JPH10130649A - 液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子 - Google Patents
液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子Info
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- JPH10130649A JPH10130649A JP8283980A JP28398096A JPH10130649A JP H10130649 A JPH10130649 A JP H10130649A JP 8283980 A JP8283980 A JP 8283980A JP 28398096 A JP28398096 A JP 28398096A JP H10130649 A JPH10130649 A JP H10130649A
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Abstract
優れ、添加により、応答速度を向上させ、高速応答可能
な液晶添加剤を提供する。 【解決手段】 置換基を有してもよい少なくとも二つ以
上の環状化合物で置換されたシリコン原子を持つ少なく
とも一種類硫黄の一般式(1)で示される有機シリコン
化合物と母体液晶組成物から構成される液晶組成物。 【化1】 (式中、A、Bは相互に独立して置換基も有することも
ある環状の置換基、X、Yは一個もしくは二個以上のハ
ロゲン原子を有してもよいアルキル基、一個もしくは二
個以上のハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜1
0アルコキシル基、又はハロゲン原子、水素原子、水酸
基、シアノ基である。)
Description
ディスプレイに用いられる液晶添加剤、液晶組成物及び
これを用いた液晶表示素子に関するものである。
みならず、現在では携帯端末、ノートPC、ワークステ
ーション用表示装置として実用化されており、その用途
は拡大している。そして、これら用途の要求性能として
は、高精細動画再生表示可能な高速応答性液晶デイスプ
レイが求められている。
するためには、それを構成する液晶表示素子の高速化、
即ち高速応答可能な液晶組成物が必要とされる。現在の
ところ、高速応答可能な液晶組成物を得る有効な手段と
して、液晶組成物の配合成分として環状化合物(フェニ
ル基、シクロヘキシル基等)の側鎖及び末端にフッ素原
子を導入したフッ素置換化合物が開発されている。その
例として、メルク(E.Merck)社のプロシーディ
ング・オブ・エスピーアイイー・カンファレンス(V.
Reiffenrath et.al. Proc.
of SPIEConference(1990)p8
4)からフッ素置換トラン化合物が報告されている。
の手段として、シリコン原子を有する有機シリコン化合
物の開発がされている。その開発例として、信越化学の
特開平7−70148号公報「シラシクロヘキサン化合
物、その製造法及びこれを含有する液晶組成物」で示さ
れるシラシクロヘキサンが挙げられる。この化合物は高
速応答可能な液晶組成物の配合成分として有効であると
されているが、具体的な応答時間の数値については報告
されていない。
来からの時計、計算機用表示装置をはじめ、現在では携
帯用端末として用いられており、様々な製品への用途を
持っており、用途が拡大するにつれ、液晶材料に対する
要求性能が厳しいものになりつつある。高精細動画表示
可能な液晶ディスプレイを実現するためには液晶組成物
の高速化が必要とされるが、前記の従来の化合物では十
分な高速化を達成したものは得られてはいなかった。
素子を得るための液晶添加剤、液晶組成物を提供するこ
とである。
題を解決するために鋭意検討した結果、二つの環状の置
換基を有するシリコン原子を持つ有機ケイ素化合物から
なる液晶添加剤と、ネマチック組成物またはスメクチッ
ク液晶組成物から構成される液晶組成物が高速応答性に
優れていること見いだし、本発明に至った。
基を有するシリコン原子からなる有機シリコン化合物と
は、一般式(1)で示されるシリコン化合物(ただし、
式中において、A、Bは相互に独立した好ましくは炭素
数3〜10の環状の置換基であり、X、Yはいずれも炭
素数1〜10のアルキル基、ハロゲン化アルキル基、ア
ルコキシル基、ハロゲン化アルコキシル基、又はハロゲ
ン原子、水素原子、水酸基、シアノ基)である。
示されるようなシリコン化合物があげられるが特に限定
