JPH10136631A - Pm形ステッピングモータ - Google Patents
Pm形ステッピングモータInfo
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- JPH10136631A JPH10136631A JP28448696A JP28448696A JPH10136631A JP H10136631 A JPH10136631 A JP H10136631A JP 28448696 A JP28448696 A JP 28448696A JP 28448696 A JP28448696 A JP 28448696A JP H10136631 A JPH10136631 A JP H10136631A
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- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
速度の不均一性を改善し、動作時の振動・騒音を抑制す
ることができるPMステッピングモータを提供する。 【解決手段】 ステータ20を構成するステータユニッ
ト21は、励磁コイル22、外ヨーク23、内ヨーク2
4からなる。第1の磁極歯27aは第1の外ヨーク23
aのプレート部26aから、第2の磁極歯29aは第1
の内ヨーク24aのプレート部28aから、それぞれ向
かい合う方向に延びている。同様に、第3の磁極歯27
bは第2の外ヨーク23bのプレート部26bから、第
4の磁極歯29bは第2の内ヨーク24bのプレート部
28bから、それぞれ向かい合う方向に延びている。そ
して各ステータユニットの各ヨークの磁極歯が、等間隔
な位置からずれた歯を有する。
Description
モータ、更に詳しくは磁極を有する内外のヨーク間に励
磁コイルを装着して形成されたステータユニットを、軸
方向に複数積層してステータを形成するPM形ステッピ
ングモータに関するものである。
してPM形ステッピングモータが用いられてきた。二相
PM形ステッピングモータは、ロータとその周りに同軸
状に配置されるステータから構成される。ロータは、円
筒状の磁石が装着され多極着磁により複数の磁極を有す
る。ステータは、軸方向に積層された2つのステータユ
ニットからなり、各々のステータユニットは外ヨーク、
内ヨーク、及びこれら内外のヨーク間に挟持される励磁
コイルからなる。外ヨークは励磁コイルの外周面を覆う
円筒状のハウジング部と、励磁コイルの一方の端面を覆
うプレート部と、プレート部の中央から励磁コイル内周
面に等間隔に延びるくし歯状の複数の磁極歯からなり、
これらは鋼板を一体にプレス加工することで形成され
る。内ヨークは、励磁コイルのもう一方の端面を覆うプ
レート部と、プレート部の中央から励磁コイル内周面に
等間隔に延びるくし歯状の複数の磁極歯からなり、外ヨ
ークと同様プレス加工により一体に形成される。外ヨー
クと内ヨークには同数の磁極歯が設けられ、励磁コイル
の内周面においてこれら磁極歯が等間隔となるように配
置され、ロータを駆動する磁界が形成される。そして2
つのステータユニットは、2つのカバーによって挟みこ
まれ、カバーには同軸状にシャフトを回転支持する軸受
が備えられる。
極歯が等間隔となるように所定の角度だけずらして積層
される。図7は、2つのステータユニットを配置したと
きの、磁極歯の相互位置関係を展開して示した図であ
る。ここで、モータの基本ステップ角(機械角)をθS
で表し、以下これを用いて説明する。Pをステッピング
モータの相数、Nを各ヨークの磁極歯の数とすると、モ
ータの磁極歯の全数は2PN枚となり、基本ステップ角
θSは下記(1)式により示される。
aから、第2の磁極歯29aは内ヨークのプレート部2
8aから、それぞれ向かい合う方向に延びている。第1
および第2の磁極歯はそれぞれ等間隔に4θS毎に配置
される。そして、第1の磁極歯と第2の磁極歯がお互い
に等間隔で配置されるため、隣接する歯のピッチは2θ
Sとなる。さらに、第1のステータユニット21aと第
2のステータユニット21bは、θSずらして積層され
る。したがって、第1と第2のステータユニットの磁極
歯、全数2PN枚がそれぞれ等間隔で配置され、隣接す
る歯のピッチはθSとなる。この結果、ステッピングモ
ータは励磁によりステップ数2PN、基本ステップ角θ
Sで制御することが可能となる。
理から振動・騒音を伴う。そのため、振動・騒音を低減
することを目的に、モータを構成する部品の精度やその
