JPH10121613A - 建築物の壁構造 - Google Patents
建築物の壁構造Info
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- JPH10121613A JPH10121613A JP28246496A JP28246496A JPH10121613A JP H10121613 A JPH10121613 A JP H10121613A JP 28246496 A JP28246496 A JP 28246496A JP 28246496 A JP28246496 A JP 28246496A JP H10121613 A JPH10121613 A JP H10121613A
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- Japan
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- ventilation layer
- wall structure
- concrete
- building
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 余剰水を速やかに排出してコンクリート建築
物に生じやすい外装材の腐食や結露などの不具合を防止
し、また室内であっても戸外と同じような空気の自然な
流れを実現でき、さらには、室の中央および壁面近くで
あっても、略同一の温度環境を生じさせることができる
建築物の壁構造を提供する。 【解決手段】このセパレータ13の室外側外面または室
内側外面に外側通気層21および内側通気層22をそれ
ぞれ形成した。
物に生じやすい外装材の腐食や結露などの不具合を防止
し、また室内であっても戸外と同じような空気の自然な
流れを実現でき、さらには、室の中央および壁面近くで
あっても、略同一の温度環境を生じさせることができる
建築物の壁構造を提供する。 【解決手段】このセパレータ13の室外側外面または室
内側外面に外側通気層21および内側通気層22をそれ
ぞれ形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の壁構造に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築物の基礎、あるいは壁体
などを構築する場合には、いわゆる「コンパネ」と呼ば
れる南洋材、合板などからなる木質の型枠材料が広範に
用いられている。そのため、今日では、貴重な森林資源
である大量の木材を型枠として消費し、しかも大量の産
業廃棄物を生み出しているのが現状である。
などを構築する場合には、いわゆる「コンパネ」と呼ば
れる南洋材、合板などからなる木質の型枠材料が広範に
用いられている。そのため、今日では、貴重な森林資源
である大量の木材を型枠として消費し、しかも大量の産
業廃棄物を生み出しているのが現状である。
【0003】このような実情を考慮して、近年では、発
泡合成樹脂製の型枠が採用されつつある。このような型
枠を用いると、木材の使用削減は勿論のこと、特に一回
限りの打ち込み型枠として用いた場合に、コンクリート
の壁体に断熱性を付与することができ、利用効果は甚大
である。
泡合成樹脂製の型枠が採用されつつある。このような型
枠を用いると、木材の使用削減は勿論のこと、特に一回
限りの打ち込み型枠として用いた場合に、コンクリート
の壁体に断熱性を付与することができ、利用効果は甚大
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、打設された
コンクリートに含まれる水分のうち、通常、約15%か
ら30%の水分は、コンクリートの硬化には使用されて
おらず、余剰水として内部に残存している。このため、
特に数回建て以上の高さを有するコンクリート造りの建
築物においては、コンクリートが硬化した後であっても
この余剰水が一階もしくは二階付近の壁体近傍に集まり
易く、その付近の外装材等を腐食させたり、冬季には結
露を生じさせるという問題が発生する。
コンクリートに含まれる水分のうち、通常、約15%か
ら30%の水分は、コンクリートの硬化には使用されて
おらず、余剰水として内部に残存している。このため、
特に数回建て以上の高さを有するコンクリート造りの建
築物においては、コンクリートが硬化した後であっても
この余剰水が一階もしくは二階付近の壁体近傍に集まり
易く、その付近の外装材等を腐食させたり、冬季には結
