JPH10133013A - カラーフィルタ、固体撮像素子及びこれらの製造方法 - Google Patents
カラーフィルタ、固体撮像素子及びこれらの製造方法Info
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- JPH10133013A JPH10133013A JP30729096A JP30729096A JPH10133013A JP H10133013 A JPH10133013 A JP H10133013A JP 30729096 A JP30729096 A JP 30729096A JP 30729096 A JP30729096 A JP 30729096A JP H10133013 A JPH10133013 A JP H10133013A
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Abstract
候性との両方が具備されているカラーフィルタ及び固体
撮像素子を提供する。 【解決手段】 染料が粘土にインターカレーションされ
て成る組成物を色材としたカラーレジストによってオン
チップカラーフィルタを形成する。インターカレーショ
ンのための粘土としては、層状粘土鉱物であるハイドロ
タルサイト類またはスメクタイト類が用いられているこ
とが好ましい。このオンチップカラーフィルタでは、顔
料化染料が色材になっており、染料の優れた分光感度特
性と顔料の優れた耐候性との両方が具備されている。
Description
タ、オンチップカラーフィルタを有する固体撮像素子及
びこれらの製造方法に関するものである。
オンチップカラーフィルタは、以前は染色法で製造され
ていた。この染色法とは、カゼインやゼラチン等の被染
色基材上で感光性組成物をパターニングし、この感光性
組成物を用いて被染色基材をパターニングした後、被染
色基材を染色定着させる方法である。
基材を形成した後、所望の分光特性の染料等で被染色基
材を染色し、固着処理を行った後、更に、ホルマリン処
理等によって固着強化を行う。この様に、染色法では、
各色毎に固着強化を行う必要があるので工程が非常に複
雑であり、また、染色の度合いの制御が難しいという欠
点があった。
に、染色法に代わるオンチップカラーフィルタの製造方
法として、カラーレジスト法が取り入れられてきてい
る。このカラーレジスト法とは、感光性組成物中に色材
を均一に分散させて着色し、この着色した感光性組成物
をフォトリソグラフィ法でパターニングすることによっ
てオンチップカラーフィルタを製造する方法である。そ
して、カラーレジスト法には、色材として染料を用いる
方法と顔料を用いる方法とがある。
料を用いるカラーレジスト法は、色材として染料を用い
るカラーレジスト法に比べて、分光特性の選択の幅が狭
くて微妙な調整を行うことができないので、染色法の代
替としての使用が困難であった。
スト法は、色材として顔料を用いるカラーレジスト法に
比べて耐候性が著しく劣るばかりでなく、染色法に比べ
ても、染料の固着工程や固着強化工程がなくて樹脂中に
染料が単純に分散しているだけの状態であるために耐候
性が劣っていた。
フィルタは、染料が粘土にインターカレーションされて
成る組成物が色材になっていることを特徴としている。
ドロタルサイト類またはスメクタイト類が前記粘土とし
て用いられていることが好ましい。
ン交換可能な陰イオンを層間に有するハイドロタルサイ
ト類またはイオン交換可能な陽イオンを層間に有するス
メクタイト類が前記粘土として用いられており、前記イ
ンターカレーションによって前記染料が前記陰イオンま
たは前記陽イオンと交換されて前記層間に電気的に結合
されていることが好ましい。
ン交換可能な陰イオンを層間に有するハイドロタルサイ
ト類が前記粘土として用いられており、前記陰イオンの
少なくとも一部が有機酸に置換されていることが好まし
い。
離定数をKaとしてpKa=−LogKaと表されるp
Kaが5.0以下である前記有機酸が用いられているこ
とが好ましい。
有機酸が芳香族環を有していることが好ましい。
ン交換可能な陽イオンを層間に有するスメクタイト類が
前記粘土として用いられており、前記陽イオンの少なく
とも一部がアルキルアンモニウムに置換されていること
が好ましい。
アルキルアンモニウムは炭素数が8以上の炭素鎖を3本
以上有していることが好ましい。
法は、イオン交換可能な陰イオンを層間に有しており前
