JPH10132963A - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JPH10132963A
JPH10132963A JP8288769A JP28876996A JPH10132963A JP H10132963 A JPH10132963 A JP H10132963A JP 8288769 A JP8288769 A JP 8288769A JP 28876996 A JP28876996 A JP 28876996A JP H10132963 A JPH10132963 A JP H10132963A
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sound
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Kunio Koike
邦夫 小池
Hidenori Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ時計の運針を妨げることなく、任意
のタイミングで発音することができる電子時計を提供す
る。 【解決手段】 ストップウォッチのスタート/ストップ
等を指示するための入力手段と、入力手段からの指示入
力タイミングで発音信号を生成・出力する発音制御手段
と、発音信号に応じて発音する発音手段と、駆動パルス
を出力する駆動制御手段と、駆動パルスに応じたステッ
プだけ回動しアナログ時計の針を歩進させるステッピン
グモータとを備える。駆動制御手段は、前記発音制御手
段が作動している期間においては、アナログ時計の針が
確実に歩進するような固定パターンパルスを所定の時間
間隔で出力して駆動パルスとし、発音制御手段は、固定
パターンパルスと発音信号とが時間的に重なる場合に、
固定パターンパルスを優先的に出力させ、この固定パタ
ーンパルスの出力が終了した後に発音信号の残りを出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ時計機能
およびストップウォッチ機能を有する電子時計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、アナログ時計にストップウォ
ッチ機能を付加した電子時計が開発・市販されている。
この種の時計としては、アナログ時計とディジタル式の
ストップウォッチを組み合わせたいわゆるコンビネーシ
ョン型のものや、アナログ時計とアナログ式のストップ
ウォッチとを組み合わせたものが知られており、いずれ
の場合においても、使用者は、所定のボタン操作により
計測のスタート/ストップ等を指示し、計測結果を得る
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アナログ時
計では、通常、ステッピングモータ(パルスモータ)に
駆動パルスを入力し、動力伝達機構を介して秒針、分
針、および時針を駆動している。ステッピングモータに
入力される駆動パルスは、秒針が1秒間に1回だけ歩進
するよう設定されており、時刻の信頼性の低下は時計に
とって致命的であることから、ステッピングモータをパ
ルス制御する回路は、他の信号処理に優先して駆動パル
スの出力を行うように構成されている。
【0004】ステッピングモータの駆動パルスとして
は、省電力化の観点から、負荷に応じてパルス幅が変動
するようなものが提案されている(特開昭53−455
75号公報参照)。また、他の省電力化技術としては、
駆動パルスをくし歯状のパルス列とし、これらのパルス
を短い時間間隔でステッピングモータに入力してステッ
ピングモータを1ステップだけ回動し、1パルスで回動
させる場合に比較して消費電力を低減する技術も知られ
ている。
【0005】しかしながら、そのような駆動パルスを使
用した場合、負荷が想定よりも大きい場合にステッピン
グモータが十分に回動しない場合がある。したがって、
ステッピングモータを駆動するための第1のパルスを入
力する前後に、外部磁界や、モータの回動に伴って発生
する磁界または電流の変化等を検出し、第1のパルスで
はステッピングモータを回動させることができないと判
断された場合や、実際に第1のパルスによって回動しな
かったことが認識された場合には、確実にモータを回動
