JPH10123772A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10123772A
JPH10123772A JP8275981A JP27598196A JPH10123772A JP H10123772 A JPH10123772 A JP H10123772A JP 8275981 A JP8275981 A JP 8275981A JP 27598196 A JP27598196 A JP 27598196A JP H10123772 A JPH10123772 A JP H10123772A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の低濃度領域におけるドット再現性を向
上して安定化することができる画像形成装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 画像データで変調したビームを像露光す
ることにより像形成体1上に潜像を形成し、当該潜像を
トナーで顕像化してトナー画像を得る画像形成装置で、
像露光は画像濃度に応じて位相の異なるパルス信号によ
りパルス幅変調を行うと共に低濃度領域は高濃度領域よ
り隣接する画素間隔の記録位置を近接した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、参照波信号によ
り濃度データを変調した変調信号により発振させたレー
ザ光学系やLED光学系によってドット記録を行い文字
及び中間調再現を行う画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に複写機又はプリンタ等の電子写真
法を採用するエンジンを搭載した画像形成装置は、画像
データに対する画像濃度の再現が最適となるように像露
光や現像等のプロセス条件を設定したり、複数のγ補正
曲線を予め用意し、その中のどれかを選択することによ
り再生画像の濃度を調整を可能にしている。
【0003】図10は2画素PWM(パルス幅変調)と
1画素PWMの記録特性を示したグラフである。
【0004】ここで、1画素PWMとは1画素の画像デ
ータを画素クロックと同一周期の参照波でパルス幅変調
したものである。かかる1画素PWMによれば1画素の
画像データから1ドットに相当する記録信号を得ること
になるので、かかる記録信号でレーザあるいはLEDド
ライバを駆動して露光プロセスを実行すれば、1画素の
画像データから1ドットとして静電潜像を形成する。従
って、1画素PWMによれば、高解像の記録には適して
いるが、レーザスポットの発光特性や像形成体の感光特
性の影響により、γ補正を行っても高濃度領域から特に
低濃度領域で原画像に忠実な濃度再現を行うことができ
ない。これに対して、2画素PWMは例えば、副走査方
向の隣接する2画素のデータを画素クロックの2倍周期
の参照波でパルス幅変調したものであり、かかる2画素
PWMによれば2画素の画データから1ドットに相当す
る記録信号を得ることになるので、かかる記録信号でレ
ーザあるいはLEDドライバを駆動して露光プロセスを
実行すれば、2画素の画像濃度データを1ドットとして
静電潜像が形成されることになる。従って、2画素PW
Mによれば、解像度は犠牲になるが、高濃度領域から特
に低濃度領域におけるドット再現性は1画素PWMの低
濃度領域に比較して向上している。従って、グラフから
も考察されるように2画素PWMを採用すれば、1画素
PWMに比較して理想的な低濃度領域における記録特性
を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子写
真プロセスでは2画素PWMにおいては低濃度領域から
高濃度領域におけるドット再現性と解像力を両立しない
という課題が残っている。
【0006】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、画像
の低濃度領域におけるドット再現性を向上して安定化す
ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の構成
により達成される。
【0008】(1) 画像データで変調したビームによ
り像露光して像形成体上にドッド状の潜像を形成し、当
該潜像をトナーで顕像化してトナー画像を得る画像形成
装置であって、前記ドット状潜像は画像濃度に応じたパ
ルス幅変調を行うと共に、低濃度領域においては高濃度
領域より隣接する画素間で形成するドットを近接させた
パルス幅変調したビームにより形成されることを特徴と
する画像形成装置。
【0009】(2) 画像濃度に応じて近接の度合の異
なるパルス幅変調を行うことを特徴とする(1)の画像
形成装置。
【0010】(3) 画像濃度に応じて異なる参照波を
発生させ、これと画像濃度とを比較してパルス幅変調を
行うことを特徴とする(2)の画像形成装置。
【0011】(4) 画像判別手段を有し、中間調画像
に対し近接の度合の異なるパルス幅変調を行うことを特
徴とする(1)〜(3)の画像形成装置。
【0012】(5) 文字画像に対して、隣接した記録
画素の濃度変化に応じて近接の度合の異なるパルス幅変
調を行うことを特徴とする(4)の画像形成装置。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である画像形
成装置の構成について説明する。
【0014】図9は本実施の形態の画像形成装置の概略
構成を示す斜視図である。
