JPH10121730A - コンクリートの温度ひび割れ低減工法 - Google Patents
コンクリートの温度ひび割れ低減工法Info
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- JPH10121730A JPH10121730A JP27612196A JP27612196A JPH10121730A JP H10121730 A JPH10121730 A JP H10121730A JP 27612196 A JP27612196 A JP 27612196A JP 27612196 A JP27612196 A JP 27612196A JP H10121730 A JPH10121730 A JP H10121730A
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Landscapes
- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マスコンクリート構造物の温度ひび割れの低
減。 【解決手段】 マスコンクリート構造物を形成する際に
は、コンクリートの構成材料であるセメントA,粗骨材
B,細骨材C,各種混和剤D,水Eを混練装置10に投
入して、これらを混合撹袢することにより所定配合のコ
ンクリートを作成する。このときに、水和反応熱で溶解
する合成樹脂粉末Fを混入する。合成樹脂粉末Fを混入
したコンクリートが混練,作製されると、にコンクリー
トが打設される。コンクリートの水和反応が開始され、
内部の温度が所定温度まで上昇すると、コンクリート中
に含まれている合成樹脂粉末Fの溶解が始まる。合成樹
脂粉末Fの溶解が始まると、コンクリートの水和反応熱
の一部が粉末Fの溶解熱として消費され、この結果、内
部温度の上昇が低減される。また、硬化体の改質によ
り、コンクリートの靭性が改善されて、ひび割れ抵抗性
が高まる。
減。 【解決手段】 マスコンクリート構造物を形成する際に
は、コンクリートの構成材料であるセメントA,粗骨材
B,細骨材C,各種混和剤D,水Eを混練装置10に投
入して、これらを混合撹袢することにより所定配合のコ
ンクリートを作成する。このときに、水和反応熱で溶解
する合成樹脂粉末Fを混入する。合成樹脂粉末Fを混入
したコンクリートが混練,作製されると、にコンクリー
トが打設される。コンクリートの水和反応が開始され、
内部の温度が所定温度まで上昇すると、コンクリート中
に含まれている合成樹脂粉末Fの溶解が始まる。合成樹
脂粉末Fの溶解が始まると、コンクリートの水和反応熱
の一部が粉末Fの溶解熱として消費され、この結果、内
部温度の上昇が低減される。また、硬化体の改質によ
り、コンクリートの靭性が改善されて、ひび割れ抵抗性
が高まる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートの温
度ひび割れ低減工法に関し、特に、マスコンクリート構
造物の温度ひび割れを低減する工法に関するものであ
る。
度ひび割れ低減工法に関し、特に、マスコンクリート構
造物の温度ひび割れを低減する工法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】部材断面の大きいマスコンクリート構造
物は、セメントの水和反応熱が蓄積され、内部温度がか
なり上昇する。このような内部温度の上昇およびその後
の冷却に伴う温度降下の過程で、構造物が膨張,収縮
し、このような体積変化が外的要因により拘束されてい
る場合や、内部温度の不均一などにより、内部に応力が
発生して、温度ひび割れが生じ易くなることが知られて
いる。
物は、セメントの水和反応熱が蓄積され、内部温度がか
なり上昇する。このような内部温度の上昇およびその後
の冷却に伴う温度降下の過程で、構造物が膨張,収縮
し、このような体積変化が外的要因により拘束されてい
る場合や、内部温度の不均一などにより、内部に応力が
発生して、温度ひび割れが生じ易くなることが知られて
いる。
【0003】このような温度ひび割れは、当然のことな
がら構造物の耐久性や機能に影響を及ぼす。そこで、従
来から、この種のひび割れを低減する方法が数多く提案
されていて、例えば、骨材などのコンクリート構成材料
やコンクリートを氷や液化窒素などで直接冷却するプレ
クーリング法や、打設後のコンクリートを冷却するポス
トクーリング法(パイプクーリング)などの冷却工法、
体積変化(収縮)時の拘束を低減する拘束低減工法(ア
フターボンド鉄筋,スロット工法)などがある。
がら構造物の耐久性や機能に影響を及ぼす。そこで、従
来から、この種のひび割れを低減する方法が数多く提案
されていて、例えば、骨材などのコンクリート構成材料
やコンクリートを氷や液化窒素などで直接冷却するプレ
クーリング法や、打設後のコンクリートを冷却するポス
トクーリング法(パイプクーリング)などの冷却工法、