露を生じさせるという問題が発生する。
【0005】また、コンクリート造りの建築物は木造建
築物に比べ優れた断熱構造を有しているが、室内では空
気の流れが少なく、例えばクーラー等の空調機を駆動さ
せた場合に、コンクリートの蓄熱能もしくは屋外からの
照射光の影響も相まって、部屋の中央部および壁面近く
で、一様な冷却効果を発揮させることが困難であった。
また、気密性のあるコンクリート造りの建築物のよう
に、限定された室内の温度調整を行なう場合には、空気
の流れが少ないために、室内の環境は外の環境と著しい
相違を示している。さらに、コンクリート造りの建築物
におけるコンクリート壁の室外側表面と外装材との間に
空気の積極的な流れが生じないために、ここにコンクリ
ート余剰水が滞留し易く、外装材等の腐食を生じさせる
原因ともなっていた。
築物に比べ優れた断熱構造を有しているが、室内では空
気の流れが少なく、例えばクーラー等の空調機を駆動さ
せた場合に、コンクリートの蓄熱能もしくは屋外からの
照射光の影響も相まって、部屋の中央部および壁面近く
で、一様な冷却効果を発揮させることが困難であった。
また、気密性のあるコンクリート造りの建築物のよう
に、限定された室内の温度調整を行なう場合には、空気
の流れが少ないために、室内の環境は外の環境と著しい
相違を示している。さらに、コンクリート造りの建築物
におけるコンクリート壁の室外側表面と外装材との間に
空気の積極的な流れが生じないために、ここにコンクリ
ート余剰水が滞留し易く、外装材等の腐食を生じさせる
原因ともなっていた。
【0006】本発明はこのような問題に鑑み、木材の使
用削減に寄与するとともに、コンクリートの硬化に使用
されなかった余剰水を外部へ排出することにより、結露
や外装材の腐食などを効果的に防止し、また、室内であ
っても屋外と同じような空気の自然の流れを実現するこ
とができ、さらには、室の中央および壁面近くであって
も、略同一の温度環境を生じさせることができ、また、
コンクリートの室外側と外装材との間に空気の流れを形
成して、ここに残存している余剰水等を速やかに乾燥す
ることが可能な建築物の壁構造を提供すること目的とし
ている。
用削減に寄与するとともに、コンクリートの硬化に使用
されなかった余剰水を外部へ排出することにより、結露
や外装材の腐食などを効果的に防止し、また、室内であ
っても屋外と同じような空気の自然の流れを実現するこ
とができ、さらには、室の中央および壁面近くであって
も、略同一の温度環境を生じさせることができ、また、
コンクリートの室外側と外装材との間に空気の流れを形
成して、ここに残存している余剰水等を速やかに乾燥す
ることが可能な建築物の壁構造を提供すること目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の建築物の壁構造
では、発泡合成樹脂からなる型枠部材の室内側および室
外側に通気層を設け、コンクリートを打設した後にこれ
らの通気層内に常に空気の流れを形成するとともに、こ
の通気層を余剰水の排出通路として利用している。
では、発泡合成樹脂からなる型枠部材の室内側および室
外側に通気層を設け、コンクリートを打設した後にこれ
らの通気層内に常に空気の流れを形成するとともに、こ
の通気層を余剰水の排出通路として利用している。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、型枠部材を断熱材で
構成するとともに、型枠部材間を連結するセパレータの
室内側外方および室外側外方に、通気層に相当するだけ
の厚さを確保し、この厚さを確保するにより型枠部材の
室内側および室外側に内装材または外装材を当てがった
ときに、室内側、室外側に各々通気層が形成されるよう
にしている。この通気層を形成することにより、コンク
リートの硬化に使用されなかった余剰水を水の状態でま
たは水蒸気の状態で外部へ排出することが可能となる。
さらに建築物の壁体の室内側では、壁体に沿って空気が
流れるので、室の中央部および壁面近くで、一様な温度
調整を行なうことができる。
構成するとともに、型枠部材間を連結するセパレータの
室内側外方および室外側外方に、通気層に相当するだけ
の厚さを確保し、この厚さを確保するにより型枠部材の
室内側および室外側に内装材または外装材を当てがった
ときに、室内側、室外側に各々通気層が形成されるよう
にしている。この通気層を形成することにより、コンク
リートの硬化に使用されなかった余剰水を水の状態でま
