JPH10133407A - 電子写真用感光体 - Google Patents
電子写真用感光体Info
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- JPH10133407A JPH10133407A JP28501996A JP28501996A JPH10133407A JP H10133407 A JPH10133407 A JP H10133407A JP 28501996 A JP28501996 A JP 28501996A JP 28501996 A JP28501996 A JP 28501996A JP H10133407 A JPH10133407 A JP H10133407A
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- resin
- ucl
- resin binder
- electrophotographic photoreceptor
- photoreceptor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用する環境の影響を受けないUCLを形成
し、帯電電位や残留電位の変動に伴う画像欠陥を解消し
た電子写真用感光体を提供する。 【解決手段】 導電性支持体上に下引き層及び感光層を
順次設けた電子写真用感光体において、前記下引き層
が、トリフルオロメタンスルホン酸のアルカリ金属塩と
バインダー樹脂とを含有する。前記バインダー樹脂は、
好ましくは熱硬化性樹脂であり、また前記下引き層は、
好ましくは平均粒径0.4μm以下の無機フィラーを含
有する。
し、帯電電位や残留電位の変動に伴う画像欠陥を解消し
た電子写真用感光体を提供する。 【解決手段】 導電性支持体上に下引き層及び感光層を
順次設けた電子写真用感光体において、前記下引き層
が、トリフルオロメタンスルホン酸のアルカリ金属塩と
バインダー樹脂とを含有する。前記バインダー樹脂は、
好ましくは熱硬化性樹脂であり、また前記下引き層は、
好ましくは平均粒径0.4μm以下の無機フィラーを含
有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用感光体
に関し、詳しくは、使用する環境の影響を受けない下引
き層(以下「UCL」と称する)を形成することで、帯
電電位や残留電位の変動に伴う画像欠陥を解消した電子
写真用感光体に関する。
に関し、詳しくは、使用する環境の影響を受けない下引
き層(以下「UCL」と称する)を形成することで、帯
電電位や残留電位の変動に伴う画像欠陥を解消した電子
写真用感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】有機材料を用いた電子写真用感光体(O
PC)は、導電性支持体(以下「支持体」と略記する)
上に、電荷発生機能を有する電荷発生層(以下「CG
L」と称する)と電荷輸送機能を有する電荷輸送層(以
下「CTL」と称する)を積層した機能分離型感光体が
主流になっている。しかしながら、この様な積層型感光
体において、支持体上に直接CGLを形成する場合、特
にCGLの膜厚が数ミクロン以下の薄膜であるために、
支持体表面の欠陥による画像欠陥の発生、支持体と感光
層の接着性不良による感光層の剥離、帯電時に支持体か
ら感光層へ電荷が注入することによる帯電低下、感度低
下、更にはレーザー光の入射光と反射光が干渉すること
で生じる印字欠陥などの問題が発生する。そこで、これ
らを防止する目的で、支持体と感光層との間に、通常、
樹脂単独或いは樹脂中に無機フィラーを分散させたUC
Lが設けられることが知られている。
PC)は、導電性支持体(以下「支持体」と略記する)
上に、電荷発生機能を有する電荷発生層(以下「CG
L」と称する)と電荷輸送機能を有する電荷輸送層(以
下「CTL」と称する)を積層した機能分離型感光体が
主流になっている。しかしながら、この様な積層型感光
体において、支持体上に直接CGLを形成する場合、特
にCGLの膜厚が数ミクロン以下の薄膜であるために、
支持体表面の欠陥による画像欠陥の発生、支持体と感光
層の接着性不良による感光層の剥離、帯電時に支持体か
ら感光層へ電荷が注入することによる帯電低下、感度低
下、更にはレーザー光の入射光と反射光が干渉すること
で生じる印字欠陥などの問題が発生する。そこで、これ
らを防止する目的で、支持体と感光層との間に、通常、
樹脂単独或いは樹脂中に無機フィラーを分散させたUC
Lが設けられることが知られている。
【0003】UCLには前述の支持体表面の被覆、密着
性の向上が要求されると同時に、電子写真特性に悪影響
を与えない様な低い電気抵抗を有すること、また繰り返
し使用した時、或いは使用される環境変化に対して、帯
電電位、残留電位及び感度特性が安定していることが必
要である。さらに、レーザー光の干渉を防止するため、
或いはUCLの電気抵抗を調整するために、UCL中に
無機フィラーを分散させる場合には、無機フィラーの凝
集による凸凹欠陥や塗膜形成時のピンホール等のない、
平滑な表面性が要求される。
性の向上が要求されると同時に、電子写真特性に悪影響
