JPH10129007A - インクジェット式記録装置、及びクリーニング方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置、及びクリーニング方法

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JPH10129007A
JPH10129007A JP30249996A JP30249996A JPH10129007A JP H10129007 A JPH10129007 A JP H10129007A JP 30249996 A JP30249996 A JP 30249996A JP 30249996 A JP30249996 A JP 30249996A JP H10129007 A JPH10129007 A JP H10129007A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング終了後にサブタンクに負圧が生
じるのを防止すること。 【解決手段】 サブタンクを構成する可撓性膜25をイ
ンク室26側に押圧する押圧板29を備え、インク吸引
後に記録ヘッド7を大気に開放した後、押圧板28によ
り可撓性膜25をインク室26側に押圧してインク室2
6を加圧してインクを若干量排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術の分野】本発明は、函体に収容され
たインク容器のインクをチューブを介してキャリッジに
搭載された記録ヘッドに供給しながら印刷を行う記録装
置、より詳細には記録ヘッドのインク吐出能力を回復す
るためのクリーニング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の印刷を行う業務用のインクジェッ
ト式記録ヘッドにあっては、インクカートリッジ等のイ
ンク容器を函体に収容するとともに、キャリッジに記録
ヘッドを搭載してインク容器のインクをチューブにより
記録ヘッドに供給するように構成されている。
【0003】このような構成によればキャリッジの重量
を可及的に小さくして、キャリッジの慣性を少なくでき
て、印刷速度の向上と印刷時の振動を少なくすることが
できるものの、キャリッジの移動にともなってチューブ
の屈曲や振動等により記録ヘッドのインクの圧力が変動
して印刷品質の低下を来すという問題がある。
【0004】このため、サブタンクをキャリッジに搭載
し、インク容器からのインクをサブタンクに受け、サブ
タンクから記録ヘッドに供給することにより圧力変動を
抑える方法が採られている。そしてサブタンクの変動圧
力吸収機能を高めるために、サブタンクの壁面の一部を
可撓性膜により構成し、インクの圧力変動を可撓性膜の
変形により吸収するようにしたものも実用化されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、記録ヘッドのノ
ズル開口に目詰まりが生じた場合には、ノズルプレート
をキャッピング装置で封止して吸引ポンプの負圧を作用
させて記録ヘッドのノズル開口からインクを強制的に吐
出させるクリーニング操作が行われる。この場合に記録
ヘッドに作用した負圧がサブタンクにも作用する。
【0006】このためサブタンクの一部を可撓性膜によ
り構成している場合には可撓性膜が変形する。そしてク
リーニング操作が終了して記録ヘッドがキャッピング装
置から開放されると、可撓性膜が変形前の状態に戻るた
め、サブタンクの容積が膨張して記録ヘッドに負圧が作
用し、ノズル開口のメニスカスが破壊されたり、大気を
ノズル開口に引き込んで印刷時のインク吐出に不都合が
生じるという問題がある。本発明はこのような問題に鑑
みてなされたものであって、その目的とするところはク
リーニング終了後にも記録ヘッドのメニスカスを印刷に
最適な状態に維持することができるインクジェット式記
録装置を提供することである。また本発明の他の目的
は、インク吐出能力回復操作後にもメニスカスを印刷可
能な状態に維持することができるクリーニング方法を提
案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、印刷信号に対応してインク
滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、一側面が
