JPH10136492A - コンデンサマイクロホンおよびその製造方法 - Google Patents
コンデンサマイクロホンおよびその製造方法Info
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- JPH10136492A JPH10136492A JP30094596A JP30094596A JPH10136492A JP H10136492 A JPH10136492 A JP H10136492A JP 30094596 A JP30094596 A JP 30094596A JP 30094596 A JP30094596 A JP 30094596A JP H10136492 A JPH10136492 A JP H10136492A
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Abstract
の静電容量を安定化させることができるスペーサを備え
たコンデンサマイクロホンを提供する。 【解決手段】 固定極2と、振動膜1とをスペーサを介
して所定の間隔をもって対向的に配置するにあたって、
スペーサとしてほぼ同一粒径である複数の絶縁球体11
を含む電気絶縁性接着剤12aを用い、同接着剤12a
を振動膜1と固定極2との間に塗布した後、複数の絶縁
球体11が振動膜1および固定極2に対して平行をなす
一層状態となるように加圧して接着剤12aを硬化させ
る。
Description
ホンおよびその製造方法に関し、さらに詳しく言えば、
振動膜と固定極との間のギャップ幅を規定するスペーサ
の改良技術に関するものである。
する従来例としての典型的なマイクロホンユニットが示
されている。これによると、マイクロホンユニットは例
えばエレクトレット膜からなる振動膜1と、同振動膜1
との間で一種のコンデンサを形成する固定極2とを備え
ている。
って張設された状態で、また、固定極2は電気絶縁性の
支持体4上に支持された状態でそれぞれユニットケース
6内に組み込まれるのであるが、その場合、振動膜1と
固定極2との間にはスペーサ5が介装され、このスペー
サ5により振動膜1と固定極2との間に所定幅のギャッ
プが規定される。
り付けられる。この回路基板7には固定極2に接続され
るインピーダンス変換器7aが実装されており、ユニッ
トケース6の下部開口端6aを内側に向けてかしめて回
路基板7を押さえ込むことにより、マイクロホンユニッ
トが組み立てられる。
固定極2との間隔はスペーサ5によって規定されるが、
このスペーサ5には、特にその厚みについて高い寸法精
度、温度や湿度などの周囲環境に対する高い安定性、表
面抵抗率および体積抵抗率においてともに高い絶縁性、
そして比誘電率が低いことが要求されている。
に示されているように、スペーサ5には振動膜1の保持
リング3とほぼ同径で、振動膜1と固定極2の間隔に見
合う厚みを有する例えばポリエチレンテレフタレート
(PET)からなるドーナツ状の樹脂フィルムが用いら
れている。
樹脂フィルムからの打ち抜きによって得ているため、そ
の切り口にバリが発生しやすく、その厚みが不安定であ
るばかりか、ともすると振動膜1に傷を与え兼ねない。
また、その厚みがきわめて薄い(約38〜50μm程
度)ため、高い加工精度が要求されるとともに、組み立
て時の取り扱いが難しい。さらには、帯電しやすく収音
特性に悪影響を及ぼすという問題が指摘されている。
めになされたもので、その目的は、振動膜と固定極とを
一体的に結合してその間の静電容量を安定化させること
ができるスペーサを備えたコンデンサマイクロホンを提
供することにある。また、本発明の他の目的は、振動膜
と固定極とをそれら間のギャップ幅を高精度に維持しな
がら一体的に組み立てることができ、総じて製造コスト
を低減し得るコンデンサマイクロホンの製造方法を提供
することにある。
め、本発明は、電気絶縁性の支持体に支持されている固
定極と、保持リングに張設されている振動膜とをスペー
サを介して所定の間隔をもって対向的に配置してなるマ
イクロホンユニットを有するコンデンサマイクロホンに
おいて、上記スペーサは、ほぼ同一粒径である複数の電
気絶縁性球体を含む電気絶縁性接着剤層からなることを
特徴としている。
ャップは電気絶縁性球体(絶縁球体)によって規定され
るとともに、振動膜と固定極は電気絶縁性接着剤層によ
り一体的に結合されるため、静電容量の安定度が高めら
れる。
よりほぼ完全に密封されるため、その部分からの空気の
漏洩による音響特性のばらつきをなくすことができる。
さらには、振動膜、スペーサおよび固定極がそのスペー
サ自体により一体的に固定されるため、工数が削減され
全体として製造コストを安価にでき、設計の自由度も高
められる。また、振動膜と固定極とがアッセンブリー構
造となるため、振動膜の共振周波数の測定も容易とな
る。
からしてセラミック球体とりわけガラスビーズが好まし
いが、振動膜と固定極間のギャップ幅を維持できる硬度
を有していれば、ガラスバルーンや合成樹脂ビーズであ
ってもよい。
場合、各絶縁球体が重ならず振動膜および固定極に対し
て平行をなす一層状態となるように、このスペーサを加
圧することが好ましく、これによりそれら絶縁球体の粒
径によって固定極と振動膜との間のギャップ幅が高精度
に規定される。
る固定極と、保持リングに張設されている振動膜とをス
ペーサを介して所定の間隔をもって対向的に配置するに
あたって、本発明では、上記スペーサとしてほぼ同一粒
径である複数の電気絶縁性球体を含む電気絶縁性接着剤
