JPH10130615A - ポリウレタン接着剤組成物 - Google Patents

ポリウレタン接着剤組成物

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JPH10130615A
JPH10130615A JP8284239A JP28423996A JPH10130615A JP H10130615 A JPH10130615 A JP H10130615A JP 8284239 A JP8284239 A JP 8284239A JP 28423996 A JP28423996 A JP 28423996A JP H10130615 A JPH10130615 A JP H10130615A
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polyurethane resin
adhesive
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polyisocyanate compound
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JP8284239A
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Yasuki Nakajima
康喜 中島
Seiji Maeda
誠治 前田
Norikazu Kubota
憲和 久保田
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TOYO MOOTON KK
Original Assignee
TOYO MOOTON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、特に耐アルカリ性に優れ、優れた
ドライラミネート適性を有し、各種プラスチックフィル
ム、金属箔などに対する接着力を満足しうる性能を有す
るポリウレタン接着剤組成物を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 本発明の接着剤組成物は、有機ポリオー
ル化合物、有機ポリイソシアネート化合物、鎖延長剤を
反応して得られるNH基およびNH2 基を有するポリウ
レタン樹脂であって、前記ポリウレタン樹脂の分子量が
数平均分子量で2000〜20000の範囲にあり、ア
ミン価が5〜30mgKOH/gの範囲にある前記ポリ
ウレタン樹脂と、有機ポリイソシアネート化合物または
それらの変性体とを配合することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタン接着
剤組成物に関し、さらに詳しくはプラスチックフィル
ム、金属箔などのラミネート複合フィルム作製用のポリ
ウレタン接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品包装用のドライラミネート用接着剤
に関して従来から盛んに研究されており、食品の多様
化、高級化、レトルト食品などの普及にともない耐油性
や耐熱性などを有する種々の接着剤が開発されている。
このような接着剤としては、ポリエステルポリオールあ
るいはポリエーテルポリオールと有機ポリイソシアネー
ト化合物とを組み合わせたポリウレタン系接着剤(例え
ば、特開昭60−243182号公報)やポリアミン化
合物とエポキシ化合物とを組み合わせた接着剤(例え
ば、特開平5−202162号公報)が知られており、
このような接着剤を用いてラミネート製品が得られてい
る。
【0003】一方、このようなラミネート製品により包
装される内容物自体も従来の乾燥食品やレトルトパウチ
食品などから他の食品や非食品へとその対象が広がり、
それらの内容物を長期間安定に保存できるラミネート製
品に対する要求が高まり、ラミネート製品の多様化、高
機能化とともに各種プラスチックフィルム、金属箔など
をラミネートできるラミネート用接着剤にも高度の性能
が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような新たにラミ
ネート品により包装される他の食品や非食品としては、
例えば、従来ガラス瓶、金属缶あるいはプラスチックボ
トルなどの容器に密閉保存されていた油類、アルコール
飲料、入浴剤、液体洗剤、液体ワックスなどがあり、こ
れらをドライラミネート加工や押出しラミネート加工に
よる複合フィルムの包装材でパックし、製品とする要求
が高まりつつある。しかしながら、これらの内容物は、
例えばアルカリ性物質、香料、界面活性剤、高沸点有機
溶剤などを含有することが多く、従来の接着剤を用いて
ラミネートした食品包装用のパッケージをそのまま転用
してこれらを包装して製品とすることはできなかった。
【0005】具体的には、例えば有機アルカリ性物質を
含むアルカリ性の高い内容物を包装した場合、長期保存
試験を行うと、ラミネート体を構成する金属箔とプラス
チックフィルムあるいはプラスチックフィルム間の接着
力が低下し、甚だしい場合には完全に剥離してしまい、
包装材料としての強度も低下し、長期間の保存に耐える
ことができないものであった。これはラミネート加工時
に用いる接着剤が耐アルカリ性を有していないためであ
り、従来の食品包装を対象としたラミネート用接着剤は
アルカリ性の高い内容物を包装するラミネートパッケー