されない。
Bのうち少なくともAが−Cn H2n +1,−OC
n H2n+1,−F,−Cl,−Br,−I,−OH,−C
F3 ,−CN(式中nは0〜10の整数)より選ばれる
置換基を有することが好ましく、この例としては以下の
ようなものがあげられる。またさらなる相溶性を考慮す
ると、A,Bの両方が上記の置換基を有していることが
好ましい。
置換基A、Bがともに1,4−フェニル基、もしくは
1,4−シクロヘキシル基であり、さらにはこれらが置
換基を有することが好ましい。これらは、例えば次式で
示されるようなシリコン化合物があげられる。
ら、X、Yがメチル基であることがさらに好ましい。こ
の例としては次式のようなものがある。
体液晶組成物に対して前記のようなシリコン化合物のい
ずれかを1〜50重量%含有するのが好ましい。前期シ
リコン化合物は添加量50重量%を越える条件では母体
液晶組成物に対する相溶性が著しく低下する。また、前
期シリコン化合物を1重量%以下含む液晶組成物では、
応答速度の向上が殆ど見られない。このため、組成比率
が母体液晶組成物に対して前記のようなシリコン化合物
のいずれかを1〜50重量%含有するのが好ましい。
ており、液晶表示装置用素子として使用できる。
詳細に説明するが、本発明をその旨を越えない限り以下
の実施例に限定されるものではない。
ンの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、ブロモベンゼン(5g、0.032mol)、無水
ジエチルエーテル(50ml)を入れ、−78℃で撹拌
しながら、n−ブチルリチウム/n−ヘキサン溶液(2
0.0ml、0.032mol)をゆっくり滴下し、3
時間撹拌させ、Br−Li交換反応によりフェニルリチ
ウムを生成した。得られた反応溶液にクロロシクロヘキ
シルジメチルシラン(5.6g、0.032mol)を
ゆっくり滴下し、−78℃で2時間、室温まで昇温させ
1時間撹拌する。反応溶液をガラスフィルターで濾過
し、濃縮後、ヘキサンを投入、再びガラスフィルターで
濾過し、この操作を数回繰り返すことにより副生成物で
ある塩化リチウムを除去させた。そして、反応溶液を濃
縮させ、減圧蒸留により目的のシリコン化合物(ジメチ
ル(シクロヘキシル)フェニルシラン)を単離した。化
合物の精製は減圧蒸留を数回繰り返すことにより行っ
た。化合物の構造解析は、1H、13C−NMRスペク
トル分析、元素分析により行った。本化合物の形状は無
色透明な液体で液晶性は示さなかった。本化合物を既存
液晶組成物に添加したところ、非常に優れた相溶性を示
した。
フェニルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、シクロペンチルブロマイド(5g、0.034mo
l)、無水ジエチルエーテル(50ml)を入れ、−7
8℃で撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n−ヘキサ
ン溶液(21.0ml、0.034mol)をゆっくり
滴下し、3時間撹拌させ、Br−Li交換反応によりシ
クロペンチルリチウムを生成した。得られた反応溶液に
クロロフェニルジメチルシラン(5.8g、0.034
mol)をゆっくり滴下し、−78℃で2時間、室温ま
で昇温させ1時間撹拌する。反応溶液をガラスフィルタ
ーで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、再びガラスフィ
ルターで濾過し、この操作を数回繰り返すことにより副
生成物である塩化リチウムを除去させた。そして、反応
溶液を濃縮させ、減圧蒸留により目的のシリコン化合物
(ジメチル(シクロペンチル)フェニルシラン)を単離
した。化合物の精製は減圧蒸留を数回繰り返すことによ
り行った。化合物の構造解析は、1H、13C−NMR
スペクトル分析、元素分析により行った。本化合物の形
状は無色透明な液体で液晶性は示さなかった。本化合物
を既存液晶組成物に添加したところ、非常に優れた相溶
性を示した。
ル)フェニルシラン
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、4−ブロモクロロベンゼン(5g、0.026mo
l)、無水ジエチルエーテル(50ml)を入れ、−7
8℃で撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n−ヘキサ
ン溶液(16.5ml、0.026mol)をゆっくり
滴下し、3時間撹拌させ、Br−Li交換反応によりク
