JPH10126318A - 非接触媒体および非接触伝送システム - Google Patents

非接触媒体および非接触伝送システム

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JPH10126318A
JPH10126318A JP8289115A JP28911596A JPH10126318A JP H10126318 A JPH10126318 A JP H10126318A JP 8289115 A JP8289115 A JP 8289115A JP 28911596 A JP28911596 A JP 28911596A JP H10126318 A JPH10126318 A JP H10126318A
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medium
overlap
contact
contact medium
media
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JP8289115A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Wakabayashi
尚之 若林
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非接触媒体の重なりが検知された時、特定の非
接触媒体を除く他の媒体の受信手段を切離すことで、共
振周波数のずれをなくして、リーダ/ライタとの通信を
可能とすることができる非接触媒体の提供を目的とす
る。 【解決手段】受信手段15を用いてデータを送信もしく
は受信する非接触媒体Aであって、非接触媒体Aの重な
りを検知する重なり検知手段22と、上記重なり検知手
段22で重なりを検知した時、特定の非接触媒体Aを除
く他の媒体の受信手段15を切離す切離し手段23とを
備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば非接触自
動改札機に用いられるような非接触媒体および非接触伝
送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非接触媒体(非接触カード)はリ
ーダ/ライタに対する通信エリアに複数の媒体が存在す
る時、プロトコル(protocol、通信規約)により通信が
混信(しないように構成され、複数の全ての媒体と通信
できるものがある。
【0003】しかし、従来の非接触媒体の電力受信部は
共振回路を有しており、複数枚の媒体が通信エリア内で
重なっている時、媒体内のアンテナコイルの相互インダ
クタンスが共振回路に加わって、共振周波数が変化する
ので、充分な電力を受信することができなくなり、この
結果、何れの非接触カードもリーダ/ライタと通信不能
となる問題点があった。
【0004】この点について図12、図13を参照して
更に詳述すると、図12に示すように共振コンデンサ1
01,102、アンテナコイル103,104を備えた
非接触媒体105,106が重なると、これら両媒体1
05,106のアンテナコイル103,104を対向
し、近接するので、相互インダクタンスMが大きくな
る。いま、図12の状態を計算の便宜上、図13に示す
ようにモデル化する。而して、このモデル化された図1
3の出力Eを求めると、次の[数1]で表わすことがで
きる。
【0005】
【数1】
【0006】上述の[数1]を整理すると、次の[数
2]の如くなる。
【0007】
【数2】
【0008】したがって非接触媒体105,106が重
なった場合の共振点(共振周波数)は次の[数3]、
[数4]で表され、[数5]で示される本来の共振点
(共振周波数)に対してずれることになる。
【0009】
【数3】
【0010】
【数4】
【0011】
【図5】
【0012】このように非接触媒体105,106が重
なった時、相互インダクタンスMの影響により共振周波
数が変化して、充分な電力を受信することが不可とな
り、何れの非接触媒体105,106もリーダ/ライタ
と通信不能となる問題点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、非接触媒体の重なりが検知された時、特定
の非接触媒体を除く他の媒体の受信手段を切離すこと
で、共振周波数のずれをなくして、リーダ/ライタとの
通信を可能とすることができる非接触媒体の提供を目的
とする。
【0014】この発明の請求項2記載の発明は、データ