ジ用としては使用することができなかった。
【0006】ドライラミネートによるラミネート加工
は、一般に固形分20〜40%の接着剤をフィルムに塗
布し、溶剤乾燥後貼り合わせ、得られたラミネート加工
物を巻き取ることにより製造され、ラミネート条件とし
て接着剤の塗布量1〜10g/m2 (固形分として)、
ラミネートスピード50〜200m/分で行われること
が多い。従って、ドライラミネート用の接着剤はこのよ
うなラミネートフィルム製造条件で容易に使用できるド
ライラミネート適性が求められる。ドライラミネート適
性としては、例えば、接着剤の固形分濃度や溶剤に対す
る溶解性、接着剤の粘度、乾燥性、ポットライフおよび
接着剤の機上安定性などが挙げられる。このなかでも、
特にポットライフや機上安定性は重要であり、主剤と硬
化剤を混合後、急激に反応し増粘するようなものは使用
することができず、使用するラミネート装置に適合する
ような機上安定性を有することが必要である。
【0007】以上のように、ドライラミネート用接着剤
を開発するにあっては、耐アルカリ性や接着性を考慮す
るとともにドライラミネート適性をも考慮し、両者を同
時に満足するものとしなければならない。
【0008】従って、本発明は、特に耐アルカリ性に優
れ、優れたドライラミネート適性を有し、各種プラスチ
ックフィルム、金属箔などに対する接着力を満足しうる
性能を有するポリウレタン接着剤組成物を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の問
題点を解決するために鋭意検討した結果、NH基および
NH2 基を有するポリウレタン樹脂と過剰量の有機イソ
シアネート化合物とを反応させることにより、公知のポ
リウレタン接着剤に比べ耐アルカリ性が向上することを
見いだし本発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明の耐アルカリ性接着剤組
成物は有機ポリオール化合物、有機ポリイソシアネート
化合物、鎖延長剤を反応して得られるNH基およびNH
2 基を有するポリウレタン樹脂と有機ポリイソシアネー
ト化合物またはそれらの変性体とを配合することを特徴
とする。
【0011】また、本発明の接着剤組成物は、前記NH
基およびNH2 基を有するポリウレタン樹脂の分子量が
数平均分子量で2000〜20000であり、アミン価
が5〜30mgKOH/gであることをを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の接着剤組成物は前記ポリ
ウレタン樹脂と前記有機ポリイソシアネート化合物また
はそれらの変性体とを、ポリウレタン樹脂中に含まれる
活性水素を有する基の数に対する有機ポリイソシアネー
ト化合物またはそれらの変性体中に含まれるイソシアネ
ート基の数の比で1〜20の範囲で配合することを特徴
とし、また、さらにシランカップリング剤を配合するこ
とも特徴とする。以下、本発明について詳細に説明す
る。
【0013】本発明に使用するNH基またはNH2 基を
含有するポリウレタン樹脂は、有機ポリオール、有機ポ
リイソシアネート化合物、鎖延長剤および必要により末
端停止剤を加え、反応させることにより得られるポリウ
レタン樹脂であり、得られるポリウレタン樹脂を主剤と
し、これに従来使用されているエポキシ化合物に代えポ
リイソシアネート系の化合物を硬化剤として用い、これ
らを配合することによって耐アルカリ性に優れた接着剤
組成物を得ることができる。
【0014】以上のようにポリウレタン樹脂とポリイソ
シアネート化合物とを用いることにより耐アルカリ性の
接着剤を得ることができるが、NH基またはNH2 基と
イソシアネート基の反応はきわめて速く、また得られる
硬化物の架橋密度も高いものとなる。従って、両者を混
合したとき急激に反応し、硬化してしまうとポットライ
フや接着特性など種々の点でラミネート用接着剤として
用いるのには不便なものとなる。そこで、ラミネートフ
ィルムを製造する場合のラミネート装置への適合性や接
着剤自体の特性などいわゆるドライラミネート適性を考
慮するとポリウレタン樹脂の分子量やNH基またはNH
2 基の含有量が重要となる。
【0015】ラミネート適性を考慮した場合、本発明に
用いるポリウレタン樹脂の分子量は数平均分子量として
2000〜20000、より好ましくは5000〜15
000の範囲のものである。数平均分子量が2000未
満の場合には初期接着力が低く、耐アルカリ性が低下す
る傾向がみられ、また、数平均分子量が20000を越
える場合には、溶液粘度が増大しドライラミネート適性
すなわち塗工性やラミネート物の外観が悪くなる傾向が
みられる。
【0016】また、ポリウレタン樹脂中のNH基または
NH2 基の含有量としては、この含有量をアミン価で表
すと5〜30mgKOH/g、好ましくは5〜20mg
KOH/gの範囲である。アミン価が30mgKOH/
gを越える場合には硬化反応が速くなりポットライフや
硬化特性などドライラミネート適性に影響を及ぼすよう
になる。また、ポリウレタン樹脂中のNH基またはNH
2 基は接着性や耐アルカリ性などの性能に影響を与え、
この面から言えばアミン価は高いほど良いことになる
が、アミン価が30mgKOH/gを越えるポリウレタ
ン樹脂を用いても接着性や耐アルカリ性のこれ以上の向
上はさほど期待できず、アミン価が5mgKOH/g未
満では十分な架橋密度が得られず接着力がやや低下する