させることができるエネルギーを有する第2のパルスを
再入力する処理が必要になる。
【0006】前述したように、時刻の信頼性の低下は時
計にとって致命的であることから、第1のパルス入力開
始時点あるいは外部磁界の検出開始時点から、ステッピ
ングモータの回動の有無の検出が終了し、必要に応じて
第2のパルスを入力し、消磁のためのパルスの入力が終
了する時点までの期間において、他の信号処理に優先し
て駆動パルスの出力を行う必要がある。以後、このよう
な期間を「禁止期間」という。「禁止期間」は、実際の
仕様によって異なるが、通常、100ms程度の期間と
なる。すなわち、1秒間に100ms程度の期間は、モ
ータ駆動パルスの出力に影響を与えるような他の信号処
理は禁止される。
【0007】ところで、アナログ時計として機能しない
電子時計(ディジタル時計としてのみ機能する電子時
計)では、ストップウォッチの操作性を向上させるため
に、スタート/ストップ時などに確認音を発するものが
開発・市販されている。確認音を発することにより、正
しく操作が行われていることを使用者に伝えることがで
きるので、操作者は安心して計測を続行することができ
る。こうしたことから、アナログ時計にストップウォッ
チ機能を付加した電子時計においても、計測のスタート
/ストップ時などに確認音を発することが望ましい。
【0008】しかしながら、従来、アナログ時計におい
てストップウォッチ計測のスタート/ストップに同期し
た確認音を遅延無く、かつ使用者に違和感を与えること
なく発することができる電子時計は存在しなかった。こ
れは、アナログ時計には、ディジタル時計には存在しな
い「禁止期間」があり、しかもその長さが100ms程
度もあることに起因している。一般に、人間は、ストッ
プウォッチを使用して、最短で100ms程度の時間を
計測することができる。したがって、「禁止期間」内に
計測がスタートされ、「禁止期間」直後に計測がストッ
プされるという事態も考えられる。
【0009】このような場合に、例えば、「禁止期間」
内に確認音の発音が要求された場合には「禁止期間」終
了直後に確認音を発音するような仕様にすると、スター
トに対応する確認音とストップに対応する確認音がほと
んど重なってしまう虞がある。そもそも、仮に、計測時
間が十分に長かったとしても、100ms程度のズレは
人間が感知可能な範囲であり、使用者に違和感を抱かせ
てしまう。さらに、この違和感が計測結果、ひいては電
子時計に対する使用者の不信感・不安感を招くことは想
像に難くない。
【0010】また、例えば、「禁止期間」内の確認音の
発音の要求を無視するような仕様にした場合には、同一
の操作を行ったにも関わらず、確認音が発音されるとき
と発音されないときがあり、使用者は、ストップウォッ
チが正常に作動しているのだろうか、という不信感を抱
いてしまう。
【0011】結局、アナログ時計に単にストップウォッ
チ機能を組み込んでも正確なタイミングで確認音を発す
ることはできない。このため、アナログ時計としての機
能を有し、アナログ時計の秒針の歩進と非同期で要求さ
れる確認音をスイッチ操作に同期して遅延なく発するよ
うな電子時計は存在しなかった。このことは、コンビネ
ーション型のみならず、アナログ時計とアナログ式のス
トップウォッチとを組み合わせたものについても同様で
ある。
【0012】本発明は上述した事情に鑑みて為されたも
のであり、アナログ時計の運針を妨げることなく、かつ
ステッピングモータの駆動パルス出力による「禁止期
間」の影響を受けることなく、任意のタイミングで違和
感なく発音することができる電子時計を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の電子時計は、所定の信号を入力
するための入力手段と、前記入力手段から信号が入力さ
れたタイミングで発音信号を生成して出力する発音制御
手段と、前記発音信号に応じて発音する発音手段と、駆
動パルスを出力する駆動制御手段と、前記駆動パルスに
応じたステップだけ回動しアナログ時計の針を歩進させ
るステッピングモータとを具備し、前記駆動制御手段
は、前記発音制御手段が作動している期間においては、
前記アナログ時計の針が確実に歩進するような固定パタ
ーンパルスを所定の時間間隔で出力して前記駆動パルス
とし、前記発音制御手段は、前記固定パターンパルスと
