JPH10131020A - 消臭性メルトブローン不織布およびその製造方法 - Google Patents
消臭性メルトブローン不織布およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH10131020A JPH10131020A JP8287933A JP28793396A JPH10131020A JP H10131020 A JPH10131020 A JP H10131020A JP 8287933 A JP8287933 A JP 8287933A JP 28793396 A JP28793396 A JP 28793396A JP H10131020 A JPH10131020 A JP H10131020A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deodorant
- photocatalyst
- nonwoven fabric
- adsorbent
- melt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の臭気成分を効率的かつ長期間に亘り除
去できる消臭性メルトブロ−ン不織布およびその製造方
法を提供することにある。 【解決手段】 光触媒と吸着剤とを含有してなる消臭性
メルトブロ−ン不織布であり、好ましい吸着剤としては
四価金属のリン酸塩および二価金属の水酸化物、光触媒
としては光半導体、なかでも酸化物半導体である酸化チ
タンが用いられる。該光触媒と吸着剤は不織布全体に対
して各々0.1〜5重量%を含有することが好ましい。
去できる消臭性メルトブロ−ン不織布およびその製造方
法を提供することにある。 【解決手段】 光触媒と吸着剤とを含有してなる消臭性
メルトブロ−ン不織布であり、好ましい吸着剤としては
四価金属のリン酸塩および二価金属の水酸化物、光触媒
としては光半導体、なかでも酸化物半導体である酸化チ
タンが用いられる。該光触媒と吸着剤は不織布全体に対
して各々0.1〜5重量%を含有することが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は煙草や汗、建材など
から発する臭気成分や有害成分などを速やかに分解除去
し無臭化する上で有用な消臭性メルトブロ−ン不織布お
よびその製造方法に関する。
から発する臭気成分や有害成分などを速やかに分解除去
し無臭化する上で有用な消臭性メルトブロ−ン不織布お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭、オフィス、病院などの生活
環境において様々な悪臭に対する関心が高くなってきて
いる。これら臭気成分や有害成分には数多くの化合物、
例えばアンモニア、アミン類(例えばトリメチルアミ
ン、トリエチルアミンなど)などの窒素含有化合物、硫
化水素、メチルメルカプタンなどの硫黄含有化合物、ホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド
類、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、吉草酸などの低級脂肪
酸類などが含まれる。このように、生活環境には低級脂
肪酸などの酸性臭気成分、窒素含有化合物などの塩基性
臭気成分、硫黄臭気成分、アルデヒド類などの中性臭気
成分などの種々の臭気成分が存在する。しかし、種類の
異なる複数の成分を有効に分解除去することは困難であ
る。
環境において様々な悪臭に対する関心が高くなってきて
いる。これら臭気成分や有害成分には数多くの化合物、
例えばアンモニア、アミン類(例えばトリメチルアミ
ン、トリエチルアミンなど)などの窒素含有化合物、硫
化水素、メチルメルカプタンなどの硫黄含有化合物、ホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド
類、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、吉草酸などの低級脂肪
酸類などが含まれる。このように、生活環境には低級脂
肪酸などの酸性臭気成分、窒素含有化合物などの塩基性
臭気成分、硫黄臭気成分、アルデヒド類などの中性臭気
成分などの種々の臭気成分が存在する。しかし、種類の
異なる複数の成分を有効に分解除去することは困難であ
る。
【0003】これらの物質を除去するため種々の消臭性
繊維、例えば吸着剤を繊維に担持させた消臭性繊維が提
案されている。しかしこのような消臭性繊維は本発明の
ように悪臭成分を分解除去する機能が無いため吸着剤の
吸着容量に限界があり、臭気成分の吸着量が飽和吸着容
量に達すると消臭できなくなる。特開昭62−6985
号公報や特開昭62−6986号公報には金属フタロシ
アニンを担持した消臭性繊維により触媒的に悪臭成分を
分解することが開示されている。しかし金属フタロシア
ニンの触媒活性が小さいため消臭効果は十分ではない。
繊維、例えば吸着剤を繊維に担持させた消臭性繊維が提
案されている。しかしこのような消臭性繊維は本発明の
ように悪臭成分を分解除去する機能が無いため吸着剤の
吸着容量に限界があり、臭気成分の吸着量が飽和吸着容
量に達すると消臭できなくなる。特開昭62−6985
号公報や特開昭62−6986号公報には金属フタロシ
アニンを担持した消臭性繊維により触媒的に悪臭成分を
分解することが開示されている。しかし金属フタロシア
ニンの触媒活性が小さいため消臭効果は十分ではない。
【0004】また特開昭63−295711号公報には
消臭成分としてリン酸ジルコニウム粒子を繊維中に練り
込んだ消臭繊維が提案され、特開平2−91209号公
報には酸化亜鉛と二酸化ケイ素とで構成されたアモルフ
ァス構造のケイ酸亜鉛粒子を繊維中に練り込んだ消臭繊
維が提案され、特開平2−80611号公報にはTiと
Znの水和酸化物系の白色微粉末を繊維中に練り込んだ
消臭性繊維が提案されている。さらに特表平5−504
091号公報や特開平6−47276号公報には四価金
属の水不溶性リン酸塩、二価金属の水酸化物を含有する
吸着性組成物を繊維中に複合または配合した消臭性繊維
が提案されている。しかしこれらの消臭性繊維は酸性臭
気成分、塩基性臭気成分および中性臭気成分のすべての
臭気成分にたいして優れた消臭性能を示すものではな
い。
消臭成分としてリン酸ジルコニウム粒子を繊維中に練り
込んだ消臭繊維が提案され、特開平2−91209号公
報には酸化亜鉛と二酸化ケイ素とで構成されたアモルフ
ァス構造のケイ酸亜鉛粒子を繊維中に練り込んだ消臭繊
維が提案され、特開平2−80611号公報にはTiと
Znの水和酸化物系の白色微粉末を繊維中に練り込んだ
消臭性繊維が提案されている。さらに特表平5−504
091号公報や特開平6−47276号公報には四価金
属の水不溶性リン酸塩、二価金属の水酸化物を含有する
吸着性組成物を繊維中に複合または配合した消臭性繊維
が提案されている。しかしこれらの消臭性繊維は酸性臭
気成分、塩基性臭気成分および中性臭気成分のすべての
臭気成分にたいして優れた消臭性能を示すものではな
い。
【0005】一方メルトブロ−ン不織布においては、そ
の製造工程において原料中に顔料、防炎剤、帯電防止
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐熱剤などの添加剤を
配合してメルトブロ−ン不織布を製造することや、また
これらの添加剤を後加工などで繊維表面上に付着させる
ことはすでに公知である。
の製造工程において原料中に顔料、防炎剤、帯電防止
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐熱剤などの添加剤を
配合してメルトブロ−ン不織布を製造することや、また
これらの添加剤を後加工などで繊維表面上に付着させる
ことはすでに公知である。
【0006】特開平1−187918号公報においては
メルトブローン不織布繊維に臭気成分の吸着剤として活
性炭を担持させ、脱臭性能を付与する方法が開示されて
いる。しかしこれらはいずれも既に述べたように吸着剤
の吸着容量に限界があり、飽和吸着容量に達すると消臭
できなくなる。
メルトブローン不織布繊維に臭気成分の吸着剤として活
性炭を担持させ、脱臭性能を付与する方法が開示されて
いる。しかしこれらはいずれも既に述べたように吸着剤
の吸着容量に限界があり、飽和吸着容量に達すると消臭
できなくなる。
【0007】また特開平7−163818号公報におい
ては、同様に、金属単体、金属酸化物、金属塩化物、ゼ
オライト、カオリン、セピオライト、シリカゲル、活性
炭などを単一あるいは混合して繊維シート上に固定する
方法が提案されている。この中で金属単体、金属酸化
物、金属塩化物については臭気成分を触媒的に分解する
可能性はあるが、この発明の目的は「いかにして脱臭成
分を繊維シート上に固定するか」と言う事であり、これ
ら脱臭成分の働き、機能については具体的に触れられて
おらず、そして具体的にどのような金属単体、金属酸化
物、金属塩化物が有効であるかと言う事にも触れられて
いない。またゼオライト、カオリン、セピオライト、シ
リカゲル、活性炭はいずれも吸着容量に限界がある。
ては、同様に、金属単体、金属酸化物、金属塩化物、ゼ
オライト、カオリン、セピオライト、シリカゲル、活性
炭などを単一あるいは混合して繊維シート上に固定する
方法が提案されている。この中で金属単体、金属酸化
物、金属塩化物については臭気成分を触媒的に分解する
可能性はあるが、この発明の目的は「いかにして脱臭成
分を繊維シート上に固定するか」と言う事であり、これ
ら脱臭成分の働き、機能については具体的に触れられて
おらず、そして具体的にどのような金属単体、金属酸化
物、金属塩化物が有効であるかと言う事にも触れられて
いない。またゼオライト、カオリン、セピオライト、シ
リカゲル、活性炭はいずれも吸着容量に限界がある。
【0008】また特開平8−70981号公報において
は金属フタロシアニン誘導体を担持した消臭性スパンボ
ンド不織布を用いた洋服カバーが提案されている。しか
し金属フタロシアニン誘導体そのものは触媒的に悪臭成
分を分解するが、前述のように触媒活性が小さいため消
臭効果は十分ではない。
は金属フタロシアニン誘導体を担持した消臭性スパンボ
ンド不織布を用いた洋服カバーが提案されている。しか
し金属フタロシアニン誘導体そのものは触媒的に悪臭成
分を分解するが、前述のように触媒活性が小さいため消
臭効果は十分ではない。
【0009】さらにまた上記の発明は本発明のような消
臭特性を持つメルトブローン不織布の製造を目的とした
ものではない。
臭特性を持つメルトブローン不織布の製造を目的とした
ものではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は種々の
臭気成分を効率的かつ長期間に亘り除去できる消臭性メ
ルトブロ−ン不織布およびその製造方法を提供すること
にある。本発明の他の目的は酸性臭気成分及び塩基性臭
気成分のみならず中性臭気成分に対しても高い除去能を
有する消臭性メルトブロ−ン不織布およびその製造方法
を提供することにある。本発明のさらに他の目的は光照
射の有無に拘らず臭気成分を効率良く除去できる消臭性
メルトブロ−ン不織布およびその製造方法を提供するこ
とにある。本発明の別の目的はメルトブロ−ン不織布の
特性を損なうことなく臭気成分を有効に除去できる消臭
性メルトブロ−ン不織布およびその製造方法を提供する
ことにある。
臭気成分を効率的かつ長期間に亘り除去できる消臭性メ
ルトブロ−ン不織布およびその製造方法を提供すること
にある。本発明の他の目的は酸性臭気成分及び塩基性臭
気成分のみならず中性臭気成分に対しても高い除去能を
有する消臭性メルトブロ−ン不織布およびその製造方法
を提供することにある。本発明のさらに他の目的は光照
射の有無に拘らず臭気成分を効率良く除去できる消臭性
メルトブロ−ン不織布およびその製造方法を提供するこ
とにある。本発明の別の目的はメルトブロ−ン不織布の
特性を損なうことなく臭気成分を有効に除去できる消臭
性メルトブロ−ン不織布およびその製造方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成するため鋭意検討した結果、吸着剤と光触媒機能を
有する光触媒、特に特定のリン酸塩及び水酸化物からな
る吸着剤と酸化チタンや酸化亜鉛などの光触媒機能を有
する光触媒とを併用した消臭性組成物を繊維に含有させ
ることにより該メルトブロ−ン不織布が種々の臭気成分
を除去できるとともに臭気成分に対する除去能が長期間
に亘って持続することを見い出し本発明を完成した。
達成するため鋭意検討した結果、吸着剤と光触媒機能を