ような傾向がみられる。
【0017】なお、アミン価とは、ポリウレタン樹脂1
g中に含まれる全塩基性窒素すなわちNH基またはNH
2 基を中和するのに要する過塩素酸と当量の水酸化カリ
ウムのmg数を表したものであり、JIS K7237
の「エポキシ樹脂のアミン系硬化剤の全アミン価試験方
法」に準じてポリウレタン樹脂を滴定することによって
求めたものである。
【0018】本発明において硬化剤として使用しうる有
機ポリイソシアネート化合物またはそれらの変性体とし
ては、イソシアネート基を2個以上含有するイソシアネ
ート化合物やこれらイソシアネート化合物のアダクト
体、ビュレット体、ウレチジオン体、イソシアヌレート
体などが挙げられる。
【0019】上記イソシアネート化合物としては、例え
ば1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート、リジンメチルエステルジイソシアネートなど
の脂肪族ポリイソシアネート類;水添ジフェニルメタン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)、水添トリレンジイソシアネートなどの脂環式ポ
リイソシアネート類;トリレンジイソシアネート(TD
I)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、ナフチレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート(XDI)、トリフェニルメタントリ
イソシアネート、トリス(4−フェニルイソシアネー
ト)チオホスフェートなどの芳香族ポリイソシアネート
が挙げられる。
【0020】また、アダクト体としては、例えば、MD
I、TDI、HDI、XDI、IPDIなどを2価また
は3価の多価アルコールと反応させたアダクト体、HD
IやIPDIなどのビュレット体、TDIなどのウレチ
ジオン体、TDI、HDIやIPDIなどのイソシアヌ
レート体などが挙げられ、これらの化合物を2種以上を
混合して用いることもできる。これらのうち、脂肪族ポ
リイソシアネート類がポットライフの点で好ましいもの
である。
【0021】本発明に係るポリウレタン系接着剤組成物
は、上述のNH基およびNH2 基を有するポリウレタン
樹脂である主剤成分と末端NCO基を有するポリイソシ
アネート化合物またはそれらの変性体である硬化剤成分
を主成分とし、両者を混合することにより耐アルカリ性
接着剤が得られるが、ドライラミネート適性を考慮する
と両者の配合割合はポリウレタン樹脂中に含まれる活性
水素を有する基の数に対する有機ポリイソシアネート化
合物またはそれらの変性体中に含まれるイソシアネート
基の数の比、すなわち「(硬化剤中のNCO基の数)/
(主剤中の活性水素を有する基の数)」が1〜20、好
ましくは5〜10となるように選定する。
【0022】ポリウレタン樹脂の含まれる活性水素を有
する基は、NCO基と反応することができる水素を含む
官能基をいい、例えば、NCO基がポリオールなどのO
H基と反応して生じる−OCONH−、ポリアミンなど
のNH2 基と反応して生じる−HNCONH−や−NH
CONRCONH−などのNH基、反応せずに残ってい
る末端のNH2 基やOH基、および末端停止剤として用
いるアルカノールアミンとイソシアネート基の反応によ
り生じる−HNCONH−のNH基や末端の反応してい
ないOH基などが含まれる。
【0023】両者の配合比を1〜20とすることは、架
橋度を調整し、硬化速度や硬化物性を調整するためにも
必要であり、この比率が1未満であるとアルカリ耐性が
ドライラミネート用接着剤としてはやや低下する傾向が
みられ、また20を超えるような場合には接着性の低下
や未反応イソシアネートが残存する傾向が認められる。
【0024】さらに、特にアルミニウム箔など金属箔を
ラミネートする場合、本発明の接着剤組成物にシランカ
ップリング剤を配合すると、アルミニウム箔と樹脂フィ
ルムとの接着がさらに強固なものとなり好ましい結果が
得られる。本発明に使用されるシランカップリング剤と
しては、次式
【化1】 (式中、Rはビニル基、エポキシ基、イミノ基またはメ
ルカプト基を有する有機基を、R’は低級アルキル基
を、Xはメトキシ基、エトキシ基または塩素原子を表
す)で示されるものならいずれでもよく、例えば、ビニ
ルトリクロルシランなどのクロルシラン;n−(ジメト
キシメチルシリルプロピル)エチレンジアミン、n−
(トリエトキシシリルプロピル)エチレンジアミン、γ
−アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノシラ
ン;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなど
のエポキシシラン;ビニルトリエトキシシラン等のビニ
ルシランなどが挙げられる。なお、これらのシランカッ
プリング剤は通常ポリウレタン樹脂成分に添加し、全接
着剤組成物に対して1.0重量%程度で十分な効果が得
られる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に使用するNH基またはN
2 基を含有するポリウレタン樹脂は、目的とするNH
基またはNH2 基を含有するポリウレタン樹脂の重合
度、アミン価などを考慮して、有機ポリオール化合物、
有機ポリイソシアネート化合物、鎖延長剤を反応するこ
