JPH10126331A - 移動通信システム及びその装置 - Google Patents

移動通信システム及びその装置

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JPH10126331A
JPH10126331A JP27672596A JP27672596A JPH10126331A JP H10126331 A JPH10126331 A JP H10126331A JP 27672596 A JP27672596 A JP 27672596A JP 27672596 A JP27672596 A JP 27672596A JP H10126331 A JPH10126331 A JP H10126331A
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哲也 矢野
Takaharu Nakamura
隆治 中村
Kazuo Kawabata
和生 川端
Kazuchika Obuchi
一央 大渕
Hiroaki Iwamoto
浩昭 岩元
Yoshiharu Tajima
喜晴 田島
Kenji Suda
健二 須田
Yasuyuki Oishi
泰之 大石
Koji Matsuyama
幸二 松山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信システム及びその装置に関し、DS
−CDMAの内挿パイロット方式における伝搬路推定精
度の改善を課題とする。 【解決手段】 基地局BSが通信チャネルTCHの下り
フレームに内挿した既知のパイロット信号PSに基づき
移動機MSが伝搬路推定を行う移動通信システムにおい
て、BS1はPS内挿の各下りフレームの送信位相をT
CH毎にずらして送信し、MS1/MS3は各TCHの
内挿PS1,PS3を時系列にサプリングしてデータ信
号のひずみ補償復調に利用する(図A)。基地局は、各
下り送信フレームを同一位相で送信すると共に、各PS
を全チャネルに共通のコードCCのみで拡散し、かつデ
ータ部分を各チャネルに固有のコードC1〜Cnのみで
拡散する。MS1/MS3は信号電力(受信Eb/I
o)の増した共通のPSを利用してひずみ補償復調に利
用する(図B)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システム及
びその装置に関し、更に詳しくは基地局装置と移動端末
装置とがDS−CDMA(Direct Sequence - Code Divi
sion Multiple Access) 方式により接続し、かつ基地局
装置が通信チャネルの下りフレームに内挿した既知のパ
イロット信号に基づき移動端末装置が信号伝搬路特性の
推定を行う移動通信システム及びその装置に関する。
【0002】近年、自動車電話や携帯電話等の移動通信
システムでは、従来のTDMA(Time Division Multipl
e Access) 方式に代え、フェージング対策に優れ、より
多くの加入者を収容できるDS−CDMA方式(以下、
CDMA方式と言う)による移動通信システムの実用化
研究開発が盛んに行われている。本発明は特に内挿パイ
ロット方式による信号伝搬路推定の精度改善に関する。
【0003】
【従来の技術】図19〜図22は従来技術を説明する図
(1)〜(4)である。以下、背景技術を説明する。C
DMAセルラシステムでは拡散コードの配置、再配置の
煩わしさを避けるため、無限に近い数の拡散コードを発
生できるように、ショート拡散コードとロング拡散コー
ドの組み合わせを用いることが提案されている。しか
し、各セルが同一周波数を用いる上、セルサーチやハン
ドオーバの際には受信信号の拡散符号とその拡散符号レ
プリカとの間のタイミング誤差を1/2チップ周期以内
に捕捉する初期同期を行う必要があり、この同期化に要
する時間が問題となる。
【0004】この点、従来はDS−CDMA基地局間非
同期セルラ方式におけるロングコードの2段階高速初期
同期法(信学技報 TECHNICAL REPORT OF IEICE. CS96-
19,RCS96-12(1996-05),P27-P32)が知られている。この
方法は、まず各セル(基地局)に共通のショートコード
で第1段階の同期を行い、この情報を用いてセル毎に異
なるロングコードの第2段階の同期を行う2段階初期同
期化法である。以下、その概要を説明する。
【0005】図19(A)は基地局送信系の一部構成を
示し、図19(B)は移動機同期系の一部構成を示して
いる。また図20は2段階高速初期同期化のタイミング
チャートを示している。図19(A)の基地局送信系に
おいて、SCGはショートコード発生部、LCGはロン
グコード発生部、MIXはミキサ(信号乗算回路)、+
は信号多重回路、TCONTはタイミング制御部であ
る。
【0006】基地局BS1の制御チャネルは各セルに共
通のショートコードSCで拡散され、一方通信チャネル
1〜nは各チャネルに固有のショートコードS1〜Sn
で拡散される。各拡散信号は多重回路で合成され、更に
BS1に固有のロングコードL1で二重に拡散される。
但し、この制御チャネルの1シンボルについては、ロン
グコードL1のI,Q成分の複素共役となる様なロング
コード/L1により事前に拡散され、これにより後段の
L1による拡散をマスク(打ち消)している。他のBS
2,BS3等についても同様である。従って、制御チャ
ネルについては各セルに共通のショートコードSCで拡
散された上記1シンボルが得られる。
【0007】図19(B)の移動機同期系において、S
Wは受信信号の切替スイッチ、MFは整合フィルタ(Mat
ched Filter)、MEMはメモリ、MAXSELは相関出
力の最大値選択部、CMPは比較器である。移動機MS
1の受信信号は、まずロングコード同期タイミング検出
部に入力され、ここで整合フィルタMFによりショート
コードSCとの相関を検出する。相関は振幅2乗検波さ
れ、MEMに蓄えられる。この場合に、セルラ方式の移
動機では平均受信電力が最大の制御チャネルを捕捉する
ことを目的とするため、複数フレームの相関検出を行
い、移動機環境におけるチャネル間干渉やフェージング
の影響を平均化する。そして、最大相関2乗値(最大相
関ピーク値)を得たタイミングをロングコード同期タイ
ミングTとする。
【0008】上記ロングコード同期タイミングTを検出
した後、受信信号はロングコード同定部に入力される。
ここではロングコード同期タイミングTに同期した符号
SC+L1をレプリカ符号となし、スライディング相関
器でデータ部との相関を1シンボル周期分積分し、2乗
検波を行い、こうして得られたMシンボル区間の和をM
AXSELの最大相関ピーク値に応じて決定されたしき
い値THによりしきい値判定する。相関値がしきい値T
Hを越えなければロングコードを変えて上記動作を繰り
返す。また相関値がしきい値THを越えた場合は、確認
モードを経てセルサーチ(初期同期)を完了する。
【0009】図20のタイミングチャートに従い初期同
期の動作を具体的に説明する。MS1にはBS1〜BS
3からの同一周波数,ロングコード周期10ms,BS
間非同期の各制御チャネル信号が同時に受信される。M
S1のコードタイミング検出フェーズ(図の点線の区
間)では、BS3の上記1シンボルのタイミングに最大
相関が得られており、従ってMS1の基準タイミング
(点線)からの時間Tがロングコード同期タイミングT
となる。
【0010】続くロングコード同定フェーズでは、初期
セルサーチの場合はシステムで定められたロングコード
群の中から、又はハンドオーバ時の周辺セルサーチの場
合はBS1より通知された周辺セルのロングコード群の
中から、順次SC+Li(i=1,2,…,m)のレプ
リカ符号を生成し、相関検出を行う。この例ではSC+
L3の相関検出によりBS3の同定が得られる。かくし
て、この方法によるセルサーチの90%検出時間は様々
な移動機環境の下で350ms〜850ms程度に短縮
されたと報告されている。
【0011】また、CDMAセルラシステムでは、所要
Eb /Io (情報1ビット当たりの信号電力対干渉電力
及び背景雑音電力密度比)を低減し、かつセル容量を増
大させるために、パイロットシンボルによる同期検波、
並びにフェージングひずみの推定と補償を行うことが提
案されている。このパイロット信号を用いた伝搬路推定
方式には、外挿パイロット方式(USP516695
1)や、内挿パイロット方式(「陸上移動通信用16Q
AMのフェージング補償方式」 電子情報通信学会論文
誌 B-II VOL J72-B-II NO.1PP.7-15 1989 年1月)
等が知られている。
【0012】図21に上記外挿パイロット方式の概要を
示す。図は基地局から移動機に向かう下りリンクを示し