を出力する通信部と、非接触媒体とを備えた非接触伝送
システムにおいて非接触媒体の重なりが検知された時、
特定の非接触媒体を除く他の媒体の受信手段を切離すこ
とで、共振周波数のずれを防止して、リーダ/ライタと
の通信を可能とすることができる非接触伝送システムの
提供を目的とする。
【0015】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、特定の媒体に最先情
報を記憶させ、媒体の重なりが検知された時、最先情報
が記憶されていない媒体の受信手段を切離すことで、任
意の組合せの媒体を使用するような時にあっても、上記
特定の媒体とリーダ/ライタとの通信を可能とすること
ができる非接触伝送システムの提供を目的とする。
【0016】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の目的と併せて、受信
手段の出力波形が所定値よりも低い場合に重なりである
ことを検知することで、正確な重なり検知を実行するこ
とができる非接触媒体または非接触伝送システムの提供
を目的とする。
【0017】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1,2,3もしくは4記載の発明の目的と併せて、
受信手段と共振回路で構成することにより、例えばLC
共振回路の共振コンデンサを切離すことで、共振周波数
のずれをなくすことができる非接触媒体または非接触伝
送システムの提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、受信手段を用いてデータを送信もしくは受信
する非接触媒体であって、非接触媒体の重なりを検知す
る重なり検知手段と、上記重なり検知手段で重なりを検
知した時、特定の非接触媒体を除く他の媒体の受信手段
を切離す切離し手段とを備えた非接触媒体であることを
特徴とする。
【0019】この発明の請求項2記載の発明は、データ
を出力する送信部と、該送信部からのデータを受信手段
で受信する非接触媒体とを備えた非接触伝送システムで
あって、上記非接触媒体に、複数の非接触媒体が重なっ
ていることを検出する重なり検知手段と、該重なり検知
手段で重なりを検知した時、特定の非接触媒体を除く他
の媒体の受信手段を切離す切離し手段とを備えた非接触
伝送システムであることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、特定の媒体に、送信
もしくは受信を最先に行う旨の最先情報を記憶する記憶
手段と、上記重なり検知手段が重なりを検知した時、最
先情報が記憶されていない媒体の受信手段を切離す切離
し手段とを備えた非接触伝送システムであることを特徴
とする。
【0021】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の構成と併せて、上記
重なり検知手段は受信手段の出力波形が所定値よりも低
い場合に重なりであることを検知する非接触媒体または
非接触伝送システムであることを特徴とする。
【0022】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1,2,3もしくは4記載の発明の構成と併せて、
上記受信手段は共振回路で構成された非接触媒体または
非接触伝送システムであることを特徴とする。
【0023】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の重なり検知手段は非接触媒体の重なり
を検知し、上述の切離し手段は重なり検知手段で重なり
が検知された時、特定の非接触媒体を除く他の媒体の受
信手段を切離す。このため、共振周波数のずれがなくな
るので、特定の非接触媒体にあっては受信手段を用いて
リーダ/ライタとの間でデータの送信もしくは受信を行
なうことができる効果がある。
【0024】この発明の請求項2記載の発明によれば、
データを出力する送信部と、データを受信する非接触媒
体とを備えた非接触伝送システムにおいて、上述の重な
り検知手段は非接触媒体の重なりを検知し、上述の切離
し手段は重なり検知手段で重なりが検知された時、特定
の非接触媒体を除く他の媒体の受信手段を切離すので、
共振周波数のずれが防止され、この結果、特定の非接触
媒体においては受信手段を用いてリーダ/ライタからの
データを受信することができる効果がある。
【0025】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の記憶手
