JPH10130173A - 速乾性消毒剤 - Google Patents

速乾性消毒剤

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JPH10130173A
JPH10130173A JP28539596A JP28539596A JPH10130173A JP H10130173 A JPH10130173 A JP H10130173A JP 28539596 A JP28539596 A JP 28539596A JP 28539596 A JP28539596 A JP 28539596A JP H10130173 A JPH10130173 A JP H10130173A
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JP
Japan
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quick
disinfectant
drying
weight
gum
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JP28539596A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Maeda
康博 前田
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Japan Medic Co Ltd
Original Assignee
Japan Medic Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用感が快適で、肌の弱い人も使用でき、し
かも速乾性や殺菌性は従来と変わらない速乾性消毒剤を
提供する。 【解決手段】 カルボキシビニルポリマー、天然多糖類
及び/又はその誘導体、脂肪酸エステル及び低級アルコ
ールの組み合わせからなる粘着物に殺菌消毒薬を配合し
てあって、前記低級アルコールの配合割合が20〜50重量
%であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手指の消毒に好適
な速乾性消毒剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、キャンプやピクニック等のアウト
ドアレジャーが盛んであり、野外で飲食する機会等が増
えている。また、海外旅行も盛んであって、衛生設備が
不十分な場所への海外旅行の機会も増えている。通常、
野外での飲食や衛生設備が不十分な場所への旅行等にお
いて、水のない所で手指を清潔にする場合、持ってきた
おしぼりや濡れティッシュ等で手指を拭き清浄にする
が、おしぼりや濡れティッシュでは殺菌消毒まではでき
ず手指に細菌が残り、必ずしも衛生的であるとはいい難
いものである。また、濡れティッシュは一枚一枚使い捨
てなので、使用後の濡れティッシュはゴミとなる不都合
もある。
【0003】一方、病院内では院内感染を防ぐための手
指を殺菌消毒する方法として、希釈した消毒剤をベース
ン(basin) に入れ、その中に手指を浸すベースン法に代
わって、容器から適量の液体の速乾性消毒剤を手に取
り、それを手指に塗布して殺菌消毒する方法が開発され
ている。そして、この液体の速乾性消毒剤の改良型とし
て開発されたゲル状の速乾性消毒剤が特開平6−199
700号公報及び特開平7−165571号公報に記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報の速
乾性消毒剤はアルコールを40〜90重量%と高濃度に含有
しているので、使用時に相当に強いアルコールの刺激臭
があり、使用者によっては不快感を感ずるものであっ
た。また、高濃度のアルコールのため、肌の弱い人は肌
に塗布するとかぶれることがあって、従来のアルコール
濃度の高い速乾性消毒剤は使用に不適であった。更に、
高濃度のアルコールは肌の脱脂をすると共に肌の蛋白質
を変性し肌荒れの原因となるので、含有されるアルコー
ル濃度は低いことが好ましいが、前記公報の速乾性消毒
剤は共にアルコールの揮発性を利用して速乾性を保持し
ているため、アルコール濃度を低濃度にすることはでき
なかった。
【0005】以上の知見に基づいて、本発明は、前記の
ようにおしぼりや濡れティッシュでは殺菌消毒まではで
きないことや、使用後の濡れティッシュがゴミとなるこ
と等から、病院内において開発され使用されている手指
に塗布するだけのゲル状の速乾性消毒剤を野外での飲食
や衛生設備が不十分な場所への旅行等、一般的な用途に
使用できないかと考えて開発されたものであって、使用
感が快適で、肌の弱い人も使用でき、しかも速乾性や殺
菌性は従来と変わらない速乾性消毒剤を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の速乾性消毒剤
は、カルボキシビニルポリマー、天然多糖類及び/又は
