JPH10136189A - 画像データ伝送装置 - Google Patents

画像データ伝送装置

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JPH10136189A
JPH10136189A JP8291641A JP29164196A JPH10136189A JP H10136189 A JPH10136189 A JP H10136189A JP 8291641 A JP8291641 A JP 8291641A JP 29164196 A JP29164196 A JP 29164196A JP H10136189 A JPH10136189 A JP H10136189A
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JP
Japan
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image data
transmission
time
encoding
unit
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Application number
JP8291641A
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English (en)
Inventor
Masatake Oomori
雅岳 大森
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像データ伝送装置に関し、特
に、モノトーンやカラーの多階調画像の多値画像データ
を送信する機能を備える場合に好適に適用することがで
き、回線接続前に処理および判断を実行することによ
り、ユーザの意図する画像データの送信を実現して、便
宜性の向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 画像データ入力手段11、圧縮符号化手段
12、メモリ手段13、伝送手段14、伝送時間算出手段15、
操作入力手段16、表示手段17、および制御手段18を備
え、回線接続前に各手段を動作させ、伝送時間算出手段
15がメモリ手段13内の符号化された読取画像データの符
号量を検出して送信手段14の最大送信速度による送信時
間を算出し、制御手段18は算出送信時間が設定時間より
も長い場合に画像データの送信の要否を問い合わせて操
作入力手段16からの指示入力に従って画像データの送信
を開始または中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ伝送装
置に関し、特に、モノトーンやカラーの多階調画像の多
値画像データを送信する機能を備える場合に好適な画像
データ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信回線に接続され、相手先
との間でデータ通信手順を行なって画像データを伝送す
る画像データ伝送装置が知られており、近年の情報量の
増大および通信技術の向上に伴って、例えば、原稿から
読み取った画像データを相手先に送信するファクシミリ
装置が普及している。
【0003】この種の画像データ伝送装置としては、例
えば、特開昭63−46870号公報に記載されている
ファクシミリ装置(以降、第1従来例という)がある。
この第1従来例では、通信モード、原稿サイズ、通信速
度および最小通信時間に基づいて送信時間を予測しユー
ザに通知するようになっており、送信時間の予測は、通
信モードなどの条件毎にその条件により決定される標準
通信時間のテーブルを予め準備しておき、その標準通信
時間に原稿枚数を乗算して通信手順に掛かる時間を加算
することにより算出している。
【0004】また、近年の画像データ伝送装置には、画
像データを符号化して圧縮した上で送信する一方、受信
した画像データが符号化されている場合には復号化して
再生する機能を相互に備えるようにして、画像データの
伝送時間(送信時間)を短縮するように工夫されたもの
があり、例えば特開平6−233139号公報にファク
シミリ装置(以降、第2従来例という)が記載されてい
る。なお、上記した第1従来例においても画像データの
符号化・復号化機能を備えることが記載されている。
【0005】この第2従来例では、JPEG方式のDC
T(Discrete Cosine Tramsform:離散コサイン変換)
を採用することにより、符号化パラメータの調整で符号
化する画像データの圧縮率を変更し符号量を制御できる
ようになっており、送信する画像データを一旦符号化す
るとともに相手先と回線接続し、この後にその画像デー
タの送信に掛かる時間を算出することにより、算出され
た送信時間がユーザの意図する送信時間よりも長い場合
には、送信時間を指定して指定時間内となるように画像
データを再圧縮し、あるいは予め設定されている設定時
間内にとなるように画像データを再圧縮し、一定の送信
時間(送信コスト)で相手先に画像データを送信できる
ように工夫されている。
【0006】ここで、近時の画像データ伝送装置には、
モノトーンやカラーの多階調画像を読み取ってその多値
画像データを送信する機能を備えるものが出現してお
り、例えば、第2従来例は、カラースキャナを備えるカ
ラーファクシミリ装置に構成されている。この多値画像
データは、旧来の白黒2値画像データと比較すると、符
号量が桁違いに大きく、同様な通信回線を介して相手先
に送信しようとすると、数倍から数十倍の送信時間が掛
かってしまうため、ユーザは送信時間が長すぎはない
か、このため通信料金が高額になってしまうのではない
かと、不安に感じることがある。しかし、上述した第
1、2従来例では、何れも送信時間をユーザに通知する
ので、ユーザは通信時間を認識することができ、このよ
うな不安を感じることがないようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の第1従来例にあっては、画像の性質によって
は画像データを同一の条件で符号化したとしても符号化
後の符号量が異なるにも拘らず、テーブル内に設定され
た固定値の標準通信時間を用い原稿サイズなどに応じて
一律に送信時間を算出しているので、実際の送信時間と
差が生じ信頼性が低いという問題があった。また、第1
従来例では、算出した送信時間を通知するだけなので、
意図する送信時間でなくてもそのまま送信が実行されて
しまうという問題もある。
【0008】また、第2従来例にあっては、回線接続し
た後に送信時間の指定や再度の符号化処理などを行なう
ため、画像データを送出する時間は正確であるが、実際
に相手先に接続している時間が不明となって、結局、ユ
ーザが意図する送信時間が反映されないという問題があ
った。さらに、第1、2従来例の何れでも、最低限の画
質を維持する点については考慮されていないので、設定
あるいは指定された送信時間が短い場合には、圧縮率に
よっては画質に大きな影響がでてしまうという問題があ
った。
【0009】そこで、本発明は、回線接続を行なうのに
先だって処理や判断を行ない得るようにすることによ
り、ユーザの意図する画像データの送信を実現して、便
宜性の向上を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、送信する画像データを取得する
画像データ取得手段と、取得された画像データを符号化
して圧縮する符号化手段と、符号化された画像データを
一時的に格納するメモリ手段と、符号化された画像デー
