JPH10136801A - 遮光性マルチフィルム、及び、その展張方法、及び、該マルチフィルムの製造方法 - Google Patents

遮光性マルチフィルム、及び、その展張方法、及び、該マルチフィルムの製造方法

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JPH10136801A
JPH10136801A JP8292737A JP29273796A JPH10136801A JP H10136801 A JPH10136801 A JP H10136801A JP 8292737 A JP8292737 A JP 8292737A JP 29273796 A JP29273796 A JP 29273796A JP H10136801 A JPH10136801 A JP H10136801A
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Japan
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film
light
shielding
layer
folded
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Application number
JP8292737A
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Inventor
Ryohei Taniguchi
良平 谷口
Riyouji Kakihira
良二 柿平
Suminori Tanaka
住典 田中
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Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】茗荷等の高度な遮光を必要とする作物の栽培に
好適で、展張作業が極めて簡単な遮光性マルチフィルム
を提供すること。また、該遮光性マルチフィルムの展張
方法、及び、その製造方法を提供すること。 【構成】厚みが15〜40μmで遮光層11を少なくと
も一層有するフィルムを、幅が約1/2になるよう長さ
方向に平行に二つ折りしたことを特徴とする遮光性マル
チフィルム1を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮光性マルチフィルム
に関する。また、該遮光性マルチフィルムの展張方法、
及び、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、茗荷はピンク色のものが好まれて
いるが、根の部分に太陽光線が入射すると黒変してピン
ク色が出ず、商品価値が低下してしまう。そのため茗荷
の栽培には、地面に太陽光線が入らないよう遮光性マル
チフィルムが用いられている。従来は、この遮光性マル
チフィルムとして厚みが20μm程度の黒色フィルムが
用いられていたが、十分な遮光性を得るために該フィル
ムを三枚程重ねてクリップ等で固定していた。しかしな
がら、マルチフィルムを三重掛けするには、狭いハウス
の中で、しかも幅が1〜2mという比較的広幅の薄いフ
ィルムを展張しなければならないため、作業が極めて煩
雑で重労働であった。
【0003】そこで本発明者等はかかる重労働を軽減す
るために、20μmのフィルムを3枚重ねた場合と同等
の光線透過率を有する厚さ50μmのフィルムを、一枚
だけ展張して茗荷の栽培を試みた。しかしながら、得ら
れた茗荷は少し黒変して、ピンク色の高品質なものとは
ほど遠いものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、茗荷等の高度な遮光を必要とする作物の栽
培に好適で、展張作業が極めて簡単な遮光性マルチフィ
ルムを提供することである。また、該遮光性マルチフィ
ルムの展張方法、及び、その製造方法を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると上記課題
を解決するための手段として、厚みが15〜40μmで
遮光層11を少なくとも一層有するフィルムを、幅が約
1/2になるよう長さ方向に平行に二つ折りしたことを
特徴とする遮光性マルチフィルム1が提供され、さら
に、前記フィルムが、少なくとも遮光層11と害虫忌避
層12を有する多層フィルムであり、該多層フィルムが
遮光層11が内側になるよう長さ方向に平行に二つ折り
されていることを特徴とする前記遮光性マルチフィルム
1が提供され、さらにまた、前記害虫忌避層12が、害
虫忌避効果を有していない部位121を、フィルム1の
長さ方向に平行に有していることを特徴とする前記遮光
性マルチフィルム1が提供され、さらにまた、前記害虫
