JPH10127064A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
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- JPH10127064A JPH10127064A JP8294359A JP29435996A JPH10127064A JP H10127064 A JPH10127064 A JP H10127064A JP 8294359 A JP8294359 A JP 8294359A JP 29435996 A JP29435996 A JP 29435996A JP H10127064 A JPH10127064 A JP H10127064A
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチング周波数を低減しない場合でも、
スイッチング損失の低減化を図り、小形・軽量、高効率
化を可能とすることにある。 【解決手段】 直流を交流に変換する3レベル電力変換
装置において、PWM制御にあたって少なくとも、電力
変換装置の出力電圧の一周期にわたりパルスを正負交互
に出力するダイポーラ変調モードと、出力電圧の半周期
中に同一極性のパルスを出力するユニポーラ変調モード
を用い、運転モードがカ行運転モードまたは出力電圧が
上昇時のとき、ダイポーラ変調モードを使用可能とし、
運転モードが回生運転モードまたは出力電圧が下降時の
とき、ダイポーラ変調モードを使用不可とする手段21
を設ける。
スイッチング損失の低減化を図り、小形・軽量、高効率
化を可能とすることにある。 【解決手段】 直流を交流に変換する3レベル電力変換
装置において、PWM制御にあたって少なくとも、電力
変換装置の出力電圧の一周期にわたりパルスを正負交互
に出力するダイポーラ変調モードと、出力電圧の半周期
中に同一極性のパルスを出力するユニポーラ変調モード
を用い、運転モードがカ行運転モードまたは出力電圧が
上昇時のとき、ダイポーラ変調モードを使用可能とし、
運転モードが回生運転モードまたは出力電圧が下降時の
とき、ダイポーラ変調モードを使用不可とする手段21
を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流を交流に変換
する電力変換装置に係わり、特に、車両を駆動するため
の3レベルインバータからなる電力変換装置に関する。
する電力変換装置に係わり、特に、車両を駆動するため
の3レベルインバータからなる電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】3レベルインバータは、直流電源電圧
(架線電圧)を直列接続されたコンデンサによって2つ
の直流電圧に分圧し、正(高電位)、零(中間電位)及
び負(低電位)の3つの電圧レベルを作り、主回路スイ
ッチング素子のオン・オフ動作により、これら3レベル
の電圧をインバータ出力端子に選択的に導出し、出力電
圧を制御する。この3レベルインバータの出力電圧をP
WM制御する装置は、例えば特願平3−301512号
公報に記載されている。この公報の装置には、PWMモ
ードとして、ダイポーラ変調(出力電圧の半周期内にパ
ルスをゼロ電圧を介して正負交互に出力することにより
出力電圧を表現)、ユニポーラ変調(出力電圧の半周期
中に単一極性のパルスを出力することにより出力電圧を
表現)、部分ダイポーラ変調(上記ダイポーラ変調とユ
ニポーラ変調が1周期中に混在)を用いる方法が採用さ
れている。また、特願平5−119165号公報に示さ
れた装置には、装置の素子損失を抑制するため、ダイポ
ーラ変調のスイッチング周波数をユニポーラ変調のスイ
ッチング周波数より低く設定する方式が採用されてい
る。
(架線電圧)を直列接続されたコンデンサによって2つ
の直流電圧に分圧し、正(高電位)、零(中間電位)及
び負(低電位)の3つの電圧レベルを作り、主回路スイ
ッチング素子のオン・オフ動作により、これら3レベル
の電圧をインバータ出力端子に選択的に導出し、出力電
圧を制御する。この3レベルインバータの出力電圧をP
WM制御する装置は、例えば特願平3−301512号
