JPH10137173A - 医療機器カート - Google Patents

医療機器カート

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Publication number
JPH10137173A
JPH10137173A JP8302153A JP30215396A JPH10137173A JP H10137173 A JPH10137173 A JP H10137173A JP 8302153 A JP8302153 A JP 8302153A JP 30215396 A JP30215396 A JP 30215396A JP H10137173 A JPH10137173 A JP H10137173A
Authority
JP
Japan
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cart
moving
operator
obstacle
monitor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8302153A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Sekino
直己 関野
Kenji Harano
健二 原野
Hiroaki Matsumoto
裕明 松元
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートの移動に伴う労力を大幅に軽減できる
ようにすると共に、カートを移動する際の衝突等のおそ
れをなくす。 【解決手段】 カート本体1は、内視鏡下外科手術に用
いられる複数の医療機器を搭載しており、底部に4本の
車輪14,車輪駆動装置15,駆動用のバッテリーを内
蔵した駆動電源装置16を備えている。また、集中制御
パネル10の近傍にはカート本体1の進行方向や速度等
を操作入力できる移動操作部17が設けられ、カート本
体1の移動する進行方向側には障害物を検知するセンサ
18が設けられ、各々車輪駆動装置15と電気的に接続
されている。車輪駆動装置15は、移動操作部17の操
作に基づいて車輪14を駆動してカート本体1を移動さ
せると共に、センサ18によって障害物が検知された場
合には、移動操作部17の操作に優先してカート本体1
の駆動を停止するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に内視鏡を用い
て生体内の観察及び治療を行う医療用システムにおい
て、システム関連の装置を搭載した医療機器カートに関
する。
【0002】
【従来の技術】病院等に設けられる医療用システムにお
いて使用されるこの種の医療機器カートとしては、例え
ば特開平7−100091号公報に内視鏡用カートが示
されており、本出願人もまた特開平7−67885号公
報において、複数の機器を搭載した治療システム装置の
カートを開示している。
【0003】このような医療機器カートは、特に内視鏡
下外科手術に用いる内視鏡システムでは装置が多数にな
るため、カートも大型化せざるを得ない。ところが、上
記特開平7−100091号公報や特開平7−6788
5号公報に開示されているようなカートを移動する際
は、底部にキャスターを備えたカートを手押しで操作す
ることになるため、カートが大型化した場合は非常に労
力を要すると同時に、不意に他の機器や人物へ接触及び
衝突する等のおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の構成のカートでは、移動する際に手押しで操作するこ
とになるため、多数の装置を搭載して大型化した場合
は、移動させるのに非常に労力を要すると同時に、不意
に他の機器や人物へ接触及び衝突するおそれがあるなど
の問題点が生じる。
【0005】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、カートの移動に伴う労力を大幅に軽減すること
ができると共に、カートを移動する際に衝突等のおそれ
を無くすことが可能な医療機器カートを提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による医療機器カ
ートは、診断及び治療を行う医療機器を搭載するカート
において、当該カートの移動、停止、及び方向変換を操
作指示する操作手段と、前記カートの移動及び方向変換
を行うための複数の車輪と、前記カートの進行方向の障
害物を検知する障害物検知手段と、前記操作手段及び前
記障害物検知手段の出力に基づいて前記車輪の駆動及び
停止を制御する駆動制御手段と、を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態に
係る医療機器カートの構成を示す正面図である。
【0008】第1の実施形態のカート本体1は、内視鏡
下外科手術に用いられる以下の装置を搭載している。す
なわち、カート本体1には、内視鏡像を表示するTVモ
ニタ2,内視鏡像撮像用のTVカメラ3,内視鏡に照明
光を供給する光源装置4,切除処置等を行う電気メス本
体5,患者の腹腔内を拡張するための気腹装置6,TV
モニタ像を記録するVTRまたはプリンタからなる画像
記録装置7が載置されている。
【0009】また、カート本体1には、前記搭載機器の
集中制御を行うシステムコントローラ8が載置されてお
り、搭載機器それぞれと図示しないケーブルで接続され
ている。カート本体1上部のTVモニタ2近傍には集中
表示パネル9が設けられ、各搭載機器の設定値等の主要
な情報、例えば電気メスの出力設定値等を表示できるよ
うになっている。この集中表示パネル9は、表示部の向
き等を変更可能である。