ている。外挿パイロット方式では、通信用チャネル(制
御チャネルCCH,通信チャネルTCHI1〜TCH
n)とは別にパイロット信号専用のチャネルPCHを設
け、専らパイロット信号の伝送を行う。移動機ではこの
パイロット信号を用いて常時伝搬路推定と補償を直接的
に行える。しかし、周波数毎にパイロット信号チャネル
PCHが必要となり、システムのチャネル使用効率が低
下する問題がある。
【0013】図22に上記内挿パイロット方式の概要を
示す。この方式は、定期的に挿入された既知のパイロッ
トシンボルからフェージングひずみを推定し、かつその
時系列を内挿することにより全情報シンボルにおけるフ
ェージングひずみを推定し、ひずみ補償を行うものであ
る。図22(A)に内挿パイロット方式のフォーマット
を示す。
【0014】N−1個の情報シンボルIS毎に1個の伝
送路測定用パイロットシンボルPSを挿入する。パイロ
ットシンボルPSとしては、挿入図(a)に示す如く最
大振幅を持つA〜D点が適しているが、ここではA点
(3+j3)を用いる。図22(B)に受信機のフェー
ジングひずみ推定・補償部の構成を示す。受信部前段の
図は省略するが、受信信号はBPFで帯域制限され、A
GCで受信信号レベルを適正に設定され、AFCでオフ
セット周波数が粗調整された後、局発信号により準同期
検波される。更に検波後のベースバンド信号はLPFに
より帯域制限され、帯域外の雑音や隣接チャネル干渉が
抑圧された後、このフェージングひずみ推定・補償部に
入力する。
【0015】入力の受信複素ベースバンド信号u(t)
は、 u(t)=c(t)z(t)+n(t) 但し、c(t):フェージングひずみ信号 z(t):送信複素ベースバンド信号に相当 n(t):白色ガウス雑音 と表せる。このu(t)からc(t)によるひずみを取
り除くためには、受信信号u(t)からc(t)の推定
値C(t)を求め、更に最適利得、 h(t)=1/C(t) を計算し、u(t)に乗積すればよい。
【0016】図において、フレーム同期部は入力のベー
スバンド信号u(t)よりフレームタイミング(周期T
F )を再生し、クロック同期部は同u(t)よりクロッ
クタイミング(周期TS )を再生する。フレーム長をN
とすると、各シンボルのタイミングは、 t=kTF +(m/N)TF (k=0,1,2,…, m=0,1,2,…,N−
1)となる。またパイロットシンボルPSのタイミング
は、m=0の場合、即ち、 t=kTF (k=0,1,2,…) となる。
【0017】t=kTF における受信複素ベースバンド
信号u(k)は、 u(k)=c(k)(3+j3)+n(k) と表せる。ここで、c(k)の推定値C(k)を、 C(k)=u(k)/(3+j3) とすると、 C(k)=c(k)+n(k)/(3+j3) が得られる。更に、このC(k)の時系列を内挿するこ
とにより、各情報シンボルにおけるフェージングひずみ
の推定が可能となる。以下に、2次のガウスの公式を用
いた場合の内挿例を説明する。
【0018】フェージングひずみ推定部において、t=
(k−1)TF ,t=kTF ,t=(k+1)TF で得
られた各フェージングひずみの推定値を夫々C(k−
1),C(k),C(k+1)とすると、あるシンボル
時刻t=kTF +(m/N)T F におけるフェージング
変動C(k+(m/N))は、 C(k+(m/N))=Q-1(m/N)C(k−1)+
Q0 (m/N)C(k)+Q1 (m/N)C(k+1) 但し、Q-1(m/N)={(m/N)2 −(m/N)}
/2 Q0 (m/N)=1−(m/N)2 Q1 (m/N)={(m/N)2 +(m/N)}/2 と推定できる。
【0019】フェージングひずみ補償部においては、更
に最適利得=1/C(k+(m/N))を求め、これを
遅延部でTF sec遅延させた入力信号に乗積すること
で、フェージングひずみの補償された出力の複素ベース
バンド信号Z(k+(m/N))が得られる。なお、上
記2次の内挿に代えて、1次の内挿とするとパイロット
シンボル間を直線で推定したことになる。また0次の内
挿とするとパイロットシンボルにおける推定値を1フレ
ーム間保持することになる。
【0020】従って、外挿パイロット方式における様な
専用のパイロット信号チャネルPCHは不要となり、シ
ステムのチャネル使用効率が向上する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記内挿パイ
ロット方式によると、補間誤差のために各情報シンボル
における伝搬路推定誤差が大きくなる欠点がある。ま
た、同時に通信を行うユーザ(移動機)の数が増すと、
内挿パイロット信号そのものが品質劣化(graceful degr
adation)を起こすため、内挿補間の基礎となるパイロッ
トシンボルの伝搬路推定値に精度が得られない。
【0022】本発明の目的は、内挿パイロット方式にお
ける伝搬路推定精度を改善した移動通信システム及びそ
の装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
移動通信システムは、基地局装置BSと移動端末装置M
SとがDS−CDMA方式により接続し、かつ前記基地
局装置BSが通信チャネルTCHの下りフレームに内挿
した既知のパイロット信号PSに基づき前記移動端末装
置MSが信号伝搬路特性の推定を行う移動通信システム
において、基地局装置BS1は共通のパイロット信号P
S1,PS3を共通のフォーマットで内挿した各下りフ
レームを1又は2以上の移動端末装置MS1,MS3が
使用している各通信中チャネルTCH1,TCH3のチ
ャネル毎に少なくとも内挿パイロット信号PS分だけ送
信タイミングをずらして送信し、移動端末装置MS1/
MS3は前記各下りフレームの内挿パイロット信号PS
1,PS3の時系列に基づき信号伝搬路特性の推定を行
うものである。
【0024】従って、本発明(1)によれば、各移動端
末装置MS1/MS3は自局の内挿パイロット信号PS
1/PS3のみならず他の通信中チャネルTCH3/T
CH1の内挿パイロット信号PS3/PS1も伝搬路推
定の目的で時系列に(重複無く)利用できる。よって、
フェージング変動等への追従性に優れ、伝搬路推定の精
度(品質)が格段に向上する。しかも、この精度改善の
効果は移動端末装置MSの接続数の増加と共に増加し、
もし基地局装置BS1の全通信チャネルTCH1〜TH
nが使用中の場合は、専用のパイロット信号チャネルP
CHを設ける迄も無く、従来の外挿パイロット方式と同
様のフェージングひずみ補償効果、引いては同期検波の
同期改善の効果が得られる。
【0025】なお、図示の例では通信チャネルTCH2
が不使用中である。この場合の基地局装置BS1は通信
中チャネルTCH3のフレーム送信を通信チャネルTC
H2の位相で送信しても良い。また上記の課題は例えば
図1(B)の構成により解決される。即ち、本発明
(2)の移動通信システムは、上記前提となる移動通信
システムにおいて、基地局装置BS1は1又は2以上の
共通のパイロット信号PS1,PS3を共通のフォーマ
ットで内挿した各下りフレームを1又は2以上の移動端
末装置MS1,MS3が使用している各通信中チャネル
TCH1,TCH3に同一位相で送信すると共に、前記
各下りフレームの内挿パイロット信号PS1,PS3を
自局の全通信チャネルTCH1〜TCHnに共通のコー
ドCCで拡散し、移動端末装置MS1/MS3は前記拡
散された各下りフレームの内挿パイロット信号PS1,
PS3を前記全通信チャネルに共通のコードCCで逆拡
散するものである。
【0026】本発明(2)によれば、基地局装置BS1
は各内挿パイロット信号PS1,PS3を全通信チャネ
ルTCH1〜TCHnにつき共通のコードCCで拡散す
るので、この内挿パイロット信号PS1,PS3の部分
のコード多重送信電力は通話中移動機数の増加に応じて
強められる。一方、各移動機MS1/MS3の側では受
信パイロット信号PS1,PS3の部分を前記全通信チ
ャネルに共通のコードCCで逆拡散するので、逆拡散信
号のSN比(即ち、Eb /Io )が通話中移動機数の増
加に応じて改善される。従って、同時に通信を行うユー
ザ(移動機)の数が増しても、内挿パイロット信号その
ものの品質劣化(graceful degradation)が軽減され、よ
って内挿補間等の基礎となるパイロット信号PSの伝搬
路推定値に高い精度が得られる。
【0027】好ましくは、本発明(3)においては、上
記本発明(2)において、例えば図8に示す様に、基地
局装置は各下りフレームの内挿パイロット信号PSを自
局の全通信チャネルに共通のロングコードL1のみで拡
散し、かつそれ以外の各フレーム内信号を前記ロングコ
ードL1及び各通信中チャネルTCH1〜TCHnに固
有のショートコードS1〜Snで二重拡散する。
【0028】従って、上記本発明(2)と同様の効果が
