JPH10135540A - 電気化学発光セル - Google Patents
電気化学発光セルInfo
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- JPH10135540A JPH10135540A JP28532496A JP28532496A JPH10135540A JP H10135540 A JPH10135540 A JP H10135540A JP 28532496 A JP28532496 A JP 28532496A JP 28532496 A JP28532496 A JP 28532496A JP H10135540 A JPH10135540 A JP H10135540A
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- container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高効率で電気化学発光を起こすことができる電
気化学発光セルを提供する。 【解決手段】電気化学発光物質の溶液と、前記溶液に電
位を印加する電極2、3と、前記溶液および電極2、3
を収容する容器7とを含んでなる電気化学発光セルにお
いて、容器7は透明な材料で形成し、電極2、3は絶縁
性基板1上に形成された微小な間隙で隔てられた複数の
パターン状の電極で構成し、容器7の外側に光共振器8
を配設する。
気化学発光セルを提供する。 【解決手段】電気化学発光物質の溶液と、前記溶液に電
位を印加する電極2、3と、前記溶液および電極2、3
を収容する容器7とを含んでなる電気化学発光セルにお
いて、容器7は透明な材料で形成し、電極2、3は絶縁
性基板1上に形成された微小な間隙で隔てられた複数の
パターン状の電極で構成し、容器7の外側に光共振器8
を配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学発光を利
用した表示デバイスやレーザ装置等に用いることが可能
な高効率の電気化学発光セルに関するものである。
用した表示デバイスやレーザ装置等に用いることが可能
な高効率の電気化学発光セルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ある種の色素を含む電解液と電極からな
る系の電極に電流を流すことで電解液からの発光(電気
化学発光、electrochemiluminescence: ECL)を観測
することができる。例えば、DPA(ジフェニルアント
ラセン)や[Ru(bpy)3]2+(ルテニウムビピリジン錯
体)を含む電解液に1つの電極により交流の電位を印加
すると、カチオンラジカル、アニオンラジカルが交互に
発生する。両者は電極から沖合へと拡散していくが、一
部が結合し、電子移動反応の結果、励起状態の分子と基
底状態の分子が生成する。励起状態にある分子は、基底
状態に落ちる際に光子を放出する。この発光に要する電
圧は、酸化および還元に要する電位の差であって、2〜
3V程度と小さく、CRT(陰極線管、cathode ray tu
be)やEL(電界発光、electrolumonescence)等の表
示デバイスに比べて、低電圧で駆動することができる。
また、素子構造も非常に簡単である。しかしながら、こ
のような単電極を用いた方法は、一般に、発光効率が低
く発光強度が弱いため、実用には至っていない。この理
由として、単電極法では電極電位を高速に掃引しなけれ
ばならず、充電電流などの非ファラデー電流が流れてし
まい、入力した電流が有効に電気化学反応に利用されな
いこと、ラジカルは溶液中で不安定で寿命が短いため、
電極から交互に発生したカチオンラジカルとアニオンラ
ジカルの拡散層の重なりは薄く、電子移動反応を起こす
確率も小さくなってしまうこと等が挙げられる。
る系の電極に電流を流すことで電解液からの発光(電気
化学発光、electrochemiluminescence: ECL)を観測
することができる。例えば、DPA(ジフェニルアント
ラセン)や[Ru(bpy)3]2+(ルテニウムビピリジン錯
体)を含む電解液に1つの電極により交流の電位を印加
すると、カチオンラジカル、アニオンラジカルが交互に
発生する。両者は電極から沖合へと拡散していくが、一
部が結合し、電子移動反応の結果、励起状態の分子と基
底状態の分子が生成する。励起状態にある分子は、基底
状態に落ちる際に光子を放出する。この発光に要する電
圧は、酸化および還元に要する電位の差であって、2〜
3V程度と小さく、CRT(陰極線管、cathode ray tu
be)やEL(電界発光、electrolumonescence)等の表
示デバイスに比べて、低電圧で駆動することができる。
また、素子構造も非常に簡単である。しかしながら、こ
のような単電極を用いた方法は、一般に、発光効率が低
く発光強度が弱いため、実用には至っていない。この理
由として、単電極法では電極電位を高速に掃引しなけれ
ばならず、充電電流などの非ファラデー電流が流れてし
まい、入力した電流が有効に電気化学反応に利用されな
いこと、ラジカルは溶液中で不安定で寿命が短いため、
電極から交互に発生したカチオンラジカルとアニオンラ
ジカルの拡散層の重なりは薄く、電子移動反応を起こす
確率も小さくなってしまうこと等が挙げられる。
【0003】電気化学発光を起こさせる方法には、上記
の単電極による交流法の他に、2つの電極を用いる直流
法がある。直流法は、一方の電位を常に酸化電位以上、
他方の電位を還元電位以下に設定しておけば、定常的に
発光させることができる非常に簡単な方法である。直流
法では、発光効率を上げるために両電極を接近させる。
これは、電極で生成したラジカルの寿命が短いため、カ
チオンラジカルとアニオンラジカルの出会う確率を上げ
なければならないためである。また2つの電極が近いほ
ど、発光を終えた分子は再び電極へ供給されることにな
り、効率を上げることができる。また、直流法では電位
を変化させないために、充電電流などの非ファラデー電
流が流れない。このため、交流法に比べて、入力エネル
ギを効率的に発光に利用できる。
の単電極による交流法の他に、2つの電極を用いる直流
法がある。直流法は、一方の電位を常に酸化電位以上、
他方の電位を還元電位以下に設定しておけば、定常的に
発光させることができる非常に簡単な方法である。直流
法では、発光効率を上げるために両電極を接近させる。
これは、電極で生成したラジカルの寿命が短いため、カ
チオンラジカルとアニオンラジカルの出会う確率を上げ
なければならないためである。また2つの電極が近いほ
ど、発光を終えた分子は再び電極へ供給されることにな
り、効率を上げることができる。また、直流法では電位
を変化させないために、充電電流などの非ファラデー電
流が流れない。このため、交流法に比べて、入力エネル
ギを効率的に発光に利用できる。
【0004】両電極を接近させる従来から提案されてい
る構造として、薄層セルがある。これは2枚の平板電極
を対向させ、スペーサで両者を隔て、内部に発光物質を
含む電解質を封入するものであるが、光を取り出すため
に少なくとも一方の電極は透明でなければならない。
る構造として、薄層セルがある。これは2枚の平板電極
を対向させ、スペーサで両者を隔て、内部に発光物質を
含む電解質を封入するものであるが、光を取り出すため
に少なくとも一方の電極は透明でなければならない。
【0005】シュネッドラーら(Schaper, H., Koestli
