JPH10127736A - 滅菌装置 - Google Patents

滅菌装置

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Publication number
JPH10127736A
JPH10127736A JP8303909A JP30390996A JPH10127736A JP H10127736 A JPH10127736 A JP H10127736A JP 8303909 A JP8303909 A JP 8303909A JP 30390996 A JP30390996 A JP 30390996A JP H10127736 A JPH10127736 A JP H10127736A
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JP
Japan
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diagnosis
self
steam
sterilization tank
pressure
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Pending
Application number
JP8303909A
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English (en)
Inventor
Takehiko Maki
岳彦 牧
Tetsuji Namoto
哲二 名本
Katsutoshi Matsunaga
勝利 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIURA KENKYUSHO KK
Miura Co Ltd
Original Assignee
MIURA KENKYUSHO KK
Miura Co Ltd
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Publication date
Application filed by MIURA KENKYUSHO KK, Miura Co Ltd filed Critical MIURA KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滅菌の終了を遅くすることなく、安全性を確
保すること。 【解決手段】 装置への電源の投入を制御する第1制御
スイッチSW1 と、被滅菌物の滅菌の為の通常運転の開始
を制御する第2制御スイッチSW2 と、第1制御スイッチ
SW1 のON操作時に通常運転の前に装置構成要素の詳細
な診断を行う第1自己診断制御手段と、通常運転の実行
毎に装置構成要素の簡易な診断を行う第2自己診断制御
手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医療用品等を殺
菌する滅菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸気滅菌装置は、滅菌槽を加熱す
るための滅菌槽加熱手段として、滅菌槽の外周に、これ
を取り囲むように蒸気ジャケットを設けている。そし
て、電源スイッチをONすると、蒸気ジャケットに蒸気
を送り込むことで滅菌槽の予熱を行う。その後、滅菌槽
内に被滅菌物を入れて、扉を閉じた状態でスタートスイ
ッチをONすると前処理工程、滅菌槽内に蒸気を供給し
て被滅菌物を滅菌する滅菌工程が順次実行される。前処
理工程とは、滅菌槽、及び滅菌槽内に収容した被滅菌物
を所定の温度に昇温すると共に滅菌槽内の空気を排除す
る工程であり、滅菌工程の前に実施される。又、滅菌装
置は、被滅菌物の搬入、搬出のための開口部を設け、そ
の周辺部分又は扉の前記開口部と対向する部分の一方に
パッキン溝を形成し、このパッキン溝内に出没自在とし
たパッキンを加圧空気で他方に押しつける(圧接する)
ことで、開口部周辺のシールを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした滅菌装置にお
いては、装置の構成要素の異常の簡易チェックは個々に
行われているが、構成要素の詳細チェックは行われてい
ないものが多い。又、簡易チェック及び詳細チェックの
仕方によっては滅菌運転の終了が遅くなったり、安全性
の確保が十分行えない場合があった。本発明は、これら
の課題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置への電源
の投入を制御する第1制御スイッチと、被滅菌物の滅菌
の為の通常運転の開始を制御する第2制御スイッチと、
前記第1制御スイッチON操作時に前記通常運転の前に
装置構成要素の詳細な診断を行う第1自己診断制御手段
と、通常運転の実行毎に装置構成要素の簡易な診断を行
う第2自己診断制御手段とを備えたことを第一の特徴と
する。
【0005】この特徴によれば、第1制御スイッチの操
作時には、通常運転の前に構成要素の詳細な自己診断が
行われ、通常運転毎に簡易な自己診断が行われる。これ
により無闇に自己診断に時間を使用することがなくな
る。
【0006】又、本発明は、請求項1において、第1自
己診断制御手段が、通常運転時における滅菌装置の構成
要素の駆動停止、開閉手順と異なる駆動停止、開閉手順
