JPH10135767A - 弾性表面波素子及びその製造方法 - Google Patents

弾性表面波素子及びその製造方法

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JPH10135767A
JPH10135767A JP8290022A JP29002296A JPH10135767A JP H10135767 A JPH10135767 A JP H10135767A JP 8290022 A JP8290022 A JP 8290022A JP 29002296 A JP29002296 A JP 29002296A JP H10135767 A JPH10135767 A JP H10135767A
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JP
Japan
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acoustic wave
surface acoustic
electrode
weight
film
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JP8290022A
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English (en)
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Tokihiro Nishihara
時弘 西原
Yoshio Sato
良夫 佐藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10WGENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10W72/00Interconnections or connectors in packages
    • H10W72/90Bond pads, in general
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10WGENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10W72/00Interconnections or connectors in packages
    • H10W72/20Bump connectors, e.g. solder bumps or copper pillars; Dummy bumps; Thermal bumps
    • H10W72/281Auxiliary members
    • H10W72/283Reinforcing structures, e.g. bump collars

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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性表面波素子の耐電力性を向上させること
を課題とする。 【解決手段】 基板上に、(1)3〜10重量%のMg
が添加されたAl電極又は(2)3〜10重量%のMg
が添加されたAlからなる第1膜と、x重量%(0<x
≦5)の他の元素が添加されたAlからなる第2膜とを
積層することにより形成された電極を有する弾性表面波
素子により上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性表面波素子及
びその製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、耐
電力性が向上した弾性表面波素子及びその製造方法に関
する。本発明の弾性表面波素子は、例えば自動車電話、
携帯電話等の移動通信端末の弾性表面波素子(共振器、
段間フィルタ、デュプレクサ等)に使用される。
【0002】
【従来の技術】近年、小型で軽量な自動車電話、携帯電
話等の移動通信端末の開発が急速に進められている。こ
の開発に伴い、移動通信端末に使用される部品の小型
化、高性能化が求められている。そのため、高周波(R
F)部の小型化に寄与する弾性表面波(SAW)素子
(共振子、段間フィルタ、デュプレクサ等)の需要も急
速に伸びている。
【0003】上記デュプレクサの内、アンテナデュプレ
クサは、通常RF部のフロントエンド部に位置し、高い
耐電力性が必要とされる。しかしながら、従来のSAW
素子は、耐電力性が十分でなかったので、誘電体フィル
タが使用されていた。ところが、誘電体フィルタは大き
いので、小型化の妨げとなっていた。一方、SAW素子
の高周波化に伴って、SAW素子を構成する電極が微細
になり、例えば準マイクロ波帯フィルタに使用する場
合、その耐電力性が問題となっていた。