公報に記載されている。この公報の装置には、PWMモ
ードとして、ダイポーラ変調(出力電圧の半周期内にパ
ルスをゼロ電圧を介して正負交互に出力することにより
出力電圧を表現)、ユニポーラ変調(出力電圧の半周期
中に単一極性のパルスを出力することにより出力電圧を
表現)、部分ダイポーラ変調(上記ダイポーラ変調とユ
ニポーラ変調が1周期中に混在)を用いる方法が採用さ
れている。また、特願平5−119165号公報に示さ
れた装置には、装置の素子損失を抑制するため、ダイポ
ーラ変調のスイッチング周波数をユニポーラ変調のスイ
ッチング周波数より低く設定する方式が採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平3−301
512号公報の装置では、特定のPWMモード(ダイポ
ーラ変調モード)においてスイッチングに起因する損失
が大きく、損失の均一化が課題であった。また、上記特
願平5−119165号公報の装置は、この課題を解決
する一方式であるが、ダイポーラ変調時のスイッチング
周波数を低減制御する必要があった。
512号公報の装置では、特定のPWMモード(ダイポ
ーラ変調モード)においてスイッチングに起因する損失
が大きく、損失の均一化が課題であった。また、上記特
願平5−119165号公報の装置は、この課題を解決
する一方式であるが、ダイポーラ変調時のスイッチング
周波数を低減制御する必要があった。
【0004】本発明の課題は、スイッチング周波数を低
減しない場合でも、スイッチング損失の低減化を図り、
小形・軽量、高効率化が可能な電力変換装置を提供する
ことにある。
減しない場合でも、スイッチング損失の低減化を図り、
小形・軽量、高効率化が可能な電力変換装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ダイポーラ
変調とユニポーラ変調を用いたPWM制御おいて、装置
の運転モードに応じてダイポーラ変調を選択的に使用不
可能とする手段を設けることにより、達成される。ここ
で、ダイポーラ変調を選択的に使用不可能とする手段
は、運転モードがカ行運転モードまたは出力電圧が上昇
時のとき、ダイポーラ変調を使用可能とし、回生運転モ
ードまたは出力電圧が下降時のとき、ダイポーラ変調を
使用不可とする。これにより、発生損失の平均値の低減
が可能となる。
変調とユニポーラ変調を用いたPWM制御おいて、装置
の運転モードに応じてダイポーラ変調を選択的に使用不
可能とする手段を設けることにより、達成される。ここ
で、ダイポーラ変調を選択的に使用不可能とする手段
は、運転モードがカ行運転モードまたは出力電圧が上昇
時のとき、ダイポーラ変調を使用可能とし、回生運転モ
ードまたは出力電圧が下降時のとき、ダイポーラ変調を
使用不可とする。これにより、発生損失の平均値の低減
が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態による電
力変換装置を示す。図1において、5は直流電圧源であ
る電車線(架線)、61、62は直流電圧源5の電圧か
ら交流出力側の零電位に相当する中間電圧(中性点電
圧)を作り出すために分割したコンデンサ(分割コンデ
ンサ)、ここでは、分割コンデンサ電圧はEd/2(E
d:全直流電圧)とした。70〜73は還流用の整流素
子を備えた自己消弧可能なスイッチング素子(本実施形
態ではIGBTとしたが、GTO、トランジスタ等でも
良い。)、74、75はコンデンサの中性点電圧を導出
する補助整流素子である。7aはU相一相分の主回路を
構成し、7b及び7cはそれぞれV相分及びW相分を構
成する。8は誘導電動機である。相単位の主回路7a〜
7cは、それぞれ相毎に独立に動作可能であり、スイッ
チング素子の選択的なオン・オフ制御により3レベルの
出力電圧を発生する。その基本的な動作を主回路7aを
例に説明する。コンデンサ61、62の電圧Ed/2を
完全平滑な直流電圧源として、《表1》に示すように、
スイッチング素子70〜73をオン・オフ制御すると、
交流出力端子UにEd/2、0、−Ed/2の3レベル
の出力電圧eを得る。
