JPH10132097A - 流量制御弁 - Google Patents
流量制御弁Info
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- JPH10132097A JPH10132097A JP28702196A JP28702196A JPH10132097A JP H10132097 A JPH10132097 A JP H10132097A JP 28702196 A JP28702196 A JP 28702196A JP 28702196 A JP28702196 A JP 28702196A JP H10132097 A JPH10132097 A JP H10132097A
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Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
- Taps Or Cocks (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 弁体の開口面積が比較的小さい領域における
流水音の発生を抑制するとともに、鋳砂等の異物の侵入
によるシール不良の発生を抑制する。 【解決手段】 弁体4aの開口面積が比較的小さい領域
における流水音の発生は、温水の流れの急縮小、急曲が
りに起因すると考えて、弁体4aの温水入口側開口部1
71、171aに、温水の流れの急縮小、急曲がりを低
減する通路形状として、円弧形状部を形成して、開口部
縁部のエッジを無くして流水音の発生を抑制する。ま
た、バイパス側開口部172、出口側開口部173、1
73aにも円弧形状部を形成して、開口部縁部のエッジ
を無くして弾性シール材40〜42の損傷、異物の侵入
を抑制する。これにより、弾性シール材40〜42によ
るシール機能を長期間にわたって確保する。
流水音の発生を抑制するとともに、鋳砂等の異物の侵入
によるシール不良の発生を抑制する。 【解決手段】 弁体4aの開口面積が比較的小さい領域
における流水音の発生は、温水の流れの急縮小、急曲が
りに起因すると考えて、弁体4aの温水入口側開口部1
71、171aに、温水の流れの急縮小、急曲がりを低
減する通路形状として、円弧形状部を形成して、開口部
縁部のエッジを無くして流水音の発生を抑制する。ま
た、バイパス側開口部172、出口側開口部173、1
73aにも円弧形状部を形成して、開口部縁部のエッジ
を無くして弾性シール材40〜42の損傷、異物の侵入
を抑制する。これにより、弾性シール材40〜42によ
るシール機能を長期間にわたって確保する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温水流量を制御する
流量制御弁に関するもので、車両用温水式暖房装置に用
いて好適なものである。
流量制御弁に関するもので、車両用温水式暖房装置に用
いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、温水式暖房装置を含む車両用空調
装置の吹出空気の温度制御方式として、暖房用熱交換器
への温水流量を制御して、吹出空気温度を制御する方式
のものが知られている。ところで、この種の温水流量制
御方式のものでは、周知のごとく、暖房用熱交換器の放
熱特性から、温水の微少流量域で吹出空気温度が急激に
立ち上がる特性を持っているので、温水の微少流量域を
きめ細かく制御しないと、吹出空気温度を所望通り制御
できないことになり、実用上致命的な欠陥を生じる。
装置の吹出空気の温度制御方式として、暖房用熱交換器
への温水流量を制御して、吹出空気温度を制御する方式
のものが知られている。ところで、この種の温水流量制
御方式のものでは、周知のごとく、暖房用熱交換器の放
熱特性から、温水の微少流量域で吹出空気温度が急激に
立ち上がる特性を持っているので、温水の微少流量域を
きめ細かく制御しないと、吹出空気温度を所望通り制御
できないことになり、実用上致命的な欠陥を生じる。
【0003】そこで、本発明者らは、先に、特開平8−
72529号公報等において、温水の微少流量域をきめ
細かく制御可能な流量制御弁を提案している。この流量
制御弁では、そのハウジングに、車両走行用の水冷式エ
ンジンからの温水が流入する温水入口と、暖房用熱交換
器に温水を供給する温水出口と、暖房用熱交換器のバイ
パス回路に連通するバイパス開口とを備えるとともに、
このハウジング内に、温水入口から温水出口に供給され
る温水の流れおよび温水入口からバイパス開口に供給さ
れる温水の流れを制御する弁体を回動可能に収納してい
る。
72529号公報等において、温水の微少流量域をきめ
細かく制御可能な流量制御弁を提案している。この流量
制御弁では、そのハウジングに、車両走行用の水冷式エ
ンジンからの温水が流入する温水入口と、暖房用熱交換
器に温水を供給する温水出口と、暖房用熱交換器のバイ
パス回路に連通するバイパス開口とを備えるとともに、
このハウジング内に、温水入口から温水出口に供給され
る温水の流れおよび温水入口からバイパス開口に供給さ
れる温水の流れを制御する弁体を回動可能に収納してい
る。
【0004】そして、この弁体に形成した制御流路に、
温水入口の開口面積を絞る第1の絞り部と温水出口の開
口面積を絞る第2の絞り部とを備え、この第1の絞り部
と第2の絞り部との中間部位をバイパス開口に連通させ
るようにしている。このように、第1の絞り部と第2の
絞り部との2段絞りを介して暖房用熱交換器に温水を供
給するとともに、この2段絞りの中間部位をバイパス開
口に連通させることにより、暖房用熱交換器への温水圧
力を十分低下させることができ、この結果、暖房用熱交
換器に供給される温水の微少流量を良好に制御するもの
である。
温水入口の開口面積を絞る第1の絞り部と温水出口の開
口面積を絞る第2の絞り部とを備え、この第1の絞り部
と第2の絞り部との中間部位をバイパス開口に連通させ
るようにしている。このように、第1の絞り部と第2の
絞り部との2段絞りを介して暖房用熱交換器に温水を供
給するとともに、この2段絞りの中間部位をバイパス開
口に連通させることにより、暖房用熱交換器への温水圧
力を十分低下させることができ、この結果、暖房用熱交
換器に供給される温水の微少流量を良好に制御するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者ら
は、上記公報記載の流量制御弁の製品化に向けて、種々
の試作、実験する中で、弁体を通過する温水の流水音が
問題となることが判明した。特に、弁体の開口面積が比
較的小さい中間開度、小開度の領域において、エンジン
回転数が高回転となり、温水圧力が高くなると、かなり
大きな流水音が発生することが判明した。
は、上記公報記載の流量制御弁の製品化に向けて、種々
の試作、実験する中で、弁体を通過する温水の流水音が
問題となることが判明した。特に、弁体の開口面積が比
較的小さい中間開度、小開度の領域において、エンジン
回転数が高回転となり、温水圧力が高くなると、かなり
大きな流水音が発生することが判明した。
【0006】また、温水中に含まれる鋳砂等の異物が弁
体とゴム製の弾性シール材との間に侵入して(異物の噛
み込み)、弾性シール材を損傷させ、シール不良を発生
することが判明した。そこで、本発明は上記点に鑑み
て、弁体の開口面積が比較的小さい領域における流水音
の発生を抑制することを第1の目的とする。
体とゴム製の弾性シール材との間に侵入して(異物の噛
み込み)、弾性シール材を損傷させ、シール不良を発生
することが判明した。そこで、本発明は上記点に鑑み
て、弁体の開口面積が比較的小さい領域における流水音
の発生を抑制することを第1の目的とする。
【0007】また、本発明は、鋳砂等の異物の侵入によ
るシール不良の発生を抑制することを第2の目的とす
る。
るシール不良の発生を抑制することを第2の目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、弁体の開
口面積が比較的小さい領域における流水音の発生原因に
ついて実験検討する中で、温水の流れが急縮小、急曲が
りする状況において流水音が増大するのではないかと考
えて、弁体の温水入口側開口部に、温水の流れの急縮
小、急曲がりを低減する通路形状を形成することによ
り、流水音の発生を抑制しようとするものである。
