JPH1013748A - 固体撮像装置およびその駆動方法、並びに固体撮像装置を用いたカメラ - Google Patents
固体撮像装置およびその駆動方法、並びに固体撮像装置を用いたカメラInfo
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- JPH1013748A JPH1013748A JP8162960A JP16296096A JPH1013748A JP H1013748 A JPH1013748 A JP H1013748A JP 8162960 A JP8162960 A JP 8162960A JP 16296096 A JP16296096 A JP 16296096A JP H1013748 A JPH1013748 A JP H1013748A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種の自動制御装置を備えた電子スチルカメ
ラの撮像素子としてCCD固体撮像素子を用いた場合、
CCD固体撮像素子の出力信号中にブルーミングやスミ
ア成分が含まれていると、自動制御装置の正常な処理が
できなかった。 【解決手段】 CCD固体撮像素子の出力信号を各種の
制御系の処理に用いる動作モード時に、複数のセンサ部
での受光後の少なくとも1垂直同期期間において全ての
水平ブランキング期間ごとに電荷掃き捨てパルスをCC
D固体撮像素子の基板に印加するようにする。さらに、
複数のセンサ部から垂直CCDへの信号電荷の読み出し
直前に、垂直CCD中の電荷を掃き捨てるために、当該
垂直CCDを高速転送駆動する。
ラの撮像素子としてCCD固体撮像素子を用いた場合、
CCD固体撮像素子の出力信号中にブルーミングやスミ
ア成分が含まれていると、自動制御装置の正常な処理が
できなかった。 【解決手段】 CCD固体撮像素子の出力信号を各種の
制御系の処理に用いる動作モード時に、複数のセンサ部
での受光後の少なくとも1垂直同期期間において全ての
水平ブランキング期間ごとに電荷掃き捨てパルスをCC
D固体撮像素子の基板に印加するようにする。さらに、
複数のセンサ部から垂直CCDへの信号電荷の読み出し
直前に、垂直CCD中の電荷を掃き捨てるために、当該
垂直CCDを高速転送駆動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置およ
びその駆動方法、並びに固体撮像装置を用いたカメラに
関し、特に自動焦点制御装置、自動アイリス制御装置、
自動ホワイトバランス制御装置等の自動制御装置を備え
た電子スチルカメラなどに用いて好適な固体撮像装置お
よびその駆動方法、並びにその固体撮像装置を用いたカ
メラに関する。
びその駆動方法、並びに固体撮像装置を用いたカメラに
関し、特に自動焦点制御装置、自動アイリス制御装置、
自動ホワイトバランス制御装置等の自動制御装置を備え
た電子スチルカメラなどに用いて好適な固体撮像装置お
よびその駆動方法、並びにその固体撮像装置を用いたカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル電子スチルカメラが普
及しつつある。この電子スチルカメラには、自動焦点制
御装置、自動アイリス制御装置、自動ホワイトバランス
制御装置等の自動制御装置が装備されている。これらの
制御装置における制御は、電子スチルカメラに搭載され
た撮像素子からの出力信号を使用して行う訳であるが、
撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device) 固体撮
像素子を使用した場合、当該CCD固体撮像素子の出力
信号中にブルーミングやスミアの成分が含まれている
と、正常な処理を行うことができなくなってしまう。
及しつつある。この電子スチルカメラには、自動焦点制
御装置、自動アイリス制御装置、自動ホワイトバランス
制御装置等の自動制御装置が装備されている。これらの
制御装置における制御は、電子スチルカメラに搭載され
た撮像素子からの出力信号を使用して行う訳であるが、
撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device) 固体撮
像素子を使用した場合、当該CCD固体撮像素子の出力
信号中にブルーミングやスミアの成分が含まれている
と、正常な処理を行うことができなくなってしまう。
【0003】ここに、ブルーミングとは、過大な入射光
に対して、受光部で発生する信号電荷が過剰となり、周
辺の画素に溢れ出し、周囲に白い部分が広がる現象を言
う。また、スミアとは、高輝度被写体を撮像した場合
に、モニター画面上で上下に白く尾を引く現象を言う。
このブルーミング、スミア成分を抑制するために、CC
D固体撮像素子では、受光部(画素)や垂直転送部など
において、構造上、種々の改良がなされてきている。
に対して、受光部で発生する信号電荷が過剰となり、周
辺の画素に溢れ出し、周囲に白い部分が広がる現象を言
う。また、スミアとは、高輝度被写体を撮像した場合
に、モニター画面上で上下に白く尾を引く現象を言う。
このブルーミング、スミア成分を抑制するために、CC
D固体撮像素子では、受光部(画素)や垂直転送部など
において、構造上、種々の改良がなされてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、より高画質、低
価格の電子スチルカメラ用途として、CCD固体撮像素
子の高画素化および光学系の縮小化、即ち画素サイズの
縮小化が望まれている。これに伴い、CCD固体撮像素
子の構造上においてブルーミング、スミア成分の抑制が
厳しくなってしまう。その反面、自動焦点制御装置、自
動アイリス制御装置、自動ホワイトバランス制御装置等
の自動制御装置を備えた電子スチルカメラなどにおいて
は、その制御の正常な処理を可能とし、各機能の高精度
化を図るためには、ブルーミング、スミア成分の抑制が
強く望まれている。
価格の電子スチルカメラ用途として、CCD固体撮像素
子の高画素化および光学系の縮小化、即ち画素サイズの
縮小化が望まれている。これに伴い、CCD固体撮像素
子の構造上においてブルーミング、スミア成分の抑制が
厳しくなってしまう。その反面、自動焦点制御装置、自
動アイリス制御装置、自動ホワイトバランス制御装置等
の自動制御装置を備えた電子スチルカメラなどにおいて
は、その制御の正常な処理を可能とし、各機能の高精度