たは水蒸気の状態で外部へ排出することが可能となる。
さらに建築物の壁体の室内側では、壁体に沿って空気が
流れるので、室の中央部および壁面近くで、一様な温度
調整を行なうことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図1は本発明の一実施例で使用される
発泡合成樹脂型枠を示した斜視図である。
ついて説明する。図1は本発明の一実施例で使用される
発泡合成樹脂型枠を示した斜視図である。
【0010】コンクリートの打設空間を画成する発泡合
成樹脂型枠11は、互いに対向して配置される一対の型
枠部材12、12から構成されており、これら型枠部材
12は同一形状を有し、図1および図2に示したように
互いに対向して一定間隔離して配置されることにより、
コンクリートを打設するための空間Aを形成する。ま
た、この型枠11は、打ち込みタイプの型枠であり、コ
ンクリートを打設した後コンクリートの表面に放置され
る。型枠部材12の高さ幅および厚さは特に限定される
ものではなく、自由に設定することができるが、型枠部
材12は自己保持性を具備していなければならず、ま
た、コンクリートの打設による内部圧力に耐える必要が
あるため、型枠部材12の厚さとしては、実際的には2
0mm〜70mmであり、好ましくは30mm〜60m
m程度である。
成樹脂型枠11は、互いに対向して配置される一対の型
枠部材12、12から構成されており、これら型枠部材
12は同一形状を有し、図1および図2に示したように
互いに対向して一定間隔離して配置されることにより、
コンクリートを打設するための空間Aを形成する。ま
た、この型枠11は、打ち込みタイプの型枠であり、コ
ンクリートを打設した後コンクリートの表面に放置され
る。型枠部材12の高さ幅および厚さは特に限定される
ものではなく、自由に設定することができるが、型枠部
材12は自己保持性を具備していなければならず、ま
た、コンクリートの打設による内部圧力に耐える必要が
あるため、型枠部材12の厚さとしては、実際的には2
0mm〜70mmであり、好ましくは30mm〜60m
m程度である。
【0011】また、型枠部材12を構成する発泡合成樹
脂材料としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニル、ポリプロピレン、ポリウレタン、エポキシ樹
脂およびフェノール樹脂などの発泡合成樹脂が使用可能
であり、特に限定されるものではない。
脂材料としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニル、ポリプロピレン、ポリウレタン、エポキシ樹
脂およびフェノール樹脂などの発泡合成樹脂が使用可能
であり、特に限定されるものではない。
【0012】発泡倍率は、用いる材料によっても異なる
が、ポリスチレンを発泡させる場合は、60倍〜10倍
であり、材料費の低減化等を考慮すると40倍程度の発
泡倍率が最も好ましい。
が、ポリスチレンを発泡させる場合は、60倍〜10倍
であり、材料費の低減化等を考慮すると40倍程度の発
泡倍率が最も好ましい。
【0013】一方、本実施例の型枠部材12を固定する
のに用いられるセパレータ13は、片側に2つの型枠部
材12の小口端面間が配置され、これらを移動不能に固
定する。
のに用いられるセパレータ13は、片側に2つの型枠部
材12の小口端面間が配置され、これらを移動不能に固
定する。
【0014】このようなセパレータ13の具体例とし
て、例えば、図3に示したように、断面H形状の第1の
係止部14と、同じく断面H形状の第2の係止部15
と、これら第1、第2の係止部14、15間を連結する
平板状の連結部材16とからなり、これらは硬質の合成
樹脂などから一体に形成されている。
て、例えば、図3に示したように、断面H形状の第1の
係止部14と、同じく断面H形状の第2の係止部15
と、これら第1、第2の係止部14、15間を連結する
平板状の連結部材16とからなり、これらは硬質の合成
樹脂などから一体に形成されている。
【0015】第1の係止部14および第2の係止部15
は、同一構造であり、ともに2枚の板体17、18が略
平行に配置されている。また、外側に配置される一方の
板体18の厚さは他方の板体17に比べて厚く形成され
ている。
は、同一構造であり、ともに2枚の板体17、18が略
平行に配置されている。また、外側に配置される一方の
板体18の厚さは他方の板体17に比べて厚く形成され
ている。