により前記構成要素が正常かどうかの判定を行い、第2
自己診断制御手段が、暖気運転及び通常運転時における
滅菌装置の構成要素の駆動停止、開閉手順と同じ駆動停
止、開閉手順により前記構成要素が正常かどうかの判定
を行うことを第二の特徴とする。
【0007】この特徴によれば、第1自己診断は比較的
長時間を要し、第2自己診断は比較的短時間しか要しな
いものであり、安全性が確保されつつ、無闇に自己診断
に要する時間が増加しない。
【0008】又、本発明は、請求項1乃至2において、
開口部を有する滅菌槽と、この開口部を開閉する扉と、
前記滅菌槽の開口部周辺又は扉の前記開口部周辺に対向
する部分に環状の溝を形成し、この溝内にパッキンを収
容し、前記溝に加圧空気を供給することで、前記パッキ
ンを滅菌槽の開口部周辺又は扉に圧接させることで前記
開口部のシールを行う滅菌装置において、第1自己診断
が前記パッキンの異常判定を含み、第2自己診断が前記
溝内の圧力を検出する圧力検出手段の異常判定を含むこ
とを第三の特徴とする。
【0009】この特徴によれば、パッキンの異常判定
は、その回数が極めて限定され、圧力検出器の異常判定
は、殆ど時間を要することなく通常運転毎に行われるの
で、自己診断に要する時間を徒に増加させることなく、
安全性が確保される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、装置への電
源の投入を制御する第1制御スイッチと、被滅菌物の滅
菌の為の通常運転の開始を制御する第2制御スイッチ
と、前記第1制御スイッチON操作時に前記通常運転の
前に装置構成要素の詳細な診断を行う第1自己診断制御
手段と、通常運転の実行毎に装置構成要素の簡易な診断
を行う第2自己診断制御手段とを備えたものである。以
下に、これを詳述する。
【0011】滅菌装置は、滅菌槽の少なくとも一面に被
滅菌物を搬入、搬出する開口部を有し、この開口部を密
閉できる開閉自在の扉を有する。滅菌装置は、滅菌槽内
の被滅菌物を滅菌する通常運転を行う。
【0012】通常運転(通常滅菌運転と称してもよい)
は、滅菌槽内の被滅菌物を滅菌するための運転である。
この通常運転は、好ましくは前処理工程とその後の滅菌
工程、後処理工程を含み、これらの工程は、マイクロコ
ンピュータ等の制御手段により制御される。前処理行程
はその実行時に、滅菌槽加熱手段内に蒸気を供給する。
そして、好ましくは、前処理工程実行時滅菌槽内に加圧
状態の蒸気を導入することにより、滅菌槽の内外から、
滅菌槽、及びこの滅菌槽に収容した被滅菌物を加熱し被
滅菌物を所定温度に昇温すると共に滅菌槽内の空気の排
出を行う。この蒸気導入時には、導入と同時に滅菌槽か
ら蒸気が排出されるか、又は蒸気の導入と滅菌槽から蒸
気の排出とが交互に行われる。
【0013】滅菌工程は、蒸気滅菌装置においてはその
実行時に滅菌槽内に蒸気が導入されるが、ガス滅菌装置
においては滅菌ガスが導入される。この滅菌工程時も滅
菌槽加熱手段に蒸気が導入される。滅菌工程の後には、
通常後処理工程が実行される。後処理工程は、通常滅菌
槽内の排気と被滅菌物の乾燥の工程を含む。
【0014】通常運転の前には必要に応じて暖気運転が
実行される。この暖気運転は、滅菌槽(扉を含む)自体
の加熱の為に滅菌槽加熱手段に高温蒸気を供給すると同
時に、滅菌槽内に高温蒸気を導入、排出することで行わ
れる。この暖気運転における蒸気導入、排出は、滅菌槽
内の洗浄の為にに必要なものであるが、その方式は、前
処理工程におけるものと同様に、蒸気導入と同時に滅菌
槽から蒸気を排出するか、又は蒸気の導入と滅菌槽から
蒸気の排出とを交互に行なう方式とするが、別の方式と
しても良い。滅菌槽の予熱は、高温の蒸気の導入により
行われるが、予熱を効果的に行う為に、高温蒸気を滅菌
槽内に導入し、排出しない状態(滅菌槽内を所定の高圧
に保持した状態)を所定時間維持することが望ましい。
【0015】この滅菌装置は、通常運転時、又は通常運
転及び暖気運転における滅菌装置の構成要素の駆動停
止、開閉手順と異なる駆動停止、開閉手順により前記構
成要素が正常かどうかの判定を行う第1自己診断(詳細
自己診断)と、通常運転時における滅菌装置の構成要素
の駆動停止、開閉手順と同じ駆動停止、開閉手順により
前記構成要素が正常かどうかの判定を行う第2自己診断
(簡易自己診断)とを行う。第1自己診断は、滅菌装置
への電源の投入を制御する第1制御スイッチのON操作
時に、行われる。好ましくは、第1自己診断は、暖気運
転実行時にその前に行うが、暖気運転毎に行うのではな
く、1日の回数を例えば1日の最初の暖気運転時1回と
いうように限定する。暖気運転を、滅菌槽の温度が低下
した時、例えば長時間第1制御スイッチをOFFしその
後に再びONした時に実行し、滅菌槽の温度低下が判定
されない時は暖気運転を行わないよう構成する場合に
は、1日の最初の通常運転の前に行うものとする。
【0016】第1自己診断を暖気運転時に実施すること
が望ましいのは次の理由による。暖気運転が、実行され
るのは通常朝1番の1日で最初の滅菌作業となることが
多い。この最初の滅菌作業時に、比較的時間を要する詳
細自己診断のための時間を使用するのは、ユーザーにと
っても許容され易く、且つ1日の最初に自己診断を行う
ことで安全性が確保される。このためこの自己診断は、
暖気運転の回数と無関係に1日に実施する回数を(例え
ば1回)限定する。
