JPH10126850A - 無線通信装置 - Google Patents
無線通信装置Info
- Publication number
- JPH10126850A JPH10126850A JP8270999A JP27099996A JPH10126850A JP H10126850 A JPH10126850 A JP H10126850A JP 8270999 A JP8270999 A JP 8270999A JP 27099996 A JP27099996 A JP 27099996A JP H10126850 A JPH10126850 A JP H10126850A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wireless
- base station
- wireless communication
- communication
- spread spectrum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 それぞれがひとつの基地局と1以上の無線端
末とにより構成されスペクトラム拡散により通信を行う
複数の無線通信装置を互いの無線通信の到達エリア内に
配置する場合に、無線通信装置数の増加に伴う実効伝送
速度の低下を緩和する。 【解決手段】 無線通信の到達エリア内で占有周波数帯
の少なくとも一部を重複する無線通信装置は、互いに異
なる擬似雑音符号系列を用いてスペクトラム拡散を行
う。
末とにより構成されスペクトラム拡散により通信を行う
複数の無線通信装置を互いの無線通信の到達エリア内に
配置する場合に、無線通信装置数の増加に伴う実効伝送
速度の低下を緩和する。 【解決手段】 無線通信の到達エリア内で占有周波数帯
の少なくとも一部を重複する無線通信装置は、互いに異
なる擬似雑音符号系列を用いてスペクトラム拡散を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の基地局を基
幹通信路で結び、基地局と無線端末との間は無線回線に
より接続する通信技術に関する。本発明は、無線ローカ
ルエリアネットワーク(以下「無線LAN」という)や
携帯電話に利用するに適する。
幹通信路で結び、基地局と無線端末との間は無線回線に
より接続する通信技術に関する。本発明は、無線ローカ
ルエリアネットワーク(以下「無線LAN」という)や
携帯電話に利用するに適する。
【0002】
【従来の技術】無線LANや携帯電話では、それぞれが
無線回線を介して1以上の無線端末を収容する複数の基
地局を基幹通信路で接続し、この基幹通信路を介した無
線端末間の通信を可能とすることが行われている。以下
では、個々の基地局とその基地局が収容する無線端末と
により構成される通信システムを「サブ無線システム」
という。このようなサブ無線システムでは、基地局と無
線端末との間の通信方式として、端末毎に時間を区切っ
て同一周波数を共有する時間分割多重(Time Division
Multiple Access 、以下「TDMA」という)方式、端
末毎に異なる周波数を用いる周波数分割多重(Frequenc
y Division Multiple Access、FDMA)方式、あるい
はスペクトラム拡散方式が用いられる。スペクトラム拡
散方式としては、主に、周波数ホッピング方式と直接拡
散方式とが利用される。
無線回線を介して1以上の無線端末を収容する複数の基
地局を基幹通信路で接続し、この基幹通信路を介した無
線端末間の通信を可能とすることが行われている。以下
では、個々の基地局とその基地局が収容する無線端末と
により構成される通信システムを「サブ無線システム」
という。このようなサブ無線システムでは、基地局と無
線端末との間の通信方式として、端末毎に時間を区切っ
て同一周波数を共有する時間分割多重(Time Division
Multiple Access 、以下「TDMA」という)方式、端
末毎に異なる周波数を用いる周波数分割多重(Frequenc
y Division Multiple Access、FDMA)方式、あるい
はスペクトラム拡散方式が用いられる。スペクトラム拡
散方式としては、主に、周波数ホッピング方式と直接拡
散方式とが利用される。
【0003】周波数ホッピング方式は、送信側において
情報信号をFSKなどの変調方式を用いて一次変調信号
にし、搬送波周波数に変換するときに周波数シンセサイ
ザの発振周波数を擬似雑音符号系列(以下単に「擬似雑
音系列」という)にしたがって切り替えて(周波数ホッ
ピング)送信し、受信側においては、受信信号の搬送波
周波数を送信側で用いた擬似雑音系列(ホッピングパタ
ン)にしたがって同期させることにより復調する方式で
ある。周波数ホッピング方式には以下の特徴がある。 (1)送信信号の搬送波周波数がホッピングパタンにし
たがって切り替えられるため、ホッピングパタンを知ら
れない限り情報信号を復調されることのない秘話性をも
つ。 (2)送信信号のスペクトルは、周波数切替時間以下の
短い時間では普通の狭帯域信号であるため、狭帯域の雑
音やマルチパスフェージングの影響を受ける。 (3)同時接続ユーザ数が増加すると、ホッピングパタ
ンが有限であるため、ある周波数において信号の衝突が
起こる。 (4)周波数ホッピングにタイミングを合わせることに
より、同期が取りやすい。無線LANに周波数ホッピン
グを適用した場合、ひとつの基地局と複数の無線端末と
の間で通信を行うには、信号の衝突を少なくするため、
ホッピングパタンの開始周波数を変えて符号分割多重接
続(Code Division Multiple Access 、以下「CDM
A」という)を行うことが一般的である。
情報信号をFSKなどの変調方式を用いて一次変調信号
にし、搬送波周波数に変換するときに周波数シンセサイ
ザの発振周波数を擬似雑音符号系列(以下単に「擬似雑
音系列」という)にしたがって切り替えて(周波数ホッ
ピング)送信し、受信側においては、受信信号の搬送波
周波数を送信側で用いた擬似雑音系列(ホッピングパタ
ン)にしたがって同期させることにより復調する方式で
ある。周波数ホッピング方式には以下の特徴がある。 (1)送信信号の搬送波周波数がホッピングパタンにし
たがって切り替えられるため、ホッピングパタンを知ら
れない限り情報信号を復調されることのない秘話性をも
つ。 (2)送信信号のスペクトルは、周波数切替時間以下の
短い時間では普通の狭帯域信号であるため、狭帯域の雑
音やマルチパスフェージングの影響を受ける。 (3)同時接続ユーザ数が増加すると、ホッピングパタ
ンが有限であるため、ある周波数において信号の衝突が
起こる。 (4)周波数ホッピングにタイミングを合わせることに
より、同期が取りやすい。無線LANに周波数ホッピン
グを適用した場合、ひとつの基地局と複数の無線端末と
の間で通信を行うには、信号の衝突を少なくするため、