を与えない様な低い電気抵抗を有すること、また繰り返
し使用した時、或いは使用される環境変化に対して、帯
電電位、残留電位及び感度特性が安定していることが必
要である。さらに、レーザー光の干渉を防止するため、
或いはUCLの電気抵抗を調整するために、UCL中に
無機フィラーを分散させる場合には、無機フィラーの凝
集による凸凹欠陥や塗膜形成時のピンホール等のない、
平滑な表面性が要求される。
【0004】UCLに用いられる樹脂としては、例えば
セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアル
コール系樹脂、ポリエステル系樹脂等の高分子材料が知
られているが、これらを単独で用いると、絶縁性が高い
ため、感度低下、残留電位の上昇を引き起こし、特に低
温低湿環境下で使用する場合には、UCLの電気抵抗が
著しく高くなり、画像濃度の低下や、地汚れの原因にな
る。また、支持体の欠陥を十分に被覆する目的でUCL
の膜厚を厚くする場合にも、同様の感度低下、残留電位
の上昇が起こり、いずれにしても樹脂単独では実用上使
用することができないのが現状である。
セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニルアル
コール系樹脂、ポリエステル系樹脂等の高分子材料が知
られているが、これらを単独で用いると、絶縁性が高い
ため、感度低下、残留電位の上昇を引き起こし、特に低
温低湿環境下で使用する場合には、UCLの電気抵抗が
著しく高くなり、画像濃度の低下や、地汚れの原因にな
る。また、支持体の欠陥を十分に被覆する目的でUCL
の膜厚を厚くする場合にも、同様の感度低下、残留電位
の上昇が起こり、いずれにしても樹脂単独では実用上使
用することができないのが現状である。
【0005】そこで、樹脂単独使用による弊害を防止
し、UCLの電気抵抗を調整する方法として、UCL
に、例えばアルミニウム、ニッケル等の金属粉末や酸化
インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛等の導電性金属酸化物
を含有させる方法、或いはポリピロールやポリアニリン
等の電子導電性ポリマーを含有させる方法、或いはポリ
アミドに代表されるイオン導電性ポリマーを含有させる
方法などが提案されている。
し、UCLの電気抵抗を調整する方法として、UCL
に、例えばアルミニウム、ニッケル等の金属粉末や酸化
インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛等の導電性金属酸化物
を含有させる方法、或いはポリピロールやポリアニリン
等の電子導電性ポリマーを含有させる方法、或いはポリ
アミドに代表されるイオン導電性ポリマーを含有させる
方法などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法でUCLに導電性フィラーを分散させる場合は、フ
ィラーを均一に分散させることが技術的に難しく、フィ
ラーの凝集による塗膜欠陥を引き起こす。また、導電性
ポリマーを用いる場合は、これらの溶解性、塗液のポッ
トライフ等に問題が残されている。さらに、イオン導電
性ポリマーとして溶剤可溶性ポリアミドを用いる場合
は、他の樹脂によりも比較的電気抵抗が低い為、初期の
電気特性は満足できるが、吸湿性が非常に大きい為に使
用する環境変化、特に大気中の湿度の変化に影響を受け
やすく、環境安定性が問題になる。
方法でUCLに導電性フィラーを分散させる場合は、フ
ィラーを均一に分散させることが技術的に難しく、フィ
ラーの凝集による塗膜欠陥を引き起こす。また、導電性
ポリマーを用いる場合は、これらの溶解性、塗液のポッ
トライフ等に問題が残されている。さらに、イオン導電
性ポリマーとして溶剤可溶性ポリアミドを用いる場合
は、他の樹脂によりも比較的電気抵抗が低い為、初期の
電気特性は満足できるが、吸湿性が非常に大きい為に使
用する環境変化、特に大気中の湿度の変化に影響を受け
やすく、環境安定性が問題になる。
【0007】一方、支持体と感光層の間にUCLを設け
た層構成においては、UCL上に感光層を浸漬塗布法、
スプレー塗布法により塗布する場合が多いが、この際、
感光層の塗液に用いている溶剤の種類によっては、UC
Lを溶解させてしまったり、変質させてしまうことがあ
る。従って、このことが塗膜ムラに起因する帯電ムラや
画像濃度ムラの原因となる。
た層構成においては、UCL上に感光層を浸漬塗布法、
スプレー塗布法により塗布する場合が多いが、この際、
感光層の塗液に用いている溶剤の種類によっては、UC
Lを溶解させてしまったり、変質させてしまうことがあ
る。従って、このことが塗膜ムラに起因する帯電ムラや
画像濃度ムラの原因となる。
【0008】そこで本発明の目的は、使用する環境の影
響を受けないUCLを形成し、帯電電位や残留電位の変
動に伴う画像欠陥を解消した電子写真用感光体を提供す
ることにある。
響を受けないUCLを形成し、帯電電位や残留電位の変
動に伴う画像欠陥を解消した電子写真用感光体を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電子写真用感光体は、支持体上にUCL及
