JPH10127792A - 荷電粒子ビーム装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム装置

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JPH10127792A
JPH10127792A JP29146096A JP29146096A JPH10127792A JP H10127792 A JPH10127792 A JP H10127792A JP 29146096 A JP29146096 A JP 29146096A JP 29146096 A JP29146096 A JP 29146096A JP H10127792 A JPH10127792 A JP H10127792A
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JP
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charged particle
particle beam
irradiation
energy
accelerator
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JP29146096A
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English (en)
Inventor
Kazuo Hiramoto
和夫 平本
Hiroshi Akiyama
秋山  浩
Koji Matsuda
浩二 松田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】患部の厚さの変化に合わせてエネルギー幅分布
を作ることができ、患部を精度よく照射できる荷電粒子
ビーム装置を提供する。 【解決手段】荷電粒子ビーム装置は、前段加速器98,
シンクロトロン型の加速器100,回転照射装置110
および制御装置群140から構成される。低エネルギー
のイオンが前段加速器98から加速器100に入射さ
れ、加速器100において加速された後、治療室103
内の回転照射装置110に出射されて、イオンビームが
治療に用いられる。照射制御装置130は、加速器10
0から回転照射装置110への荷電粒子ビームの出射を制
御し、ビームエネルギーがEi となるようにレンジシフ
ター505を移動させ、ビームエネルギー幅がΔEi と
なるようにリッジフィルター503を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子ビームを
癌治療や患部の診断に利用する荷電粒子ビーム装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来における荷電粒子ビーム装置に関し
ては、特開平7−148277 号に記されている。
【0003】癌治療や患部の診断に使用する荷電粒子ビ
ーム装置は、照射深さを荷電粒子ビームのエネルギーに
より変えられる効果を利用する。患部500を正確に照
射するために、従来、図12に示すボーラス501やリ
ッジフィルター502が使用されてきた。ボーラス50
1は、荷電粒子ビームの到達深さが下流側の患部形状に
合致するようにビームエネルギーの最大値の空間分布を
調整する装置である。図3のリッジフィルター502
は、ビームにエネルギー幅を持たせる装置で、リッジフ
ィルターの山の部分でエネルギーの最低値が決まり、リ
ッジフィルターの谷の部分でエネルギーの最高値が決ま
り、エネルギー幅が不均一になるように山の部分と谷の
部分の組み合わせが不均一にされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような、リッジ
フィルター502を使った従来の荷電粒子ビーム装置で
は、複雑な厚さ分布を持つ患部を治療する際、患部の厚
さの変化に合致したエネルギー幅分布を作ることが困難
で、患部の精度の良い照射が困難になる問題があった。
【0005】本発明の目的は、患部の厚さの変化に合わ
せてエネルギー幅分布を作ることができ、患部を精度よ
く照射できる荷電粒子ビーム装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の特徴は、移動手段が、エネルギー幅の変化率を持つ