口面積が比較的小さい領域における流水音の発生原因に
ついて実験検討する中で、温水の流れが急縮小、急曲が
りする状況において流水音が増大するのではないかと考
えて、弁体の温水入口側開口部に、温水の流れの急縮
小、急曲がりを低減する通路形状を形成することによ
り、流水音の発生を抑制しようとするものである。
【0009】具体的には、請求項1〜4記載の発明で
は、弁体(4a)の制御流路(170)に、温水入口
(19)の開口面積を調整する入口側開口部(171、
171a)と温水出口(20)の開口面積を調整する出
口側開口部(173、173a)とバイパス開口(2
1)の開口面積を調整するバイパス側開口部(172)
とを設け、この制御流路(170)のうち、入口側開口
部(171、171a)と出口側開口部(173、17
3a)との中間部位(Z)を、バイパス側開口部(17
2)を通してバイパス開口(21)に連通させるように
し、さらに、入口側開口部(171、171a)と弁体
(4a)の表面とのつながり部に、エッジ部をなくすた
めの円弧形状部(R1、R3)または面取り部を形成し
たことを特徴としている。
は、弁体(4a)の制御流路(170)に、温水入口
(19)の開口面積を調整する入口側開口部(171、
171a)と温水出口(20)の開口面積を調整する出
口側開口部(173、173a)とバイパス開口(2
1)の開口面積を調整するバイパス側開口部(172)
とを設け、この制御流路(170)のうち、入口側開口
部(171、171a)と出口側開口部(173、17
3a)との中間部位(Z)を、バイパス側開口部(17
2)を通してバイパス開口(21)に連通させるように
し、さらに、入口側開口部(171、171a)と弁体
(4a)の表面とのつながり部に、エッジ部をなくすた
めの円弧形状部(R1、R3)または面取り部を形成し
たことを特徴としている。
【0010】これにより、入口側開口部の縁部における
エッジ部に起因する温水流れの急縮小、急曲がりを効果
的に抑制できるので、弁体の開口面積が比較的小さい領
域において温水圧力が高くなっても、流水音を低下でき
る。また、請求項2記載の発明では、入口側開口部(1
71、171a)が、前記弁体(4a)の表面から流入
した温水の流れを、前記弁体(4a)の内部において方
向転換する通路部(171′)を有しており、この通路
部(171′)の内部流れ転換部にもエッジ部をなくす
ための円弧形状部(R2)または面取り部を形成したこ
とを特徴としている。
エッジ部に起因する温水流れの急縮小、急曲がりを効果
的に抑制できるので、弁体の開口面積が比較的小さい領
域において温水圧力が高くなっても、流水音を低下でき
る。また、請求項2記載の発明では、入口側開口部(1
71、171a)が、前記弁体(4a)の表面から流入
した温水の流れを、前記弁体(4a)の内部において方
向転換する通路部(171′)を有しており、この通路
部(171′)の内部流れ転換部にもエッジ部をなくす
ための円弧形状部(R2)または面取り部を形成したこ
とを特徴としている。
【0011】これにより、通路部(171′)の内部流
れ転換部における温水流れの急曲がりを抑制して、流水
音を一層低下できる。また、請求項3記載の発明では、
入口側開口部(171、171a)が、弁体(4a)の
表面から流入した温水の流れを、前記弁体(4a)の内
部において方向転換する通路部(171′)を有してお
り、この通路部(171′)の幅(w)と深さ(d)と
の比(w/d)を0.75〜1.33の範囲に設定した
ことを特徴としている。
れ転換部における温水流れの急曲がりを抑制して、流水
音を一層低下できる。また、請求項3記載の発明では、
入口側開口部(171、171a)が、弁体(4a)の
表面から流入した温水の流れを、前記弁体(4a)の内
部において方向転換する通路部(171′)を有してお
り、この通路部(171′)の幅(w)と深さ(d)と
の比(w/d)を0.75〜1.33の範囲に設定した
ことを特徴としている。
【0012】このように、通路部(171′)の幅
(w)と深さ(d)との比(w/d)を設定することに
より、通路部(171′)の断面形状が正方形に近似し
た形となり、通路部(171′)における温水の流れの
急縮小を低減して、流水音を一層低下できるまた、請求
項4記載の発明では、ハウジング(14)内において、
温水入口(19)と弁体(4a)との間、温水出口(2
0)と弁体(4a)との間、およびバイパス開口(2
1)と弁体(4a)との間にそれぞれ弾性シール材(4
0、41、42)を配置し、制御流路(170)のう
ち、出口側開口部(173、173a)と弁体(4a)
の表面とのつながり部、およびバイパス側開口部(17
2)と弁体(4a)の表面とのつながり部にも、エッジ
部をなくすための円弧形状部(R4、R5)または面取
り部を形成したことを特徴としている。
(w)と深さ(d)との比(w/d)を設定することに
より、通路部(171′)の断面形状が正方形に近似し
た形となり、通路部(171′)における温水の流れの
急縮小を低減して、流水音を一層低下できるまた、請求
項4記載の発明では、ハウジング(14)内において、
温水入口(19)と弁体(4a)との間、温水出口(2
0)と弁体(4a)との間、およびバイパス開口(2
1)と弁体(4a)との間にそれぞれ弾性シール材(4
0、41、42)を配置し、制御流路(170)のう
ち、出口側開口部(173、173a)と弁体(4a)
の表面とのつながり部、およびバイパス側開口部(17
2)と弁体(4a)の表面とのつながり部にも、エッジ
部をなくすための円弧形状部(R4、R5)または面取
り部を形成したことを特徴としている。
【0013】これにより、制御流路(170)の各開口
部(171、171a)(172)(173、173
a)と弁体(4a)の表面とのつながり部におけるエッ
ジ部をすべてなくすことができる。そのため、エッジ部
による弾性シール材(40、41、42)の損傷を防止
できるとともに、制御流路(170)の各開口部の縁部
から、温水中の鋳砂等の異物が弁体(4a)と弾性シー
ル材(40、41、42)との間に侵入すること(異物
の噛み込み)を防止できる。
部(171、171a)(172)(173、173
a)と弁体(4a)の表面とのつながり部におけるエッ
ジ部をすべてなくすことができる。そのため、エッジ部
による弾性シール材(40、41、42)の損傷を防止
できるとともに、制御流路(170)の各開口部の縁部
から、温水中の鋳砂等の異物が弁体(4a)と弾性シー
ル材(40、41、42)との間に侵入すること(異物
の噛み込み)を防止できる。
【0014】この結果、弾性シール材(40、41、4
2)によるシール機能を長期間にわたって良好に確保で
きる。なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載する具体的手段との対応関係を示
す。
2)によるシール機能を長期間にわたって良好に確保で
きる。なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載する具体的手段との対応関係を示
す。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3、図5、図8は本発明
の一実施形態を示すもので、図1、2は本発明による流
量制御弁を有する流量制御装置の具体的構造を示してい
る。1は自動車走行用の水冷式エンジン、2はエンジン
1により駆動されるウオータポンプで、エンジン1の冷
却水回路(温水回路)に水を循環させるものである。
の一実施形態を示すもので、図1、2は本発明による流
量制御弁を有する流量制御装置の具体的構造を示してい
る。1は自動車走行用の水冷式エンジン、2はエンジン
1により駆動されるウオータポンプで、エンジン1の冷
却水回路(温水回路)に水を循環させるものである。
【0016】3は流量制御装置であって、温水出入口を
3つ有する三方弁タイプの流量制御弁4と、バイパス回
路5と、バイパス回路5に設けられた圧力応動弁(バイ
パス弁)6とを一体に構成している。ここで、バイパス
回路5は温水回路において暖房用熱交換器(ヒータコ
ア)7と並列に設けられるものである。圧力応動弁6は
エンジン1から供給される温水の圧力上昇に応じて、バ
イパス回路5の開度を増大することより、エンジン1の
回転数変動によりウオータポンプ2の回転数が変動して
も、暖房用熱交換器7の前後差圧を一定に近づける役割