その誘導体、脂肪酸エステル及び低級アルコールの組み
合わせからなる粘着物に殺菌消毒薬を配合してあって、
前記低級アルコールの配合割合が20〜50重量%であるこ
とを特徴とする。
【0007】カルボキシビニルポリマーを0.01〜2.0 重
量%、天然多糖類及び/又はその誘導体を0.01〜2.0 重
量%、脂肪酸エステルを0.01〜2.98重量%含有しその組
み合わせた重量%が3.0 重量%を超えないことを特徴と
する。
【0008】天然多糖類及び/又はその誘導体が、アラ
ビアゴム、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギ
ン酸プロピレングリコールエステル、カラギーナン、キ
サンタンガム、グアガム、変性グアガム、コンドロイチ
ン硫酸ナトリウム、ジェランガム、変性タマリンドガ
ム、タマリンド種子多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、
プルラン、ペクチンよりなる群から選ばれる1種または
2種以上である。
【0009】脂肪酸エステルが、アジピン酸ジイソブチ
ル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジオクチ
ル、イソオクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレ
イン酸デシル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸
ジエチル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン
酸ヘキシルよりなる群から選ばれる1種または2種以上
である。
【0010】低級アルコール類がメタノール、エタノー
ル及びイソプロパノールよりなる群から選ばれる1種ま
たは2種以上である。
【0011】殺菌消毒薬が、逆性石鹸類化合物、ビグア
ナイド系化合物、フェノール系化合物、ヨウ素系化合物
及び色素系化合物よりなる群から選ばれる1種または2
種以上である。
【0012】前記カルボキシビニルポリマーは粘性剤で
あって、アルコール溶液をゲル化するために用い、脂肪
酸エステルは使用した後の粘性感(使用後のベタツキ
感)を緩和するために、トリエタノールアミン等の水溶
性塩基物はpHを調節するために用いる。
【0013】ところで、粘性剤がカルボキシビニルポリ
マーのみであれば、手指に擦り込む際に手指の塩類によ
ってポリマ−成分が手指上に析出(樹脂化)していわゆ
るヨレを生じるので、手指に擦り込む際にヨレを生じな
いように天然多糖類やその誘導体を配合した。この配合
した天然多糖類やその誘導体が同時に低級アルコールの
速乾性に作用して、低級アルコールの濃度を低くして
も、濃度が高いときと変わらない速乾性を保持すること
が種々の研究実験の結果わかった。そこで、本発明の速
乾性消毒剤は、天然多糖類やその誘導体を配合すること
により、肌荒れ等を起こす低級アルコールを低濃度に押
さえたものである。
【0014】本発明の速乾性消毒剤は前記の如く天然多
糖類によって低級アルコールを低濃度にすることができ
るが、その低級アルコールの下限を調べるために低級ア
ルコールを色々な濃度に配合した消毒剤をそれぞれ手指
に擦り込み乾燥時間を計った結果、配合した低級アルコ
ールの濃度が50重量%のものは約15秒で乾燥し、濃度が
20重量%のものは約30秒で乾燥し、それぞれ実用性の高
い速乾性を維持した。しかし、低級アルコールの濃度を
20重量%未満にしたものは乾燥時間が30秒以上掛かり、
速乾性にやや難を生じたので、本発明の速乾性消毒剤は
低級アルコール濃度の下限を20重量%とし、上限を肌が
荒れない50重量%とした。また、20重量%〜50重量%の
低級アルコール濃度範囲の中で、速乾性があって且つ使
用時にアルコールの刺激臭を感じない濃度を研究したと
ころ、30重量%〜40重量%の範囲が適切であるとの結果
がでた。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の速乾性消毒剤は、精製水
にカルボキシビニルポリマーと天然多糖類を加えて均一
に分散し、一方、低級アルコールに脂肪酸エステルとト
リエタノールアミン等の水溶性塩基物を溶かし、それを
前者に加えて均一な粘性液とし、その粘性液に殺菌消毒
薬を加えて全体が均質になるまで十分に攪拌し、形成す
るものである。尚、前記天然多糖類の代わりに天然多糖
類の誘導体を用いても良く、天然多糖類と誘導体の両方
を用いても良い。
【0016】各成分の配合割合は、組成物全量当たり殺
菌消毒薬を0.01〜5.0 重量%、低級アルコール類を20〜
50重量%、カルボキシビニルポリマーを0.01〜2.0 重量
%、天然多糖類を0.01〜2.0 重量%及び脂肪酸エステル
を0.01〜2.98重量%配合し、更にカルボキシビニルポリ
マーと天然多糖類と脂肪酸エステルの合計が全重量の3.
