JPH10124879A - ディスク状記録媒体並びにディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク状記録媒体並びにディスク記録再生装置

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JPH10124879A
JPH10124879A JP9233622A JP23362297A JPH10124879A JP H10124879 A JPH10124879 A JP H10124879A JP 9233622 A JP9233622 A JP 9233622A JP 23362297 A JP23362297 A JP 23362297A JP H10124879 A JPH10124879 A JP H10124879A
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disk
recording
groove
zone
recording medium
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JP9233622A
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English (en)
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Shigemi Maeda
茂己 前田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、線速度が一定で高速転送が可能なCL
V方式によるディスクと、回転数が一定で高速アクセス
が可能なZCAV方式によるディスクは別々のフォーマ
ットを有しており、ディスクと装置の共通化が困難であ
った。またZCAV方式においてはデータ利用率の低下
が大きかった。 【解決手段】 ディスク状記録媒体は、螺旋状または同
心円状のグルーブ3を有し、グルーブ3が半径方向に複
数のゾーン1,2に分割され、物理アドレス情報とセク
タ境界情報2aとがグルーブをウォブルして記録され、
一定の角速度で回転した場合に得られる物理アドレス情
報のウォブル周波数が各ゾーン内で一定でかつ外周側の
ゾーンほど増加し、セクタ境界情報2aに対応させてグ
ルーブ上に記録データが配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量で、データ
転送速度性能とアクセス速度性能の向上を可能とする記
録可能なディスク状記録媒体、並びにこのディスク状記
録媒体を用いて各種データの記録再生を行うディスク記
録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大量の情報をランダムに記録再生
する装置として光ディスク装置が用いられている。この
ような光ディスク装置においては記憶容量を高めるた
め、記録データの周波数を一定とし、光ピックアップと
ディスクとの相対速度を一定にする線速度一定方式(C
LV方式:Constant Linear Velo
city方式)により、ディスクのどの場所でも線記録
密度を一定とし、大容量化が実現されている。このCL
V方式においてはディスク1回転当たりのセクタ数が半
径位置によって異なり記憶容量が大きい反面、ディスク
の半径位置に応じて回転数を変化させる必要があるた
め、アクセス時間が長くなる欠点を有する。
【0003】一方、アクセス時間を短縮する目的では、
記録データの周波数とディスクの回転数を一定とする角
速度一定方式(CAV方式:Constant Ang
ular Velocity方式)がある。このCAV
方式においては、ディスクの回転数を変化させる必要が
ないためにアクセス時間が短い反面、ディスク1回転当
たりのセクタ数が半径位置にかかわらず一定となること
から外周ほど線記録密度が低くなり、記憶容量の大容量
化には適さない。
【0004】そこで、ディスクの回転数を一定とし、デ
ィスクの半径位置に応じて記録データの周波数を段階的
に切り替えることにより記録再生を行う方式(ZCAV
方式:Zone Constant Angular
Velocity方式)が実用化されている。この方式
においては、ディスクの内周から外周までを半径方向に
複数個のゾーンで分割し、各ゾーン内ではディスク1回
転当たりのセクタ数を一定とし、ディスク外周側のゾー
ンほど1回転当たりのセクタ数を増加させる。このよう
にしてZCAV方式においては線記録密度をディスクの
半径位置にかかわらずほぼ一定とするようゾーンニング
を行い、記憶容量の向上とアクセス時間の短縮化が図ら
れている。
【0005】図22乃至図24は上記ZCAV方式によ
るディスク形態を示す模式図である。図22においてデ
ィスク101はディスクの外周部より領域101a、領
域101b、領域101cの3個のゾーンに分割されて
いる。また前記各領域はディスク1回転当たり複数個の
セクタで構成されると共に、領域毎にディスク1回転当
たりのセクタ数が同一となっている。
【0006】図23はこの様子を拡大して示したもので
あり、領域101a(ゾーン1)及び領域101b(ゾ
ーン2)は複数のグルーブ103で構成され、グルーブ
103はディスク上の物理セクタアドレスを示すヘッダ
102aと記録データが配置されるデータフィールド1
02bより構成されるセクタ102がディスク1回転内
に複数配置されると共に、同一のゾーン内である領域1
01a内及び領域101b内においてはそれぞれ前記セ
クタの境界がディスク面上で放射状に配置される。
【0007】図24は前記ヘッダ近傍を更に拡大した模
式図であり、ヘッダ102aはグルーブを物理セクタア
ドレス情報で遮断したいわゆるピットと呼ばれるエンボ
ス形態でグルーブと共に事前形成されている。
【0008】また、ヘッダ102aは図25に示すよう
に、セクタの先頭を示すセクタマーク104と、物理セ
クタアドレスの再生に必要なクロックを生成するPLL
(Phase Locked Loop)が位相引き込
みを行うためのVFOフィールド105と、物理セクタ
アドレスの始まりを示すアドレスマーク106と、物理
セクタアドレスであるアドレスフィールド107と、ア
ドレスフィールドのエラーを検出するためのエラー検出
フィールド108より構成されている。
【0009】上記ZCAV方式によるディスクを用いた
ディスク記録再生装置においては図26に示すように、
ディスクが取り扱われる。即ち、ディスク回転数は25
bの点線で示すようにディスク半径位置に拘わらず一定
(換言すれば線速度は外周ほど高くなる)である一方、
データ転送速度に関係する記録再生のデータ周波数は2
5aの実線で示すように上記ゾーン単位で変化し、ディ
スクの外周方向ほどデータ周波数が高くなるよう、記録
クロック及び再生クロックが生成されて用いられる。こ
れにより、ディスクの回転数を変化させる必要がないこ
とからアクセス動作が高速で行えると共に、ディスクの
外周方向で線速度が高くなることに応じてデータ周波数
を高くすることで線記録密度を半径方向によらず略一定
とできることから、CAV方式に比べて記憶容量を向上
させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記種々のディ
スクは各々の特徴と使用目的に応じて適宜最適な形態が
選択されて用いられる。例えば、映像等の連続データを
記録する場合にはアクセス速度性能がさほど望まれない
反面、記憶容量が重視されると共に、データ転送速度の
高いものが望まれることからCLV方式が用いられ、コ
ンピュータ用途の場合は離散的データをランダムに記録
再生する必要からアクセス性能を重視してZCAV方式
が用いられるのが実情であり、これらの方式のディスク
は全く異なったフォーマットのものであるから、ディス
クを作成するメーカーとしては複数の方式に対応する必
要があるのは勿論、複数種類のディスクが存在すること
はユーザの混乱を招いている。
【0011】また、上記従来のZCAV方式のディスク
を記録再生する装置においてはアクセス速度が速い反
面、図26に示すようにデータ周波数、即ち記録再生デ
ータの転送速度がディスク外周側で高く、内周側ほど低
くなってしまうため、特に映像等の連続データを高速で
転送したい場合やバックアップ目的で用いる場合にCL
V方式に比べてデータ転送速度で不利となる。
【0012】更に、ZCAV方式におけるディスク回転
数は一定であることから、外周側に比べて内周側でディ
スク回転数を高くするZCLV方式よりも内周側におけ
るディスク回転数は低くなってしまう。これは、ディス
ク1回転内の所望セクタ位置に到達するまでの、いわゆ
る回転待ち時間が長くなってしまうことになり、アクセ
ス速度の点で不利になる。
【0013】一方、目的に応じて複数種類のディスクに
対応する記録再生装置を実現しようとすると、フォーマ
ットが異なっていることからコストアップを生じてしま
う課題がある。
【0014】また、ZCAV方式のディスクにおいて
は、図23及び図24に示したように、記録再生の最小
単位となるセクタ境界がディスク半径方向で放射状に揃
えて配置されることから、各々のゾーンにおけるディス
ク1回転当たりのセクタ数は同一個数となる。これは、
半径方向のセクタ配置を放射状に揃えない場合において
は、ピット形態で事前形成されるヘッダ102aがディ
スク半径方向に隣接するグルーブのデータフィールド1
02bに対してクロストークとなって悪影響を及ぼすか
らであり、このためにヘッダ102aを各々のゾーン内
においては半径方向で放射状に揃えて配置することで、
