JPH10129567A - 油圧操作用レバー装置 - Google Patents

油圧操作用レバー装置

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JPH10129567A
JPH10129567A JP8294117A JP29411796A JPH10129567A JP H10129567 A JPH10129567 A JP H10129567A JP 8294117 A JP8294117 A JP 8294117A JP 29411796 A JP29411796 A JP 29411796A JP H10129567 A JPH10129567 A JP H10129567A
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spherical
piston rod
lever device
pressing portion
push rod
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知洋 布施
Kazuhiko Gogou
和彦 後郷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバーの回動によるピストンロッドの移動を
効率化する。 【解決手段】 油圧ブレーキ用マスターシリンダ3に枢
軸4を介してレバー5を回動自在に取付ける。マスター
シリンダ3から延出するピストンロッド18の一端に略
U字状断面の凹部19を設け、この中にプッシュロッド
15の他端17を嵌合して球面接触させ、他端の球状部
16を、レバー5に支持されているジョイント部12の
球面状凹部13内へ嵌合してここでボールジョイント状
にプッシュロッド15とジョイント部12を連結する。
凹部19からジョイント部12の周囲をブーツ20で覆
い、球面接触部への水や埃の侵入を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動2輪車の油
圧ブレーキ用マスターシリンダ等に使用して好適な油圧
操作用レバー装置に関する。
【従来の技術】
【0002】特開平5−39078号には、自動2輪車
の油圧ブレーキ用マスターシリンダが示され、マスター
シリンダのピストンロッドの軸端部にレバーを設けた調
節部材の先端を押圧部とし、これをピストンロッドの一
端部へ押し当ててピストンロッドを直線的に移動させる
ことにより油圧操作するものが示されている。
【0003】実開昭64−19593号には、上記調節
部材の先端にローラ又はボールを設けた押圧部とし、こ
こでピストンロッドの端部と転がり接触するものが示さ
れている。
【0004】なお、これらの従来例ではいずれも、調節
部材とピストンロッドの接触部は特別な部材で覆われ
ず、露出さている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記実開昭のようにレ
バーの調節部材の一端に形成された押圧部をピストンロ
ッドへ転がり接触させると摩擦力が減少するため、レバ
ーの回動によって発生するピストンロッドを移動させる
ための力をピストンロッド側へ効率的に伝達できる。
【0006】一方、レバーの操作は、その円弧運動を押
圧部における接触によってピストンロッドの直線運動に
変換するものであるから、押圧部がピストンロッドの軸
直交方向へ比較的大きく移動することによりピストンロ
ッドをこじる方向に力が加わり、その結果、ピストンの
摺動面における摩擦が大きくなり、それだけピストンを
押す効率が悪くなるため、係る効率の向上が望まれてい
る。
【0007】さらに、調節部材とピストンロッドの球面
接触部に水や埃等が侵入すると、これにより球面接触部
の摩擦が大きくなり、これによっても上記効率が悪くな
る。したがって、この点でも上記効率の改善が望まれ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係る油圧操作用レバー装置は、油圧シリンダ