を果たすものである。
3つ有する三方弁タイプの流量制御弁4と、バイパス回
路5と、バイパス回路5に設けられた圧力応動弁(バイ
パス弁)6とを一体に構成している。ここで、バイパス
回路5は温水回路において暖房用熱交換器(ヒータコ
ア)7と並列に設けられるものである。圧力応動弁6は
エンジン1から供給される温水の圧力上昇に応じて、バ
イパス回路5の開度を増大することより、エンジン1の
回転数変動によりウオータポンプ2の回転数が変動して
も、暖房用熱交換器7の前後差圧を一定に近づける役割
を果たすものである。
【0017】また、暖房用熱交換器7は図示しない空調
ユニットの空気通路(通風ダクト)内に設置されて、エ
ンジン1から供給される温水と送風空気とを熱交換し
て、送風空気を加熱するものである。図1、2に示すよ
うに、流量制御弁4は樹脂材料にて円柱状に成形された
弁体4aを有しており、弁体4aには温水流量制御用の
制御流路170が形成されており、この制御流路170
の詳細は後述する。また、流量制御装置3は、やはり樹
脂にて成形された弁ハウジング14を有しており、この
弁ハウジング14のうち、略円筒状に成形された第1収
納部14a内に円柱状弁体4aが回動可能に配置され、
収納されている。従って、弁体4aは回動可能なロータ
として構成されている。
ユニットの空気通路(通風ダクト)内に設置されて、エ
ンジン1から供給される温水と送風空気とを熱交換し
て、送風空気を加熱するものである。図1、2に示すよ
うに、流量制御弁4は樹脂材料にて円柱状に成形された
弁体4aを有しており、弁体4aには温水流量制御用の
制御流路170が形成されており、この制御流路170
の詳細は後述する。また、流量制御装置3は、やはり樹
脂にて成形された弁ハウジング14を有しており、この
弁ハウジング14のうち、略円筒状に成形された第1収
納部14a内に円柱状弁体4aが回動可能に配置され、
収納されている。従って、弁体4aは回動可能なロータ
として構成されている。
【0018】また、弁ハウジング14には、第1収納部
14aに隣接して、圧力応動弁6を収納する第2収納部
14bが一体成形されている。圧力応動弁6は第2収納
部14bに対して図1の上下方向にリフト可能に配置さ
れ、収納されている。そして、これら第1、第2収納部
14a、14bの上部開口端部には、図2に示す樹脂製
の蓋板14cがねじ(図示せず)等により脱着可能に取
付られており、この蓋板14cにより第1、第2収納部
14a、14bの上部開口端部が密封されている。
14aに隣接して、圧力応動弁6を収納する第2収納部
14bが一体成形されている。圧力応動弁6は第2収納
部14bに対して図1の上下方向にリフト可能に配置さ
れ、収納されている。そして、これら第1、第2収納部
14a、14bの上部開口端部には、図2に示す樹脂製
の蓋板14cがねじ(図示せず)等により脱着可能に取
付られており、この蓋板14cにより第1、第2収納部
14a、14bの上部開口端部が密封されている。
【0019】上記弁ハウジング14のうち、第1収納部
14aには、エンジン1からの温水が流入する第1温水
入口パイプ19、この温水入口パイプ19から流入した
温水を熱交換器7に向けて流出させる第1温水出口パイ
プ20、及び熱交換器7のバイパス回路5に向けて温水
を流出させるバイパス用開口21が一体成形されてい
る。
14aには、エンジン1からの温水が流入する第1温水
入口パイプ19、この温水入口パイプ19から流入した
温水を熱交換器7に向けて流出させる第1温水出口パイ
プ20、及び熱交換器7のバイパス回路5に向けて温水
を流出させるバイパス用開口21が一体成形されてい
る。
【0020】ここで、本例では、第1収納部14aの円
周面に第1温水入口パイプ19とバイパス用開口21と
を、略直交する位置関係で配置するとともに、第1温水
出口パイプ20は、第1収納部14aの軸方向の一端面
(図2の底面側)に配置してある。さらに、第2収納部
14bには、熱交換器7から流出した戻り温水が流入す
る第2温水入口パイプ26及びエンジン1に温水を戻す
第2温水出口パイプ28が一体成形されている。従っ
て、熱交換器7のバイパス回路5は第2収納部14b内
に形成されることになる。
周面に第1温水入口パイプ19とバイパス用開口21と
を、略直交する位置関係で配置するとともに、第1温水
出口パイプ20は、第1収納部14aの軸方向の一端面
(図2の底面側)に配置してある。さらに、第2収納部
14bには、熱交換器7から流出した戻り温水が流入す
る第2温水入口パイプ26及びエンジン1に温水を戻す
第2温水出口パイプ28が一体成形されている。従っ
て、熱交換器7のバイパス回路5は第2収納部14b内
に形成されることになる。
【0021】圧力応動弁6は、バイパス用開口21を開
閉する弁体30を有し、この弁体30は円板部の中心部
をバイパス用開口21側へ突出させた形状になってい
る。この弁体30には、コイルスプリング(ばね手段)
32のばね力が閉弁方向(図1の下方)に作用してい
る。このコイルスプリング32の上端部は座板27によ
り支持されており、この座板27は、スプリング力によ
り第2収納部14bの内壁面に圧着している。この座板
27の中心部には円筒部27aが形成されており、この
円筒部27aには弁体30と一体の軸部31の上端部が
摺動可能に嵌合して、弁体30の上下動を案内する。
閉する弁体30を有し、この弁体30は円板部の中心部
をバイパス用開口21側へ突出させた形状になってい
る。この弁体30には、コイルスプリング(ばね手段)
32のばね力が閉弁方向(図1の下方)に作用してい
る。このコイルスプリング32の上端部は座板27によ
り支持されており、この座板27は、スプリング力によ
り第2収納部14bの内壁面に圧着している。この座板
27の中心部には円筒部27aが形成されており、この
円筒部27aには弁体30と一体の軸部31の上端部が
摺動可能に嵌合して、弁体30の上下動を案内する。
【0022】そして、弁体30前後の差圧、すなわち、
バイパス用開口21と第2温水入口パイプ26との温水
差圧が所定値に達すると、スプリング32のばね力に抗
して弁体30が図1の上方へリフトして弁座33から開
離し、弁体30が開弁するようになっている。ここで、
弁座33はバイパス用開口21を形成する内壁面に一体
成形されている。
バイパス用開口21と第2温水入口パイプ26との温水
差圧が所定値に達すると、スプリング32のばね力に抗
して弁体30が図1の上方へリフトして弁座33から開
離し、弁体30が開弁するようになっている。ここで、
弁座33はバイパス用開口21を形成する内壁面に一体
成形されている。
【0023】円柱状の弁体4aの軸方向端部(図2の上
端部)には、弁体4aを回動操作するためのシャフト4
bが一体に成形されている。このシャフト4bは蓋板1
4cを貫通して弁ハウジング14の外部に突出してい
る。このシャフト4bの外部への突出端部に扇型ギヤー
4cの回転中心部を連結し、この扇型ギヤー4cを図示
しない減速ギヤーを介して、サーボモータ(アクチュエ
ータ)により回動させることにより、弁体4aをシャフ
ト4bを中心として回動操作するようになっている。
端部)には、弁体4aを回動操作するためのシャフト4
bが一体に成形されている。このシャフト4bは蓋板1
4cを貫通して弁ハウジング14の外部に突出してい
る。このシャフト4bの外部への突出端部に扇型ギヤー
4cの回転中心部を連結し、この扇型ギヤー4cを図示
しない減速ギヤーを介して、サーボモータ(アクチュエ
ータ)により回動させることにより、弁体4aをシャフ
ト4bを中心として回動操作するようになっている。
【0024】ここで、扇型ギヤー4cの代わりに、操作
用のリンクレバーの回転中心部をシャフト4bに一体に
連結し、このリンクレバーを周知のレバー、ワイヤ等を
用いた操作力伝達機構を介して、図示しない空調操作パ
ネルのマニュアル式の温度調整部材に連結し、これによ
り、車室内の計器盤近傍に設置される空調操作パネルの
温度調整部材(具体的にはレバー部材、ダイヤル部材
等)を乗員が手動操作することにより、弁体4aをマニ
ュアル操作するようにしてもよい。
用のリンクレバーの回転中心部をシャフト4bに一体に
連結し、このリンクレバーを周知のレバー、ワイヤ等を
用いた操作力伝達機構を介して、図示しない空調操作パ
ネルのマニュアル式の温度調整部材に連結し、これによ
り、車室内の計器盤近傍に設置される空調操作パネルの