とにより得られるものであり、まず有機ポリオール化合
物と有機ポリイソシアネート化合物とを反応させて末端
にイソシアネート基を有するプレポリマーを製造し、つ
いでこれらのプレポリマーに鎖延長剤を反応させてポリ
ウレタンを得るプレポリマー法、あるいは、有機ポリオ
ール化合物と有機ポリイソシアネート化合物と鎖延長剤
とを一段で反応させてポリウレタンを得るワンショット
法など公知の方法により製造することができる。
【0026】本発明に使用されるポリウレタン樹脂を調
製するために原料として用いる有機ポリオール化合物と
しては、ポリウレタンの製造において通常用いられてい
るものが使用でき、例えばポリエーテル類、ポリエステ
ル類、ポリエーテルエステル類などがあり、これらを単
独にまたは2種以上を混合して用いることができる。
【0027】ポリエーテル類としては、アルキレンオキ
シドを単独または共重合させて得られるもので、例えば
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリエチレンプロピレングリコール、ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコール、ポリヘキサメチレンエーテルグ
リコールなどがあげられる。また多価ヒドロキシル化合
物としては、例えばトリメチロールプロパン、ヘキサン
トリオール、グリセリン、ペンタエリスリトールなどが
あげられる。
【0028】ポリエステル類としては、二塩基酸(例え
ば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、
フマル酸、マレイン酸、フタル酸など)またはそれらの
無水物とグリコール類(例えば、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ブタ
ンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オ
クタンジオール、ノナンジオールなどの脂肪族グリコー
ル;ビスヒドロキシメチルシクロヘキサンなどの脂環族
グリコール;キシリレングリコールなどの芳香族グリコ
ール;C1 〜C18のアルキルジエタノールアミンなどの
アルキルジアルカノールアミンなど)とを縮重合させて
得られたもので、例えばポリエチレンアジペート、ポリ
ブチレンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペートな
どの縮合系ポリエステルポリオール、または前記ジオー
ル類などを開始剤としてラクトンを開環重合させて得ら
れるポリラクトンジオール、ポリカプロラクトンジオー
ル、ポリメチルバレロラクトンジオールなどのラクトン
系ポリエステルジオールなどがあげられる。
【0029】ポリエーテルエステルジオール類として
は、エーテル基含有ジオールもしくは他のグリコールと
の混合物を前記ジカルボン酸とまたはそれらの無水物と
を反応させるか、またはポリエステルグリコールにアル
キレンオキシドを反応させることによって得られるもの
で、例えばポリ(ポリテトラメチレンエーテル)アジペ
ートなどがあげられる。なお、この他にも、ポリカーボ
ネートジオール類も使用することができる。
【0030】また、本発明でポリウレタン樹脂を製造す
るのに使用される有機ポリイソシアネート化合物として
は、2,4−もしくは2,6−トリレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、メチレンジイソシアネー
ト、イソプロピレンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネート、2,2,4−もしくは2,4,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメ
チレンジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート、イソプロピリデンジシクロヘキシル−4,4’−
ジイソシアネートなどがあげられる。これらを単独にも
しくは2種以上を混合して用いることができる。
【0031】ポリウレタン樹脂は、例えばプレポリマー
法を用いて次のようにして製造することができる。すな
わち、まず上記の有機ポリオール化合物と有機ポリイソ
シアネート化合物とを、必要に応じイソシアネート基に
不活性な溶媒を用い、また、更に必要であればウレタン
化触媒を用いて10〜150℃の温度で反応させ、末端
にイソシアネート基を有するプレポリマーを製造する。
【0032】プレポリマーを製造するに当たり、有機ポ
リオール化合物と有機ポリイソシアネート化合物との量
は、有機ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基
の当量と有機ポリオール化合物の水酸基の当量との比で
あるNCO/OH比を1.1〜3.0の範囲となるよう
にすることが好ましく、この比が1.1より小さいとき
は十分な耐アルカリ性が得られない傾向があり、また、
3.0より大きい場合には得られるプレポリマーの溶解
性が低下する傾向が認められる。
【0033】また、反応は溶剤を用いて行うことが反応
制御の面で好ましい。使用できる溶剤としては、ポリウ
レタン接着剤組成物を溶解しうるものが好ましく、例え
ば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;ジオキサ