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態による電
力変換装置を示す。図1において、5は直流電圧源であ
る電車線(架線)、61、62は直流電圧源5の電圧か
ら交流出力側の零電位に相当する中間電圧(中性点電
圧)を作り出すために分割したコンデンサ(分割コンデ
ンサ)、ここでは、分割コンデンサ電圧はEd/2(E
d:全直流電圧)とした。70〜73は還流用の整流素
子を備えた自己消弧可能なスイッチング素子(本実施形
態ではIGBTとしたが、GTO、トランジスタ等でも
良い。)、74、75はコンデンサの中性点電圧を導出
する補助整流素子である。7aはU相一相分の主回路を
構成し、7b及び7cはそれぞれV相分及びW相分を構
成する。8は誘導電動機である。相単位の主回路7a〜
7cは、それぞれ相毎に独立に動作可能であり、スイッ
チング素子の選択的なオン・オフ制御により3レベルの
出力電圧を発生する。その基本的な動作を主回路7aを
例に説明する。コンデンサ61、62の電圧Ed/2を
完全平滑な直流電圧源として、《表1》に示すように、
スイッチング素子70〜73をオン・オフ制御すると、
交流出力端子UにEd/2、0、−Ed/2の3レベル
の出力電圧eを得る。
【表1】 Sp〜Sn及びSは、スイッチング素子70〜73の導
通状態を1、0、−1で表現するスイッチング関数であ
り、出力電圧eは、
通状態を1、0、−1で表現するスイッチング関数であ
り、出力電圧eは、
【数1】 e=SpEd/2−SnEd/2=SEd/2 (1) で表される。eは大きさがEd/2、0、−Ed/2の
パルス状電圧を組み合わせた波形となるが、一般には、
eが正弦波に近づくようにSをパルス幅変調(PWM)
制御する。PWM制御は、SpとSnを用意することに
より、スイッチング素子の導通状態を決定することがで
きる。
パルス状電圧を組み合わせた波形となるが、一般には、
eが正弦波に近づくようにSをパルス幅変調(PWM)
制御する。PWM制御は、SpとSnを用意することに
より、スイッチング素子の導通状態を決定することがで
きる。
【0007】ここで、本実施形態のPWM制御を説明す
るに先だって、図2を用いて、(イ)ダイポーラ変調、
(ロ)部分ダイポーラ変調及び(ハ)ユニポーラ変調に
ついて説明する。一般に、インバータ出力電圧実行値指
令E*と直流電圧Edより、基本波振幅指令Aを次式に
示すように設定する。
るに先だって、図2を用いて、(イ)ダイポーラ変調、
(ロ)部分ダイポーラ変調及び(ハ)ユニポーラ変調に
ついて説明する。一般に、インバータ出力電圧実行値指
令E*と直流電圧Edより、基本波振幅指令Aを次式に
示すように設定する。
【数2】 A=2√2E*/Ed (2) インバータ出力電圧指令aは、基本波振幅指令A及び位
相θにより、
相θにより、
【数3】 a=Asinθ (3) で与えられ、図3(a)に示す基本波振幅指令となる。
【0008】(イ)ダイポーラ変調について インバータ出力電圧実行値指令E*が微小電圧である場
合に最小オンパルス幅を確保するため、図2(b)、
(c)に示すように、正側バイアス指令abp、負側バ
イアス指令abnを次式に従って作成する。
合に最小オンパルス幅を確保するため、図2(b)、
(c)に示すように、正側バイアス指令abp、負側バ
イアス指令abnを次式に従って作成する。
【数4】 abp=(A/2)sinθ+B abn=(A/2)sinθ−B (4) B:バイアス量 ここで、バイアス量Bによって所定の方向に偏位させ、
図2(d)、(e)に示すように、正電圧指令ap、負
電圧指令anを作成する。
図2(d)、(e)に示すように、正電圧指令ap、負
電圧指令anを作成する。
【0009】(ロ)部分ダイポーラ変調について バイアス量Bの大きさによっては、図2(b)、(c)
に示すように、正側バイアス指令abp、負側バイアス
指令abnをインバータ出力電圧において表現しうるス
イッチングパターンの実現が局所的に不可能な場合が生
じる。そこで、図2(d)、(e)に示すように、正電
圧指令ap、負電圧指令anを次式に示すように設定す
る。これによって、インバータ出力電圧指令を忠実に出
力電圧として表現することができる。
