JPH10128724A - コンクリート型枠の型開装置 - Google Patents

コンクリート型枠の型開装置

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JPH10128724A
JPH10128724A JP29207996A JP29207996A JPH10128724A JP H10128724 A JPH10128724 A JP H10128724A JP 29207996 A JP29207996 A JP 29207996A JP 29207996 A JP29207996 A JP 29207996A JP H10128724 A JPH10128724 A JP H10128724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロックを脱型する際、型枠の側板を自動的
に型開きできるようにする。 【解決手段】 型枠1で成形したブロック7を吊り上げ
ると、側板4がブロック7につられて上昇し、各側板4
に設けたガイドピン13が案内ポスト3のガイド溝14に沿
って移動する。このとき、ガイドピン13は、まず各ガイ
ド溝14の下端側に形成する第1の案内傾斜部14Aに沿っ
て移動し、ブロック7から各側板4が僅かに離れる。こ
の後、ガイドピン13が傾斜角の大きな第2の案内傾斜部
14Bに移行すると、ガイドピン13の移動距離も大きくな
り、ブロック7と各側板4との間隔が広くなる。そし
て、ガイドピンが第2の案内傾斜部14Bの上限位置まで
達すると、上側のガイドピン13がガイド溝14から抜け出
し、各側板4が外側に回動してブロック7から各側板4
が離れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川や山の斜面に
構築して法面を保護する法面保護ブロックや海岸の護岸
用ブロックなどの成形に際し、コンクリート硬化後のブ
ロックの脱型が容易なコンクリート型枠の型開装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリート型枠は、底
型枠と、この底型枠の周縁に軸支された側板とを備え、
型締時に側板を起立させて隣接する側板を固定手段で連
結して所定形状の型を形成した後、型枠の内側にコンク
リートを打設する。そして、打設したコンクリートが硬
化した後、各側板を連結する固定手段を解除してから、
側板を開いて型開きした後、硬化したブロックを吊り上
げて脱型するようにしている。
【0003】このようなコンクリート型枠においては、
ブロックの脱型時に、側板を倒す必要がある。しかし、
この種のコンクリート型枠は側板が重く、特に、大型の
型枠では、重量のある側板を開く際、大きな力が必要で
あり、作業的に重労働であった。また、このように側板
を倒して型開きした後、成形したブロックを吊り上げて
脱型することから、脱型に時間がかかり、非能率的であ
った。
【0004】本発明は、このような課題を解決して脱型
時におけるブロックの吊り上げ動作に連動して側板を自
動的に型開きできるコンクリート型枠の型開装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底型
枠とこの底型枠の周縁部に設けた側板とを備えた型枠を
設け、この型枠の内側にコンクリートを充填してブロッ
クを成形するコンクリート型枠であって、前記底型枠の
四隅に前記側板を昇降自在に案内保持する案内支柱を立
設し、この案内支柱又は前記側板のいずれか一方に外側
に傾斜するガイド溝を形成し、案内支柱又は前記側板の
他方には前記ガイド溝に挿入係合して前記側板を前記案
内支柱に保持するガイドピンを設け、前記側板の上昇動
作によりガイド溝に沿って移動するガイドピンを前記ブ
ロックから離れる方向に移動させて型開きするように構
成したものである。
【0006】このような構成を採用することにより、コ
ンクリート硬化後の型開きに際し、型枠で成形したブロ
ックを吊り上げて各側板を同体的に引き上げると、各側
板の上昇によってガイドピンがガイド溝に沿って移動
し、ガイドピンがブロックから離れるため、手作業で側
板を開くといった煩わしい作業を行うことなく型枠が自
動的に型開きする。しかも、ブロックの吊り上げと型枠
の型開きとが同時に進行し、ブロックの成形サイクルを
短縮化できる。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1のコン
クリート型枠の型開装置において、前記ガイド溝にそれ
ぞれ傾斜角の異なる案内傾斜部を上下に連設させて形成
し、その下部側に位置する案内傾斜部の傾斜角を上部側
の傾斜角より小さく設定したものである。