データフィールド102bに隣接するグルーブには常に
データフィールドが配置される(換言すれば、ヘッダが
配置されることはない)ことになり、データの記録を行
うデータフィールド102bの信頼性が確保されてい
る。
【0015】ところが、このように半径方向にセクタ配
置を放射状に揃えようとすると、所定の容量を有する所
定物理長のセクタの1回転当たりのセクタ数は正の整数
個にする必要があることから、記録媒体または記録再生
装置本来の記録密度性能に対し、低い線記録密度で構成
せざるを得なくなる。
【0016】具体例を示すと、ディスクまたは記録再生
装置本来の記録密度性能として1ビット当たり0.5μ
mの性能を有している場合であって、1セクタを構成す
るビット数が20000ビットとすると、1セクタの物
理的長さは10mmとなるが、これを半径位置が30m
mのゾーンに割り当てる場合、円周は約188.5mm
/10mm≒18.85セクタとなるが、上記のように
1回転当たり正の整数個のセクタを配置する必要から1
8セクタを割り当てざるを得なくなる。従って、1回転
当たりのセクタ数を18としたときの、半径30mmの
位置におけるビットサイズを逆算すると、0.523μ
mとなり、ディスクまたは記録再生装置本来の記録密度
性能である1ビット当たり0.5μmの性能から約5%
の線密度低下が発生してしまい、記憶容量が低下する課
題がある。
【0017】また、ゾーン内においては上記のようにセ
クタの境界をディスク半径方向で放射状に揃えて配置す
ることでヘッダのデータフィールドへのクロストークを
避けることが可能であるが、ゾーン間の境界においては
図24における領域101aと101bの境界で見られ
るように、各々のゾーンにおけるデータフィールドに隣
接するゾーンのヘッダが配置される状態が発生し、これ
らの間でもクロストークが発生するので、ゾーン境界の
各々のグルーブを用いることができず、ここでも記憶容
量が減少する課題がある。
【0018】一方、図24で示すディスクでは、グルー
ブ上にデータを記録するものであり、ディスク半径方向
の記録密度を向上させようとするとグルーブ間のピッチ
を狭くすることが必要となる。ところが、半径方向に隣
接するヘッダ同士が干渉を起こすためにグルーブピッチ
を詰めることが困難であるという課題がある。
【0019】本発明の目的は、上記課題に鑑み、大容量
で、データ転送速度性能とアクセス速度性能の向上が可
能なディスク状記録媒体並びにディスク記録再生装置を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のディス
ク状記録媒体は、螺旋状または同心円状のグルーブを有
し、光ビームが追従すべきグルーブが半径方向に複数の
ゾーンに分割され、物理アドレス情報とセクタ境界情報
とがグルーブをウォブルして記録され、一定の角速度で
回転した場合に得られる物理アドレス情報のウォブル周
波数が各ゾーン内で一定でかつ外周側のゾーンほど増加
し、セクタ境界情報に対応させてグルーブ上またはラン
ド上に記録データが配置されることを特徴とする。
【0021】請求項2に記載のディスク状記録媒体は、
請求項1に記載のディスク状記録媒体において、セクタ
長が所定長とした場合の1回転当たりのセクタ数が正の
整数個とはならないゾーンを含むことを特徴とする。
【0022】請求項3に記載のディスク状記録媒体は、
請求項1に記載のディスク状記録媒体において、ゾーン
境界のグルーブに記録データが配置されたことを特徴と
する。
【0023】請求項4に記載のディスク記録再生装置
は、請求項1乃至請求項3に記載のディスク状記録媒体
を用いて記録再生を行うディスク記録再生装置におい
て、ディスク状記録媒体を一定の回転数で回転を行う回
転制御手段と、物理アドレス情報からのウォブル周波数
に対応する基準クロックを生成する基準クロック生成手
段と、上記基準クロックに基づいてディスク状記録媒体
のグルーブ上またはランド上に記録データを記録する記
録制御手段と、上記基準クロックに基づいてディスク状
記録媒体のグルーブ上またはランド上の記録データを再
生する再生制御手段と、を有することを特徴とする。
【0024】請求項5に記載のディスク記録再生装置
は、請求項1乃至請求項3に記載のディスク状記録媒体
を用いて記録再生を行うディスク記録再生装置におい
て、物理アドレス情報からのウォブル周波数が各ゾーン
で一定となるように回転を行う回転制御手段と、一定の
基準クロックに基づいてディスク状記録媒体のグルーブ
上またはランド上に記録データを記録する記録制御手段
と、一定の基準クロックに基づいてディスク状記録媒体
のグルーブ上またはランド上の記録データを再生する再
生制御手段と、を有することを特徴とする。
【0025】請求項6に記載のディスク記録再生装置
は、請求項1乃至請求項3に記載のディスク状記録媒体
を用いて記録再生を行うディスク記録再生装置におい
て、ディスク状記録媒体を一定の回転数で回転させる第
1回転制御手段と、物理アドレス情報からのウォブル周
波数が各ゾーンで一定となるように回転を行う第2回転
制御手段と、第1回転制御手段と第2回転制御手段とを
切り替える回転制御切り替え制御手段と、物理アドレス
情報からのウォブル周波数に対応する基準クロックを生
成する基準クロック生成手段と、第1回転制御手段が選
択された場合に、上記基準クロックに基づいてディスク
状記録媒体のグルーブ上またはランド上に記録データを
記録し、第2回転制御手段が選択された場合に、一定の
基準クロックに基づいてディスク状記録媒体のグルーブ
上またはランド上に記録データを記録する記録制御手段
と、第1回転制御手段が選択された場合に、上記基準ク
ロックに基づいてディスク状記録媒体のグルーブ上また
はランド上の記録データを再生し、第2回転制御手段が
選択された場合に、一定の基準クロックに基づいてディ
スク状記録媒体のグルーブ上またはランド上の記録デー
タを再生する再生制御手段と、を有することを特徴とす
る。
【0026】請求項7に記載のディスク記録再生装置
は、請求項4または請求項6に記載のディスク記録再生
装置において、上記基準クロック生成手段は、上記記録
制御手段と上記再生制御手段とで共用されていることを
特徴とする。
【0027】請求項8に記載のディスク記録再生装置
は、請求項4または請求項6に記載のディスク記録再生
装置において、上記回転制御手段は、ディスク状記録媒
体から得られるゾーンごとに異なった周波数の回転制御
情報に対応した基準周波数を生成するプログラマブル分
周手段を含むことを特徴とする。
【0028】請求項9に記載のディスク記録再生装置
は、請求項4乃至請求項6に記載のディスク記録再生装
置において、与えられた論理アドレスをグルーブまたは
ランドの物理アドレス情報に変換するアドレス変換手段
を備え、該アドレス変換手段は、与えられた連続昇順の
論理アドレスに対し、各ゾーンごとにグルーブ、ランド
の順、またはランド、グルーブの順に物理アドレス情報
の値が順次増加するように割り当てることを特徴とす
る。
【0029】請求項10に記載のディスク記録再生装置
は、請求項9に記載のディスク記録再生装置において、
上記アドレス変換手段は、グルーブとランドの順序を、
隣接するゾーンごとに入れ替わるよう割り当てることを
特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明のディスク状記録媒体の実施の
形態1について説明すれば以下の通りである。
【0031】図1〜図3は、本発明によるディスク状記
録媒体の形態を示す模式図である。図1において、ディ
スク1はディスクの外周より領域1a、領域1b、領域
1cの3個のゾーンに分割されている。各領域はディス
ク1回転当たり複数個のセクタで構成されると共に、領
域毎にディスク1回転当たりのセクタ数が同一となって
いる。
【0032】図2はこの様子を拡大して示したものであ
り、領域1a(ゾーン1)及び領域1b(ゾーン2)は
複数のグルーブ3で構成され、グルーブ3は、セクタ境
界2aで分割されたセクタ2がディスクの1回転内に複
数配置されると共に、各ゾーン内においては、セクタ2
がセクタ境界2aで揃うようにディスク面上で放射状に
配置される。ここで、セクタ数は外周側のゾーンほど多
く設定され、グルーブ3は螺旋状または同心円状に形成
されている。
【0033】図3はセクタ境界2a及びゾーン境界近傍
を更に拡大した模式図であり、グルーブ3は各グルーブ
のセクタの実際のアドレス値を示す物理アドレス情報が
2相マーク変調された後に周波数変調され、ディスク1
の光ビームが追従する方向にウォブルする形態で事前形
成され、事前記録情報を成している。ウォブル周波数と
しては、記録情報帯域とトラッキングサーボ帯域の中間
の周波数帯域が割り当てられると共に、ウォブルされて
いる中心周波数は、ディスクを一定の回転数で回転させ
た場合に領域1a、領域1b、領域1cの各ゾーン内の
グルーブのセクタにおいて一定で、かつディスク外周側
のゾーンほど高い周波数となるよう設定されている。
【0034】図4は上記セクタ2の割り当てを示す模式
図であり、図4の3aはグルーブをディスクの光ビーム
が追従する方向にウォブルさせることで得られる事前記
録情報を構成する情報列を、図4の3b及び3cは上記
グルーブ3上に記録される記録情報が割り当てられるセ
クタを構成する情報列の例を、それぞれ示している。
尚、以下の説明においては事前記録情報が割り当てられ
るセクタと、グルーブ上に記録される記録情報が割り当
てられるセクタが1対1に対応している場合について説
明する。
【0035】事前記録情報は図4の3aに示すように、
事前記録情報の各々のセクタ先頭を示す同期信号4と、