ン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブ
チルなどのエステル類;クロルベンゼン、パークレンな
どのハロゲン系炭化水素などが挙げられ、これらを2種
以上混合し混合溶媒として用いることもできる。
【0034】さらに、このウレタン化反応においては、
触媒を用いることもできる。使用できる触媒としては、
例えば、トリエチルアミン、ジメチルアニリンなどの3
級アミン系の触媒;スズ、亜鉛などの金属系の触媒など
が挙げられる。これらの触媒は通常ポリオール化合物に
対して0.001〜1モル%の範囲で使用される。
【0035】ついで得られた末端にイソシアネート基を
有するプレポリマーと鎖延長剤であるジオール、ジアミ
ン、トリオールなどとを10〜80℃で反応させ、末端
に活性水素基を含有する高分子量のポリウレタンを得
る。
【0036】使用する鎖延長剤としては、通常のポリウ
レタン製造で使用する低分子ジアミンまたは低分子ジオ
ールがあげられる。ジアミンとしては、例えばエチレン
ジアミン、1,2−プロピレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミンなどの脂肪族ジアミン;イソホロンジアミン
(IPDA)、ジシクロヘキシル−4,4’−ジアミ
ン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,3−ビスア
ミノメチルシクロヘキサンなどの脂環族ジアミンなどが
あり、これらを単独にまたは2種以上を混合して用いる
ことができる。
【0037】一方、低分子ジオールとしては、分子量が
500未満の低分子ジオールが好ましく、例えばエチレ
ングリコール、1,4−ブタンジオールなどの脂肪族グ
リコールおよびキシリレングリコール、ビスヒドロキシ
エトキシベンゼンなどの芳香族グリコールが挙げられ、
これらをジアミン系の鎖延長剤と併用して鎖延長反応を
行うことにより、NH2 基も導入することができる。こ
れらの鎖延長剤のうちジアミン系のものが、反応性が高
いため容易に分子量を増大することができる。
【0038】鎖延長剤はプレポリマーのイソシアネート
基と反応し、鎖延長剤の官能基を介してプレポリマーを
相互に連結し高分子化していくものであり、得られるポ
リウレタン樹脂の分子量は、反応が進むにつれて次第に
増加し、大きなものとなる。しかし、ドライラミネート
適性を考慮すると、例えばコーティングに適した接着剤
を得るためにポリウレタン樹脂の分子量やアミン価をコ
ントロールする必要が生じる。このような場合に、モノ
アルコールやモノアミンなどを末端停止剤として鎖延長
剤とともに使用すると分子量の増大を抑えることができ
る。これは、末端停止剤が鎖延長剤と競合し、OH基や
NH2 基を有しない末端を生成し、プレポリマーが結合
することができず、鎖延長反応が起こらなくなるためで
あり、ポリウレタン樹脂の分子量を小さくすることがで
きる。
【0039】用いる末端停止剤は、イソシアネートに対
する鎖延長剤と末端停止剤との反応性が重要となり、モ
ノアルコールやモノアミンのように単官能性の化合物ば
かりでなく、イソシアネートに対して異なる反応性のも
つ2種の官能基を有するような化合物であっても使用す
ることができ、例えば、メチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、
tert−ブチルアルコールなどのモノアルコール;モ
ノエチルアミン、n−プロピルアミン、ジエチルアミ
ン、ジ−n−プロピルアミン、ジ−n−ブチルアミンな
どのモノアミン;モノエタノールアミン、ジエタノール
アミンなどのアルカノールアミンなどが挙げられ、この
なかでもアルカノールアミン類が反応制御しやすいとい
う点で好ましい。
【0040】末端停止剤を用いるときには、末端停止剤
と鎖延長剤とを一緒に使用して鎖延長反応を行ってもよ
く、また鎖延長剤によりある程度鎖延長反応を行った後
に末端停止剤を単独に添加して末端停止反応を行っても
よい。一方、末端停止剤を用いなくても分子量のコント
ロールは可能であるが、この場合には、鎖延長剤を含む
溶液中にプレポリマーを添加する方法が、反応制御とい
う点で好ましい。
【0041】末端停止剤は分子量をコントロールするた
めに用い、その使用量が多くなると、得られるポリウレ
タン樹脂の分子量は低くなる。この程度は鎖延長剤と末
端停止剤のプレポリマーに対する反応性により変化する
が、一般に、末端停止剤のアミノ基や水酸基の当量に対
する鎖延長剤のアミノ基や水酸基の当量の比は、0.5
〜5.0の範囲が好ましい。この比が5.0を越える場
合には高分子量化するためドライラミネート適性が悪く
なる傾向があり、0.5未満の場合には分子量ならびに
初期接着力が低下する傾向が認められる。
【0042】また、プレポリマー中のイソシアネート基
の当量に対する鎖延長剤および末端停止剤のアミノ基お
よび水酸基の合計の当量の比は1.1〜3.0、好まし
くは1.5〜2.0の範囲となるようにして反応する。
この比が大きく鎖延長剤または末端停止剤の使用量が多
い場合には、鎖延長剤または末端停止剤が未反応のまま
残存し、臭気が残りやすくなる傾向がある。
【0043】本発明のポリウレタン系接着剤組成物は、
以上のようにして得られたNH基またはNH2 基を有す
るポリウレタン樹脂を主剤とし、硬化剤としてポリイソ