温度調整部材(具体的にはレバー部材、ダイヤル部材
等)を乗員が手動操作することにより、弁体4aをマニ
ュアル操作するようにしてもよい。
【0025】40、41、42はゴム等の弾性材からな
るシール部材で、その全体形状は図3に示すように矩形
状に成形されており、その中央部に穴部40a、41
a、42aを有している。これらのシール部材のうち、
シール部材40、42は円柱状弁体4aの外周面と弁ハ
ウジング14の第1収納部14aの内周面(温水入口1
9、バイパス開口21に対応する部位)との間に配置さ
れており、また、シール部材41は、弁体4aと第1収
納部14aの相互の軸方向の一端面間に配置されてい
る。
るシール部材で、その全体形状は図3に示すように矩形
状に成形されており、その中央部に穴部40a、41
a、42aを有している。これらのシール部材のうち、
シール部材40、42は円柱状弁体4aの外周面と弁ハ
ウジング14の第1収納部14aの内周面(温水入口1
9、バイパス開口21に対応する部位)との間に配置さ
れており、また、シール部材41は、弁体4aと第1収
納部14aの相互の軸方向の一端面間に配置されてい
る。
【0026】このシール部材40、41、42は弁体4
aの制御流路170を介することなく、直接パイプ1
9、20、バイパス用開口21間で温水が流通してしま
うことを防ぐとともに、上記穴部40a、41a、42
aと弁体4aの制御流路170との連通形状により温水
流路の絞りを構成するものである。本実施形態では、上
記弁体4aの開度(弁体回転角)に応じて、制御流路1
70により図4に示す所定の相関関係を持って各パイプ
19、20、バイパス用開口21の開口面積A1、A
2、A3を制御するように構成してある。ここで、A1
は第1温水入口パイプ19の開口面積であり、A2は第
1温水出口パイプ20の開口面積であり、A3はバイパ
ス用開口21の開口面積である。
aの制御流路170を介することなく、直接パイプ1
9、20、バイパス用開口21間で温水が流通してしま
うことを防ぐとともに、上記穴部40a、41a、42
aと弁体4aの制御流路170との連通形状により温水
流路の絞りを構成するものである。本実施形態では、上
記弁体4aの開度(弁体回転角)に応じて、制御流路1
70により図4に示す所定の相関関係を持って各パイプ
19、20、バイパス用開口21の開口面積A1、A
2、A3を制御するように構成してある。ここで、A1
は第1温水入口パイプ19の開口面積であり、A2は第
1温水出口パイプ20の開口面積であり、A3はバイパ
ス用開口21の開口面積である。
【0027】この図4に示す相関関係を実現するため
に、上記弁体4aの制御流路170とシール部材40、
41、42の穴部40a、41a、42aの具体的形状
は図5に示すごとく設定されている。図5(a)は図2
の矢印B方向からみたシール部材41の穴部41aと制
御流路170の開口形状を示し、図5(b)は弁体4a
の円周面の展開形状を示し、図5(c)は弁体4aの軸
方向中央位置における断面形状を示している。そして、
図5では、弁体開度を0°から95°までの9段階に変
化させた場合における、制御流路170と各穴部40
a、41a、42aとの連通状態の変化を示している。
に、上記弁体4aの制御流路170とシール部材40、
41、42の穴部40a、41a、42aの具体的形状
は図5に示すごとく設定されている。図5(a)は図2
の矢印B方向からみたシール部材41の穴部41aと制
御流路170の開口形状を示し、図5(b)は弁体4a
の円周面の展開形状を示し、図5(c)は弁体4aの軸
方向中央位置における断面形状を示している。そして、
図5では、弁体開度を0°から95°までの9段階に変
化させた場合における、制御流路170と各穴部40
a、41a、42aとの連通状態の変化を示している。
【0028】図5(b)、(c)および図1に示すよう
に、弁体4aの円周面には、制御流路170の入口側開
口部171、171aおよびバイパス側開口部172を
配置し、この入口側開口部171、171a温水入口パ
イプ19の開口面積A1を調整し、また、バイパス側開
口部172によりバイパス用開口21の開口面積A3を
調整する。
に、弁体4aの円周面には、制御流路170の入口側開
口部171、171aおよびバイパス側開口部172を
配置し、この入口側開口部171、171a温水入口パ
イプ19の開口面積A1を調整し、また、バイパス側開
口部172によりバイパス用開口21の開口面積A3を
調整する。
【0029】この入口側開口部171、171aは、シ
ール部材40の円形の穴部40a(図3参照)との連通
形状を変化させるものであって、入口側開口部171は
図示のごとき嘴部171′を有する形状であり、弁体開
度が30°を超えると嘴部171′の先端部分から穴部
40aに連通するようになっている。ここで、嘴部17
1′は、請求項2、3における「弁体4aの表面から流
入した温水の流れを弁体4aの内部において方向転換す
る通路部」を構成する。
ール部材40の円形の穴部40a(図3参照)との連通
形状を変化させるものであって、入口側開口部171は
図示のごとき嘴部171′を有する形状であり、弁体開
度が30°を超えると嘴部171′の先端部分から穴部
40aに連通するようになっている。ここで、嘴部17
1′は、請求項2、3における「弁体4aの表面から流
入した温水の流れを弁体4aの内部において方向転換す
る通路部」を構成する。
【0030】また、入口側開口部171aはφ2相当の
円形の穴形状であり、弁体開度が0の時(暖房停止時)
にも穴部40aに連通するようになっている。この入口
側開口部171aは弁体開度が40°を超えると、穴部
40aとの連通を遮断する。また、バイパス側開口部1
72は長方形の一辺を円弧状にした形状であり、一方、
このバイパス側開口部172が連通するシール部材42
の穴部42aは円形の一部に凹部を形成した形状になっ
ており、この穴部42aの凹部は、弁体開度が最大暖房
能力位置の開度(95°)およびその近傍になったと
き、入口側開口部171aと穴部42aとの連通を防止
するためのものである。
円形の穴形状であり、弁体開度が0の時(暖房停止時)
にも穴部40aに連通するようになっている。この入口
側開口部171aは弁体開度が40°を超えると、穴部
40aとの連通を遮断する。また、バイパス側開口部1
72は長方形の一辺を円弧状にした形状であり、一方、
このバイパス側開口部172が連通するシール部材42
の穴部42aは円形の一部に凹部を形成した形状になっ
ており、この穴部42aの凹部は、弁体開度が最大暖房
能力位置の開度(95°)およびその近傍になったと
き、入口側開口部171aと穴部42aとの連通を防止
するためのものである。
【0031】また、弁体4aの軸方向の一端面には、制
御流路170の出口側開口部として2個の開口部17
3、173a(図6(a)、図1参照)を配置し、この
出口側開口部173、173aにより温水出口パイプ2
0の開口面積A2を調整する。この出口側開口部17
3、173aはシール部材41の穴部41aとの連通形
状を変化させるものであって、この穴部41aは、図
3、図5(a)に示すように、弁体4aの回動中心を通
過する細長形状であり、弁体4aの回動中心部位は一段
と細くした形状にしてある。
御流路170の出口側開口部として2個の開口部17
3、173a(図6(a)、図1参照)を配置し、この
出口側開口部173、173aにより温水出口パイプ2
0の開口面積A2を調整する。この出口側開口部17
3、173aはシール部材41の穴部41aとの連通形
状を変化させるものであって、この穴部41aは、図
3、図5(a)に示すように、弁体4aの回動中心を通
過する細長形状であり、弁体4aの回動中心部位は一段
と細くした形状にしてある。
【0032】一方、弁体4aの出口側開口部173、1
73aは、弁体4aの最大冷房位置(弁体開度=0°)
において、前記穴部41aを中間に挟むように配置され
ている。そして、この2個の出口側開口部173、17
3aのうち、1つの開口部173のみに、弁体4aが所
定開度以下の回動位置(例えば弁体開度=40°以下の
開度位置)にあるとき、穴部41aと連通する微小開口
部173′を形成している。
73aは、弁体4aの最大冷房位置(弁体開度=0°)
において、前記穴部41aを中間に挟むように配置され
ている。そして、この2個の出口側開口部173、17
3aのうち、1つの開口部173のみに、弁体4aが所
