JPH10126038A - プリント配線基板およびその製造方法 - Google Patents
プリント配線基板およびその製造方法Info
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- JPH10126038A JPH10126038A JP27590896A JP27590896A JPH10126038A JP H10126038 A JPH10126038 A JP H10126038A JP 27590896 A JP27590896 A JP 27590896A JP 27590896 A JP27590896 A JP 27590896A JP H10126038 A JPH10126038 A JP H10126038A
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- manufacturing
- metal layer
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- printed wiring
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- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レジスト層を形成した上フォトマスクを用い
て露光し、現像するという過程を省略し、しかも不連続
や短絡のない高精度の回路パターンにならった配線回路
が形成可能なプリント配線基板およびその製造方法を提
案および提供する。 【解決手段】 絶縁層12上に形成された金属層11の
表面を粗面化手段16により無方向に所定の粗度が得ら
れるよう粗面化し、このようにして得られた配線回路形
成側の面上に光硬化組成物13Bをインクジェットヘッ
ド17から吐出させて回路形成部を被覆するようにし
た。
て露光し、現像するという過程を省略し、しかも不連続
や短絡のない高精度の回路パターンにならった配線回路
が形成可能なプリント配線基板およびその製造方法を提
案および提供する。 【解決手段】 絶縁層12上に形成された金属層11の
表面を粗面化手段16により無方向に所定の粗度が得ら
れるよう粗面化し、このようにして得られた配線回路形
成側の面上に光硬化組成物13Bをインクジェットヘッ
ド17から吐出させて回路形成部を被覆するようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
およびその製造方法に関し、詳しくは、印刷技術を用い
て図形を作画した上、エッチングにより配線回路を残し
て形成するプリント配線基板およびその製造方法に関す
る。
およびその製造方法に関し、詳しくは、印刷技術を用い
て図形を作画した上、エッチングにより配線回路を残し
て形成するプリント配線基板およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なプリント配線基板製造方
法を図3に従って説明する。
法を図3に従って説明する。
【0003】図3の(A)において、11は絶縁層12
上に積層された金属層である。絶縁層12は例えばガラ
エポと称されるガラスやエポキシ樹脂を主材として形成
され、基体をなすもの(樹脂層)で、その上に銅などの
導電性金属による金属層11が積層されて、プリント配
線用の基板21として用意される。次に示す(B)は整
面処理過程であり、上記の金属層11上にUV光(紫外
線光)に対して感光性のあるレジスト層13が(C)に
示す過程で形成されるが、それに先行してレジスト層1
3の金属層11への密着性を高める目的で行われるもの
である。なお、かかる整面処理にはこれまで一般的にバ
フ研磨などの方法がとられてきた。
上に積層された金属層である。絶縁層12は例えばガラ
エポと称されるガラスやエポキシ樹脂を主材として形成
され、基体をなすもの(樹脂層)で、その上に銅などの
導電性金属による金属層11が積層されて、プリント配
線用の基板21として用意される。次に示す(B)は整
面処理過程であり、上記の金属層11上にUV光(紫外
線光)に対して感光性のあるレジスト層13が(C)に
示す過程で形成されるが、それに先行してレジスト層1
3の金属層11への密着性を高める目的で行われるもの
である。なお、かかる整面処理にはこれまで一般的にバ
フ研磨などの方法がとられてきた。
【0004】このようなバフ研磨により金属層11の表
面粗さは研磨前に比べて稍荒くされる。かくして過程
(C)においてレジスト層13の金属層11に対する密
着性が高められる。次の(D)は露光過程における露光
状態を示し、ここで、14はフォトマスク、14Aはフ
ォトマスク14に設けられた透光窓、14Bは紫外線光