シアネート化合物またはそれらの変性体を用いた二液型
の接着剤であり、主剤中の活性水素基(例えば、NH
基、NH2 基またはOH基)に対する硬化剤中のNCO
基の比が1〜20の範囲となるように両者を混合するこ
とによって良好な接着性を発揮する。また、接着剤を調
製する際、必要に応じ反応促進のために前記のようなウ
レタン化触媒、その他シランカップリング剤や老化防止
剤などの添加剤を適量配合することもできる。
【0044】本発明のポリウレタン系接着剤はドライラ
ミネート用接着剤として特に好ましいものであり、対象
となるラミネート基材としては、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリ
エステルフィルムなどの各種プラスチックおよびアルミ
ニウム箔などの金属箔や紙などがある。
【0045】本発明の接着剤を用いて接着加工するに
は、通常用いられる方法、例えばドライラミネーターに
よって接着剤を一方のラミネート基材の片面に塗布し、
溶剤を揮散させたのち他方のラミネート基材と貼り合わ
せ、常温もしくは加熱下に硬化させればよい。ラミネー
ト基材表面に塗布する接着剤の量は1〜10g/m2
(固形分)程度である。
【0046】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳しく説
明する。
【0047】ポリウレタン樹脂合成例1 攪拌機、温度計、還流冷却器および滴下漏斗を備えた四
つ口フラスコに、数平均分子量1000、水酸基価11
0mgKOH/gのポリプロピレングリコール700重
量部、数平均分子量2000、水酸基価56mgKOH
/gのポリプロピレングリコール300重量部、ジプロ
ピレングリコール21.3重量部およびトリレンジイソ
シアネート263.7重量部を仕込み、80℃で6時間
反応し、遊離イソシアネート3.74重量%を含むプレ
ポリマーを得た。ついで、メチルエチルケトン682.
0重量部、酢酸エチル682.0重量部を加え均一溶液
とした後、イソホロンジアミン60.1重量部、N−
(β−アミノエチル)エタノールアミン40.1重量部
を攪拌しながら30℃で3時間反応させ、ポリウレタン
溶液A(不揮発分50%)を得た。得られたポリウレタ
ン樹脂について、GPCにより数平均分子量を、また、
JIS K7237に準じ、0.1N塩酸を用いた中和
滴定によりアミン価を求めたところ、数平均分子量は7
000、アミン価は15.0mgKOH/gであった。
【0048】また、同様にして合成したポリウレタン溶
液A、100量部にシランカップリング剤としてγ−
アミノプロピルトリメトキシシランおよびγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシランをそれぞれ0.5重量
部を添加し、ポリウレタン溶液A−1(不揮発分50
%)およびA−2(不揮発分50%)を調製した。
【0049】ポリウレタン樹脂合成例2 合成例1と同様の装置に数平均分子量1000のポリテ
トラメチレンエーテルグリコール700重量部、数平均
分子量2000のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル300重量部、ジプロピレングリコール21.3重量
部およびトリレンジイソシアネート263.7重量部を
仕込み、80℃で6時間反応し、有機イソシアネート含
有量3.78重量%のプレポリマーを得た。ついで、メ
チルエチルケトン698.0重量部、酢酸エチル69
8.0重量部を加えて均一な溶液とし後、イソホロンジ
アミン100.5重量部を攪拌しながら30℃で3時間
反応させ、数平均分子量13000、アミン価5.2m
gKOH/gのポリウレタン溶液B(不揮発分50%)
を得た。
【0050】また、このポリウレタン溶液B、100重
量部にシランカップリング剤としてγ−アミノプロピル
トリメトキシシラン0.5重量部を添加し、ポリウレタ
ン溶液B−1(不揮発分50%)を調製した。
【0051】ポリウレタン樹脂合成例3 合成例1と同様な装置に数平均分子量1000のアジピ
ン酸系ポリエステルポリオール(製品名:アデカニュー
エースYG−108、水酸基価:110、旭電化工業社
製)1000重量部、ジプロピレングリコール23.7
重量部および酢酸エチル136.8重量部を仕込み均一
溶液とした後、トリレンジイソシアネート312.2重
量部を加え、80℃で6時間反応し、遊離イソシアネー
ト含有量2.64重量%のプレポリマーを得た。つい
で、メチルエチルケトン712.5重量部、酢酸エチル
575.7重量部を加え、均一な溶液とした後、イソホ
ロンジアミン53.4重量部、N−(β−アミノエチ
ル)エタノールアミン35.6重量部を攪拌しながら3
0℃で3時間反応し、数平均分子量6500、アミン価
18.8mgKOH/gのポリウレタン溶液C(不揮発
分50%)を得た。
【0052】また、このポリウレタン溶液C、100重
量部にシランカップリング剤としてγ−アミノプロピル
トリメトキシシラン0.5重量部を添加し、ポリウレタ
ン溶液C−1(不揮発分50%)を調製した。
【0053】ポリウレタン樹脂合成例4 合成例1と同様な装置に数平均分子量1000のポリプ
ロピレングリコール1000重量部、トリレンジイソシ
アネート180.8重量部を仕込み、80℃で6時間反
応し、遊離イソシアネート含有量0.42重量%のプレ
ポリマーを得た。ついで、メチルエチルケトン605.