【0008】ここで、下部側に位置する案内傾斜部の傾
斜角を上部側の傾斜角より小さく設定することで、型開
きの初期状態においては、ガイド溝に沿ってブロックか
ら離れるガイドピンの移動距離が短いから、ブロックと
各側板とが徐々に離れ、この後、ガイドピンが傾斜角の
大きな案内傾斜部に移行すると、側板を速やかに開くか
ら迅速に型開きできる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明のコンクリート型枠の
第1実施例について、図1〜図5を参照しながら説明す
る。コンクリートを成形する型枠1は、底板2と、この
底板2の四隅に立設する案内支柱3と、これら案内支柱
3の間に位置する四枚の側板4と、前記底板2に連結部
材5を介在して底板2と一体的に固定される底枠板6と
を備え、その底枠板6と前記各側板4とで囲まれた空間
にコンクリートを打設してブロック7を成形する。
【0010】前記側板4は互いに並設した複数のフレー
ム8の外面側に前記ブロック7の輪郭を形成する型板9
を固定して構成されている。また、前記各フレーム8は
下方に垂設する突状部10を有し、この突状部10の内面上
端寄りにはフック状の掛止め部11が形成され、一方、前
記底枠板6の外縁寄りに前記掛止め部11を引っ掛けて底
枠板6に対して各側板4を位置決めするための凹部12を
形成している。また、側型4には、前記突状部10を貫通
するようにして上下に間隔をおいて二本のガイドピン1
3,13が水平に軸架され、この側板4の両端から突出す
るガイドピン13,13と挿入係合するガイド溝14,14が前
記案内支柱3に形成されている。
【0011】15は前記底板2の上面に載置する枠状の昇
降案内板であり、この昇降案内板15は、前記側板4に貫
通する下側のガイドピン13に連結した連結アーム16に吊
り下げされている。昇降案内板15は、前記案内支柱3の
内側に立設した支柱17に沿って昇降するものであり、そ
の周縁四隅には支柱17に嵌合する貫通孔18を有するガイ
ド板19が固定されている。つまり、ガイド板19は前記案
内支柱3の内側に配置され、さらに、案内支柱3には前
記昇降案内板15を挿通する切欠部21が形成されている。
なお、ブロック7はアンダーカットを有する形状であ
り、ブロック7の成形後、ブロック7を吊り上げるとブ
ロック7と前記各側板4が同体的に引き上げられ、側板
4がブロック7につられて上昇し、側板4に連結アーム
16によって吊り下げられた昇降案内板15が側板4と同体
的に上昇する。このとき、昇降案内板15がガイド板19に
沿って案内されて垂直に吊り上げられる。また、各側板
4から突設したガイドピン13,13が案内支柱3のガイド
溝14,14に沿って移動するが、案内支柱3に形成するガ
イド溝14は、図2に示すように、ガイド溝14の下端部か
ら上端部に向かってそれぞれ傾斜角の異なる第1及び第
2の案内傾斜部14A,14Bを有している。そして、第1
の案内傾斜部14Aは、垂線に対して約3゜の傾斜角を有
して僅かに外側に向かって傾斜し、その第1の案内傾斜
部14Aからさらに第2の案内傾斜部14Bが垂線に対して
約55゜の傾斜角を有して外側に向かって屈曲してい
る。また、案内支柱3に形成されるガイド溝14,14は、
その上側に形成するガイド溝14の上端縁が第2の案内傾
斜部14Bからさらに水平に屈曲して案内支柱3の外部に
連通するように開口している。
【0012】以上のように構成される本実施例の作用に
ついて説明する。まず、型枠1を組み付ける場合、各側
板4を起立する。この場合、側板4に一体的に固定する
ガイドピン13が案内支柱3に形成するガイド溝14,14に
挿入係合され、各側板4の自重によって前記ガイドピン
13は、ガイド溝14,14の下端に乗り上がった状態で各側
板4が案内支柱3に支持されている。これとともに、各
側板4の突状部10に形成する掛止め部11が型枠1の底板
2と一体的に固定される底型枠6の凹部12に係合し、底
枠板6と各側板4とが位置決めされ、このようにして底
枠板6と各側板4とで囲まれたブロックの形状に応じた
空間が形成される。そして、この底枠板6と各側板4と
で囲まれた空間部にコンクリートを打設してブロック7
を成形する。この後、型枠1に充填したコンクリートが
硬化した後、型枠1の型開きを行う。この型開きについ
てに主に図4、図5を参照して説明する。まず、型枠1
で成形したブロック7を吊り上げることによって、ブロ
ック7と底型枠6とが離れるが、ブロック7は、その胴
周面が内側に食い込んでブロック7と各側板4とが凹凸
嵌合する形状であるため、ブロック7を吊り上げた際、
ブロック7と前記各側板4が同体的に引き上げられる。
さらに、側板4と連結アーム16を介して連結された昇降
案内板15が側板4と同体的に上昇する。この昇降案内板