【0010】カート本体1の側部中段には集中制御パネ
ル10が設けられ、各搭載機器の設定や作動、停止等の
入力操作を集中して行えるようになっている。また、集
中制御パネル10とは反対側の側部にはリモコン操作装
置11が設けられ、各搭載機器の作動や停止の他、主要
な設定、例えば気腹装置の設定圧力等を入力できるよう
になっている。このリモコン操作装置11は、カート本
体1とは着脱自在で、手術台などにも取り付けられるよ
うになっている。従って、滅菌カバーを装着することに
よってリモコン操作装置11を滅菌域の術者が入力操作
可能となっている。
【0011】なお、図1において、画像記録装置7及び
システムコントローラ8はカート本体1の背面から操作
できるように搭載されるため、フロントドア12によっ
て隠れて正面からは見えないので点線で示している。ま
た、カート本体1には炭酸ガスボンベ13が2本搭載さ
れ、図示しない高圧ホースによって前記気腹装置6と接
続されている。
【0012】カート本体1は、底部に4本の車輪14,
車輪14を駆動する車輪駆動装置15,駆動用のバッテ
リーを内蔵した駆動電源装置16を備えている。さら
に、前記集中制御パネル10の近傍にはカート本体1の
進行方向や速度等を入力できる移動操作部17が設けら
れ、図示しないケーブルによって車輪駆動装置15と電
気的に接続されている。本実施形態では、移動操作部1
7はカート本体1に固定された構造となっているが、カ
ート本体1とは分離できるリモコンで構成されていても
良い。また、カート本体1の移動する進行方向側に、超
音波等により障害物を検知するセンサ18が備えられ、
車輪駆動装置15と図示しないケーブルで電気的に接続
されている。
【0013】以上のように構成された本実施形態の医療
機器カートの作用について説明する。カート本体1を移
動する際には、操作者は移動操作部17に設けた図示し
ないジョイスティック等の操作で移動方向、移動スピー
ド、移動開始及び停止の操作を行う。なお、進行方向に
人物や物体等の障害物がありセンサ18によって検知さ
れた場合には、前記移動操作部17の操作に優先して車
輪駆動装置15による駆動が停止され、カート本体1の
移動が停止するようになっている。障害物がなくなれ
ば、再び移動可能な状態になり、移動操作部17で移動
操作を続けて目的位置まで移動させることにより最終的
には手術室の所定位置に設置される。
【0014】所定位置まで移動完了すると、カート本体
1の図示しない電源コードを手術室の電源に接続し、手
術を開始するために各搭載機器の電源スイッチを投入す
る。このとき、各搭載機器の電源はカート本体1に内蔵
された絶縁トランスを介して供給される。カート本体1
の電源コードを手術室の電源に接続すると、前記搭載機
器への電源供給と同時に、駆動電源装置16に内蔵され
たバッテリーが充電されるようになっている。従って、
手術終了時にカート本体1を別の場所に移動する場合
も、車輪駆動のための電力が供給されており、継続的に
移動可能となっている。
【0015】本実施形態の構成によれば、カートを電動
で移動できるようにしたため、多くの医療機器を搭載し
たカートを移動させる看護婦等の操作者の労力を大幅に
軽減させることができるる。また、移動の際に障害物が
ある場合には自動的に停止するようにしたため、カート
移動中の衝突等の心配はなくなる。
【0016】図2は本発明の第2の実施形態に係る医療
機器カートの構成を示す斜視図である。
【0017】第2の実施形態では、カート本体1の構成
は第1の実施形態とほぼ同じであるが、これに加えて車
輪駆動装置15の下側にセンサを用いた図示しないマー
カー認識装置を備えており、通路上に貼ったライン19
に沿って自動走行するよう構成されている。
【0018】なお、ここでは通路上に貼るマーカーとし
てのライン19及び20は、方向毎にセンサの認識対象
の異なる素材及び色等を変えることによって、走行方向
を認識させるようになっている。つまり、図2において
カート本体1は通路のライン19上のみを走行し、別の
カートはライン20上のみを走行するように各カート毎
に走行経路が決まっている。
【0019】以上のように構成されたカート本体1で
は、移動操作部17を操作することによりライン19上
を自動走行して所定の位置から目的位置まで移動させる
ことができる。なお、カート本体1の走行は操作者が移
動操作部17を操作すると目的位置まで自動走行するた
め、操作者がカートと共に移動する必要はない。
【0020】よって、第2の実施形態によれば、第1の
実施形態の作用効果に加えて、操作者が一旦移動操作を
行った後はカートを自動走行させることができるため、
より操作者の労力を軽減できる。
【0021】図3は本発明の第3の実施形態に係る病院
内における手術室の配置構成の概略を示す平面図であ
る。
【0022】図3において、符号21ないし24は手術
室であり、ここでは各手術室21〜24は一列に並んで
配置されている。手術室21〜24の通路を挟んだ近傍
には医療機器類を使用しないときに保管しておく用具室
25が配置されている。各手術室21〜24と用具室2
5との間の通路上には、図2に示したものと同様のライ
ン26が設けられ、用具室25とそれぞれの手術室21
〜24とにつながっている。
【0023】ここで、前記ライン26は、丸印で示した
ライン分岐部分27ないし29において、各手術室21
ないし24への分岐を示す認識マーカーを備えている。
また、用具室25内には、カート30ないし32が配備
されている。このカート30ないし32は、第2の実施
形態において説明した医療機器カートを簡略化して示し
たものである。
【0024】以上のように構成された手術室において、
カート30〜32は次のように動作する。まず、カート
