JPH10125541A - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
- Publication number
- JPH10125541A JPH10125541A JP29795796A JP29795796A JPH10125541A JP H10125541 A JPH10125541 A JP H10125541A JP 29795796 A JP29795796 A JP 29795796A JP 29795796 A JP29795796 A JP 29795796A JP H10125541 A JPH10125541 A JP H10125541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- voltage
- low
- voltage winding
- duct piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高圧巻線と低圧巻線との間に固体絶縁物を配
設し、高圧巻線に放電が発生した場合、放電の進展を緩
和し、絶縁耐力を向上する。 【解決手段】 高圧巻線1、低圧巻線2の上下端面に配
置した端部共通ダクトピ−ス9に溝9aを設け、その溝
9aに巻線間絶縁筒5をはめ込み、高圧巻線1と低圧巻
線2間に、軸方向の沿面経路を設け、放電の進展を緩和
させ、絶縁耐力を向上する。
設し、高圧巻線に放電が発生した場合、放電の進展を緩
和し、絶縁耐力を向上する。 【解決手段】 高圧巻線1、低圧巻線2の上下端面に配
置した端部共通ダクトピ−ス9に溝9aを設け、その溝
9aに巻線間絶縁筒5をはめ込み、高圧巻線1と低圧巻
線2間に、軸方向の沿面経路を設け、放電の進展を緩和
させ、絶縁耐力を向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変圧器に係り、特に
巻線構造に関する。
巻線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の変圧器は図2に示すように、鉄心
3に同心状に巻回した低圧巻線2および低圧巻線2の外
側に巻回した高圧巻線1により構成され、低圧巻線2と
鉄心3との上下方向の絶縁距離の確保と冷却媒体通路確
保に十分な寸法T1を有し、低圧巻線2の支持のために
径方向の巻幅L1と同じ幅を持つ絶縁材の低圧端部ダク
トピ−ス7を低圧巻線2の上下端面に放射状に数カ所配
置し、高圧巻線1と鉄心3との上下方向の絶縁距離の確
保と冷却媒体通路確保に十分な寸法T2を有し、高圧巻
線2の支持のために高圧巻線1の径方向の巻幅L2と同
じ幅を持つ絶縁材の高圧端部ダクトピ−ス6を高圧巻線
1の上下端面に放射状に数カ所配置する。この低圧端部
ダクトピ−ス6、高圧端部ダクトピ−ス7の上下に、高
圧巻線1と低圧巻線2を同時に上下方向から固定するの
に十分な径方向の幅L3を持つ絶縁材のリング8を配置
し高圧巻線1と低圧巻線2を上下方向から固定する。ま
た、鉄心3と低圧巻線2の間の絶縁距離の確保と冷却媒
体通路のために絶縁材の鉄心−巻線間絶縁筒11と鉄心
−巻線間ダクトピ−ス12、高圧巻線1と低圧巻線2の
間の絶縁距離の確保と冷却媒体通路のために絶縁材の巻
線間ダクトピ−ス4と巻線間絶縁筒10を径方向に積層
する構成としている。
3に同心状に巻回した低圧巻線2および低圧巻線2の外
側に巻回した高圧巻線1により構成され、低圧巻線2と
鉄心3との上下方向の絶縁距離の確保と冷却媒体通路確
保に十分な寸法T1を有し、低圧巻線2の支持のために
径方向の巻幅L1と同じ幅を持つ絶縁材の低圧端部ダク
トピ−ス7を低圧巻線2の上下端面に放射状に数カ所配
置し、高圧巻線1と鉄心3との上下方向の絶縁距離の確
保と冷却媒体通路確保に十分な寸法T2を有し、高圧巻
線2の支持のために高圧巻線1の径方向の巻幅L2と同
じ幅を持つ絶縁材の高圧端部ダクトピ−ス6を高圧巻線
1の上下端面に放射状に数カ所配置する。この低圧端部