化を図るためには、ブルーミング、スミア成分の抑制が
強く望まれている。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、各種の制御系の処理
に用いる際の固体撮像素子の出力信号中のブルーミン
グ、スミア成分を抑制できるとともに、固体撮像素子の
画素サイズの縮小化にも対応可能な固体撮像装置および
その駆動方法、並びにその固体撮像装置を用いたカメラ
を提供することにある。
であり、その目的とするところは、各種の制御系の処理
に用いる際の固体撮像素子の出力信号中のブルーミン
グ、スミア成分を抑制できるとともに、固体撮像素子の
画素サイズの縮小化にも対応可能な固体撮像装置および
その駆動方法、並びにその固体撮像装置を用いたカメラ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像装
置は、行列状に配列されて光電変換を行う複数のセンサ
部およびこれらのセンサ部から読み出された信号電荷を
転送する転送部を有する固体撮像素子と、所定の動作モ
ード時に複数のセンサ部での受光後の少なくとも1垂直
同期期間において全ての水平ブランキング期間ごとに電
荷掃き捨てパルスを固体撮像素子の基板に印加する駆動
系とを備えた構成となっている。
置は、行列状に配列されて光電変換を行う複数のセンサ
部およびこれらのセンサ部から読み出された信号電荷を
転送する転送部を有する固体撮像素子と、所定の動作モ
ード時に複数のセンサ部での受光後の少なくとも1垂直
同期期間において全ての水平ブランキング期間ごとに電
荷掃き捨てパルスを固体撮像素子の基板に印加する駆動
系とを備えた構成となっている。
【0007】本発明による駆動方法は、行列状に配列さ
れて光電変換を行う複数のセンサ部およびこれらのセン
サ部から読み出された信号電荷を転送する転送部を有す
る固体撮像素子を備えた固体撮像装置において、所定の
動作モード時に複数のセンサ部での受光後の少なくとも
1垂直同期期間において全ての水平ブランキング期間ご
とに電荷掃き捨てパルスを固体撮像素子の基板に印加す
る。
れて光電変換を行う複数のセンサ部およびこれらのセン
サ部から読み出された信号電荷を転送する転送部を有す
る固体撮像素子を備えた固体撮像装置において、所定の
動作モード時に複数のセンサ部での受光後の少なくとも
1垂直同期期間において全ての水平ブランキング期間ご
とに電荷掃き捨てパルスを固体撮像素子の基板に印加す
る。
【0008】上記構成の固体撮像装置およびその駆動方
法において、所定の動作モード時、例えば固体撮像素子
の出力信号を各種の制御系の処理に用いる動作モード時
に、複数のセンサ部での受光後の少なくとも1垂直同期
期間において全ての水平ブランキング期間ごとに電荷掃
き捨てパルスを固体撮像素子の基板に印加すると、各セ
ンサ部内に信号電荷が蓄積される期間が1水平走査期間
のみとなる。したがって、過大な光がセンサ部上に入射
したとしても、信号電荷が蓄積される期間が短いので、
センサ部内で発生する信号電荷が過剰になることがな
く、よって固体撮像素子の出力信号中のブルーミング成
分が大幅に抑制される。
法において、所定の動作モード時、例えば固体撮像素子
の出力信号を各種の制御系の処理に用いる動作モード時
に、複数のセンサ部での受光後の少なくとも1垂直同期
期間において全ての水平ブランキング期間ごとに電荷掃
き捨てパルスを固体撮像素子の基板に印加すると、各セ
ンサ部内に信号電荷が蓄積される期間が1水平走査期間
のみとなる。したがって、過大な光がセンサ部上に入射
したとしても、信号電荷が蓄積される期間が短いので、
センサ部内で発生する信号電荷が過剰になることがな
く、よって固体撮像素子の出力信号中のブルーミング成
分が大幅に抑制される。
【0009】本発明によるカメラは、行列状に配列され
て光電変換を行う複数のセンサ部およびこれらのセンサ
部から読み出された信号電荷を転送する転送部を有する
固体撮像素子と、所定の動作モード時に複数のセンサ部
での受光後の少なくとも1垂直同期期間において全ての
水平ブランキング期間ごとに電荷掃き捨てパルスを前記
固体撮像素子の基板に印加する駆動系とを備えた固体撮
像装置と、固体撮像素子の撮像エリアに対して入射光を
導く光学系と、固体撮像素子の出力信号に基づいて固体
撮像素子および光学系の特性を自動的に制御する自動制
御装置とを具備する構成となっている。
て光電変換を行う複数のセンサ部およびこれらのセンサ
部から読み出された信号電荷を転送する転送部を有する
固体撮像素子と、所定の動作モード時に複数のセンサ部
での受光後の少なくとも1垂直同期期間において全ての
水平ブランキング期間ごとに電荷掃き捨てパルスを前記
固体撮像素子の基板に印加する駆動系とを備えた固体撮
像装置と、固体撮像素子の撮像エリアに対して入射光を
導く光学系と、固体撮像素子の出力信号に基づいて固体
撮像素子および光学系の特性を自動的に制御する自動制
御装置とを具備する構成となっている。
【0010】上記構成のカメラにおいて、固体撮像素子
の出力信号を自動制御装置の制御の処理に用いる際に、
固体撮像素子の複数のセンサ部での受光後の少なくとも
1垂直同期期間において全ての水平ブランキング期間ご
とに電荷掃き捨てパルスを固体撮像素子の基板に印加す
ることで、センサ部内で発生する信号電荷が過剰になる
ことがなく、固体撮像素子の出力信号中のブルーミング
成分が大幅に抑制される。したがって、自動制御装置に
おいて、その制御の処理が正常に行われる。
の出力信号を自動制御装置の制御の処理に用いる際に、
固体撮像素子の複数のセンサ部での受光後の少なくとも
1垂直同期期間において全ての水平ブランキング期間ご
とに電荷掃き捨てパルスを固体撮像素子の基板に印加す
ることで、センサ部内で発生する信号電荷が過剰になる
ことがなく、固体撮像素子の出力信号中のブルーミング
成分が大幅に抑制される。したがって、自動制御装置に
おいて、その制御の処理が正常に行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態
では、インターライン転送(IT)方式のCCD固体撮
像素子に適用した場合を例に採って説明するものとす
る。
て図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態
では、インターライン転送(IT)方式のCCD固体撮
像素子に適用した場合を例に採って説明するものとす
る。
【0012】図1は、本発明に係る固体撮像装置の一例
