JPH10127093A - パルス幅変調方式インバータの制御装置 - Google Patents
パルス幅変調方式インバータの制御装置Info
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- JPH10127093A JPH10127093A JP8299392A JP29939296A JPH10127093A JP H10127093 A JPH10127093 A JP H10127093A JP 8299392 A JP8299392 A JP 8299392A JP 29939296 A JP29939296 A JP 29939296A JP H10127093 A JPH10127093 A JP H10127093A
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- Inverter Devices (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 同期パルスの発生を簡単に行い、また、三相
対称な出力電圧の発生を容易に実現することにある。 【解決手段】 3レベルインバータにおいて、インバー
タの基本波位相と変調波信号を同期させる同期手段1、
2と、変調波信号の0度位相を搬送波信号の1/4周期
分遅らせてPWMパルスを発生するパルス発生手段7を
設け、前記同期手段は、1サンプリング周期の基本位相
の増加分を加算し、次のサンプリング周期に基本位相の
値が360度以上になると判断した場合に、現在のサン
プリング周期で強制的に基本位相を0度に設定し、ま
た、前記パルス発生手段は、搬送波信号の1/4周期の
サンプリング周期に瞬時出力電圧指令である変調波信号
に比例したパルスデータを演算し、演算結果データを次
のサンプリング周期にパルスとして出力する。
対称な出力電圧の発生を容易に実現することにある。 【解決手段】 3レベルインバータにおいて、インバー
タの基本波位相と変調波信号を同期させる同期手段1、
2と、変調波信号の0度位相を搬送波信号の1/4周期
分遅らせてPWMパルスを発生するパルス発生手段7を
設け、前記同期手段は、1サンプリング周期の基本位相
の増加分を加算し、次のサンプリング周期に基本位相の
値が360度以上になると判断した場合に、現在のサン
プリング周期で強制的に基本位相を0度に設定し、ま
た、前記パルス発生手段は、搬送波信号の1/4周期の
サンプリング周期に瞬時出力電圧指令である変調波信号
に比例したパルスデータを演算し、演算結果データを次
のサンプリング周期にパルスとして出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3レベルインバー
タの制御装置に係り、特に、パルス幅変調方式インバー
タの制御装置に関する。
タの制御装置に係り、特に、パルス幅変調方式インバー
タの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直流を交流に変換して誘導電動機を駆動
するインバータ、特に、主回路用のスイッチング素子と
して高耐圧のゲートターンオフサイリスタ(GTOサイ
リスタ)を用い、電気車用誘導電動機を駆動するインバ
ータはこれまで数多く実用化されている。これらのイン
バータは、交流端子に2レベルの電位を出力するものが
一般的であり、最大500Hz程度のパルス幅変調(P
WM)制御により、出力電圧の制御が行われている。一
方、近年になって、直流電源の高電位点と低電位点のほ
かに、これら高電位点と低電位点の間の中間電位点を設
け、スイッチング素子群の選択的なオン・オフ制御によ
って高電位点、低電位点または中間電位点の3レベルの
電位を選択的に交流端子に導出する3レベルインバータ
(ニュートラルポイントクランプド(NPC)インバー
タともいう。)の技術が確立し、GTOサイリスタによ
る2レベルインバータに代って、電気車用誘導電動機を
駆動するインバータの主流になりつつある。3レベルイ
ンバータは、スイッチング周波数を見かけ上高められる
ため、電流リプルの少ない交流出力を得ることができ、
また、直流電圧源の分割により、スイッチング素子の印
加電圧を低減でき、スイッチング素子の低耐圧化を図れ
るなどの特徴を備えており、高周波スイッチング素子の
絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ(IGBT)の適
用例が多い。一方、電気車内には、車両用の補助電源装
置として静止形補助電源装置(SIV:Static
InVerter スタティック インバータ)が使用
されている。静止形補助電源装置の制御は一定電圧、一
定周波数のCVCFインバータであるが、近年、高圧の
IGBT素子を用いたインバータ技術を静止形補助電源
装置に応用し、誘導電動機駆動用の可変電圧、可変周波
数のVVVFインバータと共用できる静止形補助電源装
置とすることで、VVVFインバータを静止形補助電源
装置の非常時用バックアップとするシステムの実用化が
進んでいる。
するインバータ、特に、主回路用のスイッチング素子と
して高耐圧のゲートターンオフサイリスタ(GTOサイ
リスタ)を用い、電気車用誘導電動機を駆動するインバ
ータはこれまで数多く実用化されている。これらのイン
バータは、交流端子に2レベルの電位を出力するものが
一般的であり、最大500Hz程度のパルス幅変調(P
WM)制御により、出力電圧の制御が行われている。一
方、近年になって、直流電源の高電位点と低電位点のほ
かに、これら高電位点と低電位点の間の中間電位点を設
け、スイッチング素子群の選択的なオン・オフ制御によ
って高電位点、低電位点または中間電位点の3レベルの
電位を選択的に交流端子に導出する3レベルインバータ
(ニュートラルポイントクランプド(NPC)インバー
タともいう。)の技術が確立し、GTOサイリスタによ
る2レベルインバータに代って、電気車用誘導電動機を
駆動するインバータの主流になりつつある。3レベルイ
ンバータは、スイッチング周波数を見かけ上高められる
ため、電流リプルの少ない交流出力を得ることができ、
