JPH10134213A - 自動料金収受システム - Google Patents
自動料金収受システムInfo
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- JPH10134213A JPH10134213A JP8286283A JP28628396A JPH10134213A JP H10134213 A JPH10134213 A JP H10134213A JP 8286283 A JP8286283 A JP 8286283A JP 28628396 A JP28628396 A JP 28628396A JP H10134213 A JPH10134213 A JP H10134213A
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Landscapes
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 システムの複雑化を招くことなくかつ道路管
理者や利用者により多くのコストを強いることなく、自
動料金収受の信頼性を確保可能な自動料金収受システム
を提供する。 【解決手段】 車両検知器1は車両が料金所の所定位置
を通過して料金所に進入することを検知すると、システ
ムトリガを発生して無線通信装置2を起動する。無線通
信装置2はシステムトリガが入力されると、無線通信装
置6との間の無線通信を開始し、無線通信装置2,6間
で予め定められた通信プロトコルにしたがって料金収受
のための通信が行われる。方位測定装置3は無線通信装
置6の送信する無線信号を受信し、無線通信装置6を搭
載する車両の方位測定を行う。判定回路4は方位測定装
置3の方位測定結果に基づいて信号機5を制御する。
理者や利用者により多くのコストを強いることなく、自
動料金収受の信頼性を確保可能な自動料金収受システム
を提供する。 【解決手段】 車両検知器1は車両が料金所の所定位置
を通過して料金所に進入することを検知すると、システ
ムトリガを発生して無線通信装置2を起動する。無線通
信装置2はシステムトリガが入力されると、無線通信装
置6との間の無線通信を開始し、無線通信装置2,6間
で予め定められた通信プロトコルにしたがって料金収受
のための通信が行われる。方位測定装置3は無線通信装
置6の送信する無線信号を受信し、無線通信装置6を搭
載する車両の方位測定を行う。判定回路4は方位測定装
置3の方位測定結果に基づいて信号機5を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動料金収受システ
ムに関し、特に有料道路を通行する車両から料金を徴収
するための自動料金収受システムに関する。
ムに関し、特に有料道路を通行する車両から料金を徴収
するための自動料金収受システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動料金収受システムに
おいては、車両に無線通信装置とICカード等の電子支
払手段とを搭載し、有料道路の料金所に車両の無線通信
装置と交信するための無線通信装置を備えている。この
場合、有料道路の利用料金の収受は車両及び料金所各々
の無線通信装置間で交信することによって行われ、利用
料金は車両の電子支払手段から引落とされる。
おいては、車両に無線通信装置とICカード等の電子支
払手段とを搭載し、有料道路の料金所に車両の無線通信
装置と交信するための無線通信装置を備えている。この
場合、有料道路の利用料金の収受は車両及び料金所各々
の無線通信装置間で交信することによって行われ、利用
料金は車両の電子支払手段から引落とされる。
【0003】上記の料金所で車両を停止させることな
く、有料道路の利用料金を収受することで渋滞の解消に
よる省エネルギ効果や利用者の利便、及び道路管理者の
省人化等の優れた効果が得られる。わが国では最初に、
従来の料金所に自動料金収受の専用レーンまたは一般車
両との混在レーンを設定し、料金所を通過する車両と料
金所との無線通信によって料金収受を通過車両の運転者
と接触することなく行うシステムが導入されている。
く、有料道路の利用料金を収受することで渋滞の解消に
よる省エネルギ効果や利用者の利便、及び道路管理者の
省人化等の優れた効果が得られる。わが国では最初に、
従来の料金所に自動料金収受の専用レーンまたは一般車
両との混在レーンを設定し、料金所を通過する車両と料
金所との無線通信によって料金収受を通過車両の運転者
と接触することなく行うシステムが導入されている。
【0004】このシステムの動作を図10を用いて説明
する。進入車両7が車両検知器1の間を通過すると、自
動料金収受のための通信が起動され、道路側の無線通信
用空中線21から通過車両7に搭載された無線通信装置
12に向けて信号が送信され、料金収受のための通信が
開始される。
する。進入車両7が車両検知器1の間を通過すると、自
動料金収受のための通信が起動され、道路側の無線通信
用空中線21から通過車両7に搭載された無線通信装置
12に向けて信号が送信され、料金収受のための通信が
開始される。
【0005】通常、自動料金収受に対応できない車両が
自動料金収受の専用レーンまたは一般車両との混在レー
ンに進入すると、車両検知器1が車両の通過を検出した
にもかかわらず、その車両7との通信が行われないの
で、システムは信号機5に車両7を停止させる信号を表
示する。
自動料金収受の専用レーンまたは一般車両との混在レー
ンに進入すると、車両検知器1が車両の通過を検出した
にもかかわらず、その車両7との通信が行われないの
で、システムは信号機5に車両7を停止させる信号を表
示する。
【0006】料金所が有料道路の入口にあれば発券機1
3によって通行権を発券し、料金所が有料道路の出口に
あればブース14の係員が利用料金を徴収する。その
際、停止の指示に従わない違法車両はカメラ15によっ
て車両ナンバ及び運転者を撮影し、その利用料金を後日
請求する手続きをとるようになっている。
3によって通行権を発券し、料金所が有料道路の出口に
あればブース14の係員が利用料金を徴収する。その
際、停止の指示に従わない違法車両はカメラ15によっ
て車両ナンバ及び運転者を撮影し、その利用料金を後日
請求する手続きをとるようになっている。
【0007】ところで、車両に搭載された無線通信装置
の空中線は取付け位置や車両の形状等によってその指向
特性が著しく変化するので、通信の覆域に余裕をとって
設計しているため、通信可能領域Aは本来の通信設定領
域Bに比べて相当広くなる。
の空中線は取付け位置や車両の形状等によってその指向
特性が著しく変化するので、通信の覆域に余裕をとって
設計しているため、通信可能領域Aは本来の通信設定領
域Bに比べて相当広くなる。
【0008】交通量の多い有料道路では自動料金収受シ
ステムの導入をもってしても料金所前には渋滞が発生
し、図11に示すように、自動料金収受に対応できない
車両8に続いて自動料金収受に対応可能な車両7が連続
して進入することは十分予測することができる。
ステムの導入をもってしても料金所前には渋滞が発生
し、図11に示すように、自動料金収受に対応できない
車両8に続いて自動料金収受に対応可能な車両7が連続
して進入することは十分予測することができる。
【0009】この場合、自動料金収受に対応できない車
両8によって自動料金収受の通信が開始されるが、自動
料金収受に対応可能な車両7が通信可能領域Aに入って
くると、後から進入した車両7との間で通信が成立し、
自動料金収受に対応できない車両8はあたかも自動料金
収受の手続きがとられた判断される。その後、自動料金
収受に対応可能な車両7が車両検知器1を通過すると、
自動料金収受に対応可能な車両7との通信が先の通信に
重複して行われることとなる。
両8によって自動料金収受の通信が開始されるが、自動
料金収受に対応可能な車両7が通信可能領域Aに入って
くると、後から進入した車両7との間で通信が成立し、
自動料金収受に対応できない車両8はあたかも自動料金
収受の手続きがとられた判断される。その後、自動料金
収受に対応可能な車両7が車両検知器1を通過すると、
自動料金収受に対応可能な車両7との通信が先の通信に
重複して行われることとなる。
【0010】したがって、有料道路の出口では自動料金
収受に対応できない車両8が料金未徴収となり、自動料
金収受に対応可能な車両7が料金の二重徴収となるた
め、利用料金の徴収を正しく行うことができない。
収受に対応できない車両8が料金未徴収となり、自動料
金収受に対応可能な車両7が料金の二重徴収となるた
め、利用料金の徴収を正しく行うことができない。
【0011】このため、上記のような自動料金収受シス
テムでは交信車両の位置を検出し、通信設定域を通過中
の車両と正しく通信されているか否かを把握することが
