JPH10137601A - バッチ式穀物原料の調質方法及びそれに使用するバッ チ式穀物原料の調質装置 - Google Patents

バッチ式穀物原料の調質方法及びそれに使用するバッ チ式穀物原料の調質装置

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JPH10137601A
JPH10137601A JP32096396A JP32096396A JPH10137601A JP H10137601 A JPH10137601 A JP H10137601A JP 32096396 A JP32096396 A JP 32096396A JP 32096396 A JP32096396 A JP 32096396A JP H10137601 A JPH10137601 A JP H10137601A
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Sakuji Tago
作次 田子
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Original Assignee
Meiji Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】穀物原料の流量、穀物原料粒の種類の配合割
合、含有水分が変動しても、挽砕に適合する穀物原料の
調質を実行できる穀物原料の調質方法を提供する。 【解決手段】一バッチ分の穀物原料を原料貯蔵空間に流
入する際に調質前の穀物原料の平均含有水分を把握する
ステップ1を実行し、原料貯蔵空間か穀物原料を払いだ
して重量を計量するステップ2を実行し、平均含有水分
と高品質で歩留りの高い挽砕が可能な穀物原料粒が含有
すべき目標含有水分との差に係る情報と、穀物原料の重
量から加水量を算出するステップ3を実行し、ついで、
穀物原料を調質空間に導き調質空間内を低速にて短時間
だけ掻き上げ分流、中央部での交差分流、中央上層領域
での無重力浮遊を順次なさしめながら流動混合し、無重
力浮遊域にある穀物原料粒群に算出された加水量だけ水
を噴霧し各穀物原料粒の表面に均等に水を付着なさしめ
るステップ4を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、小麦等の穀物原料の銘柄
の変更が頻繁に行われる多銘柄少ロット生産の製粉工場
において特に好適であって、変更の都度挽砕に適合する
物理的性状に迅速且つ正確に調質可能なバッチ式穀物原
料の調質方法と該方法の実施に用いるバッチ式穀物原料
の調質装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小麦等の穀物原料に適宜な量の水分を付
与して調質し穀物原料を粉砕に最適な物理的化学的性状
とすることは、歩留りの高い高品質な粉体を生産するう
えで重要な要因であることから、従来から、様々な調質
装置が用いられている。例えば、装置全体を水平に設け
一側上面に設けられた受入れ口から穀物原料粒を連続し
て受入れてスクリュウコンベアにより攪拌なさしめなが
ら加水して該穀物原料粒を調質し、他側下面に設けられ
た排出口から払出す構造のA調質装置がある。また、装
置全体を傾設し、低位側上面に設けられた受入れ口から
穀物原料粒を連続して受入れ、羽根先端が複数方向に向
いて互い違いに設けられた多数のパドル羽根により攪拌
なさしめながら加水することにより該穀物原料粒を調質
して高位側下面に設けられた排出口から払出す構造のB
調質装置がある。
【0003】さらに、近年前記した調質装置より、より
一層完全に調質する方策が提案がされている。すなわ
ち、最適な回動速度に設定された多数の打撃子により調
質域に導かれた個々の穀物原料粒を打撃し、穀物原料粒
の破壊を起こさずに穀物原料粒の外側の層のマッサ−ジ
