JPH10135363A - セラミックリッドの製造方法 - Google Patents
セラミックリッドの製造方法Info
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- JPH10135363A JPH10135363A JP30737296A JP30737296A JPH10135363A JP H10135363 A JPH10135363 A JP H10135363A JP 30737296 A JP30737296 A JP 30737296A JP 30737296 A JP30737296 A JP 30737296A JP H10135363 A JPH10135363 A JP H10135363A
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、セラミック基板の外周部の封着面、外
周側壁面及び露出面の外周縁部に下地金属層が形成され
たセラミックリッドに半田ペースト層を形成すると、半
田ペーストをリフローさせる際に半田ボールが発生し易
く、歩留り低下の原因となっていた。 【解決手段】 セラミック基板11の外周部14の封着
面15、外周側壁面16、及び露出面17の外周縁部に
半田濡れ性のある下地金属層12を形成する際、露出面
17の下地金属層12c形成領域における下地金属層1
2cの被覆割合を80%以上とする。
周側壁面及び露出面の外周縁部に下地金属層が形成され
たセラミックリッドに半田ペースト層を形成すると、半
田ペーストをリフローさせる際に半田ボールが発生し易
く、歩留り低下の原因となっていた。 【解決手段】 セラミック基板11の外周部14の封着
面15、外周側壁面16、及び露出面17の外周縁部に
半田濡れ性のある下地金属層12を形成する際、露出面
17の下地金属層12c形成領域における下地金属層1
2cの被覆割合を80%以上とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミックリッドの
製造方法に関し、より詳細にはセラミックパッケージの
封止に用いられるセラミックリッドの製造方法に関す
る。
製造方法に関し、より詳細にはセラミックパッケージの
封止に用いられるセラミックリッドの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を構成する集積回路などの半
導体素子は、通常、パッケージ基体に設けられたキャビ
ティ部に収納され、該キャビティ部がリッドで気密に封
止され、実用に供されている。アルミナ等のセラミック
は耐熱性、耐久性、信頼性などに優れるため、このパッ
ケージ基体及びリッドの材料として好適であり、アルミ
ナ等からなるセラミック製のICパッケージは現在盛ん
に使用されている。
導体素子は、通常、パッケージ基体に設けられたキャビ
ティ部に収納され、該キャビティ部がリッドで気密に封
止され、実用に供されている。アルミナ等のセラミック
は耐熱性、耐久性、信頼性などに優れるため、このパッ
ケージ基体及びリッドの材料として好適であり、アルミ
ナ等からなるセラミック製のICパッケージは現在盛ん
に使用されている。
【0003】セラミックパッケージ基体(以下、パッケ
ージ基体とも記す)の前記キャビティ部をセラミックリ
ッド(以下、リッドとも記す)で封止する際には、封止
材として低コストで、かつ低温封止が可能な半田が使用
される場合が多い。しかし、前記半田によりセラミック
同士を直接接合させるのは難しいため、通常、パッケー
ジ基体及びリッドの封止部には下地金属層が形成され、
該下地金属層及び半田層を介して前記パッケージ基体と
前記リッドとは接合される。
ージ基体とも記す)の前記キャビティ部をセラミックリ
ッド(以下、リッドとも記す)で封止する際には、封止
材として低コストで、かつ低温封止が可能な半田が使用
される場合が多い。しかし、前記半田によりセラミック
同士を直接接合させるのは難しいため、通常、パッケー
ジ基体及びリッドの封止部には下地金属層が形成され、
該下地金属層及び半田層を介して前記パッケージ基体と
前記リッドとは接合される。
【0004】従来の半導体素子を搭載したセラミックパ
ッケージ(半導体装置)の構成及び前記半導体装置の作
製方法を具体的に説明する。以下においては、半導体装
置のうち、半導体素子及びワイヤ等の配線部分を除いた
部分をパッケージということにする。
ッケージ(半導体装置)の構成及び前記半導体装置の作
製方法を具体的に説明する。以下においては、半導体装
置のうち、半導体素子及びワイヤ等の配線部分を除いた
部分をパッケージということにする。
【0005】図5(a)はセラミックパッケージを構成
するリッドを模式的に示した底面図であり、(b)は
(a)に示したリッドのI−I線断面図であり、(c)
はこのリッドが用いられた半導体装置を模式的に示した
断面図である。
するリッドを模式的に示した底面図であり、(b)は
(a)に示したリッドのI−I線断面図であり、(c)
はこのリッドが用いられた半導体装置を模式的に示した
断面図である。
【0006】図5(a)及び(b)に示したように、リ
ッド20は、セラミック基板11、外周部14の封着面
15と外周側壁面16とに形成された下地金属層22、
及びこの下地金属層22を覆う半田層23から構成され
ている。また、半田層23が形成されていない面(以
下、露出面とも記す)17の外周部14には、外周部1
4の厚さを薄くして、外周側壁面16に形成された下地
金属層22の幅を小さくするために、切り取り部(エッ
ジレリーフ)18が形成されている。下地金属層22
は、Ag−Pd合金等よりなり、半田層23は、例えば
Pbを主成分とし、この主成分にBi、Sn、In、A
g等が添加された組成となっている。
ッド20は、セラミック基板11、外周部14の封着面
15と外周側壁面16とに形成された下地金属層22、
及びこの下地金属層22を覆う半田層23から構成され
ている。また、半田層23が形成されていない面(以
下、露出面とも記す)17の外周部14には、外周部1
4の厚さを薄くして、外周側壁面16に形成された下地