ように山と谷を有するリッジフィルターを移動すること
にある。この特徴によれば、移動手段がリッジフィルタ
ーを移動させ、荷電粒子ビームの通過位置を変えて、通
過する荷電粒子ビームのエネルギー幅を変えることがで
きる。また、本発明の他の特徴は、移動手段が、通過し
た荷電粒子ビームが互いに異なるエネルギー幅を持つ複
数のリッジフィルターを移動させることにあり、移動手
段が複数のリッジフィルターを移動させて、同様の作用
を生じる。
【0007】本発明の他の特徴は、制御装置が、通過す
る荷電粒子ビームのエネルギー幅が照射目標の厚さに対
応するように、リッジフィルターを移動させることにあ
る。この特徴によれば、照射目標の厚さの変化に合わせ
てエネルギー幅分布を作ることができ、照射対象が複雑
な形状をしている場合にも、照射対象の全体を精度よく
照射できる。また、本発明の他の特徴である、制御手段
が、通過する荷電粒子ビームのエネルギー幅が照射目標
の厚さに対応するように、複数のリッジフィルターのう
ち少なくとも1つを選び、選ばれたリッジフィルターを
移動させることによっても、同様の作用を生じる。
【0008】さらに、本発明の他の特徴は、荷電粒子ビ
ームの照射位置を変更するときに制御装置がリッジフィ
ルターを移動させることにある。この特徴によれば、照
射位置ごとに照射目標の厚さに合わせてエネルギー幅分
布を作ることができるので、照射対象が複雑な形状をし
ている場合にも、照射対象の全体を精度よく照射でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施例1)本発明の第1の実施例の荷電粒子ビーム装
置を図1を用いて説明する。
【0010】本実施例の荷電粒子ビーム装置は、前段加
速器98,シンクロトロン型の加速器100,回転照射
装置110および制御装置群140から主に構成され
る。低エネルギーのイオンが前段加速器98から加速器
100に入射され、加速器100において加速された後、
治療室103内の回転照射装置110に出射されて、イ
オンビームが治療に用いられる。
【0011】加速器100を構成する主な機器について
説明する。加速器100は、加速器100を周回する荷
電粒子ビームのベータトロン振動を共鳴状態にし、周回
する荷電粒子ビームに高周波電磁界を印加して荷電粒子
ビームのベータトロン振動を増加し、共鳴の安定限界を
超えさせて加速器から出射する拡散共鳴出射法を利用し
てビーム出射を行う加速器である。
【0012】加速器100は、周回する荷電粒子ビーム
を曲げる偏向電磁石146,周回する荷電粒子ビームに
エネルギーを与える高周波加速空胴147,周回する荷
電粒子ビームのベータトロン振動数を定める4極電磁石
145,ベータトロン振動を共鳴状態にする多極電磁石
11、および周回する荷電粒子ビームに高周波を印加し
てベータトロン振動を増加する出射用高周波印加装置1
20を備えている。また、偏向電磁石146,4極電磁
石145、および多極電磁石11に電流を、そして、高
周波加速空胴147に電力を供給する加速器用電源装置
165と、出射用高周波印加装置120に電力を供給す
る出射用高周波電源166を備える。
【0013】回転照射装置110を説明する。回転照射
装置110は、加速器100から出射された出射ビーム
を照射対象まで輸送するための4極電磁石150および
偏向電磁石151、および4極電磁石150および偏向
電磁石151に電流を供給する電源装置170を備え
る。
【0014】回転照射装置110は、偏向電磁石151
よりも下流に照射ノズル111を備える。図2に照射ノ
ズル111を示す。照射ノズル111は、出射ビームを
x方向およびy方向に動かすための電磁石220,22
1を備える。ここで、x方向は偏向電磁石151の偏向
面に平行な方向、y方向は偏向電磁石151の偏向面に
垂直な方向である。電磁石220,221には電流を供
給する電源装置160が接続されている。電磁石22
0,221の下流には、レンジシフター505とリッジ
フィルター503を設置する。レンジシフター505と
リッジフィルター503にはそれぞれ移動装置161,
162が接続されている。リッジフィルター503のさ
らに下流で、照射対象である患者の直前には、ビームの
照射線量分布を測定する照射線量モニター200を設置
