JPH10124254A - 光学式マウスシステム - Google Patents
光学式マウスシステムInfo
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- JPH10124254A JPH10124254A JP8298215A JP29821596A JPH10124254A JP H10124254 A JPH10124254 A JP H10124254A JP 8298215 A JP8298215 A JP 8298215A JP 29821596 A JP29821596 A JP 29821596A JP H10124254 A JPH10124254 A JP H10124254A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学式マウスにおいて、ワイヤレス化を可能
とした、従来よりも使用感の高い新規の光学式マウスシ
ステムを構成する。 【解決手段】 光学式マウス10の発光素子13x,1
3yからは、受光素子16x,16yにて検出した座標
情報及びクリックボタンの操作情報に基づいて形成され
た変調信号による光情報出力が放出される。この光情報
出力は、マウスパッド20における透明基板22の内部
にて、X方向ラインパターン23及びY方向ラインパタ
ーン24によって反射されながら伝播し、透明基板22
の端面22aから取出されて受光素子26にて検出され
る。その検出信号は、復調されてシリアル信号として再
生され、コンピュータ等に送出される。
とした、従来よりも使用感の高い新規の光学式マウスシ
ステムを構成する。 【解決手段】 光学式マウス10の発光素子13x,1
3yからは、受光素子16x,16yにて検出した座標
情報及びクリックボタンの操作情報に基づいて形成され
た変調信号による光情報出力が放出される。この光情報
出力は、マウスパッド20における透明基板22の内部
にて、X方向ラインパターン23及びY方向ラインパタ
ーン24によって反射されながら伝播し、透明基板22
の端面22aから取出されて受光素子26にて検出され
る。その検出信号は、復調されてシリアル信号として再
生され、コンピュータ等に送出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学式マウスシステ
ムに係り、特に、光学式マウスにて検出した座標情報を
マウスパッドを経由して送出するように構成されたワイ
ヤレスマウスの構成として好適な技術に関する。
ムに係り、特に、光学式マウスにて検出した座標情報を
マウスパッドを経由して送出するように構成されたワイ
ヤレスマウスの構成として好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学式マウスシステムとしては、
光学式マウスにX方向、Y方向の座標情報をそれぞれ検
出するためのX方向光学検出系、Y方向光学検出系を設
けるとともに、X方向に対して垂直に伸びるストライプ
状のX方向ラインパターンと、Y方向に対して垂直に伸
びるストライプ状のY方向ラインパターンとが形成され
たマウスパッドを形成し、光学式マウスをこのマウスパ
ッド上にて摺動動作させることによって光学式マウスが
横切ったラインパターンの数から座標出力を得るように
構成されている。
光学式マウスにX方向、Y方向の座標情報をそれぞれ検
出するためのX方向光学検出系、Y方向光学検出系を設
けるとともに、X方向に対して垂直に伸びるストライプ
状のX方向ラインパターンと、Y方向に対して垂直に伸
びるストライプ状のY方向ラインパターンとが形成され
たマウスパッドを形成し、光学式マウスをこのマウスパ
ッド上にて摺動動作させることによって光学式マウスが
横切ったラインパターンの数から座標出力を得るように
構成されている。
【0003】マウスパッドに形成されるX方向ラインパ
ターンとY方向ラインパターンとを識別する方法は種々
あるが、本出願人による先行出願に基づく特公平1−3
9128号公報に開示されているように、両ラインパタ
ーンを互いに所定距離隔てた平面内に形成し、それぞれ
X方向光学検出系をX方向ラインパターンの位置に焦点
が合うように構成し、Y方向光学検出系をY方向ライン
パターンの位置に焦点が合うように構成する方法があ
る。この方法によれば、両ラインパターンの色や反射率
を大きく変えなくても別々に検出することができ、ま
た、透光性基板の表裏に両ラインパターンを形成するこ
とによってマウスパッドを容易に製造できるという利点
がある。
ターンとY方向ラインパターンとを識別する方法は種々
あるが、本出願人による先行出願に基づく特公平1−3
9128号公報に開示されているように、両ラインパタ
ーンを互いに所定距離隔てた平面内に形成し、それぞれ
X方向光学検出系をX方向ラインパターンの位置に焦点
が合うように構成し、Y方向光学検出系をY方向ライン
パターンの位置に焦点が合うように構成する方法があ
る。この方法によれば、両ラインパターンの色や反射率
を大きく変えなくても別々に検出することができ、ま
た、透光性基板の表裏に両ラインパターンを形成するこ
とによってマウスパッドを容易に製造できるという利点
がある。
【0004】一方、コンピュータの入力装置として広く
使用されているマウスには、マウスから配線コードを引
き出してコンピュータ本体に接続する必要をなくすため
に、マウスにおいて検出した座標情報を無線方式によっ
て伝送するようにしたワイヤレスマウスが提案されてい
る。特開平4−205129号公報に開示されているも
のは、機械式マウスから出力される光出力をマウスパッ
ドの内部を通して受光素子まで導く方法を採用してい
る。また、特開平6−59810号公報に開示されてい
るものは、機械式マウスに発電機を内蔵して電力を確保
した無線式のワイヤレスマウスである。
使用されているマウスには、マウスから配線コードを引
き出してコンピュータ本体に接続する必要をなくすため
に、マウスにおいて検出した座標情報を無線方式によっ
て伝送するようにしたワイヤレスマウスが提案されてい
る。特開平4−205129号公報に開示されているも
のは、機械式マウスから出力される光出力をマウスパッ
ドの内部を通して受光素子まで導く方法を採用してい
る。また、特開平6−59810号公報に開示されてい
るものは、機械式マウスに発電機を内蔵して電力を確保
した無線式のワイヤレスマウスである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のワイヤレス
マウスにおいては、機械式マウスをベースとして形成さ
れているため、新たに光源や無線回路等を設ける必要が
あり、精度の必要な機械的構造と、信号伝送のための新
たな電子部品との双方を一体に組み込まなければなら
ず、小型化が困難であり、製造コストが高くなるという
問題点がある。また、特開平4−205129号公報に
開示されているものにおいては、専用のマウスパッドを
形成する必要があるためになおさら製造コストの上昇が
避けられないという問題点がある。
マウスにおいては、機械式マウスをベースとして形成さ
れているため、新たに光源や無線回路等を設ける必要が
あり、精度の必要な機械的構造と、信号伝送のための新
たな電子部品との双方を一体に組み込まなければなら
ず、小型化が困難であり、製造コストが高くなるという
問題点がある。また、特開平4−205129号公報に
開示されているものにおいては、専用のマウスパッドを
形成する必要があるためになおさら製造コストの上昇が
避けられないという問題点がある。
【0006】一方、光学式マウスにおいては、機械式マ
ウスに較べて非接触で座標検出を行うことができるた
め、本来的に機械式マウスに較べて高価であるものの、
機械的稼動部が不要で、マウスの滑り等が構造上発生せ
ず、計測精度を高めることができるとともに、経時変化
の少ない耐久性の高い座標入力システムを構成できると
いう利点がある。しかしながら、光学式マウスをワイヤ
レス化したものは従来なく、マウスから出る配線コード
の存在によって光学式マウスならではの非接触検出によ
る使用感の高さを充分に発揮できないという問題点があ
る。
ウスに較べて非接触で座標検出を行うことができるた
め、本来的に機械式マウスに較べて高価であるものの、
機械的稼動部が不要で、マウスの滑り等が構造上発生せ
ず、計測精度を高めることができるとともに、経時変化
の少ない耐久性の高い座標入力システムを構成できると
いう利点がある。しかしながら、光学式マウスをワイヤ
レス化したものは従来なく、マウスから出る配線コード
の存在によって光学式マウスならではの非接触検出によ
る使用感の高さを充分に発揮できないという問題点があ
る。
【0007】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、光学式マウスにおいてワイヤレス化を可能とし
た、従来よりも使用感の高い新規の光学式マウスシステ
ムを構成することにある。
であり、光学式マウスにおいてワイヤレス化を可能とし
た、従来よりも使用感の高い新規の光学式マウスシステ
ムを構成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は、第1方向を検出するために第
1面上に設けられた光学的に検知可能な第1反射パター
ン及び前記第1方向とは異なる第2方向を検知するため
に前記第1平面に対して距離を隔てた第2面上に設けら
れた光学的に検知可能な第2反射パターンを備えたマウ
スパッドと、前記第1反射パターンを検知するための第
