化、低コスト化を図る
とともに所定の液位検出の精度を高めることができるよ
うにする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記主たる目的を達成す
るために、請求項1の発明に係る溶融プラスチックの次
送制御方法は、溶融槽内に保持されている溶融プラスチ
ックをポンプを介して熱分解槽へ次送するとき、所定の
次送時間で上記溶融槽内の液位が所定値になるように制
御する方法であって、上記溶融槽内の次送液量の残量を
上記所定の次送時間の残量で除して時々刻々と次送速度
を設定し、その時々刻々と設定される次送速度になるよ
うに上記ポンプの回転数をインバータにより制御するこ
とを特徴とするものである。
るために、請求項1の発明に係る溶融プラスチックの次
送制御方法は、溶融槽内に保持されている溶融プラスチ
ックをポンプを介して熱分解槽へ次送するとき、所定の
次送時間で上記溶融槽内の液位が所定値になるように制
御する方法であって、上記溶融槽内の次送液量の残量を
上記所定の次送時間の残量で除して時々刻々と次送速度
を設定し、その時々刻々と設定される次送速度になるよ
うに上記ポンプの回転数をインバータにより制御するこ
とを特徴とするものである。
【0008】上記のような請求項1に記載の発明によれ
ば、溶融槽内に保持されている溶融プラスチックをポン
プを介して熱分解槽へ所定の時間で次送するとき、溶融
槽内の次送液量の残量、つまりは次送制御量を所定の次
送時間の残量で除すことで制御目標となる次送速度を時
々刻々と設定しながら、その時々刻々と変化する設定次
送速度になるようにポンプの回転数をインバータで制御
することによって、溶融プラスチック原料の組成や溶融
粘度がどのようなものであっても、所定時間に亘る次送
終了時点での溶融槽内の液位を当初(原料投入前)の液
位と同一に保つことが可能であり、したがって、溶融プ
ラスチックを長時間連続的に熱分解するといった高い処
理能力を発揮させつつ、それによって得られる生成油の
品質および収率も高く維持することができる。
ば、溶融槽内に保持されている溶融プラスチックをポン
プを介して熱分解槽へ所定の時間で次送するとき、溶融
槽内の次送液量の残量、つまりは次送制御量を所定の次
送時間の残量で除すことで制御目標となる次送速度を時
々刻々と設定しながら、その時々刻々と変化する設定次
送速度になるようにポンプの回転数をインバータで制御
することによって、溶融プラスチック原料の組成や溶融
粘度がどのようなものであっても、所定時間に亘る次送
終了時点での溶融槽内の液位を当初(原料投入前)の液
位と同一に保つことが可能であり、したがって、溶融プ
ラスチックを長時間連続的に熱分解するといった高い処
理能力を発揮させつつ、それによって得られる生成油の
品質および収率も高く維持することができる。
【0009】上記請求項1に記載の発明に係る溶融プラ
スチックの次送制御方法において、上記溶融槽内の液位
の所定値は、新たに溶融槽内に投入する廃プラスチック
等のプラスチック原料を溶融槽内に残留する溶融プラス
チックによって溶解させるために、請求項2に記載のよ
うに、50%〜70%に設定することが望ましい。その
理由は次の通りである。すなわち、溶融槽内の液位が5
0%未満と少ない場合は、新たに投入されるプラスチッ
ク原料の溶融所要時間が長くなり過ぎて処理能力の低下
の一因になると共に、槽内残留溶融プラスチックとの混
合による溶融プラスチックの粘度が高くなり過ぎて攪拌
動力やポンプ所要動力が過大になる。逆に、溶融槽内の
液位が70%を超えると、溶融槽の必要容積が大きくな
り、それだけ設備コストの上昇を招くことになるからで
ある。また、上記所定の次送時間については、熱分解槽
での時間当たり能力とバランスさせるために、請求項2
に記載のように、2時間に設定することが望ましい。そ
の理由は次の通りである。すなわち、次送時間が2時間
よりも短いと、熱分解速度よりも溶融プラスチックの供
給速度が大きくなって、熱分解槽内の液位が不当に上昇
する。逆に、次送時間が2時間よりも長いと、溶融槽内
の液位がなかなか50%にまで下がらず、新たなプラス
チック原料の投入に支障を来すことになるからである。
スチックの次送制御方法において、上記溶融槽内の液位