段は特定の媒体に送信もしくは受信を最先に行う旨の最
先情報を記憶し、上述の切離し手段は重なり検知手段が
重なりを検知した時、最先情報が記憶されていない媒体
の受信手段を切離す。このため、複数の媒体を使用する
ような時にあっても最先情報が記憶された特定の媒体と
リーダ/ライタとの通信を可能とすることができる効果
がある。
【0026】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1,2もしくは3記載の発明の効果と併せ
て、上述の重なり検知手段は受信手段の出力波形が所定
値よりも低い場合に重なりであることを検知するので、
正確な重なり検知を実行することができる効果がある。
【0027】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1,2,3もしくは4記載の発明の効果と併
せて、上述の受信手段を共振回路で構成したので、例え
ばLC並列共振回路の共振コンデンサを切離すことで、
共振周波数のずれをなくすことができる効果がある。
【0028】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は非接触媒体および非接触伝送システムを
示し、図1において、この非接触伝送システムは上位シ
ステム(上位機器)11と通信可能な非接触リーダ/ラ
イタ12(以下単にリーダ/ライタと略記する)と、非
接触媒体(非接触カード)Aとを備えている。
【0029】図2は上述の非接触媒体Aの制御回路ブロ
ック図を示し、アンテナコイル13と共振コンデンサ1
4とのLC並列回路15を設け、このLC並列回路15
をライン16,17を介して電力受信部18に接続して
いる。上述の共振コンデンサ14と直列にアナログスイ
ッチ19を介設し、後述する共振コンデンサ切離し手段
23からの信号により、このアナログスイッチ19をO
N,OFF操作して、上述の共振コンデンサ14を接続
/切離し制御すべく構成している。但し、この共振コン
デンサ14は電源投入時に接続されている。
【0030】CPU20はROM21に格納されたプロ
グラムに従って、重なり検知部22、共振コンデンサ2
3、データ受信部24、データ送信部25を駆動制御
し、またRAM26は送信もしくは受信を最先に行なう
旨の最先情報の一例として「順位1」に相当するデータ
を記憶する。なお他の媒体には「順位2」「順位3」
「順位4」に相当するてーだを記憶する。
【0031】ここで、上述のLC並列共振回路15は非
接触媒体Aの受信手段を構成し、この受信手段を用いて
データを送受信する。また上述の重なり検知部22は複
数の非接触媒体A…が重なっていることを検出する。こ
の実施例では図3のbに示すように受信手段(LC並列
共振回路15参照)の出力波形が所定値よりも低い場合
(周波数が大きくなった場合)に重なりであることを検
知する。さらに上述の共振コンデンサ切離し手段23は
重なり検知部22で重なりを検知した時、特定の非接触
媒体Aを除く他の媒体の受信手段を切離す。前提条件と
してこの実施例では送信もしくは受信を最先に行なう旨
の最先情報としての「順位1」がRAM26に記憶され
た媒体を特定の媒体Aに設定し、重なり検知部22で重
なりが検知された時、最先情報が記憶されていない媒
体、換言すれば「順位2」「順位3」「順位4」の媒体
の受信手段(共振コンデンサ14参照)を切離すように
構成している。共振コンデンサ14が切離されると図1
3で示したモデルの右側のコンデンサが切離されること
になり、出力Eは次に[数6]で示すようになる。
【0032】
【数6】
【0033】媒体が重なっている時は相互インダクタン
スMはインダクタンスLと略等しいので、「順位1」の
媒体に良好な共振出力が得られる。
【0034】図3は媒体が重なった場合の電圧波形を示
し、aはリーダ/ライタ12からの送信波形、bは媒体
が重なった場合の相互インダクタンスによる周波数の変
化を示し、リーダ/ライタ12からの送信波形がない所
(範囲d参照)の受信電圧は[数3]と[数4]の2つ
の正弦波の積となる波形が表われる。このため、上記箇
所の周波数を測定して、元の周波数より大であれば媒体
が重なっていると検出することができる。なお図3のc
は同図のbの波形を包絡線検波して、しきい値と比較し
た時のタイミング出力波形である。
【0035】このような機能を備えるため前述の重なり
検知部22は図4に示す如く構成している。つまり、こ
の重なり検知部22は包絡線検波器27と、周波数カウ
ンタ28と、比較器29と、電圧検出回路30とを備
