JPH10127072A - 静電吸着装置、静電吸着力測定方法 - Google Patents
静電吸着装置、静電吸着力測定方法Info
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Abstract
ス処理を行う際に静電吸着力を測定できる静電吸着装置
を提供する。 【解決手段】 静電チャックプレート8内の電極1
21、122に電圧を印加して基板24を吸着保持する静
電吸着装置2の静電吸着力を、静電チャックプレート8
に流れる電流を検出して算出する。実際のプロセス処理
を行う際に静電吸着力が求められるので、故障や基板割
れ等の不具合を直ちに発見できる。電流値だけではな
く、電流変化率も使用して静電吸着力を求めることもで
きる。
Description
吸着保持する静電吸着装置にかかり、特に、基板に働く
静電吸着力を求めることができる装置に関する。
持する装置として、静電気力を利用した静電吸着装置が
用いられている。
吸着装置に設けられた静電チャックプレートであり、絶
縁物113と、絶縁物内に配置された電極1121、1
122と、電極1121、1122裏面に配置されたヒー
ター114とを有しており、電極1121、1122とヒ
ーター114とは絶縁物113によって周囲を覆われて
いる。
の静電チャックプレート110は、プロセスチャンバー
120内に配置され、スパッタリングやCVD等を行う
際に、表面に基板を乗せ、電極1121、1122間に電
圧を印加すると、電極1121、1122と基板との間に
静電吸着力が生じるように構成されている。
クプレート110表面に密着させた状態でヒーター11
4に通電すると、基板面内の熱分布が良好になり、基板
面内の膜厚や特性分布が均一な薄膜を形成することが可
能となる。
レート110表面の状態や、基板裏面の状態により変動
する。
は、プロセスチャンバー120天井にベローズシール1
35を設けておき、測定を行う際にはプロセスチャンバ
ー120を開け、そのベローズシール135からプロセ
スチャンバー120内に、加重測定用のロードセル13
4が設けられたフック133を下げ、他方、表面にリン
グ132が固定された測定用基板131を静電チャック
プレート113上に載置し、フック133の先端をリン
グ132に掛け、ロードセル134を伸縮自在なコード
136によって、プロセスチャンバー120の外部に配
置された測定器138に接続しておく。
た後、電極1121、1122に電圧を印加して基板13
1を静電吸着させる。次いで、ベローズシール135を
介してフック133を上方に移動させ、ロードセル13
4によって引き上げ力を検出し、測定器138にによっ
て、測定用基板131が静電チャックプレート113か
ら離されるときの引き上げ力を静電吸着力として測定す
る。
がプロセスチャンバー120内に配置されており、測定
値が大気圧の影響を受けないので、正確な静電吸着力を
求めることが可能である。
リング132が固定された測定用基板131を用いるた
め、実際のプロセス処理を行う基板に対しては、静電吸
着力を測定することはできない。
ック133やコード136等の測定治具を配置する必要
があるため、静電吸着力の測定が終了した後は、プロセ
スチャンバー120を開け、ロードセル134やコード
136を取り外し、しかる後真空排気し、プロセスチャ
ンバー120内を通常の処理が行える状態に戻さなけれ
ばならず、測定準備と片付けが煩雑であるばかりでな
く、一旦大気に曝されたプロセスチャンバー120内
を、通常のプロセス処理が行える清浄な高真空状態に回
復させるためには長時間を要する。
静電吸着力自体は測定せず、他の方法によって静電チャ
ックプレート110の動作確認が行われている。その方
法の一例を、図7(b)を用いて説明すると、静電チャッ
クプレート113内に設けられた熱電対146と、測定
用基板141の表面に設けられた熱電対145とをプロ
セスチャンバー120外に配置した温度検出器148に
接続し、測定用基板141を静電チャックプレート11
0上に載置し、プロセスチャンバー120内を真空排気
した後、電極1121、1122間に電圧を印加し、測定
用基板141を静電チャックプレート110に吸着保持
させる。
させ、熱電対145、146によって測定用基板141
と静電チャックプレート110の温度分布を測定し、両
方の温度分布が一致しているか、あるいは近接している
場合には、基板141が正常な静電吸着力で吸着保持さ
れているとする。
測定方法に比べるとベローズシール135やロードセル
134を必要とせず、装置構成が簡単であるが、熱電対