の所定値は、新たに溶融槽内に投入する廃プラスチック
等のプラスチック原料を溶融槽内に残留する溶融プラス
チックによって溶解させるために、請求項2に記載のよ
うに、50%〜70%に設定することが望ましい。その
理由は次の通りである。すなわち、溶融槽内の液位が5
0%未満と少ない場合は、新たに投入されるプラスチッ
ク原料の溶融所要時間が長くなり過ぎて処理能力の低下
の一因になると共に、槽内残留溶融プラスチックとの混
合による溶融プラスチックの粘度が高くなり過ぎて攪拌
動力やポンプ所要動力が過大になる。逆に、溶融槽内の
液位が70%を超えると、溶融槽の必要容積が大きくな
り、それだけ設備コストの上昇を招くことになるからで
ある。また、上記所定の次送時間については、熱分解槽
での時間当たり能力とバランスさせるために、請求項2
に記載のように、2時間に設定することが望ましい。そ
の理由は次の通りである。すなわち、次送時間が2時間
よりも短いと、熱分解速度よりも溶融プラスチックの供
給速度が大きくなって、熱分解槽内の液位が不当に上昇
する。逆に、次送時間が2時間よりも長いと、溶融槽内
の液位がなかなか50%にまで下がらず、新たなプラス
チック原料の投入に支障を来すことになるからである。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1または請求項2に記載の発明に係る溶融プラスチッ
クの次送制御方法において、上記次送速度の設定の関数
となる溶融槽内の液位検出手段として、上記溶融槽内の
溶融プラスチック液と検出端との間に形成されて窒素ガ
スを少量ずつ更新可能とした空間を隔てて該溶融槽に取
り付けた隔膜式液面計を使用するものであり、これによ
って、次のような作用および特徴が得られる。
項1または請求項2に記載の発明に係る溶融プラスチッ
クの次送制御方法において、上記次送速度の設定の関数
となる溶融槽内の液位検出手段として、上記溶融槽内の
溶融プラスチック液と検出端との間に形成されて窒素ガ
スを少量ずつ更新可能とした空間を隔てて該溶融槽に取
り付けた隔膜式液面計を使用するものであり、これによ
って、次のような作用および特徴が得られる。
【0011】すなわち、溶融槽内の液位検出手段として
は、超音波型センサや放射線型センサを使用することが
考えられるが、そのうち前者の超音波型センサを用いる
場合は、溶融槽内で発生する炭化水素ガスが検出端で凝
縮するために液位を正確に検出できないことがあり、ま
た、後者の放射線型センサを用いる場合は、設備が大掛
かりになり、コスト面や取扱いの面で問題が多い。これ
に対して隔膜式液面計は小型かつ低コストであると共に
取扱いやすく、さらに炭化水素ガスの発生にかかわらず
液位を正確に検出することができるからである。
は、超音波型センサや放射線型センサを使用することが
考えられるが、そのうち前者の超音波型センサを用いる
場合は、溶融槽内で発生する炭化水素ガスが検出端で凝
縮するために液位を正確に検出できないことがあり、ま
た、後者の放射線型センサを用いる場合は、設備が大掛
かりになり、コスト面や取扱いの面で問題が多い。これ
に対して隔膜式液面計は小型かつ低コストであると共に
取扱いやすく、さらに炭化水素ガスの発生にかかわらず
液位を正確に検出することができるからである。
【0012】ところが、溶融槽の内温は約300℃であ
って、隔膜式液面計の検出端の耐熱温度の約200℃を
大きく越えており、このままでは隔膜式液面計を使用す
ることができない。この点に鑑みてなされた請求項3に
記載の発明によれば、隔膜式液面計の検出端と溶融槽内
の溶融プラスチック液との間に形成されている空間に窒
素ガスを少量ずつ更新させることによって、隔膜式液面
計の検出端が溶融プラスチック液と直接接触することを
避けながら、その検出端の表面温度を実用上問題のない
程度にまで下げることが可能となり、したがって、溶融
槽内の液位検出手段として溶融槽の内温よりも耐熱温度
の低い隔膜式液面計の使用を可能として、設備全体の小
型化、低コスト化および液位検出精度の向上を図ること
ができる。
って、隔膜式液面計の検出端の耐熱温度の約200℃を
大きく越えており、このままでは隔膜式液面計を使用す
ることができない。この点に鑑みてなされた請求項3に