【0004】かかるSAW素子の耐電力性を向上させる
ために、以下の技術が報告されている。特開昭63−2
78343号公報には、SAW素子の圧電体ウェハ上に
形成するくし形電極の材料として、Geを0.1〜5重
量%添加したAl合金を用いて、高密度電流によってA
l原子が移動することに起因するエレクトロマイグレー
ションを抑制して欠陥(ボイド)や突起(ヒロック)の
発生を低減することにより耐電力性を向上させる技術が
記載されている。
【0005】特開平2−274008号公報には、SA
W素子の圧電体ウェハ上に形成するくし形電極の材料と
して、Pdを0.1〜0.3重量%添加したAl合金を
用い、又は結晶粒径が0.05μm以下のPdを0.1
〜0.3重量%添加したAl合金を用いて、高密度電流
によってAl原子が移動することに起因するストレスマ
イグレーションを抑制してボイドやヒロックの発生を低
減することにより耐電力性を向上させる技術が記載され
ている。
【0006】しかしながら、上記技術においても耐電力
性がまだ不十分であるので、SAW素子を構成する電極
に使用される材料に着目した以下の如き技術が報告され
ている。 第17回EMシンポジウム予稿集の第7〜12頁の
「SAW耐電力電極のAl系薄膜材料と作製法の検討」
(湯原他)には、Al系合金の添加金属をTiにを変え
ることが記載されている。この文献では、電極の材料を
Al−Ti合金に変えることにより、SAW素子の寿命
がAl−Cu合金膜の10倍程度に増加している。
【0007】電子情報通信学会論文誌、Vol.J7
6−A,No.2,145〜152頁(1993)(家
木他)には、Alエピタキシャル単結晶膜を使用するこ
とが記載されている。この文献は、単結晶膜を使用する
ことにより、ストレスマイグレーションにおける粒界拡
散が抑えられることを利用している。この方法による寿
命の伸びは、蒸着によるAl−Cu合金膜の2000倍
と報告されている。蒸着によるAl−Cu合金膜は、ス
パッタ成膜によるものに比べて、もともと寿命が1〜2
桁短いため(上記の文献参照)、実質的には20〜2
00倍であると判断できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】の技術では、SAW
素子の寿命がAl−Cu合金膜の10倍程度に増加して
いるが、この程度の増加では、耐電力性が十分とはいえ
ない。また、の技術では、適用できる下地の基板或い
はそのカット面が限定される上、量産が難しいという欠
点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を鑑み、本発
明の発明者等は、弾性表面波素子の電極の耐電力性を上
げるためには、強いマイグレーション耐性を有する材料
を使用する必要があるとの観点から、鋭意検討の結果、
一般に使用されているAl−Cu合金のような析出硬化
型合金よりも、Al−Mg合金のような固溶硬化型合金
を使用すればマイグレーション耐性が向上することを見
いだし本発明に至った。
【0010】かくして本発明によれば、基板上に、3〜
10重量%のMgが添加されたAl電極を有することを
特徴とする弾性表面波素子が提供される。また、本発明
によれば、基板上に、3〜10重量%のMgが添加され
たAlからなる第1膜と、x重量%(0<x≦5)の他
の元素が添加されたAlからなる第2膜とを積層するこ
とにより形成された電極を有することを特徴とする弾性
表面波素子が提供される。更に、本発明によれば、上記
弾性表面波素子の製造に際して、電極が、反応性イオン
エッチング法とウェットエッチング法、イオンミリング
法と反応性イオンエッチング法、或いはイオンミリング
法とウェットエッチング法のいずれかの組み合わせによ
りパターニングされることを特徴とする弾性表面波素子
の製造方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の弾性表面波(SAW)素
子を、以下に説明する。まず、本発明に使用できる基板
としては、弾性表面波(SAW)素子に使用できるもの
であれば特に限定されず、例えば、LiTaO3 、Li
NbO3 、水晶等が挙げられる。これら基板以外にもサ
ファイア、ダイヤモンド等の高音速基板上にZnO、A
lNのような圧電薄膜を設けた構成も含まれる。
【0012】次に、基板上に電極が形成されている。電
極は、(1)3〜10重量%のMgが添加されたAl電
極又は(2)3〜10重量%のMgが添加されたAlか
らなる第1膜と、x重量%(0<x≦5)の他の元素が
添加されたAlからなる第2膜とを積層することにより
形成された電極である。
【0013】電極形成方法としては、DCマグネトロン
スパッタ法等のスパッタ法が挙げられる。また、電極形
成工程が200℃以下の低温で行うことが、電極材料の
結晶粒径を微細化するという観点から好ましい。更に、
電極を構成するグレインのサイズを小さくすることがで
き、SAW素子のマイグレーション耐性が向上し、更に