【0017】第2自己診断は、通常運転が実施される毎
に実行される。この自己診断は、通常運転時における滅
菌装置の構成要素の駆動停止、開閉手順と同じ駆動停
止、開閉手順により行うために、余分な時間を殆ど必要
としない。尚、圧力等の検出手段による検出、その検出
結果による異常判定は、ここでいう構成要素の駆動停
止、開閉手順に含まない。
【0018】滅菌装置の開口部の周辺又は扉の前記開口
部と対向する部分に、機械的シールの手段、即ち、扉及
び開口部の一方にパッキン溝を形成し、このパッキン溝
内に出没自在としたパッキンを加圧空気で他方に押しつ
ける(圧接する)シール手段を備える滅菌装置において
は、第1自己診断及び第2自己診断は次のようなものを
含む。第1自己診断は少なくとも前記パッキンの異常判
定、又は劣化判定を含む。これ以外に構成要素の詳細チ
ェック、滅菌槽内の気密リークチェック及び/又は給蒸
ラインのチェックを含んでも良い。又、第2自己診断は
少なくとも前記溝内の圧力を検出する圧力検出手段の異
常判定を含む。これ以外に、構成要素の簡易チェックを
含んでも良い。
【0019】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面を参照
しながら説明する。尚、図1は、同実施例の概略的な平
面形状、配管系統の構成を説明するための図面,図2
は、同実施例の空気系統の構成を説明する図面、図3
は、図1に示す実施例における要部を拡大して説明する
図面、図4〜7は同実施例の制御手順を示すフローチャ
ート図、図8は、同実施例における蒸気の導入と排出の
パターンの一例を説明する図面である。
【0020】図1において、滅菌槽1は、その周面の一
つに扉4を設けた被滅菌物の出入口用の開口部1Aを設
けている。この扉4を閉じ、かつ後述の開口部1A周辺
のシール手段によりシールすることで滅菌槽1内を完全
に密閉することができるように構成する。この扉4は、
図示する実施例においては、スライド式のもので、滅菌
槽1の両側に設けたガイド兼支持部材5によって案内さ
れ、図1の紙面に対して垂直方向に移動し開口部1Aを
開閉するように構成している。
【0021】滅菌槽1の外周壁には、滅菌槽加熱手段と
しての管状蒸気流路2を形成している。この蒸気流路2
は、図示する実施例では、管を屈曲させて蛇行する流路
を形成したものとする。蒸気流路2の一端は、蒸気発生
装置3から延びる給蒸用第1配管6に接続しており、他
端をドレン用第2配管7を介して後述の第3配管11に
接続している。この第2配管7にはその途中に第1スチ
ームトラップ8、第1逆止弁(符号省略)を接続してい
る。
【0022】前記蒸気流路2について、更に説明する
と、この蒸気流路2は、滅菌槽1の周壁のうち、扉4を
設けた面に隣り合う周壁について、その各表面(即ち、
4面)に沿わせ、且つ接触状態に配置している。蒸気流
路2を構成する管は図3に示すように溶接によって固定
することが望ましい。又、蒸気流路2は、扉4を設けた
面に隣り合う4つの周壁について設けてあるが、扉1を
設けた面に対向する側の周壁の表面にも設けても良い。
また、滅菌槽1の周壁の少なくとも一面に設けてあれば
よく、また、蒸気流路2は、周壁の各面において必ずし
も完全に均一に配置する必要はなく、加熱を充分行い得
る状態にあればよい。
【0023】滅菌槽1には、更に、蒸気発生装置3から
延び、滅菌槽1内に連通する第4配管10を接続してお
り、更に、滅菌槽1内に連通する第3配管11、給気用
第5配管12を接続している。第1配管6には、給蒸用
第1開閉弁13と第1蒸気圧調節弁14とを接続してお
り、第4配管10には、給蒸用第2開閉弁15と第2蒸
気圧調節弁16とを接続している。第5配管12の一端
には、空気フィルタ17を接続しており、この第5配管
12の途中には第2逆止弁(符号省略),給気用第3開
閉弁18を接続している。
【0024】滅菌槽1に接続した第3配管11は、途中
で真空排気用第6配管19、排気用第7配管20及びド
レン用第8配管21の3系統に分岐する。この第6配管
19には第4開閉弁22、、第3逆止弁(符号省略)、
凝縮用熱交換器30、真空ポンプ23及び第4逆止弁
(符号省略)を、第7配管20には排気用第5開閉弁2
4及び第5逆止弁(符号省略)を、第8配管21には第
6開閉弁25、第2スチームトラップ26、第6逆止弁
(符号省略)を挿入している。蒸気流路2の下流側に接
続した第2配管7と第3配管11との接続個所は、前記
第8配管21の後流(出口)側としている。尚、図1に
おける各逆止弁は、矢示の方向の流れを許容し逆の流れ
を阻止する。
【0025】更に、以上の構成の滅菌装置においては、
従来同様にその滅菌槽1の周壁外側を周知の断熱材27
によって覆ってあり、これによって放熱を防止し、熱的
なロスを防止し、保温性を高めている。
【0026】28は、滅菌装置の暖気運転及び通常運転
等を制御する制御装置で、詳細は後述する。SW1,S
W2,SW3は、それぞれ制御装置28に接続される電
源スイッチ(第1制御スイッチ)、スタートスイッチ
(第2制御スイッチ)、キャンセルスイッチ(第3制御
スイッチ)、HSは制御装置28から出力される表示制
御信号により種々の表示を行う表示器である。勿論、こ
の表示器HSの替わりに、音声を加えた、或いは音声の
みとした報知器を用いることができる。
【0027】次に、滅菌槽1の開口部1Aの周辺のエア