30を手術室21で使用する場合は、カート30の移動
操作部において手術室21への移動を指示すると、カー
ト30は前記ライン26上を自動走行し、ライン分岐部
分27で手術室21へ方向変換して手術室21内の所定
位置まで移動して停止する。同様に、手術室22ないし
24で使用する場合にはカート30の移動操作部におい
て各々目的の手術室行きを示す操作をすれば良い。カー
ト31及び32を移動させる場合においても同様であ
る。
【0025】第3の実施形態によれば、第2の実施形態
の作用効果に加えて、複数の手術室に対して多数の医療
機器カートを簡単に配列させることができ、操作者の手
間を大きく軽減できる。
【0026】図4は本発明の第4の実施形態に係る医療
機器カートの構成を示す背面図であり、(A)はボンベ
ホルダを下方に位置させた状態を示し、(B)はボンベ
ホルダを上方に位置させた状態を示した図である。
【0027】第4の実施形態は、第1の実施形態で説明
したカート本体1における炭酸ガスボンベの保持部等の
詳細構成例を示したものである。
【0028】図4において、気腹装置6はカート本体1
の背面のリアドア33によって隠れるため点線で示して
いる。この気腹装置6は高圧ホース34によって2本の
炭酸ガスボンベ13と接続されている。高圧ホース34
の中間部には切り換え器35が設けられ、一方の炭酸ガ
スボンベを使いきった時に、切り換え器35を操作する
ことで他方の炭酸ガスボンベを使用することができるよ
うになっている。そして、炭酸ガスボンベ13は、底部
をボンベホルダ36によって、上部をボンベサポート3
7によってそれぞれ保持され、カート本体1に搭載され
ている。
【0029】ここで、炭酸ガスボンベは各種のサイズが
あるため、例えば(B)のように小型のボンベ38を使
用する場合は、ボンベホルダ36の位置を上方に移動さ
せて変更することができるようになっている。なお、ボ
ンベホルダ36のカート本体1への固定手段としては、
ボルトやフック等の固定具を用いる。
【0030】第4の実施形態では、ボンベホルダ36を
カート本体1の任意の位置に固定できるため、炭酸ガス
ボンベのサイズによって高圧ホース34が折れたりたる
んだりすることがなく、ガス供給経路の不具合を防止で
きる。
【0031】なお、ボンベホルダ36の固定手段として
ボルト等の固定具を使用する代わりに、カートの支柱3
9にレールを設けてボンベホルダ36を無段階に上下移
動並びに固定できるようにしても良い。この場合にはボ
ンベのサイズに合わせたボンベホルダ36の位置を微調
整できる。さらに、前記レール上のボンベホルダ36の
移動を電動で操作可能な機構を設けるようにすれば、ボ
ンベ等を交換する際の労力を軽減することができる。
【0032】図5ないし図7は本発明の第5の実施形態
に係り、図5は内視鏡下外科手術時の手術室を上から見
た平面図、図6は医療機器カート(Aカート)の構成を
示す図であり、(A)は背面図、(B)は側面図、図7
はAカート内部の概略構成を示すブロック図である。
【0033】第5の実施形態では、2台の医療機器カー
トを使用する場合の構成例を説明する。図5に示すよう
に、内視鏡下外科手術を行う際には、例えば手術に必要
な機器が搭載された2台のAカート50とBカート51
を配置して使用する。
【0034】Aカート50には、Aモニタ52が上部に
搭載され、2本の炭酸ガスボンベ13が搭載されてい
る。Bカート51には、Bモニタ53が搭載されてい
る。A術者54は片手に処置具を持ちAモニタ52を見
ており、B術者55は内視鏡と処置具を持ちBモニタ5
3を見てそれぞれ手技を行っている。
【0035】図6に示すように、Aカート50は、底部
に4本の車輪14,車輪14の横に取り付けられたブレ
ーキ装置56,車輪14を駆動する車輪駆動装置15,
Aカート50の移動速度を検知する速度検知装置57,
車輪駆動装置15及びブレーキ装置56を制御する速度
制御装置58を備えている。そして、Aカート50の背
面上部には、前記速度制御装置58にケーブルにより電
気的に接続された発進スイッチ59と、ハンドル60の
内側に設けられた停止スイッチ61とが備えられてい
る。さらにハンドル60の根元内部には、図中破線で示
すようにハンドル60の横方向の力を検知する横方向力
量検知部58aが設けられている。
【0036】これらの車輪駆動装置15,ブレーキ装置
56,速度検知装置57,速度制御装置58,発進スイ
ッチ59,停止スイッチ61,横方向力量検知部58a
は、図7の概略横断面図に示すように各部が接続されて
動作するようになっている。他の部分の構成については
前述の実施形態と同様であるので同一符号を付して説明
を省略する。
【0037】本実施形態において、まずAカート50を
移動する際には、操作者はAカート50背面のハンドル
60を握った後、発進スイッチ59をONさせる。この
ときハンドル60は、停止スイッチ61の下側を握るよ
うにする。
【0038】発進スイッチ59がONになると、速度制
御装置58から車輪駆動装置15に制御信号が伝えられ
て車輪駆動装置15が作動し、車輪14が動き始める。
Aカート50が動き始めると、速度検知装置57が移動
速度を検知して、常に速度情報を速度制御装置58に送
る。すると速度制御装置58は、移動速度が基準速度範
囲より遅ければ車輪駆動装置15を作動させ、基準速度
範囲より速ければブレーキ装置56を作動させることに
より、Aカート50の移動速度が常に一定速度になるよ
う調節する。なお、移動速度が基準速度範囲内ならば、
車輪駆動装置58及びブレーキ装置56は作動しないの
で、操作者はAカート50を手押しすることにより少な
い力量で容易に移動させたり方向転換させることができ
る。
【0039】移動中にAカート50を緊急停止させたい