145を設けた測定用基板141は、搬送用のロボット
ではプロセスチャンバー120内に搬入できないため、
プロセスチャンバー120を開けて、人手で測定用基板
141を配置し、測定終了後、再度プロセスチャンバー
120を開けて取り出す必要がある点で、直接静電吸着
力を測定する場合と変わりがない。
求める方法と、同図(b)に示した温度分布によって静電
吸着力を推定する方法では、実際に薄膜形成等のプロセ
ス処理が行われる基板に対しては、静電吸着力を測定で
きない。
ロセス処理の対象となる基板に対しては、静電吸着力
を、"その場"で測定することができず、その解決が望ま
れていた。
の不都合を解決するために創作されたもので、その目的
は、実際のプロセス処理を行う際に、基板一枚毎に静電
吸着力(チャック力)を測定できる技術を提供することに
ある。
具を必要とせず、簡便に静電吸着力を評価できる技術を
提供することにある。
に、請求項1記載の発明装置は、電極と、前記電極上に
設けられた絶縁物とを有する静電チャックプレート上に
基板を配置し、前記電極に電圧を印加すると前記基板を
吸着できるように構成された静電吸着装置であって、前
記静電チャックプレートに流れる電流の値を検出し、前
記静電チャックプレートの静電吸着力を算出できるよう
に構成されたことを特徴とする。
に、静電吸着力を算出する際に、前記電極への電圧印加
状態が切り換わるときに流れるピーク電流値を参照する
ように構成することができる。電極への印加電圧の切り
替わりは、電圧印加開始のときと、電圧印加の停止の時
の両方が含まれる。従って、ピーク電流には、電圧印加
開始時に流れるものと、電圧印加停止時(電源電圧をゼ
ロVにしたとき)に流れるものとが含まれるが、いずれ
か一方、又は両方の値を参照することができる。
記載の発明装置のように、前記ピーク電流が流れた後、
定常状態に到るまでの過渡的電流値を参照するように構
成してもよい。この場合の定常状態とは、静電チャック
プレート内の電極に一定電圧が印加されており、静電チ
ャックプレートに流れる電流値が略一定のときを指して
おり、この請求項3及び以下の記載において、静電チャ
ックプレートに流れる電流値がゼロの場合も定常状態に
含まれる。
その定常状態にあるときの電流値を参照するように構成
したり、請求項5記載の発明装置のように、電流値だけ
ではなく、前記静電チャックプレートに流れる電流の変
化率を参照して静電吸着力を算出するように構成しても
よい。その電流変化率は、前記ピーク電流値と前記過渡
的電流値とから求めてもよいし、前記過渡的電流値だけ
から求めてもよい。
ャックプレート上に基板を配置し、該静電チャックプレ
ート内に設けられ電極に電圧を印加したときに、前記基
板に加えられる静電吸着力を求める静電吸着力測定方法
であって、前記静電チャックプレートに流れる電流の値
を検出し、その値に基いて前記静電吸着力を算出するこ
とを特徴とする。
参照する電流値は、前記ピーク電流値、過渡的電流値、
定常状態にあるときの電流値を適宜選択して用いること
ができる。また、それら電流値から一旦電流変化率を求
め、その電流変化率と電流値とを併用して静電吸着力を
求めるようにしてもよい。
ュータを用いることができる。従って、その算出手順
は、コンピュータプログラムとして記録媒体に記録する
ことができる。記録媒体には、フレキシブルディスクの
ような磁気的記録によるもの、光ディスクのような光学
的記録にるものの他、静電容量によるもの、機械的、物
理的記録によるもの等、種々のものが含まれる。
を説明する。一般に、図6(a)に示すような容量Cの平
行平板型のコンデンサに電圧Vを印加した場合、電極面
積をS、電極間距離をx、真空中の誘電率をε0とする
と、電極間には、次式、 f = −(1/2)・(CV)2・{1/(ε0S)} …… (1) = −(1/2)・ε0・(V/x)2・S …… (2) で表される静電吸着力fが発生する。負の符号は静電吸
着力fが引力であることを示している。
V、ε0、Sが既知の値である場合、何らかの方法で容
量Cが求められれば、静電吸着力fを算出することがで
きるという点である。
静電チャックプレート70では、基板71を介して、電
極721、722間に容量Cが生じており、電極721、
722間に電圧を印加した場合には、矢印で示すよう
に、電極721、722間に電流が流れる。容量Cを符号
80のコンデンサで表し、この静電チャックプレート7
0の等価回路を図6(c)に示す。
サ80と並列な抵抗成分があり、その抵抗値をR1とし
て符号81の抵抗器で示す。コンデンサ80と直列な抵