必要不可欠となる。
テムでは交信車両の位置を検出し、通信設定域を通過中
の車両と正しく通信されているか否かを把握することが
必要不可欠となる。
【0012】この問題を解決するために、料金未払いの
車両と支払済みの車両とを識別するために、通信中の車
両の位置測定を可能とした自動料金システムが特開平7
−6236号公報に開示されている。
車両と支払済みの車両とを識別するために、通信中の車
両の位置測定を可能とした自動料金システムが特開平7
−6236号公報に開示されている。
【0013】このシステムでは、図12に示すように、
通常の通信装置(赤外線通信装置IRK及びIRビーコ
ンヘッドIRB)及び通常のビデオ装置NVに加え、料
金所には全車両FZ1,FZ2,FZ3の位置を捕捉す
るレーダ装置RD及び赤外線ビデオ装置IVRが、車両
FZ1には赤外線信号発生装置(図示せず)が追加され
ている。
通常の通信装置(赤外線通信装置IRK及びIRビーコ
ンヘッドIRB)及び通常のビデオ装置NVに加え、料
金所には全車両FZ1,FZ2,FZ3の位置を捕捉す
るレーダ装置RD及び赤外線ビデオ装置IVRが、車両
FZ1には赤外線信号発生装置(図示せず)が追加され
ている。
【0014】上記のシステムでは料金収受通信が終了す
ると同時に、車両FZ1から赤外線信号OSが送信さ
れ、赤外線ビデオ装置IVRによって車両位置が検出さ
れる。レーダ装置RDによって全車両FZ1,FZ2,
FZ3の位置は捕捉されているので、赤外線ビデオとレ
ーダ情報とを制御−評価装置SAEの相関装置CORで
照合することによって、料金未払い車両FZ2が識別さ
れる。
ると同時に、車両FZ1から赤外線信号OSが送信さ
れ、赤外線ビデオ装置IVRによって車両位置が検出さ
れる。レーダ装置RDによって全車両FZ1,FZ2,
FZ3の位置は捕捉されているので、赤外線ビデオとレ
ーダ情報とを制御−評価装置SAEの相関装置CORで
照合することによって、料金未払い車両FZ2が識別さ
れる。
【0015】このシステムは上述した自動料金収受シス
テムの通信装置に加えてレーダ装置RDと赤外線通信装
置IRKとが必要となり、システムが複雑化するととも
に、道路管理者や利用者がより多くのコストを負担しな
ければならない。
テムの通信装置に加えてレーダ装置RDと赤外線通信装
置IRKとが必要となり、システムが複雑化するととも
に、道路管理者や利用者がより多くのコストを負担しな
ければならない。
【0016】また、このシステムでは無線通信の他に赤
外線通信で自動料金収受を行う構成とすることも可能で
ある。その構成を採用すれば、車両に搭載する通信装置
のハードウェアが共通化できるので、利用者のコスト負
担は若干軽減される。しかしながら、わが国においては
既に無線通信によって自動料金収受を行う方式の採用が
決定されており、赤外線通信を用いるシステムをも合わ
せて採用すると、上記の如く、道路管理者や利用者がよ
り多くのコストを負担しなければならない。
外線通信で自動料金収受を行う構成とすることも可能で
ある。その構成を採用すれば、車両に搭載する通信装置
のハードウェアが共通化できるので、利用者のコスト負
担は若干軽減される。しかしながら、わが国においては
既に無線通信によって自動料金収受を行う方式の採用が
決定されており、赤外線通信を用いるシステムをも合わ
せて採用すると、上記の如く、道路管理者や利用者がよ
り多くのコストを負担しなければならない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の自動料
金収受システムでは、無線通信の信頼性を向上させるた
めに通信覆域をマージンをもって設定せざるを得ず、自
動料金収受の無線通信が車両の自動料金収受への対応如
何にかかわらず、単に車両が車両検知器を通過すること
で起動され、通信覆域内にある対応車両全てと無線通信
可能となるため、自動料金収受に対応できる車両と自動
料金収受に対応できない車両との識別が困難である。
金収受システムでは、無線通信の信頼性を向上させるた
めに通信覆域をマージンをもって設定せざるを得ず、自
動料金収受の無線通信が車両の自動料金収受への対応如
何にかかわらず、単に車両が車両検知器を通過すること
で起動され、通信覆域内にある対応車両全てと無線通信
可能となるため、自動料金収受に対応できる車両と自動
料金収受に対応できない車両との識別が困難である。
【0018】また、自動料金収受に対応できない車両ま
たは違法車両に連続して自動料金収受に対応できる車両
が自動料金収受レーンに進入すると、システムが正しく
動作しないことがあり、正しい料金徴収を行うことがで
きない。
たは違法車両に連続して自動料金収受に対応できる車両
が自動料金収受レーンに進入すると、システムが正しく
動作しないことがあり、正しい料金徴収を行うことがで
きない。
【0019】この問題を解決するために、通常の通信装
置に加え、料金所に全車両の位置を捕捉するレーダ装置
及び赤外線ビデオ装置を、車両に赤外線信号発生装置を
夫々追加したシステムもあるが、システムの複雑化を招
くとともに、道路管理者や利用者により多くのコストを
強いることとなる。
置に加え、料金所に全車両の位置を捕捉するレーダ装置
及び赤外線ビデオ装置を、車両に赤外線信号発生装置を
夫々追加したシステムもあるが、システムの複雑化を招
くとともに、道路管理者や利用者により多くのコストを
強いることとなる。
【0020】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、システムの複雑化を招くことなくかつ道路管理者
や利用者により多くのコストを強いることなく、自動料
金収受の信頼性を確保することができる自動料金収受シ
ステムを提供することにある。
消し、システムの複雑化を招くことなくかつ道路管理者
や利用者により多くのコストを強いることなく、自動料
金収受の信頼性を確保することができる自動料金収受シ
ステムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による自動料金収
受システムは、有料道路の料金所に配設された第1の無
線通信装置と前記有料道路を通行する車両に搭載された
第2の無線通信装置との間で無線通信を行って予め設定
されている電子支払手段から前記有料道路の利用料金を
引落とす自動料金収受システムであって、前記第2の無
線通信装置から送信される無線信号を基に前記第2の無
線通信装置を搭載する車両の位置を検出する方位測定手
段を備えている。
受システムは、有料道路の料金所に配設された第1の無
線通信装置と前記有料道路を通行する車両に搭載された
第2の無線通信装置との間で無線通信を行って予め設定
されている電子支払手段から前記有料道路の利用料金を
引落とす自動料金収受システムであって、前記第2の無
線通信装置から送信される無線信号を基に前記第2の無
線通信装置を搭載する車両の位置を検出する方位測定手
段を備えている。
【0022】すなわち、本発明の自動料金収受システム
は無線通信中の車両の位置を検出するために車両から送
信される無線通信信号を受信してその到来方位を測定す
る方位測定装置を備えている。
は無線通信中の車両の位置を検出するために車両から送
信される無線通信信号を受信してその到来方位を測定す
る方位測定装置を備えている。
【0023】より具体的には、方位測定装置の空中線と
無線通信中の車両を結ぶ線を垂直平面内に投影して得ら
れる方位線と予め定められた通信設定域を照合し、車両
の位置を確認する手段を備えている。
無線通信中の車両を結ぶ線を垂直平面内に投影して得ら
れる方位線と予め定められた通信設定域を照合し、車両
の位置を確認する手段を備えている。
【0024】また、方位測定装置は通信可能領域にある
複数の通信車両の位置を測定するために混信分離アルゴ
リズムを具備している。さらに、方位測定装置の空中線
は水平面内でセクタビームを備えている。
複数の通信車両の位置を測定するために混信分離アルゴ
リズムを具備している。さらに、方位測定装置の空中線
は水平面内でセクタビームを備えている。
【0025】上記の方位測定装置は無線通信を行ってい
る車両及び方位測定用の空中線を結ぶ方位線と方位測定
用の空中線の垂線とがなす俯角を測定する。この方位線
が予め設定された通信設定域と交われば、無線通信が通
過車両との間で正しく行われたと判定する。また、方位
線が通信設定域と交わらなければ、無線通信が通過車両
との間で正しく行われていないと判定する。
る車両及び方位測定用の空中線を結ぶ方位線と方位測定
用の空中線の垂線とがなす俯角を測定する。この方位線
が予め設定された通信設定域と交われば、無線通信が通
過車両との間で正しく行われたと判定する。また、方位
線が通信設定域と交わらなければ、無線通信が通過車両
との間で正しく行われていないと判定する。