を示す概略構成図である。図1において、行(垂直)方
向および列(水平)方向にマトリクス状に配列され、か
つ入射光をその光量に応じた電荷量の信号電荷に変換し
て蓄積する複数のセンサ部11と、これらセンサ部11
の垂直列ごとに設けられ、各センサ部11から読み出し
ゲート部12によって読み出された信号電荷を垂直転送
する複数本の垂直CCD13とによって撮像エリア14
が構成されている。
を示す概略構成図である。図1において、行(垂直)方
向および列(水平)方向にマトリクス状に配列され、か
つ入射光をその光量に応じた電荷量の信号電荷に変換し
て蓄積する複数のセンサ部11と、これらセンサ部11
の垂直列ごとに設けられ、各センサ部11から読み出し
ゲート部12によって読み出された信号電荷を垂直転送
する複数本の垂直CCD13とによって撮像エリア14
が構成されている。
【0013】この撮像エリア14において、センサ部1
1は例えばPN接合のフォトダイオードからなってい
る。このセンサ部11に蓄積された信号電荷は、読み出
しゲート部12に後述する読み出しパルスXSGが印加
されることにより垂直CCD13に読み出される。垂直
CCD13は、例えば4相の垂直転送クロックφV1〜
φV4によって転送駆動され、読み出された信号電荷を
水平ブランキング期間の一部にて1走査線(1ライン)
に相当する部分ずつ順に垂直方向に転送する。
1は例えばPN接合のフォトダイオードからなってい
る。このセンサ部11に蓄積された信号電荷は、読み出
しゲート部12に後述する読み出しパルスXSGが印加
されることにより垂直CCD13に読み出される。垂直
CCD13は、例えば4相の垂直転送クロックφV1〜
φV4によって転送駆動され、読み出された信号電荷を
水平ブランキング期間の一部にて1走査線(1ライン)
に相当する部分ずつ順に垂直方向に転送する。
【0014】ここで、垂直CCD13において、1相目
および3相目の転送電極は、読み出しゲート部12のゲ
ート電極を兼ねている。このことから、4相の垂直転送
クロックφV1〜φV4のうち、1相目の転送クロック
φV1と3相目の転送クロックφV3が低レベル、中間
レベルおよび高レベルの3値をとるように設定されてお
り、その3値目の高レベルのパルスが読み出しゲート部
12の読み出しパルスXSGとなる。
および3相目の転送電極は、読み出しゲート部12のゲ
ート電極を兼ねている。このことから、4相の垂直転送
クロックφV1〜φV4のうち、1相目の転送クロック
φV1と3相目の転送クロックφV3が低レベル、中間
レベルおよび高レベルの3値をとるように設定されてお
り、その3値目の高レベルのパルスが読み出しゲート部
12の読み出しパルスXSGとなる。
【0015】撮像エリア14の図面上の下側には、水平
CCD15が配されている。この水平CCD15には、
複数本の垂直CCD13から1ラインに相当する信号電
荷が順次転送される。水平CCD15は、例えば2相の
水平転送クロックφH1,φH2によって転送駆動さ
れ、複数本の垂直CCD13から移された1ライン分の
信号電荷を、水平ブランキング期間後の水平走査期間に
おいて順次水平方向に転送する。
CCD15が配されている。この水平CCD15には、
複数本の垂直CCD13から1ラインに相当する信号電
荷が順次転送される。水平CCD15は、例えば2相の
水平転送クロックφH1,φH2によって転送駆動さ
れ、複数本の垂直CCD13から移された1ライン分の
信号電荷を、水平ブランキング期間後の水平走査期間に
おいて順次水平方向に転送する。
【0016】水平CCD15の転送先の端部には、例え
ばフローティング・ディフュージョン・アンプ構成の電
荷電圧変換部16が設けられている。この電荷電圧変換
部17は、水平CCD15によって水平転送されてきた
信号電荷を順次電圧信号に変換して出力する。この電圧
信号は、出力回路(図示せず)を経た後、被写体からの
光の入射量に応じたCCD出力OUTとして導出され
る。
ばフローティング・ディフュージョン・アンプ構成の電
荷電圧変換部16が設けられている。この電荷電圧変換
部17は、水平CCD15によって水平転送されてきた
信号電荷を順次電圧信号に変換して出力する。この電圧
信号は、出力回路(図示せず)を経た後、被写体からの
光の入射量に応じたCCD出力OUTとして導出され
る。
【0017】上述したセンサ部11、読み出しゲート部
12、垂直CCD13、水平CCD15および電荷電圧
変換部16等は半導体基板(以下、単に基板と称す)1
7上に形成される。以上により、インターライン転送方
式のCCD固体撮像素子10が構成されている。このC
CD固体撮像素子10を駆動するための4相の垂直転送
クロックφV1〜φV4および2相の水平転送クロック
φH1,φH2は、タイミング発生回路21から発生さ
れる。
12、垂直CCD13、水平CCD15および電荷電圧
変換部16等は半導体基板(以下、単に基板と称す)1
7上に形成される。以上により、インターライン転送方
式のCCD固体撮像素子10が構成されている。このC
CD固体撮像素子10を駆動するための4相の垂直転送
クロックφV1〜φV4および2相の水平転送クロック
φH1,φH2は、タイミング発生回路21から発生さ
れる。
【0018】4相の垂直転送クロックφV1〜φV4
は、基板17上に形成された端子(パッド)22-1〜2
2-4を介して垂直CCD13に供給される。2相の水平
転送クロックφH1,φH2は、端子23-1,23-2を
介して水平CCD15に供給される。タイミング発生回
路21はさらに、これらの転送クロックの外に、センサ
部11に蓄積された信号電荷を基板17へ掃き出すため
のシャッタパルスSPなどの各種のタイミング信号をも
適宜発生する。
は、基板17上に形成された端子(パッド)22-1〜2
2-4を介して垂直CCD13に供給される。2相の水平
転送クロックφH1,φH2は、端子23-1,23-2を
介して水平CCD15に供給される。タイミング発生回
路21はさらに、これらの転送クロックの外に、センサ
部11に蓄積された信号電荷を基板17へ掃き出すため
のシャッタパルスSPなどの各種のタイミング信号をも
適宜発生する。
【0019】図2は、センサ部11の周辺の基板深さ方
向の構造を示す断面図である。図2において、例えばN
型の基板17の表面にP型のウェル領域31が形成され
ている。このウェル領域31の表面にはN+ 型の信号電
荷蓄積領域32が形成され、さらにその上にP+ 型の正