部品を組立てる精度を向上する技術が考えられてきた。
また、磁極歯の形状を工夫したり、歯ピッチをずらす工
夫もなされてきた。
タの磁極歯の配列で、歯ピッチをずらした場合の磁極歯
の位置関係を示す展開図である。図8のモータの磁極歯
は、全数の磁極歯を等間隔に配置した位置から、4つの
ヨークのうち2つのヨークの歯はずらさず、1つのヨー
クの歯の全てを進み方向にずらし、1つのヨークの歯の
全てを遅れ方向にずらして形成してある。
ッピングモータは、永久磁石起磁力によりロータの回転
角に対し周期的に発生するディテントトルクを有する。
そしてそのディテントトルクの現れる成分は、原理的に
2Pke次(但し、Pはステッピングモータの相数、ke
は正の整数)の高調波成分である。この現象を具体的に
表したグラフを図9に示す。
ータも含め、上述の二相PM形ステッピングモータの4
つのヨークの磁極歯のうち、等間隔な位置から1つのヨ
ークの全ての歯を進み方向に、1つのヨークの全ての歯
を遅れ方向にそれぞれずらした時の、ずれ量と、本モー
タのディテントトルクの4次成分・8次成分・4次成分
と8次成分の和の関係を示している。但し、等間隔な位
置から磁極歯をずらす量(機械角)をα、ずれピッチを
dt=1/dPで表すと、下記(2)式の関係がある。
Pを用いた。また二相ステッピングモータの場合、ディ
テントトルクは4次成分、8次成分等が原理的に現れ、
それ以外の成分は打ち消し合い現れない。さらに、どの
歯もずらさない場合は、この図でdPの値を無限大にと
ったときに相当し、この時のディテントトルクの4次成
分と8次成分の和の値を、図9中に一点鎖線で示した。
ントトルクの4次成分はdPとともに振動的に増減し、
ディテントトルクの8次成分も同様である。その結果、
4次成分と8次成分の和も、dPとともに振動的に増減
する。したがって、0<α<4θSの範囲すなわちdP>
1の範囲で、適当なdPの値(但し、dP≠4/3、2、
4)を選ぶことにより、どの歯もずらさない場合に比
べ、ディテントトルクの高調波成分を減少させることが
できる。しかしその減少は小さく、また4次成分と8次
成分を同時にゼロにさせるdPの値は存在しないため、
ディテントトルクの高調波成分を完全に打ち消すことは
できない。
値(但し、dP≠4/3、2、4)を選ぶことによりデ
ィテントトルクの高調波成分を減少させることができる
が、磁極歯を備える4つのヨーク全てを用いて、モータ
全体としてディテントトルクの高調波成分を打ち消し合
っている。このため、軸の倒れにより磁気的なバランス
が崩れ、軸方向の位置によって空隙のパーミアンスが不
均一になった場合、ディテントトルクの高調波成分は打
ち消し合い難くなる。
分の影響により、励磁に伴い発生する主トルクに角度依
存性が生じていた。その結果、回転速度が不均一とな
り、動作時の振動・騒音を抑制することが難しいという
問題点があった。
1の発明は、各ヨーク内でディテントトルクの高調波成
分を打ち消し合うことで、軸の倒れにより磁気的なバラ
ンスが崩れ軸方向の位置によって空隙のパーミアンスが
不均一になった場合でも、ディテントトルクの高調波成
分を効果的に低減させ、主トルクの角度依存性を低減で
き、回転速度の不均一性を改善できるため、動作時の振
動・騒音を抑制することを可能とするPM形ステッピン
グモータを提供することを目的としたものである。
ントトルクの2P次成分(但し、Pはステッピングモー
タの相数)をゼロにすることでディテントトルクの高調
波成分を低減させ、動作時の振動・騒音を抑制すること
を可能とするPM形ステッピングモータを提供すること
を目的としたものである。
ントトルクの2Pk次成分(但し、Pはステッピングモ
ータの相数、kは3の倍数を除く正の整数)を同時にゼ
ロにすることでディテントトルクの高調波成分を低減さ
せ、動作時の振動・騒音をより一層抑制することを可能
とするPM形ステッピングモータを提供することを目的
としたものである。
ントトルクの2Pk次成分(但し、Pはステッピングモ
ータの相数、kは3の倍数を除く正の整数)を同時にゼ
ロにし、動作時の振動・騒音をより一層抑制することを
可能とするだけでなく、さらに、主トルクの減少を小さ
く抑えるため、トルク性能の低下も抑えられるPM形ス
テッピングモータを提供することを目的としたものであ
る。
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、各ステータユ
ニットの各ヨークの磁極歯に、等間隔な位置からずれた
歯を設けることを特徴とする。ここで等間隔な位置と