前記発音信号とが時間的に重なる場合には、前記固定パ
ターンパルスを優先的に出力させ、前記固定パターンパ
ルスに近接した時間位置で前記発音信号の一部を出力す
ることを特徴としている。
【0014】請求項2記載の電子時計は、請求項1記載
のものにおいて、前記発音制御手段は、前記駆動パルス
と前記発音信号とが時間的に重なる場合には、重なる時
間内において前記駆動パルスを優先的に出力させるとと
もに、重なる前の時点で前記発音信号の生成および出力
を一時停止し、前記駆動パルスの出力が終了した後に前
記発音信号の生成および出力を再開することを特徴とし
ている。
【0015】請求項3記載の電子時計は、請求項1記載
のものにおいて、前記発音制御手段は、前記駆動パルス
と前記発音信号とが時間的に重なる場合には、重なる時
間内において前記駆動パルスを優先的に出力させるとと
もに、重なる前の時点で前記発音信号の出力を禁止し、
前記駆動パルスの出力が終了した後に前記禁止を解除す
ることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の電子時計は、請求項1ない
し3いずれかに記載のものにおいて、複数の状態間を遷
移し、前記駆動制御手段は、電子時計が予め設定された
状態にある場合には、前記発音制御手段が作動している
か否かに関わらず、前記アナログ時計の針が確実に歩進
するような固定パターンパルスを所定の時間間隔で出力
して前記駆動パルスとすることを特徴としている。
【0017】請求項5記載の電子時計は、請求項4記載
のものにおいて、前記予め設定された状態はストップウ
ォッチモード内の状態であることを特徴としている。
【0018】請求項6または7記載の電子時計は、請求
項1ないし5いずれかに記載のものにおいて、前記アナ
ログ時計の針が確実に歩進するような固定パターンパル
スはくし歯パルスまたは矩形波パルスであることを特徴
としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0020】A:実施形態の構成 図2は本発明の一実施形態による電子時計の外観を示す
図であり、この図に示す電子時計はアナログ時計とディ
ジタル時計とを組み合わせたいわゆるコンビネーション
型の腕時計の形態をとっている。
【0021】図2に示す電子時計において、1は円盤状
の文字盤を備えた腕時計本体であり、図中上方が12時
方向となっている。2は本体1の3時方向に突出して設
けられたリューズ、A,C,Dは本体1の8時,2時,
4時方向に突出して設けられた操作ボタン、3〜5は本
体1の中心に一端が取り付けられた分針,時針,秒針、
6は本体1の文字盤表面の外周付近に当該外周を12当
分するよう設けられた部材である。上記分針3,時針
4,秒針5は、アナログ時計のムーブメントの要素であ
り、本体1内部のステッピングモータ(図示略)から公
知の動力伝達機構を介して伝達される動力によって歩進
する。
【0022】また、本体1には、図中手前側に透明な表
示パネルが設けられている。この表示パネルは、例えば
高分子分散型液晶(PDLC:Polymer Dispersed Liqu
id Crystal )パネルであり、何も表示しない状態にお
いてはほとんど透明となるので、使用者は表示パネルの
背後の文字盤や分針3,時針4,秒針5等を視認するこ
とができる。また、表示パネルに数字や文字が表示され
ている場合にも、実駆動セグメント以外はほとんど透明
となるので、使用者は、分針3,時針4,秒針5等の位
置を特定し、これらから時刻を読みとることができる。
【0023】なお、図示を略すが、本体1にはアンプお
よびスピーカが内蔵されており、確認音や時報等を発音
可能である。
【0024】このような構成の電子時計の各部は、本体
1内部に設けられたマイクロコンピュータ(各種制御手
段を含む)により制御される。ここで、電子時計の要部
の回路構成を図3に示す。
【0025】図3において、11は各部を制御するコア
CPU(中央処理装置)、12はコアCPU11(以
後、単に「CPU11」と記す)の動作プログラムを記
憶したROM(Read Only Memory)、13はCPU11
に読み書きされるRAM(Random Access Memory)、1
4は計時のための基準パルスを出力する発振回路であ