有する光触媒、特に特定のリン酸塩及び水酸化物からな
る吸着剤と酸化チタンや酸化亜鉛などの光触媒機能を有
する光触媒とを併用した消臭性組成物を繊維に含有させ
ることにより該メルトブロ−ン不織布が種々の臭気成分
を除去できるとともに臭気成分に対する除去能が長期間
に亘って持続することを見い出し本発明を完成した。
【0012】すなわち本発明の消臭性メルトブロ−ン不
織布は光触媒と吸着剤とを含有する繊維で構成されてい
る。この消臭性メルトブロ−ン不織布は吸着剤が四価金
属のリン酸塩および二価金属の水酸化物と光触媒で構成
された組成物を含有する繊維で構成してもよい。前記光
触媒には光半導体、例えば酸化チタンなどの酸化物半導
体などが含まれる。光触媒の含有量は不織布全体に対し
て0.1〜5重量%程度、吸着成分の含有量は不織布全
体に対して0.1〜5重量%程度の範囲から選択でき
る。消臭性成分において、吸着剤100重量部に対する
光触媒の割合は10〜750重量部程度である。
織布は光触媒と吸着剤とを含有する繊維で構成されてい
る。この消臭性メルトブロ−ン不織布は吸着剤が四価金
属のリン酸塩および二価金属の水酸化物と光触媒で構成
された組成物を含有する繊維で構成してもよい。前記光
触媒には光半導体、例えば酸化チタンなどの酸化物半導
体などが含まれる。光触媒の含有量は不織布全体に対し
て0.1〜5重量%程度、吸着成分の含有量は不織布全
体に対して0.1〜5重量%程度の範囲から選択でき
る。消臭性成分において、吸着剤100重量部に対する
光触媒の割合は10〜750重量部程度である。
【0013】前記消臭性メルトブロ−ン不織布の構成繊
維は種々の構造、例えば光触媒および吸着剤の濃度が高
い相と、この高濃度相に比べて前記成分濃度が低い相と
で構成された複合構造(例えば、鞘芯型構造、サイドバ
イサイド型構造など)を有していてもよい。さらに消臭
性不織布の構成繊維は、断面形状が、例えば中空状など
の異形断面繊維であってもよい。
維は種々の構造、例えば光触媒および吸着剤の濃度が高
い相と、この高濃度相に比べて前記成分濃度が低い相と
で構成された複合構造(例えば、鞘芯型構造、サイドバ
イサイド型構造など)を有していてもよい。さらに消臭
性不織布の構成繊維は、断面形状が、例えば中空状など
の異形断面繊維であってもよい。
【0014】前記消臭性メルトブロ−ン不織布の構成繊
維は光触媒と吸着成分を不織布に含有させることにより
得ることができる。光触媒と吸着成分を不織布に含有さ
せる手段としては、例えば繊維表面に光触媒と吸着成分
を担持させる方法、光触媒と吸着成分と繊維形成性樹脂
とを含む樹脂組成物をメルトブロ−ン法により不織布化
してその繊維中に含有させる方法などが挙げられる。
維は光触媒と吸着成分を不織布に含有させることにより
得ることができる。光触媒と吸着成分を不織布に含有さ
せる手段としては、例えば繊維表面に光触媒と吸着成分
を担持させる方法、光触媒と吸着成分と繊維形成性樹脂
とを含む樹脂組成物をメルトブロ−ン法により不織布化
してその繊維中に含有させる方法などが挙げられる。
【0015】なお本明細書において特に言及しない限り
上記光触媒と吸着成分を含む樹脂組成物をメルトブロ−
ンする方法および担持による含有を総称して単に「含
有」という。また周期表の族番号は、IUPAC(In
ternational Union of Pure
and Applied Chemistry)無機
化学命名法委員会命名規則1970年版による。また四
価金属の燐酸塩と二価金属の水酸化物とで構成される組
成物を単に「吸着剤」という場合があるとともに、この
「吸着剤」と他の吸着剤とを単に「吸着成分」と称する
場合がある。光触媒および前記吸着剤と必要に応じて他
の吸着剤とで構成される組成物を単に「消臭性成分」と
総称する場合がある。さらに、前記消臭性成分と必要に
応じて抗菌性成分とで構成される組成物を単に「消臭性
組成物」と総称する場合がある。
上記光触媒と吸着成分を含む樹脂組成物をメルトブロ−
ンする方法および担持による含有を総称して単に「含
有」という。また周期表の族番号は、IUPAC(In
ternational Union of Pure
and Applied Chemistry)無機
化学命名法委員会命名規則1970年版による。また四
価金属の燐酸塩と二価金属の水酸化物とで構成される組
成物を単に「吸着剤」という場合があるとともに、この
「吸着剤」と他の吸着剤とを単に「吸着成分」と称する
場合がある。光触媒および前記吸着剤と必要に応じて他
の吸着剤とで構成される組成物を単に「消臭性成分」と
総称する場合がある。さらに、前記消臭性成分と必要に
応じて抗菌性成分とで構成される組成物を単に「消臭性
組成物」と総称する場合がある。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明における不織布は種々の臭
気成分(酸性臭気成分、塩基性臭気成分および中性臭気
成分)を効率的かつ長期間に亘り除去する能力を備えた
消臭性メルトブロ−ン不織布である。このメルトブロ−
ン不織布は熱可塑性繊維形成性重合体を用い、通常メル
トブロ−ンと称される不織布製造方法、すなわち熱可塑
性繊維形成性重合体を溶融紡出し、これを高温高速で噴
射する気体で細化し極細繊維流とし、ついでこれをシ−
ト状に捕集して不織布を製造する方法、例えば特開昭4
9−10258号公報、特開昭49−48931号公
報、特開昭50−121570号公報等で既に公知の方
法において製造できる。
気成分(酸性臭気成分、塩基性臭気成分および中性臭気
成分)を効率的かつ長期間に亘り除去する能力を備えた
消臭性メルトブロ−ン不織布である。このメルトブロ−
ン不織布は熱可塑性繊維形成性重合体を用い、通常メル
トブロ−ンと称される不織布製造方法、すなわち熱可塑
性繊維形成性重合体を溶融紡出し、これを高温高速で噴
射する気体で細化し極細繊維流とし、ついでこれをシ−
ト状に捕集して不織布を製造する方法、例えば特開昭4
9−10258号公報、特開昭49−48931号公
報、特開昭50−121570号公報等で既に公知の方
法において製造できる。
【0017】消臭成分はメルトブロ−ン不織布を構成す
る繊維に含有させれば良く、その消臭成分を熱可塑性繊
維形成性重合体に配合する方法と、できたメルトブロ−
ン不織布を構成する繊維表面に担持させる方法とがあ
る。
る繊維に含有させれば良く、その消臭成分を熱可塑性繊
維形成性重合体に配合する方法と、できたメルトブロ−
ン不織布を構成する繊維表面に担持させる方法とがあ
る。
【0018】本発明における繊維形成性重合体とは、例
えばポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体、エ
チレン・ブチレン共重合体、エチレン・オクテン共重合
体などエチレン系重合体、ポリプロピレンあるいはプロ
ピレン共重合体、ポリブチレン等のポリオレフィン、6
−ナイロン、66−ナイロン、6・66−共重合ポリア
ミド、610−ナイロン、11ナイロン、12−ナイロ
ンなどのポリアミドあるいは共重合ポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレ−ト、エチレンテレフタレ−ト共重合
体、ポリブチレンテレフタレ−トなどのポリエステル、
脂肪族系ポリカ−ボネ−ト、ウレタン系エラストマ−、
ポリエステル系エラストマ−、スチレン系エラストマ
−、ポリアミド系エラストマ−、ポリ塩化ビニルあるい
は共重合体、全芳香系ポリエステル、ポリフェニレンサ
ルファイド等から選ばれた少なくとも1種の重合体であ
る。
えばポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体、エ
チレン・ブチレン共重合体、エチレン・オクテン共重合
体などエチレン系重合体、ポリプロピレンあるいはプロ
ピレン共重合体、ポリブチレン等のポリオレフィン、6
−ナイロン、66−ナイロン、6・66−共重合ポリア
ミド、610−ナイロン、11ナイロン、12−ナイロ
ンなどのポリアミドあるいは共重合ポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレ−ト、エチレンテレフタレ−ト共重合
体、ポリブチレンテレフタレ−トなどのポリエステル、
脂肪族系ポリカ−ボネ−ト、ウレタン系エラストマ−、
ポリエステル系エラストマ−、スチレン系エラストマ
−、ポリアミド系エラストマ−、ポリ塩化ビニルあるい
は共重合体、全芳香系ポリエステル、ポリフェニレンサ
ルファイド等から選ばれた少なくとも1種の重合体であ
る。
【0019】とりわけ本発明においては、その繊維形成
性重合体はポリプロピレンあるいはポリエチレンである
ことが好ましい。これらのポリマ−が好ましい理由はと
りわけメルトブロ−ン成形性に優れており低コストであ
るからである。更に後に述べるように本発明のように無
機物からなる粒子を樹脂に混入した場合、メルトブロ−
ン不織布を製造中にいわゆる「ショット」呼ばれるポリ
マ−玉が非常に発生し易くなる。この不織布をフィルタ
−等の用途に用いようとした場合この「ショット」が
「漏れ」の原因となり製品の性能を著しく低下させる可
能性が大きいためその混入は好ましくなくできるだけ避
ける必要がある。ポリプロピレンあるいはポリエチレン
はこの可能性が極めて低いため好ましく用いられる。
性重合体はポリプロピレンあるいはポリエチレンである
ことが好ましい。これらのポリマ−が好ましい理由はと
りわけメルトブロ−ン成形性に優れており低コストであ
るからである。更に後に述べるように本発明のように無
機物からなる粒子を樹脂に混入した場合、メルトブロ−
ン不織布を製造中にいわゆる「ショット」呼ばれるポリ
マ−玉が非常に発生し易くなる。この不織布をフィルタ
−等の用途に用いようとした場合この「ショット」が
「漏れ」の原因となり製品の性能を著しく低下させる可
能性が大きいためその混入は好ましくなくできるだけ避
ける必要がある。ポリプロピレンあるいはポリエチレン
はこの可能性が極めて低いため好ましく用いられる。
【0020】本発明で使用される光触媒とは紫外線など
の光線の照射により活性酸素を発生させ多くの有害物、
悪臭物を酸化分解し、光酸化触媒として機能するものを
いう。そのため光触媒は酸化性光触媒の範疇に属する場
合が多い。このような光触媒を用いると単なる吸着作用
ではなく触媒的な分解を利用して消臭できるため消臭又
は脱臭効果が長期間にわたり持続する。さらに光触媒は
有害物、悪臭を分解するだけでなく殺菌作用なども有し
ている。
の光線の照射により活性酸素を発生させ多くの有害物、
悪臭物を酸化分解し、光酸化触媒として機能するものを
いう。そのため光触媒は酸化性光触媒の範疇に属する場
合が多い。このような光触媒を用いると単なる吸着作用
ではなく触媒的な分解を利用して消臭できるため消臭又
は脱臭効果が長期間にわたり持続する。さらに光触媒は
有害物、悪臭を分解するだけでなく殺菌作用なども有し
ている。
【0021】光触媒としては有機又は無機を問わず種々
の光半導体が使用できるが無機光半導体である場合が多
い。光触媒としては、例えば硫化物半導体(CdS、Z
nS、In2 S3 、PbS、Cu2 S、MoS3 、WS
2 、Sb3 S3 、Bi3 S3、ZnCdS2 など)、金
属カルコゲナイト(CdSe、In2 Se3 、Wse
3 、HgSe、PbSe、CdTeなど)、酸化物半導
体(TiO2 、ZnO、WO3 、CdO、In2 O3 、
Ag2 O、MnO2 、Cu2 O、Fe2 O3 、V2 O
5 、SnO2 など)などが挙げられ、硫化物と酸化物以
外の半導体としてGaAs、Si、Se、Cd2 P3 、
Zn2 P3 等も含まれる。これらの光触媒は単独で又は
2種以上組み合わせて使用できる。
の光半導体が使用できるが無機光半導体である場合が多
い。光触媒としては、例えば硫化物半導体(CdS、Z
nS、In2 S3 、PbS、Cu2 S、MoS3 、WS
2 、Sb3 S3 、Bi3 S3、ZnCdS2 など)、金
属カルコゲナイト(CdSe、In2 Se3 、Wse
3 、HgSe、PbSe、CdTeなど)、酸化物半導
体(TiO2 、ZnO、WO3 、CdO、In2 O3 、
Ag2 O、MnO2 、Cu2 O、Fe2 O3 、V2 O
5 、SnO2 など)などが挙げられ、硫化物と酸化物以
外の半導体としてGaAs、Si、Se、Cd2 P3 、
Zn2 P3 等も含まれる。これらの光触媒は単独で又は
2種以上組み合わせて使用できる。
【0022】これらの光触媒のうちCdS、ZnSなど
の硫化物半導体、TiO2 、ZnO、SnO2 、WO3
などの酸化物半導体が好ましく、特に酸化物半導体、例