している。
【0015】図4にレンジシフター505を示す。レン
ジシフター505を水平方向に移動させ、ビームの通過
位置の厚さを変えることにより、通過するビームのエネ
ルギーを変えることができる。
【0016】図3にリッジフィルター503を示す。リ
ッジフィルター503は、x方向に、山と谷が繰り返す
構造を有する。この山の部分を通過した粒子は、エネル
ギーの減少が大きく、谷の部分を通過した粒子は、エネ
ルギーの減少が少ない。従って、山の部分の高さと谷の
部分の厚さを適切に選ぶことにより、ビームのエネルギ
ーが変化する幅を選択できる。リッジフィルター503
は、谷の部分の厚さがvで、x0 からx1 までの山の高
さはh1 ,x1 からx2 までの山の高さはh2とxi+1
まで増加していく。y方向(図面の奥行き方向)には、
同じ山と谷が並んでいる。荷電粒子ビームがx0 からx
1 の間を通るときビームエネルギー幅はΔE1 となり、
水平方向にxi-1 からx1 の間を通るときビームエネル
ギー幅はΔEi となる。
【0017】ここで、患部の深さと荷電粒子ビームのエ
ネルギーとの関係を説明する。図5に体内の深さと荷電
粒子ビームの照射線量の関係の例を示す。図5の照射線
量のピークをブラッグピークと呼ぶ。患部への荷電粒子
ビームの照射はブラッグピークの位置で行われる。ブラ
ッグピークの位置は、荷電粒子ビームのエネルギーによ
り変化する。また、荷電粒子ビームのエネルギーに幅が
あると、ブラッグピークの位置にも幅ができる。従っ
て、患部の深さによってエネルギーを変え、患部の深さ
方向の厚みによってエネルギーに幅を持たせれば、深さ
方向に厚みを持つ患部の全部に荷電粒子ビームを照射す
ることができる。
【0018】制御装置群140を説明する。制御装置群
140は、照射制御装置130,演算装置131,加速
器制御装置132を備える。
【0019】照射制御装置130は、加速器100から
回転照射装置110への荷電粒子ビームの出射と、患部
へ照射される荷電粒子ビームの照射位置やエネルギーを
制御するための制御装置である。加速器100から回転
照射装置110へ出射された荷電粒子ビームは照射対象
に照射されるので、加速器100からの出射を制御する
ことは、患部への荷電粒子ビームの照射を制御すること
になる。
【0020】演算装置131は、照射制御装置130が
患部への荷電粒子ビームの照射を制御するために必要な
データを求める装置である。
【0021】加速器制御装置132は、前段加速器98
から加速器100への荷電粒子ビームの出射,加速器1
00を周回する荷電粒子ビームの加速、および回転照射
装置110における荷電粒子ビームの輸送を制御するた
めの装置である。
【0022】まず、演算装置131の役割について説明
し、次に照射制御装置130と加速器制御装置132に
よる荷電粒子ビーム装置の運転方法を説明する。
【0023】演算装置131は、オペレーターから患部
の形状,深さ,必要な照射線量A等の患部情報を入力さ
れる。演算装置131は、入力された患部情報に基づい
て、図6に示すように、患部の深さ方向の厚さに応じて
複数の領域Ri (i=1・・N)に分割し、領域Ri の
中心点Pi(i=1,2・・M)とその位置(Xi ,Yi
)を定める。演算装置131は、さらに、各領域Rの
患部の深さに応じて照射に適したビームエネルギーEi
(i=1・・N)、加速器100における加速エネルギ
ーEb ,各iの患部の厚さに応じてエネルギー幅ΔEi
を定める。加速エネルギーEb を照射するビームエネル
ギーEi(i=1・・N)の最大値より大きな値に選ぶ。
さらに、ビームエネルギーEi とエネルギー幅ΔEi の
照射ビームが得られるように、ビームが通過するレンジ
シフター505とリッジフィルター503の位置を調整
するための移動装置161,162の制御量を演算して
求める。さらに、中心点Pi,j と荷電粒子ビームの中心
とを合わせるために、電磁石220,221に供給され
る電流IXi,IYiを定める。
【0024】演算装置131は、各領域Ri のビームエ
ネルギーEi ,エネルギー幅ΔEi ,加速エネルギーEb
,中心点Pi ,中心点Pi の座標(xi ,yi ),目
標照射線量Ai ,電流IXi ,IYi ,移動装置16
1,162の制御量を照射制御装置130に出力する。
【0025】本実施例の荷電粒子ビーム装置の運転方法