ーシールに関する構成を図2に従い説明する。滅菌槽1
には、開口部1Aを取り囲むようにその周辺に環状をな
す所定深さのパッキン溝31を形成し、このパッキン溝
31内に同様に環状をなすパッキン部材32を出没自在
に嵌め込んでいる。パッキン部材32の扉4と当接する
面と逆の面(反当接側面)と、パッキン溝31内周面と
で形成されるパッキン溝31の空間に連通するように加
圧気体供給用第9配管33を接続している。
【0028】この第9配管33には、その上流端に気体
(この実施例においては、空気)を加圧する加圧装置
(コンプレッサー)34を接続している。又、第9配管
33には、加圧装置34とパッキン溝31との間に位置
するように、上流側から、加圧気体タンク35,加圧空
気用第7開閉弁36,第7逆止弁37を接続している。
【0029】更に、第9配管33には、パッキン溝31
と第7逆止弁37との間に、パッキン溝31内排気用の
第10配管38の上流端を接続している。この第10配
管38は、途中に第8開閉弁39、第8逆止弁40を、
この順に接続してあり、下流端は真空ポンプ23に接続
している。この真空ポンプ23は、後述するように滅菌
槽1内を真空排気すると共にパッキン溝内の空気の排出
のために用いられるもので、前記第10配管38とは、
別系統の前述の第6配管19によって滅菌槽1内と接続
している。第6配管19には、その途中に第4開閉弁2
2を接続して、第4開閉弁22と第8開閉弁39との開
閉を切り換えることでパッキン溝31内の吸引と滅菌槽
1内の吸引とを切り替えるように構成している。
【0030】前記パッキン溝31には、第1圧力検出器
44を接続しており、前記加圧気体タンク35には、第
2圧力検出器45を接続している。前記第1圧力検出器
44はパッキン溝31内の圧力を監視するものであるか
ら、パッキン溝31、又はこれに連通する配管の何れか
に接続してあれば良く、この実施例ではパッキン溝31
に直接接続している。第1圧力検出器44は、第7開閉
弁36を開閉することでパッキン溝31内の圧力を所定
範囲内に保持し、第2圧力検出器45は、加圧装置34
をON,OFF制御することでタンク35内の圧力を所
定範囲内に保持するために設けている。
【0031】ここで、前記第1,第2圧力検出器44,
45は、この実施例においては、圧力スイッチを用いて
いる。この圧力スイッチは、圧力が上昇して第1設定値
に達するとON状態に切り替わり、圧力が低下して前記
設定値より低い第2設定値に達するとOFF状態に切り
替わるものとしている。尚、この第1,第2圧力検出器
44,45は圧力スイッチでなく、圧力センサを用い
て、制御装置28にて設定値かどうかを判定するように
構成できることは言うまでもない。この実施例におい
て、第1圧力検出器44の第1設定値は、滅菌槽の気密
保持をおこなうためにパッキン部材32を蓋4に確実に
押し付け得る加圧空気の供給圧力、或はそれより若干高
い圧力とする。
【0032】46は滅菌槽1内の圧力を検出する第3圧
力検出器で、この実施例では圧力スイッチではなく、圧
力センサとして構成される。この第3圧力検出器46
は、滅菌槽1内の圧力を監視すると共に、第1開閉弁1
3の制御のための圧力を検出するためのものである。4
7は滅菌槽1内上部の温度を監視する温度検出器であ
る。これらの加圧装置34,第7開閉弁36,第8開閉
弁39,真空ポンプ23,第1圧力検出器44,第2圧
力検出器45,第3圧力検出器46,温度検出器47
は、制御装置28に接続されている。この制御装置28
は、図4〜図7に示すような処理手順を記憶させた記憶
装置、この処理手順を実行する演算処理装置を含み、第
1圧力検出器44,第2圧力検出器45等からの検出信
号を入力し、加圧装置34,第7開閉弁36,第8開閉
弁39,真空ポンプ23等の制御信号を出力すると共に
表示器HSに対して警報信号等の各種表示信号を出力す
る。
【0033】以上のような構成の実施例の動作を主に図
4〜図7に従い説明する。尚、以下の説明において、各
開閉弁はその動作を明記してなければ基本的に閉じてい
るものとする。
【0034】図4のステップS1(以下SNはステップ
SNを意味する)において、電源スイッチSW1がON
かどうかを判定する。NOの場合はS1に留まる。YE
Sの場合は、S2へ移行し、電源スイッチSW1が前回
OFFしてから今回ONする迄の時間が、所定の設定時
間T0(例えば、3時間)以上かどうかを判定する。
【0035】YESの場合は、S4へ移行し、暖気(予
熱)運転が必要であることの表示、例えば「暖気運転
要」の表示を表示器HSにて行い、S5へ移行する。S
5では、キャンセルSW3が操作(ON)されたかどう
かを判定する。キャンセルスイッチSW3がONでない
場合は、S6へ移行し、スタートスイッチSW2がON
かどうかを判定する。キャンセルスイッチSW3はオペ
レータが暖気運転を省略して通常運転に移行する場合に
ONするスイッチである。今、キャンセルスイッチSW
3をONせずに、スタートスイッチSW2をONしたと
すると、S6でYESが判定され、S7へ移行する。S
7では、図5に示すような滅菌装置の詳細自己診断が実
施される。尚、自己診断は、滅菌槽1の扉4の閉鎖が条
件となるので、S6では滅菌槽1の扉4の閉鎖の確認も
行う。尚、S6におけるスタートスイッチSW2のON
操作は、暖気運転の実行を指示することを意味する。
【0036】本実施例の滅菌装置が行う自己診断として