【0015】画像形成装置は、像形成体1を一様帯電し
た後にコンピュータ又はスキャナからのディジタル画像
濃度データをD/A変換して得られたアナログ画像濃度
信号と参照波信号とを差動増幅して得られた変調信号に
基づいてパルス幅変調したスポット光によりドット状の
静電潜像を形成し、これをトナーにより反転現像してド
ット状のトナー画像を形成する。続いて、画像形成装置
は帯電,露光及び現像工程を繰り返して像形成体1上に
カラートナー像を形成し、このカラートナー像を記録紙
上に転写し、像形成体1より分離し、定着してカラー画
像を得るものであり、上記パルス幅変調によりドットの
面積を変えることにより階調表現している。
【0016】本実施の形態の画像形成装置は、矢印方向
に回動するドラム状の像形成体1と、この像形成体1上
に一様な電荷を付与するスコロトロン帯電器2と、走査
光学系30、イエロー、マゼンタ、シアン及び黒トナー
を装填した現像器41〜44、クリーニグ装置70等か
らなる。
【0017】走査光学系30は半導体レーザ31より出
射したレーザ光をコリメータレンズ32で平行光とした
レーザビームとする。このレーザビームは一定の速度で
回転する回転多面鏡34によって反射偏向され、fθレ
ンズ35及びシリンドリカルレンズ33,36によっ
て、一様帯電した像形成体1周面上を微少なスポット状
に結像したレーザスポットとなり走査し像露光する。こ
こでfθレンズ35は等速の光走査を行うための補正レ
ンズであり、シリンドリカルレンズ33,36は回転多
面鏡34の面倒れによるスポット位置の変動を補正する
レンズである。
【0018】本実施の形態に用いられる像形成体1は、
導電性支持体、中間層、感光層からなる。感光層の厚さ
は、5〜100μm程度であり、好ましくは10〜50
μmである。像形成体1は直径150mmのアルミニウ
ム製のドラム状導電性支持体を用い、その導電性支持体
上にエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる厚さ0.1
μmの中間層を形成し、この中間層上に膜厚35μmの
感光層を設けて構成される。
【0019】本実施の形態ではカラートナー像を像形成
体1上に重ね合わせるので走査光学系30からのレーザ
ビームがカラートナー像により遮蔽されないように赤外
側に分光感度を有する感光層及び赤外光を出射するレー
ザダイオードが用いられる。
【0020】ここで図9に示した画像形成装置の画像形
成プロセスの概略を説明する。
【0021】先ず、スコロトロン帯電器2により像形成
体1が一様帯電される。像形成体1上にイエローに対応
する静電潜像が、ページメモリ210(図1参照)中か
らのイエローデータ(8bitのディジタル濃度デー
タ)により変調されたレーザビームの照射により形成さ
れる。かかるイエローに対応する静電潜像は、第1の現
像器41により反転現像され、像形成体1上に極めて鮮
鋭度の高いドット状の第1のトナー像(イエロートナー
像)が形成される。この第1のトナー像は記録紙に転写
されることなく、退避しているクリーニング装置70の
下を通過し、像形成体1上に再びスコロトロン帯電器2
により帯電が施される。
【0022】次いでマゼンタデータ(8bitのディジ
タル濃度データ)により変調されたレーザビームが像形
成体1上に照射され、静電潜像が形成される。この静電
潜像は、第2の現像装置42により反転現像されて、第
2のトナー像(マゼンタトナー像)が形成される。前記
と同様にして第3の現像装置43により順次反転現像さ
れて、第3のトナー像(シアントナー像)が形成され、
像形成体1上に順次積層された3色トナー像が形成され
る。最後に第4のトナー像(黒トナー像)が形成され、
像形成体1上に順次積層された4色トナー像が形成され
る。
【0023】これらの4色トナー像は、給紙装置から供
給された記録紙上に転写器62の作用で転写される。
【0024】転写トナー像を担持した記録紙は、分離器
63により像形成体1から分離され、ガイドおよび搬送
ベルトにより搬送されて定着装置64に搬入され加熱定
着されて排紙皿に排出される。
【0025】次に本実施の形態の画像形成装置を構成す
る画像処理回路について説明する。
【0026】図1は本実施の形態の画像処理回路を示す
ブロック図であり、図2は図1に示す画像処理回路の要
部構成の具体例を示したブロック図であり、図3は本実
施の形態の変調回路を示すブロック図である。
【0027】本実施の形態の画像処理回路は、画像判別
により記録位置変調を行うものであり、画像データ処理
回路100と変調信号生成回路200とレーザドライバ
300からなり、画像濃度データと組み合わされる参照
波を位相の異なる複数の参照波とし、画像濃度データの
画素内濃度分布検出回路230からの結果に基づいて画
像濃度データと複数の参照波中からの特定の参照波とを
選択的に組み合わせることによって得られる変調した記
録信号を得る回路である。以下に各部構成について説明
する。
【0028】画像データ処理回路100は、フォントデ
ータのエッジ部を補間して出力する回路であり、コンピ
ュータからなる入力回路110とフォントデータ発生回
路120とフォントデータ記憶回路130と補間データ
生成回路140からなり、入力回路110からのキャラ
クタコード信号、サイズコード信号、ポジションコード
信号及びカラーコード信号をフォントデータ発生回路1
20に送出する。フォンドデータ発生回路120は、4
種の入力信号からアドレス信号を選択してフォントデー
タ記憶回路130に送出する。フォントデータ記憶回路