n, H., Schnedler, E.,: J. Electrochem. Soc., 1982
年、129巻、1289-1294頁)は、ITO(インジウムスズ
酸化物)と白金電極の薄層セル内にルブレン(rubren
e)を封入し、連続500時間以上の発光を観測した。
n, H., Schnedler, E.,: J. Electrochem. Soc., 1982
年、129巻、1289-1294頁)は、ITO(インジウムスズ
酸化物)と白金電極の薄層セル内にルブレン(rubren
e)を封入し、連続500時間以上の発光を観測した。
【0006】薄層セルでは、電極間隔はスペーサの厚み
で規定され、それを10μm以下にするのは実質的に困
難であり、発光効率を上げるにも限界がある。また容積
にも限界があるため、出発物質の供給が不十分で発光効
率を下げる一因にもなっている。
で規定され、それを10μm以下にするのは実質的に困
難であり、発光効率を上げるにも限界がある。また容積
にも限界があるため、出発物質の供給が不十分で発光効
率を下げる一因にもなっている。
【0007】2電極を用いた直流法の電気化学発光とし
てワイトマン(Bartelt, J. E., Drew, S. M., Wightma
n, R. M.,: J. Electrochem. Soc 1992年、139巻、70-7
4頁)らは、微小な間隔で隔てられた2本あるいは3本
のバンド電極を用いており、2枚あるいは3枚の金属の
薄膜を絶縁性薄膜を介して挟み、その端面を研磨してバ
ンド電極としている。電気化学発光では、電気化学発光
生成物が再び電気化学反応の出発物質となるレドックス
サイクルを利用するため、バンド電極の数が多いほど再
反応の割合が上昇し、反応効率を上げることができる。
リソグラフィ技術を利用すれば、数ミクロンの間隔の多
数のバンド電極(櫛形電極)を容易に作製することがで
き、発光効率を著しく向上させることができる。また薄
層セルの場合とは異なり、セルの内容積の大きさに制限
はなく、電解によって濃度の低下した出発物質を十分に
供給することができる反面、溶液量を多くすると必然的
に溶液層が厚くなり、溶液による再吸収のための光強度
の低下といった問題点も生じる。また電極間隔が数ミク
ロン程度にもなればもはや支持電解質は必要としなくな
る。
てワイトマン(Bartelt, J. E., Drew, S. M., Wightma
n, R. M.,: J. Electrochem. Soc 1992年、139巻、70-7
4頁)らは、微小な間隔で隔てられた2本あるいは3本
のバンド電極を用いており、2枚あるいは3枚の金属の
薄膜を絶縁性薄膜を介して挟み、その端面を研磨してバ
ンド電極としている。電気化学発光では、電気化学発光
生成物が再び電気化学反応の出発物質となるレドックス
サイクルを利用するため、バンド電極の数が多いほど再
反応の割合が上昇し、反応効率を上げることができる。
リソグラフィ技術を利用すれば、数ミクロンの間隔の多
数のバンド電極(櫛形電極)を容易に作製することがで
き、発光効率を著しく向上させることができる。また薄
層セルの場合とは異なり、セルの内容積の大きさに制限
はなく、電解によって濃度の低下した出発物質を十分に
供給することができる反面、溶液量を多くすると必然的
に溶液層が厚くなり、溶液による再吸収のための光強度
の低下といった問題点も生じる。また電極間隔が数ミク
ロン程度にもなればもはや支持電解質は必要としなくな
る。
【0008】一方、電気化学発光の効率を下げている大
きな要因の1つは、溶液中の水の存在であり、水は強力
な消光剤であるので、支持電解質からの水の混入の心配
がなくなると、更なる効率の増大が期待できる。また水
の混入の少ない極性の低い溶媒の使用も可能になる。更
に、極性の低い溶媒では、発光材料としても利用可能な
エキサイプレックスを安定に形成しやすく、発光材料に
幅を持たせることができる。
きな要因の1つは、溶液中の水の存在であり、水は強力
な消光剤であるので、支持電解質からの水の混入の心配
がなくなると、更なる効率の増大が期待できる。また水
の混入の少ない極性の低い溶媒の使用も可能になる。更
に、極性の低い溶媒では、発光材料としても利用可能な
エキサイプレックスを安定に形成しやすく、発光材料に
幅を持たせることができる。
【0009】有機色素からの発光を利用した色素レーザ
は、パルス発振、CW(持続波、continuous wave)発
振が可能で、チューナブルなレーザであるが、発振させ
るためには、光ポンピングのための別のレーザやフラッ
シュランプ等が必要であった。このため、色素レーザ
は、スペクトロスコピーや分析化学の分野での強力なツ
ールとなり得るが、コストが高く広い設置場所が必要で
あった。半導体を用いたレーザでチューナブルなものは
あるが、可視の広い領域に渡って単一の素子で波長選択
可能なレーザは実現されていない。電気化学発光によっ
てレーザが実現できれば、上記の問題点を解決すること
ができるが、電気化学発光の効率は低く、レーザ発振に
は至っていない。電気化学発光で放出される光は等方的
であるため、半分程度しか利用されていない。ワイトマ
ンらのバンド電極においても有効利用されておらず、か
つ厚い溶液層を通して観測しているため、発光強度はさ
らに低下している。
は、パルス発振、CW(持続波、continuous wave)発
振が可能で、チューナブルなレーザであるが、発振させ
るためには、光ポンピングのための別のレーザやフラッ
シュランプ等が必要であった。このため、色素レーザ
は、スペクトロスコピーや分析化学の分野での強力なツ
ールとなり得るが、コストが高く広い設置場所が必要で
あった。半導体を用いたレーザでチューナブルなものは
あるが、可視の広い領域に渡って単一の素子で波長選択
可能なレーザは実現されていない。電気化学発光によっ
てレーザが実現できれば、上記の問題点を解決すること
ができるが、電気化学発光の効率は低く、レーザ発振に
は至っていない。電気化学発光で放出される光は等方的
であるため、半分程度しか利用されていない。ワイトマ
ンらのバンド電極においても有効利用されておらず、か
つ厚い溶液層を通して観測しているため、発光強度はさ
らに低下している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
気化学発光による表示デバイスやレーザ装置は、構造が
簡単で材料や周辺装置も安価であり、製造コストを低く
することができるが、発光効率が低いので、実用化する
ことができないという問題があった。
気化学発光による表示デバイスやレーザ装置は、構造が
簡単で材料や周辺装置も安価であり、製造コストを低く
することができるが、発光効率が低いので、実用化する
ことができないという問題があった。
【0011】本発明の目的は、上記課題を解決するため
に、高い効率で電気化学発光を起こすことができる電気
化学発光セルを提供することにある。
に、高い効率で電気化学発光を起こすことができる電気
化学発光セルを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明の電気化学発光セルは、電気化学発光物質
の溶液と、前記溶液に電位を印加する電極と、前記溶液
および前記電極とを収容する容器とを含んでなる電気化
学発光セルにおいて、前記容器は透明な材料で形成し、
前記電極は絶縁性基板上に形成された微小な間隙で隔て
られた複数のパターン状の電極で構成し、前記容器の外
側に光共振器を配設する。