また、直流電圧源の分割により、スイッチング素子の印
加電圧を低減でき、スイッチング素子の低耐圧化を図れ
るなどの特徴を備えており、高周波スイッチング素子の
絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ(IGBT)の適
用例が多い。一方、電気車内には、車両用の補助電源装
置として静止形補助電源装置(SIV:Static
InVerter スタティック インバータ)が使用
されている。静止形補助電源装置の制御は一定電圧、一
定周波数のCVCFインバータであるが、近年、高圧の
IGBT素子を用いたインバータ技術を静止形補助電源
装置に応用し、誘導電動機駆動用の可変電圧、可変周波
数のVVVFインバータと共用できる静止形補助電源装
置とすることで、VVVFインバータを静止形補助電源
装置の非常時用バックアップとするシステムの実用化が
進んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用の静
止形補助電源装置では、騒音の低減、高速応答のためス
イッチング周波数を4〜6kHz程度に設定している
が、電動機駆動用のVVVFインバータと共用する場合
には、VVVFインバータのスイッチング周波数がイン
バータの熱損失から500〜1.5kHz程度のため、
静止形補助電源装置のスイッチング周波数もこの範囲内
にする必要がある。スイッチング周波数が4〜6kHz
と高い場合には、PWMパルスをインバータの位相とは
無関係に出力する、いわゆる非同期のパルスパターンで
も出力電圧波形をほぼ正弦波にすることができるが、ス
イッチング周波数が500〜1.5kHzと低くなる
と、出力電圧の波形歪みを少なくするために、PWMパ
ルスをインバータの位相と同期させる、いわゆる同期パ
ルスパターンを行う必要がある。しかし、スイッチング
周波数を例えば1kHz程度とすると、電源周波数が6
0Hzの場合、16〜20パルスの同期パルスを発生さ
せなければならず、VVVFインバータのソフト的なパ
ルス発生手段では、パルスパターン処理を高速にしなけ
ればならない問題があった。
止形補助電源装置では、騒音の低減、高速応答のためス
イッチング周波数を4〜6kHz程度に設定している
が、電動機駆動用のVVVFインバータと共用する場合
には、VVVFインバータのスイッチング周波数がイン
バータの熱損失から500〜1.5kHz程度のため、
静止形補助電源装置のスイッチング周波数もこの範囲内
にする必要がある。スイッチング周波数が4〜6kHz
と高い場合には、PWMパルスをインバータの位相とは
無関係に出力する、いわゆる非同期のパルスパターンで
も出力電圧波形をほぼ正弦波にすることができるが、ス
イッチング周波数が500〜1.5kHzと低くなる
と、出力電圧の波形歪みを少なくするために、PWMパ
ルスをインバータの位相と同期させる、いわゆる同期パ
ルスパターンを行う必要がある。しかし、スイッチング
周波数を例えば1kHz程度とすると、電源周波数が6
0Hzの場合、16〜20パルスの同期パルスを発生さ
せなければならず、VVVFインバータのソフト的なパ
ルス発生手段では、パルスパターン処理を高速にしなけ
ればならない問題があった。
【0004】本発明の課題は、同期パルスの発生を簡単
に行い、また、位相0度付近にパルスを発生しないよう
にすると共に、三相対称な出力電圧の発生を容易に実現
するに好適なパルス幅変調方式インバータの制御装置を
提供することにある。
に行い、また、位相0度付近にパルスを発生しないよう
にすると共に、三相対称な出力電圧の発生を容易に実現
するに好適なパルス幅変調方式インバータの制御装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、3レベルイ
ンバータにおいて、インバータの基本波位相と瞬時出力
電圧指令である変調波信号を同期させる手段と、変調波
信号の0度位相を搬送波信号の1/4周期分遅らせてP
WMパルスを発生する手段を設け、前記同期させる手段
は、搬送波信号の1/4周期のサンプリング周期にイン
バータの電源周波数からインバータの基本位相の増加分
を演算し、基本位相の増加分を積算してインバータ基本
位相とする処理を行うとき、1サンプリング周期の基本
位相の増加分を加算し、次のサンプリング周期に基本位
相の値が360度以上になると判断した場合に、基本位
相の増加分の加算処理を行わず、現在のサンプリング周
期で強制的に基本位相を0度に設定し、また、前記PW
Mパルスを発生する手段は、搬送波信号の1/4周期の
サンプリング周期に瞬時出力電圧指令である変調波信号
に比例したパルスデータを演算し、演算結果データを次
のサンプリング周期にパルスとして出力することによっ
て、解決される。
ンバータにおいて、インバータの基本波位相と瞬時出力
電圧指令である変調波信号を同期させる手段と、変調波
信号の0度位相を搬送波信号の1/4周期分遅らせてP
WMパルスを発生する手段を設け、前記同期させる手段
は、搬送波信号の1/4周期のサンプリング周期にイン
バータの電源周波数からインバータの基本位相の増加分
を演算し、基本位相の増加分を積算してインバータ基本
位相とする処理を行うとき、1サンプリング周期の基本
位相の増加分を加算し、次のサンプリング周期に基本位
相の値が360度以上になると判断した場合に、基本位
相の増加分の加算処理を行わず、現在のサンプリング周
期で強制的に基本位相を0度に設定し、また、前記PW
Mパルスを発生する手段は、搬送波信号の1/4周期の
サンプリング周期に瞬時出力電圧指令である変調波信号
に比例したパルスデータを演算し、演算結果データを次
のサンプリング周期にパルスとして出力することによっ
て、解決される。
【0006】本発明は、電源周波数が一定の場合、位相
0度付近に余分なパルスを発生させることなく、簡単に
同期パルスを発生させることができ、出力電圧の波形の
歪みを抑制することが可能になる。また、サンプリング
周期を搬送波の1/4周期に相当させることにより、位
相の調整をせずに、簡単に搬送波信号の1/4周期ずら
したパルスを出力することができ、三相対称な出力電圧
の発生を容易に実現することができる。