記載の発明によれば、隔膜式液面計の検出端と溶融槽内
の溶融プラスチック液との間に形成されている空間に窒
素ガスを少量ずつ更新させることによって、隔膜式液面
計の検出端が溶融プラスチック液と直接接触することを
避けながら、その検出端の表面温度を実用上問題のない
程度にまで下げることが可能となり、したがって、溶融
槽内の液位検出手段として溶融槽の内温よりも耐熱温度
の低い隔膜式液面計の使用を可能として、設備全体の小
型化、低コスト化および液位検出精度の向上を図ること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る溶融プラス
チックの次送制御方法を適用したPVCを含む廃プラス
チック油化プラントの主要部のフローシートであり、同
図において、1は溶融槽で、該溶融槽1の上部には、原
料である前処理後のフレーク状の廃プラスチックを約8
0℃の熱風により乾燥処理する通気乾燥機(図示省略す
る)から空気輸送されてくる乾燥後の廃プラスチックを
計量する計量ホッパー2が設置されている。この計量ホ
ッパー2からスクリューフィダー3を介して溶融槽1内
に投入された廃プラスチックは、該溶融槽1内において
加熱炉4を介して約300℃に加熱保持され溶融される
とともに、循環ポンプ6で循環しつつ攪拌機5により均
一に攪拌混合されながら脱塩酸反応を行なうために約2
時間滞留される。この脱塩酸反応に伴い発生したHCl
ガスは中和装置7に送られて苛性ソーダで中和された
後、微少の含有炭化水素を除去して系外に排水される。
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る溶融プラス
チックの次送制御方法を適用したPVCを含む廃プラス
チック油化プラントの主要部のフローシートであり、同
図において、1は溶融槽で、該溶融槽1の上部には、原
料である前処理後のフレーク状の廃プラスチックを約8
0℃の熱風により乾燥処理する通気乾燥機(図示省略す
る)から空気輸送されてくる乾燥後の廃プラスチックを
計量する計量ホッパー2が設置されている。この計量ホ
ッパー2からスクリューフィダー3を介して溶融槽1内
に投入された廃プラスチックは、該溶融槽1内において
加熱炉4を介して約300℃に加熱保持され溶融される
とともに、循環ポンプ6で循環しつつ攪拌機5により均
一に攪拌混合されながら脱塩酸反応を行なうために約2
時間滞留される。この脱塩酸反応に伴い発生したHCl
ガスは中和装置7に送られて苛性ソーダで中和された
後、微少の含有炭化水素を除去して系外に排水される。
【0014】上記脱塩酸反応が完了して溶融槽1内に保
持されている溶融プラスチックはポンプ8を介して熱分
解槽9へ次送される。この熱分解槽9内に供給された溶
融プラスチックは、循環ポンプ10を介して熱分解槽9
と加熱炉11との間に亘って循環されながら約400℃
に加熱保持されて熱分解され熱分解ガスを生成する。ま
た、プラスチックは溶融しただけでは粘度が高くて、攪
拌機5の所要動力が大きくなるために、熱分解槽9での
熱分解により低分子化された分解プラスチックの所定量
を返送ポンプ15により溶融槽1に返送して該溶融槽1
内の残留プラスチックの粘度を下げるようにしている。
そして、上記熱分解槽9で生成された熱分解ガスはHC
l吸着塔12を経て、合成ゼオライト型触媒との接触反
応により炭素数が1〜20の低分子化された炭素水素ガ
スおよびガソリン留分と灯軽油留分が混合されたような
生成物を得る接触分解装置13へ送給された後、その生
成物をコンデンサ21で冷却して生成油として受槽14
に回収する。なお、上記接触分解装置13は周知である
ために、その具体的な構成については省略する。
持されている溶融プラスチックはポンプ8を介して熱分
解槽9へ次送される。この熱分解槽9内に供給された溶
融プラスチックは、循環ポンプ10を介して熱分解槽9
と加熱炉11との間に亘って循環されながら約400℃
に加熱保持されて熱分解され熱分解ガスを生成する。ま
た、プラスチックは溶融しただけでは粘度が高くて、攪
拌機5の所要動力が大きくなるために、熱分解槽9での
熱分解により低分子化された分解プラスチックの所定量
を返送ポンプ15により溶融槽1に返送して該溶融槽1
