JPH10127131A - コンバインの油圧供給装置 - Google Patents

コンバインの油圧供給装置

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JPH10127131A
JPH10127131A JP28801596A JP28801596A JPH10127131A JP H10127131 A JPH10127131 A JP H10127131A JP 28801596 A JP28801596 A JP 28801596A JP 28801596 A JP28801596 A JP 28801596A JP H10127131 A JPH10127131 A JP H10127131A
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steering
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hydraulic
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Shigenori Sakigawa
薫徳 咲川
Hironori Rizawa
博則 李沢
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインにおける油圧式操向装置の操向バ
ルブ装置と油圧式昇降装置の昇降バルブ装置のメンテナ
ンスを容易に行えるようにする。 【解決手段】 油圧式昇降装置により昇降自在な刈取装
置の後方に、左右一対の走行装置に対する油圧式操向装
置を備えたミッションケースを配置してあるコンバイン
において、このミッションケース1の前壁面に、該ミッ
ションケース1内の油を前記油圧式昇降装置へ供給自在
な昇降バルブ装置39と、前記油圧式操向装置へ供給自
在な操向バルブ装置40とを配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行伝動装置のミ
ッションケースの外壁面に油圧式操向装置の操向バルブ
装置と油圧式昇降装置の昇降バルブ装置を配置した構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、左右走行装置に対する伝動機
構を収容したミッションケース内の潤滑油を作動油とし
て利用し、この作動油を油圧ポンプで吸入して吐出した
圧油を操向バルブ装置と昇降バルブ装置に送油して、該
操向バルブを操向レバーで切り換えて操向クラッチ・ブ
レーキを作動して機体の操向を行い、昇降バルブを昇降
レバーで切り換えて、油圧シリンダーに送油して作業機
を昇降できるようにしていた。そして、この操向バルブ
装置と昇降バルブ装置をミッションケースに貼設した技
術は公知とされているのである。例えば、同一出願人の
特開平6−147313号公報に記載の技術の如くであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の操向バ
ルブ装置を構成する手動式方向切換弁と油圧制御装置が
ミッションケースの前壁面に、また、その電磁式方向切
換弁がその上壁面に取り付けられ、一方、昇降バルブ装
置はその後壁面に取り付けられていたので、バルブ装置
が前後に振り分けられて、バルブ装置やその操作リンク
機構の組立や配管が複雑で、組立が面倒となり、特に、
ミッションケース後面に配置された昇降バルブ装置は本
体に取付後はミッションケースによって隠れてしまうの
でメンテナンスがとてもやり難くなっていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、油圧式昇降装置により昇降自在
な刈取装置の後方に、左右一対の走行装置に対する油圧
式操向装置を備えたミッションケースを配置してあるコ
ンバインにおいて、このミッションケースの前壁面に、
該ミッションケース内の油を前記油圧式昇降装置へ供給
自在な昇降バルブ装置と、前記油圧式操向装置へ供給自
在な操向バルブ装置とを配設したものである。
【0005】また、前記操向バルブ装置を、前記油圧式
操向装置に備わる左右アクチュエーターを択一的に駆動
自在な方向切換弁と、該油圧アクチュエーターの駆動油
圧を任意に調節可能な圧力調整弁とを備えたものに構成
する一方、この圧力調整弁を前記昇降バルブ装置のバル
ブケース内に組み込んだものである。