抗成分もあり、その抵抗値をR2とし、符号82の抵抗
器で表す。従って、全体の等価回路は、そのコンデンサ
80と抵抗器81とが並列接続された回路に、抵抗器8
2が直列接続された回路で表わされる。このような等価
回路で表される静電チャックプレート70に対して印加
電圧V0を制御すると、電極721、722で基板71を
吸着したり、吸着を解除したりできる。
蓄積量をqとし、時刻ゼロ(t=0)において、電極72
1、722に電圧V0を印加したところ、静電チャックプ
レート70に電流iが流れたものとする。また、このと
きコンデンサ80と抵抗器81とで構成される閉回路内
に電流i1が流れたものとすると、電圧V0の印加後、時
刻tにおいては、以下の回路方程式が成立する。
記(3)〜(5)式は、次のようになる。
刻をt1とすると、時刻t1以降のコンデンサ80の電荷
qと、静電チャックプレート70に流れる電流iは次式
で表される。
るから、抵抗値R1、R2、容量Cが求められれば、(1)
式、又は(2)式から静電吸着力fを算出することができ
る。
合]図5に、印加電圧V0と電流値iの波形をグラフで
示す。電圧V0の印加時(t=0)の時点でピーク電流が
流れ、次いで(6)式に従って減少し、定常状態となって
いる。定常状態となった後、時刻t1において、印加電
圧V0をゼロにすると、コンデンサ80の放電により、
ピーク電流が逆向きに流れる。その後、(8)式に従っ
て、電流値iは定常状態のゼロに近づく。
刻tで測定可能である。従って上記(6)〜(9)式中で未
知数となるのは、R1、R2、Cの3個の値となるので、
例えば異なる時刻で電流iを3回測定し、(6)式(又は
(8)式)中の電流値iに測定値を代入し、連立させれ
ば、抵抗値R1、R2、容量Cを求めることができる。
められれば、次式、 f = −(1/2)・(CV0)2・{1/(ε0S)} ……(10) から、静電吸着力fを算出できる。
測定し、その値が1/eになるまでの時間を求めると、
このピーク電流i0の値と(6)式とから容量値Cが求め
られ、静電吸着力fを算出できる。この場合、コンピュ
ータを用いて自動測定させると共に静電吸着力fを算出
させると都合がよい。
して求める場合]上記(6)式を微分すると、下記(21)
式、
0の値とから、図5の符号L1で示すように、ピーク電流
i0が流れたときの接線の方程式を求め、その接線L1が
時間軸と交わるところを求める。その値をΔtとする
と、 Δt = R2・C ……(22) で表される。
0)は、 i0 = V0/R2 ……(23) となる。従って、電圧V0印加時のピーク電流i0の値を
測定すると、上記(23)、(22)式から、抵抗値R2と
容量値Cとが順次求められるので、(10)式から静電吸
着力fを算出できる。
図7(a)のようにロードセルを使用して測定した実測値
とはよく一致している。電極間に印加される電圧の大き
さを横軸に(V)、静電吸着力fを縦軸に(任意スケール)
にとり、算出値と実測値とを図4のグラフに示す。■が
算出値、○が実測値である。
求める場合]上記(8)式を微分すると、下記(31)式、
が印加され、基板が静電吸着されている定常状態から電
圧印加が停止された直後の接線の方程式を求める。その
接線を、図5の符号L2で示す。電圧印加停止時(t=
t'0)から、接線L2が時間軸と交わるまでの間の値をΔ
t'とすると、 Δt' = R1R2C/(R1+R2) と表される。
定常状態での電流値i1は、 i1 = V0/(R1+R2) で表される。また、電圧印加停止時のピーク電流i'
0は、上記(8)式から、 i'0 = −R1V0/{R2(R1+R2)} となるので、定常状態での電流値i1と、電圧印加停止
時のピーク電流値i'0と、Δt'の測定値とから、静電
吸着力fが求められる。
置に適用した場合である。この図1において、20はプ
ロセスチャンバー、32はロボット33を収めた搬送
室、31は真空装置内に基板の搬出入を行う仕込室(カ
セットで仕込む場合はカセット室と呼ばれることもあ
る)であり、仕込室31内に基板を装着し、真空排気し
た後、ロボット33を動作させると、装置内の高真空状
態を維持したままで、プロセスチャンバー20内に基板
を搬入できるように構成されている。
あり、静電チャックプレート8と、pAレベルまで測定
可能な電流計5と、表示装置や記憶装置が設けられたコ
ンピュータ9とを有している。
は、ステージ21とカソード22とがそれぞれ設けられ
ており、ステージ21上には、前述の静電チャックプレ
ート8が配置され、静電チャックプレート8と対向する