【0026】自動料金収受に対応する複数の車両が通信
可能領域に進入し、料金所の無線通信装置に対して同時
に応答することも考えられる。方位測定装置はこのよう
な状況に対応するために、通信可能領域にある複数の無
線通信装置から同時に送信された到来信号を分離して当
該到来信号の方位を測定する混信分離アルゴリズムを具
備しており、その混信分離アルゴリズムによって複数の
車両の位置の検出が可能となる。
可能領域に進入し、料金所の無線通信装置に対して同時
に応答することも考えられる。方位測定装置はこのよう
な状況に対応するために、通信可能領域にある複数の無
線通信装置から同時に送信された到来信号を分離して当
該到来信号の方位を測定する混信分離アルゴリズムを具
備しており、その混信分離アルゴリズムによって複数の
車両の位置の検出が可能となる。
【0027】また、自動料金収受レーンまたは一般車両
との混在レーンに隣接するレーンを大型車が通過するこ
とで生ずる反射波の影響による方位測定装置の計測誤差
の増加は方位測定用の空中線の水平面パターンを、不要
波方向の利得が所望波方向の利得よりも所定値以下とな
るセクタビームとし、反射波の到来方位の利得を直接波
の到来方位の利得に比較して相対的に低下させることに
よって軽減することができる。
との混在レーンに隣接するレーンを大型車が通過するこ
とで生ずる反射波の影響による方位測定装置の計測誤差
の増加は方位測定用の空中線の水平面パターンを、不要
波方向の利得が所望波方向の利得よりも所定値以下とな
るセクタビームとし、反射波の到来方位の利得を直接波
の到来方位の利得に比較して相対的に低下させることに
よって軽減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成
を示すブロック図である。図において、本発明の一実施
例による自動料金収受システムは車両検知器1と、無線
通信装置2と、方位測定装置3と、判定回路4と、信号
機5とが料金所に設置され、無線通信装置6が自動料金
収受に対応した車両(図示せず)に搭載されている。
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成
を示すブロック図である。図において、本発明の一実施
例による自動料金収受システムは車両検知器1と、無線
通信装置2と、方位測定装置3と、判定回路4と、信号
機5とが料金所に設置され、無線通信装置6が自動料金
収受に対応した車両(図示せず)に搭載されている。
【0029】車両検知器1は車両が料金所の所定位置を
通過して料金所に進入することを検知すると、システム
トリガを発生して無線通信装置2を起動する。無線通信
装置2はシステムトリガが入力されると、無線通信装置
6との間の無線通信を開始し、無線通信装置2,6間で
予め定められた通信プロトコルにしたがって料金収受の
ための通信が行われる。
通過して料金所に進入することを検知すると、システム
トリガを発生して無線通信装置2を起動する。無線通信
装置2はシステムトリガが入力されると、無線通信装置
6との間の無線通信を開始し、無線通信装置2,6間で
予め定められた通信プロトコルにしたがって料金収受の
ための通信が行われる。
【0030】方位測定装置3は無線通信装置6の送信す
る無線信号を受信し、無線通信装置6を搭載する車両の
方位測定を行う。判定回路4は方位測定装置3の方位測
定結果が予め定められた範囲内であれば正常な位置で通
信が行われたものとし、自動料金収受の成立と判定し、
信号機5を「青」にして車両の通過を促す。また、判定
回路4は方位測定装置3の方位測定結果が上記の範囲外
である時、無線通信装置6の応答がない時、現在通過中
の車両と自動料金収受が正しく行われていないと判定
し、信号機5を「赤」にして車両を停止させ、発券機
(図示せず)による発券や係員による料金徴収を行う。
る無線信号を受信し、無線通信装置6を搭載する車両の
方位測定を行う。判定回路4は方位測定装置3の方位測
定結果が予め定められた範囲内であれば正常な位置で通
信が行われたものとし、自動料金収受の成立と判定し、
信号機5を「青」にして車両の通過を促す。また、判定
回路4は方位測定装置3の方位測定結果が上記の範囲外
である時、無線通信装置6の応答がない時、現在通過中
の車両と自動料金収受が正しく行われていないと判定
し、信号機5を「赤」にして車両を停止させ、発券機
(図示せず)による発券や係員による料金徴収を行う。
【0031】図2は本発明の一実施例による自動料金収
受システムの斜視図である。図において、料金所の無線
通信装置2の空中線21の近傍には方位測定装置3の空
中線31が取付けられている。
受システムの斜視図である。図において、料金所の無線
通信装置2の空中線21の近傍には方位測定装置3の空
中線31が取付けられている。
【0032】この空中線31は自動料金収受の無線通信
を行うために無線通信装置6から送信される無線信号を
受信して方位測定装置3に供給する。方位測定装置3は
空中線31が受信した無線信号に対して信号処理を行
い、その無線信号の到来方位を測定する。
を行うために無線通信装置6から送信される無線信号を
受信して方位測定装置3に供給する。方位測定装置3は
空中線31が受信した無線信号に対して信号処理を行
い、その無線信号の到来方位を測定する。
【0033】方位測定装置3の空中線31を無線通信装
置2の空中線21の近傍に並べて設置することによっ
て、方位測定装置3の有効測定範囲と無線通信装置2の
通信可能領域とをほぼ一致させることができる。
置2の空中線21の近傍に並べて設置することによっ
て、方位測定装置3の有効測定範囲と無線通信装置2の
通信可能領域とをほぼ一致させることができる。
【0034】また、方位測定装置3は垂直面内の俯角b
を測定する。これは方位測定装置3の空中線31の水平
面指向性をセクタビームにすることによって隣接レーン
からの通信波及び反射波の影響を除去し、有料道路の側
方に空中線を設置して方位測定装置の水平面内の到来方
位を測定する方法に比較して不要波の影響を少なくし、
高精度で信頼性の高い測定を実現するためである。
を測定する。これは方位測定装置3の空中線31の水平
面指向性をセクタビームにすることによって隣接レーン
からの通信波及び反射波の影響を除去し、有料道路の側
方に空中線を設置して方位測定装置の水平面内の到来方
位を測定する方法に比較して不要波の影響を少なくし、
高精度で信頼性の高い測定を実現するためである。
【0035】さらに、方位測定装置3は通信可能領域に
ある複数の車両から同時に送信された到来信号を分離し
て到来方位を測定するアルゴリズムを具備している。こ
のアルゴリズムはMUSIC(MULTIPLE si
gnal classification)法として知
られており、“Multiple EmitterLo
cation and Signal Paramet
er Estimation”(IEEE Tran
s.,Vol AP34(3),1986,pp276
−280)に詳述されている。
ある複数の車両から同時に送信された到来信号を分離し
て到来方位を測定するアルゴリズムを具備している。こ
のアルゴリズムはMUSIC(MULTIPLE si
gnal classification)法として知
られており、“Multiple EmitterLo
cation and Signal Paramet
er Estimation”(IEEE Tran
s.,Vol AP34(3),1986,pp276
−280)に詳述されている。
【0036】従来の位相測定による方位測定技術では複
数の車両からの送信信号を同時に受信すると、正しい方
位測定が行われず、自動料金収受システムを誤動作させ
てしまう。上記のアルゴリズムを導入することによっ
て、自動料金収受システムの誤動作を防止することが可
能となる。
数の車両からの送信信号を同時に受信すると、正しい方
位測定が行われず、自動料金収受システムを誤動作させ
てしまう。上記のアルゴリズムを導入することによっ
て、自動料金収受システムの誤動作を防止することが可
能となる。
【0037】MUSIC法は「固有値分解法」または
「固有ベクトル法」とも言われており、1981年に
R.O.Schmidtによって発表され、その後多く
の研究者によって関連の研究がなされてきている。以
下、MUSIC法による方位測定法について詳細に説明
する。
「固有ベクトル法」とも言われており、1981年に
R.O.Schmidtによって発表され、その後多く
の研究者によって関連の研究がなされてきている。以
下、MUSIC法による方位測定法について詳細に説明
する。
【0038】M個のアレイ素子からなるアレイアンテナ
で受信された受信信号は、D個の入力信号(到来波数を
Dと仮定)と、受信機の内部雑音との線型形結合とな
る。これを行列で表現すると、