記陰イオンの少なくとも一部が有機酸に置換されている
ハイドロタルサイト類を、水と有機溶剤との少なくとも
一方を含む第1の溶剤中に分散させる工程と、水と有機
溶剤との少なくとも一方を含む第2の溶剤中に染料を溶
解させる工程と、前記第1及び第2の溶剤同士を混合さ
せて前記陰イオンと前記染料とを交換することによって
前記ハイドロタルサイト類に前記染料をインターカレー
ションさせた後、前記水及び前記有機溶剤を除去して色
材を形成する工程と、前記色材を感光性組成物中に分散
させる工程と、前記感光性組成物を選択的に露光させて
パターニングする工程とを具備することを特徴としてい
る。
法は、イオン交換可能な陽イオンを層間に有しており前
記陽イオンの少なくとも一部がアルキルアンモニウムに
置換されているスメクタイト類を、水と有機溶剤との少
なくとも一方を含む第1の溶剤中に分散させる工程と、
水と有機溶剤との少なくとも一方を含む第2の溶剤中に
染料を溶解させる工程と、前記第1及び第2の溶剤同士
を混合させて前記陽イオンと前記染料とを交換すること
によって前記スメクタイト類に前記染料をインターカレ
ーションさせた後、前記水及び前記有機溶剤を除去して
色材を形成する工程と、前記色材を感光性組成物中に分
散させる工程と、前記感光性組成物を選択的に露光させ
てパターニングする工程とを具備することを特徴として
いる。
粘土にインターカレーションされて成る組成物が色材に
なっているオンチップカラーフィルタを有することを特
徴としている。
は、イオン交換可能な陰イオンを層間に有しており前記
陰イオンの少なくとも一部が有機酸に置換されているハ
イドロタルサイト類を、水と有機溶剤との少なくとも一
方を含む第1の溶剤中に分散させる工程と、水と有機溶
剤との少なくとも一方を含む第2の溶剤中に染料を溶解
させる工程と、前記第1及び第2の溶剤同士を混合させ
て前記陰イオンと前記染料とを交換することによって前
記ハイドロタルサイト類に前記染料をインターカレーシ
ョンさせた後、前記水及び前記有機溶剤を除去して色材
を形成する工程と、前記色材を感光性組成物中に分散さ
せる工程と、前記感光性組成物を選択的に露光させてオ
ンチップカラーフィルタのパターンに加工する工程とを
具備することを特徴としている。
は、イオン交換可能な陽イオンを層間に有しており前記
陽イオンの少なくとも一部がアルキルアンモニウムに置
換されているスメクタイト類を、水と有機溶剤との少な
くとも一方を含む第1の溶剤中に分散させる工程と、水
と有機溶剤との少なくとも一方を含む第2の溶剤中に染
料を溶解させる工程と、前記第1及び第2の溶剤同士を
混合させて前記陽イオンと前記染料とを交換することに
よって前記スメクタイト類に前記染料をインターカレー
ションさせた後、前記水及び前記有機溶剤を除去して色
材を形成する工程と、前記色材を感光性組成物中に分散
させる工程と、前記感光性組成物を選択的に露光させて
オンチップカラーフィルタのパターンに加工する工程と
を具備することを特徴としている。
料が粘土にインターカレーションされて成る組成物が色
材になっているので、顔料化染料が色材になっている。
イト類またはスメクタイト類がインターカレーションの
ための粘土として用いられていれば、層間へ染料がイン
ターカレーションされ易くて層間間隔が拡げられ易く、
染料を多量にインターカレーションさせることができ
る。
がイオン交換されて、この染料がハイドロタルサイト類
またはスメクタイト類の層間に電気的に結合されていれ
ば、この層間に染料の分子が強く固定されている。
ンの少なくとも一部が有機酸に置換されていれば、有機
酸の分子が大きいので、層間間隔が拡げられていて、染
料を多量にインターカレーションさせることができる。
また、層間に有機酸が存在しているので、インターカレ
ーションされている染料の発色基に対するハイドロタル
サイト類の直接的な影響が抑制されていて、染料の分光
感度特性の変化が防止されている。
サイト類の内部に電気的に結合されて、有機酸の非極性
部分がハイドロタルサイト類の表面に配置されるので、
極性の少ない有機溶剤に対する親和性が生じていて、色
材が有機溶剤中に均一に分散し易い。
ハイドロタルサイト類の層間陰イオンの少なくとも一部
が置換されていれば、インターカレーションされた染料
がハイドロタルサイト類に強固に結合されている。
ドロタルサイト類の層間陰イオンの少なくとも一部が置
換されていれば、芳香族環を有している染料がハイドロ