へ回動自在に支持されたレバーを回動することにより、
このレバーに設けられた押圧部で油圧シリンダのピスト
ンが取付けられているピストンロッドを直線的に移動さ
せるようにした油圧操作用レバー装置において、前記押
圧部とピストンロッドの端部との間にそれぞれと球面接
触するプッシュロッドを介在させ、このプッシュロッド
の一端と前記押圧部とを回動自在に連結さるとともに、
プッシュロッドの他端を、前記ピストンロッドの端部へ
当接し、かつこのピストンロッドの軸直交方向への移動
を規制するように連結したことを特徴とする。
【0009】ここで、プッシュロッドを押圧部及びピス
トンロッドの端部とに連結するとは、プッシュロッドと
押圧部及びピストンロッドの端部とが一種のリンク機構
をなすように関連つけられることであり、連結構造は、
リンクの連結節として機能できれば足り、その具体的な
態様は、ボールジョイントのような相互に分離不能とな
る連結や、単に一方の凹部へ他方の球面部を挿入しただ
けであり、その挿入方向で相互に分離自在となるような
連結構造のものを含む。
【0010】このとき、押圧部又はプッシュロッドの一
端のいずれかに球状部を設け、この球状部を収容する球
面状凹部を他方側に設けるとともに、これらの球状部と
球面状凹部を球状部が球面状凹部内で転動自在かつ分離
不能となるように連結することができる。
【0011】また、プッシュロッド両端の球面接触部を
被覆部材で覆ことができ、この場合、被覆部材を伸縮自
在のブーツとし、その両端をピストンロッドの進退を許
容するために油圧シリンダへ設けられた開口部の周囲と
前記押圧部とに密着させて取付けるようにもでき、この
ブーツ内部に仕切り壁を設けることもできる。
【0012】さらに、被覆部材を、押圧部側の球面接触
部を覆うダストシールと、ピストンロッド側の球面接触
部を伸縮自在に覆うブーツとに分離するとともに、この
ダストシールを、球状部の一部表面へ直接接触した状態
で押圧部へ取付けるようにすることもできる。
【0013】さらにまた、押圧部及びピストンロッド端
部のそれぞれに球面接触する転動部材を押圧部へ転動自
在に支持させるとともに、少なくとも押圧部側の球面接
触部を被覆部材で覆うこともできる。
【0014】このとき、被覆部材を伸縮自在のブーツと
し、その両端をピストンロッドの進退を許容するために
油圧シリンダへ設けられた開口部周囲と前記押圧部とに
密着して取付けるとともに、中間部をピストンロッドへ
取付けるようにもできる。
【0015】これとは別に、被覆部材を転動部材の一部
転動面へ直接接触した状態で押圧部側へ取付けたダスト
シールとすることもできる。
【0016】そのうえ、転動部材をボール状とし、押圧
部に設けた球面状凹部内へ転動自在かつ分離不能に支持
させることもできる。
【0017】
【発明の効果】本願発明の一つは、押圧部とピストンロ
ッドの端部との間にそれぞれと球面接触するプッシュロ
ッドを介在させ、このプッシュロッドの一端と前記押圧
部とを回動自在に連結するとともに、プッシュロッドの
他端を前記ピストンロッドの端部へ連結させ、かつこの
ピストンロッドの軸直交方向への移動を規制してある。
【0018】そこで、レバーを回動させると、プッシュ
ロッドの一端部は、押圧部と回動自在に接続されている
ため、押圧部の円弧状をなす回動軌跡上を移動してピス
トンロッドの軸直交方向へ移動するが、プッシュロッド
の他端部はピストンロッドの軸直交方向への移動を規制
されている。
【0019】このため、プッシュロッドは、ピストンロ
ッドの端部における当接部を支点とし、押圧部側の端部
がピストンロッドの軸線に対して傾き、レバーの回転は
この傾いたプッシュロッドを介してプッシュロッドとピ
ストンロッドの当接部へ伝達され、このとき、押圧部の
回動運動がプッシュロッドを介してほぼ直線運動へ変換
されてピストンロッドへ伝達される。
【0020】したがって、レバーの回転は常時ピストン