を図7に示す。
【0026】(1)加速器制御装置132は、前段加速
器98が荷電粒子ビームを出射するように、前段加速器
98を制御する。
【0027】(2)照射制御装置130は、記憶してい
たビームエネルギーEb を加速器制御装置132に出力
する。
【0028】(3)加速器制御装置132は、周回する
荷電粒子ビームをエネルギーEb まで加速するために、
偏向電磁石146,4極電磁石145、および多極電磁
石11に電流を供給するように、そして、高周波加速空
胴147に電力を供給するように、加速器用電源装置1
65を制御する。
【0029】(4)周回する荷電粒子ビームがエネルギ
ーEb まで加速されたら、加速器制御装置132は、周
回する荷電粒子ビームのベータトロン振動を共鳴状態に
するために、4極電磁石145、および多極電磁石11
に電流を供給するように、加速器用電源装置165を制
御する。
【0030】4極電磁石145および多極電磁石11に
所定の電流が供給されると、荷電粒子ビームのベータト
ロン振動に共鳴を起こさせる安定限界ができる。安定限
界内の荷電粒子ビームは安定に周回するが、安定限界を
越えた荷電粒子ビームはベータトロン振動に共鳴を起こ
す。
【0031】(5)照射制御装置130は、荷電粒子ビ
ームの中心と中心点Pi とを合わせるために、電磁石2
20,221に電流IXi ,IYi を供給するように、
電源装置160を制御する。
【0032】(6)制御装置130は、移動装置161
を制御してレンジシフター505を移動させてビームエ
ネルギーがEi となるように設定する。
【0033】(7)制御装置130は、移動装置162
を制御してリッジフィルター503を移動させてビーム
エネルギー幅がΔEi となるように設定する。
【0034】(8)加速器制御装置132は、加速器1
00から回転照射装置110に出射される荷電粒子ビー
ムを照射対象である患部まで輸送するために、4極電磁
石150および偏向電磁石151に電流を供給するよう
に、電源装置170を制御する。
【0035】(9)照射制御装置130は、目標照射線
量Ai と照射線量モニター200で測定された中心点P
i の照射線量を比較する。
【0036】(10)中心点Pi の照射線量が目標照射
線量Ai に達していない場合は、照射制御装置130
は、加速器100から回転照射装置110に出射を開始
するために、出射用高周波印加装置120に電力を供給
するように、出射用高周波電源166を制御する。
【0037】出射用高周波印加装置120に電力が供給
されると、周回する荷電粒子ビームに高周波電磁界が印
加され、周回する荷電粒子ビームのベータトロン振動振
幅が増加する。ベータトロン振動振幅が増加して、ベー
タトロン振動の共鳴の安定限界を越えると荷電粒子ビー
ムは、加速器100から回転照射装置110へ出射され
る。回転照射装置110において、荷電粒子ビームは領
域Ri に照射される。
【0038】(11)照射制御装置130は、目標照射
線量Ai と照射線量モニター200で測定された中心点
Pi の照射線量を比較する。中心点Pi の照射線量が目
標照射線量Ai に達していない場合は出射を続ける。
【0039】(12)照射制御装置130は、中心点P
i の照射線量が目標照射線量Ai に達していれば出射を
停止するように、出射用高周波電源166を制御する。
そして次の領域Ri+1 の中心点Pi+1 に荷電粒子ビーム
の中心を合わせるように電源装置160を制御する。
【0040】(13)領域Ri の照射から領域Ri+1 の
照射へ移る際に、加速器100を周回しているビームを
利用できる場合は、(5)からの運転を行い、ビーム
量,出射時間が不足する場合は、荷電粒子ビームを補給
するために(1)からの運転を行う。
【0041】(14)全ての領域Riを照射したら、荷
電粒子ビーム装置の運転を終了する。上記実施例では、
レンジシフター505を移動させて、エネルギーを調整
しているが、患者直前においてボーラスによりエネルギ
ー補償を行ってもよい。また、上記実施例では、コリメ
ータによるビーム整形を行っていないが、コリメータを
使えばより安全性の高い治療が行える。
【0042】また、本実施例では、レンジシフター50
5を移動させてエネルギーを調整しているが、レンジシ
フター505を用いないで加速器100において周回す