は、歯ピッチを4θSにして配置した位置である。磁極
歯を、このように等間隔な位置からずれた歯を設けて配
置すると、原理的に現れるディテントトルクの2Pke
次成分(但し、Pはステッピングモータの相数、keは
正の整数)を各ヨーク内で相殺し、減少できる。その結
果、軸の倒れにより磁気的なバランスが崩れ、軸方向の
位置によって空隙のパーミアンスが不均一になった場合
でも、ディテントトルクの高調波成分を効果的に低減さ
せることが可能となる。したがって、主トルクの角度依
存性を減少でき、回転速度の不均一性を改善できるた
め、動作時の振動・騒音を抑制することが可能となる。
α、すなわちdP>1を満たす範囲の中に、上記の効果
が得られるdPの値が存在するが、請求項2記載の発明
では、特に磁極歯のずれピッチを数1の式で示される値
に設定することを特徴とする。
の配列の最小単位となる歯数である。例えば、ずらさな
い歯1枚、ずらした歯1枚を順番に配列した場合、計2
枚が歯の配列の最小単位であるため、n=2である。同
様に、ずらさない歯1枚、進み方向にずらした歯1枚、
遅れ方向にずらした歯1枚を順番に配列した場合、計3
枚が歯の配列の最小単位であるため、n=3である。ま
た、ここで定義されるn枚の歯に対し、それぞれずれピ
ッチdtが存在する。
的に現れるディテントトルクの2P次成分(但し、Pは
ステッピングモータの相数)をゼロにすることができ、
さらなる効果が得られる。なおここでは、nは2以上の
整数である。
のずれピッチを数2の式で示される値に設定することを
特徴とする。ずれピッチをこのように設定すると、原理
的に現れるディテントトルクの2Pk次成分(但し、P
はステッピングモータの相数、kは3の倍数でない正の
整数)を同時にゼロにすることができ、さらなる効果が
得られる。なおここでは、nは3以上の整数である。
により、有効なトルクである主トルク成分は減少する傾
向にあるが、特に請求項4記載の発明では、磁極歯のず
れピッチを数2の式で示される値のうちの最小値に設定
することを特徴とする。ずれピッチをこのように設定す
ると、原理的に現れるディテントトルクの2Pk次成分
(但し、Pはステッピングモータの相数、kは3の倍数
でない正の整数)を同時にゼロにすることができるのに
加え、主トルク成分の減少を小さく抑えるという効果が
得られる。なおここでは、nは3以上の整数である。
形ステッピングモータを対象に、図面に基づき説明す
る。図1は本発明の一例を示す、二相PM形ステッピン
グモータの縦断面図であり、この図1によりPM形ステ
ッピングモータの構造を説明する。
に支持されるロータ10と、その周りに僅かな空隙を隔
てて同軸状に配置されるステータ20から構成される。
ロータ10はシャフト11の周囲に円筒状の磁石12が
装着され、多極着磁により複数の磁極を有する。
た、第1のステータユニット21aと第2のステータユ
ニット21bからなる。各々のステータユニットは、励
磁コイル22、外ヨーク23、内ヨーク24からなる。
励磁コイル22は、ワイヤーを円筒状に巻装して絶縁処
理を施し、外ヨーク23と内ヨーク24の間に挟持され
る。外ヨーク23は励磁コイル22の外周面を覆う円筒
状のハウジング部25と、励磁コイル22の一方の端面
を覆う円盤状のプレート部26と、プレート部の中央か
ら励磁コイルの内周面に延びるくし歯状の複数の磁極歯
27からなる。これらハウジング部25、プレート部2
6、磁極歯27は鋼板を一体にプレス加工することによ
り形成される。内ヨーク24は、励磁コイル22のもう
一方の端面を覆う円盤状のプレート部28と、プレート
部28の中央から励磁コイル22の内周面に延びるくし
歯状の複数の磁極歯29からなる。これらプレート部2
8、磁極歯29は、外ヨーク23と同様に鋼板をプレス
加工することにより一体に形成される。そして外ヨーク
23と内ヨーク24には同数の磁極歯が設けられてお
り、励磁コイル22の内周面においてこれら磁極歯が、
接触しないように交互に配置される。
のステータユニット21bは、所定の角度だけずらして
積層される。そして2つのステータユニット21は、2
つのカバー13によって挟みこまれる。また2つのカバ
ー13には、同軸状にシャフト11を回転支持する軸受
14が備えられる。このように構成されたPM形ステッ
ピングモータ1は、図示しない駆動回路により各相の励
磁コイル22に流す電流を順次切換えることで回転磁界
が形成され、ロータ10が駆動される。ここで以下の実
施例においては、ステップ数96、基本ステップ角θS
=3.75°のPM形ステッピングモータを用いて説明