に、本願発明の電気化学発光セルは、電気化学発光物質
の溶液と、前記溶液に電位を印加する電極と、前記溶液
および前記電極とを収容する容器とを含んでなる電気化
学発光セルにおいて、前記容器は透明な材料で形成し、
前記電極は絶縁性基板上に形成された微小な間隙で隔て
られた複数のパターン状の電極で構成し、前記容器の外
側に光共振器を配設する。
【0013】また、電気化学発光物質の溶液と、前記溶
液に電位を印加する電極と、前記溶液および前記電極と
を収容する容器とを含んでなる電気化学発光セルにおい
て、前記容器は透明な材料で形成し、前記電極は絶縁性
基板上に形成された微小な間隙で隔てられた複数のパタ
ーン状の電極で構成し、該パターン状の電極を一方の鏡
とし、該電極と前記容器の外側に配設された他方の鏡と
で光共振器を構成する。
液に電位を印加する電極と、前記溶液および前記電極と
を収容する容器とを含んでなる電気化学発光セルにおい
て、前記容器は透明な材料で形成し、前記電極は絶縁性
基板上に形成された微小な間隙で隔てられた複数のパタ
ーン状の電極で構成し、該パターン状の電極を一方の鏡
とし、該電極と前記容器の外側に配設された他方の鏡と
で光共振器を構成する。
【0014】これらの場合、前記容器に前記溶液を供給
および排出する構造を備える。
および排出する構造を備える。
【0015】また、これらの場合、前記溶液の屈折率
が、前記容器を構成する材料の屈折率よりも高くなるよ
うにする。
が、前記容器を構成する材料の屈折率よりも高くなるよ
うにする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電気化学発光セ
ルの基本構成を示す斜視図である。
ルの基本構成を示す斜視図である。
【0017】図に示す電気化学発光セルは、絶縁性基板
1の上面に微小間隔をもって配置された第1の電極2及
び第2の電極3と、第1の電極2と第2の電極3とをそ
れぞれ外部回路へ電気的に接続して電圧を印加する第1
の電極端子4と第2の電極端子5と、電気化学発光物質
を含む溶液を収容する容器7と、容器7を挟んで配設さ
れた光共振器8とを含んで構成されている。容器7は、
第1の電極2及び第2の電極3の電極面が内部溶液に接
するような構造で、かつ光が取り出せるように透明な材
料で形成されている。配線部分は、配線部分で電極反応
が生じないように、第1の電極端子4及び第2の電極端
子5と第1の電極2及び第2の電極3の開口部分6を除
いて、絶縁層で被覆する。
1の上面に微小間隔をもって配置された第1の電極2及
び第2の電極3と、第1の電極2と第2の電極3とをそ
れぞれ外部回路へ電気的に接続して電圧を印加する第1
の電極端子4と第2の電極端子5と、電気化学発光物質
を含む溶液を収容する容器7と、容器7を挟んで配設さ
れた光共振器8とを含んで構成されている。容器7は、
第1の電極2及び第2の電極3の電極面が内部溶液に接
するような構造で、かつ光が取り出せるように透明な材
料で形成されている。配線部分は、配線部分で電極反応
が生じないように、第1の電極端子4及び第2の電極端
子5と第1の電極2及び第2の電極3の開口部分6を除
いて、絶縁層で被覆する。
【0018】このような構成の電気化学発光セルにおい
て、容器7内に電気化学発光物質を含む溶液を注入し、
第1の電極端子4と第2の電極端子5とに電圧を印加し
て、第1の電極端子4と第2の電極端子5との間で発生
する発光を光共振器8で増幅して取り出すことにより、
発光デバイスやレーザを実現する。
て、容器7内に電気化学発光物質を含む溶液を注入し、
第1の電極端子4と第2の電極端子5とに電圧を印加し
て、第1の電極端子4と第2の電極端子5との間で発生
する発光を光共振器8で増幅して取り出すことにより、
発光デバイスやレーザを実現する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定さ
れるものではない。
詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定さ
れるものではない。
【0020】(第1実施例)図2は、本発明の第1実施
例である電気化学発光セルの構造を示す側断面図であ
る。
例である電気化学発光セルの構造を示す側断面図であ
る。
【0021】本実施例においては、噛み合った白金製の
櫛形の電極(請求項1、2におけるパターン状の電極に
相当する。)12、13が透明な絶縁性基板である石英
基板11の下面に形成された電気化学発光セルと、その
発光デバイスへの適用例を示す。
櫛形の電極(請求項1、2におけるパターン状の電極に
相当する。)12、13が透明な絶縁性基板である石英
基板11の下面に形成された電気化学発光セルと、その
発光デバイスへの適用例を示す。
【0022】本実施例の電気化学発光セルを製作するた
めに、先ず、直径3インチの円板状の石英基板上に、露
光装置を用いて、噛み合った櫛形の電極(請求項1、2
におけるパターン状の電極に相当する。)12、13、
参照電極20、外部電極(対抗電極)21、端子部分
(図示しない)のレジストパターンを形成し、スパッタ
装置でチタン、白金の順にスパッタ堆積し、メチルエチ
ルケトン中に浸漬し超音波洗浄器を用いてリフトオフ
し、噛み合った櫛形の電極12、13、参照電極20、
外部電極21、端子部分のパターン以外の金属部分を基
板より剥離した。白金の膜厚は約800Å程度とした。
リード部分を絶縁層で被覆するために、石英基板11に
チッ化シリコン膜をスパッタ装置で形成し、反応性エッ
チング装置で、噛み合った櫛形の電極12、13部分、
参照電極20部分、外部電極21部分、端子部分のチッ
化シリコン膜を除去したのち、石英基板11を所定の寸
法にダイシングソーで切り出した。作製した噛み合った
櫛形の電極12、13の電極幅は約2μm、ギャップは
約2μm、櫛の歯の長さは約2mm、櫛の歯の本数は2
50対とした。
めに、先ず、直径3インチの円板状の石英基板上に、露
光装置を用いて、噛み合った櫛形の電極(請求項1、2
におけるパターン状の電極に相当する。)12、13、
参照電極20、外部電極(対抗電極)21、端子部分
(図示しない)のレジストパターンを形成し、スパッタ
装置でチタン、白金の順にスパッタ堆積し、メチルエチ
ルケトン中に浸漬し超音波洗浄器を用いてリフトオフ
し、噛み合った櫛形の電極12、13、参照電極20、
外部電極21、端子部分のパターン以外の金属部分を基
板より剥離した。白金の膜厚は約800Å程度とした。
リード部分を絶縁層で被覆するために、石英基板11に
チッ化シリコン膜をスパッタ装置で形成し、反応性エッ
チング装置で、噛み合った櫛形の電極12、13部分、
参照電極20部分、外部電極21部分、端子部分のチッ
化シリコン膜を除去したのち、石英基板11を所定の寸
法にダイシングソーで切り出した。作製した噛み合った
櫛形の電極12、13の電極幅は約2μm、ギャップは
約2μm、櫛の歯の長さは約2mm、櫛の歯の本数は2
50対とした。
【0023】この石英基板11の下面に形成された噛み
合った櫛形の電極12、13に対向するように鏡面研磨
した白金電極14を上面に設置したブロック15を、厚
さ約12μmのテフロンスペーサ16を介して配置し
た。このブロック15には液体を供給、排出する流路1
7、18が設けられており、櫛形の電極12、13と白
金電極14とテフロンスペーサ16とで、溶液を収容す
る容器19を構成した。また、あらかじめ参照電極20
の白金上に、銀メッキ液を用いて銀の電析20aを設け