体積変化(収縮)時の拘束を低減する拘束低減工法(ア
フターボンド鉄筋,スロット工法)などがある。
【0004】しかしながら、このような従来の温度ひび
割れ低減工法には、以下に説明する技術的な課題があっ
た。
割れ低減工法には、以下に説明する技術的な課題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前述した従
来の温度ひび割れ低減工法では、新たな設備や特殊な管
理技術が必要になり、かなりのコスト高になるため、大
型構造物で全体の工費が大きい場合以外の一般の建設工
事に適用することが困難になる。
来の温度ひび割れ低減工法では、新たな設備や特殊な管
理技術が必要になり、かなりのコスト高になるため、大
型構造物で全体の工費が大きい場合以外の一般の建設工
事に適用することが困難になる。
【0006】そのため、例えば、コンクリートの材料,
配合技術の面からも検討されているが、基本的にセメン
トコンクリートは、引張や曲げに弱い複合材料で、ひび
割れ抵抗性が比較的低く、温度ひび割れを効果的に低減
させる手法が見出されていないのが現状である。
配合技術の面からも検討されているが、基本的にセメン
トコンクリートは、引張や曲げに弱い複合材料で、ひび
割れ抵抗性が比較的低く、温度ひび割れを効果的に低減
させる手法が見出されていないのが現状である。
【0007】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、新たな設備
や特殊な管理技術を必要とせず、効果的に温度ひび割れ
を低減することができる工法を提供することにある。
たものであって、その目的とするところは、新たな設備
や特殊な管理技術を必要とせず、効果的に温度ひび割れ
を低減することができる工法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、部材断面の大きなマスコンクリート構造
物を構築する際に、前記マスコンクリート構造物の形成
用コンクリート中に、当該コンクリートの水和反応熱で
溶解する合成樹脂粉末を混入するようにした。このよう
に構成したコンクリートの温度ひび割れ低減工法によれ
ば、コンクリート中に混入した合成樹脂粉末が、コンク
リートの水和反応熱で溶解するので、この溶解に伴う溶
解熱の分だけ温度上昇が少なくなる。溶解後に硬化した
合成樹脂は、構造物中に分散して、セメントマトリック
スの靭性、特に、引張強度を向上させ、ひび割れ抵抗性
を高めることができる。前記合成樹脂粉末は、溶解点が
50〜80℃のポリビニルアルコール系のものを用いる
ことができる。
に、本発明は、部材断面の大きなマスコンクリート構造
物を構築する際に、前記マスコンクリート構造物の形成
用コンクリート中に、当該コンクリートの水和反応熱で
溶解する合成樹脂粉末を混入するようにした。このよう
に構成したコンクリートの温度ひび割れ低減工法によれ
ば、コンクリート中に混入した合成樹脂粉末が、コンク
リートの水和反応熱で溶解するので、この溶解に伴う溶
解熱の分だけ温度上昇が少なくなる。溶解後に硬化した
合成樹脂は、構造物中に分散して、セメントマトリック
スの靭性、特に、引張強度を向上させ、ひび割れ抵抗性
を高めることができる。前記合成樹脂粉末は、溶解点が
50〜80℃のポリビニルアルコール系のものを用いる
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について詳細に説明する。本発明にかかる温度ひび割れ
低減工法は、部材断面の最少寸法が80cm以上、ある
いは床版上の50cm以上の壁状部材で、水和反応熱に
よるコンクリートの内部最高温度と外気温との差が25
℃以上になると予想されるマスコンクリート構造物を構
築する際に適用される。
について詳細に説明する。本発明にかかる温度ひび割れ
低減工法は、部材断面の最少寸法が80cm以上、ある
いは床版上の50cm以上の壁状部材で、水和反応熱に
よるコンクリートの内部最高温度と外気温との差が25
℃以上になると予想されるマスコンクリート構造物を構
築する際に適用される。
【0010】このようなマスコンクリート構造物を形成
する際には、図1に示すように、コンクリートの構成材
料であるセメントA,粗骨材B,細骨材C,各種混和剤
D,水Eを混練装置10に投入して、これらを混合撹袢
することにより所定配合のコンクリートを作成する。
する際には、図1に示すように、コンクリートの構成材
料であるセメントA,粗骨材B,細骨材C,各種混和剤
D,水Eを混練装置10に投入して、これらを混合撹袢
することにより所定配合のコンクリートを作成する。
【0011】このときに、前述したコンクリートの構成
材料A〜Eとともに、本発明では、コンクリートの水和
反応熱で溶解する合成樹脂粉末Fを混入する。この合成
樹脂粉末は、混練装置10内に投入し、コンクリートの
構成材料A〜Eと混練する過程およびコンクリートを打