び感光層を順次設けた電子写真用感光体において、前記
UCLが、トリフルオロメタンスルホン酸のアルカリ金
属塩とバインダー樹脂とを含有することを特徴とするも
のである。
に、本発明の電子写真用感光体は、支持体上にUCL及
び感光層を順次設けた電子写真用感光体において、前記
UCLが、トリフルオロメタンスルホン酸のアルカリ金
属塩とバインダー樹脂とを含有することを特徴とするも
のである。
【0010】前記バインダー樹脂が熱硬化性樹脂である
ことが好ましく、また前記UCLが平均粒径0.4μm
以下の無機フィラーを含有することが好ましい。
ことが好ましく、また前記UCLが平均粒径0.4μm
以下の無機フィラーを含有することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明を具体的に詳述す
る。本発明に使用されるバインダー樹脂としては、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エス
テル、ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ
カーボネート等の熱可塑性樹脂や、ポリウレタン系樹
脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹
脂等の熱硬化性樹脂を単独で又は混合して用いることが
できる。中でも、UCLを形成した後に感光層をディッ
ピング法で塗布する場合は、CGLの溶剤の種類によっ
てはUCLを溶解、変質させてしまうことがある為、熱
硬化性樹脂を用い、不溶化させることが好ましい。
る。本発明に使用されるバインダー樹脂としては、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エス
テル、ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ
カーボネート等の熱可塑性樹脂や、ポリウレタン系樹
脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹
脂等の熱硬化性樹脂を単独で又は混合して用いることが
できる。中でも、UCLを形成した後に感光層をディッ
ピング法で塗布する場合は、CGLの溶剤の種類によっ
てはUCLを溶解、変質させてしまうことがある為、熱
硬化性樹脂を用い、不溶化させることが好ましい。
【0012】また、前記バインダー樹脂に含有させるア
ルカリ金属塩としては、LiSO3CF3、NaSO3CF3、KSO3CF3
が挙げられ、例えばLiSO3CF3・nH2Oのように結晶水を内
在していてもよい。樹脂のみを用いたUCLの従来の導
電機構は、樹脂の吸湿によるイオン導電である為、湿度
の影響を受けやすく、低湿環境下では導電性が大幅に低
下し、感度低下の問題があった。これに対し、本発明に
おけるUCLは前述のアルカリ金属塩の解離によって生
成したイオンによる導電である為、湿度などの環境変化
の影響を受けず、安定した電気特性を得ることができ
る。また、導電性フィラーで導電性を調整する場合はフ
ィラーの凝集による塗膜欠陥が発生しやすいが、本発明
に係るUCLは溶解型であるため、その様な問題が発生
しない。
ルカリ金属塩としては、LiSO3CF3、NaSO3CF3、KSO3CF3
が挙げられ、例えばLiSO3CF3・nH2Oのように結晶水を内
在していてもよい。樹脂のみを用いたUCLの従来の導
電機構は、樹脂の吸湿によるイオン導電である為、湿度
の影響を受けやすく、低湿環境下では導電性が大幅に低
下し、感度低下の問題があった。これに対し、本発明に
おけるUCLは前述のアルカリ金属塩の解離によって生
成したイオンによる導電である為、湿度などの環境変化
の影響を受けず、安定した電気特性を得ることができ
る。また、導電性フィラーで導電性を調整する場合はフ
ィラーの凝集による塗膜欠陥が発生しやすいが、本発明
に係るUCLは溶解型であるため、その様な問題が発生
しない。
【0013】前述のアルカリ金属塩の、バインダー樹脂
に対する添加量は、好ましくは0.5〜40重量%であ
り、さらに好ましくは1〜20重量%であるが、UCL
として要求される電気抵抗及びバインダー樹脂との相容
性によって適宜決められる。
に対する添加量は、好ましくは0.5〜40重量%であ
り、さらに好ましくは1〜20重量%であるが、UCL
として要求される電気抵抗及びバインダー樹脂との相容
性によって適宜決められる。
【0014】一方、この様なUCLをレーザービームプ
リンターに用いる場合は、感光層の屈折率、膜厚によっ
ては、レーザー光の入射光と反射光による干渉を防ぐ必
要があり、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ
素、アルミナ等の無機フィラーを含有させることが望ま
しい。無機フィラーの平均粒径としては、0.4μm以
下が好ましく、0.4μmを超える場合は、フィラーが
凝集を起こし微小な黒点等の画像欠陥を引き起こす。レ
ーザー光の散乱を起こさせるには、光の波長(0.4〜
0.8μm)の半分程度の粒径が好ましく、従って0.