定開度以下の回動位置(例えば弁体開度=40°以下の
開度位置)にあるとき、穴部41aと連通する微小開口
部173′を形成している。
【0033】以上の説明から理解されるように、弁体4
aの入口側開口部171、171aとシール部材40の
穴部40aとにより、温水入口パイプ19からの温水の
絞り部(第1の絞り部)を形成し、弁体4aの出口側開
口部173、173aとシール部材41の穴部41aと
により、温水出口パイプ20への温水の絞り部(第2の
絞り部)を形成し、弁体4aのバイパス側開口部172
とシール部材42の穴部42aとにより、バイパス用開
口21への絞り部(第3の絞り部)を形成している。図
3、4において、符号A1〜A3はこの各絞り部の開口
面積を示す。
aの入口側開口部171、171aとシール部材40の
穴部40aとにより、温水入口パイプ19からの温水の
絞り部(第1の絞り部)を形成し、弁体4aの出口側開
口部173、173aとシール部材41の穴部41aと
により、温水出口パイプ20への温水の絞り部(第2の
絞り部)を形成し、弁体4aのバイパス側開口部172
とシール部材42の穴部42aとにより、バイパス用開
口21への絞り部(第3の絞り部)を形成している。図
3、4において、符号A1〜A3はこの各絞り部の開口
面積を示す。
【0034】なお、図1、2において、暖房用熱交換器
7は、その下方部に温水の入口側タンク7aを有し、そ
の上方部に温水の出口側タンク7bを有しており、そし
てこの上下の両タンク7a、7bの間に、多数の並列配
置された偏平チューブとコルゲートフィンとからなるコ
アー部7cが形成されている。ここで、コアー部7cは
入口側タンク7aから出口側タンク7bへの一方向のみ
に温水が流れる一方向流れ(全パス)タイプとして構成
されている。
7は、その下方部に温水の入口側タンク7aを有し、そ
の上方部に温水の出口側タンク7bを有しており、そし
てこの上下の両タンク7a、7bの間に、多数の並列配
置された偏平チューブとコルゲートフィンとからなるコ
アー部7cが形成されている。ここで、コアー部7cは
入口側タンク7aから出口側タンク7bへの一方向のみ
に温水が流れる一方向流れ(全パス)タイプとして構成
されている。
【0035】なお、図示しないが、本発明による流量制
御弁4および圧力応動弁6を熱交換器7に予め一体化し
ておいて、その後にこれらの一体構造物を空気通路(通
風ダクト)9に対して組み付けるようにして、組付性の
向上、熱交換器部分の形状の小型化を図ってもよい。次
に、上記構成において作動を説明する。いま、流量制御
弁4の弁体4aが最大暖房位置(最大開度の位置)に回
動操作されると、本例では弁体4aが図4、5に示す弁
開度:95°の位置まで回動される。
御弁4および圧力応動弁6を熱交換器7に予め一体化し
ておいて、その後にこれらの一体構造物を空気通路(通
風ダクト)9に対して組み付けるようにして、組付性の
向上、熱交換器部分の形状の小型化を図ってもよい。次
に、上記構成において作動を説明する。いま、流量制御
弁4の弁体4aが最大暖房位置(最大開度の位置)に回
動操作されると、本例では弁体4aが図4、5に示す弁
開度:95°の位置まで回動される。
【0036】これにより、弁体4aの制御流路170の
入口側開口部171が温水入口パイプ19のシール部材
40の穴部40aと最大面積で重畳するとともに、制御
流路170の出口側開口部173、173aが温水出口
パイプ20のシール部材41の穴部41aと最大面積で
重畳し、この両パイプ19、20を全開する。一方、制
御流路170のバイパス側側開口部172はバイパス用
開口21のシール部材42の穴部42aと連通しないの
で、バイパス用開口21は全閉状態となる。
入口側開口部171が温水入口パイプ19のシール部材
40の穴部40aと最大面積で重畳するとともに、制御
流路170の出口側開口部173、173aが温水出口
パイプ20のシール部材41の穴部41aと最大面積で
重畳し、この両パイプ19、20を全開する。一方、制
御流路170のバイパス側側開口部172はバイパス用
開口21のシール部材42の穴部42aと連通しないの
で、バイパス用開口21は全閉状態となる。
【0037】その結果、エンジン1からの温水は最大流
量で熱交換器7側に流入して、バイパス回路5には温水
が流れない。これにより、熱交換器7は最大暖房能力を
発揮できる。次に、最大冷房時(自動車用空調装置に冷
房機能が装備されていないときは、送風のみの暖房停止
時となる)には、流量制御弁4の弁体4aが温度調整部
材により開度零の位置(具体的には図5、6の弁体開
度:0°の位置)まで回動される。この開度零の位置で
は、弁体4aの制御流路170のバイパス側側開口部1
72の大部分がバイパス用開口21のシール部材42の
穴部42aと重畳してこのバイパス用開口21を開口す
る。また、制御流路170の出口側開口部173、17
3aが温水出口パイプ20のシール部材41の穴部41
aと連通せず,温水出口パイプ20を全閉する。
量で熱交換器7側に流入して、バイパス回路5には温水
が流れない。これにより、熱交換器7は最大暖房能力を
発揮できる。次に、最大冷房時(自動車用空調装置に冷
房機能が装備されていないときは、送風のみの暖房停止
時となる)には、流量制御弁4の弁体4aが温度調整部
材により開度零の位置(具体的には図5、6の弁体開
度:0°の位置)まで回動される。この開度零の位置で
は、弁体4aの制御流路170のバイパス側側開口部1
72の大部分がバイパス用開口21のシール部材42の
穴部42aと重畳してこのバイパス用開口21を開口す
る。また、制御流路170の出口側開口部173、17
3aが温水出口パイプ20のシール部材41の穴部41
aと連通せず,温水出口パイプ20を全閉する。
【0038】一方、制御流路170の入口側開口部17
1、171aにおいては、図6(b)の最上部に示すよ
うに、入口側開口部171aのみが温水入口パイプ19
のシール部材40の穴部40aと重畳して連通する。こ
れにより、温水入口パイプ19を全閉とせず、入口側開
口部171aによりφ2丸穴相当の最小開口面積を設定
する。
1、171aにおいては、図6(b)の最上部に示すよ
うに、入口側開口部171aのみが温水入口パイプ19
のシール部材40の穴部40aと重畳して連通する。こ
れにより、温水入口パイプ19を全閉とせず、入口側開
口部171aによりφ2丸穴相当の最小開口面積を設定
する。
【0039】上記の弁体位置により、温水入口パイプ1
9からバイパス用開口21への温水の流れを継続できる
ので、温水の流れの急遮断によるウオータハンマ現象の
音の発生を防止できるとともに、φ2丸穴相当以上の開
口面積の確保により流水音の発生も防止できる。また、
温水回路中の鋳砂は通常、φ1以下の微小物であるの
で、上記大きさの最小開口を設定することにより、鋳砂
等の異物による流量制御弁流路の閉塞を十分防止でき
る。
9からバイパス用開口21への温水の流れを継続できる
ので、温水の流れの急遮断によるウオータハンマ現象の
音の発生を防止できるとともに、φ2丸穴相当以上の開
口面積の確保により流水音の発生も防止できる。また、
温水回路中の鋳砂は通常、φ1以下の微小物であるの
で、上記大きさの最小開口を設定することにより、鋳砂
等の異物による流量制御弁流路の閉塞を十分防止でき
る。
【0040】次に、微少能力時には、弁体4aが図5の
弁体開度30°以下の位置に回動されるので、制御流路
170の入口側開口部171aと出口側開口部173の
微小開口部173′が温水入口パイプ19及び温水出口
パイプ20の双方の穴部40a、41aに対して小面積
で重畳し、温水入口パイプ19の開口面積A1及び温水
出口パイプ20の開口面積A2を双方とも絞っている2
段絞りの状態となり、かつ温水入口パイプ19と温水出
口パイプ20の絞り部の中間部(図1の符号Z部)は全
開状態にあるバイパス用開口21によって十分大きな開
口面積A3でバイパス回路5に連通しているので、この
中間部Zの圧力を下げることができる。
弁体開度30°以下の位置に回動されるので、制御流路
170の入口側開口部171aと出口側開口部173の
微小開口部173′が温水入口パイプ19及び温水出口
パイプ20の双方の穴部40a、41aに対して小面積
で重畳し、温水入口パイプ19の開口面積A1及び温水
出口パイプ20の開口面積A2を双方とも絞っている2
段絞りの状態となり、かつ温水入口パイプ19と温水出