【0006】また、前記ミッションケースの前記前壁面
に共通のプレート部材を貼設すると共に、該プレート部
材に前記昇降バルブ装置と、前記操向バルブ装置とを設
置する一方、ミッションケース内の油溜りから汲み上げ
られた油を前記昇降バルブ装置方向と前記操向バルブ装
置方向とに振り分ける分流弁を前記バルブケース内に組
み込み、この分流弁の第一分流ポートと前記昇降バルブ
装置に備わる方向切換弁の入口ポートとを前記操向バル
ブケース内に設けた油路を通じて接続し、分流弁の第二
分流ポートと前記操向バルブ装置の入口ポートとを前記
プレート部材に設けた油路を通じて接続したものであ
る。
【0007】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を、図
面に基づいて説明する。図1はコンバインの前部側面
図、図2はコンバインの走行動力伝動装置のスケルトン
図、図3はトランスミッションの後面断面図、図4は同
じく上部拡大展開断面図、図5は同じく上部平面断面
図、図6はトランスミッションの左側面図、図7は同じ
く右側面図、図8は油圧回路図、図9はバルブケースの
正面断面図、図10は図9におけるX−X矢視断面図、
図11は図9におけるY−Y矢視断面図、図12は昇降
バルブ装置と操向バルブ装置をプレート部材から外した
状態の斜視図、図13はミッションケースからプレート
部材を外した状態の斜視図である。
【0008】図1において、コンバインはクローラー式
走行装置90上に機体フレーム91が配置され、該機体
フレーム91前部上にミッションケース1やエンジン、
穀稈処理装置等を配置して、エンジンからの動力をトラ
ンスミッションで変速して走行駆動軸19L・19Rよ
り駆動スプロケット48L・48Rを回動してクローラ
ー式走行装置90を駆動できるようにし、後述する油圧
式操向装置によって駆動力を断接して操向できるように
している。また、機体前方には刈取装置Aが突出され、
その側部に運転部Bが配設され、前記刈取装置Aは機体
に対して刈取フレーム92が水平軸心まわりで回転自在
に枢支されて、該刈取フレーム92と機体フレーム91
の間に油圧シリンダー54が介装され、後述する油圧式
昇降装置によって油圧シリンダー54を伸縮させて刈取
装置Aを昇降可能としている。前記運転部Bには前記油
圧シリンダー54の伸縮操作するための刈取昇降レバー
93や操向操作レバー94や主変速レバーや作業クラッ
チレバーや座席等が配設されている。
【0009】次に本発明のミッションケース1内の構成
を図2〜図7より説明する。ミッションケース1上にH
ST式変速装置2が配置され、該HST式変速装置2は
HSTケース5内に油圧ポンプPと油圧モータMを前後
方向に水平方向に並設し、HSTケース5の左右両側面
がサイドケース10・43と支持プレート49によって
強固に固定されている。該HSTケース5より動力入力
軸となるポンプ軸3を一側(本実施例では左側)に突出
して入力プーリー4を固設し、図示しないエンジンから
の駆動力をVベルト9を介して入力プーリー4に伝えて
いる。
【0010】該入力プーリー4が回動されることによっ
てHSTケース5内に収容した可変容積型の油圧ポンプ
Pが駆動され、該油圧ポンプPからの圧油が油圧モータ
Mに送油される。このとき油圧ポンプPの変速アームを
運転部Bの主変速レバーによって操作すると、油圧ポン
プPの容積が変更されて、吐出量と吐出方向が変更され
る。この圧油によって油圧モータMの出力軸となるモー
ター軸6が無段に変速されて駆動される。該モーター軸
6上に出力歯車7が固設され、該出力歯車7は後述する
ミッションケース1上部側面に設けたサイドケース10
内の中間軸11上に遊嵌された歯車12と噛合し、該歯
車12は入力軸13上に固設した入力歯車14と噛合し
て、HST式変速装置2によって変速した動力をミッシ
ョンケース1内の車軸への伝動機構に伝えている。
【0011】前記ミッションケース1は左右半割ケース
1L・1Rに構成されて、該ミッションケース1に入力
軸13と副変速軸15と操向軸16とカウンター軸17
とPTO軸18が回転自在に平行に横架され、ミッショ
ンケース1内の前記入力軸13上には歯車20・21が
固設され、歯車28が遊嵌され、該歯車28の歯部28
aに対して係脱自在なクラッチ摺動体8が摺動自在にス
プライン嵌合されている。前記歯車20には副変速軸1
5上に遊嵌した歯車22と、カウンター軸17上に固設
した歯車24とが常時噛合し、前記歯車21は副変速軸