得られる。しかも、CDMAセルラシステムではロング
コードL1は各基地局装置(セル)の色分けのために通
常用いられるものであるから、有限のコード群より本機
能実現のために特別のコードをアサインするまでも無
く、既存のロングコードL1の活用が図れる。またデー
タ部分の拡散方式との整合も取れており、よって基地局
装置及び移動端末装置の構成が簡単になる。
【0029】また好ましくは、本発明(4)において
は、上記本発明(2)において、例えば図10に示す様
に、基地局装置は各下りフレームの内挿パイロット信号
PSを自局の全通信チャネルに共通の第1のショートコ
ードSCのみで拡散し、かつそれ以外の各フレーム内信
号を自局の全通信チャネルに共通のロングコードL1及
び各通信中チャネルTCH1〜TCHnに固有の第2の
ショートコードS1〜Snで二重拡散する。
【0030】従って、上記本発明(2)と同様の効果が
得られる。しかも、内挿パイロット信号PSは基地局装
置の全通信チャネルTCH1〜TCHnに共通の第1の
ショートコードSCのみで拡散されるので、1シンボル
当たりの拡散符号レプリカの信号レベルが何れか一方に
固定される心配は無い。即ち、この内挿パイロット信号
PSは十分にスペクトラム拡散され、また移動端末装置
においては高い相関で逆拡散される。またデータ部分の
拡散方式との整合も取れており、よって基地局装置及び
移動端末装置の構成が簡単になる。
【0031】また好ましくは、本発明(5)において
は、上記本発明(2)において、例えば図12に示す様
に、基地局装置は各下りフレームの内挿パイロット信号
PSを自局の全通信チャネルに共通の第1のショートコ
ードSC及び自局の全通信チャネルに共通のロングコー
ドL1で二重拡散し、かつそれ以外の各フレーム内信号
を前記ロングコードL1及び各通信中チャネルTCH1
〜TCHnに固有の第2のショートコードS1〜Snで
二重拡散する。
【0032】従って、上記本発明(2)と同様の効果が
得られる。しかも、内挿パイロット信号PSは基地局装
置の全通信チャネルに共通の第1のショートコードSC
及び同じくロングコードL1で二重拡散されるので、内
挿パイロット信号PSのセル間の干渉も十分に抑圧され
る。またデータ部分の拡散方式との整合も取れており、
よって基地局装置及び移動端末装置の構成が簡単にな
る。
【0033】また好ましくは、本発明(6)において
は、上記本発明(3)において、例えば図14に示す様
に、基地局装置は内挿パイロット信号PSに関して自局
の通信チャネルTCHと共通又は略共通のフォーマット
を有する下りフレームを該通信チャネルと同一位相で送
信する制御チャネルを更に備え、前記制御チャネルの下
りフレームの少なくとも先頭1シンボルをシステムに共
通のショートコードS0のみで拡散し、かつ残りの内挿
パイロット信号PSを前記自局の全通信チャネルTCH
に共通のロングコードL1のみで拡散すると共に、それ
以外のフレーム内信号を前記システムに共通のショート
コードS0及び前記自局の全通信チャネルに共通のロン
グコードL1で二重拡散する。
【0034】従って、上記本発明(2)と同様の効果が
得られる。しかも、この例では、常時使用されている制
御チャネルCCHにおいても残りの各内挿パイロット信
号PSを自局の全通信チャネルTCHに共通のロングコ
ードL1のみで拡散するので、移動端末装置の側では通
信中移動機数が1台の場合でも各内挿パイロット信号P
Sの受信SNが改善される効果がある。
【0035】また、制御チャネルの下りフレームの少な
くとも先頭1シンボルをシステム(各セル)に共通のシ
ョートコードS0のみで拡散するので、この先頭1シン
ボルをセル内の移動端末装置が電源をONにした時やハ
ンドオーバ時の同期捕捉用シンボルとして用いることが
できる。また好ましくは、本発明(7)においては、上
記本発明(5)において、例えば図17に示す様に、基
地局装置は内挿パイロット信号PSに関して自局の通信
チャネルと共通又は略共通のフォーマットを有する下り
フレームを該通信チャネルと同一位相で送信する制御チ
ャネルCCHを更に備えると共に、上記本発明(5)に
おける自局の全通信チャネルに共通の第1のショートコ
ードSCをシステムに共通の第1のショートコードS0
となし、前記制御チャネルの下りフレームの少なくとも
先頭1シンボルを前記第1のショートコードS0(好ま
しくは1シンボル長)のみで拡散し、かつそれ以外のフ
レーム内信号を前記自局の全通信チャネルに共通のロン
グコードL1及び前記第1のショートコードS0で二重
拡散する。
【0036】従って、上記本発明(6)と同様の効果が
得られる。しかも、各内挿パイロット信号PSをコード
S0+L1で二重拡散するので、どの内挿パイロット信
号PSもショートコードS0の併用により十分にスペク
トラム拡散される。また好ましくは、本発明(8)にお
いては、上記本発明(2)〜(5)において、基地局装
置は各通信中チャネルの内挿パイロット信号PSの送信
電力を通信中チャネル数の増加に応じて小さくする。
【0037】基地局装置の側で例えば各内挿パイロット
信号PSの送信電力を1/(通話中移動端末装置の数)
に制御すると、移動端末装置の側で逆拡散した内挿パイ
ロット信号PSの信号電力は通信中チャネルのデータ部
を逆拡散した信号電力と同じになる。従って、移動端末
装置の側での信号処理が容易となる。また、この場合の
基地局装置は、内挿パイロット信号PSの送信電力を下
げることで、他の基地局装置(セル)に与える干渉を低
減できる。
【0038】また本発明(9)の移動端末装置は、基地
局装置と移動端末装置とがDS−CDMA方式により接
続し、かつ前記基地局装置が通信チャネルの下りフレー
ムに内挿した既知のパイロット信号に基づき前記移動端
末装置が信号伝搬路特性の推定を行う移動通信システム
の前記移動端末装置において、前記基地局装置が1又は
2以上の移動端末装置が使用している各通信中チャネル
につき共通のコードにより同位相で拡散した共通の内挿
パイロット信号を前記共通のコードで逆拡散・復調して
信号伝搬路のひずみ補償係数を求めるひずみ補償部と、
前記基地局装置が特定の通信中チャネルにつき固有のコ
ードで拡散したデータ信号を前記固有のコードで逆拡散
すると共に、前記ひずみ補償係数を用いてデータ信号の
復調を行うデータ復調部とを備えるものである。
【0039】従って、この様なひずみ補償部は、SN
(即ち、Eb /IO )の改善された内挿パイロット信号
に基づいて高い精度のひずみ補償係数を求めることが可
能である。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。図2〜図4は第1の実施の形態による移動通信シス
テムを説明する図(1)〜(3)で、基地局はPS内挿
フレームの送信位相をチャネル毎にずらし、各移動機は
各通信中チャネルの内挿PSを時系列に利用する場合を
示している。
【0041】図2に基地局送信系の一部構成を示す。基
地局は最大n本の通信チャネルTCH1〜TCHnを備
える。他に制御チャネルCCH(不図示)も有るが、こ
こでは通信チャネルに着目する。TCH1において、フ
レームバッファFB1は送信1フレーム分の各内挿パイ
ロットシンボルPS(例えば各1シンボル)及びデータ
シンボルISを所定(図3)のフォーマットで記憶す
る。FB1のフレーム情報はフレームパルス信号FP1
(基地局のフレームパルス信号FPに相当)に同期して
読み出され、QPSK等による変調部MODで1次変調
される。一方、ショートコード発生部SCG1は、前記
FP1に同期してトリガされ、予めTCH1用に設定さ
れた固有のショートコードS1に対応する拡散符号レプ
リカ(PN信号等)を情報の1シンボル長を周期として
繰り返し発生している。ミキサMIX1はMODからの
1次変調信号をショートコードS1の拡散符号レプリカ
によりスペクトラム拡散(2次変調)する。拡散後の信
号は信号多重回路(加算回路)+で他の拡散信号と多重
され、移動機に向けた下りリンクに送信される。他のT
CH2〜TCHnについても同様である。
【0042】但し、この基地局では各TCHのフレーム
の送信位相FP1〜FPnをタイミング制御部TCON
Tのタイミング制御により内挿PSの個数分(この例で
は2PS分)づつずらしている。即ち、TCONTいお
いて、カウンタCTRは基地局(制御チャネル)のフレ
ームパルス信号FPに同期してシンボルクロック信号S
CKにより送信1フレーム分のカウント周期を繰り返し
ている。タイミングデコーダDECはCTRのカウント
出力Qに基づき各TCH1〜TCHnの送信タイミング
信号FP1〜FPnを生成する。
【0043】図3に下りリンクのタイミングチャートを
示す。各TCHの1フレームは所定長のmスロットから
成り、各スロットの前後には夫々1個分のPSが内挿さ