ロッドの端部に対してほぼその軸線方向へ伝達され、か
つピストンロッドの端部におけるプッシュロッドの当接
部がピストンロッドの軸直交方向へ移動せず、しかも、
プッシュロッドの両端部が押圧とピストンロッドの端部
とに球面接触しているから、ピストンロッドのこじりが
少なくなり、ピストンの摺動面における摩擦を減少させ
るので、レバーによりピストンを効率的に押すことがで
きる。
【0021】また、押圧部とプッシュロッド端部との連
結を、いずれか一方に設けた球状部を他方側に設けた球
面状凹部へ嵌合し、球状部が球面状凹部内で転動自在か
つ分離不能となるように連結すれば、この連結部をボー
ルジョイント状にでき、摩擦が少なくかつ確実な連結が
可能になる。
【0022】さらに、プッシュロッド両端の球面接触部
を覆う被覆部材を設ければ、球面接触部に対する水や埃
の侵入を防ぎ、球面接触部における摩擦の増大を防止で
きるため、レバーの回動をピストンを押すための力とし
てピストンロッドへ効率的に伝達できる。
【0023】この被覆部材を伸縮自在のブーツとし、そ
の両端をピストンロッドの進退を許容するために油圧シ
リンダへ設けられた開口部と前記押圧部とに密着させれ
ば、ブーツが一部材で足りるため、部品数を少なくでき
る。
【0024】そのうえ、このブーツ内部に仕切り壁を設
けると、この仕切壁によりブーツ内が独立的な小室に区
画され、この小室でプッシュロッド両端の球面接触部を
独立的に覆うので、ブーツが長くなっても各球面接触部
に対する水や埃の侵入を有効に防止できる。
【0025】さらにまた、球面接触部を、球状部とこれ
を転動自在に収容する球面状凹部の間で形成し、被覆部
材を少なくとも球状部の一部表面へ直接接触した状態で
球面凹部側の部材へ取付けるようにすれば、ブーツを必
要最小限の大きさにできる。
【0026】そのうえ、被覆部材をダストシールとブー
ツに分離すれば、伸縮の必要がない押圧部側の球面接触
部にダストシールを設け、伸縮の必要があるピストンロ
ッド側にブーツを設けることにより、被覆対象に応じて
機能分化でき、それぞれを最適な材料や形状にでき、か
つ耐久時間の相違に応じて別々に交換できる。
【0027】さらにまた、押圧部及びピストンロッド端
部のそれぞれに球面接触する転動部材を押圧部へ転動自
在に支持させた形式のレバー装置においても、球面接触
部の清掃が困難な押圧部側の球面接触部を少なくとも被
覆部材で覆うことにより、レバーの回動によりピストン
を効率よく押すことができる。
【0028】このとき、被覆部材を伸縮自在のブーツと
し、その両端をピストンロッドの進退を許容するために
油圧シリンダへ設けられた開口部周囲と前記押圧部とに
密着して取付けるとともに、中間部をピストンロッドへ
取付けると、レバーを交換するとき、ブーツを残して押
圧部側だけを分離できる。
【0029】上記ブーツ形式とは別に被覆部材を転動部
材の一部転動面へ直接接触した状態で押圧部側へ取付け
られているダストシールとすれば、被覆部材を必要最小
限の大きさにできる。
【0030】そのうえ、転動部材をボール状とし、これ
を押圧部に設けた球面状凹部内へ転動自在かつ分離不能
に支持させれば、球面接触部を簡単に形成できる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1に基づいて自動2輪車の油圧
ブレーキ用マスターシリンダに適用されたレバー装置に
係る第1の実施形態を説明する。
【0032】ハンドルバー1にステー2を介して支持さ
れた油圧ブレーキ用のマスターシリンダ3に、枢軸4を
介してブレーキレバー5の基部6が回動自在に軸着され
ている。
【0033】基部6の一部には突部7が設けられ、ここ
にアジャストボルト8が進退自在に支持され、その一端
はロックナット9で固定され、かつサークリップ11で
抜け止めされている。
【0034】アジャストボルト8の他端は、押圧部をな
すジョイント部12が設けられ、ここに球面状凹部13
が形成され、ジョイント部12の周囲に環状溝14が形