0度付近に余分なパルスを発生させることなく、簡単に
同期パルスを発生させることができ、出力電圧の波形の
歪みを抑制することが可能になる。また、サンプリング
周期を搬送波の1/4周期に相当させることにより、位
相の調整をせずに、簡単に搬送波信号の1/4周期ずら
したパルスを出力することができ、三相対称な出力電圧
の発生を容易に実現することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図2は、本発明の対象となる車両用の
静止形補助電源装置の構成を示す。図2において、70
は直流電圧源である電車線、71、72は直流電圧源7
0の電圧から中間点N(中性点と呼ぶ。)を作り出すた
め、分割したコンデンサ、50は還流用の整流素子を備
えた自己消弧可能なスイッチング素子であり、例えばI
GBTにより構成される3レベルインバータの主回路を
示すブロック、60、61、62は3レベルインバータ
50の三相交流出力に接続されるフィルタリアクトル、
63、64、65は同じく三相交流出力に接続されるフ
ィルタコンデンサであり、これらフィルタリアクトルと
フィルタコンデンサによって3レベルインバータ50の
交流出力に含まれている高調波を除去して歪みのない正
弦波交流出力を得る。51は三相の出力変圧器であり、
3レベルインバータ50の発生する高圧の交流出力を負
荷の定格電圧であるAC440V、AC200V等に変
換する。52は出力変圧器51に接続されている車両内
のクーラー、蛍光灯などの負荷を示すブロックである。
直流電圧源70はコンデンサ71、72によって分割さ
れ、3レベルインバータ50に印加される。3レベルイ
ンバータ50はスイッチング素子群の選択的なオン・オ
フ制御によって高電位点、低電位点または中間電位点の
3レベルの電位を選択的に交流端子に導出し、三相交流
を出力する。この三相交流をフィルタリアクトル60〜
62とフィルタコンデンサ63〜65に通して正弦波交
流出力を得、三相の出力変圧器51を介して3相負荷に
供給する。ここでは、3レベルインバータの動作につい
ての説明は省略するが、主回路とその動作の詳細につい
ては、特開平5−308704号公報などに記載されて
いる。
用いて説明する。図2は、本発明の対象となる車両用の
静止形補助電源装置の構成を示す。図2において、70
は直流電圧源である電車線、71、72は直流電圧源7
0の電圧から中間点N(中性点と呼ぶ。)を作り出すた
め、分割したコンデンサ、50は還流用の整流素子を備
えた自己消弧可能なスイッチング素子であり、例えばI
GBTにより構成される3レベルインバータの主回路を
示すブロック、60、61、62は3レベルインバータ
50の三相交流出力に接続されるフィルタリアクトル、
63、64、65は同じく三相交流出力に接続されるフ
ィルタコンデンサであり、これらフィルタリアクトルと
フィルタコンデンサによって3レベルインバータ50の
交流出力に含まれている高調波を除去して歪みのない正
弦波交流出力を得る。51は三相の出力変圧器であり、
3レベルインバータ50の発生する高圧の交流出力を負
荷の定格電圧であるAC440V、AC200V等に変
換する。52は出力変圧器51に接続されている車両内
のクーラー、蛍光灯などの負荷を示すブロックである。
直流電圧源70はコンデンサ71、72によって分割さ
れ、3レベルインバータ50に印加される。3レベルイ
ンバータ50はスイッチング素子群の選択的なオン・オ
フ制御によって高電位点、低電位点または中間電位点の
3レベルの電位を選択的に交流端子に導出し、三相交流
を出力する。この三相交流をフィルタリアクトル60〜
62とフィルタコンデンサ63〜65に通して正弦波交
流出力を得、三相の出力変圧器51を介して3相負荷に
供給する。ここでは、3レベルインバータの動作につい
ての説明は省略するが、主回路とその動作の詳細につい
ては、特開平5−308704号公報などに記載されて
いる。
【0008】図1は、本発明の一実施形態によるパルス
幅変調方式インバータの制御装置を示す。本実施形態
は、インバータの基本位相θを演算する位相演算部1、
電源周波数Fiと基本位相θの同期をとる同期処理部
2、正弦波信号を出力する正弦波換算部3、インバータ
の瞬時電圧指令を出力する振幅設定部4、所要のサンプ
リング周期を出力するサンプリング設定部5、乗算器
6、PWMパルスを発生するパルス発生部7から構成す
る。
幅変調方式インバータの制御装置を示す。本実施形態
は、インバータの基本位相θを演算する位相演算部1、
電源周波数Fiと基本位相θの同期をとる同期処理部
2、正弦波信号を出力する正弦波換算部3、インバータ
の瞬時電圧指令を出力する振幅設定部4、所要のサンプ
リング周期を出力するサンプリング設定部5、乗算器
6、PWMパルスを発生するパルス発生部7から構成す
る。
【0009】位相演算部1は、電源周波数Fiの値から
サンプリング周期Ts毎に、位相増加分Δθを演算し、
これを積算して基本位相θを求める。
サンプリング周期Ts毎に、位相増加分Δθを演算し、
これを積算して基本位相θを求める。
【数1】 ここで、θnは今回のサンプリング周期における基本位
相の積算値 θn−1は前回までのサンプリング周期における基本位
相の積算値 なお、一般にサンプリング周期Ts0は、インバータの
スイッチング周波数をFswすると
相の積算値 θn−1は前回までのサンプリング周期における基本位
相の積算値 なお、一般にサンプリング周期Ts0は、インバータの
スイッチング周波数をFswすると
【数2】 の関係がある。(2)式で得られるTs0毎にパルスを
交互に立ち上げ・立ち下げを行えば、Fsw一定のパル
スが得られる。すなわち、Ts0がPWM(パルス幅変
調)時の搬送波の1/2周期に相当する。本実施形態で
はサンプリング周期TsはTs0の1/2、すなわち、
搬送波の1/4周期に設定する。位相演算部1の出力1
0(=基本位相θ)は同期処理部2に入力する。一方、
クロックTcをサンプリング設定部5において所要のサ
ンプリング周期Tsに分周し、サンプリング設定部5の
出力14(=Ts)を同期処理部2に入力する。同期処