で受信された受信信号は、D個の入力信号(到来波数を
Dと仮定)と、受信機の内部雑音との線型形結合とな
る。これを行列で表現すると、
【数式1】 X=AF+N ……(1) となる。ここで、ベクトルX=(X1 X2 …… X
M )T はM個の受信信号(複素数)である。
M )T はM個の受信信号(複素数)である。
【0039】また、行列A=(a(θ1 ) a(θ2 )
…… a(θD ))T はアレイマニフォールド(ar
ray manifold)と呼ばれるもので、その列
ベクトルa(θ)=(a 1θ a 2θ …… a Mθ)
T は方位θに対するアレイアンテナの応答(複素数)で
あり、モードベクトルまたはステアリングベクトルと呼
ばれる。0°≦θ≦360°でa(θ)の一次独立性が
保証される場合には、a(θ)が求まることは方位θが
求まることと等価である。
…… a(θD ))T はアレイマニフォールド(ar
ray manifold)と呼ばれるもので、その列
ベクトルa(θ)=(a 1θ a 2θ …… a Mθ)
T は方位θに対するアレイアンテナの応答(複素数)で
あり、モードベクトルまたはステアリングベクトルと呼
ばれる。0°≦θ≦360°でa(θ)の一次独立性が
保証される場合には、a(θ)が求まることは方位θが
求まることと等価である。
【0040】ベクトルF=(F1 F2 ……FD )T はD
個の入力信号(複素数)であり、ベクトルN=(N1
N2 …… NM )T はM個の受信機の内部雑音(以
下、雑音とする)で、互いに無相関であると仮定する。
また、簡単化するため、M個の雑音電力は全て等しくσ
2 とし、事前測定等によって既知であると仮定する。す
なわち、
個の入力信号(複素数)であり、ベクトルN=(N1
N2 …… NM )T はM個の受信機の内部雑音(以
下、雑音とする)で、互いに無相関であると仮定する。
また、簡単化するため、M個の雑音電力は全て等しくσ
2 とし、事前測定等によって既知であると仮定する。す
なわち、
【数式2】 と仮定するが、この仮定は一般性を失うものではない。
ここで、Tは行列の転置を、各数値上のバーは平均値を
表している。
ここで、Tは行列の転置を、各数値上のバーは平均値を
表している。
【0041】次に、(1)式の共分散行列(covar
iance matrix)をSとすると、
iance matrix)をSとすると、
【数式3】 となり、さらに、 S=APAH +σ2 I ……(2) と表される。但し、Hは複素共役転置を表し、入力信号
と雑音とは無相関であると仮定している。
と雑音とは無相関であると仮定している。
【0042】また、
【数式4】 は信号相関行列または入力信号の電力行列(power
matrix)と呼ばれ、正定値(positive
definite)となる。Iは単位行列である。
matrix)と呼ばれ、正定値(positive
definite)となる。Iは単位行列である。
【0043】ここで、D<M、すなわち入力信号数はア
レイ素子の数Mより小さいとし、また入力信号間に完全
な相関がないとすると、信号相関行列Pのランク(ra
nk:階数)はDとなるから、APAH のランクもDと
なる。このとき、共分散行列Sの固有値は、 λ1 ,λ2 ,……,λD ,λ D+1 ,……,λM ……(4) となる。尚、λ1 ,λ2 ,……,λD は入力信号の固有
値であり、λ D+1 ,……,λM は雑音の固有値であ
る。
レイ素子の数Mより小さいとし、また入力信号間に完全
な相関がないとすると、信号相関行列Pのランク(ra
nk:階数)はDとなるから、APAH のランクもDと
なる。このとき、共分散行列Sの固有値は、 λ1 ,λ2 ,……,λD ,λ D+1 ,……,λM ……(4) となる。尚、λ1 ,λ2 ,……,λD は入力信号の固有
値であり、λ D+1 ,……,λM は雑音の固有値であ
る。
【0044】さらに、 λ D+1 =λ D+2 =……=λM =σ2 ……(5) となる。σ2 は最小固有値である。
【0045】また、これら固有値λ1 ,λ2 ,……,λ
M に対応する固有ベクトルEは、 E=(ES EN ) ES =(E1 E2 ……ED ) EN =(E D+1 E D+2 ……EM ) ……(6) となる。但し、ES はλ1 〜λD に対応した信号空間固
有ベクトルで、計量線型形空間Eの信号部分空間を張
り、EN はλ D+1 〜λM に対応した雑音空間固有ベク
トルで、計量線型形空間Eの雑音部分空間を張る。ま
た、ES とEN とは直交関係にあり(EN はES の直交
補空間)、
M に対応する固有ベクトルEは、 E=(ES EN ) ES =(E1 E2 ……ED ) EN =(E D+1 E D+2 ……EM ) ……(6) となる。但し、ES はλ1 〜λD に対応した信号空間固
有ベクトルで、計量線型形空間Eの信号部分空間を張
り、EN はλ D+1 〜λM に対応した雑音空間固有ベク
トルで、計量線型形空間Eの雑音部分空間を張る。ま
た、ES とEN とは直交関係にあり(EN はES の直交
補空間)、
【数式5】 となる。尚、この(7)式は直和(direct su
m)を表している。
m)を表している。
【0046】このことは以下のような理由による。固有
ベクトルEは、 SE=λE ……(8) を満たし、特にλ=σ2 のときには、 SEN =σ2 EN ……(9) となり、(2)式を(9)に代入すると、 (APAH +σ2 I)EN =σ2 EN ……(10) となる。
ベクトルEは、 SE=λE ……(8) を満たし、特にλ=σ2 のときには、 SEN =σ2 EN ……(9) となり、(2)式を(9)に代入すると、 (APAH +σ2 I)EN =σ2 EN ……(10) となる。
【0047】(10)式において、行列Aがフルランク
(到来波の方位が全て異なることと等価)、行列P(正
定値)がフルランク(入力信号間に完全な相関がないこ
とと等価)の場合には、 AH EN =0 ……(11) となり、行列Aはアレイマニフォールド(D個の到来波
のモードベクトルの集合)であるから信号部分空間ES
に属し、ES とEN とは直交する。
(到来波の方位が全て異なることと等価)、行列P(正
定値)がフルランク(入力信号間に完全な相関がないこ
とと等価)の場合には、 AH EN =0 ……(11) となり、行列Aはアレイマニフォールド(D個の到来波
のモードベクトルの集合)であるから信号部分空間ES
に属し、ES とEN とは直交する。
【0048】したがって、共分散行列Sの固有値を分解
し、その最小固有値に対する固有ベクトルEN を求め、
モードベクトルa(θ)とEN とのユークリッド距離の
2乗の逆数、 1/(aH (θ)EN EN H a(θ)) ……(12) を評価関数と考え、0°<θ<360°の全アレイマニ
フォールドの中から、ある方位θのモードベクトルa
(θ)を取出し、θを0°〜360°にわたって変化さ
せて(12)式を計算し、ピーク(peak)を求めれ
ば、D個の混信波の方位を分解して推定することができ
る。尚、表示する場合には(12)式の対数をとると便
利なため、10log10(1/(aH (θ)EN EN H
a(θ)))の計算を行う場合がある。上記のMUSI
C法については、特開平6−347529号公報に開示
されている。
し、その最小固有値に対する固有ベクトルEN を求め、
モードベクトルa(θ)とEN とのユークリッド距離の
2乗の逆数、 1/(aH (θ)EN EN H a(θ)) ……(12) を評価関数と考え、0°<θ<360°の全アレイマニ
フォールドの中から、ある方位θのモードベクトルa
(θ)を取出し、θを0°〜360°にわたって変化さ
せて(12)式を計算し、ピーク(peak)を求めれ
ば、D個の混信波の方位を分解して推定することができ
る。尚、表示する場合には(12)式の対数をとると便
利なため、10log10(1/(aH (θ)EN EN H
a(θ)))の計算を行う場合がある。上記のMUSI
C法については、特開平6−347529号公報に開示
されている。
【0049】これら図1及び図2を用いて本発明の一実
施例の動作について説明する。有料道路の料金所に設け
られた自動料金収受レーンに車両8が進入してくると、
車両検知器1がその車両8を検出してシステムトリガを
発生する。このシステムトリガによって無線通信装置2
が起動され、無線通信装置2,6間で自動料金収受の通
信プロトコルが起動し、無線通信装置2の空中線21か
ら無線信号が送信されて車両8との間で自動料金収受が
開始される。
施例の動作について説明する。有料道路の料金所に設け
られた自動料金収受レーンに車両8が進入してくると、
車両検知器1がその車両8を検出してシステムトリガを
発生する。このシステムトリガによって無線通信装置2