孔蓄積領域33が形成されることにより、いわゆるHA
D(正孔蓄積ダイオード)構造のセンサ部11が構成さ
れている。
向の構造を示す断面図である。図2において、例えばN
型の基板17の表面にP型のウェル領域31が形成され
ている。このウェル領域31の表面にはN+ 型の信号電
荷蓄積領域32が形成され、さらにその上にP+ 型の正
孔蓄積領域33が形成されることにより、いわゆるHA
D(正孔蓄積ダイオード)構造のセンサ部11が構成さ
れている。
【0020】このセンサ部11に蓄積される信号電荷e
は、図3のポテンシャル分布図に示すように、P型のウ
ェル領域31で構成されるオーバーフローバリアOFB
のポテンシャル障壁の高さによって決定される。すなわ
ち、このオーバーフローバリアOFBは、センサ部11
に蓄積される飽和信号電荷量を決めるものであり、蓄積
電荷量がこの飽和信号電荷量を越えた場合に、その越え
た分の電荷がポテンシャル障壁を越えて基板17側へ掃
き出される。
は、図3のポテンシャル分布図に示すように、P型のウ
ェル領域31で構成されるオーバーフローバリアOFB
のポテンシャル障壁の高さによって決定される。すなわ
ち、このオーバーフローバリアOFBは、センサ部11
に蓄積される飽和信号電荷量を決めるものであり、蓄積
電荷量がこの飽和信号電荷量を越えた場合に、その越え
た分の電荷がポテンシャル障壁を越えて基板17側へ掃
き出される。
【0021】この飽和信号電荷量は、デバイスのS/N
特性、垂直CCD13の取り扱い電荷量などによって決
定されるが、製造ばらつきにより、オーバーフローバリ
アOFBのポテンシャル障壁の高さがばらつくことにな
る。このオーバーフローバリアOFBのポテンシャル障
壁の高さは、基板17に印加されるバイアス電圧(以
下、基板バイアスと称す)Vsubによって制御可能で
ある。
特性、垂直CCD13の取り扱い電荷量などによって決
定されるが、製造ばらつきにより、オーバーフローバリ
アOFBのポテンシャル障壁の高さがばらつくことにな
る。このオーバーフローバリアOFBのポテンシャル障
壁の高さは、基板17に印加されるバイアス電圧(以
下、基板バイアスと称す)Vsubによって制御可能で
ある。
【0022】センサ部11の横方向には、読み出しゲー
ト部12を構成するP型領域34を介してN+ 型の信号
電荷転送領域35およびP+ 型のチャネルストッパ領域
36が形成されている。信号電荷転送領域35の下に
は、スミア成分の混入を防止するためのP+ 型の不純物
拡散領域37が形成されている。さらに、信号電荷転送
領域35の上方には、ゲート絶縁膜38を介して例えば
多結晶シリコンからなる転送電極39が配されることに
より、垂直CCD13が構成されている。転送電極39
は、P型領域34の上方に位置する部分が、読み出しゲ
ート部12のゲート電極を兼ねている。
ト部12を構成するP型領域34を介してN+ 型の信号
電荷転送領域35およびP+ 型のチャネルストッパ領域
36が形成されている。信号電荷転送領域35の下に
は、スミア成分の混入を防止するためのP+ 型の不純物
拡散領域37が形成されている。さらに、信号電荷転送
領域35の上方には、ゲート絶縁膜38を介して例えば
多結晶シリコンからなる転送電極39が配されることに
より、垂直CCD13が構成されている。転送電極39
は、P型領域34の上方に位置する部分が、読み出しゲ
ート部12のゲート電極を兼ねている。
【0023】垂直CCD13の上方には、転送電極39
を覆うようにして層間膜40を介してAl(アルミニウ
ム)遮光膜41が形成されている。このAl遮光膜41
は、センサ部11において選択的にエッチング除去され
ており、外部からの光Lはこのエッチング除去によって
形成された開口42を通してセンサ部11内に入射す
る。そして、基板17には、上述したように、センサ部
11に蓄積される信号電荷の電荷量を決定する、即ちオ
ーバーフローバリアOFBのポテンシャル障壁の高さを
決める基板バイアスVsubが印加されるようになって
いる。
を覆うようにして層間膜40を介してAl(アルミニウ
ム)遮光膜41が形成されている。このAl遮光膜41
は、センサ部11において選択的にエッチング除去され
ており、外部からの光Lはこのエッチング除去によって
形成された開口42を通してセンサ部11内に入射す
る。そして、基板17には、上述したように、センサ部
11に蓄積される信号電荷の電荷量を決定する、即ちオ
ーバーフローバリアOFBのポテンシャル障壁の高さを
決める基板バイアスVsubが印加されるようになって
いる。
【0024】基板バイアスVsubは、図1に示す基板
バイアス発生回路24において、デバイス個々の製造ば
らつきに伴うセンサ部11におけるオーバーフローバリ
アOFB(図3を参照)のポテンシャル障壁の高さのば
らつきを考慮してチップごとに最適値に設定され、クラ
ンプ用ダイオード25を介して端子26に印加され、基
板17に与えられる。端子26とグランドとの間には、
抵抗27が接続されている。
バイアス発生回路24において、デバイス個々の製造ば
らつきに伴うセンサ部11におけるオーバーフローバリ
アOFB(図3を参照)のポテンシャル障壁の高さのば
らつきを考慮してチップごとに最適値に設定され、クラ
ンプ用ダイオード25を介して端子26に印加され、基
板17に与えられる。端子26とグランドとの間には、
抵抗27が接続されている。
【0025】一方、電子シャッタ動作時に、タイミング
発生回路21で発生されるシャッタパルスSPは、コン
デンサ28で直流カットされた後、クランプ用ダイオー
ド25によってその低レベルが基板バイアスVsubの
直流レベルにクランプされ、端子26を介して基板26
に印加される。このタイミング発生回路21、基板バイ
アス発生回路24およびその周辺の回路素子(ダイオー
ド25、抵抗27およびコンデンサ28など)により、
CCD固体撮像素子10の駆動系が構成されている。
発生回路21で発生されるシャッタパルスSPは、コン
デンサ28で直流カットされた後、クランプ用ダイオー
ド25によってその低レベルが基板バイアスVsubの
直流レベルにクランプされ、端子26を介して基板26
に印加される。このタイミング発生回路21、基板バイ
アス発生回路24およびその周辺の回路素子(ダイオー
ド25、抵抗27およびコンデンサ28など)により、
CCD固体撮像素子10の駆動系が構成されている。
【0026】上記構成の本実施形態に係るCCD固体撮