金属層22の幅を小さくするために、切り取り部(エッ
ジレリーフ)18が形成されている。下地金属層22
は、Ag−Pd合金等よりなり、半田層23は、例えば
Pbを主成分とし、この主成分にBi、Sn、In、A
g等が添加された組成となっている。
【0007】一方、図5(c)に示したように、上記構
成のリッド20が用いられた半導体装置におけるパッケ
ージ基体31の中央部にはキャビティ部32が形成さ
れ、その周囲にはリッド20で封止する際に用いられる
下地金属層33が形成され、さらに下地金属層33の周
囲には図示しないマザーボードに接続するための外部接
続ピン34が固着されている。キャビティ部32内の階
段部にはパッド部35が形成され、底面の半導体素子搭
載部36には半導体素子37が固着され、半導体素子3
7に形成されたパッド部(図示せず)とキャビティ部3
2に形成されたパッド部35とが、ワイヤ38を用いた
ワイヤボンディングにより接続されている。そして、パ
ッケージ基体31に形成された下地金属層33とリッド
20に形成された下地金属層22とを介して半田層23
によりパッケージ基体31とリッド20とが接合され、
半導体素子37が封止されている。
成のリッド20が用いられた半導体装置におけるパッケ
ージ基体31の中央部にはキャビティ部32が形成さ
れ、その周囲にはリッド20で封止する際に用いられる
下地金属層33が形成され、さらに下地金属層33の周
囲には図示しないマザーボードに接続するための外部接
続ピン34が固着されている。キャビティ部32内の階
段部にはパッド部35が形成され、底面の半導体素子搭
載部36には半導体素子37が固着され、半導体素子3
7に形成されたパッド部(図示せず)とキャビティ部3
2に形成されたパッド部35とが、ワイヤ38を用いた
ワイヤボンディングにより接続されている。そして、パ
ッケージ基体31に形成された下地金属層33とリッド
20に形成された下地金属層22とを介して半田層23
によりパッケージ基体31とリッド20とが接合され、
半導体素子37が封止されている。
【0008】次に、キャビティ部32の封止方法を説明
する。まず、リッド20の半田層23を半導体素子37
を搭載したパッケージ基体31の上面に形成されている
下地金属層33に重ね合わせ、固定治具によってパッケ
ージ基体31上にリッド20を仮固定する。次に、加熱
炉内にリッド20が仮固定されたパッケージ基体31を
搬入し、半田層23を溶融させてリッド20とパッケー
ジ基体31とを接合させ、その後冷却することによって
キャビティ部32の封止を終了する。
する。まず、リッド20の半田層23を半導体素子37
を搭載したパッケージ基体31の上面に形成されている
下地金属層33に重ね合わせ、固定治具によってパッケ
ージ基体31上にリッド20を仮固定する。次に、加熱
炉内にリッド20が仮固定されたパッケージ基体31を
搬入し、半田層23を溶融させてリッド20とパッケー
ジ基体31とを接合させ、その後冷却することによって
キャビティ部32の封止を終了する。
【0009】上記方法により封止された半導体装置は、
電子部品に実装されるが、使用される用途によっては温
度差の激しい環境におかれる場合もある。この場合、リ
ッド20を構成するセラミック基板21と半田層23
(下地金属層22)とは熱膨張係数が異なるため、前記
セラミックパッケージが用いられ電子部品の温度変化等
により両者の間に熱応力が作用し、特に外周側壁面16
に引っ張り応力が作用する。しかし、図5(a)及び
(b)に示したように、従来、半田層23を形成するた
めの下地金属層22は、リッド20の外周部14の封着
面15、及び外周側壁面16にのみ形成されていたの
で、長期間の使用により下地金属層22がセラミック基
板21より剥離する場合があり、半導体装置の信頼性を
損なうという問題があった。
電子部品に実装されるが、使用される用途によっては温
度差の激しい環境におかれる場合もある。この場合、リ
ッド20を構成するセラミック基板21と半田層23
(下地金属層22)とは熱膨張係数が異なるため、前記
セラミックパッケージが用いられ電子部品の温度変化等
により両者の間に熱応力が作用し、特に外周側壁面16
に引っ張り応力が作用する。しかし、図5(a)及び
(b)に示したように、従来、半田層23を形成するた
めの下地金属層22は、リッド20の外周部14の封着
面15、及び外周側壁面16にのみ形成されていたの
で、長期間の使用により下地金属層22がセラミック基
板21より剥離する場合があり、半導体装置の信頼性を
損なうという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、先に本発明者
らは、セラミック基板の封着面に対向する面(以下、露
出面とも記す)の外周縁部にも下地金属層が形成された
リッドを提案している。
らは、セラミック基板の封着面に対向する面(以下、露
出面とも記す)の外周縁部にも下地金属層が形成された
リッドを提案している。
【0011】図6は、セラミック基板の外周部封着面、
外周側壁面、及び露出面の外周縁部に下地金属層が形成
され、該下地金属層の表面を含む部分に半田層が形成さ
れたリッドを模式的に示した部分拡大断面図である。
外周側壁面、及び露出面の外周縁部に下地金属層が形成
され、該下地金属層の表面を含む部分に半田層が形成さ
れたリッドを模式的に示した部分拡大断面図である。
【0012】このリッド40においては、セラミック基
板11の露出面17の外周縁部にも下地金属層42cが
形成されることにより、この下地金属層42cが引っ掛
かりとなって、下地金属層42のセラミック基板11に
対する接着強度が大きくなるので、長期間の使用により
発生し易い下地金属層42の剥離を防止することができ
る。この下地金属層42を形成するには、以下のような
方法をとる。
板11の露出面17の外周縁部にも下地金属層42cが
形成されることにより、この下地金属層42cが引っ掛
かりとなって、下地金属層42のセラミック基板11に
対する接着強度が大きくなるので、長期間の使用により
発生し易い下地金属層42の剥離を防止することができ