【0016】このような膨出部を設けることにより、セ
パレータ13の2つの板体17、18間に、間隙Sが上
下に形成され、この間隙S内に上記型枠部材12の小口
端面が差し込まれることにより、上下あるいは左右方向
に2つの型枠部材12が突き合わされた状態で固定され
る。
パレータ13の2つの板体17、18間に、間隙Sが上
下に形成され、この間隙S内に上記型枠部材12の小口
端面が差し込まれることにより、上下あるいは左右方向
に2つの型枠部材12が突き合わされた状態で固定され
る。
【0017】以下に、このような型枠部材12を実際に
現場で使用する場合の作業手順について、図2、図4お
よび図5を参照しながら説明する。なお、説明の便宜
上、図2、図4、図5において、それぞれ右側を室内側
とする。発泡合成樹脂からなる複数の型枠部材12は、
突き合わせながら室内側および室外側に並べられる。そ
して、図2に示したように、4つの型枠部材12が突き
合わされて「田」の字を形成する部分、もしくは2つの
型枠部材12が突き合わされて「日」の字を形成する部
分にセパレータ13を差し渡し、このセパレータ13の
第1、第2の係止部14、15内にそれぞれの型枠部材
12の小口端面を挿入する。これにより、コンクリート
の打設空間Aが確定される。
現場で使用する場合の作業手順について、図2、図4お
よび図5を参照しながら説明する。なお、説明の便宜
上、図2、図4、図5において、それぞれ右側を室内側
とする。発泡合成樹脂からなる複数の型枠部材12は、
突き合わせながら室内側および室外側に並べられる。そ
して、図2に示したように、4つの型枠部材12が突き
合わされて「田」の字を形成する部分、もしくは2つの
型枠部材12が突き合わされて「日」の字を形成する部
分にセパレータ13を差し渡し、このセパレータ13の
第1、第2の係止部14、15内にそれぞれの型枠部材
12の小口端面を挿入する。これにより、コンクリート
の打設空間Aが確定される。
【0018】また、コンクリートの打設空間A内には、
鉄筋材が縦横に配筋され、結束線などで連結される。さ
らに、型枠部材12の外面に縦横のバタが設置されるこ
とにより、コンクリートを打設するための全ての準備が
完了し、以後コンクリートが実際に打設されることにな
る。
鉄筋材が縦横に配筋され、結束線などで連結される。さ
らに、型枠部材12の外面に縦横のバタが設置されるこ
とにより、コンクリートを打設するための全ての準備が
完了し、以後コンクリートが実際に打設されることにな
る。
【0019】コンクリートが打設され、そのコンクリー
トが硬化したら、縦横のバタが取外されるが、型枠部材
12、12は、打ち込まれた状態に放置される。これに
より、断熱されたコンクリートの壁構造が構築される。
トが硬化したら、縦横のバタが取外されるが、型枠部材
12、12は、打ち込まれた状態に放置される。これに
より、断熱されたコンクリートの壁構造が構築される。
【0020】その後、図4に示したように室外面に配置
された第1の係止部14の板体18の外側にサイディン
グ等の外装材19を当てがうとともに、室内側に配置さ
れた第2の係止部15の板体18の外側(室内側)に適
宜な内装材20を当てがって、これらの外装材19、内
装材20を係止部14、15における各板体18に釘等
で締結する。
された第1の係止部14の板体18の外側にサイディン
グ等の外装材19を当てがうとともに、室内側に配置さ
れた第2の係止部15の板体18の外側(室内側)に適
宜な内装材20を当てがって、これらの外装材19、内
装材20を係止部14、15における各板体18に釘等
で締結する。
【0021】これにより、建築物の室外側に外側通気層
21が、建築物の室内側に内側通気層22がそれぞれ形
成されることになる。なお、これらの外側通気層21お
よび内側通気層22は、上下左右方向に連続して形成さ
れるが、例えば天井裏などの適宜な箇所で外側通気層2
1は外部に開口され、内側通気層22は室内に開口され
ている。そして、外側通気層21は床下近くで室外に開
口され、内側通気層22は床板近くで室内に開口されて
いる。したがって、このような外側通気層21および内
側通気層22が形成された建築物では、外装材19およ
び内装材20を挟んで、例えば図5に示したように矢印
X,Yの空気の流れが生じることになる。
21が、建築物の室内側に内側通気層22がそれぞれ形
成されることになる。なお、これらの外側通気層21お
よび内側通気層22は、上下左右方向に連続して形成さ
れるが、例えば天井裏などの適宜な箇所で外側通気層2