実際のアドレス値を示すアドレスフィールド5と、アド
レスフィールド5の誤り検出を行なう誤り検出フィール
ド6により構成され、セクタを成している。この事前記
録情報がディスク全面にウォブルする形態でトラッキン
グ用グルーブとして途切れることなく連続して形成され
ている。なお、説明の便宜上設けたセクタ境界2aは、
同期信号4に対応する。
【0036】一方、グルーブ上に記録される記録情報
は、図4の3bに示すようにセクタアドレスが含まれる
ヘッダ7と、記録データ(例えば4キロバイト程度)及
びエラー検出訂正コード等が記録されるデータフィール
ド8により構成されており、ここでのヘッダ7は、ピッ
ト形態でなく、グルーブ上に図25の情報列と同様にし
て形成される。このように、記録情報として各セクタに
ヘッダ7によりセクタアドレスが付加されることによ
り、物理アドレス情報のアドレスフィールド5のみを用
いる形態に比べてセクタアドレス認識の信頼性を向上で
きる。また、記録情報としてヘッダを用いずに、図4の
3cに示すように、記録データ及びエラー検出訂正コー
ド等が記録されるデータフィールド9のみにより構成す
ることもでき、この場合はヘッダ部分を削除できること
から、データ利用率を高くすることができ、記憶容量を
更に大きくできる。尚、事前記録情報を成すグルーブの
ウォブル周波数とグルーブ内に記録される記録情報の周
波数(データレートの意)とは、常に一定の関係を有し
ている。即ち、セクタ2に対して物理アドレス情報がセ
クタアドレスとして割り当てられると共に、このセクタ
内に所定量の記録データが配置されることを意味する。
【0037】このディスクにより、事前記録された物理
アドレス情報を用い、記録情報が記録されていない未記
録領域においても物理アドレス情報の認識により所望の
ディスク領域へのアクセス動作が可能となると共に、図
5及び図6に示すような形態の記録再生が可能になる。
【0038】即ち、図5は本発明のディスクを、ZCA
V方式で動作させる場合を示しており、ディスク回転数
は5b(点線)で示すようにディスク半径位置に拘わら
ず一定とし、物理アドレス情報が含まれる事前記録情報
のウォブル周波数の中心周波数は5a(実線)で示すよ
うに、各々のゾーン内では一定で、かつディスク外周側
ほど高くなる。従って、外周側のゾーンほど事前記録情
報のウォブル周波数に合わせて記録情報の周波数も所定
の関係で高くすることができるので、外周側のゾーンほ
どディスク1回転当たりのセクタ数が多い形態で記録再
生がなされると共に、ディスク半径位置によって記録情
報の速度が変化するZCAVの動作が実現される。
【0039】一方、図6は本発明によるディスクを、光
ピックアップとディスクとの相対速度を一定としディス
クの半径位置に応じて回転数を段階的に切り替えること
により記録再生を行う方式(ZCLV方式:Zoned
Constant Linear Velocit
y)で動作させる場合を示しており、この方式では、ど
のゾーンでも事前記録情報のウォブル周波数の中心周波
数6a(実線)が所定値になるようディスクを回転させ
る。その結果、ディスク回転数6b(破線)はゾーン内
では回転数一定のCAV動作が行われ、外周側のゾーン
ほど回転数が低くなる、ZCLV方式による回転制御が
実現される。ここで、事前記録情報のウォブル周波数が
一定であることは、記録情報の周波数も一定であること
を意味しており、従って外周側のゾーンほどディスク1
回転当たりのセクタ数が多い形態で記録再生がなされる
と共に、ディスク半径位置が変わっても記録情報の速度
が一定であるZCLVの動作が実現される。
【0040】このようにして、図5で示したようなZC
AV方式による動作と図6で示したようなZCLV方式
による動作を、共通のディスクを用いて実現できる。
【0041】また、上記ディスク形態においては従来の
ように隣接グルーブに対してクロストークによる悪影響
を及ぼすピット形態のヘッダを用いないことから、ゾー
ン境界のグルーブにおける隣接ゾーンからのクロストー
クが発生せず、従って、ゾーン境界のグルーブについて
も記録情報を配置することが可能となり、グルーブの利
用効率をより高いものにすることができる。
【0042】図9は、実施の形態1のディスク状記録媒
体の他の実施の形態について説明するものであり、図3
では、グルーブの両側の側壁をウォブルさせると共にグ
ルーブ上に記録情報を配置するのに対し、グルーブの片
側の側壁のみをウォブルさせ、記録情報の配置はグルー
ブ3a上に加え、グルーブ間に挟まれたランド上3bに
も記録を行う、いわゆるランド/グルーブ記録が実現で
きる形態となっている。
【0043】具体的には、グルーブ3の片側の側壁のみ
について、図3の場合と同様に物理アドレス情報が2相
マーク変調された後に周波数変調され、ディスク1の光
ビームが追従する方向にウォブルする形態で事前形成さ
れ、事前記録情報を成している。従って、グルーブ3a
と対応のランド3bとにおいて共通の事前記録情報とな
っているので、得られるアドレス値も同一となる。ま
た、セクタ境界2aについては、各々のゾーン内におい
てグルーブ3aとランド3b共にディスク半径方向に放
射状に揃っている。ウォブル周波数としては、記録情報
帯域とトラッキングサーボ帯域の中間の周波数帯域が割
り当てられると共に、ウォブルされている中心周波数
は、ディスクを一定の回転数で回転させた場合に領域1
a、領域1b、領域1cの各ゾーン内において一定で、
かつディスク外周側のゾーンほど高い周波数となるよう
設定されている。
【0044】このような形態とすることにより図3で説
明した形態での効果に加え、ディスク半径方向の記録密
度であるトラック密度を高めることができ、更なる大容
量化を図ることが可能である。
【0045】(実施の形態2)本発明のディスク状記録
媒体の実施の形態2について説明すれば以下の通りであ
る。
【0046】本発明におけるディスクは図1で説明した
ものと同様にディスクの外周部より領域1a、領域1
b、領域1cの3個のゾーンに分割されている。各領域
はディスク1回転当たり複数個のセクタで構成されると
共に、領域毎にディスク1回転当たりのセクタ数が同一
となっている。
【0047】図7はこの様子を拡大して示したものであ
り、領域1a(ゾーン1)及び領域1b(ゾーン2)は
複数のグルーブ13で構成され、グルーブ13は、セク
タ12がディスクの1回転内に複数配置されると共に、
各ゾーン内及び各ゾーン間においては、セクタ12のセ
クタ境界12aが各グルーブで揃わないように、つまり
ディスク面上で放射状ではない形態で配置される。即
ち、セクタの物理長が所定長である場合に、ディスク1
回転当たりのセクタ数は正の整数個とならない形態を成
しており、このためにディスク半径方向に隣接するセク
タ境界12aが一致しない形態となっている。これは、
従来の、隣接グルーブに対してクロストークによる悪影
響を及ぼすピット形態のヘッダを用いないことから可能
になるものであり、従来と比べると、例えばディスク半
径30mmの位置において本来の線記録密度性能である
18.85セクタの配置が可能になることを意味する。
ここで、セクタ数は外周側のゾーンほど多く設定され、
グルーブは螺旋状または同心円状に形成されている。
【0048】図8はセクタ境界12a及びゾーン境界近
傍を更に拡大した模式図であり、グルーブ13は各グル
ーブのセクタの実際のアドレス値を示す物理アドレス情
報が2相マーク変調された後に周波数変調され、ディス
ク1の光ビームが追従する方向にウォブルする形態で事
前形成され、事前記録情報を成している。ウォブル周波
数としては、記録情報帯域とトラッキングサーボ帯域の
中間の周波数帯域が割り当てられると共に、ウォブルさ
れている中心周波数は、ディスクを一定の回転数で回転
させた場合に領域1a、領域1b、領域1cの各ゾーン
内のグルーブのセクタにおいて一定で、かつディスク外
周側のゾーンほど高い周波数となるよう設定されてい
る。ここでセクタ境界12aは、上述したように、同一
のゾーン内においても隣接グルーブ間で必ずしも一致し
ない形態となっている。尚、セクタ12の割り当ては図
4と同様にできるので説明は省略する。
【0049】このディスクにより、事前記録された物理
アドレス情報を用い、記録情報が記録されていない未記
録領域においても物理アドレス情報の認識により所望の
ディスク領域へのアクセス動作が可能となると共に、図
5で説明したZCAV方式による動作と図6で説明した
ZCLV方式による動作とを共通のディスクを用いて実
現することができ、更に、ディスク1回転当たりのセク
タ数が正の整数である必要がないことから記録媒体及び
ディスク記録再生装置の線記録密度性能を十分に引き出
せる形態となり、データ利用効率の高いディスク状記録
媒体を実現できる。
【0050】図10は、実施の形態2のディスク状記録
媒体の他の実施の形態について説明するものであり、図
8では、グルーブの両側の側壁をウォブルさせると共に
グルーブ上に記録情報を配置するのに対し、グルーブの
片側の側壁のみをウォブルさせ、記録情報の配置はグル
ーブ13a上に加え、グルーブ間に挟まれたランド上1
3bにも記録を行う、いわゆるランド/グルーブ記録が
実現できる形態となっている。
【0051】具体的には、グルーブ13の片側の側壁の
みについて、図8の場合と同様に、物理アドレス情報が
2相マーク変調された後に周波数変調され、ディスク1
の光ビームが追従する方向にウォブルする形態で事前形
成され、事前記録情報を成している。従って、グルーブ
13aと対応のランド13bとにおいて共通の事前記録
情報となっているので、得られるアドレス値も同一とな