ダクトピ−ス6、高圧端部ダクトピ−ス7の上下に、高
圧巻線1と低圧巻線2を同時に上下方向から固定するの
に十分な径方向の幅L3を持つ絶縁材のリング8を配置
し高圧巻線1と低圧巻線2を上下方向から固定する。ま
た、鉄心3と低圧巻線2の間の絶縁距離の確保と冷却媒
体通路のために絶縁材の鉄心−巻線間絶縁筒11と鉄心
−巻線間ダクトピ−ス12、高圧巻線1と低圧巻線2の
間の絶縁距離の確保と冷却媒体通路のために絶縁材の巻
線間ダクトピ−ス4と巻線間絶縁筒10を径方向に積層
する構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
変圧器は、高圧巻線1に巻線間ダクトピ−ス4が内接、
低圧巻線2に巻線間ダクトピ−ス4が外接し、巻線間ダ
クトピ−ス4をリング8で受ける構造となっているた
め、高圧巻線1と低圧巻線2間および高圧巻線1と鉄心
3間は、巻線間ダクトピ−ス4とリング8が絶縁上の沿
面経路14を構成していた。図3は巻線下端部の等電位
線を表したものである。図3に示すように等電位線はリ
ング8に直角に近い角度で交わっている。このような構
成では、高圧巻線1の端部で放電が発生すると、放電は
沿面経路14を経由して低圧巻線2へ至り、絶縁破壊を
生じる可能性がある。この沿面経路14上の電位は、高
圧巻線1から低圧巻線2へ向かうにつれて単調に減少し
ていくため、高圧巻線1の端部で発生した高電圧の放電
は、沿面経路14上で低圧巻線2に引張られていく。そ
のため、このような沿面経路14を持つと耐電圧はいち
じるしく低下する。この耐電圧低下を防ぐため、絶縁距
離を大きくする必要があるが、沿面経路14による絶縁
破壊電圧は距離に比例して向上しないため、期待する耐
電圧を得るためには、沿面経路14の絶縁距離が非常に
大きくなり、変圧器が大型化していた。
変圧器は、高圧巻線1に巻線間ダクトピ−ス4が内接、
低圧巻線2に巻線間ダクトピ−ス4が外接し、巻線間ダ
クトピ−ス4をリング8で受ける構造となっているた
め、高圧巻線1と低圧巻線2間および高圧巻線1と鉄心
3間は、巻線間ダクトピ−ス4とリング8が絶縁上の沿
面経路14を構成していた。図3は巻線下端部の等電位
線を表したものである。図3に示すように等電位線はリ
ング8に直角に近い角度で交わっている。このような構
成では、高圧巻線1の端部で放電が発生すると、放電は
沿面経路14を経由して低圧巻線2へ至り、絶縁破壊を
生じる可能性がある。この沿面経路14上の電位は、高
圧巻線1から低圧巻線2へ向かうにつれて単調に減少し
ていくため、高圧巻線1の端部で発生した高電圧の放電
は、沿面経路14上で低圧巻線2に引張られていく。そ
のため、このような沿面経路14を持つと耐電圧はいち
じるしく低下する。この耐電圧低下を防ぐため、絶縁距
離を大きくする必要があるが、沿面経路14による絶縁
破壊電圧は距離に比例して向上しないため、期待する耐
電圧を得るためには、沿面経路14の絶縁距離が非常に
大きくなり、変圧器が大型化していた。
【0004】そこで本発明の目的は、変圧器において、
高圧巻線と低圧巻線間の軸方向の沿面経路における耐電
圧を大きくし、径方向の絶縁距離を縮小することにより
コンパクトな変圧器を提供することである。
高圧巻線と低圧巻線間の軸方向の沿面経路における耐電
圧を大きくし、径方向の絶縁距離を縮小することにより
コンパクトな変圧器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、鉄心に巻回した低圧巻線と、この低圧巻線の
外側に、低圧巻線の上下端面部より突出した、冷却媒体
通路を形成する巻線間ダクトピ−スと、前記巻線間ダク
トピ−スより更に上下に突出した巻線間絶縁筒からなる
低圧、高圧巻線間絶縁と、低圧、高圧巻線間絶縁の外側
に巻回した高圧巻線とで構成されたコイルの上下端面部
に、放射状に数カ所配置され、巻線間絶縁筒をはめ込む
溝を設けた端部共通ダクトピ−スを配置する。
するため、鉄心に巻回した低圧巻線と、この低圧巻線の
外側に、低圧巻線の上下端面部より突出した、冷却媒体
