JPH10129237A - 空調ユニットを装備した走行作業車 - Google Patents

空調ユニットを装備した走行作業車

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JPH10129237A
JPH10129237A JP28541996A JP28541996A JPH10129237A JP H10129237 A JPH10129237 A JP H10129237A JP 28541996 A JP28541996 A JP 28541996A JP 28541996 A JP28541996 A JP 28541996A JP H10129237 A JPH10129237 A JP H10129237A
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JP
Japan
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conditioning unit
air
air conditioning
work vehicle
traveling work
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Application number
JP28541996A
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Inventor
Kenichi Sato
謙一 佐藤
Kenji Kato
賢治 加藤
Makoto Okada
誠 岡田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビンレストラクタに空調ユニットを装備
してもフロントローダに利用できるようにする。 【解決手段】 座席6の後方に空調ユニット2を装着
し、外気導入部20から吸引した空気を冷暖流としてダ
クト23を介して送り、吐出部24からオペレータQに
吐出するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ、バック
ホー、コンバイン等の走行作業車に係り、より具体的に
は、天候形の空調ユニット(空気調和ユニットであり、
冷房、暖房、送風、冷暖房両用型をいう)を装備した走
行作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタ、バックホー、コンバイン等の
走行作業車を用いて耕起、除草、堀削、収穫等の各種作
業を行うとき、その作業季節が夏期のときには冷房が、
冬季のときには暖房ができれば、オペレータは快適な環
境の下で作業できる。このため、実開昭54−1335
50号公報では、キャビン付トラクタの空気調和装置が
提案されている(従来例の1)。
【0003】また、実開昭58−126513号公報で
は、キャビン付トラクタのクーリングユニットの取付装
置が提案されている(従来例の2)。更に、実開昭60
−5910号公報では、乗用トラクタにおけるキャビン
暖房装置が提案されている(従来例の3)。また、特開
平5−294129号公報、特開平7−47832号公
報にはトラクタボンネットに内装したキャビン付トラク
タの空調装置が提案されている(従来例の4)。
【0004】更に、実開昭57−108421号公報に
は、キャノピー(日除け)の天井部から座席を包囲して
エアーカーテンを造成したものが提案されている(従来
例の5)。また、実開平6−50915号公報には、キ
ャノピーの天井部に冷風装置を装着したコンバインが提
案されている(従来例の6)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例の1〜
6はいずれもそれなりに有用ではあるけれども、次のよ
うな課題があった。従来例の1〜4はいずれもキャビン
付であったため、ハウス内での作業ができないものであ
った。
【0006】従来例の4においてキャビンを有しない走
行作業車に適用しようとしても空調ユニットがボンネッ
ト内装形であるため、大掛かりな設計変更が必要となっ
て実用性の面で課題があるし、エンジン等の高温域に装
備されるため、空調効率が低くなるという技術上の課題
があった。一方、従来例の5および6は、キャビンを有
しないことから、この技術をトラクタに適用すると、ハ
ウス内での作業ができるが、従来例の5においては、オ
ペレータに対して空調流が噴出されないため、夏期のハ
ウス内作業は特に熱気環境下であることから、快適な作
業が期待できないものであり、また、従来例の6では、