理部2は、基本位相θの演算時に、次回のサンプリング
周期で位相増加分を積算したとき、位相が360度を越
えてしまう場合には強制的に今回のサンプリング周期の
基本位相を0度に設定する。これにより、電源周波数F
iと基本位相θの同期をとる。同期処理部2の出力11
(=同期をとった基本位相θ)は正弦波換算部3におい
て正弦波信号12に換算される。振幅設定部4は、出力
電圧指令E*を入力し、所要のインバータの瞬時電圧指
令を求める。このインバータの瞬時電圧指令13と正弦
波信号12とは乗算器6に入力し、インバータの瞬時電
圧出力指令15を演算する。瞬時出力電圧指令15はパ
ルス発生部7に入力する。パルス発生部7は、瞬時電圧
出力指令15に応じたパルスタイムデータを演算し、サ
ンプリング周期Ts毎にタイミングをとってパルスを発
生させる。ここで、Tsは(2)式における一般的なサ
ンプリング周期の1/2になっているので、演算された
パルスデータが今回のサンプリング周期内に立ち上げま
たは立ち下げを行うデータであるのかの判定を行い、今
回立ち上げまたは立ち下げを行うデータであるなら、パ
ルスを発生する動作を行う。次回のサンプリング周期に
おける立ち上げまたは立ち下げを行うデータであるな
ら、次回のサンプリング周期内で演算されたパルスデー
タから前回のサンプリング周期分の補正を行った後、パ
ルスを発生する動作を行う。したがって、2回連続のサ
ンプリング周期でパルスの立ち上げまたは立ち下げ動作
を行うことになる。
交互に立ち上げ・立ち下げを行えば、Fsw一定のパル
スが得られる。すなわち、Ts0がPWM(パルス幅変
調)時の搬送波の1/2周期に相当する。本実施形態で
はサンプリング周期TsはTs0の1/2、すなわち、
搬送波の1/4周期に設定する。位相演算部1の出力1
0(=基本位相θ)は同期処理部2に入力する。一方、
クロックTcをサンプリング設定部5において所要のサ
ンプリング周期Tsに分周し、サンプリング設定部5の
出力14(=Ts)を同期処理部2に入力する。同期処
理部2は、基本位相θの演算時に、次回のサンプリング
周期で位相増加分を積算したとき、位相が360度を越
えてしまう場合には強制的に今回のサンプリング周期の
基本位相を0度に設定する。これにより、電源周波数F
iと基本位相θの同期をとる。同期処理部2の出力11
(=同期をとった基本位相θ)は正弦波換算部3におい
て正弦波信号12に換算される。振幅設定部4は、出力
電圧指令E*を入力し、所要のインバータの瞬時電圧指
令を求める。このインバータの瞬時電圧指令13と正弦
波信号12とは乗算器6に入力し、インバータの瞬時電
圧出力指令15を演算する。瞬時出力電圧指令15はパ
ルス発生部7に入力する。パルス発生部7は、瞬時電圧
出力指令15に応じたパルスタイムデータを演算し、サ
ンプリング周期Ts毎にタイミングをとってパルスを発
生させる。ここで、Tsは(2)式における一般的なサ
ンプリング周期の1/2になっているので、演算された
パルスデータが今回のサンプリング周期内に立ち上げま
たは立ち下げを行うデータであるのかの判定を行い、今
回立ち上げまたは立ち下げを行うデータであるなら、パ
ルスを発生する動作を行う。次回のサンプリング周期に
おける立ち上げまたは立ち下げを行うデータであるな
ら、次回のサンプリング周期内で演算されたパルスデー
タから前回のサンプリング周期分の補正を行った後、パ
ルスを発生する動作を行う。したがって、2回連続のサ
ンプリング周期でパルスの立ち上げまたは立ち下げ動作
を行うことになる。
【0010】図3、図4は、本実施形態の同期処理部2
における電源周波数Fiと基本位相θの同期処理の詳細
を示す。図3は、電源周波数Fiの値からサンプリング
周期Ts毎に演算した位相増加分Δθを積算した基本位
相θと正弦波信号に変換した基本位相θを示す。図4
は、電源周波数Fiと基本位相θの同期の求め方を示
す。1周期を図3に示すリミット値になるよう設定す
る。例えば、1周期を16進数の$0000〜$FFF
Fまでの$10000とすれば、16ビットカウンタで
は$FFFFの次は$0000のため、図3のようなカ
ウンタを作成でき、これを正弦波に変換すれば、交流信
号が得られる。ここで、電源周波数Fiが一定であるか
ら、図4に示すように、サンプリング周期Ts毎の位相
増加分Δθは一定値となる。リミット値がΔθでちょう
ど割り切れる値なら、同期をとるのは簡単だが、通常は
割り切れる値ではないので、図4のように誤差(リミッ
トオーバー)をもっている。したがって、T2の時点で
次回サンプリングT3の基本位相の演算を行い、これが
リミット値を越えるならば、T3で位相を0度にリセッ
トするのではなく、T2の時点で基本位相を0度に強制
的にリセットする。ΔθとTsの値によってはT3の時
点でわずかにリミット値を越える場合も発生するが、こ
の場合でも誤差を少なくするために、T3でリセットさ
せるのではなく、リミット値を越える以前のサンプリン
グT2でリセットさせる。この処理によって位相0度付
近に余分なパルスを発生させることがない。このため、
同期パルスを発生するための同期処理手段の構成を簡単
化することが可能になる。
における電源周波数Fiと基本位相θの同期処理の詳細
を示す。図3は、電源周波数Fiの値からサンプリング
周期Ts毎に演算した位相増加分Δθを積算した基本位
相θと正弦波信号に変換した基本位相θを示す。図4
は、電源周波数Fiと基本位相θの同期の求め方を示
す。1周期を図3に示すリミット値になるよう設定す
る。例えば、1周期を16進数の$0000〜$FFF
Fまでの$10000とすれば、16ビットカウンタで
は$FFFFの次は$0000のため、図3のようなカ
ウンタを作成でき、これを正弦波に変換すれば、交流信
号が得られる。ここで、電源周波数Fiが一定であるか
ら、図4に示すように、サンプリング周期Ts毎の位相
増加分Δθは一定値となる。リミット値がΔθでちょう
ど割り切れる値なら、同期をとるのは簡単だが、通常は
割り切れる値ではないので、図4のように誤差(リミッ
トオーバー)をもっている。したがって、T2の時点で
次回サンプリングT3の基本位相の演算を行い、これが
リミット値を越えるならば、T3で位相を0度にリセッ