る。この下地金属層42を形成するには、以下のような
方法をとる。
【0013】図7は、リッド40の外周側壁部16及び
露出面17の外周縁部に下地金属層42を形成するため
のメタライズ装置を模式的に示した斜視図である。
露出面17の外周縁部に下地金属層42を形成するため
のメタライズ装置を模式的に示した斜視図である。
【0014】このメタライズ装置50は、メタライズ用
ペースト版51、リッド保持部52及び回転移動駆動部
53を含んで構成されている。リッド保持部52は吸着
板54を備えており、この吸着板54によりリッド40
を保持する。また、このリッド保持部52は回転移動駆
動部53を構成する多軸マシン56の先端部に配設され
た昇降棒57に取り付けられている。従って、下地金属
層形成用ペーストが塗布された版本体58に、吸着板5
4に保持されたリッド40の外周側壁面16を圧接さ
せ、多軸マシン56を駆動させてリッド40を回転させ
ながら移動させることにより、リッド40の外周側壁面
16にメタライズ用ペーストを塗布することができる。
露出面17の外周縁部にメタライズ用ペーストを塗布す
るには、版本体58に塗布するメタライズ用ペーストの
量を多くし、メタライズ用ペーストの厚さを通常よりも
厚くしておけばよい。
ペースト版51、リッド保持部52及び回転移動駆動部
53を含んで構成されている。リッド保持部52は吸着
板54を備えており、この吸着板54によりリッド40
を保持する。また、このリッド保持部52は回転移動駆
動部53を構成する多軸マシン56の先端部に配設され
た昇降棒57に取り付けられている。従って、下地金属
層形成用ペーストが塗布された版本体58に、吸着板5
4に保持されたリッド40の外周側壁面16を圧接さ
せ、多軸マシン56を駆動させてリッド40を回転させ
ながら移動させることにより、リッド40の外周側壁面
16にメタライズ用ペーストを塗布することができる。
露出面17の外周縁部にメタライズ用ペーストを塗布す
るには、版本体58に塗布するメタライズ用ペーストの
量を多くし、メタライズ用ペーストの厚さを通常よりも
厚くしておけばよい。
【0015】外周部14の封着面15へのメタライズ用
ペースト層の形成は、スクリーン印刷等の通常の印刷方
法により行うことができる。また、半田ペーストの塗布
も同様にして行うことができる。
ペースト層の形成は、スクリーン印刷等の通常の印刷方
法により行うことができる。また、半田ペーストの塗布
も同様にして行うことができる。
【0016】図8(a)は、上記方法によりリッドの下
地金属層を含む部分に半田ペースト層を形成した際の半
田ペースト層の近傍を模式的に示した部分拡大断面図で
あり、(b)は半田ペースト層をリフローさせた後の半
田層の近傍を模式的に示した部分拡大断面図である。
地金属層を含む部分に半田ペースト層を形成した際の半
田ペースト層の近傍を模式的に示した部分拡大断面図で
あり、(b)は半田ペースト層をリフローさせた後の半
田層の近傍を模式的に示した部分拡大断面図である。
【0017】図8(a)に示したように、半田ペースト
を下地金属層42表面を含む部分に印刷し、半田ペース
ト層44を形成した後、リフローさせると、(b)に示
したように露出面17の下地金属層42cの近傍で半田
微粒子(以下、半田ボールと記す)45が形成され易い
という課題があった。発生した半田ボール45が後工程
で落下し、外部接続ピン34、パッド部35あるいはワ
イヤ38(図5)等に付着するとショート等が発生し、
電子機器の故障の原因となる虞れがあるため、この半田
ボール45の発生を防止しなければならない。
を下地金属層42表面を含む部分に印刷し、半田ペース
ト層44を形成した後、リフローさせると、(b)に示
したように露出面17の下地金属層42cの近傍で半田
微粒子(以下、半田ボールと記す)45が形成され易い
という課題があった。発生した半田ボール45が後工程
で落下し、外部接続ピン34、パッド部35あるいはワ
イヤ38(図5)等に付着するとショート等が発生し、
電子機器の故障の原因となる虞れがあるため、この半田
ボール45の発生を防止しなければならない。
【0018】
【課題を解決するための手段及びその効果】本発明者ら
は上記半田ボール45の発生原因について種々検討を行
った結果、上記印刷方法によりリッド40の外周側壁面
16及び露出面17に下地金属層42b、42cを形成
する際、外周側壁面16には下地金属層形成用ペースト
が塗布された版本体58を圧接させるため、外周側壁面
16の全面に均一に緻密な下地金属層42bを形成する
ことができるが、露出面17には版本体58を圧接させ
ることができないため、下地金属層形成用ペーストが緻
密に塗布されないことがわかった。このため、露出面1
7の下地金属層42c形成領域では下地金属層42cの
被覆割合が低く、セラミック表面がかなりの割合で露出
し、半田ペースト層44をリフローさせた際、半田がセ
ラミック表面に濡れにくいために弾かれ、半田ボール4
5発生の原因となる。そこで、上記考察に基づき、半田
ボール45の発生数を減少させるためさらに検討を行
い、導体ペーストの粘度を調整して露出面17の外周縁
部にセラミック表面がなるべく露出しないように下地金
属層42cを形成することにより、半田ボール45の発
生率が減少することを見い出し、本発明を完成するに至
った。
は上記半田ボール45の発生原因について種々検討を行
った結果、上記印刷方法によりリッド40の外周側壁面
16及び露出面17に下地金属層42b、42cを形成
する際、外周側壁面16には下地金属層形成用ペースト
が塗布された版本体58を圧接させるため、外周側壁面
16の全面に均一に緻密な下地金属層42bを形成する
ことができるが、露出面17には版本体58を圧接させ
ることができないため、下地金属層形成用ペーストが緻
密に塗布されないことがわかった。このため、露出面1
7の下地金属層42c形成領域では下地金属層42cの
被覆割合が低く、セラミック表面がかなりの割合で露出
し、半田ペースト層44をリフローさせた際、半田がセ
ラミック表面に濡れにくいために弾かれ、半田ボール4
5発生の原因となる。そこで、上記考察に基づき、半田