15はガイド板19に沿って案内され垂直に上昇するため、
昇降案内板15が揺動することなく安定的に吊り上げるこ
とが可能となる。そして、各側板4の上昇によって各側
板4に設けたガイドピン13,13が案内支柱3に形成する
ガイド溝14,14に沿って移動するが、ブロック7を吊り
上げる際の初期状態においては、各側板4のガイドピン
13,13は、まず各ガイド溝14,14の下端側に形成する第
1の案内傾斜部14A,14Aに沿って移動することにな
る。この第1の案内傾斜部14Aは、外側に向って傾斜し
ているから、第1の案内傾斜部14Aに沿って移動するガ
イドピン13,13が移動してブロック7から各側板4が平
行状態を保ったまま離れるが、第1の案内傾斜部14Aの
傾斜角は、垂線に対して約3゜と僅かであるから、ガイ
ドピン13,13が第1の案内傾斜部14A,14Aに沿って移
動する初期状態においては、図4に示すようにブロック
7と各側板4との隙間はごく僅かである。この後、前記
ガイドピン13,13が第2の案内傾斜部14B,14Bに至る
と、各側板4の上昇によって突状部10に形成する掛止め
部11が底型枠6の凹部12から抜け出て、底枠板6と各側
板4との係合が外れるとともに、傾斜角の大きな第2の
案内傾斜部14B,14Bにより、側板4のガイドピン13,
13は外側へと移動する距離が大きくなり、ブロック7と
各側板4との間隔が広くなる。そして、ガイドピン13,
13が第2の案内傾斜部14B,14Bの上限位置まで達した
場合、下側の固定されたガイドピン13は第2の案内傾斜
部14Bの端部に突き当たるが、上側の第2の案内傾斜部
14Bの端部は、案内支柱3の外部に連通するように開口
しているため、上側のガイドピン13がガイド溝14から抜
け出し、図5で示すように、各側板4は下側のガイドピ
ン13を中心として外側に回動する。このようにして各側
板4が開いて、型枠1からブロック7が脱型される。
【0013】以上のように、本実施例ではブロック7を
吊り上げて側板4をブロック7と同体的に上昇させ、こ
の側板4のガイドピン13を案内支柱3に形成するガイド
溝14,14に沿って移動させることにより、ガイド溝14,
14の傾斜により側板4がブロック7から離れ、手作業で
側板4を開くといった煩わしい作業を行うことなく型枠
1が自動的に型開きする。しかも、本実施例ではブロッ
クの吊り上げと型枠1の型開きとが同時に進行し、ブロ
ック7の脱型と型枠1との型開きを同時に行うことがで
き、ブロック7の成形サイクルを短縮化できる。また、
ガイドピン13を案内するガイド溝14に傾斜角の異なる第
1、第2の案内傾斜部14A,14Bを形成することによっ
て、ブロック7を吊り上げた初期の状態においては、ブ
ロック7と側板4とを緩やかに離し、この後、ブロック
7と側板4との間隔を広げるようにブロック7から側板
4を離すようにしているため、ブロック7の損傷を抑え
ることができるとともに、能率的に型開きを行うことが
できる。つまり、本実施例においては、側板4のガイド
ピン13を案内支柱3のガイド溝14に沿わせて斜め上方側
に平行移動させてブロック7と側板4と離しているた
め、ブロック7と側板4とを急激に離すと、ブロック7
の離型時にブロック7と側板4とが衝合する虞れがある
とともに、ブロック7の表面が剥離する心配もあるが、
本実施例においては、型開きの初期の状態においては、
ガイドピン13を垂線に対して約3゜と僅かな傾斜角に設
定された第1の案内傾斜部14Aに沿わせることによっ
て、ブロック7と各側板4とが徐々に離れた後、ガイド
ピン13,13を傾斜角の大きな第2の案内傾斜部14B,14
Bに移行させ、側板4を速やかに開くから型開きが緩慢
になることなく迅速に型開きできる。
【0014】また、各側板4に連結アーム16を介して連
結する昇降案内板15を支柱17に沿わせることによって、
昇降案内板15を安定的に案内することができる。しか
も、型締め時において、各側板4の突状部10に形成する
掛止め部11を底型枠6の凹部12に係合することによっ
て、底枠板6と各側板4との位置決めが確実に成され、
底枠板6と各側板4との間に隙間が生じてコンクリート
が漏れ出るといった成形不良を防止することができる。
【0015】図6及び図7は本発明の第2実施例を示
し、前記第1実施例を同一機能を有する部分に同一符号
を付し、異なる部分についてのみ説明する。
【0016】本実施例の型枠1Aは、上端縁を面取りし
ているが、全体としてほぼ直方体に近い比較的単純な形
状のブロック7Aを成形するでものあって、側板4をさ
ほど大きく開かなくとも、ブロック7Aを脱型すること
が可能な場合を示している。そして、本実施例では、側
板4の突状部10の下端に枢軸25を設け、この枢軸25を底
