JPH10122280A - ディスクブレーキ用ピストン - Google Patents
ディスクブレーキ用ピストンInfo
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- JPH10122280A JPH10122280A JP8276164A JP27616496A JPH10122280A JP H10122280 A JPH10122280 A JP H10122280A JP 8276164 A JP8276164 A JP 8276164A JP 27616496 A JP27616496 A JP 27616496A JP H10122280 A JPH10122280 A JP H10122280A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/14—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2125/00—Components of actuators
- F16D2125/02—Fluid-pressure mechanisms
- F16D2125/06—Pistons
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単且つ安価に製造できるようにするととも
に、一層の軽量化を図る。 【解決手段】 鋼板にプレスによる絞り加工を主体と
した加工が施されることによって有底筒形状に成形され
た内側部材12と、ステンレス板にプレスによる絞り加
工を主体とした加工が施されることによって有底円筒形
状に成形され、内側部材12の外側に嵌合固定される外
側部材14とによってピストン10を構成した。内側部
材12の円筒部12aの開口端縁には、据え込み鍛造に
よって環状突起12cが設けられ、外側部材14の円筒
部14aの開口端縁との間に、ダストブーツ等を取り付
ける環状溝16を形成している。
に、一層の軽量化を図る。 【解決手段】 鋼板にプレスによる絞り加工を主体と
した加工が施されることによって有底筒形状に成形され
た内側部材12と、ステンレス板にプレスによる絞り加
工を主体とした加工が施されることによって有底円筒形
状に成形され、内側部材12の外側に嵌合固定される外
側部材14とによってピストン10を構成した。内側部
材12の円筒部12aの開口端縁には、据え込み鍛造に
よって環状突起12cが設けられ、外側部材14の円筒
部14aの開口端縁との間に、ダストブーツ等を取り付
ける環状溝16を形成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクブレーキ用
ピストンに係り、特に、簡単且つ安価に製造できるとと
もに軽量なディスクブレーキ用ピストンに関するもので
ある。
ピストンに係り、特に、簡単且つ安価に製造できるとと
もに軽量なディスクブレーキ用ピストンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ピストンにより摩擦パッドをディスクロ
ータに押圧して制動力を発生するディスクブレーキが、
車両用ブレーキなどに広く用いられている。このような
ディスクブレーキのピストンは有底円筒形状を成してお
り、その有底円筒形状の底部の外側にブレーキ油圧が作
用させられて開口側へ突き出されることにより、摩擦パ
ッドをディスクロータに押圧するようになっている。図
5のピストン100はその一例で、有底円筒形状の開口
側端部近傍の外周面にはダストブーツなどを取り付ける
ための環状溝102が設けられており、このようなピス
トン100は、炭素鋼の鍛造品或いは鋼板をプレス成形
した素材を切削、研磨し、その後クロムやカニゼン等の
メッキを施しているのが普通である。
ータに押圧して制動力を発生するディスクブレーキが、
車両用ブレーキなどに広く用いられている。このような
ディスクブレーキのピストンは有底円筒形状を成してお
り、その有底円筒形状の底部の外側にブレーキ油圧が作
用させられて開口側へ突き出されることにより、摩擦パ
ッドをディスクロータに押圧するようになっている。図
5のピストン100はその一例で、有底円筒形状の開口
側端部近傍の外周面にはダストブーツなどを取り付ける
ための環状溝102が設けられており、このようなピス
トン100は、炭素鋼の鍛造品或いは鋼板をプレス成形
した素材を切削、研磨し、その後クロムやカニゼン等の
メッキを施しているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディスクブレーキ用のピストンは、製造が面
倒で時間が掛かり、コスト高になるという問題があっ
た。また、その重量についても、一層の軽量化が望まれ
ている。
うな従来のディスクブレーキ用のピストンは、製造が面
倒で時間が掛かり、コスト高になるという問題があっ
た。また、その重量についても、一層の軽量化が望まれ
ている。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、簡単且つ安価に製造