内の残留プラスチックの粘度を下げるようにしている。
そして、上記熱分解槽9で生成された熱分解ガスはHC
l吸着塔12を経て、合成ゼオライト型触媒との接触反
応により炭素数が1〜20の低分子化された炭素水素ガ
スおよびガソリン留分と灯軽油留分が混合されたような
生成物を得る接触分解装置13へ送給された後、その生
成物をコンデンサ21で冷却して生成油として受槽14
に回収する。なお、上記接触分解装置13は周知である
ために、その具体的な構成については省略する。
【0015】図2は、上記廃プラスチック油化プラント
における上記溶融槽1から上記熱分解槽9へ溶融プラス
チックを次送するときの制御系の概略構成図であって、
同図において、16は制御盤で、上記溶融槽1内の液位
を検出する液面計17による検出信号の入力に基づいて
上記ポンプ8による次送速度を時々刻々と設定するディ
ジタルプログラム調節器18とこれによって時々刻々と
設定される次送速度になるように上記ポンプ8の回転数
を制御するインバータ19とを備えている。
における上記溶融槽1から上記熱分解槽9へ溶融プラス
チックを次送するときの制御系の概略構成図であって、
同図において、16は制御盤で、上記溶融槽1内の液位
を検出する液面計17による検出信号の入力に基づいて
上記ポンプ8による次送速度を時々刻々と設定するディ
ジタルプログラム調節器18とこれによって時々刻々と
設定される次送速度になるように上記ポンプ8の回転数
を制御するインバータ19とを備えている。
【0016】次に、上記のような制御系による制御動作
について具体的に説明する。図1に示した廃プラスチッ
ク油化プラントにおいては、長時間に亘る連続稼働によ
る処理能力の向上を図りつつ、生成油の品質および収率
の向上を達成するために、溶融槽1から熱分解槽9への
溶融プラスチックの次送に際して、次送時間2時間で溶
融槽1内の液位が50%になるような制御が要望され
る。このような要望に応じるために、上記制御盤16に
おけるディジタルプログラム調節器18において、次の
式(1)に示すような次送速度の演算及び設定が時々刻
々と行なわれる。
について具体的に説明する。図1に示した廃プラスチッ
ク油化プラントにおいては、長時間に亘る連続稼働によ
る処理能力の向上を図りつつ、生成油の品質および収率
の向上を達成するために、溶融槽1から熱分解槽9への
溶融プラスチックの次送に際して、次送時間2時間で溶
融槽1内の液位が50%になるような制御が要望され
る。このような要望に応じるために、上記制御盤16に
おけるディジタルプログラム調節器18において、次の
式(1)に示すような次送速度の演算及び設定が時々刻
々と行なわれる。
【0017】すなわち、 N=KQ =KV/(T−t) =K・S・l/(T−t)……(1) ここで、N:ポンプ8の設定回転数(次送速度) Q:ポンプ8の設定流量 K:比例定数 V:次送制御量(次送液量の残量で、V=S・l) S:溶融槽1の断面積 l:制御液面(l=L−50%液位) L:溶融槽1の液位 T:次送時間(設定2時間) t:経過時間 T−t:次送時間の残量
【0018】上記式(1)により時々刻々と演算され設
定される次送速度Nになるように、上記ポンプ8の回転
数をインバータ19により制御することにより、上述の
要望に応じた制御、つまり、次送時間2時間で溶融槽1
内の液位が50%になるような制御が行なわれ、これに
よって、溶融プラスチック原料の組成や溶融粘度に関係
なく、溶融プラスチックの次送速度を常に一定に保っ
て、所定時間に亘る次送終了時点での溶融槽内の液位を
当初(原料投入前)の液位である50%に保つことが可
能である。
定される次送速度Nになるように、上記ポンプ8の回転
数をインバータ19により制御することにより、上述の
要望に応じた制御、つまり、次送時間2時間で溶融槽1
内の液位が50%になるような制御が行なわれ、これに
よって、溶融プラスチック原料の組成や溶融粘度に関係
なく、溶融プラスチックの次送速度を常に一定に保っ
て、所定時間に亘る次送終了時点での溶融槽内の液位を
当初(原料投入前)の液位である50%に保つことが可
能である。
【0019】また、図1に示した廃プラスチック油化プ
ラントにおいては、上記次送速度の設定の関数となる溶