タを回線を介して相手先に送信する送信手段と、各種情
報の入力操作を行なう操作入力手段と、を備える画像デ
ータ伝送装置において、符号化された画像データの符号
量を検出して該符号量に基づいて送信手段の送信速度
(例えば、備える最大送信速度、以降同じ)による該画
像データの送信時間を算出する時間算出手段と、算出さ
れた送信時間と予め設定されている設定時間とを比較し
て該送信時間が該設定時間よりも長い場合には取得され
た画像データの送信の要否を問い合わせる問い合わせ手
段と、回線接続を行なうのに先だって画像データ取得手
段、符号化手段、メモリ手段、時間算出手段および問い
合わせ手段を動作させ、問い合わせ後に操作入力手段か
ら入力された指示に従って画像データの送信を開始また
は中止し、送信の開始を指示されたときに送信手段に回
線接続を行なわせ該画像データをメモリ手段内から読み
出して送信させる送信制御手段と、を設けたことを特徴
とするものである。
【0011】この請求項1に記載の発明では、回線接続
の前に画像データが取得され符号化された後にメモリ手
段内に一時的に格納されるとともに、このときに符号化
後の画像データの符号量が検出されて送信手段の送信速
度による送信時間が算出され設定時間と比較される。そ
して、算出された送信時間が設定時間より長いと判断さ
れたときには画像データの送信の要否が問い合わせられ
て入力指示に従い画像データの送信が開始または中止さ
れ、送信の中止が指示されたときには回線接続が行なわ
れることなくこの処理は終了される一方、送信の開始が
指示されたときには回線接続が行なわれメモリ手段内か
ら読み出された画像データが相手先に送信される。した
がって、回線接続前に、ユーザの意図しない送信時間と
なってしまうときには簡単に画像データの送信を中止す
ることができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、送信する画像デ
ータを取得する画像データ取得手段と、取得された画像
データを符号化して圧縮する符号化手段と、符号化され
た画像データを回線を介して相手先に送信する送信手段
と、各種情報の入力操作を行なう操作入力手段と、を備
える画像データ伝送装置において、符号化された画像デ
ータの符号量を検出して該符号量に基づいて送信手段の
送信速度による該画像データの送信時間を算出する時間
算出手段と、算出された送信時間と予め設定されている
設定時間とを比較して該送信時間が該設定時間よりも長
い場合には取得された画像データの送信の要否を問い合
わせる問い合わせ手段と、回線接続を行なうのに先だっ
て画像データ取得手段、符号化手段、時間算出手段およ
び問い合わせ手段を動作させ、問い合わせ後に操作入力
手段から入力された指示に従って画像データの送信を開
始または中止し、送信の開始を指示されたときに送信手
段に回線接続を行なわせ該画像データを再度取得して符
号化し送信させる送信制御手段と、を設けたことを特徴
とするものである。
【0013】この請求項2に記載の発明では、回線接続
の前に画像データが取得され符号化されることにより、
メモリ手段などに格納されることなく、符号化後の画像
データの符号量が検出されて送信手段の送信速度による
送信時間が算出され設定時間と比較される。そして、算
出された送信時間が設定時間より長いと判断されたとき
には画像データの送信の要否が問い合わせられて入力指
示に従い画像データの送信が開始または中止され、送信
の中止が指示されたときには回線接続が行なわれること
なくこの処理は終了される一方、送信の開始が指示され
たときには回線接続が行なわれるとともに画像データが
再度取得されて符号化された後に相手先に送信される。
したがって、回線接続前に、ユーザの意図しない送信時
間となってしまうときには簡単に画像データの送信を中
止することができる。また、送信する際には画像データ
を再度取得するので、メモリ手段を省くことができ、画
像データを再度取得するときには、先の画像データを取
得した動作を繰り返せばよく、例えば原稿から画像デー
タを読み取って取得する場合には原稿の再セットを促し
たり、原稿の循環を行なって、再搬送すればよい。
【0014】請求項3に記載の発明は、送信する画像デ
ータを取得する画像データ取得手段と、取得された画像
データを符号化して圧縮する符号化手段と、符号化され
た画像データを回線を介して相手先に送信する送信手段
と、各種情報の入力操作を行なう操作入力手段と、を備
え、符号化手段が符号化パラメータを変更することによ
り画像データの圧縮率を調整する機能を有する画像デー
タ伝送装置において、符号化された画像データの符号量
を検出して該符号量に基づいて送信手段の送信速度によ
る該画像データの送信時間を算出する時間算出手段と、
算出された送信時間と予め設定されている設定時間とを
比較して該送信時間が該設定時間よりも長い場合には画
像データの圧縮率の変更の要否を問い合わせる問い合わ
せ手段と、回線接続を行なうのに先だって画像データ取
得手段、符号化手段、時間算出手段および問い合わせ手
段を動作させ、問い合わせ後に操作入力手段から入力さ
れた指示に従って設定時間内あるいは近くの送信時間と
なるように符号化パラメータを変更して先の符号化によ
る圧縮率よりも高い圧縮率で画像データを再度符号化し
て送信手段に回線接続を行なわせ送信させる送信制御手
段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0015】この請求項3に記載の発明では、回線接続
の前に画像データが取得され符号化されることにより、
符号化後の画像データの符号量が検出されて送信手段の
送信速度による送信時間が算出され設定時間と比較され
る。そして、算出された送信時間が設定時間より長いと
判断されたときには圧縮率の変更の要否が問い合わせら
れた後に、入力指示に従って、圧縮率の変更が指示され
ていないときには、回線接続が行なわれるとともに圧縮
率を変更することなく画像データの送信が開始され、画
像データが送信される一方、圧縮率の変更が指示された
ときには取得された画像データが設定時間内あるいは近
くの送信時間となるように符号化パラメータが変更され
て先の符号化による圧縮率よりも高い圧縮率で再度符号
化され相手先に送信される。したがって、回線接続前
に、ユーザの意図しない送信時間となってしまうときに
は圧縮率の変更を入力指示するだけで自動的に、あるい
は圧縮率の変更を繰り返しの入力指示するだけで画像デ
ータがユーザの意図する送信時間内あるいは近くとなる
ように調整され送信される。なお、このとき送信する画
像データは、メモリ手段を備える場合には符号量を検出
した後にそのメモリ手段内に一時的に格納し読み出せば
よく、メモリ手段が準備されていない場合には先の画像
データの取得動作を繰り返して取得ればよい(以降の請
求項に記載の発明においても同様)。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
の何れかに記載の発明の構成に加え、前記算出された送
信時間と比較する設定時間に、1頁分の画像データの送
信に掛ける時間として許容する複数の時間を予め準備し
ておき、該複数の時間のうちから何れか1つを選択して
予め設定することを特徴とするものである。この請求項
4に記載の発明では、送信時間と比較する設定時間に、
1頁分の画像データの送信に許容する時間として複数の
中から何れか1つを選択して設定することができる。し
たがって、画像データの画質(例えば、画像データを出
力したときの画質)を維持して送信するのに最低限必要