できるようにするとともに、一層の軽量化を図ることに
ある。
もので、その目的とするところは、簡単且つ安価に製造
できるようにするとともに、一層の軽量化を図ることに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、有底円筒形状を成すとともに、その
有底円筒形状の底部の外側に液圧が作用させられること
により開口側へ押圧されるディスクブレーキ用ピストン
ンであって、(a) プレス加工を主体として構成された有
底筒形状の内側部材と、(b) プレス加工を主体として構
成された有底円筒形状を成し、前記内側部材の外側に嵌
合された外側部材とを有することを特徴とする。
めに、第1発明は、有底円筒形状を成すとともに、その
有底円筒形状の底部の外側に液圧が作用させられること
により開口側へ押圧されるディスクブレーキ用ピストン
ンであって、(a) プレス加工を主体として構成された有
底筒形状の内側部材と、(b) プレス加工を主体として構
成された有底円筒形状を成し、前記内側部材の外側に嵌
合された外側部材とを有することを特徴とする。
【0006】第2発明は、第1発明において、(a) 前記
内側部材は、鋼板にプレスによる絞り加工を主体とした
加工が施されることによって有底筒形状に成形されたも
ので、(b) 前記外側部材は、ステンレス板にプレスによ
る絞り加工を主体とした加工が施されることによって有
底円筒形状に成形されたものであることを特徴とする。
内側部材は、鋼板にプレスによる絞り加工を主体とした
加工が施されることによって有底筒形状に成形されたも
ので、(b) 前記外側部材は、ステンレス板にプレスによ
る絞り加工を主体とした加工が施されることによって有
底円筒形状に成形されたものであることを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】このようなディスクブレーキ用ピストン
は、それぞれプレス加工を主体として構成された一対の
内側部材および外側部材によって構成されるため、鍛造
加工を主体として製造する場合に比較して、加工が容易
で簡単且つ安価に製造される。また、2重構造であるた
め振動などの減衰作用が得られ、ブレーキ鳴きの防止に
有効で、摩擦パッド等に設けられる鳴き防止用のシムな
どを省略することが可能となり、この点でも安価にな
る。更に、例えば内側部材の開口端縁に外側へ突き出す
環状突起をプレスによる曲げ加工や据え込み鍛造などに
よって設けることにより、外側部材の開口端縁との間に
環状溝を形成することが可能で、切削加工や研磨加工な
どの後加工が必ずしも必要でないなど、製造コストを一
層低減することが可能である。
は、それぞれプレス加工を主体として構成された一対の
内側部材および外側部材によって構成されるため、鍛造
加工を主体として製造する場合に比較して、加工が容易
で簡単且つ安価に製造される。また、2重構造であるた
め振動などの減衰作用が得られ、ブレーキ鳴きの防止に
有効で、摩擦パッド等に設けられる鳴き防止用のシムな
どを省略することが可能となり、この点でも安価にな
る。更に、例えば内側部材の開口端縁に外側へ突き出す
環状突起をプレスによる曲げ加工や据え込み鍛造などに
よって設けることにより、外側部材の開口端縁との間に
環状溝を形成することが可能で、切削加工や研磨加工な
どの後加工が必ずしも必要でないなど、製造コストを一
層低減することが可能である。
【0008】第2発明では、内側部材および外側部材が
何れもプレスによる絞り加工を主体とした加工によって
構成されるため、一層簡単且つ安価に製造され得る。ま
た、外側部材がステンレス板製であるため、シリンダボ
アに摺接させられる外周面にカニゼンメッキ等を施すこ
とが不要となり、製造コストが一層低減されるととも
に、ステンレスは抗張力が高いため、必要強度を確保し
つつ肉厚を薄くすることが可能で、それだけ軽量化を図
ることができる。更に、ステンレスの熱伝導度は通常の
鋼板の約1/2〜1/3であるため、ブレーキフルード
への熱伝導が少なくなってベーパロックの発生が抑制さ
れる。
何れもプレスによる絞り加工を主体とした加工によって
構成されるため、一層簡単且つ安価に製造され得る。ま
た、外側部材がステンレス板製であるため、シリンダボ
アに摺接させられる外周面にカニゼンメッキ等を施すこ
とが不要となり、製造コストが一層低減されるととも
に、ステンレスは抗張力が高いため、必要強度を確保し
つつ肉厚を薄くすることが可能で、それだけ軽量化を図
ることができる。更に、ステンレスの熱伝導度は通常の
鋼板の約1/2〜1/3であるため、ブレーキフルード
への熱伝導が少なくなってベーパロックの発生が抑制さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】ここで、第1発明のプレス加工と
しては、絞り加工や曲げ加工などが好適に採用される。
ディスクブレーキ用ピストンは、一般に外周面に環状溝