えばTiO2 、ZnO2 などが好ましい。前記光触媒を
構成する光半導体の結晶構造は特に制限されない。例え
ばTiO2 は、アナタ−ゼ型、ブルカイト型、ルチル
型、アモルファス型などのいずれであってもよい。好ま
しいTiO2 にはアナタ−ゼ型酸化チタンが含まれる。
の硫化物半導体、TiO2 、ZnO、SnO2 、WO3
などの酸化物半導体が好ましく、特に酸化物半導体、例
えばTiO2 、ZnO2 などが好ましい。前記光触媒を
構成する光半導体の結晶構造は特に制限されない。例え
ばTiO2 は、アナタ−ゼ型、ブルカイト型、ルチル
型、アモルファス型などのいずれであってもよい。好ま
しいTiO2 にはアナタ−ゼ型酸化チタンが含まれる。
【0023】光触媒はゾルやゲル状で使用できると共に
粉粒状で使用してもよい。光触媒を粉粒状で使用する場
合光触媒の平均粒子径は光活性および脱臭効率を損なわ
ない範囲で選択でき、例えば0.01〜25μm、好ま
しくは0.05〜10μm程度である。
粉粒状で使用してもよい。光触媒を粉粒状で使用する場
合光触媒の平均粒子径は光活性および脱臭効率を損なわ
ない範囲で選択でき、例えば0.01〜25μm、好ま
しくは0.05〜10μm程度である。
【0024】光触媒の使用量は触媒活性を損なわない広
い範囲から選択でき、例えば不織布全体に対して0.1
〜5重量%、好ましくは0.3〜3重量%(例えば、1
〜2重量%)、更に好ましくは0.5〜1重量%程度で
ある場合が多い。
い範囲から選択でき、例えば不織布全体に対して0.1
〜5重量%、好ましくは0.3〜3重量%(例えば、1
〜2重量%)、更に好ましくは0.5〜1重量%程度で
ある場合が多い。
【0025】本発明の消臭性メルトブロ−ン不織布にお
いて、前記光触媒と四価金属リン酸塩および二価金属の
水酸化物(すなわち、吸着剤)とで構成された組成物
(すなわち、消臭性成分)を用いるのが有利である。こ
のような消臭性成分は高い触媒活性を示し、長期間に亘
り効率よく臭気成分などの種々の化合物を除去できる。
そのため光触媒と前記吸着剤とを組み合わせた消臭性メ
ルトブロ−ン不織布は消臭性を顕著に高める事ができ
る。すなわち光触媒単独では遮光下での消臭効果が有効
に発現せず、また臭気成分の種類によっては分解生成物
が触媒から脱離して再び新たな悪臭の原因となる場合が
ある。これに対して、繊維に光触媒と吸着剤とを組み合
わせて含有させると光照射の有無に拘らず高い効率で長
期間に亘り臭気成分を有効に除去できる消臭性メルトブ
ロ−ン不織布を得ることができる。
いて、前記光触媒と四価金属リン酸塩および二価金属の
水酸化物(すなわち、吸着剤)とで構成された組成物
(すなわち、消臭性成分)を用いるのが有利である。こ
のような消臭性成分は高い触媒活性を示し、長期間に亘
り効率よく臭気成分などの種々の化合物を除去できる。
そのため光触媒と前記吸着剤とを組み合わせた消臭性メ
ルトブロ−ン不織布は消臭性を顕著に高める事ができ
る。すなわち光触媒単独では遮光下での消臭効果が有効
に発現せず、また臭気成分の種類によっては分解生成物
が触媒から脱離して再び新たな悪臭の原因となる場合が
ある。これに対して、繊維に光触媒と吸着剤とを組み合
わせて含有させると光照射の有無に拘らず高い効率で長
期間に亘り臭気成分を有効に除去できる消臭性メルトブ
ロ−ン不織布を得ることができる。
【0026】リン酸を形成する四価金属は四価の金属で
ある限り周期表における族は特に制限されない。四価金
属には、周期表4族元素、例えば4A族元素(チタン、
ジルコニウム、ハフニウム、トリウムなど)、4B族元
素(ゲルマニウム、スズ、鉛など)が含まれる。これら
の金属のうち周期表4A族元素に属する金属、例えばチ
タン、ジルコニウム、ハフニウムや、4B族元素、例え
ばスズが好ましい。特にチタン及びジルコニウムが好ま
しく、スズも好ましい。
ある限り周期表における族は特に制限されない。四価金
属には、周期表4族元素、例えば4A族元素(チタン、
ジルコニウム、ハフニウム、トリウムなど)、4B族元
素(ゲルマニウム、スズ、鉛など)が含まれる。これら
の金属のうち周期表4A族元素に属する金属、例えばチ
タン、ジルコニウム、ハフニウムや、4B族元素、例え
ばスズが好ましい。特にチタン及びジルコニウムが好ま
しく、スズも好ましい。
【0027】リン酸塩を構成するリン酸には種々のリン
酸、例えばオルトリン酸、メタリン酸、ピロリン酸、三
リン酸、四リン酸などが含まれる。リン酸はオルトリン
酸、メタリン酸またはピロリン酸である場合が多い。ま
たリン酸塩にはオルトリン酸水素塩などのリン酸水素塩
も含まれる。なお本明細書において特に言及しない場
合、「リン酸」はオルトリン酸を意味する。
酸、例えばオルトリン酸、メタリン酸、ピロリン酸、三
リン酸、四リン酸などが含まれる。リン酸はオルトリン
酸、メタリン酸またはピロリン酸である場合が多い。ま
たリン酸塩にはオルトリン酸水素塩などのリン酸水素塩
も含まれる。なお本明細書において特に言及しない場
合、「リン酸」はオルトリン酸を意味する。
【0028】これらの四価金属のリン酸塩は通常水不溶
性または難溶性である。さらに前記リン酸塩は結晶質塩
であってもよいが、好ましくは非晶質塩である。これら
の四価金属リン酸塩は単独または2種以上組み合わせて
使用できる。
性または難溶性である。さらに前記リン酸塩は結晶質塩
であってもよいが、好ましくは非晶質塩である。これら
の四価金属リン酸塩は単独または2種以上組み合わせて
使用できる。
【0029】水酸化物を形成する二価金属は、周期表の
族の如何を問わず、二価の金属であればよい。二価金属
には、例えば銅などの周期表1B族元素、マグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムなどの周期
表2A族元素、亜鉛、カドミウムなどの周期表2B族元
素、クロム、モリブデンなどの周期表6A族元素、マン
ガンなどの周期表7A族元素、鉄、ルテニウム、コバル
ト、ロジウム、ニッケル、パラジウムなどの周期表8族
元素などが挙げられる。これらの二価金属の水酸化物は
単独で使用してもよく2種またはそれ以上混合して使用
してもよい。
族の如何を問わず、二価の金属であればよい。二価金属
には、例えば銅などの周期表1B族元素、マグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムなどの周期
表2A族元素、亜鉛、カドミウムなどの周期表2B族元
素、クロム、モリブデンなどの周期表6A族元素、マン
ガンなどの周期表7A族元素、鉄、ルテニウム、コバル
ト、ロジウム、ニッケル、パラジウムなどの周期表8族
元素などが挙げられる。これらの二価金属の水酸化物は
単独で使用してもよく2種またはそれ以上混合して使用
してもよい。
【0030】好ましい二価金属には遷移金属、例えば銅
などの周期表1B族元素、亜鉛などの周期表2B族元
素、マンガンなどの周期表7A族元素、鉄、コバルト、
ニッケルなどの周期表8族元素が含まれる。特に好まし
い二価金属には銅、亜鉛などが含まれ、鉄、コバルト、
ニッケルも好ましい。
などの周期表1B族元素、亜鉛などの周期表2B族元
素、マンガンなどの周期表7A族元素、鉄、コバルト、
ニッケルなどの周期表8族元素が含まれる。特に好まし
い二価金属には銅、亜鉛などが含まれ、鉄、コバルト、
ニッケルも好ましい。
【0031】これら二価金属の水酸化物は通常弱酸性な
いし弱アルカリ性領域(pH4〜10)で水不溶性また
は難溶性である。また前記水酸化物は結晶質であっても
良いが非晶質である場合が多い。
いし弱アルカリ性領域(pH4〜10)で水不溶性また
は難溶性である。また前記水酸化物は結晶質であっても
良いが非晶質である場合が多い。
【0032】四価リン酸塩と二価金属の水酸化物との割
合は触媒活性や臭気成分に対する吸着能や脱臭能を損な
わない範囲で選択でき、例えば金属原子比換算で、金属
原子比(二価金属/四価金属)=0.1〜10、好まし
くは0.2〜5程度である。なお複数のリン酸塩及び/
又は水酸化物を組み合わせて用いる場合、それぞれの金
属の総和量に基づく金属原子比が上記範囲内であればよ
い。また四価金属のリン酸塩と二価金属の水酸化物とで
構成された組成物は混合ゲルなどのように共沈などによ
り複合化していてもよい。特に四価金属のリン酸塩と二
価金属の水酸化物とを組み合わせて構成された吸着剤を
光触媒と混合又は共沈などにより複合化して用いると高
い触媒活性を示し、長期間に亘り効率良く臭気成分など
の種々の化合物を除去できる。
合は触媒活性や臭気成分に対する吸着能や脱臭能を損な
わない範囲で選択でき、例えば金属原子比換算で、金属
原子比(二価金属/四価金属)=0.1〜10、好まし
くは0.2〜5程度である。なお複数のリン酸塩及び/
又は水酸化物を組み合わせて用いる場合、それぞれの金
属の総和量に基づく金属原子比が上記範囲内であればよ
い。また四価金属のリン酸塩と二価金属の水酸化物とで
構成された組成物は混合ゲルなどのように共沈などによ
り複合化していてもよい。特に四価金属のリン酸塩と二
価金属の水酸化物とを組み合わせて構成された吸着剤を
光触媒と混合又は共沈などにより複合化して用いると高
い触媒活性を示し、長期間に亘り効率良く臭気成分など
の種々の化合物を除去できる。
【0033】吸着剤の使用量も繊維の構造などに応じて
適当に選択でき、例えば不織布全体に対して0.1〜5
重量%、好ましくは0.5〜3重量%程度である。なお
光触媒は、吸着剤100重量部に対して1〜1000重
量部、好ましくは10〜750重量部、更に好ましくは
20〜500重量部程度である。
適当に選択でき、例えば不織布全体に対して0.1〜5
重量%、好ましくは0.5〜3重量%程度である。なお
光触媒は、吸着剤100重量部に対して1〜1000重
量部、好ましくは10〜750重量部、更に好ましくは
20〜500重量部程度である。
【0034】前記消臭成分はさらに他の吸着剤を含んで
も良い(なお、他の吸着剤を単に付加的な吸着剤と称す
る場合がある)。付加的な吸着剤は、無機系吸着剤、有
機系吸着剤のいずれであってもよく、黒色系であっても
よいが、非黒色系吸着剤、好ましくは青色などの淡色な
いし白色又は無色の吸着剤を用いる場合が多い。無機系
吸着剤には、例えば酸化アルミニウム(アルミナ)、シ
リカ(二酸化ケイ素)、酸化銅、酸化鉄、酸化コバル
ト、酸化ニッケルなどの金属酸化物、シリカゲル、シリ
カゾル、セオライトなどのケイ酸塩、モンモリロナイ
ト、アロフェン、セピオライトなどの粘土鉱物などが挙
げられる。他の吸着剤はこれらの成分が共沈などにより
複合化した吸着剤であってもよい。
も良い(なお、他の吸着剤を単に付加的な吸着剤と称す
る場合がある)。付加的な吸着剤は、無機系吸着剤、有
機系吸着剤のいずれであってもよく、黒色系であっても
よいが、非黒色系吸着剤、好ましくは青色などの淡色な
いし白色又は無色の吸着剤を用いる場合が多い。無機系
吸着剤には、例えば酸化アルミニウム(アルミナ)、シ
リカ(二酸化ケイ素)、酸化銅、酸化鉄、酸化コバル
ト、酸化ニッケルなどの金属酸化物、シリカゲル、シリ
カゾル、セオライトなどのケイ酸塩、モンモリロナイ
ト、アロフェン、セピオライトなどの粘土鉱物などが挙
げられる。他の吸着剤はこれらの成分が共沈などにより
複合化した吸着剤であってもよい。
【0035】有機系吸着剤には、カルボキシル基、スル
ホン酸基、アミノ基などのイオン交換性官能基を有する
各種のイオン交換樹脂や前記酸性官能基を有する有機酸
系吸着剤、多孔質ポリエチレン、多孔質ポリプロピレ
ン、多孔質ポリスチレン、多孔質ポリメタクリル酸メチ
ルなどの多孔質樹脂などが挙げられる。
ホン酸基、アミノ基などのイオン交換性官能基を有する
各種のイオン交換樹脂や前記酸性官能基を有する有機酸
系吸着剤、多孔質ポリエチレン、多孔質ポリプロピレ
ン、多孔質ポリスチレン、多孔質ポリメタクリル酸メチ
ルなどの多孔質樹脂などが挙げられる。
【0036】前記付加的な吸着剤の種類は不織布の用途
や臭気成分に対応させて適当に選択でき、例えば不織布
の製造過程又は使用時に高温に晒される場合には吸着剤
のうち無機系吸着剤が好ましい。また付加的な吸着剤は
単独で又は二種以上組み合わせて使用でき、光触媒、四
価金属のリン酸塩および二価金属の水酸化物から選択さ
れた少なくとも1つの成分と混合又は共沈などにより複
合化してもよい。
や臭気成分に対応させて適当に選択でき、例えば不織布
の製造過程又は使用時に高温に晒される場合には吸着剤
のうち無機系吸着剤が好ましい。また付加的な吸着剤は
単独で又は二種以上組み合わせて使用でき、光触媒、四
価金属のリン酸塩および二価金属の水酸化物から選択さ
れた少なくとも1つの成分と混合又は共沈などにより複