は、詳細自己診断と簡易自己診断とが存在する。詳細自
己診断は、暖気運転及び通常運転における滅菌装置の開
閉弁等の構成要素に対して行う駆動停止、開閉手順以外
に特別な制御を追加して行う自己診断である。この詳細
自己診断は、1日に実施される回数を1回とするもので
あり、例えば、暖気運転が2回行われても、1日で最初
の暖気運転時のみ実施する。この詳細自己診断の手順の
一例は、図5及び図6に示すようなものである。又、簡
易自己診断は、暖気運転及び通常運転における滅菌装置
の開閉弁等の構成要素に対して行う駆動停止、開閉手順
以外に特別な制御を追加することなく行える自己診断で
ある。この手順の一例は、図7に示すようなものであ
る。
【0037】図5において、詳細自己診断は、給蒸ライ
ンチェックS20、パッキンライン詳細チェックS30、槽
内気密リークチェックS40を順次行うものである。尚、
図8のパッキンラインチェックの工程において、S20,
S30の処理を行い、リークチェックの工程にて、S40の
処理を行う。
【0038】給蒸ラインチェックS20は、第2開閉弁1
5の異常チェック等を含み、次のようにして行われる。 (1) 先ず、電源スイッチSW1をONし、第2開閉弁
15及びその上流側の元蒸気弁(図示しない)を閉じた
状態で、第2開閉弁15の上流側に設けた元蒸気温度セ
ンサ(図示しない)の温度が所定値(例えば118度
C)以上かどうかを判定し、NOであれば元蒸気異常と
判定し、表示器HSに表示する。 (2) この(1) における判定がYESの場合、第2開閉
弁15及び前記元蒸気弁を開き、第3圧力検出器46に
よる滅菌槽1内の検出圧力が所定時間内に所定値迄上昇
するかどうかを判定する。 (3) この判定がNOの場合、前記元蒸気温度センサの
温度が前記所定値以上かどうかを判定し、YESの場合
は、第2開閉弁15異常の表示を行い、NOの場合は、
元蒸気異常の表示を行う。 (4) (2)の検出圧力上昇の判定で、YESとなると、前
記元蒸気温度センサの温度が前記所定値以上かどうかを
判定し、YESであれば全て正常として処理を終え、N
Oの場合は、元蒸気温度センサの不良と判断し、表示す
る。
【0039】次に、パッキンライン詳細チェックS30
は、圧力検出器44,45が不良かどうかの判定、開閉
弁36,39の固着、パッキン32の劣化、パッキン3
2の汚れの判定等を行うものである。パッキン32の劣
化及び汚れの判定は、例えば図6のような手順にて行わ
れる。これを以下に説明する。
【0040】加圧装置34を停止して初期の状態とし
(S51)、第7開閉弁36及び第8開閉弁39を開くこ
とにより(S52)、パッキン溝31、加圧気体タンク3
5を第10配管38を介して大気と連通させ、加圧空気
用タンク35内の圧力を大気と同一としておく。このと
き、真空ポンプ23は、停止状態では吸気口と排出口と
が大気と連通状態にあるものとする。次に、第7開閉弁
36を閉じ、加圧装置34を起動する(S53)ことによ
り、第2圧力検出器45の圧力検出信号に変化が有るか
どうかを検出する(S54)。
【0041】そして、第7開閉弁36を開くとともに第
8開閉弁39を短時間閉じ(S55)、第1圧力検出器4
4の圧力検出信号に変化を検出する(S56)。この実施
例では、各圧力検出器44,45における圧力が第1設
定値以上に上昇すればON状態の信号が出力され、それ
以下であればOFF状態の信号が出力される。次に、S
57の判断Aにおいて、第1,第2圧力検出器44,45
の出力信号が変化した場合には、加圧装置34,第7開
閉弁36,第1,第2圧力検出器44,45は正常と判
断し、パッキン部材32の異常を検出するステップS60
に移行する。
【0042】S57の判断Aにおいて、第1,第2圧力検
出器44,45の全ての出力信号が変化しない場合に
は、加圧装置34の不良,或は第7開閉弁36の不良と
判断し、表示器HSに警報信号を出力表示して待機状態
に入る(S58)。又、どれか1つの圧力検出器44,4
5の出力信号が変化した場合には、変化しない圧力検出
器の不良と判断し、警報信号を出力して待機状態に入る
(ステップS58)が、第1圧力検出器44の出力信号の
みが変化した場合には、第2圧力検出器45が不良と判
断し、滅菌装置の全作業終了後に警報信号を出力するよ
うに記憶し(S59)、S60に移行する。以上の処理手順
は、パッキン部材32の異常の検出に先立って、他の機
器が正常かどうかを判断するためのものである。
【0043】前述の処理により、加圧装置34,第7開
閉弁36,第1圧力検出器44,第2圧力検出器45等
の他の機器が正常であることを確認した後、加圧装置3
4を作動させ、第7開閉弁36を閉じる(S60)。この
状態では、第8開閉弁39は、前記S55で閉じた状態と
なっているため、パッキン溝31は空気加圧源及び排気
口(大気中)から遮断状態となる。
【0044】この後は、第1圧力検出器44によって、
パッキン溝31内の圧力の変化を監視し、この圧力が第
1設定値から第2設定値に達するまでの時間を計測する
(S61)。次のS62の判断Bにおいては、パッキン溝3
1内の圧力が予め設定した設定時間内に第2設定値に低
下した場合、パッキン部材32の異常と判断し、それ以
外の場合には、パッキン部材32に異常はないものと判
断し、S64に移行する。パッキン部材32の異常が検出
された場合には、その旨の警報信号を表示装置HSに出