た。石英基板11の下面に設けた外部電極21は、電気
化学測定を行う際に使用する。
合った櫛形の電極12、13に対向するように鏡面研磨
した白金電極14を上面に設置したブロック15を、厚
さ約12μmのテフロンスペーサ16を介して配置し
た。このブロック15には液体を供給、排出する流路1
7、18が設けられており、櫛形の電極12、13と白
金電極14とテフロンスペーサ16とで、溶液を収容す
る容器19を構成した。また、あらかじめ参照電極20
の白金上に、銀メッキ液を用いて銀の電析20aを設け
た。石英基板11の下面に設けた外部電極21は、電気
化学測定を行う際に使用する。
【0024】以上の構成の容器19にルテニウム錯体約
1mM(mMは10-3mol/lの意、以下同じ)を含む
DMSO(ジメチルスルホキシド)溶液を注入した後、
流路17、18を封止した。ポテンシオスタットを用
い、参照電極20に対して櫛形の電極12、13の一方
の電位を1.6V、他方の電位を−1.6Vに設定し、
櫛形の電極12、13の裏面より観察したところ、橙色
の発光を観測することができた。櫛形の電極12、13
に対向する位置に鏡面研磨した白金電極14がある場合
に比べ、白金電極14が無い場合の発光強度は弱かっ
た。このことから、櫛形の電極12、13に対向する位
置に鏡(白金電極14)を配置することによって発光強
度を上げられることが確認できた。
1mM(mMは10-3mol/lの意、以下同じ)を含む
DMSO(ジメチルスルホキシド)溶液を注入した後、
流路17、18を封止した。ポテンシオスタットを用
い、参照電極20に対して櫛形の電極12、13の一方
の電位を1.6V、他方の電位を−1.6Vに設定し、
櫛形の電極12、13の裏面より観察したところ、橙色
の発光を観測することができた。櫛形の電極12、13
に対向する位置に鏡面研磨した白金電極14がある場合
に比べ、白金電極14が無い場合の発光強度は弱かっ
た。このことから、櫛形の電極12、13に対向する位
置に鏡(白金電極14)を配置することによって発光強
度を上げられることが確認できた。
【0025】また、鏡が存在する場合の発光パターンを
詳細に検討したところ、発光パターンは回折パターンを
生じていることがわかった。この回折パターンは、櫛形
の電極12、13を多重スリットとし、このスリットに
同一位相の平面波が入射した場合のパターンと一致し
た。励起状態にある分子は電極ギャップを中心に電気化
学発光セル内に多数存在しており、自然発光の場合には
各分子はそれぞれ独立に発光するが、励起状態にある分
子の密度が高くなり、光共振器の中にある場合には誘導
放出が起きるようになり、位相が揃った波となる。本実
施例における構成においても、鏡面の白金電極14と白
金の櫛形の電極12、13とで光共振器が構成され、電
気化学発光が誘導放出により、同一位相の平面波とな
り、櫛形の電極12、13のスリットを通った結果、回
折パターンを生じたものである。
詳細に検討したところ、発光パターンは回折パターンを
生じていることがわかった。この回折パターンは、櫛形
の電極12、13を多重スリットとし、このスリットに
同一位相の平面波が入射した場合のパターンと一致し
た。励起状態にある分子は電極ギャップを中心に電気化
学発光セル内に多数存在しており、自然発光の場合には
各分子はそれぞれ独立に発光するが、励起状態にある分
子の密度が高くなり、光共振器の中にある場合には誘導
放出が起きるようになり、位相が揃った波となる。本実
施例における構成においても、鏡面の白金電極14と白
金の櫛形の電極12、13とで光共振器が構成され、電
気化学発光が誘導放出により、同一位相の平面波とな
り、櫛形の電極12、13のスリットを通った結果、回
折パターンを生じたものである。
【0026】また、流路17、18を封止せずに、溶液
を流しながら発光させたところ、発光強度は増大した。
これは、流れによって櫛形の電極12、13に出発物質
が効率的に供給され、またラジカル同士が混じり易くな
ったためである。
を流しながら発光させたところ、発光強度は増大した。
これは、流れによって櫛形の電極12、13に出発物質
が効率的に供給され、またラジカル同士が混じり易くな
ったためである。
【0027】次に溶媒をアセトニトリルに変えたとこ
ろ、発光は不安定になり、発光強度は減少した。石英、
DMSO、アセトニトリルの屈折率はそれぞれ、1.4
6、1.48、1.34であるため、石英セルとDMS
Oでは光導波路の構成になるために、全反射する割合が
高くなり、誘導放出も起こりやすくなるためである。
ろ、発光は不安定になり、発光強度は減少した。石英、
DMSO、アセトニトリルの屈折率はそれぞれ、1.4
6、1.48、1.34であるため、石英セルとDMS
Oでは光導波路の構成になるために、全反射する割合が
高くなり、誘導放出も起こりやすくなるためである。
【0028】(第2実施例)本実施例においては、2種
類の発光物質を混合したときの効果と発光デバイスへの
適用例を示す。
類の発光物質を混合したときの効果と発光デバイスへの
適用例を示す。
【0029】図2に示す第1実施例と同様な構成の電気
化学発光物質溶液の容器19にDPA(ジフェニルアン
トラセン)約5mMとルブレン約0.1mMを含むDM
F(ジメチルホルムアミド)溶液を注入し、流路17、
18を封止した後、噛み合った櫛形の電極12、13に
電源を接続した。櫛形の電極12、13の裏面から垂直
に出射する光を分光器で分光した。2.3Vの電圧を印
加すると、550nmを中心波長とする発光を観測し
た。電圧を6.0Vに上げると、550nmの発光に加
え、440nmを中心波長とする発光を観測した。ま
た、第1実施例と同様の櫛形の電極12、13に対向す
る位置に鏡面研磨した白金電極14がある場合に比べ、
白金電極14が無い場合の発光強度は弱かった。このこ
とから、櫛形の電極12、13に対向する位置に鏡(白
金電極14)を配置することによって発光強度を上げら
れることが確認できた。550nmの発光はルブレンに
よるものである。2.3Vの電位差ではルブレンのみ酸
化還元し、DPAは電極反応を起こさず、電圧を6.0
Vに上げるとルブレンとDPAの両方が電解を起こし、
両者が発光するためである。このように、酸化還元電位
が異なる電気化学発光物質の混合溶液では、電極電位を
制御することによって、発光波長を制御することができ
た。
化学発光物質溶液の容器19にDPA(ジフェニルアン
トラセン)約5mMとルブレン約0.1mMを含むDM
F(ジメチルホルムアミド)溶液を注入し、流路17、
18を封止した後、噛み合った櫛形の電極12、13に
電源を接続した。櫛形の電極12、13の裏面から垂直
に出射する光を分光器で分光した。2.3Vの電圧を印
加すると、550nmを中心波長とする発光を観測し
た。電圧を6.0Vに上げると、550nmの発光に加
え、440nmを中心波長とする発光を観測した。ま
た、第1実施例と同様の櫛形の電極12、13に対向す
る位置に鏡面研磨した白金電極14がある場合に比べ、
白金電極14が無い場合の発光強度は弱かった。このこ
とから、櫛形の電極12、13に対向する位置に鏡(白
金電極14)を配置することによって発光強度を上げら
れることが確認できた。550nmの発光はルブレンに
よるものである。2.3Vの電位差ではルブレンのみ酸
化還元し、DPAは電極反応を起こさず、電圧を6.0
Vに上げるとルブレンとDPAの両方が電解を起こし、
両者が発光するためである。このように、酸化還元電位
が異なる電気化学発光物質の混合溶液では、電極電位を