合化してもよい。
【0037】前記四価金属のリン酸塩と二価金属の水酸
化物とで構成される吸着剤は比表面積を増加させ吸着容
量を高める上で有用な二酸化ケイ素と組み合わせて吸着
成分を構成してもよい。二酸化ケイ素としては、例えば
二酸化ケイ素自体が高分子量化した無機高分子、二酸化
ケイ素と四価金属リン酸塩との複合化物などが挙げられ
る。また二酸化ケイ素は含水二酸化ケイ素であってもよ
い。この様な二酸化ケイ素は結晶質であってもよいが非
晶質であることが好ましい。二酸化ケイ素の含有量は光
触媒の触媒活性や吸着能が低下しない範囲で選択でき、
例えば吸着剤に対して金属原子比換算で、ケイ素/吸着
剤の金属=0.2〜10、好ましくは0.5〜8、更に
好ましくは1〜7程度である。
化物とで構成される吸着剤は比表面積を増加させ吸着容
量を高める上で有用な二酸化ケイ素と組み合わせて吸着
成分を構成してもよい。二酸化ケイ素としては、例えば
二酸化ケイ素自体が高分子量化した無機高分子、二酸化
ケイ素と四価金属リン酸塩との複合化物などが挙げられ
る。また二酸化ケイ素は含水二酸化ケイ素であってもよ
い。この様な二酸化ケイ素は結晶質であってもよいが非
晶質であることが好ましい。二酸化ケイ素の含有量は光
触媒の触媒活性や吸着能が低下しない範囲で選択でき、
例えば吸着剤に対して金属原子比換算で、ケイ素/吸着
剤の金属=0.2〜10、好ましくは0.5〜8、更に
好ましくは1〜7程度である。
【0038】前記消臭成分は、前記付加的な吸着剤(例
えば、二酸化ケイ素)とともに、または付加的な吸着剤
を含むことなくさらに抗菌性金属成分(例えば、銀、
銅、亜鉛など)、特に銀成分を含んでいてもよい。抗菌
性金属成分のうち銀成分を含む組成物は高い抗菌性を有
していると共に幅広い抗菌スペクトルをも有している。
えば、二酸化ケイ素)とともに、または付加的な吸着剤
を含むことなくさらに抗菌性金属成分(例えば、銀、
銅、亜鉛など)、特に銀成分を含んでいてもよい。抗菌
性金属成分のうち銀成分を含む組成物は高い抗菌性を有
していると共に幅広い抗菌スペクトルをも有している。
【0039】銀成分は金属銀であってもよく、無機化合
物(例えばAgCl、AgF、AgF2 などのハロゲン
化銀、Ag2 O、AgOなどの酸化物、Ag2 Sなどの
硫化物、Ag2 SO4 、Ag2 CrO4 、Ag3 PO
4 、Ag2 CO3 、Ag2 O3などの酸素酸塩など)で
あってもよい。銀成分は前記吸着成分との複合化合物
(例えば前記四価金属リン酸塩と銀との複合化合物、二
価金属水酸化物と銀との複合化合物や、二酸化ケイ素と
銀との複合化合物など)であってもよい。銀成分は水可
溶性であってもよいが、水不溶性又は難溶牲であるのが
好ましい。これらの銀成分は一種又は二種以上の組み合
わせで使用できる。なお銀成分は慣用の方法、例えばイ
オン交換法、共沈法などにより光触媒、吸着成分や消臭
成分に容易に導入できる。
物(例えばAgCl、AgF、AgF2 などのハロゲン
化銀、Ag2 O、AgOなどの酸化物、Ag2 Sなどの
硫化物、Ag2 SO4 、Ag2 CrO4 、Ag3 PO
4 、Ag2 CO3 、Ag2 O3などの酸素酸塩など)で
あってもよい。銀成分は前記吸着成分との複合化合物
(例えば前記四価金属リン酸塩と銀との複合化合物、二
価金属水酸化物と銀との複合化合物や、二酸化ケイ素と
銀との複合化合物など)であってもよい。銀成分は水可
溶性であってもよいが、水不溶性又は難溶牲であるのが
好ましい。これらの銀成分は一種又は二種以上の組み合
わせで使用できる。なお銀成分は慣用の方法、例えばイ
オン交換法、共沈法などにより光触媒、吸着成分や消臭
成分に容易に導入できる。
【0040】銀成分の含有量は消臭性成分全体に対して
金属銀換算で0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜
8重量%、更に好ましくは0.5〜7重量%程度であ
る。
金属銀換算で0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜
8重量%、更に好ましくは0.5〜7重量%程度であ
る。
【0041】なお前記消臭成分と必要に応じて付加的な
吸着剤(二酸化ケイ素など)や銀成分で構成される消臭
性組成物の総量はメルトブロ−ン不織布の特性を損なわ
ない範囲、例えば不織布全体に対して0.1〜5重量
%、好ましくは0.5〜3重量%程度である場合が多
い。
吸着剤(二酸化ケイ素など)や銀成分で構成される消臭
性組成物の総量はメルトブロ−ン不織布の特性を損なわ
ない範囲、例えば不織布全体に対して0.1〜5重量
%、好ましくは0.5〜3重量%程度である場合が多
い。
【0042】消臭性成分は、非晶質組成物、特に共沈よ
り生成する共沈組成物であるのが好ましい。共沈により
生成する非晶質消臭成分は通常、10〜1000/g、
好ましくは30〜1000/g、更に好ましくは50〜
1000/g程度のBET比表面積を有している。その
ため、このような消臭成分を含有する不織布は高い吸着
性を有する吸着性不織布として機能する共に臭気成分を
含めて種々の有機化合物または無機化合物の分解除去す
るための脱臭性不織布又は消臭性不織布として機能す
る。
り生成する共沈組成物であるのが好ましい。共沈により
生成する非晶質消臭成分は通常、10〜1000/g、
好ましくは30〜1000/g、更に好ましくは50〜
1000/g程度のBET比表面積を有している。その
ため、このような消臭成分を含有する不織布は高い吸着
性を有する吸着性不織布として機能する共に臭気成分を
含めて種々の有機化合物または無機化合物の分解除去す
るための脱臭性不織布又は消臭性不織布として機能す
る。
【0043】消臭性成分や消臭性組成物は慣用の種々の
方法により得る事ができる。例えば四価金属リン酸塩、
二価金属水酸化物及び光触媒を必要に応じて更に付加的
な吸着剤(二酸化ケイ素など)及び/又は銀成分ととも
に混合することにより、消臭性成分や消臭性組成物を簡
便に得る事ができる。前記混合に際しては粉砕などによ
り得られたそれぞれの粉粒状成分を含んでもよい。
方法により得る事ができる。例えば四価金属リン酸塩、
二価金属水酸化物及び光触媒を必要に応じて更に付加的
な吸着剤(二酸化ケイ素など)及び/又は銀成分ととも
に混合することにより、消臭性成分や消臭性組成物を簡
便に得る事ができる。前記混合に際しては粉砕などによ
り得られたそれぞれの粉粒状成分を含んでもよい。
【0044】光触媒の調製は慣用の方法、例えば光触媒
に対応する金属イオンを含有する水溶液から水不溶性沈
殿物を生成させる方法、金属アルコキシドから調整する
方法、高温で酸化させる気相法などに従って行うことが
できる。
に対応する金属イオンを含有する水溶液から水不溶性沈
殿物を生成させる方法、金属アルコキシドから調整する
方法、高温で酸化させる気相法などに従って行うことが
できる。
【0045】光触媒の製造に際しては触媒に対応する成
分を含む化合物を用いる事ができる。酸化チタンを例に
とって説明すると、この様な成分としては、例えばTi
Cl4 、TiF4 、TiBr4 などのハロゲン化チタ
ン、Ti(SO4 )2 、TiOSO4 などの硫酸塩、
(CH3 O)4 Ti、(C2 H5 O)4 Ti、[CH3
(CH2 )2 O]4 Ti、[(CH3 )2 CHO]4 T
i、[CH3 (CH2 )3O]4 Ti、[(CH3 )2
CHCH2 O]4 TiなどのC1-6 アルコキシチタンな
どが使用できる。また予め調製された酸化チタンゾルな
どを用いてもよい。
分を含む化合物を用いる事ができる。酸化チタンを例に
とって説明すると、この様な成分としては、例えばTi
Cl4 、TiF4 、TiBr4 などのハロゲン化チタ
ン、Ti(SO4 )2 、TiOSO4 などの硫酸塩、
(CH3 O)4 Ti、(C2 H5 O)4 Ti、[CH3
(CH2 )2 O]4 Ti、[(CH3 )2 CHO]4 T
i、[CH3 (CH2 )3O]4 Ti、[(CH3 )2
CHCH2 O]4 TiなどのC1-6 アルコキシチタンな
どが使用できる。また予め調製された酸化チタンゾルな
どを用いてもよい。
【0046】また消臭性成分は、四価金属イオン、二価
金属イオンおよび光触媒に対応する成分を含む溶液や、
これらの金属イオンのうち2種以上の金属イオンを含む
水溶液を使用して、それらの水不溶性物質の混合沈殿物
を生成させる方法によっても得る事ができる。この方法
で得られた混合沈殿物は通常、ゲル状であり、乾燥によ
り非晶質構造の混合物となる。なおこの方法において光
触媒に対応する成分は予め適切な結晶構造に調整して水
溶液に添加するのが好ましい。
金属イオンおよび光触媒に対応する成分を含む溶液や、
これらの金属イオンのうち2種以上の金属イオンを含む
水溶液を使用して、それらの水不溶性物質の混合沈殿物
を生成させる方法によっても得る事ができる。この方法
で得られた混合沈殿物は通常、ゲル状であり、乾燥によ
り非晶質構造の混合物となる。なおこの方法において光
触媒に対応する成分は予め適切な結晶構造に調整して水
溶液に添加するのが好ましい。
【0047】四価金属イオン、二価金属イオン及び銀イ
オンを含む水溶液の調整には各種の水溶性金属化合物が
用いられる。このような二価金属、四価金属および銀の
水溶性金属化合物としては各種の金属塩、金属アルコキ
シドなどが挙げられる。金属塩としては通常の金属塩
(正塩)のほか、酸性塩、更に他の複塩、錯塩の形態の
金属塩を用いてもよい。また金属塩は、水溶液のpHが
中性付近で水溶性の化合物であっても、酸性水溶液中で
溶解する化合物であればよい。具体的には次ぎのような
化合物が挙げられる。
オンを含む水溶液の調整には各種の水溶性金属化合物が
用いられる。このような二価金属、四価金属および銀の
水溶性金属化合物としては各種の金属塩、金属アルコキ
シドなどが挙げられる。金属塩としては通常の金属塩
(正塩)のほか、酸性塩、更に他の複塩、錯塩の形態の
金属塩を用いてもよい。また金属塩は、水溶液のpHが
中性付近で水溶性の化合物であっても、酸性水溶液中で
溶解する化合物であればよい。具体的には次ぎのような
化合物が挙げられる。
【0048】(1)金属フッ化物、塩化物、臭化物、ヨ
ウ化物などのハロゲン化物:CoCl2 、NiCl2 、
CuCl2 、ZnCl2 、FeF2 、FeCl2 、Fe
Br2 、FeI2 、Na2 (SnF6 )、K2 (SnF
6 )、K2 (SnCl6 )、CaCl2 、BaCl2 、
MgCl2 、MnCl2 、TiCl4 、SnCl4 、Z
rCl4 、ThCl4 、ThI4 、PbCl4 、GeC
l4 など。
ウ化物などのハロゲン化物:CoCl2 、NiCl2 、
CuCl2 、ZnCl2 、FeF2 、FeCl2 、Fe
Br2 、FeI2 、Na2 (SnF6 )、K2 (SnF
6 )、K2 (SnCl6 )、CaCl2 、BaCl2 、
MgCl2 、MnCl2 、TiCl4 、SnCl4 、Z
rCl4 、ThCl4 、ThI4 、PbCl4 、GeC
l4 など。
【0049】(2)硫酸塩、硫酸アンモニウム塩、その
他の硫酸塩(無機酸塩):FeSO4 、CoSO4 、
(NH4 )2 Fe(SO4 )2 、ZnSO4 、CdSO
4 、Ag2 SO4 、CrSO4 、CuSO4 、NiSO
4 、MgSO4 、MnSO4 、K2 Co(SO4 )2 、
(NH4 )2 Mn(SO4 )2 、Zr(SO4)2 、S
n(SO4 )2 、Th(SO4 )2 、Pb(SO4 )
2 、Ti(SO4)2 など。
他の硫酸塩(無機酸塩):FeSO4 、CoSO4 、
(NH4 )2 Fe(SO4 )2 、ZnSO4 、CdSO
4 、Ag2 SO4 、CrSO4 、CuSO4 、NiSO
4 、MgSO4 、MnSO4 、K2 Co(SO4 )2 、
(NH4 )2 Mn(SO4 )2 、Zr(SO4)2 、S
n(SO4 )2 、Th(SO4 )2 、Pb(SO4 )
2 、Ti(SO4)2 など。
【0050】(3)硝酸塩(無機酸塩):Zn(NO
3 )2 、Co(NO3 )2 、Cd(NO3 )2 、Ca
(NO3 )2 、AgNO3 、Fe(NO3 )2 、Cu
(NO3 )2 、Ni(NO3 )2 、Ba(NO3 )2 、
Mn(NO3 )2 、Zr(NO3 )4 、Ti(NO3 )
4 、Sn(NO3 )4 、Th(NO3 )4 など。
3 )2 、Co(NO3 )2 、Cd(NO3 )2 、Ca
(NO3 )2 、AgNO3 、Fe(NO3 )2 、Cu
(NO3 )2 、Ni(NO3 )2 、Ba(NO3 )2 、
Mn(NO3 )2 、Zr(NO3 )4 、Ti(NO3 )