カソード22の表面には、図示しないスパッタリングタ
ーゲットが配置されている。
21、122と、絶縁物13とが設けられており、各電極
121、122は絶縁物13内に納められている。絶縁物
13は板状に成形されている。
チャンバー20外に配置されており、また、プロセスチ
ャンバー20外には、チャック用電源46と、ヒーター
用電源47と、マスフローコントローラー48と、ガス
ボンベ25とが配置されている。
21、122には導線が接続され、プロセスチャンバー2
0外に気密に導出されており、電極121は電流計5を
介してチャック用電源46の高電位側に、電極122は
低電位側に接続されており、チャック用電源46を起動
すると、電極121に正電圧が、電極122に負電圧が印
加されるように構成されている。
4が配置されており、該ヒーター14には導線が接続さ
れ、ヒーター用電源47によって通電できるように構成
されている。
ター用電源47と、マスフローコントローラー48と、
ロボット33とは、コンピュータ9に接続され、コンピ
ュータ9によって制御できるように構成されている。ま
た、電流計5の測定値はコンピュータ9に送信されるよ
うに構成されている。
3によって、シリコンウェハーから成る基板24を搬入
し、静電チャックプレート8上に載置した。
6を起動し、電極121、122間に所定の大きさの電圧
を印加すると、基板24は静電チャックプレート8表面
に静電吸着された。
レート8に流れた電流は、電流計5によって検出され、
その値はコンピュータ9に送信されている。コンピュー
タ9は、電圧印加時のピーク電流の値の他、そのピーク
電流が流れた後の電流値も記憶するように構成されてお
り、また、それらの電流値から電流変化率を求め、静電
吸着力を算出できるようにプログラムされている。
吸着力fの算出値が所定範囲内にあった場合は、基板2
4は正常に静電吸着されている。そのときは、コンピュ
ータ9がマスフローコントローラー48を動作させ、流
量制御しながらプロセスチャンバー20内にスパッタリ
ングガス(通常はArガスやN2ガスなど)を導入し、プ
ロセスチャンバー20内の圧力が安定した後、図示しな
いスパッタリング電源を起動し、カソード22に電圧を
印加し、スパッタリングを開始する。
は、基板24と静電チャックプレート8との密着性が良
好なので、ヒーター14の熱は基板24に均一に伝わ
り、面内均一性が高い薄膜を形成することができる。
度測定器も接続され、静電チャックプレート8の温度を
検出できるように構成されており、静電チャックプレー
ト8の温度をコンピュータ9によって監視し、ヒーター
用電源47の出力を調整する他、算出した静電吸着力f
の大きさによって発熱量を異ならせ、膜厚や膜質の制御
を行いながら薄膜形成を行うことができる。
ックプレート8に流れる電流を電流計5によって検出
し、コンピュータ9によって電流波形を監視しておく
と、スパッタリング中に起こった基板24の異常を検出
することができる。
れる電流をコンピュータ9内に記録しながら所定時間ス
パッタリングを行い、コンピュータ9によってチャック
用電源46を停止させる。チャック用電源46の停止に
より、電極121、122間に印加されていた電圧がゼロ
になると、基板24の静電吸着は解除される。次いで、
コンピュータ9はロボット33を動作させ、基板24を
プロセスチャンバー20から搬出し、搬送室32を介し
て仕込室31に搬入するとともに、未処理の基板を静電
チャックプレート8上に載置し、薄膜形成処理を続行す
る。
始以降に、静電チャックプレート8に流れた電流の測定
結果をグラフにして示す。電圧印加開始(チャックON)
と電圧印加停止(チャックOFF)のときにピーク電流が
流れている。
合であったが、電流計5の出力に基き、コンピュータ9
が静電吸着力の異常を検出した場合には、コンピュータ
9は直ちに異常を通報すると共に、スパッタリングの開
始を中止するか、又は、途中であっても中止し、いずれ
の場合であっても、基板24をプロセスチャンバー20
内から搬出する。
用電源46の故障、結線はずれ、基板24の割れ、搬送
ミスによる基板24の脱落や、静電チャックプレートの
所定の位置からのずれ等によって起こる。
位置からのずれや基板割れ等によるものは、図6(c)の
等価回路から見た場合、容量Cや、抵抗値R1の値の変
動で表される。
ヒーター用電源47の故障、結線の外れ、静電チャック
プレート内のヒーター部の異常等)、静電チャックプレ
ート8が所定温度になっていない場合には、抵抗値R2
の変動となり、静電チャックプレート8に流れる電流波
