JPH10122036A - 内燃機関の排ガス再循環装置 - Google Patents

内燃機関の排ガス再循環装置

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JPH10122036A
JPH10122036A JP8273665A JP27366596A JPH10122036A JP H10122036 A JPH10122036 A JP H10122036A JP 8273665 A JP8273665 A JP 8273665A JP 27366596 A JP27366596 A JP 27366596A JP H10122036 A JPH10122036 A JP H10122036A
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cylinder
passage
exhaust
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順司 山野
Shigemasa Kajiwara
滋正 梶原
Takashi Taguchi
隆 田口
Masaki Kanehiro
正毅 金広
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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンダブロックの上面に、吸気ポートおよび
排気ポートを有するシリンダヘッドが結合され、排気ポ
ートから排出される排ガスの一部が制御弁を介して吸気
ポートに導かれる内燃機関の排ガス再循環装置におい
て、吸気マニホールドの材質およびレイアウトの自由度
を高めるとともに部品点数の低減を可能とした上で、排
ガス再循環の応答性を高め得るようにする。 【解決手段】シリンダブロック11およびシリンダヘッ
ド13の合わせ面12,14の少なくとも一方に、排ガ
ス流通路251 をシリンダブロック11およびシリンダ
ヘッド13間に形成する溝23,24が設けられ、該排
ガス流通路251が制御弁を介して排気ポート19に接
続されるとともに吸気ポート18に連通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダブロック
の上面に、吸気ポートおよび排気ポートを有するシリン
ダヘッドが結合され、排気ポートから排出される排ガス
の一部が制御弁を介して吸気ポートに導かれる内燃機関
の排ガス再循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる排ガス再循環装置は、たと
えば特公昭61−58660号公報等により既によく知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
排ガス再循環装置において、再循環ガスは吸気マニホー
ルドに設けられた通路から該吸気マニホールド内の吸気
通路を経て各吸気ポートに導入される構成となってお
り、排気ポートから吸気ポートまで比較的長い距離にわ
たって排ガスが導かれている。しかるに、近年の希薄燃
焼を可能とした内燃機関ではその希薄燃焼時に排ガス再
循環の応答性が重視されるのに対し、上記従来のような
構成では、排ガスが排気ポートから吸気ポートに達する
までの時間が比較的長くなることにより、応答性に改善
の余地がある。また吸気マニホールドに排ガスを導く通
路が設けられる構成のため、吸気マニホールドの材質お
よびレイアウトに制限が加えられる可能性があり、さら
に機関本体から吸気マニホールドまで排ガスを導くため
のパイプが必要であって部品点数が多くなる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、吸気マニホールドの材質およびレイアウトの
自由度を高めるとともに部品点数の低減を可能とした上
で、排ガス再循環の応答性を高め得るようにした内燃機
関の排ガス再循環装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、シリンダブロックの
上面に結合されるシリンダヘッドに、該シリンダヘッド
の幅方向一側の側面に開口する吸気ポートと、該シリン
ダヘッドの幅方向他側の側面に開口する排気ポートとが
設けられ、排気ポートから排出される排ガスの一部が制
御弁を介して吸気ポートに導かれる内燃機関の排ガス再
循環装置において、シリンダブロックおよびシリンダヘ
ッドの合わせ面の少なくとも一方に、排ガス流通路をシ
リンダブロックおよびシリンダヘッド間に形成する溝が