が起動され、無線通信装置2,6間で自動料金収受の通
信プロトコルが起動し、無線通信装置2の空中線21か
ら無線信号が送信されて車両8との間で自動料金収受が
開始される。
【0050】自動料金収受に対応できる車両7が空中線
21の通信可能領域A内にあると、車両7の無線通信装
置6は料金所の無線通信装置2からの送信信号を受信
し、その送信信号に対する応答信号を送信する。
21の通信可能領域A内にあると、車両7の無線通信装
置6は料金所の無線通信装置2からの送信信号を受信
し、その送信信号に対する応答信号を送信する。
【0051】方位測定装置3は車両7の無線通信装置6
から送信された応答信号に基づいてその到来方位bを測
定し、判定回路4で到来方位線aが通信設定域fと交わ
るか否かが判定される。判定回路4は到来方位線aが通
信設定域fと交われば自動料金収受が正しく行われたと
判断し、信号機5を「青」にして車両の通過を促す。
から送信された応答信号に基づいてその到来方位bを測
定し、判定回路4で到来方位線aが通信設定域fと交わ
るか否かが判定される。判定回路4は到来方位線aが通
信設定域fと交われば自動料金収受が正しく行われたと
判断し、信号機5を「青」にして車両の通過を促す。
【0052】また、判定回路4は到来方位線aが通信設
定域fと交わらない時、車両検知器1を通過した車両を
自動料金収受に対応しない車両と判定し、その車両を停
止させる停止信号(赤)を信号機5に表示する。
定域fと交わらない時、車両検知器1を通過した車両を
自動料金収受に対応しない車両と判定し、その車両を停
止させる停止信号(赤)を信号機5に表示する。
【0053】例えば、空中線21の通信可能領域A内に
ある車両7,8が共に自動料金収受に対応可能な場合に
は車両7,8の無線通信装置6から同時に応答信号が送
信される。このような状況に対応するため、方位測定装
置3には混信分離アルゴリズムが具備されており、2本
の到来方位線a,dに基づいて2台の車両7,8の位置
c,eが分離して検出される。この場合、自動料金収受
は正しく行われたと判断される。
ある車両7,8が共に自動料金収受に対応可能な場合に
は車両7,8の無線通信装置6から同時に応答信号が送
信される。このような状況に対応するため、方位測定装
置3には混信分離アルゴリズムが具備されており、2本
の到来方位線a,dに基づいて2台の車両7,8の位置
c,eが分離して検出される。この場合、自動料金収受
は正しく行われたと判断される。
【0054】図3(a)は本発明の一実施例において隣
接レーンの車両からの反射波を除去する方法を説明する
ための平面図であり、図3(b)は直接波と反射波との
関係を示す図である。
接レーンの車両からの反射波を除去する方法を説明する
ための平面図であり、図3(b)は直接波と反射波との
関係を示す図である。
【0055】図3(a)は車両7が進入する自動料金収
受レーンの隣接レーンに大型トレーラ10が進入し、車
両7と方位測定装置3の空中線31との間にマルチパス
伝搬路11が形成された様子を示している。
受レーンの隣接レーンに大型トレーラ10が進入し、車
両7と方位測定装置3の空中線31との間にマルチパス
伝搬路11が形成された様子を示している。
【0056】マルチパスによる不要波が方位測定装置3
の空中線31に到来すると、混信分離アルゴリズムが正
しく動作しないことが知られている。この点について
は、上記の特開平6−347529号公報に記載されて
いる。
の空中線31に到来すると、混信分離アルゴリズムが正
しく動作しないことが知られている。この点について
は、上記の特開平6−347529号公報に記載されて
いる。
【0057】そのため、方位測定装置3の空中線31の
放射パターンを図3(b)に示すようなセクタビームg
とし、不要波方向の空中線利得を所望波方向の空中線利
得よりも−20dB以下に下げることによってマルチパ
スの影響を除去することができる。計算によれば、不要
波のレベルが所望波のレベルと比較して−20dB以下
であれば、混信分離アルゴリズムが正しく動作する。
放射パターンを図3(b)に示すようなセクタビームg
とし、不要波方向の空中線利得を所望波方向の空中線利
得よりも−20dB以下に下げることによってマルチパ
スの影響を除去することができる。計算によれば、不要
波のレベルが所望波のレベルと比較して−20dB以下
であれば、混信分離アルゴリズムが正しく動作する。
【0058】図3(b)に示すセクタビームgを与える
アレイ空中線の給電分布は、Woodwardの方法に
おける素子番号のとり方や線形計画法における素子番号
のとり方等のサンプリング法に基づいて設計することが
できる。尚、サンプリング法については、“The t
heoretical precision with
which an arbitrary patte
rn may beobtained from a
source of finite size”(IR
E Journal,1948,Vol.95(2),
pp363−370)等に記載されている。
アレイ空中線の給電分布は、Woodwardの方法に
おける素子番号のとり方や線形計画法における素子番号
のとり方等のサンプリング法に基づいて設計することが
できる。尚、サンプリング法については、“The t
heoretical precision with
which an arbitrary patte
rn may beobtained from a
source of finite size”(IR
E Journal,1948,Vol.95(2),
pp363−370)等に記載されている。
【0059】図4は図1の方位測定装置3の構成を示す
ブロック図である。図において、方位測定装置3は空中
線31と、受信装置32と、信号処理装置33とから構
成されている。
ブロック図である。図において、方位測定装置3は空中
線31と、受信装置32と、信号処理装置33とから構
成されている。
【0060】空中線31は複数のアレイ空中線31a〜
31cと、それら複数のアレイ空中線31a〜31c各
々に対応する切換えスイッチ31d〜31fとから構成
されており、到来信号を受信すると、その受信信号を受
信装置32に供給する。切換えスイッチ31d〜31f
はアレイ空中線31a〜31cが受信した信号と受信装
置32の校正用信号発生器32gから送られてくる校正
信号とを切換える機能を有している。
31cと、それら複数のアレイ空中線31a〜31c各
々に対応する切換えスイッチ31d〜31fとから構成
されており、到来信号を受信すると、その受信信号を受
信装置32に供給する。切換えスイッチ31d〜31f
はアレイ空中線31a〜31cが受信した信号と受信装
置32の校正用信号発生器32gから送られてくる校正
信号とを切換える機能を有している。
【0061】受信装置32は前置増幅器32a〜32c
と、周波数変換器32d〜32fと、校正用信号発生器
32gと、局部発信器32hと、濾波器32i〜32k
とから構成されており、空中線31で受信した信号をデ
ィジタル信号処理が可能な帯域制限されたベースバンド
周波数に変換する機能を有している。
と、周波数変換器32d〜32fと、校正用信号発生器
32gと、局部発信器32hと、濾波器32i〜32k
とから構成されており、空中線31で受信した信号をデ
ィジタル信号処理が可能な帯域制限されたベースバンド
周波数に変換する機能を有している。
【0062】信号処理装置33はA/D(アナログ/デ
ィジタル)変換器33a〜33cと、CPU(中央処理
装置)33dと、通信処理装置33eとから構成されて
おり、受信装置32でベースバンド周波数に変換された
信号をディジタル信号に変換した後、混信分離アルゴリ
ズムに基づいて到来方位を測定し、得られた到来方位が
通信設定域に対応する角度範囲に入っているか否かを判
定する機能を有している。
ィジタル)変換器33a〜33cと、CPU(中央処理
装置)33dと、通信処理装置33eとから構成されて
おり、受信装置32でベースバンド周波数に変換された
信号をディジタル信号に変換した後、混信分離アルゴリ
ズムに基づいて到来方位を測定し、得られた到来方位が
通信設定域に対応する角度範囲に入っているか否かを判
定する機能を有している。
【0063】次に、図4を参照して方位測定装置3の動
作について説明する。車両7の無線通信装置6から送信
された信号は空中線31のアレイ空中線31a〜31c
各々によって受信される。アレイ空中線31a〜31c
各々で受信された信号は切換えスイッチ31d〜31f
を通過して受信装置32の前置増幅器32a〜32cに
伝送されて増幅され、さらに周波数変換器32d〜32
fに送られる。
作について説明する。車両7の無線通信装置6から送信
された信号は空中線31のアレイ空中線31a〜31c