る。また、セクタ境界12aについては、各々のゾーン
内において共通の事前記録アドレスが割り当てられたグ
ルーブ13aとランド13bのセクタについてはディス
ク半径方向に放射状に揃う形態となるが、半径方向に隣
接するグルーブとランド間においては半径方向に放射状
とはならない。ウォブル周波数としては、記録情報帯域
とトラッキングサーボ帯域の中間の周波数帯域が割り当
てられると共に、ウォブルされている中心周波数は、デ
ィスクを一定の回転数で回転させた場合に領域1a、領
域1b、領域1cの各ゾーン内において一定で、かつデ
ィスク外周側のゾーンほど高い周波数となるよう設定さ
れている。
【0052】このような形態とすることにより、図8で
説明した形態での効果に加え、ディスク半径方向の記録
密度であるトラック密度を高めることができ、更なる大
容量化を図ることが可能である。
【0053】(実施の形態3)本発明のディスク記録再
生装置の実施の形態3について説明すれば以下の通りで
ある。
【0054】図11は実施の形態1または実施の形態2
で説明した形態のディスク状記録媒体(記録情報にヘッ
ダを用いない媒体について説明する)を光磁気ディスク
に適用し、このディスクを用いて記録情報の記録再生を
行なうZCAV方式のディスク記録再生装置の構成図で
あり、光磁気ディスク1を支持して回転駆動するための
スピンモータ20と、レーザ駆動回路21からの駆動信
号に基づいてレーザを発光させ、回転する光磁気ディス
ク1上の所望の位置にレーザビームを照射し、再生時に
おいては光磁気ディスク1からの反射光を検出し、記録
時においては再生時よりも高い強度のレーザビーム照射
を行う光ヘッド22と、光ヘッド22からの検出信号を
増幅して再生データ信号やウォブル信号やサーボ誤差信
号等の目的別の信号を生成するRFアンプ23と、記録
時に光磁気ディスク1に磁界を印加する磁気ヘッド32
と、スピンモータ20の回転数を一定に制御する回転制
御回路26と、RFアンプ23からのサーボ誤差信号と
コントローラ35からの指示に基づいて光ヘッド22の
フォーカシング及びトラッキング制御と図示しない送り
モータの送り制御とを行うサーボ制御回路24と、RF
アンプ23からのトラッキング誤差信号からウォブル信
号を検出するウォブル検出回路25と、ウォブル検出回
路25からのウォブル信号を復調し復号化することで光
磁気ディスク1上の光ビーム位置の検出を可能にする物
理アドレス情報を得るアドレス検出回路27と、端子3
3を介して上位装置からの記録再生指示や記録再生デー
タの送受を行うホストインタフェース34と、ホストイ
ンタフェース34からの記録データにエラー検出訂正情
報等を付加して記録に必要なデータを生成し、更にこれ
らのデータをクロック生成回路29からの記録クロック
に応じて記録に適した形式に変調する記録データ処理回
路30と、記録データ処理回路30からの記録データに
対応した磁界を発生させるための磁気ヘッド32を駆動
する磁気ヘッド駆動回路31と、RFアンプ23からの
再生データ信号を復調し、再生データの誤り訂正を行っ
たデータをホストインタフェース34へ送出する再生デ
ータ処理回路28と、このディスク記録再生装置の各部
を制御するコントローラ35とを備え、これら各部は図
に示すように接続されている。
【0055】一方、図12はレーザ駆動回路21の詳細
を示す構成図であり、ウォブル検出回路25で抽出され
たウォブル信号の周波数を電圧に変換するF/Vコンバ
ータ21aと、F/Vコンバータからの変換電圧に基づ
いてレーザの発光パワー制御を行うパワー制御回路21
bにより構成されている。
【0056】また、図13はクロック生成回路29の詳
細を示す構成図であり、ウォブル検出回路25で抽出さ
れたウォブル信号と第1分周回路29dからの分周信号
の位相比較を行う第1位相比較回路29aと、第1位相
比較回路29aからの位相差信号の高周波成分をカット
する第1LPF29bと、第1LPF29bからの位相
差信号に基づいて記録の基準クロックを生成する第1V
FO29cと、第1VFO29cの周波数をウォブル信
号に対応する周波数に分周する第1分周回路29dとに
より構成される記録基準クロック生成部と、ウォブル検
出回路25で抽出されたウォブル信号と第2分周回路2
9hからの分周信号の位相比較を行う第2位相比較回路
29eと、第2位相比較回路29eからの位相差信号の
高周波成分をカットする第2LPF29fと、第2LP
F29fからの位相差信号に基づいて記録の基準クロッ
クを生成する第2VFO29gと、第2VFO29gの
周波数をウォブル信号に対応する周波数に分周する第2
分周回路29hとにより構成される再生基準クロック生
成部とにより構成されている。ここで、上記記録基準ク
ロック生成部及び再生基準クロック生成部は各々PLL
(Phase Locked Loop)を構成してお
り、第1分周回路29dで設定される分周比は記録基準
クロックで必要な周波数とウォブル信号周波数の比率で
与えられ、第2分周回路29hで設定される分周比は再
生基準クロックで必要な周波数とウォブル信号周波数の
比率で与えられる。例えば、所定回転数での光磁気ディ
スク1の第1ゾーンにおけるウォブル信号周波数が50
KHz、これに対する記録基準クロック(通常は記録デ
ータのチャンネルビット周波数の整数倍が選ばれる)が
23.2MHz、再生基準クロック(通常は再生データ
のチャンネルビット周波数が選ばれる)が11.6MH
zであった場合、第1分周回路における分周比は1/4
64が設定されると共に、第2分周回路における分周比
は1/232が設定される。クロック生成回路29によ
り、ウォブル信号の周波数に対応して常に一定の周波数
比率を有した記録基準クロック及び再生基準クロックが
生成される。尚、本形態においては記録基準クロックと
再生基準クロックの周波数が異なる場合について説明し
ているが、同一である場合は上記PLLの構成要素を共
通化することで簡素化が可能である。
【0057】一方、光磁気ディスク1は、実施の形態1
または実施の形態2で説明した形態を有しているため、
ディスク回転数が一定で制御される本形態においては、
光磁気ディスク1上の各々のゾーンに対応してウォブル
信号の周波数が変化し、ディスク外周側のゾーンほどウ
ォブル周波数は高くなる。従って、レーザ駆動回路21
においてはウォブル周波数に応じ、換言すれば各ゾーン
に対応したレーザ発光パワーの制御がなされる一方、ク
ロック生成回路29においてもウォブル周波数に応じ、
各ゾーンに対応した記録及び再生の基準クロックの生成
が行われるものである。
【0058】以下に、上記ディスク記録再生装置におけ
る記録再生動作を説明する。
【0059】まず、図14を用いて記録動作について説
明する。図14は上記ディスク記録再生装置における記
録動作流れを示すフローチャートである。端子33より
上位装置から記録指示が与えられると、コントローラ3
5はホストインタフェース34を介して記録指示を認識
し、記録動作のための処理が開始される(s1)。s2
にて、コントローラ35は上位装置より指示された記録
開始指定セクタアドレスから物理セクタアドレス値Pa
を設定すると共に、指示された記録セクタ数をWSとし
て設定する。次に、s3にて、コントローラ35は記録
を行なうべき上記セクタ位置を含むトラックへのアクセ
ス動作を行なう。このアクセス動作に関しては、コント
ローラ35がアドレス検出回路27から逐次得られる現
在のアドレス値を認識し、サーボ制御回路24を介して
図示しない送りモータ及び光ヘッド22を制御すること
により所望位置への光ビーム移動が行なわれる。所望位
置への光ビーム移動が行われると、ウォブル検出回路2
5からは光ビームが現在トレースしているグルーブ又は
ランドにおけるウォブル信号が抽出され、このウォブル
信号の周波数に基づいて現在の光ビーム位置に対応する
ディスク半径位置で必要な、換言すれば光ビームとディ
スク間の線速度に合致した再生及び記録レーザパワーが
レーザ駆動回路21で設定される(厳密には記録が開始
されるまでのアドレスサーチ期間においては設定された
再生パワーが用いられ、後述の記録時に設定された記録
パワーが用いられる)と共に、現在の光ビーム位置に対
応するディスク半径位置のゾーンに合致した記録基準ク
ロックがクロック生成回路29で生成される。次に、s
4にて、アドレス検出回路27で得られる現在のアドレ
ス値がPaと一致するかどうかが判定され、一致すると
s5に達し、セクタ単位の記録が開始される。ここで
は、図4の3cで示すセクタの記録データとして、記録
データ処理回路30にて上位装置から端子33よりホス
トインタフェース34を介して入力される記録データが
所定のセクタサイズ、例えば4096バイト毎で区切っ
てエラー検出訂正コード等の生成付加が行なわれること
によりデータの生成が行なわれる。そして、これらの生
成データ列がクロック生成回路29からの記録基準クロ
ックに基づき、変調された1セクタ分のデータとして磁
気ヘッド駆動回路31へ送出され、磁気ヘッド32から
はセクタデータに対応する変調磁界が印加されると共
に、光ヘッド22よりウォブル検出回路25からのウォ
ブル周波数に基づいた記録強度の光ビームが照射される
ことで、所望のセクタにデータの記録が行なわれる。s
5にて、1セクタの記録が完了すると、s6にて、記録
セクタ数WSの更新を行い、s7にて、WSが”0”で
あるかどうかを判定することで指定されたセクタ数の記
録動作の終了が判定される。ここで記録が終了しておれ
ばs8に達して記録処理を終了する一方、未終了の場合
はs5に戻り、以降、上記動作を繰り返すことにより上
位装置から指定されたセクタ数に相当するデータの記録