ホッピングパタンの開始周波数を変えて符号分割多重接
続(Code Division Multiple Access 、以下「CDM
A」という)を行うことが一般的である。
【0004】一方、直接拡散方式は、送信側において、
情報信号をPSKなどの変調方式を用いて狭帯域の一次
変調信号にし、さらに拡散符号と呼ばれる高速な擬似雑
音系列の符号を用いて広帯域の二次変調信号にして送信
し、受信側においては、送信側と同一の拡散符号との相
関を求めることにより復調する方式である。拡散符号と
しては、M系列、Gold系列、Barker系列など
の擬似雑音系列が多く用いられている。直接拡散方式に
は以下の特徴がある。 (1)情報信号とは独立した拡散符号を用いて広帯域に
拡散することにより、情報としての冗長度が増し、さら
に、受信側においては復調時に狭帯域の干渉波やノイズ
が除去されるため、耐干渉性と耐ノイズ性に優れる。 (2)送信信号が拡散されているため、その電力密度が
小さく、信号そのものが発見されにくい秘匿性と、拡散
信号を知られない限り情報信号を復元されることのない
秘話性をもつ。 (3)同一の擬似雑音系列の拡散符号を用いる符号分割
多重接続により、同一占有周波数帯を用いて複数の通信
を同時に行うことができる。 (4)通信信号の衝突時に受信強度の大きい信号が正常
に受信され、受信強度の小さい信号が失われる遠近問題
がある。無線LANの通信方式に直接拡散方式を用いる
場合、信号の衝突による実効伝送速度の低下を回避する
ため、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Acces
swith Colision Avoidance )方式を用いて制御される
ことが多い。CSMA/CA方式では、同一擬似雑音系
列の複数の拡散符号を用いてスペクトラム拡散を行うキ
ャリアを認識し、信号の衝突する確率を低くするように
制御する。
情報信号をPSKなどの変調方式を用いて狭帯域の一次
変調信号にし、さらに拡散符号と呼ばれる高速な擬似雑
音系列の符号を用いて広帯域の二次変調信号にして送信
し、受信側においては、送信側と同一の拡散符号との相
関を求めることにより復調する方式である。拡散符号と
しては、M系列、Gold系列、Barker系列など
の擬似雑音系列が多く用いられている。直接拡散方式に
は以下の特徴がある。 (1)情報信号とは独立した拡散符号を用いて広帯域に
拡散することにより、情報としての冗長度が増し、さら
に、受信側においては復調時に狭帯域の干渉波やノイズ
が除去されるため、耐干渉性と耐ノイズ性に優れる。 (2)送信信号が拡散されているため、その電力密度が
小さく、信号そのものが発見されにくい秘匿性と、拡散
信号を知られない限り情報信号を復元されることのない
秘話性をもつ。 (3)同一の擬似雑音系列の拡散符号を用いる符号分割
多重接続により、同一占有周波数帯を用いて複数の通信
を同時に行うことができる。 (4)通信信号の衝突時に受信強度の大きい信号が正常
に受信され、受信強度の小さい信号が失われる遠近問題
がある。無線LANの通信方式に直接拡散方式を用いる
場合、信号の衝突による実効伝送速度の低下を回避する
ため、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Acces
swith Colision Avoidance )方式を用いて制御される
ことが多い。CSMA/CA方式では、同一擬似雑音系
列の複数の拡散符号を用いてスペクトラム拡散を行うキ
ャリアを認識し、信号の衝突する確率を低くするように
制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スペクトラム拡散通信
方式を用いて同一の基地局に複数の無線端末が同時接続
を行う場合、すべての無線端末が公平に通信できるよう
に制御される。一方、事業所内に複数のサブ無線システ
ムを配置して無線LANを構築する場合、メンテナンス
の面から、装置構成を統一化することが便利である。し
かし、装置構成を統一化すると、サブ無線システム間で
同じホッピングパタンや同じ擬似雑音系列を使用するこ
とになる。このため、使用する占有周波数帯を同一エリ
ア内で同じにしなければならない場合には、エリア内に
同時に通信を行うサブ無線シテスムの数が増加すると、
信号の性質上、伝送速度はサブ無線システム数に対して
ほぼ反比例して減少してしまう。
方式を用いて同一の基地局に複数の無線端末が同時接続
を行う場合、すべての無線端末が公平に通信できるよう
に制御される。一方、事業所内に複数のサブ無線システ
ムを配置して無線LANを構築する場合、メンテナンス
の面から、装置構成を統一化することが便利である。し
かし、装置構成を統一化すると、サブ無線システム間で
同じホッピングパタンや同じ擬似雑音系列を使用するこ
とになる。このため、使用する占有周波数帯を同一エリ
ア内で同じにしなければならない場合には、エリア内に
同時に通信を行うサブ無線シテスムの数が増加すると、
信号の性質上、伝送速度はサブ無線システム数に対して
ほぼ反比例して減少してしまう。
【0006】本発明は、このような課題を解決し、無線
通信の到達エリア内で複数のサブ無線システムを使用す
る場合に、サブ無線システム数の増加に伴う実効伝送速
度の低下を緩和することを目的とする。
通信の到達エリア内で複数のサブ無線システムを使用す
る場合に、サブ無線システム数の増加に伴う実効伝送速
度の低下を緩和することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点によ
ると、互いにスペクトラム拡散変調により無線接続され
るひとつの基地局と1以上の無線端末とを備えた無線通
信装置において、基地局による無線通信の到達エリア内
で占有周波数帯の少なくとも一部を重複してスペクトラ
ム拡散変調により通信を行う他の無線通信装置に対し、
スペクトラム拡散を行うための擬似雑音系列が異なって
割り当てられたことを特徴とする無線通信装置が提供さ
れる。
ると、互いにスペクトラム拡散変調により無線接続され
るひとつの基地局と1以上の無線端末とを備えた無線通
信装置において、基地局による無線通信の到達エリア内
で占有周波数帯の少なくとも一部を重複してスペクトラ
ム拡散変調により通信を行う他の無線通信装置に対し、
スペクトラム拡散を行うための擬似雑音系列が異なって
割り当てられたことを特徴とする無線通信装置が提供さ
れる。
【0008】本発明の第二の観点によると、このような
無線通信装置をサブ無線システムとして複数備えた無線
通信装置が提供される。すなわち、互いにスペクトラム
拡散変調により無線接続されるひとつの基地局と1以上
の無線端末とからなるサブ無線システムを複数備え、こ
の複数のサブ無線システムには少なくとも一部が重複す
る周波数帯が割り当てられ、この複数のサブ無線システ
ムのそれぞれの基地局はその無線通信の到達エリアの一