する。
係り、各々のステータユニットに設ける磁極歯の、相互
の位置関係の一例を示す展開図である。第1の磁極歯2
7aは第1の外ヨーク23aのプレート部26aから、
第2の磁極歯29aは第1の内ヨーク24aのプレート
部28aから、それぞれ向かい合う方向に延びている。
同様に、第3の磁極歯27bは第2の外ヨーク23bの
プレート部26bから、第4の磁極歯29bは第2の内
ヨーク24bのプレート部28bから、それぞれ向かい
合う方向に延びている。そして各々のステータユニット
を構成する外ヨーク23と内ヨーク24には、同数24
枚の磁極歯が設けられ、全部で96枚の磁極歯を有す
る。ただし図2では、磁極歯は各ヨーク6枚、全部で2
4枚のみを抜粋して示している。
方向とし、矢印の方向にそれぞれの歯をずらした後の状
態を示す。第1の磁極歯27aの左から1番目の歯は等
間隔な位置からずらさず、2番目の歯は進み方向にずら
してある。また3番目以降はこの繰り返しである。同様
に、第2の磁極歯29a、第3の磁極歯27b、第4の
磁極歯29bも、左から1番目の歯はずらさず、2番目
の歯は進み方向にずらし、3番目以降はこの繰り返しで
ある。
は、各ヨークの24枚の磁極歯を等間隔15°おきに配
置した位置から、24枚の歯のうち12枚の歯はずらさ
ず、12枚の歯を進み方向にずらして形成してある。
い歯、進み方向にずらした歯がお互いに作用し合い、デ
ィテントトルクの2Pke次成分(但し、Pはステッピ
ングモータの相数、keは正の整数)を低減することが
できる。また磁極歯を備える各々のヨーク内において、
ディテントトルクの高調波成分を打ち消し合っている。
このため、軸の倒れにより磁気的なバランスが崩れ、軸
方向の位置によって空隙のパーミアンスが不均一になっ
た場合でも影響を受け難く、ディテントトルクを有効に
打ち消し合うことができる。また、円周方向の直近の歯
の間でディテントトルクの高調波成分を打ち消し合うた
め、軸の偏心により円周方向の位置によって空隙のパー
ミアンスが不均一になった場合でも影響を受け難く、同
様にディテントトルクを有効に打ち消し合うことができ
る。
ずらした歯のずれ量を、数1を満たすずれピッチである
dt=1/8ピッチ、3/8ピッチ、5/8ピッチ等に
設定した場合である。このようにずれピッチを設定する
と、ずらさない歯、ずらした歯が、お互いに作用し合い
ディテントトルクの2P次成分(但し、Pはステッピン
グモータの相数)をゼロにすることができる。
り、各々のステータユニットに設ける磁極歯の、相互の
位置関係の一例を示す展開図である。第1の磁極歯27
aの左から1番目の歯は等間隔な位置からずらさず、2
番目の歯は遅れ方向にずらし、3番目の歯は進み方向に
ずらしてある。また4番目以降はこの繰り返しである。
同様に、第2の磁極歯29a、第3の磁極歯27b、第
4の磁極歯29bも、左から1番目の歯はずらさず、2
番目の歯は遅れ方向にずらし、3番目の歯は進み方向に
ずらし、4番目以降はこの繰り返しである。
は、各ヨークの24枚の磁極歯を等間隔15°おきに配
置した位置から、24枚の歯のうち8枚の歯はずらさ
ず、8枚の歯を進み方向にずらし、8枚の歯を遅れ方向
にずらして形成してある。なお図3では、ずらさない
歯、進み方向にずらす歯、遅れ方向にずらす歯を1枚ず
つ順番に配置しているが、8枚ずつまとめてずらして配
置しても良い。この時、軸の偏心による、円周方向での
パーミアンス変化の影響に対しては弱くなるが、磁極歯
間の磁束の漏れによる主トルクの低下は、小さく抑えら
れる。
とずらさない歯、進み方向にずらした歯、遅れ方向にず
らした歯が、お互いに作用し合いディテントトルクの2
Pke次成分(但し、Pはステッピングモータの相数、
keは正の整数)を低減することができる。これを具体
的に示したものが図4である。
ータも含め、上述の96ステップのPM形ステッピング
モータの磁極歯のうち、各ヨークの磁極歯を等間隔な位
置から8枚の歯を進み方向に、8枚の歯を遅れ方向にそ
れぞれずらした、ずれ量と、本モータのディテントトル
クの4次成分・8次成分・4次成分と8次成分の和の関
係を示している。また同時に、歯のずれ量と主トルクの
比の関係を表すため、磁極歯を全て等間隔に配置したモ
ータの主トルクの1次成分に対する、本モータの主トル
クの1次成分の比を縦軸の第2軸に示している。ここで
横軸のずれ量は簡単のため、ずれピッチの逆数dPを用
いた。また、ディテントトルクのν次成分Td(ν)、
各相に発生する主トルクのν次成分T(ν)は次式によ
り得た。