1光学検出系、前記第2反射パターンを検知するための
第2光学検出系、並びに前記第1反射パターン及び前記
第2反射パターンを照明する照明手段を備えた光学式マ
ウスとを有する光学式マウスシステムにおいて、前記光
学式マウスには、前記第1光学検出系及び前記第2光学
検出系によって検出された座標検出信号に基づいて変調
し、又は前記光学式マウスに設けられたスイッチの操作
状態に基づいて変調した光情報出力を前記マウスパッド
に向けて照射する光情報出力手段を設け、前記マウスパ
ッドには、前記第1反射パターンと前記第2反射パター
ンとの間を光伝送路として伝送された前記光情報出力を
検出して前記検出信号に応じた情報を受け取るための光
情報検出手段を設けたことを特徴とする。
に本発明が講じた手段は、第1方向を検出するために第
1面上に設けられた光学的に検知可能な第1反射パター
ン及び前記第1方向とは異なる第2方向を検知するため
に前記第1平面に対して距離を隔てた第2面上に設けら
れた光学的に検知可能な第2反射パターンを備えたマウ
スパッドと、前記第1反射パターンを検知するための第
1光学検出系、前記第2反射パターンを検知するための
第2光学検出系、並びに前記第1反射パターン及び前記
第2反射パターンを照明する照明手段を備えた光学式マ
ウスとを有する光学式マウスシステムにおいて、前記光
学式マウスには、前記第1光学検出系及び前記第2光学
検出系によって検出された座標検出信号に基づいて変調
し、又は前記光学式マウスに設けられたスイッチの操作
状態に基づいて変調した光情報出力を前記マウスパッド
に向けて照射する光情報出力手段を設け、前記マウスパ
ッドには、前記第1反射パターンと前記第2反射パター
ンとの間を光伝送路として伝送された前記光情報出力を
検出して前記検出信号に応じた情報を受け取るための光
情報検出手段を設けたことを特徴とする。
【0009】この手段によれば、光学式マウスの光情報
出力手段から出力される光情報出力の少なくとも一部
は、マウスパッドにおける第1反射パターンと第2反射
パターンとの間を光伝送路として伝送され、光情報検出
手段にて検出されるので、既存の光学式マウスシステム
の構成、特にマウスパッドの構造をそのまま利用して、
ワイヤレス化されたマウスシステムを構築することがで
きる。
出力手段から出力される光情報出力の少なくとも一部
は、マウスパッドにおける第1反射パターンと第2反射
パターンとの間を光伝送路として伝送され、光情報検出
手段にて検出されるので、既存の光学式マウスシステム
の構成、特にマウスパッドの構造をそのまま利用して、
ワイヤレス化されたマウスシステムを構築することがで
きる。
【0010】ここで、前記光情報出力手段は前記照明手
段を兼ねた発光素子により構成されていることが好まし
い。この手段によれば、ラインパターンを検出するため
の照明手段と光情報出力手段とを同一の発光素子で構成
することにより、ワイヤレス化のために必要な新たな部
品の点数を削減できるとともに、発光素子の消費する電
力を抑制できる。
段を兼ねた発光素子により構成されていることが好まし
い。この手段によれば、ラインパターンを検出するため
の照明手段と光情報出力手段とを同一の発光素子で構成
することにより、ワイヤレス化のために必要な新たな部
品の点数を削減できるとともに、発光素子の消費する電
力を抑制できる。
【0011】また、前記光情報出力は、前記座標検出信
号の検出に影響を与えない周波数帯域にて変調されてい
ることが好ましい。この手段によれば、光伝送路に伝播
される光情報出力の周波数帯域が座標検出信号の検出に
影響を与えない帯域にて変調されているため、照明手段
と光情報出力手段とを別にしている場合には、光伝送路
を光情報出力が伝送されても、混信により座標の誤検出
が発生することを防止でき、一方、照明手段と光情報出
力手段とを同一の発光素子で構成している場合には、ラ
インパターンの照明光自体により座標の誤検出が発生す
ることを防止できる。
号の検出に影響を与えない周波数帯域にて変調されてい
ることが好ましい。この手段によれば、光伝送路に伝播
される光情報出力の周波数帯域が座標検出信号の検出に
影響を与えない帯域にて変調されているため、照明手段
と光情報出力手段とを別にしている場合には、光伝送路
を光情報出力が伝送されても、混信により座標の誤検出
が発生することを防止でき、一方、照明手段と光情報出
力手段とを同一の発光素子で構成している場合には、ラ
インパターンの照明光自体により座標の誤検出が発生す
ることを防止できる。
【0012】さらに、前記光情報出力は、前記座標検出
信号の検出サイクルに対してほぼ平均化された出力値を
備えていることが好ましい。この手段によれば、座標検
出信号の検出サイクルに対して光情報出力がほぼ平均化
された出力値を備えているため、光情報出力の値の変動
によって座標検出信号が影響を被ることがなくなり、上
記と同様に誤検出を防止することができる。
信号の検出サイクルに対してほぼ平均化された出力値を
備えていることが好ましい。この手段によれば、座標検
出信号の検出サイクルに対して光情報出力がほぼ平均化
された出力値を備えているため、光情報出力の値の変動
によって座標検出信号が影響を被ることがなくなり、上
記と同様に誤検出を防止することができる。
【0013】また、前記光情報検出手段は、前記光伝送
路の外側における前記第1面又は前記第2面に沿った所
定範囲内を伝播する前記光情報出力をも検出できるよう
に構成されていることが好ましい。この手段によれば、
光伝送路の外側に沿った部分を伝播する光情報出力をも
検出できるように構成されているため、ラインパターン
によって隔てられた光伝送路の内外の伝播光を共に検出
することにより、ラインパターンに光情報出力が遮られ
ることによる検出値の変動を低減することができ、精度
良く光情報を検出することができる。
路の外側における前記第1面又は前記第2面に沿った所
定範囲内を伝播する前記光情報出力をも検出できるよう
に構成されていることが好ましい。この手段によれば、
光伝送路の外側に沿った部分を伝播する光情報出力をも
検出できるように構成されているため、ラインパターン
によって隔てられた光伝送路の内外の伝播光を共に検出
することにより、ラインパターンに光情報出力が遮られ
ることによる検出値の変動を低減することができ、精度
良く光情報を検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る光学式マウスシステムの実施形態について説明す
る。
に係る光学式マウスシステムの実施形態について説明す
る。
【0015】(第1実施形態)図1は本発明に係る光学
式マウスシステムの第1実施形態の構造を示す縦断面
図、図2は第1実施形態の平面一部断面図である。本実
施形態は、移動自在に構成された光学式マウス10と、
この光学式マウス10を摺動させるように構成された平
板状のマウスパッド20とから概略構成される。
式マウスシステムの第1実施形態の構造を示す縦断面
図、図2は第1実施形態の平面一部断面図である。本実
施形態は、移動自在に構成された光学式マウス10と、
この光学式マウス10を摺動させるように構成された平
板状のマウスパッド20とから概略構成される。
【0016】光学式マウス10においては、合成樹脂製
のケース内部に回路基板11が水平に取り付けられ、こ
の回路基板11の上に設けられた電池ホルダに電池12
が装着されている。回路基板11には、X方向ラインパ
ターンを検出するための、発光ダイオード等の発光素子
13x、集光レンズ14x、反射板15x及び2分割フ
ォトダイオード等の受光素子16xからなるX方向光学
検出系と、Y方向ラインパターンを検出するための、発
光素子13y、集光レンズ14y、反射板15y及び受
光素子16yからなるY方向光学検出系とが取り付けら
れている。
のケース内部に回路基板11が水平に取り付けられ、こ
の回路基板11の上に設けられた電池ホルダに電池12
が装着されている。回路基板11には、X方向ラインパ
ターンを検出するための、発光ダイオード等の発光素子
13x、集光レンズ14x、反射板15x及び2分割フ
ォトダイオード等の受光素子16xからなるX方向光学
検出系と、Y方向ラインパターンを検出するための、発
光素子13y、集光レンズ14y、反射板15y及び受
光素子16yからなるY方向光学検出系とが取り付けら
れている。
【0017】光学マウス10のケース底面部の略中央部
分には開口部10aが形成され、また、内部に取り付け
られた回路基板11の中央部分にも開口部11aが形成
されている。このことによって、上記発光ダイオード1
3x,13yの発する光は開口部11a,10aを通過
してマウスパッド20の表面に照射されるようになって
いる。発光ダイオード13x,13yの発する光は後述
するように赤外光であることが好ましく、この場合に
は、開口部10a又は11aに赤外光のみを主として透
過する赤外透過フィルタを貼着することが望ましい。
分には開口部10aが形成され、また、内部に取り付け
られた回路基板11の中央部分にも開口部11aが形成
されている。このことによって、上記発光ダイオード1
3x,13yの発する光は開口部11a,10aを通過
してマウスパッド20の表面に照射されるようになって
いる。発光ダイオード13x,13yの発する光は後述
するように赤外光であることが好ましく、この場合に
は、開口部10a又は11aに赤外光のみを主として透
過する赤外透過フィルタを貼着することが望ましい。
【0018】光学マウス10のケース外面上には2つの