に示すように、正側バイアス指令abp、負側バイアス
指令abnをインバータ出力電圧において表現しうるス
イッチングパターンの実現が局所的に不可能な場合が生
じる。そこで、図2(d)、(e)に示すように、正電
圧指令ap、負電圧指令anを次式に示すように設定す
る。これによって、インバータ出力電圧指令を忠実に出
力電圧として表現することができる。
【数5】 (A/2)sinθ+B(期間I) ap={ Asinθ (期間II) (5) 0 (anが期間IIのとき)
【数6】 (A/2)sinθ−B(期間I) an={ Asinθ (期間II) (6) 0 (apが期間IIのとき) ここで、期間Iはダイポーラ変調、期間IIはユニポーラ
変調となる。
変調となる。
【0010】(ハ)ユニポーラ変調について バイアス量Bを0にすると、図2(b)、(c)に示す
正側バイアス指令abp、負側バイアス指令abnの2
本の振幅指令は完全に一致し、図2(d)、(e)に示
すように、正電圧指令ap及び負電圧指令anは、次式
に示すものとなる。
正側バイアス指令abp、負側バイアス指令abnの2
本の振幅指令は完全に一致し、図2(d)、(e)に示
すように、正電圧指令ap及び負電圧指令anは、次式
に示すものとなる。
【数7】 Asinθ(abp≧0) ap={ (7) 0 (abp<0)
【数8】 0 (abn>0) an={ (8) Asinθ(abn≦0)
【0011】図2(h)は、各変調による出力電圧を示
す。(イ)ダイポーラ変調は、出力電圧の一周期の全期
間においてダイポーラ変調制御が行われる。(ロ)部分
ダイポーラ変調は、インバータ出力電圧指令のピーク付
近ではユニポーラ変調制御が行われ、インバータ出力電
圧指令の裾野ではダイポーラ変調制御が行われる。ま
た、(ハ)ユニポーラ変調は、B=0のとき、全期間に
おいてユニポーラ変調制御が行われる。
す。(イ)ダイポーラ変調は、出力電圧の一周期の全期
間においてダイポーラ変調制御が行われる。(ロ)部分
ダイポーラ変調は、インバータ出力電圧指令のピーク付
近ではユニポーラ変調制御が行われ、インバータ出力電
圧指令の裾野ではダイポーラ変調制御が行われる。ま
た、(ハ)ユニポーラ変調は、B=0のとき、全期間に
おいてユニポーラ変調制御が行われる。
【0012】次に、本実施形態のPWM制御部について
説明する。図1において、PWM制御部は、基本波電圧
指令発生器1、振幅指令分配器2、極性判別分配器3、
パルス発生器4及びゲート論理部5を有する。基本波電
圧指令発生器1はsinθ発生器11、振幅設定器12
及び乗算器13、振幅指令分配器2は除算器(1/2)
20、バイアス設定器21及び加算器22、減算器2
3、極性判別分配器3は信号分配器30、31、33、
34及び加算器32、35からなる。基本波電圧指令発
生器1は、インバータ出力電圧の周波数指令Fi*をs
inθ発生器11に入力し、sinθを求め、インバー
タ出力電圧実行値指令E*及び直流電圧Edを振幅設定
器12に入力し、基本波振幅指令値Aを求め、乗算器1
3を介して瞬時のインバータ出力電圧指令Asinθを
求め、振幅指令分配器2に出力する。振幅指令分配器2
では、インバータ出力電圧指令Asinθを除算器(1
/2)20により1/2とし、また、基本波振幅指令値
A(変調率)と運転モード(力行/回生モード)に応じ
てバイアス設定器21によってバイアス量Bを設定し、
除算器(1/2)20の出力Asinθ・1/2に加算
器22、減算器23を介してバイアス量Bを加算または
減算して、正側バイアス指令abp及び負側バイアス指
令abnを発生する。正側バイアス指令abp及び負側
バイアス指令abnを極性判別分配器3に入力し、信号
分配器30、34及び加算器32、信号分配器31、3
3及び加算器35を介してそれぞれ正負パルスのための
正電圧指令ap及び負電圧指令anに分配する。パルス
発生器4は、正電圧指令ap及び負電圧指令anを入力
し、主回路スイッチング素子70と73のPWM信号を
作り、それらの信号を反転して1相分のPWM信号S1
〜S4を作る。ゲート論理部5は、これらのPWM信号
を受けて、最小オン・オフ時間の確保や素子短絡を防止
