JPH10121450A - ケーソンと基礎杭との結合工法 - Google Patents

ケーソンと基礎杭との結合工法

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JPH10121450A
JPH10121450A JP29931896A JP29931896A JPH10121450A JP H10121450 A JPH10121450 A JP H10121450A JP 29931896 A JP29931896 A JP 29931896A JP 29931896 A JP29931896 A JP 29931896A JP H10121450 A JPH10121450 A JP H10121450A
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caisson
foundation pile
pile
concrete
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JP29931896A
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Yoichi Zaisho
陽一 税所
Isao Saikawa
功 才川
Tetsuji Shibuya
哲二 渋谷
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Maeda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーソンと基礎杭との結合コンクリートを速
やかに打設できながら結合力も十分に確保できるケーソ
ンと基礎杭との結合工法を提供する。 【構成】 ケーソン1の底版コンクリートCにスリーブ
管50を埋設することにより形成した空所内に、基礎杭
3を貫通させてケーソン1を沈設した後、空所内に杭頭
結合コンクリートC2を水中打設してケーソン1と基礎
杭3との一体化を図る。スリーブ管50の内面および基
礎杭3の外面とに、予め帯鋼53、54を固定して凹凸
部を形成しておき、鉄筋の配筋がなくとも結合力を確保
する。鉄筋を配筋しないので作業が速やかに進行し、杭
頭結合コンクリートC2の結合力を低減させる海草の付
着を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーソンと基礎杭
との結合工法、特に、人工島などの施工に用いる巨体な
鋼殻ケーソンを、海底地盤に打設した複数の基礎杭上に
据え付けて固定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、人工島のような巨体な海洋構造
物の施工においては、岸壁や護岸などの施工に用いる一
般的なコンクリート製ケーソンに代えて、巨体な鋼殻ケ
ーソンを用いることがある。この鋼殻ケーソン自体は、
上面が開口した内部中空な箱形に形成されるのが普通で
ある。
【0003】ところで、こうしたケーソンの従来の据え
付け工法としては、通常、海底に捨て石マウンドを形成
してその上に沈設する工法が採られる。しかし、水深が
深くて潮流も速く、しかも海底の地盤表面の支持強度が
十分でない場所では、海底地盤の支持層に達する基礎杭
を打設して、その基礎杭上にケーソンを据え付けて固定
する工法の採用が望ましい場合がある。実際に基礎杭上
にケーソンを固定するには、ケーソンの底部に複数の空
所を設け、この空所に基礎杭を貫通させた状態で、空所
に水中コンクリートを打設して、基礎杭とケーソンとを
結合させる工法が採られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常、コン
クリートを打設する場合には、補強用の鉄筋を予め配筋
したところにコンクリートを打設するが、上記のように
ケーソンの空所に鉄筋を配筋するには、スペースが狭い
ので作業できない。さらに、杭を打設してから杭頭結合
コンクリートを打設するまでに日数がかかってしまうこ
とにより、互いに一体化すべきコンクリート打設面に海
草が付着するおそれが生じる。海草が付着すると、コン
クリートの結合力が極端に低減するので、これは回避せ
ねばならない課題であった。また、杭頭部分に養生シー
トを被せておく対策も考えられるが手間がかかる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ケーソンと基礎杭との結合コンクリートを速やか
に打設できながら結合力も十分に確保できるケーソンと
基礎杭との結合工法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑み
てなされたものであって、基礎杭が打設された海底地盤
上に、底部に複数の空所を有するケーソンを、前記空所
に前記基礎杭を貫通させた状態で沈設して据え付け、次