1重量部、酢酸エチル605.1重量部を加え、均一な
溶液とした後、イソホロンジアミン30.1重量部を攪
拌しながら30℃で3時間反応し、数平均分子量190
00、アミン価27.4mgKOH/gのポリウレタン
溶液D(不揮発分50%)を得た。
【0054】また、このポリウレタン溶液D、100重
量部にシランカップリング剤としてγ−アミノプロピル
トリメトキシシラン0.5重量部を添加し、ポリウレタ
ン溶液D−1(不揮発分50%)を調製した。
【0055】実施例1〜6 ポリウレタン樹脂合成例により得られたポリウレタン溶
液と、硬化剤成分としてTDIのトリメチロールプロパ
ンアダクト体(酢酸エチル75重量%溶液、イソシアネ
ート含有量13%、表1中「TDI−TMP」と表示)
またはHDIのトリメチロールプロパンアダクト体(酢
酸エチル75重量%溶液、イソシアネート含有量12.
8%、表1中「HDI−TMP」と表示)とを、表1に
示す部数で各成分を配合して、酢酸エチルで25〜30
重量%に調製し、接着剤溶液を得た。得られた接着剤に
ついて、ラミネート適性の尺度として、混合時および2
5℃、48時間経過後のザーンカップ粘度を測定した。
測定は、ザーンカップ#3を用い、溶液流出時間を測定
することにより行った。
【0056】得られた結果を表1に示す。なお表中の
「配合比」はポリウレタン樹脂中に含まれる活性水素を
有する基の数に対する有機ポリイソシアネート化合物ま
たはそれらの変性体中に含まれるイソシアネート基の数
の比を示し、各成分の使用量から求めた値である。
【0057】
【表1】 次に接着剤の耐アルカリ性を試験するために、得られた
各接着剤組成物を用いてラミネート加工物を作製し、5
%エチレンジアミン水溶液を密封し耐アルカリ性試験を
以下のようにして行った。
【0058】(1)ラミネート方法 表1に記載の各接着剤組成物を、予めポリエステルフィ
ルム(PET;厚さ、12μm)とアルミニウム箔(A
L;厚さ、9μm)を積層したラミネート加工物のアル
ミニウム面にドライラミネーターによって乾燥塗工量が
3.5g/m2となるように塗布し、溶剤を揮散した
後、接着剤面に両面をコロナ放電処理をしたナイロンフ
ィルム(NY;厚さ15μm)を貼り合わせた。つい
で、NY面にドライラミネーターにより同じ接着剤を塗
布し、溶剤を乾燥させた後、接着剤面に低密度ポリエチ
レンフィルム(LLDPE;厚さ50μm)を貼り合わ
せ、その後、40℃で4日間エージングし、接着剤を硬
化させ、PET/AL/NY/LLDPEからなるラミ
ネート加工物を得た。
【0059】また、同様にナイロンフィルム印刷物(イ
ンキ;NEW LPスーパー(商品名、東洋インキ製造
株式会社製))の印刷面にドライラミネーターにより接
着剤を塗布し(乾燥塗工量;3.5g/m2 )、溶剤を
揮散させた後、接着剤面に低密度ポリエチレンフィルム
(LLDPE;厚さ50μm)を貼り合わせ、その後、
40℃で4日間エージングし、接着剤を硬化させ、NY
/LLDPEからなるラミネート加工物を得た。
【0060】(2)耐アルカリ性試験 得られた、ラミネート加工物を9cm×12cmの大き
さに切断し、LLDPE面を内側にし二枚を重ね合わせ
端部をヒートシール(ヒートシール幅:5mm、ヒート
シール温度:160℃)し、袋を作製した。ついで、作
製した袋に5%のエチレンジアミン水溶液(pH、1
1.9)を20ml充填し、開口部をヒートシールして
密封した後、50℃に設定した熱風循環式オーブンに入
れて保存し、2週間後の状態を目視により観察し、以下
の基準に従い評価した。
【0061】○: 外観に全く変化がみられない。
【0062】△: 僅かにピンホール状のデラミネーシ
ョンの発生が認められる。
【0063】×: 連続的なデラミネーションの発生が
認められる。
【0064】結果を表2に示す。
【0065】
【表2】 比較例1 比較として従来の食品用ドライラミネート接着剤の系を
行った。すなわち、ウレタン系接着剤として主剤にポリ
エステルポリオール(製品名:AD−502、酢酸エチ
ル50重量%溶液、東洋モートン株式会社製)、硬化剤