成されている。
【0035】球面状凹部13にはプッシュロッド15の
一端に形成された球状部16が嵌合され、ジョイント部
12とプッシュロッド15は、ジョイント部12をカシ
メることにより球面状凹部13と球状部16の球面接触
部において屈曲自在かつ分離不能となるボールジョイン
ト状に連結されている。
【0036】プッシュロッド15の他端17も球面に形
成され、マスターシリンダ3内から延出するピストンロ
ッド18の一端に形成された断面略U字状の凹部19内
へ嵌合している。
【0037】プッシュロッド15の他端17は、凹部1
9の内面と点接触してプッシュロッド15を傾動自在か
つ分離自在にピストンロッド18側へ連結するととも
に、ピストンロッド18の軸直交方向への移動を規制さ
れている。
【0038】ピストンロッド18が進退するために形成
されたマスターシリンダ3の開口部周囲には略筒状をな
すブーツ20の一端21が密着固定され、他端22はジ
ョイント部12の環状溝14へ嵌合して密着取付されて
いる。
【0039】ブーツ20は本願発明における被覆部材の
一具体例であり、ゴム等の弾性に富む適宜材料で形成さ
れ、レバー5の回動に伴うジョイント部12、プッシュ
ロッド15及びピストンロッド18の各動きに応じて伸
縮自在になっている。
【0040】ブーツ20の中間部内側には仕切壁23が
設けられ、この仕切壁23の中央部に形成された穴をプ
ッシュロッド15が貫通することにより、ブーツ20内
を球状部16側と他端17側との小室に区分している。
【0041】なお、マスターシリンダ3は公知の構造を
用いており、リターンスプリング25によりピストンロ
ッド18を図の右方向へ移動するように付勢し、同時に
ブレーキレバー5も戻り方向へ付勢している。
【0042】リターンスプリング25の弾力に抗してピ
ストンロッド18を押し込めば、ピストン26の左方移
動によりマスターシリンダ3内の作動油が加圧されて吐
出口27より吐出される。
【0043】その後レバー5を戻すと、リターンスプリ
ング25によりピストン26が図の右方へ移動し、連通
口28を通してリザーブタンク29よりマスターシリン
ダ3内へ給油される。
【0044】次に、本実施形態の作用を説明する。図2
は作用図であり、この図において、枢軸4を中心にブレ
ーキレバー5を矢示A方向へ引くと、ジョイント部12
は枢軸4を中心とする軌跡円弧B上を移動してプッシュ
ロッド15を押す。
【0045】このとき、ジョイント部12は回動により
ピストンロッド18の軸線Cに対して傾きが変化する
が、球面状凹部13が球状部16と球面接触しているた
め、摩擦の少ない状態で球状部16に対する接触角度を
変化しながらプッシュロッド15を押す。
【0046】このとき、プッシュロッド15の他端17
は、凹部19の内面とほぼピストンロッド18の軸線C
上で球面接触し、傾動自由であるがピストンロッド18
の軸直交方向へ移動を規制されている。
【0047】したがって、プッシュロッド15はジョイ
ント部12が回動するにもかかわらず、あまり傾くこと
なく、ピストンロッド18の軸線Cとほぼ平行に沿った
状態を維持できる。
【0048】その結果、プッシュロッド15は、ピスト
ンロッド18の軸線Cに対してできるだけ平行に近い状
態でピストンロッド18を押すことができるようになる
ので、ピストンロッド18に対するこじりが少なくな
る。
【0049】このため、ピストン26のマスターシリン
ダ3に対する摺動面の摩擦を増大させることがなくな
り、しかも、プッシュロッド15とジョイント部12及
びピストンロッド18の各接触部が球面接触であるか
ら、レバー5の回動で効率よくピストン26を移動させ
ることができる。
【0050】しかも、ジョイント部12とプッシュロッ
ド15の端部である球状部16とをボールジョイント状
に連結したので、摩擦が少なくかつ確実な連結が可能に
なる。そのうえジョイント部12を交換可能部品である
アジャストボルト8を利用して形成できるので従来構造
に対する変更を少なくできる。