像素子10において、基板17には基板バイアス発生回
路24で設定された任意の一定電圧の基板バイアスVs
ubが印加されており、図4のタイミングチャートから
明らかなように、各フィールドごとに読み出しパルスX
SGが読み出しゲート部12に印加されることで、各セ
ンサ部11から垂直CCD13に信号電荷が読み出され
る。なお、本実施形態では、先述したように、1相目,
3相目の垂直転送クロックφV1,φV3(図4には、
φV1を示す)の3値目の高レベルのパルスが読み出し
パルスXSGとなる。
像素子10において、基板17には基板バイアス発生回
路24で設定された任意の一定電圧の基板バイアスVs
ubが印加されており、図4のタイミングチャートから
明らかなように、各フィールドごとに読み出しパルスX
SGが読み出しゲート部12に印加されることで、各セ
ンサ部11から垂直CCD13に信号電荷が読み出され
る。なお、本実施形態では、先述したように、1相目,
3相目の垂直転送クロックφV1,φV3(図4には、
φV1を示す)の3値目の高レベルのパルスが読み出し
パルスXSGとなる。
【0027】そして、通常動作モードでは、図5に示す
ように、基板17に常時一定電圧の基板バイアスVsu
bが印加されていることが、前回の読み出しパルスXS
Gの発生時から今回の読み出しパルスXSGの発生時ま
での1フィールド期間が電荷蓄積期間となり、この電荷
蓄積期間において各センサ部11に信号電荷が蓄積され
る。なお、本例では、フィールド読み出し方式のCCD
固体撮像素子の場合を例に採って説明している。
ように、基板17に常時一定電圧の基板バイアスVsu
bが印加されていることが、前回の読み出しパルスXS
Gの発生時から今回の読み出しパルスXSGの発生時ま
での1フィールド期間が電荷蓄積期間となり、この電荷
蓄積期間において各センサ部11に信号電荷が蓄積され
る。なお、本例では、フィールド読み出し方式のCCD
固体撮像素子の場合を例に採って説明している。
【0028】一方、電子シャッタ動作モードでは、図6
に示すように、ある電圧ΔVsubのシャッタパルスS
Pが垂直同期期間中に1回(あるいは、数回)基板バイ
アスVsubに重畳されて基板17に印加されることに
より、電荷蓄積期間が制限される。すなわち、電圧ΔV
subのシャッタパルスSPが基板17に印加されるこ
とで、図3において、基板側のオーバーフローバリアO
FBが崩れ、それまでセンサ部11に蓄積されていた信
号電荷が基板17に排出される。そして、その排出時か
ら次の読み出しパルスXSGの発生時までの期間が電荷
蓄積期間(シャッタ速度)となる。
に示すように、ある電圧ΔVsubのシャッタパルスS
Pが垂直同期期間中に1回(あるいは、数回)基板バイ
アスVsubに重畳されて基板17に印加されることに
より、電荷蓄積期間が制限される。すなわち、電圧ΔV
subのシャッタパルスSPが基板17に印加されるこ
とで、図3において、基板側のオーバーフローバリアO
FBが崩れ、それまでセンサ部11に蓄積されていた信
号電荷が基板17に排出される。そして、その排出時か
ら次の読み出しパルスXSGの発生時までの期間が電荷
蓄積期間(シャッタ速度)となる。
【0029】本発明では、この電子シャッタ動作の原理
を利用して、所定の動作モード時、例えば本CCD固体
撮像素子10を電子スチルカメラの撮像素子として用い
た場合において、電子スチルカメラに装備されている自
動焦点制御装置、自動アイリス制御装置、自動ホワイト
バランス制御装置など、CCD固体撮像素子10や光学
系の特性を自動的に制御する自動制御装置の処理を、C
CD固体撮像素子10の出力信号を用いて行う際に、当
該出力信号中に含まれるブルーミング、スミア成分を抑
制する点を特徴としている。
を利用して、所定の動作モード時、例えば本CCD固体
撮像素子10を電子スチルカメラの撮像素子として用い
た場合において、電子スチルカメラに装備されている自
動焦点制御装置、自動アイリス制御装置、自動ホワイト
バランス制御装置など、CCD固体撮像素子10や光学
系の特性を自動的に制御する自動制御装置の処理を、C
CD固体撮像素子10の出力信号を用いて行う際に、当
該出力信号中に含まれるブルーミング、スミア成分を抑
制する点を特徴としている。
【0030】具体的には、図7に示すように、センサ部
11での受光後の少なくとも1垂直同期期間(1フィー
ルド)において、全ての水平ブランキング期間ごとにシ
ャッタパルスSPを電荷掃き捨てパルスとしてタイミン
グ発生回路21で発生し、この電荷掃き捨てパルスをシ
ャッタパルスSPと同様に基板バイアスVsubに重畳
して基板17に印加するようにする。
11での受光後の少なくとも1垂直同期期間(1フィー
ルド)において、全ての水平ブランキング期間ごとにシ
ャッタパルスSPを電荷掃き捨てパルスとしてタイミン
グ発生回路21で発生し、この電荷掃き捨てパルスをシ
ャッタパルスSPと同様に基板バイアスVsubに重畳
して基板17に印加するようにする。
【0031】これにより、センサ部11内に信号電荷が
蓄積される期間は、1水平走査期間(1H)のみとな
る。したがって、過大な光がセンサ部11上に入射した
としても、信号電荷が蓄積される期間が短いので、セン
サ部11内で発生する信号電荷が過剰になることがな
い。その結果、過大な光の入射時であっても、信号電荷
が周辺の画素に溢れ出すことがないため、ブルーミング
成分が大幅に抑制されることになる。
蓄積される期間は、1水平走査期間(1H)のみとな
る。したがって、過大な光がセンサ部11上に入射した
としても、信号電荷が蓄積される期間が短いので、セン
サ部11内で発生する信号電荷が過剰になることがな
い。その結果、過大な光の入射時であっても、信号電荷
が周辺の画素に溢れ出すことがないため、ブルーミング
成分が大幅に抑制されることになる。
【0032】なお、ここで、上述した処理が可能となる
のは、例えば電子スチルカメラにおいて、CCD固体撮
像素子10の出力信号を用いて自動焦点制御装置、自動
アイリス制御装置、自動ホワイトバランス制御装置等の
自動制御装置の制御を行う動作モードの際には、レンズ
のアイリスやシャッタ速度にフィードバックがかかるの
にある程度の時間を要するので、その間の信号を必ずし
も必要としないためである。
のは、例えば電子スチルカメラにおいて、CCD固体撮
像素子10の出力信号を用いて自動焦点制御装置、自動
アイリス制御装置、自動ホワイトバランス制御装置等の