にTDIのトリメチロールプロパンアダクト体を用い実
施例と同様にして調製し、評価した。結果を表1および
表2に示す。
【0066】比較例2 食品用ドライラミネート接着剤のエポキシ系硬化剤の例
として、ポリウレタン樹脂合成例1で得られたポリウレ
タン溶液Aにエポキシ樹脂溶液(製品名:CAT−EP
I、酢酸エチル84重量%、東洋モートン株式会社製)
を配合し、実施例と同様に調製し、評価した。結果を表
1および表2に示す。
【0067】表1および表2によれば、NH基およびN
2 基を有するポリウレタン樹脂とイソシアネートから
なる接着剤を用いて作製したラミネート加工物は、アル
カリ性物質を長期間保存できるものであり、接着剤は耐
アルカリ性を有するものであることがわかる。これは、
硬化剤のイソシアネート基とポリウレタン樹脂のNH2
基が反応して生じるウレア結合がウレタン結合に比べ耐
アルカリ性を有するものであり、さらに、鎖延長反応に
より生じたNH基や硬化剤との反応で生じたウレア結合
中のNH基などがさらにイソシアネート基と反応して架
橋構造を形成するためと考えられる。
【0068】また、本発明の接着剤組成物をドライラミ
ネート用接着剤として用いる場合に、ドライラミネート
加工時の操作性などからドライラミネート適性を考慮す
ると、ドライラミネート適性は、主に用いるポリウレタ
ン樹脂の分子量やアミン含量に影響され、分子量が数平
均分子量で2000〜20000、アミン含量がアミン
価で5〜30mgKOH/gの時、好ましい結果が得ら
れることがわかる。また、主剤と硬化剤の配合割合は、
硬化速度や接着剤の物性などに影響すると考えられる
が、実験した範囲内で良好な結果を示している。
【0069】なお、シランカップリング剤を添加した系
では、添加しない場合に比べて、さらによい基材との接
着性を示していた。
【0070】
【発明の効果】本発明のポリウレタン接着剤組成物は、
従来のポリウレタン系接着剤に比較してアルカリ性の高
い内容物を充填した場合においても優れた耐性を示し、
長期間安定に保存することができ、ドライラミネート用
接着剤として有用である。また、ドライラミネート加工
適性に優れ、ポリオレフィンフィルム、ポリエステルフ
ィルム、ナイロンフィルムなど各種のプラスチックフィ
ルムに対する接着性もすぐれたものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ポリオール化合物、有機ポリイソシ
    アネート化合物、鎖延長剤を反応して得られるNH基お
    よびNH2 基を有するポリウレタン樹脂と有機ポリイソ
    シアネート化合物またはそれらの変性体とを配合する耐
    アルカリ性接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 有機ポリオール化合物、有機ポリイソシ
    アネート化合物、鎖延長剤を反応して得られるNH基お
    よびNH2 基を有するポリウレタン樹脂であって、前記
    ポリウレタン樹脂の分子量が数平均分子量で2000〜
    20000の範囲にあり、アミン価が5〜30mgKO
    H/gの範囲にある前記ポリウレタン樹脂と、有機ポリ
    イソシアネート化合物またはそれらの変性体とを配合す
    る接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリウレタン樹脂と前記有機ポリイ
    ソシアネート化合物またはそれらの変性体との配合割合
    が、前記ポリウレタン樹脂中に含まれる活性水素を有す
    る基の数に対する有機ポリイソシアネート化合物または
    それらの変性体中に含まれるイソシアネート基の数の比
    で1〜20の範囲である請求項1または2に記載の接着
    剤組成物。
  4. 【請求項4】 さらにシランカップリング剤を配合した
    請求項1〜3のいずれかに記載の接着剤組成物。
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