JPH10133062A - 光接続部材及びその製造方法 - Google Patents
光接続部材及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH10133062A JPH10133062A JP28875196A JP28875196A JPH10133062A JP H10133062 A JPH10133062 A JP H10133062A JP 28875196 A JP28875196 A JP 28875196A JP 28875196 A JP28875196 A JP 28875196A JP H10133062 A JPH10133062 A JP H10133062A
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- JP
- Japan
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- groove
- guide pin
- substrate
- fiber
- optical
- Prior art date
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- Pending
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガイドピンの繰り返し挿抜特性の信頼性に非
常に優れ、かつ生産性に優れた光接続部材及びその製造
方法を提供すること。 【解決手段】 基板1上に、光ファイバが配設されるフ
ァイバ用溝7と、該ファイバ用溝7と平行でガイドピン
が配設されるガイドピン用溝2とを設けて成る光接続部
材C1であって、基板1のガイドピン用溝2の表面が熱
酸化により形成された酸化膜から成る保護膜6で覆われ
ていることを特徴とする。
常に優れ、かつ生産性に優れた光接続部材及びその製造
方法を提供すること。 【解決手段】 基板1上に、光ファイバが配設されるフ
ァイバ用溝7と、該ファイバ用溝7と平行でガイドピン
が配設されるガイドピン用溝2とを設けて成る光接続部
材C1であって、基板1のガイドピン用溝2の表面が熱
酸化により形成された酸化膜から成る保護膜6で覆われ
ていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信や光情報処
理分野に用いられる光接続部材及びその製造方法に関
し、特に複数の光ファイバどうしまたは複数の光ファイ
バと光導波路等を一括に接続するための光接続部材及び
その製造方法に関する。
理分野に用いられる光接続部材及びその製造方法に関
し、特に複数の光ファイバどうしまたは複数の光ファイ
バと光導波路等を一括に接続するための光接続部材及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、テープファイバ等の多心の光ファ
イバどうしまたは多心の光ファイバと複数の入出力ポー
トを有する光導波路(光半導体素子アレイ、光スイッ
チ、光分岐器等)を接続する手段として、樹脂を一括的
にモールド成形した多心フェルールを用いた光ファイバ
コネクタが知られており、これは、MTコネクタとして
規格化されている。
イバどうしまたは多心の光ファイバと複数の入出力ポー
トを有する光導波路(光半導体素子アレイ、光スイッ
チ、光分岐器等)を接続する手段として、樹脂を一括的
にモールド成形した多心フェルールを用いた光ファイバ
コネクタが知られており、これは、MTコネクタとして
規格化されている。
【0003】また、図2(a),(b)に示すように、
複数心の光ファイバFをガイドピンPを用いて結合部A
において接続させた光ファイバコネクタJも知られてい
る。なお、図中Rはリボンファイバである。具体的に
は、シリコン等から成る基板31上に光ファイバFやガ
イドピンPを正確に位置決め載置させるために、切削加
工またはエッチング手法により、基板31に高精度にV
溝32を形成させたものである(特開平6−67066
号公報等を参照)。