各々によって受信される。アレイ空中線31a〜31c
各々で受信された信号は切換えスイッチ31d〜31f
を通過して受信装置32の前置増幅器32a〜32cに
伝送されて増幅され、さらに周波数変換器32d〜32
fに送られる。
【0064】周波数変換器32d〜32fは前置増幅器
32a〜32cで増幅された受信信号と局部発信器32
hで発生された信号とを混合し、ディジタル信号処理可
能なベースバンド周波数に変換する。周波数変換器32
d〜32fでベースバンド周波数に変換された受信信号
は濾波器32i〜32kによって不要周波数成分が取り
除かれた後、信号処理装置33のA/D変換器33a〜
33cに送られてディジタル信号に変換される。
32a〜32cで増幅された受信信号と局部発信器32
hで発生された信号とを混合し、ディジタル信号処理可
能なベースバンド周波数に変換する。周波数変換器32
d〜32fでベースバンド周波数に変換された受信信号
は濾波器32i〜32kによって不要周波数成分が取り
除かれた後、信号処理装置33のA/D変換器33a〜
33cに送られてディジタル信号に変換される。
【0065】A/D変換器33a〜33cでディジタル
信号に変換された受信信号はCPU33dで離散フーリ
エ変換(DFT:Discrete Fourier
Transform)によって位相検波された後、混信
分離アルゴリズムによって信号処理され、受信信号の到
来方位が推定される。
信号に変換された受信信号はCPU33dで離散フーリ
エ変換(DFT:Discrete Fourier
Transform)によって位相検波された後、混信
分離アルゴリズムによって信号処理され、受信信号の到
来方位が推定される。
【0066】推定された到来方位は予め記憶されている
通信設定域に対応する角度範囲と比較され、該角度範囲
内に推定した到来方位があれば正常信号が、該角度範囲
外に推定した到来方位があれば異常信号が夫々通信処理
装置33eから出力される。
通信設定域に対応する角度範囲と比較され、該角度範囲
内に推定した到来方位があれば正常信号が、該角度範囲
外に推定した到来方位があれば異常信号が夫々通信処理
装置33eから出力される。
【0067】尚、空中線31と受信装置32とを接続す
るケーブル等の温度による位相変化を校正する場合に
は、空中線31の切換えスイッチ31d〜31fを校正
用信号発生器32gから送られてくる校正信号に切換え
て系の位相校正を行う。また、アレイ空中線31a〜3
1cの放射パターンは図3(b)に示すようなセクタビ
ームgを形成している。
るケーブル等の温度による位相変化を校正する場合に
は、空中線31の切換えスイッチ31d〜31fを校正
用信号発生器32gから送られてくる校正信号に切換え
て系の位相校正を行う。また、アレイ空中線31a〜3
1cの放射パターンは図3(b)に示すようなセクタビ
ームgを形成している。
【0068】図5は図4のCPU33dの処理動作を示
すフローチャートである。この図5を用いてCPU33
dの処理動作について説明する。
すフローチャートである。この図5を用いてCPU33
dの処理動作について説明する。
【0069】CPU33dは処理を開始すると、A/D
変換器33a〜33dでディジタル信号に変換された3
ch(チャネル)の受信信号を読込み(図5ステップS
2)、それらの受信信号に対してDFT(Discre
te Fourier Transform:離散フー
リエ級数展開)処理を行い(図5ステップS3)、3行
3列の相関行列を作成する(図5ステップS3)。
変換器33a〜33dでディジタル信号に変換された3
ch(チャネル)の受信信号を読込み(図5ステップS
2)、それらの受信信号に対してDFT(Discre
te Fourier Transform:離散フー
リエ級数展開)処理を行い(図5ステップS3)、3行
3列の相関行列を作成する(図5ステップS3)。
【0070】CPU33dは上記の処理をn回(n≧
6)繰返してから(図5ステップS1〜S6)、得られ
た相関行列を平均化する(図5ステップS7)。続い
て、CPU33dは平均化した相関行列を固有値分解し
(図5ステップS8)、3個の固有値を計算する。
6)繰返してから(図5ステップS1〜S6)、得られ
た相関行列を平均化する(図5ステップS7)。続い
て、CPU33dは平均化した相関行列を固有値分解し
(図5ステップS8)、3個の固有値を計算する。
【0071】CPU33dは3個の固有値から到来波数
を判定する(図5ステップS9)。一般に、C/N(C
arrier to Noise ratio)が高い
時、雑音に対応する固有値は信号に対応する固有値より
も相対的に小さくなるので、固有値の分布から到来波数
の推定が可能である。
を判定する(図5ステップS9)。一般に、C/N(C
arrier to Noise ratio)が高い
時、雑音に対応する固有値は信号に対応する固有値より
も相対的に小さくなるので、固有値の分布から到来波数
の推定が可能である。
【0072】その後に、CPU33dは雑音に対応する
固有値に相当する固有ベクトルを求め(図5ステップS
10)、0°〜90°のステアリングベクトル(3素子
アレイの応答)とのユークリッド距離の2乗の逆数で表
される評価関数を予め定められた角度間隔で計算してピ
ークを捜索し(図5ステップS11)、到来方位を推定
する(図5ステップS12)。ここで、ステップS8〜
S12の処理はMUSIC法による到来方位推定のアル
ゴリズム(混信分離アルゴリズム)を示している。
固有値に相当する固有ベクトルを求め(図5ステップS
10)、0°〜90°のステアリングベクトル(3素子
アレイの応答)とのユークリッド距離の2乗の逆数で表
される評価関数を予め定められた角度間隔で計算してピ
ークを捜索し(図5ステップS11)、到来方位を推定
する(図5ステップS12)。ここで、ステップS8〜
S12の処理はMUSIC法による到来方位推定のアル
ゴリズム(混信分離アルゴリズム)を示している。
【0073】CPU33dは推定した到来方位が予め定
められた角度範囲(推定範囲)に入っているかどうかを
判定する(図5ステップS13)。CPU33dは到来
方位が角度範囲に入っていれば正常通信と判定するので
(図5ステップS14)、正常信号が通信処理装置33
eから出力される。また、CPU33dは到来方位が角
度範囲に入っていなければ異常通信と判定するので(図
5ステップS15)、異常信号が通信処理装置33eか
ら出力される。
められた角度範囲(推定範囲)に入っているかどうかを
判定する(図5ステップS13)。CPU33dは到来
方位が角度範囲に入っていれば正常通信と判定するので
(図5ステップS14)、正常信号が通信処理装置33
eから出力される。また、CPU33dは到来方位が角
度範囲に入っていなければ異常通信と判定するので(図
5ステップS15)、異常信号が通信処理装置33eか
ら出力される。
【0074】図6(a)は図3(b)に示すセクタビー
ムgを形成する5素子アレイ空中線の構成例を示す図で
あり、図6(b)は図6(a)の5素子アレイ空中線へ
の給電分布を示す図である。
ムgを形成する5素子アレイ空中線の構成例を示す図で
あり、図6(b)は図6(a)の5素子アレイ空中線へ
の給電分布を示す図である。
【0075】図3(b)に示すセクタビームgを形成す
る5素子アレイ空中線の構成する空中線は素子アレイ空
中線31g〜31kと給電回路31lとから構成され、
素子アレイ空中線31g〜31kは水平面上に0.8波
長毎に配列されている。したがって、方位測定装置3の
空中線31は水平面5素子、垂直面3素子の計15素子
の素子アレイ空中線を有する。
る5素子アレイ空中線の構成する空中線は素子アレイ空
中線31g〜31kと給電回路31lとから構成され、
素子アレイ空中線31g〜31kは水平面上に0.8波
長毎に配列されている。したがって、方位測定装置3の
空中線31は水平面5素子、垂直面3素子の計15素子
の素子アレイ空中線を有する。
【0076】給電回路31lは素子アレイ空中線31g
〜31kに図6(b)に示す給電分布で給電する。つま
り、給電回路31lは素子アレイ空中線31g(素子番
号1)に給電振幅0.0708、給電位相πで給電し、
素子アレイ空中線31h(素子番号2)に給電振幅0.
2622、給電位相0で給電し、素子アレイ空中線31
i(素子番号3)に給電振幅0.64、給電位相0で給
電し、素子アレイ空中線31j(素子番号4)に給電振
幅0.2622、給電位相0で給電し、素子アレイ空中
線31k(素子番号5)に給電振幅0.0708、給電
位相πで給電する。
〜31kに図6(b)に示す給電分布で給電する。つま
り、給電回路31lは素子アレイ空中線31g(素子番
号1)に給電振幅0.0708、給電位相πで給電し、
素子アレイ空中線31h(素子番号2)に給電振幅0.