極歯の位置を表す電気角、nは各ヨークの磁極歯の配列
の最小単位となる歯数であり、ここではn=3である。
dtはずれピッチ(d1=0、d2=1/dP、d3=−
1/dP)であり、簡単のためνに関係のない諸々の係
数は全て1とした。また、ディテントトルクの現れる次
数は原理的に2Pke次(但し、Pはステッピングモー
タの相数、keは正の整数)の高調波成分であり、二相
ステッピングモータの場合、ディテントトルクは4次成
分、8次成分等が原理的に現れ、それ以外の成分は打ち
消し合い現れない。さらに、どの歯もずらさない場合
は、この図でdPの値を無限大にとったときに相当し、
この時のディテントトルクの4次成分と8次成分の和の
値を、図4中に一点鎖線で示した。
トルクの4次成分は磁極歯のずれピッチの逆数dPとと
もに振動的に増減し、同様にディテントトルクの8次成
分も振動的に増減する。その結果、4次成分と8次成分
の和も、磁極歯のずれピッチの逆数dPとともに振動的
に増減する。従って、0<α<4θSの範囲すなわちdP
>1の範囲で、適当なdPの値(但し、dP≠4/3、
2、4)を選ぶことにより、どの歯もずらさない場合に
比べ、ディテントトルクの高調波成分を減少させること
ができる。
1を満たすずれピッチであるdt=x/(6P)ピッチ
(但し、xは3の倍数を除く正の整数)、すなわち本モ
ータの場合1/12ピッチ、1/6ピッチ、1/3ピッ
チ等でゼロになる。同様にディテントトルクの8次成分
も、ずれピッチがdt=x/(12P)ピッチ、すなわ
ち本モータの場合1/24ピッチ、1/12ピッチ、1
/6ピッチ等でゼロになる。さらに4次成分と8次成分
の和は、数2を満たすずれピッチであるdt=x/(6
P)ピッチ、すなわち本モータの場合1/12ピッチ、
1/6ピッチ、1/3ピッチ等でゼロになる。したがっ
て、ずれピッチを上記の値に設定することにより、原理
的に現れるディテントトルクの2Pk次成分を同時にゼ
ロにすることができ、さらなる効果が得られる。但し、
1/3ピッチでは主トルクの1次成分がゼロになり、良
くない。
す。磁極歯を全て等間隔に配置したモータの主トルクの
1次成分に対する、本モータの主トルクの1次成分の比
は、図4のようにdP>3の範囲でdPの増加とともに増
加する。そのため、dPの値が大きい方が主トルクの減
少分が小さく有利である。従って、磁極歯のずれピッチ
を、数2を満たすdt=x/(6P)ピッチ(xは3の
倍数を除く正の整数)のうち、最小値の1/(6P)ピ
ッチ、すなわち本モータの場合1/12ピッチに設定す
ることで、原理的に現れるディテントトルクの2Pk次
成分を同時にゼロにすることができるのに加え、主トル
ク成分の減少を小さく抑えるという効果が得られる。
ば第1の磁極歯27aにおいて、ずらさない歯、遅れ方
向にずらした歯、進み方向にずらした歯を1枚ずつ順番
に配列して形成する。そして、このように配列された2
つのヨークの磁極歯がピッチをずらして1つのステータ
ユニットを形成し、このように配列された2つのステー
タユニットがピッチをずらしてステータを形成する。し
かし、歯の配列の方法はこれに限らない。例えば、各ヨ
ークの全数の磁極歯のうち、1/3の数の歯をまとめて
進め、1/3の数の歯をまとめて遅らせ、1/3の数の
歯をずらさない等、他の方法でも同様な効果が得られ
る。
び4に係る他の実施例である。各々のステータユニット
を構成する2つのヨークの磁極歯のずらし方は、図5ま
たは図6に示すように変えても良い。ただし、隣接する
歯の隙間が小さくなるにつれ、磁極歯間を流れる漏れ磁
束が増加し、励磁コイルと鎖交する主磁束が減少する傾
向がある。例えば、歯を全くずらさない場合の主磁束を
基準とした時、実施例2の図3、実施例3の図5のモー
タでは主磁束は約2%減少し、実施例3の図6のモータ
では主磁束は約18%減少する。従って、モータの主磁
束の低下を小さく抑えるためには、図3、図5のモータ
が好ましい。但し、ここでの主磁束量の減少率は、ロー
タとステータの間の空隙の長さに対して、ヨークの板厚
を約3倍、歯を全くずらさない場合の隣接する歯の隙間
を約5倍にとった場合の例である。
も、各ヨークの全数24枚の磁極歯を等間隔15°おき
に配置した位置から、24枚のうち8枚の歯はずらさ
ず、8枚の歯を進み方向にずらし、8枚の歯を遅れ方向
にずらして形成してある。またそのずれ量は、おのおの
1/12ピッチである。
い歯、進み方向にずらした歯、遅れ方向にずらした歯
が、お互いに作用し合いディテントトルクの2Pk次成
分を抑えることができる。これを具体的に示すと、実施