設けられ、該排ガス流通路が制御弁を介して排気ポート
に接続されるとともに吸気ポートに連通される。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、シリンダブロックおよびシリンダヘッド間に排ガ
ス流通路が形成されることにより、排ガスを導く通路が
吸気マニホールドに設けられることを不要として、吸気
マニホールドの材質およびレイアウトの自由度を高める
ことが可能となり、また排ガスを導くパイプ等の部品点
数の低減を図ることができる。さらに排気ポートから吸
気ポートまで排ガスを導く距離を比較的短くすることが
可能となることにより排ガスが排気ポートから吸気ポー
トに達する時間を短縮して排ガス再循環の応答性を高め
ることができる。
【0007】請求項2記載の発明によれば、制御弁が、
排ガス流通路に近接してシリンダブロックおよびシリン
ダヘッドのいずれか一方に取付けられることにより、排
ガスを導く通路をより一層短くして、排ガス再循環の応
答性をさらに高めることができ、しかも制御弁の取付け
剛性を高めることができる。
【0008】請求項3記載の発明によれば、シリンダブ
ロックに複数のシリンダが並列して設けられ、それらの
シリンダのうち特定のシリンダ相互間に対応する位置で
シリンダヘッドの幅方向一側寄りの部分にブローバイガ
ス通路が設けられ、該ブローバイガス通路をシリンダヘ
ッドの幅方向一側に避けるとともに各シリンダの配列方
向にほぼ沿って延びる溝が、シリンダヘッドのシリンダ
ブロックへの合わせ面に設けられ、前記溝およびシリン
ダブロック間に形成される排ガス流通路を各シリンダに
対応した吸気ポートにそれぞれ連通させる複数の連通路
がシリンダヘッドに設けられ、シリンダブロックにシリ
ンダヘッドを締結せしめるための締結部が、前記シリン
ダの配列方向に沿って前記ブローバイガス通路に対応す
る部分とは異なる位置でシリンダヘッドの幅方向一側に
設けられる。
【0009】このような請求項3記載の発明の構成によ
れば、排ガス流通路が各シリンダの配列方向にほぼ沿っ
て延びるものであるため、排ガス流通路を形成するため
の溝が設けられることに起因したシリンダヘッドの幅の
増大を極力抑えることが可能である。また溝がブローバ
イガス通路をシリンダヘッドの幅方向一側に避けるよう
に形成されていても、締結部がシリンダの配列方向に沿
ってブローバイガス通路に対応する部分とは異なる位置
に配設されていることにより、排ガス流通路のシール性
を高めるとともにシリンダブロックおよびシリンダヘッ
ドの締結力を高めるための締結部がシリンダヘッドの幅
方向一側に設けられることによるシリンダヘッドの幅の
増大を極力抑えることができる。さらに排ガス流通路
が、シリンダヘッドに設けられた連通路を介して吸気ポ
ートに連通されるので、通路構成を単純化することが可
能である。なお、前記締結部は、シリンダの配列方向に
沿うシリンダヘッドの略中央部に設けられることが望ま
しく、そうすれば前記シール性および締結力をより高め
ることができる。
【0010】請求項4記載の発明によれば、各連通路の
流通面積が、制御弁に連なる通路の排ガス流通路への接
続部から離反するにつれて大きく設定されることによ
り、各吸気ポートに排ガス流通路から排ガスをほぼ均等
に分配することが可能となる。
【0011】請求項5記載の発明によれば、複数のシリ
ンダが並列して設けられるシリンダブロックの上面に結
合されるシリンダヘッドに、該シリンダヘッドの幅方向
一側の側面に開口する吸気ポートと、該シリンダヘッド
の幅方向他側の側面に開口する排気ポートとが、各シリ
ンダにそれぞれ対応して設けられ、各排気ポートの少な
くとも1つから排出される排ガスの一部が制御弁を介し
て各吸気ポートにそれぞれ導かれる内燃機関の排ガス再
循環装置において、シリンダブロックおよびシリンダヘ
ッドの合わせ面の少なくとも一方に、制御弁を介して排
気ポートに接続される排ガス流通路をシリンダブロック
およびシリンダヘッド間に形成する溝が設けられ、シリ
ンダヘッドには、前記排ガス流通路を各吸気ポートにそ
れぞれ連通させる複数の連通路が設けられ、排ガス流通
路の一部に、該排ガス流通路の他の部分よりも横断面積
の大きな膨大室が形成される。
【0012】このような請求項5記載の発明の構成によ
れば、シリンダブロックおよびシリンダヘッド間に排ガ
ス流通路が形成されることにより、排ガスを導く通路が
吸気マニホールドに設けられることを不要として、吸気
マニホールドの材質およびレイアウトの自由度を高める
ことが可能となり、また排ガスを導くパイプ等の部品点
数の低減を図ることができる。さらに排気ポートから吸