クリックボタン17,18が形成されており、このクリ
ックボタンを押圧することによって回路基板11上に形
成されたスイッチ入力回路に接続されたマイクロスイッ
チが動作するようになっている。これらのクリックボタ
ン17,18は、一般には後述するディスプレイ装置の
画面上のマウスポインタによる操作指令や当該操作の取
り消し指令を出すために用いられる。
クリックボタン17,18が形成されており、このクリ
ックボタンを押圧することによって回路基板11上に形
成されたスイッチ入力回路に接続されたマイクロスイッ
チが動作するようになっている。これらのクリックボタ
ン17,18は、一般には後述するディスプレイ装置の
画面上のマウスポインタによる操作指令や当該操作の取
り消し指令を出すために用いられる。
【0019】マウスパッド20は、合成樹脂製の箱型の
フレーム枠21の上部に、パッド板を取り付けたもので
ある。このパッド板は、アクリル樹脂等の透明樹脂から
なる透明基板22の表面上にX方向ラインパターン23
を形成し、透明基板22の裏面上に、X方向ラインパタ
ーン23と直交する方向に伸びるY方向ラインパターン
24を形成した板状体である。透明基板22の一方の端
面22aは鏡面に形成されており、この端面22aには
フォトダイオード等からなる受光素子26の受光面が対
向配置されている。この受光素子26はフレーム枠21
と透明基板22との間の空間に配置された回路基板27
上の回路に接続されている。この回路基板27上には後
述する種々の回路が形成されており、これらの回路に
は、コンピュータに接続されるように形成された配線コ
ード28が接続されている。なお、配線コード28内に
は、後述するシリアル信号を伝送する伝送ラインやマウ
スパッド20内の回路に電力を供給するための電源ライ
ン等が収容されている。
フレーム枠21の上部に、パッド板を取り付けたもので
ある。このパッド板は、アクリル樹脂等の透明樹脂から
なる透明基板22の表面上にX方向ラインパターン23
を形成し、透明基板22の裏面上に、X方向ラインパタ
ーン23と直交する方向に伸びるY方向ラインパターン
24を形成した板状体である。透明基板22の一方の端
面22aは鏡面に形成されており、この端面22aには
フォトダイオード等からなる受光素子26の受光面が対
向配置されている。この受光素子26はフレーム枠21
と透明基板22との間の空間に配置された回路基板27
上の回路に接続されている。この回路基板27上には後
述する種々の回路が形成されており、これらの回路に
は、コンピュータに接続されるように形成された配線コ
ード28が接続されている。なお、配線コード28内に
は、後述するシリアル信号を伝送する伝送ラインやマウ
スパッド20内の回路に電力を供給するための電源ライ
ン等が収容されている。
【0020】図14にはマウスパッド20に形成される
X方向ラインパターン23の平面形状を示す。図14
(a)に示すものは最も一般的なストライプ状のX方向
ラインパターンであり、透明基板22の上面上にアルミ
ニウムを蒸着し、パターニングを施すことによって形成
される。このX方向ラインパターン23はマウスの分解
能が300cpi(カウント/インチ)になるように形
成されており、ライン幅は約170μmであり、ライン
間の幅も約170μmである。X方向ラインパターン2
3を十分に厚く形成すれば、その反射率は可視光の長波
長側から赤外線の領域に亘る広い波長領域にて90%以
上となる。
X方向ラインパターン23の平面形状を示す。図14
(a)に示すものは最も一般的なストライプ状のX方向
ラインパターンであり、透明基板22の上面上にアルミ
ニウムを蒸着し、パターニングを施すことによって形成
される。このX方向ラインパターン23はマウスの分解
能が300cpi(カウント/インチ)になるように形
成されており、ライン幅は約170μmであり、ライン
間の幅も約170μmである。X方向ラインパターン2
3を十分に厚く形成すれば、その反射率は可視光の長波
長側から赤外線の領域に亘る広い波長領域にて90%以
上となる。
【0021】ここで、後述する理由により透明基板22
の上面に形成されるX方向ラインパターン23によって
Y方向ラインパターン24を検出する場合に影が発生
し、Y方向ラインパターン24の検出に支障が生ずる場
合がある。そこで、上記X方向ラインパターン23の膜
厚を薄く形成することによって、その反射率を50%程
度に抑制する。X方向ラインパターン23の反射率を5
0%程度にすることによって、透明基板22の上面の全
体的な反射率は25%程度となり、X方向ラインパター
ン23の影も薄くなるためY方向ラインパターン24の
検出を容易に行うことができるようになる。
の上面に形成されるX方向ラインパターン23によって
Y方向ラインパターン24を検出する場合に影が発生
し、Y方向ラインパターン24の検出に支障が生ずる場
合がある。そこで、上記X方向ラインパターン23の膜
厚を薄く形成することによって、その反射率を50%程
度に抑制する。X方向ラインパターン23の反射率を5
0%程度にすることによって、透明基板22の上面の全
体的な反射率は25%程度となり、X方向ラインパター
ン23の影も薄くなるためY方向ラインパターン24の
検出を容易に行うことができるようになる。
【0022】図14(b)に示す例は、多数の微少な島
状部23aをX方向とは垂直な方向に並列させてX方向
ラインパターン23’を構成したものである。それぞれ
の島状部23aは蒸着法によって形成した反射率が約9
0%のアルミニウム薄膜により構成されている。図14
(a)に示すX方向ラインパターンと較べて島状部23
aの被覆面積はほぼ半分となっており、全体として約5
0%の反射率を呈するストライプ状のラインパターンが
形成されている場合と同様の効果を奏するようになって
いる。この方法によれば、上記のように薄膜の精密な膜
厚制御をすることなく、パターニングを変えるだけで容
易に反射率を低下させ、影の影響を低減することができ
る。
状部23aをX方向とは垂直な方向に並列させてX方向
ラインパターン23’を構成したものである。それぞれ
の島状部23aは蒸着法によって形成した反射率が約9
0%のアルミニウム薄膜により構成されている。図14
(a)に示すX方向ラインパターンと較べて島状部23
aの被覆面積はほぼ半分となっており、全体として約5
0%の反射率を呈するストライプ状のラインパターンが
形成されている場合と同様の効果を奏するようになって
いる。この方法によれば、上記のように薄膜の精密な膜
厚制御をすることなく、パターニングを変えるだけで容
易に反射率を低下させ、影の影響を低減することができ
る。
【0023】図14(c)に示す例は、上記図14
(b)に示すように個々の島状部に分割することなく、
相互に連結した形状の幅広部23bと幅狭部23cとに
よって被覆面積を低減させ、全体としての反射率を低下
させたX方向ラインパターン23”を形成した場合を示
すものである。このようにラインパターンを幅の変化す
る連続的な曲線状の輪郭を備えたものとすることによっ
て、パターニング時におけるサイドエッチングの影響や
印刷時の精度の問題を克服し、ラインパターンの形状精
度を保ち、ばらつきの少ないラインパターンを形成する
ことができるという効果を奏する。
(b)に示すように個々の島状部に分割することなく、
相互に連結した形状の幅広部23bと幅狭部23cとに
よって被覆面積を低減させ、全体としての反射率を低下
させたX方向ラインパターン23”を形成した場合を示
すものである。このようにラインパターンを幅の変化す
る連続的な曲線状の輪郭を備えたものとすることによっ
て、パターニング時におけるサイドエッチングの影響や
印刷時の精度の問題を克服し、ラインパターンの形状精
度を保ち、ばらつきの少ないラインパターンを形成する
ことができるという効果を奏する。
【0024】図15(a)は透明基板22の下面上に形
成されるY方向ラインパターン24の平面構造を示すも
のである。Y方向ラインパターン24は、アルミニウム
を全面蒸着した反射率約90%のポリエステルフィルム
上に、黒色インクによりストライプ状の黒色パターン2
4’を印刷成形したものを、透明基板22の下面に貼着
することによって形成している。この方法によれば、光
漏れのないY方向ラインパターン24を低コストで生産
することができる。
成されるY方向ラインパターン24の平面構造を示すも
のである。Y方向ラインパターン24は、アルミニウム
を全面蒸着した反射率約90%のポリエステルフィルム
上に、黒色インクによりストライプ状の黒色パターン2
4’を印刷成形したものを、透明基板22の下面に貼着
することによって形成している。この方法によれば、光
漏れのないY方向ラインパターン24を低コストで生産
することができる。
【0025】上記X方向ラインパターン23の表面上に
は、硬質の透明樹脂で形成された保護層25が形成され
ている。この保護層25は光学式マウス10の摺動摩擦
によってX方向ラインパターン23が摩耗することを防
止するためのものである。光学式マウスシステムに使用
される光が赤外光である場合には、X方向ラインパター
ン23と保護層25との間に赤外線フィルタ(可視光を
ある程度遮断し、赤外光を透過するように構成されたも
の)を形成しても良く、或いは、保護層25自体を赤外
線フィルタとしてもよい。なお、これらの赤外線フィル
タは、アルミニウム薄膜からなる上記X方向ラインパタ
ーン23及びY方向ラインパターン24による可視領域
の反射光を遮断する効果も持つため、いわゆる防弦フィ