冷風吹出口を運転席に向けて開口しているけれども、該
吹出口は所謂鎧板構造となっていたため、空調流が分散
流となってオペレータに到着するときは最早冷風ではな
く、単なる送風となってこれでは到底ハウス内作業に採
用しても意味がないものであった。
【0007】また、一般に、空調ユニットは、フィルタ
ー要素、送風要素および熱交換要素を空気流に沿って横
置又は縦置するのが通例で、これら要素を外殻体(ケー
ス)で包み込んでユニットとしていたとしても、作業が
雨天であれば雨水が内部に浸入するし、また、洗車等に
よって水が内部に浸入し、所謂全天候形の空調ユニット
としては、耐久性の点で課題があった。
【0008】そこで本発明の出願人は、オペレータの顔
面部に対して大容量の空調流(冷風、暖風等)を集中的
(スポット的)、すなわち分散させることなく吹付ける
ことによって、快適な操縦を約束できる全天候形空調ユ
ニットおよびこれを装備した走行作業車を提案している
(特願平8−140286号参照)。この提案技術はそ
れなりに有用ではあるものの、空調空気流が冷気である
ときはいいけれども暖気であるときには、暖房効果が差
程期待できないものであった。
【0009】また、走行作業車がトラクタであるときに
は、該トラクタにローダ等を装着して所謂フロントロー
ダにしようとするとき、空調ユニットがローダフレーム
を装着するときの障害となって、実質的にフロントロー
ダとすることができず、これでは、トラクタの多様化が
期待できないものであった。更に、空調ユニットを乗降
ステップ部分に備えたときには、乗降障害となるという
課題があった。
【0010】そこで本発明は、安価でコンパクトな簡易
形空調ユニットを装備することによって、効率的な冷・
暖房を保証した走行作業車を提供することが目的であ
る。ここで、走行作業車とは、トラクタ、バックホー、
コンバイン等をいい、特に、トラクタであるときには、
空調ユニットを装備してもフロントローダと利用できる
だけでなく、乗降障害となるのを防止するのである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、運転操縦部を包囲するキャビンを搭載し
ていない走行作業車に空調ユニットを装備したものにお
いて、空調ユニットの外気導入部を運転操縦部の近傍に
設け、該空調ユニットの空調空気流の吐出部を運転操縦
部の近傍に設けていることを特徴とするものであり、こ
のような構成を採用したことにより、空調ユニットに外
気を導入するとき、その外気は吐出部から吹き出された
空調空気流によって外気導入部分の雰囲気が冷・暖房雰
囲気となっていることから、空調ユニットにおける熱交
換要素の効率が向上するのであり、これによって併せて
エネルギーロスも少なくなる。
【0012】また、前記空調ユニットを運転操縦部にお
ける座席後方に設けるか又は前記空調ユニットを運転操
縦部における座席側方に備えている後輪フェンダ又は座
席下方に設けていることにより、走行作業車がトラクタ
(車輪形、クローラ形のいずれでも良い)であるとき、
フロントローダに供するためにローダフレームの装着に
支障はなく、また、乗降ステップを広くすることも可能
となるのであり、更には、ハウス内および一般圃場での
作業においてオペレータの運転環境は良好になるのであ
る。
【0013】更に本発明では、運転操縦部を包囲するキ
ャビンを搭載していない走行作業車に空調ユニットを装
備したものにおいて、運転操縦部における座席の後方で
かつ座席両側の後輪フェンダ間に空調ユニットを設けて
いることを特徴とするものであり、このような構成を採
用することでフロアーシートの後輪フェンダ間における
立上り壁を利用しての空調ユニットの装備が可能となる
のであり、この場合において、空調ユニットの外気導入
部を座席に面する内側または外側に備えていることによ
り、通常、座席は車体の上部にあってこの作業車にロー
タリ等を装着しての作業を実施しても作業塵(泥土、飛
流粉末等)の影響を受けることが少なくなるし、外気導
入部にフィルター要素を装備させることによって熱交換
要素等の目詰りも少なくできるのである。
【0014】また本発明では、運転操縦部を包囲するキ
ャビンを備えていない走行作業車に空調ユニットを装備
したものにおいて、空調ユニットにおける空調空気流の
吐出部を、座席に居る運転者の横又は斜前若しくは後方
に設けていることを特徴とするものであり、このような
構成としたことにより、座席に居るオペレータの足元、
腰、肩並びに顔面等のほぼ全域に亘って冷気又は暖気を
吹き付けることができ、オペレータは快適な環境での操
縦ができるのである。
【0015】この場合、前記吐出部を首振り自在として