自動制御装置の制御を行う動作モードの際には、レンズ
のアイリスやシャッタ速度にフィードバックがかかるの
にある程度の時間を要するので、その間の信号を必ずし
も必要としないためである。
【0033】図7において、電荷掃き捨てパルスの点線
の領域は、電荷掃き捨てパルスの発生期間の可変幅を示
しており、また本実施形態では、1フィールドおきに信
号電荷を読み出すようにしている。これは、電子スチル
カメラにおいて、自動焦点制御装置、自動アイリス制御
装置、自動ホワイトバランス制御装置等の自動制御装置
のフィードバック制御をより精度良く行うためである。
の領域は、電荷掃き捨てパルスの発生期間の可変幅を示
しており、また本実施形態では、1フィールドおきに信
号電荷を読み出すようにしている。これは、電子スチル
カメラにおいて、自動焦点制御装置、自動アイリス制御
装置、自動ホワイトバランス制御装置等の自動制御装置
のフィードバック制御をより精度良く行うためである。
【0034】すなわち、各フィールドごとに信号電荷を
読み出すようにしたのでは、1フィールドの途中のライ
ンまでの画素情報しか読めなく、したがって1フィール
ドの一部分の画素情報に基づいてしかフィードバック制
御を行うことができなくなるが、1フィールドおきに信
号電荷を読み出すようにすることで、1フィールドの全
画素情報に基づいてフィードバック制御を行うことがで
きるため、その制御をより精度良く行うことができるこ
とになる。
読み出すようにしたのでは、1フィールドの途中のライ
ンまでの画素情報しか読めなく、したがって1フィール
ドの一部分の画素情報に基づいてしかフィードバック制
御を行うことができなくなるが、1フィールドおきに信
号電荷を読み出すようにすることで、1フィールドの全
画素情報に基づいてフィードバック制御を行うことがで
きるため、その制御をより精度良く行うことができるこ
とになる。
【0035】本実施形態ではさらに、センサ部11から
の信号電荷の読み出し直前に、垂直CCD13中の電荷
を掃き捨てるために、垂直CCD13を高速転送駆動す
る。垂直CCD13の高速転送駆動は、タイミング発生
回路21で発生する垂直転送クロックφV1〜φV4の
周波数を高く設定することで実現できる(図7において
は、高速転送クロックがこれに相当する)。この高速転
送駆動により、信号電荷の読み出し以前に垂直CCD1
3内に蓄積されていたスミア、ブルーミング、ダーク
(暗電流)成分が水平CCD15を介して掃き捨てられ
るので、CCD固体撮像素子10の出力信号としてスミ
ア、ブルーミング、ダーク成分が抑制されたより良好な
信号が得られる。
の信号電荷の読み出し直前に、垂直CCD13中の電荷
を掃き捨てるために、垂直CCD13を高速転送駆動す
る。垂直CCD13の高速転送駆動は、タイミング発生
回路21で発生する垂直転送クロックφV1〜φV4の
周波数を高く設定することで実現できる(図7において
は、高速転送クロックがこれに相当する)。この高速転
送駆動により、信号電荷の読み出し以前に垂直CCD1
3内に蓄積されていたスミア、ブルーミング、ダーク
(暗電流)成分が水平CCD15を介して掃き捨てられ
るので、CCD固体撮像素子10の出力信号としてスミ
ア、ブルーミング、ダーク成分が抑制されたより良好な
信号が得られる。
【0036】これにより、例えば、CCD固体撮像素子
10の高画素化および光学系の縮小化、即ち画素サイズ
の縮小化が図られ、デバイスの構造上において、ブルー
ミングやスミア成分が増えたとしても、例えば電子スチ
ルカメラに適用された場合における各自動制御装置の制
御を行う動作モードでは、CCD固体撮像素子10の出
力信号中に含まれるブルーミングやスミア成分を抑制で
きるので、CCD固体撮像素子10の画素サイズの縮小
化にも対応できることになる。
10の高画素化および光学系の縮小化、即ち画素サイズ
の縮小化が図られ、デバイスの構造上において、ブルー
ミングやスミア成分が増えたとしても、例えば電子スチ
ルカメラに適用された場合における各自動制御装置の制
御を行う動作モードでは、CCD固体撮像素子10の出
力信号中に含まれるブルーミングやスミア成分を抑制で
きるので、CCD固体撮像素子10の画素サイズの縮小
化にも対応できることになる。
【0037】なお、上述した動作モードでは、1フィー
ルドおきに信号電荷を読み出すようにしたことで、1フ
ィールドおきにしか画像情報が得られないが、フレーム
メモリを用い、受光した信号出力をフレームレート変換
することにより、動画表示も実現可能となる。
ルドおきに信号電荷を読み出すようにしたことで、1フ
ィールドおきにしか画像情報が得られないが、フレーム
メモリを用い、受光した信号出力をフレームレート変換
することにより、動画表示も実現可能となる。
【0038】また、上記実施形態においては、インター
ライン転送方式のCCD固体撮像素子に適用した場合に
ついて説明したが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、インターライン転送方式以外の方式のCCD固
体撮像素子にも同様に適用可能である。
ライン転送方式のCCD固体撮像素子に適用した場合に
ついて説明したが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、インターライン転送方式以外の方式のCCD固
体撮像素子にも同様に適用可能である。
【0039】図8は、本発明によるCCD固体撮像素子
10を撮像素子として用いた例えば電子スチルカメラの
概略構成図である。図8において、被写体(図示せず)
からの光は、レンズ51およびアイリス(絞り)52等
の光学系を経てCCD固体撮像素子53の撮像エリアに
入射する。CCD固体撮像素子53としては、上述した
本実施形態に係るCCD固体撮像素子が用いられる。こ
のCCD固体撮像素子53の出力信号は、信号処理回路
54において自動ホワイトバランス制御などの種々の信
号処理が行われる。
10を撮像素子として用いた例えば電子スチルカメラの
概略構成図である。図8において、被写体(図示せず)
からの光は、レンズ51およびアイリス(絞り)52等
の光学系を経てCCD固体撮像素子53の撮像エリアに
入射する。CCD固体撮像素子53としては、上述した
本実施形態に係るCCD固体撮像素子が用いられる。こ
のCCD固体撮像素子53の出力信号は、信号処理回路
54において自動ホワイトバランス制御などの種々の信
号処理が行われる。