場合は、操作者はハンドル60の内側上方にある停止ス
イッチ61をONする。停止スイッチ61がONになる
と、速度制御装置58からブレーキ装置56に制御信号
が伝えられてブレーキ装置56が作動し、Aカート50
は停止する。もう一度発進させるときは、再度発進スイ
ッチ59をONさせる。
【0040】また、移動中にAカート50が直角に曲が
る場合、操作者はAカート50を90°回転させるため
ハンドル60に横方向の力が加わる。このとき、横方向
力量検知部58aによって横方向の力量が検知され、速
度制御装置58に検知信号が送られる。すると速度制御
装置58では、Aカート50が曲がると認識して基準速
度範囲を低くする制御を行うようになっており、これに
よりAカート50の移動速度が遅くなる。
【0041】このように第5の実施形態によれば、カー
ト発進時や登り坂のときは自動的に車輪が駆動され、下
り坂や曲がり角ではブレーキが作動するので、看護婦等
の操作者の労力をより大幅に軽減させることができる。
さらに、停止スイッチを備えてあるので、随時カートを
停止させることができ、カート移動中に障害物に衝突す
るなどの危険を減少できる。また、カートを全て電動で
移動させるのと違い、必要なときのみ車輪を駆動するよ
うにしているので、操作者が自由に方向を変えられる
し、消費電力も少なくて済む。
【0042】例えば、特開平6−125899号公報の
可搬型電子装置では、装置本体にキャスターが設けられ
ており、操作者が背面の把手を手押しすることで可搬型
電子装置を移動できると共に、把手を回動させることで
キャスターのブレーキ及びブレーキ解除が行うことので
きる構成が開示されている。しかしこのような構成で
は、医療機器カートに適用した場合、カートが大型化し
て重くなると、移動に大きな力量が必要となるので、操
作者は非常に労力を要すると同時に、下り坂ではブレー
キ操作が難しく急激に速度が上がるため、他の機器や人
物へ衝突する等のおそれがあった。
【0043】一方、本実施形態の構成では、医療機器を
搭載したカートにおいて、状況に応じて移動速度を制御
して操作者の補助を行うようになっているため、カート
移動に関する労力を軽減すると同時に、移動の際の衝突
等の不具合を防止できる。
【0044】図8は本発明の第6の実施形態に係る医療
機器カートの構成を示す図であり、(A)は側面図、
(B)は底部付近の断面図である。
【0045】第6の実施形態のAカート50aは、第5
の実施形態の構成とほぼ同じであるが、ハンドル60,
発進スイッチ59,停止スイッチ61の代わりに、Aカ
ート50aの全周に操作者が押した力量の有無及び力量
方向を検知する力量方向検知域62を備えている。この
力量方向検知域62は速度制御装置58に電気的に接続
されており、その他の速度検知装置57等の構成は第5
の実施形態と同じである。ただし、車輪駆動回路15は
車輪14の方向転換をさせる機能をさらに有している。
【0046】本実施形態において、Aカート50aを移
動する際には、操作者はAカート50aの力量方向検知
域62を押す。すると、力量方向検知域62によって力
量が加えられたこととその力量方向とが検知され、速度
制御装置58に検知信号が送られる。速度制御装置58
は、車輪駆動装置15に制御信号を送って、車輪14の
駆動の開始及び力量検知方向への車輪14の方向転換を
行わせる。その他の速度制御動作については第5の実施
形態と同じである。また、操作者が力量方向検知域62
から手を離せば、速度制御装置58よりブレーキ装置5
6に制御信号が伝えられてブレーキ装置56が作動し、
Aカート50aは自動的に停止する。
【0047】このように第6の実施形態によれば、操作
者は手で軽く押すだけでカートの発進・方向転換ができ
るので、操作者の労力の軽減及びカートの操作性向上の
両方が可能である。そして、操作者が手を離せば自動的
にカートは停止するので、衝突などの危険も減らすこと
ができる。
【0048】図9及び図10は本発明の第7の実施形態
に係り、図9はAカートの上部の構成を示す斜視図、図
10は内視鏡下外科手術時のカート使用状態を示す説明
図である。
【0049】内視鏡下外科手術においては、図5で示し
たように、A術者54はAモニタ52を見て手技を行っ
ているが、手術の際に術者は位置を変えることがある。
例えば図5においてB術者55がA術者54とAモニタ
52の間に移動した場合、A術者54がモニタ画面を見
られなくなり大変危険なことがある。このとき、Aカー
ト50を移動させてAモニタ52が見えるようにすれば
よいが、通常手術室は他の機器も置かれており容易にカ
ートを動かせないことが多い。そこで、本実施形態では
術者が移動しても常にモニタ画面を見ることができるよ
うにモニタのみを移動させる機構の構成例を示す。
【0050】Aカート50の上部には、Aモニタ52を
搭載したモニタ台63が設けられ、このモニタ台63
は、Aカート50本体から延設されたモニタアーム64
によって移動可能に支えられている。モニタ台63に
は、前面に術者位置を検知するための赤外線センサ65
が設けられ、左右側面にモニタが移動する方向の障害物
を検知する超音波センサ66が1つずつ設けられてい
る。
【0051】また、Aカート50本体には、モニタアー
ム64を駆動するアーム駆動装置68と、モニタアーム
64の駆動を制御するアーム制御装置67とが設けられ
ている。前記赤外線センサ65と超音波センサ66は、
図示しないケーブルによりアーム制御装置67と電気的
に接続されている。アーム駆動装置68もアーム制御装
置67と電気的に接続されている。
【0052】図10は実際に手術室内でモニタアーム6
4を駆動させた時の様子を示す図である。ここでは、A
術者54は、モニタ台63の赤外線センサ65から自身