タルサイト類に馴染み易くて、ハイドロタルサイト類の
層間に染料がインターカレーションされ易い。
なくとも一部がアルキルアンモニウムに置換されていれ
ば、アルキルアンモニウムの分子が大きいので、層間間
隔が拡げられていて、染料を多量にインターカレーショ
ンさせることができる。また、層間にインターカレーシ
ョンされている染料の発色基に対するスメクタイト類の
影響が抑制されていて、染料の分光感度特性の変化が防
止されている。
ルアンモニウムの極性部分がスメクタイト類の内部に電
気的に結合されて、アルキルアンモニウムの非極性部分
がスメクタイト類の表面に配置されるので、極性の少な
い有機溶剤に対する親和性が生じていて、色材が有機溶
剤中に均一に分散し易い。
有しているアルキルアンモニウムであれば、層間間隔が
更に拡げられると共に炭素鎖同士の間に染料をインター
カレーションさせることができるので、染料を更に多量
にインターカレーションさせることができると共にイン
ターカレーションさせた染料が脱離しにくい。
法では、水と有機溶剤との少なくとも一方を含む溶剤中
に、ハイドロタルサイト類またはスメクタイト類を分散
させたものと、染料を溶解させたものとを混合させて色
材を形成しているので、非水溶性の染料をも用いて顔料
化染料である色材を形成することができる。
が粘土にインターカレーションされて成る組成物が色材
になっているオンチップカラーフィルタを有しているの
で、顔料化染料がオンチップカラーフィルタの色材にな
っている。
では、水と有機溶剤との少なくとも一方を含む溶剤中
に、ハイドロタルサイト類またはスメクタイト類を分散
させたものと、染料を溶解させたものとを混合させてオ
ンチップカラーフィルタの色材を形成しているので、非
水溶性の染料をも用いてオンチップカラーフィルタの色
材としての顔料化染料を形成することができる。
子等におけるオンチップカラーフィルタ及びその製造方
法に適用した本願の発明の第1〜第3実施形態を説明す
る。まず、第1実施形態を説明する。この第1実施形態
では、色材の出発物質として水溶性染料を用い、層状粘
土鉱物であるハイドロタルサイト類に染料をインターカ
レーションする。
いる。簡単に説明すると、工程1では、ハイドロタルサ
イト類の層間に染料をインターカレーションし易くする
ために層間陰イオンを調整する。工程2では、ハイドロ
タルサイト類の層間に染料をインターカレーションし易
くするために層間間隔を拡げると共に、ハイドロタルサ
イト類に有機溶剤への親和性を持たせる。
に染料をインターカレーションして染料を顔料化する。
また、工程4では、ハイドロタルサイト類の層間への染
料のインターカレーションによって形成した顔料化染料
を分散させたレジストでオンチップカラーフィルタを形
成する。
タルサイトの組成の基本骨格はMg6Al2 (OH)16CO3 ・4H
2 O であるが、この第1実施形態で用いるハイドロタル
サイト類では、ハイドロタルサイトのMgの少なくとも一
部がCu、Ni、Co、Zn、Fe、Mn等の2価の金属で置換され
ていてもよく、Alの少なくとも一部がGa、Ni、Co、Fe、
Mn、Cr等の3価の金属で置換されていてもよい。
の層間におけるイオン交換可能な陰イオンが(CO3 )2-
のみであると、層間へのインターカレーションが容易で
なく、層間に保持される染料の量が少なくて、濃い色を
得ることができない。
4 ) - 、 (NO3 ) - 、(ClO3 ) - 、(IO3 ) - 、OH- 、
(SO4 ) 2-、(S2 O3 ) 2-、 (WO4 ) 2-、(CrO4 ) 2-
、 [Fe(CN)6 ] 3-、 [Fe(CN)6 ] 4-、[SiO(OH)3 ] -
等で、(CO3 )2-の少なくとも一部を置換してから使用
することが好ましい。
O3 ) - や (SO4 ) 2-等でこの置換を行うために、純水
中で窒素ガスをバブリングさせることによって、大気中
から純水中に溶解した二酸化炭素を除去し、この純水中
にハイドロタルサイト類を分散させた後、NaCl、KCl 、
NaNO3 、 KNO3 等によって陰イオン交換したり、0.0
1N程度の濃度のHCl 、 HNO3 、 H2 SO4 等の H2 CO3
よりも強い酸を使用して二酸化炭素を脱離させることに
よって陰イオン交換したりする。
の出発物質のMg源の一部として Mg(NO3 ) 2 またはMgCl
2 を使用したり、Al源の一部として Al(NO3 ) 2 または