忌避効果を有していない部位121が、二つ折りにして
いない状態のフィルムの幅の1/4〜3/4の幅である
ことを特徴とする前記遮光性マルチフィルム1が提供さ
れ、さらにまた、前記遮光層11が黒色顔料を含有して
いることを特徴とする前記遮光性マルチフィルム1が提
供され、さらにまた、前記害虫忌避層12が波長400
nm未満に反射ピークを有するチタン系顔料、もしく
は、銀色顔料を含有していることを特徴とする前記遮光
性マルチフィルム1が提供され、さらにまた、前記害虫
効果を有していない部位121が、ヘマタイト、又は、
マグネタイトを含有していることを特徴とする前記遮光
性マルチフィルム1が提供され、さらにまた、前記遮光
性マルチフィルム1の折り返し部分14を留め具2にて
固定することを特徴とする遮光性マルチフィルムの展張
方法が提供され、さらにまた、単層、又は、多層インフ
レーション法によりチューブ状のフィルムを製膜し、こ
れを扁平に折り畳んだ後、長さ方向と平行に切断するこ
とを特徴とする前記遮光性マルチフィルムの製造方法が
提供される。
【0006】以下、本発明を図面に基づき更に詳しく説
明する。図1〜4は本発明による遮光性マルチフィルム
1の一実施例を表す断面図である。該遮光性マルチフィ
ルム1は、厚みが15〜40μmのフィルムが二つ折り
された形状をしている。厚みが15μm未満であるとフ
ィルムの腰が弱く展張しづらい上、二つ折りにしても遮
光性が十分でない。また40μmを越えるとフィルムの
腰が強くなりすぎて、前記した50μmの黒色フィルム
を用いた場合と同様、遮光性フィルムが地面の凹凸に追
従できず、地面とフィルムの間に大きな空間が生じて、
かえって遮光性が低下する。また、本発明の遮光性マル
チフィルム1は、通常のマルチフィルムに用いられてい
る樹脂原料と同様の樹脂原料をベース樹脂として用いる
ことができ、例えば、低密度ポリエチレン系樹脂、直鎖
状低密度ポリエチレン系樹脂、高密度ポリエチレン系樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂等の一種、或い
は複数種類をブレンドしたものを用いることができる。
【0007】更に、本発明による遮光性マルチフィルム
1は、光を遮る遮光層11を有している。該遮光層11
は、太陽光線を十分に遮蔽するために上述したベース樹
脂に各種添加剤を配合した組成物からなり、太陽光線を
十分に遮ることができれば該添加剤の種類は特に限定さ
れないが、添加量の割に遮光性能が良好で、安価である
黒色顔料、特にカーボンブラックを用いることが好まし
い。また、添加剤の量であるが、添加剤の種類やフィル
ムの層構成によっても異なるので一概には言えないが、
該フィルムの光線透過率を5%以下、好ましくは3%以
下にするために、添加量は0.2g/m2以上にすること
が好ましい。また、添加量の上限は3.0g/m2程度で
あり、3.0g/m2を越えるとフィルム強度が低下する
恐れがある。
【0008】本発明による遮光性マルチフィルム1は、
図1に示すように、遮光層11のみからなる単層フィル
ムであってもよいが、図2に示すように、遮光層11と
害虫忌避層12を有する多層フィルムからなり、該害虫
忌避層12が外側、遮光層11が内側になるように二つ
折りされていると、高い遮光効果と同時に、害虫が忌避
できるので好ましい。また、害虫忌避層12は害虫忌避
効果を有していればその組成は特に限定されず、例え
ば、前述したベース樹脂にピレスロイド系、エスピレン
系等の防虫剤を混入すれば良い。また、害虫が紫外線を
嫌う性質を利用して、防虫剤の代わりに波長400nm
未満の光線反射率が高い顔料を混入した組成物を用いて
も良い。このような顔料としては経済性、加工性等の点
から、波長400nm未満に反射ピークを有する、例え
ば、酸化チタン、チタン酸カリウム、チタン酸カルシウ
ム、チタン酸マグネシウム、チタン酸バリウム、チタン
酸ケイ酸アルミニウム等のチタン化合物の少なくとも一
種からなるチタン系顔料、もしくは、アルミニウム粉末
等の銀色顔料が好適である。これらの顔料は前記した防
虫剤のように人体に害を及ぼす恐れがないため、特に好
ましい。
【0009】尚、この場合太陽光線を反射して害虫忌避
効果を発揮するのは、二つ折りされた害虫忌避層12の
うち外側に位置する部分だけで、地面側に位置する部分
は効果を期待できない。従って、図3に示すように、害
虫忌避層12のうち二つ折りにした際に地面側になる部
位を害虫忌避効果を有していない部位121としてもよ
い。ここで、害虫忌避効果を有していない部位121
は、害虫忌避効果を妨げないために、二つ折りにしてい
ない状態のフィルムの幅の1/4〜3/4程度の幅で、
フィルムを二つに折った際にその大部分が片側のみに存
在するようにする。また害虫忌避効果を有していない部
位121は、特に顔料を含有する必要はないが、赤色顔