の位置を検出できるように赤外線発光器65aを備えた
メガネをかけるようにする。
【0053】B術者55がAカート50の前に位置して
Aモニタ52の画面が覆われた場合、モニタ台63の赤
外線センサ65によりA術者54からAモニタ52への
視線が遮られたことを検知して、アーム制御装置67に
術者検知信号を送る。アーム制御装置67は、前記術者
検知信号を受けてアーム駆動装置68を作動させ、A術
者54が赤外線センサ65により検知されるまでモニタ
アーム64を駆動させてAモニタ52をA術者54から
見える位置に移動させる。このとき、超音波センサ66
は、障害物検知信号によりモニタ移動方向の障害物の有
無をアーム制御装置67に知らせており、アーム制御装
置67は障害物が無い方向にAモニタ52を移動させる
ようになっている。
【0054】このように第7の実施形態によれば、モニ
タ画面が他の術者により遮られることがなく、常にモニ
タ画面を観察することができるので、安全に手術を行う
ことができる。また、必要なときにモニタのみを自動的
に動かすことができるので、看護婦等が手動で動かす労
力が省けるし、移動方向への障害物検知もしているの
で、モニタ移動による衝突等の危険がなくなる。
【0055】例えば、特開平2−226873号公報の
テレビ画面方向制御装置では、リモコンの方向を識別し
てテレビを回転駆動する構造が開示されており、回転方
向に障害物があると回転駆動を停止させる障害物検知手
段を備えている。しかしこのような構成では、医療機器
カートに適用した場合、手術時に用いる観察用モニタの
画面が隠れた場合に、モニタ回転方向に障害物があると
回転駆動が停止するため、モニタ画面が隠れたままで手
技を行うことになるので大変危険となるおそれがあっ
た。
【0056】一方、本実施形態の構成では、術者の位置
に応じて自動的に移動する機構を有するモニタ台をカー
ト上に設け、このモニタ台が障害物を避けて移動するよ
うになっているため、モニタ画面が隠れることを防げる
と同時に、障害物に衝突する不具合を防止できる。
【0057】図11は本発明の第8の実施形態に係る医
療機器カートを背面側から見た断面を示す構成説明図で
ある。
【0058】第8の実施形態のBカート51は、Bモニ
タ53及び電気メス本体5などが搭載されている。Bカ
ート51には、ケーブルを通すため中空構造になってい
る右支柱51cと左支柱51dとが備えられている。こ
れらの右支柱51c,左支柱51dには、カール状にな
っており長さが伸縮自在の電源カールケーブル69と通
信カールケーブル70とが別々に収納されている。これ
らのカールケーブルは、共に予めBカート51の各棚に
端部が位置するように備えられている。
【0059】このように構成されたBカート51では、
操作者は電気メス本体5をセットアップする場合、予め
各棚から出ている電源カールケーブル69と通信カール
ケーブル70を引っ張り、機器背面のコネクタに接続す
る。このとき、カール状となったケーブルが引っ張られ
るので、接続後はケーブル全長が全て支柱51c,51
d内に巻取られる。なお図示はしないが、Bカート51
の各棚の搭載機器も同様にセットアップしていく。
【0060】このように第8の実施形態によれば、カー
トへの各機器のセットアップの際に、電源供給や通信等
のためのケーブル類の整理や余長を束ねるなどの労力を
大幅に減少させることができる。また、左右の各支柱に
電源ケーブルと通信ケーブルを分けて配設するようにし
たので、機器への接続も分かりやすく接続ミスをなくす
ことができ、通信ケーブルに電源ケーブルのノイズが混
入することも防止できる。さらに、支柱を鉄製のもので
構成すれば、ケーブルが鉄の支柱で囲われることになる
ため、シールド効果が得られ外部への放射ノイズも防ぐ
ことができる。
【0061】図12は本発明の第9の実施形態に係る医
療機器カートの構成を示す斜視図である。
【0062】第9の実施形態のBカート51aは、機器
搭載用の複数の棚板が設けられており、これらの棚板上
にそれぞれ機器を設置できるように構成されている。例
えば第1棚板71には、搭載機器の足に対応した4つの
凹部が設けられ、これらの凹部には搭載機器に電源を供
給するための電極72が備えられている。そして、第1
棚板71の背面側の壁には、搭載機器を凹部に設置した
ときに該搭載機器と通信を行うための光センサ73が設
けられている。なお図示しないが、前記電極72と光セ
ンサ73はBカート51aの各棚に備えられている。
【0063】このように構成されたBカート51aで
は、機器を設置する際に、棚板の電極72と接続する電
極を足部に有し、光センサ73と通信を行うための光セ
ンサを背面に備えた搭載機器を、Bカート51aの棚板
の凹部に合うように設置する。そして、Bカート51a
の電源を投入すると、搭載機器にも電源が供給されて作
動可能となり、搭載機器間の通信も光センサ73によっ
て行うことができる。ここで、本実施形態の光センサ7
3では、情報の通信の他、映像信号の通信等も行えるよ
うになっている。
【0064】このように第9の実施形態によれば、ケー
ブルレスでカート内のセットアップができるので、接続
ミスもなく、機器搭載時の労力を大幅に軽減できるし、
ケーブル分の原価低減を図ることも可能である。また、
電源部と通信部とが離れているので、通信経路にノイズ
が混入することも防止できる。
【0065】図13及び図14は本発明の第10実施形
態に係り、図13は医療機器カートの構成を示す背面
図、図14はカートに機器を搭載する前の状態を示す正
面斜視図である。
【0066】第10実施形態のAカート50bは、第1
の実施形態と同様に2本の炭酸ガスボンベ13を搭載し
ている。これらの炭酸ガスボンベ13には高圧ホース3