AlCl3 を使用したりしても、層間にCl- や (NO3 ) - が
配置されているハイドロタルサイト類を容易に得ること
ができる。
インターカレーションされた染料との相互作用が強過ぎ
ると、染料の発色基が影響を受けて、染料の分光感度特
性が変化する。そこで、工程2では、ハイドロタルサイ
ト類の層間陰イオンの少なくとも一部を有機酸で置換す
る。
ノールや2−プロパノール等の低級アルコールまたは純
水と低級アルコールとの混合液である溶剤中に、ハイド
ロタルサイト類を十分に分散させて、A液を得る。ま
た、上述と同じ溶剤中に、有機酸を十分に分散させて、
B液を得る。
がら、このA液にB液を少量ずつ徐々に加え、最低でも
12時間以上、望ましくは24時間以上、攪拌を続け
る。この攪拌中に、ハイドロタルサイト類の層間へ有機
酸がインターカレーションされて、層間陰イオンの少な
くとも一部が有機酸で置換される。
しては、ハイドロタルサイト類と染料との結合を強固に
してカラーフィルタの耐候性を高めることができる物質
であることが重要である。そのためには、酸解離定数を
KaとしてpKa=−LogKaと表されるpKaが
5.0以下である必要があり、3.5以下であることが
望ましい。
る工程3でハイドロタルサイト類の層間に染料を容易に
インターカレーションすることができる様に、ある程度
の分子の大きさを有していて、ハイドロタルサイト類の
層間間隔を拡げることができる物質であることが必要で
ある。更に、ハイドロタルサイト類に染料が馴染み易く
て、ハイドロタルサイト類中に染料が均一に分散し易い
様に、染料中に存在している芳香族(ベンゼン)環を有
している物質であることが望ましい。
香酸、サリチル酸(オルト−ヒドロキシ安息香酸)とそ
の異性体(パラ−ヒドロキシ安息香酸、メタ−ヒドロキ
シ安息香酸)及びこれらの誘導体がある。
換されていてもよいアルキル基)、−シクロアルキル置
換、−アリール置換、−フェニル置換、−ナフチル置
換、−RCO置換、−RCOOH置換、−RCOOR′
置換、塩素置換、塩素酸置換、ヨウ素置換、ヨウ素酸置
換、フッ素置換、フッ素酸置換、−OH置換、−NO2
置換、−CO2 置換、−NH3 置換、−NHR置換(R
はアルキル基等)された安息香酸、サリチル酸及びその
異性体がある。
リ金属原子、4級つまり炭素鎖が4本のアルキルアンモ
ニウム等)置換、−SO2 NHR置換された安息香酸、
サリチル酸の異性体及び誘導体でもよい。
発明の用途として優れた有機酸である。また、−SO3
H置換された芳香族酸は、有機酸としては強酸でpKa
が小さいので、耐候性が高くて、本願の発明の用途に適
している。
ンの少なくとも一部を有機酸で置換する上述の処理後
に、層間に固定されていない過剰な有機酸が存在してい
ると、耐候性やレジストの性能が悪影響を受ける。そこ
で、有機酸による置換処理を行ったハイドロタルサイト
類を有機酸の良溶剤中に分散させて遠心分離等を行うこ
とによって、過剰な有機酸を洗浄分離する。この洗浄分
離の後に、ハイドロタルサイト類を乾燥させて粉体にす
る。
と、この層間面が表面にもなる。そして、上述の様にハ
イドロタルサイト類に対して有機酸による置換処理を行
うと、有機酸の極性部分がハイドロタルサイト類の内部
に電気的に結合され、有機酸の非極性部分がハイドロタ
ルサイト類の表面に配置されるので、極性の少ない有機
溶剤に対する親和性が生じている。このため、後の工程
3で形成した顔料化染料を、後の工程4においてレジス
ト中に均一に分散させることができる。
れたハイドロタルサイト類の層間に染料をインターカレ
ーションして染料を顔料化する工程3を実行する。この
顔料化のために、まず、純水またはエタノールや2−プ
ロパノール等の低級アルコールまたは純水と低級アルコ
ールとの混合液である溶剤中に、有機酸による置換処理
がされたハイドロタルサイト類を十分に分散させて、C
液を得る。また、上述と同じ溶剤中に、染料を溶解させ
て、D液を得る。
がら、このC液にD液を少量ずつ徐々に加え、最低でも
24時間以上、望ましくは48時間以上、攪拌を続け
る。この攪拌中に、有機酸による置換処理がされたハイ
ドロタルサイト類の層間へ染料がインターカレーション
される。
酸による置換処理の場合よりも長いのは、染料の分子が
大きくてハイドロタルサイト類の層間への拡散に立体的
な障害が生じて、インターカレーションに時間が必要な
ためである。なお、C液とD液との混合液にはレジスト