耐電力性を向上させることができるという効果も生ず
る。
【0014】(1)及び(2)の電極において、Mgの
添加量が、3重量%より少ない場合、マイグレーション
耐性に乏しいので好ましくない。一方、10重量%より
多い場合、電極の抵抗が上がりSAW素子の特性の損失
が大きくなると共に、ジュール発熱の増加により耐電力
性も劣化するので好ましくない。なお、Mgの添加量
は、3〜6重量%がより好ましい。
【0015】(2)の電極において、他の元素として
は、マイグレーション耐性に優れた、Cu、Ti、P
d、Si及びGeが挙げられる。第2膜には複数種の他
の元素を添加してもよい。ここで、他の元素が第2膜に
少なくとも含まれていることが必要であるが、含まれて
いない場合、耐電力性が弱くなるので好ましくない。一
方、他の元素の添加量が、5重量%より多い場合、電極
の抵抗が上がりSAW素子の損失が大きくなるので好ま
しくない。また、他の元素のより好ましい添加割合は、
使用する他の元素の種類により相違する。例えば、Cu
の場合0.5〜5重量%、Tiの場合1.0〜5重量
%、Pdの場合0.1〜2重量%、Siの場合0.1〜
0.3重量%、Geの場合0.1〜2重量%の範囲が好
ましい。この範囲であれば、低配線抵抗及び高耐電力性
を備えた電極を形成することができる。
【0016】なお、上記第2膜として特に好ましいの
は、Al−Cuである。また、上記(1)のAl電極の
厚さ、(2)の第1膜及び第2膜の全厚は、フィルタ設
計に応じて重さを基準にして決められる。また、第1膜
と第2膜の膜厚比は電極抵抗、マイグレーション耐性を
考慮して適宜選択される。
【0017】第1膜と第2膜の積層数は、それぞれ少な
くとも1層以上であれば特に限定されない。従って、一
方の膜が1層と他方の膜が2層、或いは、それぞれの膜
が2層以上積層された積層体も本発明の範囲内である。
また、第1膜と第2膜の積層順序は、第1膜が下層で第
2膜が上層の場合、第2膜が下層で第1膜が上層のどち
らでもよい。ここで、以下に説明するパターニングの方
法を考慮すると、最上層は第1膜であることが好まし
い。
【0018】基板上に形成された電極は、反応性イオン
エッチング法とウェットエッチング法、イオンミリング
法と反応性イオンエッチング法、或いはイオンミリング
法とウェットエッチング法のいずれかの組み合わせによ
りパターニングされる。このパターニング方法は、上記
組み合わせの内、前者の方法で所望厚さの電極を除去し
た後、後者の方法で残りを除去することを意味する。例
えば、基板上に第2膜、その上に第1膜を有する(2)
の電極において、イオンミリング法で第1膜を除去し、
次いで反応性イオンエッチング法で第2膜を除去するこ
とによりパターニングすることもできる。
【0019】なお、反応性イオンエッチング法では、M
gの塩化物又はフッ化物の沸点が非常に高く、加工が難
しいため、単独でパターニングするのは好ましくない。
また、ウェットエッング法では、電極の側壁もエッチン
グされるので、微細な幅の電極を形成しがたいため、単
独でパターニングするのは好ましくない。更に、イオン
ミリング法は、物理的にエッチングする方法であるた
め、単独でパターニングを行うと、基板もエッチングさ
れてしまう恐れがあるので好ましくない。ここで、反応
性イオンエッチング法に使用するエッチャントとして
は、例えばBCl3 とCl2 が挙げられる。また、ウェ
ットエッチング法に使用するエッチャントとしては、例
えばリン酸、酢酸及び硝酸の混合水溶液が挙げられる。
更に、イオンミリング法に使用するスパッタガスとして
は、例えばアルゴンガスが挙げられる。
【0020】次に、SAWフィルタでは、例えば、ラダ
ー型、トランスバーサル型、モード結合型等の設計手法
が用いられる。この内、電極対数が多く、電極指1本当
たりの電流密度が低く、耐電力性に優れるラダー型SA
Wフィルタが好ましい。次に、ラダー型SAWフィルタ
の基本構成要素の1端子対SAW共振器の構成例を図1
(概略平面図)に示す。この図から判るように、SAW
共振器は、一般に2つの反射器(C,D)と1組のくし
形電極(A,B)とから構成される。
【0021】図1のSAW共振器は、ラダー型SAWフ
ィルタでは、図2のように隣接するSAW共振器と並列
及び/又は直列に接続されている。即ち、所定の共振周
波数を有する第1の一端子対弾性表面波共振器が並列腕
に、該第1の一端子対弾性表面波共振器の反共振周波数
に略一致する共振周波数をもつ第2の一端子対弾性表面
波共振器が直列腕にそれぞれ複数個配置されてなる。こ
こで並列腕に配置されているSAW共振器(以下並列型
SAW共振器)と、直列腕に配置されているSAW共振
器(以下直列型SAW共振器)のくし形電極の電極の周
期λは、共振周波数を異ならせるために、互いに異なる
ことが好ましい。より具体的には、800MHz帯フィ
ルタにおいて、36°Yカット−X伝播LiTaO3