0 重量%を超えないように配合する。
【0017】カルボキシビニルポリマーの含量が0.01重
量%以下であると粘性が十分ではなく、2.0 重量%を超
えると粘性が強すぎ且つ使用後のベタツキ感があって、
取扱いが不便である。同様に、天然多糖類の含量が0.01
重量%以下では粘性が十分ではなく、2.0 重量%を超え
ると使用後のベタツキ感がある。本発明の速乾性消毒剤
を使用するに際しては皮膚から零れ落ちない程度の粘性
があれば十分であるので、これらの粘性剤の各成分の含
量を上記範囲内に調整すると共に、2成分の合計量が2.
99重量%を超えないようにすることが必要である。尚、
脂肪酸エステルは、カルボキシビニルポリマー、天然多
糖類及び低級アルコール類の濃度の配合割合に応じて0.
01〜2.98重量%の範囲で調整することができる。
【0018】
【実施例】本発明を実施例に基づいて詳述するが、本発
明はこれらの例に限定されるものではない。
【0019】実施例1 下記成分を用いて速乾性消毒剤を調整する。
【0020】精製水(56.4g )にカルボキシビニルポリ
マー(1.3g)とキサンタンガム(0.5g)を加えて均一に
分散する。一方、トリエタノールアミン(1.0g)及びア
ジピン酸ジイソプロピル(0.3g)を局方エタノール(4
0.0g )に溶かし、前者に加えて均一な粘性液とする。
これに塩化ベンザルコニウム(0.5g)を加えて全体が均
質になるまで十分に攪拌し、速乾性消毒剤を得る。
【0021】実施例2 下記成分を用いて速乾性消毒剤を調整する。
【0022】精製水(61.4g )にカルボキシビニルポリ
マー(1.0g)とアルギン酸ナトリウム(0.3g)を加えて
均一に分散する。一方、ジイソプロパノールアミン(0.
8g)及びパルチミン酸イソプロピル(0.5g)をイソプロ
パノール(35.0g )に溶かして前者に加えて均一な粘性
液とする。これに50%塩化ベンザルコニウム液を加えて
全体が均質になるまで十分に攪拌し、速乾性消毒剤を得
る。
【0023】実施例3 下記成分を用いて速乾性消毒剤を調整する。
【0024】精製水(73.8g )にカルボキシビニルポリ
マー(0.2g)と,ジェランガム(0.2g)を加えて均一に
分散する。一方、ジイソプロパノールアミン(0.2g)及
びイソオクタン酸セチル(0.1g)を局方エタノール(2
5.0g )に溶かし、前者に加えて均一な粘性液とする。
これにイソプロピルメチルフェノール(0.5g)を加えて
全体が均質になるまで十分に攪拌し、速乾性消毒剤を得
る。
【0025】実施例4 下記成分を用いて速乾性消毒剤を調整する。
【0026】精製水(58.1g )にカルボキシビニルポリ
マー(0.5g)とグアガム(0.5g)を加えて均一に分散す
る。一方、ジイソプロパノールアミン(0.5g)及びパル
チミン酸イソプロピル(0.3g)を局方エタノール(40.0
g )に溶かし、前者に加えて均一な粘性液とする。これ
にトリクロサン(0.1g)を加えて全体が均質になるまで
十分に攪拌し、速乾性消毒剤を得る。
【0027】実施例5 下記成分を用いて速乾性消毒剤を調整する。
【0028】精製水(63.8g )にカルボキシビニルポリ
マー(0.2g)とアルギン酸(0.1g)を加えて均一に分散
する。一方、ジイソプロパノールアミン(0.2g)及びア
ジピン酸ジイソプロピル(0.2g)を局方エタノール(3
5.0g )に溶かし、前者に加えて均一な粘性液とする。
これにクレゾール(0.5g)を加えて全体が均質になるま
で十分に攪拌し、速乾性消毒剤を得る。
【0029】実施例6 下記成分を用いて速乾性消毒剤を調整する。
【0030】精製水(59.3g )にカルボキシビニルポリ
マー(0.5g)と変性タマリンドガム(1.0g)を加えて均
一に分散する。一方、ジイソプロパノールアミン(0.4
g)とアジピン酸ジイソプロピル(0.3g)を局方エタノ