である。しかしてこの露光過程(D)により透光窓14
Aを介して露光されたレジスト層13の露光部(以下で
は回路形成部という)13Aが組成変化し、次に示す現
像過程(E)でこの回路形成部13Aが不溶性となって
金属層11上に残る。上記の透光窓14Aは金属層11
上に要求に応じて形成される回路パターンに応じて穿設
されるものである。なお、以上に述べた過程はフォトリ
ソグラフィ技術として公知のもので、ポジ型とネガ型と
によって実際の操作は異なるが、上記ではその基本的な
一例を示したものである。また、レジスト層13の形成
にあたっては、液状のレジスト形成材に限らずドライフ
ィルム型のものが使用されることもある。
面粗さは研磨前に比べて稍荒くされる。かくして過程
(C)においてレジスト層13の金属層11に対する密
着性が高められる。次の(D)は露光過程における露光
状態を示し、ここで、14はフォトマスク、14Aはフ
ォトマスク14に設けられた透光窓、14Bは紫外線光
である。しかしてこの露光過程(D)により透光窓14
Aを介して露光されたレジスト層13の露光部(以下で
は回路形成部という)13Aが組成変化し、次に示す現
像過程(E)でこの回路形成部13Aが不溶性となって
金属層11上に残る。上記の透光窓14Aは金属層11
上に要求に応じて形成される回路パターンに応じて穿設
されるものである。なお、以上に述べた過程はフォトリ
ソグラフィ技術として公知のもので、ポジ型とネガ型と
によって実際の操作は異なるが、上記ではその基本的な
一例を示したものである。また、レジスト層13の形成
にあたっては、液状のレジスト形成材に限らずドライフ
ィルム型のものが使用されることもある。
【0005】以上のようにして(E)に示す現像過程で
フォトレジスト層13の未感光部分を現像液で溶解除去
したあと、(F)に示すエッチング過程で、金属を化学
的に腐蝕させるエッチング薬液を用い、回路形成部13
Aによって被覆されていない金属層露出部11Bと共に
レジスト層13の回路形成部13Aを溶解除去して回路
形成部13Aによって被覆された金属層11の部分に導
電回路11Aを形成することができる。よって、このあ
との過程(G)で絶縁層12上の導電回路11Aの周り
にソルダーレジスト(はんだの保護絶縁層)15を形成
して、所望のプリント配線基板20が得られる。なお、
要すれば、さらに(G)の過程に加えて導電回路11A
上に銀めっきが施されることもある(不図示)。
フォトレジスト層13の未感光部分を現像液で溶解除去
したあと、(F)に示すエッチング過程で、金属を化学
的に腐蝕させるエッチング薬液を用い、回路形成部13
Aによって被覆されていない金属層露出部11Bと共に
レジスト層13の回路形成部13Aを溶解除去して回路
形成部13Aによって被覆された金属層11の部分に導
電回路11Aを形成することができる。よって、このあ
との過程(G)で絶縁層12上の導電回路11Aの周り
にソルダーレジスト(はんだの保護絶縁層)15を形成
して、所望のプリント配線基板20が得られる。なお、
要すれば、さらに(G)の過程に加えて導電回路11A
上に銀めっきが施されることもある(不図示)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
プリント配線基板の製造方法では感光性レジスト層をい
ったん形成し、さらにフォトマスクを用いて露光するこ
とにより金属層上のレジスト層に配線回路に対応する回
路形成部を形成するという過程を必要とし、それだけプ
リント配線基板の製造コストが高くつく。
プリント配線基板の製造方法では感光性レジスト層をい
ったん形成し、さらにフォトマスクを用いて露光するこ
とにより金属層上のレジスト層に配線回路に対応する回
路形成部を形成するという過程を必要とし、それだけプ
リント配線基板の製造コストが高くつく。
【0007】そこで、本発明者らは、先にインクジェッ
ト記録装置により図3の(B)に示したように積層基板
21の整面処理された金属層11上に紫外線光に対して
感光性のある組成部を有するインクを直接吐出させ、そ
のインク吐出を所望のパターンに従って行うことにより
上述の(C),(D)および(E)の過程を省略するこ
とのできる製造方法を提案してきた。本発明者等の提案
によれば、このあと、図3の(F),(G)の過程作業
を実施するだけで済み、製作時間の短縮、製造設備の簡
略化によりプリント配線基板のコスト低減に貢献でき
る。
ト記録装置により図3の(B)に示したように積層基板
21の整面処理された金属層11上に紫外線光に対して
感光性のある組成部を有するインクを直接吐出させ、そ
のインク吐出を所望のパターンに従って行うことにより
上述の(C),(D)および(E)の過程を省略するこ
とのできる製造方法を提案してきた。本発明者等の提案