例2と同じく図4となり、同様の効果が得られる。
らした歯1枚の計2枚を歯の配列の最小単位にしてディ
テントトルクを打ち消し合っている。同様に実施例2と
実施例3では、ずらさない歯1枚、進み方向にずらした
歯1枚、遅れ方向にずらした歯1枚の計3枚を最小単位
にして打ち消し合っている。しかし、最小単位となる歯
数nは上記に限らず任意の値n(但し、nは2以上の整
数)でよい。但し、nが増加するにつれ主トルク成分は
減少する傾向にある。従って主トルクの低下を抑えるた
めには、最小単位となる歯の枚数は少ない方が好まし
い。さらに、ディテントトルクの2P次成分をゼロにさ
せる場合、最小単位となる歯数nは2以上であり、2が
より好ましい。一方、ディテントトルクの2Pk次成分
を同時にゼロにさせる場合、最小単位となる歯数nは3
以上であり、3がより好ましい。
ッピングモータを対象に説明したが、二相に限らず一般
にP相のステッピングモータについても同様に適用でき
る。
ク内で原理的に現れるディテントトルクの2Pke次成
分(但し、Pはステッピングモータの相数、keは正の
整数)を打ち消し合うことで、軸の倒れにより磁気的な
バランスが崩れ軸方向の位置によって空隙のパーミアン
スが不均一になった場合でも、ディテントトルクの高調
波を効果的に低減させ、主トルクの角度依存性を低減で
き、回転速度の不均一性を改善できるため、動作時の振
動・騒音を抑制することが可能となる。
るディテントトルクの2P次成分(但し、Pはステッピ
ングモータの相数)をゼロにすることで、動作時の振動
・騒音を抑制することが可能となる。
れるディテントトルクの2Pk次成分(但し、Pはステ
ッピングモータの相数、kは3の倍数を除く正の整数)
を同時にゼロにすることで、動作時の振動・騒音をより
一層抑制することが可能となる。
れるディテントトルクの2Pk次成分(但し、Pはステ
ッピングモータの相数、kは3の倍数を除く正の整数)
を同時にゼロにし、動作時の振動・騒音をより一層抑制
することを可能とするだけでなく、主トルクの減少を小
さく抑えるため、トルク性能の低下も抑えられる。
示す展開図である。
示す展開図である。
とディテントトルク、主トルクの比との関係を示すグラ
フである。
示す展開図である。
他の例を示す展開図である。
る。
展開図である。
ルク、主トルクの比との関係を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の磁極を有するロータの周りに、外
ヨーク、内ヨークを有するステータユニットを複数積層
して形成したステータを配置し、前記各ステータユニッ
トの各ヨークには複数の磁極歯が備えられるPM形ステ
ッピングモータにおいて、各ステータユニットの各ヨー
クの磁極歯が等間隔な位置からずれた歯を有することを
特徴とするPM形ステッピングモータ。 - 【請求項2】 複数の磁極を有するロータの周りに、外
ヨーク、内ヨークを有するステータユニットを複数積層
して形成したステータを配置し、前記各ステータユニッ
トの各ヨークには複数の磁極歯が備えられるPM形ステ
ッピングモータにおいて、各ステータユニットの各ヨー
クの磁極歯が等間隔な位置からずれた歯を有し、磁極歯
のずれピッチdtは、 【数1】 (但し、Pはモータの相数、θmは磁極歯の位置を表す
電気角、nは各ヨークの磁極歯の配列の最小単位となる
歯数)を満たす値であることを特徴とするPM形ステッ
ピングモータ。 - 【請求項3】 複数の磁極を有するロータの周りに、外
ヨーク、内ヨークを有するステータユニットを複数積層
して形成したステータを配置し、前記各ステータユニッ
トの各ヨークには複数の磁極歯が備えられるPM形ステ
ッピングモータにおいて、各ステータユニットの各ヨー
クの磁極歯が等間隔な位置からずれた歯を有し、磁極歯
のずれピッチdtは、 【数2】 (但し、Pはモータの相数、kは3の倍数を除く正の整
数、θmは磁極歯の位置を表す電気角、nは各ヨークの
磁極歯の配列の最小単位となる歯数)を満たす値である
ことを特徴とするPM形ステッピングモータ。 - 【請求項4】 複数の磁極を有するロータの周りに、外
ヨーク、内ヨークを有するステータユニットを複数積層
して形成したステータを配置し、前記各ステータユニッ
トの各ヨークには複数の磁極歯が備えられるPM形ステ
ッピングモータにおいて、各ステータユニットの各ヨー
クの磁極歯が等間隔な位置からずれた歯を有し、磁極歯
のずれピッチdtは、 【数2】 (但し、Pはモータの相数、kは3の倍数を除く正の整