15上に遊嵌した歯車23と噛合している。前記カウン
ター軸17上には更に歯車25が固設され、該歯車25
はPTO軸18上に一方向クラッチ29を介して外嵌し
た歯車26と噛合している。該PTO軸18のミッショ
ンケース1外にはPTOプーリー27が固設され、HS
T式変速装置2の前進回転時に同期した回転動力を取り
出し、刈取装置Aを駆動できるようにしている。
【0012】前記副変速軸15上の歯車22と歯車23
の間にはクラッチ摺動体30が左右軸方向摺動自在にス
プライン嵌合され、また、前記歯車22と歯車23の内
側面側にはそれぞれ歯部22a・23aが形成され、ク
ラッチ摺動体30を歯部22a・23aの何れか一方に
係合自在に構成している。また、歯車23に隣接して幅
広の歯車31が刻設され、前記歯車28に常時噛合して
いる。前記摺動体8及び摺動体30は副変速シフター
(図示せず)により同時に摺動操作して、摺動体30と
歯部22a・歯部23a、及び摺動体8と歯部28aの
何れか一組を噛合することにより、3段の副変速回転が
得られる構成としている。このようにして、入力軸13
から副変速軸15に動力が伝えられる。該副変速軸15
のミッションケース1外に延出している部分にはブレー
キドラム32が固設されて、ブレーキアーム33を回動
することによって駐車ブレーキを制動させる構成として
いる。
【0013】前記操向軸16の中央部には駆動ギア34
が遊嵌支持され、該駆動ギア34は前記副変速軸15上
の歯車31と噛合して動力を伝え、該駆動ギア34の両
側面の回転軸心周囲には内歯34L・34Rが形成され
ている。一方、操向軸16上の駆動ギア34両側には中
空円筒体35L・35Rが回転自在に外嵌され、該中空
円筒体35L・35Rの外周面にスプライン状に歯部が
形成されて、一端(駆動ギア側)外周上にクラッチギア
35aが形成されて、前記駆動ギア34の内歯34L
(または34R)と係脱自在に噛合できるようにしてサ
イドクラッチを構成している。
【0014】前記中空円筒体35L・35Rの歯部の中
央部はサイドギアとして減速歯車36L・36Rと常時
噛合し、該減速歯車36L・36Rはミッションケース
1下部に支持した走行駆動軸19L・19Rの内端部に
固設され、該走行駆動軸19L・19Rは軸受を介して
ミッションケース1及びアクスルケース47L・47R
に支持され、該走行駆動軸19L・19Rの外側他端に
駆動スプロケット48L・48Rが固設されて、クロー
ラーを駆動する構成としている。
【0015】前記中空円筒体35L・35Rの他側(外
側)の歯部上には多板式のサイドブレーキ用の回転側摩
擦板37・37・・・が相対回転不能に係止されてい
る。該摩擦板37・37・・・の間には固定側の摩擦板
38・38・・・が配置されており、前記操向軸16の
両外側端部を支持する軸受ケース42が装着されるミッ
ションケース1の部分から、ケース内方に向けて凹入形
成した中空の筒状部1aの内周に前記摩擦板38・38
・・・が回転不能に係止されて、この摩擦板37・38
・・・によってサイド(操向)ブレーキが構成されてい
る。前記中空円筒体35L・35Rの他端(外側端部)
には押動部を設けており、前記軸受ケース42に形成し
たシリンダー部に収容したピストン部材41を前記摩擦
板37・38・・・に対向するように軸受ケース42内
に配設して、操向操作レバー94の回動で後述する操向
バルブ装置を切り換えて圧油を軸受ケース42に形成し
たシリンダー室へ送油して、前記ピストン部材41をミ
ッションケース内方へ前進させることにより、サイドク
ラッチ及びサイドブレーキを作動させてこれにより駆動
スプロケット48L・48Rに相対回転差が生じて機体
を旋回できるようにしている。
【0016】次に、前記刈取装置Aを昇降させる油圧シ
リンダー54を伸縮駆動するための油圧回路、及び、前
記サイドクラッチ・サイドブレーキを作動させるピスト
ン部材41を前進駆動するための油圧回路、及び、油圧
バルブの配置構成について図8〜図13より説明する。
図12、図13に示すように、ミッションケース1の半
割ケース1Lの前壁面にはプレート部材77が装着さ
れ、該プレート部材77は前後二枚の長板部材を合わせ
て構成されており、更に該プレート部材77の前面に昇
降バルブ装置39のバルブケース74と操向バルブ装置
40の方向切換弁50がボルトによって上下に固設され
ている。バルブケース74には、油圧シリンダー54を