130はアドレス信号に対応する1文字に対応するフォ
ントデータをフォントデータ発生回路120に送出す
る。フォントデータ発生回路120はフォントデータを
補間データ生成回路140に送出する。補間データ生成
回路140は、フォントデータのエッジ部に生じる画像
濃度データのギザギザや飛びを中間濃度を用いて補間し
て、例えば8bitの画像濃度データとして、画像濃度
データ記憶回路160に送出する。すなわち、カラーコ
ードに応じて、対応色を各イエロー、マゼンタ、シア
ン、黒の多値の濃度データに変換してフレームメモリか
らなる画像濃度データ記憶回路160へ送出する。この
ようにして各色を同一形状で濃度の割合を異ならせた状
態で多値展開されたフォントが各色毎の画像濃度データ
記憶回路160中に多値のビットマップ展開される。
【0029】本実施の形態における画像処理回路は、ス
キャナ151、A/D変換回路152、濃度変換回路1
53から構成する画像データ処理回路150を備え、ス
キャナ151からの画像濃度データの入力及び画像処理
を施すことができる。
【0030】画像濃度データ記憶回路160は、通常ペ
ージメモリ(以降、単にページメモリ160という。)
であり、ページ単位で記憶するRAM(ランダムアクセ
スメモリ)であり、少なくとも1ページ(1画面分)に
相当する多値の画像濃度データを記憶する容量を有す
る。また、カラープリンタに採用される装置であるなら
ば、複数色、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒の
色成分に対応する画像濃度信号を記憶するだけのページ
メモリを備えていることになる。
【0031】変調信号生成回路200は、画像制御によ
り、文字に対して1画素単位で参照波を選択して変調し
た記録信号を得、中間調に対して2画素単位で参照波を
選択して変調した記録信号を得るものであり、マスキン
グ回路210による色補正と読み出し回路220とラッ
チ回路221,222と画素内濃度分布検出回路230
とγ変換回路240とクロック発生回路250と参照波
発生回路260と参照波選択回路270と変調回路28
0とから構成され、1走査ライン単位の画像濃度データ
を画像濃度データ記憶回路160から読み出し、その連
続する1走査ライン単位の画像濃度データ中から文字、
線画等の文字再現領域においてエッジに相当する画像濃
度データを画素内濃度分布検出回路230で検出し、当
該エッジの方向に対応して位相差のある参照波により変
調回路280でパルス幅変調した記録信号を生成し、中
間調再現領域において画素中央を走査するレーザビーム
を変調する参照波を画像濃度に応じて位相の異なる三角
波を用いて、低濃度領域は高濃度領域より隣接するパル
ス幅位置を近接する記録信号を生成し、これらの記録信
号で半導体レーザ31の駆動手段を有するレーザドライ
バ300に送出する。以下に本実施の形態における変調
信号生成回路200の各部構成を説明する。
【0032】マスキング回路210は、プリンタ特性に
応じた色補正を行う回路であり、色補正により新たなイ
エロー、マゼンタ、シアン、黒画像データを作成する。
【0033】読み出し回路220は、インデックス信号
をトリガとして基準クロックDCK10に同期して連続す
る1走査ライン単位の画像濃度データをページメモリ2
10から読み出してラッチ回路221,222と画素内
濃度分布検出回路230に送出する。読み出し回路22
0は1走査ライン分ずつ送られてくる画像濃度データの
3走査ライン分の最初の1走査ライン分の画像濃度デー
タには2ライン走査時間の遅延をかけ、中間の1走査ラ
イン分の画像濃度データには1ライン走査時間の遅延を
かけ、最後の1走査ライン分の画像濃度データには遅延
をかけずに、各画像濃度データには2基準クロック分、
又は1基準クロック分の遅延をかけ、注目画素を含み注
目画素に隣接した画素の総ての画像濃度データを同時に
ラッチ回路221,222と画素内濃度分布回路230
に送出する。この情報に基づき参照波の位相と同期を決
定する。
【0034】ラッチ回路221,222は、画素内濃度
分布検出回路230と参照波選択回路270の処理を実
行している時間だけ、画像濃度データをラッチする回路
である。
【0035】画素内濃度分布検出回路230は、画像判
別機能と当該画像判別結果に基づいて周期の異なる参照
波の中から位相を選択する選択信号を参照波選択回路2
70に送出することにより記録位置変調機能と共に画像
判別結果により文字領域又は中間調領域毎にγを選択す
るγ選択信号をγ補正回路240に送出する回路であ
る。説明の便宜上、画素内濃度分布検出回路230の機
能のうち画像判別機能からγ変換処理を実行するための
構成を説明する。
【0036】先ず、画素内濃度分布検出回路230の画
像判別機能及びこれに関連するγ選択回路240を説明
する。
【0037】画素内濃度分布検出回路230は、請求項
に記載の画像判別手段に相当するものであり、読み出し
回路220から読み出される連続した画像濃度データを
文字再現領域又は中間調再現領域であるかを判別する機
能も有し、注目画素とその隣接濃度の変化の大きさ、エ
ッジの存在から画像判別し、その判別結果を参照波選択
回路270及びγ変換回路240に送出する。画素内濃
度分布判別回路230は注目画素の画像データが第1、
第2の閾値のいずれであるかについて判別を行い、画像
が大局的に文字領域か中間調領域のいずれであるかにつ
いて判別を行う。この判別は、注目画素を含めた16×