空気流の方向を変向可能とし又は、前記吐出部の首振り
が複数段とされているか、又は、前記吐出部に開閉自在
なシャッタを備えていることによって、オペレータの体
格差、好み違い等があっても、オペレータの全体に亘っ
ての空気流の吹付け、スポット(集中的な吹付け)吹付
け等ができるのである。
【0016】更に、本発明では、運転操縦部とこの両側
にフェンダを有する走行作業車に空調ユニットを装備し
たものにおいて、空調ユニットの空調空気流を案内する
ダクトをフェンダに沿わせて設けていることを特徴とす
るものであり、この場合、前記ダクトをフェンダにおけ
る天板部の内側又は外側に設けていることによって、乗
降ステップを狭くすることもないし、フェンダをダクト
の構成部材とすることも可能となるのである。
【0017】また本発明では、運転操縦部をこの両側に
フェンダを有する走行作業車に空調ユニットを装備した
ものにおいて、空調ユニットの空調空気流を案内するダ
クトをフェンダ間にアーチ形として設けていることを特
徴とするものであり、この場合、ダクトがこの中を通る
空気流に応じてその高さが可変とされていることによ
り、ハウス内に出入するときはダクトを低くしてその出
入ができながら、ハウス内作業のときは、ダクトを高く
してオペレータの各部に冷気・暖気を吹き付け得るので
ある。
【0018】なお、前記空調ユニットがフィルター要素
と熱交換要素と送風要素を空気流の方向に横並べして配
置していることが望ましく、また、吐出部に開閉自在な
シャッターを備えることによって、空気流の吹付け、遮
断の選択ができるだけでなく、雨天時、洗車時において
の空調ユニットに対する水の侵入を確実に防止できるの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1および図2は、2軸4車
輪形トラクタで例示する走行作業車1の座席後方に空調
ユニット2を装着した第1の実施形態を示している。こ
こで空調ユニットとは、冷房専用、暖房専用、冷暖房兼
用形で外気を導入して熱交換要素で空気調和をし、この
空調気流を吐出するものをいう。
【0020】図1・2において、作業車1は左右一対の
前輪3と後輪4とを備え、左右の後輪フェンダ5間に座
席6を有している。前・後輪3,4間の左右に乗降口7
を備え、該乗降口7は、車体8より左右に張出たステッ
プ9によって構成されている。座席6の前方に操縦ハン
ドル10を有し、オペレータQは、座席6にいてハンド
ル10を握って操縦し、ここに、運転操縦部11を構成
している。
【0021】ハンドル10は、エンジンを覆っているボ
ンネット12の後部に立設されていて、左右の乗降口7
にはブレーキペダル、フットアクセルペダル、クラッチ
ペダル等のペダル手段13が備えられていて、図では吊
下げ式のブレーキペダルを示しているが、吊下げ式でな
くとも良い。運転操縦部11は、図3で示しているよう
に実質的に左右ステップ9を有し、後輪フェンダ5を一
体に備えているフロアーシート14を含み、該フロアー
シート14は、座席6の装着部14Aが水平面上にあっ
てこの後部の立上り壁14Bを備え、該立上がり壁14
Bに防泥カバーを兼ねていて車体8の上面に装着されて
いる。
【0022】図1および図2で示す走行作業車1は、運
転操縦部11を包囲するキャビンを搭載していない所謂
キャビンレスであり、車輪形で示しているが、クローラ
形であっても良い。フロアーデッキ14の立上り壁14
Bを利用して空調ユニット2が装着されており、この空
調ユニット2は、図5〜7で示すように、フィルタ要素
15、冷房用熱交換要素(クーラー)16および暖房用
熱交換要素(ヒーター)17および送風要素18を横並
べしてケース本体19に収納しており、フィルタ要素1
5はカセット式であって座席6側(前方)から又は後方
から引出し自在とされてケース本体19に備えられ、該
フィルタ要素15の上流側(空気の流れ方向の上手側)
には外気導入部20がケース本体19に形成されてい
て、図6では座席6に面する内側の左方に形成されてい
るが、外側又は上側に形成しても良い。
【0023】外気導入部20を内側に備えたときは、走
行作業車1の後部に三点リンク等を介してロータリ等を
装着して作業しているとき、泥土等が飛行等することか
ら、目詰まりするのでこれを防止できる点で有利とな
る。但し、外気導入部20にアミ、フィルタ等を装着で
きることから、外気導入部20は座席6の近傍に設ける
ことができ、ここで近傍とは座席6側の中央、左右、上
下ケース本体19の後面で中央、左右、上下、フェンダ
5等に形成することを意味している。
【0024】送風要素18は電動モータ21によって起