する非ラップ時間等を管理したPWMパルス列を生成
し、図示してないゲートドライバを介して主回路スイッ
チング素子70〜73にゲート信号を送る。
説明する。図1において、PWM制御部は、基本波電圧
指令発生器1、振幅指令分配器2、極性判別分配器3、
パルス発生器4及びゲート論理部5を有する。基本波電
圧指令発生器1はsinθ発生器11、振幅設定器12
及び乗算器13、振幅指令分配器2は除算器(1/2)
20、バイアス設定器21及び加算器22、減算器2
3、極性判別分配器3は信号分配器30、31、33、
34及び加算器32、35からなる。基本波電圧指令発
生器1は、インバータ出力電圧の周波数指令Fi*をs
inθ発生器11に入力し、sinθを求め、インバー
タ出力電圧実行値指令E*及び直流電圧Edを振幅設定
器12に入力し、基本波振幅指令値Aを求め、乗算器1
3を介して瞬時のインバータ出力電圧指令Asinθを
求め、振幅指令分配器2に出力する。振幅指令分配器2
では、インバータ出力電圧指令Asinθを除算器(1
/2)20により1/2とし、また、基本波振幅指令値
A(変調率)と運転モード(力行/回生モード)に応じ
てバイアス設定器21によってバイアス量Bを設定し、
除算器(1/2)20の出力Asinθ・1/2に加算
器22、減算器23を介してバイアス量Bを加算または
減算して、正側バイアス指令abp及び負側バイアス指
令abnを発生する。正側バイアス指令abp及び負側
バイアス指令abnを極性判別分配器3に入力し、信号
分配器30、34及び加算器32、信号分配器31、3
3及び加算器35を介してそれぞれ正負パルスのための
正電圧指令ap及び負電圧指令anに分配する。パルス
発生器4は、正電圧指令ap及び負電圧指令anを入力
し、主回路スイッチング素子70と73のPWM信号を
作り、それらの信号を反転して1相分のPWM信号S1
〜S4を作る。ゲート論理部5は、これらのPWM信号
を受けて、最小オン・オフ時間の確保や素子短絡を防止
する非ラップ時間等を管理したPWMパルス列を生成
し、図示してないゲートドライバを介して主回路スイッ
チング素子70〜73にゲート信号を送る。
【0013】本実施形態では、ダイポーラからユニポー
ラまでのPWMモードを決定するバイアス設定器21に
特徴を有する。図3に、バイアス設定器21によってバ
イアスBを設定するフローを示す。バイアス設定器21
は、振幅設定器12から変調率Aと運転モードを読み込
み、運転モードが“カ行”の場合は、予め登録してある
変調率Aに対するバイアステーブルを参照し、バイアス
Bを所定値に設定する。一方、運転モードが“回生”の
場合は、バイアスBにゼロをセットし、処理を終了す
る。なお、この例では、カ行時のバイアス設定をテーブ
ル参照をベースとした処理で行っているが、バイアスB
を変調率Aの関数として与えてもよいし、回生時のバイ
アス設定をテーブル参照(B=0のテーブル)で行って
もよい。
ラまでのPWMモードを決定するバイアス設定器21に
特徴を有する。図3に、バイアス設定器21によってバ
イアスBを設定するフローを示す。バイアス設定器21
は、振幅設定器12から変調率Aと運転モードを読み込
み、運転モードが“カ行”の場合は、予め登録してある
変調率Aに対するバイアステーブルを参照し、バイアス
Bを所定値に設定する。一方、運転モードが“回生”の
場合は、バイアスBにゼロをセットし、処理を終了す
る。なお、この例では、カ行時のバイアス設定をテーブ
ル参照をベースとした処理で行っているが、バイアスB
を変調率Aの関数として与えてもよいし、回生時のバイ
アス設定をテーブル参照(B=0のテーブル)で行って
もよい。
【0014】ここで、本実施形態では、変調率Aに対す
るバイアスBを図4に示す3つの領域に限定する。 ダイポーラ変調領域 :A/2≦B<0.5 部分ダイポーラ変調領域 :0<B<A/2 ユニポーラ変調領域 :B=0
るバイアスBを図4に示す3つの領域に限定する。 ダイポーラ変調領域 :A/2≦B<0.5 部分ダイポーラ変調領域 :0<B<A/2 ユニポーラ変調領域 :B=0
【0015】図5は、バイアス設定器21の出力(バイ
アス値B)とスイッチング損失の関係を示す。図5