2622、給電位相0で給電し、素子アレイ空中線31
i(素子番号3)に給電振幅0.64、給電位相0で給
電し、素子アレイ空中線31j(素子番号4)に給電振
幅0.2622、給電位相0で給電し、素子アレイ空中
線31k(素子番号5)に給電振幅0.0708、給電
位相πで給電する。
【0077】図7は本発明の一実施例による到来方位の
推定の計算機シミュレーションの結果を示す図である。
図7(a)は1台の車両の標定例を示す図であり、図7
(b)は図7(a)の評価関数の波形を示す図であり、
図7(c)は2台の車両の標定例を示す図であり、図7
(d)は図7(c)の評価関数の波形を示す図である。
推定の計算機シミュレーションの結果を示す図である。
図7(a)は1台の車両の標定例を示す図であり、図7
(b)は図7(a)の評価関数の波形を示す図であり、
図7(c)は2台の車両の標定例を示す図であり、図7
(d)は図7(c)の評価関数の波形を示す図である。
【0078】1台の車両7を標定する場合、図7(b)
に示すように、車両7と方位測定装置3の空中線31と
を結ぶ方位線aの俯角方向に明確なピークが立ってい
る。このピークの位置を捜索すれば、車両7の無線通信
装置6から送信される無線信号の到来方位が分かる。こ
の場合、車両7の無線通信装置6から送信される無線信
号の到来方位は73°である。
に示すように、車両7と方位測定装置3の空中線31と
を結ぶ方位線aの俯角方向に明確なピークが立ってい
る。このピークの位置を捜索すれば、車両7の無線通信
装置6から送信される無線信号の到来方位が分かる。こ
の場合、車両7の無線通信装置6から送信される無線信
号の到来方位は73°である。
【0079】また、2台の車両7,8を標定する場合、
図7(d)に示すように、車両7,8各々と方位測定装
置3の空中線31とを結ぶ方位線a,dの俯角方向に明
確なピークが立っている。このピークの位置を捜索すれ
ば、車両7,8の無線通信装置6から送信される無線信
号の到来方位が同時に分かる。この場合、車両7の無線
通信装置6から送信される無線信号の到来方位は73°
であり、車両8の無線通信装置6から送信される無線信
号の到来方位は51°である。
図7(d)に示すように、車両7,8各々と方位測定装
置3の空中線31とを結ぶ方位線a,dの俯角方向に明
確なピークが立っている。このピークの位置を捜索すれ
ば、車両7,8の無線通信装置6から送信される無線信
号の到来方位が同時に分かる。この場合、車両7の無線
通信装置6から送信される無線信号の到来方位は73°
であり、車両8の無線通信装置6から送信される無線信
号の到来方位は51°である。
【0080】上記の計算機シミュレーションでは0.5
8波長で等間隔に配列された垂直面3素子の直線アレイ
空中線を用い、C/N比として26dB、受信スナップ
ショット数として70を想定している。この時の到来方
位の推定誤差は0.2°である。
8波長で等間隔に配列された垂直面3素子の直線アレイ
空中線を用い、C/N比として26dB、受信スナップ
ショット数として70を想定している。この時の到来方
位の推定誤差は0.2°である。
【0081】図8は本発明の他の実施例による自動料金
収受システムの斜視図である。図において、本発明の他
の実施例は図2に示す本発明の一実施例が方位測定装置
3の空中線31を料金所の無線通信装置2の空中線21
の近傍に取付け、測定する車両7の俯角を求めることで
該車両7の位置を検出しているのに対し、方位測定装置
9の空中線91を自動料金収受レーンの側方に取付け、
測定する車両7の方位角を求めた後に自動料金収受レー
ンの中心線kとの交点を求めることで測定する車両7の
位置iを求めている。
収受システムの斜視図である。図において、本発明の他
の実施例は図2に示す本発明の一実施例が方位測定装置
3の空中線31を料金所の無線通信装置2の空中線21
の近傍に取付け、測定する車両7の俯角を求めることで
該車両7の位置を検出しているのに対し、方位測定装置
9の空中線91を自動料金収受レーンの側方に取付け、
測定する車両7の方位角を求めた後に自動料金収受レー
ンの中心線kとの交点を求めることで測定する車両7の
位置iを求めている。
【0082】本発明の他の実施例では隣接レーンの反射
波の影響を方位測定装置9の空中線91の指向性の最適
化によって除去することができない。そこで、混信分離
アルゴリズム(MUSIC法による到来方位推定のアル
ゴリズム)に空間移動平均法を組合せてマルチパスを分
離して無線信号の到来方位を検出している。
波の影響を方位測定装置9の空中線91の指向性の最適
化によって除去することができない。そこで、混信分離
アルゴリズム(MUSIC法による到来方位推定のアル
ゴリズム)に空間移動平均法を組合せてマルチパスを分
離して無線信号の到来方位を検出している。
【0083】一般に、反射波は直接波よりも小さいの
で、受信電界強度の比較によって反射波と直接波とを識
別することができる。尚、本発明の他の実施例は上記の
方位測定装置9のアルゴリズムを除いて本発明の一実施
例と同様の構成及び動作であるので、その説明は省略す
る。
で、受信電界強度の比較によって反射波と直接波とを識
別することができる。尚、本発明の他の実施例は上記の
方位測定装置9のアルゴリズムを除いて本発明の一実施
例と同様の構成及び動作であるので、その説明は省略す
る。
【0084】ここで、空間移動平均法とは直接波と反射
波との到来方位が異なる時に受信点の位置によって両者
の相対位相関係が異なるので、混信分離アルゴリズムに
よる到来方位の推定において、相関行列の推定に空間移
動を導入し、相互相関項を除去する方法である。
波との到来方位が異なる時に受信点の位置によって両者
の相対位相関係が異なるので、混信分離アルゴリズムに
よる到来方位の推定において、相関行列の推定に空間移
動を導入し、相互相関項を除去する方法である。
【0085】図9(a)は空間移動平均法によるM素子
アレイのサブアレイへの分割を示す図であり、図9
(b)は空間移動平均法による相関行列の推定を示す図
である。本発明の他の実施例ではアレイアンテナ(M素
子アレイ)をN個のサブアレイ(素子数k)に分割し、
N個のサブアレイの相関行列Rxx・1 〜Rxx・N
を平均化して空間平均相関行列R’xxを求める。この
空間平均相関行列R’xxを用いて、上記のMUSIC
法による到来方位の推定を行っている。
アレイのサブアレイへの分割を示す図であり、図9
(b)は空間移動平均法による相関行列の推定を示す図
である。本発明の他の実施例ではアレイアンテナ(M素
子アレイ)をN個のサブアレイ(素子数k)に分割し、
N個のサブアレイの相関行列Rxx・1 〜Rxx・N
を平均化して空間平均相関行列R’xxを求める。この
空間平均相関行列R’xxを用いて、上記のMUSIC
法による到来方位の推定を行っている。
【0086】このように、有料道路の料金所に配設され
た無線通信装置2と有料道路を通行する車両7に搭載さ
れた無線通信装置6との間で無線通信を行って予め設定
されている電子支払手段から有料道路の利用料金を引落
とす自動料金収受システムにおいて、無線通信装置6か
ら送信される無線信号を基に無線通信装置6を搭載する
車両7の位置を方位測定装置3で検出することによっ
て、料金収受の無線通信を実施している車両7の位置の
検出が可能となり、自動料金収受に対応できない車両や
違法車両を識別することができ、正しい料金収受を行う
ことができる。
た無線通信装置2と有料道路を通行する車両7に搭載さ
れた無線通信装置6との間で無線通信を行って予め設定
されている電子支払手段から有料道路の利用料金を引落
とす自動料金収受システムにおいて、無線通信装置6か
ら送信される無線信号を基に無線通信装置6を搭載する
車両7の位置を方位測定装置3で検出することによっ
て、料金収受の無線通信を実施している車両7の位置の
検出が可能となり、自動料金収受に対応できない車両や
違法車両を識別することができ、正しい料金収受を行う
ことができる。
【0087】この場合、従来、車両の位置の検出に必要
とした評定レーダや赤外線通信装置を必要とせず、特に
利用者は無線通信装置と電子支払手段とを装備するのみ
で、自動料金収受システムの利点を享受することができ
るので、道路管理者や利用者の負担するコストを小さく
することができる。よって、システムの複雑化を招くこ
となくかつ道路管理者や利用者により多くのコストを強
いることなく、自動料金収受の信頼性を確保することが
できる。
とした評定レーダや赤外線通信装置を必要とせず、特に
利用者は無線通信装置と電子支払手段とを装備するのみ
で、自動料金収受システムの利点を享受することができ
るので、道路管理者や利用者の負担するコストを小さく
することができる。よって、システムの複雑化を招くこ
となくかつ道路管理者や利用者により多くのコストを強
いることなく、自動料金収受の信頼性を確保することが
できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、有
料道路の料金所に配設された第1の無線通信装置と有料
道路を通行する車両に搭載された第2の無線通信装置と
の間で無線通信を行って予め設定されている電子支払手
段から有料道路の利用料金を引落とす自動料金収受シス
テムにおいて、第2の無線通信装置から送信される無線
信号を基に第2の無線通信装置を搭載する車両の位置を
方位測定手段で検出することによって、システムの複雑
化を招くことなくかつ道路管理者や利用者により多くの
コストを強いることなく、自動料金収受の信頼性を確保
することができるという効果がある。
料道路の料金所に配設された第1の無線通信装置と有料
道路を通行する車両に搭載された第2の無線通信装置と
の間で無線通信を行って予め設定されている電子支払手
段から有料道路の利用料金を引落とす自動料金収受シス
テムにおいて、第2の無線通信装置から送信される無線
信号を基に第2の無線通信装置を搭載する車両の位置を
方位測定手段で検出することによって、システムの複雑
化を招くことなくかつ道路管理者や利用者により多くの
コストを強いることなく、自動料金収受の信頼性を確保
することができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例による自動料金収受システム
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】(a)は本発明の一実施例において隣接レーン
の車両からの反射波を除去する方法を説明するための平
面図、(b)は直接波と反射波との関係を示す図であ
る。
の車両からの反射波を除去する方法を説明するための平
面図、(b)は直接波と反射波との関係を示す図であ
る。
【図4】図1の方位測定装置の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】図4のCPUの処理動作を示すフローチャート