が行なわれるものである。
【0060】次に、図15を用いて再生動作について説
明する。図15は上記ディスク記録再生装置における再
生動作流れを示すフローチャートである。端子33より
上位装置から再生指示が与えられると、コントローラ3
5はホストインタフェース34を介して再生指示を認識
し、再生動作のための処理が開始される(s20)。s
21にて、コントローラ35は上位装置より指示された
再生開始指定アドレスから物理セクタアドレス値Paを
設定すると共に、指示された再生セクタ数をRSとして
設定する。次に、コントローラ35はs22にて再生を
行なうべきセクタ位置であるPaを含むトラックへのア
クセス動作を行なう。所望位置への光ビーム移動が行わ
れると、ウォブル検出回路25からは光ビームが現在ト
レースしているグルーブ又はランドにおけるウォブル信
号が抽出され、このウォブル信号の周波数に基づいて現
在の光ビーム位置に対応するディスク半径位置で必要
な、換言すれば光ビームとディスク間の線速度に合致し
た再生レーザパワーがレーザ駆動回路21で設定される
と共に、現在の光ビーム位置に対応するディスク半径位
置のゾーンに合致した再生基準クロックがクロック生成
回路29で生成される。そして、s23にてアドレス検
出回路27より得られる現在の再生アドレスがPaと一
致するかどうかが判定され、一致すると、s24に達し
て所望セクタの再生が行なわれる。具体的には、クロッ
ク生成回路29からの再生基準クロックに基づいて再生
データ処理回路28にてエラー訂正処理を伴ったデータ
フィールドの復号が行なわれ、ホストインタフェース3
4乃至端子33を介して上位装置へ転送される。s24
にて1セクタの再生が完了すると、s25にて再生セク
タアドレスPa及び再生セクタ数RSの値が更新され、
s26にて再生指定セクタ数分の再生処理が終了したか
どうかが判定される。終了した場合はs27に達する一
方、終了していない場合はs23に戻って上記処理を繰
り返すことで、所望セクタの再生動作が行なわれるもの
である。
【0061】このようにして、本ディスク記録再生装置
では、上位装置から指示された記録再生の論理アドレス
を、対応するディスク上の物理アドレス情報に変換する
と共に、ディスクを一定の回転数で回転させ、ゾーン毎
に異なる周波数で抽出されるウォブル信号に基づいて記
録及び再生を行う構成となっている。このため、ZCA
V方式として大容量性を確保しながら、回転数を変更す
ることなく高速で所望位置へのアクセス動作が行えると
共に、ディスク上にZCAV方式で事前形成されたウォ
ブル信号に基づき、各ゾーンに適合した記録再生を行う
ことが可能となる。ここで上記ウォブル信号は、回転数
を一定とした本実施の形態において各ゾーン毎に異なっ
た周波数で抽出されるため、従来のように各ゾーン毎に
記録再生の基準となるクロック生成回路を設ける必要が
なく、実際に光ビームがトレースしているディスク上領
域に対応して得られることから、記録再生クロックの生
成が簡単な構成で実現できる。また、ディスクの半径位
置に対応して線速度が変化することから必要となる、記
録及びまたは再生の光ビームパワーの制御についても、
上記の如く簡単な構成で実現できる。
【0062】次に、実施の形態3の他のディスク記録再
生装置について説明する。以下の説明では、上記と同一
部材には同一符号を付与する。
【0063】図16は実施の形態1または実施の形態2
で説明した形態のディスク状記録媒体(記録情報にヘッ
ダ情報を用いない形態について説明する)を光磁気ディ
スクに適用し、このディスクを用いて記録情報の記録再
生を行なうZCLV方式のディスク記録再生装置の構成
図であり、光磁気ディスク1を支持して回転駆動するた
めのスピンモータ20と、レーザ駆動回路41からの駆
動信号に基づいてレーザを発光させ、回転する光磁気デ
ィスク1上の所望の位置にレーザビームを照射し、再生
時においては光磁気ディスク1からの反射光を検出し、
記録時においては再生時よりも高い強度のレーザビーム
照射を行う光ヘッド22と、光ヘッド22からの検出信
号を増幅して再生データ信号やウォブル信号やサーボ誤
差信号等の目的別の信号を生成するRFアンプ23と、
記録時に光磁気ディスク1に磁界を印加する磁気ヘッド
32と、光磁気ディスク1が線速度略一定で回転するよ
うスピンモータ20の回転数を制御する回転制御回路4
2と、RFアンプ23からのサーボ誤差信号とコントロ
ーラ45からの指示に基づいて光ヘッド22のフォーカ
シング及びトラッキング制御と図示しない送りモータの
送り制御とを行うサーボ制御回路24と、RFアンプ2
3からのトラッキング誤差信号からウォブル信号を検出
するウォブル検出回路43と、ウォブル検出回路43か
らのウォブル信号を復調し復号化することで光磁気ディ
スク1上の光ビーム位置の検出を可能にするアドレス情
報を得るアドレス検出回路27と、端子33を介して上
位装置からの記録再生指示や記録再生データの送受を行
うホストインタフェース34と、ホストインタフェース
34からの記録データにエラー検出訂正情報等を付加し
て記録に必要なデータを生成し、更にこれらのデータを
クロック生成回路44からの記録クロックに応じて記録
に適した形式に変調する記録データ処理回路30と、記
録データ処理回路30からの記録データに対応した磁界
を発生させるための磁気ヘッド32を駆動する磁気ヘッ
ド駆動回路31と、RFアンプ23からの再生データ信
号を復調し、再生データの誤り訂正を行ったデータをホ
ストインタフェース34へ送出する再生データ処理回路
28と、このディスク記録再生装置の各部を制御するコ
ントローラ45とを備え、これら各部は図に示すように
接続されている。
【0064】ディスクの線速度略一定による回転制御に
ついて説明すると、回転制御回路42は、内部で保有す
る一定周波数の回転基準クロックと、ウォブル検出回路
43で検出されて供給されるウォブル信号とを比較し、
同一の周波数及び位相となるようスピンモータ20を制
御するよう構成されている。
【0065】従って、上記構成にてディスクの線速度が
略一定となるよう回転制御が行われることから、記録再
生情報の周波数はディスクのゾーンに拘わらず一定であ
り、記録及び再生に最適な光パワーも一定でよいことか
ら、クロック生成回路44は予め設定された記録基準ク
ロック及び再生基準クロックを生成するものであり、更
に、レーザ駆動回路41も対応する線速度において最適
な記録パワー及び再生パワーがディスク上のゾーンに拘
わらず一定で与えられるものである。
【0066】上記ディスク記録再生装置における記録再
生動作については前述と同様の流れで実現されるので、
説明は省略するが、異なっているのは線速度が略一定、
即ち回転数がゾーン単位で変化するものであり、線速度
に関しては大きな変化をせず、記録及び再生情報の周波
数は一定で行われる点である。このように本発明のディ
スク記録再生装置では、上位装置から指示された記録再
生の論理アドレスを対応するディスク上の物理アドレス
に変換すると共に、ウォブル信号が所定値となるようデ
ィスクを回転させることで線速度が略一定の回転制御が
なされ、ゾーンによらず一定の周波数で記録及び再生を
行う構成となっている。このため、ZCLV方式とし
て、大容量性を確保し、線速度が略一定となるようディ
スクを回転させることで、ゾーンの半径位置に拘わらず
高い転送レートによる記録情報の記録再生が行えるもの
である。ここで上記ウォブル信号は、各ゾーン毎に回転
数が変化することでウォブル周波数が一定となるよう事
前形成されていることから、回転検出信号として従来の
ようにロータリーエンコーダ等の回転センサを用いる必
要がなく、実際に光ビームがトレースしているディスク
上領域に対応した回転検出信号として得られることか
ら、線速度略一定の回転制御が簡単な構成で実現できる
ものである。
【0067】(実施の形態4)本発明のディスク記録再
生装置の実施の形態4について説明すれば以下の通りで
ある。本実施の形態におけるディスク記録再生装置は、
光磁気ディスク1を回転数一定で駆動する第1回転制御
モード(ZCAV方式)と線速度一定で駆動する第2回
転制御モード(ZCLV方式)を有している。
【0068】図17は実施の形態1または実施の形態2
で説明した形態のディスク状記録媒体(記録情報にヘッ
ダ情報を用いない形態について説明する)を光磁気ディ
スクに適用し、このディスクを用いて記録情報の記録再
生を行なうディスク記録再生装置の構成図であり、光磁
気ディスク1を支持して回転駆動するためのスピンモー
タ20と、レーザ駆動回路21からの駆動信号に基づい
てレーザを発光させ、回転する光磁気ディスク1上の所
望の位置にレーザビームを照射し、再生時においては光
磁気ディスク1からの反射光を検出し、記録時において
は再生時よりも高い強度のレーザビーム照射を行う光ヘ
ッド22と、光ヘッド22からの検出信号を増幅して再
生データ信号やウォブル信号やサーボ誤差信号等の目的
別の信号を生成するRFアンプ23と、記録時に光磁気
ディスク1に磁界を印加する磁気ヘッド32と、コント
ローラ53の指示に基づいて光磁気ディスク1が所望の
回転数で回転するようスピンモータ20の回転数を制御
する回転制御回路52と、RFアンプ23からのサーボ
誤差信号とコントローラ53からの指示に基づいて光ヘ
ッド22のフォーカシング及びトラッキング制御と図示
しない送りモータの送り制御とを行うサーボ制御回路2
4と、RFアンプ23からのトラッキング誤差信号から
ウォブル信号を検出するウォブル検出回路51と、ウォ
ブル検出回路51からのウォブル信号を復調し復号化す
ることで光磁気ディスク1上の光ビーム位置の検出を可