【0040】この信号処理回路54には、自動ホワイト
バランス制御を実現するために、入力信号をR(赤),
G(緑),B(青)の原色信号(以下、R,G,B信号
と称する)に分離する原色分離回路541と、R,G,
B信号の相互間のゲインを調整することによってホワイ
トバランスをとるホワイトバランスアンプ542R,5
42G,542Bが設けられている。ここに、ホワイト
バランスをとるとは、R,G,B信号の比率を等しくす
ることである。
バランス制御を実現するために、入力信号をR(赤),
G(緑),B(青)の原色信号(以下、R,G,B信号
と称する)に分離する原色分離回路541と、R,G,
B信号の相互間のゲインを調整することによってホワイ
トバランスをとるホワイトバランスアンプ542R,5
42G,542Bが設けられている。ここに、ホワイト
バランスをとるとは、R,G,B信号の比率を等しくす
ることである。
【0041】なお、本例では、ホワイトバランスアンプ
542Gのゲインを固定とし、G信号を基準として他の
2つのホワイトバランスアンプ542R,542Bの各
ゲインをコントロールすることによって、ホワイトバラ
ンスの調整が行われる。したがって、G信号に対するホ
ワイトバランスアンプ542Gを省略することも可能で
ある。
542Gのゲインを固定とし、G信号を基準として他の
2つのホワイトバランスアンプ542R,542Bの各
ゲインをコントロールすることによって、ホワイトバラ
ンスの調整が行われる。したがって、G信号に対するホ
ワイトバランスアンプ542Gを省略することも可能で
ある。
【0042】信号処理回路54の出力信号は、撮像信号
として外部に導出されるとともに、検波回路55に供給
される。この検波回路55は、信号処理回路54を経た
CCD固体撮像素子53の出力信号を時間的に積分して
検波電圧を得る。この検波電圧は、カメラシステム全体
の制御を司る例えばCPUなどによって構成された制御
回路56に供給される。
として外部に導出されるとともに、検波回路55に供給
される。この検波回路55は、信号処理回路54を経た
CCD固体撮像素子53の出力信号を時間的に積分して
検波電圧を得る。この検波電圧は、カメラシステム全体
の制御を司る例えばCPUなどによって構成された制御
回路56に供給される。
【0043】制御回路56は、検波回路55からの検波
電圧に基づいて、ホワイトバランスアンプ542R,5
42Bの各ゲインをコントロールすることによってホワ
イトバランスをとるためのホワイトバランス制御信号を
生成して信号処理回路54に供給し、またアイリス52
の開度を制御することによって露光を調整するためのア
イリス制御信号を生成してアイリス52の駆動系57に
供給し、さらに51の光軸方向の位置を制御することに
よって焦点を調整するための焦点制御信号をレンズ51
の駆動系58に供給する。
電圧に基づいて、ホワイトバランスアンプ542R,5
42Bの各ゲインをコントロールすることによってホワ
イトバランスをとるためのホワイトバランス制御信号を
生成して信号処理回路54に供給し、またアイリス52
の開度を制御することによって露光を調整するためのア
イリス制御信号を生成してアイリス52の駆動系57に
供給し、さらに51の光軸方向の位置を制御することに
よって焦点を調整するための焦点制御信号をレンズ51
の駆動系58に供給する。
【0044】上述したように、自動焦点制御装置、自動
アイリス制御装置、自動ホワイトバランス制御装置等の
自動制御装置を装備した電子スチルカメラにおいて、撮
像素子として本発明によるCCD固体撮像素子10を用
いたことで、当該CCD固体撮像素子10からは、スミ
ア、ブルーミング、ダーク成分が抑制された出力信号が
得られるので、当該出力信号に基づいて各制御の処理を
より正確に行うことができ、各機能の高精度化が図れ
る。
アイリス制御装置、自動ホワイトバランス制御装置等の
自動制御装置を装備した電子スチルカメラにおいて、撮
像素子として本発明によるCCD固体撮像素子10を用
いたことで、当該CCD固体撮像素子10からは、スミ
ア、ブルーミング、ダーク成分が抑制された出力信号が
得られるので、当該出力信号に基づいて各制御の処理を
より正確に行うことができ、各機能の高精度化が図れ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば固体撮像素子の出力信号を各種の制御系の処理に
用いる動作モード時に、複数のセンサ部での受光後の少
なくとも1垂直同期期間において全ての水平ブランキン
グ期間ごとに電荷掃き捨てパルスを固体撮像素子の基板
に印加するようにしたことにより、各センサ部内に信号
電荷が蓄積される期間が1水平走査期間のみとなり、過
大な光がセンサ部上に入射しても、信号電荷が蓄積され
る期間が短いので、センサ部内で発生する信号電荷が過
剰になることがなく、固体撮像素子の出力信号中のブル
ーミング成分を大幅に抑制できることになる。
例えば固体撮像素子の出力信号を各種の制御系の処理に
用いる動作モード時に、複数のセンサ部での受光後の少
なくとも1垂直同期期間において全ての水平ブランキン
グ期間ごとに電荷掃き捨てパルスを固体撮像素子の基板
に印加するようにしたことにより、各センサ部内に信号
電荷が蓄積される期間が1水平走査期間のみとなり、過
大な光がセンサ部上に入射しても、信号電荷が蓄積され
る期間が短いので、センサ部内で発生する信号電荷が過
剰になることがなく、固体撮像素子の出力信号中のブル
ーミング成分を大幅に抑制できることになる。
【図1】本発明に係る固体撮像装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】センサ部周辺の断面構造図である。
【図3】センサ部の深さ方向のポテンシャル分布図であ
る。
る。
【図4】CCD固体撮像素子の基本動作のタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図5】通常動作時のタイミングチャートである。
【図6】電子シャッタ動作時のタイミングチャートであ
る。
る。
【図7】本実施形態に係る動作時のタイミングチャート
である。
である。
【図8】本発明に係る電子スチルカメラの概略構成図で
ある。
ある。
10 CCD固体撮像素子 11 センサ部 12
読み出しゲート部 13 垂直CCD 15 水平CCD 17 半導
体基板 21 タイミング発生回路 24 基板バイアス発生
回路