複数心の光ファイバFをガイドピンPを用いて結合部A
において接続させた光ファイバコネクタJも知られてい
る。なお、図中Rはリボンファイバである。具体的に
は、シリコン等から成る基板31上に光ファイバFやガ
イドピンPを正確に位置決め載置させるために、切削加
工またはエッチング手法により、基板31に高精度にV
溝32を形成させたものである(特開平6−67066
号公報等を参照)。
【0004】このような光ファイバコネクタに代表され
る光接続部材において、基板にV溝を切削加工により形
成させる場合、1枚毎に加工しなければならないこと
や、切削にダイヤモンドブレード等のブレードを用いる
ため、摩耗によるV溝の形状及び精度の劣化が経時的に
起こり問題である。また、この問題を回避するために、
ブレードの交換やドレッシングを頻繁に行っても、これ
により加工コストが増大してしまうのである。また、基
板に形成させるV溝の機械強度を増すために、切削加工
後に熱酸化を行う方法が提案されているが、これにより
さらに加工コストが増大するので問題である(特開平6
−25896号公報等を参照)。
る光接続部材において、基板にV溝を切削加工により形
成させる場合、1枚毎に加工しなければならないこと
や、切削にダイヤモンドブレード等のブレードを用いる
ため、摩耗によるV溝の形状及び精度の劣化が経時的に
起こり問題である。また、この問題を回避するために、
ブレードの交換やドレッシングを頻繁に行っても、これ
により加工コストが増大してしまうのである。また、基
板に形成させるV溝の機械強度を増すために、切削加工
後に熱酸化を行う方法が提案されているが、これにより
さらに加工コストが増大するので問題である(特開平6
−25896号公報等を参照)。
【0005】また、シリコンの結晶性を利用して、いわ
ゆる異方性エッチングを施すことにより、シリコン基板
にV溝を作製する方法が知られている。この方法につい
て図3に基づき説明する。図3は、シリコン基板41の
幅方向の(光ファイバの長さ方向に直交する)断面図に
て示したものである。
ゆる異方性エッチングを施すことにより、シリコン基板
にV溝を作製する方法が知られている。この方法につい
て図3に基づき説明する。図3は、シリコン基板41の
幅方向の(光ファイバの長さ方向に直交する)断面図に
て示したものである。
【0006】まず、図3(a)に示すように、(10
0)面を主面とするシリコン基板41を用意し、次に、
図3(b)に示すように、その表面を熱酸化させること
により(ここで、後記するエッチングを深く行なわせる
ために、窒化珪素(Si3 N4)膜をシリコン基板41
の表面に成膜してもよい。)熱酸化膜42を形成させ、
次いで図3(c)に示すように、この熱酸化膜42を通
常のフォトリソプロセスにより、V溝形成位置にV溝深
さに応じた開口幅を有するフォトレジスト膜43を形成
し、ウェットエッチングまたはドライエッチングを施
す。
0)面を主面とするシリコン基板41を用意し、次に、
図3(b)に示すように、その表面を熱酸化させること
により(ここで、後記するエッチングを深く行なわせる
ために、窒化珪素(Si3 N4)膜をシリコン基板41
の表面に成膜してもよい。)熱酸化膜42を形成させ、
次いで図3(c)に示すように、この熱酸化膜42を通
常のフォトリソプロセスにより、V溝形成位置にV溝深
さに応じた開口幅を有するフォトレジスト膜43を形成
し、ウェットエッチングまたはドライエッチングを施
す。
【0007】次に、図3(d)に示すように、残った熱
酸化膜(または窒化膜)43をマスクとし、水酸化カリ
ウム(KOH)等のアルカリエッチング液を用いてエッ
チングを行う。このとき、基板方位のエッチングレート
の差により、(111)面に沿った所定の角度でエッチ
ングが進行する。ここで、開口幅の狭い光ファイバを載
置整列させるためのファイバ用のV溝は、V溝完成と同
時にエッチングはほぼストップする。さらにエッチング
を進めると、ガイドピン用のV溝のエッチングが進行
し、最終的に図3(e)に示すようなガイドピン用のV
溝44と光ファイバ用のV溝45が形成される。このよ