制御することによって、発光波長を制御することができ
た。
【0030】以上示したように本発明では、印加電圧の
制御で表示色を変化させることができ、デバイスへの応
用が可能である。
制御で表示色を変化させることができ、デバイスへの応
用が可能である。
【0031】(第3実施例)図3は、本発明の第3実施
例の電気化学発光セルの構成を示す分解斜視図である。
例の電気化学発光セルの構成を示す分解斜視図である。
【0032】図に示す電気化学発光セルは、透明な絶縁
性基板上に構成された噛み合った櫛形の電極31と、櫛
形の電極(請求項1、2におけるパターン状の電極に相
当する。)31を収容するとともに櫛形の電極31の下
側に溶液溜め36を構成する透明な石英製の容器33
と、第1の凹面鏡42と第2の凹面鏡43とからなる光
共振器とを含んで構成される。
性基板上に構成された噛み合った櫛形の電極31と、櫛
形の電極(請求項1、2におけるパターン状の電極に相
当する。)31を収容するとともに櫛形の電極31の下
側に溶液溜め36を構成する透明な石英製の容器33
と、第1の凹面鏡42と第2の凹面鏡43とからなる光
共振器とを含んで構成される。
【0033】本実施例の場合も第1実施例の場合と同様
な方法で、電極幅約5μm、ギャップ約5μm、櫛の歯
の長さ約8mm、櫛の歯の本数250対の、噛み合った
櫛形の電極31を透明石英基板上に作製し、約40mm
×約9.5mmのサイズに切り出した。この櫛形の電極
31にパッキン付き電極押さえ32を取り付けた後、幅
約12.5mm、高さ約12.5mm、奥行き約35m
mの石英製の容器33の中央に装填した。石英製の容器
33には、溶液を供給及び排出するための流路34、3
5が設けられてあり、また櫛形の電極31の下面に接し
て溶液溜め36が設けられている。この石英製の容器3
3を金属のフレーム37に組み入れ、フレーム37には
溶液を補給及び排出するためのフランジ38、39を取
り付け、フランジ38、39にテフロン製のチューブ4
0、41を取り付けた。チューブ40、41のうち、供
給側のチューブにはシリンジポンプ(図示しない)を、
排出側のチューブには廃液溜め(図示しない)を接続
し、石英製の容器33に溶液が流せるようにした。
な方法で、電極幅約5μm、ギャップ約5μm、櫛の歯
の長さ約8mm、櫛の歯の本数250対の、噛み合った
櫛形の電極31を透明石英基板上に作製し、約40mm
×約9.5mmのサイズに切り出した。この櫛形の電極
31にパッキン付き電極押さえ32を取り付けた後、幅
約12.5mm、高さ約12.5mm、奥行き約35m
mの石英製の容器33の中央に装填した。石英製の容器
33には、溶液を供給及び排出するための流路34、3
5が設けられてあり、また櫛形の電極31の下面に接し
て溶液溜め36が設けられている。この石英製の容器3
3を金属のフレーム37に組み入れ、フレーム37には
溶液を補給及び排出するためのフランジ38、39を取
り付け、フランジ38、39にテフロン製のチューブ4
0、41を取り付けた。チューブ40、41のうち、供
給側のチューブにはシリンジポンプ(図示しない)を、
排出側のチューブには廃液溜め(図示しない)を接続
し、石英製の容器33に溶液が流せるようにした。
【0034】更に,フレーム37に一対の第1の凹面鏡
42と第2の凹面鏡43とを、鏡面が互いに対向するよ
うに取り付けた。第1の凹面鏡42と第2の凹面鏡43
の曲率半径は共に約5cmで、第1の凹面鏡42の反射
率は可視光領域でほぼ100%になるように誘電体多層
蒸着膜をコートしたものを用い、第2の凹面鏡43は透
過率が約1%、反射率が約99%のものを用いた。両凹
面鏡の光軸が櫛形の電極31の櫛の歯の方向に一致する
ように調整した。
42と第2の凹面鏡43とを、鏡面が互いに対向するよ
うに取り付けた。第1の凹面鏡42と第2の凹面鏡43
の曲率半径は共に約5cmで、第1の凹面鏡42の反射
率は可視光領域でほぼ100%になるように誘電体多層
蒸着膜をコートしたものを用い、第2の凹面鏡43は透
過率が約1%、反射率が約99%のものを用いた。両凹
面鏡の光軸が櫛形の電極31の櫛の歯の方向に一致する
ように調整した。
【0035】上記構成の本実施例の電気化学発光セルに
おいて、シリンジポンプ(図示しない)より、ルテニウ
ムビピリジン錯体([Ru(bpy)3]2+)約10mMを含
むDMSO溶液を石英製の容器33に注入し、ポテンシ
オスタットを用いて、参照電極に対して一方の櫛形の電
極の電位を1.8V、もう一方の櫛形の電極の電位を−
1.8Vに設定し、電解を行ったところ、橙色の指向性
の強い位相の揃った光が、第2の凹面鏡43の中央から
出射し、レーザ発振することができた。第1実施例及び
第2実施例ではレーザ発振には至らなかったが、本実施
例では光共振器を電極長方向に設置しているために、鏡
や溶液の吸収による損失よりも利得を大きくすることが
できたためである。また、凹面鏡の曲率も安定領域にあ
るため、定在波が安定に存在できるためである。
おいて、シリンジポンプ(図示しない)より、ルテニウ
ムビピリジン錯体([Ru(bpy)3]2+)約10mMを含
むDMSO溶液を石英製の容器33に注入し、ポテンシ
オスタットを用いて、参照電極に対して一方の櫛形の電
極の電位を1.8V、もう一方の櫛形の電極の電位を−
1.8Vに設定し、電解を行ったところ、橙色の指向性
の強い位相の揃った光が、第2の凹面鏡43の中央から
出射し、レーザ発振することができた。第1実施例及び
第2実施例ではレーザ発振には至らなかったが、本実施
例では光共振器を電極長方向に設置しているために、鏡
や溶液の吸収による損失よりも利得を大きくすることが
できたためである。また、凹面鏡の曲率も安定領域にあ
るため、定在波が安定に存在できるためである。
【0036】(第4実施例)図4は、本発明の第4実施
例の電気化学発光セルの構成を示す分解斜視図である。
例の電気化学発光セルの構成を示す分解斜視図である。
【0037】本実施例では、波長選択可能な発光デバイ
スについて説明する。
スについて説明する。
【0038】本実施例においては、図3に示す第3実施
例における第1の凹面鏡(反射率約100%)42をプ
リズム51と回折格子52とに置き換え、第2の凹面鏡
(反射率約99%、透過率約1%)43の光軸に対し
て、回折格子の角度が自由に変えられるようにした。次
に、DPAとルブレンとルテニウムビピリジン錯体
([Ru(bpy)3]2+)の混合溶液を調整した。各色素の
濃度比は、単独で発光させた場合に発光強度が等しくな
るようにあらかじめ決めておいた。この混合溶液をシリ
ンジポンプ(図示しない)で上記のセルに流し、櫛形の
電極31間に約6Vの電位を印加した。
例における第1の凹面鏡(反射率約100%)42をプ
リズム51と回折格子52とに置き換え、第2の凹面鏡
(反射率約99%、透過率約1%)43の光軸に対し
て、回折格子の角度が自由に変えられるようにした。次
に、DPAとルブレンとルテニウムビピリジン錯体
([Ru(bpy)3]2+)の混合溶液を調整した。各色素の
濃度比は、単独で発光させた場合に発光強度が等しくな
るようにあらかじめ決めておいた。この混合溶液をシリ
ンジポンプ(図示しない)で上記のセルに流し、櫛形の
電極31間に約6Vの電位を印加した。
【0039】透過率が約1%の凹面鏡の中央から出射す
るレーザ光の波長は、回折格子52の角度を変えること
によって、可視領域にわたって自由に選択することがで
きた。DPA、ルブレン、ルテニウムビピリジン錯体