ボール45の発生数を減少させるためさらに検討を行
い、導体ペーストの粘度を調整して露出面17の外周縁
部にセラミック表面がなるべく露出しないように下地金
属層42cを形成することにより、半田ボール45の発
生率が減少することを見い出し、本発明を完成するに至
った。
【0019】また、上記方法によりリッド40の外周側
壁面16及び露出面17に半田ペースト層44を形成す
る際、下地金属層42cの端部よりもかなり内側まで半
田ペースト層44が形成されると、半田ペーストと濡れ
にくいセラミック表面との接触面積が増加するため、半
田ボール45の発生確率が高くなることもわかった。そ
こで、上記考察に基づきさらに検討を行い、露出面17
の外周縁部に塗布する半田ペーストの量をなるべく少な
くすることにより、半田ボール45の発生率が減少する
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
壁面16及び露出面17に半田ペースト層44を形成す
る際、下地金属層42cの端部よりもかなり内側まで半
田ペースト層44が形成されると、半田ペーストと濡れ
にくいセラミック表面との接触面積が増加するため、半
田ボール45の発生確率が高くなることもわかった。そ
こで、上記考察に基づきさらに検討を行い、露出面17
の外周縁部に塗布する半田ペーストの量をなるべく少な
くすることにより、半田ボール45の発生率が減少する
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0020】すなわち、本発明に係るセラミックリッド
の製造方法(1)は、セラミック基板の外周部封着面、
外周側壁面、及び前記封着面に対向する面(露出面)の
外周縁部に半田濡れ性のある下地金属層を形成する際、
前記露出面の下地金属層形成領域における下地金属層の
被覆割合を80%以上とする下地金属層形成工程を含ん
でいることを特徴としている。
の製造方法(1)は、セラミック基板の外周部封着面、
外周側壁面、及び前記封着面に対向する面(露出面)の
外周縁部に半田濡れ性のある下地金属層を形成する際、
前記露出面の下地金属層形成領域における下地金属層の
被覆割合を80%以上とする下地金属層形成工程を含ん
でいることを特徴としている。
【0021】上記セラミックリッドの製造方法(1)に
よれば、露出面の外周縁部に、半田ペーストとの濡れ性
に劣るセラミック表面の露出割合が小さくなるように下
地金属層を形成しておくので、半田ペーストのリフロー
時に半田がセラミック表面により弾かれる割合が少な
く、半田ボールの発生確率を低減することができる。
よれば、露出面の外周縁部に、半田ペーストとの濡れ性
に劣るセラミック表面の露出割合が小さくなるように下
地金属層を形成しておくので、半田ペーストのリフロー
時に半田がセラミック表面により弾かれる割合が少な
く、半田ボールの発生確率を低減することができる。
【0022】また本発明に係るセラミックリッドの製造
方法(2)は、上記セラミックリッドの製造方法(1)
において、露出面の外周縁部に、幅が10〜110μm
の下地金属層を形成する下地金属層形成工程を含んでい
ることを特徴としている。
方法(2)は、上記セラミックリッドの製造方法(1)
において、露出面の外周縁部に、幅が10〜110μm
の下地金属層を形成する下地金属層形成工程を含んでい
ることを特徴としている。
【0023】上記セラミックリッドの製造方法(2)に
よれば、前記露出面の外周縁部に適切な幅の下地金属層
を形成しておくので、半田ペーストのリフロー時に半田
が前記下地金属層に濡れ易くなり、半田ボールの発生確
率を低減することができる。
よれば、前記露出面の外周縁部に適切な幅の下地金属層
を形成しておくので、半田ペーストのリフロー時に半田
が前記下地金属層に濡れ易くなり、半田ボールの発生確
率を低減することができる。
【0024】また本発明に係るセラミックリッドの製造
方法(3)は、上記セラミックリッドの製造方法(1)
又は(2)において、粘度が1000〜1700cPの
導体ペーストを用い、セラミック基板の外周側壁面に前
記導体ペーストが付着した平板を圧接させることにより
導体ペーストを塗布する下地金属層形成工程を含んでい
ることを特徴としている。
方法(3)は、上記セラミックリッドの製造方法(1)
又は(2)において、粘度が1000〜1700cPの
導体ペーストを用い、セラミック基板の外周側壁面に前
記導体ペーストが付着した平板を圧接させることにより
導体ペーストを塗布する下地金属層形成工程を含んでい
ることを特徴としている。
【0025】上記セラミックリッドの製造方法(3)に
よれば、適切な粘度の導体ペーストを使用することによ
り該導体ペーストのセラミック表面における濡れ性が改
善され、前記外周側壁面に導体ペーストが付着した平板
を圧接させた際、前記露出面の外周縁部にその被覆割合
が80%以上となるように下地金属層を形成することが
でき、半田ペーストのリフロー時に半田がセラミック表
面により弾かれる割合を少なくして半田ボールの発生確
率を低減することができる。
よれば、適切な粘度の導体ペーストを使用することによ
り該導体ペーストのセラミック表面における濡れ性が改
善され、前記外周側壁面に導体ペーストが付着した平板
を圧接させた際、前記露出面の外周縁部にその被覆割合
が80%以上となるように下地金属層を形成することが
でき、半田ペーストのリフロー時に半田がセラミック表
面により弾かれる割合を少なくして半田ボールの発生確
率を低減することができる。
【0026】また本発明に係るセラミックリッドの製造
方法(4)は、セラミック基板の外周部封着面、外周側
壁面、及び露出面の外周縁部に半田濡れ性のある下地金
属層を形成する下地金属層形成工程、及び前記下地金属
層形成工程により形成された前記下地金属層表面、及び
前記露出面の外周縁部に形成された下地金属層端部より
も20μm以内の領域に半田ペーストを塗布する半田ペ
ースト層形成工程を含んでいることを特徴としている。
方法(4)は、セラミック基板の外周部封着面、外周側
壁面、及び露出面の外周縁部に半田濡れ性のある下地金