な圧縮率で符号化した場合に掛かる時間を、最低の時間
として設定しておくことにより、請求項1または2に記
載の発明においては、問い合わせが頻繁に発生して却っ
て操作が煩雑になるとともに、ほとんどの画像データで
送信を指示できなくなってしまうことを未然に防止する
ことができる。また、請求項3に記載の発明において
は、あまりに短い時間が設定されて、画質が低くなりす
ぎた状態で画像データが送信され、画質を保証すること
ができくなってしまうことを未然に防止することがで
き、最低限の画質を維持しつつ画像データの送信を設定
時間内あるいは近くで実行することができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、送信する画像デ
ータを取得する画像データ取得手段と、取得された画像
データを符号化して圧縮する符号化手段と、符号化され
た画像データを回線を介して相手先に送信する送信手段
と、を備え、符号化手段が符号化パラメータを変更する
ことにより画像データの圧縮率を調整する機能を有する
画像データ伝送装置において、符号化された画像データ
の符号量を検出して該符号量に基づいて送信手段の送信
速度による該画像データの送信時間を算出する時間算出
手段と、回線接続を行なうのに先だって画像データ取得
手段、符号化手段および時間算出手段を動作させ、算出
された送信時間と予め設定されている設定時間とを比較
して該送信時間が該設定時間よりも短い場合には該送信
時間を先の符号化による圧縮率よりも低い圧縮率で該設
定時間内あるいは近くの送信時間となるように画像デー
タを再度符号化し送信手段に回線接続を行なわせ送信さ
せる送信制御手段と、を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0018】この請求項5に記載の発明では、回線接続
の前に画像データが取得され符号化されることにより、
符号化後の画像データの符号量が検出されて送信手段の
送信速度による送信時間が算出され設定時間と比較され
る。そして、算出された送信時間が設定時間より短いと
判断されたときには取得された画像データが先の符号化
による圧縮率よりも低い圧縮率で送信時間が設定時間内
あるいは近くとなるように変更された符号化パラメータ
により再度符号化された後に回線接続された相手先に送
信される。したがって、回線接続前に、不必要に圧縮さ
れてしまうことなく、ユーザの意図する送信時間で高画
質に再生可能な圧縮率で画像データが送信される。
【0019】請求項6に記載の発明は、送信する画像デ
ータを取得する画像データ取得手段と、取得された画像
データを符号化して圧縮する符号化手段と、符号化され
た画像データを回線を介して相手先に送信する送信手段
と、を備え、符号化手段が符号化パラメータを変更する
ことにより画像データの圧縮率を調整する機能を有する
画像データ伝送装置において、符号化された画像データ
の符号量を検出して該符号量に基づいて送信手段の送信
速度による該画像データの送信時間を算出する時間算出
手段と、算出された送信時間に基づいて予め準備されて
いる通信サービス提供者の通信料金体系に従う通信内容
に応じた複数の単位時間あたりの単位料金の何れかを用
いて1頁分の画像データに掛かる通信料金を算出する料
金算出手段と、回線接続を行なうのに先だって画像デー
タ取得手段、符号化手段、時間算出手段および料金算出
手段を動作させ、算出された通信料金と予め設定されて
いる設定料金とを比較して該通信料金が設定料金よりも
高額な場合には先の符号化による圧縮率よりも高い圧縮
率で該設定料金内あるいは近くの通信料金となるように
画像データを再度符号化し送信手段に回線接続を行なわ
せ送信させる送信制御手段と、を設けたことを特徴とす
るものである。
【0020】この請求項6に記載の発明では、回線接続
の前に画像データが取得され符号化されることにより、
符号化後の画像データの符号量が検出されて送信手段の
送信速度による送信時間が算出され、この送信時間に基
づいて、例えば、通信サービス提供者の通信料金体系に
従う通信距離など(通信内容)に応じて電話番号の市外
局番により取り決められている単位時間あたりの単位料
金を用いて1頁分の画像データに掛かる通信料金が算出
され設定料金と比較される。そして、算出された通信料
金が設定料金より高額である判断されたときには、取得
された画像データが先の符号化による圧縮率よりも高い
圧縮率で通信料金が設定料金内あるいは近くとなるよう
に変更された符号化パラメータにより再度符号化され回
線接続された相手先に送信される。したがって、回線接
続前に、ユーザの意図しない通信料金となってしまうと
きには自動的に設定料金内となる圧縮率で画像データが
符号化され送信される。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明の構成に加え、前記送信制御手段が算出された通
信料金と比較する設定料金に、1頁分の画像データの送
信に掛ける料金として許容する料金を通信内容毎に予め
設定しておき、該送信制御手段は予め設定されている複
数の料金のうちから通信内容に応じた設定料金を選択し
て算出された通信料金と比較することを特徴とするもの
である。
【0022】この請求項7に記載の発明では、通信料金
と比較する設定料金として、1頁分の画像データの送信
に許容する複数の料金から何れか1つを選択して設定す
ることができる。したがって、通信サービス提供者の通
信料金体系に従う通信距離などに応じて取り決められて
いる単位時間あたりの単位料金を電話番号の市外局番毎
に設定しておくことにより、相手先との距離によって画
像データの圧縮率が調整されて画質が異なってしまうこ
とを防止することができる。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項1から7
の何れかに記載の発明の構成に加え、前記時間算出手段
は、相手先毎の先に画像データを伝送した際の実際の伝
送速度を検出保持して、同一の相手先に画像データを送
信する場合には保持する伝送速度を用いて符号化された
画像データの符号量に基づいて該画像データの送信時間
を算出することを特徴とするものである。
【0024】この請求項8に記載の発明では、相手先毎
に実際に画像データを伝送した際の伝送速度が検出保持
されて、次に同一の相手先に画像データを送信する場合
には保持する伝送速度が用いられ符号化された画像デー
タの符号量からその送信時間が算出される。したがっ
て、送信時間が実際に則して正確に算出されユーザの意
図する条件で画像データを送信することができる。
【0025】ここで、前記画像データ取得手段は、原稿
の画像面から読み取ったり、フロッピーディスクなどか
ら読み出したり、パーソナルコンピュータなどにより作
成されたものを受け取るなどすることによって画像デー
タを取得してもよい。なお、画像データの伝送とは、画
像データの送信または受信の何れか一方あるいは双方を
意味し、通信は画像データの伝送以外にも制御手順など
実際にデータを伝送しない場合を含んでいる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1および図2は本発明に係る画像データ伝送
装置の第1実施形態を示す図であり、本実施形態は多階
調画像の多値画像データを送受信する機能を備えるもの
に適用した一例を示している。なお、本実施形態は、請
求項1、4に記載の発明に対応する。
【0027】図1において、多値画像データ伝送装置
は、画像データ入力手段11、圧縮符号化手段12、メモリ