れている。残りはデータシンボルである。なお、このス
ロットはPSの挿入間隔を意味する程度のものと考えて
良い。TCH1(FB1)の信号はFP1に同期して読
み出され、1フレーム分連続して送信される。またTC
H2の信号はFP1より2PS分遅れたFP2に同期し
て読み出され、1フレーム分連続して送信される。以下
同様にして続き、TCHnの信号はFP1より2×(n
−1)PS分遅れたFPnに同期して読み出され、1フ
レーム分連続して送信される。そして、この例ではTC
Hnの最初のPSが送信されると、次のシンボルタイミ
ングにはTCH1の2番目(スロット1の後端)のPS
が送信される関係にある。従って、もし基地局の全TC
H1〜TCHnが通信中の場合は、1フレームのどのシ
ンボルタイミングでも何れかのTCHにPSが存在する
ことになる。
【0044】但し、この基地局は使用中の通信チャネル
のみのフレーム送信(フレーム多重)を行い、不使用中
の通信チャネルのフレーム送信(フレーム多重)は行わ
ない。従って、各TCHの使用状態は、多数の移動機の
呼接続/切断要求に応じてダイナミックに変化すること
となり、例えばある時はTCH1〜TCH5が同時に使
用され、またある時はTCH3とTCHnのみが同時に
使用される。
【0045】図4(A)は移動機受信系の一部構成を示
している。ここには逆拡散・復調部と、ひずみ補償部と
が示されている。なお、移動機の同期系に関しては図1
9(B)で述べた同期系と同様のものを採用できる。ま
た、この移動機はTCH1に接続したものとして説明を
行う。逆拡散・復調部において、ショートコード発生部
SCGaは、FP1に同期してトリガされ、予め基地局
より指定されたショートコードS1に対応する逆拡散符
号レプリカをシンボル周期で繰り返し発生する。FP1
への同期は不図示の同期系{図19(B)で述べたもの
と同様に考えられる}により基地局の制御チャネル(又
はTCH1)への接続の際に既に得られている。入力の
コード多重受信信号MSRXはまずミキサMIXaでS
CGaの逆拡散符号レプリカにより逆拡散(2次復調)
される。遅延回路DLの遅延量は色々な場合が考えられ
るが、この点は後述する。ミキサMIXbは入力の2次
復調信号に後述のひずみ補償部からの補償係数CSを乗
積する。ひずみ補償された2次復調信号はQPSK等に
よる1次復調部DEMで1次復調されてTCH1の受信
データとなる。
【0046】ひずみ補償部において、SCGAは、FP
1に同期して、後述のコードシフトレジスタCSRによ
り巡回シフトされる各ショートコードSi(i=1〜
n)対応の逆拡散符号レプリカを夫々シンボル周期で順
次発生する。コード多重受信信号MSRXはミキサMI
XAで各ショートコードSiの逆拡散符号レプリカによ
り順次逆拡散(2次復調)され、同じくQPSK等によ
る1次復調部DEMで1次復調される。
【0047】係数決定部は、例えば図22(B)で述べ
たと同様の方法で各受信パイロットシンボルPSからフ
ェージング等によるひずみを推定し、最適のひずみ補償
係数CSを決定する。このひずみ補償係数CSは、例え
ば挿入図(a)に示す如く、受信複素ベースバンド信号
RXPの送信複素ベースバンド信号TXP{この例では
送信PSの既知の符号点A(1+j1)}からのずれを
直交座標I,Q上で補償するものでも良いし、又は挿入
図(b)に示す如く、前記ずれ分を極座標CS−r,C
S−θの成分に分解して補償するものでも良い。但し、
後者の場合のひずみ補償係数CSはDEMに加えられ
る。
【0048】コードシフトレジスタCSRは、予め基地
局より報知情報等により通知された最大n通信チャネル
分(但し、通信チャネル当たり2個)のショートコード
情報を記憶し、これらをFP1に同期して、かつシンボ
ルクロック信号SCKにより巡回シフトする。好ましく
は、基地局で使用する各ショートコードS1〜Snが各
通信チャネルTCH1〜TCHnに固有(固定)の場合
は、基地局における各TCHの使用有無に関わらず、移
動機の側では全TCH分のショートコードS1〜Snを
予め記憶する。この様な記憶は、移動機が基地局に接続
する際の報知情報等により1回行えば良い。
【0049】移動機がTCH1に接続した場合のCSR
へのS1〜Snの記憶はFP1に同期した位相パターン
で行われる。即ち、図4(A)に示す如く、CSRには
「S1,S2,S2,…,Sn,Sn,S1」の位相パ
ターンで記憶される。因みに、移動機がTCH2に接続
した場合は、CSRへのS1〜Snの記憶はFP2に同
期した位相パターンで行われる。即ち、「S2,S3,
S3,…,Sn,Sn,S1,S1,S2」の位相パタ
ーンで記憶される。この位相パターンは図3に示すTC
H2の位相関係より容易に理解できる。またこの位相パ
ターンは上記移動機がTCH1に接続した場合の位相パ
ターンを予め単に矢印方向に2SCK分巡回シフトする
ことで容易に得られる。
【0050】従って、一般にどのTCHi(i=1〜
n)に接続する場合でも、基地局よりまず一律にFP1
に同期した位相パターンで全ショートコードS1〜Sn
を受け取り、これらをそのまま一旦CSRに記憶し、次
にこれを自局が接続する通信チャネルの情報(番号)に
従って2×(通信チャネル番号−1)回分巡回シフトす
れば、自局の通信中チャネルに対応する位相パターンが
容易に得られる。
【0051】タイミングシフトレジスタTSRは、予め
基地局より報知情報等により通知されたn通信チャネル
分(但し、チャネル当たり2個)のタイミング情報(全
TCHについての使用有/無のビット情報1/0)を記
憶し、これらをFP1に同期して、かつシンボルクロッ
ク信号SCKにより巡回シフトする。このビット情報1
/0の内容は各移動機の呼接続/切断の状態に応じてダ
イナミック(フレーム単位)に変化する。ビット情報の
位相パターンの考え方は上記コード情報に対するものと
同様で良い。
【0052】図4(B)にタイミングシフトレジスタT
SRの記憶パターンの例を示す。但し、ここでは1スロ
ットが12シンボルから成る場合を示している。TCH
の数に換算すると、TCH1〜TCH6の6本分に相当
する。TCH1のみを使用中(自局のみ接続中)の場合
は、TSRの記憶ビットパターンは図のTSR(1)の
「1000,0000,0001」となる。この場合の
基地局はTCH1のみのフレーム送信(フレーム多重)
を行い、他のTCH2〜nはフレーム送信(フレーム多
重)を行わない。従って、システム(セル)で利用でき
るPSはTCH1の各スロット前後に内挿されたPS
(1),(12)のみである。
【0053】移動機において、FP1のタイミングで
は、TSRのビット=1により、ひずみ補償部のSGC
A,DEM及び係数決定部が一斉に付勢される。これに
より、受信PS(1)のショートコードS1による逆拡
散、1次復調及びひずみ補償係数CS(1)の決定が行
われる。なお、この場合の遅延回路DLの遅延量は例え
ば0シンボル分とする。即ち、DLを削除とする。これ
により、逆拡散・復調部で次の最初のデータシンボルI
S(2)が復調されるタイミングには前記直前で決定さ
れたひずみ補償係数CS(1)によるひずみ補償が行わ
れる。これによりデータシンボルIS(2)を適正に復
調できる。
【0054】一方、この最初のデータシンボルIS
(2)が復調されるタイミングには、CSR,TSRの
内容は共にSCKにより一つ巡回シフトされており、C
SRの出力=S2,TSRの出力=0である。これによ
り、ひずみ補償部のSGCA,DEM及び係数決定部は
一斉に消勢され、該係数決定部は直前で求めたひずみ補
償係数CS(1)を保持する。以下、この保持されたひ
ずみ補償係数CS(1)を使用して10番目のデータシ
ンボルIS(11)までが復調され、次の12番目のタ
イミングでは再度、CSRの内容=S1,TSRの内容
=1となる。これにより、受信PS(12)のショート
コードS1による逆拡散、1次復調及びひずみ補償係数
CS(12)の再決定が行われる。
【0055】次に、基地局が上記TCH1と同時にTC
H3,6を使用中の場合は、TSRの記憶ビットパター
ンは図のTSR(3)の「1001,1000,011
1」となる。この場合の基地局はTCH1,3,6のみ
のフレーム送信(フレーム多重)を行い、他のTCH
2,4,5についてはフレーム送信(フレーム多重)を
行わない。従って、システム(セル)で利用できるPS
はTCH1,3,6の各スロット前後に内挿された各P
S(1),(4),(5),(10)〜(12)であ
る。
【0056】移動機において、FP1のタイミングから
3番目のデータシンボルIS(4)が復調されるまでの
動作は上記と同様で良い。但し、この3番目のデータシ
ンボルIS(4)が受信されるタイミングには他のTC
H3にPS(4)が送信されている。この場合のひずみ
補償部では、TSRのビット=1により、SGCA,D