4が接続されており、切り換え器35によってどちらか
一方に切り換えられるようになっている。炭酸ガスボン
ベ13からの炭酸ガスは、切り換え器35を介してAカ
ート50bに搭載された気腹装置6に送られる。また、
Aカート50bの背面には、切り換え器35から延出し
た高圧ガス配管74が配設されており、Aカート50b
内の搭載機器の冷却用に炭酸ガスを循環させられるよう
になっている。
【0067】本実施形態のAカート50bに機器を搭載
する前の状態を図14に示す。この図には、装置内の熱
が放射するよう上カバー75を外した光源装置4と、こ
の光源装置4が入るように第1棚にスライドレール76
を備えてあるAカート50bとが示してあり、スライド
レール76に沿って光源装置4を挿入し収納できるよう
に構成されている。なお図示しないが、光源装置4以外
の搭載機器についても同様の構造となっている。
【0068】Aカート50bを使用する際には、炭酸ガ
スボンベ13からの炭酸ガスが高圧ガス配管74を循環
するので、気化熱によりAカート50b内は冷却され
る。この冷却構造は、炭酸ガスボンベ13からの炭酸ガ
スを用いるものに限らず、別個に冷却手段として冷蔵庫
のコンプレッサ等を設けても構わない。また、光源装置
4は、Aカート50bに搭載された状態では上カバー7
5が外れているため、作動時の熱はカート内全体に放射
される。
【0069】このように第10実施形態によれば、カー
ト内部の温度を全体的に下げられるので、搭載機器の効
率良い冷却が実施できる。また、搭載されているボンベ
の炭酸ガスを流用しているので、新たに冷却用の手段を
用意する手間がかからず、低コストで容易に冷却手段を
構成できる。
【0070】図15及び図16は本発明の第11実施形
態に係り、図15は医療機器カートの構成を示す斜視
図、図16は操作者による押圧操作とカートの移動方向
とを示す作用説明図である。
【0071】第11実施形態のカート本体1aには、カ
ート本体1aに加わる力量及び方向を検出する圧電素子
100と、カート本体1aの走行を停止させるブレーキ
機構101と、ブレーキの作動を検知するブレーキ作動
センサ102とが設けられている。ブレーキ機構101
とブレーキ作動センサ102は、取っ手103上に配設
されている。
【0072】また、カート本体1aは、圧電素子100
及びブレーキ作動センサ102により検出した力量及び
方向等を認識して車輪駆動装置15を制御する駆動制御
部104と、駆動制御部104により車輪14を駆動す
る車輪駆動装置15と、車輪駆動装置15へ電力を供給
するためのバッテリー106とを備えている。さらに、
カート本体1aには、操作者の用途に合わせた移動速度
等の走行モードを選択操作できるモード設定機構105
が配設されている。
【0073】本実施形態のカート本体1aを使用する際
には、走行に当たって、まずモード設定機構105によ
って走行モードの設定を行う。この走行モードとして
は、検査室間移動などで比較的長距離を移動する場合、
検査室内移動等で比較的狭い範囲を微速度で移動する場
合、操作者が手動で移動を行う場合、走行命令を一切受
け付けず完全に停止させる場合等の用途に合わせ、それ
ぞれ、「検査室間移動モード」、「検査室内移動モー
ド」、「マニュアルモード」、「完全停止モード」の各
種モードを持つ。
【0074】例えばカート本体1aを検査室間で移動さ
せるときは、操作者はモード設定機構105により走行
モードを「検査室間移動モード」に設定する。次いで、
カート本体1aを操作者が意図する方向に向けてカート
本体1aの圧電素子100の部分に力を加えると、その
押圧操作に応じて駆動制御部104の制御により車輪駆
動装置15が作動して車輪14が駆動され、カート本体
1aは操作者が力を加えた方向に、あたかもその数倍以
上の力量で押したごとく動き出し、ある安全な範囲内の
一定の速度に達するまで徐々に加速する。カート本体1
aがある一定の速度に達すると、操作者からのブレーキ
操作による減速指示を検知するまで一定の速度が保たれ
る。こうした一連の走行制御は駆動制御部104により
行われるものとする。
【0075】また、モード設定機構105により「検査
室内移動モード」が設定された場合は、カート本体1a
周辺の人や物への衝突等を防止するため、操作者が圧電
素子100に触っている時以外はカート本体1aを駆動
しないようにし、またカートの駆動に際しても走行速度
を最小限に設定して駆動制御部104により走行制御を
行う。これにより、カート本体1aは操作者が圧電素子
100を押圧操作しているときのみ微小な速度で移動す
る。このように「検査室内移動モード」は、検査室内な
ど限られた範囲内を微速度で移動させたい場合の走行モ
ードとして適する。
【0076】また、カート本体1aを全く動かしたくな
い場合は「完全停止モード」を選択し、手動でカート移
動操作をしたい場合は「マニュアルモード」を選択すれ
ばよい。「完全停止モード」においては、駆動制御部1
04は操作者からの走行命令を一切受け付けずに車輪1
4をロックさせてカート本体1aを完全に停止させる。
「マニュアルモード」においては、駆動制御部104は
車輪14をフリーな状態とし、操作者による手動操作で
カート本体1aが移動可能なようにする。なお、カート
本体1aの駆動に際しては、予めバッテリー106を商
用電源に一定時間接続することで充電を行っておく。
【0077】本実施形態では、図16に示すように、カ
ート表面上に複数個設けられた圧電素子100により、
操作者がカート本体1aに与えた力量を検知するばかり
か、操作者により意図されたカート本体1aの移動方向
までを各方向への力量成分のベクトル和として認識する
ことが可能となっている。このためカート本体1aは、