型枠6の裏面側に固定する受板26に軸支して側板4と底
型枠6とを回動自在に枢着している。また、型枠1の底
板2の四隅に立設する案内支柱3には、型締め時に側板
4の上端外縁に当接するストッパー部27が固定されてい
る。なお、本実施例では、側板4に一本のガイドピン13
を固定し、案内支柱3には前記ガイドピン13を挿入係合
する一つガイド溝14が設けてある。なお、案内支柱3の
ガイド溝14は前記実施例と同様、傾斜角の異なる第1、
第2の案内傾斜部14A,14Bが設けられ、各側板4に設
けたガイドピン13が案内支柱3に形成するガイド溝14に
沿って移動する。このとき各側板4は、枢軸25を中心と
して外側に回動し、ブロック7Aから離れる。また、本
実施例では、昇降案内板15を省略し、底型枠6の四隅に
支柱17に嵌合する貫通孔18を形成している。
【0017】以上のように構成される本実施例において
は、脱型時に底型枠6を吊り上げ、その底型枠6を介し
てブロック7Aを持ち上げるようにしている。そして、
底型枠6を吊り上げることによって、底型枠6に枢軸25
を介して連結された側板4を上昇させ、各側板4に設け
たガイドピン13を案内支柱3に形成するガイド溝14に沿
わせて上方側に移動させることによって、各側板4を枢
軸25を中心として外側に回動させてブロック7Aから離
すようにしている。そして、ブロック7Aと底型枠6と
を離した後、ブロック7Aを吊り上げてブロック7Aと
底型枠6とを離して脱型する。したがって、前記第1実
施例と同様、手作業で側板4を開くといった煩わしい作
業を行うことなく型枠1Aの型開きが可能となる。さら
に、本実施例では、脱型後、底型枠6を降下させると、
各側板4に設けたガイドピン13がガイド溝14に沿って下
方側に移動し、自動的に型締めを行うことができ、型板
4を起こす必要もないから、一層ブロック7Aの成形が
容易である。
【0018】図8及び図9は本発明の第3実施例を示
し、前記各実施例を同一機能を有する部分に同一符号を
付し、異なる部分についてのみ説明する。
【0019】前記第1実施例では、上側のガイド溝14の
端部を開口させ、各側板4の型開きの際、上側のガイド
ピン13をガイド溝14から抜け出させて各側板4を下側の
ガイドピン13を中心として外側に回動させた例を示した
が、本実施例では上側ガイド溝14の上端部に前記ガイド
ピン13の回動軌跡に沿った円弧を有する案内湾曲部14C
を第2の案内傾斜部14Bの端部に形成している。つま
り、本実施例では各ガイドピン13,13がそれぞれ第2の
案内傾斜部14B,14Bの端部まで上昇すると、下側のガ
イドピン13は第2の案内傾斜部14Bの端部に突き当た
り、一方、上側のガイドピン13は、案内湾曲部14Cに沿
って移動する。このため、側板4を安定的に回動案内す
ることができる。さらに、本実施例では、型枠1の底板
2に水平なガイド杆30を固定し、そのガイド杆30にスラ
イド板31を摺動自在に組み付けている。そして、スライ
ド板31に傾斜状のスライド案内溝32を形成するととも
に、昇降案内板15に形成した固定板33に前記スライド案
内溝32に挿入する係合ピン34を固定している。すなわ
ち、本実施例では型枠1の底板2と昇降案内板15とが、
スライド板31とそのスライド板31の案内溝32に挿入係合
する係合ピン34を介して連結され、昇降案内板15の昇降
に連動して傾斜したスライド案内溝32と係合ピン34との
係合によってスライド板31が左右に移動する。したがっ
て、図9に示すように型開後、スライド板31を図中右側
にスライドさせることによって昇降案内板15が降下する
ため、この昇降案内板15と連結リンク16を介して連結さ
れた側板4が昇降案内板15とともに降下することにな
る。そして、昇降案内板15の降下によって、この昇降案
内板15に形成するガイドピン13がガイド溝14に沿って内
側に向かって降下するから、側板4が起立方向に回動し
て自動的に型締めされる。
【0020】このように、本実施例においては、側板4
を大きく型開きしなければ脱型できない形状のブロック
7を成形する型枠1において、前記実施例と同様、手作
業で側板4を開くといった煩わしい作業を行うことなく
型枠1の型開きが可能となるとともに、脱型後、スライ
ド板31をスライドすることで昇降案内板15を降下させ
て、各側板4に設けたガイドピン13をガイド溝14に沿わ
せて内面下方側に移動させることによって、自動的に型
締めを行うことができる。
【0021】以上、本発明の一実施例を詳述したが、本
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例え
ば、型枠の構成や、成形するブロックの形状あるいはブ
ロックを吊り上げる際、ブロックを案内する構成などは