によれば、このあと、図3の(F),(G)の過程作業
を実施するだけで済み、製作時間の短縮、製造設備の簡
略化によりプリント配線基板のコスト低減に貢献でき
る。
【0008】しかしながら、上記の提案によるプリント
配線基板の製造方法では、プリント配線基板のコスト低
減には貢献できるものの、金属層表面に対し従来と同様
な整面処理を行うことに問題があった。
配線基板の製造方法では、プリント配線基板のコスト低
減には貢献できるものの、金属層表面に対し従来と同様
な整面処理を行うことに問題があった。
【0009】すなわち、上述のインク(以下ではUV硬
化インクという)を従来の整面化した金属層表面に着弾
させた場合、着弾したUV硬化インク滴は微細ではある
が、着弾時に有する衝撃量である程度ひろがる傾向を有
する。ところが、整面化した金属層表面には、例えばバ
フ研磨等により整面過程で研削された時に形成されたす
じ状の細かい凹凸が残っており、かかるすじ状の凹凸は
研磨時の方向にほぼ沿って形成される傾向がある。そこ
で、UV硬化インク滴によって金属層11上に形成され
るパターンとしては、図2の(B)に示すような形状の
画素30Bの集合体となり、そのため特に高密度のパタ
ーンを描画しようとする場合、隣接する回路パターン同
士が接合してしまったり、逆に互いに画素30B同士に
連続性が要求されるにかかわらず分断されてしまう場合
があり、かかることがあると、折角仕上がったパターン
において短絡や断線の発生することがあり、製造歩留り
の低下につながる。
化インクという)を従来の整面化した金属層表面に着弾
させた場合、着弾したUV硬化インク滴は微細ではある
が、着弾時に有する衝撃量である程度ひろがる傾向を有
する。ところが、整面化した金属層表面には、例えばバ
フ研磨等により整面過程で研削された時に形成されたす
じ状の細かい凹凸が残っており、かかるすじ状の凹凸は
研磨時の方向にほぼ沿って形成される傾向がある。そこ
で、UV硬化インク滴によって金属層11上に形成され
るパターンとしては、図2の(B)に示すような形状の
画素30Bの集合体となり、そのため特に高密度のパタ
ーンを描画しようとする場合、隣接する回路パターン同
士が接合してしまったり、逆に互いに画素30B同士に
連続性が要求されるにかかわらず分断されてしまう場合
があり、かかることがあると、折角仕上がったパターン
において短絡や断線の発生することがあり、製造歩留り
の低下につながる。
【0010】本発明の目的は、上述したような問題点に
着目し、従来のようにレジスト層を形成した上フォトマ
スクを用いて露光し、さらに現像する過程を省略するこ
とができると共に、高精度の回路パターンにならった配
線回路が形成可能なプリント配線基板およびその製造方
法を提供および提案するにある。
着目し、従来のようにレジスト層を形成した上フォトマ
スクを用いて露光し、さらに現像する過程を省略するこ
とができると共に、高精度の回路パターンにならった配
線回路が形成可能なプリント配線基板およびその製造方
法を提供および提案するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、絶縁層上に配線回路形成のための金属
層が積層された基板に対し、前記金属層のうち、回路形
成部を光硬化組成物により被覆した後エッチング処理に
より前記配線回路が前記絶縁層上に得られるようにする
プリント配線基板の製造方法において、所定の粗度が無
方向に得られるような粗面化手段により前記金属層の配
線回路形成側の面を粗面化し、粗面化された前記配線回
路形成面上の前記回路形成部に前記光硬化組成物をイン
クとしてインクジェットヘッドから吐出させるようにす
ることを特徴とするものである。
めに、本発明は、絶縁層上に配線回路形成のための金属
層が積層された基板に対し、前記金属層のうち、回路形
成部を光硬化組成物により被覆した後エッチング処理に
より前記配線回路が前記絶縁層上に得られるようにする
プリント配線基板の製造方法において、所定の粗度が無
方向に得られるような粗面化手段により前記金属層の配
線回路形成側の面を粗面化し、粗面化された前記配線回
路形成面上の前記回路形成部に前記光硬化組成物をイン
クとしてインクジェットヘッドから吐出させるようにす
ることを特徴とするものである。
【0012】本発明によれば、金属層の配線回路形成面
を無方向性でかつ所定の粗度が得られるように粗面化し
た上、その粗面化された配線回路形成面上にインクジェ
ットヘッドから光硬化組成物の生成が可能なインクを吐
出して回路形成部を被覆するので、従来のようにフォト
レジスト層を形成して露光した上現像するという工程を
省くことができ、しかも粗面化された配線回路形成面上
に不接線や短絡の惧れのない微細なほぼ円形のドットに
より配線回路に対応する部分の被覆を行い、エッチング