数、θmは磁極歯の位置を表す電気角、nは各ヨークの
磁極歯の配列の最小単位となる歯数)を満たす値であ
り、かつその値のうちの最小値に設定されることを特徴
とするPM形ステッピングモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28448696A JP3422192B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | Pm形ステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28448696A JP3422192B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | Pm形ステッピングモータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10136631A true JPH10136631A (ja) | 1998-05-22 |
| JP3422192B2 JP3422192B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=17679148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28448696A Expired - Fee Related JP3422192B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | Pm形ステッピングモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3422192B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6479911B1 (en) | 1999-09-22 | 2002-11-12 | Seiko Epson Corporation | PM type stepping motor |
| US7250698B2 (en) | 2004-11-02 | 2007-07-31 | Japan Servo Co., Ltd. | Multi-phase claw-pole type rotary machine |
| CN104343738A (zh) * | 2013-07-30 | 2015-02-11 | 三井造船株式会社 | 轴流压缩机的静叶构造 |
| JP2023009408A (ja) * | 2021-07-07 | 2023-01-20 | 株式会社東京マイクロ | Pm型2相ステッピングモータ |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP28448696A patent/JP3422192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6479911B1 (en) | 1999-09-22 | 2002-11-12 | Seiko Epson Corporation | PM type stepping motor |
| EP1087502A3 (en) * | 1999-09-22 | 2003-01-02 | Seiko Epson Corporation | Permanent magnet stepping motor |
| US7250698B2 (en) | 2004-11-02 | 2007-07-31 | Japan Servo Co., Ltd. | Multi-phase claw-pole type rotary machine |
| CN104343738A (zh) * | 2013-07-30 | 2015-02-11 | 三井造船株式会社 | 轴流压缩机的静叶构造 |
| CN104343738B (zh) * | 2013-07-30 | 2018-10-16 | 三井易艾斯机械有限公司 | 轴流压缩机的静叶构造 |
| JP2023009408A (ja) * | 2021-07-07 | 2023-01-20 | 株式会社東京マイクロ | Pm型2相ステッピングモータ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3422192B2 (ja) | 2003-06-30 |
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