気ポートまで排ガスを導く距離を比較的短くすることが
可能となることにより排ガスが排気ポートから吸気ポー
トに達する時間を短縮して排ガス再循環の応答性を高め
ることができ、しかも排ガス流通路の一部に膨大室が形
成されるので、排ガスの脈動を膨大室で抑えて各吸気ポ
ートに導くことが可能となる。
【0013】さらに請求項6記載の発明によれば、前記
膨大室から各連通路を経て各吸気ポートに至るまでのガ
ス通路の容積がほぼ等しく設定されることにより、ガス
通路の配置上の自由度を高めつつ、各吸気ポートへの排
ガスの分配性を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0015】図1ないし図6は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は内燃機関の縦断面図であって図3の
1−1線に沿う断面図、図2は図1の2矢視方向から見
たシリンダヘッドの側面図、図3は図2の3矢視底面
図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5は図4の5
−5線断面図、図6は図2の6−6線断面図である。
【0016】先ず図1ないし図3において、この内燃機
関は多気筒たとえば4気筒の内燃機関であり、シリンダ
ブロック11には、第1から第4までのシリンダC1
4が並列して設けられており、該シリンダブロック1
1の上面に設けられた合わせ面12と、シリンダヘッド
13の下面に設けられた合わせ面14とがガスケット1
5を介在させて相互に結合される。
【0017】シリンダヘッド13の下面には、シリンダ
ブロック11の各シリンダC1 〜C 4 に摺動自在に嵌合
されるピストン(図示せず)の頂部との間に燃焼室16
をそれぞれ形成するための複数たとえば4つの凹部17
…が設けられる。またシリンダヘッド13には、該シリ
ンダヘッド13の幅方向(図1の左右方向)一側の側面
13aに開口する吸気ポート18…と、該シリンダヘッ
ド13の幅方向他側の側面13bに開口する排気ポート
19…とが、各シリンダC1 〜C4 に対応して設けら
れ、燃焼室16の天井面すなわち凹部17に開口する一
対の吸気弁口20,20が各吸気ポート18…に連通さ
れ、凹部17に開口する一対の排気弁口21,21が各
排気ポート19…に連通される。さらにシリンダヘッド
13には、図示しない点火プラグを挿入、装着せしめる
ための点火プラグ取付け孔22…が前記凹部17…に開
口するようにして設けられる。
【0018】シリンダブロック11およびシリンダヘッ
ド13の合わせ面12,14の少なくとも一方、たとえ
ば両合わせ面12,14には、相互に対応した溝23,
24が設けられており、それらの溝23,24は共働し
て排ガス流通路251 を形成する。而してシリンダブロ
ック11の合わせ面12に設けられる溝23は、シリン
ダヘッド13の合わせ面14に設けられる溝24よりも
浅く形成されており、両溝23,24の開口縁に対応し
てガスケット15には開口部15aが設けられる。
【0019】ところで、シリンダヘッド13においてそ
の幅方向一側寄りの部分には、第1〜第4シリンダC1
〜C4 のうち特定のシリンダ相互間、たとえば第1およ
び第2シリンダC1 ,C2 間、ならびに第3および第4
シリンダC3 ,C4 間にそれぞれ対応して、それぞれ一
対ずつのブローバイガス通路26,26…が設けられ
る。一方、排ガス流通路251 は、前記一対ずつ2組の
ブローバイガス通路26,26…をシリンダヘッド13
の幅方向一側(図3の上側)に避けるとともに各シリン
ダC1 〜C4 の配列方向にほぼ沿って延びるように形成
され、シリンダヘッド13には、排ガス流通路251
各シリンダC1 〜C4 に対応した吸気ポート18…にそ
れぞれ連通させる複数たとえば4つの連通路271 〜2
4 が設けられる。しかもシリンダヘッド13の幅方向
一側には、シリンダブロック11にシリンダヘッド13
を締結せしめるためのボルト(図示せず)を挿通する挿
通孔29を有した締結部28が設けられるのであるが、
該締結部28は、各シリンダC1 〜C4 の配列方向に沿
って前記ブローバイガス通路26,26…に対応する部
分とは異なる位置、たとえば第2および第3シリンダC
2 ,C3 間に対応する位置すなわち各シリンダC1 〜C
4 の配列方向に沿うシリンダヘッド13の略中央位置で
シリンダヘッド13の幅方向一側に設けられる。
【0020】図4ないし図6を併せて参照して、各シリ
ンダC1 〜C4 の配列方向に沿って第1シリンダC1
りも外方側でのシリンダヘッド13の幅方向一側の側面