4 、Sn(NO3 )4 、Th(NO3 )4 など。
【0051】(4)塩素酸塩、過塩素酸塩、チオシアン
酸塩、ジアンミン銀硫酸塩、ジアンミン銀硝酸塩、クロ
ム酸得塩等の各種無機酸塩:Zn(ClO3 )2 、Ca
(ClO3 )2 、Ag(ClO3 )、Ba(ClO3)2
、Ca(ClO4 )2 、AgClO4 、Fe(ClO4
)2 、Ni(ClO4 )2 、Ba(ClO4 )2 、M
g(ClO4 )2 、Co(ClO4 )2 、Zn(SC
N)2 、Ca(SCN)2 、CaCrO4 、AgCrO
4 、Ag2 CO3など。
酸塩、ジアンミン銀硫酸塩、ジアンミン銀硝酸塩、クロ
ム酸得塩等の各種無機酸塩:Zn(ClO3 )2 、Ca
(ClO3 )2 、Ag(ClO3 )、Ba(ClO3)2
、Ca(ClO4 )2 、AgClO4 、Fe(ClO4
)2 、Ni(ClO4 )2 、Ba(ClO4 )2 、M
g(ClO4 )2 、Co(ClO4 )2 、Zn(SC
N)2 、Ca(SCN)2 、CaCrO4 、AgCrO
4 、Ag2 CO3など。
【0052】(5)酢酸塩、ギ酸塩、シュウ酸塩などの
有機酸塩:(CH3 CO2 )2 Zn、(CH3 CO2 )
4 Zr、C2 O4 Co、(CH3 CO2 )2 Co、(C
H3 CO2 )2 Fe、(CH3 CO2 )Cu、(CH3
C02 )2 Ni、(CH3 CO2 )2 Ba、(CH3 C
O2 )2 Mg、(CH3 CO2 )Ag、(C2 O4 )2
Thなど。
有機酸塩:(CH3 CO2 )2 Zn、(CH3 CO2 )
4 Zr、C2 O4 Co、(CH3 CO2 )2 Co、(C
H3 CO2 )2 Fe、(CH3 CO2 )Cu、(CH3
C02 )2 Ni、(CH3 CO2 )2 Ba、(CH3 C
O2 )2 Mg、(CH3 CO2 )Ag、(C2 O4 )2
Thなど。
【0053】(6)オキシ金属塩(ハロゲン化物、無機
酸塩、有機酸塩の形態のオキシ金属塩):ZrOCl
2 、ZrOSO4 、ThOCl2 、TiOSO4 、Zr
O(NO3 )2 、ZrOCO3 、(NH4 )2 ZrO
(CO3 )2 、ZrO(CH3 CO2 )2 など。
酸塩、有機酸塩の形態のオキシ金属塩):ZrOCl
2 、ZrOSO4 、ThOCl2 、TiOSO4 、Zr
O(NO3 )2 、ZrOCO3 、(NH4 )2 ZrO
(CO3 )2 、ZrO(CH3 CO2 )2 など。
【0054】(7)金属アルコキシド類:Zr(OCH
3 )4 、Ti(OCH3 )4 、Zr(OC2 H5 )4 、
Ti(OC2 H5 )4 などのC1-6 アルコキシド。
3 )4 、Ti(OCH3 )4 、Zr(OC2 H5 )4 、
Ti(OC2 H5 )4 などのC1-6 アルコキシド。
【0055】これらの金属化合物のうち、無機酸塩、特
に硫酸塩や硝酸塩などの強酸塩を用いる場合が多い。よ
り具体的にはFeSO4 、Ti(SO4 )2 、ZnSO
4 、CuSO4 、AgNO3 、Cu(NO3 )2 などを
用いる場合が多い。なお四価金属化合物のうちチタン化
合物やジルコニウム化合物としては、オキシ金属塩を用
いる場合が多く、このような化合物には、例えばZrO
Cl2 、ZrOSO4、TiOSO4 などが含まれる。
に硫酸塩や硝酸塩などの強酸塩を用いる場合が多い。よ
り具体的にはFeSO4 、Ti(SO4 )2 、ZnSO
4 、CuSO4 、AgNO3 、Cu(NO3 )2 などを
用いる場合が多い。なお四価金属化合物のうちチタン化
合物やジルコニウム化合物としては、オキシ金属塩を用
いる場合が多く、このような化合物には、例えばZrO
Cl2 、ZrOSO4、TiOSO4 などが含まれる。
【0056】二酸化ケイ素のためのケイ酸イオンの供給
源である水可溶性ケイ酸塩化合物としては、ケイ酸ナト
リウム、ケイ酸カリウムなどのケイ酸アルカリ金属塩、
ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム等のケイ酸のアルカ
リ土類金属塩、ケイ酸アンモニウムなどが例示される。
また二酸化ケイ素は水可溶性である必要はなく、例えば
二酸化ケイ素のキセロゲル(シリカゲル)、ヒドロゾル
やヒドロゲルを原料として使用することも可能である。
ケイ酸イオン源としては通常、アルカリ性ケイ酸塩、好
ましくはケイ酸アルカリ金属塩、ヒドロゾル、ヒドロゲ
ルが使用され、特にケイ酸ナトリウムは価格、取り扱い
性などの点で好ましい。
源である水可溶性ケイ酸塩化合物としては、ケイ酸ナト
リウム、ケイ酸カリウムなどのケイ酸アルカリ金属塩、
ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム等のケイ酸のアルカ
リ土類金属塩、ケイ酸アンモニウムなどが例示される。
また二酸化ケイ素は水可溶性である必要はなく、例えば
二酸化ケイ素のキセロゲル(シリカゲル)、ヒドロゾル
やヒドロゲルを原料として使用することも可能である。
ケイ酸イオン源としては通常、アルカリ性ケイ酸塩、好
ましくはケイ酸アルカリ金属塩、ヒドロゾル、ヒドロゲ
ルが使用され、特にケイ酸ナトリウムは価格、取り扱い
性などの点で好ましい。
【0057】四価金属のリン酸塩及び二価金属の水酸化
物を生成するには四価金属のリン酸塩と二価金属イオン
との共存下に二価金属の水酸化物を生成させればよい。
例えば(i)四価金属イオン及び二価金属イオンが共存
する水溶液中で四価金属のリン酸塩を生成し、次いで二
価金属のリン酸塩を生成し、次いで二価金属の水酸化物
を生成してもよく、また(ii)二価金属イオンを含有
しない水溶液中で予め四価金属のリン酸塩を生成した
後、二価金属イオンを含む水溶液を加え、二価金属の水
酸化物を生成させてもよい。
物を生成するには四価金属のリン酸塩と二価金属イオン
との共存下に二価金属の水酸化物を生成させればよい。
例えば(i)四価金属イオン及び二価金属イオンが共存
する水溶液中で四価金属のリン酸塩を生成し、次いで二
価金属のリン酸塩を生成し、次いで二価金属の水酸化物
を生成してもよく、また(ii)二価金属イオンを含有
しない水溶液中で予め四価金属のリン酸塩を生成した
後、二価金属イオンを含む水溶液を加え、二価金属の水
酸化物を生成させてもよい。
【0058】前記(i)の方法において、四価金属イオ
ン及び二価金属イオンが共存する水溶液を用いて組成物
を生成させる場合、四価金属化合物および二価金属化合
物を含む水溶液を撹拌しながら二価金属の不溶性水酸化
物の生成を抑制しつつリン酸又はリン酸塩を添加して四
価金属のリン酸塩の沈殿物を生成させればよい。この方
法において前記四価金属化合物及び二価金属化合物を含
む水溶液のpHは通常、酸性域、例えばpH0〜6(好
ましくは0〜4)程度であり、必要であれば二価金属水
酸化物の生成を抑制するため、酸を添加して酸性域、例
えばpH4以下に調整しリン酸又はリン酸塩を添加して
もよい。
ン及び二価金属イオンが共存する水溶液を用いて組成物
を生成させる場合、四価金属化合物および二価金属化合
物を含む水溶液を撹拌しながら二価金属の不溶性水酸化
物の生成を抑制しつつリン酸又はリン酸塩を添加して四
価金属のリン酸塩の沈殿物を生成させればよい。この方
法において前記四価金属化合物及び二価金属化合物を含
む水溶液のpHは通常、酸性域、例えばpH0〜6(好
ましくは0〜4)程度であり、必要であれば二価金属水
酸化物の生成を抑制するため、酸を添加して酸性域、例
えばpH4以下に調整しリン酸又はリン酸塩を添加して
もよい。
【0059】前記水溶液のpHを調整する場合適当なア
ルカリや酸を使用できる。アルカリとしては例えばアル
カリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物(水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなど)やアン
モニアなどの無機塩基、トリメチルアミン、トリエチル
アミン、トリエタノ−ルアミンなどの有機塩基が使用出
来る。酸としては例えば塩酸、硝酸、硫酸などの無機
酸、酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、
シュウ酸などの有機酸が使用できる。
ルカリや酸を使用できる。アルカリとしては例えばアル
カリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物(水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなど)やアン
モニアなどの無機塩基、トリメチルアミン、トリエチル
アミン、トリエタノ−ルアミンなどの有機塩基が使用出
来る。酸としては例えば塩酸、硝酸、硫酸などの無機
酸、酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、
シュウ酸などの有機酸が使用できる。
【0060】不溶性リン酸塩の生成に用いられるリン酸
またはリン酸塩としては、例えばオルトリン酸、メタリ
ン酸、ピロリン酸、およびそれらのアルカリ金属塩(例
えばナトリウム塩、カリウム塩など)やアンモニウム塩
などが例示される。より具体的には、リン酸塩には、例
えば第一リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第
三リン酸ナトリウム、〔以下これらを単にリン酸ナトリ
ウム(第一、第二及び第三)として示す。〕、リン酸カ
リウム(第一、第二及び第三)、リン酸アンモニウム
(第一、第二及び第三)、メタリン酸ナトリウム、メタ
リン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カ
リウムなどが含まれる。
またはリン酸塩としては、例えばオルトリン酸、メタリ
ン酸、ピロリン酸、およびそれらのアルカリ金属塩(例
えばナトリウム塩、カリウム塩など)やアンモニウム塩
などが例示される。より具体的には、リン酸塩には、例
えば第一リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第
三リン酸ナトリウム、〔以下これらを単にリン酸ナトリ
ウム(第一、第二及び第三)として示す。〕、リン酸カ
リウム(第一、第二及び第三)、リン酸アンモニウム
(第一、第二及び第三)、メタリン酸ナトリウム、メタ
リン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カ
リウムなどが含まれる。
【0061】前記(i)の方法において、通常、生成し
た四価金属のリン酸塩を熟成などにより十分に析出させ
る場合が多い。熟成法には、慣用の方法、例えば、温室
で長時間放置する方法、100℃以下に加温した状態で
長時間放置する方法、加温還流する方法などが利用でき
る。
た四価金属のリン酸塩を熟成などにより十分に析出させ
る場合が多い。熟成法には、慣用の方法、例えば、温室
で長時間放置する方法、100℃以下に加温した状態で
長時間放置する方法、加温還流する方法などが利用でき
る。
【0062】熟成終了後、アルカリの添加によりpHを
中性域、例えばpH4〜12に調整すると二価金属の水
酸化物を生成させることができる。なお上記水酸化物の
生成はアルカリと熟成終了後の四価金属のリン酸塩と二
価金属イオンを含む液とを中性域、例えばpH4〜12
の範囲で、並行して液中へ添加することにより行っても
よい。前記のようなpH域では二価金属の水酸化物から
なる沈殿物が生成し、生成した水酸化物の沈殿物と四価
金属の不溶性リン酸塩の沈殿物とが沈殿又は析出混合物
又は共沈混合物として生成する。二価金属の水酸化物の
生成において、常温での反応が遅い場合には反応系を加
温してもよい。また必要に応じて加圧下に100℃以上
の温度で反応させてもよい。また撹拌は空気を用いたバ
ブリングにより行ってもよい。
中性域、例えばpH4〜12に調整すると二価金属の水
酸化物を生成させることができる。なお上記水酸化物の
生成はアルカリと熟成終了後の四価金属のリン酸塩と二
価金属イオンを含む液とを中性域、例えばpH4〜12
の範囲で、並行して液中へ添加することにより行っても
よい。前記のようなpH域では二価金属の水酸化物から
なる沈殿物が生成し、生成した水酸化物の沈殿物と四価
金属の不溶性リン酸塩の沈殿物とが沈殿又は析出混合物
又は共沈混合物として生成する。二価金属の水酸化物の
生成において、常温での反応が遅い場合には反応系を加
温してもよい。また必要に応じて加圧下に100℃以上
の温度で反応させてもよい。また撹拌は空気を用いたバ
ブリングにより行ってもよい。
【0063】前記(ii)の方法において四価金属のリ