トするのではなく、T2の時点で基本位相を0度に強制
的にリセットする。ΔθとTsの値によってはT3の時
点でわずかにリミット値を越える場合も発生するが、こ
の場合でも誤差を少なくするために、T3でリセットさ
せるのではなく、リミット値を越える以前のサンプリン
グT2でリセットさせる。この処理によって位相0度付
近に余分なパルスを発生させることがない。このため、
同期パルスを発生するための同期処理手段の構成を簡単
化することが可能になる。
【0011】次に、図5〜図7を用いて、3レベルイン
バータの搬送波と瞬時電圧出力指令(U相の変調波と記
す。)の位相差に対する出力電圧の違いを説明する。一
般に3レベルインバータのPWMパルスは、正側の搬送
波と負側の搬送波との二層の搬送波を用意し、この搬送
波と変調波信号を比較して作成する。図5は、搬送波の
1/4周期遅らせた位相に変調波の0度の位相がクロス
するようにした場合である。この場合、変調波の位相0
度からU相電圧の正側、負側のパルスまでの位相角Td
1、Td2は、変調波が正負対称であることから、Td
1=Td2であり、そのパルス幅Tp1、Tp2も同一
幅となる。この関係は他の位相の正負パルスでも同じで
あり、完全な正負対称の電圧を発生する。これに対し、
図6は、搬送波の位相0度と変調波の位相0度をクロス
させた場合である。ここでは、Tp1のパルス幅がTp
2に比べて狭くなる。また、図7は、搬送波の1/2周
期遅らせた位相に変調波の0度の位相がクロスするよう
にした場合である。ここでは、Tp2のパルス幅がTp
1に比べて狭くなる。以上のことから、搬送波の1/4
周期遅らせた位相に変調波の0度の位相がクロスするよ
うにすれば、完全に正負対称の電圧を出力することがで
きる。
バータの搬送波と瞬時電圧出力指令(U相の変調波と記
す。)の位相差に対する出力電圧の違いを説明する。一
般に3レベルインバータのPWMパルスは、正側の搬送
波と負側の搬送波との二層の搬送波を用意し、この搬送
波と変調波信号を比較して作成する。図5は、搬送波の
1/4周期遅らせた位相に変調波の0度の位相がクロス
するようにした場合である。この場合、変調波の位相0
度からU相電圧の正側、負側のパルスまでの位相角Td
1、Td2は、変調波が正負対称であることから、Td
1=Td2であり、そのパルス幅Tp1、Tp2も同一
幅となる。この関係は他の位相の正負パルスでも同じで
あり、完全な正負対称の電圧を発生する。これに対し、
図6は、搬送波の位相0度と変調波の位相0度をクロス
させた場合である。ここでは、Tp1のパルス幅がTp
2に比べて狭くなる。また、図7は、搬送波の1/2周
期遅らせた位相に変調波の0度の位相がクロスするよう
にした場合である。ここでは、Tp2のパルス幅がTp
1に比べて狭くなる。以上のことから、搬送波の1/4
周期遅らせた位相に変調波の0度の位相がクロスするよ
うにすれば、完全に正負対称の電圧を出力することがで
きる。
【0012】また、変調波1周期内において比較する搬
送波の数、いわゆるパルス数について説明する。インバ
ータの場合同期パルスのパルス数は、各線間電圧の対称
性、三相の線間電圧波形が120度位相差をもった同一
波形であるなどの条件から、3の倍数でかつ奇数である
45、27、15、9パルス等の選択の制約がある。図
8は、搬送波の1/4周期遅らせた位相に変調波の0度
の位相がクロスするようにした場合の15パルスモード
のU相出力電圧を示す。この場合、図示のように正負対
称の出力電圧を発生する。図9には、同じくU相、V
相、W相の各出力電圧を示す。これより、各相電圧は、
120度位相差をもった三相対称な波形が得られる。
送波の数、いわゆるパルス数について説明する。インバ
ータの場合同期パルスのパルス数は、各線間電圧の対称
性、三相の線間電圧波形が120度位相差をもった同一
波形であるなどの条件から、3の倍数でかつ奇数である
45、27、15、9パルス等の選択の制約がある。図
8は、搬送波の1/4周期遅らせた位相に変調波の0度
の位相がクロスするようにした場合の15パルスモード
のU相出力電圧を示す。この場合、図示のように正負対
称の出力電圧を発生する。図9には、同じくU相、V
相、W相の各出力電圧を示す。これより、各相電圧は、
120度位相差をもった三相対称な波形が得られる。
【0013】図10は、本実施形態のパルス発生部7に
おいて、搬送波の1/4周期遅らせた位相に変調波の0
度の位相がクロスするようなPWMパルス発生の原理を
示す。図10(a)はパルス作成の方法、図10(b)は
実際のパルス出力タイミングを示す。図10において、
サンプリング周期Tsは搬送波の0度、90度、180
度、270度に相当する。なお、(2)式の通常のサン
プリング周期Ts0の場合は0度、180度のいわゆる
頂点となる。搬送波と変調波の交点A1はサンプリング
周期T11の演算で求められる。図10(a)におい
て、パルスデータTA1の大きさは、本来搬送波の最大
値CMAXに対する搬送波と変調波との交点A1におけ
るCA11に比例した値であるが、実際にはCA1に比
例したデータを演算して得ることになる。搬送波の最大
値CMAXに対応するパルスデータの最大値をTMAX
とすると、TMAXは2回分のTsに相当する。CA1
に比例するパルスデータTA1は、
おいて、搬送波の1/4周期遅らせた位相に変調波の0
度の位相がクロスするようなPWMパルス発生の原理を
示す。図10(a)はパルス作成の方法、図10(b)は
実際のパルス出力タイミングを示す。図10において、
サンプリング周期Tsは搬送波の0度、90度、180
度、270度に相当する。なお、(2)式の通常のサン
プリング周期Ts0の場合は0度、180度のいわゆる
頂点となる。搬送波と変調波の交点A1はサンプリング
周期T11の演算で求められる。図10(a)におい
て、パルスデータTA1の大きさは、本来搬送波の最大
値CMAXに対する搬送波と変調波との交点A1におけ
るCA11に比例した値であるが、実際にはCA1に比
例したデータを演算して得ることになる。搬送波の最大
値CMAXに対応するパルスデータの最大値をTMAX
とすると、TMAXは2回分のTsに相当する。CA1