1は外部に開口され、内側通気層22は室内に開口され
ている。そして、外側通気層21は床下近くで室外に開
口され、内側通気層22は床板近くで室内に開口されて
いる。したがって、このような外側通気層21および内
側通気層22が形成された建築物では、外装材19およ
び内装材20を挟んで、例えば図5に示したように矢印
X,Yの空気の流れが生じることになる。
【0022】ここで、コンクリート造りの建築物では、
コンクリートが硬化してからしばらく時間が経過した後
であっても、コンクリートの硬化に使用されなかった余
剰水が、型枠部材12の表面近くに浸透してくるが、そ
の余剰水は内側通気層21および外側通気層22内の空
気に混入され、この空気の流れとともに下方または上方
に向かって屋外または室内へ排出される。したがって、
コンクリートが硬化してから排出されてくる余剰水を壁
体近くから常時遠ざけるように導くことができるので、
結露の発生を防止することができる。また外装材19、
内装材20などが水によって腐食されてしまうことも防
止できる。また、室内においては、部屋の隅部で上下方
向の空気の流れが生じているので、例えばクーラー等で
室内の温度調整を行なう場合に、部屋の隅部または中央
部であっても略同様の温度環境に設定することが可能と
なる。
コンクリートが硬化してからしばらく時間が経過した後
であっても、コンクリートの硬化に使用されなかった余
剰水が、型枠部材12の表面近くに浸透してくるが、そ
の余剰水は内側通気層21および外側通気層22内の空
気に混入され、この空気の流れとともに下方または上方
に向かって屋外または室内へ排出される。したがって、
コンクリートが硬化してから排出されてくる余剰水を壁
体近くから常時遠ざけるように導くことができるので、
結露の発生を防止することができる。また外装材19、
内装材20などが水によって腐食されてしまうことも防
止できる。また、室内においては、部屋の隅部で上下方
向の空気の流れが生じているので、例えばクーラー等で
室内の温度調整を行なう場合に、部屋の隅部または中央
部であっても略同様の温度環境に設定することが可能と
なる。
【0023】さらに、本実施例によれば、建築物の周囲
に内側通気層22および外側通気層21を設けているの
で、太陽熱を利用して室内温度を調整するようにしたい
わゆるソーラーサーキット用の建築物に有効に利用する
ことができる。
に内側通気層22および外側通気層21を設けているの
で、太陽熱を利用して室内温度を調整するようにしたい
わゆるソーラーサーキット用の建築物に有効に利用する
ことができる。
【0024】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されない。例えば、上記
実施例では、内側通気層と外側通気層とは独立した通気
層として構成されているが、内側通気層22と外側通気
層21とを互いに連通させても良い。このようにすれ
ば、冬季であっても、温かい空気を外側通気層21内に
導くことができる。
が、本発明は上記実施例に限定されない。例えば、上記
実施例では、内側通気層と外側通気層とは独立した通気
層として構成されているが、内側通気層22と外側通気
層21とを互いに連通させても良い。このようにすれ
ば、冬季であっても、温かい空気を外側通気層21内に
導くことができる。
【0025】また、上記実施例のセパレータ13では、
厚さの厚い板材18を膨出部として構成し、この膨出部
を両側に形成することにより、外側通気層21と内側通
気層22とを形成したが、内側通気層または外側通気層
のいずれか一方のみを構成する場合は、膨出部を片側に
のみ設ければ良い。また、膨出部を片側にのみ設けたも
のであっても、内側通気層21と外側通気層22との両
方を形成することができる。その場合には、図6に示し
たように、並べられるセパレータ25の向きを一つおき
に逆に配置すれば良い。
厚さの厚い板材18を膨出部として構成し、この膨出部
を両側に形成することにより、外側通気層21と内側通
気層22とを形成したが、内側通気層または外側通気層
のいずれか一方のみを構成する場合は、膨出部を片側に
のみ設ければ良い。また、膨出部を片側にのみ設けたも
のであっても、内側通気層21と外側通気層22との両
方を形成することができる。その場合には、図6に示し
たように、並べられるセパレータ25の向きを一つおき
に逆に配置すれば良い。
【0026】このように厚さの厚い板材18、すなわち
膨出部を一つおきに配置すれば、結果として、前記実施