ルタとしても作用する。
は、硬質の透明樹脂で形成された保護層25が形成され
ている。この保護層25は光学式マウス10の摺動摩擦
によってX方向ラインパターン23が摩耗することを防
止するためのものである。光学式マウスシステムに使用
される光が赤外光である場合には、X方向ラインパター
ン23と保護層25との間に赤外線フィルタ(可視光を
ある程度遮断し、赤外光を透過するように構成されたも
の)を形成しても良く、或いは、保護層25自体を赤外
線フィルタとしてもよい。なお、これらの赤外線フィル
タは、アルミニウム薄膜からなる上記X方向ラインパタ
ーン23及びY方向ラインパターン24による可視領域
の反射光を遮断する効果も持つため、いわゆる防弦フィ
ルタとしても作用する。
【0026】図12に示すように、上記赤外線フィルタ
は可視光領域の光を遮断する効果を持っている。従って
マウスを使用する環境の蛍光灯等の照明からの光或いは
太陽光のうち、特に可視光領域の光をパッド内に侵入さ
せることを防止することができる。即ち、信号成分以外
の光のうち、少なくとも可視光領域のノイズ成分を遮断
することができる。
は可視光領域の光を遮断する効果を持っている。従って
マウスを使用する環境の蛍光灯等の照明からの光或いは
太陽光のうち、特に可視光領域の光をパッド内に侵入さ
せることを防止することができる。即ち、信号成分以外
の光のうち、少なくとも可視光領域のノイズ成分を遮断
することができる。
【0027】上記のようなX方向ラインパターン23及
びY方向ラインパターン24を検出するために、光学式
マウス10にはそれぞれのラインパターンを検出するた
めの光学検出系を内蔵している。図15(b)及び
(c)はこの原理を説明する図である。
びY方向ラインパターン24を検出するために、光学式
マウス10にはそれぞれのラインパターンを検出するた
めの光学検出系を内蔵している。図15(b)及び
(c)はこの原理を説明する図である。
【0028】図15(b)に示すように、発光素子13
xから発せられた光は透明基板22の上面に照射され、
X方向ラインパターン23により反射された光は集光レ
ンズ14xにより集光され反射板15xを介して受光素
子16xにて検出される。ここで、光学系の焦点は透明
基板22の上面に位置しており、受光素子16xの受光
面にはX方向ラインパターン23の像が形成される。受
光素子16xはX方向ラインパターン23の配列方向に
分割された2分割フォトダイオードで構成されているの
で、双方の受光面にて検出される光量信号の位相によっ
てマウスの移動方向が識別され、双方の受光面にて検出
される光量の大小関係の反転速度によってマウスの移動
速度が検出される。
xから発せられた光は透明基板22の上面に照射され、
X方向ラインパターン23により反射された光は集光レ
ンズ14xにより集光され反射板15xを介して受光素
子16xにて検出される。ここで、光学系の焦点は透明
基板22の上面に位置しており、受光素子16xの受光
面にはX方向ラインパターン23の像が形成される。受
光素子16xはX方向ラインパターン23の配列方向に
分割された2分割フォトダイオードで構成されているの
で、双方の受光面にて検出される光量信号の位相によっ
てマウスの移動方向が識別され、双方の受光面にて検出
される光量の大小関係の反転速度によってマウスの移動
速度が検出される。
【0029】図15(c)に示すように、発光素子13
yから発せられた光は透明基板22の下面に照射され、
Y方向ラインパターン24により反射された光は集光レ
ンズ14yにより集光され反射板15yを介して受光素
子16yにて検出される。ここで、光学系の焦点は透明
基板22の下面に位置しており、受光素子16yの受光
面にはY方向ラインパターン24の像が形成される。こ
のようにして、X方向及びY方向のそれぞれのラインパ
ターンからそれぞれX方向及びY方向の移動方向及び移
動量が検出される。
yから発せられた光は透明基板22の下面に照射され、
Y方向ラインパターン24により反射された光は集光レ
ンズ14yにより集光され反射板15yを介して受光素
子16yにて検出される。ここで、光学系の焦点は透明
基板22の下面に位置しており、受光素子16yの受光
面にはY方向ラインパターン24の像が形成される。こ
のようにして、X方向及びY方向のそれぞれのラインパ
ターンからそれぞれX方向及びY方向の移動方向及び移
動量が検出される。
【0030】ここで、上述のように透明基板22の上面
に形成されたX方向ラインパターン23の判別性を確保
しながら、X方向ラインパターン23の実効的な反射率
を低下させることによって、Y方向ラインパターン24
を検出する際におけるX方向ラインパターン23の影の
影響を低減することができる。
に形成されたX方向ラインパターン23の判別性を確保
しながら、X方向ラインパターン23の実効的な反射率
を低下させることによって、Y方向ラインパターン24
を検出する際におけるX方向ラインパターン23の影の
影響を低減することができる。
【0031】上記発光素子13x,13yによる透明基
板22の上面又は下面上の光スポット径は上記ラインパ
ターンを数本含む程度の大きさであり、光マウスがいず
れの位置にあっても、必ず透明基板22内に照射光の一
部が入射される。この入射された光の一部は上面から再
び放出され、また、他の一部は透明基板22自体及び黒
色パターン24’等により吸収される。しかしながら、
残りの一部はX方向ラインパターン23とY方向ライン
パターン24とに反射されながら透明基板22の内部に
とどまり、透明基板22の内部を反射を繰り返しながら
伝播し、透明基板22の端面22aから放出される。
板22の上面又は下面上の光スポット径は上記ラインパ
ターンを数本含む程度の大きさであり、光マウスがいず
れの位置にあっても、必ず透明基板22内に照射光の一
部が入射される。この入射された光の一部は上面から再
び放出され、また、他の一部は透明基板22自体及び黒
色パターン24’等により吸収される。しかしながら、
残りの一部はX方向ラインパターン23とY方向ライン
パターン24とに反射されながら透明基板22の内部に
とどまり、透明基板22の内部を反射を繰り返しながら
伝播し、透明基板22の端面22aから放出される。
【0032】本実施形態の場合、発光素子13x,13
yの放出する光は透明基板22の表面に対して図1及び
図2の図示右側に向けて斜めに入射するので、透明基板
22の内部を伝播する光のほとんどは図示右側に伝播し
ていく。したがって、透明基板22の図示右側の端面2
2aに受光素子26を配置することが受光効率を高める
ために好ましい。一般には、受光素子26の配置する場
所は発光素子の入射角に応じて最も効率の良い位置に設
定される。もっとも、光学式マウス10の使用する向き
を問わないようにするために、受光素子26を透明基板
22の全周に亘って分散配置することもできる。
yの放出する光は透明基板22の表面に対して図1及び
図2の図示右側に向けて斜めに入射するので、透明基板
22の内部を伝播する光のほとんどは図示右側に伝播し
ていく。したがって、透明基板22の図示右側の端面2
2aに受光素子26を配置することが受光効率を高める
ために好ましい。一般には、受光素子26の配置する場
所は発光素子の入射角に応じて最も効率の良い位置に設
定される。もっとも、光学式マウス10の使用する向き
を問わないようにするために、受光素子26を透明基板
22の全周に亘って分散配置することもできる。
【0033】本実施形態では、受光素子26を4つ配置
しているが、これは発光素子からの入射光を効率よく受
光するためである。発光素子13x,13yが発光ダイ
オード等の拡散光を発するものであり、その照射角が大
きく、しかも受光素子の受光角度も広ければ一つの受光
素子のみを配置しても構わない。
しているが、これは発光素子からの入射光を効率よく受
光するためである。発光素子13x,13yが発光ダイ
オード等の拡散光を発するものであり、その照射角が大
きく、しかも受光素子の受光角度も広ければ一つの受光
素子のみを配置しても構わない。
【0034】本実施形態においては、発光素子13x,
13yによって照射された光の一部を透明基板22の端
面22aから取出し、受光素子26によって検出するよ
うに構成している。この構造は、光学式マウス10によ
って検出された座標情報やクリックボタン17,18の
操作情報を発光素子13x,13yの照射光の形でマウ
スパッド20へと伝送し、光学式マウス10をワイヤレ
ス化するための構造である。以下に、光学式マウス10
及びマウスパッド20内の回路構成、並びにそれらの機
能について説明する。
13yによって照射された光の一部を透明基板22の端
面22aから取出し、受光素子26によって検出するよ
うに構成している。この構造は、光学式マウス10によ
って検出された座標情報やクリックボタン17,18の
操作情報を発光素子13x,13yの照射光の形でマウ
スパッド20へと伝送し、光学式マウス10をワイヤレ
ス化するための構造である。以下に、光学式マウス10
及びマウスパッド20内の回路構成、並びにそれらの機
能について説明する。
【0035】図3は本実施形態における光学式マウス1
0内の回路構成を示す概略ブロック図である。受光素子
16x,16yの検出信号は、それぞれにおいて分割さ
れた2つの受光面における受光量に比例した2つずつの
アナログ信号であり、それぞれ2つずつの信号電位を増
幅回路31にて増幅する。増幅された信号はCPU32