が設けられるが、有底筒形状の内側部材の開口端縁に外
側へ突き出す環状突起をプレスによる曲げ加工や据え込
み鍛造などによって設け、外側部材の開口端縁との間に
環状溝を形成することが望ましい。外側部材の開口端縁
にも、プレスによる曲げ加工や据え込み鍛造、或いは絞
り加工時に外周縁部をフランジ状に残したりすることに
よって環状突起を設け、内側部材の環状突起との間に環
状溝を形成することも可能である。内側部材の筒部は、
例えば円筒形状とされるが、角がRの6角形等の多角形
や波形など、異形断面形状とすることも可能である。ま
た、内側部材と外側部材とは、締り嵌め等によって嵌合
(圧入を含む)するだけでも良いが、溶接などで一体的
に固設するようにしても良い。なお、切削加工や研磨加
工を行うことなく製造することが望ましいが、必要に応
じて切削加工や研磨加工などを付加的に行うようにして
も良い。
しては、絞り加工や曲げ加工などが好適に採用される。
ディスクブレーキ用ピストンは、一般に外周面に環状溝
が設けられるが、有底筒形状の内側部材の開口端縁に外
側へ突き出す環状突起をプレスによる曲げ加工や据え込
み鍛造などによって設け、外側部材の開口端縁との間に
環状溝を形成することが望ましい。外側部材の開口端縁
にも、プレスによる曲げ加工や据え込み鍛造、或いは絞
り加工時に外周縁部をフランジ状に残したりすることに
よって環状突起を設け、内側部材の環状突起との間に環
状溝を形成することも可能である。内側部材の筒部は、
例えば円筒形状とされるが、角がRの6角形等の多角形
や波形など、異形断面形状とすることも可能である。ま
た、内側部材と外側部材とは、締り嵌め等によって嵌合
(圧入を含む)するだけでも良いが、溶接などで一体的
に固設するようにしても良い。なお、切削加工や研磨加
工を行うことなく製造することが望ましいが、必要に応
じて切削加工や研磨加工などを付加的に行うようにして
も良い。
【0010】第2発明では、内側部材は鋼板製で、外側
部材はステンレス板製であるが、第1発明の実施に際し
ては他の金属板材を採用することも可能である。鋼板と
しては、例えばSPH310等が好適に用いられ、ステ
ンレス板としては、例えばSUS430等が好適に用い
られる。それ等の肉厚は、ピストンの大きさなど必要強
度に応じて適宜定められるが、例えば鋼板よりもステン
レス板の肉厚が薄くなるように設定される。
部材はステンレス板製であるが、第1発明の実施に際し
ては他の金属板材を採用することも可能である。鋼板と
しては、例えばSPH310等が好適に用いられ、ステ
ンレス板としては、例えばSUS430等が好適に用い
られる。それ等の肉厚は、ピストンの大きさなど必要強
度に応じて適宜定められるが、例えば鋼板よりもステン
レス板の肉厚が薄くなるように設定される。
【0011】一方、内側部材の筒部を、周方向において
波形状となるようにすれば、外側部材の円筒部との間に
空間が形成されて空気に触れる表面積が大きくなるた
め、放熱性能が向上して前記ベーパロックを一層効果的
に抑制できる。また、内側部材と外側部材との間、例え
ば両底部間に鳴き防止用グリースを設ければ、ブレーキ
鳴きの発生を更に効果的に防止できる。
波形状となるようにすれば、外側部材の円筒部との間に
空間が形成されて空気に触れる表面積が大きくなるた
め、放熱性能が向上して前記ベーパロックを一層効果的
に抑制できる。また、内側部材と外側部材との間、例え
ば両底部間に鳴き防止用グリースを設ければ、ブレーキ
鳴きの発生を更に効果的に防止できる。
【0012】また、内側部材および外側部材の底部が、
それぞれ中心部ほど外側へ滑らかに湾曲して突き出す凸
形状、例えば部分球面形状とされ、且つ互いに密着させ
られるようにすれば、外側からの応力(ブレーキ油圧)
に対して高い強度が得られ、それだけ肉厚を薄くして一
層の軽量化、低コスト化を図ることができる。
それぞれ中心部ほど外側へ滑らかに湾曲して突き出す凸
形状、例えば部分球面形状とされ、且つ互いに密着させ
られるようにすれば、外側からの応力(ブレーキ油圧)
に対して高い強度が得られ、それだけ肉厚を薄くして一
層の軽量化、低コスト化を図ることができる。
【0013】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるディス
クブレーキ用ピストン10(以下、単にピストン10と
いう)の縦断面図である。このピストン10は、全体と
して有底円筒形状を成しており、その底部側から図示し
ないシリンダボア内に嵌合されるとともに、その底部と
シリンダボアとの間に形成される液圧室にブレーキフル
ードが供給されることにより、そのブレーキ油圧によっ
て開口側、すなわち図の上方側へ突き出され、摩擦パッ
ドをディスクロータに押圧するものである。
細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるディス
クブレーキ用ピストン10(以下、単にピストン10と
いう)の縦断面図である。このピストン10は、全体と
して有底円筒形状を成しており、その底部側から図示し