部が互いに重複するように配置された無線通信装置にお
いて、それぞれの無線通信の到達エリアが重複するサブ
無線システムにはスペクトラム拡散を行うための擬似雑
音系列が異なって割り当てられる。
無線通信装置をサブ無線システムとして複数備えた無線
通信装置が提供される。すなわち、互いにスペクトラム
拡散変調により無線接続されるひとつの基地局と1以上
の無線端末とからなるサブ無線システムを複数備え、こ
の複数のサブ無線システムには少なくとも一部が重複す
る周波数帯が割り当てられ、この複数のサブ無線システ
ムのそれぞれの基地局はその無線通信の到達エリアの一
部が互いに重複するように配置された無線通信装置にお
いて、それぞれの無線通信の到達エリアが重複するサブ
無線システムにはスペクトラム拡散を行うための擬似雑
音系列が異なって割り当てられる。
【0009】スペクトラム拡散通信では、周波数ホッピ
ング方式および直接拡散方式のいずれの場合にも、異な
る擬似雑音系列を用いて通信を行う無線信号は雑音とし
て作用する。ここで、その雑音強度が受信装置の雑音余
裕度に近いかそれ以上の場合には、実効伝送速度が極端
に低下することになる。しかし、雑音強度がそれほど強
くない場合には、スペクトラム拡散通信がもつ耐ノイズ
性により、実効伝送速度はほとんど低下しない。そこで
本発明では、無線通信の到達エリア内に、異なる擬似雑
音系列を用いる複数のサブ無線システムを配置する。こ
れにより、同一通信エリア内においても、実効伝送速度
の低下を防ぐことができる。
ング方式および直接拡散方式のいずれの場合にも、異な
る擬似雑音系列を用いて通信を行う無線信号は雑音とし
て作用する。ここで、その雑音強度が受信装置の雑音余
裕度に近いかそれ以上の場合には、実効伝送速度が極端
に低下することになる。しかし、雑音強度がそれほど強
くない場合には、スペクトラム拡散通信がもつ耐ノイズ
性により、実効伝送速度はほとんど低下しない。そこで
本発明では、無線通信の到達エリア内に、異なる擬似雑
音系列を用いる複数のサブ無線システムを配置する。こ
れにより、同一通信エリア内においても、実効伝送速度
の低下を防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は無線LAN内で
のサブ無線システムの配置例を示す。ここでは、直接拡
散方式のCDMA通信を例に、CSMA/CA方式を用
いた無線LANについて説明する。図1は本発明の実施
形態、すなわち異なる擬似雑音系列の拡散符号を使用す
る複数のCDMAサブ無線システムを組み合わせた場合
の例であり、図2は従来技術、すなわち同一擬似雑音系
列の拡散符号を使用するCDMAサブ無線システムのみ
を用いた場合の例である。
のサブ無線システムの配置例を示す。ここでは、直接拡
散方式のCDMA通信を例に、CSMA/CA方式を用
いた無線LANについて説明する。図1は本発明の実施
形態、すなわち異なる擬似雑音系列の拡散符号を使用す
る複数のCDMAサブ無線システムを組み合わせた場合
の例であり、図2は従来技術、すなわち同一擬似雑音系
列の拡散符号を使用するCDMAサブ無線システムのみ
を用いた場合の例である。
【0011】図2に示す従来技術では、基地局1と無線
端末1−1〜1−12からなる第一のサブ無線システム
と、基地局2と無線端末2−1〜2−12からなり第一
のサブ無線システムと同一擬似雑音系列の拡散符号を使
用する第二のサブ無線システムとが、例えば同じ事業所
内に配置される。基地局1、2は有線LANケーブル3
により接続され、この有線LANケーブル3にはさらに
有線端末4が接続される。この例では、基地局1の通信
可能エリア5と基地局2の通信可能エリア6とに重複す
る部分があり、これが干渉エリア7を形成する。干渉エ
リア7に配置された無線端末(この例では1−1〜1−
3、1−10〜1−12、2−1〜2−4、2−11、
2−12)を同時に使用すると、通信信号の占有周波数
帯が重複しているので、実効伝送速度は無線端末数の増
加に伴い低下する。
端末1−1〜1−12からなる第一のサブ無線システム
と、基地局2と無線端末2−1〜2−12からなり第一
のサブ無線システムと同一擬似雑音系列の拡散符号を使
用する第二のサブ無線システムとが、例えば同じ事業所
内に配置される。基地局1、2は有線LANケーブル3
により接続され、この有線LANケーブル3にはさらに
有線端末4が接続される。この例では、基地局1の通信
可能エリア5と基地局2の通信可能エリア6とに重複す
る部分があり、これが干渉エリア7を形成する。干渉エ
リア7に配置された無線端末(この例では1−1〜1−
3、1−10〜1−12、2−1〜2−4、2−11、
2−12)を同時に使用すると、通信信号の占有周波数
帯が重複しているので、実効伝送速度は無線端末数の増
加に伴い低下する。
【0012】これに対して図1に示す本発明の実施形態
では、基地局2および無線端末2−1〜2−12に替え
て、基地局1および無線端末1−1〜1−12とは異な
る擬似雑音系列の拡散符号を使用する基地局8および無
線端末8−1〜8−12を用いる。この場合、基地局8
の通信可能エリア9は、一部が基地局1の通信可能エリ
ア5と重なっている。しかし、異なる擬似雑音系列の拡
散符号を使用しているので、通信可能エリア5、9の重
なりがそのまま干渉エリアとなるわけではなく、基地局
1の基地局8に対する干渉エリア10、すなわち基地局
1からの通信電波により基地局8との無線通信ができな
くなる領域と、基地局8の基地局1に対する干渉エリア
11、すなわち基地局8からの通信電波により基地局1
との無線通信ができなくなる領域とは、通信可能エリア
5、9の重なりより小さい。
では、基地局2および無線端末2−1〜2−12に替え
て、基地局1および無線端末1−1〜1−12とは異な
る擬似雑音系列の拡散符号を使用する基地局8および無
線端末8−1〜8−12を用いる。この場合、基地局8
の通信可能エリア9は、一部が基地局1の通信可能エリ
ア5と重なっている。しかし、異なる擬似雑音系列の拡
散符号を使用しているので、通信可能エリア5、9の重
なりがそのまま干渉エリアとなるわけではなく、基地局
1の基地局8に対する干渉エリア10、すなわち基地局
1からの通信電波により基地局8との無線通信ができな
くなる領域と、基地局8の基地局1に対する干渉エリア
11、すなわち基地局8からの通信電波により基地局1
との無線通信ができなくなる領域とは、通信可能エリア
5、9の重なりより小さい。
【0013】この実施形態において、基地局1と基地局
8とは、異なる擬似雑音系列の拡散符号を用いてスペク
トラム拡散通信を行う有線LANとのブリッジ機能をも
つ接続装置である。この場合、無線端末1−1〜1−1
2は基地局1と、無線端末8−1〜8−12は基地局8
と同一の擬似雑音系列の拡散符号を用いて通信を行い、
対応する基地局によって割り当てられた拡散符号のみを