え、図3のbの波形を包絡線検波器27で包絡線検波し
て、タイミング信号(図3のc参照)を周波数カウンタ
28に入力し、比較器29から重なり検出出力を得ると
共に、アンテナコイル13には電圧検出回路30を接続
して、受信電圧の電圧検出出力を得るように構成してい
る。
【0036】ここで、上述の電圧検出回路30を設けた
のは次の理由による。「順位1」「順位2」「順位3」
の3枚の媒体を使用する場合(図6のタイムチャート参
照)、重なり検知部22で媒体の重なりを検知した時、
特定媒体(順位1の媒体)を除く他の2枚の媒体(順位
2、順位3の媒体)の共振コンデンサ14を切離せばよ
いが、「順位2」「順位3」の2枚の媒体を使用する場
合(図7のタイムチャート参照)においては上記方法に
よると「順位2」「順位3」の媒体2枚とも共振コンデ
ンサ14が切離されてしまうので、重なり検知部22に
電圧検出回路30を設けて、切離し前の電圧よりも電力
受信電圧が低下した時、「順位2」の媒体の共振コンデ
ンサ14を接続し、順位が優先する側の媒体の通信を可
能とするためである。
【0037】同様に、順位と、重なり検出と、電圧低下
の検出信号とにより、次に[表1]で示すタイミングで
共振コンデンサ14の切離し/接続を制御することで、
任意の組合せの媒体を使用する際にも、順位が優先する
媒体の共振コンデンサ14が接続され、それ以外の共振
コンデンサ14を切離すことができる。なお、次の[表
1]において○印は共振コンデンサ14の接続を×印は
共振コンデンサ14の切離しを示す。
【0038】
【表1】
【0039】なお、上記[表1]の内容をテーブルとし
て記憶手段に記憶させてもよいことは勿論である。この
ように構成した非接触媒体および非接触伝送システムの
作用を、図5に示すフローチャート、図6、図7に示す
タイムチャートを参照して、以下に詳述する。
【0040】第1ステップS1で、CPU20はカウン
タを零(初期化)にする。次の第2ステップS2で、C
PU20は包絡線検波器27によりタイミング検出を実
行する(図6、図7に示す時点t1ののタイミングにお
ける立上がり部参照)。次に第3ステップS3で、CP
U20は時点t1に対応する電力受信電圧V1もしくは
V3をRAM26の所定エリアに記憶する。
【0041】次に第4ステップS4で、CPU20は重
なり検知部22からの出力に基づいて複数の非接触媒体
Aの重なりを検出したか否かを判定し、NO判定時には
処理を終了する一方、YES判定時には次の第5ステッ
プS5に移行する。この第5ステップS5で、CPU2
0はタイミング検出を実行する(図6、図7に示す時点
t2のタイミングにおける立上がり部参照)。
【0042】次に第6ステップS6で、CPU20は
[表1]の切替えを実行する。ここでは、[表1]の1
回目、重なり検出の欄の内容に相当し、「順位1」の非
接触媒体Aにおける共振コンデンサ14が接続され、
「順位2」以降の他の非接触媒体Aにおける共振コンデ
ンサ14の切離しが実行される。なお、図6、図7に示
すコンデンサ接続/切離し信号のNO1、NO2、NO
3は「順位1」「順位2」「順位3」に対応する。
【0043】次に第7ステップS7で、CPU20はタ
イミング検出を実行する(図6、図7に示す時点t3の
タイミングにおける立上がり部参照)。次に第8ステッ
プS8で、CPU20は時点t3に対応する電力受信電
圧V2もしくはV4をRAM26の所定エリアに記憶す
る。
【0044】次に第9ステップS9で、CPU20は電
圧低下検出が否かを判定する。図6に示すタイムチャー
トは「順位1」「順位2」「順位3」の合計3枚の非接
触媒体Aを使用する場合を示し、V1<V2で電圧低下
が認められないので、第9ステップS9ではNO判定さ
れて、処理が終了される。
【0045】図7に示すタイムチャートは「順位2」
「順位3」の合計2枚の非接触媒体Aを使用する場合を
示し、V3>V4で電圧低下が認められるので、第9ス
テップS9ではYES判定されて、次の第10ステップ
S10に移行する。この第10ステップS10で、CP
U20は[表1]の切替えを実行する。ここでは、[表
1]の1回目、電圧低下の欄の内容に相当し、「順位
1」「順位2」の非接触媒体Aにおける共振コンデンサ
14が接続され、「順位3」以降の他の非接触媒体Aに
おける共振コンデンサ14の切離しが実行される。
【0046】次に第11ステップS11で、CPU20
はカウンタのインクリメントを実行する。つまり[表
1]において1回目から2回目に切り替わるようなカウ