通路を形成する巻線間ダクトピ−スと、前記巻線間ダク
トピ−スより更に上下に突出した巻線間絶縁筒からなる
低圧、高圧巻線間絶縁と、低圧、高圧巻線間絶縁の外側
に巻回した高圧巻線とで構成されたコイルの上下端面部
に、放射状に数カ所配置され、巻線間絶縁筒をはめ込む
溝を設けた端部共通ダクトピ−スを配置する。
【0006】上記のように構成された、本発明の変圧器
は、軸方向の沿面経路の耐電圧が大きくなるため、高圧
巻線と低圧巻線間の沿面経路における放電の進展を緩和
でき、絶縁耐力が向上する。
は、軸方向の沿面経路の耐電圧が大きくなるため、高圧
巻線と低圧巻線間の沿面経路における放電の進展を緩和
でき、絶縁耐力が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の変圧器の一実施例
を示し図1(A)は巻線部の断面図、図1(B)は端部
共通ダクトピ−スの概略を示す斜視図、(C)は巻線下
端部の等電位線を示す拡大図である。図1(A)におい
て、高圧巻線1の上下端部に配置されている高圧端部ダ
クトピ−ス6、低圧巻線2の上下端部に配置されている
低圧端部ダクトピ−ス7とリング8の間に、低圧巻線2
の径方向の巻幅L1と高圧巻線1の径方向の巻幅L2と
低圧巻線1と高圧巻線2の絶縁距離L4を足した長さL
5をもった絶縁材の端部共通ダクトピ−ス9を放射状に
数カ所配置する。図1(B)に示すように、この端部共
通ダクトピ−ス9には、低圧巻線1と高圧巻線2の上下
端部に配置したときに、低圧巻線1と高圧巻線2との間
に積層される巻線間絶縁筒5を、軸方向にはめ込むため
の溝9aを形成する。さらに、巻線間絶縁筒5の軸方向
の長さを巻線間ダクトピ−ス9の巻線側の面よりも上下
に長くし、端部共通ダクトピ−ス9の溝9aにはめ込む
構成とする。このような構成とすると、巻線間絶縁筒5
のような固体絶縁材の絶縁耐力は、絶縁媒体の絶縁耐力
に比べ大きいため、高圧巻線1の端部で放電が発生して
も、放電が巻線間絶縁筒5を貫通せずに巻線間絶縁筒5
の表面に沿って進展する。この巻線間絶縁筒5の表面に
沿って進展する沿面経路には、図1(C)に示すよう
に、下部方向に進展する沿面経路13aと上部方向に進
展する沿面経路13bがある。下部方向に進展する沿面
経路13aは、径方向に進展する沿面経路と同様に、放
電が電位の大きい方向から小さい方向へと進行するた
め、放電の進展が促進される方向であるが、上部方向に
進展する沿面経路13bは、放電が電位の小さい方向か
ら大きい方向へと進行するため、放電の進展を抑制する
方向となる。このように、高圧巻線1と低圧巻線2間の
沿面経路に、部分的に放電の進展を抑制する効果が働く
ため、沿面経路における絶縁耐力は向上する。
を示し図1(A)は巻線部の断面図、図1(B)は端部
共通ダクトピ−スの概略を示す斜視図、(C)は巻線下
端部の等電位線を示す拡大図である。図1(A)におい
て、高圧巻線1の上下端部に配置されている高圧端部ダ
クトピ−ス6、低圧巻線2の上下端部に配置されている
低圧端部ダクトピ−ス7とリング8の間に、低圧巻線2
の径方向の巻幅L1と高圧巻線1の径方向の巻幅L2と
低圧巻線1と高圧巻線2の絶縁距離L4を足した長さL
5をもった絶縁材の端部共通ダクトピ−ス9を放射状に
数カ所配置する。図1(B)に示すように、この端部共
通ダクトピ−ス9には、低圧巻線1と高圧巻線2の上下
端部に配置したときに、低圧巻線1と高圧巻線2との間
に積層される巻線間絶縁筒5を、軸方向にはめ込むため
の溝9aを形成する。さらに、巻線間絶縁筒5の軸方向
の長さを巻線間ダクトピ−ス9の巻線側の面よりも上下
に長くし、端部共通ダクトピ−ス9の溝9aにはめ込む
構成とする。このような構成とすると、巻線間絶縁筒5
のような固体絶縁材の絶縁耐力は、絶縁媒体の絶縁耐力
に比べ大きいため、高圧巻線1の端部で放電が発生して
も、放電が巻線間絶縁筒5を貫通せずに巻線間絶縁筒5
の表面に沿って進展する。この巻線間絶縁筒5の表面に
沿って進展する沿面経路には、図1(C)に示すよう