を用い、同接着剤を上記振動膜と上記固定極との間に塗
布した後、上記複数の電気絶縁性球体が上記振動膜およ
び上記固定極に対して平行をなす一層状態となるように
加圧して上記接着剤を硬化させることを特徴としてい
る。
着剤を塗布するという簡単な作業により、それら間のギ
ャップ幅を高精度に維持しながら、振動膜と固定極とを
一体的に組み立てることが可能となり、生産性が良好で
総じて製造コストを低減することができる。また、接着
剤層に紫外線硬化型樹脂を用いることにより、振動膜に
対して熱的悪影響を与えることなく短時間の内に接着剤
層を硬化させることができる。
よく理解する上で、図1および図2を参照しながら、そ
の好適な実施形態について説明する。なお、これらの図
には本発明の要部しか示されていないが、スペーサを除
く他の構成要素については、先に説明した従来例と同じ
構成とされている。
サ10によって一体的に結合された状態の要部断面図が
示されている。この場合、スペーサ10は複数の絶縁球
体11を含む電気絶縁性の接着剤層12からなる。
ラスビーズが用いられ、その平均粒径は振動膜1と固定
極2との間に要求されるギャップ幅(例えば、約38〜
50μm)に応じて選定される。この種のガラスビーズ
としては、株式会社ユニオン社製の高精度ユニビーズS
PM−60(商品名)を例示することができる。なお、
振動膜1と固定極2間のギャップ幅を維持できる硬度を
有していれば、他のセラミックビーズや合成樹脂ビーズ
を用いてもよい。
数は、主としてこのセパレータ10の形成幅に依存する
が、同セパレータ10が加圧されたとき、その形成幅内
において重なり合うことなく、互いに密に接触して振動
膜1および固定極2に対して平行な一層となるような数
であることが好ましいが、絶縁球体11が離れて存在し
ていてもよい。
性と絶縁球体11を保持できる粘稠性とを有しているも
のが使用され、この実施例ではエポキシ系接着剤を用い
ている。この接着剤層12により、振動膜1と固定極2
とが相互に結合され、また、絶縁球体11がその間に保
持される。
せるにあたって、図2に誇張して示されているように、
絶縁球体11が混入された接着剤12aを固定極2の周
辺部、すなわち保持リング3と対向する面に塗布した
後、その上に振動膜1を重ね所定の圧力をかけて接着剤
12aを硬化させる。この加圧により、各絶縁球体11
が重なり合うことなく平面的に並べられ、図1に示すよ
うなスペーサ10が形成される。
絶縁球体11による所定のギャップが形成されるととも
に、接着剤12aにより振動膜1と固定極2とが結合さ
れることになる。このように、本発明によれば、従来の
ようにプラスチックフィルムから打ち抜いたスペーサを
別途に用意することなく、振動膜1と固定極2の結合工
程にてスペーサ10を同時に形成することが可能とな
る。
のものを用いているが、これを紫外線硬化型接着剤とし
て紫外線照射により硬化させてもよく、これによれば振
動膜1に熱的な悪影響を与えることなく短時間で接着剤
を硬化させることができる。なお、振動膜1に熱的な悪
影響を与えない範囲であれば、加熱硬化型接着剤を使用
することもできる。
振動膜と固定極との間のギャップは絶縁球体によって規
定されるとともに、振動膜と固定極は接着剤層により一
体的に結合されるため、静電容量の安定度が高められ
る。
よりほぼ完全に密封されるため、その部分からの空気の
漏洩による音響特性のばらつきをなくすことができる。
さらには、振動膜、スペーサおよび固定極がそのスペー
サ自体により一体的に固定されるため、工数が削減され
全体として製造コストを安価にでき、設計の自由度も高
められる。加えて、振動膜と固定極とがアッセンブリー
構造となるため、振動膜の共振周波数の測定も容易とな
る。
と固定極との間に接着剤を塗布するという簡単な作業に
より、それら間のギャップ幅を高精度に維持しながら、
振動膜と固定極とを一体的に組み立てることが可能とな
り、生産性が良好で総じて製造コストを低減することが
できる。また、接着剤層に紫外線硬化型樹脂を用いるこ
とにより、振動膜に対して熱的悪影響を与えることなく
短時間の内に接着剤層を硬化させることができる。
例を示した要部拡大断面図。
るための要部分解拡大断面図。
的に示した断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 電気絶縁性の支持体に支持されている固
定極と、保持リングに張設されている振動膜とをスペー
サを介して所定の間隔をもって対向的に配置してなるマ
イクロホンユニットを有するコンデンサマイクロホンに
おいて、上記スペーサは、ほぼ同一粒径である複数の電
気絶縁性球体を含む電気絶縁性接着剤層からなることを
特徴とするコンデンサマイクロホン。 - 【請求項2】 上記電気絶縁性球体がガラスビーズから
なることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサマイ
クロホン。 - 【請求項3】 上記複数の電気絶縁性球体は上記振動膜
および上記固定極に対して平行をなす一層状態で上記接
着剤層内に含まれ、それらの粒径によって上記固定極と
上記振動膜との間の間隔が規定されていることを特徴と
する請求項1または2に記載のコンデンサマイクロホ
ン。 - 【請求項4】 電気絶縁性の支持体に支持されている固
定極と、保持リングに張設されている振動膜とをスペー
サを介して所定の間隔をもって対向的に配置するにあた
って、上記スペーサとしてほぼ同一粒径である複数の電
気絶縁性球体を含む電気絶縁性接着剤を用い、同接着剤
を上記振動膜と上記固定極との間に塗布した後、上記複