動されるブロア18Aであって、このブロア18Aの噴
出口18Bには左右分流用の第1ダクト22の接続口2
2Aが連通され、該第1ダクト22はケース本体19の
上部に配置されていて左右方向に延伸されており、図7
で示すように断面矩形の通風路22Aとされている。但
し、該通風路は断面円形、楕円等その形状は任意であ
る。
【0025】第1ダクト22の左右両端には左右の第2
ダクト23が連通接続されていて、該第2ダクト23は
前方に延伸されている(図3および図6参照)。第2ダ
クト23はフェンダ5の上面(天板部)に沿って延伸し
ており、該ダクト23には空調空気流の吐出部24が座
席5に居る運転者の横又は斜前若しくは双方に備えられ
ており、図3では双方に備えたものを示している。
【0026】吐出部24が斜前のものは運転者の足元の
冷・暖房(送風のみも含む)用であり、横に備えたもの
は運転者の腰元、肩の冷・暖房用であり、ここに、座席
6の近傍に噴出しており、運転者の廻りに冷・暖房用の
空気流雰囲気とすることで快適な環境にしているのであ
る。前記吐出部24を、図4で示すように球面座によっ
て全方向可変形とし、かつ、ダクト23の断面積とほぼ
同じ断面積の吐出部24をひとつとすることにより、空
気流は分散流ではなく塊流(容積流)となって、顔面部
Q1等の運転者Qが必要とする部位に到るまでも充分な
送風・暖風を確保することができる。
【0027】図5において、25は制御部であって、送
風、冷房、暖房、停止への切換スイッチを備えて構成さ
れている。熱交換要素16,17はフロン等のガスを導
入口26から供給し、熱交換部を経由して導出口27か
ら取出すものであって、熱交換部16A,17Aがフィ
ン付ジャバラ管等で構成されていて空調流が接触するこ
とにより、冷風又は暖風等の空調流となるのである。
【0028】なお、フロン等のガス媒体は、ボンネット
12内等に備えているコンプレッサからホース等を介し
て導出されており、図5において、28はドレン(水抜
き)を示している。また、熱交換部16A,17Aおよ
びブロア18Aはいずれもケースで覆われており、空調
ユニット2はフロアシート14の立上り壁14Bに装着
されていて全体がカバー2Aによって覆われている(図
8参照)。
【0029】以上、図1〜8において、運転操縦部11
における座席6の後方でかつ座席6両側の後輪フェンダ
5間に空調ユニット2を設け、該空調ユニット2の外気
導入部20を運転操縦部11の近傍に設け、該空調ユニ
ット2の空調空気流の吐出部24を運転操縦部11の近
傍に設けているのである。
【0030】なお、吐出部24は図6で示すように座席
6の直後に備えても良く、このように、外気導入部20
と吐出部24とを近づけておくことにより、冷・暖房の
エネルギーロスを少なくできる。図9〜図11は本発明
の第2実施形態を示しており、基本構成は既述した第1
実施形態と共通しており、以下、構成上の相違について
説明する。
【0031】空調ユニット2の吐出部24を、後輪フェ
ンダ5の天板部上で前後方向中間に設けたものである。
これは、通常トラクタにおいては左ステップ9が乗降口
とされることが多いことから、左ステップ9に手摺28
を具備させたときに、ダクト23、吐出部24等が障害
とならないのである。
【0032】また、制御部25を座席6に面する(内
側)の右脇後方に備えることにより、運転者が容易に温
度制御、冷暖房の切換操作が可能となるのである。図1
2〜図14は第3実施形態を示しており、右後フェンダ
5の天板部上に第2ダクト23を設け、フェンダ5の前
コーナ部に吐出部24を設けたものであり、吐出部24
の位置が前方張出状となっても、右ステップ9は乗降口
となることが少ないとから問題にないのである。
【0033】なお、吐出部24は座席6の左右一方にだ
け設けることができ(第2・3実施形態のいずれか)、
また、第2・3実施形態の双方を備えることもできる。
図15〜図34は本発明の他の好ましい実施形態であ
り、空調ユニット2の構成等は第1実施形態と共通する
ので、以下、相違点について説明する。図15は第2ダ
クト23を後フェンダ5の裏面(下面)に沿って設ける
とともに、図5および図7でも示している温度コントロ
ールレバー29を凹み30に内装形として、該レバー2
9に不測に接触するのを防止し、誤操作防止を図ったも
のである。また、凹み30を設けることにより、洗車
水、雨水等がレバー29を通じて空調ユニット2の内部
に侵入するのを防止しているのである。
【0034】図16および図17は、後輪フェンダ5の
左側の天板部下面に、第2ダクト23を前後方向に延伸