いで、前記空所にコンクリートを水中打設することによ
り、前記ケーソンと基礎杭とを一体化させるにあたり、
予め、前記ケーソンにおける前記空所に面する内面部分
および前記基礎杭における前記空所に面する外面部分
に、複数の凹凸部を形成しておくことを特徴としてい
る。上記工法において、前記凹凸部を、上下方向に凹凸
が形成された形態とすると好ましい。また、前記凹凸部
は、帯鋼等の機械要素を固定することにより形成するこ
ともできる。さらに、前記ケーソンを沈設する際に、該
ケーソンにおける前記空所に、該空所を密閉する蓋体を
撤去可能に取り付けておき、前記水中打設を行う際に
は、その蓋体を撤去するようにすると好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付の図1〜図17を参照して説明する。図
1〜図5は、ケーソン(鋼殻ケーソン)据え付けの概略
を示す工程を順に示している。同工程を説明する前に、
まず、図5を参照してケーソンの構造や製作などについ
て概略的に説明する。符号1で示すケーソンは、骨組み
に大小の多数のH鋼、側板に鋼板等を用いた、いわゆる
鋼殻ケーソンからなり、内部中空な箱形に形成される。
このケーソン1は、上面が開口し、その内部が、互いに
平行する二つの隔壁2によって三つの室に区画されてい
る。隔壁2の下部は、底版コンクリートCを打設する部
分には設けられていない。つまり、隔壁2は底版コンク
リートC上から立ち上がる構造とされる。このケーソン
1の大きさは、縦、横、高さがそれぞれ数十メートルあ
るいはそれ以上にも及ぶ。
【0008】このような構造および大きさのケーソン1
を製作する場合には、例えば、造船所のドライドックを
利用して製作する。しかる後、コンクリートの打設作業
に適した岸壁等へ、ケーソン1を曳航して係留し、ケー
ソン1内に底版コンクリートCを打設する。この底版コ
ンクリートCの構造および機能などについて、図5を参
照してもう少し具体的に説明すると、ケーソン1は、底
版コンクリートCの打設後において、目的とする沈設場
所まで曳航され、そこで沈設される。この沈設に際して
は、予め施工しておいた支持杭10の頭部部分でテンプ
レート4を支持させ、そのテンプレート4上にケーソン
1を設置して固定する。テンプレート4は、水中コンク
リートの打設によって支持杭10を含む多数の基礎杭3
と一体化され、しかも各基礎杭3の頭部はテンプレート
4を貫通してケーソン1内に挿入される構造となる。
【0009】したがって、底版コンクリートCの部分に
は、各基礎杭3の頭部をそれぞれ引き込むための多数の
空所5が形成されている。これら空所5は、ケーソン1
の製作時に予め設けられ、ケーソン1自体が船体として
の機能を有するように、沈設完了までは水密性を有する
後述する仮蓋で密閉される。図5において符号6は杭頭
結合コンクリートの打設部分、7はガスケット、8a、
8bは側壁、9は上床梁を示している。
【0010】次に、このケーソン1の据え付け工程につ
いて具体的に説明する。まず、図1に示すように、海底
地盤Gに対して、テンプレート4を支持するための支持
杭10、およびテンプレート4の沈設に際してこれをガ
イドするためのガイド杭20を打設する。支持杭10の
打設本数としては、テンプレート4の大きさや強度に合
わせて決定されるが、少なくとも4本以上打設して、テ
ンプレート4を海底近くで安定に支持できるようにす
る。なお、テンプレート4の構造や機能については後述
するが、その全体構造としては、図6に示すように、平
面格子状の枠組み鋼構造物である。
【0011】一方、ガイド杭20については、テンプレ
ート4の長手方向の両端近くに少なくとも2本打設す
る。その際、両ガイド杭20、20は、それぞれがテン
プレート4の幅方向中央位置になるように配慮するのが
好適である。なお、このガイド杭20は、テンプレート
4の沈設時のガイドとして用いるので、それらの頭部
(上端)が海面よりも突出する長さとなるように設定す
る。
【0012】また、支持杭10の頭部、およびガイド杭
20の外周部分に、テンプレート4の下面を受けるため
の支承部材11、21をそれぞれ取り付けておく。これ
ら支承部材11、21は互いに同じレベルとなるように
する。ガイド杭20の支承部材21については、ガイド
杭20の外周部分に水中溶接等の手段により固定する
が、支持杭10の支承部材11については、支持杭10
の頭部上に固定する構造とするのが好適である。こうす
る方が、構造強度および作業性などの点において有利に
なるからである。また、各支承部材11、21の何れ
も、中央に位置する支持杭10およびガイド杭20の外
径よりも平面的に十分に大きくなるように設計してい
る。これは、テンプレート4を安定に支持する上で十分
に大きな受圧面積を得ることができるようにするためで
ある。
【0013】このようにして支持杭10およびガイド杭
20の施工を終えたら、必要に応じて支持杭20の切断