の性能を低下させる水分や低級アルコールが含まれてい
るので、これらを除去した固形分を顔料化染料として得
る。
ロタルサイト類の層間に染料と有機酸との両方が存在し
ている。そして、染料及び有機酸の極性部分がハイドロ
タルサイト類の内部に電気的に結合され、染料及び有機
酸の非極性部分がハイドロタルサイト類の表面に配置さ
れるので、極性の少ない有機溶剤に対する親和性が更に
高くなっている。このため、この工程3で形成した顔料
化染料を、後の工程4においてレジスト中に更に均一に
分散させることができる。
能なイオンが陰イオンであるハイドロタルサイト類を用
いており且つ染料が水溶性であるので、SO3 Na基や
SO3 H基等の強い極性の官能基を有する陰イオン性の
染料で且つ水溶性のものであれば、どの様な構造の染料
でも使用することができる。
ロシアニン染料、トリフェニルメタン染料、アントラキ
ノン染料、金属錯塩アゾ染料等を使用することができ
る。また、その他にも、酸性染料や酸性染料で且つ反応
性基を有する反応性染料等を染料便覧等から適宜に選択
して使用することができる。
させたカラーレジストでオンチップカラーフィルタを形
成する工程4を実行する。この工程4では、400nm
以下の直径に微粒子化した顔料化染料を感光性組成物中
に均一に分散させて高解像度のカラーレジストを形成
し、固体撮像素子や液晶表示素子等を形成している半導
体基板上にこのカラーレジストを塗布し、リソグラフィ
法でカラーレジストをパターニングしてオンチップカラ
ーフィルタを形成する。
用することができる。色材として顔料を用いるカラーレ
ジスト法では、一般に、ノボラックやアクリル等の感光
性樹脂モノマー、重合開始剤、重合促進剤、密着性向上
のための表面処理剤、顔料を安定的に分散させるための
樹脂である分散補助剤、凝集防止剤等と共に顔料を有機
溶剤中に分散させてカラーレジストを形成するが、この
第1実施形態では、工程3で形成した顔料化染料を用い
る。
実施形態は、色材の出発物質として非水溶性染料を用い
ることだけが上述の第1実施形態と相違しており、従っ
て、有機酸による置換処理がされたハイドロタルサイト
類の層間に染料をインターカレーションして染料を顔料
化する工程3で用いる溶剤のみが第1実施形態と相違し
ている。
しては、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、メチルセル
ソルブアセテート、エチルセルソルブアセテート、N−
メチルピロリドン、シクロペンタノン、シクロヘキサノ
ン、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、酢酸プロピレングリコール
モノエチルエーテル、乳酸メチル、乳酸エチル、ジメチ
ルスルホキシド、ジオキサン、ジメチルホルムアミド等
の単独または2以上の成分を混合させたものを用いる。
れたハイドロタルサイト類を十分に分散させて、E液を
得る。また、上述と同じ溶剤中に、染料を溶解させて、
F液を得る。そして、磁石式攪拌機等でE液を攪拌しな
がら、このE液にF液を少量ずつ徐々に加え、最低でも
24時間以上、望ましくは48時間以上、攪拌を続け
る。この攪拌中に、有機酸による置換処理がされたハイ
ドロタルサイト類の層間へ染料がインターカレーション
される。
しては感光性組成物の溶剤と同じものを用いることがで
き、この溶剤にはレジストの性能を低下させる水分や低
級アルコールが含まれていないので、上述の第1実施形
態の様にこれらを除去する工程が不要である。従って、
E液及びF液の混合液と感光性組成物を含む溶剤とを単
純に混合するだけでカラーレジストが得られる。
は、有機溶剤への溶解性が高いことが必要であり、第1
実施形態に記載されている水溶性染料の−SO3 M基
(Mは水素原子、アルカリ金属原子、4級つまり炭素鎖
が4本のアルキルアンモニウム等)の部分が−SO2 N
HR基(Rは、置換されていてもよいアルキル基、シク
ロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、
アリール基、フェニル基、ナフチル基、RCOOR′基
等)で置換されたものが使用される。
実施形態では、染料をインターカレーションするための
層状粘土鉱物として、モンモリロナイト類等であるスメ
クタイト類を用いる。スメクタイト類はイオン交換可能
な陽イオンを層間に有しているが、この層間陽イオンは