手段13、伝送手段14、伝送時間算出手段15、操作入力手
段16、表示手段17、および、制御手段18を具備してお
り、制御手段18はCPU、メモリ及びI/O回路等から
なり、その内部メモリに予め格納した制御プログラムに
従ってこれら各手段11〜17を統括制御し、一般的な画像
データを送受信する通信制御や本発明の通信制御を実行
する。
【0028】画像データ入力手段11は、原稿から画像デ
ータを読み取るスキャナ装置により画像データを取得す
る画像データ取得手段を構成しており、原稿画像をデジ
タル多階調画像データに変換し圧縮符号化手段12に出力
する。この画像データ入力手段11は、モノトーンの多階
調画像に限らず、カラーの多階調画像を読み取るスキャ
ナ装置であってもよく、カラー画像の場合には一般的に
はRGBの3原色の色成分毎に処理し、回線を介して国
際標準に従ってファクシミリ送信する場合には、圧縮符
号化手段12により画像データを符号化する前にCIEL
***へ色変換する必要がある。なお、本実施形態で
は、画像データをスキャナ装置により読み取って取得す
る場合を一例として説明するが、フロッピーディスクな
どから読み出したり、パーソナルコンピュータなどによ
り作成されたものを受け取って画像データを取得する手
段であってもよい。
【0029】圧縮符号化手段12は、画像データを符号化
し圧縮する、例えばJPEG符号化を行なう符号器によ
り構成されており、画像データを符号化して圧縮する符
号化パラメータを変更することにより符号化した画像デ
ータの符号量(圧縮率)を調整することができ、画像デ
ータ入力手段11により取得された画像データを符号化圧
縮しメモリ手段13に出力する。なお、本実施形態では、
符号化した画像データの符号量を調整する必要はないの
で、固定された圧縮率で画像データを符号化する符号器
としてもよい。
【0030】メモリ手段13は、符号化圧縮された画像デ
ータを一時的に格納(記憶)し、伝送手段(送信手段)
14は、送信命令に従ってメモリ手段13内から画像データ
を読み出してファクシミリ通信手順を実行し回線を介し
てその画像データを相手先にファクシミリ送信する。な
お、本実施形態は、画像データの送信に特徴があるた
め、伝送手段14が画像データを送信する場合を中心に説
明するが、伝送手段14がファクシミリ通信手順を実行し
画像データを受信する機能を備え、受信した画像データ
を復号化して伸長する機能を圧縮符号化手段12が備えて
いてもよいことはいうまでもない。
【0031】伝送時間算出手段15は、メモリ手段13内に
格納された画像データの符号量を計数(検出)し伝送手
段14の最高伝送速度に基づいてその画像データの送信に
掛かる送信時間を算出し、また、画像データが複数頁で
ある場合には1頁あたりの(平均)送信時間を算出する
ようになっており、例えば、符号化後の画像データが5
00kByteで、伝送手段14の最高伝送速度が2.8
kbpsである場合には約139秒の送信時間を算出す
る。なお、画像データの符号量の計数は、メモリ手段14
内に記憶させた後に計数してもよく、圧縮符号化手段12
からの出力を受け取って計数するようにしてもよい。
【0032】操作入力手段16は、相手先の電話番号の入
力、予め登録されている相手先の選択、命令などの指示
入力などの入力操作を行なうテンキーや各種入力キーを
備えており、表示手段17は、装置の動作状態やユーザに
報知する情報などの各種情報を表示する表示器を備えて
いる。制御手段18は、操作入力手段16から送信命令が入
力されたときには、制御プログラムに従って送信制御を
実行するようになっており、図2のフローチャートに示
すように、伝送手段14が相手先の電話番号を発呼して回
線接続を行なう前に、画像データ入力手段11、圧縮符号
化手段12、メモリ手段13、伝送時間算出手段15を動作さ
せることにより、画像データ入力手段11が読み取り(ス
テップP1)圧縮符号化手段12が符号化圧縮して(ステ
ップP2)メモリ手段13内に格納させた画像データの符
号量を伝送時間算出手段15が計数してその画像データの
送信に掛かる時間を算出させ(ステップP3、P4)、
算出された送信時間と予め内部メモリ内に設定されてい
る設定時間とを比較して(ステップP5)、その送信時
間がユーザにより予め許容する送信に掛かる送信時間と
して設定されている設定時間より長いか否かに応じて画
像データの送信を開始または中止するようになってい
る。
【0033】ここで、制御手段18が算出された送信時間
と比較する設定時間としては、内部メモリ内に予め複数
種の時間が準備されており、そのうちの最短の時間には
送信手段14の最高伝送速度で最低限の画質を維持して画
像データを送信可能な時間を設定してあり、ユーザが1
頁分の画像データの送信に掛ける時間として許容するも
のを設定時間として予め選択設定したり、出荷時に例え
ば、通常の画質で画像データを送信可能な時間を選択設
定しておくようになっている。
【0034】この制御手段18は、送信時間が設定時間よ
り長いことが確認された場合には、算出された送信時間
とともに画像データを送信するか否かを確認する旨のメ
ッセージを表示手段17に表示出力して問い合わせ(ステ
ップP6)、この後の操作入力手段16からの指示入力に
従って、送信が指示されたときには(ステップP7)、
送信動作を開始し伝送手段14による回線接続後にメモリ
手段13内の符号化した画像データを読み出して相手先へ
送信する(ステップP8)一方、中止が指示されたとき
にはこのまま回線接続することなくこの処理を終了す
る。また、ステップP5において、送信時間が設定時間
より短いことが確認された場合には、問い合わせを行な
うことなくステップP8に進んで、通常の送信動作を開
始し、回線接続後にメモリ手段13内の符号化した画像デ
ータを相手先へ送信する。すなわち、制御手段18は、送
信制御手段を構成するとともに問い合わせ手段をも構成
している。なお、ここで用いる送信時間としては、算出
した画像データの送信に掛かる時間にファクシミリ通信
手順の実行に掛かる時間を加算して処理するようにして
もよいことはいうまでもない。また、送信の要否の問い
合わせは表示手段18による表示出力に限るものではな
く、例えば、音声装置を備える場合には音声によってユ
ーザの指示入力を促すようにしてもよい。
【0035】このように本実施形態では、回線接続の前
に、メモリ手段13内の符号化した画像データの符号量に
応じた送信時間が設定時間と比較された結果、その送信
時間がユーザの許容する設定時間より長いときにはその
画像データの送信の要否が問い合わせられるので、設定
時間を少し超える程度のものではそのまま送信すること
を操作入力手段16から指示したり、例えば、符号化され
ても連続する多階調画像のためにあまりに送信時間が掛
かってしまう場合には送信中止を指示入力するだけで処
理することができる。したがって、画像データの送信に
ユーザの意図しない時間が掛かってしまう場合には画像
データの送信を中止することができる。その処理も回線
接続の前に行なわれ、簡単に操作することができるの
で、接続時間を気にすることなく、画像データの送信を
行なうか否かを判断することができる。
【0036】また、制御手段18が算出された送信時間と
比較する設定時間は、最短の時間でも送信手段14の最高
伝送速度で画質を維持して画像データを送信可能な時間
のうちから何れかが選択され設定されているので、画像
データを符号化して圧縮しても達しない時間をユーザが
設定することにより、問い合わせが頻繁に発生し却って
操作が煩雑になってしまうことを未然に防止することが