属層を形成する下地金属層形成工程、及び前記下地金属
層形成工程により形成された前記下地金属層表面、及び
前記露出面の外周縁部に形成された下地金属層端部より
も20μm以内の領域に半田ペーストを塗布する半田ペ
ースト層形成工程を含んでいることを特徴としている。
【0027】上記セラミックリッドの製造方法(4)に
よれば、半田ペーストとの濡れ性に劣るセラミック表面
との接触面積が大きくならないように半田ペースト層を
形成するので、半田ペーストのリフロー時に半田がセラ
ミック表面により弾かれにくくなり、半田ボールの発生
確率を低減することができる。
よれば、半田ペーストとの濡れ性に劣るセラミック表面
との接触面積が大きくならないように半田ペースト層を
形成するので、半田ペーストのリフロー時に半田がセラ
ミック表面により弾かれにくくなり、半田ボールの発生
確率を低減することができる。
【0028】また本発明に係るセラミックリッドの製造
方法(5)は、上記セラミックリッドの製造方法(1)
〜(3)に記載の下地金属層形成工程、及び上記セラミ
ックリッドの製造方法(4)に記載の半田ペースト層形
成工程を含んでいることを特徴としている。
方法(5)は、上記セラミックリッドの製造方法(1)
〜(3)に記載の下地金属層形成工程、及び上記セラミ
ックリッドの製造方法(4)に記載の半田ペースト層形
成工程を含んでいることを特徴としている。
【0029】上記セラミックリッドの製造方法(5)に
よれば、半田ペーストとの濡れ性に劣るセラミック表面
の露出割合が小さくなるように下地金属層を形成し、か
つ下地金属層が形成されていない裸のセラミック表面と
の接触面積が大きくならないように半田ペースト層を形
成するので、半田ペーストのリフロー時に、半田がさら
にセラミック表面により弾かれにくくなり、より効果的
に半田ボールの発生確率を低減することができる。
よれば、半田ペーストとの濡れ性に劣るセラミック表面
の露出割合が小さくなるように下地金属層を形成し、か
つ下地金属層が形成されていない裸のセラミック表面と
の接触面積が大きくならないように半田ペースト層を形
成するので、半田ペーストのリフロー時に、半田がさら
にセラミック表面により弾かれにくくなり、より効果的
に半田ボールの発生確率を低減することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るセラミックリ
ッドの製造方法の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1は、実施の形態に係るセラミックリッドの製造
方法により半田ペースト層を形成した際の半田ペースト
層の近傍を模式的に示した部分拡大断面図である。
ッドの製造方法の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1は、実施の形態に係るセラミックリッドの製造
方法により半田ペースト層を形成した際の半田ペースト
層の近傍を模式的に示した部分拡大断面図である。
【0031】リッドを構成するセラミック基板11の形
成材料は特に限定されるものではないが、その具体例と
しては、例えばアルミナ、窒化アルミニウム、ムライト
等が挙げられ、それらの中でもアルミナが好ましい。
成材料は特に限定されるものではないが、その具体例と
しては、例えばアルミナ、窒化アルミニウム、ムライト
等が挙げられ、それらの中でもアルミナが好ましい。
【0032】上記材料よりなるセラミック基板11に
は、外周部14の封着面15、外周側壁面16、及び露
出面17の外周縁部に半田濡れ性のある下地金属層12
a、12b、12cが形成されており、この下地金属層
12a、12b、12cを含む部分に半田ペースト層1
9が形成されている。なお、露出面17に形成された半
田ペースト層19の下地金属層12c端部よりさらに内
側の部分の幅dをオーバーハング幅という。
は、外周部14の封着面15、外周側壁面16、及び露
出面17の外周縁部に半田濡れ性のある下地金属層12
a、12b、12cが形成されており、この下地金属層
12a、12b、12cを含む部分に半田ペースト層1
9が形成されている。なお、露出面17に形成された半
田ペースト層19の下地金属層12c端部よりさらに内
側の部分の幅dをオーバーハング幅という。
【0033】露出面17に形成された下地金属層12c
の形成領域においては、下地金属層12cの被覆割合が
80%以上となるように下地金属層12cを形成してい
る。この下地金属層12cは、従来の場合と同様に図7
に示したメタライズ装置50を使用して導体ペーストを
塗布した後、焼成することにより形成するが、導体ペー
ストの粘度を適切な値に設定することにより、セラミッ
ク表面に対する濡れ性を改善し、下地金属層12cのセ
ラミック表面に対する被覆割合が80%以上となるよう
に下地金属層12cを形成する。この場合、導体ペース
ト中に導体金属として、平均粒径が2〜3μmのAg−
Pt合金(Ag含有量:約77wt%)を約78%含有
させ、導体ペーストの粘度を1000〜1700cPの
範囲内とすることにより、焼成後の下地金属層12cの
被覆割合を上記した範囲に設定することができる。導体
ペースト中の樹脂や溶剤は、従来と同様のものを使用す
るが、この導体ペーストにさらに溶剤として、例えばタ
ーピネオールを添加することにより粘度を調整する。導
体ペーストの粘度が1000cP未満であると、溶剤が
多いため焼成時に溶剤蒸発後、下地金属層12cがポー
ラスになり、他方粘度が1700cPを超えると、セラ
ミック表面と濡れにくくなり、導体ペーストが付着しな
い部分が増加する。上記範囲の粘度を有する導体ペース
トを使用することにより、露出面17の外周部14に緻
密な下地金属層12cを形成することができる。下地金
属層12cのセラミック表面に対する被覆割合を上げる
には、導体ペーストの粘度を1200〜1400cPの
範囲内とするのがより好ましい。なお、封着面15の下
地金属層12aは、従来と同様の方法により形成する。
の形成領域においては、下地金属層12cの被覆割合が
80%以上となるように下地金属層12cを形成してい