料や黒色顔料等各種顔料を含有しても良い。特に、ヘマ
タイト系の赤色顔料やマグネタイト系の黒色顔料を配合
した場合は、遮光性が向上する上、その優れた燃焼促進
作用により廃棄する際の焼却処分が容易になる。
【0010】また、害虫忌避層12に害虫忌避効果を有
していない部位121を設けると、継ぎ目122の強度
が低下しやすい。よって、図4に示すように、遮光性マ
ルチフィルム1の最外層に透明層13を設けることが好
ましい。尚、害虫忌避効果を有していない部位121が
無い場合であっても、害虫忌避層にチタン系顔料や銀色
顔料を添加するとフィルムの耐候性が低下するため、こ
の場合も透明層13を設けた方が好ましい。さらに本発
明による遮光性マルチフィルムの各層には、各層の性能
を低下させない程度に熱安定剤や耐候剤、滑剤、無機系
充填剤等の各種添加剤を添加することができる。
【0011】次に、図5に基づいて本発明による遮光性
フィルム1の展張方法を説明する。本発明による遮光性
フィルム1は折り返し部14を留め具2にて作物の根元
近くに固定して、展張する。固定方法は特に限定されな
いが、例えば、あらかじめ作物の根元にクリップを取り
付けておき、該クリップによって遮光性フィルム1の折
り返し部14を挟んで固定すると良い。尚、遮光性フィ
ルム1の折り返し部14と反対側の、開放された部分1
5は必要に応じて地面に固定されるが、作物が茗荷の場
合はフィルムをめくって収穫するのが一般的であるため
開放された部分15は固定されていない方が好ましい。
また、本発明による遮光性フィルム1は畝の片側にのみ
敷設しても良く、図5に示すように両側に敷設しても良
い。
【0012】次に、本発明による遮光性フィルム1の製
造方法について図6を基に説明する。本発明による遮光
性フィルム1は、Tダイ押出成形法やインフレーション
押出成形法を用いて成形したフラットなフィルムを二つ
折りすることによっても得られるが、インフレーション
押出成形法によって得られるチューブ状のフィルムを、
扁平に折り畳んだ後、これを長さ方向と平行にカットす
ることによっても得られる。特に、幅方向の中線lでカ
ットすると、ロスが少なく同一のサイズのものが二丁取
りできる点で好ましい。
【0013】また、本発明による遮光性フィルムの展張
方法は茗荷以外に、軟白ネギ等の高度な遮光が必要とさ
れる作物の栽培にも応用できることは言うまでもない。
【0014】
【実施例】次に本発明による遮光性マルチフィルムを実
施例を挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。尚、それぞれの性能の測定は以下の方法で
行った。 (1)展張性 マルチフィルムを展張する作業が簡単であるか否かを、
作業者に判断してもらった。極めて簡単である場合は
○、煩雑であった場合は×で表中に記す。 (2)茗荷の色 ハウス内で遮光性マルチフィルムを展張して茗荷を栽培
し、得られた茗荷の色を目視にて観察した。 (3)害虫忌避効果 茗荷を収穫時に、茗荷の葉をランダムに18枚選び、そ
れに付着している害虫(アブラムシ)の数を調べた。
【0015】(実施例1)直鎖状低密度ポリエチレン樹
脂91.4重量%、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂にカ
ーボンブラックを40重量%添加したカーボンブラック
マスターバッチ8.6重量%を混練し、インフレーショ
ン押出成形法にて、厚み25μm、折幅2200mmの
チューブ状フィルムを製膜し、これを扁平に折り畳み、
更に幅方向の中線で二等分し、本発明による遮光性マル
チフィルムを得る。得られた遮光性マルチフィルムの可
視光線領域での平均光線透過率、及び、390nmにお
ける光線反射率を表1に示す。遮光性マルチフィルムの
折り返し部分を茗荷の根元近くに止め、該マルチフィル
ムを展張し、20日後に茗荷を収穫した。性能試験の結
果を表1に記す。
【0016】(実施例2)四台の押出機を用意し、一台
目の押出機には直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を供給
し、二台目の押出機には直鎖状低密度ポリエチレン樹脂
60重量%、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂に390n
m付近に反射ピークを有する酸化チタンを60重量%添
加したチタン系マスターバッチ40重量%を供給し、三
台目、及び、四台目の押出機には直鎖状低密度ポリエチ
レン樹脂80重量%、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂に
カーボンブラックを40重量%添加したカーボンブラッ
クマスターバッチ20重量%を供給し、それぞれの樹脂
を一台目の押出機に供給した樹脂が最外層、二台目、及