ロロフェニルリチウムを生成した。得られた反応溶液に
クロロフェニルジメチルシラン(4.4g、0.026
mol)をゆっくり滴下し、−78℃で2時間、室温ま
で昇温させ1時間撹拌する。反応溶液をガラスフィルタ
ーで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、再びガラスフィ
ルターで濾過し、この操作を数回繰り返すことにより副
生成物である塩化リチウムを除去させた。そして、反応
溶液を濃縮させ、減圧蒸留により目的のシリコン化合物
(ジメチル(4−クロロフェニル)フェニルシラン)を
単離した。化合物の精製は減圧蒸留を数回繰り返すこと
により行った。化合物の構造解析は、1H、13C−N
MRスペクトル分析、元素分析により行った。本化合物
の形状は無色透明な液体で液晶性は示さなかった。本化
合物を既存液晶組成物に添加したところ、非常に優れた
相溶性を示した。
ル)フェニルシラン
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、4−ブロモベンゾニトリル(5g、0.027mo
l)、無水ジエチルエーテル(50ml)を入れ、−7
8℃で撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n−ヘキサ
ン溶液(17.0ml、0.027mol)をゆっくり
滴下し、3時間撹拌させ、Br−Li交換反応によりリ
チウムベンゾニトリルを生成した。得られた反応溶液に
クロロフェニルジメチルシラン(4.5g、0.027
mol)をゆっくり滴下し、−78℃で2時間、室温ま
で昇温させ1時間撹拌する。反応溶液をガラスフィルタ
ーで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、再びガラスフィ
ルターで濾過し、この操作を数回繰り返すことにより副
生成物である塩化リチウムを除去させた。そして、反応
溶液を濃縮させ、減圧蒸留により目的のシリコン化合物
(ジメチル(4−クロロフェニル)フェニルシラン)を
単離した。化合物の精製は減圧蒸留を数回繰り返すこと
により行った。化合物の構造解析は、1H、13C−N
MRスペクトル分析、元素分析により行った。本化合物
の形状は無色透明な液体で液晶性は示さなかった。本化
合物を既存液晶組成物に添加したところ、非常に優れた
相溶性を示した。
ル)フェニルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、1−ブロモ−4−ブチルベンゼン(5g、0.02
3mol)、無水ジエチルエーテル(40ml)を入
れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n
−ヘキサン溶液(14.6ml、0.023mol)を
ゆっくり滴下し、3時間撹拌させ、Br−Li交換反応
によりp−ブチルフェニルリチウムを生成した。得られ
た反応溶液にクロロフェニルジメチルシラン(3.91
g、0.023mol)をゆっくり滴下し、−78℃で
2時間、室温まで昇温させ1時間撹拌する。反応溶液を
ガラスフィルターで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、
再びガラスフィルターで濾過し、この操作を数回繰り返
すことにより副生成物である塩化リチウムを除去させ
た。そして、反応溶液を濃縮させ、減圧蒸留により目的
のシリコン化合物(ジメチル(4−ブチルフェニル)フ
ェニルシラン)を単離した。化合物の精製は減圧蒸留を
数回繰り返すことにより行った。化合物の構造解析は、
1H、13C−NMRスペクトル分析、元素分析により
行った。本化合物の形状は無色透明な液体で液晶性は示
さなかった。本化合物を既存液晶組成物に添加したとこ
ろ、非常に優れた相溶性を示した。
ル)フェニルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、1−ブロモ−4−ブチルベンゼン(5g、0.02
3mol)、無水ジエチルエーテル(40ml)を入
れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n
−ヘキサン溶液(14.6ml、0.023mol)を
ゆっくり滴下し、3時間撹拌させ、Br−Li交換反応
によりp−ブチルフェニルリチウムを生成した。得られ
た反応溶液にジクロロジブチルシラン(2.51g、
0.0012mol)をゆっくり滴下し、−78℃で2
時間、室温まで昇温させ1時間撹拌する。反応溶液をガ