認識する。ここで、基地局1および無線端末1−1〜1
−12で構成されるCDMAサブ無線システムをシステ
ムA、基地局2および無線端末2−1〜2−12で構成
されるCDMAサブ無線システムをシステムBとする。
システムA、B間では拡散符号系列が異なるため直接の
通信はできないが、有線LANケーブル3を経由するこ
とで、無線端末1−1〜1−12と無線端末8−1〜8
−12との通信が可能である。
8とは、異なる擬似雑音系列の拡散符号を用いてスペク
トラム拡散通信を行う有線LANとのブリッジ機能をも
つ接続装置である。この場合、無線端末1−1〜1−1
2は基地局1と、無線端末8−1〜8−12は基地局8
と同一の擬似雑音系列の拡散符号を用いて通信を行い、
対応する基地局によって割り当てられた拡散符号のみを
認識する。ここで、基地局1および無線端末1−1〜1
−12で構成されるCDMAサブ無線システムをシステ
ムA、基地局2および無線端末2−1〜2−12で構成
されるCDMAサブ無線システムをシステムBとする。
システムA、B間では拡散符号系列が異なるため直接の
通信はできないが、有線LANケーブル3を経由するこ
とで、無線端末1−1〜1−12と無線端末8−1〜8
−12との通信が可能である。
【0014】図1に示した実施形態では、システムAと
システムBとは互いに異なる拡散符号を使用するため、
互いを意識せずに独立に通信を行うことができる。ま
た、直接拡散方式の場合には、無線通信信号は衝突時に
受信強度の大きい信号が正常に受信され、受信強度の小
さい信号が失われる特性をもつ。したがって、無線端末
1−1〜1−12、8−1〜8−12の位置が、システ
ムAおよびシステムBの通信信号の受信強度が他方の通
信信号に対して十分に大きくなるような位置、すなわち
無線端末1−1〜1−12については干渉エリア11の
外、無線端末2−1〜2−12については干渉エリア1
0の外であれば、他のシステムの無線信号による信号対
雑音比の低下はごくわずかであり、システム単位で独立
した通信を同時に行うことが可能である。したがって、
同一の擬似雑音系列を用いるサブ無線システムのみでL
ANを構成する場合よりも、同一通信エリア内における
実効伝送速度を改善することができる。
システムBとは互いに異なる拡散符号を使用するため、
互いを意識せずに独立に通信を行うことができる。ま
た、直接拡散方式の場合には、無線通信信号は衝突時に
受信強度の大きい信号が正常に受信され、受信強度の小
さい信号が失われる特性をもつ。したがって、無線端末
1−1〜1−12、8−1〜8−12の位置が、システ
ムAおよびシステムBの通信信号の受信強度が他方の通
信信号に対して十分に大きくなるような位置、すなわち
無線端末1−1〜1−12については干渉エリア11の
外、無線端末2−1〜2−12については干渉エリア1
0の外であれば、他のシステムの無線信号による信号対
雑音比の低下はごくわずかであり、システム単位で独立
した通信を同時に行うことが可能である。したがって、
同一の擬似雑音系列を用いるサブ無線システムのみでL
ANを構成する場合よりも、同一通信エリア内における
実効伝送速度を改善することができる。
【0015】すなわち、図1に示す例では、基地局8の
干渉エリア11内における無線端末1−1、1−12
と、基地局1の干渉エリア10内における無線端末8−
1、8−2とは、それぞれ基地局8、1からの干渉によ
り影響を大きく受けるが、無線基地局8の通信可能エリ
ア9内における無線端末1−2、1−3、1−10およ
び1−11と、無線基地局1の通信可能エリア5内にお
ける無線端末8−3、8−4、8−11および8−12
は、異なる擬似雑音系列の拡散符号を用いているため影
響を受けることはない。
干渉エリア11内における無線端末1−1、1−12
と、基地局1の干渉エリア10内における無線端末8−
1、8−2とは、それぞれ基地局8、1からの干渉によ
り影響を大きく受けるが、無線基地局8の通信可能エリ
ア9内における無線端末1−2、1−3、1−10およ
び1−11と、無線基地局1の通信可能エリア5内にお
ける無線端末8−3、8−4、8−11および8−12
は、異なる擬似雑音系列の拡散符号を用いているため影
響を受けることはない。
【0016】通信可能エリアは無線電波の到達範囲であ
り、システムの性能によるが、無線LANに用いられる
場合には通常は100m程度である。一方、異なる擬似
雑音系列の拡散符号を用いるCDMAサブ無線シテムか
らの通信信号が通信速度に影響を与える強度で受信され
る範囲は、通常はそのCDMAサブ無線システムの基地
局から10m程度の範囲である。そのため、干渉エリア
は、図1に示すように、通信可能エリアに対して非常に
小さくでき、事業所等の無線端末が密に配置される場所
において有効である。
り、システムの性能によるが、無線LANに用いられる
場合には通常は100m程度である。一方、異なる擬似
雑音系列の拡散符号を用いるCDMAサブ無線シテムか
らの通信信号が通信速度に影響を与える強度で受信され
る範囲は、通常はそのCDMAサブ無線システムの基地
局から10m程度の範囲である。そのため、干渉エリア
は、図1に示すように、通信可能エリアに対して非常に
小さくでき、事業所等の無線端末が密に配置される場所
において有効である。
【0017】以上の説明では直接拡散方式を例に説明し
たが、周波数ホッピング通信方式の場合も同様に、異な
る拡散符号系列を用いてホッピングパタンを変える(周
波数変化のパタンだけでなく、ホッピングの時間間隔あ
るいはホッピング数の組み合わせのパタンを変える場合
を含む)ことにより、信号の衝突確率が減少し、同様の
効果を得ることができる。
たが、周波数ホッピング通信方式の場合も同様に、異な
る拡散符号系列を用いてホッピングパタンを変える(周
波数変化のパタンだけでなく、ホッピングの時間間隔あ
るいはホッピング数の組み合わせのパタンを変える場合
を含む)ことにより、信号の衝突確率が減少し、同様の
効果を得ることができる。
【0018】
【実施例】図3は本発明の第一実施例を示すブロック構
成図であり、説明を簡単にするため基地局と無線端末と
が1対1の場合の構成例を示す。すなわち、互いに異な
る擬似雑音系列の拡散符号を使用する基地局12、13
と、基地局12にスペクトラム拡散変調により無線接続
される無線端末12−1および基地局13にスペクトラ
ム拡散変調により無線接続される無線端末12−2と、
有線端末14とを備え、基地局12、13と有線端末1
4とはLANケーブル15を介して接続される。基地局
12と無線端末12−1、基地局13と無線端末13−
1はそれぞれ、直接拡散方式のCDMA通信を行い、信
号の衝突する確率を低くするためCSMA/CA方式を
用いる。
成図であり、説明を簡単にするため基地局と無線端末と
が1対1の場合の構成例を示す。すなわち、互いに異な
る擬似雑音系列の拡散符号を使用する基地局12、13