うにして光接続部材C0が完成するのである。こうし
た、異方性エッチングのみによりV溝を形成する方法
は、シリコンウエハの大口径化や、多数枚処理等により
量産化が可能で、一般に広く用いられている。
酸化膜(または窒化膜)43をマスクとし、水酸化カリ
ウム(KOH)等のアルカリエッチング液を用いてエッ
チングを行う。このとき、基板方位のエッチングレート
の差により、(111)面に沿った所定の角度でエッチ
ングが進行する。ここで、開口幅の狭い光ファイバを載
置整列させるためのファイバ用のV溝は、V溝完成と同
時にエッチングはほぼストップする。さらにエッチング
を進めると、ガイドピン用のV溝のエッチングが進行
し、最終的に図3(e)に示すようなガイドピン用のV
溝44と光ファイバ用のV溝45が形成される。このよ
うにして光接続部材C0が完成するのである。こうし
た、異方性エッチングのみによりV溝を形成する方法
は、シリコンウエハの大口径化や、多数枚処理等により
量産化が可能で、一般に広く用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記異
方性エッチングにより光接続部材を形成した場合、熱酸
化膜をマスクとしてエッチングを行うので、最終的に形
成されるV溝の表面上には熱酸化膜(または窒化膜)が
残らない構成となっている。このため、V溝表面(特
に、ガイドピン用V溝)がガイドピンの挿抜時に破損す
る可能性が高い。また、これを防止するためにV溝形成
後に、再度、熱酸化工程を実施することもできるが、こ
れでは工程が増加し生産性が著しく低下してしまう。
方性エッチングにより光接続部材を形成した場合、熱酸
化膜をマスクとしてエッチングを行うので、最終的に形
成されるV溝の表面上には熱酸化膜(または窒化膜)が
残らない構成となっている。このため、V溝表面(特
に、ガイドピン用V溝)がガイドピンの挿抜時に破損す
る可能性が高い。また、これを防止するためにV溝形成
後に、再度、熱酸化工程を実施することもできるが、こ
れでは工程が増加し生産性が著しく低下してしまう。
【0009】また、一般に異方性エッチングを用いて、
ガイドピン用のV溝のように深いV溝を形成する場合、
エッチング時間が長くなり、これにより生産性が低下す
るという問題点があった。
ガイドピン用のV溝のように深いV溝を形成する場合、
エッチング時間が長くなり、これにより生産性が低下す
るという問題点があった。
【0010】そこで、本発明はこのような問題を解消
し、特にガイドピンの繰り返し挿抜特性の信頼性に非常
に優れ、かつ生産性に優れた光接続部材及びその製造方
法を提供することを目的とする。
し、特にガイドピンの繰り返し挿抜特性の信頼性に非常
に優れ、かつ生産性に優れた光接続部材及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の光接続部材は、基板上に、光ファイバが
配設されるファイバ用溝と、該ファイバ用溝と平行でガ
イドピンが配設されるガイドピン用溝とを設けて成る光
接続部材であって、基板のガイドピン用溝の表面が熱酸
化により形成された酸化膜から成る保護膜で覆われてい
ることを特徴とする。
めに、本発明の光接続部材は、基板上に、光ファイバが
配設されるファイバ用溝と、該ファイバ用溝と平行でガ
イドピンが配設されるガイドピン用溝とを設けて成る光
接続部材であって、基板のガイドピン用溝の表面が熱酸
化により形成された酸化膜から成る保護膜で覆われてい
ることを特徴とする。
【0012】また、その製造方法は、基板の上面に切削
加工によりガイドピン用溝を形成するとともに、基板の
ファイバ用溝を形成する領域外に、熱酸化によって形成
される酸化膜から成る保護膜を形成し、しかる後に、基
板の上面に異方性エッチングによりファイバ用溝を形成
することを特徴とする。
加工によりガイドピン用溝を形成するとともに、基板の
ファイバ用溝を形成する領域外に、熱酸化によって形成
される酸化膜から成る保護膜を形成し、しかる後に、基
板の上面に異方性エッチングによりファイバ用溝を形成
することを特徴とする。
【0013】例えば、少なくとも下記(a)〜(d)の