適宜選定すればよいものである。また、ガイド溝に形成
する案内傾斜部の傾斜角は、側板を開くタイミングに応
じて適宜設定すればよい。また、前記各実施例では、側
板にガイドピンを設け、案内支柱側にガイド溝を設けた
例を示したが、これとは逆に側板にガイド溝を設け、案
内支柱側にガイドピンを設けるようにしてもよい。ま
た、第1実施例及び第3実施例でアンダーカットを有す
るブロックを形成する型枠において、ブロックを吊り上
げて側板を同体的に上昇させて型開きするように構成し
た例を示したが、本発明の型枠はアンダーカットを有し
ない型枠でももちろん構わないものであって、成形する
ブロックの形状はなんら限定されるものでない。なお、
アンダーカットを有しないブロックを成形する場合にお
いては、昇降案内板を吊り上げる側板を上昇させればよ
い。また、アンダーカットを有する第1実施例及び第3
実施例でも昇降案内板を吊り上げて側板を上昇させもよ
いものである。この場合、側板とブロックとをそれぞれ
別工程で吊り上げることになり、工程が多少増えるが、
側板の型開きに際し、側板とブロックとが接触せず、ブ
ロックに傷がつきにくくなる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、底型枠とこの
底型枠の周縁部に設けた側板とを備えた型枠を設け、こ
の型枠の内側にコンクリートを充填してブロックを成形
するコンクリート型枠であって、前記底型枠の四隅に前
記側板を昇降自在に案内保持する案内支柱を立設し、こ
の案内支柱又は前記側板のいずれか一方に外側に傾斜す
るガイド溝を形成し、案内支柱又は前記側板の他方には
前記ガイド溝に挿入係合して前記側板を前記案内支柱に
保持するガイドピンを設け、前記側板の上昇動作により
ガイド溝に沿って移動するガイドピンを前記ブロックか
ら離れる方向に移動させて型開きするように構成したも
のであるから、ブロックを吊り上げて側板を上昇させる
と、ガイドピンがガイド溝に沿って移動し、側板とブロ
ックとが離れるから、手作業で側板を開くといった煩わ
しい作業を行うことなく型枠の型開きが可能となる。
【0023】請求項2の発明によれば、前記請求項1記
載のコンクリート型枠の型開装置において、前記ガイド
溝にそれぞれ傾斜角の異なる案内傾斜部を上下に連設さ
せて形成し、その下部側に位置する案内傾斜部の傾斜角
を上部側の傾斜角より小さく設定したものでるから、型
開きの初期の状態においては、ブロックと側板とが徐々
に離れた後、側板を速やかに開くため、ブロックの損傷
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す型枠の断面図であ
る。
【図2】同上案内支柱付近を拡大した断面図である。
【図3】同上型枠の平面図である。
【図4】同上型開き初期状態を示す断面図である。
【図5】同上型開き完了状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す型枠の断面図であ
る。
【図7】同上型開き状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す型枠の断面図であ
る。
【図9】同上要部の正面図である。
【符号の説明】
1,1A 型枠 3 案内支柱 4 側板 6 底型枠 7,7A ブロック 13 ガイドピン 14 ガイド溝 14A,14B 案内傾斜部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底型枠とこの底型枠の周縁部に設けた側
    板とを備えた型枠を設け、この型枠の内側にコンクリー
    トを充填してブロックを成形するコンクリート型枠であ
    って、前記底型枠の四隅に前記側板を昇降自在に案内保
    持する案内支柱を立設し、この案内支柱又は前記側板の
    いずれか一方に外側に傾斜するガイド溝を形成し、案内
    支柱又は前記側板の他方には前記ガイド溝に挿入係合し
    て前記側板を前記案内支柱に保持するガイドピンを設
    け、前記側板の上昇動作によりガイド溝に沿って移動す
    るガイドピンを前記ブロックから離れる方向に移動させ
    て型開きするように構成したコンクリート型枠の型開装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド溝にそれぞれ傾斜角の異なる
    案内傾斜部を上下に連設させて形成し、その下部側に位
    置する案内傾斜部の傾斜角を上部側の傾斜角より小さく
    設定したことを特徴とする請求項1記載のコンクリート
    型枠の型開装置。
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