EM及び係数決定部が再度一斉に付勢される。これによ
り、受信PS(4)のショートコードS3による逆拡
散、1次復調及びひずみ補償係数CS(4)の再決定が
行われる。これにより、移動機で次のデータシンボルI
S(5)が復調されるタイミングには前記直前で決定さ
れたひずみ補償係数CS(4)によるひずみ補償が行わ
れる。これによりデータシンボルIS(5)を適正に復
調できる。また移動機でその次のデータシンボルIS
(6)が復調されるタイミングにはその直前で決定され
たひずみ補償係数CS(5){又はCS(4)とCS
(5)との平均値等}によるひずみ補償が行われる。そ
の後は該CS(5)が次のPS解析結果が得られる迄保
持される。以下同様である。上記この移動機について述
べたことは、CSR,TSRの初期記憶パターンが異な
る他は、他の移動機についても同様である。
【0057】この様に第1の実施の形態によれば、移動
機は自局のみならず他のTCH(移動機)のPS部分も
重複無く時系列に利用できるので、フェージング変動へ
の追従性に優れ、よって伝搬路推定の精度(品質)が格
段に向上する。この精度改善の効果は移動機の接続数の
増加と共に増加し、もし基地局の全TCHが使用中の場
合は、従来の外挿パイロット方式と同様のフェージング
ひずみ補償効果、引いては同期検波の同期改善の効果が
得られる。
【0058】なお、上記本第1の実施の形態では直前の
PS解析結果(又は平均値)に基づき次のデータシンボ
ルISのひずみ補償を行う場合を述べたが、これに限ら
ない。例えば図22で説明したと同様に、前後の複数の
PS解析結果に基づき、ひずみ補償係数CSの時系列を
内挿補間し、各データシンボルISのひずみ補償を行っ
ても良い。又はデータシンボル前後のPS解析結果に基
づき補償係数CSを平均化しても良い。この場合でも、
利用できるPSの数(間隔)は移動機接続数の増加と共
に増加(減少)するので、伝搬路推定の品質が格段に向
上する。なお、この場合の遅延回路DLの遅延量は設計
に従い適宜に選択される。
【0059】また、上記本第1の実施の形態では基地局
において各ショートコードS1〜Snが各TCH1〜T
CHnに固定の場合を述べたが、これに限らない。基地
局は各TCH1〜TCHnに任意のショートコードSを
設定し得る。また、基地局は、移動機に対し1又は2以
上のコード情報と共に、該コードが使用されるタイミン
グ情報(フレームの送信タイミング情報)等を通知して
も良い。
【0060】また、上記本第1の実施の形態ではショー
トコードによる拡散/逆拡散の場合を述べたが、TCH
の信号はショートコードとロングコードとで二重拡散/
逆拡散されても良い。図5,図6は第2の実施の形態に
よる移動通信システムを説明する図(1),(2)で、
基地局は、全通信中チャネルの送信フレームを同一位相
で送信すると共に、各内挿PSを全通信チャネルに共通
のコードCCのみで拡散し、かつデータ部分を各通信チ
ャネルに固有(互いに異なる意味)のコードC1〜Cn
のみで拡散し、各移動機は全通信チャネルに共通の内挿
PS(即ち、PSの同一コード多重信号)を利用してフ
ェージングひずみ等の補償を行う場合を示している。
【0061】図5(A)に基地局送信系の一部構成を示
す。この基地局は、各通信チャネル信号を各通信チャネ
ルに固有のコードC1〜Cn(ロングコード又はショー
トコード)で拡散するためのコード発生部CG1〜CG
nと、多重信号を全通信チャネルに共通のコードCC
(好ましくはショートコード)で拡散するためのコード
発生部CGCとを備える。またTCONTのDECは、
図6に示す如く、基地局のフレームパルス信号FPに同
期して、送信各スロットのデータ部分でのみ出力=1と
なる様なタイミング信号TS1と、送信各スロットのP
S部分でのみ出力=1となる様なタイミング信号TS2
とを生成する。
【0062】TS1はコード発生部CG1〜CGnに加
えられ、該TS1=1の区間には、各コードC1〜Cn
の拡散符号レプリカ(好ましくはシンボル周期〜スロッ
ト周期のもの)のみによるデータ部の拡散が行われる。
一方、TS2はコード発生部CGCに加えられ、TS2
=1の区間では、コードCCの拡散符号レプリカ(好ま
しくは1シンボル長周期のもの)のみによるPS部の拡
散が行われる。
【0063】図6は下りリンクのタイミングチャートを
夫々示している。各データ区間では、各通信チャネルに
固有のコードC1〜Cnで夫々拡散された送信多重信号
MSTXが得られる。また各PS区間では、全通信チャ
ネルに共通のコードCCで拡散された送信多重信号MS
TXが得られる。図5(B)に移動機受信系の一部構成
を示す。
【0064】上記の如く、この基地局の全通信チャネル
のフレーム送信位相は揃っているので、この移動機のひ
ずみ補償部からは図4(A)のCSRやTSRの構成が
削除されている。また逆拡散・復調部のCGaには接続
基地局より予め例えばコードC1が与えられ、またひず
み補償部のCGAには予め全通信チャネルに共通のコー
ドCCが与えられる。また、TCONTのDECは、上
記基地局の場合と同様に、移動機のフレームパルス信号
FP(基地局のフレームパルス信号FPに対応)に同期
して、受信各スロットのデータ部分でのみ出力=1とな
る様なタイミング信号TS1と、受信各スロットのPS
部分でのみ出力=1となる様なタイミング信号TS2と
を生成する。
【0065】TS1は逆拡散・復調部に加えられ、該T
S1=1の区間では、受信データISを各時点における
ひずみ補償係数CSによりひずみ補償を行って復調す
る。一方、TS2はひずみ補償部に加えられ、該TS2
=1の区間では、受信PSに基づきひずみ補償係数(又
はこれらの平均値)CSを求め、その値を続くデータ区
間の間保持する。又は図22で述べたと同様にして、前
後の複数のPS解析結果に基づき、ひずみ補償係数CS
の時系列を内挿補間する。
【0066】この様に本第2の実施の形態によれば、各
PS部分を全通信チャネルにつき共通のコードCCのみ
で拡散するので、各PS部分のコード多重送信電力は通
話中移動機数の増加に応じて強められる。一方、各移動
機の側では逆拡散PSのSN比(即ち、Eb /Io )が
通話中移動機数の増加に応じて改善され、これらのPS
信号を用いてフェージング等による伝搬路の推定をより
高精度に行える。
【0067】図7,図8は第3の実施の形態による移動
通信システムを説明する図(1),(2)で、基地局は
PS部分を該基地局に固有のロングコードL1のみで拡
散し、かつデータ部分を通信チャネル毎に固有のショー
トコードS1〜Sn及び前記ロングコードL1で二重拡
散し、移動機は全通信チャネルに共通のPS部分を使用
してフェージングひずみ等の補償を行う場合を示してい
る。
【0068】図7(A)に基地局送信系の一部構成を示
す。この基地局は、各下りフレームを各通信チャネルに
固有のショートコードS1〜Snで拡散するためのショ
ートコード発生部SCG1〜SCGnと、多重信号を基
地局に固有のロングコードL1で拡散するためのロング
コード発生部LCG1とを備える。またTCONTのD
ECは、図8に示す如く、基地局のフレームパルス信号
FPに同期して、送信各スロットのデータ部分でのみ出
力=1となる様なタイミング信号TS1を生成する。
【0069】TS1は全ショートコード発生部SCG1
〜SCGnに加えられ、TS1=1の区間に、各ショー
トコードS1〜Snの拡散符号レプリカ(好ましくはシ
ンボル周期のもの)による各送信フレームの拡散を一斉
に付勢する。一方、ロングコード発生部LCG1は、常
時付勢されており、フレームパルス信号FPに同期し
て、ロングコードL1の拡散符号レプリカ(好ましくは
フレーム周期のもの)による拡散を繰り返す。
【0070】図8は下りリンクのタイミングチャートを
示している。各データ区間では、TS1=1により、各
通信チャネルに固有のショートコードS1〜Snと、基
地局に固有のロングコードL1とにより二重拡散された
送信多重信号MSTXが得られる。また各PS区間で
は、TS1=0により、基地局の全通信チャネルにつき
共通のロングコードL1のみで拡散された送信多重信号
MSTXが得られる。
【0071】図7(B)に移動機受信系の一部構成を示
す。この移動機の逆拡散・復調部はロングコードによる
二重逆拡散部を更に備えると共に、そのLCGcには予
め接続基地局より該基地局に固有のロングコードL1が
与えられ、またSCGaには各通信チャネルに固有の例
えばショートコードS1が与えられる。またひずみ補償
部のLCGAには前記ロングコードL1が与えられる。
更に、TCONTのDECは、上記基地局の場合と同様
に、移動機のフレームパルス信号FPに同期して、受信
各スロットのデータ部分でのみ出力=1となる様なタイ
ミング信号TS1を生成する。