る荷電粒子ビームのエネルギーを変更してもよい。
【0043】また、本実施例では、照射装置へのビーム
供給、及び停止をシンクロトロンでの出射と停止によっ
て行っているが、ビーム輸送系171に高速応答の電磁
石を設置し、照射装置へのビーム供給、及び停止を行っ
てもよい。
【0044】本実施例によれば、照射目標が複雑な形状
をしている場合にも、ビームエネルギー幅を適切に調整
でき、精度よく患部を照射できる。また、照射線量が目
標に達するまで照射を継続するため、ビーム強度が時間
的に変化した場合でも、患部にビームの密度を一様に照
射できる。
【0045】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
を説明する。図8に示すように、本施例では、患部を複
数位置に分けて照射するために、患者をx方向に移動さ
せるベッド222を使用する。ベッド222には駆動装
置223が接続されている。図9に示すように、照射ノ
ズル111では照射位置をy方向に移動させる電磁石2
21を使用する。リッジフィルター504は、図10に
示すように、一定のエネルギー変化幅、即ち、山と谷が
一定のものを、変化幅が異なるように複数種類用いる。
【0046】演算装置131は、第1の実施例で電磁石
220に供給される電流IXi を定める代わりに、ベッ
ド222を動かすための駆動装置223の制御量を定
め、照射制御装置130に出力する。また、演算装置1
31は、領域Ri に必要なエネルギー幅を実現するリッ
ジフィルター504の組み合わせを調整するための移動
装置162の制御量を演算して求め、照射制御装置13
0に出力する。
【0047】本実施例の荷電粒子ビーム装置の運転方法
を図11に示す。(5)と(7)以外は第1の実施例と
同じである。
【0048】(5)で、照射制御装置130は、荷電粒
子ビームの中心と中心点Pi とを合わせるために、駆動
装置223を制御し、電磁石221に電流IYi を供給
するように電源装置160を制御する。
【0049】(7)で、領域Ri の照射に必要なビーム
エネルギー幅を得るために、制御装置130は、適切な
リッジフィルター504を選ぶように移動装置162を
制御し、リッジフィルター504を移動させてビームエ
ネルギー幅がΔEi となるように設定する。
【0050】本実施例においても、実施例1で説明した
ように、レンジシフター505を用いないで、加速器1
00において荷電粒子ビームのエネルギーを変えてもよ
い。本実施例によれば、第1の実施例と同様に照射目標
が複雑な形状をしている場合にも、ビームエネルギー幅
を適切に調整でき、精度よく患部を照射できる。また、
照射線量が目標に達するまで照射を継続するため、ビー
ム強度が時間的に変化した場合でも、患部にビームの密
度を一様に照射できる。
【0051】また、上記した第1の実施例および第2の
実施例では、加速手段にシンクロトロン型の加速器10
0を用いた例を示したが、加速手段にサイクロトロンを
用いた場合にも、イオン源からサイクロトロンへのビー
ム供給,停止を切り換えることを行えば、本実施例と同
様に患部への荷電粒子ビームの照射を制御することがで
き、本実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、移動手段がリッジフィ
ルターを移動させることにより、荷電粒子ビームの通過
位置を変えて、通過する荷電粒子ビームのエネルギー幅
を変えることができる。
【0053】また、制御装置が通過する荷電粒子ビーム
のエネルギー幅が照射目標の厚さに対応するように、リ
ッジフィルターを移動させることにより、照射目標の厚
さの変化に合わせてエネルギー幅分布を作ることがで
き、照射対象が複雑な形状をしている場合にも、照射対
象の全体を精度よく照射できる。
【0054】また、制御装置が荷電粒子ビームの照射位
置を変更するときにリッジフィルターを移動させること
により、照射位置ごとに照射目標の厚さに合わせてエネ
ルギー幅分布を作ることができるので、照射対象が複雑
な形状をしている場合にも、照射対象の全体を精度よく
照射できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の荷電粒子ビーム照射装置を示す
図である。
【図2】第1の実施例の照射ノズル111を示す図であ
る。