([Ru(bpy)3]2+)の発光の中心波長はそれぞれ、4
40、550、610nmにあり、それぞれ幅の広いス
ペクトルのため、混合溶液からの発光は可視光線のほぼ
全領域をカバーできる。このため、回折格子で必要な波
長を選択することができる。
るレーザ光の波長は、回折格子52の角度を変えること
によって、可視領域にわたって自由に選択することがで
きた。DPA、ルブレン、ルテニウムビピリジン錯体
([Ru(bpy)3]2+)の発光の中心波長はそれぞれ、4
40、550、610nmにあり、それぞれ幅の広いス
ペクトルのため、混合溶液からの発光は可視光線のほぼ
全領域をカバーできる。このため、回折格子で必要な波
長を選択することができる。
【0040】以上示したように、電気化学発光セルの光
共振器の一方に回折格子などの波長選択性素子を用いる
ことで、チューナブルな電気化学発光レーザを実現する
ことが示された。
共振器の一方に回折格子などの波長選択性素子を用いる
ことで、チューナブルな電気化学発光レーザを実現する
ことが示された。
【0041】上記実施例においては、電極に白金を用い
た場合を例として示したが、電極の材料としては、金、
銀、銅、パラジウム、クロム、チタン、ステンレスなど
の金属、p型およびn型シリコン、p型およびn型ゲル
マニウム、ガリウムリン、ガリウム砒素、ITO(イン
ジウムスズ酸化物)、酸化インジウム(In2O3)、酸
化スズ(SnO2)、酸化カドミウム(CdO)、カド
ミウムスズ酸化物(Cd2SnO4)などの半導体、グラ
ッシーカーボン、導電性カーボンペースト、導電性カー
ボン膜などの半金属材料等を用いることができる。
た場合を例として示したが、電極の材料としては、金、
銀、銅、パラジウム、クロム、チタン、ステンレスなど
の金属、p型およびn型シリコン、p型およびn型ゲル
マニウム、ガリウムリン、ガリウム砒素、ITO(イン
ジウムスズ酸化物)、酸化インジウム(In2O3)、酸
化スズ(SnO2)、酸化カドミウム(CdO)、カド
ミウムスズ酸化物(Cd2SnO4)などの半導体、グラ
ッシーカーボン、導電性カーボンペースト、導電性カー
ボン膜などの半金属材料等を用いることができる。
【0042】また、電極の基板材料として石英を用いた
場合を例として示したが、ガラス、表面を酸化処理した
シリコン、酸化アルミニウム、テンパックス、プラスチ
ックなどの絶縁材料を用いることができる。
場合を例として示したが、ガラス、表面を酸化処理した
シリコン、酸化アルミニウム、テンパックス、プラスチ
ックなどの絶縁材料を用いることができる。
【0043】また、電極や溶液を収容する容器の材料と
して石英を用いた場合を例として示したが、透明性の高
いガラス、テンパックス、プラスチック、酸化シリコン
などを用いることができる。
して石英を用いた場合を例として示したが、透明性の高
いガラス、テンパックス、プラスチック、酸化シリコン
などを用いることができる。
【0044】また、電気化学発光物質としては、電極で
酸化還元され、カチオンラジカル、アニオンラジカルの
両方を生成する色素として、DPA(9,10-ジフェニル
アントラセン、9,10-diphenylanthracene)、ルブレ
ン、ルテニウムビピリジン錯体([Ru(bpy)3]2+)、
ADMA((p-9-アンスリル)-N,N-ジメチルアニリ
ン、(p-9-anthryl)-N,N-dimethylaniline)、Py-D
MA(p-(1-ピレニル)-N,N-ジメチルアニリン、p-(1-
pyrenyl)-N,N-dimethylaniline)等が挙げられる。ま
たカチオンラジカル、アニオンラジカルのどちらか一方
を生成し、他方を生成する物質と混合する材料として、
ピレン(pyrene)、TH(シアンスレン、thianthren
e)、TPTA(トリ(p-ジメチルアミノフェニル)アミ
ン、tris(p-dimethylaminophenyl)amine)、TMPD
(テトラメチル-p-フェニレンジアミン、tetramethyl-p
-phenylenediamine)、10-MP(10-メチルフェノチア
ジン、10-methylphenothiazine)、FA(フルオランテ
ン、fluoranthene)、ルミノール等が挙げられる。また
色素レーザ用の色素クマリン-2(coumarin-2)、クマリ
ン-30(coumarin-30)、オキサジン-1(oxazine-1)、
ローダミン-B(rhodamine-B)、ローダミン-6G(rho
damine-6G)等も用いることができる。
酸化還元され、カチオンラジカル、アニオンラジカルの
両方を生成する色素として、DPA(9,10-ジフェニル
アントラセン、9,10-diphenylanthracene)、ルブレ
ン、ルテニウムビピリジン錯体([Ru(bpy)3]2+)、
ADMA((p-9-アンスリル)-N,N-ジメチルアニリ
ン、(p-9-anthryl)-N,N-dimethylaniline)、Py-D
MA(p-(1-ピレニル)-N,N-ジメチルアニリン、p-(1-
pyrenyl)-N,N-dimethylaniline)等が挙げられる。ま
たカチオンラジカル、アニオンラジカルのどちらか一方
を生成し、他方を生成する物質と混合する材料として、
ピレン(pyrene)、TH(シアンスレン、thianthren
e)、TPTA(トリ(p-ジメチルアミノフェニル)アミ
ン、tris(p-dimethylaminophenyl)amine)、TMPD
(テトラメチル-p-フェニレンジアミン、tetramethyl-p
-phenylenediamine)、10-MP(10-メチルフェノチア
ジン、10-methylphenothiazine)、FA(フルオランテ
ン、fluoranthene)、ルミノール等が挙げられる。また
色素レーザ用の色素クマリン-2(coumarin-2)、クマリ
ン-30(coumarin-30)、オキサジン-1(oxazine-1)、
ローダミン-B(rhodamine-B)、ローダミン-6G(rho
damine-6G)等も用いることができる。
【0045】溶媒としては電位窓の広い溶媒、ACN
(アセトニトリル、acetonitrile)、BZ(ベンゼン、
benzene)、BZN(ベンゼンニトリル、benzonitril
e)、DME(ジメトキシエタン、dimethoxyethane)、
TOL(トルエン、toluene)、THF(テトラヒドロ
フラン、tetrahydrofuran)、N,N-DMF(N,N-ジ
メチルホルムアミド、N,N-dimethylformamide)、D
MSO(ジメチルスルホキシド、dimethylsulfoxide)
等が用いることができる。また、屈折率や溶解度を調整
するために、混合して用いてもよい。
(アセトニトリル、acetonitrile)、BZ(ベンゼン、
benzene)、BZN(ベンゼンニトリル、benzonitril
e)、DME(ジメトキシエタン、dimethoxyethane)、
TOL(トルエン、toluene)、THF(テトラヒドロ
フラン、tetrahydrofuran)、N,N-DMF(N,N-ジ
メチルホルムアミド、N,N-dimethylformamide)、D
MSO(ジメチルスルホキシド、dimethylsulfoxide)
等が用いることができる。また、屈折率や溶解度を調整
するために、混合して用いてもよい。
【0046】複数の電極をミクロンまたはサブミクロン