力する(S63)。
【0045】ここで、前記S62の判断Bの基準となる所
要時間はT01,T02(0<T01<T02)の2つの値に設
定し、前記第2設定値まで変化する所要時間が、短い方
の所要時間T01よりも短ければ、パッキン部材32の劣
化が激しいものとして、「パッキン交換」等の警告を出
力し、長い方の所要時間T02より短く、短い方の所要時
間T01よりも長い場合には、パッキン部材32の汚れに
よるものと判断し、「掃除」等の警告を出力する。所要
時間T02以上の場合にはパッキン部材32は正常なもの
と判断する。
【0046】次のS64において、第7開閉弁36を開
き、第9配管33を通してタンク35とパッキン溝31
とを連通させる。これにより、加圧空気によりパッキン
部材32が押し出されて扉4に圧接し、滅菌槽1と蓋4
との間の気密封止を行なう。
【0047】ここで、詳細自己診断と対比するために、
S10の通常運転毎に行なう簡易自己診断について、図7
に従い説明する。この簡易自己診断の一例としては、第
7開閉弁36を開いてパッキン溝31に加圧空気を供給
する度に、又第8開閉弁39を開き、第7開閉弁36を
閉じてパッキン溝31の加圧空気を排出する度に、圧力
検出器44及び加圧装置34の異常をチェックするもの
である。
【0048】この簡易自己診断においては、圧力検出と
異常判定の処理手順は付加されるが、開閉弁の開閉、真
空ポンプ及び加圧装置の駆動、停止の操作は、自己診断
のために変更、追加されておらず、自己診断のために要
する時間は殆どかからない。即ち、S71にて開閉弁36
を開き、タンク35からパッキン溝31に加圧空気を供
給する。
【0049】次いで、S72にて、第1圧力検出器44が
OFFからONに変化したかどうかを判定する。NOの
場合は、S73へ移行し、第2圧力検出器45が、ONか
OFFかを判定し、ONの場合はS75にて第1圧力検出
器44不良を表示する。OFFの場合は、S74にて加圧
装置34の異常を表示する。S72にてYESが判定され
ると、圧力検出器44及び加圧装置34は正常と判断す
る。次に、S81にて第7開閉弁36を閉じ、第8開閉弁
39を開き、真空ポンプ23をONする。次いで、S82
にて、第1圧力検出器44がONからOFFに変化した
かどうかを判定する。NOの場合は、S83へ移行し、第
1圧力検出器44の異常を報知し、YESの場合は第1
圧力検出器44は正常と判定する。
【0050】次に、図5の槽内気密リークチェックS3
0は、滅菌槽1のリークチェックと第3圧力検出器47
のチェックを含む。
【0051】具体的には、滅菌槽1のリークチェックは
次のようにして行う。即ち、パッキン部材32と扉4と
密着状態を含め、滅菌槽1が気密に保たれているかどう
かを判断する。扉4を閉じ、第8開閉弁39を閉じ、第
4開閉弁22を開いた状態で一定時間真空ポンプ23を
運転し、滅菌槽1内部が所定の負圧状態に到達するかを
検出する。次いで、第4開閉弁22を閉じ、真空ポンプ
23を停止して滅菌槽1内の圧力の変化を第3圧力検出
器47にて検出することによって行なう。即ち、滅菌槽
1内が一定時間内に所定の負圧状態に達した場合、第4
開閉弁22を閉鎖し、真空ポンプ23停止後に圧力に変
化が無ければ、正常と判断する。この圧力に変化が有れ
ば、滅菌槽1に漏れが生じていることになり、パッキン
部材32と扉4との密着状態に異常が有るか、第4開閉
弁22やその他の開閉開閉弁に不具合が発生しているも
のと判断する。一方、密閉容器1内が一定時間内に所定
の負圧状態に達しなかった場合、第4開閉弁22を閉鎖
し、真空ポンプ23停止後に圧力に変化が所定の値以下
であれば、真空ポンプ23の能力低下などの異常と判断
し、圧力変化が所定値以上であれば、上述同様にパッキ
ン部材32と扉4との密着状態に異常が有るか、第4開
閉弁22やその他の弁に不具合が発生しているものと判
断する。
【0052】又、第3圧力検出器47のチェックは、次
のようにして行う。滅菌槽1内のリークチェック時、検
出圧力の変動が所定値(例えば、0.2Kg/cm2 )以上ある
かどうかを判定し、YESの場合正常、NOの場合異常
と判定する。
【0053】図4において、自己診断を終えると、S8
へ移行して、暖気運転が行われる。この暖気運転は次の
ようにして行われる。前記蒸気発生装置3からの蒸気を
第1配管6を介して前記蒸気流路2内に供給するととも
に、第4配管10を介して滅菌槽1内に供給する。滅菌
槽1内への給蒸は、図8に示すように、第2開閉弁15
を開いて滅菌槽1内へ蒸気を導入し、所定の圧力(約2
乃至3気圧)まで蒸気を供給した後第5開閉弁24を開
き蒸気を滅菌槽1外へ排出する。こうした正圧パルス状
の蒸気圧力制御により、滅菌槽1の予熱と槽1内の洗浄
が行われる。次いで、第5開閉弁24を閉じ、第2開閉
弁15を開いて滅菌槽1内へ蒸気を所定圧迄再度導入
し、この所定圧を一定時間保持する。この所定圧の保持
は、第2開閉弁15のON,OFF制御により達成され
る。これにより、滅菌槽1の予熱が一層効果的となる。
尚、暖気運転は、通常運転の1時間に対して約20分間
程度の割合で行なわれる。又、滅菌槽1内への蒸気の導
入、排出は、種々の方式を取り得る。
【0054】このように滅菌槽1、並びに蒸気流路2に
蒸気を供給することにより、滅菌槽1は、周壁の内外側
から加熱されるとともに、前記扉4は、内面側から加熱