例と同様に、室内側および室外側の両側に通気層を形成
することができる。
膨出部を一つおきに配置すれば、結果として、前記実施
例と同様に、室内側および室外側の両側に通気層を形成
することができる。
【0027】さらに、これら実施例によれば、セパレー
タ13あるいは25を用いることにより通気層を形成す
るようにしているが、図7に示したように、発泡合成樹
脂からなる型枠部材に直接、膨出部を形成することもで
きる。
タ13あるいは25を用いることにより通気層を形成す
るようにしているが、図7に示したように、発泡合成樹
脂からなる型枠部材に直接、膨出部を形成することもで
きる。
【0028】すなわち、この型枠部材35は、一対のパ
ネル部36、37と連結部38とが一体に構成されたも
のであり、さらに両側に所定間隔おきに膨出部39が形
成されている。
ネル部36、37と連結部38とが一体に構成されたも
のであり、さらに両側に所定間隔おきに膨出部39が形
成されている。
【0029】このような型枠部材35を用いることによ
っても、上記実施例と同様に内側通気層21と外側通気
層22とを室外側および室内側に形成することができ
る。したがって、これらの通気層により、コンクリート
余剰水を上方または下方に導いて外部へ排出することが
でき、さらに、部屋の内方では、空気の自然の流れが形
成されるので、部屋の真ん中あるいは隅部の何処におい
ても、同じ温度環境にすることが容易となる。
っても、上記実施例と同様に内側通気層21と外側通気
層22とを室外側および室内側に形成することができ
る。したがって、これらの通気層により、コンクリート
余剰水を上方または下方に導いて外部へ排出することが
でき、さらに、部屋の内方では、空気の自然の流れが形
成されるので、部屋の真ん中あるいは隅部の何処におい
ても、同じ温度環境にすることが容易となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る建築
物の壁構造では、壁を構築するコンクリート壁の室内側
および室外側に内側通気層および外側通気層が形成され
ているので、コンクリートの表面近くに導かれた余剰水
を、通気層内を流れる空気を介して外部または室内へ排
出することができる。したがって、外装材を腐食させた
り、結露を生じさせるような不具合を防止することがで
きる。
物の壁構造では、壁を構築するコンクリート壁の室内側
および室外側に内側通気層および外側通気層が形成され
ているので、コンクリートの表面近くに導かれた余剰水
を、通気層内を流れる空気を介して外部または室内へ排
出することができる。したがって、外装材を腐食させた
り、結露を生じさせるような不具合を防止することがで
きる。
【0031】また、室内においては壁の近くで空気の流
れが生じているので、部屋の中央および壁体近くであっ
ても温度調整を一定にすることが簡単になる。さらに、
室内においても屋外と同じような空気の自然の流れを実
現することができる。
れが生じているので、部屋の中央および壁体近くであっ
ても温度調整を一定にすることが簡単になる。さらに、
室内においても屋外と同じような空気の自然の流れを実
現することができる。
【0032】また、本発明の発泡合成樹脂型枠によれ
ば、木材の使用削減に寄与することができる。さらに、
本発明の発泡合成樹脂型枠によれば、太陽熱を利用して
屋内の温度調整を行なうようにした建築物に有効に使用
することができる。
ば、木材の使用削減に寄与することができる。さらに、
本発明の発泡合成樹脂型枠によれば、太陽熱を利用して
屋内の温度調整を行なうようにした建築物に有効に使用
することができる。
【図1】図1は本発明の一実施例による壁構造で使用さ
れた型枠部材を示した斜視図である。
れた型枠部材を示した斜視図である。
【図2】図2は図1の型枠部材をセパレータを使用して
組付けたときの斜視図である。
組付けたときの斜視図である。
【図3】図3は図1のセパレータの斜視図である。
【図4】図4は図2に示した壁構造の縦断面図である。
【図5】図5は図2に示した壁構造の水平断面図であ
る。
る。
【図6】図6は本発明の他の実施例による壁構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図7】図7は本発明のさらに他の実施例による壁構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