【0072】TS1は逆拡散・復調部に加えられ、TS
1=1の区間における各受信データISを各時点のひず
み補償係数CSに基づきひずみ補償を行って復調する。
一方、ひずみ補償部にはTS1の反転信号/TS1が加
えられ、/TS1=1の区間における各PSに基づき各
ひずみ補償係数(又はこれらの平均値)CSを求め、そ
の値を続くデータ区間の間保持する。又は図22で述べ
たと同様にして、前後の複数のPS解析結果に基づき、
ひずみ補償係数CSの時系列を内挿補間する。
【0073】この様に本第3の実施の形態によれば、各
PS部分を基地局に固有のロングコードL1で拡散する
ので、PS部分のコード多重送信電力は通話中移動機数
の増加に応じて強められる。一方、移動機の側では逆拡
散PSのSN比が通話中移動機数の増加に応じて改善さ
れ、これらのPS信号を用いてフェージング等による伝
搬路の推定をより高精度に行える。
【0074】しかも、CDMAセルラシステムではこの
種のロングコードL1は各基地局(セル)の色分けのた
めに通常用いられるものであるから、有限のコード群よ
り本機能実現のために特別のコードをアサインするまで
も無く、ロングコードL1の活用が図れる。図9,図1
0は第4の実施の形態による移動通信システムを説明す
る図(1),(2)で、基地局はPS部分を全通信チャ
ネルに共通のショートコードSCで拡散し、かつデータ
部分を各通信チャネルで固有のショートコードS1〜S
n及び基地局に固有のロングコードL1で二重拡散し、
移動機は共通のPS部分を使用してフェージングひずみ
等の補償を行う場合を示している。
【0075】図9(A)に基地局送信系の一部構成を示
す。この基地局は、該基地局に固有のロングコード発生
部LCG1と、全通信チャネルに共通のショートコード
発生部SCGCと、これらの拡散符号レプリカを選択す
るスイッチ部SWとを備える。また、タイミング信号T
S1はスイッチ部SWにも加えられ、該スイッチ部SW
は、TS1=0の時はa側に接続し、TS1=1の時は
b側に接続する。
【0076】図10は下りリンクのタイミングチャート
を示している。各データ区間では、TS1=1により、
各通信チャネルに固有のショートコードS1〜Snと、
基地局に固有のロングコードL1とにより二重拡散され
た送信多重信号MSTXが得られる。また各PSの区間
では、TS1=0により、全通信チャネルに共通のショ
ートコードSC(好ましくはシンボル周期のもの)のみ
で拡散された送信多重信号MSTXが得られる。
【0077】図9(B)に移動機受信系の一部構成を示
す。このひずみ補償部のSCGAには予め接続基地局よ
り全通信チャネル(全移動機)に共通のショートコード
SCが与えられる。逆拡散・復調部は、TS1=1の区
間における移動機に固有の受信データISを各時点のひ
ずみ補償係数CSに基づきひずみ補償を行って復調す
る。一方、ひずみ補償部は、/TS1=1の区間におけ
る各移動機に共通のPSに基づき各ひずみ補償係数(又
はこれらの平均値)CSを求め、その値を続くデータ区
間の間保持する。又は図22で述べたと同様にして、前
後の複数のPS解析結果に基づき、ひずみ補償係数CS
の時系列を内挿補間する。
【0078】この様に本第4の実施の形態によれば、各
PS部分を全通信チャネルに共通のショートコードSC
で拡散するので、PS部分のコード多重送信電力は通話
中移動機数の増加に応じて強められる。一方、移動機の
側では逆拡散PSのSN比が通話中移動機数の増加に応
じて改善され、これらのPS信号を用いてフェージング
等による伝搬路の推定をより高精度に行える。
【0079】しかも、各PS部分はショートコードSC
で拡散されるので、1シンボル区間内でその拡散符号レ
プリカの信号レベルが何れか一方に固定される様な心配
も無い。図11,図12は第5の実施の形態による移動
通信システムを説明する図(1),(2)で、基地局は
PS部分を全通信チャネルに共通のショートコードSC
及び該基地局に固有のロングコードL1で二重拡散し、
かつデータ部分を各通信チャネルに固有のショートコー
ドS1〜Sn及び前記ロングコードL1で二重拡散し、
各移動機は共通のPS部分を使用してフェージングひず
み等の補償を行う場合を示している。
【0080】図11(A)に基地局送信系の一部構成を
示す。この基地局は、多重信号を全通信チャネルに共通
のショートコードSCで拡散するためのショートコード
発生部SCGCを備える。また、このSCGCにはタイ
ミング信号TS1の反転信号/TS1が加えられ、よっ
てTS=0の時にのみ付勢される。
【0081】図12は下りリンクのタイミングチャート
を示している。各データ区間では、TS1=1により、
各通信チャネルに固有のショートコードS1〜Sn及び
基地局に固有のロングコードL1で二重拡散された送信
多重信号MSTXが得られる。また各PSの区間では、
TS1=0により、全通信チャネルに共通のショートコ
ードSC(好ましくはシンボル周期のもの)及び前記ロ
ングコードL1で二重拡散された送信多重信号MSTX
が得られる。
【0082】図11(B)に移動機受信系の一部構成を
示す。この移動機の構成は基本的には図7(B)のもの
と同様である。但し、このひずみ補償部のSCGAには
予め接続基地局より全通信チャネル(接続全移動機)に
共通のショートコードSCが与えられる。逆拡散・復調
部は、TS1=1の区間における各移動機に固有の受信
データISを各時点のひずみ補償係数CSに基づきひず
み補償を行って復調する。一方、ひずみ補償部は、/T
S1=1の区間における各移動機に共通のPSに基づき
各ひずみ補償係数(又はこれらの平均値)CSを求め、
その値を続くデータ区間の間保持する。又は図22で述
べたと同様にして、前後の複数のPS解析結果に基づ
き、ひずみ補償係数CSの時系列を内挿補間する。
【0083】この様に本第5の実施の形態によれば、各
PS部分を全通信チャネルに共通のショートコードSC
及び基地局に固有のロングコードL1で拡散するので、
PS部分のコード多重送信電力は通話中移動機数の増加
に応じて強められる。一方、各移動機の側では逆拡散P
SのSN比が通話中移動機数の増加に応じて改善され、
これらのPS信号を用いてフェージング等による伝搬路
の推定をより高精度に行える。
【0084】しかも、各PS部分は全通信チャネルに共
通のショートコードSC及び基地局に固有のロングコー
ドL1で二重拡散されるので、該基地局に接続中の各移
動機においては他の基地局からのPS部分による干渉を
受ける心配も無い。図13〜図15は第6の実施の形態
による移動通信システムを説明する図(1)〜(3)
で、基地局が制御チャネルの下りフレーム先頭1シンボ
ルをシステム(各セル)に共通のショートコードS0の
みで拡散すると共に、他の各PSは基地局に固有のロン
グコードL1のみで拡散する場合を示している。
【0085】なお、ここでは本実施の形態による制御チ
ャネルと、上記第3の実施の形態による通信チャネルと
を併合した場合の移動通信システムについて述べるが、
この組み合わせに限定されるものでは無い。図13に基
地局送信系の一部構成を示す。基地局の基本的構成は図
7(A)と同様であるが、ここには制御チャネルCCH
が付加されている。この制御チャネルは、制御チャネル
の下り送信フレームをシステムに共通のショートコード
S0(好ましくは1シンボル長のもの)で拡散するため
のショートコード発生部SCG0と、後段のロングコー
ド発生部LCG1による二重拡散の一部を打ち消す(マ
スクする)ためのロングコード発生部LCG2とを備え
る。二重拡散の一部をマスクする原理は上記図19
(A)で述べたものと同様で良い。また、TCONTの
DECは、フレームの先頭1シンボルでのみ出力=1と
なる様なタイミング信号TS3を生成する。そして、S
CG0にはTS1とTS3の論理ORされた信号が加え
られ、またLCG2にはTS3が加えられる。
【0086】図14に下りリンクのタイミングチャート
を示す。全通信チャネルの拡散パターンは上記図8と同
様である。但し、ここでは各斜線部分に複数のパイロッ
トシンボルPSが含まれるとする。そして、制御チャネ
ルCCHにおいては、フレーム先頭の1シンボルについ
ては、TS3=1により、システムに共通のショートコ
ードS0のみで拡散される。またデータ部分はショート
コードS0及び基地局に固有のロングコードL1で二重
に拡散される。そして、残りのPS部分はロングコード
L1のみで拡散される。この様に、制御チャネルフレー
ム先頭の1シンボルをシステムに共通のショートコード
S0のみで拡散することにより、この1シンボルを、ゾ
ーン内の移動機が電源ONした時や、自ゾーンにハンド
オーバする移動機の同期捕捉用シンボルに利用できる。
【0087】ところで、この制御チャネルフレーム先頭
の1シンボルについては、パイロットシンボルPSと同