ール(38.0g )に溶かし、前者に加えて均一な粘性液と
する。これに塩化セチルピリジニウム(0.5g)を加えて
全体が均質になるまで十分に攪拌し、速乾性消毒剤を得
る。
【0031】
【発明の効果】本発明の速乾性消毒剤は、天然多糖類や
その誘導体を配合することによって、揮発性の高いアル
コールを低濃度に押さえても、実用に供するに十分な速
乾性を有するものである。
【0032】また、アルコールを低濃度に押さえてある
ことによって、アルコールによる肌荒れ等が生ずるおそ
れがなくなり、消毒剤中に保湿剤等を補わなくても十分
に手指の潤いを保つことができ、肌の弱い人もかぶれる
ことなく安心して使用することができ、しかもアルコー
ルの刺激臭も殆どしないことも相俟って、快適な使用感
を得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシビニルポリマー、天然多糖類
    及び/又はその誘導体、脂肪酸エステル及び低級アルコ
    ールの組み合わせからなる粘着物に殺菌消毒薬を配合し
    てあって、前記低級アルコールの配合割合が20〜50重量
    %であることを特徴とする速乾性消毒剤。
  2. 【請求項2】 カルボキシビニルポリマーを0.01〜2.0
    重量%、天然多糖類及び/又はその誘導体を0.01〜2.0
    重量%、脂肪酸エステルを0.01〜2.98重量%含有しその
    組み合わせた重量%が3.0 重量%を超えないことを特徴
    とする請求項1に記載の速乾性消毒剤。
  3. 【請求項3】 天然多糖類及び/又はその誘導体が、ア
    ラビアゴム、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アル
    ギン酸プロピレングリコールエステル、カラギーナン、
    キサンタンガム、グアガム、変性グアガム、コンドロイ
    チン硫酸ナトリウム、ジェランガム、変性タマリンドガ
    ム、タマリンド種子多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、
    プルラン、ペクチンよりなる群から選ばれる1種または
    2種以上である請求項1または2に記載の速乾性消毒
    剤。
  4. 【請求項4】 脂肪酸エステルが、アジピン酸ジイソブ
    チル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジオクチ
    ル、イソオクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレ
    イン酸デシル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸
    ジエチル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イ
    ソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン
    酸ヘキシルよりなる群から選ばれる1種または2種以上
    である請求項1〜3のいずれかに記載の速乾性消毒剤。
  5. 【請求項5】 低級アルコール類がメタノール、エタノ
    ール及びイソプロパノールよりなる群から選ばれる1種
    または2種以上である請求項1〜4のいずれかに記載の
    速乾性消毒剤。
  6. 【請求項6】 殺菌消毒薬が逆性石鹸類化合物、ビグア
    ナイド系化合物、フェノール系化合物、ヨウ素系化合物
    及び色素系化合物よりなる群から選ばれる1種または2
    種以上である請求項1〜5のいずれかに記載の速乾性消
    毒剤。
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