13aにおいて、排ガス流通路251 に比較的近い位置
には弁取付け座31が設けられており、この弁取付け座
31には複数のボルト33,33により制御弁32が取
付けられる。
【0021】シリンダヘッド13には、各シリンダC1
〜C4 の配列方向に沿う排ガス流通路251 の一端に連
通する通路34と、一端を弁取付け座31に開口せしめ
るとともに他端を前記通路34に連通させる出口孔35
とが、たとえば略L字状をなすように設けられる。とこ
ろで、排ガス流通路251 は、シリンダブロック11側
の溝23とシリンダヘッド13側の溝24とにより、通
路34および各連通路271 〜274 の流通面積よりも
大なる流通面積を有した容量の比較的大きな膨大室とし
て形成されるものであり、各連通路271 〜274 の流
通面積をA1 〜A4 としたときにA1 <A2 <A3 <A
4 に設定される。すなわち、各連通路271 〜274
流通面積A1 〜A4 は、通路34の排ガス流通路251
への接続部から離反するにつれて、この実施例では各シ
リンダC1 〜C4 の配列方向に沿う排ガス流通路251
の一端から離反するにつれて、順次大きくなるように設
定されている。
【0022】シリンダヘッド13には、弁取付け座31
に一端を開口させる入口孔36と、各シリンダC1 〜C
4 の配列方向に沿って延びて中間部を前記入口孔36の
他端に連通させる通路37と、該通路37の内端に中間
部を連通させるとともに内端部を第1シリンダC1 にお
ける排気ポート19および一方の出口弁孔21間に連通
せしめた通路38とが設けられる。而して各シリンダC
1 〜C4 の配列方向に沿うシリンダヘッド13の端部に
おいて前記通路37の外端はキャップ39で閉塞され、
シリンダヘッド13の幅方向一側の側面13aにおいて
前記通路38の外端はキャップ40で閉塞される。した
がって各排気ポート19…の1つに通路38,37を介
して通じる入口孔36と、通路34を介して排ガス流通
路251に通じる出口孔35との間に制御弁32が設け
られることになり、この制御弁32の作動により、排気
ポート19…の1つから導出された排ガスの一部が流量
を調節されて排ガス流通路251 に導かれ、該排ガス流
通路251 から各連通路27…を介して各吸気ポート1
8…にそれぞれ導かれることになる。
【0023】次にこの実施例の作用について説明する
と、シリンダブロック11およびシリンダヘッド13の
合わせ面12,14に、相互間に排ガス流通路251
形成する溝23,24が設けられ、その排ガス流通路2
1 が制御弁32を介して排気ポート19…の1つに接
続されることにより、排ガスを導く通路を従来のように
吸気マニホールドに設けることが不要であり、吸気マニ
ホールドの材質およびレイアウトの自由度を高めること
が可能となるとともに機関本体から吸気マニホールドま
で排ガスを導くパイプ等を不要として部品点数を低減す
ることができる。しかも排気ポート19から吸気ポート
18…までの排ガスを導く距離を比較的短くすることが
可能となり、それにより排ガスが排気ポート19から吸
気ポート18…に達する時間を短縮して希薄燃焼の内燃
機関に必要とされる排ガス再循環の応答性を高めること
ができるとともに、排気ポート19から吸気ポート18
…に達するまでの排ガスの温度低下を極力抑えることが
でき、制御弁32において排ガス温度低下に伴なうカー
ボン固着が生じることもない。
【0024】しかも制御弁32は、排ガス流通路251
に近接してシリンダヘッド13に取付けられるものであ
り、再循環用の排ガスを導く通路をより一層短くして、
排ガス再循環の応答性をさらに高めることができ、しか
も制御弁32の取付け剛性を高めることができる。
【0025】また第1および第2シリンダC1 ,C
2 間、ならびに第3および第4シリンダC3 ,C4 間に
それぞれ対応して、それぞれ一対ずつのブローバイガス
通路26,26…がシリンダヘッド13に設けられてい
るのに対し、排ガス流通路251は、各シリンダC1
C4 の配列方向にほぼ沿って延びるように形成されるも
のであり、排ガス流通路251 を形成するための溝24
が設けられることに起因したシリンダヘッド13の幅の
増大を極力抑えることが可能である。しかも溝24が、
各ブローバイガス通路26,26…をシリンダヘッド1
3の幅方向一側に避けるように形成されていても、ボル
ト締結用の締結部28が各シリンダC1 〜C 4 の配列方
向に沿ってブローバイガス通路26,26…に対応する
部分とは異なる位置に配設されるので、締結部28が設
けられることに起因したシリンダヘッド13の幅の増大