一符号のシンボルであっても他の任意符号を表すシンボ
ルであっても良い。移動機は受信電力最大の基地局をと
まり木とするから、同期捕捉の際には、拡散コードS0
のみ合っていれば、シンボルの内容(符号)は問わな
い。従って、好ましくはフレーム先頭の1シンボルをパ
イロットシンボルPSと同一符号とできる。この場合
は、上記フレーム先頭の1シンボルも伝搬路推定に利用
できる。
【0088】しかし、システムによっては、フレーム先
頭の1シンボルがパイロットシンボルPS以外の符号と
なる場合もあり得る。本実施の形態ではこのフレーム先
頭1シンボルの符号がパイロットシンボルPSの符号と
異なる場合を説明する。図15に移動機受信系の一部構
成を示す。コードタイミング検出・同定部は、システム
に共通のショートコードS0と上記フレーム先頭の1シ
ンボルとの間の最大相関検出によりロングコード同期タ
ンミングを検出し、引き続き基地局の同定を行う。ま
た、通話中は当該通信チャネルへの同期を維持する。な
お、このコードタイミング検出・同定部の構成及び制御
の詳細は図19(B),図20で述べたものと同様に考
えられる。そして、TCONTは同期確立したフレーム
パルス信号FPに同期して基地局と同様のタイミング信
号TS1,TS3を生成する。
【0089】逆拡散・復調部において、制御チャネルの
受信時には、移動機制御部(不図示)よりSCGaにシ
ステムに共通のショートコードS0がセットされる。こ
の時の受信多重信号MSRXは、TS1=1の区間で、
制御チャネルの各データ部分がショートコードS0によ
り逆拡散され、かつロングコードL1により二重に逆拡
散される。また通信チャネルの受信時には、SCGaに
基地局指定の例えばショートコードS1がセットされ
る。この時の受信多重信号MSRXは、TS1=1の区
間で、通信チャネルの各データ部分がショートコードS
1により逆拡散され、かつロングコードL1により二重
に逆拡散される。
【0090】ひずみ補償部において、AはANDゲート
回路、NOはNORゲート回路である。制御チャネルの
受信時(CCHC=1)には、フレーム先頭1シンボル
の符号はパイロットシンボルPSの符号と異なるため、
伝搬路推定には利用しない。この時のLCGA,DEM
及び係数決定部の動作は、TS1=0であっても、CC
HC=1*TS3=1により消勢される。それ以外のT
S1=0の区間では、受信多重信号MSRXは、ロング
コードL1のみにより逆拡散される。但し、このロング
コードL1は基地局の各通信中下りチャネルにも共通な
ので、各通信中チャネルのPS部分も同時に逆拡散され
る。従って、制御チャネルの受信時でも通信中移動機数
の増加に応じて逆拡散PSのSN比が増大する。
【0091】また通信チャネルの受信時には、各TS1
=0の区間に、受信多重信号MSRXからは基地局の各
通信中チャネルの各PS部分がロングコードL1のみに
より逆拡散される。従って、既に述べた様に、通信チャ
ネルの受信時には通信中移動機数の増加に応じて逆拡散
PSのSN比が増大する。但し、この例では、常時使用
されている制御チャネルからも先頭の1シンボルを除く
各PS部分がロングコードL1のみにより逆拡散される
ので、通信中移動機数が1台の場合でもPS部分の受信
SNが改善される効果がある。
【0092】図16〜図18は第7の実施の形態による
移動通信システムを説明する図(1)〜(3)で、基地
局が制御チャネルのフレーム先頭1シンボルをシステム
に共通のショートコードS0のみで拡散すると共に、他
の各PSはショートコードS0及び基地局に固有のロン
グコードL1で拡散する場合を示している。なお、ここ
では本実施の形態による制御チャネルを、上記第5の実
施の形態による通信チャネルと併用した場合の移動通信
システムについて述べるが、これには限定されない。例
えば上記第4の実施の形態による通信チャネルと併用し
ても良い。また、本実施の形態ではフレーム先頭1シン
ボルの符号がパイロットシンボルPSの符号と同一の場
合を説明する。
【0093】図16に基地局送信系の一部構成を示す。
制御チャネルCCHのSCG0はTS1=1の区間に各
データ部分をシステムに共通のショートコードS0(好
ましくは1シンボル周期のもの)で拡散し、かつ多重チ
ャネルのSCGCはTS1=0の区間に各PS部分を前
記ショートコードS0で拡散する。従って、制御チャネ
ルのフレームはショートコードS0により連続的に拡散
される。また多重チャネルのLCG1は、常時付勢され
おり、制御チャネルのフレームはロングコードL1で二
重に拡散される。但し、制御チャネルのLCG2がTS
3のタイミングに付勢されるため、制御チャネルのフレ
ーム先頭1シンボル(この例では=PS)のロングコー
ドL1による二重拡散はマスクされる。
【0094】図17に下りリンクのタイミングチャート
を示す。全通信チャネルの拡散パターンは図12と同様
である。但し、ここでも各斜線部分に複数のパイロット
シンボルPSが含まれるとする。制御チャネルCCHに
ついては、フレーム先頭の1インボル(=PS)につい
ては、TS3=1により、システムに共通のショートコ
ードS0のみで拡散される。残りのデータ部分及びPS
部分はショートコードS0及び基地局に固有のロングコ
ードL1で二重に拡散される。この様に、制御チャネル
フレーム先頭の1シンボルをシステムに共通のショート
コードS0のみで拡散することにより、この1シンボル
を、ゾーン内の移動機が電源ONした時や、自ゾーンに
ハンドオーバする移動機の同期捕捉用シンボルに利用で
きる。
【0095】図18に移動機受信系の一部構成を示す。
コードタイミング検出・同定部及び逆拡散・復調部の構
成は夫々図15のものと同様で良い。一方、ひずみ補償
部においては、制御チャネルフレーム先頭の1シンボル
(=PS)を伝搬路推定にも利用できるので、構成が少
し異なる。SCGA,LCGA,DEM及び係数決定部
の動作は、各TS1=0の区間に付勢される。但し、制
御チャネルの受信時(CCHC=1)には、該制御チャ
ネルの先頭1シンボル(=PS)はシステムに共通のシ
ョートコードS0のみで拡散されているので、このタイ
ミングには、CCHC=1*TS3=1により、スイッ
チSWAは接点b側に接続する。これにより制御チャネ
ルの先頭1シンボルだけはショートコードS0のみで逆
拡散される。それ以外の場合はスイッチSWAは接点a
側に接続する。これにより制御チャネルの残りのPS部
分及び通信チャネルの各PS部分はショトコードS0及
びロングコードL1で二重に逆拡散される。
【0096】本第7の実施の形態でも上記第6の実施の
形態と同様の作用・効果が得られることは言うまでも無
い。また、各PSをS0単独で又は二重に拡散するの
で、どのPS信号もショートコードS0により十分にス
ペクトラム拡散される。ところで、上記第2〜第5の各
実施の形態においては、全通信チャネルのフレーム送信
位相が揃っていると共に、各PS部分の拡散パターンは
全通信チャネルに共通である。そこで、基地局はPS部
分のコード多重前又はコード多重後の送信電力を通話中
移動機数の増加に応じて小さくする様な制御を行う。
【0097】通話中移動機の数は基地局において既知で
あるから、基地局はその時のPS信号の送信電力を最適
に求められる。例えばPS部分の送信電力を1/(通話
中移動機数)に制御すると、移動機において受信するP
S信号の逆拡散信号電力は通信中チャネルのデータ部の
逆拡散信号電力と同じになる。従って、ひずみ補償部で
は別段のレベル調整を必要としない。
【0098】一方、この場合の基地局は、PS部の送信
電力を下げることで、送信電力の節約となると共に、他
の基地局(セル)に与えるPS部の干渉を低減できる。
なお、上記各実施の形態では単一の周波数における動作
を説明したが、本発明は各基地局が複数の周波数におけ
る複数のコードチャネルを有する場合にも適用できる。
【0099】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、各
部の構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行
えることは言うまでも無い。
【0100】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、簡単な
構成により内挿パイロット方式における伝搬路推定精度
を大幅に改善でき、DS−CDMA移動通信システムの
通信サービス品質向上に寄与する所が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】第1の実施の形態による移動通信システムを説
明する図(1)である。
【図3】第1の実施の形態による移動通信システムを説
明する図(2)である。
【図4】第1の実施の形態による移動通信システムを説
明する図(3)である。