処理によりその部分に金属層を形成する導体による精細
な配線回路を形成することができる。
を無方向性でかつ所定の粗度が得られるように粗面化し
た上、その粗面化された配線回路形成面上にインクジェ
ットヘッドから光硬化組成物の生成が可能なインクを吐
出して回路形成部を被覆するので、従来のようにフォト
レジスト層を形成して露光した上現像するという工程を
省くことができ、しかも粗面化された配線回路形成面上
に不接線や短絡の惧れのない微細なほぼ円形のドットに
より配線回路に対応する部分の被覆を行い、エッチング
処理によりその部分に金属層を形成する導体による精細
な配線回路を形成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施例を詳細かつ具体的に説明する。
実施例を詳細かつ具体的に説明する。
【0014】図1は本発明によるプリント配線基板の製
造過程を示す。図1の(A)は図3の(A)において説
明したと同様予め用意される基板21の構成を示すが、
ここで絶縁層12としてはガラエポに限らず、その片面
若しくは両面に銅などの金属層11が積層される形態の
ものであればどのような形態のものであってもよい。図
1の(B)は金属層11の表面を整面化する工程である
が、先にも述べたように従来のバフ研磨などによる方法
はその表面に微細なほぼ同方向に形成される筋痕が問題
であった。
造過程を示す。図1の(A)は図3の(A)において説
明したと同様予め用意される基板21の構成を示すが、
ここで絶縁層12としてはガラエポに限らず、その片面
若しくは両面に銅などの金属層11が積層される形態の
ものであればどのような形態のものであってもよい。図
1の(B)は金属層11の表面を整面化する工程である
が、先にも述べたように従来のバフ研磨などによる方法
はその表面に微細なほぼ同方向に形成される筋痕が問題
であった。
【0015】本発明では、この点に着目し、この工程で
方向性の無い微細な凹凸が得られるようにする。そこ
で、本実施例の場合はサンドブラストによってかかる方
向性の無いランダムの微細な凹凸が得られるようにし
た。なお、従来の整面化と区別するために、この過程を
粗面化の工程と呼ぶ。かくして図1の(B)に示す粗面
化過程で矢印方向で示すようにサンドブラスト16によ
り面と直交する方向から粒子を吹き付けて金属層11の
表面を方向性の無い凹凸の形成により粗面化し、次の過
程(C)でインクジェットヘッド17から設定パターン
に従ってUV硬化インクを吐出する。ここで、13Bは
粗面化した金属層11の表面に形成されたUVインク硬
化組成物であり、硬化組成物13Bは図3の(E)に示
した回路形成部13Aに対応するものである。
方向性の無い微細な凹凸が得られるようにする。そこ
で、本実施例の場合はサンドブラストによってかかる方
向性の無いランダムの微細な凹凸が得られるようにし
た。なお、従来の整面化と区別するために、この過程を
粗面化の工程と呼ぶ。かくして図1の(B)に示す粗面
化過程で矢印方向で示すようにサンドブラスト16によ
り面と直交する方向から粒子を吹き付けて金属層11の
表面を方向性の無い凹凸の形成により粗面化し、次の過
程(C)でインクジェットヘッド17から設定パターン
に従ってUV硬化インクを吐出する。ここで、13Bは
粗面化した金属層11の表面に形成されたUVインク硬
化組成物であり、硬化組成物13Bは図3の(E)に示
した回路形成部13Aに対応するものである。
【0016】なお、このあとは、エッチング過程(図3
の説明のところで述べたと同様)を経て図1の(D)に
示すように絶縁層12上に導電回路11Aを形成するこ
とができる。この場合の導電回路11Aを形成する画素
30Aは図2の(A)に示すようにほぼ円形状に形成さ
れた。従って、これまでの整面化した金属層11表面に
形成された画素(図2の(B)参照)30Bのように筋
状に流れることがなく、画素30Aによって形成された
回路パターンでは短絡や断線を防止することができる。
本例の場合UV硬化インクの吐出にあたっては、360
ドット/inchの密度で64個の吐出口を有する記録
ヘッドを用いて行い、画素30A形成のための吐出量は
約80ng、得られた画素30Aの直径は1つあたり約
100μmであった。
の説明のところで述べたと同様)を経て図1の(D)に
示すように絶縁層12上に導電回路11Aを形成するこ
とができる。この場合の導電回路11Aを形成する画素
30Aは図2の(A)に示すようにほぼ円形状に形成さ
れた。従って、これまでの整面化した金属層11表面に
形成された画素(図2の(B)参照)30Bのように筋
状に流れることがなく、画素30Aによって形成された
回路パターンでは短絡や断線を防止することができる。
本例の場合UV硬化インクの吐出にあたっては、360