と脆化を引き起こさせて強力に調質することを内容とす
る提案が特公昭53−27183号公報、特公昭57−
42376号公報に開示されている。さらにまた、複数
の加速ロ−タの回動により一定容量の湿し室に渦流動層
を生起せしめ湿し室に受け入れられた穀物原料粒群に損
傷を生ぜしめることなく湿し室内を入口側から出口側に
一定時間内に貫流運動をなさしめながら加水をなすこと
により調質を実行することを内容とする提案が特表平6
−510847号公報に開示されている。
【0004】そして、前記したA調質装置B調質装置、
及び、前記した各提案は、いずれも、原料タンクから払
出された後、予備精選で除去されなかった挟雑物等を完
全に除去する工程を経由して輸送されてきた調質前の穀
物原料を、そのまま連続的に調質装置に受け入れて所定
の調質を連続的に実行するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に原料
配合は一銘柄当たり数種類の穀物原料が配合されている
が、穀物原料を組成する穀物原料粒の種類や含有されて
いる水分の多少により特性(大きさ、比重、流動性)が
異なっている。そして、これら穀物原料粒の特性が異な
るので、調質前の前工程である精選工程や輸送工程で穀
物原料の特性(粒径、比重、摩擦係数)等による偏析や
自然な流量変動や挾雑物除去による流量変化によって、
輸送の末端においては、常に穀物原料を組成する穀物原
料粒の種類の配合割合の変動が生ずる。
【0006】このため、原料タンクに付設された計量器
により正確に計量されて、所定の種類の穀物原料粒がそ
れぞれ所定量払出され、生産計画に沿った配合割合に調
合された穀物原料となされていても、原料タンクから払
出されてから調質装置に到達するまでの間に前記した現
象が生じるため、配合割合が常時変動した複数の種類の
穀物原料粒から組成された調質前の穀物原料が調質装置
に受入れられることになる。
【0007】しかるに、前記した特公昭53−2718
3号公報、特公昭57−42376号公報、特表平6−
510947号公報に開示された調質方策は、原料タン
クから払出された時点での複数の種類の穀物原料粒の配
合割合は、精選工程や輸送工程を経ても変動しないこと
を前提とするものであって、このような前提の下に設定
された打撃子、加速ロ−タの回動速度にて調質装置を動
作させるものである。しかし、前記した現象により、当
初設定された調質装置が動作する条件に適合する穀物原
料が調質装置に輸送されて均一に調質される場合と、適
合しない穀物原料が調質装置に輸送されて均一に調質さ
れない場合とが生じ、粉砕される予定量の穀物原料全体
では均一に調質されない。
【0008】一方、前記したA調質装置にあっては、穀
物原料粒群は、単に排出側方向に螺旋状に流動して搬送
される不十分な攪拌状態の下で水が振りかけられるの
で、各穀物原料粒に対し均一に調質することができず、
とりわけ、装置が水平に設けられているので、水が下方
に溜まりがちであって過剰に水が付着してしまう穀物原
料粒が出現するといった問題点がある。
【0009】また、前記したB調質装置にあっては、穀
物原料粒が前記パドル羽根によりランダムに弾かれるの
で、個々の穀物原料粒ごとに移動速度が異なり調質装置
内の滞留時間が一様でなくなる。両装置共長時間連続的
に大量の原料穀物を調質するためのもので、一定配合の
原料穀物供給量に対し一定比率の加水量を設定する方式
のため、原料配合の変化に対応できず、個々の穀物原料
粒間で加水時間が異なり各穀物原料粒に対し均一に調質
することができない。また、連続式のため度々原料穀物
を変更する製粉工程には不向きである。
【0010】このため、前記したA調質装置、B調質装
置いずれも、穀物原料の流量、種類の配合割合が変動し
含有水分が常時大きく変化した調質前の穀物原料が受入
れられることに伴う前記した問題を論ずるまでもなく、