形が変化する。従って、静電チャックプレートに流れる
電流の波形を分析することでヒーター異常も検出でき、
スパッタ処理を中止させることも可能となる。
は、異常があった場合でも通常の通り処理を行うととも
に、基板と電流値や静電吸着力fとを対応させてコンピ
ュータ9内に記録し、一連の処理の終了後、記録に従っ
て異常のあった基板を除くようにしてもよい。
み込んだ半導体製造装置においては、プロセス対象とな
る基板一枚ごとに静電吸着力を検出し、異常の有無を判
断することができる。静電吸着力が正常でない場合に
は、プロセス処理を続行しても、最終的に所定品質の製
品が得られない可能性があるため、そのような基板は後
行程にまわる前に除く必要がある。本発明を用いた場合
には、異常があった基板を特定し、後行程に送らないよ
うにできるので、品質管理の面からも、コスト面からも
有利である。
静電吸着力を算出できるので、チャック用電源の出力を
調節し、各基板に対する静電吸着力を一定にしたり、ヒ
ーターの発熱量を調節し、各基板の実際の温度を一定に
することが可能となる。
性や表面モフォロジーあるいは薄膜組成等に大きな影響
を与えるため、静電吸着力や発熱量を制御し、基板温度
を一定にすると、各基板上に形成される薄膜の品質を揃
えることが可能となる。
装置に適用した場合ついて述べたが、近年はCVD装置
あるいは、分子線エピタキシャル装置(MBE:Molecul
ar Beam Epitaxy)等の成膜装置の他、エッチング装置や
表面改質装置等、真空雰囲気内やガス雰囲気内で静電吸
着力によって基板を吸着保持したいという要求が強い。
本発明はそのような装置に広く適用することができる。
極121、122を用いた双極式の静電吸着装置であった
が、本発明装置には単極式や多極式のものも含まれる。
図2の符号3に、単極式の本発明の静電吸着装置を示
す。
ー70を有するエッチング装置に設けられており、静電
吸着装置3は、プロセスチャンバー70内に配置された
静電チャックプレート58と可動電極75と、プロセス
チャンバー70外に配置された電流計55とコンピュー
タ59とを有している。
ステージ71が設けられており、静電チャックプレート
58は、ステージ71上に配置されている。
絶縁物63で覆われて構成されており、絶縁物63は板
状に成形されている。
用電源66が配置されており、電極62には導線が接続
され、プロセスチャンバー70の外部に電気的に導出さ
れ、電流計55を介して、チャック用電源66の高電位
側に接続されている。
側壁に、上下移動可能に取り付けられており、伸縮自在
なコード76によってプロセスチャンバー70外に導出
され、チャック用電源66の低電位側に接続され、電極
62と可動電極64との間に電圧を印加できるように構
成されている。
59に接続され、電極62と可動電極64間の印加電圧
を制御できるように構成されており、また、電流計55
もコンピュータ59に接続され電流値を記録できるよう
に構成されている。
持しながら、図示しない搬送機構を動作させ、静電チャ
ックプレート58上に基板74を載置し、可動電極75
を降下させ、先端を基板74表面に当接させ、基板74
をチャック用電源66に接続する。
ャック用電源66を起動し、基板74と電極62との間
に電圧を印加すると、基板74は静電チャックプレート
58に静電吸着される。
等価回路は図6(c)と同じであり、電圧印加時と電圧印
加停止時との、電圧状態を切換える際にはピーク電流が
流れれ、その後定常状態になる。従って、静電チャック
プレート58に流れる電流を電流計55によって検出す
ると、コンピュータ59によって基板74に加えられて
いる静電吸着力を算出することができる。
ュータに送信し、静電吸着力を算出する場合について説
明したが、静電チャックプレートに流れる電流を時間経
過に従ってペンプロッターに出力し、その結果から電流
値を読み取って計算して静電吸着力fを算出してもよ
い。また、プロッター出力やペンレコーダー出力等の記
録結果から作図によって接線を引き、時間軸との交点を
求めて静電吸着力を算出するようにしてもよい。
定することで、静電吸着力を算出できるので、プロセス
処理を行う基板毎に静電吸着力を測定できる。また、特
別な治具を使用することなく、基板、チャック用電源、
ヒーター等の異常を容易に発見できる。静電吸着装置の
保守、メンテナンス性が向上し、故障を早期に発見する
ことができる。プロセス処理前に異常のある基板を検出
した場合には、その基板に対するプロセス処理は行わ
ず、次の基板を処理できるので、処理時間が無駄になら