能にするアドレス情報を得るアドレス検出回路27と、
端子33を介して上位装置からの記録再生指示や記録再
生データの送受を行うホストインタフェース34と、ホ
ストインタフェース34からの記録データにエラー検出
訂正情報等を付加して記録に必要なデータを生成し、更
にこれらのデータをクロック生成回路29からの記録ク
ロックに応じて記録に適した形式に変調する記録データ
処理回路30と、記録データ処理回路30からの記録デ
ータに対応した磁界を発生させるための磁気ヘッド32
を駆動する磁気ヘッド駆動回路31と、RFアンプ23
からの再生データ信号を復調し、再生データの誤り訂正
を行ったデータをホストインタフェース34へ送出する
再生データ処理回路28と、このディスク記録再生装置
の各部を制御するコントローラ53とを備え、これら各
部は図に示すように接続されている。
【0069】また、図18は回転制御回路52の詳細を
示す構成図であり、所定周波数でクロック信号を発生す
る基準発振器52aと、コントローラ53から与えられ
る分周情報に従って基準発振器52aからのクロック信
号を分周し、所望のディスク回転数におけるウォブル周
波数に対応する回転基準クロックを出力するプログラマ
ブル分周回路52bと、ウォブル検出回路51で抽出さ
れたウォブル信号とプログラマブル分周回路52bから
の回転基準クロックを比較し、回転誤差信号を生成する
位相比較回路52cと、位相比較回路52cからの回転
誤差信号の高周波成分をカットするLPF52dと、L
PF52dからの回転誤差信号を用いてスピンモータ2
0を回転駆動する駆動回路52eとにより構成されてい
る。
【0070】上記ディスク記録再生装置における記録再
生動作の流れについては、実施の形態3と同様の流れで
実現されるものであり説明は省略するが、以下に異なっ
ている点を説明する。
【0071】本ディスク記録再生装置においては、ディ
スク回転制御モードを複数有しており、ディスク回転数
が一定となる第1回転制御モードと、線速度が略一定、
即ち回転数がゾーン単位で変化する第2回転制御モード
を有するものであり、図18においては、回転制御回路
52に対しコントローラ53が与える分周情報によって
上記モード切り替えが実施される。具体的には、第1回
転制御モードにおいてはプログラマブル分周回路52b
に与えられる分周情報はディスク上のゾーンに対応して
異なった値とされ、ディスク外周側程小さな値が与えら
れる。この結果、プログラマブル分周回路52bの出力
はディスク外周のゾーン程高い周波数となる回転基準ク
ロックとして生成され、ウォブル検出回路51から抽出
されるウォブル信号がこの回転基準クロックと合致する
ようディスクが回転駆動されることにより、ゾーンに依
存しないディスク回転数一定の回転制御が実現される。
また、第2回転制御モードにおいては、コントローラ5
3から与えられる分周情報はディスク上のゾーンに拘わ
らず一定の値とされ、従って、ディスク上のゾーン毎に
回転数が異なり、線速度が略一定の回転制御が実現され
る。
【0072】一方、上記回転制御モードに対し、レーザ
駆動回路21及びクロック生成回路29は実施の形態3
で説明したものと同様の構成を用いることができる。即
ち、レーザ駆動回路21ではウォブル周波数の変化に対
応したレーザ発光パワーの制御が行われるため、第1回
転制御モードにおいては実施の形態3と同様に光磁気デ
ィスク1上の各ゾーンに対応したパワー制御が行われる
と共に、第2回転制御モードにおいてはウォブル周波数
が一定となることから、これに対応して上記ゾーンに拘
わらず一定のレーザ発光パワーとなり、共通の回路で上
記回転モードに対応した動作が可能となる。また、クロ
ック生成回路29ではウォブル周波数の変化に対応した
記録基準クロック及び再生基準クロックの生成が行われ
るため、第1回転制御モードにおける記録及び再生動作
においては、実施の形態3と同様に光磁気ディスク1上
の各ゾーンに対応した記録基準クロック及び再生基準ク
ロックが生成されると共に、第2回転制御モードにおい
てはウォブル周波数が一定となることから、これに対応
して上記ゾーンに拘わらず一定周波数の記録基準クロッ
ク及び再生基準クロックが生成され、共通の回路で上記
回転モードに対応した動作が可能となる。
【0073】このように本ディスク記録再生装置では、
上位装置から指示された記録再生の論理アドレスを対応
するディスク上の物理アドレスに変換すると共に、ディ
スクの回転制御モードを複数有し、ディスクを一定の回
転数で回転させる第1回転制御モードにおいてはゾーン
毎に異なる周波数で抽出されるウォブル信号に基づいて
記録及び再生を行う一方、ディスクを線速度略一定で回
転させる第2回転制御モードにおいては一定の周波数で
抽出されるウォブル信号に基づいて記録及び再生を行う
構成となっている。このため、第1回転制御モードとし
てZCAV方式で、大容量性を確保しながら、回転数を
変更することなく高速で所望位置へのアクセス動作が行
えると共に、ディスク上にZCAV方式で事前形成され
たウォブル信号に基づき、各ゾーンに適合した記録再生
を行うことが可能となる。ここで上記ウォブル信号は、
第1回転制御モードにおいて各ゾーン毎に異なった周波
数で抽出されるため、従来のように各ゾーン毎に記録再
生の基準となるクロック生成回路を設ける必要がなく、
実際に光ビームがトレースしているディスク上領域に対
応して得られることから、記録再生クロックの生成が簡
単な構成で実現できる。また、ディスクの半径位置に対
応して線速度が変化することから必要となる、記録及び
または再生の光ビームパワーの制御についても、上記の
如く簡単な構成で実現できるものである。更に、第2回
転制御モードとしてZCLV方式として大容量性を確保
し、線速度が略一定となるようディスクを回転させるこ
とで、ゾーンの半径位置に拘わらず高い転送レートによ
る記録情報の記録再生が行える。ここで上記ウォブル信
号は、各ゾーン毎に回転数が変化することでウォブル周
波数が一定となるよう事前形成されていることから、回
転検出信号として従来のようにロータリーエンコーダ等
の回転センサを用いる必要がなく、実際に光ビームがト
レースしているディスク上領域に対応した回転検出信号
として得られることから、線速度略一定の回転制御が簡
単な構成で実現できる。
【0074】(実施の形態5)本発明のディスク記録再
生装置の実施の形態5について説明すれば以下の通りで
ある。
【0075】本実施の形態におけるディスク記録再生装
置は、実施の形態1または実施の形態2で説明した光磁
気ディスク1の内、図9または図10の形態のもの、即
ち、ZCAV方式で事前記録情報が形成されたランド/
グルーブ記録形態のディスクを用いるものであり、以下
の説明では、実施の形態3の図11の装置において、図
10で説明したディスクを用いて実施する場合を説明す
る。
【0076】光磁気ディスク1は図1に示したように外
周側から領域1a、領域1b、領域1cに分割されてお
り、更に、図10に示すように、領域1aは物理アドレ
ス情報を有したグルーブ13aとランド13bの組によ
り構成されている。また、領域1bについてはグルーブ
13cとランド13dの組(図示せず)、領域1cにつ
いてはグルーブ13eとランド13f(図示せず)によ
りそれぞれ構成されている。ここで、物理アドレス情報
は隣接するランド/グルーブで同一の値を有すると共
に、ディスク外周側より内周側に向かって順次増加する
物理アドレス値を有している。
【0077】一方、上位装置より与えられる論理アドレ
スは、コントローラ35によって対応する物理アドレ
ス、即ち本実施の形態においてはウォブル形態で事前形
成された物理アドレスに変換され、この物理アドレスを
用いてアクセス動作及び記録再生動作が行われる。
【0078】図19は、本実施の形態におけるディスク
記録再生装置においてコントローラ35が行う論理アド
レスと物理アドレスの変換関係を説明する図であり、デ
ィスクの半径位置(即ち外周側から内周側に向かって増
加する値を有した物理アドレスが対応していることを意
味する)に対し、上位装置から指定される論理アドレス
値19aの関係を示している。即ち、光磁気ディスク1
の領域1aにおけるグルーブ13aを論理アドレスの最
小グループに割り当て、後続する論理アドレスグループ
として同一ゾーンのランド13bを割り当てる。そして
更に後続する論理アドレスグループとして以降同様にグ
ルーブ13c、ランド13d、グルーブ13e、ランド
13fが割り当てられる。
【0079】このように論理アドレスが割り当てられる
ことにより、ZCAV方式においてはデータ転送速度が
同一であるゾーンに対してグルーブとランドとで連続す
る論理アドレス空間が割り当てられることから、論理ア
ドレス値の小さい領域ほどデータ転送速度を向上させる
ことができて都合が良い。
【0080】これはユーザーが新たにディスクを使い始
める場合において論理アドレス値の小さい側から使用す
るが、ディスク全面を使い切ることは稀であることか
ら、使い始めほどデータ転送速度が速いことになり、ユ
ーザーの利便性を向上できる。また、ZCLV方式にお
いてはゾーン毎にディスク回転数を変更する必要がある
が、上記のように論理アドレスを割り当てることで、特
に映像情報等の連続する論理アドレス空間を用いる記録
再生動作において、ディスク回転数の変更を伴うゾーン
間を跨がったアクセス動作を減少させる効果があること
から、平均転送速度をより高いものにすることができ
る。
【0081】図20は、他の実施の形態について、コン
トローラ35が行う論理アドレスと物理アドレスの変換
関係を説明する図であり、ディスクの半径位置(即ち外