および置換砂工等を行い、しかる後、支持部材11、2
1の取り付け作業を行い、その後、テンプレート4を、
ガイド杭20をガイドに利用して沈設する。
【0014】テンプレート4は、図6に示すように、平
面格子状の枠組み鋼構造物として構成されている。すな
わち、大型のH鋼やI型鋼などを溶接して格子状に組ん
だもので、その多数ある升目のうち、正方形の升目とな
っている箇所が、基礎杭3の打設に際して、その基礎杭
3を上から通して位置決めした状態で打設することがで
きるように設計している部分である。
【0015】一方、前記ケーソン1における底版コンク
リートCの部分に形成してある空所5は、図9(a)、
(b)に示すように、基礎杭3よりも大径のスリーブ管
50が底版コンクリートCに埋設されることにより設け
られている。スリーブ管50はケーソン1の製作時に予
め設けられ、その上端開口には、ケーソン1自体が船体
としての機能を有するように、沈設完了までは水密性を
有する円盤状の仮蓋(蓋体)51で密閉される。この仮
蓋51は、スリーブ管50の上端内周縁に設けられた環
状ブラケット52に載せられ、複数の図示せぬボルトで
固定される。
【0016】また、スリーブ管50の内周面及び外周面
と基礎杭3の内周面及び外周面には、多数の帯鋼(機械
要素)53、54がそれぞれ固定されていることにより
凹凸部が形成されている。これら帯鋼53、54は、ス
リーブ管50および基礎杭3に対し、周方向と軸方向に
沿って多数固定されている。なお、図9の符号55は、
底版コンクリートC中に埋設された補強用の鉄筋であ
る。
【0017】テンプレート4の周囲には、ケーソン1の
沈設時におけるそのケーソン1の沈設位置ガイドとして
機能させるためのガイド装置40を複数設けている。こ
のガイド装置40は、図7および図8に示すように、ケ
ーソン1の底部周囲をガイドする斜面40aを備えた構
成となっている。また、テンプレート4における前記空
所5が設けられる以外の升目の適宜箇所は、図8に示す
ように、十字材4bと斜材4cとにより補強がなされて
いる。なお、このテンプレート4は陸上で地組みし、た
とえば、大型のクレーン船にて吊り上げた状態で沈設現
場まで海上輸送される。吊り上げには、テンプレート4
の撓みを少なくするために、多数の吊り上げワイヤを用
いると好ましい。
【0018】そして、このテンプレート4の沈設に際し
ては、クレーン船で吊り上げた状態でガイド杭20との
位置合わせを行い、しかる後、次第に吊り下ろすことに
よって自重により沈下させつつ、支持杭10上に沈設す
ればよい。こうすることで、テンプレート4は支持杭1
0およびガイド杭20の支承部材11、21によって海
底近くにしっかりと支持される。したがって、この状態
で、支持杭10およびガイド杭20に対するテンプレー
ト4の固定を行う。
【0019】テンプレート4の固定作業を終えたら、次
に、図3に示すように、ガイド杭20の上部を切断し、
その後、テンプレート4を定規として多数の基礎杭3を
打設する。この基礎杭3の打設に際しては、升目を合わ
せることにより、相互に必要な間隔をおいて、目的とす
る位置に高精度に打設することができる。
【0020】各基礎杭3の打設作業を終えたら、図3に
示すように、必要に応じてテンプレート4の外周に中詰
め砂Sの充填作業を行い、さらに、テンプレート水中コ
ンクリート工C1を打設する。中詰め砂Sは、水中コン
クリート工C1を行う前の均し作業を兼ねており、水中
コンクリートC1は、支持杭10、ガイド杭20を含む
多数の基礎杭3と、テンプレート4とのコンクリートに
よる一体化を図る役割を受け持つ。なお、この水中コン
クリート工C1の厚さについては、テンプレート4上に
ケーソン1を設置することを考慮して、テンプレート4
の上面よりも上に突出しないように配慮される。
【0021】以上のようにして、ケーソン1を沈設する
のに必要な基礎工程を終えたら、次に、図4に示すよう
に、ケーソン1を沈設位置まで曳航し、テンプレート4
の直上に位置決めした状態で沈下させる。このケーソン
1の沈設に際しては、ケーソン1内に海水をバラスト水
として注水して行う。また、ケーソン1を目的とする位
置に鉛直に沈下させるために、ここでは特に図示してい
ないが、起重機船の他に、コンピュータを利用した解析
および画像表示等による沈設姿勢制御および計測システ
ムを用いて行う。
【0022】こうして、ケーソン1を正確に順次沈下さ
せることによって、そのケーソン1の底部をテンプレー
ト4上に沈設する。図5はその状態を示しており、ここ
で、ケーソン1の底部がテンプレート4の上に載る直前
において、仮に、テンプレート4に対するケーソン1の
相対位置が設計位置より若干ずれていた場合には、テン
プレート4の周囲に設けてあるガイド装置40の働きに
より、すなわち、傾斜面40aの作用によってケーソン
1は所定の位置に案内される。
【0023】そして、ケーソン1の底部がテンプレート