を極力抑えることができる。この締結部28は、排ガス
流通路251 のシール性を高めるとともにシリンダブロ
ック11およびシリンダヘッド13の締結力を高めるた
めのものであるが、各シリンダC1 〜C4 の配列方向に
沿うシリンダヘッド13の略中央部に締結部28が設け
られることにより、前記シール性および締結力をより一
層高めることができる。
【0026】排ガス流通路251 は、シリンダヘッド1
3に設けられた連通路271 〜27 4 を介して吸気ポー
ト18…に連通されるものであるので、排ガス流通路2
1および各吸気ポート18…間の通路構成を単純化す
ることができる。
【0027】さらに各連通路271 〜274 の流通面積
が、制御弁32に連なる通路34の排ガス流通路251
への接続部、すなわち各シリンダC1 〜C4 の配列方向
に沿う排ガス流通路251 の一端から離反するにつれて
大きく設定されることにより、排ガス流通路251 から
各連通路271 〜274 を経て各吸気ポート18…に至
るまでの排ガス流通抵抗をほぼ均等化して、各吸気ポー
ト18…に排ガス流通路251 から排ガスをほぼ均等に
分配することが可能となる。
【0028】また排ガス流通路251 は、シリンダブロ
ック11およびシリンダヘッド13の両方に設けられた
溝23,24により、通路34および各連通路271
27 4 の流通面積よりも大なる流通面積を有した容量の
比較的大きな膨大室として形成されるものであり、制御
弁32を介して排ガス流通路251 に導入される排ガス
に脈動が生じていても、膨大室である排ガス流通路25
1 により脈動を吸収することが可能であり、脈動に伴な
う排ガス再循環制御量の変動を抑え、排ガス再循環量を
より正確に制御することができる。
【0029】図7は排ガス流通路の第1変形例を示す概
略図であり、この排ガス流通路25 2 は、制御弁32に
一端が連なる共通通路41と、該共通通路41の他端が
通じる膨大室42と、該膨大室42から分岐して各連通
路271 〜274 にそれぞれ連なる分配通路431 〜4
4 とから成り、膨大室42は、排ガス流通路252
他の部分すなわち共通通路41および分配通路431
434 の横断面積よりも大きな横断面積を有するように
形成されるものである。しかも膨大室42から各分配通
路431 〜434 および各連通路271 〜274 を経て
各吸気ポート18…(図1および図2参照)に至るまで
のガス通路の容積がほぼ等しく設定される。すなわち各
連通路271 〜274 の容積が等しいときには、各分配
通路43 1 〜434 の容積がほぼ等しく設定されるもの
であり、この際、この第1変形例で示すように各分配通
路431 〜434 の流通面積および長さをそれぞれほぼ
等しく設定するようにしてもよいが、各分配通路431
〜434 の流通面積および長さを変化させるようにして
もよく、そうすれば、図7で示したように各分配通路4
1 〜434 の配置を複雑化することなく、単純な配置
にすることも可能である。
【0030】この第1変形例によっても、上記実施例の
効果と同様の効果を奏することができ、特に排ガス流通
路252 に形成された膨大室42により排ガスの脈動を
抑えて各連通路271 〜274 から吸気ポート18…に
正確な量の再循環排ガスを導くことができ、しかも膨大
室42から各連通路271 〜274 を経て各吸気ポート
18…に至るまでのガス通路の容積がほぼ等しく設定さ
れることにより、ガス通路の配置上の自由度を高めつ
つ、各吸気ポート18…への排ガスの分配性を高めるこ
とができる。
【0031】図8は排ガス流通路の第2変形例を示す概
略図であり、この排ガス流通路25 3 は、制御弁32に
一端が連なる共通通路45と、該共通通路45の中間部
から分岐して連通路271 ,272 に通じる第1分配通
路461 と、共通通路45の他端から分記して連通路2
3 ,274 に通じる第2分配通路462 とから成り、
共通通路45および両分配通路461 ,462 の流通面
積は、全体として膨大室となるように形成される。また
図9は排ガス流通路の第3変形例を示す概略図であり、
この排ガス流通路254 は、制御弁32に一端が連なる
第1共通通路47と、第1共通通路47が中間部に連通
される第2共通通路48とから成り、第2共通通路48
から各連通路271 〜274 が分岐される。而して第1
および第2共通通路47,48の流通面積は、全体とし
て膨大室となるように形成される。
【0032】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0033】たとえば排ガス流通路251 〜254 を形