ン酸塩の沈殿物と二価金属の水酸化物とは上記(i)の
方法に準じて生成させることができる。すなわち、前記
四価金属イオンを含み二価金属イオンを含まない水溶液
にリン酸又はリン酸塩を添加して予めリン酸塩を生成さ
せる。生成したリン酸塩を必要により熟成した後、必要
によりpHを酸性域、例えばpH4以下に調整し、二価
金属イオンを含む水溶液(例えば金属塩を含有する水溶
液)を添加して混合し、前記と同様にpHを中性域、例
えばpH4以上に調整することにより混合沈殿物を生成
させてもよい。この方法では四価金属のリン酸塩の熟成
は比較的短時間であってもよい。
ン酸塩の沈殿物と二価金属の水酸化物とは上記(i)の
方法に準じて生成させることができる。すなわち、前記
四価金属イオンを含み二価金属イオンを含まない水溶液
にリン酸又はリン酸塩を添加して予めリン酸塩を生成さ
せる。生成したリン酸塩を必要により熟成した後、必要
によりpHを酸性域、例えばpH4以下に調整し、二価
金属イオンを含む水溶液(例えば金属塩を含有する水溶
液)を添加して混合し、前記と同様にpHを中性域、例
えばpH4以上に調整することにより混合沈殿物を生成
させてもよい。この方法では四価金属のリン酸塩の熟成
は比較的短時間であってもよい。
【0064】光触媒は四価金属のリン酸塩および二価金
属の水酸化物を生成させる反応系に、例えば粉粒状で添
加してもよく、前記四価金属のリン酸塩及び/又は二価
金属の水酸化物を生成させた後、反応系又は生成した沈
殿物に添加してもよい。
属の水酸化物を生成させる反応系に、例えば粉粒状で添
加してもよく、前記四価金属のリン酸塩及び/又は二価
金属の水酸化物を生成させた後、反応系又は生成した沈
殿物に添加してもよい。
【0065】更に光触媒は四価金属のリン酸塩及び/又
は二価金属の水酸化物の生成と共に同時に生成させても
よい。光触媒の生成には上記(i)及び(ii)の方法
が利用できる。例えば酸化チタンを生成させる場合、塩
化チタンなどのハロゲン化チタン、無機酸塩(例えば硫
酸チタンなどの硫酸塩)やアルコキシドを必要に応じて
前記反応系に添加し、反応系のpHを中性又はアルカリ
性、例えばpH6〜12程度に調整することにより生成
させることができる。
は二価金属の水酸化物の生成と共に同時に生成させても
よい。光触媒の生成には上記(i)及び(ii)の方法
が利用できる。例えば酸化チタンを生成させる場合、塩
化チタンなどのハロゲン化チタン、無機酸塩(例えば硫
酸チタンなどの硫酸塩)やアルコキシドを必要に応じて
前記反応系に添加し、反応系のpHを中性又はアルカリ
性、例えばpH6〜12程度に調整することにより生成
させることができる。
【0066】二酸化ケイ素を含む組成物を調整する場合
には、前記沈殿物生成反応の少なくともいずれか1つの
工程で二酸化ケイ素及び/又はケイ酸イオン種を添加し
てもよく、光触媒成分などを含む生成した沈殿物と二酸
化ケイ素と混合してもよい。なお前記沈殿物の生成と共
に二酸化ケイ素を生成させる場合、アルカリ性ケイ酸塩
溶液(例えばケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムなど)
をアルカリの代わりに用いることができる。ケイ酸イオ
ン種を用いる場合、二価金属の水酸化物の生成と共に中
性域、例えばpH4〜12程度に調整すると反応系で含
二酸化ケイ素を生成させることができる。
には、前記沈殿物生成反応の少なくともいずれか1つの
工程で二酸化ケイ素及び/又はケイ酸イオン種を添加し
てもよく、光触媒成分などを含む生成した沈殿物と二酸
化ケイ素と混合してもよい。なお前記沈殿物の生成と共
に二酸化ケイ素を生成させる場合、アルカリ性ケイ酸塩
溶液(例えばケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムなど)
をアルカリの代わりに用いることができる。ケイ酸イオ
ン種を用いる場合、二価金属の水酸化物の生成と共に中
性域、例えばpH4〜12程度に調整すると反応系で含
二酸化ケイ素を生成させることができる。
【0067】さらに銀成分に関し、前記二酸化ケイ素と
同様に、沈殿物生成反応の少なくとも1つの工程で銀成
分、例えば銀の水不溶性化合物及び/又は銀イオン種を
添加することにより銀成分を含む消臭性組成物を得るこ
とができる。また銀イオンなどの銀成分はイオン交換
法、含浸法などの慣用の方法により前記光触媒、リン酸
塩、水酸化物、二酸化ケイ素やこれらの成分の少なくと
も一種又は二種以上の成分に容易に担持出来る。
同様に、沈殿物生成反応の少なくとも1つの工程で銀成
分、例えば銀の水不溶性化合物及び/又は銀イオン種を
添加することにより銀成分を含む消臭性組成物を得るこ
とができる。また銀イオンなどの銀成分はイオン交換
法、含浸法などの慣用の方法により前記光触媒、リン酸
塩、水酸化物、二酸化ケイ素やこれらの成分の少なくと
も一種又は二種以上の成分に容易に担持出来る。
【0068】このようにして得られた沈殿物は必要に応
じて慣用の方法により精製してもよい。例えば前記混合
沈殿物などの沈殿物を含む反応液を濾過し、温水又は水
などの洗浄溶媒を用いて洗浄し、金属塩のアニオン種な
どの不純物を除去し乾燥することにより、精製した消臭
性成分や消臭性組成物を得る事ができる。前記濾過は濾
紙や濾布などを用い常温常圧下、減圧下または加圧下で
行うことができ、遠心分離法、真空濾過法などを利用し
て行ってもよい。また洗浄に際しては、傾斜洗浄法など
を利用してもよい。前記乾燥操作は、慣用の方法、例え
ば風乾で行ってもよく、消臭性組成物の分解温度未満の
温度、例えば約400℃以下、好ましくは200℃以下
の温度に加熱した加温下でおこなってもよい。
じて慣用の方法により精製してもよい。例えば前記混合
沈殿物などの沈殿物を含む反応液を濾過し、温水又は水
などの洗浄溶媒を用いて洗浄し、金属塩のアニオン種な
どの不純物を除去し乾燥することにより、精製した消臭
性成分や消臭性組成物を得る事ができる。前記濾過は濾
紙や濾布などを用い常温常圧下、減圧下または加圧下で
行うことができ、遠心分離法、真空濾過法などを利用し
て行ってもよい。また洗浄に際しては、傾斜洗浄法など
を利用してもよい。前記乾燥操作は、慣用の方法、例え
ば風乾で行ってもよく、消臭性組成物の分解温度未満の
温度、例えば約400℃以下、好ましくは200℃以下
の温度に加熱した加温下でおこなってもよい。
【0069】本発明において消臭成分や消臭性組成物
(以下これらを単に「消臭剤」と称する場合がある)は
不織布に含有させればよく、消臭剤を含有させるための
手段としては、消臭剤と繊維形成性重合体とを含む組成
物をメルトブロ−ンする方法、接着用樹脂などの結合剤
を用いて繊維の表面に脱落しないように付着させる方法
が含まれる。
(以下これらを単に「消臭剤」と称する場合がある)は
不織布に含有させればよく、消臭剤を含有させるための
手段としては、消臭剤と繊維形成性重合体とを含む組成
物をメルトブロ−ンする方法、接着用樹脂などの結合剤
を用いて繊維の表面に脱落しないように付着させる方法
が含まれる。
【0070】しかし不織布を構成する繊維中に消臭剤が
強固に保持されて繊維から容易に脱落せず消臭作用を長
期に亘って安定して発揮できる点において有利であるた
め、消臭剤と繊維形成性重合体とを含む組成物をメルト
ブロ−ンする方法が好ましく用いられる。
強固に保持されて繊維から容易に脱落せず消臭作用を長
期に亘って安定して発揮できる点において有利であるた
め、消臭剤と繊維形成性重合体とを含む組成物をメルト
ブロ−ンする方法が好ましく用いられる。
【0071】特に「ショット」の混入などにより消臭剤
と繊維形成性重合体とを含む組成物をメルトブロ−ンす
ることが困難な場合は結合剤を用いて繊維の表面に付着
させる方法を用いるとよい。繊維表面に消臭剤を付着さ
せる方法としては消臭剤と必要に応じて結合剤を含む分
散液に繊維を含浸する方法、前記分散液を繊維に噴霧、
コ−ティングする方法などの慣用の手法が採用できる。
結合剤としては例えば溶媒可溶性ポリオレフィン、ポリ
酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化
ビニルなどのビニル系ポリマ−、アクリル樹脂、スチレ
ン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタンな
どの熱可塑性樹脂、セルロ−ス系樹脂、エポキシ樹脂、
ビニルエステル樹脂、シリコ−ン樹脂などの熱硬化性樹
脂を使用しても良い。
と繊維形成性重合体とを含む組成物をメルトブロ−ンす
ることが困難な場合は結合剤を用いて繊維の表面に付着
させる方法を用いるとよい。繊維表面に消臭剤を付着さ
せる方法としては消臭剤と必要に応じて結合剤を含む分
散液に繊維を含浸する方法、前記分散液を繊維に噴霧、
コ−ティングする方法などの慣用の手法が採用できる。
結合剤としては例えば溶媒可溶性ポリオレフィン、ポリ
酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化
ビニルなどのビニル系ポリマ−、アクリル樹脂、スチレ
ン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタンな
どの熱可塑性樹脂、セルロ−ス系樹脂、エポキシ樹脂、
ビニルエステル樹脂、シリコ−ン樹脂などの熱硬化性樹
脂を使用しても良い。
【0072】臭気成分を効率良く除去するためには繊維
表面における消臭剤の濃度を高くするか繊維そのものを
細くすることによって繊維表面積を大きくし、消臭剤の
繊維表面に存在する確率を高くすることが有利である。
本発明のメルトブロ−ン繊維は平均繊維径およそ3〜4
μmと通常の溶融紡糸による繊維に比べ非常に細いため
消臭剤が繊維表面付近に存在する確率が高く、その分消
臭剤の濃度を低くできるという点において非常に有利で
ある。
表面における消臭剤の濃度を高くするか繊維そのものを
細くすることによって繊維表面積を大きくし、消臭剤の
繊維表面に存在する確率を高くすることが有利である。
本発明のメルトブロ−ン繊維は平均繊維径およそ3〜4
μmと通常の溶融紡糸による繊維に比べ非常に細いため
消臭剤が繊維表面付近に存在する確率が高く、その分消
臭剤の濃度を低くできるという点において非常に有利で
ある。
【0073】消臭剤を繊維中に含有するメルトブロ−ン
不織布の製造において消臭剤を添加する時期および態様
は特に限定されないが、繊維形成性重合体の重合過程
または重合直後に消臭剤を添加する方法、繊維形成性
重合体中に消臭剤を添加してマスタ−バッチを予め調製
し、このマスタ−バッチを用いる方法、繊維形成性重
合体を紡糸口金から紡出するまでの任意の段階(例えば
重合体のペレットを製造する段階、紡糸段階など)で繊
維形成性重合体中に消臭剤を添加する方法などの添加方
法が採用できる。
不織布の製造において消臭剤を添加する時期および態様
は特に限定されないが、繊維形成性重合体の重合過程
または重合直後に消臭剤を添加する方法、繊維形成性
重合体中に消臭剤を添加してマスタ−バッチを予め調製
し、このマスタ−バッチを用いる方法、繊維形成性重
合体を紡糸口金から紡出するまでの任意の段階(例えば
重合体のペレットを製造する段階、紡糸段階など)で繊
維形成性重合体中に消臭剤を添加する方法などの添加方
法が採用できる。
【0074】上記の方法による場合は、例えば繊維形
成性重合体用の原料スラリ−に添加する方法、プレポリ
マ−を製造した後、そのプレポリマ−を更に重縮合させ
る直前に添加する方法、繊維形成性重合体の製造直後で
あって、未だ液状である間に添加する方法などが採用で
きる。本発明で使用する消臭剤は触媒活性が高いため重
合体の種類によっては重合反応に影響を及ぼす場合があ
るので注意を要する。好ましい添加方法は前記方法ま
たはである。
成性重合体用の原料スラリ−に添加する方法、プレポリ
マ−を製造した後、そのプレポリマ−を更に重縮合させ
る直前に添加する方法、繊維形成性重合体の製造直後で
あって、未だ液状である間に添加する方法などが採用で
きる。本発明で使用する消臭剤は触媒活性が高いため重
合体の種類によっては重合反応に影響を及ぼす場合があ
るので注意を要する。好ましい添加方法は前記方法ま
たはである。
【0075】消臭剤は粉末状(例えば、微粒子状)で添
加する場合が多いが、粉末をそのまま重合体に添加する
と粒子の凝集により繊維化が困難となったり繊維化でき
ても強度の低い繊維となる場合がある。そのため粉末状
の消臭剤を適当な分散媒に分散させたスラリ−を重合体
へ添加しても良い。
加する場合が多いが、粉末をそのまま重合体に添加する
と粒子の凝集により繊維化が困難となったり繊維化でき
ても強度の低い繊維となる場合がある。そのため粉末状