でき、この場合にはユーザが送信を指示しない限り画像
データの送信が実行されないので、極端な時間の設定に
より送信を取り止めてしまう画像データが頻発するのを
未然に防止することができる。
【0037】なお、本実施形態では、画像データが複数
頁である場合には1頁あたりの平均送信時間を表示出力
するようにしているが、併せて、全画像データの送信時
間をも表示して、ユーザは双方を確認して送信の要否を
判断できるようにしてもよく、以降の実施形態において
も同様である。次に、図3および図4は本発明に係る画
像データ伝送装置の第2実施形態を示す図であり、本実
施形態は請求項2、4に記載の発明に対応する。なお、
本実施形態は上述第1実施形態と略同様に構成されてい
るため、同様な構成および処理には同一の符号を付して
特徴部分を中心に説明する。
【0038】図3において、多値画像データ伝送装置
は、画像データ入力手段11、圧縮符号化手段12、伝送手
段14、伝送時間算出手段15、操作入力手段16、表示手段
17、および、制御手段18を具備しており、各手段11〜1
3、15〜17は上述実施形態と同様に構成されているが、
本実施形態ではメモリ手段13を省いている。なお、本実
施形態の画像データ入力手段11は、読取後の原稿を再搬
送可能に原稿テーブル上に排紙して再度の読取を行なう
ことができる循環機構を備えている。
【0039】制御手段18は、基本的には上述実施形態と
同様に各手段11〜13、15〜17を制御するが、メモリ手段
14を備えていないので、図4のフローチャートに示すよ
うに、伝送手段14による回線接続の前に、取り敢えず画
像データ入力手段11が読み取って(ステップP1)圧縮
符号化手段12が符号化圧縮することにより(ステップP
2)、伝送時間算出手段15に画像データの符号量を計数
させその画像データの送信に掛かる時間を算出させるよ
うになっており(ステップP3、P4)、この後には、
算出させた送信時間と予め内部メモリ内に設定されてい
る設定時間とを比較して(ステップP5)、その送信時
間が設定時間より長いことが確認された場合には、算出
された送信時間とともに画像データを送信するか否かを
問い合わせ(ステップP6)、操作入力手段16から送信
が指示されたときには(ステップP7)、送信動作を開
始して画像データ入力手段11が画像データの読取を再度
行ない(ステップP11)、圧縮符号化手段12がその画像
データを符号化圧縮し(ステップP12)、伝送手段14が
相手先の電話番号を発呼し回線接続を行なって相手先へ
送信する(ステップP13)。一方、ステップP7におい
て、中止が指示されたときにはこのまま回線接続するこ
となくこの処理を終了する。また、ステップP5におい
て、送信時間が設定時間より短いことが確認された場合
には、問い合わせを行なうことなくステップP11〜P13
を行なって画像データ入力手段11により画像データの読
取が再度行なわれ、圧縮符号化手段12により符号化圧縮
した画像データを伝送手段13により相手先へ送信させ
る。
【0040】このように本実施形態では、画像データを
相手先に送信する際には、画像データ入力手段11により
画像データが再度読み取られて相手先に送信されるの
で、メモリ手段を備えていない安価な装置であっても、
上述実施形態の作用効果を得ることができる。次に、図
5は本発明に係る画像データ伝送装置の第3実施形態を
示す図であり、本実施形態は請求項3、4に記載の発明
に対応する。なお、本実施形態は上述第1実施形態と略
同様に構成されているため、図1を流用して同様な構成
および処理には同一の符号を付して特徴部分を中心に説
明する。図1において、多値画像データ伝送装置は、画
像データ入力手段11、圧縮符号化手段12、メモリ手段1
3、伝送手段14、伝送時間算出手段15、操作入力手段1
6、表示手段17、および、制御手段18を具備しており、
制御手段18は、図5のフローチャートに示すように、ス
テップP1〜P8を略同様に実行するが、ステップP7
において、送信時間が設定時間より長く画像データを送
信するか否かの問い合わせに対して操作入力手段16から
このままの送信時間では画像データの送信を実行せず圧
縮率を変更する指示が入力されたときには、圧縮符号化
手段12の符号化パラメータを画像データの圧縮率を高く
するように変更して(ステップP21)、再度、ステップ
P1〜P8を実行し、操作入力手段16から送信が指示さ
れたときに、送信動作を開始して回線接続後にメモリ手
段13内の符号化した画像データを読み出し相手先へ送信
する。なお、本実施形態では、ステップP1〜P8、P
21を実行して、送信時間がユーザの意図する時間となる
ように画像データを符号化する符号化パラメータを変更
し、圧縮率を徐々に高くしているが、1回の操作で送信
可能な最高の圧縮率に画像データを符号化する符号化パ
ラメータに変更してもよく、またメモリ手段13内の画像
データの符号量と設定時間に基づいて使用する符号化パ
ラメータを変更し1回の操作で画像データを送信するよ
うにしてもよい。
【0041】このように本実施形態では、上述第1実施
形態の作用効果に加え、回線接続の前に、符号化された
画像データの送信時間が設定時間より長いときには、こ
の圧縮率による画像データの送信の可否が問い合わせら
れ、符号化パラメータの変更により圧縮率を高くされる
ことによりユーザの許容する時間まで送信時間が短くさ
れた後に、その圧縮率で符号化された画像データが相手
先に送信されるので、ユーザが送信しようとした画像デ
ータの送信時間が長く、その送信を中止せざるを得なく
なってしまうことをなくすことができ、複雑な操作を要
求することなく、送信の可否のみの指示入力だけで、画
像データを許容する送信時間で送信することができる。
【0042】また、制御手段18が算出した送信時間と比
較する設定時間は、最短の時間でも送信手段14の最高伝
送速度で最低限の画質を維持して画像データを送信可能
な時間のうちから何れかが選択され設定されているの
で、極端な時間が設定時間として設定されることによる
頻繁な問い合わせを未然に防止することができるのとと
もに、その設定時間に近くなるように符号化パラメータ
が変更され最低限の画質で送信可能な圧縮率より高く圧
縮されて画像データの画質が非常に低下してしまうこと
を未然に防止することができる。
【0043】なお、本実施形態は上述第1実施形態に適
用した場合に相当するが、第2実施形態に適用してもよ
いことはいうまでもない。次に、図6は本発明に係る画
像データ伝送装置の第4実施形態を示す図であり、本実
施形態は請求項1、4、5に記載の発明に対応する。な
お、本実施形態は上述第1実施形態と略同様に構成され
ているため、図1を流用して同様な構成および処理には
同一の符号を付して特徴部分を中心に説明する。
【0044】図1において、多値画像データ伝送装置
は、画像データ入力手段11、圧縮符号化手段12、メモリ
手段13、伝送手段14、伝送時間算出手段15、操作入力手
段16、表示手段17、および、制御手段18を具備してお
り、制御手段18は、図6のフローチャートに示すよう
に、ステップP1〜P8を略同様に実行するが、ステッ
プP5において、送信時間が設定時間より予め設定され
た一定時間以上短いときには、圧縮符号化手段12の符号
化パラメータを画像データの圧縮率が低くなるように変
更して(ステップP31)、再度、ステップP1〜P8を
実行し、その送信時間が設定時間に近くなったときに、
送信動作を開始して回線接続後にメモリ手段13内の符号
化した画像データを読み出し相手先へ送信する。なお、