ハイドロタルサイト類の層間陰イオンである(CO3 )2-
に比べてイオン交換が容易である。
程1として層間陽イオンを調整する必要はない。従っ
て、この第3実施形態では、スメクタイト類とその層間
にインターカレーションされる染料との相互作用によっ
て染料の発色基が影響を受けることを抑制し、スメクタ
イト類の層間に染料をインターカレーションし易くする
ために層間間隔を拡げ、更に、スメクタイト類に有機溶
剤への親和性を持たせるための工程2を直ちに行う。
イオンが陽イオンであるので、この第3実施形態の工程
2では、陽イオンで層間陽イオンを交換する。しかし、
金属陽イオンの様にイオン半径が小さい陽イオンでは、
層間間隔を拡げることができないので、スメクタイト類
の層間に染料をインターカレーションし易くする効果は
ない。そこで、この第3実施形態の工程2では、アルキ
ルアンモニウムイオンを用いる。
オン交換では拡げることができる層間間隔が炭素鎖の長
さつまり炭素数に依存し、炭素数が4程度以下のアルキ
ルアンモニウムでは層間間隔を十分には拡げることがで
きなくて、分子の大きい染料をインターカレーションさ
せるのには適当でない。このために、炭素鎖の炭素数が
8以上であるアルキルアンモニウムを用いることが重要
である。
または2級のアルキルアンモニウムはスメクタイト類の
層間面に対して平面的に配置されて立体的には配置され
ないので、層間間隔の拡大が少ない。また、染料がイン
ターカレーションされても、染料がアルキルアンモニウ
ムの炭素鎖同士の間に入り込む構造にはならなくて、染
料が脱離し易い。これらのため、炭素鎖が3本または4
本である3級または4級のアルキルアンモニウムが適し
ている。
る置換処理がされたスメクタイト類の層間に染料をイン
ターカレーションして染料を顔料化する工程3を実行す
る。この顔料化のために、まず、アルキルアンモニウム
による置換処理がされたスメクタイト類を水系、水有機
混合系または有機系の溶剤中に分散させる。何れの溶剤
を用いるかは、スメクタイト類の表面の親疎水性に応じ
て選択する。
置換したアルキルアンモニウムの炭素鎖の炭素数が多い
ほど、また、アルキルアンモニウムによる層間陽イオン
の置換率が高いほど、疎水性になる。従って、疎水性に
なるに連れて、水系よりも水有機混合系、更に水有機混
合系よりも有機系の溶剤を用いる。
ラ−n−デシルアンモニウムを用い、このテトラ−n−
デシルアンモニウムによるスメクタイト類の層間陽イオ
ンの置換率が80%である場合の工程3を示す。
ノール等の低級アルコールまたは純水と低級アルコール
との混合液である溶剤を攪拌しながらこの溶剤中に、テ
トラ−n−デシルアンモニウムによる置換処理がされた
スメクタイト類を少量ずつ徐々に加え十分に分散させ
て、G液を得る。また、上述と同じ溶剤中に、染料を溶
解させて、H液を得る。
がら、このG液にH液を少量ずつ徐々に加え、最低でも
24時間以上、望ましくは48時間以上、攪拌を続け
る。この攪拌中に、テトラ−n−デシルアンモニウムに
よる置換処理がされたハイドロタルサイト類の層間へ染
料がインターカレーションされる。
ラ−n−デシルアンモニウムによる置換処理の場合より
も長いのは、染料の分子が大きくてスメクタイト類の層
間への拡散に立体的な障害が生じて、インターカレーシ
ョンに時間が必要なためである。なお、G液とH液との
混合液にレジストの性能を低下させる水分や低級アルコ
ールが含まれている場合は、これらを除去した固形分を
顔料化染料として得る。上述のインターカレーション後
は、スメクタイト類の層間に染料とテトラ−n−デシル
アンモニウムとの両方が存在している。
極性部分がスメクタイト類の内部に電気的に結合され、
染料及びアルキルアンモニウムの非極性部分がスメクタ
イト類の表面に配置されるので、極性の少ない有機溶剤
に対する親和性が更に高くなっている。このため、この
工程3で形成した顔料化染料を、後の工程4においてレ
ジスト中に更に均一に分散させることができる。また、
分散補助剤としての樹脂を用いれば、レジスト中への分
散性を更に向上させることができる。
能なイオンが陽イオンであるスメクタイト類を用いてい
るので、窒素塩基(アミンまたはアンモニウム)等を有
する塩基性(陽イオン性)の染料で且つ水溶性のもので
あれば、どの様な構造の染料でも使用することができ
る。例えば、トリフェニルメタン染料、オキサジン染
料、アジン染料、チアジン染料等を使用することができ
る。また、その他にも、陽イオン性染料を染料便覧等か