2〜0.4μm程度の平均粒径の粒子を用いることがよ
り望ましい。無機フィラーの添加量は、バインダー樹脂
に対して50〜300重量%が好ましい。50重量%未
満では、光の散乱効果が不十分であり、一方300重量
%を超えると帯電低下による画像不良が発生すると同時
に、塗液中のフィラーの凝集、沈殿が起こりやすくな
り、ポットライフに問題が生じる。
リンターに用いる場合は、感光層の屈折率、膜厚によっ
ては、レーザー光の入射光と反射光による干渉を防ぐ必
要があり、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ
素、アルミナ等の無機フィラーを含有させることが望ま
しい。無機フィラーの平均粒径としては、0.4μm以
下が好ましく、0.4μmを超える場合は、フィラーが
凝集を起こし微小な黒点等の画像欠陥を引き起こす。レ
ーザー光の散乱を起こさせるには、光の波長(0.4〜
0.8μm)の半分程度の粒径が好ましく、従って0.
2〜0.4μm程度の平均粒径の粒子を用いることがよ
り望ましい。無機フィラーの添加量は、バインダー樹脂
に対して50〜300重量%が好ましい。50重量%未
満では、光の散乱効果が不十分であり、一方300重量
%を超えると帯電低下による画像不良が発生すると同時
に、塗液中のフィラーの凝集、沈殿が起こりやすくな
り、ポットライフに問題が生じる。
【0015】CGLは、アゾ系顔料、フタロシアニン系
顔料、ジスアゾ系顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔
料等の有機系顔料やセレン粉末、アモルファスシリコン
粉末、酸化亜鉛粉末等の無機系顔料を使用することがで
き、これらの顔料をポリエステル、ポリカーボネート、
ポリビニルブチラール等のバインダー樹脂溶液に分散
し、これをUCL上に塗布、乾燥することによって形成
される。CGLの膜厚は、0.1〜2μm程度が適当で
ある。
顔料、ジスアゾ系顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔
料等の有機系顔料やセレン粉末、アモルファスシリコン
粉末、酸化亜鉛粉末等の無機系顔料を使用することがで
き、これらの顔料をポリエステル、ポリカーボネート、
ポリビニルブチラール等のバインダー樹脂溶液に分散
し、これをUCL上に塗布、乾燥することによって形成
される。CGLの膜厚は、0.1〜2μm程度が適当で
ある。
【0016】CTLは、ヒドラゾン化合物、スチリル化
合物、アミン化合物等の電荷輸送性物質をこれら物質と
相容性のある樹脂、例えばポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、スチレンアクリレート等と共に適
当な溶剤に溶解させ、これをCGL上に厚さ5〜40μ
m程度に塗布、乾燥して得られる。
合物、アミン化合物等の電荷輸送性物質をこれら物質と
相容性のある樹脂、例えばポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、スチレンアクリレート等と共に適
当な溶剤に溶解させ、これをCGL上に厚さ5〜40μ
m程度に塗布、乾燥して得られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。 実施例1 ブロックイソシアネート(住友バイエル製、ディスモジ
ュールCTステーブル)60重量部とアクリルポリオー
ル(住友バイエル製、ディスモジュールA165)40
重量部とをテトラヒドロフラン300重量部に溶解した
樹脂溶液と、酸化チタン(富士チタン工業製、TA−2
00)100重量部と、トリフルオロメタンスルホン酸
リチウム10重量部とをボールミルポットに入れ、10
mmφのアルミナボールを用い48時間ボールミリング
して、UCL塗布液を調製した。この塗布液を外径30
mmφのアルミニウム円筒状支持体表面にディッピング
塗布し、140℃で30分乾燥して、膜厚5μmのUC
Lを形成した。
する。 実施例1 ブロックイソシアネート(住友バイエル製、ディスモジ
ュールCTステーブル)60重量部とアクリルポリオー
ル(住友バイエル製、ディスモジュールA165)40
重量部とをテトラヒドロフラン300重量部に溶解した
樹脂溶液と、酸化チタン(富士チタン工業製、TA−2
00)100重量部と、トリフルオロメタンスルホン酸
リチウム10重量部とをボールミルポットに入れ、10
mmφのアルミナボールを用い48時間ボールミリング
して、UCL塗布液を調製した。この塗布液を外径30
mmφのアルミニウム円筒状支持体表面にディッピング