ラスフィルターで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、再
びガラスフィルターで濾過し、この操作を数回繰り返す
ことにより副生成物である塩化リチウムを除去させた。
そして、反応溶液を濃縮させ、減圧蒸留により目的のシ
リコン化合物(ジブチル(4−ブチルフェニル)フェニ
ルシラン)を単離した。化合物の精製は減圧蒸留を数回
繰り返すことにより行った。化合物の構造解析は、1
H、13C−NMRスペクトル分析、元素分析により行
った。本化合物の形状は無色透明な液体で液晶性は示さ
なかった。本化合物を既存液晶組成物に添加したとこ
ろ、非常に優れた相溶性を示した。
ェニル)]シランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、1−ブロモ−4−ブチルベンゼン(5g、0.02
3mol)、無水ジエチルエーテル(40ml)を入
れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n
−ヘキサン溶液(14.6ml、0.023mol)を
ゆっくり滴下し、3時間撹拌させ、Br−Li交換反応
によりp−ブチルフェニルリチウムを生成した。得られ
た反応溶液にジクロロジメチルシラン(1.52g、
0.0118mol)をゆっくり滴下し、−78℃で2
時間、室温まで昇温させ1時間撹拌する。反応溶液をガ
ラスフィルターで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、再
びガラスフィルターで濾過し、この操作を数回繰り返す
ことにより副生成物である塩化リチウムを除去させた。
そして、反応溶液を濃縮させ、減圧蒸留により目的のシ
リコン化合物、ジメチル[ジ(4−ブチルフェニル)]
シランを単離した。化合物の精製は減圧蒸留を数回繰り
返すことにより行った。化合物の構造解析は、1H、1
3C−NMRスペクトル分析、元素分析により行った。
この化合物の1H−NMRスペクトルを図1、13C−
NMRスペクトルを図2に示す。1H−NMRスペクト
ルからは、目的の化合物特有のSi原子上のメチル基由
来ののプロトンピークが0ppm、ベンゼン環由来のプ
ロトンピークが7.1ppm付近に観察され、生成物が
ジメチル[ジ(4−ブチルフェニル)]シランであるこ
とが確認された。一方、13Cスペクトルからも、ジメ
チル[ジ(4−ブチルフェニル)]シラン特有のSi原
子上のメチル基由来ののカーボンピークが6ppm付
近、ベンゼン環由来のカーボンピークが120ppm付
近に観察され、生成化合物がビス(ブチルフェニル)ジ
メチルシランであることが支持された。本化合物の形状
は無色透明な液体で液晶性は示さなかった。本化合物を
既存液晶組成物に添加したところ、非常に優れた相溶性
を示した。
キシル)]シランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、1−クロロ−4−ブチルシクロヘキサン(5g、
0.0356mol)、無水ジエチルエーテル(40m
l)を入れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチルリチ
ウム/n−ヘキサン溶液(22.3ml、0.0356
mol)をゆっくり滴下し、3時間撹拌させ、p−ブチ
ルシクロヘキシルリチウムを生成した。得られた反応溶
液にジクロロジメチルシラン(2.3g、0.0178
mol)を−78℃でゆっくり滴下し、−78℃で2時
間、室温まで昇温させ1時間撹拌した。反応溶液をガラ
スフィルターで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、再び
ガラスフィルターで濾過し、この操作を数回繰り返すこ
とにより副生成物である塩化リチウムを除去させた。そ
して、反応溶液を濃縮させ、減圧蒸留により目的のシリ
コン化合物、ジメチル[ジ(4−シクロヘキシル)]シ
ランを単離した。化合物の精製は減圧蒸留を数回繰り返
すことにより行った。化合物の構造解析を1H、13C
−NMRスペクトル分析より行ったところ、生成化合物
はジメチル[ジ(4−シクロヘキシル)]シランである
ことが確認された。本化合物の形状は無色透明な液体
で、液晶性を示さなかった。本化合物を既存液晶組成物
に添加したところ、非常に優れた相溶性を示した。
2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)]シランの