に比例するパルスデータTA1は、
【数3】 となる。これは立ち上がりパルスてあるので、図示のよ
うに次のサンプリング周期T12からみて、TA1のタ
イミングでパルスを立ちあげることを意味する。TMA
Xは前述のように2×Tsに相当するが、T10では何
も処理をしないので、実際のパルス立ち上げまでのタイ
ムデータTA01はT11のサンプリング周期に入って
から、
うに次のサンプリング周期T12からみて、TA1のタ
イミングでパルスを立ちあげることを意味する。TMA
Xは前述のように2×Tsに相当するが、T10では何
も処理をしないので、実際のパルス立ち上げまでのタイ
ムデータTA01はT11のサンプリング周期に入って
から、
【数4】 となるタイミングでパルスを立ちあげることになる。一
方、次の搬送波と変調波の交点A2は、サンプリング周
期T12における演算により求まり、パルスデータTA
2の大きさは(3)式と同様に、
方、次の搬送波と変調波の交点A2は、サンプリング周
期T12における演算により求まり、パルスデータTA
2の大きさは(3)式と同様に、
【数5】 により求められる。TA2は立ち下がりパルスであるの
で、このままのタイミングでパルスを立ち下げればよ
い。このようにしてパルスデータが演算できるが、ソフ
ト的にパルスを出力する場合に、パルスデータを演算し
たサンプリング周期内においてパルスを発生させること
は、他の相のパルスとの同期をとることを考えれば、実
現は難しい。すなわち、図10のT11のサンプリング
周期で演算したTA1は、演算終了時には時間基準とな
るT11を過ぎているので、図10(a)に示すよう
に、T11からTA01の時間でパルスを出力すること
はできない。実祭には、図10(b)に示すように、次
のサンプリング周期T12内で発生させることになる。
まず、TA01の時間基準をT12にとって、T12の
先頭で他の相のパルスとの同期をとってパルスデータ発
生処理を行うようにする。以上述べたように、サンプリ
ング周期Tsは搬送波の1/4周期に相当するから、1
サンプリング周期後に発生するPWMパルスは搬送波に
対して1/4周期ずれることになる。したがって、本実
施形態では、位相の調整をせずに、簡単に1/4周期ず
らしたパルスを出力でき、図9に示すような三相対称な
出力電圧を発生させることができる。また、このため、
PWMパルス発生手段として構成を簡単化することがで
きる。
で、このままのタイミングでパルスを立ち下げればよ
い。このようにしてパルスデータが演算できるが、ソフ
ト的にパルスを出力する場合に、パルスデータを演算し
たサンプリング周期内においてパルスを発生させること
は、他の相のパルスとの同期をとることを考えれば、実
現は難しい。すなわち、図10のT11のサンプリング
周期で演算したTA1は、演算終了時には時間基準とな
るT11を過ぎているので、図10(a)に示すよう
に、T11からTA01の時間でパルスを出力すること
はできない。実祭には、図10(b)に示すように、次
のサンプリング周期T12内で発生させることになる。
まず、TA01の時間基準をT12にとって、T12の
先頭で他の相のパルスとの同期をとってパルスデータ発
生処理を行うようにする。以上述べたように、サンプリ
ング周期Tsは搬送波の1/4周期に相当するから、1
サンプリング周期後に発生するPWMパルスは搬送波に
対して1/4周期ずれることになる。したがって、本実
施形態では、位相の調整をせずに、簡単に1/4周期ず
らしたパルスを出力でき、図9に示すような三相対称な
出力電圧を発生させることができる。また、このため、
PWMパルス発生手段として構成を簡単化することがで
きる。
【0014】図11は、図1に示す本実施形態のフロー
チャートである。100はパルス発生部7の処理であ
り、サンプリング周期の先頭で前回のサンプリング周期
で演算したパルスデータ、例えばT12の場合はTs−
TA1=TA01になるデータを図示していない他の相
のパルスデータ及びイベント発生情報(ここでは立ち上
げ情報であり、これは後述の800の処理で前回のサン
プリング周期で設定されている。)とともに、パルスス
ケジューラと呼ぶパルス発生処理手段内のレジスタに送
る。パルススケジューラはイベント発生タイマであり、
図1のクロックTcからハード的に作成された1μs周
期の図示しないフリーランタイマを持っており、このフ
リーランタイマの値がサンプリング処理の先頭からカウ
ントして、レジスタ内に送られたパルスデータTA01
と一致した場合に、予め送られたイベント発生情報(立
ち上げ情報)をもとにパルスを“0”から“1”に変化
させるイベントを発生させる。次のT13のサンプリン
グ周期の場合には、同様の処理を行うが、T12の80
0の処理において、今度はイベントの立ち上げ情報を設
定するので、パルスを“1”から“0”に変化させるイ
ベントを発生させる。なお、100のスケジューラ処理
は後述するスケジューラ処理のスキップ情報を最初に判
定し、スキップ情報があったならば、スケジューラ処理
を行わないようにしている。フローチャートの200
は、位相演算部1と同期処理部2の処理の部分であり、
同期した基本位相θを演算する。300は正弦波換算部
3の動作であり、位相θを正弦波信号に換算する。40
0は振幅設定部4の処理であり、出力電圧指令E*を瞬
時の電圧指令に変換する。500は400の瞬時電圧指
令と300の正弦波信号との乗算によりインバータの出
力電圧瞬時指令、いわゆる変調波信号を作成する。60
0以降は再びパルス発生部7の処理であり、600は今
回のサンプリング周期内に搬送波と変調波との交点があ
るかどうかを判定する。交点がある場合には、700は
出力電圧瞬時指令の大きさに比例したパルスデータの演
算を行い、800は立ち上げ、立ち下げのイベント発生
情報をサンプリング周期毎に交互に設定して終了する。
600で今回のサンプリング周期内に搬送波と変調波と
の交点がない場合には、900で100のスケジューラ
処理をスキップする情報を設定して終了する。以上の処
理をサンプリング周期Ts毎に繰り返す。これにより、
図9に示すような三相対称な出力電圧の発生を実現でき