塗布し、140℃で30分乾燥して、膜厚5μmのUC
Lを形成した。
【0018】次に、ポリビニルブチラール樹脂(積水化
学社製、エスレックBL−S)1重量部をテトラヒドロ
フラン98重量部に溶解し、この溶液にX型無金属フタ
ロシアニン1重量部を加え、ボールミルで48時間分散
処理を行った。得られた塗布液を前述のUCL上にディ
ッピング塗布し、その後、100℃で10分間乾燥し
て、膜厚約0.2μmのCGLを形成した。
学社製、エスレックBL−S)1重量部をテトラヒドロ
フラン98重量部に溶解し、この溶液にX型無金属フタ
ロシアニン1重量部を加え、ボールミルで48時間分散
処理を行った。得られた塗布液を前述のUCL上にディ
ッピング塗布し、その後、100℃で10分間乾燥し
て、膜厚約0.2μmのCGLを形成した。
【0019】更に、ヒドラゾン化合物(亜南香料製、C
TC191)10重量部とポリカーボネート樹脂(帝人
化学製、L−1225)10重量部とを塩化メチレン8
0重量部に均一に溶解させ、これを前述と同様の方法で
CGL上に塗布した後、100℃で30分間乾燥して、
膜厚20μmのCTLを形成した。
TC191)10重量部とポリカーボネート樹脂(帝人
化学製、L−1225)10重量部とを塩化メチレン8
0重量部に均一に溶解させ、これを前述と同様の方法で
CGL上に塗布した後、100℃で30分間乾燥して、
膜厚20μmのCTLを形成した。
【0020】実施例2 UCLにおけるトリフルオロメタンスルホン酸リチウム
の代わりに、トリフルオロメタンスルホン酸カリウムを
用いた以外は、実施例1と全く同様に感光体を作製し
た。
の代わりに、トリフルオロメタンスルホン酸カリウムを
用いた以外は、実施例1と全く同様に感光体を作製し
た。
【0021】実施例3 UCLから酸化チタンを除いた以外は実施例1と全く同
様にして感光体を作製した。
様にして感光体を作製した。
【0022】実施例4 実施例1で用いたバインダー樹脂の代わりに、ポリエス
テル樹脂(東洋紡(株)製、バイロン200)100重
量部を用いた以外は実施例1と全く同様にして感光体を
作製した。
テル樹脂(東洋紡(株)製、バイロン200)100重
量部を用いた以外は実施例1と全く同様にして感光体を
作製した。
【0023】比較例 UCLからトリフルオロメタンスルホン酸リチウムを除
いた以外は実施例1と全く同様にして比較の感光体を作
製した。
いた以外は実施例1と全く同様にして比較の感光体を作
製した。
【0024】このようにして作製した感光体の電気特性
を図1に示す感光体プロセス試験機を用いて評価した。
図1中、1は供試感光体、2は露光光、3はプローブ、
4は帯電器、5はフィルター、6は除電光源を夫々示
す。供試感光体1を試験機に取り付け、周速60mm/
sで回転させながらコロトロンで−600Vに帯電し、
光の無照射時の電位をもって暗部電位とした。続いて、
波長780nm、放射照度2μw/cm2の光を照射
し、0.2秒後の電位をもって明部電位とした。この様
な試験を、温度23℃、相対湿度50%の環境下及び温
度10℃、相対湿度20%の環境下で夫々行った。同時
に感光体をレーザービームプリンターに搭載し、印字テ
ストを行った。得られた結果を下記の表1、2に示す。
を図1に示す感光体プロセス試験機を用いて評価した。
図1中、1は供試感光体、2は露光光、3はプローブ、
4は帯電器、5はフィルター、6は除電光源を夫々示
す。供試感光体1を試験機に取り付け、周速60mm/
sで回転させながらコロトロンで−600Vに帯電し、
光の無照射時の電位をもって暗部電位とした。続いて、
波長780nm、放射照度2μw/cm2の光を照射
し、0.2秒後の電位をもって明部電位とした。この様
な試験を、温度23℃、相対湿度50%の環境下及び温
度10℃、相対湿度20%の環境下で夫々行った。同時
に感光体をレーザービームプリンターに搭載し、印字テ
ストを行った。得られた結果を下記の表1、2に示す。
【0025】
【表1】 *環境:温度23℃、相対湿度50%
【0026】
【表2】 *環境:温度10℃、相対湿度20%
【0027】表1〜2の結果で明らかなように、実施例
1〜4の感光体は、常温常湿及び低温低湿環境下におい
て、電位が安定し、特に実施例1および2においては良
好な印字品質が得られることが分かる。
1〜4の感光体は、常温常湿及び低温低湿環境下におい
て、電位が安定し、特に実施例1および2においては良
好な印字品質が得られることが分かる。
【0028】
【発明の効果】本発明の電子写真用感光体は、トリフル
オロメタンスルホン酸のアルカリ金属塩とバインダー樹
脂とを含むUCLを設けていることにより、帯電、残留