ないシリンダボア内に嵌合されるとともに、その底部と
シリンダボアとの間に形成される液圧室にブレーキフル
ードが供給されることにより、そのブレーキ油圧によっ
て開口側、すなわち図の上方側へ突き出され、摩擦パッ
ドをディスクロータに押圧するものである。
【0014】上記ピストン10は、それぞれ有底円筒形
状を成す一対の内側部材12および外側部材14にて構
成されている。外側部材14は内側部材12の外側に締
り嵌め(圧入)によって嵌合固定されており、外側部材
14の円筒部14aは内側部材12の円筒部12aに密
着させられている。両部材12,14間には、互いに離
間する方向に大きな力が加えられることはないため、例
えば組付前の段階で両者が分離することがない程度に比
較的軽く嵌合固定されておれば良い。内側部材12の底
部12bおよび外側部材14の底部14bは、何れも中
心部ほど外側へ滑らかに湾曲して突き出す凸形状、実施
例では部分球面形状を成しているとともに、内側部材1
2の底部12bの外側面の曲率と外側部材14の底部1
4bの内側面の曲率は略同じで、互いに密着させられる
ようになっており、且つそれ等の球面状の底部12bと
14bとの間には鳴き防止用のグリースが塗布されてい
る。なお、内側部材12の底部12bの外周部は平坦と
されている一方、外側部材14の底部14bの外周部は
底部12bから離間するように外側へ膨出させられてい
る。
状を成す一対の内側部材12および外側部材14にて構
成されている。外側部材14は内側部材12の外側に締
り嵌め(圧入)によって嵌合固定されており、外側部材
14の円筒部14aは内側部材12の円筒部12aに密
着させられている。両部材12,14間には、互いに離
間する方向に大きな力が加えられることはないため、例
えば組付前の段階で両者が分離することがない程度に比
較的軽く嵌合固定されておれば良い。内側部材12の底
部12bおよび外側部材14の底部14bは、何れも中
心部ほど外側へ滑らかに湾曲して突き出す凸形状、実施
例では部分球面形状を成しているとともに、内側部材1
2の底部12bの外側面の曲率と外側部材14の底部1
4bの内側面の曲率は略同じで、互いに密着させられる
ようになっており、且つそれ等の球面状の底部12bと
14bとの間には鳴き防止用のグリースが塗布されてい
る。なお、内側部材12の底部12bの外周部は平坦と
されている一方、外側部材14の底部14bの外周部は
底部12bから離間するように外側へ膨出させられてい
る。
【0015】上記内側部材12は、鋼板にプレスによる
絞り加工を主体とした加工が施されることによって有底
円筒形状に成形されたもので、外側部材14は、ステン
レス板にプレスによる絞り加工を主体とした加工が施さ
れることによって有底円筒形状に成形されたものであ
る。また、内側部材12の円筒部12aの開口端縁に
は、外側へ突き出す環状突起12cが上記絞り加工後に
据え込み鍛造によって形成されており、外側部材14の
開口端縁との間に環状溝16を形成するようになってい
る。この環状溝16には、防塵用のダストブーツの内端
部が嵌着される。なお、必要に応じて切削加工や研磨加
工などを付加的に行うことも勿論可能である。
絞り加工を主体とした加工が施されることによって有底
円筒形状に成形されたもので、外側部材14は、ステン
レス板にプレスによる絞り加工を主体とした加工が施さ
れることによって有底円筒形状に成形されたものであ
る。また、内側部材12の円筒部12aの開口端縁に
は、外側へ突き出す環状突起12cが上記絞り加工後に
据え込み鍛造によって形成されており、外側部材14の
開口端縁との間に環状溝16を形成するようになってい
る。この環状溝16には、防塵用のダストブーツの内端
部が嵌着される。なお、必要に応じて切削加工や研磨加
工などを付加的に行うことも勿論可能である。
【0016】このようなピストン10は、それぞれプレ
スによる絞り加工を主体として構成された一対の内側部
材12および外側部材14を嵌合固定するだけで良いた
め、鍛造加工を主体として製造する場合に比較して、加
工が容易で簡単且つ安価に製造できる。また、2重構造
であるため振動などの減衰作用が得られ、ブレーキ鳴き
の防止に有効で、摩擦パッド等に設けられる鳴き防止用
のシムなどを省略することが可能となり、この点でも安
価になる。特に、本実施例では両底部12b,14b間
に鳴き防止用グリースが充填(塗布)されているため、
ブレーキ鳴きの発生が一層効果的に防止される。
スによる絞り加工を主体として構成された一対の内側部
材12および外側部材14を嵌合固定するだけで良いた
め、鍛造加工を主体として製造する場合に比較して、加
工が容易で簡単且つ安価に製造できる。また、2重構造
であるため振動などの減衰作用が得られ、ブレーキ鳴き
の防止に有効で、摩擦パッド等に設けられる鳴き防止用
のシムなどを省略することが可能となり、この点でも安
価になる。特に、本実施例では両底部12b,14b間
に鳴き防止用グリースが充填(塗布)されているため、