である。
である。
【図6】(a)は図3(b)に示すセクタビームを形成
する5素子アレイ空中線の構成例を示す図、(b)は
(a)の5素子アレイ空中線への給電分布を示す図であ
る。
する5素子アレイ空中線の構成例を示す図、(b)は
(a)の5素子アレイ空中線への給電分布を示す図であ
る。
【図7】(a)は本発明の一実施例による1台の車両の
標定例における到来方位の推定の計算機シミュレーショ
ンの結果を示す図、(b)は(a)の評価関数の波形を
示す図、(c)は本発明の一実施例による2台の車両の
標定例における到来方位の推定の計算機シミュレーショ
ンの結果を示す図、(d)は(c)の評価関数の波形を
示す図である。
標定例における到来方位の推定の計算機シミュレーショ
ンの結果を示す図、(b)は(a)の評価関数の波形を
示す図、(c)は本発明の一実施例による2台の車両の
標定例における到来方位の推定の計算機シミュレーショ
ンの結果を示す図、(d)は(c)の評価関数の波形を
示す図である。
【図8】本発明の他の実施例による自動料金収受システ
ムの斜視図である。
ムの斜視図である。
【図9】(a)は空間移動平均法によるM素子アレイの
サブアレイへの分割を示す図、(b)は空間移動平均法
による相関行列の推定を示す図である。
サブアレイへの分割を示す図、(b)は空間移動平均法
による相関行列の推定を示す図である。
【図10】従来例による自動料金収受システムの斜視図
である。
である。
【図11】図9に示す自動料金収受システムが正しく動
作しない条件を示す斜視図である。
作しない条件を示す斜視図である。
【図12】従来例による車両位置測定方法を示す図であ
る。
る。
1 車両検知器 2 無線通信装置(料金所) 3 方位測定装置 4 判定回路 5 信号機 6 無線通信装置(車載) 7,8 車両 21 無線通信装置の空中線 31 方位測定装置の空中線 31a〜31c アレイ空中線 31d〜31f 切換えスイッチ 31g〜31k 素子アレイ空中線 31l 給電回路 32 受信装置 32a〜32c 前置増幅器 32d〜32f 周波数変換器 32g 校正用信号発生器 32h 局部発信器 32i〜32k 濾波器 33 信号処理装置 33a〜33c A/D変換器 33d CPU 33e 通信処理装置 A 通信可能領域 B 通信設定領域
Claims (10)
- 【請求項1】 有料道路の料金所に配設された第1の無
線通信装置と前記有料道路を通行する車両に搭載された
第2の無線通信装置との間で無線通信を行って予め設定
されている電子支払手段から前記有料道路の利用料金を
引落とす自動料金収受システムであって、前記第2の無
線通信装置から送信される無線信号を基に前記第2の無
線通信装置を搭載する車両の位置を検出する方位測定手
段を有することを特徴とする自動料金収受システム。 - 【請求項2】 前記車両が前記料金所の予め設定された
所定位置に進入したことを検出した時に前記第1の無線
通信装置から前記第2の無線通信装置に無線信号を送信
して料金収受の交信を開始するための通信起動トリガを
発生する車両検知器を含むことを特徴とする請求項1記
載の自動料金収受システム。 - 【請求項3】 前記方位測定手段は、前記有料道路上の
所定高さに取付けられかつ前記第2の無線通信装置から
送信される無線信号を受信する空中線を含み、前記空中
線から前記有料道路への垂直軸と前記第2の無線通信装
置から受信した無線信号とがなす角度を基に前記第2の
無線通信装置を搭載する車両の位置を検出するよう構成
したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の自
動料金収受システム。 - 【請求項4】 前記方位測定手段で検出された前記車両
の位置が予め設定された所定の通信領域内にあるか否か
を照合する手段を含むことを特徴とする請求項1から請
求項3のいずれか記載の自動料金収受システム。 - 【請求項5】 前記方位測定手段は、前記空中線の通信
可能領域にある複数の前記第2の無線通信装置から同時
に送信された到来信号を分離して当該到来信号の方位を
測定する混信分離アルゴリズムを具備してなることを特
徴とする請求項3または請求項4記載の自動料金収受シ
ステム。 - 【請求項6】 前記空中線は、水平面に対して平行に配
設された複数の素子アレイ空中線と、前記複数の素子ア
レイ空中線の放射パターンを不要波方向の利得が所望波
方向の利得よりも所定値以下となるセクタビームの形状
とするよう前記複数の素子アレイ空中線に給電する給電
手段とを含むことを特徴とする請求項3から請求項5の
いずれか記載の自動料金収受システム。 - 【請求項7】 前記方位測定装置は、前記有料道路の側
方において所定高さに取付けられかつ前記第2の無線通
信装置から送信される無線信号を受信する空中線を含
み、前記空中線を通りかつ前記有料道路の中心線に対し
て垂直な垂直軸と前記第2の無線通信装置から受信した
無線信号とがなす角度を基に前記第2の無線通信装置を
搭載する車両の位置を検出するよう構成したことを特徴
とする請求項1または請求項2記載の自動料金収受シス
テム。 - 【請求項8】 前記方位測定手段で検出された前記車両
の位置が予め設定された所定の通信領域内にあるか否か
を照合する手段を含むことを特徴とする請求項7記載の
自動料金収受システム。 - 【請求項9】 前記方位測定手段は、前記空中線の通信
可能領域にある複数の前記第2の無線通信装置から同時
に送信された到来信号を分離して当該到来信号の方位を
測定する混信分離アルゴリズムを具備してなることを特
徴とする請求項7または請求項8記載の自動料金収受シ
ステム。 - 【請求項10】 前記方位測定装置は、前記混信分離ア
ルゴリズムで用いられる相関行列の推定において相互相
関項を除去する空間移動平均法を用いるようにしたこと
を特徴とする請求項9記載の自動料金収受システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286283A JPH10134213A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 自動料金収受システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286283A JPH10134213A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 自動料金収受システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10134213A true JPH10134213A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17702372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8286283A Pending JPH10134213A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 自動料金収受システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10134213A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001022987A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 道路料金収受装置及び自動料金収受システム |
| JP2008176683A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Fujitsu Ltd | 処理装置及び共分散行列演算プログラム |
| JP2018081542A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 三菱重工機械システム株式会社 | 料金収受システム、評価方法及びプログラム |
| JPWO2017094055A1 (ja) * | 2015-11-30 | 2018-09-13 | 三菱重工機械システム株式会社 | 料金収受システム、位置測定方法及びプログラム |
| JPWO2017094060A1 (ja) * | 2015-11-30 | 2018-09-13 | 三菱重工機械システム株式会社 | 通信制御装置、料金収受システム、通信制御方法及びプログラム |
| WO2023079923A1 (ja) * | 2021-11-08 | 2023-05-11 | 株式会社デンソー | 物体認識装置及びプログラム |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP8286283A patent/JPH10134213A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001022987A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-01-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 道路料金収受装置及び自動料金収受システム |
| JP2008176683A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Fujitsu Ltd | 処理装置及び共分散行列演算プログラム |
| JPWO2017094055A1 (ja) * | 2015-11-30 | 2018-09-13 | 三菱重工機械システム株式会社 | 料金収受システム、位置測定方法及びプログラム |
| JPWO2017094060A1 (ja) * | 2015-11-30 | 2018-09-13 | 三菱重工機械システム株式会社 | 通信制御装置、料金収受システム、通信制御方法及びプログラム |
| JP2018081542A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 三菱重工機械システム株式会社 | 料金収受システム、評価方法及びプログラム |
| WO2023079923A1 (ja) * | 2021-11-08 | 2023-05-11 | 株式会社デンソー | 物体認識装置及びプログラム |
| JP2023069937A (ja) * | 2021-11-08 | 2023-05-18 | 株式会社デンソー | 物体認識装置及びプログラム |
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