合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、1−ブチル−2,3,5,6−テトラフルオロベン
ゼン(5g、0.0175mol)、トルエン(50m
l)を入れ、0℃で撹拌しながら、塩化アルミニウム
(0.7g、0.0053mol)をゆっくり滴下し、
12時間撹拌させる。得られた反応溶液を氷水に投入、
分液ロートで有機層を分取し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮、減圧蒸留により目的のシリコン化合物、ジメ
チル[ジ(4−テトラフルオロフェニル)]シランを単
離した。化合物の精製は減圧蒸留を数回繰り返すことに
より行った。生成化合物の構造解析は、1H、13C−
NMRスペクトル分析により行ったところ、生成化合物
は、ジメチル[ジ(4−テトラフルオロフェニル)]シ
ランであることが確認された。本化合物の形状は無色透
明な液体であった。本化合物を既存液晶組成物に添加し
たところ、非常に優れた相溶性を示した。
リイミドを塗布し、表面をラビングして90゜ツイスト
配向処理を施した透明電極を備えたセル間隔5μmの液
晶セルに真空封入し、透過率−電圧曲線、応答時間を測
定した。透過率−電圧曲線は、液晶セルを2枚の直交す
る偏光子の間に設置し、液晶セルに1KHz,0〜5V
の電圧を印加し、ノーマリーホワイトモードで測定し
た。この透過率−電圧曲線において透過率の最大値を1
00%、最小値を0%とし、透過率が90%を示す印加
電圧をV90、透過率が10%を示す印加電圧をV10
とした(図6)。応答速度は、1KHz,5Vの電圧を
1s間隔で印加し、透過率が100%から10%に変化
するのに要する時間をτとした(図7)。また、液晶組
成物を配向膜としてポリイミドを塗布し、表面をラビン
グして180゜配向処理を施した透明電極を備えたセル
間隔25μmの液晶セルに真空封入し、静電容量の電圧
依存性より誘電率異方性Δεを測定した。
成された液晶組成物1では、V90=1.78V,V1
0=2.90V,τ=15.2ms,Δε=4.4であ
った。
合物のみで構成された液晶組成物2を比較例1と同様な
方法で、透過率−電圧曲線、応答時間および誘電率異方
性を測定したところ、V90=2.02V,V10=
2.96V,τ=17.6ms、Δε=5.1であっ
た。
物1に実施例1記載の化合物ジメチル(シクロヘキシ
ル)フェニルシランを16.7重量%添加した組成物を
比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間
および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.8
4V,V10=3.12V,τ=11.2ms,Δε=
3.8であった。
物1に実施例2記載の化合物ジメチル(シクロペンチ
ル)フェニルシランを16.7重量%添加した組成物を
比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間
および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.6
4V,V10=2.94V,τ=11.2ms,Δε=
3.7。
物1に実施例3記載の化合物ジメチル(4−クロロフェ
ニル)フェニルシランを16.7重量%添加した組成物
を比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時
間および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.
70V,V10=2.84V,τ=13.9ms,Δε
=4.6。
物1に実施例4記載の化合物ジメチル(4−シアノフェ
ニル)フェニルシランを16.7重量%添加した組成物
を比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時
間および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.
68V,V10=2.81V,τ=14.1ms,Δε
=4.7。
物1に実施例5記載の化合物ジメチル(4−ブチルフェ
ニル)フェニルシランを16.7重量%添加した組成物
を比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時
間および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.