電位、感度が使用する環境変化の影響を受けない為、安
定した画像品質を得ることができる。また、UCLの膜
厚を厚めに設けても、残留電位の上昇、感度低下などの
不具合が生じない為、支持体上の欠陥を充分に被覆する
ことができ、支持体の表面加工、洗浄にかけるコストを
大幅に削減することができる。
オロメタンスルホン酸のアルカリ金属塩とバインダー樹
脂とを含むUCLを設けていることにより、帯電、残留
電位、感度が使用する環境変化の影響を受けない為、安
定した画像品質を得ることができる。また、UCLの膜
厚を厚めに設けても、残留電位の上昇、感度低下などの
不具合が生じない為、支持体上の欠陥を充分に被覆する
ことができ、支持体の表面加工、洗浄にかけるコストを
大幅に削減することができる。
【0029】バインダー樹脂を熱硬化性樹脂とした場合
には、UCL上に塗布する感光層塗液の溶剤に対して、
充分な耐溶剤性を有すると共に、支持体との密着性も強
固にすることができ、これにより印字濃度ムラを防ぐこ
とができる。
には、UCL上に塗布する感光層塗液の溶剤に対して、
充分な耐溶剤性を有すると共に、支持体との密着性も強
固にすることができ、これにより印字濃度ムラを防ぐこ
とができる。
【0030】UCLに所定の粒径の無機フィラーを含有
させることによって、良好に光を散乱させることがで
き、これにより光源にレーザー光を用いる電子写真装置
においても光の干渉による画像不良を防止する効果があ
る。
させることによって、良好に光を散乱させることがで
き、これにより光源にレーザー光を用いる電子写真装置
においても光の干渉による画像不良を防止する効果があ
る。
【図1】実施例で用いた感光体プロセス試験機の概要図
である。
である。
1 供試感光体 2 露光光 3 プローブ 4 帯電器 5 フィルター 6 除電光源
Claims (3)
- 【請求項1】 導電性支持体上に下引き層及び感光層を
順次設けた電子写真用感光体において、前記下引き層
が、トリフルオロメタンスルホン酸のアルカリ金属塩と
バインダー樹脂とを含有することを特徴とする電子写真
用感光体。 - 【請求項2】 前記バインダー樹脂が熱硬化性樹脂であ
る請求項1記載の電子写真用感光体。 - 【請求項3】 前記下引き層が、平均粒径0.4μm以
下の無機フィラーを含有する請求項1または2記載の電
子写真用感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28501996A JPH10133407A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 電子写真用感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28501996A JPH10133407A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 電子写真用感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10133407A true JPH10133407A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17686111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28501996A Pending JPH10133407A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 電子写真用感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10133407A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12554207B2 (en) | 2022-03-07 | 2026-02-17 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP28501996A patent/JPH10133407A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12554207B2 (en) | 2022-03-07 | 2026-02-17 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
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