において2値信号として受信され、2つの受光面にて検
出された信号の位相関係によって光学式マウスの移動方
向(正方向又は負方向)が判定されるとともに、所定時
間内における上記2値信号の反転回数から移動量(移動
速度)が算出される。
0内の回路構成を示す概略ブロック図である。受光素子
16x,16yの検出信号は、それぞれにおいて分割さ
れた2つの受光面における受光量に比例した2つずつの
アナログ信号であり、それぞれ2つずつの信号電位を増
幅回路31にて増幅する。増幅された信号はCPU32
において2値信号として受信され、2つの受光面にて検
出された信号の位相関係によって光学式マウスの移動方
向(正方向又は負方向)が判定されるとともに、所定時
間内における上記2値信号の反転回数から移動量(移動
速度)が算出される。
【0036】一方、光学式マウス10のクリックボタン
17,18の操作情報は図示しないマイクロスイッチと
スイッチ入力回路を介してCPU32に入力される。C
PU32は、所定時間毎に上記受光素子16x,16y
からの移動情報及びクリックボタン17,18からの操
作情報をシリアルコードに変換して、一組のシリアル信
号として変調回路33に送出する。このシリアル信号
は、例えば所定のスタートコード、X方向の移動方向及
び移動量を示すX方向移動コード、同様のY方向移動コ
ード、クリックボタン17,18の操作/非操作に対応
する操作コード、情報コードのエラー訂正のためのパリ
ティコード、並びに所定のエンドコード等を含む一連の
ディジタル情報をシリアルに表現したものである。
17,18の操作情報は図示しないマイクロスイッチと
スイッチ入力回路を介してCPU32に入力される。C
PU32は、所定時間毎に上記受光素子16x,16y
からの移動情報及びクリックボタン17,18からの操
作情報をシリアルコードに変換して、一組のシリアル信
号として変調回路33に送出する。このシリアル信号
は、例えば所定のスタートコード、X方向の移動方向及
び移動量を示すX方向移動コード、同様のY方向移動コ
ード、クリックボタン17,18の操作/非操作に対応
する操作コード、情報コードのエラー訂正のためのパリ
ティコード、並びに所定のエンドコード等を含む一連の
ディジタル情報をシリアルに表現したものである。
【0037】上記シリアル信号は、変調回路33におい
て、発振回路34の出力するクロック信号に基づいて所
定の方法で変調される。変調回路33から出力された変
調信号は発光素子駆動回路35に供給され、変調信号に
基づいて発光素子13x,13yの発光状態が制御さ
れ、変調信号と同期した発光が生ずる。
て、発振回路34の出力するクロック信号に基づいて所
定の方法で変調される。変調回路33から出力された変
調信号は発光素子駆動回路35に供給され、変調信号に
基づいて発光素子13x,13yの発光状態が制御さ
れ、変調信号と同期した発光が生ずる。
【0038】上記変調信号に基づいて発光制御された発
光素子13x,13yの光は、上記のように透明基板2
2を伝播してマウスパッド端部に配置された受光素子2
6にて検出される。受光素子26の検出信号は、図4に
示すように、増幅回路41により増幅された後、2値化
回路42において所定のレベル電位で2値化される。次
に、この2値化された信号を復調回路43において、発
振回路44のクロック信号により復調する。この復調回
路43によって、上記シリアル信号がマウスパッド20
の内部にて再生されるようになっている。
光素子13x,13yの光は、上記のように透明基板2
2を伝播してマウスパッド端部に配置された受光素子2
6にて検出される。受光素子26の検出信号は、図4に
示すように、増幅回路41により増幅された後、2値化
回路42において所定のレベル電位で2値化される。次
に、この2値化された信号を復調回路43において、発
振回路44のクロック信号により復調する。この復調回
路43によって、上記シリアル信号がマウスパッド20
の内部にて再生されるようになっている。
【0039】このようにして再生されたシリアル信号
は、レベル変換回路45において、パーソナルコンピュ
ータ50のシリアルポート51に適合した電位レベルに
変換される。このシリアル信号は図1及び図2に示す配
線コード28を介してパーソナルコンピュータ50のシ
リアルポート51に伝送され、パーソナルコンピュータ
50のMPU(マイクロプロセッサユニット)52によ
って所定の動作命令に変換される。この動作命令によっ
て、ディスプレイ53上のマウスポインタの位置が変化
するとともに、MPU52によって実行されるプログラ
ム処理が実行される。
は、レベル変換回路45において、パーソナルコンピュ
ータ50のシリアルポート51に適合した電位レベルに
変換される。このシリアル信号は図1及び図2に示す配
線コード28を介してパーソナルコンピュータ50のシ
リアルポート51に伝送され、パーソナルコンピュータ
50のMPU(マイクロプロセッサユニット)52によ
って所定の動作命令に変換される。この動作命令によっ
て、ディスプレイ53上のマウスポインタの位置が変化
するとともに、MPU52によって実行されるプログラ
ム処理が実行される。
【0040】図5は、上記変調回路33及び復調回路4
3において実行されるシリアル信号の変調及び復調の例
を説明するためのタイミングチャートである。本実施形
態では、発光素子13x,13yから変調信号を送出す
るようにしているため、この変調信号によって受光素子
16x,16yによるラインパターンの検出信号が影響
を受けるようではシステムとして構成することができな
い。このため、ラインパターンの検出に影響を与えない
ように、発光素子13x,13yにて発生する発光量が
変調信号の内容に拘わらず、ラインパターンの計測サイ
クルに対してほぼ一定になるようにする必要がある。
3において実行されるシリアル信号の変調及び復調の例
を説明するためのタイミングチャートである。本実施形
態では、発光素子13x,13yから変調信号を送出す
るようにしているため、この変調信号によって受光素子
16x,16yによるラインパターンの検出信号が影響
を受けるようではシステムとして構成することができな
い。このため、ラインパターンの検出に影響を与えない
ように、発光素子13x,13yにて発生する発光量が
変調信号の内容に拘わらず、ラインパターンの計測サイ
クルに対してほぼ一定になるようにする必要がある。
【0041】図5に示す例では、光学式マウス10にて
形成した情報コードAに対応するシリアル信号Bを、平
均電力が一定化されるように周波数変調することによっ
て、変調信号によるラインパターンの検出への影響をな
くしている。ここで、例えばコード「0」に対しては周
波数152kHz、コード「1」に対しては周波数38
kHzの波形(パルス波形)が対応づけられる。いずれ
の周波数も、光学式マウス10の移動によりラインパタ
ーンを横切る際の受光素子16x、16yにおける受光
量の変化周期とはかけ離れた周波数帯であることはもち
ろんのこと、コードが変わっても変調信号の電力値はほ
とんど変わらないため、発光素子13x,13yの発光
量の時間変化も僅かなものにとどまり、コード列がどの
ような値であってもラインパターンの検出への影響はほ
とんどない。
形成した情報コードAに対応するシリアル信号Bを、平
均電力が一定化されるように周波数変調することによっ
て、変調信号によるラインパターンの検出への影響をな
くしている。ここで、例えばコード「0」に対しては周
波数152kHz、コード「1」に対しては周波数38
kHzの波形(パルス波形)が対応づけられる。いずれ
の周波数も、光学式マウス10の移動によりラインパタ
ーンを横切る際の受光素子16x、16yにおける受光
量の変化周期とはかけ離れた周波数帯であることはもち
ろんのこと、コードが変わっても変調信号の電力値はほ
とんど変わらないため、発光素子13x,13yの発光
量の時間変化も僅かなものにとどまり、コード列がどの
ような値であってもラインパターンの検出への影響はほ
とんどない。
【0042】なお、シリアル信号の伝送速度が高く(例
えば1200bps(ビット/秒)など)、ラインパタ
ーンの検出速度に較べて十分に伝送速度が早い場合に
は、各コードに対応する電力量をかならずしも等しくし
なくても、大きな差さえなければよい。例えば、コード
列は通常ランダムに「0」と「1」とを繰り返すため、
一方の「0」のみが続く可能性は、その続く数が増加す
るに従って幾何級数的に減少するからである。
えば1200bps(ビット/秒)など)、ラインパタ
ーンの検出速度に較べて十分に伝送速度が早い場合に
は、各コードに対応する電力量をかならずしも等しくし
なくても、大きな差さえなければよい。例えば、コード
列は通常ランダムに「0」と「1」とを繰り返すため、
一方の「0」のみが続く可能性は、その続く数が増加す
るに従って幾何級数的に減少するからである。
【0043】図6には別のシリアル信号の変調及び復調
の例を説明するためのタイミングチャートである。この
例においては、情報コードAに従って形成されたシリア
ル信号Bの連続する2ビットの内容によってパルス信号
の位相を変えることにより、変調信号Cを形成する。例
えば、図示の例では2ビットの内容が「00」であれば
当該信号期間を4分割した最初の区間にパルスを発生さ
せ、「01」であれば2番目の区間にパルスを発生さ
せ、「10」であれば3番目の区間に、「11」であれ
ば最後の区間においてそれぞれパルスを発生させるよう
にしている。
の例を説明するためのタイミングチャートである。この