融槽1内の液位検出用の液面計17として隔膜式液面計
を使用している。この隔膜式液面計17は、既述したよ
うに、その検出端の耐熱温度(約200℃)が溶融槽1
の内温(約300℃)よりも低いために、検出端が溶融
槽1内の溶融プラスチック液と直接に接触するような取
付け状態で使用することはできない。そこで、図3に示
すように、隔膜式液面計17の検出端17aと溶融ブラ
スチック液との間に空間20を形成し、この空間20を
隔てて溶融槽1に隔膜式液面計17を取付けるととも
に、上記空間20に窒素ガス(N2 ガス)を少量ずつ更
新させることにより、具体的には、N2 ガスを(1l/
min.)程度、常時流すことにより、隔膜式液面計1
7の検出端17aが溶融プラスチック液と直接接触する
ことを避けながら、その検出端17aの表面温度を実用
上問題のない程度にまで下げるような工夫を施してお
り、これによって、溶融槽1内の液位検出手段として溶
融槽1の内温よりも耐熱温度の低い隔膜式液面計17の
使用が可能となり、設備全体の小型化、低コスト化およ
び液位検出精度の向上を図っている。
ラントにおいては、上記次送速度の設定の関数となる溶
融槽1内の液位検出用の液面計17として隔膜式液面計
を使用している。この隔膜式液面計17は、既述したよ
うに、その検出端の耐熱温度(約200℃)が溶融槽1
の内温(約300℃)よりも低いために、検出端が溶融
槽1内の溶融プラスチック液と直接に接触するような取
付け状態で使用することはできない。そこで、図3に示
すように、隔膜式液面計17の検出端17aと溶融ブラ
スチック液との間に空間20を形成し、この空間20を
隔てて溶融槽1に隔膜式液面計17を取付けるととも
に、上記空間20に窒素ガス(N2 ガス)を少量ずつ更
新させることにより、具体的には、N2 ガスを(1l/
min.)程度、常時流すことにより、隔膜式液面計1
7の検出端17aが溶融プラスチック液と直接接触する
ことを避けながら、その検出端17aの表面温度を実用
上問題のない程度にまで下げるような工夫を施してお
り、これによって、溶融槽1内の液位検出手段として溶
融槽1の内温よりも耐熱温度の低い隔膜式液面計17の
使用が可能となり、設備全体の小型化、低コスト化およ
び液位検出精度の向上を図っている。
【0020】なお、本発明方法において、溶融槽1内の
液位検出用の液面計17としては隔膜式液面計を使用す
ることが上述の理由からみて最適であるが、必ずしもそ
れに限定されるものでなく、超音波型センサや放射線型
センサを用いて液位を検出してもよい。また、本発明方
法は、廃プラスチック油化プラントに最も効果的に適用
可能であるが、極く一般的なプラスチック原料を使用す
る油化プラントに適用しても、上記と同様な効果を奏す
るものである。
液位検出用の液面計17としては隔膜式液面計を使用す
ることが上述の理由からみて最適であるが、必ずしもそ
れに限定されるものでなく、超音波型センサや放射線型
センサを用いて液位を検出してもよい。また、本発明方
法は、廃プラスチック油化プラントに最も効果的に適用
可能であるが、極く一般的なプラスチック原料を使用す
る油化プラントに適用しても、上記と同様な効果を奏す
るものである。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、溶融槽から熱分解槽への溶融プラスチックの次
送制御量を所定の次送時間の残量で除して制御目標とな
る次送速度を時々刻々と設定しながら、その時々刻々と
変化する設定次送速度になるようにポンプの回転数をイ
ンバータで制御することによって、溶融プラスチック原
料の組成や溶融粘度に関係なく、溶融プラスチックの次
送速度を常に一定に保って、所定時間に亘る次送終了時
点での溶融槽内の液位を当初の液位と同一に保つことが
でき、したがって、溶融プラスチックを長時間連続的に
熱分解するといった高い処理能力を発揮させつつ、それ
によって得られる生成油の品質および収率も高く維持す
ることができるという効果を奏する。
よれば、溶融槽から熱分解槽への溶融プラスチックの次
送制御量を所定の次送時間の残量で除して制御目標とな
る次送速度を時々刻々と設定しながら、その時々刻々と
変化する設定次送速度になるようにポンプの回転数をイ