工程を順次行う。 (a)(100)面を主面とする単結晶のシリコン基板
を用意する。 (b)シリコン基板の一主面に所定深さのガイドピン用
溝を切削加工により形成する。 (c)シリコン基板の一主面の所定領域に保護膜を形成
する。 (d)基板の異方性エッチングにより、基板上面にガイ
ドピン用溝と平行に複数のファイバ用溝を形成する。
工程を順次行う。 (a)(100)面を主面とする単結晶のシリコン基板
を用意する。 (b)シリコン基板の一主面に所定深さのガイドピン用
溝を切削加工により形成する。 (c)シリコン基板の一主面の所定領域に保護膜を形成
する。 (d)基板の異方性エッチングにより、基板上面にガイ
ドピン用溝と平行に複数のファイバ用溝を形成する。
【0014】ここで、熱酸化により形成された酸化膜
は、ガイドピン用溝の表面にはファイバ用溝の表面より
厚く形成されていることになる。
は、ガイドピン用溝の表面にはファイバ用溝の表面より
厚く形成されていることになる。
【0015】なお、特に基板としてシリコン等の異方性
エッチングが可能な材料を選ぶと好適である。また、保
護膜は熱酸化により形成された酸化膜の上にこれ以外の
材質の膜が設けられていてもよい。
エッチングが可能な材料を選ぶと好適である。また、保
護膜は熱酸化により形成された酸化膜の上にこれ以外の
材質の膜が設けられていてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の光接続部材およびその製
造方法の一実施形態を図面に基づいて説明する。本発明
の光ファイバコネクタの外観は、既に説明した図3に示
す通りであるのでこの説明については省略する。このよ
うな光ファイバコネクタに使用される光接続部材は、図
1(f)に示すように、本発明の光接続部材C1では少
なくともガイドピン用溝2の表面には、熱酸化により形
成された酸化膜から成る保護膜6で覆われており、ガイ
ドピン用溝2より浅いファイバ用溝7には保護膜6は形
成されていない。なお、ファイバ用溝7に保護膜を形成
させたい場合や、ガイドピン用溝2のさらなる強度補強
のためには、工程は増えるが後記するエッチング終了後
に、保護膜6の下部を再度熱酸化する方法が考えられる
(この場合、保護膜の成膜はファイバ用溝7の精度を劣
化させるおそれがあるので、熱酸化を施して表面に酸化
膜を形成させるのが好ましい)。
造方法の一実施形態を図面に基づいて説明する。本発明
の光ファイバコネクタの外観は、既に説明した図3に示
す通りであるのでこの説明については省略する。このよ
うな光ファイバコネクタに使用される光接続部材は、図
1(f)に示すように、本発明の光接続部材C1では少
なくともガイドピン用溝2の表面には、熱酸化により形
成された酸化膜から成る保護膜6で覆われており、ガイ
ドピン用溝2より浅いファイバ用溝7には保護膜6は形
成されていない。なお、ファイバ用溝7に保護膜を形成
させたい場合や、ガイドピン用溝2のさらなる強度補強
のためには、工程は増えるが後記するエッチング終了後
に、保護膜6の下部を再度熱酸化する方法が考えられる
(この場合、保護膜の成膜はファイバ用溝7の精度を劣
化させるおそれがあるので、熱酸化を施して表面に酸化
膜を形成させるのが好ましい)。
【0017】次に、このような光接続部材の製造方法に
ついて以下に説明する。図1は、本発明の光接続部材の
一実施形態を説明するための各製造工程の断面図であ
る。まず、図1(a)に示すように、主面(基板の上
面)が(100)面である単結晶のシリコン基板1を用
意する。そして、図1(b)に示すように、このシリコ
ン基板1の(110)方向へ、幅及び深さがともに0.
5〜1mm程度の位置決めV溝を成すガイドピン用溝2,
2を切削加工により形成する。
ついて以下に説明する。図1は、本発明の光接続部材の
一実施形態を説明するための各製造工程の断面図であ
る。まず、図1(a)に示すように、主面(基板の上
面)が(100)面である単結晶のシリコン基板1を用
意する。そして、図1(b)に示すように、このシリコ
ン基板1の(110)方向へ、幅及び深さがともに0.