ドット/inchの密度で64個の吐出口を有する記録
ヘッドを用いて行い、画素30A形成のための吐出量は
約80ng、得られた画素30Aの直径は1つあたり約
100μmであった。
【0017】以下に、かかる記録ヘッドからUV硬化イ
ンクを吐出してその画素30Aにより回路パターンを形
成するにあたり、具体的に行った粗面化の実施例につい
て説明する。
ンクを吐出してその画素30Aにより回路パターンを形
成するにあたり、具体的に行った粗面化の実施例につい
て説明する。
【0018】〔実施例1〕本実施例の粗面化処理は、ブ
ラストで実施した。ブラスト材として溶融アルミナを用
い、粒度は#220を用いた。
ラストで実施した。ブラスト材として溶融アルミナを用
い、粒度は#220を用いた。
【0019】まず、基板21を水平面方向に移動可能な
ステージ上にセットし、その基板に対してブラスト材の
吹き付け方向をその上側垂直方向にセットした。両者の
距離を約20cmに保持し噴射ノズル径約φ6.5m
m、空気圧約2.0kgf/cm2 で吹きを行い。前記
ステージ上の基板を移動させながら、索地表面11の粗
さに変化が認められなくなるまで行った。
ステージ上にセットし、その基板に対してブラスト材の
吹き付け方向をその上側垂直方向にセットした。両者の
距離を約20cmに保持し噴射ノズル径約φ6.5m
m、空気圧約2.0kgf/cm2 で吹きを行い。前記
ステージ上の基板を移動させながら、索地表面11の粗
さに変化が認められなくなるまで行った。
【0020】また別の吹き付け例として、#400番の
ブラスト材を用いて、同様に粗面化を行った。前者が表
面粗さが約10μm前後であったものが、この例では約
5μm程度であった。本実施例の目的は、方向性のない
面を得ることであるため、もちろんさらに細かい粒度の
ブラストを用いて粗面化を行っても良い。ただし、粒度
の大きい側は、たとえば#46のブラスト材を用いて行
うと、この場合は、吹工程でのインクジェットによるパ
ターニングを行った際に凹凸が大きすぎるためか、所望
の大きさにまでインクが拡がらず、パターンが細かくな
たり、ショートしたりするという不具合が発生すること
がある。
ブラスト材を用いて、同様に粗面化を行った。前者が表
面粗さが約10μm前後であったものが、この例では約
5μm程度であった。本実施例の目的は、方向性のない
面を得ることであるため、もちろんさらに細かい粒度の
ブラストを用いて粗面化を行っても良い。ただし、粒度
の大きい側は、たとえば#46のブラスト材を用いて行
うと、この場合は、吹工程でのインクジェットによるパ
ターニングを行った際に凹凸が大きすぎるためか、所望
の大きさにまでインクが拡がらず、パターンが細かくな
たり、ショートしたりするという不具合が発生すること
がある。
【0021】さらに、いくつかの粒度のブラスト材で処
理を行った後にインクによるパターニングを行いその良
否を目視で確認した。その結果を下表に示す。
理を行った後にインクによるパターニングを行いその良
否を目視で確認した。その結果を下表に示す。
【0022】表において、○印はパターンの均一性が良
く、ショートなどの不具合のないものであり、×印は大
きさが不規則であたっり、ショート気味であったりな
ど、実用にならないと判断したものである。また、△印
はその中間のものである。
く、ショートなどの不具合のないものであり、×印は大
きさが不規則であたっり、ショート気味であったりな
ど、実用にならないと判断したものである。また、△印
はその中間のものである。
【0023】表から明らかなように粒度分布で、#60
より細かなブラスト材は、パターニング性が良好である
ことがわかる。
より細かなブラスト材は、パターニング性が良好である
ことがわかる。
【0024】
【表1】
【0025】上述のような記録ヘッドはこれまで一般的
に市販されているものであり、以上に述べた実施例では
UV硬化インクを吐出させるエネルギ発生源として電気
エネルギを熱エネルギに変換する電気熱変換素子を各液
路に有する形態の記録ヘッドを使用して行った。一方、
サンドブラストによって形成される金属層表面の荒さと
UV硬化インクの粘度や表面張力との関係によって、得
られる画素の大きさも当然のことながら変化する。従っ
て、使用されるUV硬化インクの物性に応じてサンドブ
ラストに使用する粒径も適切なものを選択する必要があ
ることは勿論である。特に表面粗さを必要以上に大きく
するとUV硬化インクの表面上での拡散が阻害され、不
規則な画素の形状となるので好ましくなく、好適には、
表面粗さでRmax=10μm〜Rmax=0.1μm
の範囲が良い。
に市販されているものであり、以上に述べた実施例では
UV硬化インクを吐出させるエネルギ発生源として電気
エネルギを熱エネルギに変換する電気熱変換素子を各液