して設けたものであり、該ダクト23の前部にグリル形
の吐出部24を備えて座席6のオペレータに冷風、暖風
を送気可能としており、このように、天板部の下面にダ
クト23を備えることによって、コンパクトになるし、
座席6からの外方視界性も損なわれないのである。
【0035】この例においては、ダクト23に泥土等が
付着するおそれがあるので、土離れのよい樹脂製筒カバ
ー31を設けることが望ましくまた、ダクト23の底に
は水抜き孔を設けることが望ましい。図18〜図20
は、後輪フェンダ5の右側天板部の上面に前後方向に延
伸して第2ダクト23を設け、その前端内面および上面
に吐出部24を設け、空調ユニット2からの空気流をオ
ペレータの足元、腰廻り、肩等に送気するようにしたも
のであり、該ダクト23の形状は、フェンダ天板部に類
似する形状とすることによってダクト23を具備しても
違和感を少なくしている。
【0036】この例においては、ダクト23の上部か
ら、樹脂製の化粧カバー32を嵌め込んでその弾性によ
ってダクト23に着脱自在としており、また、ダクト2
3の底に水抜き孔33を形成するとともに、ダクト23
の中途底部に堰34を設けることによって、吐出部24
等から浸水した水が空調ユニット2の内部まで流入する
のを防止している。
【0037】図21は吐出部24にこれを開閉自在とす
るシャッタ35を具備したものであり、シャッタ35の
開閉形態は、図示のように摘み35Aを有して前後方向
にスライドするものでもよいし、図示しないが蝶番等を
用いた回動形式、ピンを支点とする旋回形式であっても
よい。このシャッタ35を採用することによって、雨水
等の浸入を確実に防止できるし、吐出部24を前後中間
等の複数箇所に設けたときには、シャッタ35の開閉操
作で空気流の吐出部分をオペレータの好みに応じて選択
することができる。
【0038】なお、このシャッタ35は図1〜20に示
した各実施例の吐出部24に具備させることもできる。
図22〜図26は、吐出部24を首振り自在とした例で
あり、図22および図23はダクト23の吐出部装着部
に、シール36Aを有する球面接手部36を介して中継
グリル筒37を設け、このグリル筒37にシール38A
を有する球面接手部38を介して球形グリルで示す吐出
部24を設けたものであり、このように複数段の首振り
によって空気流の方向性は全方向形となって、オペレー
タの足元、腰、肩、首、顔面等任意にスポット的に選択
できるのである。
【0039】図24〜26は、後輪フェンダ5の天板部
に備えたダクト23の吐出部分に凹み39を形成し、こ
の凹み39に球形中継筒40と出入自在として設け、こ
の筒40に球面形グリルで示す吐出部24を全方向性を
もって可変自在に設けたものである。この例によれば、
吐出部24を凹み39に格納状とすることができて水及
びゴミの浸入を防止できるとともにオペレータの乗降障
害を少しでもなくすことができながら、空気流は任意に
選択できるのである。
【0040】なお、吐出部24を首振り自在にすること
により、空調ユニット2を使用しないときは、吐出部2
4を下向にしておくことで水・ゴミの浸入を防止する。
図27は後輪フェンダ5の天板部下面にダクト23を設
け、フェンダ5のコーナー部に吐出部24を設け、外気
導入部20は座席6に面して設けたものであり、外気導
入部20は左右フェンダ5、立上り座14B等で区画さ
れた部分となってゴミ等が少なく、空調ユニット2の故
障率を少なくできるのである。
【0041】また、座席6近傍の温った空気を外気導入
部20から吸入(導入)することにより、吹出温風の温
度を上げることができる等エネルギーロスを少なくして
いるのである。図28および図29は座席6の後方に設
けた空調ユニット2は、そのケース本体19とダクト2
2を兼用したものであり、その左右方向中央部分に電動
モータの起動で回転するブロアで示す送風要素18を配
置内蔵し、この左右両側に熱交換要素16,17を左右
振分けして内蔵したものであり、ダクト22の両端に、
前後に吐出部24を有する第2ダクト23を連通して設
けたのである。
【0042】なお、吐出部24は内向上方へ吹出すこと
が望ましく、このため、第2ダクト23の上面は傾斜面
とされており、ダクト両端は第2ダクト23に対して吐
出力を向上するため断面が絞られているとともに、外気
導入部20はフィルタを背面から着脱自在としているが
該フィルタは背面でなく前面に設けるものでも良い。図
30および図31は、左右の後輪フェンダ5にわたって
アーチ形のダクト44がオペレータの頭上を跨いで連結
されており、該ダクト44の一方基部、図では左フェン
ダ5上との連結部に、熱交換要素45を有する外気導入