る。この下地金属層12cは、従来の場合と同様に図7
に示したメタライズ装置50を使用して導体ペーストを
塗布した後、焼成することにより形成するが、導体ペー
ストの粘度を適切な値に設定することにより、セラミッ
ク表面に対する濡れ性を改善し、下地金属層12cのセ
ラミック表面に対する被覆割合が80%以上となるよう
に下地金属層12cを形成する。この場合、導体ペース
ト中に導体金属として、平均粒径が2〜3μmのAg−
Pt合金(Ag含有量:約77wt%)を約78%含有
させ、導体ペーストの粘度を1000〜1700cPの
範囲内とすることにより、焼成後の下地金属層12cの
被覆割合を上記した範囲に設定することができる。導体
ペースト中の樹脂や溶剤は、従来と同様のものを使用す
るが、この導体ペーストにさらに溶剤として、例えばタ
ーピネオールを添加することにより粘度を調整する。導
体ペーストの粘度が1000cP未満であると、溶剤が
多いため焼成時に溶剤蒸発後、下地金属層12cがポー
ラスになり、他方粘度が1700cPを超えると、セラ
ミック表面と濡れにくくなり、導体ペーストが付着しな
い部分が増加する。上記範囲の粘度を有する導体ペース
トを使用することにより、露出面17の外周部14に緻
密な下地金属層12cを形成することができる。下地金
属層12cのセラミック表面に対する被覆割合を上げる
には、導体ペーストの粘度を1200〜1400cPの
範囲内とするのがより好ましい。なお、封着面15の下
地金属層12aは、従来と同様の方法により形成する。
【0034】露出面17に形成する下地金属層12cの
幅Dは、スキージを用いて版本体58(図7)へ導体ペ
ーストを塗布する際の塗布回数(塗布膜の厚さ)により
調節するが、その幅Dを10〜110μmの範囲とする
のが好ましい。下地金属層12cの幅が10μm未満で
あると、上記方法により作製されたリッドを用いてパッ
ケージを作製した場合、温度の大きな変動により下地金
属層12cが剥離し易くなり、一方下地金属層12cの
幅Dが110μmを超えると、外周側壁面16の下地金
属層12bが厚くなり、半田濡れ不良が発生する。
幅Dは、スキージを用いて版本体58(図7)へ導体ペ
ーストを塗布する際の塗布回数(塗布膜の厚さ)により
調節するが、その幅Dを10〜110μmの範囲とする
のが好ましい。下地金属層12cの幅が10μm未満で
あると、上記方法により作製されたリッドを用いてパッ
ケージを作製した場合、温度の大きな変動により下地金
属層12cが剥離し易くなり、一方下地金属層12cの
幅Dが110μmを超えると、外周側壁面16の下地金
属層12bが厚くなり、半田濡れ不良が発生する。
【0035】次に、半田ペースト層の形成方法について
説明する。下地金属層12の表面を含む部分に半田ペー
スト層19を形成し、リフローし後における半田ボール
の発生数(個/リッド1個当たり)は上記したように下
地金属層12c形成領域の下地金属層12cのセラミッ
ク表面に対する被覆割合を大きくすることにより、減少
させることができる。また、半田ペースト層19のオー
バーハング幅dを小さくすることによりさらに減少させ
ることができる。そのため、このオーバーハング幅dを
20μm以下に抑えるのが好ましい。半田ペースト層1
9のオーバーハング幅が20μmを超えると、表面との
濡れ性に劣る半田ペーストの量が多くなりすぎるため、
半田ボールが発生し易くなる。
説明する。下地金属層12の表面を含む部分に半田ペー
スト層19を形成し、リフローし後における半田ボール
の発生数(個/リッド1個当たり)は上記したように下
地金属層12c形成領域の下地金属層12cのセラミッ
ク表面に対する被覆割合を大きくすることにより、減少
させることができる。また、半田ペースト層19のオー
バーハング幅dを小さくすることによりさらに減少させ
ることができる。そのため、このオーバーハング幅dを
20μm以下に抑えるのが好ましい。半田ペースト層1
9のオーバーハング幅が20μmを超えると、表面との
濡れ性に劣る半田ペーストの量が多くなりすぎるため、
半田ボールが発生し易くなる。
【0036】半田ペースト層の形成も同様にメタライズ
装置を用いて行い、オーバーハング幅dは、スキージを
用いて版本体58へ半田ペーストを塗布する際の塗布回
数(塗布膜の厚さ)により調節する。
装置を用いて行い、オーバーハング幅dは、スキージを
用いて版本体58へ半田ペーストを塗布する際の塗布回
数(塗布膜の厚さ)により調節する。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係るセラミックリッドの製造
方法の実施例を説明する。以下の実施例においては、導
体ペーストの粘度を変化させて露出面17における下地
金属層12cの被覆割合を観察するとともに、半田ボー
ルの発生数を調べた。また、同時に半田ペースト層19
のオーバーハング幅dも変化させ、同様に半田ボールの
発生数を調べた。以下に条件を記載する。
方法の実施例を説明する。以下の実施例においては、導
体ペーストの粘度を変化させて露出面17における下地
金属層12cの被覆割合を観察するとともに、半田ボー
ルの発生数を調べた。また、同時に半田ペースト層19
のオーバーハング幅dも変化させ、同様に半田ボールの
発生数を調べた。以下に条件を記載する。
【0038】<実施条件> (1) セラミック基板11の寸法等 材質:アルミナ 辺部の寸法:約54mm×約34mm 厚さ:1.0mm、外周側壁面16の高さ:0.66m
m 切り取り部18(図1)の寸法(W1 :0.25mm、
W2 :41mm) (2) 下地金属層12の形成 形成方法 Ag−Pt合金ペースト Ag−Pt合金(Ag:約77wt%、Pt:0.5〜
1.0wt%) 塗布方法:メタライズ装置50(図7)を使用 版本体:200M 焼成条件 温度:900℃ 雰囲気:大気雰囲気 下地金属層12cの寸法 下地金属層12cの幅D:約100μm 下地金属層12cの厚さ:約20μm (3) 半田ペースト層19の形成 形成方法 半田ペーストの組成 フラックス:10wt%、半田合金:90wt% 半田合金の組成 Sn:4.1wt%、Ag:1.0wt%、In:1.