【0051】また、プッシュロッド15の他端17を略
U字状断面の凹部19内へ嵌合したので、ピストンロッ
ド18側との分離が容易であり、その結果、レバー5の
交換作業も容易になる。
【0052】そのうえ、球面状凹部13と球状部16及
び他端17と凹部19の各球面接触部をブーツ20で覆
ったので、これからの球面接触部へ水や埃が侵入しにく
くなり、これらの侵入による摩擦力の増大を防止し、効
率の低下を防止できる。
【0053】しかも、一つのブーツ20の両端21、2
2をマスターシリンダ3の開口部周囲及びジョイント部
12側へ取付けることにより、少ない部品点数で複数の
球面接触部を簡単に覆うことができる。
【0054】さらにブーツ20の中間部内側に仕切壁2
3を設けることにより、球面状凹部13と球状部16の
球面接触部と他端17と凹部19の球面接触部を分離す
るので、ブーツ20が長くなっても各球面接触部に対す
る水や埃の侵入を有効に防止できる。
【0055】図3はプッシュロッド15とアジャストボ
ルト8側の球面接触部の構造のみを変更した第2の実施
形態に係り、以下、前実施形態と共通する部材には共通
符合を用いて示し、重複説明を省略するものとする(以
下同じ)。
【0056】この例では、アジャストボルト8の先端に
球状部30を設け、プッシュロッド31側の一端に、こ
れを回動自在に嵌合して連結するためのジョイント部3
2を設け、ここに球面状凹部33を形成してある。ジョ
イント部32の周囲には環状溝34が形成されている。
【0057】被覆部材35は略円錐形の袋状をなし、そ
の一端側である開口部周縁部36はマスターシリンダ3
のピストンロッド18が進退するための開口部周囲へ密
接され、他端側の頭部37は球面状凹部33と球状部3
0を覆っている。
【0058】この頭部37には小さな穴が形成され、こ
こをアジャストボルト8のネジ部が貫通することによ
り、頭部37の穴の周囲が球状部30の首部分へ密接
し、かつ頭部36の内壁に形成された環状突起部38が
環状溝34へ密に嵌合されている。
【0059】したがって、この場合は頭部37側が球面
状凹部33と球状部30の球面接触部に対するダストシ
ールとなり、開口部周縁部36側が他端17と凹部19
との球面接触部に対するブーツとなり、前実施形態同様
の効果に加えて、単一の被覆部材35に複数機能を持た
せることができる。
【0060】図4は、被覆部材を別形態にした第3の実
施形態であり、この被覆部材40は、伸縮動作の不要な
球状部16側のダストシール41と、伸縮動作を必要と
する他端17側のブーツ42に分離されている。
【0061】ダストシール41は、ジョイント部12の
表面へ密接するとともに、リップ部43が球状部16の
球面に密接され、かつ環状縁部44がジョイント部12
の環状溝14と嵌合されている。
【0062】ブーツ42は、略袋状をなし、その開口部
45はこれまでのもの同様にマスターシリンダのピスト
ンロッド用開口部周囲へ密接され、頭部46に形成され
たプッシュロッド15の外径よりも小さな穴47にプッ
シュロッド15が貫通されている。
【0063】このようにすれば、被覆部材40をダスト
シール41とブーツ42に分離し、伸縮の必要がないジ
ョイント部12側の球面接触部にダストシール41を設
け、伸縮の必要があるピストンロッド18側にブーツ4
2を設けることにより、被覆対象に応じて機能分化で
き、それぞれを最適な材料や形状にでき、かつ耐久時間
の相違に応じて別々に交換できる。
【0064】図5は、第4の実施形態であり、この例で
は、アジャストボルト8の一端に設けられているジョイ
ント部12の先端に形成された球面状凹部50内へボー
ル51を転動自在に支持している。
【0065】この球面状凹部50はピストンロッド18
の一端に当接し、ブレーキレバー5の回動により、転が
り接触しつつピストンロッド18の軸端部52を押す。
【0066】ブーツ55は単純な筒形であり、その一端
56はピストンロッド18の周囲へ密接され、他端57