伸縮駆動させるための方向切換弁59、リリーフ弁6
1、ロードチェック弁60、チェック弁97、絞り88
が収容される他に、後述の油圧ポンプP0の吐出油を油
圧シリンダー54とピストン部材41の両方に作用させ
るための分流弁57、及び操向バルブ装置の一要素であ
る圧力調整弁58をその方向切換弁50から分離させ
て、夫々内装してある。そして、図8に示すように、エ
ンジンEの出力軸に油圧ポンプP0の入力軸を固設して
いる。該油圧ポンプP0の駆動によって、ミッションケ
ース1内の潤滑油がストレーナ67を介して吸入され
る。
【0017】前記油圧ポンプP0からの吐出油は、配管
を介してミッションケース1の前壁面に固設したバルブ
ケース74の前面のポンプポート75に送油され、該ポ
ンプポート75からフィルター56を介して分流弁57
の入口ポート57aへ送油される。該分流弁57の一方
の分流ポート57bは、出口ポート76から前記プレー
ト部材77の合わせ面内に形成した上下方向の油路78
を介して、操向バルブ装置40の方向切換弁50のポン
プポート79に送油される。80aはドレンポートであ
り、プレート部材77の油孔80bを介して、半割ケー
ス1Lの前壁面に開口したドレン孔80cよりミッショ
ンケース1内に通じている。方向切換弁50は前記操向
操作レバー94の回動によって、図外のスイッチがON
してソレノイド50a(または50b)が作動して切え
換られる電磁切換式に構成され、方向切換弁50の出力
ポート81a・82aから吐出される油はプレート部材
77の油孔81b・82b、半割ケース1Lの前壁面に
開口して油孔81c・82c、左右半割ケース1L・1
Rの前壁肉厚部に形成した油路100・101及び側板
43L・43R内の油路102L・102Rを介して前
記ピストン部材41・41を収容したシリンダー室に送
油して、油圧式操向装置を作動可能としている。
【0018】該シリンダー室は前記軸受ケース42内に
形成されて、ピストン部材41・41のサイドクラッチ
切りストロークに相当する位置に設けた左右のドレン油
路83L・83Rが側板43L・43R内の油路105
L・105R、左右半割ケース1L・1Rの前壁肉厚部
に形成した油路103・104を経て、プレート部材7
7と半割ケース1Lとの合わせ面に形成した油路83c
に合流し、該油路83cは上方に長く延びて、プレート
部材77の油孔83bからバルブケース74の入口ポー
ト83を経て、圧力調整弁58と接続され、圧力調整弁
58の二次側は油路86、ドレンポート86a、プレー
ト部材77の油通路86b、半割ケース1L前壁面に開
口したドレン孔86cを介して、ミッションケース1内
にドレンするようにしている。前記圧力調整弁58は図
10、図11に示すように、弁体58aとスプリング受
け58bをバルブケース74内に同芯上に配置し相互摺
動自在に収容し、該弁体58aとスプリング受け58b
の間にバネ58cを介装して、弁体58aを該バネ58
cによってバルブシート58d側に付勢し、スプリング
受け58bの背面は球面形状としカム84に当接させて
いる。該カム84は、バルブケース74の側部に枢支さ
れた回動軸85aに固定され、回動軸85aの外端にサ
イドブレーキレバー85を固着して前記操向操作レバー
94とリンク等で接続している。
【0019】この操向操作レバー94をサイドクラッチ
切り位置まで回動して、操向バルブ装置40の方向切換
弁50のソレノイド50a・50bの一方を励磁して、
中立位置から左右いずれかの作用位置に切り換えられた
状態では、ピストン部材41が進出してストローク中途
部のシリンダー室に設けたドレン油路83に到達すると
シリンダー室内に入った油は圧力調整弁58に送油さ
れ、この圧油で弁体58aが開けられて、ドレンポート
86aを介してドレンされるため、ピストン部材41は
シリンダー室内でそれ以上前進せず、一方のサイドクラ
ッチを切り状態に作動させて機体が緩旋回状態となる。
そして、更に操向操作レバー94をサイドブレーキ入り
位置まで回動すると、サイドブレーキレバー85が回動
操作されて、カム84が図示位置から回動軸85aまわ
りに回動され、スプリング受け58bが下向きに押され
てバネ58cの付勢力を高めて弁体58aを閉じ、ドレ
ンポート86aからの油排出を遮断することになるので
ピストン部材41をシリンダー室内で更に前進させるこ
とができ、サイドブレーキをバネ58cの付勢力相当の
押圧力に作動させ、急旋回が得られる。