り、CPU11は発振回路14から出力される基準パル
スに同期して作動する。
【0026】また、15は入力制御回路であり、各種操
作ボタンA,C,Dやリューズ2等からなる入力手段1
6の操作内容をCPU11へ入力する。17は分針3、
時針4、秒針5やステッピングモータ等を含む表示指
針、18は表示指針17のステッピングモータへ駆動パ
ルスを供給するモータドライバ、19はモータ制御回路
であり、CPU11からの指示に従ってモータドライバ
18を制御する。
【0027】20は液晶パネル(LCD)等の表示パネ
ル、21は表示パネル20へ駆動信号を供給するLCD
ドライバ、22はCPU11からの指示に応じた信号を
LCDドライバへ供給する表示制御回路である。また、
23はアンプやスピーカ等からなる発音手段、24はC
PU11からの指示に応じた発音信号を生成し発音手段
23へ出力する発音制御回路である。
【0028】上述した電子時計は、時刻や日付を表示す
る通常のモード以外に、アラームの設定や修正などを行
うアラームモードや、1/100秒(10ms)単位の
計測を行うストップウォッチモード等の様々なモードを
備えており、ボタンA,C,Dの操作に応じてモード間
の遷移を行う。モードの種類やモード間の遷移方法など
は任意であるが、少なくともストップウォッチモードを
備えている必要がある。
【0029】B:ストップウォッチモード以外のモード
の動作 ストップウォッチモード以外のモードにおいて、モータ
ドライバ18から表示指針17のステッピングモータへ
は、図1(A)に示されるように、従来と同様な駆動パ
ルス(以後、「通常運針パルス」という)が供給され
る。通常運針パルスにおいて、ステッピングモータを直
接的に駆動するパルス列P1は、省電力化を考慮して、
くし歯状のパルス列になっている。パルス列P1は、例
えばデューティー比が50%のパルスであり、パルス列
P1全体の時間幅t1は2ms程度である。CPU11
は、このパルス列P1によってステッピングモータが1
ステップだけ回動したか否かをパルス列P1に続く信号
の電流変動を検出して判断し、回動しなかった場合には
パルス列P1より全体の時間幅が長い、あるいは個々の
デューティー比の大きなパルス列P2(図示略)が供給
される。このため、通常運針パルスにおいて、「禁止期
間」t2は従来と同様に100ms程度となっている。
【0030】ところで、本電子時計においては、アラー
ムモードにおいてアラームを設定すると、設定した時刻
にアラーム音が発せられる。通常、アラームにおいて
は、秒から分への桁上がりに同期してアラーム音の発音
が開始されるが、この開始タイミングが100ms程度
ズレても全く問題にならない。さらに、CPU11は、
アラーム音の発音時刻を事前に知ることができるので、
「禁止期間」にかからないように発音制御回路24への
発音信号の出力時刻をずらして同期をとることができ
る。このことは、時報についても同様である。
【0031】C:ストップウォッチモードにおける動作 これに対して、ストップウォッチモードにおいては、C
PU11が事前に確認音の発音タイミングを知ることは
できない。したがって、本実施形態では、以下に示すよ
うな処理を行っている。
【0032】ストップウォッチモードでは、モータドラ
イバ18から表示指針17のステッピングモータへは、
図1(B)に示されるように、1Hzの駆動パルスが供
給される。この駆動パルスは固定パターンのパルスを1
秒周期で連続させたものであるので、以後、「固定パタ
ーン駆動パルス」と称す。固定パターン駆動パルスは、
通常運針パルス中のパルス列P1の1番目のパルスと同
一タイミングで立ち上がり、t3経過後に立ち下がるパ
ルスであり、t3は1つのパルスでステッピングモータ
17を1ステップだけ回動させるに十分な電力を供給す
るために設定された時間(例えば約4ms)である。す
なわち、パルス幅がt3の固定パターンパルスPは、前
述したパルス列P2と同様な意味を持つパルスであり、
当該固定パターンパルスPが供給されたステッピングモ
ータは必ず1ステップだけ回動する。
【0033】ここで、ボタンA,C,Dのいずれかが適
宜操作され、図1(C)に示されるタイミングで計測が
スタート/ストップされた場合にモータドライバ18か
ら表示指針17のステッピングモータへ供給される固定