可撓性膜により封止されたインク室を備え、前記インク
室にチューブを介してインク容器のインクの供給を受け
て前記インクジェット式記録ヘッドに供給するサブタン
クと、前記インクジェット式記録ヘッド及び前記サブタ
ンクが取付けられたキャリッジと、前記インクジェット
式記録ヘッドのノズルプレートを封止するキャッピング
手段と、該キャッピング手段に負圧を供給する吸引ポン
プと、前記ノズルプレートに弾接してワイピング処理を
行うクリーニング部材とを備えてなるインクジェット式
記録装置において、前記サブタンクの可撓性膜を前記イ
ンク室側に押圧する押圧手段を備えるようにした。
【0008】
【作用】インク吸引後に記録ヘッドを大気に開放する際
に、押圧手段を可撓性膜に当接させて可撓性膜の変形を
阻止し、また記録ヘッドが大気に開放された状態で、押
圧手段により可撓性膜をインク室側に変位させてノズル
開口から微小量のインクを漏洩させてワイピングを実行
する。
【0009】
【発明の実施の態様】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の一実
施例を示すものであって、図中符号1は、キャリッジ
で、タイミングベルト2を介してキャリッジ駆動モータ
3に接続され、案内部材4にガイドされてプラテン5の
軸方向に往復動するように構成されている。
【0010】キャリッジ1には、記録用紙6に対向する
面にインクジェット式記録ヘッド7が設けられ、また上
部には後述するサブタンク8が搭載されている。記録ヘ
ッド7は、周知のように圧電振動子等の機械変位発生素
子により圧力発生室を膨張収縮させてインクを加圧する
形式のものや、また圧力発生室内にや発熱素子を収容し
て、インクを気化、膨張させて圧力発生室のインクを加
圧してノズルプレートのノズル開口からインク滴を吐出
させる形式のものが使用されている。
【0011】9は、インク供給用ポンプで、吸引口を函
体10に設置されたインクカートリッジ等のインク容器
11に接続され、また吐出口をチューブ12を介してサ
ブタンク8に接続され、サブタンク8のインクが常に一
定レベルを維持するようにインクを供給する。
【0012】13は、非印字領域に設けられたキャッピ
ング装置で、印刷休止時に記録ヘッド7のノズルプレー
トに弾接してノズル開口のインクの乾燥を防止する機能
と、吸引ポンプ14の負圧を受けてノズル開口から強制
的にインクを吐出させる機能とを備えている。キャッピ
ング装置13の近傍には記録ヘッド7のノズルプレート
に弾接してノズルプレートをワイピングまたはラビング
するクリーニング部材15が配置されている。
【0013】図2は、本発明が特徴とするサブタンク8
の一実施例を示すもので、図中符号20はサブタンク本
体で、一端にインクチューブ12に接続するインク流入
口21を、また他端に記録ヘッド7に接続する流出口2
2を形成するとともに、側壁23の一部に窓24を形成
し、この窓24をインクの圧力変動に応動可能な柔軟性
を有する可撓性膜25で封止して構成されている。
【0014】インク供給口21の近傍には、インク室2
6の圧力がインクチューブ12のインクの圧力よりも高
くなったとき、インク供給口21を閉塞する逆止弁27
が配設されている。
【0015】また窓24には、アーム29を介して圧電
体やソレノイド等のアクチュエータ30に接続された押
圧板28が対向配置されていて、アクチュエータ30に
より押圧板28を移動させて可撓性膜25に接触させて
可撓性膜25の変形を阻止したり、またインク室26側
に押圧してインク室26の容積を縮小させるようになっ
ている。なお、符号32はアクチュエータ30の取付け
基台を兼ねるケースを示す。
【0016】この実施例において、図示しないホストか
ら印刷データが入力すると、キャリッジ1が駆動モータ
3により往復動されて記録ヘッド7を記録用紙6の紙幅
方向に主走査し、また記録ヘッド7がサブタンク8から
インクの供給を受け、印字信号に合わせてノズル開口7
bからインク滴を吐出して記録用紙に印刷を行う。
【0017】一方、インク供給用ポンプ9は、サブタン
ク8のインク室26のインクが一定レベルを維持するよ
うにカートリッジ11のインクを圧送しする。チューブ
12を介して輸送されて来たインクは、インク流入口2
1の逆止弁27をインク室側に押し広げてインク室26
に流入する。
【0018】キャリッジ1の往復動による振動や、また