ら適宜に選択して使用することができる。
させたカラーレジストでカラーフィルタを形成する工程
4を実行するが、この工程4も既述の第1及び第2実施
形態と同様に行う。但し、工程3で用いる溶剤として感
光性組成物の溶剤と同じものを用いた場合は、G液及び
H液の混合液と感光性組成物を含む溶剤とを単純に混合
するだけでカラーレジストが得られる。
顔料化染料が色材になっているので、染料の優れた分光
感度特性と顔料の優れた耐候性との両方が具備されてい
る。
イト類またはスメクタイト類がインターカレーションの
ための粘土として用いられていれば、染料を多量にイン
ターカレーションさせることができるので、濃い色を得
ることができる。
がイオン交換されて、この染料がハイドロタルサイト類
またはスメクタイト類の層間に電気的に結合されていれ
ば、この層間に染料の分子が強く固定されているので、
耐候性が更に優れている。
ンの少なくとも一部が有機酸に置換されていれば、染料
を多量にインターカレーションさせることができるの
で、濃い色を得ることができる。また、染料の分光感度
特性の変化が防止されているので、染料の優れた分光感
度特性をそのまま具備することができる。しかも、色材
が有機溶剤中に均一に分散し易いので、濃度分布の均一
な色を得ることができる。
ハイドロタルサイト類の層間陰イオンの少なくとも一部
が置換されていれば、インターカレーションされた染料
がハイドロタルサイト類に強固に結合されているので、
耐候性が更に優れている。
ドロタルサイト類の層間陰イオンの少なくとも一部が置
換されていれば、ハイドロタルサイト類の層間に染料が
インターカレーションされ易いので、濃度分布の均一な
色を得ることができる。
なくとも一部がアルキルアンモニウムに置換されていれ
ば、染料を多量にインターカレーションさせることがで
きるので、濃い色を得ることができる。また、染料の分
光感度特性の変化が防止されているので、染料の優れた
分光感度特性をそのまま具備することができる。しか
も、色材が有機溶剤中に均一に分散し易いので、濃度分
布の均一な色を得ることができる。
有しているアルキルアンモニウムであれば、染料を更に
多量にインターカレーションさせることができると共に
インターカレーションさせた染料が脱離しにくいので、
更に濃く且つ脱色しにくい色を得ることができる。
法では、非水溶性の染料をも用いて顔料化染料である色
材を形成することができるので、広い範囲から選択した
染料の優れた分光感度特性と顔料の優れた耐候性との両
方を具備しているカラーフィルタを製造することができ
る。
化染料がオンチップカラーフィルタの色材になっている
ので、染料の優れた分光感度特性と顔料の優れた耐候性
との両方が具備されている。
では、非水溶性の染料をも用いてオンチップカラーフィ
ルタの色材としての顔料化染料を形成することができる
ので、広い範囲から選択した染料の優れた分光感度特性
と顔料の優れた耐候性との両方を具備しているオンチッ
プカラーフィルタを有する固体撮像素子を製造すること
ができる。
Claims (13)
- 【請求項1】 染料が粘土にインターカレーションされ
て成る組成物が色材になっていることを特徴とするカラ
ーフィルタ。 - 【請求項2】 ハイドロタルサイト類またはスメクタイ
ト類が前記粘土として用いられていることを特徴とする
請求項1記載のカラーフィルタ。 - 【請求項3】 イオン交換可能な陰イオンを層間に有す
るハイドロタルサイト類またはイオン交換可能な陽イオ
ンを層間に有するスメクタイト類が前記粘土として用い
られており、 前記インターカレーションによって前記染料が前記陰イ
オンまたは前記陽イオンと交換されて前記層間に電気的
に結合されていることを特徴とする請求項1記載のカラ
ーフィルタ。 - 【請求項4】 イオン交換可能な陰イオンを層間に有す
るハイドロタルサイト類が前記粘土として用いられてお
り、 前記陰イオンの少なくとも一部が有機酸に置換されてい
ることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。 - 【請求項5】 酸解離定数をKaとしてpKa=−Lo
gKaと表されるpKaが5.0以下である前記有機酸
が用いられていることを特徴とする請求項4記載のカラ
ーフィルタ。 - 【請求項6】 前記有機酸が芳香族環を有していること
を特徴とする請求項4記載のカラーフィルタ。 - 【請求項7】 イオン交換可能な陽イオンを層間に有す