本実施形態では、ステップP1〜P8、P31を実行し
て、送信時間がユーザの意図する時間となるように画像
データを符号化する符号化パラメータを変更し、圧縮率
を徐々に低くしているが、メモリ手段13内の画像データ
の符号量と設定時間に基づいて使用する符号化パラメー
タを変更し1回の操作で画像データを送信するようにし
てもよい。
【0045】このように本実施形態では、上述第1実施
形態の作用効果に加え、回線接続の前に、符号化された
画像データの送信時間が設定時間より一定時間以上短い
ときには、その送信時間が符号化パラメータの変更によ
り圧縮率を低くされることによりユーザの許容する設定
時間程度にされた後に、その圧縮率で符号化された画像
データが相手先に送信されるので、それほど高い圧縮率
で符号化しなくてもユーザの意図する送信時間で送信可
能な画像データである場合には、不必要に高い圧縮率で
画像データを符号化することなく、ユーザの意図する送
信時間で高画質に再生可能な画像データとして送信する
ことができる。
【0046】なお、本実施形態は上述第1実施形態に適
用した場合に相当するが、第2、3実施形態に適用して
もよいことはいうまでもない。次に、図7および図8は
本発明に係る画像データ伝送装置の第5実施形態を示す
図であり、本実施形態は請求項6、7に記載の発明に対
応する。なお、本実施形態は上述第3実施形態と略同様
に構成されているため、同様な構成および処理には同一
の符号を付して特徴部分を中心に説明する。
【0047】図1において、多値画像データ伝送装置
は、画像データ入力手段11、圧縮符号化手段12、メモリ
手段13、伝送手段14、伝送時間算出手段15、操作入力手
段16、表示手段17、および、制御手段18に加え、伝送料
金算出手段21を具備しており、伝送料金算出手段21は、
算出された送信時間と相手先の電話番号に基づいて1頁
分の画像データの送信に掛かる通信料金を算出する。
【0048】この伝送料金算出手段21には、予め通信サ
ービス提供者の通信料金体系に従う通信距離(通信内
容)に応じた市外局番毎の単位時間あたりの単位料金が
準備されており、算出された送信時間にその市外局番に
対応する単位料金を乗算して通信料金を算出する。例え
ば、日本電信電話株式会社を利用する場合には、通信料
金は、区域内、隣接区域、30kmまで、60kmま
で、100kmまで、160kmまで、160km以上
と分けられており、各々の単位時間あたりの単位料金が
異なるため市外局番に応じた単位料金を用いて通信料金
を算出する。なお、この通信料金は、曜日や時間帯によ
っても単位料金が異なるため、内蔵するタイマ機能を用
いて単位料金を自動的に変更して通信料金を算出するよ
うにしてもよい。
【0049】また、制御手段18は、本実施形態において
は、算出した送信時間と比較する設定時間に代え、通信
距離に応じて(市外局番毎としてもよい)1頁分の画像
データの送信に掛けるのに許容する料金として予め設定
されている設定料金と算出された通信料金とを比較して
送信の要否などを問い合わせるようになっている。な
お、単位料金としては、通信距離だけでなく、利用する
通信サービスなどの内容に応じた料金も設定しておいて
もよい。
【0050】そして、制御手段18は、図8のフローチャ
ートに示すように、ステップP1〜P8を略同様に実行
するが、ステップP4において送信時間を算出した後に
は、その算出された送信時間に基づいてメモリ手段13内
に格納した画像データを送信する相手先の電話番号の市
外局番に応じた単位料金を乗算してその画像データの送
信に掛かる料金を算出させ(ステップP41)、算出され
た通信料金と予め内部メモリ内に市外局番に対応して設
定されている設定料金とを比較して(ステップP5)、
その通信料金がユーザにより予め許容する料金として設
定されている設定時間より高いか否かに応じて問い合わ
せを行なう(ステップP42)。
【0051】この後には、上述第3実施形態と略同様
に、通信料金が設定料金より高額で画像データを送信す
るか否かの問い合わせに対して操作入力手段16からこの
ままの送信時間では画像データの送信を実行せず圧縮率
を変更する指示が入力されたときには、圧縮符号化手段
12の符号化パラメータを画像データの圧縮率を高くする
ように変更して(ステップP21)、再度、ステップP1
〜P21を実行し、操作入力手段16から送信が指示された
ときに、送信動作を開始して回線接続後にメモリ手段13
内の符号化した画像データを読み出し相手先へ送信す
る。なお、本実施形態でも、ステップP1〜P8、P2
1、P41、P42を実行して、送信時間がユーザの意図す
る時間となるように画像データを符号化する符号化パラ
メータを変更し、圧縮率を徐々に高くしているが、1回
の操作で送信可能な最高の圧縮率に画像データを符号化
する符号化パラメータに変更してもよく、また、メモリ
手段13内の画像データの符号量と市外局番に応じた設定
料金(設定時間)に基づいて使用する符号化パラメータ
を変更し1回の操作で画像データを送信するようにして
もよい。
【0052】このように本実施形態では、上述第3実施
形態における設定時間に代え、ユーザの許容する料金を
設定しておき、回線接続の前に、符号化された画像デー
タの通信料金が設定料金より高額となるときには、この
圧縮率による画像データの送信の可否が問い合わせら
れ、符号化パラメータの変更により圧縮率を高くされる
ことによりユーザの許容する料金まで通信料金が低く抑
えられた後に、その圧縮率で符号化された画像データが
相手先に送信されるので、ユーザが送信しようとした画
像データの通信料金が高額で、その送信を中止せざるを
得なくなってしまうことをなくすことができ、複雑な操
作を要求することなく、送信の可否のみの指示入力だけ
で、画像データを許容する通信料金で送信することがで
きる。
【0053】また、制御手段18が算出された通信料金と
比較する設定料金は、電話番号による通信距離に応じて
設定されている単位料金を用いて算出しているので、相
手先によって異なる通信距離によって画像データの圧縮
率が調整され画質が異なってしまうことを防止すること
ができる。次に、図9は本発明に係る画像データ伝送装
置の第6実施形態を示す図であり、本実施形態は請求項
8に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は上述第
3実施形態と略同様に構成されているため、同様な構成
および処理には同一の符号を付して特徴部分を中心に説
明する。
【0054】図1において、多値画像データ伝送装置
は、画像データ入力手段11、圧縮符号化手段12、メモリ
手段13、伝送手段14、伝送時間算出手段15、操作入力手
段16、表示手段17、および、制御手段18に加え、通信速
度記憶手段31を具備しており、通信速度記憶手段31は、
伝送手段14が実行した画像データの送信あるいは受信時
の実際の通信速度を検出して記憶保持する。
【0055】この通信速度記憶手段31は、先に実行した
画像データの送信動作時に相手先との間で行なった通信
制御から通信速度(モデムによる通信速度)を抽出して
その相手先の電話番号に対応させて記憶保持するように
なっており、伝送時間算出手段15は送信時間を算出する
前に通信速度記憶手段31内に該当する電話番号に対応付
けされた通信速度が記憶されているか否かを確認し、保
持されている場合にはその通信速度を使用して送信時間
を算出し、このときに通信速度記憶手段31内に該当する
電話番号の通信速度が記憶されていない場合には、上述
第3実施形態と同様に伝送手段14の最大伝送速度を用い