の消臭剤を適当な分散媒に分散させたスラリ−を重合体
へ添加しても良い。
【0076】本発明の消臭性不織布およびこの不織布を
用いた不織布製品は光線(例えば太陽光や蛍光灯、紫外
線ランプなど)の照射下、アンモニア、アミン類などの
塩基性臭気成分、酢酸名どの酸性臭気成分、硫化水素な
どの硫黄含有化合物、ホルマリン、アセトアルデヒドな
どの中性臭気成分などの多くの臭気成分を速やかに、し
かも長期に亘り分解し、無臭化できる。そのため多数の
臭気成分を含む煙草臭などであっても、効率良く除去で
き、室内や車内の消臭に有効である。また家具や新建材
などから発生するホルマリン、アセトアルデヒドなどの
アルデヒド類の消臭に対しても有効である。
用いた不織布製品は光線(例えば太陽光や蛍光灯、紫外
線ランプなど)の照射下、アンモニア、アミン類などの
塩基性臭気成分、酢酸名どの酸性臭気成分、硫化水素な
どの硫黄含有化合物、ホルマリン、アセトアルデヒドな
どの中性臭気成分などの多くの臭気成分を速やかに、し
かも長期に亘り分解し、無臭化できる。そのため多数の
臭気成分を含む煙草臭などであっても、効率良く除去で
き、室内や車内の消臭に有効である。また家具や新建材
などから発生するホルマリン、アセトアルデヒドなどの
アルデヒド類の消臭に対しても有効である。
【0077】さらに消臭性成分を含有する消臭性メルト
ブロ−ン不織布は光を照射しなくても酸性臭気成分、塩
基性臭気成分などを吸着し効果的に消臭し、太陽光や蛍
光灯、UVランプなどの光照射下においては光触媒の酸
化分解作用と吸着剤の高い吸着作用との相乗効果により
酸性臭気成分や塩基性臭気成分に対する消臭性能を高め
るだけでなく、アルデヒド類などの中性臭気物質に対し
ても高い消臭効果を有し、しかもその効果を長期に亘り
持続する。また光触媒の作用により生成する酸化分解生
成物(例えば、アセトアルデヒドの場合酢酸が生成す
る。)が一部放出され、新たな臭気の原因となる場合が
あったとしても吸着剤を併用することにより酸化分解生
成物を吸着できる。そのため酸化分解生成物の放出また
は脱離を防止し消臭効率を更に高める事ができるととも
に、吸着剤に吸着された物質は光触媒によりさらに分解
されるので消臭効果が長期間に亘り持続する。
ブロ−ン不織布は光を照射しなくても酸性臭気成分、塩
基性臭気成分などを吸着し効果的に消臭し、太陽光や蛍
光灯、UVランプなどの光照射下においては光触媒の酸
化分解作用と吸着剤の高い吸着作用との相乗効果により
酸性臭気成分や塩基性臭気成分に対する消臭性能を高め
るだけでなく、アルデヒド類などの中性臭気物質に対し
ても高い消臭効果を有し、しかもその効果を長期に亘り
持続する。また光触媒の作用により生成する酸化分解生
成物(例えば、アセトアルデヒドの場合酢酸が生成す
る。)が一部放出され、新たな臭気の原因となる場合が
あったとしても吸着剤を併用することにより酸化分解生
成物を吸着できる。そのため酸化分解生成物の放出また
は脱離を防止し消臭効率を更に高める事ができるととも
に、吸着剤に吸着された物質は光触媒によりさらに分解
されるので消臭効果が長期間に亘り持続する。
【0078】なお光照射においては光触媒に応じた波長
の光線が利用できる。この光線の波長は光触媒を励起す
る波長であればよいが、通常紫外線または紫外線を含む
光線である場合が多い。光触媒として酸化チタンを用い
た場合、太陽光や蛍光灯の光でも十分その触媒機能を有
効に働かせることができる。なお光照射は通常、酸素、
空気などの酸素含有気体の存在下で行われる。
の光線が利用できる。この光線の波長は光触媒を励起す
る波長であればよいが、通常紫外線または紫外線を含む
光線である場合が多い。光触媒として酸化チタンを用い
た場合、太陽光や蛍光灯の光でも十分その触媒機能を有
効に働かせることができる。なお光照射は通常、酸素、
空気などの酸素含有気体の存在下で行われる。
【0079】
【発明の効果】本発明の消臭性メルトブロ−ン不織布は
光触媒を含有しているため光照射により種々の臭気成分
(酸性臭気成分、塩基性臭気成分および中性臭気成分)
を効率的かつ長期間に亘り除去できる。特に酸性臭気成
分及び塩基性臭気成分のみならず吸着機構では除去でき
ない中性臭気成分にたいしても高い除去能を示す。また
本消臭性メルトブロ−ン不織布は光照射の有無に拘ら
ず、臭気成分をよく除去できる。本発明の方法では光触
媒と吸着剤の含有という簡単な操作で前記の如き優れた
特性を有する消臭性メルトブロ−ン不織布を製造でき
る。しかもメルトブロ−ン不織布を構成している繊維
は、平均で2〜3μmと非常に細く、その繊維表面積が
大きいため、少ない消臭剤含有量で大きな消臭効果を得
ることができる。
光触媒を含有しているため光照射により種々の臭気成分
(酸性臭気成分、塩基性臭気成分および中性臭気成分)
を効率的かつ長期間に亘り除去できる。特に酸性臭気成
分及び塩基性臭気成分のみならず吸着機構では除去でき
ない中性臭気成分にたいしても高い除去能を示す。また
本消臭性メルトブロ−ン不織布は光照射の有無に拘ら
ず、臭気成分をよく除去できる。本発明の方法では光触
媒と吸着剤の含有という簡単な操作で前記の如き優れた
特性を有する消臭性メルトブロ−ン不織布を製造でき
る。しかもメルトブロ−ン不織布を構成している繊維
は、平均で2〜3μmと非常に細く、その繊維表面積が
大きいため、少ない消臭剤含有量で大きな消臭効果を得
ることができる。
【0080】
1)硫酸チタニル粉末(富士チタン工業(株)製、商品
名「タイサルト」、TiO2 として32.5重量%含
有)6.64gと硫酸亜鉛の結晶(ZnSO4 ・7H2
O、和光純薬製試薬特級)18.1gを水180gに添
加した。この水溶液は0.027モルのTi(IV)イオ
ンと0.062モルのZn(II)イオンを含んでいる。
この水溶液に室温下、攪拌しながら15重量%のリン酸
水溶液約35.3gを滴下したところ白色沈殿物が生成
した。白色沈殿物が生成した混合液をそのまま1晩攪拌
した。 2)得られた混合液に15%水酸化ナトリウム溶液をp
Hが7.0となるまで滴下した。なお水酸化ナトリウム
の滴下に際してpHが低下した場合にはさらに水酸化ナ
トリウム溶液を添加し、pHを約7.0に保持した。p
Hの低下が認められなくなるまで攪拌を続けるとZn
(II)−Ti(IV)を含む白色沈殿物が生成した。 3)生成した白色沈殿物を吸引濾別し、温脱イオン水で
十分洗浄した後、120℃で乾燥し、乾燥物を乳鉢で1
20μm以下に粉砕することによりZn(II)−Ti
(IV)を含む白色粉末を得た。 4)Zn(II)−Ti(IV)を含む白色粉末70重量部
に対して酸化チタン粉末(石原産業(株)製、MC−9
0)30重量部を混合し、得られた混合物をジェットミ
ル粉砕機に供給し、粉砕することによりさらに微粉末と
し、Zn(II)−Ti(IV)−TiO2 を含む消臭性組
成物の微粉末を得た。 5)得られた微粉末の平均粒径は1μmであった。
名「タイサルト」、TiO2 として32.5重量%含
有)6.64gと硫酸亜鉛の結晶(ZnSO4 ・7H2
O、和光純薬製試薬特級)18.1gを水180gに添
加した。この水溶液は0.027モルのTi(IV)イオ
ンと0.062モルのZn(II)イオンを含んでいる。
この水溶液に室温下、攪拌しながら15重量%のリン酸
水溶液約35.3gを滴下したところ白色沈殿物が生成
した。白色沈殿物が生成した混合液をそのまま1晩攪拌
した。 2)得られた混合液に15%水酸化ナトリウム溶液をp
Hが7.0となるまで滴下した。なお水酸化ナトリウム
の滴下に際してpHが低下した場合にはさらに水酸化ナ
トリウム溶液を添加し、pHを約7.0に保持した。p
Hの低下が認められなくなるまで攪拌を続けるとZn
(II)−Ti(IV)を含む白色沈殿物が生成した。 3)生成した白色沈殿物を吸引濾別し、温脱イオン水で
十分洗浄した後、120℃で乾燥し、乾燥物を乳鉢で1
20μm以下に粉砕することによりZn(II)−Ti
(IV)を含む白色粉末を得た。 4)Zn(II)−Ti(IV)を含む白色粉末70重量部
に対して酸化チタン粉末(石原産業(株)製、MC−9
0)30重量部を混合し、得られた混合物をジェットミ
ル粉砕機に供給し、粉砕することによりさらに微粉末と
し、Zn(II)−Ti(IV)−TiO2 を含む消臭性組
成物の微粉末を得た。 5)得られた微粉末の平均粒径は1μmであった。
【0081】実施例1;メルトフロ−レ−ト700のポ
リプロピレンに対して上記で得られた消臭性組成物を2
0重量%練り込んだマスタ−バッチのペレットを用意し
た。上記ポリプロピレン95部に対して該マスタ−バッ
チ5部をペレット状で混合した後、押出機によって溶融
押出し、紡糸温度285℃、単孔吐出量0.5g/分・
孔でノズルから吐出し、温度285℃、圧力0.4kg
/cm2 の熱風で紡出した繊維流をダイ下20cmの位
置で捕集して、平均目付20g/cm2 の上記消臭性組
成物を1重量%配合されたポリプロピレンメルトブロ−
ン極細繊維不織布を得た。
リプロピレンに対して上記で得られた消臭性組成物を2
0重量%練り込んだマスタ−バッチのペレットを用意し
た。上記ポリプロピレン95部に対して該マスタ−バッ
チ5部をペレット状で混合した後、押出機によって溶融
押出し、紡糸温度285℃、単孔吐出量0.5g/分・
孔でノズルから吐出し、温度285℃、圧力0.4kg
/cm2 の熱風で紡出した繊維流をダイ下20cmの位
置で捕集して、平均目付20g/cm2 の上記消臭性組
成物を1重量%配合されたポリプロピレンメルトブロ−
ン極細繊維不織布を得た。
【0082】実施例2;前記消臭性組成物の配合率が3
%となるようにしたこと以外実施例1と同じ条件下でメ
ルトブロ−ン不織布を得た。
%となるようにしたこと以外実施例1と同じ条件下でメ
ルトブロ−ン不織布を得た。
【0083】実施例3;前記消臭性組成物の配合率が5
%となるようにしたこと以外実施例1と同じ条件下でメ
ルトブロ−ン不織布を得た。
%となるようにしたこと以外実施例1と同じ条件下でメ
ルトブロ−ン不織布を得た。
【0084】比較例1;前記消臭性組成物を配合してい
ないポリプロピレンを用いて実施例1と同じ条件下でメ
ルトブロ−ン不織布を得た。
ないポリプロピレンを用いて実施例1と同じ条件下でメ
ルトブロ−ン不織布を得た。
【0085】〔消臭性試験〕実施例および比較例で得ら
れた布の消臭能を硫化水素、アンモニアについてそれぞ
れ次のようにして測定した。テドラ−バッグ(容積5リ
ットル)に不織布3gを入れて密封した。次いでシリン
ジを用いて所定の濃度の臭気成分を含む空気を全ガス量
3リットルとなるようにテドラ−バッグ内へ注入した。
なお注入ガスにおいて初期濃度はそれぞれアンモニア4
0ppm、硫化水素15ppmである。なお試験は27
Wの白色蛍光灯から15cm離してテドラ−バッグを暗
室に静置し、布全体に光を照射して行った。
れた布の消臭能を硫化水素、アンモニアについてそれぞ
れ次のようにして測定した。テドラ−バッグ(容積5リ
ットル)に不織布3gを入れて密封した。次いでシリン
ジを用いて所定の濃度の臭気成分を含む空気を全ガス量
3リットルとなるようにテドラ−バッグ内へ注入した。
なお注入ガスにおいて初期濃度はそれぞれアンモニア4
0ppm、硫化水素15ppmである。なお試験は27
Wの白色蛍光灯から15cm離してテドラ−バッグを暗
室に静置し、布全体に光を照射して行った。
【0086】ガスを注入してから一定時間経過後に、硫
化水素の場合にはテドラ−バッグ内のガスをマイクロシ
リンジでサンプリングし、ガスクロマトグラフィ−(島
津製作所製 GC−14A型)でガス濃度を測定し、臭
気成分の除去率を求めた。アンモニアの場合はガス検知
管(ガステック社製、アンモニア用3L型)を用い、直
接テドラ−バッグ内のガス濃度を測定し、下記式により
臭気成分の除去率を求めた。結果を表1、表2に示す。 除去率(%)=(C0 −C)/C0 ×100 (C0 は初期濃度、Cは一定時間経過後の濃度であ
る。)
化水素の場合にはテドラ−バッグ内のガスをマイクロシ
リンジでサンプリングし、ガスクロマトグラフィ−(島
津製作所製 GC−14A型)でガス濃度を測定し、臭
気成分の除去率を求めた。アンモニアの場合はガス検知
管(ガステック社製、アンモニア用3L型)を用い、直
接テドラ−バッグ内のガス濃度を測定し、下記式により
臭気成分の除去率を求めた。結果を表1、表2に示す。 除去率(%)=(C0 −C)/C0 ×100 (C0 は初期濃度、Cは一定時間経過後の濃度であ
る。)
【0087】
【表1】
【0088】
【表2】
【0089】表より明らかなように実施例で得られた消
臭性不織布を用いると塩基性臭気成分及び酸性臭気成分
に対して臭気成分を除去できる。そして消臭剤の含有率