と、基地局12にスペクトラム拡散変調により無線接続
される無線端末12−1および基地局13にスペクトラ
ム拡散変調により無線接続される無線端末12−2と、
有線端末14とを備え、基地局12、13と有線端末1
4とはLANケーブル15を介して接続される。基地局
12と無線端末12−1、基地局13と無線端末13−
1はそれぞれ、直接拡散方式のCDMA通信を行い、信
号の衝突する確率を低くするためCSMA/CA方式を
用いる。
【0019】図4は実効伝送速度の測定結果例を示す。
この測定では、基地局13と無線端末13−1との距離
を1m、無線端末12−1と無線端末3−1との距離を
72mに固定し、基地局12、13間の距離を変化させ
て、無線端末12−1と有線端末15との間で通信を行
った。2種類の擬似雑音系列の拡散符号(これを擬似雑
音系列A、Bとする)を使用する2.4GHz帯の無線
LANシステムを使用し、三つの条件で測定した。条件
「1」では、基地局12と無線端末12−1との間で擬
似雑音系列Aを使用し、基地局13と無線端末13−1
との間では擬似雑音系列Bを使用した。条件「2」で
は、基地局12と無線端末12−1との間で擬似雑音系
列Bを使用し、基地局13と無線端末13−1との間で
は擬似雑音系列Aを使用した。条件「3」では、基地局
12と無線端末12−1との間および基地局13と無線
端末13−1との間の双方で擬似雑音系列Aを使用し
た。図4には、測定された実効伝送速度を、無線端末1
2−1、13−3が他方の影響を受けることなく有線端
末15との間で通信を行った場合の実効伝送速度で規格
化して示す。
この測定では、基地局13と無線端末13−1との距離
を1m、無線端末12−1と無線端末3−1との距離を
72mに固定し、基地局12、13間の距離を変化させ
て、無線端末12−1と有線端末15との間で通信を行
った。2種類の擬似雑音系列の拡散符号(これを擬似雑
音系列A、Bとする)を使用する2.4GHz帯の無線
LANシステムを使用し、三つの条件で測定した。条件
「1」では、基地局12と無線端末12−1との間で擬
似雑音系列Aを使用し、基地局13と無線端末13−1
との間では擬似雑音系列Bを使用した。条件「2」で
は、基地局12と無線端末12−1との間で擬似雑音系
列Bを使用し、基地局13と無線端末13−1との間で
は擬似雑音系列Aを使用した。条件「3」では、基地局
12と無線端末12−1との間および基地局13と無線
端末13−1との間の双方で擬似雑音系列Aを使用し
た。図4には、測定された実効伝送速度を、無線端末1
2−1、13−3が他方の影響を受けることなく有線端
末15との間で通信を行った場合の実効伝送速度で規格
化して示す。
【0020】図4より、条件「3」においては、基地局
12、13間の距離を変化させても、実効伝送速度は各
々が単独で通信を行う場合の60%程度でほとんど変化
しない。これに対して、2種類の擬似雑音系列を用いる
条件「1」、「2」においては、基地局12と13とを
互いの干渉エリア外(この場合は10m程度)に配置し
た場合に、各々のシステムが単独で通信を行う場合の9
0%以上の実効伝送速度が得られている。このことによ
り、異なる拡散符号系列を用いたCDMA通信により、
互いに通信信号の到達範囲にサブ無線システムを配置し
ても、実効伝送速度にはほとんど影響を与えないことが
わかる。
12、13間の距離を変化させても、実効伝送速度は各
々が単独で通信を行う場合の60%程度でほとんど変化
しない。これに対して、2種類の擬似雑音系列を用いる
条件「1」、「2」においては、基地局12と13とを
互いの干渉エリア外(この場合は10m程度)に配置し
た場合に、各々のシステムが単独で通信を行う場合の9
0%以上の実効伝送速度が得られている。このことによ
り、異なる拡散符号系列を用いたCDMA通信により、
互いに通信信号の到達範囲にサブ無線システムを配置し
ても、実効伝送速度にはほとんど影響を与えないことが
わかる。
【0021】図5は本発明の第二実施例を示すブロック
構成図であり、ひとつのフロア内に無線LANを配置し
た構成例を示す。この無線LANは、サーバー端末1
7、このサーバー端末17が接続されるハブ18、この
ハブ18に接続された有線LAN19、この有線LAN
19に接続された基地局20〜23およびこれらの基地
局20〜23にそれぞれスペクトラム拡散変調により無
線接続される無線端末20−1、21−1、22−1、
23−1とを備える。ここで、基地局20と無線端末2
0−1とは擬似雑音系列A、基地局21と無線端末21
−1とは擬似雑音系列B、基地局22と無線端末22−
1とは擬似雑音系列C、基地局23と無線端末23−1
とは擬似雑音系列Dをそれぞれ使用するものとする。図
5にはまた、擬似雑音系列A、B、CおよびDがそれぞ
れ使用される通信エリア24〜27を示す。
構成図であり、ひとつのフロア内に無線LANを配置し
た構成例を示す。この無線LANは、サーバー端末1
7、このサーバー端末17が接続されるハブ18、この
ハブ18に接続された有線LAN19、この有線LAN
19に接続された基地局20〜23およびこれらの基地
局20〜23にそれぞれスペクトラム拡散変調により無
線接続される無線端末20−1、21−1、22−1、
23−1とを備える。ここで、基地局20と無線端末2
0−1とは擬似雑音系列A、基地局21と無線端末21
−1とは擬似雑音系列B、基地局22と無線端末22−
1とは擬似雑音系列C、基地局23と無線端末23−1
とは擬似雑音系列Dをそれぞれ使用するものとする。図
5にはまた、擬似雑音系列A、B、CおよびDがそれぞ
れ使用される通信エリア24〜27を示す。
【0022】図6は図5に示した第二実施例と比較する
ための構成例を示す。この例では、第二実施例と同等の
フロア内に、同一の擬似雑音系列を使用する基地局28
〜31が配置される。無線端末28−1〜31−1は、
基地局28〜31と同一の擬似雑音系列を使用する。
ための構成例を示す。この例では、第二実施例と同等の
フロア内に、同一の擬似雑音系列を使用する基地局28
〜31が配置される。無線端末28−1〜31−1は、
基地局28〜31と同一の擬似雑音系列を使用する。
【0023】図7は、基地局20〜23が同時にそれぞ
れひとつの無線端末と通信を行う場合について、図5に
示した第二実施例と図6に示した比較構成例とに対する
1フロア内の実効伝送速度の比較を示す。ここで、図
5、図6における1フロアの大きさを30m×100m
とし、基地局20、21間、22、23間、28、29
間および30、31間を50m、基地局20、22間、
21、23間、28、30間および29、31間を15
mとした。
れひとつの無線端末と通信を行う場合について、図5に
示した第二実施例と図6に示した比較構成例とに対する
1フロア内の実効伝送速度の比較を示す。ここで、図
5、図6における1フロアの大きさを30m×100m