口パイプ20の絞り部の中間部(図1の符号Z部)は全
開状態にあるバイパス用開口21によって十分大きな開
口面積A3でバイパス回路5に連通しているので、この
中間部Zの圧力を下げることができる。
【0041】その結果、暖房用熱交換器7前後の差圧を
十分小さくできるので、弁開度(弁体回転角)の変化に
対する温水流量の変化(最終的には車室内への吹出空気
温度の変化)を、特別小さな開口面積を必要とせずに、
緩やかすることができる。すなわち、吹出空気温度の制
御ゲインを低減できる。この制御ゲインの低減により、
車室内への吹出空気温度をきめ細かく制御できるととも
に、温水入口パイプ19及び温水出口パイプ20の開口
面積を特別小さな開口面積に設定する必要がなくなるた
め、鋳砂等の異物による流量制御弁流路の閉塞を十分防
止できる。
十分小さくできるので、弁開度(弁体回転角)の変化に
対する温水流量の変化(最終的には車室内への吹出空気
温度の変化)を、特別小さな開口面積を必要とせずに、
緩やかすることができる。すなわち、吹出空気温度の制
御ゲインを低減できる。この制御ゲインの低減により、
車室内への吹出空気温度をきめ細かく制御できるととも
に、温水入口パイプ19及び温水出口パイプ20の開口
面積を特別小さな開口面積に設定する必要がなくなるた
め、鋳砂等の異物による流量制御弁流路の閉塞を十分防
止できる。
【0042】次に、中間能力時においては、弁体4aが
図5の弁体開度30°〜60°の回動範囲にわたって、
回動され、この弁体回動範囲では、温水入口側絞り部開
口面積A1および温水出口側絞り部開口面積A2がほぼ
同等の大きさで増加するとともに、バイパス側絞り部開
口面積A3が次第に減少する。これにより、暖房用熱交
換器7への温水流量を増加させて、吹出空気温度を次第
に高める。
図5の弁体開度30°〜60°の回動範囲にわたって、
回動され、この弁体回動範囲では、温水入口側絞り部開
口面積A1および温水出口側絞り部開口面積A2がほぼ
同等の大きさで増加するとともに、バイパス側絞り部開
口面積A3が次第に減少する。これにより、暖房用熱交
換器7への温水流量を増加させて、吹出空気温度を次第
に高める。
【0043】このような弁体回動位置においても、上記
2段絞りにより、同様に制御ゲインを低減して、車室内
への吹出空気温度をきめ細かく制御できる。また、絞り
部開口面積の増加により、鋳砂等の異物による流路閉塞
の恐れがなくなるので、この状態では、温水入口側の絞
り部開口面積A1と温水出口側の絞り部開口面積A2を
同等に設定してある。
2段絞りにより、同様に制御ゲインを低減して、車室内
への吹出空気温度をきめ細かく制御できる。また、絞り
部開口面積の増加により、鋳砂等の異物による流路閉塞
の恐れがなくなるので、この状態では、温水入口側の絞
り部開口面積A1と温水出口側の絞り部開口面積A2を
同等に設定してある。
【0044】次に、中間能力時〜大能力時においては、
弁体4aが図5の弁開度60°を越える回動位置から9
5°未満の回動位置にわたって、回動されることによ
り、上記両開口面積A1、A2がさらに増加するととも
に、バイパス側絞り部開口面積A3が減少する。これに
より、暖房用熱交換器7への温水流量をさらに増加させ
て、吹出空気温度を高める。
弁体4aが図5の弁開度60°を越える回動位置から9
5°未満の回動位置にわたって、回動されることによ
り、上記両開口面積A1、A2がさらに増加するととも
に、バイパス側絞り部開口面積A3が減少する。これに
より、暖房用熱交換器7への温水流量をさらに増加させ
て、吹出空気温度を高める。
【0045】ところで、本発明者らは、弁体4aの制御
流路170の具体的形態として、まず、図6に示すもの
を設定して、試作評価してみた。この図6の試作例で
は、制御流路170の各開口部171、171a、17
2、173、173aと弁体表面とのつなぎ部には円弧
形状部(R部)を形成していない。従って、このつなぎ
部にはエッジ部が存在している。
流路170の具体的形態として、まず、図6に示すもの
を設定して、試作評価してみた。この図6の試作例で
は、制御流路170の各開口部171、171a、17
2、173、173aと弁体表面とのつなぎ部には円弧
形状部(R部)を形成していない。従って、このつなぎ
部にはエッジ部が存在している。
【0046】また、入口側開口部171の嘴部171′
の深さdが幅wに比して小さい形状であり、そのため、
深さdと幅wとの比(d/w)は0.43未満である。
図7は、弁体4aの開度=40°(図4、5参照)にお
ける流水音の実験データを示すグラフであり、横軸はエ
ンジン回転数Neである。図中、は上記図6の試作例
の流水音であり、エンジン回転数Neが4000rpm
近傍の領域から流水音が急激に増大している。
の深さdが幅wに比して小さい形状であり、そのため、
深さdと幅wとの比(d/w)は0.43未満である。
図7は、弁体4aの開度=40°(図4、5参照)にお
ける流水音の実験データを示すグラフであり、横軸はエ
ンジン回転数Neである。図中、は上記図6の試作例
の流水音であり、エンジン回転数Neが4000rpm
近傍の領域から流水音が急激に増大している。
【0047】また、本発明者らの試作評価によると、図
6の試作例の構成では、入口側開口部171の嘴部17
1′に主に温水が流れる弁体開度の領域、すなわち、3
0°〜50°の中間開度の領域において流水音が最も高
くなり、次いで、弁体開度=30°未満の小開度領域、
すなわち、円形穴からなる入口側開口部171aを温水
が流れる領域において流水音が高くなることが判明し
た。
6の試作例の構成では、入口側開口部171の嘴部17
1′に主に温水が流れる弁体開度の領域、すなわち、3
0°〜50°の中間開度の領域において流水音が最も高
くなり、次いで、弁体開度=30°未満の小開度領域、
すなわち、円形穴からなる入口側開口部171aを温水
が流れる領域において流水音が高くなることが判明し
た。
【0048】そこで、本発明者らは、温水入口側におけ
る温水の流れが急縮小、急曲がりする状況において流水
音が増大するのではないかと考えて、温水入口側開口部
171、171aの形態を温水の流れの急縮小、急曲が
りを低減する通路形状を形成することとした。具体的に
は、図8に示すように、入口側開口部171の嘴部17
1′と弁体4aの表面とのつなぎ部に円弧形状部R1を
形成している。また、嘴部171′と制御流路170の
中間部Zとが接続される内部曲がり部にも円弧形状部R
2を形成している。
る温水の流れが急縮小、急曲がりする状況において流水
音が増大するのではないかと考えて、温水入口側開口部
171、171aの形態を温水の流れの急縮小、急曲が
りを低減する通路形状を形成することとした。具体的に
は、図8に示すように、入口側開口部171の嘴部17
1′と弁体4aの表面とのつなぎ部に円弧形状部R1を
形成している。また、嘴部171′と制御流路170の
中間部Zとが接続される内部曲がり部にも円弧形状部R
2を形成している。
【0049】さらに、φ2の円形穴からなる入口側開口
部171aと弁体4aの表面とのつなぎ部に円弧形状部
R3を形成している。これらの円弧形状部R1〜R3
は、例えば曲率1.5mm程度の大きさを有するもので
あって、温水の流れの急縮小、急曲がりを低減するため
のものであり、このためには、曲率1.0mm以上の大
きさとするのが好ましい。
部171aと弁体4aの表面とのつなぎ部に円弧形状部
R3を形成している。これらの円弧形状部R1〜R3
は、例えば曲率1.5mm程度の大きさを有するもので
あって、温水の流れの急縮小、急曲がりを低減するため
のものであり、このためには、曲率1.0mm以上の大
きさとするのが好ましい。
【0050】また、図8(a)に示すように、入口側開
口部171の嘴部171′はほぼ一定の幅W(例えば、
2.0mm)を持つ溝形状であり、かつその深さd(図
8(b)参照)は本例ではこの幅Wと同一寸法に設定し
てある。従って、本例における幅Wと深さdとの比(w
/d)は1.0である。図7において、は上記した円
弧形状部R1〜R3のうち、内部曲がり部の円弧形状部
R2のみを形成した流量制御弁における流水音であっ
て、エンジン回転数:4000rpmにおいてのもの
より、流水音を7dBA程度低下できる。因みに、に
おいて嘴部171′の幅Wと深さdとの比(w/d)は
3.12である。
口部171の嘴部171′はほぼ一定の幅W(例えば、