ブレーキ鳴きの発生が一層効果的に防止される。
【0017】また、本実施例では内側部材12の開口端
縁に外側へ突き出す環状突起12cが据え込み鍛造によ
って設けられ、外側部材14の開口端縁との間に環状溝
16を形成するようになっているため、環状溝16を形
成するために切削加工や研磨加工などを行う必要がな
く、製造コストが一層低減される。
縁に外側へ突き出す環状突起12cが据え込み鍛造によ
って設けられ、外側部材14の開口端縁との間に環状溝
16を形成するようになっているため、環状溝16を形
成するために切削加工や研磨加工などを行う必要がな
く、製造コストが一層低減される。
【0018】また、本実施例では外側部材14がステン
レス板製であるため、シリンダボアに摺接させられる外
周面にカニゼンメッキ等を施すことが不要で、製造コス
トが一層低減されるとともに、ステンレスは抗張力が高
いため、必要強度を確保しつつ肉厚を薄くすることが可
能で、それだけ軽量化を図ることができる。また、ステ
ンレスの熱伝導度は通常の鋼板の約1/2〜1/3であ
るため、ブレーキフルードへの熱伝導が少なくなってベ
ーパロックの発生が抑制される。
レス板製であるため、シリンダボアに摺接させられる外
周面にカニゼンメッキ等を施すことが不要で、製造コス
トが一層低減されるとともに、ステンレスは抗張力が高
いため、必要強度を確保しつつ肉厚を薄くすることが可
能で、それだけ軽量化を図ることができる。また、ステ
ンレスの熱伝導度は通常の鋼板の約1/2〜1/3であ
るため、ブレーキフルードへの熱伝導が少なくなってベ
ーパロックの発生が抑制される。
【0019】また、内側部材12および外側部材14の
底部12b,14bは、それぞれ中心部ほど外側へ滑ら
かに湾曲して突き出す部分球面形状を成しており、且つ
互いに密着させられているため、外側からの応力(ブレ
ーキ油圧)に対して高い強度が得られ、それだけ肉厚を
薄くして一層の軽量化、低コスト化を図ることができ
る。
底部12b,14bは、それぞれ中心部ほど外側へ滑ら
かに湾曲して突き出す部分球面形状を成しており、且つ
互いに密着させられているため、外側からの応力(ブレ
ーキ油圧)に対して高い強度が得られ、それだけ肉厚を
薄くして一層の軽量化、低コスト化を図ることができ
る。
【0020】なお、上記実施例では、環状突起12cが
据え込み鍛造によって形成されていたが、図2に示すよ
うに、絞り加工によって鋼板を有底円筒形状に成形した
後に、プレスによる曲げ加工を施して環状突起12cを
形成することも可能である。図2は、外側部材14の円
筒部14aの開口端縁にも、プレスによる曲げ加工、或
いは絞り加工時に外周縁部をフランジ状に残したりして
環状突起14cを設け、内側部材12の環状突起12c
との間に比較的深い環状溝16を形成した場合である。
据え込み鍛造によって形成されていたが、図2に示すよ
うに、絞り加工によって鋼板を有底円筒形状に成形した
後に、プレスによる曲げ加工を施して環状突起12cを
形成することも可能である。図2は、外側部材14の円
筒部14aの開口端縁にも、プレスによる曲げ加工、或
いは絞り加工時に外周縁部をフランジ状に残したりして
環状突起14cを設け、内側部材12の環状突起12c
との間に比較的深い環状溝16を形成した場合である。
【0021】図3は、底部12b,14bの全体を外側
へ湾曲して突き出す部分球面形状とした場合で、外側部
材14の底部14bの外周縁には、軸方向へ突き出す円
筒形状の折曲げ部14dが設けられている。この場合
も、前記実施例と同様の効果が得られる。
へ湾曲して突き出す部分球面形状とした場合で、外側部
材14の底部14bの外周縁には、軸方向へ突き出す円
筒形状の折曲げ部14dが設けられている。この場合
も、前記実施例と同様の効果が得られる。
【0022】図4は、前記内側部材12の円筒部12a
を、周方向において波形状となる波形筒部12dとした
場合で、このようにすれば、外側部材14の円筒部14
aとの間に複数の空間18が形成されて空気に触れる表
面積が大きくなるため、放熱性能が向上してベーパロッ
クが一層効果的に抑制される。
を、周方向において波形状となる波形筒部12dとした
場合で、このようにすれば、外側部材14の円筒部14
aとの間に複数の空間18が形成されて空気に触れる表
面積が大きくなるため、放熱性能が向上してベーパロッ
クが一層効果的に抑制される。
【0023】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これらはあくまでも一実施形態であ
り、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
細に説明したが、これらはあくまでも一実施形態であ
り、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
【図1】本発明の一実施例であるディスクブレーキ用ピ
ストンの縦断面図である。
ストンの縦断面図である。
【図2】環状溝部分の別の形態を説明する断面図であ
る。
る。