が僅か1%であっても十分な性能を発揮できる。
臭性不織布を用いると塩基性臭気成分及び酸性臭気成分
に対して臭気成分を除去できる。そして消臭剤の含有率
が僅か1%であっても十分な性能を発揮できる。
Claims (10)
- 【請求項1】光触媒と吸着剤とを含有してなる消臭性メ
ルトブロ−ン不織布。 - 【請求項2】吸着剤が四価金属のリン酸塩および二価金
属の水酸化物である請求項1記載の消臭性メルトブロ−
ン不織布。 - 【請求項3】光触媒が光半導体である請求項1又は2記
載の消臭性メルトブロ−ン不織布。 - 【請求項4】光触媒が酸化物半導体である請求項1又は
2記載の消臭性メルトブロ−ン不織布。 - 【請求項5】光触媒が酸化チタンである請求項1又は2
記載の消臭性メルトブロ−ン不織布。 - 【請求項6】不織布全体に対して光触媒0.1〜5重量
%を含有する請求項1又は2記載の消臭性メルトブロ−
ン不織布。 - 【請求項7】不織布全体に対して吸着剤0.1〜5重量
%を含有する請求項1又は2記載の消臭性メルトブロ−
ン不織布。 - 【請求項8】吸着剤100重量部に対する光触媒の割合
が10〜750重量部である請求項1〜6のいずれかに
記載の消臭性メルトブロ−ン不織布。 - 【請求項9】四価金属のリン酸塩、二価金属の水酸化物
および光触媒を繊維に含有させる消臭性メルトブロ−ン
不織布の製造方法。 - 【請求項10】四価金属のリン酸塩、二価金属の水酸化
物および光触媒及び繊維形成性樹脂を含む組成物を紡糸
する請求項9記載の消臭性メルトブロ−ン不織布の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8287933A JPH10131020A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 消臭性メルトブローン不織布およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8287933A JPH10131020A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 消臭性メルトブローン不織布およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10131020A true JPH10131020A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17723618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8287933A Pending JPH10131020A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 消臭性メルトブローン不織布およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10131020A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002266215A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-18 | Fujiichi:Kk | 機能綿 |
| JP2005271511A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Teijin Techno Products Ltd | 複合繊維構造体 |
| KR100937515B1 (ko) | 2009-06-11 | 2010-01-19 | 김범식 | 항균, 소취, 방오 및 음이온 방출이 되는 기능성 환자복 |
| KR100985485B1 (ko) * | 2009-11-09 | 2010-10-05 | 김범식 | 항균, 소취, 방오부를 형성한 기능성 위생복 |
| WO2010143818A3 (ko) * | 2009-06-11 | 2011-03-24 | Kim Beum Sik | 항균, 소취, 방오 및 음이온 방출이 되는 기능성 위생복 및 환자복 |
| JP2017040007A (ja) * | 2015-08-17 | 2017-02-23 | 石塚硝子株式会社 | 消臭性繊維及び消臭布 |
| JP2017527711A (ja) * | 2014-09-11 | 2017-09-21 | クロペイ・プラスティック・プロダクツ・カンパニー・インコーポレーテッド | 赤外放射率を向上させた高分子材料 |
| CN114059235A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-02-18 | 南京摩开科技有限公司 | 一种光响应聚氨酯导电纳米纤维膜及其制备方法 |
| JP2024530172A (ja) * | 2021-12-30 | 2024-08-16 | 河南牧業経済学院 | 畜舎の粉塵除去、殺菌、消臭が一体化されたスマート軽量装置 |
| JP2025061558A (ja) * | 2020-09-29 | 2025-04-10 | 関西電子株式会社 | 粒子分散長繊維交絡集合体 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02127550A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-16 | Kuraray Co Ltd | 微粉粒体を含有する不織布の製造法 |
| JPH08284011A (ja) * | 1995-02-15 | 1996-10-29 | Takeda Chem Ind Ltd | 消臭性繊維およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP8287933A patent/JPH10131020A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02127550A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-16 | Kuraray Co Ltd | 微粉粒体を含有する不織布の製造法 |
| JPH08284011A (ja) * | 1995-02-15 | 1996-10-29 | Takeda Chem Ind Ltd | 消臭性繊維およびその製造方法 |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002266215A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-18 | Fujiichi:Kk | 機能綿 |
| JP2005271511A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Teijin Techno Products Ltd | 複合繊維構造体 |
| KR100937515B1 (ko) | 2009-06-11 | 2010-01-19 | 김범식 | 항균, 소취, 방오 및 음이온 방출이 되는 기능성 환자복 |
| WO2010143818A3 (ko) * | 2009-06-11 | 2011-03-24 | Kim Beum Sik | 항균, 소취, 방오 및 음이온 방출이 되는 기능성 위생복 및 환자복 |
| KR100985485B1 (ko) * | 2009-11-09 | 2010-10-05 | 김범식 | 항균, 소취, 방오부를 형성한 기능성 위생복 |
| JP2017527711A (ja) * | 2014-09-11 | 2017-09-21 | クロペイ・プラスティック・プロダクツ・カンパニー・インコーポレーテッド | 赤外放射率を向上させた高分子材料 |
| JP2017040007A (ja) * | 2015-08-17 | 2017-02-23 | 石塚硝子株式会社 | 消臭性繊維及び消臭布 |
| JP2025061558A (ja) * | 2020-09-29 | 2025-04-10 | 関西電子株式会社 | 粒子分散長繊維交絡集合体 |
| CN114059235A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-02-18 | 南京摩开科技有限公司 | 一种光响应聚氨酯导电纳米纤维膜及其制备方法 |
| CN114059235B (zh) * | 2021-11-29 | 2022-12-02 | 南京摩开科技有限公司 | 一种光响应聚氨酯导电纳米纤维膜及其制备方法 |
| JP2024530172A (ja) * | 2021-12-30 | 2024-08-16 | 河南牧業経済学院 | 畜舎の粉塵除去、殺菌、消臭が一体化されたスマート軽量装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3215318B2 (ja) | 消臭性繊維およびその製造方法 | |
| US5690922A (en) | Deodorizable fibers and method of producing the same | |
| EP0719579B1 (en) | Catalytic compositions and a deodorizing method using the same | |
| US7855161B2 (en) | Photocatalytic fiber and fabric using thereof, and fabric product using the fabric | |
| US20060199729A1 (en) | Broad band light absorbing photocatalyst, process for producing thereof, broad band light absorbing photocatalyst composition, and molded article | |
| JPH10131020A (ja) | 消臭性メルトブローン不織布およびその製造方法 | |
| KR101762718B1 (ko) | 다공성 구리-망간 필터메디아 및 그 제조방법 | |
| JP2019166448A (ja) | 揮発性有機化合物分解光触媒体及びその製造方法、並びに、揮発性有機化合物分解方法 | |
| JP3301706B2 (ja) | 消臭性複合繊維およびその製造方法 | |
| CN1326617C (zh) | 光功能性粉体及其用途 | |
| JP2001179085A (ja) | 吸着剤およびその製造法 | |
| JPH08266902A (ja) | 光触媒を用いた環境浄化材料およびその組成物 | |
| US7683005B2 (en) | Photocatalyst, manufacturing method therefor and articles comprising photocatalyst | |
| JP2005318999A (ja) | 抗菌性消臭剤およびその製造方法 | |
| JPH08229409A (ja) | 触媒組成物およびそれを用いた脱臭方法 | |
| JP3876124B2 (ja) | 水和含鉄アルミニウム酸化物の製造方法 | |
| JP2006116449A (ja) | 光触媒繊維、それから誘導される多孔性光触媒繊維 | |
| JP3342326B2 (ja) | ワイピングクロス | |
| JP3720466B2 (ja) | 消臭繊維 | |
| JP3705621B2 (ja) | 消臭および抗菌用の組成物およびこれを用いた繊維布帛 | |
| JP3905823B2 (ja) | 消臭複合繊維 | |
| JP2002292287A (ja) | 有害物除去シ−トとその製造方法 | |
| JP2004169216A (ja) | 消臭繊維 | |
| JP3479736B2 (ja) | 空気浄化システム | |
| JP3816605B2 (ja) | 熱融着性繊維 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040325 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040521 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040615 |