粉砕される予定量の穀物原料全体が均一に調質されな
い。
【0011】以上説明した問題点から、特に、生産する
粉体の銘柄が度々変更となり、一の生産ラインを兼用し
て種々の銘柄の粉体を生産せねばならない中小の製粉工
場では、生産する粉体の銘柄が変わると、粉体の品質や
歩留りが大きく低下する。これを若干でもカバ−するた
めには、挽砕工程では、熟練技術者の高度な状況判断と
煩雑な操作が必要となり、コストアップなど製粉工場の
運営上深刻な問題となっている。
【0012】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであって、穀物原料の輸送状態が一定でなく、或い
は、生産する粉体の銘柄が変更となって、穀物原料の流
量、穀物原料を組成する穀物原料粒の種類の配合割合、
含有水分が変動しても、常に粉砕に適合する穀物原料の
調質を実行できる穀物原料の調質方法と調質装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明が講じた解決手段は、以下の如くである。請求項
(1)の発明にあっては、調質直前の時点で、連続的に
穀物原料が輸送されている穀物輸送ラインから、一の調
質動作をスム−ズに実行可能な量だけの穀物原料を取り
出す。そして、取り出された穀物原料の重量と平均含有
水分を把握してこれに基づいて調質条件を設定し、含有
水分が同程度の穀物原料粒が偏在しないよう均等に混合
し、取り出された穀物原料を組成する多数の各穀物原料
粒の表面に水を均等に付着させる調質を実行するように
したものである。
【0014】具体的には、原料貯蔵空間に流入若しくは
流入途上にある際に、調質前の穀物原料の含有水分を一
バッチ分だけ順次検知し一バッチ分の穀物原料の平均含
有水分を把握するステップ1を実行し、つぎに、原料貯
蔵空間から一バッチ分の穀物原料を取り出して重量を計
量するステップ2を実行し、ついで、高品質の粉体の生
産と歩留りの高い挽砕が可能な穀物原料粒が含有すべき
目標含有水分と把握された平均含有水分に係る情報と計
量された一バッチ分の穀物原料の重量に係る情報とから
加水量を算出するステップ3を実行し、ついで、一バッ
チ分の穀物原料を調質空間に導き該調質空間内を低速に
て短時間だけ異なる回動方向で且つ相互に交差する方向
に流動なさしめて掻き上げ分流、調質空間の中央部での
交差分流、調質空間の中央上層領域での無重力浮遊を順
次なさしめながら流動混合し一バッチ分の穀物原料を組
成する種類や含有水分の異なる多数の穀物原料粒を損傷
せずに均等に入り交じらせるとともに無重量浮遊域に算
出された加水量だけ水を噴霧し各穀物原料粒の表面に水
を均等に付着なさしめるステップ4を実行する手順から
なるバッチ式穀物原料の調質方法としたものである。
【0015】請求項(2)の発明にあっては、請求項
(1)記載の発明の各プロセスに加えて、穀物原料を組
成する多数の穀物原料粒それぞれの表面に付着した水が
内部に浸透できるプロセスを追加し、どの穀物原料粒も
等しく水分を含有できる段階まで調質を実行できるよう
にしたものである。
【0016】具体的には、前記した請求項(1)記載の
バッチ式穀物原料の調質方法を前提とし、請求項(1)
記載のステップ4を実行した後、一バッチ分の穀物原料
を組成し表面に均等に水が付着された種類や含有水分の
異なる多数の穀物原料粒を保持空間に受入れて一定時間
保持するステップ5を実行する手順からなるバッチ式穀
物原料の調質方法としたものである。
【0017】請求項(3)の発明にあっては、調質され
る穀物原料粒が帯有する温度は、穀物原料粒の表面に水
の付着し易さと穀物原料粒の内部への水の浸透し易さに
深く関与し、調質の進展と適正な挽砕に多大な影響を及
ぼす点に着眼したものである。そして、穀物原料粒が帯
有する温度では、水が穀物原料粒の表面に付着しにく
く、又、内部への浸透が遅延し適正な挽砕の実行に支障