ンバータで制御することによって、溶融プラスチック原
料の組成や溶融粘度に関係なく、溶融プラスチックの次
送速度を常に一定に保って、所定時間に亘る次送終了時
点での溶融槽内の液位を当初の液位と同一に保つことが
でき、したがって、溶融プラスチックを長時間連続的に
熱分解するといった高い処理能力を発揮させつつ、それ
によって得られる生成油の品質および収率も高く維持す
ることができるという効果を奏する。
【0022】特に、上記のような制御に当たって必要不
可欠な溶融槽内の液位検出手段として、請求項3に記載
したような構成で溶融槽に取り付けられた隔膜式液面計
を用いることによって、所定の液位検出を溶融槽の内温
よりも耐熱温度が低い隔膜式液面計で実用上なんらの問
題もなく対応させることとが可能となり、これによっ
て、超音波型や放射線型センサを用いる場合に比べて、
設備全体の小型化、低コスト化を図ることができるとと
もに所定の液位検出精度を高めることができる。
可欠な溶融槽内の液位検出手段として、請求項3に記載
したような構成で溶融槽に取り付けられた隔膜式液面計
を用いることによって、所定の液位検出を溶融槽の内温
よりも耐熱温度が低い隔膜式液面計で実用上なんらの問
題もなく対応させることとが可能となり、これによっ
て、超音波型や放射線型センサを用いる場合に比べて、
設備全体の小型化、低コスト化を図ることができるとと
もに所定の液位検出精度を高めることができる。
【図1】本発明に係る溶融プラスチックの次送制御方法
を適用したPVCを含む廃プラスチック油化プラントの
主要部のフローシートである。
を適用したPVCを含む廃プラスチック油化プラントの
主要部のフローシートである。
【図2】同上廃プラスチック油化プラントにおける溶融
槽から熱分解槽へ溶融プラスチックを次送するときの制
御系の概略構成図である。
槽から熱分解槽へ溶融プラスチックを次送するときの制
御系の概略構成図である。
【図3】同上廃プラスチック油化プラントにおける溶融
槽への隔膜式液面計の取付け部の概略構成図である。
槽への隔膜式液面計の取付け部の概略構成図である。
1 溶融槽 8 次送ポンプ 9 熱分解槽 17 隔膜式液面計 19 インバータ 20 空間
Claims (3)
- 【請求項1】 溶融槽内に保持されている溶融プラスチ
ックをポンプを介して熱分解槽へ次送するとき、所定の
次送時間で上記溶融槽内の液位が所定値になるように制
御する方法であって、 上記溶融槽内の次送液量の残量を上記所定の次送時間の
残量で除して時々刻々と次送速度を設定し、 その時々刻々と設定される次送速度になるように上記ポ
ンプの回転数をインバータにより制御することを特徴と
する溶融プラスチックの次送制御方法。 - 【請求項2】 上記溶融槽内の液位の所定値が50%〜
70%、かつ、上記所定の次送時間が2時間に設定され
ている請求項1に記載の溶融プラスチックの次送制御方
法。 - 【請求項3】 上記次送速度の設定の関数となる溶融槽
内の液位検出手段として、上記溶融槽内の溶融プラスチ
ック液と検出端との間に形成されて窒素ガスを少量ずつ
更新可能とした空間を隔てて該溶融槽に取り付けた隔膜
式液面計を使用する請求項1または2に記載の溶融プラ
スチックの次送制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27375696A JPH10121056A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 溶融プラスチックの次送制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27375696A JPH10121056A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 溶融プラスチックの次送制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10121056A true JPH10121056A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17532149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27375696A