路に有する形態の記録ヘッドを使用して行った。一方、
サンドブラストによって形成される金属層表面の荒さと
UV硬化インクの粘度や表面張力との関係によって、得
られる画素の大きさも当然のことながら変化する。従っ
て、使用されるUV硬化インクの物性に応じてサンドブ
ラストに使用する粒径も適切なものを選択する必要があ
ることは勿論である。特に表面粗さを必要以上に大きく
するとUV硬化インクの表面上での拡散が阻害され、不
規則な画素の形状となるので好ましくなく、好適には、
表面粗さでRmax=10μm〜Rmax=0.1μm
の範囲が良い。
【0026】また、粗面化の手段としては、上述の実施
例で使用したサンドブラストに限らず、例えば液体ホー
ニングを用いることも可能である。かかる液体ホーニン
グにより不規則な凹凸を金属層表面に形成することがで
きる。さらにまた、化学的エッチング法を用いることも
可能であり、要は微細でかつ方向性がない凹凸を金属表
面に形成可能な手段であればどのような粗面化手段であ
っても良い。
例で使用したサンドブラストに限らず、例えば液体ホー
ニングを用いることも可能である。かかる液体ホーニン
グにより不規則な凹凸を金属層表面に形成することがで
きる。さらにまた、化学的エッチング法を用いることも
可能であり、要は微細でかつ方向性がない凹凸を金属表
面に形成可能な手段であればどのような粗面化手段であ
っても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるプ
リント配線基板の製造方法によれば、、所定の粗度が無
方向に得られるような粗面化手段により前記金属層の配
線回路形成側の面を粗面化し、粗面化された前記配線回
路形成面上の前記回路形成部に前記光硬化組成物をイン
クとしてインクジェットヘッドから吐出させるようにす
るので、工程の簡略化を図ることができ、作業時間の短
縮が図られると共に回路に不連続の部分を生じたり逆に
短絡が生じることなく精細な密度の回路パターンを基板
上に形成することができるようになった。
リント配線基板の製造方法によれば、、所定の粗度が無
方向に得られるような粗面化手段により前記金属層の配
線回路形成側の面を粗面化し、粗面化された前記配線回
路形成面上の前記回路形成部に前記光硬化組成物をイン
クとしてインクジェットヘッドから吐出させるようにす
るので、工程の簡略化を図ることができ、作業時間の短
縮が図られると共に回路に不連続の部分を生じたり逆に
短絡が生じることなく精細な密度の回路パターンを基板
上に形成することができるようになった。
【0028】また、作業時間の短縮、フォトマスクによ
る露光処理過程や現像過程を省略することができるもの
でプリント配線基板のコスト低減に貢献し、殊に試作段
階でのプリント配線においてその作業の簡略化を図るこ
とができる。
る露光処理過程や現像過程を省略することができるもの
でプリント配線基板のコスト低減に貢献し、殊に試作段
階でのプリント配線においてその作業の簡略化を図るこ
とができる。
【図1】本発明によるプリント配線基板の製造方法を
(A)〜(D)の過程順に示す説明図である。
(A)〜(D)の過程順に示す説明図である。
【図2】基板上に回路形成のためにUV硬化インクを吐
出して得られた画素が金属表面整面作業の相違により異
なるのを(A),(B)の模式的比較によって示す説明
図である。
出して得られた画素が金属表面整面作業の相違により異
なるのを(A),(B)の模式的比較によって示す説明
図である。
【図3】従来のプリント配線基板の製造方法を(A)〜
(G)の過程順に示す説明図である。
(G)の過程順に示す説明図である。
11 金属層 11A 導電回路 12 樹脂層 13 レジスト層 13A 露光部(回路形成部) 13B UVインク硬化組成物 14 フォトマスク 14A 透光窓 15 ソルダーレジスト 16 サンドブラスト 17 インクジェットヘッド 20 プリント配線基板 21 積層基板 30A,30B 画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 弘道 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉谷 博志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 絶縁層上に配線回路形成のための金属層
が積層された基板に対し、前記金属層のうち、回路形成
部を光硬化組成物により被覆した後エッチング処理によ
り前記配線回路が前記絶縁層上に得られるようにするプ
リント配線基板の製造方法において、 所定の粗度が無方向に得られるような粗面化手段により
前記金属層の配線回路形成側の面を粗面化し、 粗面化された前記配線回路形成面上の前記回路形成部に