板を使用した場合、AMPS(Advanced Mobile Phone
System)用送信フィルタとしては、並列型SAW共振器
のλは4.68〜4.92μm、直列型SAW共振器の
λは4.58〜4.72μmであることが好ましい。一
方、AMPS用受信フィルタとして使用される場合、並
列型SAW共振器のλは4.40〜4.64μm、直列
型SAW共振器のλは4.20〜4.44μmであるこ
とが好ましい。なお、くし形電極の幅Xは、通常λの1
/4倍である。
【0022】また、SAW共振器の開口長Yは、800
MHz帯フィルタとして使用される場合、並列型SAW
共振器は60〜120μm、直列型SAW共振器は40
〜80μmであることが好ましい。更に、くし形電極の
対数Zは、800MHz帯フィルタとして使用される場
合、並列型SAW共振器は40〜120対、直列型SA
W共振器は60〜130対であることが好ましい。
【0023】なお、図1のSAW共振器の電極構成は、
単に説明の為の例示であり、本発明はこの図に限定され
ない。上記本発明のSAW素子は、フィルタの他、共振
器、遅延線、発振器、マッチドフィルタ、音響光学装
置、コンボルバー等に使用することができる。
【0024】
【実施例】
実施例1 SAW素子は、質量負荷効果によって、電極の重さによ
り中心周波数が変化するため、各金属の比重を考慮して
下記の膜厚で、DCマグネトロンスパッタ法により36
°Yカット−X伝播LiTaO3 基板上に積層した。
【0025】上記(1)の電極として、Al−1重量%
Mg、Al−2重量%Mg、Al−4重量%Mg、Al
−6重量%Mg、Al−10重量%、Al−13重量%
の6種類と、比較として金属Al、Al−1重量%C
u、Al−3重量%Cuを基板上に積層した。電極の厚
さは3550Åとした。また、上記(2)の電極とし
て、基板上にAl−3重量%Cuの第2膜、その上にA
l−4重量%Mgの第1膜を積層した。第1膜の厚さは
2000Å、第2膜の厚さは1550Åとした。
【0026】金属Al、Al−1重量%Cu、Al−3
重量%Cu、Al−1重量%Mg、Al−2重量%Mg
を反応性イオンエッチング法(エッチャント:BCl3
+Cl2 )でパターニングし、Al−4重量%Mg、A
l−6重量%Mg、Al−3重量%Cu/Al−4重量
%Mgをイオンミリング法(スパッタガス:Ar)及び
反応性イオンエッチング法(エッチャント:リン酸+酢
酸+硝酸の水溶液)でパターニングし、Al−10重量
%、Al−13重量%をイオンミリング法(スパッタガ
ス:Ar)及びウェットエッチング法(エッチャント:
リン酸+酢酸+硝酸の水溶液)でパターニングした。こ
れらパターニングにより基板に損傷のない電極を得るこ
とができた。
【0027】上記パターニングにより図2に示す如きS
AW共振器を直列腕及び並列腕に複数個、ラダー型に接
続した受信フィルタを形成した。図2中、S1及びS2
は直列型SAW共振器、P1、P2及びP3は並列型S
AW共振器を示している。また、図3に図2の受信フィ
ルタの等価回路図を示す。更に、個々のSAW共振器の
構造は、図1に示す構成であり、並列型SAW共振器の
場合、P1及びP3においては、くし形電極の周期λは
4.53μm、開口長Yは80μm、くし形電極の対数
Zは116対とし、P2においては、λは4.53μ
m、Yは150μm、Zは124対とした。一方、直列
型SAW共振器の場合、くし形電極の周期λは4.32
μm、開口長Yは60μm、対数Zは70対とした。こ
の受信フィルタは、アンテナ分波器用AMPS−Rxを
対象としたフィルタ(受信帯域869〜894MHz)
であり、送信フィルタ(送信帯域824〜849MH
z)からの電力の漏れが、受信フィルタの低周波側の減
衰域に印加されるので、通常受信フィルタは先に劣化す
る。なお、Al−4重量%Mgの電極を有する受信フィ
ルタの通過特性を図4に示した。
【0028】図5に、Al中へのMg添加量と、比抵抗
及び共振器の挿入損失との関係を示す。この図から判る
ように、Mg添加量の増加とともに、配線抵抗が増加す
る。配線抵抗の増加は、共振器の特性に悪影響を及ぼ
し、挿入損失の増加及び各共振器のQ値が悪くなること
によって、共振器の肩が丸くなり帯域幅の減少に繋がっ
た。上記のように形成した受信フィルタに、環境温度を
85℃、電力を1W、印加周波数を電力が印加される上
記の周波数帯で最弱である849MHzとし、寿命(こ
こで、寿命とは帯域幅が2MHz以上下がった場合を意
味し、寿命が長いことは、耐電力性が高いことを意味す
る)を測定した。なお、寿命は、アレニウスモデルより
外挿して1Wでの寿命を予測値を示している。寿命とM
g添加量との関係を図6に示す。比較として、Al−1
重量%Cu、Al−3重量%Cu及びAl−3重量%C
u/Al−4重量%Mgの結果も合わせて示す。
【0029】ここで、上記条件において、寿命は、1W
で1万時間以上が1つの目安となる。この条件を満たす
電極は、Al−4重量%Mg、Al−6重量%Mg、A