Pending JPH10121056A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 溶融プラスチックの次送制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10121056A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013536292A (ja) * | 2010-08-26 | 2013-09-19 | アーハーデー ヴァジョンケゼルー エーエシュ タナーチャドゥー カーエフテー. | Pvcおよびハロゲン含有ポリマー廃棄物を含有する他の廃棄物の熱分解のための方法 |
| KR20230043824A (ko) * | 2020-07-10 | 2023-03-31 | 유오피 엘엘씨 | Pvc 함유 혼합 플라스틱 폐기물 열분해 공정 |
| US11999920B2 (en) | 2020-09-14 | 2024-06-04 | Ecolab Usa Inc. | Cold flow additives for plastic-derived synthetic feedstock |
| US12031097B2 (en) | 2021-10-14 | 2024-07-09 | Ecolab Usa Inc. | Antifouling agents for plastic-derived synthetic feedstocks |
| US12304888B2 (en) | 2021-03-10 | 2025-05-20 | Ecolab Usa Inc. | Stabilizer additives for plastic-derived synthetic feedstock |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP27375696A patent/JPH10121056A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013536292A (ja) * | 2010-08-26 | 2013-09-19 | アーハーデー ヴァジョンケゼルー エーエシュ タナーチャドゥー カーエフテー. | Pvcおよびハロゲン含有ポリマー廃棄物を含有する他の廃棄物の熱分解のための方法 |
| KR20230043824A (ko) * | 2020-07-10 | 2023-03-31 | 유오피 엘엘씨 | Pvc 함유 혼합 플라스틱 폐기물 열분해 공정 |
| JP2023534434A (ja) * | 2020-07-10 | 2023-08-09 | ユーオーピー エルエルシー | Pvc含有混合プラスチック廃棄物の熱分解のためのプロセス |
| US11999920B2 (en) | 2020-09-14 | 2024-06-04 | Ecolab Usa Inc. | Cold flow additives for plastic-derived synthetic feedstock |
| US12503663B2 (en) | 2020-09-14 | 2025-12-23 | Ecolab Usa Inc. | Cold flow additives for plastic-derived synthetic feedstock |
| US12304888B2 (en) | 2021-03-10 | 2025-05-20 | Ecolab Usa Inc. | Stabilizer additives for plastic-derived synthetic feedstock |
| US12031097B2 (en) | 2021-10-14 | 2024-07-09 | Ecolab Usa Inc. | Antifouling agents for plastic-derived synthetic feedstocks |
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