(a)において、バイアス値BをBpのように変調率A
(出力電圧に比例する。)に応じてB0から徐々にゼロ
まで減少させると、変調率A1でダイポーラ変調モード
から部分ダイポーラ変調モード、変調率A2で部分ダイ
ポーラ変調モードからユニポーラ変調モードに切り替え
られる(バイアス値をB0からゼロに一気に変化させれ
ば、部分ダイポーラ変調モードを省略できる。)。ここ
で、図2に示す(b)(c)の正側、負側バイアス指令
のバイアス値Bを連続的に変化させることにより、同一
の構成で3つの変調によるPWMモードに対応すること
が可能である。バイアスBpの時の主回路素子のスイッ
チング損失は、図5(b)に示すように、ダイポーラ変
調モードのとき損失L1、部分ダイポーラ変調モードの
とき損失L1(L0)から損失L0(L1)へと変化
し、ユニポーラ変調モードのとき損失L0となる。すな
わち、車両駆動において、起動から高速運転する“カ
行”の運転モード時(または、出力電圧上昇時)には、
PWMモードがダイポーラ変調から部分ダイポーラ変調
さらにユニポーラ変調モードに切り替えられ、主回路素
子のスイッチング損失は、L1、L1からL0、そして
L0となる。一方、高速運転から停止する“回生”の運
転モード時(または、出力電圧下降時)には、L0、L
0からL1、そしてL1となる。特に、変調率Aが低い
領域すなわち車両の低速度領域でスイッチング損失が大
きくなる。ところで、バイアス値をBbのようにゼロに
固定すると、スイッチング損失はL0でほぼ一定とな
る。
アス値B)とスイッチング損失の関係を示す。図5
(a)において、バイアス値BをBpのように変調率A
(出力電圧に比例する。)に応じてB0から徐々にゼロ
まで減少させると、変調率A1でダイポーラ変調モード
から部分ダイポーラ変調モード、変調率A2で部分ダイ
ポーラ変調モードからユニポーラ変調モードに切り替え
られる(バイアス値をB0からゼロに一気に変化させれ
ば、部分ダイポーラ変調モードを省略できる。)。ここ
で、図2に示す(b)(c)の正側、負側バイアス指令
のバイアス値Bを連続的に変化させることにより、同一
の構成で3つの変調によるPWMモードに対応すること
が可能である。バイアスBpの時の主回路素子のスイッ
チング損失は、図5(b)に示すように、ダイポーラ変
調モードのとき損失L1、部分ダイポーラ変調モードの
とき損失L1(L0)から損失L0(L1)へと変化
し、ユニポーラ変調モードのとき損失L0となる。すな
わち、車両駆動において、起動から高速運転する“カ
行”の運転モード時(または、出力電圧上昇時)には、
PWMモードがダイポーラ変調から部分ダイポーラ変調
さらにユニポーラ変調モードに切り替えられ、主回路素
子のスイッチング損失は、L1、L1からL0、そして
L0となる。一方、高速運転から停止する“回生”の運
転モード時(または、出力電圧下降時)には、L0、L
0からL1、そしてL1となる。特に、変調率Aが低い
領域すなわち車両の低速度領域でスイッチング損失が大
きくなる。ところで、バイアス値をBbのようにゼロに
固定すると、スイッチング損失はL0でほぼ一定とな
る。
【0016】そこで、本実施形態では、この点に着目
し、カ行運転モードにおいては、起動時にダイポーラ変
調を選択するようにバイアスをBpに設定し、その値を
B0とし、高速運転に移行するに従ってすなわち変調率
Aに応じてB0から徐々にゼロまで減少させ、部分ダイ
ポーラ変調からユニポーラ変調モードにPWMモードの
切り替えを行うが、回生運転モードではバイアスをBb
すなわちゼロに設定し、PWMモードの切り替えを行わ
ず、常にユニポーラ変調モードとし、ダイポーラ変調モ
ードを不使用とする。ここで、ダイポーラ変調は、3レ
ベルインバータにおいてゼロを含む微小電圧の制御に欠
かせないものであるが、車両駆動の用途では、ブレーキ
(回生運転)の際にはユニポーラ変調による電圧制御で
も十分対応することが可能である。これにより、回生運
転モードにおいては、図5(b)に示す斜線部分のスイ
ッチング損失が無くなり、スイッチング損失を低減する
ことができる。これは、カ行と回生運転の全体的な観点
から、スイッチング損失を平均的に低減することにな