が生じる場合には、加水しながらの流動混合を加熱の下
で実行するようにしたものである。
【0018】具体的には、請求項(1)又は請求項
(2)記載の発明に係るバッチ式穀物原料の調質方法を
前提とする。そして、請求項(1)記載のステップ1に
代え、原料貯蔵空間に流入若しくは流入途上にある際に
前記した平均含有水分の把握とともに流入後に調質前の
穀物原料の温度を検知するステップ1Aを実行し、つぎ
に検知された温度が水浸透促進温度及び挽砕適正温度で
ある場合には請求項(1)記載のステップ2乃至ステッ
プ4を順次実行し、検知された温度が水浸透促進温度及
び挽砕適正温度でない場合には請求項(1)記載のステ
ップ2とステップ3を順次実行した後請求項(1)記載
のステップ4を加熱下において実行するステップ4Aを
実行するバッチ式穀物原料の調質方法としたものであ
る。
【0019】請求項(4)の発明にあっては、穀物原料
を組成する穀物原料粒は、種類ごとに成分、性質、含有
水分が異なるため、設定された当初の配合割合で必要な
種類の穀物原料粒が一定の許容範囲内で輸送され、目標
とする銘柄の粉体を生産するのに支障がないかを把握す
ることが、これに基づく調質条件の設定と、調質の続行
の可否を判断するうえで極めて重要である点に着眼し、
これらを検知するプロセスを設けたものである。
【0020】具体的には、請求項(1)又は請求項
(2)記載の発明に係るバッチ式穀物原料の調質方法を
前提とし、請求項(1)記載のステップ1に代え、原料
貯蔵空間に流入若しくは流入途上にある際に前記した平
均含有水分の把握とともに調質前の穀物原料を組成する
穀物原料粒の種類と配合割合を検知するステップ1Bを
実行するバッチ式穀物原料の調質方法としたものであ
る。
【0021】請求項(5)の発明にあっては、穀物原料
を生産、加工する季節、生産する粉体の銘柄の変更、穀
物原料の長い精選工程及び輸送工程による変動等、現実
に製粉工場が直面すると予想される全ての事態に対処す
べく、前記した請求項(1)乃至請求項(4)の発明に
記載した各課題解決の手段を組み合わせたものである。
【0022】具体的には、請求項(3)記載の発明に係
るバッチ式穀物原料の調質方法を前提とし、請求項
(1)記載のステップ1に代え、原料貯蔵空間に流入若
しくは流入途上にある際に前記した平均含有水分を把握
するとともに調質前の穀物原料の温度及び該穀物原料を
組成する穀物原料粒の種類と配合割合を検知するステッ
プ1Cを実行するバッチ式穀物原料の調質方法としたも
のである。
【0023】請求項(6)の発明にあっては、請求項
(1)の発明に係るバッチ式穀物原料の調質方法を実行
可能とするものであって、輸送ラインから取り出された
一の調質動作をスム−ズに実行可能な量の穀物原料が含
有する水分を考慮した高品質であって歩留りの高い挽粉
が実行可能な水分を含有なさしめるため、調質前の穀物
原料の平均含有水分の把握と該穀物原料を組成する種類
や含有水分の異なる多数の穀物原料粒を流動混合させる
手段、必要な加水量の算出と加水を実行するための手段
を備えた構成の調質装置としたものである。
【0024】具体的には、少なくとも一バッチ分の原料
貯蔵空間を具備しレシ−バ−が外部若しくは内部に併設
された少なくとも一基の穀物原料貯蔵槽と一バッチ分の
穀物原料の容積より若干大きい調質空間を備え上方に穀
物原料流入口と水添加口が下方に調質穀物原料排出口が
それぞれ設けられた混合チャンバ−と該混合チャンバ−
の一側外方に設けられた駆動モ−タと該混合チャンバ−
を貫通して相互に平行に設けられ一側が減速・同調回動
作用手段を介して該駆動モ−タとそれぞれ連動連結され
た二本の回動軸と一方のパドル取付軸が調質空間の縦断
面に対し垂直となる際に他方のパドル取付軸が水平とな
るようにして一方の回動軸と他方の回動軸それぞれの中
央側に軸線に対し傾斜なさしめて設けられた大型パドル