【0020】前記分流弁57の他方の分流ポート57c
は、図8、図9に示すようにバルブケース74の油路8
7に接続され、該油路87には方向切換弁59の入口ポ
ート59aとリリーフ弁61が接続されている。該リリ
ーフ弁61は油圧シリンダー54の作動圧に設定してお
り、バルブケース74より下方へ突出したネジ61aを
回すことにより設定圧を調整できるようにしている。前
記方向切換弁59の一端はバルブケース74より外側へ
突出して、リンク等を介して前記刈取昇降レバー93と
接続してバルブケース74内で押し引き自在としてい
る。スプールの他端には中立戻しバネ59bが設けられ
て方向切換弁59の中立位置を保持するようにしてい
る。スプールの中途部は括れ部59cとして、図10に
示すように、昇降バルブ59の入口ポート59aに臨む
ロードチェック弁60の弁体60aの先端を当接させて
いる。そして、ロードチェック弁60の二次側にはチェ
ックバルブ97と絞り88を並列に接続し、更に、フィ
ルター89を内蔵したシリンダーポート95から配管を
介して油圧シリンダー54と接続している。
【0021】そして、前記昇降バルブ装置39のタンク
ポート96は方向切換弁59のドレンポート59d及び
方向切換弁59のバネ室リリーフ弁61のばね室に通
じ、タンクポート96に流れる油は配管62を介してオ
イルクーラ63に送油される。該オイルクーラ63はエ
ンジンEのラジエータ65近傍に配置され、該オイルク
ーラ63内を通る戻り油はエンジンEの冷却ファン66
によって強制的に冷却される。該オイルクーラ63から
出た冷却後の油は配管64を介してHSTケース5内に
戻される。
【0022】このような構成において、刈取昇降レバー
93を中立位置から上昇位置に操作して方向切換弁59
を切り換えると、分流弁57の分流ポート57cからの
圧油が油路87を経て昇降バルブ59の入口ポート59
aに至り、油圧的にロードチェック弁60を開き、チェ
ックバルブ97、フィルター89を介して油圧シリンダ
ー54に送油され、油圧シリンダー54を伸長させて刈
取装置Aを上昇させる。刈取昇降レバー93を下降位置
に操作すると、方向切換弁59の入口ポート59aがド
レンポート59bに連通されるとともに、方向切換弁5
9の括れ部59cがロードチェック弁60の弁体60a
を持ち上げ、ロードチェック弁60が機械的に開放され
た状態となり、油圧シリンダー54内の作動油は絞り8
8によって排出流量が制限されて、ドレンポート59d
からタンクポート96へ流れ刈取装置Aはゆっくり下降
する。
【0023】前記タンクポート96、配管62からオイ
ルクーラ63、配管64を経てHSTケース5に戻され
た油圧シリンダー54の戻り油は、HSTケース5内の
油圧ポンプPと油圧モータMの冷却を行い、図3に示す
ように、HSTケース5の蓋体72に開口したオーバー
フロー孔72aから、ミッションケース1側面に付設し
たサイドケース10の一部を構成する前記側板43Rに
開口した油孔43aを経て、サイドケース10内に形成
した収容室R1内に入るようにしている。更に、側板4
3Rのオーバーフロー孔43bからミッションケース1
の側壁に開口した油孔1bを経てミッションケース1内
に戻るようにしている。また、サイドケース10内に形
成された油溜まり内にPTO軸18の一側が臨み、その
端面から軸心方向に穿設した潤滑油路18aを介して油
溜りの油がPTO軸18に外嵌した一方向クラッチ29
を潤滑するようにしている。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
ミッションケースの前壁面に、該ミッションケース内の
油を油圧式昇降装置へ供給自在な昇降バルブ装置と、油
圧式操向装置へ供給自在な操向バルブ装置とを配設した
ので、昇降バルブ装置と操向バルブ装置、及び、その各
々に接続される操作リンク機構の保守点検が機体前方か
らできるようになり、機体の内側に隠れたバルブを手さ
ぐりで外すようなことがなく、容易に、かつ、両バルブ
を一挙にメンテナンスできるようになった。
【0025】また請求項2の如く、操向バルブ装置を、
油圧式操向装置に備わる左右アクチュエーターを択一的
に駆動自在な方向切換弁と、該油圧アクチュエーターの
駆動油圧を任意に調節可能な圧力調整弁とを備えたもの
に構成し、この圧力調整弁を前記昇降バルブ装置のバル
ブケース内に組み込んだ構成としたので、圧力調整装置