4上に載り、いわゆる着底した状態では、ガイド装置4
0全体の働きによって、ケーソン1はテンプレート4に
対してしっかりと位置決めされる。すなわち、ケーソン
1はガイド装置40によって水平方向に移動しないよう
拘束される。したがって、ケーソン1はテンプレート4
上に安定状態で支持されることになる。その結果、ケー
ソン1自体が潮流等の影響を受けても、これにより不安
定になるようなことがない。勿論、テンプレート4とケ
ーソン1とをボルトなどによって固定することにより、
さらに安定状態で基礎杭3上に支持することができる。
【0024】上記のようにケーソン1の沈設作業を終え
たら、次に、ガスケット7に対するケーソン荷重による
クリープ変形が杭頭結合時にコンクリートの硬化による
影響を与えないようにするため、スリーブ管50を除い
たテンプレートとケーソンとの隙間を特殊モルタルで充
填する。その後、本発明に係る杭頭結合コンクリートC
2の水中打設に移る。
【0025】杭頭結合コンクリートC2を水中打設する
にあたっては、まず、図10に示すように、仮蓋51を
スリーブ管50の環状ブラケット52に固定している全
てのボルトを、潜水士である作業員Pが水中切断する。
これで仮蓋51は環状ブラケット52上に単に載ってい
るだけとなる。次に、図11に示すように、予め形成さ
れている吊り用孔にシャックル等を使用して吊りタワー
クレーン等に係合させたワイヤ60を引掛ける。次い
で、タワークレーンでワイヤ60を上昇させて仮蓋51
を吊り上げ、図12および図13に示すように撤去す
る。この際、底版コンクリートC中の鉄筋55を痛めな
いよう配慮する。
【0026】上記のように仮蓋51を撤去したら、杭頭
結合コンクリート打設管であるトレミー管61を、スリ
ーブ管50内に導入する。トレミー管61は、図14に
示すように、ケーソン1の両側方に係留させたコンクリ
ートミキサー船70のクレーン71からケーソン1内に
沈下させ、まず、その先端を図15に示すように、作業
員Pによってスリーブ管50と基礎杭3との間に誘導
し、ここに杭頭結合コンクリートC2を打設する。スリ
ーブ管50と基礎杭3との間において杭頭結合コンクリ
ートC2が基礎杭3の上端まで達したら一旦打設を停止
し、今度は図16に示すように、作業員Pがトレミー管
61を基礎杭3の内部に誘導し、その内部に杭頭結合コ
ンクリートC2を打設する。
【0027】なお、杭頭結合コンクリートC2は、水中
不分離性コンクリートが用いられ、その組成としては、
たとえば下記表1に示すようなものである。杭頭結合コ
ンクリートC2は、図17に示すように、基礎杭3の上
端と底版コンクリートCの上端の間における所定高さの
位置まで打設する。その天端位置は、作業員Pが打設定
規62で確認しながら行い、例えば、仮蓋51を固定し
ていた環状ブラケット52までである。
【0028】◎
【表1】
【0029】以上のように杭頭結合コンクリートC2を
打設すると、ケーソン1と支持杭10およびガイド杭2
0を含む基礎杭3との一体化が、杭頭結合コンクリート
C2を介して図られる。ここで、図9に示すように、ス
リーブ管50の内外周面と基礎杭3の内外周面には、多
数の帯鋼53、54がそれぞれ固定されていることによ
り凹凸が形成されているので、杭頭結合コンクリートC
2の双方に対する結合が強固になる。その結果、杭頭結
合コンクリートC2を介してのケーソン1と支持杭10
およびガイド杭20を含む基礎杭3との一体化がより強
固になる。特に、帯鋼による凹凸が上下方向に並んでい
ることにより、杭頭結合コンクリートC2が空所5から
抜けるおそれがない。また、帯鋼53、54は、溶接に
よって簡単に固定させることができ、スリーブ管50や
基礎杭3に複雑な加工を施すことなく容易に凹凸を形成
することができる。
【0030】このように、杭頭結合コンクリートC2を
水中打設するにあたって、通常であるならば、ケーソン
1と基礎杭3との結合強化を図るため、スリーブ管50
内や基礎杭3内に鉄筋等の補強筋を配筋することにな
る。しかしながら、狭い中での配筋作業はほとんど不可
能な上、スリーブ管50や基礎杭3の表層に海草を付着
させてしまう時間的猶予を与えてしまう。このように海
草が付着してしまうと、杭頭結合コンクリートC2の結
合力が極端に低減してしまう。ところが本実施形態で
は、スリーブ管50と基礎杭3に多数の帯鋼53、54
により凹凸が形成されて、杭頭結合コンクリートC2の
結合力が確保されるので鉄筋を配筋する必要が無く、も
って作業の迅速化が図られるに伴って海草の付着といっ
た問題、すなわち杭頭結合コンクリートC2の結合力の
低減も解消し得るのである。
【0031】以上のようにして杭頭結合コンクリートC
2の水中打設が終わったら、必要な程度にケーソン1内
の排水作業を行いながら、隔壁2、側壁8a、8b部分
のコンクリート打設作業を実施する。排水作業に際して
は、隔壁2、側壁8a、8b部分のコンクリート打設作