に、下部方向に進展する沿面経路13aと上部方向に進
展する沿面経路13bがある。下部方向に進展する沿面
経路13aは、径方向に進展する沿面経路と同様に、放
電が電位の大きい方向から小さい方向へと進行するた
め、放電の進展が促進される方向であるが、上部方向に
進展する沿面経路13bは、放電が電位の小さい方向か
ら大きい方向へと進行するため、放電の進展を抑制する
方向となる。このように、高圧巻線1と低圧巻線2間の
沿面経路に、部分的に放電の進展を抑制する効果が働く
ため、沿面経路における絶縁耐力は向上する。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、高圧巻線と低圧巻線間
の軸方向の沿面経路の耐電圧が大きくなる。そのため、
径方向の絶縁距離を縮小しても、従来構造と同等の耐電
圧が得られるため、コンパクトな変圧器を提供すること
ができる。
の軸方向の沿面経路の耐電圧が大きくなる。そのため、
径方向の絶縁距離を縮小しても、従来構造と同等の耐電
圧が得られるため、コンパクトな変圧器を提供すること
ができる。
【図1】本発明の変圧器の一実施例を示し、(A)は巻
線部の断面図、(B)は端部共通ダクトピ−スの概略を
示す斜視図、(C)は巻線下端部の等電位線を示す拡大
図である。
線部の断面図、(B)は端部共通ダクトピ−スの概略を
示す斜視図、(C)は巻線下端部の等電位線を示す拡大
図である。
【図2】従来の変圧器の巻線部の断面図である。
【図3】従来の変圧器の巻線下端部の等電位線を示す拡
大図である。
大図である。
1 高圧巻線 2 低圧巻線 3 鉄心 4 巻線間ダクトピ−ス 5 巻線間絶縁筒 6 高圧端部ダクトピ−ス 7 低圧端部ダクトピ−ス 8 リング 9 端部共通ダクトピ−ス 9a 溝 10 巻線間絶縁筒 11 鉄心−低圧間絶縁筒 12 鉄心−低圧間ダクトピ−ス 13a 沿面経路 13b 沿面経路 14 沿面経路
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄心に巻回した低圧巻線と、この低圧巻
線の外側に、低圧巻線の上下端面部より突出した、冷却
媒体通路を形成する巻線間ダクトピ−スと、前記巻線間
ダクトピ−スより更に上下に突出した巻線間絶縁筒から
なる低圧、高圧巻線間絶縁と、低圧、高圧巻線間絶縁の
外側に巻回された高圧巻線とで構成されたコイルの上下
端面部に、放射状に数カ所配置され、巻線内絶縁筒をは
め込む溝を設けた端部共通ダクトピ−スを設けたことを
特徴とする変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29795796A JPH10125541A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29795796A JPH10125541A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 変圧器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10125541A true JPH10125541A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17853283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29795796A Pending JPH10125541A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10125541A (ja) |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP29795796A patent/JPH10125541A/ja active Pending
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