【図5】第2の実施の形態による移動通信システムを説
明する図(1)である。
【図6】第2の実施の形態による移動通信システムを説
明する図(2)である。
【図7】第3の実施の形態による移動通信システムを説
明する図(1)である。
【図8】第3の実施の形態による移動通信システムを説
明する図(2)である。
【図9】第4の実施の形態による移動通信システムを説
明する図(1)である。
【図10】第4の実施の形態による移動通信システムを
説明する図(2)である。
【図11】第5の実施の形態による移動通信システムを
説明する図(1)である。
【図12】第5の実施の形態による移動通信システムを
説明する図(2)である。
【図13】第6の実施の形態による移動通信システムを
説明する図(1)である。
【図14】第6の実施の形態による移動通信システムを
説明する図(2)である。
【図15】第6の実施の形態による移動通信システムを
説明する図(3)である。
【図16】第7の実施の形態による移動通信システムを
説明する図(1)である。
【図17】第7の実施の形態による移動通信システムを
説明する図(2)である。
【図18】第7の実施の形態による移動通信システムを
説明する図(3)である。
【図19】従来技術を説明する図(1)である。
【図20】従来技術を説明する図(2)である。
【図21】従来技術を説明する図(3)である。
【図22】従来技術を説明する図(4)である。
【符号の説明】
BS 基地局 CCG 共通コード発生部 CG コード発生部 CSR コードシフトレジスタ CTR カウンタ DEC タイミングデコーダ DEM 1次復調部 DL 遅延回路 FB フレームバッファ LCG ロングコード発生部 MOD 1次変調部 MIX ミキサ(乗積回路) MS 移動機 SCG ショートコード発生部 TCONT タイミング制御部 TSR タイミングシフトレジスタ + 信号多重回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 和生 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 大渕 一央 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 岩元 浩昭 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 田島 喜晴 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 須田 健二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 大石 泰之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 松山 幸二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局装置と移動端末装置とがDS−C
    DMA方式により接続し、かつ前記基地局装置が通信チ
    ャネルの下りフレームに内挿した既知のパイロット信号
    に基づき前記移動端末装置が信号伝搬路特性の推定を行
    う移動通信システムにおいて、 前記基地局装置は共通のパイロット信号を共通のフォー
    マットで内挿した各下りフレームを1又は2以上の移動
    端末装置が使用している各通信中チャネルのチャネル毎
    に少なくとも内挿パイロット信号分だけ送信タイミング
    をずらして送信し、 前記移動端末装置は前記各下りフレームの内挿パイロッ
    ト信号の時系列に基づき信号伝搬路特性の推定を行うこ
    とを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 基地局装置と移動端末装置とがDS−C
    DMA方式により接続し、かつ前記基地局装置が通信チ
    ャネルの下りフレームに内挿した既知のパイロット信号
    に基づき前記移動端末装置が信号伝搬路特性の推定を行
    う移動通信システムにおいて、 前記基地局装置は1又は2以上の共通のパイロット信号
    を共通のフォーマットで内挿した各下りフレームを1又
    は2以上の移動端末装置が使用している各通信中チャネ
    ルに同一位相で送信すると共に、前記各下りフレームの
    内挿パイロット信号を自局の全通信チャネルに共通のコ
    ードで拡散し、 前記移動端末装置は前記拡散された各下りフレームの内
    挿パイロット信号を前記全通信チャネルに共通のコード
    で逆拡散することを特徴とする移動通信システム。
  3. 【請求項3】 基地局装置は各下りフレームの内挿パイ
    ロット信号を自局の全通信チャネルに共通のロングコー
    ドのみで拡散し、かつそれ以外の各フレーム内信号を前
    記ロングコード及び各通信中チャネルに固有のショート
    コードで二重拡散することを特徴とする請求項2の移動
    通信システム。
  4. 【請求項4】 基地局装置は各下りフレームの内挿パイ
    ロット信号を自局の全通信チャネルに共通の第1のショ
    ートコードのみで拡散し、かつそれ以外の各フレーム内
    信号を自局の全通信チャネルに共通のロングコード及び
    各通信中チャネルに固有の第2のショートコードで二重
    拡散することを特徴とする請求項2の移動通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 基地局装置は各下りフレームの内挿パイ
    ロット信号を自局の全通信チャネルに共通の第1のショ
    ートコード及び自局の全通信チャネルに共通のロングコ
    ードで二重拡散し、かつそれ以外の各フレーム内信号を
    前記ロングコード及び各通信中チャネルに固有の第2の
    ショートコードで二重拡散することを特徴とする請求項
    2の移動通信システム。
  6. 【請求項6】 基地局装置は内挿パイロット信号に関し
    て自局の通信チャネルと共通又は略共通のフォーマット
    を有する下りフレームを該通信チャネルと同一位相で送
    信する制御チャネルを更に備え、 前記制御チャネルの下りフレームの少なくとも先頭1シ
    ンボルをシステムに共通のショートコードのみで拡散
    し、かつ残りの内挿パイロット信号を前記自局の全通信
    チャネルに共通のロングコードのみで拡散すると共に、
    それ以外のフレーム内信号を前記システムに共通のショ
    ートコード及び前記自局の全通信チャネルに共通のロン
    グコードで二重拡散することを特徴とする請求項3の移
    動通信システム。
  7. 【請求項7】 基地局装置は内挿パイロット信号に関し
    て自局の通信チャネルと共通又は略共通のフォーマット
    を有する下りフレームを該通信チャネルと同一位相で送
    信する制御チャネルを更に備えると共に、前記自局の全
    通信チャネルに共通の第1のショートコードをシステム
    に共通の第1のショートコードとなし、 前記制御チャネルの下りフレームの少なくとも先頭1シ
    ンボルを前記第1のショートコードのみで拡散し、かつ
    それ以外のフレーム内信号を前記自局の全通信チャネル
    に共通のロングコード及び前記第1のショートコードで
    二重拡散することを特徴とする請求項5の移動通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 基地局装置は各通信中チャネルの内挿パ
    イロット信号の送信電力を通信中チャネル数の増加に応
    じて小さくすることを特徴とする請求項2乃至5の何れ
    か1に記載の移動通信システム。
  9. 【請求項9】 基地局装置と移動端末装置とがDS−C
    DMA方式により接続し、かつ前記基地局装置が通信チ
    ャネルの下りフレームに内挿した既知のパイロット信号
    に基づき前記移動端末装置が信号伝搬路特性の推定を行
    う移動通信システムの前記移動端末装置において、 前記基地局装置が1又は2以上の移動端末装置が使用し
    ている各通信中チャネルにつき共通のコードにより同位
    相で拡散した共通の内挿パイロット信号を前記共通のコ
    ードで逆拡散・復調して信号伝搬路のひずみ補償係数を
    求めるひずみ補償部と、 前記基地局装置が特定の通信中チャネルにつき固有のコ
    ードで拡散したデータ信号を前記固有のコードで逆拡散
    すると共に、前記ひずみ補償係数を用いてデータ信号の
    復調を行うデータ復調部とを備えることを特徴とする移
    動端末装置。
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