び、三台目の樹脂が中間層、四台目の樹脂が最内層とな
るように、インフレーション配色共押出法にて、厚み2
5μm、折幅2200mmのチューブ状フィルムを成形
した。ここで、図6を基に実施例2で得られたフィルム
の層構成を説明すると、一台目の押出機に供給した樹脂
が図中番号13、二台目の押出機に供給した樹脂が図中
番号12、三台目の押出機に供給した樹脂が図中番号1
21、四台目の押出機に供給した樹脂が図中番号11に
あたる。また、二台目の押出機に供給した樹脂による図
中番号12に相当する部分の幅は、約900mmであっ
た。これを扁平に折り畳み、更に幅方向の中央部で二等
分し、本発明による遮光性マルチフィルムを得る。得ら
れた遮光性マルチフィルムの可視光線領域での平均光線
透過率、及び、390nmにおける光線反射率を表1に
示す。遮光性マルチフィルムの折り返し部分を茗荷の根
元近くに止め、該マルチフィルムを展張し、20日後に
茗荷を収穫した。性能測定の結果を表1に記す。
【0017】(実施例3)四台の押出機を用意し、一台
目の押出機、二台目の押出機には実施例2と同様の樹脂
を供給し、三台目、四台目の押出機には、直鎖状低密度
ポリエチレン樹脂65重量%、直鎖状低密度ポリエチレ
ン樹脂にマグネタイトを30重量%添加したマスターバ
ッチ20重量%、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂にカー
ボンブラックを40重量%添加したカーボンブラックマ
スターバッチ15重量%を供給し、インフレーション配
色共押出法にて、実施例2と同様な構成で、厚み25μ
m、折幅2200mmのチューブ状フィルムを成形し
た。これを扁平に折り畳み、更に幅方向の中線で二等分
し、本発明による遮光性マルチフィルムを得る。得られ
た遮光性マルチフィルムの可視光線領域での平均光線透
過率、及び、390nmにおける光線反射率を表1に示
す。遮光性マルチフィルムの折り返し部分を茗荷の根元
に止め、該マルチフィルムを展張し、20日後に茗荷を
収穫した。性能測定の結果を表1に記す。
【0018】(実施例4)四台の押出機を用意し、一台
目の押出機、二台目の押出機には実施例2と同様の樹脂
を供給し、三台目の押出機には、直鎖状低密度ポリエチ
レン樹脂80重量%、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂に
ヘマタイトを50重量%添加したマスターバッチ20重
量%を供給し、四台目の押出機には、直鎖状低密度ポリ
エチレン樹脂65重量%、直鎖状低密度ポリエチレン樹
脂にマグネタイトを30重量%添加したマスターバッチ
20重量%、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂にカーボン
ブラックを40重量%添加したカーボンブラックマスタ
ーバッチ15重量%を供給し、インフレーション配色共
押出法にて、実施例2と同様な構成で、厚み25μm、
折幅2200mmのチューブ状フィルムを成形した。こ
れを扁平に折り畳み、更に幅方向の中線で二等分し、本
発明による遮光性マルチフィルムを得る。得られた遮光
性マルチフィルムの可視光線領域での平均光線透過率、
及び、390nmにおける光線反射率を表1に示す。遮
光性マルチフィルムの折り返し部分を茗荷の根元近くに
止め、該マルチフィルムを展張し、20日後に茗荷を収
穫した。性能測定の結果を表1に記す。
【0019】(比較例1)直鎖状低密度ポリエチレン樹
脂91.4重量%、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂にカ
ーボンブラックを40重量%添加したカーボンブラック
マスターバッチ8.6重量%を混練し、インフレーショ
ン押出成形法にて、厚み50μm、折幅2200mmの
チューブ状フィルムを製膜し、扁平に折った際の折り返
し部分(所謂、耳の部分)、及び、幅方向の中線をカッ
トし、厚み50μmの折り返されていないフラットなフ
ィルムを得る。得られたフィルムの可視光線領域での平
均光線透過率、及び、390nmにおける光線反射率を
表1に示す。得られたフィルムの一端を茗荷の根元近く
に止め、20日後に茗荷を収穫した。性能測定の結果を
表1に記す。
【0020】(比較例2)直鎖状低密度ポリエチレン樹
脂91.4重量%、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂にカ
ーボンブラックを40重量%添加したカーボンブラック
マスターバッチ8.6重量%を混練し、インフレーショ
ン押出成形法にて、厚み20μm、折幅2200mmの
チューブ状フィルムを製膜し、扁平に折った際の折り返
し部分(所謂、耳の部分)、及び、幅方向の中線をカッ
トし、厚み20μmの折り返されていないフラットなフ
ィルムを得る。得られたフィルムの可視光線領域での平