設して、セメントAの水和反応が開始され、内部が所定
温度まで上昇する期間は、粉末状態に維持されている。
材料A〜Eとともに、本発明では、コンクリートの水和
反応熱で溶解する合成樹脂粉末Fを混入する。この合成
樹脂粉末は、混練装置10内に投入し、コンクリートの
構成材料A〜Eと混練する過程およびコンクリートを打
設して、セメントAの水和反応が開始され、内部が所定
温度まで上昇する期間は、粉末状態に維持されている。
【0012】このような合成樹脂粉末Fとしては、例え
ば、溶解点が50〜80℃のポリビニルアルコール系の
ものを用いることができる。合成樹脂粉末Fの添加量
は、セメントAの配合量に基づく水和反応の発熱量と、
合成樹脂粉末Fの溶解熱と、コンクリート構造物の拘束
状態および外気温との差を勘案して、適宜設定すればよ
い。
ば、溶解点が50〜80℃のポリビニルアルコール系の
ものを用いることができる。合成樹脂粉末Fの添加量
は、セメントAの配合量に基づく水和反応の発熱量と、
合成樹脂粉末Fの溶解熱と、コンクリート構造物の拘束
状態および外気温との差を勘案して、適宜設定すればよ
い。
【0013】合成樹脂粉末Fを混入したコンクリートが
混練,作製されると、マスコンクリート構築物を構築す
るためにコンクリートが打設される。打設されたコンク
リートの水和反応が開始され、内部の温度が所定温度ま
で上昇すると、コンクリート中に含まれている合成樹脂
粉末Fの溶解が始まる。
混練,作製されると、マスコンクリート構築物を構築す
るためにコンクリートが打設される。打設されたコンク
リートの水和反応が開始され、内部の温度が所定温度ま
で上昇すると、コンクリート中に含まれている合成樹脂
粉末Fの溶解が始まる。
【0014】合成樹脂粉末Fの溶解が始まると、コンク
リートの水和反応熱の一部が粉末Fの溶解熱として消費
され、これによりコンクリートの内部温度の上昇が低減
される。
リートの水和反応熱の一部が粉末Fの溶解熱として消費
され、これによりコンクリートの内部温度の上昇が低減
される。
【0015】溶解した合成樹脂粉末Fは、硬化する過程
のコンクリート中の微細空隙中に拡散した後に硬化する
ことにより、硬化したコンクリートの靭性を高め、引張
強度が向上する。
のコンクリート中の微細空隙中に拡散した後に硬化する
ことにより、硬化したコンクリートの靭性を高め、引張
強度が向上する。
【0016】以上のことから、マスコンクリート構造物
を構築する際に発生する温度応力の低減と、ひび割れ抵
抗性の改善が図られ、これらの相乗的な効果により、マ
スコンクリトー構造物の温度ひび割れを低減することが
できる。
を構築する際に発生する温度応力の低減と、ひび割れ抵
抗性の改善が図られ、これらの相乗的な効果により、マ
スコンクリトー構造物の温度ひび割れを低減することが
できる。
【0017】しかも、このような効果は、コンクリート
を混練する際に、合成樹脂粉末Fを混入することだけで
得られ、特別の設備や管理技術を必要としない。
を混練する際に、合成樹脂粉末Fを混入することだけで
得られ、特別の設備や管理技術を必要としない。
【0018】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかるコンクリートの温度ひび割れ低減工法に
よれば、簡単な構成により、マスコンクリート構造物の
ひび割れの発生を効果的に低減することができる。
本発明にかかるコンクリートの温度ひび割れ低減工法に
よれば、簡単な構成により、マスコンクリート構造物の
ひび割れの発生を効果的に低減することができる。
【図1】この発明にかかるコンクリートの温度ひび割れ
低減工法で使用するコンクリートの混練状態の説明図で
ある。
低減工法で使用するコンクリートの混練状態の説明図で
ある。
A セメント B 粗骨材 C 細骨材 D 混和剤 E 水 F 合成樹脂粉末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 覚博 東京都清瀬市下清戸4−640 株式会社大 林組技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 部材断面の大きなマスコンクリート構造
物を構築する際に、前記マスコンクリート構造物の形成
用コンクリート中に、当該コンクリートの水和反応熱で
溶解する合成樹脂粉末を混入することを特徴とするコン
クリートの温度ひび割れ低減工法。 - 【請求項2】 前記合成樹脂粉末がポリビニルアルコー
ル系のものであることをことを特徴とする請求項1記載