読み出しゲート部 13 垂直CCD 15 水平CCD 17 半導
体基板 21 タイミング発生回路 24 基板バイアス発生
回路
Claims (5)
- 【請求項1】 行列状に配列されて光電変換を行う複数
のセンサ部およびこれらのセンサ部から読み出された信
号電荷を転送する転送部を有する固体撮像素子と、 所定の動作モード時に前記複数のセンサ部での受光後の
少なくとも1垂直同期期間において全ての水平ブランキ
ング期間ごとに電荷掃き捨てパルスを前記固体撮像素子
の基板に印加する駆動系とを備えたことを特徴とする固
体撮像装置。 - 【請求項2】 前記駆動系は、前記複数のセンサ部から
前記転送部への信号電荷の読み出し直前に、前記転送部
中の電荷を掃き捨てるべく前記転送部を高速転送駆動す
ることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。 - 【請求項3】 行列状に配列されて光電変換を行う複数
のセンサ部およびこれらのセンサ部から読み出された信
号電荷を転送する転送部を有する固体撮像素子を備えた
固体撮像装置において、 所定の動作モード時に前記複数のセンサ部での受光後の
少なくとも1垂直同期期間において全ての水平ブランキ
ング期間ごとに電荷掃き捨てパルスを前記固体撮像素子
の基板に印加することを特徴とする駆動方法。 - 【請求項4】 前記複数のセンサ部から前記転送部への
信号電荷の読み出し直前に、前記転送部中の電荷を掃き
捨てるべく前記転送部を高速転送駆動することを特徴と
する請求項3記載の駆動方法。 - 【請求項5】 行列状に配列されて光電変換を行う複数
のセンサ部およびこれらのセンサ部から読み出された信
号電荷を転送する転送部を有する固体撮像素子と、所定
の動作モード時に前記複数のセンサ部での受光後の少な
くとも1垂直同期期間において全ての水平ブランキング
期間ごとに電荷掃き捨てパルスを前記固体撮像素子の基
板に印加する駆動系とを備えた固体撮像装置と、 前記固体撮像素子の撮像エリアに対して入射光を導く光
学系と、 前記固体撮像素子の出力信号に基づいて前記固体撮像素
子および前記光学系の特性を自動的に制御する自動制御
装置とを具備することを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8162960A JPH1013748A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 固体撮像装置およびその駆動方法、並びに固体撮像装置を用いたカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8162960A JPH1013748A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 固体撮像装置およびその駆動方法、並びに固体撮像装置を用いたカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1013748A true JPH1013748A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15764557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8162960A Pending JPH1013748A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 固体撮像装置およびその駆動方法、並びに固体撮像装置を用いたカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1013748A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0831641A3 (en) * | 1996-09-20 | 1999-10-20 | Sony Corporation | Solid-state imaging apparatus, driving method therefor, and camera |
| JP2007060453A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Fujifilm Corp | Ccd駆動回路 |
| JP2007060454A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Fujifilm Corp | Ccd駆動回路 |
| JP2007158872A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Pentax Corp | 撮像素子駆動装置 |
| JP2007215164A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-08-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体撮像装置およびその駆動方法 |
| US7428013B2 (en) | 2003-10-15 | 2008-09-23 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic camera having solid-state image pickup device |
| JP2010182886A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Sony Corp | 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、固体撮像装置の駆動方法、及び電子機器 |
| CN113485571A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-10-08 | 力领科技股份有限公司 | 触控显示驱动方法及其相关触控显示系统 |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP8162960A patent/JPH1013748A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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