オーダーの微小間隙に配置して作製する方法としてはフ
ォトリソグラフィとドライエッチング法、あるいはリフ
トオフ法、あるいはイオンミリング法などの微細加工技
術を組み合わせて基板上に作製する方法、あるいは走査
型トンネル顕微鏡(STM)等のようにピエゾ素子を利
用して導電体の上に微小電極を接近させる方法などが挙
げられる。
オーダーの微小間隙に配置して作製する方法としてはフ
ォトリソグラフィとドライエッチング法、あるいはリフ
トオフ法、あるいはイオンミリング法などの微細加工技
術を組み合わせて基板上に作製する方法、あるいは走査
型トンネル顕微鏡(STM)等のようにピエゾ素子を利
用して導電体の上に微小電極を接近させる方法などが挙
げられる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高い効率で電気化学発光を起こすことができる電気化学
発光セルの実現が可能となるという効果がある。効果の
詳細は以下の通りである。
高い効率で電気化学発光を起こすことができる電気化学
発光セルの実現が可能となるという効果がある。効果の
詳細は以下の通りである。
【0048】本発明においては、櫛型電極(作用電極)
の間隔をミクロンオーダー以下にまで接近させ、直流駆
動するので、カチオンとアニオンを定常的に発生させる
ことができ、寿命が短いラジカル同士の衝突確率を上げ
ることができ、充電電流の損失のない、高効率の発光を
定常的に発生させることが可能となるという効果があ
る。
の間隔をミクロンオーダー以下にまで接近させ、直流駆
動するので、カチオンとアニオンを定常的に発生させる
ことができ、寿命が短いラジカル同士の衝突確率を上げ
ることができ、充電電流の損失のない、高効率の発光を
定常的に発生させることが可能となるという効果があ
る。
【0049】また、レドックスサイクルを高効率で実現
できる電極配置となっているので、発光強度を著しく増
大させることができるという効果がある。
できる電極配置となっているので、発光強度を著しく増
大させることができるという効果がある。
【0050】また、平行平板型薄層セルよりも電極間隔
を狭くすることができるので、発光領域を広くとること
ができるという効果がある。
を狭くすることができるので、発光領域を広くとること
ができるという効果がある。
【0051】また、薄層セル型では光を取り出す必要上
少なくとも一方の電極は透明でなければならないが、本
発明における電極にこのような材料的制約はないという
効果がある。
少なくとも一方の電極は透明でなければならないが、本
発明における電極にこのような材料的制約はないという
効果がある。
【0052】また、消光剤としての作用があり発光強度
を下げる支持電解質を必要としないので、発光損失が少
なく、溶媒の種類を幅広く選択でき、極性の低い溶媒の
使用も可能となり、溶液容器の材質より高い屈折率の溶
媒を用いることで発光効率を上げることができ、エキサ
イプレックス等も発光材料として利用できる等の効果が
ある。
を下げる支持電解質を必要としないので、発光損失が少
なく、溶媒の種類を幅広く選択でき、極性の低い溶媒の
使用も可能となり、溶液容器の材質より高い屈折率の溶
媒を用いることで発光効率を上げることができ、エキサ
イプレックス等も発光材料として利用できる等の効果が
ある。
【0053】また、本発明では溶液を流しながら発光さ
せることも可能であるので、出発物質の電極への供給量
に制限はなく、電極に出発物質を効率的に供給すること
ができ、またラジカル同士が混じりやすくなるために発
光強度を増大させることができるという効果がある。
せることも可能であるので、出発物質の電極への供給量
に制限はなく、電極に出発物質を効率的に供給すること
ができ、またラジカル同士が混じりやすくなるために発
光強度を増大させることができるという効果がある。
【0054】また、本発明の櫛型電極と対向する位置に
鏡を配置した薄層セル構成では、櫛型電極と鏡とで光共
振器を構成するので、誘導放射が起き、光を効率的に取
り出すことができ、あるいは増幅作用を起こすことがで
き、位相の揃った平面波が形成され、利得が吸収を上回
る構成にすることができ、レーザー発振を行うことがで
きるという効果がある。
鏡を配置した薄層セル構成では、櫛型電極と鏡とで光共
振器を構成するので、誘導放射が起き、光を効率的に取
り出すことができ、あるいは増幅作用を起こすことがで
き、位相の揃った平面波が形成され、利得が吸収を上回
る構成にすることができ、レーザー発振を行うことがで
きるという効果がある。
【0055】また、透明基板上に形成した電極と向かい
合わせに鏡を配置し、電極裏面から観測すれば、観測者
から遠ざかる光も有効に利用することができ、さらに、
鏡と電極を接近させた薄層セル構造にすれば、溶液での
再吸収による損失を小さくすることができるので、電極
自身を鏡面にすれば、光共振器の構成となり、レーザー
発振を行うことができるという効果がある。
合わせに鏡を配置し、電極裏面から観測すれば、観測者
から遠ざかる光も有効に利用することができ、さらに、
鏡と電極を接近させた薄層セル構造にすれば、溶液での
再吸収による損失を小さくすることができるので、電極
自身を鏡面にすれば、光共振器の構成となり、レーザー
発振を行うことができるという効果がある。
【0056】また、平行平板型薄層セルでは媒質層が薄
く十分な利得は期待できないが、セルの長手方向に共振
するような構成とすれば、光共振器の利得が損失を上回
らせることが可能となり、発振させることが可能となる
という効果がある。
く十分な利得は期待できないが、セルの長手方向に共振
するような構成とすれば、光共振器の利得が損失を上回
らせることが可能となり、発振させることが可能となる
という効果がある。
【0057】また、発光色素を複数混合し、印加電圧を
コントロールすることで発光波長を選択できるので、表
示デバイスや、チューナブルなレーザーが非常に簡便に
低コストで実現でき、小型化も容易であるという効果が
ある。
コントロールすることで発光波長を選択できるので、表
示デバイスや、チューナブルなレーザーが非常に簡便に
低コストで実現でき、小型化も容易であるという効果が
ある。
【0058】また、複数のシリンジ内に別々の発光色素
を収容し合流回路を設け、それぞれのシリンジポンプの
送液速度を変えることで色素の濃度比を変化させ、特定
の波長の光強度を強くすることも可能であるという効果
がある。
を収容し合流回路を設け、それぞれのシリンジポンプの
送液速度を変えることで色素の濃度比を変化させ、特定
の波長の光強度を強くすることも可能であるという効果
がある。
【0059】以上説明したように、本発明によれば、高
い効率で電気化学発光を起こすことができ、表示デバイ
スやレーザ装置等、多方面にわたって極めて利用価値が
高いる電気化学発光セルを実現することが可能となると
いう効果がある。
い効率で電気化学発光を起こすことができ、表示デバイ
スやレーザ装置等、多方面にわたって極めて利用価値が
高いる電気化学発光セルを実現することが可能となると
いう効果がある。
【図1】本発明の電気化学発光セルの基本構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明の第1実施例である電気化学発光セルの
構造を示す側断面図である。
構造を示す側断面図である。
【図3】本発明の第3実施例の電気化学発光セルの構成
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例の電気化学発光セルの構成