例においては、情報コードAに従って形成されたシリア
ル信号Bの連続する2ビットの内容によってパルス信号
の位相を変えることにより、変調信号Cを形成する。例
えば、図示の例では2ビットの内容が「00」であれば
当該信号期間を4分割した最初の区間にパルスを発生さ
せ、「01」であれば2番目の区間にパルスを発生さ
せ、「10」であれば3番目の区間に、「11」であれ
ば最後の区間においてそれぞれパルスを発生させるよう
にしている。
【0044】この方法においても、連続する2ビットが
どのようであろうとも、かならず4半区間の幅を持つパ
ルスが発生するので、変調信号Cの電力値は期間毎に常
に一定であるから、ラインパターンの検出サイクル(光
学式マウス10がラインパターンを横切る時間或いは周
期)に対しても当然一定の電力を維持することになるか
ら、ラインパターンの検出時に影響を与えることはな
い。すなわち、本例においては、シリアル信号を位相変
調しているが、各期間毎に信号電力は一定となっている
ため、発光素子13x,13yから放出される発光量は
一定となるから、受光素子16x,16yにて検出され
る検出信号が変調信号Cによって影響されることはな
い。
どのようであろうとも、かならず4半区間の幅を持つパ
ルスが発生するので、変調信号Cの電力値は期間毎に常
に一定であるから、ラインパターンの検出サイクル(光
学式マウス10がラインパターンを横切る時間或いは周
期)に対しても当然一定の電力を維持することになるか
ら、ラインパターンの検出時に影響を与えることはな
い。すなわち、本例においては、シリアル信号を位相変
調しているが、各期間毎に信号電力は一定となっている
ため、発光素子13x,13yから放出される発光量は
一定となるから、受光素子16x,16yにて検出され
る検出信号が変調信号Cによって影響されることはな
い。
【0045】本実施形態では、発光素子13x、13y
の駆動信号に変調信号を重畳させることによって透明基
板22内を伝播させ、受光素子26にて検出するように
構成されているので、光学式マウス10において検出さ
れた座標情報及び操作情報をワイヤレスでマウスパッド
20に伝達することができる。マウスパッド20からは
配線コード28が引き出され、パーソナルコンピュータ
に接続されるため、通常のマウスと同様に使用すること
ができ、したがって、光学式マウスをワイヤレス化する
ことができる。
の駆動信号に変調信号を重畳させることによって透明基
板22内を伝播させ、受光素子26にて検出するように
構成されているので、光学式マウス10において検出さ
れた座標情報及び操作情報をワイヤレスでマウスパッド
20に伝達することができる。マウスパッド20からは
配線コード28が引き出され、パーソナルコンピュータ
に接続されるため、通常のマウスと同様に使用すること
ができ、したがって、光学式マウスをワイヤレス化する
ことができる。
【0046】一般に、マウスにて検出された座標情報及
び操作情報は、座標位置の読み取り速度よりも格段に早
い速度で伝送されるため、その情報コードをシリアル信
号として発光素子13x,13yから送出することがで
きる。この場合、従来の光学式マウスシステムに較べ
て、光情報伝送のための回路構成と、マウスパッドにて
光情報を検出する受光素子とを加えるだけで構成できる
ため、コストアップを僅かなものとすることができる。
び操作情報は、座標位置の読み取り速度よりも格段に早
い速度で伝送されるため、その情報コードをシリアル信
号として発光素子13x,13yから送出することがで
きる。この場合、従来の光学式マウスシステムに較べ
て、光情報伝送のための回路構成と、マウスパッドにて
光情報を検出する受光素子とを加えるだけで構成できる
ため、コストアップを僅かなものとすることができる。
【0047】なお、本実施形態では、変調信号を2つの
発光素子13x,13yの双方に供給しているが、発光
素子のいずれか一方のみに変調信号を供給してもよく、
また、発光素子13xの発光する光と発光素子13yの
発光する光とが相互に識別できるもの、例えば、発光波
長が異なっていたり、変調時のクロック周波数が異なっ
ているものであるならば、発光素子13xと発光素子1
3yとにそれぞれ異なる情報を含む変調信号に基づいて
並行して発光させるようにしてもよい。
発光素子13x,13yの双方に供給しているが、発光
素子のいずれか一方のみに変調信号を供給してもよく、
また、発光素子13xの発光する光と発光素子13yの
発光する光とが相互に識別できるもの、例えば、発光波
長が異なっていたり、変調時のクロック周波数が異なっ
ているものであるならば、発光素子13xと発光素子1
3yとにそれぞれ異なる情報を含む変調信号に基づいて
並行して発光させるようにしてもよい。
【0048】本実施形態では、図2に示すように、光学
式マウス10自体が図示の基準姿勢に対して+70度か
ら−70度までの範囲で姿勢を変えても検出精度が維持
でき、支障なくラインパターンの検出ができるように構
成されている。本実施形態はこれに対応して、光学式マ
ウス10の姿勢が上記範囲で変化しても支障なく変調信
号の伝送ができるように設計されたものである。
式マウス10自体が図示の基準姿勢に対して+70度か
ら−70度までの範囲で姿勢を変えても検出精度が維持
でき、支障なくラインパターンの検出ができるように構
成されている。本実施形態はこれに対応して、光学式マ
ウス10の姿勢が上記範囲で変化しても支障なく変調信
号の伝送ができるように設計されたものである。
【0049】(第2実施形態)次に、図7乃至図10を
参照して本発明に係る第2実施形態について説明する。
この実施形態においては、上記第1実施形態と同一部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。この実施形
態の光学式マウス10’は上記第1実施形態と同様の座
標検出系と操作検出系を備えているとともに、さらに、
ケース前面に突出するように取り付けられた発光ダイオ
ードからなる発光素子19が設けられている。この実施
形態においては、図3に示す光学式マウスの回路構成に
おいて、発光素子駆動回路35の出力を発光素子13
x,13yに導入する代わりに、発光素子19に導入し
ている点が異なる。発光素子19は光学式マウス10’
の前面においてやや下方に向けて傾斜した光軸を有する
ようにやや下向きに取り付けられている。
参照して本発明に係る第2実施形態について説明する。
この実施形態においては、上記第1実施形態と同一部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。この実施形
態の光学式マウス10’は上記第1実施形態と同様の座
標検出系と操作検出系を備えているとともに、さらに、
ケース前面に突出するように取り付けられた発光ダイオ
ードからなる発光素子19が設けられている。この実施
形態においては、図3に示す光学式マウスの回路構成に
おいて、発光素子駆動回路35の出力を発光素子13
x,13yに導入する代わりに、発光素子19に導入し
ている点が異なる。発光素子19は光学式マウス10’
の前面においてやや下方に向けて傾斜した光軸を有する
ようにやや下向きに取り付けられている。
【0050】一方、マウスパッド20’には、上記第1
実施形態と同様の透明基板22’が設けられている。こ
の透明基板22’の一つの端面22bは斜めにカットさ
れており、その表面は鏡面加工されている。端面22b
の形成角度は、マウスパッド20’の面積や光学式マウ
ス10’に対する発光素子19の取付角度等によって異
なるが、水平面又は垂直面に対してほぼ45度の角度に
形成されていることが好ましい。この端面22bの表面
にはアルミニウム等の金属蒸着膜からなる反射層22c
が形成されている。
実施形態と同様の透明基板22’が設けられている。こ
の透明基板22’の一つの端面22bは斜めにカットさ
れており、その表面は鏡面加工されている。端面22b
の形成角度は、マウスパッド20’の面積や光学式マウ
ス10’に対する発光素子19の取付角度等によって異
なるが、水平面又は垂直面に対してほぼ45度の角度に
形成されていることが好ましい。この端面22bの表面
にはアルミニウム等の金属蒸着膜からなる反射層22c
が形成されている。
【0051】回路基板27の端部で、上記端面22bの
直下に位置する場所にはフォトダイオードからなる受光
素子26’が配置されている。この受光素子26’は、
その受光面をほぼ上に向けた姿勢で回路基板27に形成
された回路に対し導電接続されている。
直下に位置する場所にはフォトダイオードからなる受光
素子26’が配置されている。この受光素子26’は、
その受光面をほぼ上に向けた姿勢で回路基板27に形成
された回路に対し導電接続されている。
【0052】本実施形態においては、図9に示す情報コ
ードAに対応するシリアル信号Bを図3に示すものと同
等の回路によって変調して変調信号Cとし、これを発光
素子19から光情報出力として出力している。この光情
報出力を受光素子26’にて検出し、図4に示すものと
同等の回路によって復調し、復調信号Dとしてマウスパ
ッド20’にて再生し、送信コードEをパーソナルコン
ピュータ50に送出している。
ードAに対応するシリアル信号Bを図3に示すものと同
等の回路によって変調して変調信号Cとし、これを発光
素子19から光情報出力として出力している。この光情
報出力を受光素子26’にて検出し、図4に示すものと
同等の回路によって復調し、復調信号Dとしてマウスパ