周側から内周側に向かって増加する値を有した物理アド
レスが対応していることを意味する)に対し、上位装置
から指定される論理アドレス値20aの関係を示してい
る。
【0082】即ち、光磁気ディスク1の領域1aにおけ
るグルーブ13aを論理アドレスの最小グループに割り
当て、後続する論理アドレスグループとして同一ゾーン
のランド13bを割り当てる。そして更に後続する論理
アドレスグループとしてランド13d、グルーブ13
c、グルーブ13e、ランド13fが割り当てられる。
【0083】即ち、ゾーン毎に割り当てられる論理アド
レス空間への順序について、グルーブとランドを交互に
割り当てることにより、ゾーン間を跨がった連続記録動
作又は再生動作について、グルーブからランドへの切り
換えまたはランドからグルーブへの切り換えを省略する
ことが可能になり、切り換えに要する時間を短縮できる
効果を併せ持つものである。
【0084】(実施の形態6)本発明のディスク記録再
生装置の実施の形態6について説明すれば以下の通りで
ある。本実施の形態におけるディスク記録再生装置は、
実施の形態1または実施の形態2で説明した光磁気ディ
スクの内、図9または図10の形態、即ち、ZCAV方
式で事前記録情報が形成されたランド/グルーブ記録の
ディスクを用いるものであり、以下の説明では、実施の
形態3の図16の装置において、図10で説明したディ
スクを用いる場合について説明する。
【0085】図1に示すように、光磁気ディスク1は、
外周側から領域1a、領域1b、領域1cに分割されて
おり、さらに、図10に示すように、領域1aは物理ア
ドレス情報を有したグルーブ13aとランド13bの組
により構成されている。また、領域1bについてはグル
ーブ13cとランド13dの組(図示せず)、領域1c
についてはグルーブ13eとランド13fの組(図示せ
ず)によりそれぞれ構成されている。ここで、物理アド
レス情報は隣接するランド/グルーブで同一の値を有す
ると共に、ディスク内周側より外周側に向かって順次増
加する物理アドレス値を有している。
【0086】一方、上位装置より与えられる論理アドレ
スは、コントローラ45によって対応する物理アドレ
ス、即ち本実施の形態ではウォブル形態で事前形成され
た物理アドレスに変換され、この物理アドレスを用いて
アクセス動作及び記録再生が行われる。
【0087】図21は、本実施の形態のディスク記録再
生装置のコントローラ45が行う論理アドレスと物理ア
ドレスの変換関係を説明する図であり、ディスクの半径
位置(即ち内周側から外周側に向かって増加する値を有
した物理アドレスが対応していることを意味する)に対
し、上位装置から指定される論理アドレス値21aの関
係を示している。即ち、光磁気ディスク1の領域1cに
おけるグルーブ13eを論理アドレスの最小グループに
割り当て、後続する論理アドレスグループとして同一ゾ
ーンのランド13fを割り当てる。そして、さらに後続
する論理アドレスグループとして以降同様にして、グル
ーブ13c、ランド13d、グルーブ13a、ランド1
3bが割り当てられる。
【0088】このように論理アドレスが割り当てられる
ことにより、ZCLV方式においては回転数の変更を必
要としない連続した論理アドレス空間、換言すれば回転
数の変更を必要としない連続した記録領域を大きくする
ことができると共に、論理アドレス値の小さい領域ほど
ディスク回転数が高くなることから回転待ち時間が小さ
くなり、アクセス時間を短縮できて都合がよい。
【0089】これは、ユーザーが新たにディスクを使い
始める場合において論理アドレス値の小さい側から使用
するが、ディスク全面を使い切ることは稀であることか
ら、使い始めほどアクセス時間が短いことになり、ユー
ザーの利便性を向上できる。
【0090】
【発明の効果】請求項1に記載のディスク状記録媒体に
よれば、映像等の連続データを記録する場合にはZCL
V方式によりデータ転送速度の高い記録再生が行えると
共に、コンピュータ用途の場合はZCAV方式によりア
クセス性能の高い記録再生動作が行えるようになり、こ
れら各々の方式を共通のディスクを用いて行うことが可
能となることから、ユーザの利便性が向上する。また、
ディスクを作成するメーカーとしては複数のものに対応
する必要がなくなり、種々の用途に使用可能なディスク
として一括生産可能となり、コストダウンに寄与でき
る。更に、本ディスク状記録媒体はピットによるヘッダ
部分が存在しないことからトラックピッチを詰めること
が容易となり、記憶容量を増大できる。
【0091】請求項2に記載のディスク状記録媒体によ
れば、前記効果に加え、ディスク状記録媒体及びディス
ク記録再生装置の線記録密度性能を十分に引き出すこと
が可能になり、ディスク記憶容量を一層増加させること
ができる。
【0092】請求項3に記載のディスク状記録媒体によ
れば、データ利用効率を向上させ、ディスク記憶容量を
増加させることができる。
【0093】請求項4に記載のディスク記録再生装置に
よれば、コンピュータ用途の場合はZCAV方式による
アクセス性能の高い記録再生動作が行える装置を低コス
トで実現でき、これらの装置で記録したディスク状記録
媒体はZCLV方式を用いた装置においても記録再生を
行うことが可能となることから、回転制御方式の異なる
装置間でも完全互換が実現される。
【0094】ここで、ZCAV方式の装置においては、
各ゾーン毎に異なった周波数で抽出されるウォブル周波
数に対応させて記録再生の基準クロックを生成するた
め、従来のように各ゾーン毎に記録再生の基準となるク
ロック生成回路を設ける必要がなく、実際に光ビームが
トレースしているディスク上領域に対応して得られるこ
とから、記録再生の基準クロックの生成が簡単な構成で
実現できる。また、ディスクの半径位置に対応して線速
度が変化することから必要となる、記録または再生の光
ビームパワーの制御についても、ウォブル周波数に基づ
いて簡単な構成で実現できる。
【0095】請求項5に記載のディスク記録再生装置に
よれば、映像等の連続データを記録する用途においては
ZCLV方式によるデータ転送速度の高い記録再生が行
える装置を低コストで実現でき、これらの装置で記録し
たディスク状記録媒体はZCAV方式を用いた装置にお
いても記録再生を行うことが可能となることから、回転
制御方式の異なる装置間でも完全互換が実現される。
【0096】ここで、ZCLV方式の装置においては、
ウォブル周波数が各ゾーンで一定となるように回転数を
変化させて回転制御をするため、回転検出信号として従
来のようにロータリーエンコーダ等の回転センサを用い
る必要がなく、実際に光ビームがトレースしているディ
スク上領域に対応した回転制御のためのウォブル信号が
得られることから、線速度一定の回転制御が簡単な構成
で実現できる。
【0097】請求項6に記載のディスク記録再生装置に
よれば、1種類のディスク状記録媒体を用い、映像等の
連続データを記録する場合にはZCLV方式によりデー
タ転送速度の高い記録再生が行えると共に、コンピュー
タ用途の場合はZCAV方式によりアクセス性能の高い
記録再生動作が行えるようになり、ユーザは使用目的に
応じてこれら各々の方式を選択して実行できることか
ら、利便性が向上する。
【0098】請求項7に記載のディスク記録再生装置に
よれば、記録または再生の基準クロックをディスク状記
録媒体から抽出されたウォブル信号より生成することに
より、ZCAV方式とZCLV方式で基準クロック生成
回路を共通化することが可能となり、低コスト化に寄与
できる。
【0099】請求項8に記載のディスク記録再生装置に
よれば、ZCAV方式においても回転制御情報をディス
クから得ることができるので、回転数一定の制御をロー
タリーエンコーダ等の特別な回転検出手段を用いること
なく、簡略にできる。また、ZCAV方式とZCLV方
式を選択して用いるディスク記録再生装置において、回
転制御手段を共通にでき、簡略にできる。
【0100】請求項9に記載のディスク記録再生装置に
よれば、ディスク外周側から内周側に向かって物理アド
レス情報の値が順次増加する形態のディスクを用いるこ
とで、ZCAV方式においてはデータ転送速度が同一で
あるゾーンに対してグルーブとランドとで連続する論理
アドレス空間が割り当てられ、論理アドレス値の小さい
領域ほどデータ転送速度を向上させることができること
から、使い始めほどデータ転送速度が速いことになり、
ユーザーの利便性を向上させるものである。また、ZC
LV方式においては、特に映像情報等の連続する論理ア
ドレス空間を用いる記録再生動作において、ディスク回
転数の変更を伴うゾーン間に跨がるアクセス動作を減少
でき、平均転送速度をより高いものにすることができ
る。
【0101】さらに、ディスク内周側から外周側に向か
って物理アドレス情報の値が順次増加する形態のディス
クを用いることで、ZCLV方式においては、回転待ち
時間の小さい内周側から使用されることになり、使い始
めほどアクセス時間が短いことになり、ユーザーの利便
性を向上できる。
【0102】請求項10に記載のディスク記録再生装置
によれば、ゾーン間に跨がる記録再生動作について、グ
ルーブからランドへの切り換えまたはランドからグルー
ブへの切り換えを省略することが可能になり、切り換え
に要する時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1及び実施の形態2におけ
るディスク状記録媒体の領域形態を示す模式図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるディスク状記録