部46と送風要素47とがそれぞれ内蔵され、空調空気
流はダクト44で案内されて他方部分の内側に備えた吐
出部48を介して座席6に居るオペレータの一側方から
空気流を図では上下2段として吹付け可能としている。
【0043】図31は、図30で示したダクト49を格
子状骨格体50とこれを覆ったキャンバス、樹脂シート
等よりなる筒体51とで構成し、空調ユニット(外気導
入部、熱交換要素、送風要素をユニットとしたもの)5
2を一方基部に内蔵し、筒体51を介して他方の吐出部
53から吹出すようにしたものであり、前記ダクト49
はこの中を通る空気流(圧力)によって膨縮自在とされ
ることでその高さが可変とされている。
【0044】すなわち、空調ユニット52を停止してい
るときはダクト49が縮少しかつ折畳まれており、空調
ユニット52を起動するとダクト49が膨張するととも
にオペレータの頭上でアーチ状に自立するようにされて
いる。従って、ハウス内作業をするときは、ハウスに出
入するときはその出入口を通過可能としてダクト49を
嵩低くしておき(ユニット52を停止)、ハウス内に入
ってからユニット52を起動することでダクト49を自
立させ、冷房、暖房流によってハウス内での快適な作業
を可能としているのである。
【0045】図32は左右の後輪フェンダ5と座席6と
の間(左右のいずれかでも双方でも良い)に空調ユニッ
ト54を据つけておき、該空調ユニット54の冷暖房さ
れた空気流はダクト55を介して上下前方に導き、吐出
部56からオペレータの前下部、胴部等に吹出すように
したものである。なお、32においてダクト55を平面
視コ形に枠組みしてこの枠ダクト57を介して空気流を
案内し、座席6の左右両側(前部、後部)および背面に
吐出部を設けることによって、オペレータの左右後の三
方から空気流を吹出すようにもできる。
【0046】図33は空調ユニット54を座席6の底部
又はフロアーシート14の水平部14Aの下面(車体上
面との間)に据付けたものであり、図32で示したダク
ト55又は57を介して冷暖房流を吐出部56から吹出
すようにしたものである。図34は走行作業車1として
ショベル(バックホー)を示したものであり、クローラ
走行装置58上に旋回台59を介してエンジン等を搭載
した機体60を縦軸心廻りに回動自在に備え、エンジン
を覆うボンネット61上に座席62を設け、座席62の
後方でボンネット61上に空調ユニット63を備え、該
ユニット63からの冷暖房流はダクト64を介して吐出
部65からオペレータQに吹付けるようにしている。
【0047】このときの外気導入部は空調ユニット63
の上部とすることができ、その他、図34において、6
6はキャノピー、67は操縦部、68は作業部で本例で
はバケットを示している。なお、本発明の走行作業車は
図示したトラクタ、バックホーの他、コンバイン等であ
っても構わない。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、全
天候形の空調ユニットを装備することによって、オペレ
ータの運転環境は良好とできるし、フロントローダを装
着するにも支障はないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す走行作業車の側面
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の要部斜視図である。
【図4】図3の吐出部の他の例を示す斜視図である。
【図5】空調ユニットの正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の要部側面図である。
【図8】図5の側面図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示す側面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図9の正面図である。
【図12】本発明の第3実施形態を示す側面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】図12の正面図である。
【図15】本発明の第4実施形態を示す斜視図である。
【図16】本発明の第5実施形態を示す斜視図である。
【図17】図16のA−A断面図である。
【図18】本発明の第5実施形態を示す斜視図である。
【図19】図18のB−B断面図である。
【図20】図18のC−C断面図である。
【図21】本発明の第6実施形態を示す斜視図である。
【図22】本発明の第7実施形態を示す斜視図である。
【図23】図22の要部断面図である。