とし、基地局20、21間、22、23間、28、29
間および30、31間を50m、基地局20、22間、
21、23間、28、30間および29、31間を15
mとした。
【0024】図5に示した第二実施例において、擬似雑
音系列Aを用いて通信を行う基地局20と無線端末20
−1とは、他の基地局から10m以上離れれば、拡散符
号系列が異なるので干渉を受けない。したがって、図4
に示したように、規格化実効伝送速度は他の基地局がな
い場合とほぼ同じである。他の基地局についても同様で
あり、互いに無線通信の到達範囲に複数の基地局と無線
端末が配置されていても、擬似雑音系列が異なるので、
各々の無線端末において他の基地局と他の無線端末間の
通信電波は雑音として認識されるため、実効伝送速度に
対する影響を受けず、実効伝送速度は低下しない。
音系列Aを用いて通信を行う基地局20と無線端末20
−1とは、他の基地局から10m以上離れれば、拡散符
号系列が異なるので干渉を受けない。したがって、図4
に示したように、規格化実効伝送速度は他の基地局がな
い場合とほぼ同じである。他の基地局についても同様で
あり、互いに無線通信の到達範囲に複数の基地局と無線
端末が配置されていても、擬似雑音系列が異なるので、
各々の無線端末において他の基地局と他の無線端末間の
通信電波は雑音として認識されるため、実効伝送速度に
対する影響を受けず、実効伝送速度は低下しない。
【0025】一方、図6に示した比較構成例では、各基
地局と無線端末間は同一の擬似雑音系列を使用している
ため、各基地局と無線端末間の通信速度を同じにするよ
うに通信制御が行われる。したがって、同一通信エリア
内に四つの基地局があり、各々の無線端末と同時に通信
が行われる場合には、規格化実効伝送速度が約1/4に
低下する。
地局と無線端末間は同一の擬似雑音系列を使用している
ため、各基地局と無線端末間の通信速度を同じにするよ
うに通信制御が行われる。したがって、同一通信エリア
内に四つの基地局があり、各々の無線端末と同時に通信
が行われる場合には、規格化実効伝送速度が約1/4に
低下する。
【0026】ここでは、説明を簡単にするため基地局と
無線端末とが1対1の通信を行う場合について説明した
が、複数の無線端末が同時に通信を行う場合も同様であ
る。したがって、同一通信エリア内に配置されるサブ無
線システム間で異なる擬似雑音系列を用いた拡散符号を
使用することにより、伝送速度の低下を改善することが
できる。
無線端末とが1対1の通信を行う場合について説明した
が、複数の無線端末が同時に通信を行う場合も同様であ
る。したがって、同一通信エリア内に配置されるサブ無
線システム間で異なる擬似雑音系列を用いた拡散符号を
使用することにより、伝送速度の低下を改善することが
できる。
【0027】以上の説明では本発明を無線LANで実施
した例について説明したが、本発明は移動体通信装置、
特に携帯電話装置で実施することもできる。このような
実施例を説明するために、まず、従来の技術について説
明する。
した例について説明したが、本発明は移動体通信装置、
特に携帯電話装置で実施することもできる。このような
実施例を説明するために、まず、従来の技術について説
明する。
【0028】図8はTDMA方式による移動体通信のサ
ービスエリアのセル構成の一例を示し、図9はサービス
エリア内の同時接続ユーザ数に対する実効伝送速度の変
動を示す。サービスエリア内には基地局32〜38が配
置され、それぞれセル39〜45を形成する。ここで、
無線信号の到達距離をr〔m〕とする。TDMA方式の
場合のセル分割は、基地局からの電波が届く範囲であ
り、自セルと隣接セルの平均受信強度が等しくなる地点
を境界とするように行われる。セル内においては、同一
周波数を時間で分割し、分割された時間幅を各ユーザに
チャネルとして割り当てる。また、図8に示すように、
電波の到達距離はセル半径より大きくなるため、隣接す
るセル間の干渉が起こるが、これを防ぐために隣接する
セル間では異なる周波数を使用する。したがって、図8
に示したセル構成の場合、占有周波数帯を7等分し、各
セルに周波数を割り当てる必要がある。このとき、図9
に示すように、セル内のチャネル数と伝送速度とはあら
かじめ設定されており、1ユーザ当たりの伝送速度はサ
ービスエリア内のセル数をNとすると1/Nになる。ま
た、セル内の最大同時接続ユーザ数はセル内のチャネル
数であり、それを越える通信はできない。
ービスエリアのセル構成の一例を示し、図9はサービス
エリア内の同時接続ユーザ数に対する実効伝送速度の変
動を示す。サービスエリア内には基地局32〜38が配
置され、それぞれセル39〜45を形成する。ここで、
無線信号の到達距離をr〔m〕とする。TDMA方式の
場合のセル分割は、基地局からの電波が届く範囲であ
り、自セルと隣接セルの平均受信強度が等しくなる地点
を境界とするように行われる。セル内においては、同一
周波数を時間で分割し、分割された時間幅を各ユーザに
チャネルとして割り当てる。また、図8に示すように、
電波の到達距離はセル半径より大きくなるため、隣接す
るセル間の干渉が起こるが、これを防ぐために隣接する
セル間では異なる周波数を使用する。したがって、図8
に示したセル構成の場合、占有周波数帯を7等分し、各
セルに周波数を割り当てる必要がある。このとき、図9
に示すように、セル内のチャネル数と伝送速度とはあら
かじめ設定されており、1ユーザ当たりの伝送速度はサ
ービスエリア内のセル数をNとすると1/Nになる。ま
た、セル内の最大同時接続ユーザ数はセル内のチャネル
数であり、それを越える通信はできない。
【0029】図10は各基地局が同じ擬似雑音系列の拡
散符号を用いるCDMA方式におけるサービスエリアの
基地局配置を示し、図11はサービスエリア内の同時接
続ユーザ数に対する実効伝送速度の変動を示す。基地局
46〜52がサービスエリア53に配置される。ここで
も、無線信号の到達距離をr〔m〕とする。CDMA方
式では、セルやチャネルという概念がなく、同一周波数
帯を複数のユーザが同時に使用し、サービスエリア53
内のユーザは同一の擬似雑音系列を用いた拡散符号で通
信を行う。そのため、図10に示すように、サービスエ
リア53内では基地局の電波到達範囲が重複する。した
がって、図11に示すように、サービスエリア内におい
ては同時接続ユーザ数の増加に伴い実効伝送速度は低下
する。
散符号を用いるCDMA方式におけるサービスエリアの
基地局配置を示し、図11はサービスエリア内の同時接
続ユーザ数に対する実効伝送速度の変動を示す。基地局
46〜52がサービスエリア53に配置される。ここで
も、無線信号の到達距離をr〔m〕とする。CDMA方
式では、セルやチャネルという概念がなく、同一周波数
帯を複数のユーザが同時に使用し、サービスエリア53
内のユーザは同一の擬似雑音系列を用いた拡散符号で通
信を行う。そのため、図10に示すように、サービスエ