パターン駆動パルス、および発音制御回路24から発音
手段23へ供給される発音信号を図1(D)に示す。こ
れらの図に示すように、発音信号中のパルスは、固定パ
ターンパルスPのパルス幅t3(例えば約4ms)に比
較して遥かに広いパルス幅(例えば、α1+β1=α2
+β2=32ms)となり、確認音は当該パルス幅だけ
継続して発せられる。なお、図1(A)中のパルスと図
1(D)中のパルスは同一電圧である。したがって、ス
トップウォッチモード時の駆動系の消費電力は、次式か
ら明らかなように、パルス列P1(デューティー比50
%)を用いた通常運針時の約4倍になる。
【0034】パルス幅比(約4ms/約2ms)× パ
ルスデューティー比(100%/50%)= 約4倍 図1(D)に示されるように、例えば、確認音の発音中
に固定パターンパルスPを発生するタイミングになる
と、発音信号の生成および出力がt3だけ停止され、そ
の間に固定パターンパルスPが出力される。その後、発
音信号の未出力部が生成および出力される。したがっ
て、発音信号がt3(例えば約4ms)だけ途切れるこ
とになるが、発音手段23から発音される確認音の途切
れは、人間が感知できない程度のものである。
【0035】なお、固定パターンパルスPの出力後に出
力される発音信号の残出力期間(β1,β2の区間)の
長さは、全ての未出力期間の長さとしてもよいし、全て
の未出力期間から固定パターンパルスPの出力のために
中断された時間t3を差し引いた長さとしてもよい。例
えば、発音信号のパルス幅を32ms、t3を4msと
し、発音信号のパルスを10msだけ出力した時点で固
定パターンパルスPの出力を開始した場合、固定パター
ンパルスPの出力完了後に出力する発音信号のパルスの
長さを22msとしてもよいし、22msから4msを
差し引いた18msとしてもよい。このことは、固定パ
ターンパルスPの出力中に発音信号の出力が要求された
場合にも同様にあてはまる。
【0036】なお、残出力期間の長さを、全ての未出力
期間から固定パターンパルスPの出力のために中断され
た時間t3を差し引いた長さとする場合には、t3の期
間において禁止されるのは発音信号の出力のみであり、
発音信号の生成自体は継続して行われる。したがって、
t3経過後に発音信号の出力禁止が解除されると、生成
されたものの出力されなかった発音信号を無視して、こ
れに後続する発音信号の生成および出力が開始される。
【0037】D:まとめ 以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、運
針を最優先としながらも、計測のスタート/ストップ時
の確認音を正確なタイミングで発することができるの
で、使用者に違和感や不信感を与えることがない。
【0038】また、ストップウォッチモード以外のモー
ドにおいては、省電力化を考慮した通常運針パルスを使
用しているので、駆動系の消費電力の増大を抑制するこ
とができる。
【0039】なお、上述した実施形態では、固定パター
ンパルスとして単独の矩形波パルスを例示したが、これ
に限らず、くし歯状のパルス列を使用してもよい。くし
歯状のパルス列を用ると、上記単独の矩形波パルスを用
いるよりも、ステッピングモータを回動させるのに要す
るトータルエネルギーを削減することができる。したが
って、ストップウォッチモードにおける駆動系の消費電
力を、パルス列P1(デューティー比50%)を用いた
通常運針時の約4倍未満に抑制することが可能となる。
また、ストップウォッチモードにおいて、スタート/ス
トップのみならず、ラップタイム(あるいはスプリット
タイム)計測時等にも確認音を発するようにしてもよ
い。
【0040】また、発音信号の生成・出力の停止(禁
止)や再開(解除)処理は、ハードウェア的に実現して
もよいし、ソフトウェア的に実現してもよい。ソフトウ
ェア的に実現する場合には、実際に停止(禁止)や再開
(解除)処理を行ってもよいが、これらの処理に等価な
処理を行うようにしてもよい。例えば、固定パターン駆
動パルスの各種タイミングに基づいて、発音信号の出力
開始タイミングと出力継続時間とを求め、求めた出力開
始タイミングおよび出力継続時間にしたがって発音信号
を生成する指示を出すようにし、指示にしたがって発音
信号を生成し即座に出力する回路を設ければ、当該回路