る。
チャートである。100はパルス発生部7の処理であ
り、サンプリング周期の先頭で前回のサンプリング周期
で演算したパルスデータ、例えばT12の場合はTs−
TA1=TA01になるデータを図示していない他の相
のパルスデータ及びイベント発生情報(ここでは立ち上
げ情報であり、これは後述の800の処理で前回のサン
プリング周期で設定されている。)とともに、パルスス
ケジューラと呼ぶパルス発生処理手段内のレジスタに送
る。パルススケジューラはイベント発生タイマであり、
図1のクロックTcからハード的に作成された1μs周
期の図示しないフリーランタイマを持っており、このフ
リーランタイマの値がサンプリング処理の先頭からカウ
ントして、レジスタ内に送られたパルスデータTA01
と一致した場合に、予め送られたイベント発生情報(立
ち上げ情報)をもとにパルスを“0”から“1”に変化
させるイベントを発生させる。次のT13のサンプリン
グ周期の場合には、同様の処理を行うが、T12の80
0の処理において、今度はイベントの立ち上げ情報を設
定するので、パルスを“1”から“0”に変化させるイ
ベントを発生させる。なお、100のスケジューラ処理
は後述するスケジューラ処理のスキップ情報を最初に判
定し、スキップ情報があったならば、スケジューラ処理
を行わないようにしている。フローチャートの200
は、位相演算部1と同期処理部2の処理の部分であり、
同期した基本位相θを演算する。300は正弦波換算部
3の動作であり、位相θを正弦波信号に換算する。40
0は振幅設定部4の処理であり、出力電圧指令E*を瞬
時の電圧指令に変換する。500は400の瞬時電圧指
令と300の正弦波信号との乗算によりインバータの出
力電圧瞬時指令、いわゆる変調波信号を作成する。60
0以降は再びパルス発生部7の処理であり、600は今
回のサンプリング周期内に搬送波と変調波との交点があ
るかどうかを判定する。交点がある場合には、700は
出力電圧瞬時指令の大きさに比例したパルスデータの演
算を行い、800は立ち上げ、立ち下げのイベント発生
情報をサンプリング周期毎に交互に設定して終了する。
600で今回のサンプリング周期内に搬送波と変調波と
の交点がない場合には、900で100のスケジューラ
処理をスキップする情報を設定して終了する。以上の処
理をサンプリング周期Ts毎に繰り返す。これにより、
図9に示すような三相対称な出力電圧の発生を実現でき
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源周波数が一定の場合、位相0度付近に余分なパルス
を発生させることなく、簡単に同期パルスを発生させる
ことができ、出力電圧の波形の歪みを抑制することが可
能になる。これに伴い、同期パルスの処理手段の構成を
簡単化することができる。また、サンプリング周期を搬
送波の1/4周期に相当させることにより、位相の調整
をせずに、簡単に搬送波信号の1/4周期ずらしたパル
スを出力することができ、三相対称な出力電圧の発生を
容易に実現することができる。これに伴い、PWMパル
ス発生手段の構成を簡単化することができる。また、本
発明は、静止形補助電源装置のような一定周波数、一定
電圧インバータの制御に適用することができ、電動機駆
動用のVVVFインバータとの共用が可能になる。
電源周波数が一定の場合、位相0度付近に余分なパルス
を発生させることなく、簡単に同期パルスを発生させる
ことができ、出力電圧の波形の歪みを抑制することが可
能になる。これに伴い、同期パルスの処理手段の構成を
簡単化することができる。また、サンプリング周期を搬
送波の1/4周期に相当させることにより、位相の調整
をせずに、簡単に搬送波信号の1/4周期ずらしたパル
スを出力することができ、三相対称な出力電圧の発生を
容易に実現することができる。これに伴い、PWMパル
ス発生手段の構成を簡単化することができる。また、本
発明は、静止形補助電源装置のような一定周波数、一定
電圧インバータの制御に適用することができ、電動機駆
動用のVVVFインバータとの共用が可能になる。
【図1】本発明の一実施形態によるパルス幅変調方式イ
ンバータの制御装置
ンバータの制御装置
【図2】本発明を適用する電気車用の静止形補助電源装
置の構成図
置の構成図
【図3】本発明のインバータの基本位相の求め方を説明
する図
する図
【図4】本発明の電源周波数と基本位相の同期の求め方
を説明する図
を説明する図
【図5】搬送波の1/4周波遅らせた位相に変調波の0
度の位相がクロスするようにした場合の出力電圧を説明
する図
度の位相がクロスするようにした場合の出力電圧を説明
する図
【図6】搬送波の位相0度と変調波の位相0度をクロス
させるようにした場合の出力電圧を説明する図
させるようにした場合の出力電圧を説明する図
【図7】搬送波の1/2周波遅らせた位相に変調波の0
度の位相がクロスするようにした場合の出力電圧を説明
する図
度の位相がクロスするようにした場合の出力電圧を説明
する図
【図8】搬送波の1/4周波遅らせた位相に変調波の0
度の位相がクロスするようにした場合の15パルスモー
ドの出力電圧を説明する図
度の位相がクロスするようにした場合の15パルスモー
ドの出力電圧を説明する図
【図9】搬送波の1/4周波遅らせた位相に変調波の0
度の位相がクロスするようにした場合の15パルスモー
ドの三相の出力電圧を説明する図
度の位相がクロスするようにした場合の15パルスモー
ドの三相の出力電圧を説明する図
【図10】本発明のPWMパルスの発生原理を説明する
図
図
【図11】本発明のフローチャートを示す図
1…位相演算部、 2…同期処理部、 3…正弦波換算
部、 4…振幅設定部 5…サンプリング設定部、 6…乗算器、 7…パルス
発生部 10…インバータの基本位相信号、 11…同期処理後
の基本位相信号 12…正弦波に換算された基本位相信号、 13…イン
バータの瞬時電圧指令 14…サンプリング周期、 15…瞬時電圧出力指令信
号 16…PWMパルス信号
部、 4…振幅設定部 5…サンプリング設定部、 6…乗算器、 7…パルス
発生部 10…インバータの基本位相信号、 11…同期処理後