のコンクリートの温度ひび割れ低減工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27612196A JPH10121730A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | コンクリートの温度ひび割れ低減工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27612196A JPH10121730A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | コンクリートの温度ひび割れ低減工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10121730A true JPH10121730A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17565092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27612196A Pending JPH10121730A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | コンクリートの温度ひび割れ低減工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10121730A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103726655A (zh) * | 2013-12-30 | 2014-04-16 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 混凝土楼面的结构养护方法及系统 |
| CN105203595A (zh) * | 2015-09-23 | 2015-12-30 | 北京理工大学 | 一种准确测量含能材料溶解热装置及测试方法 |
| CN108341611A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-07-31 | 广东水电二局股份有限公司 | 一种水化热调控组合物及其制备方法与应用 |
| CN111535324A (zh) * | 2020-05-14 | 2020-08-14 | 陈文斌 | 一种地下现浇灌混凝土的同步防水防腐施工方法 |
| CN112538861A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-03-23 | 广西路桥工程集团有限公司 | 大跨度劲性骨架拱桥拱座基础大体积砼裂缝控制方法 |
| CN115387372A (zh) * | 2022-08-10 | 2022-11-25 | 深圳市市政工程总公司 | 防止混凝土裂缝的施工方法 |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP27612196A patent/JPH10121730A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103726655A (zh) * | 2013-12-30 | 2014-04-16 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 混凝土楼面的结构养护方法及系统 |
| CN103726655B (zh) * | 2013-12-30 | 2016-01-20 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 混凝土楼面的结构养护方法及系统 |
| CN105203595A (zh) * | 2015-09-23 | 2015-12-30 | 北京理工大学 | 一种准确测量含能材料溶解热装置及测试方法 |
| CN105203595B (zh) * | 2015-09-23 | 2018-04-13 | 北京理工大学 | 一种准确测量含能材料溶解热装置及测试方法 |
| CN108341611A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-07-31 | 广东水电二局股份有限公司 | 一种水化热调控组合物及其制备方法与应用 |
| CN111535324A (zh) * | 2020-05-14 | 2020-08-14 | 陈文斌 | 一种地下现浇灌混凝土的同步防水防腐施工方法 |
| CN111535324B (zh) * | 2020-05-14 | 2022-03-11 | 陈文斌 | 一种地下现浇灌混凝土的同步防水防腐施工方法 |
| CN112538861A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-03-23 | 广西路桥工程集团有限公司 | 大跨度劲性骨架拱桥拱座基础大体积砼裂缝控制方法 |
| CN115387372A (zh) * | 2022-08-10 | 2022-11-25 | 深圳市市政工程总公司 | 防止混凝土裂缝的施工方法 |
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