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
1…絶縁性基板 2…第1の電極 3…第2の電極 4…第1の電極端子 5…第2の電極端子 6…開口部分 7、19、33…容器 8…光共振器 11…石英基板 12、13、31…櫛形の電極 14…白金電極 15…ブロック 16…スペーサ 17、18、34、35…流路 20…参照電極 20a…電析 21…外部電極 32…電極押さえ 36…溶液溜め 37…フレーム 38、39…フランジ 40、41…チューブ 42…第1の凹面鏡 43…第2の凹面鏡 51…プリズム 52…回折格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C09K 11/06 H01S 3/20 B (72)発明者 森田 雅夫 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】電気化学発光物質の溶液と、前記溶液に電
位を印加する電極と、前記溶液および前記電極とを収容
する容器とを含んでなる電気化学発光セルにおいて、前
記容器は透明な材料からなり、前記電極は絶縁性基板上
に形成された微小な間隙で隔てられた複数のパターン状
の電極であり、前記容器の外側に光共振器を配設するこ
とを特徴とする電気化学発光セル。 - 【請求項2】電気化学発光物質の溶液と、前記溶液に電
位を印加する電極と、前記溶液および前記電極とを収容
する容器とを含んでなる電気化学発光セルにおいて、前
記容器は透明な材料からなり、前記電極は絶縁性基板上
に形成された微小な間隙で隔てられた複数のパターン状
の電極であり、該パターン状の電極を一方の鏡とし、該
電極と前記容器の外側に配設された他方の鏡とで光共振
器を構成することを特徴とする電気化学発光セル。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の電気化学
発光セルにおいて、前記容器に前記溶液を供給および排
出する構造を備えることを特徴とする電気化学発光セ
ル。 - 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の電気化学
発光セルにおいて、前記溶液の屈折率が、前記容器を構
成する材料の屈折率よりも高いことを特徴とする電気化
学発光セル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28532496A JPH10135540A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 電気化学発光セル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28532496A JPH10135540A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 電気化学発光セル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10135540A true JPH10135540A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17690077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28532496A Pending JPH10135540A (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 電気化学発光セル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10135540A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001023687A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-26 | Sony Corp | 非水電解質電池 |
| WO2002066885A1 (en) * | 2001-02-20 | 2002-08-29 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Luminescent element |
| US7981526B2 (en) | 2008-03-25 | 2011-07-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Display device |
| US8373359B2 (en) | 2008-09-22 | 2013-02-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Light-emitting device and driving method thereof |
| US8810557B2 (en) | 2008-09-04 | 2014-08-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Display device and method of driving the same |
| JP2021190461A (ja) * | 2020-05-26 | 2021-12-13 | 国立大学法人千葉大学 | 電気化学発光素子 |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP28532496A patent/JPH10135540A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001023687A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-26 | Sony Corp | 非水電解質電池 |
| WO2002066885A1 (en) * | 2001-02-20 | 2002-08-29 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Luminescent element |
| US7981526B2 (en) | 2008-03-25 | 2011-07-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Display device |
| US8810557B2 (en) | 2008-09-04 | 2014-08-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Display device and method of driving the same |
| US8373359B2 (en) | 2008-09-22 | 2013-02-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Light-emitting device and driving method thereof |
| JP2021190461A (ja) * | 2020-05-26 | 2021-12-13 | 国立大学法人千葉大学 | 電気化学発光素子 |
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