ントアップ処理が実行された後に、第2ステップS2に
リターンし、以下フローチャートの繰返しにより、上述
同様の処理が行なわれる。
【0047】このように、上述の非接触媒体によれば、
上述の重なり検知手段(重なり検知部22参照)は非接
触媒体Aの重なりを検知し、上述の切離し手段(共振コ
ンデンサ切離し手段23参照)は重なり検知手段で重な
りが検知された時、特定の非接触媒体(順位1の媒体参
照)を除く他の媒体の受信手段(共振回路15参照)を
切離す。このため、共振周波数のずれがなくなるので、
特定の非接触媒体にあっては受信手段(共振回路15参
照)を用いてリーダ/ライタとの間でデータの送信もし
くは受信を行なうことができる効果がある。
【0048】また上述の非接触伝送システムによれば、
データを出力するリーダ/ライタ12の送信部と、デー
タを受信する非接触媒体とを備えた非接触伝送システム
において、上述の重なり検知手段(重なり検知部22参
照)は非接触媒体Aの重なりを検知し、上述の切離し手
段(共振コンデンサ切離し手段23参照)は重なり検知
手段で重なりが検知された時、特定の非接触媒体(順位
1の媒体参照)を除く他の媒体の受信手段(共振回路1
5参照)を切離すので、共振周波数のずれが防止され、
この結果、特定の非接触媒体においては受信手段(共振
回路15参照)を用いてリーダ/ライタ12からのデー
タを受信することができる効果がある。
【0049】さらに、上述の記憶手段(RAM26参
照)は特定の媒体に送信もしくは受信を最先に行う旨の
最先情報(順位1の媒体参照)を記憶し、上述の切離し
手段(共振コンデンサ切離し手段23参照)は重なり検
知手段(重なり検知部22参照)が重なりを検知した
時、最先情報が記憶されていない媒体の受信手段を切離
す。このため、複数の媒体を使用するような時にあって
も最先情報が記憶された特定の媒体とリーダ/ライタ1
2との通信を可能とすることができる効果がある。
【0050】加えて、上述の重なり検知手段(重なり検
知部22参照)は受信手段(共振回路15参照)の出力
波形が所定値よりも低い場合に重なりであることを検知
するので、正確な重なり検知を実行することができる効
果がある。また、上述の受信手段を共振回路15で構成
したので、例えばLC並列共振回路の共振コンデンサ1
4を切離すことで、共振周波数のずれをなくすことがで
きる効果がある。
【0051】さらに利用者が複数の非接触媒体Aを所持
していても、重ねてカードケース等に入れた状態のまま
で使用することができるので、使用上有効であると共
に、利用者がアプリケーション毎に非接触媒体Aを取出
さなくてもよいため至便となる効果がある。
【0052】図8、図9は非接触媒体および非接触伝送
システムの他の実施例を示し、非接触媒体のCPU20
がコンデンサ14の接続/切離しをランダムに行ない、
重ならないことを検出した時、その状態を保持するよう
に成したもので、このように構成しても1枚の非接触媒
体のみを共振コンデンサ14に接続した状態にすること
ができる。
【0053】すなわち、図8に示すフローチャートの第
1ステップS21で、CPUがタイミング検出を実行
し、次の第2ステップS22で、CPU20は重なり検
知部22からの出力に基づいて重なり検出か否かを判定
し、NO判定時には処理を終了する一方、YES判定時
には次の第3ステップS23に移行する。この第3ステ
ップS23で、CPU20は乱数(0または1)を発生
する。ここで乱数0は共振コンデンサ14の切離し用の
もので、乱数1は共振コンデンサ14の接続用のもので
ある。
【0054】次に第4ステップS24で、CPU20は
タイミング検出を実行し、次の第5ステップS25で、
CPU20は乱数(0または1)に対応したコンデンサ
切換えを実行する。この場合のタイムチャートを図9に
示す。図9のタイムチャートは媒体a、媒体b、媒体c
(但し、何れも非接触媒体)の合計3枚の媒体を使用し
た時のものである。
【0055】図10、図11は上記実施例(図1〜図7
参照)の非接触伝送システムを非接触媒体自動改札シス
テムに適用した場合の実施例を示す。磁気券投入器31
およびアンテナコイル32を備えた一対の非接触自動改
札機33,33間に通路34が形成されている。また上
述の非接触自動改札機33のリーダ/ライタ12は図1
1に示すように構成されている。
【0056】すなわち、CPU35はROM36に格納
されたプログラムに従って、扉制御部37、非接触媒体
制御部38、磁気カード制御部39、表示器制御部40
を駆動制御し、またRAM41は必要なテーブルやデー