チューブ12の屈曲等に起因するインクの圧力変動は、
可撓性膜25を変形させるエネルギとして吸収されるか
ら、印刷期間中、インク室26の圧力がほぼ一定に維持
される。
【0019】長時間に印刷や休止によりノズル開口7b
に目詰まりが生じた場合には、キャリッジ1により記録
ヘッド7をキャッピング位置に移動させてノズルプレー
ト7aをキャッピング装置13により封止する。
【0020】この状態で吸引ポンプ14を作動させる
と、キャッピング装置13に供給された負圧がノズル開
口7bからインク流入口21を経由してインク室26に
作用し、さらにチューブ12にも作用する。これにより
インク容器11のインクがチューブ12を経由して逆止
弁27を開いてインク室26に流れ込み、記録ヘッド7
のインクがノズル開口7bからキャッピング装置13に
吐出する。この負圧はインク室26にも作用するから、
可撓性膜25がインク室26と大気圧との差圧を受けて
インク室26側を凸とするようにしてたわむ(図3
(イ))。
【0021】目詰まりの解消に十分な量のインクが吐出
した段階で、吸引ポンプ14を停止させ、またアクチュ
エータ30を作動させて当接押圧板29を、インク室2
6側を凸とするようにたわんでいた可撓性膜25に当接
させて、キャッピング装置13を大気に開放したり、ま
たキャッピング装置13をノズルプレート7aから離す
などして記録ヘッド7を大気に開放する。これによりノ
ズル開口7bを介してサブタンク8のインク室26が大
気に連通するため、インク吸引時にはインク室側を凸と
するようにたわんでいた可撓性膜25が元の状態に戻る
べく、押圧板28側を凸とするように変形しようとする
が、可撓性膜25に当接している押圧板28に阻止され
てインク吸引時の状態を維持する(図3(ロ))。これ
により、インク室26はノズル開口のメニスカスと平衡
する圧力に維持される。
【0022】この状態でアクチュエータ30に駆動信号
を供給して押圧板29を可撓性膜25側に移動させて可
撓性膜25を押圧板29により押圧する。可撓性膜25
のインク室側への変形によりインク室26の容積が縮小
してインク室26の圧力がチューブ12の圧力よりも上
昇して弁27を封止し、またインク室26のインクが記
録ヘッド7に押し出されてノズル開口7bから漏れ出し
てインク滴33としてノズルプレート7aに付着する
(図3(ハ))。
【0023】このように可撓性膜25を介してアクチュ
エータ30によりインク室26の容積を縮小させること
により、インク供給用ポンプ9によりインクを圧送して
記録ヘッド7を加圧する場合に比較して圧力を精密に調
整することができ、記録ヘッド7の破損やまたインクの
浪費を防止することができる。
【0024】記録ヘッド7をクリーニング位置に移動さ
せると、クリーニング部材15の先端がノズルプレート
7aに弾接しながら相対的に移動し、ノズルプレート7
aをワイピングして溢れ出したインク滴33を払拭して
ノズル開口7bを印刷可能な状態に整える。ワイピング
動作に平行して、もしくはワイピングが終了した段階
で、アクチュエータ30に駆動信号を供給して押圧板2
9を、メニスカスの後退を招かない程度に徐々に後退さ
せ(図3(ニ))、図2に示す元の位置に復帰させて可
撓性膜25をインク室26のインクの圧力変動に追従で
きる自由状態にする。
【0025】この押圧板29の後退によるインク室26
の微小な圧力変化により弁27が開き、チューブ12の
インクがインク室26に流れ込んで記録ヘッド7、イン
ク室26、及びチューブ12の圧力が、メニスカスを印
刷可能な状態に維持させて平衡する。
【0026】なお、上述の実施例においては、サブタン
クの流入口に逆止弁を設けているが、インクチューブ1
2の途中に電磁弁等を接続し、外部信号により流路を遮
断するようにしても同様の作用を奏することは明らかで
ある。
【0027】また、上述の実施例において弁によりサブ
タンクの流入口からのインクの流出を阻止するようにし
ているが、インクチューブ12のインクカートリッジ側
がポンプ9により封止されていたり、また流路抵抗が高
い場合には、サブタンクの縮小により生じた圧力を記録
ヘッドに作用させることができるから、弁が不要とな
る。
【0028】また、上述の実施例においてはインクカー
トリッジ11のインクをインク供給用ポンプ9によりサ
ブタンク8に供給するようにしているが、サイフォン現