5〜1mm程度の位置決めV溝を成すガイドピン用溝2,
2を切削加工により形成する。
【0018】次に、図1(c)に示すように、ガイドピ
ン用溝2,2を形成したシリコン基板1上に、所定温度
にて熱酸化により形成された酸化珪素膜や窒化珪素膜等
の保護膜3を形成する。このときに形成させる保護膜3
の膜厚は、後のシリコン基板1のエッチングマスクとな
ることを考慮して設定する必要があるが、概ね0.5μ
m〜1.5μm 程度が好適である。なお、窒化珪素膜を
形成する場合はCVD法などにより形成する。
ン用溝2,2を形成したシリコン基板1上に、所定温度
にて熱酸化により形成された酸化珪素膜や窒化珪素膜等
の保護膜3を形成する。このときに形成させる保護膜3
の膜厚は、後のシリコン基板1のエッチングマスクとな
ることを考慮して設定する必要があるが、概ね0.5μ
m〜1.5μm 程度が好適である。なお、窒化珪素膜を
形成する場合はCVD法などにより形成する。
【0019】そして、図1(d)に示すように、後記す
るガイドピン用溝2より一般に浅く形成するファイバ用
溝の形成位置を考慮して、所定領域に開口を設けたフォ
トマスクを用いて、保護膜3上に複数のファイバ用溝の
パターンが形成されたマスクパターン4を公知のフォト
リソグラフィ技術を用いて形成する。
るガイドピン用溝2より一般に浅く形成するファイバ用
溝の形成位置を考慮して、所定領域に開口を設けたフォ
トマスクを用いて、保護膜3上に複数のファイバ用溝の
パターンが形成されたマスクパターン4を公知のフォト
リソグラフィ技術を用いて形成する。
【0020】次に、図1(e)に示すように、マスクパ
ターン4をマスクとしてフッ酸等を用いた保護膜3のエ
ッチングを行い、次工程のシリコン基板1のエッチング
マスクパターン5を作製する。
ターン4をマスクとしてフッ酸等を用いた保護膜3のエ
ッチングを行い、次工程のシリコン基板1のエッチング
マスクパターン5を作製する。
【0021】最後に、図1(f)に示すように、このエ
ッチングマスクパターン5をマスクとして、シリコン基
板1の異方性エッチングを行い、光接続部材C1を完成
させる。ここで、最終的にシリコン基板1の表面に形成
された保護膜6はガイドピン用溝2の表面が1〜2μm
程度、その他の領域は0.5〜1μm 程度であり(な
お、この場合、図1(f)から更に熱酸化を行った場合
であり、そのような熱酸化を行わない場合は、ファイバ
用溝には保護膜は存在しない。)、ガイドピン用溝2の
表面が他の領域より厚く形成されることになる。
ッチングマスクパターン5をマスクとして、シリコン基
板1の異方性エッチングを行い、光接続部材C1を完成
させる。ここで、最終的にシリコン基板1の表面に形成
された保護膜6はガイドピン用溝2の表面が1〜2μm
程度、その他の領域は0.5〜1μm 程度であり(な
お、この場合、図1(f)から更に熱酸化を行った場合
であり、そのような熱酸化を行わない場合は、ファイバ
用溝には保護膜は存在しない。)、ガイドピン用溝2の
表面が他の領域より厚く形成されることになる。
【0022】ここで、図1(f)におけるエッチャント
としては、水酸化カリウム(KOH)の他に、ヒドラジ
ン、EPW(エチレンジアミン−ピロカテコール−
水)、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等
を用いることができる。
としては、水酸化カリウム(KOH)の他に、ヒドラジ
ン、EPW(エチレンジアミン−ピロカテコール−
水)、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等
を用いることができる。
【0023】さらに、必要に応じてシリコン基板1の表
面に対して熱酸化を施すことにより、ファイバ用溝部分
の表面の保護を行うこともできるし、上記の保護膜を熱
酸化以外の方法(例えばCVD法による窒化珪素膜)で
形成しておけば、ガイドピン用溝の表面が2層構造とな
りさらに挿抜特性の信頼性が増す。
面に対して熱酸化を施すことにより、ファイバ用溝部分
の表面の保護を行うこともできるし、上記の保護膜を熱
酸化以外の方法(例えばCVD法による窒化珪素膜)で
形成しておけば、ガイドピン用溝の表面が2層構造とな
りさらに挿抜特性の信頼性が増す。
【0024】実際、各光ファイバの平均接続損失0.1
dB以下の多心光ファイバコネクタに対して、従来例の
保護膜が無い場合、10回程度の挿抜で平均接続損失の
急激な変動が見られたのに対し、保護膜として酸化膜だ
けを設けたものについては300回程度、さらに保護膜
が多層膜の場合は300回以上の挿抜試験においてもほ
とんど変化は見られなかった。
dB以下の多心光ファイバコネクタに対して、従来例の
保護膜が無い場合、10回程度の挿抜で平均接続損失の
急激な変動が見られたのに対し、保護膜として酸化膜だ
けを設けたものについては300回程度、さらに保護膜