リア53内では基地局の電波到達範囲が重複する。した
がって、図11に示すように、サービスエリア内におい
ては同時接続ユーザ数の増加に伴い実効伝送速度は低下
する。
【0030】図12は本発明の第三実施例を示し、図1
3はサービスエリア内の同時接続ユーザ数に対する実効
伝送速度の変動を示す。サービスエリア内には基地局5
4〜60が配置され、それぞれセル61〜67を形成す
る。ここで、基地局54は擬似雑音系列Aの拡散符号を
使用し、基地局55および56は擬似雑音系列Bの拡散
符号を使用し、基地局57および58は擬似雑音系列C
の拡散符号を使用し、基地局59および60は擬似雑音
系列Dの拡散符号を使用する。すなわち、拡散符号に用
いる擬似雑音系列が隣接するセル間で異なるように割り
当てられ、隣接するセル間では独立した通信を行うよう
に基地局54〜60が配置される。無線信号の到達距離
をr〔m〕とする。
3はサービスエリア内の同時接続ユーザ数に対する実効
伝送速度の変動を示す。サービスエリア内には基地局5
4〜60が配置され、それぞれセル61〜67を形成す
る。ここで、基地局54は擬似雑音系列Aの拡散符号を
使用し、基地局55および56は擬似雑音系列Bの拡散
符号を使用し、基地局57および58は擬似雑音系列C
の拡散符号を使用し、基地局59および60は擬似雑音
系列Dの拡散符号を使用する。すなわち、拡散符号に用
いる擬似雑音系列が隣接するセル間で異なるように割り
当てられ、隣接するセル間では独立した通信を行うよう
に基地局54〜60が配置される。無線信号の到達距離
をr〔m〕とする。
【0031】図10に示した配置例においては、電波の
到達範囲内のどこで通信が行われていても、同時接続ユ
ーザ数の増加に伴い、各々のユーザの実効伝送速度は低
下する。これに対して図12に示した実施例では、隣接
するセル内の同時接続ユーザ数が増加しても、自セル内
の実効伝送速度には影響が少なく、サービスエリア全体
の周波数利用率は改善される。このため、サービスエリ
ア内の平均実効伝送速度は、同時接続ユーザ数に対し
て、図10に示した配置例の場合より緩やかに低下す
る。
到達範囲内のどこで通信が行われていても、同時接続ユ
ーザ数の増加に伴い、各々のユーザの実効伝送速度は低
下する。これに対して図12に示した実施例では、隣接
するセル内の同時接続ユーザ数が増加しても、自セル内
の実効伝送速度には影響が少なく、サービスエリア全体
の周波数利用率は改善される。このため、サービスエリ
ア内の平均実効伝送速度は、同時接続ユーザ数に対し
て、図10に示した配置例の場合より緩やかに低下す
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一通信エリア内で複数の異なる擬似雑音系列の拡散符
号によるスペクトラム拡散変調を行う無線通信装置を配
置し、同一占有周波数帯を使用する基地局と無線端末と
の間の同時接続数の増加による実効伝送速度の低下を防
ぐことができる。
同一通信エリア内で複数の異なる擬似雑音系列の拡散符
号によるスペクトラム拡散変調を行う無線通信装置を配
置し、同一占有周波数帯を使用する基地局と無線端末と
の間の同時接続数の増加による実効伝送速度の低下を防
ぐことができる。
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、無線LAN
内でのサブ無線システムの配置例を示す図。
内でのサブ無線システムの配置例を示す図。
【図2】従来技術によるCDMAサブ無線システムの配
置例を示す図。
置例を示す図。
【図3】本発明の第一実施例を示すブロック構成図。
【図4】実効伝送速度の測定結果例を示す図。
【図5】本発明の第二実施例を示すブロック構成図であ
り、ひとつのフロア内に無線LANを配置した構成例を
示す図。
り、ひとつのフロア内に無線LANを配置した構成例を
示す図。
【図6】第二実施例に対する比較例を示すブロック構成
図。
図。
【図7】図5に示した第二実施例と図6に示した比較例
とに対する1フロア内の実効伝送速度の比較を示す図。
とに対する1フロア内の実効伝送速度の比較を示す図。
【図8】従来技術を説明する図であり、TDMA方式に
よる移動体通信のサービスエリアのセル構成の一例を示
す図。
よる移動体通信のサービスエリアのセル構成の一例を示
す図。
【図9】図8におけるサービスエリア内の同時接続ユー
ザ数に対する実効伝送速度の変動を示す図。
ザ数に対する実効伝送速度の変動を示す図。
【図10】従来技術を説明する図であり、CDMA方式
におけるサービスエリアと基地局配置の一例を示す図。
におけるサービスエリアと基地局配置の一例を示す図。
【図11】図10におけるサービスエリア内の同時接続
ユーザ数に対する実効伝送速度の変動を示す図。
ユーザ数に対する実効伝送速度の変動を示す図。
【図12】本発明の第三実施例を示す図であり、基地局
の配置構成を示す図。
の配置構成を示す図。
【図13】図12におけるサービスエリア内の同時接続
ユーザ数に対する実効伝送速度の変動を示す図。
ユーザ数に対する実効伝送速度の変動を示す図。
1、2、8、12、13、20〜23、28〜38、4
6〜52、54〜60基地局 1−1〜1−12、2−1〜2−12、8−1〜8−1
2、12−1、13−1、17、20−1〜23−1、
28−1〜31−1 無線端末 5、6、9 通信可能エリア 7、10、11 干渉エリア 14 有線端末 15 LANケーブル 17 サーバー端末 18 ハブ 19 有線LAN 24〜27 通信エリア 39〜45、61〜67 セル 53 サービスエリア
6〜52、54〜60基地局 1−1〜1−12、2−1〜2−12、8−1〜8−1
2、12−1、13−1、17、20−1〜23−1、
28−1〜31−1 無線端末 5、6、9 通信可能エリア 7、10、11 干渉エリア 14 有線端末 15 LANケーブル 17 サーバー端末 18 ハブ 19 有線LAN 24〜27 通信エリア 39〜45、61〜67 セル 53 サービスエリア
Claims (7)
- 【請求項1】 互いにスペクトラム拡散変調により無線
接続されるひとつの基地局と1以上の無線端末とを備え
た無線通信装置において、 前記基地局による無線通信の到達エリア内で占有周波数
帯の少なくとも一部を重複してスペクトラム拡散変調に
より通信を行う他の無線通信装置に対し、スペクトラム
拡散を行うための擬似雑音符号系列が異なって割り当て
られたことを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項2】 前記ひとつの基地局と前記1以上の無線
端末とは符号分割多重接続された請求項1記載の無線通
信装置。 - 【請求項3】 スペクトラム拡散変調はスペクトラム直
接拡散方式により行われる請求項1または2記載の無線
通信装置。 - 【請求項4】 信号の衝突する確率を低くするためCS
MA/CA方式が用いられる請求項2または3記載の無