1wt%、 Bi:8.2wt%、Pb:残部 塗布方法:メタライズ装置50(図7)を使用 版本体:80M オーバーハング幅d:スキージによる版本体58への半
田ペーストの塗布回数により調整 リフローの条件 温度:300℃ 雰囲気:酸素100ppm未満の窒素雰囲気 <結果及び評価> (1)導体ペーストの粘度と、下地金属層12cにおけ
る被覆率と、半田ボールの発生数との関係 図2は、Ag−Pt合金ペーストの粘度と、下地金属層
12c形成領域における下地金属層12cの被覆割合と
の関係を示したグラフであり、サンプル数は15であ
る。
m 切り取り部18(図1)の寸法(W1 :0.25mm、
W2 :41mm) (2) 下地金属層12の形成 形成方法 Ag−Pt合金ペースト Ag−Pt合金(Ag:約77wt%、Pt:0.5〜
1.0wt%) 塗布方法:メタライズ装置50(図7)を使用 版本体:200M 焼成条件 温度:900℃ 雰囲気:大気雰囲気 下地金属層12cの寸法 下地金属層12cの幅D:約100μm 下地金属層12cの厚さ:約20μm (3) 半田ペースト層19の形成 形成方法 半田ペーストの組成 フラックス:10wt%、半田合金:90wt% 半田合金の組成 Sn:4.1wt%、Ag:1.0wt%、In:1.
1wt%、 Bi:8.2wt%、Pb:残部 塗布方法:メタライズ装置50(図7)を使用 版本体:80M オーバーハング幅d:スキージによる版本体58への半
田ペーストの塗布回数により調整 リフローの条件 温度:300℃ 雰囲気:酸素100ppm未満の窒素雰囲気 <結果及び評価> (1)導体ペーストの粘度と、下地金属層12cにおけ
る被覆率と、半田ボールの発生数との関係 図2は、Ag−Pt合金ペーストの粘度と、下地金属層
12c形成領域における下地金属層12cの被覆割合と
の関係を示したグラフであり、サンプル数は15であ
る。
【0039】図3は、Ag−Pt合金ペーストの粘度
と、平均半田ボールの発生数(個/リッド1個当たり)
との関係を示したグラフであり、サンプル数は6であ
る。
と、平均半田ボールの発生数(個/リッド1個当たり)
との関係を示したグラフであり、サンプル数は6であ
る。
【0040】また、このときのオーバーハング幅はいず
れも60μmとした。
れも60μmとした。
【0041】図2に示したグラフより明らかなように、
Ag−Pt合金ペーストの粘度を変化させることによ
り、下地金属層12c形成領域における下地金属層12
cの被覆割合(面積割合)を変化させることができる。
また、図3に示したグラフより明らかなように、Ag−
Pt合金ペーストの粘度を変化させることにより半田ボ
ールの発生数を制御することができる。
Ag−Pt合金ペーストの粘度を変化させることによ
り、下地金属層12c形成領域における下地金属層12
cの被覆割合(面積割合)を変化させることができる。
また、図3に示したグラフより明らかなように、Ag−
Pt合金ペーストの粘度を変化させることにより半田ボ
ールの発生数を制御することができる。
【0042】以上の結果より、Ag−Pt合金ペースト
の粘度を制御することにより、下地金属層12c形成領
域における下地金属層12cの被覆割合(面積割合)を
制御することができ、半田ボールの発生数を制御するこ
とができることは明らかである。Ag−Pt合金ペース
トの粘度を1000〜1700cPの範囲内とすること
により、下地金属層12cの被覆割合を80%以上とす
ることができ、従来リッド1個当たり最大で約140個
発生していた半田ボールの発生数を、リッド1個当たり
最大で約40個と大きく減少させることができた。
の粘度を制御することにより、下地金属層12c形成領
域における下地金属層12cの被覆割合(面積割合)を
制御することができ、半田ボールの発生数を制御するこ
とができることは明らかである。Ag−Pt合金ペース
トの粘度を1000〜1700cPの範囲内とすること
により、下地金属層12cの被覆割合を80%以上とす
ることができ、従来リッド1個当たり最大で約140個
発生していた半田ボールの発生数を、リッド1個当たり
最大で約40個と大きく減少させることができた。
【0043】(2)導体ペーストの粘度と、オーバーハ
ング幅dと、半田ボールの発生数との関係 図4は、Ag−Pt合金ペーストの粘度をパラメータに
とったときの、オーバーハング幅dと半田ボールの発生
数との関係を示したグラフである。
ング幅dと、半田ボールの発生数との関係 図4は、Ag−Pt合金ペーストの粘度をパラメータに
とったときの、オーバーハング幅dと半田ボールの発生
数との関係を示したグラフである。
【0044】図4に示したグラフより明らかなように、
オーバーハング幅dを減少させることにより半田ボール
の発生数を減少させることができ、特に導体ペーストの
粘度を1300cPとし、下地金属層12cの被覆割合
を80%以上としたとき、半田ボールの発生数を0とす
ることができ、半田ボールの発生を完全に防止すること
ができた。
オーバーハング幅dを減少させることにより半田ボール
の発生数を減少させることができ、特に導体ペーストの
粘度を1300cPとし、下地金属層12cの被覆割合
を80%以上としたとき、半田ボールの発生数を0とす
ることができ、半田ボールの発生を完全に防止すること
ができた。
【0045】なお、半田ボールの発生数が0となったリ
ッドを用いてパッケージを作製し、気密性に関する評価
や熱サイクル試験による半田層の剥離についての評価を
行ったが、いずれも全く問題なかった。
ッドを用いてパッケージを作製し、気密性に関する評価
や熱サイクル試験による半田層の剥離についての評価を
行ったが、いずれも全く問題なかった。
【図1】本発明の実施の形態に係るセラミックリッドの
製造方法においてリッドの下地金属層を含む部分に半田
ペースト層を形成した際の、半田ペースト層の近傍を模
式的に示した部分拡大断面図である。
製造方法においてリッドの下地金属層を含む部分に半田
ペースト層を形成した際の、半田ペースト層の近傍を模
式的に示した部分拡大断面図である。
【図2】実施例におけるAg−Pt合金ペーストの粘度