16画素中での濃度変化により行っている。濃度変化が
大きい領域である場合、注目画素を文字領域と判別し、
濃度変化が小さい領域である場合は中間調領域と判別す
る。さらに判別領域結果が微少領域のみ異なっている場
合、例えば文字領域中において、中間調領域が孤立して
存在している場合は、文字として判定させる。中間調領
域の場合も同様に判定する。
【0038】なお、注目画素が特定濃度(例えば記録濃
度で0.2以下)より低い時は、走査位置変調によりノ
イジーな画像となり易いので、中間調と判別させる。
【0039】γ変換回路240は、入力画像データに対
し記録画像とを対応づけるように最適な階調特性を現す
ように補正した画像データを変調回路280に送出する
ものである。γ変換回路240は、ラッチ回路221か
ら送出される画像データを入力端子を備え、中間調再現
用補正曲線データと文字再現用補正曲線テーブルを有し
ており、画素内濃度分布回路230からの判別信号に応
じて中間調再現用補正曲線データか文字再現用補正曲線
の何れかを使用することによりγ補正された画像データ
を変調回路280に送出することになる。これにより、
文字や線画の文字領域であると判別された場合は、色調
に変化のない鮮明な文字やエッジ部が再現される。ま
た、中間調領域と判断した場合は、階調性の高い画像を
形成できると共に、文字画像には鮮鋭さとしまりを与え
る効果が生まれる。
【0040】次に画素内濃度分布検出回路230の記録
位置変調機能を説明すると共にこの機能に直接関係する
クロック発生回路250、参照波発生回路260、参照
波選択回路270を図2を参照して説明する。
【0041】ここで、2画素単位でのPWMは、上述し
てあるように例えば副走査方向の隣接する2画素の画像
データを画素クロックと同一周期で画像濃度に応じて位
相の異なる参照波でパルス幅変調したものであり、かか
る2画素単位のPWMによれば2画素のデータから隣接
した2ドットに相当する記録信号を得ることになるの
で、かかる記録信号でレーザドライバを駆動して露光プ
ロセスを実行すれば、2画素の画像濃度データを隣接し
た2ドットとして静電潜像が形成されることになる。従
って、2画素単位のPWMによれば、特に低濃度領域に
おけるドット再現性は1画素単位のPWMの低濃度領域
に比較して2画素のドットが実質的につながったドット
に再現されるのでドット再現性が向上している。中高濃
度部ではドットは分離して、あるいは近接して形成され
るので、解像力を落とすことがない。従って、中間調画
像に対して2画素単位のPWMを採用している。また、
2画素単位のPWMにおいては、高濃度領域における解
像力を低下させない隣接ドッドを寄せないようにする。
このようにして、本実施の形態では、像露光は画像濃度
に応じたパルス幅変調を行うと共に、低濃度領域は高濃
度領域より隣接する画素間で形成するドットの潜像を近
接させるような工夫を行っている。
【0042】本実施の形態における画像形成装置は、前
述の画素内濃度分布検出回路230における画像判別処
理により中間調画像であると判別すれば、画像データで
変調したビームを像露光することにより像形成体1上に
ドッド状の潜像を形成し、当該潜像をトナーで顕像化し
てトナー画像を得る装置であって、像露光は画像濃度に
応じたパルス幅変調を行うと共に、低濃度領域は高濃度
領域より隣接する画素間で形成するドットの潜像を近接
させるパルス幅変調を行うものである。
【0043】具体的には、画素内濃度分布検出回路23
0は、前述の画像判別処理により中間調画像であると判
断すれば、画素間での記録位置が画像濃度に応じて低濃
度領域が高濃度領域より記録位置を近接するような選択
信号を参照波選択回路270を構成する同期位相選択回
路271に送出する。
【0044】画素内濃度分布検出回路230は、前述の
画像判別処理により文字画像であると判断すれば、記録
画素の濃度に応じて近接の度合の異なるパルス幅変調を
行うために、1画素単位のPWMでRET処理を行う。
【0045】ここで、1画素単位のPWMは1画素の画
像データを画素クロックと同一周期の参照波でパルス幅
変調したものである。かかる1画素単位のPWMによれ
ば1画素の画像データから1ドットに相当する記録信号
を得ることになるので、かかる記録信号でレーザドライ
バを駆動して露光プロセスを実行すれば、1画素の画像
データから1ドットとして静電潜像を形成する。従っ
て、1画素単位のPWMによれば、レーザスポットの発
光特性や像形成体の感光特性の影響により、特に低濃度
領域で原画像に忠実な濃度を得ることができない。しか
しながら、1画素単位のPWMは2画素単位のPWMに
比較して色調変化のない鮮明な文字やエッジ部の再現性
が良好であるため、文字再現に1画素単位のPWMを採
用している。像露光は画像濃度に応じたパルス幅変調を
行うと共に、記録画素の濃度に応じて近接の度合いの異
なるパルス幅変調を行うことにより、文字やエッジ部の
再現性をさらに向上させている。
【0046】RET処理は、画像濃度データの注目する
1画素分をm×n(横×縦)の小画素で形成するように
し、該注目画素を含む隣接画素の濃度データの分布を1
画素内のm×nの小画素の分布に置き換え、一定の定数
Pを乗じた注目画素のデータを前記分布に応じて分配す
る。このようにして得られる小画素の画像濃度データを
次に副走査方向に全部加算する。こうして得られた主走
査方向の微小画素データと微小画素データの濃度分布に
基づいて画素内の参照波選択あるいは参照波の位相を変
位させるものである。