の出力信号が固定パターンパルスに重なることはない。
【0041】さらに、ディジタル部はストップウォッチ
モードしか備えていなくても良く、この場合、モードを
遷移することなく計測処理を行うことができる。ただ
し、ステッピングモータの駆動パルスは、常に、固定パ
ターン駆動パルスである必要がある。
【0042】また、上述した実施形態では、アナログ時
計とディジタル式のストップウォッチを組み合わせたい
わゆるコンビネーション型の電子時計を例示したが、以
下の変形例に示すように、アナログ時計とアナログ式の
ストップウォッチとを組み合わせたものに適用してもよ
い。
【0043】E:変形例 図4は本変形例の外観を示す図であり、この図におい
て、図2と共通する部分には同一の符号を付し、その説
明を省略する。この図に示されるように、本変形例で
は、アナログ式のストップウォッチ部7を備えている。
このストップウォッチ部の構造、およびアナログ時計と
の関係等は公知であるので、説明を省略する。なお、こ
のストップウォッチ部7は、ボタンAの操作により、ス
タート、ストップ、およびリセットを行うものとする。
【0044】本変形例の構成が前述の実施形態と異なる
点は、ディジタル時計に関する各部が存在しない点と、
ストップウォッチ部7に関するものが存在する点のみで
ある。また、ストップウォッチモード以外のモードは存
在しないので、アナログ時計のステッピングモータ17
へ入力する駆動パルスは、図1(B)と同様のパルスに
なる。もちろん、駆動パルスと発音信号とが重なった場
合の処理も実施形態と同様であり、よって、アナログ時
計の運針を最優先としながらも、計測のスタート/スト
ップ/リセット時の確認音を正確なタイミングで発する
ことができる。なお、新たなボタンを設ければ、当該ボ
タンを操作した場合にはストップウォッチモード以外の
モードに遷移するようにし、ストップウォッチモード以
外のモードにおいては、省電力化を考慮した、例えば図
1(A)に示すような通常運針パルスを使用するように
構成することもできる。
【0045】また、言うまでもないが、前述の実施形態
および上述の変形例においては、腕時計の形態とする例
を挙げたが、これに限らず、壁掛け時計や置き時計な
ど、様々な形態をとり得る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アナログ時計の針が確実に歩進するような固定パターン
パルスを所定の時間間隔で出力して駆動パルスとするの
で、ステッピングモータが所定のステップだけ回動した
か否かを検出・判断する必要が無く、いわゆる「禁止期
間」が短くなる。したがって、発音信号が固定パターン
パルスと重なるようなタイミングで生成され、固定パタ
ーンパルスを優先するために発音信号の出力が一時中断
されても、この中断期間を短く抑制することが可能なの
で、音の途切れを人間が感知することは困難となり、両
者が重ならないように発音タイミングをずらしたり、最
初から発音信号の生成自体をやめたり、といった処理が
不用になる。すなわち、アナログ時計の運針を妨げるこ
となく任意のタイミングで発音することができる(請求
項1〜3)。
【0047】加えて、電子時計が予め設定された状態に
ある場合には、発音制御手段が作動状態を検出すること
なく、固定パターンパルスを所定の時間間隔で出力して
駆動パルスとするので、構成を簡素化することができる
(請求項4)。特にストップウォッチモードにおいて固
定パターンパルスを所定の時間間隔で出力して駆動パル
スとしたことにより、ストップウォッチ計測のスタート
/ストップに同期した確認音を遅延無く、かつ使用者に
違和感を与えることなく発することができる(請求項
5)。また、駆動パルスをくし歯パルスしたことによ
り、駆動系の消費電力を低減することができる(請求項
6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による電子時計で使用さ
れるパルスの電圧波形を示す図であり、(A)は通常運
針パルス、(B)は固定パターンパルス、(C)は警告
音要求信号、(D)は固定パターンパルスと発音信号と
が重なった場合の波形を示している。
【図2】 同電子時計の外観を示す図である。
【図3】 同電子時計の要部の回路構成を示すブロック
図である。