【図3】第1の実施例のリッジフィルター503を示す
図である。
【図4】レンジシフター505を示す図である。
【図5】ブラッグピークを示す概念図である。
【図6】患部と領域Ri を説明する図である。
【図7】第1の実施例の荷電粒子ビーム照射装置の運転
方法を示す図である。
【図8】第2の実施例の荷電粒子ビーム照射装置を示す
図である。
【図9】第2の実施例の照射ノズル111を示す図であ
る。
【図10】第2の実施例のリッジフィルター504を示
す図である。
【図11】第2の実施例の荷電粒子ビーム照射装置の運
転方法を示す図である。
【図12】従来のボーラスとリッジフィルターを示す図
である。
【符号の説明】
11…多極電磁石、98…前段加速器、99…照射野、
100…加速器、101…x方向走査電磁石、102…y
方向走査電磁石、103…治療室、110…回転照射装
置、120…出射用高周波印加装置、130…照射制御
装置、131…演算装置、133…照射領域形成部、1
34…エネルギー計算部、135…照射線量計算部、1
36…電磁石電流計算、140…制御装置群、145…
4極電磁石、146…偏向電磁石、147…高周波加速
空胴、150…4極電磁石、151…偏向電磁石、160
…電源装置、161,162…移動装置、165…加速
器用電源装置、166…出射用高周波電源、170…電
源装置、171…輸送系、200…照射線量モニター、
220,221…電磁石、222…患者ベッド、223
…駆動装置、500…患部、501…ボーラス、50
2,503,504…リッジフィルター、505…レン
ジシフター。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷電粒子ビームを加速する手段と、前記荷
    電粒子ビームをエネルギーを変更する手段と、前記荷電
    粒子ビームを照射目標に照射する照射装置を備え、前記
    照射装置は、前記荷電粒子ビームが通過する位置によっ
    て通過した前記荷電粒子ビームのエネルギー幅が異なる
    ように、不均一な山と谷を有するリッジフィルターを有
    する荷電粒子ビーム装置において、 前記リッジフィルターは前記荷電粒子ビームの進行方向
    と垂直な方向に前記エネルギー幅の変化率を持つように
    山と谷を有し、 前記荷電粒子ビームの進行方向と垂直な方向に前記リッ
    ジフィルターを移動する移動手段を備えることを特徴と
    する荷電粒子ビーム装置。
  2. 【請求項2】前記リッジフィルターを通過する前記荷電
    粒子ビームのエネルギー幅が前記荷電粒子ビームの進行
    方向の前記照射目標の厚さに対応するように、前記移動
    手段を制御する制御装置を備えることを特徴とする請求
    項1の荷電粒子ビーム装置。
  3. 【請求項3】荷電粒子ビームを加速する手段と、前記荷
    電粒子ビームをエネルギーを変更する手段と、前記荷電
    粒子ビームを照射目標に照射する照射装置を備え、前記
    照射装置は、前記荷電粒子ビームが通過する位置によっ
    て通過した前記荷電粒子ビームのエネルギー幅が異なる
    ように、不均一な山と谷を有するリッジフィルターを有
    する荷電粒子ビーム装置において、 前記リッジフィルターは、通過した前記荷電粒子ビーム
    が互いに異なるエネルギー幅を持つ複数のリッジフィル
    ターであり、 前記荷電粒子ビームの進行方向と垂直な方向に前記リッ
    ジフィルターを移動する移動手段を備えることを特徴と
    する荷電粒子ビーム装置。
  4. 【請求項4】前記リッジフィルターを通過する前記荷電
    粒子ビームのエネルギー幅が前記荷電粒子ビームの進行
    方向の前記照射目標の厚さに対応するように、複数の前
    記リッジフィルターのうち少なくとも1つを選び、選ば
    れた前記リッジフィルターを移動させるように前記移動
    手段を制御する制御装置を備えることを特徴とする請求
    項3の荷電粒子ビーム装置。
  5. 【請求項5】前記制御装置は、前記荷電粒子ビームの照
    射位置を変更するときに前記移動手段を制御することを
    特徴とする請求項2または請求項4の荷電粒子ビーム装
    置。
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