はジョイント部12の環状溝14へ嵌合されている。
【0067】このようにすると、ブレーキレバー5を回
動するとき、ボール51の転動による転がり接触でピス
トンロッド18を押すので摩擦力を軽減できるととも
に、ブーツ55によって、球面状凹部50とボール51
の球面接触部及びボール51と軸端部52との球面接触
部へ水や埃が侵入し、摩擦が増大しないようにできる。
【0068】そのうえ、転動部材としてのボール51を
用い、これをジョイント部12に設けた球面状凹部50
内へ転動自在かつ分離不能に支持させることにより、転
がり接触する押圧部を簡単に形成できる。
【0069】図6は、図5におけるブーツ55の取付構
造に関する変形例(第5の実施形態)であり、ブーツ5
5の他端57に溝58が形成され、ここにジョイント部
12の周囲へ形成されたフランジ59が嵌合している。
【0070】図7は、図5におけるブーツ55のさらに
別の変形例(第6の実施形態)であり、ブーツ55の中
間部内側に環状突起部60が形成され、これがピストン
ロッド18の端部近くに形成された環状溝61へ密に嵌
合されている。他の構成は図5と同様である。
【0071】このようにすると、各球面接触部に対する
水や埃の侵入を防ぐことができることはもとより、レバ
ーを交換するとき、ブーツ55をピストンロッド18側
へ残してジョイント部12側だけを分離できる。
【0072】図8は、さらに別の変形例(第7の実施形
態)であり、この例の被覆部材は、ジョイント部12の
表面へ密接するダストシール70として形成され、リッ
プ71がボール51の外周へ密接するとともに、かつ環
状縁部72がジョイント部12の環状溝14へ密に嵌合
している。
【0073】これにより、清掃が困難な、ボール51と
球面状凹部50の球面接触部に対して、重点的にに水や
埃の侵入を防ぐことができ、被覆部材を必要最小限の大
きさにできる。
【0074】図9は、第1の実施形態においてプッシュ
ロッド15の形状並びにジョイント部12との連結構造
を変更した第8の実施形態に係り、本例では、プッシュ
ロッド15の両端に球状部16、87を設け、一方、ジ
ョイント部12に略V字状断面をなす凹部83を設けて
ある。
【0075】プッシュロッド15の球状部16は、この
凹部83内へ単に挿入されてその内面に形成されている
球面状凹部13と球面接触し、挿入方向へ分離自在にな
っている。
【0076】このようにしても、プッシュロッド15は
ジョイント部12の回動をピストンロッド18側へほぼ
直線運動へ変換して伝達するための連結構造であり、し
かもジョイント部12側をカシメる必要がないだけ製造
が容易になり、かつメンテナンス性も向上する。
【0077】球状部87は、ピストンロッド18の凹部
19内へ挿入されてその内面と球面接触しており、この
部分の連結構造は図1に示した第1の実施形態と実質的
に同じであり、かつ本例の前記ジョイント部12側との
連結構造とも類似したものになっている。他の部分は第
1の実施形態と共通するので説明を省略する。
【0078】なお、本願発明は前記の各実施形態に限定
されず種々に変形可能であり、例えば、図5乃至図8の
ボールに代えてローラー状の転動部材を用いることもで
きる。また、油圧クラッチ等のマスターシリンダにも適
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態を示す図
【図2】 上記の作用説明図
【図3】 第2の実施形態を示す図
【図4】 被覆部材を変更した第3の実施形態を示す要
部の拡大断面図
【図5】 第4の実施形態に係る図1と同様の図
【図6】 第5の実施形態に係る要部拡大断面図
【図7】 第6の実施形態に係る同様図
【図8】 第7の実施形態に係る同様図
【図9】 第8の実施形態に係る図1と同様の図
【符号の説明】
3:マスターシリンダ、4:枢軸、5:ブレーキレバ
ー、7:突部、8:アジャストボルト、12:ジョイン
ト部(押圧部)、13:球面状凹部、15:プッシュロ