象により供給できる場合にはポンプ9を不要とすること
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
サブタンクを構成する可撓性膜をインク室側に押圧する
押圧手段を備えたので、記録ヘッドの目詰まり解消のた
めのインク吸引後に記録ヘッドを大気に開放させる際
に、押圧手段により可撓性膜の変形を阻止して、記録ヘ
ッドへの空気や泡の吸込みを確実に防止でき、また大気
解放後には押圧手段により可撓性膜をインク室側に押圧
してサブタンクを加圧して若干量のインクをノズル開口
から漏洩させてワイピングを行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上記録装置のサブタンクの一実施例を示す図
である。
【図3】図(イ)乃至(ニ)は、それぞれ同上装置によ
りクリーニング動作を示す図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 7 記録ヘッド 8 サブタンク 9 インク供給用ポンプ 11 インク容器 12 インク供給チューブ 13 キャッピング装置 14 吸引ポンプ 15 クリーニング部材 25 可撓性膜 26 インク室 27 弁 28 押圧板 30 アクチュエータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷信号に対応してインク滴を吐出する
    インクジェット式記録ヘッドと、一側面が可撓性膜によ
    り封止されたインク室を備え、前記インク室にチューブ
    を介してインク容器のインクの供給を受けて前記インク
    ジェット式記録ヘッドに供給するサブタンクと、前記イ
    ンクジェット式記録ヘッド及び前記サブタンクが取付け
    られたキャリッジと、前記インクジェット式記録ヘッド
    のノズルプレートを封止するキャッピング手段と、該キ
    ャッピング手段に負圧を供給する吸引ポンプと、前記ノ
    ズルプレートに弾接してワイピング処理を行うクリーニ
    ング部材とを備えてなるインクジェット式記録装置にお
    いて、 前記サブタンクの可撓性膜を前記インク室側に押圧する
    押圧手段を備えてなるインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記サブタンクとインク供給流路との間
    に止弁が接続されている請求項1に記載のインクジェッ
    ト式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記サブタンクのインク室の、前記イン
    ク供給流路が接続する領域に逆止弁が設けられている請
    求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 印刷信号に対応してインク滴を吐出する
    インクジェット式記録ヘッドと、一側面が可撓性膜によ
    り封止されたインク室を備え、前記インク室のインクを
    前記インクジェット式記録ヘッドに供給するサブタンク
    と、前記インクジェット式記録ヘッド及び前記サブタン
    クが取付けられたキャリッジと、インクカートリッジの
    インクをインク供給流路を介して前記サブタンクに供給
    するインク供給用のポンプと、前記インクジェット式記
    録ヘッドのノズルプレートを封止するキャッピング手段
    と、該キャッピング手段に負圧を供給する吸引ポンプ
    と、前記ノズルプレートに弾接してワイピング処理を行
    うクリーニング部材とを備えてなるインクジェット式記
    録装置のクリーニング方法において、 前記キャッピング手段により前記ノズルプレートを封止
    して前記吸引ポンプの負圧を前記記録ヘッドに作用させ
    る工程と、 前記可撓性膜の変形を阻止して前記記録ヘッドを大気に
    開放する工程と、 前記サブタンクと前記インク供給流路とを実質的に閉塞
    して前記可撓性膜を、前記記録ヘッドからインクが流れ
    出す程度にインク室側に押圧する工程と、 前記クリーニング部材によりワイピングする工程とから
    なるインクジェット式記録装置のクリーニング方法。
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