される。そして滅菌槽1及び扉4の温度が上昇した状態
で、第2開閉15を閉じ、滅菌槽1への給蒸を停止した
後、真空ポンプ23を起動させるとともに第4開閉弁2
2を開く。これにより、滅菌槽1内の蒸気を排出ライン
11から排出し、第3開閉弁18を開いて第5配管12
より空気フィルタ17を介して滅菌槽1内に空気を導入
する。その結果、滅菌槽1内の蒸気排出と槽1内の真空
乾燥が行われる。この際、第1開閉弁13はそのままの
状態とし、蒸気流路2への蒸気の導入を継続することに
より、滅菌槽1は前記の設定温度で保温される。
【0055】こうした暖気運転の実施により、次のよう
な作用効果を発揮する。滅菌槽1の予熱と滅菌槽1内の
洗浄が同時に行われ、結果として通常運転を早く終了で
きる。槽内の洗浄について説明するに、長時間電源スイ
ッチSW1がOFF状態とされ、滅菌装置が使用されず
におかれた場合に生じる滅菌槽1内の汚染が、滅菌槽1
内への蒸気導入と、滅菌槽1からの蒸気排出により除去
され、槽内をクリーンな状態にすることができる。
【0056】この暖気運転が終了すると、S9へ移行す
る。尚、S9の前にオペレータは扉4を開いて、被滅菌
物を滅菌槽1内へ搬入し、再び扉4を閉める。S8で
は、扉4が閉鎖という条件下で、スタートスイッチSW
2がONかどうかを判定する。NOの場合は、S9に留
まり、YESの場合は、S10へ移行し、通常運転が実施
される。
【0057】通常運転は、図8に示すように、前処理工
程、滅菌工程、後処理工程の順で行う。先ず、前処理行
程においては、第2開閉弁15を開いて第4配管10か
ら滅菌槽1内に蒸気の導入を行う。この状態では、前記
蒸気流路2内には蒸気が導入されているため、前記滅菌
槽1の内側壁からの輻射熱によっても、滅菌槽1内の被
滅菌物が予熱される。この前処理行程の際、初期の段階
では、図8に示すように、第5開閉弁24を一定の時
間、開いておいてもよい。即ち、蒸気を滅菌槽1内に導
入し、そのまま排出する(所謂パージ操作)ことによ
り、比重の大きい空気は、比重の小さい蒸気によって上
方から下方に押し込まれるようにして、排出ライン11
に向かい、排気ライン20を経て排出される。
【0058】前記空気と蒸気の比重差を効果的に利用す
るには、蒸気を滅菌槽1の上方から導入し、滅菌槽の下
方から排出する構成とするのが望ましい。更に、蒸気の
導入に際して、ディフューザ等の拡散手段を用いて、滅
菌槽1全体に蒸気を分散してまんべんなく供給すること
により、空気を均一に押し出し、所要時間の短縮を図る
ことができる。
【0059】以上のパージ操作を一定時間行なった後、
第5開閉弁24を閉じると、滅菌槽1内の圧力は、導入
される蒸気により、時間の経過とともに図8に示すよう
に上昇する。この蒸気の供給は、滅菌槽1内が所定の圧
力(約2乃至3気圧)となるまで継続して行い、この圧
力に到達した時点で、第2開閉弁15を閉じ、第5開閉
弁24を開放し、蒸気を排出する。この排出の際には、
滅菌槽1に残留する空気が再び蒸気によって押し出され
るようにして排除される。そして、滅菌槽1内部の蒸気
が略排出され、滅菌槽1内の圧力が略大気圧となった時
点で、第5開閉弁24を閉じ、前述と同様の手順で蒸気
の導入,並びに排出を行う。この蒸気の導入と排出の繰
返しにより、滅菌槽1内、更に被滅菌物内に取込まれて
いる空気の排除を行う。この蒸気の排気,並びに蒸気導
入を交互に数回繰り返し行うことで、被滅菌物中に含ま
れる空気まで十分に排出し、後の滅菌行程における蒸気
の加熱むら等を軽減する。
【0060】このように蒸気の導入,及び排出は、第2
開閉弁15,並びに第5開閉弁24の開閉操作のみによ
って行なうことができるため、従来のように空気を排出
するための真空吸引手段を必ずしも必要としない。尚、
真空ポンプ23を使用する場合には、滅菌槽1からの排
気の際に、滅菌槽1内が大気圧となる前に、第4開閉弁
22を開放し、真空ポンプ23を作動させることによ
り、この排出の時間を短縮することができる。
【0061】次の滅菌行程においては、第5開閉弁24
を閉じ、第2開閉弁15を開くことにより、第4配管1
0を通して、滅菌槽1内に高温高圧の蒸気を充満させ
る。この後、滅菌槽1内が設定滅菌温度(圧力)になっ
た時点で滅菌行程に入る。
【0062】所定の滅菌時間後、第2開閉弁15を閉じ
て滅菌槽1内への給蒸を停止し、排気弁24を開いて第
7配管20より滅菌槽1内の蒸気を排出する。そして、
滅菌槽1内の圧力を大気圧近くまで下げた後、被滅菌物
の乾燥を行う後処理行程に入る。
【0063】後処理工程について、第4開閉弁22を開
いて真空ポンプ23を駆動することにより、第5配管1
9を通して滅菌槽1内を減圧し、被滅菌物の湿気を排除
する(真空乾燥)。次いで第3開閉弁18を開き、空気
フィルタ17を通して清浄な空気を滅菌槽1内に導入す
る。
【0064】後処理行程終了後は、第3開閉弁18を開
いて滅菌槽1を空気フィルタ17を介して外部と通じさ
せ、大気圧と同圧にする。以後、蒸気流路2への給蒸
は、継続して行って滅菌槽1を所定の温度に保温するこ
とによって、再度の滅菌作業時に滅菌槽の予熱時間を省
略することができる。この後、滅菌槽1の扉を開いて被
滅菌物を取り出し、通常運転を終了する。
【0065】図4のS5において、キャンセルスイッチ
SW3のONが判定されると、S11へ移行し、スタート
スイッチSW2がONかどうかを判定する。スタートス