l−10重量%Mg、Al−3重量%Cu/Al−4重
量%Mgの4種類であった。
【0030】
【発明の効果】本発明のSAW素子は、基板上に、
(1)3〜10重量%のMgが添加されたAl電極又は
(2)3〜10重量%のMgが添加されたAlからなる
第1膜と、x重量%(0<x≦5)の他の元素が添加さ
れたAlからなる第2膜とを積層することにより形成さ
れた電極を有することを特徴とする。従って、従来のA
l−数%Cu電極に対して飛躍的に耐電力性を向上させ
ることができる。また、SAW素子のアンテナディプレ
クサへの応用が可能になると共に、現在利用が進みつつ
ある準マイクロ波帯へも適用することができる。
【0031】上記弾性表面波素子の製造に際して、電極
が、反応性イオンエッチング法とウェットエッチング
法、イオンミリング法と反応性イオンエッチング法、或
いはイオンミリング法とウェットエッチング法のいずれ
かの組み合わせによりパターニングされることにより、
基板への損傷がなく、かつ微細に電極のパターンを形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSAW素子の電極の概略平面図であ
る。
【図2】本発明の受信フィルタの概略平面図である。
【図3】図2の等価回路図である。
【図4】実施例の受信フィルタの通過特性を示すグラフ
である。
【図5】実施例の受信フィルタのMg添加量と、比抵抗
及び共振器の挿入損失との関係関係を示すグラフであ
る。
【図6】実施例の受信フィルタの寿命とMg添加量との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
A、B 1組のくし形電極 C、D 反射器 λ くし形電極の周期 X 電極の幅 Y 開口長 Z くし形電極の対数 1 基板 2 第1膜 3 第2膜 P1〜P3 直列型SAW素子 S1〜S2 並列型SAW素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、3〜10重量%のMgが添加
    されたAl電極を有することを特徴とする弾性表面波素
    子。
  2. 【請求項2】 基板上に、3〜10重量%のMgが添加
    されたAlからなる第1膜と、x重量%(0<x≦5)
    の他の元素が添加されたAlからなる第2膜とを積層す
    ることにより形成された電極を有することを特徴とする
    弾性表面波素子。
  3. 【請求項3】 他の元素が、Cu、Ti、Pd、Si及
    びGeから少なくとも1つ選択される請求項2に記載の
    弾性表面波素子。
  4. 【請求項4】 電極が、単結晶である請求項1〜3いず
    れかに記載の弾性表面波素子。
  5. 【請求項5】 電極が、ラダー型の一端子対弾性表面波
    共振器用の電極であり、一端子対弾性表面波共振器が、
    所定の共振周波数を有する第1の一端子対弾性表面波共
    振器を並列腕に、該第1の一端子対弾性表面波共振器の
    反共振周波数に略一致する共振周波数をもつ第2の一端
    子対弾性表面波共振器を直列腕にそれぞれ複数個配置さ
    れた構成を有する請求項1〜4いずれかに記載の弾性表
    面波素子。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれかに記載の弾性表面
    波素子の製造に際して、電極が、反応性イオンエッチン
    グ法とウェットエッチング法、イオンミリング法と反応
    性イオンエッチング法、或いはイオンミリング法とウェ
    ットエッチング法のいずれかの組み合わせによりパター
    ニングされることを特徴とする弾性表面波素子の製造方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6413439B1 (en) 1999-03-18 2002-07-02 Fujitsu Limited Method of manufacturing surface acoustic wave device
US6486591B2 (en) 2000-12-14 2002-11-26 Fujitsu Media Devices Limited Surface acoustic wave device
DE10046414B4 (de) * 1999-10-18 2004-04-01 Fujitsu Ltd., Kawasaki Verfahren zum Herstellen einer akustischen Oberflächenwellenvorrichtung
JP2008244523A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Seiko Epson Corp 弾性表面波素子および電子機器

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