の基本位相信号 12…正弦波に換算された基本位相信号、 13…イン
バータの瞬時電圧指令 14…サンプリング周期、 15…瞬時電圧出力指令信
号 16…PWMパルス信号
Claims (4)
- 【請求項1】 直流電圧を、直列接続されたコンデンサ
で二つの直流電圧に分圧して、高電圧と中間電圧及び低
電圧の三つの電圧レベルを発生させ、主回路のスイッチ
ング素子のオン・オフ動作により、前記三つの電圧レベ
ルをインバータの出力電圧に選択的に導出する3レベル
インバータにおいて、インバータの基本波位相と瞬時出
力電圧指令である変調波信号を同期させる手段と、前記
変調波信号とインバータ周波数の整数倍の搬送波信号と
からPWMパルスを作成するとき、前記変調波信号の0
度位相を前記搬送波信号の1/4周期分遅らせてPWM
パルスを発生する手段を設けることを特徴とするパルス
幅変調方式インバータの制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、インバータの基本波
位相と瞬時出力電圧指令である変調波信号を同期させる
手段は、前記搬送波信号の1/4周期のサンプリング周
期に前記インバータの電源周波数からインバータの基本
位相の増加分を演算し、基本位相の増加分を積算してイ
ンバータ基本位相とする処理を行うとき、1サンプリン
グ周期の基本位相の増加分を加算し、次のサンプリング
周期に基本位相の値が360度以上になると判断した場
合に、現在のサンプリング周期で強制的に基本位相を0
度に設定することを特徴とするパルス幅変調方式インバ
ータの制御装置。 - 【請求項3】 請求項1において、変調波信号の0度位
相を搬送波信号の1/4周期分遅らせてPWMパルスを
発生する手段は、搬送波信号の1/4周期のサンプリン
グ周期に瞬時出力電圧指令である変調波信号に比例した
パルスデータを演算し、演算結果データを次のサンプリ
ング周期にパルスとして出力することを特徴とするパル
ス幅変調方式インバータの制御装置。 - 【請求項4】 請求項3において、サンプリング周期を
搬送波の1/4周期に相当させることを特徴とするパル
ス幅変調方式インバータの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8299392A JPH10127093A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | パルス幅変調方式インバータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8299392A JPH10127093A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | パルス幅変調方式インバータの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10127093A true JPH10127093A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17871970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8299392A Pending JPH10127093A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | パルス幅変調方式インバータの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10127093A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009207261A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Denso Corp | 回転機の制御装置 |
| JP2010130789A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Toshiba Corp | 電源用3レベルインバータ装置 |
| CN103607127A (zh) * | 2013-11-20 | 2014-02-26 | 天津电气传动设计研究所有限公司 | 一种在闭环控制系统中实现同步对称pwm调制的方法 |
| JP2023044415A (ja) * | 2021-09-17 | 2023-03-30 | 株式会社日立インダストリアルプロダクツ | 電力変換装置 |
| CN115885469A (zh) * | 2020-06-29 | 2023-03-31 | 三菱电机株式会社 | 异常诊断装置、功率转换装置及异常诊断方法 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP8299392A patent/JPH10127093A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009207261A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Denso Corp | 回転機の制御装置 |
| JP2010130789A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Toshiba Corp | 電源用3レベルインバータ装置 |
| CN103607127A (zh) * | 2013-11-20 | 2014-02-26 | 天津电气传动设计研究所有限公司 | 一种在闭环控制系统中实现同步对称pwm调制的方法 |
| CN115885469A (zh) * | 2020-06-29 | 2023-03-31 | 三菱电机株式会社 | 异常诊断装置、功率转换装置及异常诊断方法 |
| JP2023044415A (ja) * | 2021-09-17 | 2023-03-30 | 株式会社日立インダストリアルプロダクツ | 電力変換装置 |
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