及びそれぞれの両軸端により一層軸線に対し少なく傾斜
して設けられた中型パドルとから構成された多層流動混
合機と上流側が前記穀物原料貯蔵槽の払出し側と連通さ
れ下流側が前記穀物原料流入口と連通された未調質穀物
原料導入管とから構成された穀物原料加水調質機構を構
成要素とする。
【0025】また、該構成要素に、制御手段とサンプル
採取側が前記レシ−バ−に差し込まれたサンプラ−と水
分検知側がそのサンプラ−の他側と検知水分伝達側が前
記した制御手段とそれぞれ接続された水分計と前記した
制御手段と接続されて前記した穀物原料貯蔵槽の払出し
側に設けられたカットゲ−トと前記した多層流動混合機
又は前記した穀物原料貯蔵槽に付設された計量器とから
構成された加水量算出機構と、水槽と上流側がその水槽
と下流側が前記した水添加口とそれぞれ連通され上流側
と下流側間の流路に流路分岐部が設けられた水供給管と
一側がその流路分岐部と他側がその水槽とそれぞれ連通
された水戻り管と水供給管の流路に設けられたポンプと
一側がそのポンプと他側が前記した制御手段と接続され
てその水供給管の流路に設けられた流量計と前記した流
路分岐部に設けられた流路切換弁とから構成された加水
機構を加えて構成されたバッチ式穀物原料の調質装置と
したものである。
【0026】請求項(7)の発明にあっては、請求項
(2)記載の発明に係るバッチ式穀物原料の調質方法を
実行可能とするものであって、請求項(6)記載の発明
に係るバッチ式穀物原料の調質装置に、一バッチ分の穀
物原料を組成する多数の穀物原料粒それぞれの表面に均
等に付着された水が穀物原料粒それぞれの含有水分の多
少に応じて穀物原料粒間を移動なさしめて内部に浸透で
きる保持空間を備えた一時的に穀物原料を貯蔵する器を
設けしめたものである。
【0027】具体的には、請求項(6)記載の発明に係
るバッチ式穀物原料の調質装置の構成を前提とし、請求
項(6)記載の穀物原料加水調質機構に、請求項(6)
記載の多層流動混合機の下方に配設され少なくとも15
分から一時間連続して挽砕が実行可能な量の水付着穀物
原料を貯蔵可能な容量の保持空間が備えられた保持貯蔵
槽と、必要に応じてその保持貯蔵槽の下方にフィ−ダが
付設されて構成されたバッチ式穀物原料の調質装置とし
たものである。
【0028】請求項(8)の発明にあっては、請求項
(3)の発明に係るバッチ式穀物原料の調質方法を実行
可能とするものであって、請求項(6)又は請求項
(7)記載のバッチ式穀物原料の調質装置に、穀物原料
粒が帯有する温度が、穀物原料粒表面に水が付着し易く
表面に付着した水が穀物原料粒内部への浸透を促進させ
る温度であって穀物原料粒を挽砕するのに適した硬さの
挽粉適正温度であるか否かを検知する機能と、穀物原料
粒が帯有する温度が、これらの要件を満たさない温度で
ない場合には、加熱下で加水しながら流動混合できる機
能を備わしめたものである。
【0029】具体的には、請求項(6)又は請求項
(7)記載の発明に係るバッチ式穀物原料の調質装置の
構成を前提とするものであって、請求項(6)記載の多
層流動混合機に代え、請求項(6)記載の混合チャンバ
−と請求項(6)記載の駆動モ−タ−と請求項(6)記
載の二本の回動軸と請求項(6)記載の大型パドル及び
中型パドルと混合チャンバ−の外周に巻着され内部に蒸
気流動路が設けられた蒸気ジャケットと蒸気流動路の上
流側に設けられた蒸気導入筒体と下流側に設けられたド
レンと蒸気ジャケットの適宜位置に設けられた蒸気ジャ
ケット温度計測用温度計とからかる加熱機構と、から構
成された加熱機構を備えた二軸多層流動混合機が具備さ
れ、請求項(6)記載の加水量算出機構に代え、請求項
(6)記載の加水量算出機構に温度検知側が前記した穀
物原料貯蔵槽に差し込まれ検知温度伝達側が前記した制
御手段と接続された温度計が付設されて構成された加水
量算出・穀物原料加温判別機構が備えられたバッチ式穀