11・・・ 発泡合成樹脂型枠 12・・・ 型枠部材 13,25・・・ セパレータ 14・・・ 第1の係止部 15・・・ 第2の係止部 16・・連結部材 18・・・ 板体(膨出部) 19・・外装材 20・・内装材 21・・・ 外側通気層 22・・・ 内側通気層 39・・・ 膨出部 A ・・・ 打設空間
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/86 611Z
Claims (4)
- 【請求項1】 一対のパネル部が相対峙して配置される
発泡合成樹脂からなる断熱型枠部材の外方にそれぞれ内
装材あるいは外装材をあてがった時に、これら内装材お
よび外装材の少なくとも一方と前記型枠部材との間に通
気層を形成するようにしたことを特徴とする建築物の壁
構造。 - 【請求項2】 前記通気層は、コンクリート打設空間を
画成するために相対峙して配置される発泡合成樹脂から
なるパネル部を貫通するセパレータと、このセパレータ
の外方にあてがわれる内装材あるいは外装材との間に画
成されることを特徴とする請求項1に記載の建築物の壁
構造。 - 【請求項3】 前記セパレータの少なくとも一方の端部
には、膨出部が具備されており、この膨出部に前記内装
材または外装材をあてがうことにより前記通気層が形成
されることを特徴とする請求項2に記載の建築物の壁構
造。 - 【請求項4】 前記通気層は、発泡合成樹脂からなる平
板状の一対のパネル部およびこれらパネル部間を連結す
る連結部材から構成される型枠部材と、この型枠部材の
外方にあてがわれる前記外装材または前記内装材との間
に画成され、前記一対のパネル部の少なくとも一方の外
面には膨出部が形成されていることを特徴とする請求項
1に記載の建築物の壁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28246496A JPH10121613A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 建築物の壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28246496A JPH10121613A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 建築物の壁構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10121613A true JPH10121613A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17652776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28246496A Pending JPH10121613A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 建築物の壁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10121613A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013177740A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Keishiro Sugano | 建物の壁構造及び建物の壁構築方法 |
| KR20190115655A (ko) * | 2018-04-03 | 2019-10-14 | 정상열 | 단열블록을 거푸집 대신 사용하는 콘크리트 구조물 제작틀 및 이의 설치방법 |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP28246496A patent/JPH10121613A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013177740A (ja) * | 2012-02-28 | 2013-09-09 | Keishiro Sugano | 建物の壁構造及び建物の壁構築方法 |
| KR20190115655A (ko) * | 2018-04-03 | 2019-10-14 | 정상열 | 단열블록을 거푸집 대신 사용하는 콘크리트 구조물 제작틀 및 이의 설치방법 |
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