り、スイッチング素子の熱発生を抑制し、装置として全
体的に小形・軽量化が可能になると共に、装置の高効率
化が図られる。
し、カ行運転モードにおいては、起動時にダイポーラ変
調を選択するようにバイアスをBpに設定し、その値を
B0とし、高速運転に移行するに従ってすなわち変調率
Aに応じてB0から徐々にゼロまで減少させ、部分ダイ
ポーラ変調からユニポーラ変調モードにPWMモードの
切り替えを行うが、回生運転モードではバイアスをBb
すなわちゼロに設定し、PWMモードの切り替えを行わ
ず、常にユニポーラ変調モードとし、ダイポーラ変調モ
ードを不使用とする。ここで、ダイポーラ変調は、3レ
ベルインバータにおいてゼロを含む微小電圧の制御に欠
かせないものであるが、車両駆動の用途では、ブレーキ
(回生運転)の際にはユニポーラ変調による電圧制御で
も十分対応することが可能である。これにより、回生運
転モードにおいては、図5(b)に示す斜線部分のスイ
ッチング損失が無くなり、スイッチング損失を低減する
ことができる。これは、カ行と回生運転の全体的な観点
から、スイッチング損失を平均的に低減することにな
り、スイッチング素子の熱発生を抑制し、装置として全
体的に小形・軽量化が可能になると共に、装置の高効率
化が図られる。
【0017】なお、これらの特性は、主回路素子だけで
はなく、スナバ回路の損失でも同様の関係がある。
はなく、スナバ回路の損失でも同様の関係がある。
【0018】以上の実施形態は、誘導電動機を例にとっ
て説明したが、この他の交流電動機でも同様である。当
然ながら、マイクロプロセッサ等を用いれば、図1のパ
ルス発生手段4の一部または全てをプログラム化し、ソ
フトウェア的に実現することが可能である。
て説明したが、この他の交流電動機でも同様である。当
然ながら、マイクロプロセッサ等を用いれば、図1のパ
ルス発生手段4の一部または全てをプログラム化し、ソ
フトウェア的に実現することが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
運転モードに応じたPWMモードの効果的な選択によ
り、スイッチング損失を低減することができる。この結
果、スイッチング素子の熱発生を抑制し、装置として全
体的に小形・軽量化が可能になると共に、装置の高効率
化が図られる。
運転モードに応じたPWMモードの効果的な選択によ
り、スイッチング損失を低減することができる。この結
果、スイッチング素子の熱発生を抑制し、装置として全
体的に小形・軽量化が可能になると共に、装置の高効率
化が図られる。
【図1】本発明の一実施形態による電力変換装置
【図2】変調波形を説明する図
【図3】本発明のバイアスの設定フロー
【図4】変調領域を説明する図
【図5】バイアスの設定とスイッチング損失の関係を示
す図
す図
【図6】スイッチング素子の導通状態とスイッチング関
数の表図(表1)
数の表図(表1)
1:基本波電圧指令発生器 2:振幅指令分
配器 21:バイアス設定器 3:極性判別分
配器 30、31、33、34:信号分配器 4:パルス発生器 5:ゲート論理
部 5:直流電圧源(架線) 61、62:分
圧コンデンサ 70〜73:スイッチング素子 74、75:補
助整流素子 7a、7b、7c:スイッチングアーム 8:誘導電動機
配器 21:バイアス設定器 3:極性判別分
配器 30、31、33、34:信号分配器 4:パルス発生器 5:ゲート論理
部 5:直流電圧源(架線) 61、62:分
圧コンデンサ 70〜73:スイッチング素子 74、75:補
助整流素子 7a、7b、7c:スイッチングアーム 8:誘導電動機
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電力変換装置
【図2】変調波形を説明する図
【図3】本発明のバイアスの設定フロー
【図4】変調領域を説明する図
【図5】バイアスの設定とスイッチング損失の関係を示
す図
す図
Claims (3)
- 【請求項1】 直流を3レベルの電位を有する交流相電
圧に変換する電力変換装置において、PWM制御にあた
って少なくとも、前記電力変換装置の出力電圧の一周期
にわたりパルスを正負交互に出力するダイポーラ変調モ