ッド20’にて再生し、送信コードEをパーソナルコン
ピュータ50に送出している。
【0053】本実施形態ではラインパターン検出用とは
別個の発光素子19によって変調信号Cを送信している
ため、送信電力の一定化を図る必要がなく、図9に示す
ようなパルスの有無による単純な変調信号によって送信
することができる。また、図9に示す変調信号の代わり
に、変調信号のパルス幅(或いはデューティ比)を小さ
くし、パルス高を大きくとった図10に示す変調信号を
用いると、電力消費を抑制しながら発光素子19の発光
強度を大きくとることができ、SN比(信号/ノイズ
比)を大きくすることができる。
別個の発光素子19によって変調信号Cを送信している
ため、送信電力の一定化を図る必要がなく、図9に示す
ようなパルスの有無による単純な変調信号によって送信
することができる。また、図9に示す変調信号の代わり
に、変調信号のパルス幅(或いはデューティ比)を小さ
くし、パルス高を大きくとった図10に示す変調信号を
用いると、電力消費を抑制しながら発光素子19の発光
強度を大きくとることができ、SN比(信号/ノイズ
比)を大きくすることができる。
【0054】なお、本実施形態においても、図5及び図
6に示すような変調方式を採用してもよい。この場合に
は、迷光によるラインパターンの誤検出を防止すること
ができる。また、上記発光素子19によって変調信号を
伝送すると同時に、第1実施形態で示したように発光素
子13x,13yによって補助的に、或いは並行して変
調信号の伝送を行ってもよい。この場合には、光情報出
力の伝送経路を複数化することができ、より安定した情
報伝送が可能となる。
6に示すような変調方式を採用してもよい。この場合に
は、迷光によるラインパターンの誤検出を防止すること
ができる。また、上記発光素子19によって変調信号を
伝送すると同時に、第1実施形態で示したように発光素
子13x,13yによって補助的に、或いは並行して変
調信号の伝送を行ってもよい。この場合には、光情報出
力の伝送経路を複数化することができ、より安定した情
報伝送が可能となる。
【0055】この実施形態では、ラインパターン検出用
とは別個の発光素子19によって変調信号Cを送信する
ため、発光素子19の取付位置、取付角度等を任意に決
めることができる。したがって、図7に示すように、発
光素子19から放出された光が受光素子26’の受光面
に到達するまでのX方向ラインパターン及びY方向ライ
ンパターンにおける反射回数を低減するように構成でき
る。この結果、信号光の減衰の度合いを低減させること
ができるから、低パワーでの送信でも確実に伝送するこ
とが可能になる。もちろん、マウスパッド上におけるマ
ウス位置によっては、X方向ラインパターンの間を1回
透過しただけで直接反射層22cにて反射して受光素子
26’で検出するようにすることもできる。
とは別個の発光素子19によって変調信号Cを送信する
ため、発光素子19の取付位置、取付角度等を任意に決
めることができる。したがって、図7に示すように、発
光素子19から放出された光が受光素子26’の受光面
に到達するまでのX方向ラインパターン及びY方向ライ
ンパターンにおける反射回数を低減するように構成でき
る。この結果、信号光の減衰の度合いを低減させること
ができるから、低パワーでの送信でも確実に伝送するこ
とが可能になる。もちろん、マウスパッド上におけるマ
ウス位置によっては、X方向ラインパターンの間を1回
透過しただけで直接反射層22cにて反射して受光素子
26’で検出するようにすることもできる。
【0056】(第3実施形態)次に、図11を参照して
本発明に係る第3実施形態について説明する。この実施
形態は基本的には上記第2実施形態とほぼ同様の構造を
備えているが、マウスパッド20”のフレーム枠21に
おいて、透明基板22の端面22bの上方に延長部21
aを形成している。端面22bには半透過層22dが形
成され、透明基板22の内部から侵入した光を下方にあ
る受光素子26’に導くとともに、外面に照射された光
はそのまま透過させて受光素子26’に導くように形成
されている。
本発明に係る第3実施形態について説明する。この実施
形態は基本的には上記第2実施形態とほぼ同様の構造を
備えているが、マウスパッド20”のフレーム枠21に
おいて、透明基板22の端面22bの上方に延長部21
aを形成している。端面22bには半透過層22dが形
成され、透明基板22の内部から侵入した光を下方にあ
る受光素子26’に導くとともに、外面に照射された光
はそのまま透過させて受光素子26’に導くように形成
されている。
【0057】延長部21aには、マウスパッド20”の
表面上に載置された光学式マウス10’に臨む開口部2
1bが形成され、この開口部21bには赤外線フィルタ
21dが取り付けられている。開口部21bの内部は上
記半透過層22dに連通しており、上記半透過層22d
とほぼ平行に配置された反射板21cが取り付けられて
いる。これらの構造によって、受光素子26’には、透
明基板22内を伝播する光だけではなく、透明基板22
の表面上を伝播する光をも検出できるようになってい
る。
表面上に載置された光学式マウス10’に臨む開口部2
1bが形成され、この開口部21bには赤外線フィルタ
21dが取り付けられている。開口部21bの内部は上
記半透過層22dに連通しており、上記半透過層22d
とほぼ平行に配置された反射板21cが取り付けられて
いる。これらの構造によって、受光素子26’には、透
明基板22内を伝播する光だけではなく、透明基板22
の表面上を伝播する光をも検出できるようになってい
る。
【0058】このように、光学式マウス10’に設けら
れた発光素子19から放出された光は、パッド上におけ
るマウスの位置に応じて透明基板22に入射する位置が
異なるようになるため、発光素子の光の入射位置とライ
ンパターンとの位置関係によって、透明基板22内にて
伝播する光量が多い場合と、透明基板22の表面上を通
過する光量が多くなる場合とがある。したがって、本実
施形態のような構造によれば、ラインパターンで反射さ
れるなどの理由により透明基板22内に最初から入射さ
れない光や一旦入射しても透明基板22内から放出され
る光をも取り込むこともできるために、光学式マウス1
0’の位置によらず、受光素子26’にて検出される光
量を増加させることができるとともに、検出光量の変動
を少なくすることができる。
れた発光素子19から放出された光は、パッド上におけ
るマウスの位置に応じて透明基板22に入射する位置が
異なるようになるため、発光素子の光の入射位置とライ
ンパターンとの位置関係によって、透明基板22内にて
伝播する光量が多い場合と、透明基板22の表面上を通
過する光量が多くなる場合とがある。したがって、本実
施形態のような構造によれば、ラインパターンで反射さ
れるなどの理由により透明基板22内に最初から入射さ
れない光や一旦入射しても透明基板22内から放出され
る光をも取り込むこともできるために、光学式マウス1
0’の位置によらず、受光素子26’にて検出される光
量を増加させることができるとともに、検出光量の変動
を少なくすることができる。
【0059】また、本実施形態の構造においては、光学
式マウス10’に対する発光素子19の取付角度を小さ
くして第2実施形態の場合よりも水平に近くしても、開
口部21bを通して受光できる。したがって、発光素子
19の取付角度を小さくすることにより、マウスパッド
上における光学式マウス10’の位置によらず光の反
射、減衰回数を低減し、受光素子26’における受光感
度を向上させることが可能である。
式マウス10’に対する発光素子19の取付角度を小さ
くして第2実施形態の場合よりも水平に近くしても、開
口部21bを通して受光できる。したがって、発光素子
19の取付角度を小さくすることにより、マウスパッド
上における光学式マウス10’の位置によらず光の反
射、減衰回数を低減し、受光素子26’における受光感
度を向上させることが可能である。
【0060】上記各実施形態においては、図11に示す
ように光学式マウスの発光素子を赤外線を放出する発光
素子としたり、又は赤外線フィルタ19aを取り付けて
赤外線のみを放出するように構成したり、或いは受光素
子26’を赤外線のみを検出するセンサとすることによ
って、可視光によるノイズの混入を防止することができ
る。
ように光学式マウスの発光素子を赤外線を放出する発光
素子としたり、又は赤外線フィルタ19aを取り付けて
赤外線のみを放出するように構成したり、或いは受光素
子26’を赤外線のみを検出するセンサとすることによ
って、可視光によるノイズの混入を防止することができ
る。
【0061】以上説明したように、上記各実施形態にお
いては、光学式マウス10とマウスパッド20との間を
ワイヤレス化することができる。このため、図13に示
すように、机上等に設置されるマウスパッド20のみを
配線コード28でパーソナルコンピュータ50に接続す
るだけで、通常のマウスと同様に使用でき、光学式マウ
ス10から伸びる配線コードによって使用感が低下する
こともない。なお、上記実施形態では、マウスパッド2
0とパーソナルコンピュータ50との間を配線コード2
8にて接続しているが、本発明はこのような接続態様に
限られるものではなく、任意の方法で座標情報や操作情
報を他の機器に送出し、さらに、任意の使用態様で使用
することができるものである。
いては、光学式マウス10とマウスパッド20との間を
ワイヤレス化することができる。このため、図13に示