【図4】 同電子時計の変形例の外観を示す図である。
【符号の説明】
3…分針、4…時針、5…秒針、7…ストップウォッチ
部、11…コアCPU、12…ROM、13…RAM、
14…発振回路、15…入力制御回路、16…入力手
段、17…表示指針、18…モータドライバ、19…モ
ータ制御回路、20…表示パネル、21…LCDドライ
バ、22…表示制御回路、23…発音手段、24…発音
制御回路、A,C,D…操作ボタン。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の信号を入力するための入力手段
    と、 前記入力手段から信号が入力されたタイミングで発音信
    号を生成して出力する発音制御手段と、 前記発音信号に応じて発音する発音手段と、 駆動パルスを出力する駆動制御手段と、 前記駆動パルスに応じたステップだけ回動しアナログ時
    計の針を歩進させるステッピングモータとを具備し、 前記駆動制御手段は、前記発音制御手段が作動している
    期間においては、前記アナログ時計の針が確実に歩進す
    るような固定パターンパルスを所定の時間間隔で出力し
    て前記駆動パルスとし、 前記発音制御手段は、前記固定パターンパルスと前記発
    音信号とが時間的に重なる場合には、前記固定パターン
    パルスを優先的に出力させ、前記固定パターンパルスに
    近接した時間位置で前記発音信号の一部を出力すること
    を特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 前記発音制御手段は、前記駆動パルスと
    前記発音信号とが時間的に重なる場合には、重なる時間
    内において前記駆動パルスを優先的に出力させるととも
    に、重なる前の時点で前記発音信号の生成および出力を
    一時停止し、前記駆動パルスの出力が終了した後に前記
    発音信号の生成および出力を再開することを特徴とする
    請求項1記載の電子時計。
  3. 【請求項3】 前記発音制御手段は、前記駆動パルスと
    前記発音信号とが時間的に重なる場合には、重なる時間
    内において前記駆動パルスを優先的に出力させるととも
    に、重なる前の時点で前記発音信号の出力を禁止し、前
    記駆動パルスの出力が終了した後に前記禁止を解除する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  4. 【請求項4】 複数の状態間を遷移する電子時計であっ
    て、 前記駆動制御手段は、電子時計が予め設定された状態に
    ある場合には、前記発音制御手段が作動しているか否か
    に関わらず、前記アナログ時計の針が確実に歩進するよ
    うな固定パターンパルスを所定の時間間隔で出力して前
    記駆動パルスとすることを特徴とする請求項1ないし3
    いずれかに記載の電子時計。
  5. 【請求項5】 前記予め設定された状態はストップウォ
    ッチモード内の状態であることを特徴とする請求項4記
    載の電子時計。
  6. 【請求項6】 前記アナログ時計の針が確実に歩進する
    ような固定パターンパルスはくし歯パルスであることを
    特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の電子時
    計。
  7. 【請求項7】 前記アナログ時計の針が確実に歩進する
    ような固定パターンパルスは矩形波パルスであることを
    特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の電子時
    計。
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JP2006177946A (ja) * 2004-12-20 2006-07-06 Glashuetter Uhrenbetrieb Gmbh 与鈴機構を有する時間間隔測定用機器
JP2016011856A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 カシオ計算機株式会社 電子時計

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