あたかも操作者が押したかのごとく走行するが、この際
カート本体1aは車輪駆動装置15により駆動補助され
て半自動走行するため、カート本体1aを押す力量は実
際の駆動に必要な力量よりもはるかに軽く、操作者の負
担を大幅に軽減することができる。
【0078】そして、モード設定機構105によって、
操作者の用途に応じてカート本体1aの走行モードを自
由に選択できるようになっている。例えば、「検査室間
移動モード」は検査室間移動を完全かつ迅速に行う上
で、また、「検査室内移動モード」は検査室内移動など
狭い範囲内を微速度かつ極めて安全に移動させる上で、
それぞれ有用である。さらに、「完全停止モード」で
は、車輪駆動装置15をロックすることにより、操作者
が誤って圧電素子100の部分を触ってしまったり、不
意な振動や衝突等が起こってもカート本体1aが動かな
いよう配慮することができ、安全性を高めることができ
る。また、手動による操作が可能な「マニュアルモー
ド」は、手動でのカート移動の必要が生じた場合や、操
作者が手動を好む場合等に有用である。
【0079】このように第11実施形態によれば、カー
トの移動において、操作者の意図に最も近い形での半自
動走行を行うことが可能であり、その上で安全な走行を
実現でき、かつ操作者の労力を大幅に軽減させることが
できる。
【0080】図17及び図18は本発明の第12実施形
態に係り、図17は医療機器カートの構成を示す斜視
図、図18は斜面上を移動する場合のカートの状態を示
す作用説明図である。
【0081】第12実施形態のカートは、操作者が移動
指示をするためのコントロールスイッチ107を有して
おり、カート本体1bにはコントロールスイッチ107
からの信号を検出する少なくとも1つ以上の信号検出部
108が設けられている。またカート本体1bは、信号
検出部108により検出した操作信号を基に駆動制御を
行う制御部109と、制御部109の制御に基づき複数
のキャタピラ110を駆動する駆動装置114と、駆動
装置114へ電力を供給するためのバッテリー106と
を備えている。
【0082】信号検出部108により検出したコントロ
ールスイッチ107の操作信号は、制御部109に転送
され、制御部109は、前記操作信号を基にカート本体
1bの移動を指示する駆動信号を出力し、駆動装置11
4を駆動して複数のキャタピラ110の走行を制御する
ようになっている。
【0083】さらにカート本体1bには、図18の
(A),(B)に示すように、カート本体1bの平衡状
態を検知するバランス検知機構111と、バランス検知
機構111により検知した地面の凸凹やスロープの傾斜
等に応じて搭載物を水平に保つバランス保持機構として
のアクチュエータ112とが設けられている。
【0084】本実施形態のカート本体1bを移動する際
には、操作者はコントロールスイッチ107を操作する
ことにより走行指示を行い、カート本体1bを意図する
方向に駆動させる。このとき、カート本体1bの走行、
停止、走行方向の操舵、及び加減速の調整等は、全てコ
ントロールスイッチ107で指示することができ、制御
部109により走行制御できるようになっている。
【0085】カート本体1bのキャタピラ110は、進
路の床上に存在するある一定レベルまでの段差や凸凹に
よる衝撃を吸収しつつ走行する。さらに、図18の
(A),(B)に示すように、カート本体1bが走行中
スロープ等に差し掛かった場合は、バランス検知機構1
11によって床面の傾斜角度等がリアルタイムで検知さ
れ、この検知結果を基に制御部109によってカート本
体1bの機器搭載部が常時水平となるようにアクチュエ
ータ112を制御する。なお、駆動装置114及びアク
チュエータ112の駆動に際しては、予めバッテリー1
06を商用電源に一定時間接続することで充電を行って
おく。
【0086】本実施形態では、走行手段としてキャタピ
ラを採用したことにより、走行路上の段差、凸凹等を吸
収することができる。また、バランス検知機構111及
びアクチュエータ112を用いることにより、カート本
体1b上の機器搭載部を常に水平に保つことができるの
で、走行中にスロープ等に遭遇しても、カート本体1b
に搭載された搭載機器や小物はスロープ等の角度の影響
を受けないため、落下したり等の不具合がなくなる。さ
らに、キャタピラという性質上、走行手段にキャスター
を用いた一般的なカートに比べて、床面との接触面積は
大きく、また重量も大きいため、走行時の安定感は向上
し、転倒する等の不具合もなくなる。
【0087】このように第12実施形態によれば、カー
ト移動時において、床などからの衝撃を受けることな
く、斜面上の走行でも常に機器搭載部を水平に保つこと
ができるため、カートへの衝撃により搭載物が故障した
り短命化すること、及び、清潔であるべき医療用具等が
床面に落下して汚れたり破損したりすること等の不具合
を防止することができる。
【0088】[付記] (1) 診断及び治療を行う医療機器を搭載する医療機
器カートにおいて、当該カートの移動、停止、及び方向
変換を操作指示する操作手段と、前記カートの移動及び
方向変換を行うための複数の車輪と、前記カートの進行
方向の障害物を検知する障害物検知手段と、前記操作手
段及び前記障害物検知手段の出力に基づいて前記車輪の
駆動及び停止を制御する駆動制御手段と、を備えたこと
を特徴とする医療機器カート。
【0089】付記1の構成によれば、医療機器を搭載し
たカートを電動で移動できるようにし、移動の際に障害
物がある場合には自動的に停止するようにしたため、多
くの医療機器を搭載したカートを移動させる際の操作者
の労力を大幅に軽減させることができると同時に、カー
ト移動中の衝突等の不具合を防止できる。
【0090】(2) 前記駆動制御手段は、前記障害物