ッド、16:球状部、17:他端、18:ピストンロッ
ド、19:凹部、20:ブーツ(被覆部材)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダへ回動自在に支持されたレ
    バーを回動することにより、このレバーに設けられた押
    圧部で油圧シリンダのピストンが取付けられているピス
    トンロッドを直線的に移動させるようにした油圧操作用
    レバー装置において、前記押圧部とピストンロッドの端
    部との間にそれぞれと球面接触するプッシュロッドを介
    在させ、このプッシュロッドの一端と前記押圧部とを回
    動自在に連結するとともに、プッシュロッドの他端を、
    前記ピストンロッドの端部へ当接し、かつこのピストン
    ロッドの軸直交方向への移動を規制するように連結した
    ことを特徴とする油圧操作用レバー装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧部又はプッシュロッドの一端の
    いずれかに球状部を設け、この球状部を収容する球面状
    凹部を他方側に設けるとともに、これらの球状部と球面
    状凹部を球状部が球面状凹部内で転動自在かつ分離不能
    となるように連結したことを特徴とする請求項1記載の
    油圧操作用レバー装置。
  3. 【請求項3】 前記プッシュロッド両端の球面接触部を
    被覆部材で覆ったことを特徴とする請求項1に記載した
    油圧操作用レバー装置。
  4. 【請求項4】 前記被覆部材は伸縮自在のブーツであ
    り、その両端がピストンロッドの進退を許容するために
    油圧シリンダへ設けられた開口部周囲と前記押圧部とに
    密着して取付けられていることを特徴とする請求項3に
    記載した油圧操作用レバー装置。
  5. 【請求項5】 前記ブーツ内部に仕切り壁を設けること
    を特徴とする請求項4に記載した油圧操作用レバー装
    置。
  6. 【請求項6】 前記被覆部材は、前記押圧部側の球面接
    触部を覆うダストシールと、前記ピストンロッド側の球
    面接触部を伸縮自在に覆うブーツとに分離され、前記ダ
    ストシールは、前記球状部の一部表面へ直接接触した状
    態で前記押圧部へ取付けられていることを特徴とする請
    求項3に記載した油圧操作用レバー装置。
  7. 【請求項7】 油圧シリンダへ支持されたレバーを回動
    することにより、このレバーに設けられた押圧部で油圧
    シリンダのピストンが取付けられているピストンロッド
    を直線的に移動させるようにした油圧操作用レバー装置
    において、前記押圧部及び前記ピストンロッド端部のそ
    れぞれに球面接触する転動部材を前記押圧部へ転動自在
    に支持させるとともに、少なくとも前記押圧部側の前記
    球面接触部を被覆部材で覆ったことを特徴とする油圧操
    作用レバー装置。
  8. 【請求項8】 前記被覆部材は伸縮自在のブーツであ
    り、その両端がピストンロッドの進退を許容するために
    油圧シリンダへ設けられた開口部周囲と前記押圧部とに
    密着して取付けられるとともに、中間部がピストンロッ
    ドへ取付けられていることを特徴とする請求項7に記載
    した油圧操作用レバー装置。
  9. 【請求項9】 前記被覆部材は前記転動部材の一部転動
    面へ直接接触した状態で前記押圧部側へ取付けられてい
    るダストシールであることを特徴とする請求項7に記載
    した油圧操作用レバー装置。
  10. 【請求項10】 前記転動部材がボール状であり、前記
    押圧部に設けた球面状凹部内へ転動自在かつ分離不能に
    支持されていることを特徴とする請求項7乃至9のいず
    れかに記載した油圧操作用レバー装置。
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