て送信時間を算出する。なお、相手先毎の通信速度は、
送信時だけでなく、画像データの受信時においても、発
信者番号通知サービスやCSI(国際識別番号)を利用
することにより、相手先を特定することができ、画像デ
ータを受信したときの通信速度をその相手先の通信速度
として通信速度記憶手段31に記憶させるようにしてもよ
い。
【0056】このように本実施形態では、上述第3実施
形態の作用効果に加え、相手先との間で先の実行した通
信速度をその相手先に対応付けして記憶保持し、次にそ
の相手先に画像データを送信する際にはその実際に実行
される通信速度に基づいて送信速度が算出されるので、
現実の送信速度に基づいてが送信時間が算出されユーザ
の意図する送信時間であるか否かを正確に判断して画像
データを送信することができる。
【0057】なお、本実施形態は上述第3実施形態に適
用した場合に説明しているが、第1、2、4、5実施形
態に適用してもよいことはいうまでもない。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、回線接
続の前に、符号化してメモリ手段内に格納した画像デー
タの送信時間を算出し、設定時間より長いときには画像
データの送信の要否を問い合わせて、送信の中止が指示
されたときには回線接続を行なうことなくこの処理を終
了させる一方、送信が指示されたときにメモリ手段内か
ら読み出した画像データを送信するので、回線接続前
に、意図しない送信時間となってしまうときには簡単に
画像データの送信を中止することができる。また、回線
接続中には操作を行なう必要がないので、接続時間を気
にすることなく画像データの送信を行なうか否かを判断
することができ、例えば、設定時間を大きく超えた送信
時間となってしまうときには送信を中止する一方、大き
く超えていないときにはそのまま画像データの送信を行
なうことができる。
【0059】請求項2に記載の発明によれば、回線接続
の前にメモリ手段などに格納することなく、取得し符号
化した画像データの送信時間を算出し、設定時間より長
いときには画像データの送信の要否を問い合わせて、送
信の中止が指示されたときには回線接続を行なうことな
くこの処理を終了させる一方、送信が指示されたときに
再度取得し符号化した画像データを送信するので、請求
項1記載の効果に加えて、メモリ手段を省くことができ
る。
【0060】請求項3に記載の発明によれば、回線接続
の前に、取得し符号化した画像デーの送信時間を算出
し、設定時間より長いときには画像データの圧縮率の変
更の要否を問い合わせて、圧縮率の変更が指示されない
ときにはそのままの圧縮率で符号化した画像データを送
信する一方、圧縮率の変更が指示されたときに設定時間
内あるいは近くの送信時間となるように再度画像データ
を符号化し送信するので、回線接続前に、ユーザの意図
しない送信時間となってしまうときには圧縮率の変更を
入力指示するだけで画像データをユーザの意図する送信
時間程度となるように調整し送信することができる。
【0061】請求項4に記載の発明によれば、送信時間
と比較する設定時間に、1頁分の画像データの送信に許
容する時間として複数のうちの何れか1つを選択して設
定することができるので、画像データの画質を維持して
送信するのに最低限必要な圧縮率で符号化した場合に掛
かる時間を最低の選択時間として設定しておくことによ
り、問い合わせの頻発や画質を保証することができくな
るなどの不都合を未然に防止することができる。
【0062】請求項5に記載の発明によれば、回線接続
の前に、取得し符号化した画像デーの送信時間を算出
し、設定時間より短いときには設定時間内あるいは近く
の送信時間となるように再度画像データを符号化し相手
先に送信するので、回線接続前に、画像データを不必要
に圧縮することなく、ユーザの意図する送信時間で高画
質に再生可能な画像データを送信することができる。
【0063】請求項6に記載の発明によれば、回線接続
の前に、取得し符号化した画像デーの送信時間を算出
し、この送信時間に基づいて、通信内容に応じた単位時
間あたりの単位料金を用いて1頁分の画像データに掛か
る通信料金を算出し、設定料金より低額なときにはその
ままの圧縮率で符号化した画像データを送信する一方、
設定料金より高額なときには設定料金内あるいは近くの
通信料金となるように再度画像データを符号化し送信す
るので、回線接続前に、ユーザの意図しない通信料金と
なってしまうときには自動的に画像データをユーザの意
図する通信料金程度となるように調整し送信することが
できる。
【0064】請求項7に記載の発明によれば、通信料金
と比較する設定料金に、1頁分の画像データの送信に許
容する料金として複数のうちから何れか1つを選択して
設定することができるので、単位料金を電話番号の市外
局番毎などの通信内容に応じて設定しておくことによ
り、請求項6に記載の発明において、相手先との距離に
よって画像データの画質が異なってしまうことを防止す
ることができる。
【0065】請求項8に記載の発明によれば、相手先毎
に画像データを伝送した際の実際の伝送速度を保持し
て、次に同一の相手先に画像データを送信する場合には
その伝送速度を用いてその送信時間を算出するので、送
信時間を実際に則して正確に算出しユーザの意図する条
件で画像データを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像データ伝送装置の第1実施形
態を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図
である。
【図2】その画像データの送信を説明するフローチャー
トである。
【図3】本発明に係る画像データ伝送装置の第2施形態
を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図で
ある。
【図4】その画像データの送信を説明するフローチャー
トである。
【図5】本発明に係る画像データ伝送装置の第3施形態
を示す図であり、その画像データの送信を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】本発明に係る画像データ伝送装置の第4施形態
を示す図であり、その画像データの送信を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】本発明に係る画像データ伝送装置の第5施形態
を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図で
ある。
【図8】その画像データの送信を説明するフローチャー
トである。
【図9】本発明に係る画像データ伝送装置の第6施形態
を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11 画像データ入力手段(画像データ取得手段) 12 圧縮符号化手段 13 メモリ手段 14 伝送手段(送信手段) 15 伝送時間算出手段 16 操作入力手段 17 表示手段(問い合わせ手段) 18 制御手段(問い合わせ手段、送信制御手段) 21 伝送料金算出手段 31 通信速度記憶手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信する画像データを取得する画像データ
    取得手段と、取得された画像データを符号化して圧縮す
    る符号化手段と、符号化された画像データを一時的に格
    納するメモリ手段と、符号化された画像データを回線を
    介して相手先に送信する送信手段と、各種情報の入力操