【0047】ここで、画素内濃度分布検出回路230で
文字領域であると判断された場合の1画素内の濃度分布
を求めるために注目画素m5を3×3の小画素に分割処
理を図4を参照して説明する。
【0048】図4は注目画素m5を3×3に分割した場
合の一例を示す図であり、図4(a)は上記注目画素を
m5とし、注目画素m5を3×3に分割する場合の注目
画素m5を含む隣接画素をm1〜m9として表した平面
図であり、図4(b)は注目画素m5を3×3の小画素
に分割した場合の各小部分をs1〜s9で表した場合を
示す拡大図である。m1〜m9及びs1〜s9はその部
分の濃度をも表すものとする。
【0049】小画素siの濃度は次の式によって得る。
【0050】 si=(9×m5×P×mi/A)+(1−P)×m5 ここで、i=1,2,・・・9であり、PはRE処理の
強度ともいうべき定数であり0.1〜0.9の範囲の数
値が用いられる。Aはm1〜m9の総和である。
【0051】上式は、(9×m5×P×mi/A)の項
は注目画素m5の濃度にPを乗じた分を隣接画素の濃度
の割合に応じて振り分けたものであり、(1−P)×m
5の項は注目画素m5の残りの濃度を各小画素に均等に
振り分けたものであり、ボケの要素を取り入れたことに
なる。
【0052】画素内濃度分布検出回路230は、さらに
各小走査ラインの平均濃度と各小走査ラインの元の1画
素内の濃度データの重心位置を求める演算を行って、そ
の重心位置データより次のようにそれぞれ異なる選択信
号を出力端子Oより参照波選択回路270に出力する。
すなわち、画素m5の副走査方向の和である各s1+s
4+s7,s2+s5+s8,s3+s6+s9の重心
が副走査方向の和である。画像濃度分布検出回路230
は、s2+s5+s8の中央近傍にあるときは位相変位
のない基準三角波φ10を選択する信号を出力し、例えば
重心がs2+s5+s8とs1+s4+s7の境界近傍
にあるときは位相が1/9周期進んだ三角波φ11を選択
する信号を出力し、例えば重心がs1+s4+s7の中
央近傍にあるときは位相が2/9周期進んだ三角波φ12
を選択する信号を出力し、例えば重心がs2+s5+s
8とs3+s6+s9の境界近傍にあるときは位相が1
/9周期遅れた三角波φ13を選択する信号を出力し、例
えば重心がs3+s6+s9中央近傍にあるときは2/
9周期遅れた三角波φ17を選択する信号を出力端子Oよ
り参照波選択回路270を構成する同期位相選択回路2
71に出力する。
【0053】クロック発生回路250は、画素クロック
と同一の繰り返し周期の基準クロックDCK10を発生し
て三角波発生回路261に送出する。なお、クロック発
生回路250は、図1に示すように基準クロックDCK
10を読み出し回路220と参照波発生回路260と変調
回路280に出力する。
【0054】参照波発生回路260は、図2に示すよう
に三角波発生回路262と遅延回路群263からなる。
【0055】三角波発生回路262は基準クロックDC
10に基づいて画素クロックと同周期の参照波である基
準の三角波φ10の波形成形を行う。また、遅延回路群2
63では基準クロックDCK10に対し一定周期ずつ(こ
の例で1/9周期ずつ)位相差を有する複数のクロック
DCK11〜DCK18を生成しこれに基づいて、位相の異
なる参照波である三角波φ11〜φ18(ここでは1/9周
期進んだ三角波φ11、2/9周期進んだ三角波φ12、1
/9周期遅れた三角波φ13、2/9周期遅れた三角波φ
14)を出力する。
【0056】参照波選択回路270は、文字再現領域と
判断したときは、1画素単位のPWMを実行するために
基準クロックDCK10と同一周期である参照波φ10〜φ
18の中から選択して送出し、中間調再現領域と判断した
ときは、2画素単位のPWMを実行するために参照波φ
10〜φ18の中から選択して送出する。参照波の位相決定
に使用するための特定色例えばR+2G+B(ここでR
は赤の濃度データ、Gは緑の濃度データ、Bは青の濃度
データである。)の濃度データに変換したものを用いて
いる。これにより、参照波の位相を、各記録色に対し共
通に用いることにより、画像の階調性の保証や色味の変
化を防止できる。なお、位相の決定には、視覚的に一致
するG成分、あるいはG成分を有する無彩色データを用
いるのが好ましい。
【0057】参照波選択回路270は、図2に示すよう
に同期位相選択回路271と記録位置変調回路272と
からなる。
【0058】同期位相選択回路271は、ラッチ回路2
22からの画像濃度データと画素内濃度分布検出回路2
30からの判別信号に基づいてセレクタ261の出力を
指示し、記録位置変調回路272の出力を選択する回路
であり、画素内濃度分布検出回路230からの判別信号
が文字画像であれば、画素内濃度分布検出回路230か
らの選択信号を記録位置変調信号273に送出し、画素
内濃度分布検出回路230からの判別信号が中間調画像
であれば、低濃度領域が高濃度領域より隣接する画素間
隔の記録位置を近接するような三角波をテーブルから選
択する。このテーブルは画像濃度に応じて参照波を選択
するのものであり、ドットのずれを実験的に求めた参照
波をROMテーブルにしてある。低濃度領域ほど隣接す
る参照波のピーク間距離が近接させるようにしたもので
ある(図5参照)。
【0059】記録位置変調回路272は基準三角波φ10
と位相のずれた三角波φ11〜φ18の入力部を有し、同期
位相選択回路271からの選択信号に応じて上記三角波
の内の1つを選択して変調回路280の入力端子Tに送