検知手段によって障害物が検知された場合に前記車輪を
停止させることを特徴とする付記1に記載の医療機器カ
ート。
【0091】(3) 前記駆動制御手段は、前記操作手
段の操作指示に基づいて所定の走行速度となるよう前記
車輪を駆動制御することを特徴とする付記1に記載の医
療機器カート。
【0092】(4) 前記駆動制御手段は、前記操作手
段の操作指示に基づいて所定の走行速度となるよう前記
車輪を駆動制御し、前記操作手段により停止指示がなさ
れた場合に前記車輪を停止させることを特徴とする付記
1に記載の医療機器カート。
【0093】(5) 前記駆動制御手段は、前記操作手
段により移動操作がなされたときのみ前記車輪を駆動制
御し、前記操作手段による移動操作がなされていないと
きは前記車輪を停止させることを特徴とする付記1に記
載の医療機器カート。
【0094】(6) 診断及び治療を行う医療機器を搭
載する医療機器カートにおいて、当該カートの移動、停
止、及び方向変換を操作指示する操作手段と、前記カー
トの移動及び方向変換を行うための複数の車輪と、前記
カートの移動速度を検知する速度検知手段と、前記移動
速度を所定の速度とするために前記車輪の駆動及び減速
を制御する移動速度制御手段と、を備えたことを特徴と
する医療機器カート。
【0095】付記6の構成によれば、医療機器を搭載し
たカートにおいて、状況に応じて移動速度を制御して操
作者の補助を行うようになっているため、カート移動に
関する労力を軽減すると同時に、移動の際の衝突等の不
具合を防止できる。
【0096】(7) 診断及び治療を行うための画像を
表示する画像表示装置を搭載する医療機器カートにおい
て、前記画像表示装置を観察する術者の位置を検出する
位置検出手段と、前記位置検出手段の出力に基づいて前
記術者の位置より観察可能な位置に前記画像表示装置を
移動させる駆動手段と、前記画像表示装置の移動方向に
おける障害物の有無を検出する障害物検出手段と、前記
障害物検出手段の出力に基づいて障害物の無い方向へ前
記画像表示装置を移動させるよう制御する移動方向制御
手段と、を備えたことを特徴とする医療機器カート。
【0097】付記7の構成によれば、術者の位置に応じ
て自動的に移動する機構を有するモニタ台をカート上に
設け、このモニタ台が障害物を避けて移動するようにな
っているため、モニタ画面が隠れることを防いで術者か
らのモニタ画面の観察視野を確保することができると同
時に、モニタ移動方向に障害物がある場合でも障害物に
衝突する不具合を防止できる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ートの移動に伴う労力を大幅に軽減することができると
共に、カートを移動する際に衝突等のおそれを無くすこ
とが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る医療機器カート
の構成を示す正面図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る医療機器カート
の構成を示す斜視図
【図3】本発明の第3の実施形態に係る病院内における
手術室の配置構成の概略を示す平面図
【図4】本発明の第4の実施形態に係る医療機器カート
の構成を示す背面図
【図5】内視鏡下外科手術時の手術室を上から見た平面
【図6】本発明の第5の実施形態に係る医療機器カート
(Aカート)の構成を示す背面及び側面図
【図7】第5の実施形態に係るAカート内部の概略構成
を示すブロック図
【図8】本発明の第6の実施形態に係る医療機器カート
の構成を示す側面図及び底部付近の断面図
【図9】本発明の第7の実施形態に係る医療機器カート
(Aカート)の上部の構成を示す斜視図
【図10】第7の実施形態に係る内視鏡下外科手術時の
カート使用状態を示す説明図
【図11】本発明の第8の実施形態に係る医療機器カー
トを背面側から見た断面を示す構成説明図
【図12】本発明の第9の実施形態に係る医療機器カー
トの構成を示す斜視図
【図13】本発明の第10実施形態に係る医療機器カー
トの構成を示す背面図
【図14】第10実施形態のカートに機器を搭載する前
の状態を示す正面斜視図
【図15】本発明の第11実施形態に係る医療機器カー
トの構成を示す斜視図
【図16】第11実施形態において操作者による押圧操
作とカートの移動方向とを示す作用説明図
【図17】本発明の第12実施形態に係る医療機器カー
トの構成を示す斜視図
【図18】第12実施形態において斜面上を移動する場
合のカートの状態を示す作用説明図
【符号の説明】
1…カート本体 2…TVモニタ 4…光源装置 5…電気メス本体 6…気腹装置 8…システムコントローラ 9…集中表示パネル 10…集中制御パネル 11…リモコン操作装置 14…車輪 15…車輪駆動装置 16…駆動電源装置 17…移動操作部 18…センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診断及び治療を行う医療機器を搭載する
    医療機器カートにおいて、 当該カートの移動、停止、及び方向変換を操作指示する
    操作手段と、 前記カートの移動及び方向変換を行うための複数の車輪
    と、 前記カートの進行方向の障害物を検知する障害物検知手
    段と、 前記操作手段及び前記障害物検知手段の出力に基づいて
    前記車輪の駆動及び停止を制御する駆動制御手段と、 を備えたことを特徴とする医療機器カート。
JP8302153A 1996-11-13 1996-11-13 医療機器カート Withdrawn JPH10137173A (ja)

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