    作を行なう操作入力手段と、を備える画像データ伝送装
    置において、 符号化された画像データの符号量を検出して該符号量に
    基づいて送信手段の送信速度による該画像データの送信
    時間を算出する時間算出手段と、 算出された送信時間と予め設定されている設定時間とを
    比較して該送信時間が該設定時間よりも長い場合には取
    得された画像データの送信の要否を問い合わせる問い合
    わせ手段と、 回線接続を行なうのに先だって画像データ取得手段、符
    号化手段、メモリ手段、時間算出手段および問い合わせ
    手段を動作させ、問い合わせ後に操作入力手段から入力
    された指示に従って画像データの送信を開始または中止
    し、送信の開始を指示されたときに送信手段に回線接続
    を行なわせ該画像データをメモリ手段内から読み出して
    送信させる送信制御手段と、を設けたことを特徴とする
    画像データ伝送装置。
  2. 【請求項2】送信する画像データを取得する画像データ
    取得手段と、取得された画像データを符号化して圧縮す
    る符号化手段と、符号化された画像データを回線を介し
    て相手先に送信する送信手段と、各種情報の入力操作を
    行なう操作入力手段と、を備える画像データ伝送装置に
    おいて、 符号化された画像データの符号量を検出して該符号量に
    基づいて送信手段の送信速度による該画像データの送信
    時間を算出する時間算出手段と、 算出された送信時間と予め設定されている設定時間とを
    比較して該送信時間が該設定時間よりも長い場合には取
    得された画像データの送信の要否を問い合わせる問い合
    わせ手段と、 回線接続を行なうのに先だって画像データ取得手段、符
    号化手段、時間算出手段および問い合わせ手段を動作さ
    せ、問い合わせ後に操作入力手段から入力された指示に
    従って画像データの送信を開始または中止し、送信の開
    始を指示されたときに送信手段に回線接続を行なわせ該
    画像データを再度取得して符号化し送信させる送信制御
    手段と、を設けたことを特徴とする画像データ伝送装
    置。
  3. 【請求項3】送信する画像データを取得する画像データ
    取得手段と、取得された画像データを符号化して圧縮す
    る符号化手段と、符号化された画像データを回線を介し
    て相手先に送信する送信手段と、各種情報の入力操作を
    行なう操作入力手段と、を備え、符号化手段が符号化パ
    ラメータを変更することにより画像データの圧縮率を調
    整する機能を有する画像データ伝送装置において、 符号化された画像データの符号量を検出して該符号量に
    基づいて送信手段の送信速度による該画像データの送信
    時間を算出する時間算出手段と、 算出された送信時間と予め設定されている設定時間とを
    比較して該送信時間が該設定時間よりも長い場合には画
    像データの圧縮率の変更の要否を問い合わせる問い合わ
    せ手段と、 回線接続を行なうのに先だって画像データ取得手段、符
    号化手段、時間算出手段および問い合わせ手段を動作さ
    せ、問い合わせ後に操作入力手段から入力された指示に
    従って設定時間内あるいは近くの送信時間となるように
    符号化パラメータを変更して先の符号化による圧縮率よ
    りも高い圧縮率で画像データを再度符号化して送信手段
    に回線接続を行なわせ送信させる送信制御手段と、を設
    けたことを特徴とする画像データ伝送装置。
  4. 【請求項4】前記算出された送信時間と比較する設定時
    間に、1頁分の画像データの送信に掛ける時間として許
    容する複数の時間を予め準備しておき、該複数の時間の
    うちから何れか1つを選択して予め設定することを特徴
    とする請求項1から3の何れかに記載の画像データ伝送
    装置。
  5. 【請求項5】送信する画像データを取得する画像データ
    取得手段と、取得された画像データを符号化して圧縮す
    る符号化手段と、符号化された画像データを回線を介し
    て相手先に送信する送信手段と、を備え、符号化手段が
    符号化パラメータを変更することにより画像データの圧
    縮率を調整する機能を有する画像データ伝送装置におい
    て、 符号化された画像データの符号量を検出して該符号量に
    基づいて送信手段の送信速度による該画像データの送信
    時間を算出する時間算出手段と、 回線接続を行なうのに先だって画像データ取得手段、符
    号化手段および時間算出手段を動作させ、算出された送
    信時間と予め設定されている設定時間とを比較して該送
    信時間が該設定時間よりも短い場合には該送信時間を先
    の符号化による圧縮率よりも低い圧縮率で該設定時間内
    あるいは近くの送信時間となるように画像データを再度
    符号化し送信手段に回線接続を行なわせ送信させる送信
    制御手段と、を設けたことを特徴とする画像データ伝送
    装置。
  6. 【請求項6】送信する画像データを取得する画像データ
    取得手段と、取得された画像データを符号化して圧縮す
    る符号化手段と、符号化された画像データを回線を介し
    て相手先に送信する送信手段と、を備え、符号化手段が
    符号化パラメータを変更することにより画像データの圧
    縮率を調整する機能を有する画像データ伝送装置におい
    て、 符号化された画像データの符号量を検出して該符号量に
    基づいて送信手段の送信速度による該画像データの送信
    時間を算出する時間算出手段と、 算出された送信時間に基づいて予め準備されている通信
    サービス提供者の通信料金体系に従う通信内容に応じた
    複数の単位時間あたりの単位料金の何れかを用いて1頁
    分の画像データに掛かる通信料金を算出する料金算出手
    段と、 回線接続を行なうのに先だって画像データ取得手段、符
    号化手段、時間算出手段および料金算出手段を動作さ
    せ、算出された通信料金と予め設定されている設定料金
    とを比較して該通信料金が設定料金よりも高額な場合に
    は先の符号化による圧縮率よりも高い圧縮率で該設定料
    金内あるいは近くの通信料金となるように画像データを
    再度符号化し送信手段に回線接続を行なわせ送信させる
    送信制御手段と、を設けたことを特徴とする画像データ
    伝送装置。
  7. 【請求項7】前記送信制御手段が算出された通信料金と
    比較する設定料金に、1頁分の画像データの送信に掛け
    る料金として許容する料金を通信内容毎に予め設定して
    おき、 該送信制御手段は予め設定されている複数の料金のうち
    から通信内容に応じた設定料金を選択して算出された通
    信料金と比較することを特徴とする請求項6記載の画像
    データ伝送装置。
  8. 【請求項8】前記時間算出手段は、相手先毎の先に画像
    データを伝送した際の実際の伝送速度を検出保持して、
    同一の相手先に画像データを送信する場合には保持する
    伝送速度を用いて符号化された画像データの符号量に基
    づいて該画像データの送信時間を算出することを特徴と
    する請求項1から7の何れかに記載の画像データ伝送装
    置。
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