すように、机上等に設置されるマウスパッド20のみを
配線コード28でパーソナルコンピュータ50に接続す
るだけで、通常のマウスと同様に使用でき、光学式マウ
ス10から伸びる配線コードによって使用感が低下する
こともない。なお、上記実施形態では、マウスパッド2
0とパーソナルコンピュータ50との間を配線コード2
8にて接続しているが、本発明はこのような接続態様に
限られるものではなく、任意の方法で座標情報や操作情
報を他の機器に送出し、さらに、任意の使用態様で使用
することができるものである。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学式マウスの光情報出力手段から出力される光情報出力
の少なくとも一部はマウスパッドにおける第1反射パタ
ーンと第2反射パターンとの間を光伝送路として伝送さ
れ、光情報検出手段にて検出されるので、既存の光学式
マウスシステムの構成、特にマウスパッドの構造をその
まま利用して、ワイヤレス化されたマウスシステムを構
築することができる。
学式マウスの光情報出力手段から出力される光情報出力
の少なくとも一部はマウスパッドにおける第1反射パタ
ーンと第2反射パターンとの間を光伝送路として伝送さ
れ、光情報検出手段にて検出されるので、既存の光学式
マウスシステムの構成、特にマウスパッドの構造をその
まま利用して、ワイヤレス化されたマウスシステムを構
築することができる。
【図1】本発明に係る第1実施形態の構造を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】第1実施形態の平面一部断面図である。
【図3】第1実施形態の光学式マウス内の回路構成を示
す構成ブロック図である。
す構成ブロック図である。
【図4】第1実施形態のマウスパッド内の回路構成を示
す構成ブロック図である。
す構成ブロック図である。
【図5】第1実施形態の変調例を示すための信号波形の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図6】第1実施形態の他の変調例を示すための信号波
形のタイミングチャートである。
形のタイミングチャートである。
【図7】本発明に係る第2実施形態の構造を示す縦断面
図である。
図である。
【図8】第2実施形態の平面一部断面図である。
【図9】第2実施形態の変調例を示すための信号波形の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図10】第2実施形態の他の変調例を示すための信号
波形のタイミングチャートである。
波形のタイミングチャートである。
【図11】本発明に係る第3実施形態の構造を示す縦断
面図である。
面図である。
【図12】赤外線フィルタの透過特性を示すグラフであ
る。
る。
【図13】各実施形態における使用態様を示す斜視図で
ある。
ある。
【図14】X方向ラインパターンの平面形状を示す説明
図(a),(b),(c)である。
図(a),(b),(c)である。
【図15】Y方向ラインパターンの平面形状を示す説明
図(a)、X方向ラインパターンの検出原理を示す説明
図(b)及びY方向ラインパターンの検出原理を示す説
明図(c)である。
図(a)、X方向ラインパターンの検出原理を示す説明
図(b)及びY方向ラインパターンの検出原理を示す説
明図(c)である。
10 光学式マウス 13x,13y 発光素子 16x,16y 受光素子 19 発光素子 20 マウスパッド 26 受光素子 33 変調回路 43 復調回路
Claims (5)
- 【請求項1】 第1方向を検出するために第1面上に設
けられた光学的に検知可能な第1反射パターン及び前記
第1方向とは異なる第2方向を検知するために前記第1
平面に対して距離を隔てた第2面上に設けられた光学的
に検知可能な第2反射パターンを備えたマウスパッド
と、前記第1反射パターンを検知するための第1光学検
出系、前記第2反射パターンを検知するための第2光学
検出系、並びに前記第1反射パターン及び前記第2反射
パターンを照明する照明手段を備えた光学式マウスとを
有する光学式マウスシステムにおいて、 前記光学式マウスには、前記第1光学検出系及び前記第
2光学検出系によって検出された座標検出信号に基づい
て変調し、又は前記光学式マウスに設けられたスイッチ
の操作状態に基づいて変調した光情報出力を前記マウス
パッドに向けて照射する光情報出力手段を設け、前記マ
ウスパッドには、前記第1反射パターンと前記第2反射
パターンとの間を光伝送路として伝送された前記光情報
出力を検出して前記検出信号に応じた情報を受け取るた
めの光情報検出手段を設けたことを特徴とする光学式マ
ウスシステム。 - 【請求項2】 請求項1において、前記光情報出力手段
は前記照明手段を兼ねた発光素子により構成されている
ことを特徴とする光学式マウスシステム。 - 【請求項3】 請求項1において、前記光情報出力は、
前記座標検出信号の検出に影響を与えない周波数帯域に
て変調されていることを特徴とする光学式マウスシステ
ム。 - 【請求項4】 請求項1において、前記光情報出力は、
前記座標検出信号の検出サイクルに対してほぼ平均化さ
れた出力値を備えていることを特徴とする光学式マウス
システム。 - 【請求項5】 請求項1において、前記光情報検出手段
は、前記光伝送路の外側における前記第1面又は前記第
2面に沿った所定範囲内を伝播する前記光情報出力をも
検出できるように構成されていることを特徴とする光学
式マウスシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8298215A JPH10124254A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 光学式マウスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8298215A JPH10124254A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 光学式マウスシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10124254A true JPH10124254A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17856715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8298215A Pending JPH10124254A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 光学式マウスシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10124254A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6593911B1 (en) * | 1999-06-29 | 2003-07-15 | Micron Technology, Inc. | Infrared cordless mouse with mouse pad/receiver |
| US8544322B2 (en) | 2009-02-27 | 2013-10-01 | National University Corporation Tokyo Medical And Dental University | Jaw motion measuring system |
| CN104881157A (zh) * | 2015-06-09 | 2015-09-02 | 苏州云远网络技术有限公司 | 一种辅助移动护腕鼠标垫 |
| CN115237267A (zh) * | 2021-04-22 | 2022-10-25 | 义隆电子股份有限公司 | 光学鼠标及其控制方法 |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP8298215A patent/JPH10124254A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6593911B1 (en) * | 1999-06-29 | 2003-07-15 | Micron Technology, Inc. | Infrared cordless mouse with mouse pad/receiver |
| US8544322B2 (en) | 2009-02-27 | 2013-10-01 | National University Corporation Tokyo Medical And Dental University | Jaw motion measuring system |
| CN104881157A (zh) * | 2015-06-09 | 2015-09-02 | 苏州云远网络技术有限公司 | 一种辅助移动护腕鼠标垫 |
| CN104881157B (zh) * | 2015-06-09 | 2017-12-01 | 温州聚龙知识产权有限公司 | 一种辅助移动护腕鼠标垫 |
| CN115237267A (zh) * | 2021-04-22 | 2022-10-25 | 义隆电子股份有限公司 | 光学鼠标及其控制方法 |
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