線通信装置。 - 【請求項5】 無線ローカルエリアネットワークの一部
として構成された請求項1ないし4のいずれか記載の無
線通信装置。 - 【請求項6】 携帯電話装置の一部として構成された請
求項1ないし4のいずれか記載の無線通信装置。 - 【請求項7】 互いにスペクトラム拡散変調により無線
接続されるひとつの基地局と1以上の無線端末とからな
るサブ無線システムを複数備え、 この複数のサブ無線システムには少なくとも一部が重複
する周波数帯が割り当てられ、 この複数のサブ無線システムのそれぞれの基地局はその
無線通信の到達エリアの一部が互いに重複するように配
置された無線通信装置において、 それぞれの無線通信の到達エリアが重複するサブ無線シ
ステムにはスペクトラム拡散を行うための擬似雑音符号
系列が異なって割り当てられたことを特徴とする無線通
信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8270999A JPH10126850A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8270999A JPH10126850A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 無線通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10126850A true JPH10126850A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17494003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8270999A Pending JPH10126850A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 無線通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10126850A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007049292A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Toshiba Tec Corp | 無線lanシステム |
| JP2007166411A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Mitsubishi Electric Corp | サービスエリア構築方法及び無線通信システム |
| US10116421B2 (en) | 2002-07-05 | 2018-10-30 | Interdigital Technology Corporation | Method for performing wireless switching |
-
1996
- 1996-10-14 JP JP8270999A patent/JPH10126850A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10116421B2 (en) | 2002-07-05 | 2018-10-30 | Interdigital Technology Corporation | Method for performing wireless switching |
| US11171749B2 (en) | 2002-07-05 | 2021-11-09 | Interdigital Technology Corporation | Method for performing wireless switching |
| JP2007049292A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Toshiba Tec Corp | 無線lanシステム |
| JP2007166411A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Mitsubishi Electric Corp | サービスエリア構築方法及び無線通信システム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3840617B2 (ja) | 時間直交広帯域および狭帯域システムを有する電気通信ネットワーク | |
| US11171749B2 (en) | Method for performing wireless switching | |
| US7564862B2 (en) | Assignment of channels to links of nodes within a mesh network | |
| JP5866661B2 (ja) | 無線中継システムでのリソース割り当て | |
| US9307573B2 (en) | Providing link quality intelligence from physical layer to higher protocol layers | |
| JPWO2002091683A1 (ja) | 無線通信システム、制御局、通信装置、通信制御方法、無線通信方法、並びに通信制御プログラム | |
| WO2008133453A1 (en) | Method for spectrum collaboration in dynamic frequency-hopping wireless regional area network | |
| Haddadin et al. | An underlay communication channel for 5G cognitive mesh networks: Packet design, implementation, analysis, and experimental results | |
| KR100994917B1 (ko) | 무선 통신 시스템, 무선 통신 장치, 및 그 모니터링 방법 | |
| JP2006340372A (ja) | 無線通信システム | |
| US20030198281A1 (en) | Wireless communications system | |
| KR20020063299A (ko) | 동적 주파수-호핑 시스템 | |
| JP3339604B2 (ja) | ページング通信方法および通信システム | |
| Bustamante et al. | The Orthogonal CDMA Wireless Telephone System | |
| HK1113880B (en) | Method for performing wireless switching |