タを記憶する。
【0057】上述の非接触媒体制御部38は、アンテナ
コイル32に対して電力を送信する電力送信部42と、
アンテナコイル32からデータを受信するデータ受信部
43と、アンテナコイル32へデータを送信するデータ
送信部44とを備えて、アンテナコイル32を介して非
接触媒体Aとの間で通信を実行する。また上述の表示器
制御部40は使用客に対してメッセージ等を案内する表
示器45を表示制御する。
【0058】図10、図11に示す非接触自動改札シス
テムに上述の非接触伝送システムを適用しても、図5に
示すフローチャートの処理により、非接触媒体Aの重な
りが検知されると、この媒体A内の共振コンデンサの切
離し手段23(図2参照)が特定の非接触媒体Aを除く
他の非接触媒体の受信手段(共振回路15における共振
コンデンサ14参照)を切離すので、共振周波数のずれ
が防止できて、特定の非接触媒体Aは共振回路15(図
2参照)を用いてリーダ/ライタ12との間でデータの
送受信を行なうことができる効果がある。
【0059】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の受信手段は、実施例の共振回路1
5に対応し、以下同様に、重なり検知手段は、重なり検
知部22に対応し、切離し手段は、共振コンデンサ切離
し手段23に対応し、データを出力する送信部は、デー
タ送信部44に対応し、最先情報は、順位情報(順位1
参照)に対応し、記憶手段は、RAM26に対応する
も、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。例えば図2のアナログスイッチ19は有
接点スイッチに代えて半導体スイッチング素子による無
接点構造と成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の非接触媒体および非接触伝送シス
テムを示す説明図。
【図2】 非接触媒体の制御回路ブロック図。
【図3】 媒体重なり時の受信電圧変化を示す波形の説
明図。
【図4】 重なり検知部のブロック図、
【図5】 媒体重なり時のコンデンサ切離し制御を示す
フローチャート。
【図6】 3枚の媒体を使用する際のタイムチャート。
【図7】 2枚の媒体を使用する際のタイムチャート。
【図8】 この発明の他の実施例を示すフローチャー
ト。
【図9】 同タイムチャート。
【図10】 非接触自動改札システムを示す説明図。
【図11】 非接触自動改札機のリーダ/ライタの制御
回路ブロック図。
【図12】 媒体重なり時の相互インダクタンス増大を
示す回路図。
【図13】 図12の回路をモデル化して示す回路図。
【符号の説明】
A…非接触媒体 15…共振回路 22…重なり検知部 23…共振コンデンサ切離し手段 26…RAM 44…データ送信部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信手段を用いてデータを送信もしくは受
    信する非接触媒体であって、非接触媒体の重なりを検知
    する重なり検知手段と、上記重なり検知手段で重なりを
    検知した時、特定の非接触媒体を除く他の媒体の受信手
    段を切離す切離し手段とを備えた非接触媒体。
  2. 【請求項2】データを出力する送信部と、該送信部から
    のデータを受信手段で受信する非接触媒体とを備えた非
    接触伝送システムであって、上記非接触媒体に、複数の
    非接触媒体が重なっていることを検出する重なり検知手
    段と、該重なり検知手段で重なりを検知した時、特定の
    非接触媒体を除く他の媒体の受信手段を切離す切離し手
    段とを備えた非接触伝送システム。
  3. 【請求項3】特定の媒体に、送信もしくは受信を最先に
    行う旨の最先情報を記憶する記憶手段と、上記重なり検
    知手段が重なりを検知した時、最先情報が記憶されてい
    ない媒体の受信手段を切離す切離し手段とを備えた請求
    項2記載の非接触伝送システム。
  4. 【請求項4】上記請求項1,2もしくは3記載の重なり
    検知手段は受信手段の出力波形が所定値よりも低い場合
    に重なりであることを検知する非接触媒体または非接触
    伝送システム。
  5. 【請求項5】上記受信手段は共振回路で構成された請求
    項1,2,3もしくは4記載の非接触媒体または非接触
    伝送システム。
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