と、下地金属層形成領域における下地金属層の被覆割合
との関係を示したグラフである。
と、下地金属層形成領域における下地金属層の被覆割合
との関係を示したグラフである。
【図3】実施例におけるAg−Pt合金ペーストの粘度
と、平均半田ボール発生数との関係を示したグラフであ
る。
と、平均半田ボール発生数との関係を示したグラフであ
る。
【図4】実施例におけるオーバーハング幅と半田ボール
発生数との関係を示したグラフである。
発生数との関係を示したグラフである。
【図5】(a)はセラミックパッケージを構成するリッ
ドを模式的に示した底面図であり、(b)は(a)にお
けるI−I線断面図であり、(c)はこのリッドが用い
られた半導体装置を模式的に示した断面図である。
ドを模式的に示した底面図であり、(b)は(a)にお
けるI−I線断面図であり、(c)はこのリッドが用い
られた半導体装置を模式的に示した断面図である。
【図6】セラミック基板の外周部封着面、外周側壁面、
及び露出面の外周縁部に下地金属層が形成され、該下地
金属層の表面を含む部分に半田層が形成されたリッドを
模式的に示した部分拡大断面図である。
及び露出面の外周縁部に下地金属層が形成され、該下地
金属層の表面を含む部分に半田層が形成されたリッドを
模式的に示した部分拡大断面図である。
【図7】メタライズ装置を模式的に示した斜視図であ
る。
る。
【図8】(a)は、従来法によりリッドの下地金属層を
含む部分に半田ペースト層を形成した際の半田ペースト
層の近傍を模式的に示した部分拡大断面図であり、
(b)は前記半田ペーストをリフローさせた後の半田層
の近傍を模式的に示した部分拡大断面図である。
含む部分に半田ペースト層を形成した際の半田ペースト
層の近傍を模式的に示した部分拡大断面図であり、
(b)は前記半田ペーストをリフローさせた後の半田層
の近傍を模式的に示した部分拡大断面図である。
11 セラミック基板 12(12a、12b、12c) 下地金属層 14 外周部 15 封着面 16 外周側壁面 17 露出面 19 半田ペースト層
Claims (5)
- 【請求項1】 セラミック基板の外周部封着面、外周側
壁面、及び前記封着面に対向する面の外周縁部に半田濡
れ性のある下地金属層を形成する際、前記封着面に対向
する面の下地金属層形成領域における下地金属層の被覆
割合を80%以上とする下地金属層形成工程を含んでい
ることを特徴とするセラミックリッドの製造方法。 - 【請求項2】 封着面に対向する面の外周縁部に、幅が
10〜110μmの下地金属層を形成する下地金属層形
成工程を含んでいることを特徴とする請求項1記載のセ
ラミックリッドの製造方法。 - 【請求項3】 粘度が1000〜1700cPの導体ペ
ーストを用い、セラミック基板の外周側壁面に前記導体
ペーストが付着した平板を圧接させることにより導体ペ
ーストを塗布する下地金属層形成工程を含んでいること
を特徴とする請求項1又は請求項2記載のセラミックリ
ッドの製造方法。 - 【請求項4】 セラミック基板の外周部封着面、外周側
壁面、及び前記封着面に対向する面の外周縁部に半田濡
れ性のある下地金属層を形成する下地金属層形成工程、
及び前記下地金属層形成工程により形成された前記下地
金属層表面、及び前記封着面に対向する面の外周縁部に
形成された下地金属層端部より20μm以内の領域に半
田ペーストを塗布する半田ペースト層形成工程を含んで
いることを特徴とするセラミックリッドの製造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の下
地金属層形成工程、及び請求項4に記載の半田ペースト
層形成工程を含んでいることを特徴とするセラミックリ
ッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30737296A JPH10135363A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | セラミックリッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30737296A JPH10135363A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | セラミックリッドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10135363A true JPH10135363A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17968277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30737296A Pending JPH10135363A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | セラミックリッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10135363A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102584219B1 (ko) * | 2023-04-28 | 2023-10-05 | 에이블메탈주식회사 | 파우치형 배터리 냉각을 위한 박판 평판형 히트파이프 및 그를 포함하는 배터리 장치 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30737296A patent/JPH10135363A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102584219B1 (ko) * | 2023-04-28 | 2023-10-05 | 에이블메탈주식회사 | 파우치형 배터리 냉각을 위한 박판 평판형 히트파이프 및 그를 포함하는 배터리 장치 |
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