均光線透過率、及び、390nmにおける光線反射率を
表1に示す。得られたフィルムを三枚重ね合わせなが
ら、端部を茗荷の根元近くに止め、フィルムを展張し、
20日後経過したところで茗荷を収穫した。性能測定の
結果を表1に記す。
【0021】
【表1】
【0022】本発明による遮光性マルチフィルムは(実
施例1〜4)は極めて良好な展張性と、茗荷の黒変防止
効果を兼備していた。また、390nmにおける光線反
射の高いフィルム(実施例2〜4)は、害虫忌避の効果
を示した。
【0023】
【効果】本発明の遮光性マルチフィルムは、フィルムを
多数重ねながら展張していた従来のマルチフィルムと同
様の遮光機能を有し、加えて展張作業が極めて簡単であ
る。また、該遮光性マルチフィルムを多層フィルム構造
とし、チタン化合物やアルミ粉末などを含有した害虫忌
避層を設けると遮光性と同時に害虫忌避効果も兼備させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遮光性マルチフィルムの一実施例
を表す断面図である。
【図2】本発明による遮光性マルチフィルムの一実施例
を表す断面図である。
【図3】本発明による遮光性マルチフィルムの一実施例
を表す断面図である。
【図4】本発明による遮光性マルチフィルムの一実施例
を表す断面図である。
【図5】本発明による遮光性マルチフィルムの展張方法
を表す説明図である。
【図6】本発明による遮光性マルチフィルムの製造方法
を表す説明図である。
【符号の説明】
1 遮光性マルチフィルム 11 遮光層 12 害虫忌避層 121 害虫忌避効果を有していない部位 122 継ぎ目 13 透明層 14 折り返し部 15 開放された部分 2 留め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29C 47/14 B29C 47/14 B29K 23:00 B29L 7:00 9:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚みが15〜40μmで遮光層11を少
    なくとも一層有するフィルムを、幅が約1/2になるよ
    う長さ方向に平行に二つ折りしたことを特徴とする遮光
    性マルチフィルム1。
  2. 【請求項2】 前記フィルムが、少なくとも遮光層11
    と害虫忌避層12を有する多層フィルムであり、該多層
    フィルムが遮光層11が内側になるよう長さ方向に平行
    に二つ折りされていることを特徴とする請求項1記載の
    遮光性マルチフィルム1。
  3. 【請求項3】 前記害虫忌避層12が、害虫忌避効果を
    有していない部位121を、フィルム1の長さ方向に平
    行に有していることを特徴とする請求項2記載の遮光性
    マルチフィルム1。
  4. 【請求項4】 前記害虫忌避効果を有していない部位1
    21が、二つ折りにしていない状態のフィルムの幅の1
    /4〜3/4の幅であることを特徴とする請求項3記載
    の遮光性マルチフィルム1。
  5. 【請求項5】 前記遮光層11が黒色顔料を含有してい
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    遮光性マルチフィルム1。
  6. 【請求項6】 前記害虫忌避層12が波長400nm未
    満に反射ピークを有するチタン系顔料、もしくは、銀色
    顔料を含有していることを特徴とする請求項2乃至5の
    いずれかに記載の遮光性マルチフィルム1。
  7. 【請求項7】 前記害虫効果を有していない部位121
    が、ヘマタイト、又は、マグネタイトを含有しているこ
    とを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の遮光
    性マルチフィルム1。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載の遮光性
    マルチフィルム1の折り返し部分14を留め具2にて固
    定することを特徴とする遮光性マルチフィルムの展張方
    法。
  9. 【請求項9】 単層、又は、多層インフレーション法に
    よりチューブ状のフィルムを製膜し、これを扁平に折り
    畳んだ後、長さ方向と平行に切断することを特徴とする
    請求項1乃至7の何れかに記載の遮光性マルチフィルム
    の製造方法。
JP8292737A 1996-11-05 1996-11-05 遮光性マルチフィルム、及び、その展張方法、及び、該マルチフィルムの製造方法 Pending JPH10136801A (ja)

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