2.0mm)を持つ溝形状であり、かつその深さd(図
8(b)参照)は本例ではこの幅Wと同一寸法に設定し
てある。従って、本例における幅Wと深さdとの比(w
/d)は1.0である。図7において、は上記した円
弧形状部R1〜R3のうち、内部曲がり部の円弧形状部
R2のみを形成した流量制御弁における流水音であっ
て、エンジン回転数:4000rpmにおいてのもの
より、流水音を7dBA程度低下できる。因みに、に
おいて嘴部171′の幅Wと深さdとの比(w/d)は
3.12である。
【0051】は内部曲がり部の円弧形状部R2に加え
て、弁体表面の円弧形状部R1、R3を形成した流量制
御弁における流水音であって、エンジン回転数:400
0rpmにおいてのものより、流水音をさらに5dB
A程度低下できる。因みに、において嘴部171′の
幅Wと深さdとの比(w/d)は2.0である。次に、
は上記円弧形状部R1〜R3を形成するとともに、嘴
部171′の幅Wと深さdとの比(w/d)を1.0に
設定した流量制御弁における流水音であって、エンジン
回転数:6000rpmにおいてのものより、流水音
をさらに5dBA程度低下できる。
て、弁体表面の円弧形状部R1、R3を形成した流量制
御弁における流水音であって、エンジン回転数:400
0rpmにおいてのものより、流水音をさらに5dB
A程度低下できる。因みに、において嘴部171′の
幅Wと深さdとの比(w/d)は2.0である。次に、
は上記円弧形状部R1〜R3を形成するとともに、嘴
部171′の幅Wと深さdとの比(w/d)を1.0に
設定した流量制御弁における流水音であって、エンジン
回転数:6000rpmにおいてのものより、流水音
をさらに5dBA程度低下できる。
【0052】なお、上記実験例では、嘴部171′の幅
Wと深さdとの比(w/d)を1.0に設定している
が、本発明者らの実験検討によると、この比(w/d)
を0.75〜1.33の範囲に設定することにより、嘴
部171′の断面形状が正方形に近似した形となり、嘴
部171′における温水の流れの急縮小を低減して、流
水音低下に効果を発揮できることが分かった。
Wと深さdとの比(w/d)を1.0に設定している
が、本発明者らの実験検討によると、この比(w/d)
を0.75〜1.33の範囲に設定することにより、嘴
部171′の断面形状が正方形に近似した形となり、嘴
部171′における温水の流れの急縮小を低減して、流
水音低下に効果を発揮できることが分かった。
【0053】一方、本実施形態では、弾性シール材の損
傷によるシール不良を抑制するための改良をも行ってい
る。この改良点について述べると、制御流路170のバ
イパス側側開口部172と弁体4aの表面とのつなぎ部
に円弧形状部R4を形成するとともに、出口側開口部1
73、173aと弁体4aの表面とのつなぎ部に円弧形
状部R5を形成している。
傷によるシール不良を抑制するための改良をも行ってい
る。この改良点について述べると、制御流路170のバ
イパス側側開口部172と弁体4aの表面とのつなぎ部
に円弧形状部R4を形成するとともに、出口側開口部1
73、173aと弁体4aの表面とのつなぎ部に円弧形
状部R5を形成している。
【0054】これら円弧形状部R4、R5は、バイパス
側側開口部172および出口側開口部173、173a
の縁部からエッジ部を除去するものであって、これによ
り、図3に示す弾性シール材41、42とこれら開口部
172、173、173aの縁部とが圧着する際に、弾
性シール材41、42のゴム材が損傷するのを抑制す
る。
側側開口部172および出口側開口部173、173a
の縁部からエッジ部を除去するものであって、これによ
り、図3に示す弾性シール材41、42とこれら開口部
172、173、173aの縁部とが圧着する際に、弾
性シール材41、42のゴム材が損傷するのを抑制す
る。
【0055】また、これら開口部172、173、17
3aの縁部に円弧形状部R4、R5を形成することよ
り、温水中の鋳砂等の異物がこれら開口部172、17
3、173aの縁部に接近しても、異物が円弧形状部R
4、R5の滑らかな面に沿って流出してしまうので、異
物が弁体4aとゴム製の弾性シール材41、42との間
に侵入すること(異物の噛み込み)を防止できる。
3aの縁部に円弧形状部R4、R5を形成することよ
り、温水中の鋳砂等の異物がこれら開口部172、17
3、173aの縁部に接近しても、異物が円弧形状部R
4、R5の滑らかな面に沿って流出してしまうので、異
物が弁体4aとゴム製の弾性シール材41、42との間
に侵入すること(異物の噛み込み)を防止できる。
【0056】一方、前述した温水入口側開口部171、
171aの表面の円弧形状部R1、R3も同様の作用を
果して、弾性シール材40の損傷を抑制する。この結
果、弾性シール材40、41、42によるシール機能を
長期間にわたって良好に確保できる。なお、円弧形状部
R4、R5は弾性シール材41、42の損傷を抑制する
ためのものであるから、本発明者らの検討によると、そ
の曲率は0.5mm程度の大きさでよく、円弧形状部R
1〜R3よりも小さくて良い。
171aの表面の円弧形状部R1、R3も同様の作用を
果して、弾性シール材40の損傷を抑制する。この結
果、弾性シール材40、41、42によるシール機能を
長期間にわたって良好に確保できる。なお、円弧形状部
R4、R5は弾性シール材41、42の損傷を抑制する
ためのものであるから、本発明者らの検討によると、そ
の曲率は0.5mm程度の大きさでよく、円弧形状部R
1〜R3よりも小さくて良い。
【0057】図9は弾性シール材40、41、42によ
るシール機能を比較して示す実験データであり、縦軸の
漏れ量は、流量制御弁4の弁体4aを図5の開度=0°
に操作した状態(最大冷房状態)において、弁体4aの
前後に、差圧ΔPw=160KPaを加える条件におい
て発生する暖房用熱交換器7への温水漏れ量(cc/m
in)である。
るシール機能を比較して示す実験データであり、縦軸の
漏れ量は、流量制御弁4の弁体4aを図5の開度=0°
に操作した状態(最大冷房状態)において、弁体4aの
前後に、差圧ΔPw=160KPaを加える条件におい
て発生する暖房用熱交換器7への温水漏れ量(cc/m
in)である。
【0058】横軸の作動回数は、流量制御弁4の弁体4
aを図5の図5の開度=0°(最大冷房状態)から最大
開度=95°(最大暖房状態)に到達した後、開度=0
°に戻るまでの1往復を1回としてカウントした弁体作
動回数である。図9において、は図6の試作例(比較
例)の実験結果であり、作動回数が15万回付近で、漏
れ量が目標漏れ量(34cc/min)を越えてしま
い、目標作動回数(20万回)を達成できない。これに
対し、上記した円弧形状部R1〜R5を形成した本実施
形態のものでは、目標作動回数(20万回)をはるかに
越える30万回以上の作動回数にて、漏れ量が目標漏れ
量(34cc/min)を越えるという良好な結果が得
られた。 (他の実施形態)なお、上記実施形態では、弁体4aの
制御流路170の各開口部171、171a、172、
173、173aに円弧形状部R1〜R5を形成してい
るが、円弧形状部の代わりに各開口部の縁部に面取り部
(斜面部)を形成して、縁部のエッジ部を除去するよう
にしてもよい。
aを図5の図5の開度=0°(最大冷房状態)から最大
開度=95°(最大暖房状態)に到達した後、開度=0
°に戻るまでの1往復を1回としてカウントした弁体作
動回数である。図9において、は図6の試作例(比較
例)の実験結果であり、作動回数が15万回付近で、漏
れ量が目標漏れ量(34cc/min)を越えてしま
い、目標作動回数(20万回)を達成できない。これに
対し、上記した円弧形状部R1〜R5を形成した本実施
形態のものでは、目標作動回数(20万回)をはるかに
越える30万回以上の作動回数にて、漏れ量が目標漏れ
量(34cc/min)を越えるという良好な結果が得
られた。 (他の実施形態)なお、上記実施形態では、弁体4aの
制御流路170の各開口部171、171a、172、
173、173aに円弧形状部R1〜R5を形成してい
るが、円弧形状部の代わりに各開口部の縁部に面取り部
(斜面部)を形成して、縁部のエッジ部を除去するよう
にしてもよい。
【図1】本発明の一実施形態を示す流量制御弁と圧力応
動弁とを一体化した流量制御装置の断面構造図である。