成するための溝がシリンダブロック11側に設けられ
ず、シリンダヘッド13側だけに設けられるようにして
もよい。また制御弁32がシリンダブロック11側に取
付けられていてもよく、その場合にも制御弁32の取付
け剛性を高めることが可能である。さらに本発明は、多
気筒内燃機関だけでなく単気筒の内燃機関にも適用可能
である。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、排ガスを導く通路が吸気マニホールドに設けられる
ことを不要として、吸気マニホールドの材質およびレイ
アウトの自由度を高めることを可能とするとともに排ガ
スを導くパイプ等を不要として部品点数の低減を図るこ
とができ、また排気ポートから吸気ポートまで排ガスを
導く距離を比較的短くすることが可能となることにより
排ガスが排気ポートから吸気ポートに達する時間を短縮
して排ガス再循環の応答性を高めることができる。
【0035】また請求項2記載の発明によれば、排ガス
を導く通路をより一層短くして、排ガス再循環の応答性
をさらに高めるとともに、制御弁の取付け剛性を高める
ことができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、排ガス流通
路が各シリンダの配列方向にほぼ沿って延びるものであ
ることにより、排ガス流通路を形成するための溝が設け
られることに起因したシリンダヘッドの幅の増大を極力
抑えることが可能であり、また排ガス流通路のシール性
ならびにシリンダブロックおよびシリンダヘッドの締結
力を高めるための締結部によるシリンダヘッドの幅の増
大を極力抑えることができ、さらに排ガス流通路および
吸気ポート間の通路構成を単純化することが可能であ
る。
【0037】請求項4記載の発明によれば、各吸気ポー
トに排ガス流通路から排ガスをほぼ均等に分配すること
が可能となる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、排ガスを導
く通路が吸気マニホールドに設けられることを不要とし
て吸気マニホールドの材質およびレイアウトの自由度を
高めることを可能とするとともに排ガスを導くパイプ等
を不要として部品点数の低減を図ることができ、また排
気ポートから吸気ポートまで排ガスを導く距離を比較的
短くして排ガス再循環の応答性を高めることができ、さ
らに排ガスの脈動を膨大室で抑えて各吸気ポートに導く
ことが可能となる。
【0039】さらに請求項6記載の発明によれば、ガス
通路の配置上の自由度を高めつつ、各吸気ポートへの排
ガスの分配性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の縦断面図であって図3の1−1線に
沿う断面図である。
【図2】図1の2矢視方向から見たシリンダヘッドの側
面図である。
【図3】図2の3矢視底面図である。
【図4】図2の4−4線拡大断面図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】排ガス流通路の第1変形例を示す概略図であ
る。
【図8】排ガス流通路の第2変形例を示す概略図であ
る。
【図9】排ガス流通路の第3変形例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
11・・・シリンダブロック 12,14・・・合わせ面 13・・・シリンダヘッド 13a・・・シリンダヘッドの幅方向一側の側面 13b・・・シリンダヘッドの幅方向他側の側面 18・・・吸気ポート 19・・・排気ポート 23,24・・・溝 251 ,252 ,253 ,254 ・・・排ガス流通路 26・・・ブローバイガス通路 271 ,272 ,273 ,274 ・・・連通路 28・・・締結部 32・・・制御弁 34・・・通路 42・・・膨大室 C1 ,C2 ,C3 ,C4 ・・・シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金広 正毅 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック(11)の上面に結合
    されるシリンダヘッド(13)に、該シリンダヘッド
    (13)の幅方向一側の側面(13a)に開口する吸気
    ポート(18)と、該シリンダヘッド(13)の幅方向
    他側の側面(13b)に開口する排気ポート(19)と
    が設けられ、排気ポート(19)から排出される排ガス
    の一部が制御弁(32)を介して吸気ポート(18)に