ない。異常があった基板を特定できるので、後行程に送
る前に除去でき、不良品の発生を低減できる。各基板の
温度を一定にしてプロセス処理を行えるので、品質を揃
えることが可能となる。
するための図
果の一例を示すグラフ
求めた静電吸着力とを比較するためのグラフ
めのグラフ
するための図 (b):算出原理を説明するための静電吸着装置の概略構
成図 (c):その等価回路
説明するための図 (b):他の例を説明するための図
62……電極 13、63……絶縁物 24、7
4……基板
められれば、次式、 f=−(1/2)・(CV)2・{1/(ε0S)} ……(10) から、静電吸着力fを算出できる。
(t=0)は、 i0=V0/R2 ……(23) となる。また、定常状態での電流値i1=V0/(R1
+R2)と(23)式よりR1が求まる。これより容量
Cにかかる電圧Vが V= i1R1 ……(24) とで、求められる。 従って、電圧V0印加時のピーク電
流i0の値を測定すると、上記(23)、(22)式か
ら、抵抗値R2と容量値Cとが順次求められるので、
(10)式から静電吸着力fを算出できる。
Claims (7)
- 【請求項1】 電極と、前記電極上に設けられた絶縁物
とを有する静電チャックプレート上に基板を配置し、 前記電極に電圧を印加すると前記基板を吸着できるよう
に構成された静電吸着装置であって、 前記静電チャックプレートに流れる電流の値を検出し、
前記静電チャックプレートの静電吸着力を算出できるよ
うに構成されたことを特徴とする静電吸着装置。 - 【請求項2】 前記静電吸着力を算出する際、前記電極
への電圧印加状態が変化するときに流れるピーク電流値
が参照されるように構成されたことを特徴とする請求項
1記載の静電吸着装置。 - 【請求項3】 前記静電吸着力を算出する際、前記ピー
ク電流が流れた後定常状態に到るまでの過渡的電流値が
参照されるように構成されたことを特徴とする請求項1
又は請求項2のいずれか1項記載の静電吸着装置。 - 【請求項4】 前記静電吸着力を算出する際、前記静電
チャックプレートに流れる電流が定常状態にあるときの
電流値が参照されるように構成されたことを特徴とする
請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の静電吸着装
置。 - 【請求項5】 前記静電吸着力を算出する際、前記静電
チャックプレートに流れる電流の変化率が参照されるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
載の静電吸着装置。 - 【請求項6】 静電チャックプレート上に基板を配置
し、該静電チャックプレート内に設けられ電極に電圧を
印加したときに、前記基板に加えられる静電吸着力を求
める静電吸着力測定方法であって、 前記静電チャックプレートに流れる電流の値を検出し、
その値に基いて前記静電吸着力を算出することを特徴と
する静電吸着力測定方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の静電吸着力測定方法をコ
ンピュータを用いて実行できる手順がコンピュータプロ
グラムとして記録されたことを特徴とする記録媒体。
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|---|---|---|---|
| JP29799896A JP3966931B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 静電吸着装置、静電吸着力測定方法、記録媒体 |
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| JP29799896A JP3966931B2 (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 静電吸着装置、静電吸着力測定方法、記録媒体 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10127072A true JPH10127072A (ja) | 1998-05-15 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-10-22 JP JP29799896A patent/JP3966931B2/ja not_active Expired - Fee Related
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