るスメクタイト類が前記粘土として用いられており、 前記陽イオンの少なくとも一部がアルキルアンモニウム
に置換されていることを特徴とする請求項1記載のカラ
ーフィルタ。 - 【請求項8】 前記アルキルアンモニウムは炭素数が8
以上の炭素鎖を3本以上有していることを特徴とする請
求項7記載のカラーフィルタ。 - 【請求項9】 イオン交換可能な陰イオンを層間に有し
ており前記陰イオンの少なくとも一部が有機酸に置換さ
れているハイドロタルサイト類を、水と有機溶剤との少
なくとも一方を含む第1の溶剤中に分散させる工程と、 水と有機溶剤との少なくとも一方を含む第2の溶剤中に
染料を溶解させる工程と、 前記第1及び第2の溶剤同士を混合させて前記陰イオン
と前記染料とを交換することによって前記ハイドロタル
サイト類に前記染料をインターカレーションさせた後、
前記水及び前記有機溶剤を除去して色材を形成する工程
と、 前記色材を感光性組成物中に分散させる工程と、 前記感光性組成物を選択的に露光させてパターニングす
る工程とを具備することを特徴とするカラーフィルタの
製造方法。 - 【請求項10】 イオン交換可能な陽イオンを層間に有
しており前記陽イオンの少なくとも一部がアルキルアン
モニウムに置換されているスメクタイト類を、水と有機
溶剤との少なくとも一方を含む第1の溶剤中に分散させ
る工程と、 水と有機溶剤との少なくとも一方を含む第2の溶剤中に
染料を溶解させる工程と、 前記第1及び第2の溶剤同士を混合させて前記陽イオン
と前記染料とを交換することによって前記スメクタイト
類に前記染料をインターカレーションさせた後、前記水
及び前記有機溶剤を除去して色材を形成する工程と、 前記色材を感光性組成物中に分散させる工程と、 前記感光性組成物を選択的に露光させてパターニングす
る工程とを具備することを特徴とするカラーフィルタの
製造方法。 - 【請求項11】 染料が粘土にインターカレーションさ
れて成る組成物が色材になっているオンチップカラーフ
ィルタを有することを特徴とする固体撮像素子。 - 【請求項12】 イオン交換可能な陰イオンを層間に有
しており前記陰イオンの少なくとも一部が有機酸に置換
されているハイドロタルサイト類を、水と有機溶剤との
少なくとも一方を含む第1の溶剤中に分散させる工程
と、 水と有機溶剤との少なくとも一方を含む第2の溶剤中に
染料を溶解させる工程と、 前記第1及び第2の溶剤同士を混合させて前記陰イオン
と前記染料とを交換することによって前記ハイドロタル
サイト類に前記染料をインターカレーションさせた後、
前記水及び前記有機溶剤を除去して色材を形成する工程
と、 前記色材を感光性組成物中に分散させる工程と、 前記感光性組成物を選択的に露光させてオンチップカラ
ーフィルタのパターンに加工する工程とを具備すること
を特徴とする固体撮像素子の製造方法。 - 【請求項13】 イオン交換可能な陽イオンを層間に有
しており前記陽イオンの少なくとも一部がアルキルアン
モニウムに置換されているスメクタイト類を、水と有機
溶剤との少なくとも一方を含む第1の溶剤中に分散させ
る工程と、 水と有機溶剤との少なくとも一方を含む第2の溶剤中に
染料を溶解させる工程と、 前記第1及び第2の溶剤同士を混合させて前記陽イオン
と前記染料とを交換することによって前記スメクタイト
類に前記染料をインターカレーションさせた後、前記水
及び前記有機溶剤を除去して色材を形成する工程と、 前記色材を感光性組成物中に分散させる工程と、 前記感光性組成物を選択的に露光させてオンチップカラ
ーフィルタのパターンに加工する工程とを具備すること
を特徴とする固体撮像素子の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP30729096A JP3904096B2 (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | カラーフィルタ、固体撮像素子及びこれらの製造方法 |
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-
1996
- 1996-11-01 JP JP30729096A patent/JP3904096B2/ja not_active Expired - Fee Related
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