ードと、前記出力電圧の半周期中に同一極性のパルスを
出力するユニポーラ変調モードを用い、力行または回生
運転モードに応じて前記ダイポーラ変調モードを使い分
ける手段を備えることを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項2】 直流を3レベルの電位を有する交流相電
圧に変換する電力変換装置において、PWM制御にあた
って少なくとも、前記電力変換装置の出力電圧の一周期
にわたりパルスを正負交互に出力するダイポーラ変調モ
ードと、前記出力電圧の半周期中に同一極性のパルスを
出力するユニポーラ変調モードを用い、前記出力電圧の
上昇時または下降時かに応じて前記ダイポーラ変調モー
ドを使い分ける手段を備えることを特徴とする電力変換
装置。 - 【請求項3】 直流を3レベルの電位を有する交流相電
圧に変換する電力変換装置において、PWM制御にあた
って少なくとも、前記電力変換装置の出力電圧の一周期
にわたりパルスを正負交互に出力するダイポーラ変調モ
ードと、前記出力電圧の半周期中に同一極性のパルスを
出力するユニポーラ変調モードを用い、運転モードがカ
行運転モードまたは前記出力電圧が上昇時のとき、ダイ
ポーラ変調モードを使用可能とし、運転モードが回生運
転モードまたは前記出力電圧が下降時のとき、ダイポー
ラ変調モードを使用不可とする手段を備えることを特徴
とする電力変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8294359A JPH10127064A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8294359A JPH10127064A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 電力変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10127064A true JPH10127064A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17806696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8294359A Pending JPH10127064A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10127064A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112009000549T5 (de) | 2008-03-10 | 2011-01-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi | Elektromotor-Ansteuerungsvorrichtung und Verfahren zu deren Steuerung |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP8294359A patent/JPH10127064A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112009000549T5 (de) | 2008-03-10 | 2011-01-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi | Elektromotor-Ansteuerungsvorrichtung und Verfahren zu deren Steuerung |
| US8350516B2 (en) | 2008-03-10 | 2013-01-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric motor drive device and method of controlling the same |
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