出するものである。
【0060】なお、本実施の形態では主走査方向にパル
ス幅変調を行うレーザ光学系では、副走査方向に加算を
行って、主走査方向の参照波を決定しているが、LED
やEL光学系の様なラインヘッドを採用した場合は、主
走査方向に加算を行って、副走査方向の参照波を決定す
ることになる。
【0061】変調回路280は、図3に示すよう同一の
回路構成であり、D/A変換回路281、コンパレータ
282と、前記の基準三角波φ10とその1/9周期ずつ
位相をずらした三角波とその1/9周期ずつ位相をずら
した三角波の入力部Tを有していて、ラッチ回路221
を経て入力される画像濃度データを基準クロックDCK
10に同期してD/A変換回路281でD/A変換し、参
照波選択回路270から入力される上記の三角波を参照
波としてコンパレートしてパルス幅変調信号を得る回路
である。
【0062】レーザドライバ300は、図示しないイン
デックス検出回路及び多面鏡ドライバ等を備える。
【0063】レーザドライバ300は変調回路280か
らの変調信号で半導体レーザ31を発振させるものであ
り、半導体レーザ31からのビーム光量に相当する信号
がフィードバックされ、その光量が一定となるように駆
動する。
【0064】インデックス検出回路は、インデックスセ
ンサ39からのインデックス信号により所定速度で回転
する回転多面鏡34の面位置を検知し、主走査方向の周
期によって、ラスタ走査方式で前記変調された画像濃度
信号による光走査を行っている。
【0065】多面鏡ドライバは、直流モータを所定速度
で一様に回転させ、回転多面鏡34を回転させるもので
ある。
【0066】次の本実施の形態の画像形成装置における
露光プロセスにおける制御動作を図5〜図8を参照して
説明する。
【0067】先ず、中間調再現領域の場合の変調信号生
成回路200の動作を図5及び図6(a)を参照して説
明する。かかる変調動作は1副走査ライン単位で参照波
の位相をづらしたものである。
【0068】図5は中間調領域として判定された領域に
おける記録位置変調される場合の変調信号生成回路の各
部信号を示すタイムチャートである。
【0069】画素内濃度分布回路230が中間調再現領
域と判断した場合は、同期位相選択回路271は参照波
発生回路260から位相の異なる三角波φ10〜φ18を記
録位置変調回路272に送出する。記録位置変調回路2
72は、ラッチ回路222からの画像データに基づいて
低濃度領域が高濃度領域より隣接する画素間隔の記録位
置を近接した参照波φ10〜φ18を変調回路280に出力
する。
【0070】図5(a)は、変調回路280における変
調動作を示したものであり、ページメモリ210からイ
ンデックス信号をトリガとして基準クロックDCK10
基づいて読み出される画像濃度データを一点線鎖線で示
しており、当該画像濃度データに低濃度領域の階調性を
向上すべくγ補正した画像データをD/A変換回路28
1でアナログ値に変換されたものである。画像濃度デー
タは高レベル側ほど淡い濃度を示し、低レベル側ほど濃
い濃度を示している。更に参照波に相当する三角波を示
してある。かかる参照波は画像データに基づいて低濃度
領域が高濃度領域より隣接した三角波に選択してある。
【0071】図5(b)は図5(a)に示した記録特性
を示すことになるコンパレータ282から出力されるパ
ルス幅変調信号を示している。かかる変調信号は低濃度
領域が高濃度領域より隣接する画素間隔の記録位置を近
接している事が分かる。かかる変調信号がレーザドライ
バ300に送出され、半導体レーザ31が発振される。
【0072】図6(a)は図5(a),(b)に示した
変調動作により像形成体1上に形成される潜像を示した
模式図であり、横方向は走査光学系30の主走査方向に
対応しており、縦方向は走査光学系30の副走査方向に
対応している。
【0073】図6(a)において、奇数段に配列してあ
る潜像は図5(b)に示した記録信号で走査光学系30
を駆動することにより得られるものであり、原画像信号
と比較して低記録濃度領域が高記録濃度領域に比較して
ドットを集中して形成してある。
【0074】図5(c)は、変調回路280における変
調動作を示したものであり、ページメモリ210からイ
ンデックス信号をトリガとして基準クロックDCK10
基づいて読み出される画像濃度データを一点鎖線実線で
示しており、当該画像濃度データに高濃度領域の階調性
を向上すべくγ補正した画像データをD/A変換回路2
81でアナログ値に変換されたものである。更に参照波
に相当する三角波を示してある。かかる参照波は画像デ
ータに基づいて低濃度領域が高濃度領域より隣接した三
角波に選択してある。
【0075】図5(d)は図5(c)に示した変調動作
によるコンパレータ282から出力されるパルス幅変調
信号を示している。かかる変調信号は低濃度領域が高濃
度領域より隣接する画素間隔の記録位置を近接している
事が分かる。
【0076】図6(a)において、偶数段に配列してあ
る静電潜像は図5(d)に示した記録信号で走査光学系
30を駆動することにより得られるものであり、原画像
信号と比較して低記録濃度領域は高記録濃度領域でドッ
トを集中して形成してある。
【0077】従って、現像装置41〜44でトナー像に
顕像化すれば、高記録濃度付近では飽和しており、低記
録濃度付近ではドット径が確実に形成されていることに
なる。上記変調信号生成結果により、主走査方向の2画
素で記録することにより、低濃度領域では主走査方向の
2画素毎に隣接させ、高濃度領域では一方のドットの飽