動弁とを一体化した流量制御装置の断面構造図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】本発明の一実施形態における流量制御弁の弁体
部分の分解斜視図である。
部分の分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態における流量制御弁の開度
特性を示すグラフである。
特性を示すグラフである。
【図5】(a)は流量制御弁の弁体とシール部材の開口
形状を示す底面図、(b)は流量制御弁の弁体の円周面
展開図、(c)は流量制御弁の弁体とシール部材の断面
図である。
形状を示す底面図、(b)は流量制御弁の弁体の円周面
展開図、(c)は流量制御弁の弁体とシール部材の断面
図である。
【図6】(a)は本発明者らが試作評価した試作例の弁
体の正面図、(b)は(a)のC−C矢視断面図であ
る。
体の正面図、(b)は(a)のC−C矢視断面図であ
る。
【図7】流水音低減効果を示す実験データのグラフであ
る。
る。
【図8】(a)は本発明の一実施形態における流量制御
弁の弁体の正面図、(b)は(a)のD−D矢視断面図
である。
弁の弁体の正面図、(b)は(a)のD−D矢視断面図
である。
【図9】弁体作動回数と温水の漏れ量との関係を示す実
験データのグラフである。
験データのグラフである。
1…エンジン、2…ウォータポンプ、4…流量制御弁、
4a…弁体、5…バイパス回路、6…圧力応動弁、7…
暖房用熱交換器、14…ハウジング、40〜42…シー
ル部材、170…制御流路、171、171a…入口側
開口部、171′…嘴部(通路部)、172…バイパス
側開口部、173、173a…出口側開口部、R1〜R
5…円弧形状部。
4a…弁体、5…バイパス回路、6…圧力応動弁、7…
暖房用熱交換器、14…ハウジング、40〜42…シー
ル部材、170…制御流路、171、171a…入口側
開口部、171′…嘴部(通路部)、172…バイパス
側開口部、173、173a…出口側開口部、R1〜R
5…円弧形状部。
Claims (4)
- 【請求項1】 温水供給源(1)から暖房用熱交換器
(7)に供給される温水流量を制御するための流量制御
弁であって、 ハウジング(14)と、 このハウジング(14)に設けられ、前記温水供給源
(1)からの温水が流入する温水入口(19)と、 前記ハウジング(14)に設けられ、前記暖房用熱交換
器(7)に温水を供給する温水出口(20)と、 前記ハウジング(14)に設けられ、前記暖房用熱交換
器(7)のバイパス回路(5)に連通するバイパス開口
(21)と、 前記ハウジング(14)内に収納され、前記温水入口
(19)から前記温水出口(20)に供給される温水の
流れおよび前記温水入口(19)から前記バイパス開口
(21)に供給される温水の流れを制御する弁体(4
a)とを備え、 この弁体(4a)には、前記温水入口(19)の開口面
積を調整する入口側開口部(171、171a)と前記
温水出口(20)の開口面積を調整する出口側開口部
(173、173a)と前記バイパス開口(21)の開
口面積を調整するバイパス側開口部(172)とを有す
る制御流路(170)を設け、 この制御流路(170)のうち、前記入口側開口部(1
71、171a)と前記出口側開口部(173、173
a)との中間部位(Z)を、前記バイパス側開口部(1
72)を通して前記バイパス開口(21)に連通させる
ようにし、 さらに、前記入口側開口部(171、171a)と前記
弁体(4a)の表面とのつながり部に、エッジ部をなく
すための円弧形状部(R1、R3)または面取り部を形
成したことを特徴とする流量制御弁。 - 【請求項2】 前記入口側開口部(171、171a)
が、前記弁体(4a)の表面から流入した温水の流れ
を、前記弁体(4a)の内部において方向転換する通路
部(171′)を有しており、 この通路部(171′)の内部流れ転換部にもエッジ部
をなくすための円弧形状部(R2)または面取り部を形
成したことを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。 - 【請求項3】 前記入口側開口部(171、171a)
が、前記弁体(4a)の表面から流入した温水の流れ
を、前記弁体(4a)の内部において方向転換する通路
部(171′)を有しており、 この通路部(171′)の幅(w)と深さ(d)との比
(w/d)を0.75〜1.33の範囲に設定したこと
を特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。 - 【請求項4】 前記ハウジング(14)内において、前
記温水入口(19)と弁体(4a)との間、前記温水出
口(20)と弁体(4a)との間、および前記バイパス
開口(21)と弁体(4a)との間にそれぞれ弾性シー
ル材(40、41、42)が配置されており、 前記制御流路(170)のうち、前記出口側開口部(1
73、173a)と前記弁体(4a)の表面とのつなが
り部、および前記バイパス側開口部(172)と前記弁
体(4a)の表面とのつながり部にも、エッジ部をなく
すための円弧形状部(R4、R5)または面取り部を形
成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
つに記載の流量制御弁。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28702196A JPH10132097A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 流量制御弁 |
| DE19747548A DE19747548B4 (de) | 1996-10-29 | 1997-10-28 | Heizvorrichtung zur Verwendung in einem Kraftfahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28702196A JPH10132097A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 流量制御弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10132097A true JPH10132097A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17712021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28702196A Pending JPH10132097A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 流量制御弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10132097A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001040687A1 (en) * | 1999-11-30 | 2001-06-07 | Denso Corporation | Flow control valve |
| JP2016196957A (ja) * | 2015-04-06 | 2016-11-24 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | バルブ装置 |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP28702196A patent/JPH10132097A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001040687A1 (en) * | 1999-11-30 | 2001-06-07 | Denso Corporation | Flow control valve |
| JP2016196957A (ja) * | 2015-04-06 | 2016-11-24 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | バルブ装置 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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