が多層膜の場合は300回以上の挿抜試験においてもほ
とんど変化は見られなかった。
【0025】なお、上記実施形態においては、保護膜と
して酸化珪素膜及び窒化珪素膜を例に取り上げたが、こ
れに限定されるものではなく、シリコン基板のエッチン
グマスクとなり、かつガイドピン用溝の表面の保護膜と
なり得る材料であれば使用することが可能であり、少な
くともガイドピン用溝に形成されていればよい。
して酸化珪素膜及び窒化珪素膜を例に取り上げたが、こ
れに限定されるものではなく、シリコン基板のエッチン
グマスクとなり、かつガイドピン用溝の表面の保護膜と
なり得る材料であれば使用することが可能であり、少な
くともガイドピン用溝に形成されていればよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の光接続部材及びその製造方法を
採用することにより、ガイドピン用溝に厚い保護膜(単
層もしくは多層)を形成することができるため、繰り返
し挿抜特性の信頼性に非常に優れた光接続部材の接続を
実現することができる。
採用することにより、ガイドピン用溝に厚い保護膜(単
層もしくは多層)を形成することができるため、繰り返
し挿抜特性の信頼性に非常に優れた光接続部材の接続を
実現することができる。
【0027】しかも、深いガイドピン用溝を切削加工に
より形成し、次いでフォトリソグラフィ技術によりファ
イバ用溝を形成することにより、光接続部材の作製プロ
セスの生産性を大幅に向上させることができる。
より形成し、次いでフォトリソグラフィ技術によりファ
イバ用溝を形成することにより、光接続部材の作製プロ
セスの生産性を大幅に向上させることができる。
【図1】(a)〜(f)はそれぞれ本発明に係る光接続
部材の製造工程を説明するための断面図。
部材の製造工程を説明するための断面図。
【図2】(a)は光ファイバコネクタの外観を説明する
ための一部破断平面図、(b)は(a)のA−A線断面
図。
ための一部破断平面図、(b)は(a)のA−A線断面
図。
【図3】(a)〜(e)はそれぞれ従来の光接続部材の
製造工程を説明するための断面図。
製造工程を説明するための断面図。
1 ・・・ シリコン基板 2 ・・・ ガイドピン用溝 3,6 ・・・ 保護膜 7 ・・・ ファイバ用溝 C1 ・・・ 光接続部材
Claims (2)
- 【請求項1】 基板上に、光ファイバが配設されるファ
イバ用溝と、該ファイバ用溝と平行でガイドピンが配設
されるガイドピン用溝とを設けて成る光接続部材であっ
て、前記基板のガイドピン用溝の表面が熱酸化により形
成された酸化膜から成る保護膜で覆われていることを特
徴とする光接続部材。 - 【請求項2】 基板上に、光ファイバが配設されるファ
イバ用溝と、該ファイバ用溝と平行でガイドピンが配設
されるガイドピン用溝とを設けて成る光接続部材の製造
方法であって、前記基板の上面に切削加工によりガイド
ピン用溝を形成するとともに、前記基板のファイバ用溝
を形成する領域外に、熱酸化によって形成される酸化膜
から成る保護膜を形成し、しかる後に、前記基板の上面
に異方性エッチングによりファイバ用溝を形成すること
を特徴とする光接続部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28875196A JPH10133062A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 光接続部材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28875196A JPH10133062A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 光接続部材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10133062A true JPH10133062A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17734239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28875196A Pending JPH10133062A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 光接続部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10133062A (ja) |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP28875196A patent/JPH10133062A/ja active Pending
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