媒体の領域形態を拡大して示す模式図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるディスク状記録
媒体の領域形態を更に拡大して示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態1及び実施の形態2におけ
るディスク状記録媒体のセクタ構成を示すデータ構成図
である。
【図5】本発明の実施の形態1及び実施の形態2におけ
るディスク状記録媒体がZCAV方式で用いられる場合
の記録再生時におけるゾーン単位のディスク回転数とウ
ォブル周波数の特性図である。
【図6】本発明の実施の形態1及び実施の形態2におけ
るディスク状記録媒体がZCLV方式で用いられる場合
の記録再生時におけるゾーン単位のディスク回転数とウ
ォブル周波数の特性図である。
【図7】本発明の実施の形態2におけるディスク状記録
媒体の領域形態を拡大して示す模式図である。
【図8】本発明の実施の形態2におけるディスク状記録
媒体の領域形態を更に拡大して示す模式図である。
【図9】本発明の実施の形態1におけるディスク状記録
媒体の他の実施の形態について領域形態を拡大して示す
模式図である。
【図10】本発明の実施の形態2におけるディスク状記
録媒体の他の実施の形態について領域形態を拡大して示
す模式図である。
【図11】本発明の実施の形態3におけるディスク記録
再生装置を示す構成図である。
【図12】本発明の実施の形態3及び実施の形態4にお
けるディスク記録再生装置のレーザ駆動回路を示す構成
図である。
【図13】本発明の実施の形態3及び実施の形態4にお
けるディスク記録再生装置のクロック生成回路を示す構
成図である。
【図14】本発明の実施の形態3及び実施の形態4にお
けるディスク記録再生装置の記録動作流れを説明するフ
ローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態3及び実施の形態4にお
けるディスク記録再生装置の再生動作流れを説明するフ
ローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態3における他のディスク
記録再生装置を示す構成図である。
【図17】本発明の実施の形態4におけるディスク記録
再生装置を示す構成図である。
【図18】本発明の実施の形態4におけるディスク記録
再生装置の回転制御回路を示す構成図である。
【図19】本発明の実施の形態5におけるディスク記録
再生装置の物理アドレスに対する論理アドレス割り当て
を説明するための図である。
【図20】本発明の実施の形態5におけるディスク記録
再生装置の物理アドレスに対する論理アドレス割り当て
の他の実施の形態を説明するための図である。
【図21】本発明の実施の形態6におけるディスク記録
再生装置の物理アドレスに対する論理アドレス割り当て
を説明するための図である。
【図22】従来の技術におけるZCAV方式のディスク
形態を示す模式図である。
【図23】従来の技術におけるディスク形態を拡大して
示す模式図である。
【図24】従来の技術におけるディスク形態においてヘ
ッダ近傍を更に拡大した模式図である。
【図25】従来の技術におけるディスク形態においてセ
クタ構成を示すデータ構成図である。
【図26】従来の技術におけるディスク形態を用いた記
録再生時のゾーン単位のデータ周波数特性図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2、12 セクタ 2a、12a セクタ境界 3、13、3a、13a グルーブ 13b ランド 20 スピンモータ 21、41 レーザ駆動回路 22 光ヘッド 23 RFアンプ 24 サーボ制御回路 25、43、51 ウォブル検出回路 26、42、52 回転制御回路 27 アドレス検出回路 28 再生データ処理回路 29、44 クロック生成回路 30 記録データ処理回路 31 磁気ヘッド駆動回路 32 磁気ヘッド 33 端子 34 ホストインタフェース 35、45、53 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/12 G11B 20/12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状または同心円状のグルーブを有
    し、光ビームが追従すべきグルーブが半径方向に複数の
    ゾーンに分割され、物理アドレス情報とセクタ境界情報
    とがグルーブをウォブルして記録され、一定の角速度で
    回転した場合に得られる物理アドレス情報のウォブル周
    波数が各ゾーン内で一定でかつ外周側のゾーンほど増加
    し、セクタ境界情報に対応させてグルーブ上またはラン
    ド上に記録データが配置されることを特徴とするディス
    ク状記録媒体。
  2. 【請求項2】 セクタ長が所定長とした場合の1回転当
    たりのセクタ数が正の整数個とはならないゾーンを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク状記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 ゾーン境界のグルーブに記録データが配
    置されたことを特徴とする請求項1に記載のディスク状
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載のディスク
    状記録媒体を用いて記録再生を行うディスク記録再生装
    置において、 ディスク状記録媒体を一定の回転数で回転を行う回転制
    御手段と、 物理アドレス情報からのウォブル周波数に対応する基準
    クロックを生成する基準クロック生成手段と、 上記基準クロックに基づいてディスク状記録媒体のグル
    ーブ上またはランド上に記録データを記録する記録制御
    手段と、 上記基準クロックに基づいてディスク状記録媒体のグル
    ーブ上またはランド上の記録データを再生する再生制御
    手段と、を有することを特徴とするディスク記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3に記載のディスク
    状記録媒体を用いて記録再生を行うディスク記録再生装
    置において、 物理アドレス情報からのウォブル周波数が各ゾーンで一
    定となるように回転を行う回転制御手段と、 一定の基準クロックに基づいてディスク状記録媒体のグ
    ルーブ上またはランド上に記録データを記録する記録制
    御手段と、 一定の基準クロックに基づいてディスク状記録媒体のグ
    ルーブ上またはランド上の記録データを再生する再生制
    御手段と、を有することを特徴とするディスク記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項3に記載のディスク
    状記録媒体を用いて記録再生を行うディスク記録再生装
    置において、 ディスク状記録媒体を一定の回転数で回転させる第1回
    転制御手段と、 物理アドレス情報からのウォブル周波数が各ゾーンで一
    定となるように回転を行う第2回転制御手段と、 第1回転制御手段と第2回転制御手段とを切り替える回
    転制御切り替え制御手段と、 物理アドレス情報からのウォブル周波数に対応する基準
    クロックを生成する基準クロック生成手段と、 第1回転制御手段が選択された場合に、上記基準クロッ
    クに基づいてディスク状記録媒体のグルーブ上またはラ
    ンド上に記録データを記録し、第2回転制御手段が選択
    された場合に、一定の基準クロックに基づいてディスク
    状記録媒体のグルーブ上またはランド上に記録データを
    記録する記録制御手段と、 第1回転制御手段が選択された場合に、上記基準クロッ
    クに基づいてディスク状記録媒体のグルーブ上またはラ
    ンド上の記録データを再生し、第2回転制御手段が選択
    された場合に、一定の基準クロックに基づいてディスク
    状記録媒体のグルーブ上またはランド上の記録データを
    再生する再生制御手段と、を有することを特徴とするデ
    ィスク記録再生装置。
  7. 【請求項7】 上記基準クロック生成手段は、上記記録
    制御手段と上記再生制御手段とで共用されていることを
    特徴とする請求項4または請求項6に記載のディスク記
    録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記回転制御手段は、ディスク状記録媒
    体から得られるゾーンごとに異なった周波数の回転制御
    情報に対応した基準周波数を生成するプログラマブル分
    周手段を含むことを特徴とする請求項4または請求項6
    に記載のディスク記録再生装置。
  9. 【請求項9】 与えられた論理アドレスをグルーブまた
    はランドの物理アドレス情報に変換するアドレス変換手
    段を備え、該アドレス変換手段は、与えられた連続昇順
    の論理アドレスに対し、各ゾーンごとにグルーブ、ラン
    ドの順、またはランド、グルーブの順に物理アドレス情
    報の値が順次増加するように割り当てることを特徴とす
    る請求項4乃至請求項6に記載のディスク記録再生装
    置。
  10. 【請求項10】 上記アドレス変換手段は、グルーブと
    ランドの順序を、隣接するゾーンごとに入れ替わるよう
    割り当てることを特徴とする請求項9に記載のディスク
    記録再生装置。
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