    導かれる内燃機関の排ガス再循環装置において、シリン
    ダブロック(11)およびシリンダヘッド(13)の合
    わせ面(12,14)の少なくとも一方に、排ガス流通
    路(251 ,252 ,253 ,254 )をシリンダブロ
    ック(11)およびシリンダヘッド(13)間に形成す
    る溝(23,24)が設けられ、該排ガス流通路(25
    1 〜254 )が制御弁(32)を介して排気ポート(1
    9)に接続されるとともに吸気ポート(18)に連通さ
    れることを特徴とする内燃機関の排ガス再循環装置。
  2. 【請求項2】 前記制御弁(32)が、前記排ガス流通
    路(251 〜254)に近接してシリンダブロック(1
    1)およびシリンダヘッド(13)のいずれか一方に取
    付けられることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の
    排ガス再循環装置。
  3. 【請求項3】 シリンダブロック(11)に複数のシリ
    ンダ(C1 〜C4 )が並列して設けられ、それらのシリ
    ンダ(C1 〜C4 )のうち特定のシリンダ(C1
    2 ;C3 ,C4 )相互間に対応する位置でシリンダヘ
    ッド(13)の幅方向一側寄りの部分にブローバイガス
    通路(26)が設けられ、該ブローバイガス通路(2
    6)をシリンダヘッドの幅方向一側に避けるとともに各
    シリンダ(C 1 〜C4 )の配列方向にほぼ沿って延びる
    溝(24)が、シリンダヘッド(13)のシリンダブロ
    ック(11)への合わせ面(14)に設けられ、前記溝
    (24)およびシリンダブロック(11)間に形成され
    る排ガス流通路(251 )を各シリンダ(C1 〜C4
    に対応した吸気ポート(18)にそれぞれ連通させる複
    数の連通路(271 〜274 )がシリンダヘッド(1
    3)に設けられ、シリンダブロック(11)にシリンダ
    ヘッド(13)を締結せしめるための締結部(28)
    が、前記シリンダ(C1 〜C4 )の配列方向に沿って前
    記ブローバイガス通路(26)に対応する部分とは異な
    る位置でシリンダヘッド(13)の幅方向一側に設けら
    れることを特徴とする内燃機関の排ガス再循環装置。
  4. 【請求項4】 前記各連通路(271 〜274 )の流通
    面積が、前記制御弁(32)に連なる通路(34)の排
    ガス流通路(251 )への接続部から離反するにつれて
    大きく設定されることを特徴とする請求項3記載の内燃
    機関の排ガス再循環装置。
  5. 【請求項5】 複数のシリンダ(C1 〜C4 )が並列し
    て設けられるシリンダブロック(11)の上面に結合さ
    れるシリンダヘッド(13)に、該シリンダヘッド(1
    3)の幅方向一側の側面(13a)に開口する吸気ポー
    ト(18)と、該シリンダヘッド(13)の幅方向他側
    の側面(13b)に開口する排気ポート(19)とが、
    各シリンダ(C1 〜C4 )にそれぞれ対応して設けら
    れ、各排気ポート(19)の少なくとも1つから排出さ
    れる排ガスの一部が制御弁(32)を介して各吸気ポー
    ト(18)にそれぞれ導かれる内燃機関の排ガス再循環
    装置において、シリンダブロック(11)およびシリン
    ダヘッド(13)の合わせ面(12,14)の少なくと
    も一方に、制御弁(32)を介して排気ポート(19)
    に接続される排ガス流通路(252 )をシリンダブロッ
    ク(11)およびシリンダヘッド(13)間に形成する
    溝(23,24)が設けられ、シリンダヘッド(13)
    には、前記排ガス流通路(252 )を各吸気ポート(1
    8)にそれぞれ連通させる複数の連通路(271 〜27
    4 )が設けられ、排ガス流通路(25 2 )の一部に、該
    排ガス流通路(252 )の他の部分よりも横断面積の大
    きな膨大室(42)が形成されることを特徴とする内燃
    機関の排ガス再循環装置。
  6. 【請求項6】 前記膨大室(42)から各連通路(27
    1 〜274 )を経て各吸気ポート(18)に至るまでの
    ガス通路の容積がほぼ等しく設定されることを特徴とす
    る請求項5記載の内燃機関の排ガス再循環装置。
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