業の進行に合わせて行い、少なくともケーソン1に浮力
が生じないように配慮しつつ行うことになる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ケ
ーソンにおける基礎杭が貫通される空所に面する内面部
分および基礎杭における前記空所に面する外面部分に複
数の凹凸部を形成しておき、空所にコンクリートを打設
してケーソンと基礎杭を一体化させるので、空所に鉄筋
頭を配筋することなくコンクリートを速やかに打設でき
ながら、そのコンクリートにより十分な結合力が確保さ
れる。
【0033】また、前記凹凸部を上下方向に凹凸が形成
される形態にすることにより、コンクリートの抜けが回
避されるとともに、結合力が促進される。
【0034】また、前記凹凸部を、帯鋼等の機械要素を
固定して形成することにより、空所の内面や基礎杭に複
雑な加工を施すことなく容易に凹凸部を形成することが
できる。
【0035】さらに、ケーソンを沈設する際に、該ケー
ソンにおける空所に、該空所を密閉する蓋体を撤去可能
に取り付けておき、コンクリートの水中打設を行う際に
はその蓋体を撤去するようにすれば、ケーソン内に海水
が浸入しないので、ケーソンを船体として機能させて現
場まで曳航して運搬できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るケーソンと基礎杭との結合工法
の工程1を示す側面図である。
【図2】 同工法の工程2を示す側面図である。
【図3】 同工法の工程3を示す側面図である。
【図4】 同工法の工程4を示す側面図である。
【図5】 同工法の工程5を示す側面図である。
【図6】 テンプレートの概略平面図である。
【図7】 ガイド装置の側面図である。
【図8】 テンプレートの要部斜視図である。
【図9】 ケーソンと基礎杭の結合状態を示す説明図で
ある。
【図10】仮蓋撤去の工程1を示す側面図である。
【図11】同工程2を示す側面図である。
【図12】同工程3を示す側面図である。
【図13】同工程4を示す側面図である。
【図14】杭頭結合コンクリートの打設状態を示す概略
側面図である。
【図15】杭頭結合コンクリートの打設工程1を示す側
面図である。
【図16】同工程2を示す側面図である。
【図17】同工程3を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ケーソン 3 基礎杭 5 空所 10 支持杭 11 支承部材 20 ガイド杭 21 支承部材 21a H形鋼 21b 斜材 21c 支持ブラケット 40 ガイド装置 40a 斜面 50 スリーブ管 51 仮蓋(蓋体) 52 環状ブラケット 53、54 帯鋼(凹凸部、機械要素) 55 補強筋 60 ワイヤ 61 トレミー管 62 打設定規 70 コンクリートミキサー船 C2 杭頭結合コンクリート G 海底地盤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎杭が打設された海底地盤上に、底部
    に複数の空所を有するケーソンを、前記空所に前記基礎
    杭を貫通させた状態で沈設して据え付け、次いで、前記
    空所にコンクリートを水中打設することにより、前記ケ
    ーソンと基礎杭とを一体化させるにあたり、 予め、前記ケーソンにおける前記空所に面する内面部分
    および前記基礎杭における前記空所に面する外面部分
    に、複数の凹凸部を形成しておくことを特徴とするケー
    ソンと基礎杭との結合工法。
  2. 【請求項2】 前記凹凸部は、上下方向に凹凸が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のケーソンと
    基礎杭との結合工法。
  3. 【請求項3】 前記凹凸部は、帯鋼等の機械要素を固定
    することにより形成することを特徴とする請求項1ある
    いは2に記載のケーソンと基礎杭との結合工法。
  4. 【請求項4】 前記ケーソンを沈設する際に、該ケーソ
    ンにおける前記空所に、該空所を密閉する蓋体を撤去可
    能に取り付けておき、前記水中打設を行う際には、その
    蓋体を撤去することを特徴とする請求項1〜3に記載の
    ケーソンと基礎杭との結合工法。
JP29931896A 1996-10-24 1996-10-24 ケーソンと基礎杭との結合工法 Pending JPH10121450A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012162858A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Shimizu Corp ケーソンおよび基礎杭へのケーソン設置方法
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