84V,V10=3.11V,τ=11.4ms,Δε
=3.9であった。
物1に実施例6記載の化合物ジブチル[ジ(4−ブチル
フェニル)]シランを16.7重量%添加した組成物を
比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間
および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.8
9V,V10=3.17V,τ=13.6ms,Δε=
3.5であった。
物1に実施例7記載の化合物ジメチル[ジ(4−ブチル
フェニル)]シランを16.7重量%添加した組成物を
比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間
および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.7
9V,V10=3.09V,τ==11.5ms,Δε
=4.0であった。
物2に実施例7記載の化合物ジメチル[ジ(4−ブチル
フェニル)]シランを16.7重量%添加した組成物を
比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間
および誘電率異方性を測定したところ、V90=2.0
4V,V10=2.97V,τ==10.9ms,Δε
=4.9であった。
物1に実施例8記載の化合物ジメチル[ジ(4−ブチル
シクロヘキシル)]シランを16.7重量%添加した組
成物を比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応
答時間および誘電率異方性を測定したところ、V90=
1.62V,V10=2.94V,τ=11.3ms,
Δε=3.7であった。
物2に実施例8記載の化合物ジメチル[ジ(4−ブチル
シクロヘキシル)]シランを16.7重量%添加した組
成物を比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応
答時間および誘電率異方性を測定したところ、V90=
2.00V,V10=2.91V,τ=10.6ms,
Δε=4.5であった。
物1に実施例9記載の化合物ジメチル[ジ(4−ブチル
2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)]シランを
16.7重量%添加した組成物を比較例1と同様な方法
で、透過率−電圧曲線、応答時間および誘電率異方性を
測定したところ、V90=1.47V,V10=2.7
3V,τ==11.6ms,Δε=3.2であった。
物2に実施例9記載の化合物ジメチル[ジ(4−ブチル
2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)]シランを
16.7重量%添加した組成物を比較例1と同様な方法
で、透過率−電圧曲線、応答時間および誘電率異方性を
測定したところ、V90=1.85V,V10=2.8
2V,τ=11.1ms,Δε=3.8であった。
物は、種々の液晶組成物への相溶性が良好であり、また
非常に化学安定性に優れており、これを添加した液晶組
成物は応答速度の向上がみられた。
の1H−NMRスペクトルを示した図である。
の13C−NMRスペクトルを示した図である。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】下記一般式(1)で表される有機シリコン
化合物よりなる液晶添加剤。 【化1】 (ただし、式中、A、Bは相互に独立した環状置換基
で、X、Yはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化ア
ルキル基、ハロゲン化アルコキシル基、ハロゲン原子、
水素原子、水酸基、シアノ基より選ばれたいずれか1種
の置換基を示す。) - 【請求項2】前記環状置換基A,Bのうち少なくとも前
記環状置換基Aが−Cn H2n+1,−OCn H2n+1,−
F,−Cl,−Br,−I,−OH,−CF3 ,−CN
(式中nは0〜10の整数)より選ばれる置換基を有す
ることを特徴とする請求項1記載の液晶添加剤。 - 【請求項3】環状置換基A、Bが1,4−フェニル基、
もしくは1,4−シクロヘキシル基であることを特徴と
する請求項1または2記載の液晶添加剤。 - 【請求項4】X、Yがメチル基であることを特徴とする
請求項1ないし3のいずれかに記載の液晶添加剤。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の有機
シリコン化合物の添加量が母体液晶組成物に対して1〜
50重量%であり、母体液晶組成物がネマチック液晶組
成物またはスメクチック組成物であることを特徴とする
液晶組成物。 - 【請求項6】請求項5記載の液晶組成物を用いた液晶表
示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8283980A JP2856175B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8283980A JP2856175B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10130649A true JPH10130649A (ja) | 1998-05-19 |
| JP2856175B2 JP2856175B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=17672733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8283980A Expired - Lifetime JP2856175B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2856175B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000077011A1 (en) * | 1999-06-11 | 2000-12-21 | Allergan Sales, Inc. | Organosilyl compounds having nuclear hormone receptor modulating activity |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP8283980A patent/JP2856175B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000077011A1 (en) * | 1999-06-11 | 2000-12-21 | Allergan Sales, Inc. | Organosilyl compounds having nuclear hormone receptor modulating activity |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2856175B2 (ja) | 1999-02-10 |
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