前記光硬化組成物をインクとしてインクジェットヘッド
から吐出させるようにすることを特徴とするプリント配
線基板の製造方法。 - 【請求項2】 前記所定の粗度は前記金属層の配線回路
形成面に対し直交する方向からのサンドブラストによっ
て得られることを特徴とする請求項1に記載のプリント
配線基板の製造方法。 - 【請求項3】 前記サンドブラストに使用される吹き付
け粒子は、その大きさが、#60より細かいものである
ことを特徴とする請求項2に記載のプリント配線基板の
製造方法。 - 【請求項4】 前記所定の粗度は、前記金属層の配線回
路形成面に対し直交する方向からの液体ホーニングによ
って得られることを特徴とする請求項1に記載のプリン
ト配線基板の製造方法。 - 【請求項5】 前記所定の粗度は、Rmaxが20μm
以下の範囲であることを特徴とする請求項1ないし4の
いずれかの項に記載のプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項6】 前記光硬化組成物は紫外線光により硬化
されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの
項に記載のプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項7】 前記インクジェットヘッドは前記光硬化
組成物を含むインクを吐出するエネルギを発生する素子
として電気エネルギを熱エネルギに変換する電気熱変換
体を有することを特徴とする請求項1に記載のプリント
配線基板の製造方法。 - 【請求項8】 前記インクジェットヘッドは、360ド
ット/インチの密度で設けられたインク吐出口を有し、
該インク吐出口から吐出されたインク滴により前記配線
回路形成面上に形成される光硬化物の径が約100μm
であることを特徴とする請求項7に記載のプリント配線
基板の製造方法。 - 【請求項9】 前記金属層は銅によって形成されること
を特徴とする請求項1ないし8のいずれかの項に記載の
プリント配線基板の製造方法。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかの項に記
載の製造方法によって製造されたことを特徴とするプリ
ント配線基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27590896A JPH10126038A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | プリント配線基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27590896A JPH10126038A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | プリント配線基板およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10126038A true JPH10126038A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17562114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27590896A Pending JPH10126038A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | プリント配線基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10126038A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8119327B2 (en) | 2002-03-28 | 2012-02-21 | Huntsman Advanced Materials Americas Llc | Polymerisable composition |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP27590896A patent/JPH10126038A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8119327B2 (en) | 2002-03-28 | 2012-02-21 | Huntsman Advanced Materials Americas Llc | Polymerisable composition |
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