和をおさえることにより、原画像の画像濃度と比較すれ
ば、略同一となって濃度再現が忠実になっていることに
なり、写真などの中間調でも鮮明さを失うことなく再現
が向上することになる。
【0078】また、参照波位相を1副走査ライン毎に順
次ずらしていくことによりスクリーン角度の付いた網点
に相当するドットを構成することができる。例えば、ス
クリーン角度をイエロー成分では45°、マゼンタ成分
では26.6°、シアン成分では−26.6°、黒成分
では0°にして色再現の一様性を向上しモアレ縞の発生
を防止することができる。
【0079】次の2副走査ライン単位で順次参照波の位
相をづらした場合を図6(b)を参照して説明する。
【0080】図6(b)は横方向は走査光学系30の主
走査方向に対応しており、縦方向は走査光学系30の副
走査方向に対応している。
【0081】図6(b)において、2副走査ライン毎に
位相をづらしてあり、原画像信号と比較して低記録濃度
領域は高記録濃度領域に比較してドットを集中して形成
してある。従って、現像装置41〜44でトナー像に顕
像化すれば、高記録濃度付近では飽和しており、低記録
濃度付近ではドット径が確実に形成されていることにな
る。
【0082】上記変調信号生成結果により、主走査方向
の2画素に加え、副走査方向の2画素も加えて記録する
ことにより低濃度領域では4ケのドットを実質的に1つ
に隣接させ、高濃度領域では一方のドットの飽和をおさ
えることにより、原画像の画像濃度と比較すれば、略同
一となって濃度再現が忠実になっていることになり、写
真などの中間調でも鮮明さを失うことなく再現が向上す
ることになる。従って、現像装置41〜44でトナー像
に顕像化すれば、高記録濃度付近では飽和しており、低
記録濃度付近ではドット径が確実に形成されていること
になる。その結果、像形成体1上に形成される静電潜像
は図6に示すように中央の記録幅が長い菱形に近いもの
となってより均一した縦縞構造の現れない中間調画像が
得られる。
【0083】次に文字再現領域の場合の変調信号生成回
路200の動作を中心に露光プロセスを図7及び図8を
参照して説明する。
【0084】図7は文字領域と判定された領域における
記録位置変調される場合の変調信号生成回路の各部信号
を示すタイムチャートである。
【0085】図7(a)はページメモリ210からイン
デックス信号をトリガとして基準クロックDCK10に基
づいて読み出される1走査ライン分の画像濃度データが
D/A変換回路281によりアナログ値に変換されたも
のの一部を示している。この1走査ライン分のディジタ
ル画像濃度データは読み出し回路220から同時に画素
内濃度分布検出回路230及びラッチ回路221,22
2に送出する。画像濃度データは、高レベル側ほど淡い
濃度を示し、低レベル側ほど濃い濃度を示している。
【0086】図7(b)は画素内濃度分布検出回路23
0における主走査方向のエッジ検出の状態を示すもの
で、主走査方向の微分値を示している。前述のように微
分値の絶対値が特定値αを超えるときはエッジ部と判断
し、その符号の正負によってエッジの方向を判断する。
出力値が“0”であれば、同一レベルの画像濃度データ
が連続していることを示している。この出力信号は基準
クロックDCK10に基づいて参照波選択回路270に送
出される。
【0087】以下(c)〜(e)は選択される参照波と
画像濃度データの組み合わせを示す。
【0088】図7(c)は変調回路280において画素
内濃度分布検出回路230からの出力値が正の値である
ときの参照波を示している。この場合は基準三角波に対
し1/9周期遅れた三角波である。これにより変調回路
280からの出力信号は図7(f)に示すように基準三
角波でパルス幅変調した場合に比べて1/9周期だけ遅
れた変調信号を得ることになる。点線で示した変調信号
は位相遅れのない三角波によって変調した場合の出力信
号である。
【0089】図7(d)は変調回路280において画素
内濃度分布検出回路230からの出力値が“0”の場合
の変調動作を示しており、変調回路280には画素内濃
度分布検出回路230からの選択信号が“0”である期
間での画像濃度データを基準三角波によって変調した図
7(g)に示すような基準位相の変調信号を出力する。
【0090】図7(e)は変調回路280において画素
内濃度分布検出回路230からの出力値が負の場合の変
調動作を示し、画素内濃度分布検出回路230からの選
択信号が負の値を示した期間の画像濃度データが入力さ
れ、参照波は1/9周期だけ進んだ三角波である。これ
によってコンパレータ282によりコンパレートされて
図7(h)に示す1/9周期進んだパルス幅変調の変調
信号を出力する。
【0091】上述のようにして、本実施の形態における
変調信号生成回路200は、画像濃度データからエッジ
及びエッジの向きを画素内濃度分布検出回路230で検
出することにより、エッジ部の主走査方向の位置変調を
行った1走査ライン単位の変調信号をレーザドライバ3
00に出力し、半導体レーザ31を発振させる。
【0092】図8は以上のような変調信号生成回路20
0からの変調信号で文字再現領域の潜像を形成した際の
模式図である。図8に示すように主走査方向でエッジの
方に寄せてエッジ部の点が記録されることになる。この
ように記録位置変調された静電潜像を形成することによ
り、エッジ部の解像度を向上することができる。図8の
点線で示したのは従来の記録位置変調を行わない場合の
記録である。
【0093】さらに、参照波位相を副走査毎に順次ずら