【図3】底部の別の形態を説明する断面図である。
【図4】内側部材の円筒部の別の形態を説明する断面図
である。
である。
【図5】従来のディスクブレーキ用ピストンの一例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
10:ディスクブレーキ用ピストン 12:内側部材 14:外側部材
Claims (2)
- 【請求項1】 有底円筒形状を成すとともに、該有底円
筒形状の底部の外側に液圧が作用させられることにより
開口側へ押圧されるディスクブレーキ用ピストンであっ
て、 プレス加工を主体として構成された有底筒形状の内側部
材と、 プレス加工を主体として構成された有底円筒形状を成
し、前記内側部材の外側に嵌合された外側部材とを有す
ることを特徴とするディスクブレーキ用ピストン。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記内側部材は、鋼板にプレスによる絞り加工を主体と
した加工が施されることによって有底筒形状に成形され
たもので、 前記外側部材は、ステンレス板にプレスによる絞り加工
を主体とした加工が施されることによって有底円筒形状
に成形されたものであることを特徴とするディスクブレ
ーキ用ピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8276164A JPH10122280A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | ディスクブレーキ用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8276164A JPH10122280A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | ディスクブレーキ用ピストン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10122280A true JPH10122280A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17565634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8276164A Pending JPH10122280A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | ディスクブレーキ用ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10122280A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003503661A (ja) * | 1999-07-02 | 2003-01-28 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 液圧室のためのピストン |
| JP2010007688A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Kayaba Ind Co Ltd | キャリパブレーキ装置 |
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| US9151385B2 (en) | 2007-10-27 | 2015-10-06 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Multi-part piston construction for a brake caliper of a disk brake |
| WO2016203895A1 (ja) * | 2015-06-16 | 2016-12-22 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ピストンおよびこれを用いたディスクブレーキ |
| DE112016004881T5 (de) | 2015-10-26 | 2018-07-12 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Scheibenbremse und Kolben |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP8276164A patent/JPH10122280A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060405 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
| A02 | Decision of refusal |
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