が別配置となることで操向バルブ装置の方向切換弁は市
販のものが採用可能となり、新たに専用のバルブを設計
する必要がなくなり、コストを低く抑えることができ
る。
【0026】また請求項3の如く記ミッションケースの
前記前壁面に共通のプレート部材を貼設すると共に、該
プレート部材に前記昇降バルブ装置と、前記操向バルブ
装置とを設置する一方、ミッションケース内の油溜りか
ら汲み上げられた油を前記昇降バルブ装置方向と前記操
向バルブ装置方向とに振り分ける分流弁を前記バルブケ
ース内に組み込み、この分流弁の第一分流ポートと前記
昇降バルブ装置に備わる方向切換弁の入口ポートとを前
記操向バルブケース内に設けた油路を通じて接続し、分
流弁の第二分流ポートと前記操向バルブ装置の入口ポー
トとを前記プレート部材に設けた油路を通じて接続した
ので、油圧式昇降装置と油圧式操向装置との油圧源を共
通にして構成の簡素化、及び低コスト化を図りつつ、油
圧源に対する昇降バルブ装置と操向バルブ装置との接続
が容易にできるようになり、その接続距離も短くでき、
組立性も向上できた。また、ミッションケースの前壁面
に対する油路加工を少なくすることができ、ミッション
ケースを簡単な構成にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの前部側面図である。
【図2】コンバインの走行動力伝動装置のスケルトン図
である。
【図3】トランスミッションの後面断面図である。
【図4】同じく上部拡大展開断面図である。
【図5】同じく上部平面断面図である。
【図6】トランスミッションの左側面図である。
【図7】同じく右側面図である。
【図8】油圧回路図である。
【図9】バルブケースの正面断面図である。
【図10】図9におけるX−X矢視断面図である。
【図11】図9におけるY−Y矢視断面図である。
【図12】昇降バルブ装置と操向バルブ装置をプレート
部材から外した状態の斜視図である。
【図13】ミッションケースからプレート部材を外した
状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 ミッションケース 39 昇降バルブ装置 40 操向バルブ装置 50 方向切換弁 59 方向切換弁 74 バルブケース 41 ピストン部材 58 圧力調整弁 57 分流弁 77 プレート部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 63/02 F16H 63/02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式昇降装置により昇降自在な刈取装
    置の後方に、左右一対の走行装置に対する油圧式操向装
    置を備えたミッションケースを配置してあるコンバイン
    において、このミッションケースの前壁面に、該ミッシ
    ョンケース内の油を前記油圧式昇降装置へ供給自在な昇
    降バルブ装置と、前記油圧式操向装置へ供給自在な操向
    バルブ装置とを配設したことを特徴とするコンバインの
    油圧供給装置。
  2. 【請求項2】 前記操向バルブ装置を、前記油圧式操向
    装置に備わる左右アクチュエーターを択一的に駆動自在
    な方向切換弁と、該油圧アクチュエーターの駆動油圧を
    任意に調節可能な圧力調整弁とを備えたものに構成する
    一方、この圧力調整弁を前記昇降バルブ装置のバルブケ
    ース内に組み込んである請求項1記載のコンバインの油
    圧供給装置。
  3. 【請求項3】 前記ミッションケースの前記前壁面に共
    通のプレート部材を貼設すると共に、該プレート部材に
    前記昇降バルブ装置と、前記操向バルブ装置とを設置す
    る一方、ミッションケース内の油溜りから汲み上げられ
    た油を前記昇降バルブ装置方向と前記操向バルブ装置方
    向とに振り分ける分流弁を前記バルブケース内に組み込
    み、この分流弁の第一分流ポートと前記昇降バルブ装置
    に備わる方向切換弁の入口ポートとを前記操向バルブケ
    ース内に設けた油路を通じて接続し、分流弁の第二分流
    ポートと前記操向バルブ装置の入口ポートとを前記プレ
    ート部材に設けた油路を通じて接続してある請求項2記
    載のコンバインの油圧供給装置。
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