していくことによりスクリーン角度の付いた網点に相当
するドットを構成することができる。例えば、スクリー
ン角度をイエロー成分では45°、マゼンタ成分では2
6.6°、シアン成分では−26,6°、黒成分では0
°にして色再現の一様性を向上しモアレ縞の発生を防止
することができる。
【0094】特に黒成分を0°にすることにより、上記
記録位置変調手段はそのまま変更せず用いることができ
るという利点を有する。
【0095】図11は他の実施の形態の画像処理回路の
要部構成の具体例を示したブロック図及び動作を示す模
式図であり、図11(a)は図2に示した回路と参照波
発生回路を変更した実施の形態を示したものであり、図
11(b)は図11(a)に示した参照波発生回路から
発生する参照波を示したものである。
【0096】前述した実施の形態は、選択された位相の
異なる参照波と画像信号との比較によりパルス幅変調さ
れた記録信号を得るが、これに限定されるものでない。
具体的には図11(a)に示したように画素内濃度分布
検出回路230から判別結果を示す信号により図11
(b)に示したように波形の異なる参照波発生回路27
5でピークをずらした波形の異なる参照波を発生するよ
うにしたものである。これにより、図3に示した変調回
路280でピーク位置をずらした波形の参照波と画像信
号とを比較してパルス幅変調した記録信号を得るように
しても前述してある実施の形態と同様な記録信号を得る
ことができる。さらに画素内濃度分布検出信号230か
らの検出信号と画像信号からドット位置のずれを生じる
パルス幅変調した記録信号を直接得るようにしてもよ
い。
【0097】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、上記構成を備
えることにより、画像の低濃度領域におけるドット再現
性を向上して安定化することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の画像形成装置に用いられる画像
処理回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す画像処理回路の要部構成の具体例を
示したブロック図である。
【図3】本実施の形態の変調回路を示すブロック図であ
る。
【図4】注目画素m5を3×3に分割した場合の一例を
示す図である。
【図5】中間調領域として判定された領域における変調
信号生成回路の各部信号を示すタイムチャートである。
【図6】図5に示した変調動作により像形成体1上に形
成される潜像を示した模式図である。
【図7】文字領域と判定された領域における変調信号生
成回路の各部信号を示すタイムチャートである。
【図8】文字再現領域の潜像を形成した際の模式図であ
る。
【図9】本実施の形態の画像形成装置の概略構成を示す
斜視図である。
【図10】2画素PWMと1画素PWMの記録特性を示
したグラフである。
【図11】他の実施の形態の画像処理回路の要部構成の
具体例を示したブロック図及び動作を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 像形成体 30 走査光学系 31 半導体レーザ 210 画像濃度データ記憶回路(ページメモリ) 220 読み出し回路 221,222 ラッチ回路 230 画素内濃度分布検出回路 240 γ変換回路 250 クロック発生回路 260 参照波発生回路 270 参照波選択回路 280 変調回路 300 レーザドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/01 115 B41J 3/00 M 15/043 G03G 15/04 120 15/04 H04N 1/40 B H04N 1/405 F 1/40 103A 1/403

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データで変調したビームにより像露
    光して像形成体上にドッド状の潜像を形成し、当該潜像
    をトナーで顕像化してトナー画像を得る画像形成装置に
    おいて、前記ドット状潜像は画像濃度に応じたパルス幅
    変調を行うと共に、低濃度領域においては高濃度領域よ
    り隣接する画素間で形成するドットを近接させたパルス
    幅変調したビームにより形成されることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像濃度に応じて近接の度合の異なるパ
    ルス幅変調を行うことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 画像濃度に応じて異なる参照波を発生さ
    せ、これと画像濃度とを比較してパルス幅変調を行うこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像判別手段を有し、中間調画像に対し
    近接の度合の異なるパルス幅変調を行うことを特徴とす
    る請求項1〜3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 文字画像に対して、隣接した記録画素の
    濃度変化に応じて近接の度合の異なるパルス幅変調を行
    うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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