【図24】本発明の第8実施形態を示す斜視図である。
【図25】図24の要部断面図である。
【図26】図24の要部斜視図である。
【図27】本発明の第9実施形態を示す斜視図である。
【図28】本発明の第10実施形態を示す斜視図であ
る。
【図29】図28のD−D断面図である。
【図30】本発明の第11実施形態を示す斜視図であ
る。
【図31】本発明の第12実施形態を示す斜視図であ
る。
【図32】本発明の第13実施形態を示す斜視図であ
る。
【図33】本発明の第14実施形態を示す斜視図であ
る。
【図34】本発明の第14実施形態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行作業車 2 空調ユニット 6 座席 20 外気導入部 23 ダクト 24 吐出部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転操縦部を包囲するキャビンを搭載し
    ていない走行作業車に空調ユニットを装備したものにお
    いて、 空調ユニットの外気導入部を運転操縦部の近傍に設け、
    該空調ユニットの空調空気流の吐出部を運転操縦部の近
    傍に設けていることを特徴とする空調ユニットを装備し
    た走行作業車。
  2. 【請求項2】 空調ユニットを運転操縦部における座席
    後方に設けていることを特徴とする請求項1記載の空調
    ユニットを装備した走行作業車。
  3. 【請求項3】 空調ユニットを運転操縦部における座席
    側方に備えている後輪フェンダ又は座席の下方に設けて
    いることを特徴とする請求項1記載の空調ユニットを装
    備した走行作業車。
  4. 【請求項4】 運転操縦部を包囲するキャビンを搭載し
    ていない走行作業車に空調ユニットを装備したものにお
    いて、 運転操縦部における座席の後方でかつ座席両側の後輪フ
    ェンダ間に空調ユニットを設けていることを特徴とする
    空調ユニットを装備した走行作業車。
  5. 【請求項5】 空調ユニットの外気導入部を座席に面す
    る内側または外側に備えていることを特徴とする請求項
    4記載の空調ユニットを装備した走行作業車。
  6. 【請求項6】 運転操縦部を包囲するキャビンを備えて
    いない走行作業車に空調ユニットを装備したものにおい
    て、 空調ユニットにおける空調空気流の吐出部を、座席に居
    る運転者の横又は斜前若しくは後方に設けていることを
    特徴とする空調ユニットを装備した走行作業車。
  7. 【請求項7】 吐出部を首振り自在として空気流の方向
    を変向可能としていることを特徴とする請求項1又は6
    に記載の空調ユニットを装備した走行作業車。
  8. 【請求項8】 吐出部の首振りが複数段とされているこ
    とを特徴とする請求項7記載の空調ユニットを装備した
    走行作業車。
  9. 【請求項9】 吐出部に開閉自在なシャッタを備えてい
    ることを特徴とする請求項1又は6〜8のいずれかに記
    載の空調ユニットを装備した走行作業車。
  10. 【請求項10】 運転操縦部とこの両側にフェンダを有
    する走行作業車に空調ユニットを装備したものにおい
    て、 空調ユニットの空調空気流を案内するダクトをフェンダ
    に沿わせて設けていることを特徴とする空調ユニットを
    装備した走行作業車。
  11. 【請求項11】 ダクトをフェンダにおける天板部の内
    側又は外側に設けていることを特徴とする請求項10記
    載の空調ユニットを装備した走行作業車。
  12. 【請求項12】 運転操縦部とこの両側にフェンダを有
    する走行作業車に空調ユニットを装備したものにおい
    て、 空調ユニットの空調空気流を案内するダクトをフェンダ
    間にアーチ形として設けていることを特徴とする空調ユ
    ニットを装備した走行作業車。
  13. 【請求項13】 ダクトがこの中を通る空気流に応じて
    その高さが可変とされていることを特徴とする請求項1
    2に記載の空調ユニットを装備した走行作業車。
  14. 【請求項14】 空調ユニットがフィルター要素と熱交
    換要素と送風要素を空気流の方向に横並べして配置して
    いることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載
    の空調ユニットを装備した走行作業車。
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