数の電気絶縁性球体が上記振動膜および上記固定極に対
して平行をなす一層状態となるように加圧して上記接着
剤を硬化させることを特徴とするコンデンサマイクロホ
ンの製造方法。 - 【請求項5】 上記接着剤層が紫外線硬化型樹脂からな
ることを特徴とする請求項4に記載のコンデンサマイク
ロホン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30094596A JP3616467B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | コンデンサマイクロホンおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30094596A JP3616467B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | コンデンサマイクロホンおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10136492A true JPH10136492A (ja) | 1998-05-22 |
| JP3616467B2 JP3616467B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=17890992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30094596A Expired - Fee Related JP3616467B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | コンデンサマイクロホンおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3616467B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001060117A3 (en) * | 2000-02-08 | 2002-05-02 | Knowles Electronics Llc | Acoustical transducer with reduced parasitic capacitance and method of manufacturing same |
| US7065224B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-06-20 | Sonionmicrotronic Nederland B.V. | Microphone for a hearing aid or listening device with improved internal damping and foreign material protection |
| US7184563B2 (en) | 2003-03-04 | 2007-02-27 | Knowles Electronics Llc. | Electret condenser microphone |
| US7415121B2 (en) | 2004-10-29 | 2008-08-19 | Sonion Nederland B.V. | Microphone with internal damping |
| US7585417B2 (en) | 2006-04-10 | 2009-09-08 | Touch Micro-System Technology Inc. | Method of fabricating a diaphragm of a capacitive microphone device |
| JP2011004116A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Audio Technica Corp | コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP30094596A patent/JP3616467B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6532293B1 (en) | 2000-02-08 | 2003-03-11 | Knowles Electronics Llc | Acoustical transducer with reduced parasitic capacitance |
| US6684484B2 (en) | 2000-02-08 | 2004-02-03 | Knowles Electronics, Llc | Method for manufacturing acoustical transducer with reduced parasitic capacitance |
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| JP2011004116A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Audio Technica Corp | コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3616467B2 (ja) | 2005-02-02 |
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