イッチSW3のONが判定されると、S12へ移行し、S
7と同じ自己診断を実施した後、暖気運転をすることな
く、前述のS10の通常運転へ移行してこれを実施す
る。このように暖気運転の省略により、通常運転の完了
を早めることができ、急ぎの滅菌作業を必要とする時有
効となる。
【0066】前記S3において、電源スイッチSW1の
OFFからON迄の時間が設定時間以内の時は、S3へ
移行して、加熱管給蒸の処理へ移行する。ここでは、蒸
気発生装置3から、第1配管6を通して蒸気流路2に給
蒸(蒸気を供給)し、滅菌槽1の槽璧を加熱する。次い
で、S9を経てS10へ移行して通常運転を実施する。
【0067】以上の説明においては、滅菌槽1内への蒸
気の導入は、所定の圧力に到達した時点で終了後、排気
に移っているが、図8に二点鎖線で示すように、蒸気を
所定圧力まで導入した後、この圧力を一定時間保持する
ように供給してもよい。又、図4において、加熱管給蒸
処理ステップS3を省略し、その代わりにS1とS2と
の間に加熱管給蒸ステップを設けても良く、加熱管給蒸
の処理をS5とS11との間に設けても良い。
【0068】
【発明の効果】上記の如く構成される請求項1及び2の
発明によれば、安全を確保しつつ、自己診断に要する時
間を徒に増加させることなく、結果として通常運転の終
了を早めることができる。
【0069】又、請求項3の発明によれば、パッキンの
劣化判定は、その回数が極めて限定され、圧力検出器の
異常判定は、殆ど時間を要することなく通常運転毎に行
われるので、自己診断に要する時間を徒に増加させるこ
となく、安全性を確保することができる等多大なる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る滅菌装置の一実施例の概略的な
平面形状、配管系統を説明するための図面である。
【図2】この発明に係る滅菌装置の一実施例の概略的な
空気系統の構成を説明するための断面図である。
【図3】図1に示す実施例における要部を拡大して説明
するための図面である。
【図4】この発明に係る滅菌装置における処理手順を説
明するためのフローチャート図である。
【図5】図4の要部の詳細を示すフローチャート図であ
る。
【図6】図5の要部の詳細を示すフローチャート図であ
る。
【図7】同実施例の他の処理手順を示すフローチャート
図である。
【図8】この発明に係る滅菌装置における蒸気の導入と
排出のパターンの一例を説明するための図面である。
【符号の説明】
1 滅菌槽 1A 開口部 2 蒸気流路 3 蒸気発生装置 4 扉 28 制御装置 31 パッキン溝 32 パッキン部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 勝利 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置への電源の投入を制御する第1制御
    スイッチと、被滅菌物の滅菌の為の通常運転の開始を制
    御する第2制御スイッチと、前記第1制御スイッチON
    操作時に前記通常運転の前に装置構成要素の詳細な診断
    を行う第1自己診断制御手段と、通常運転の実行毎に装
    置構成要素の簡易な診断を行う第2自己診断制御手段と
    を備えた滅菌装置。
  2. 【請求項2】 第1自己診断制御手段が、通常運転時に
    おける滅菌装置の構成要素の駆動停止、開閉手順と異な
    る駆動停止、開閉手順により前記構成要素が正常かどう
    かの判定を行い、第2自己診断制御手段が、通常運転時
    における滅菌装置の構成要素の駆動停止、開閉手順と同
    じ駆動停止、開閉手順により前記構成要素が正常かどう
    かの判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の滅菌
    装置。
  3. 【請求項3】 開口部を有する滅菌槽と、この開口部を
    開閉する扉と、前記滅菌槽の開口部周辺又は扉の前記開
    口部周辺に対向する部分に環状の溝を形成し、この溝内
    にパッキンを収容し、前記溝に加圧空気を供給すること
    で、前記パッキンを滅菌槽の開口部周辺又は扉に圧接さ
    せて前記開口部のシールを行う滅菌装置において、第1
    自己診断が前記パッキンの異常判定を含み、第2自己診
    断が前記溝内の圧力を検出する圧力検出手段の異常判定
    を含むことを特徴とする請求項1乃至2に記載の滅菌装
    置。
JP8303909A 1996-10-29 1996-10-29 滅菌装置 Pending JPH10127736A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173307A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Air Water Inc 滅菌器
JP2009284916A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Sanyo Electric Co Ltd 高圧蒸気滅菌器
JP2021101757A (ja) * 2019-12-24 2021-07-15 株式会社サムソン 加熱殺菌装置

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