物原料の調質装置としたものである。
【0030】請求項(9)の発明にあっては、請求項
(4)の発明に係るバッチ式穀物原料の調質方法を実行
可能とするものであって、請求項(6)又は請求項
(7)記載のバッチ式穀物原料の調質装置に、輸送ライ
ンから取り出された調質直前の一の調質動作をスム−ズ
に実行可能な一バッチ分の穀物原料を組成する多数の穀
物原料粒の種類とその配合割合を検知する機能を備わし
めたものである。
【0031】具体的には、請求項(6)又は請求項
(7)記載の発明に係るバッチ式穀物原料の調質装置の
構成を前提とするものであって、請求項(6)記載の加
水量算出機構に代え、請求項(6)記載の加水量算出機
構に種類及び配合割合検知側が前記した穀物原料貯蔵槽
に差し込まれ種類及び配合割合伝達側が前記した制御手
段と接続された種類及び配合割合検知センサ−が付設さ
れて構成された加水量算出・穀物原料配合判別機構が備
えられたバッチ式穀物原料の調質装置としたものであ
る。
【0032】請求項(10)の発明にあっては、請求項
(5)の発明に係るバッチ式穀物原料の調質方法を実行
可能とするものであって、請求項(8)記載の発明に係
るバッチ式穀物原料の調質装置に、輸送ラインから取り
出された調質直前の一バッチ分の穀物原料を組成する多
数の穀物原料粒の種類とその配合割合を検知する機能を
備わしめ、穀物原料を生産する季節、生産する粉体の銘
柄の変更、穀物原料の長い精選工程及び輸送工程による
変動等に対応した構成の調質装置としたものである。
【0033】具体的には、請求項(8)記載の発明に係
るバッチ式穀物原料の調質装置の構成を前提とするもの
であって、請求項(6)記載の加水量算出機構に代え、
請求項(6)記載の加水量算出機構に請求項(8)記載
の温度計と請求項(9)記載の種類及び配合割合検知セ
ンサ−とが付設されて構成された加水量算出・穀物原料
の加温及び配合判別機構が備えられたバッチ式穀物原料
の調質装置としたものである。
【0034】
【発明の実施の形態】請求項(1)及び請求項(6)の
発明の構成により、調質直前に穀物原料が連続して空気
輸送されている輸送ラインから調質する穀物原料を、原
料貯蔵空間を備えた穀物原料貯蔵槽側に導くと、レシ−
バ−が穀物原料貯蔵槽の外部に設けられている場合には
原料貯蔵空間に向け流入途上にあるレシ−バ−を通過す
る際に、レシ−バ−が穀物原料貯蔵槽の内部に設けられ
ている場合には、原料貯蔵空間に流入する際にサンプラ
−により穀物原料粒が採取される。すると、水分計によ
り採取された穀物原料粒の含有水分が検知されるととも
に検知情報が制御手段に伝達される。そして、サンプラ
−による穀物原料粒の採取と水分計による含有水分の検
知を一バッチ分だけ順次実行すると、調質する一バッチ
分の穀物原料の調質前の平均含有水分が制御手段により
把握されるステップ1が実行される。
【0035】つぎに、制御手段の開指令によりカットゲ
−トを開くと、穀物原料貯蔵槽の払出し側から穀物原料
が払出されて未調質穀物原料導入管を通って多層流動混
合機内に流入しはじめる。すると、計量器が流入した穀
物原料の重量の計量を開始する。そして、該計量器が制
御手段に記憶されている一バッチ分の穀物原料の重量間
近の計量値を示すと制御手段からカットゲ−トに閉鎖指
令が出される。このため、該カットゲ−トは閉じて穀物
原料の払出しが停止されるとともに、カットゲ−トを通
過して未調質穀物原料導入管内にあった一部の穀物原料
が多層流動混合機内に更に流入して計量器により正確に
一バッチ分の重量が計量されるとともに、この計量値が
制御手段に伝達されステップ2が実行される。
【0036】ついで、制御手段は、記憶された目標含有
水分と先に検知されて把握された平均含有水分とから含
有水分の差に係る情報を得、該含有水分の差に係る情報
と、計量された一バッチ分の穀物原料の重量に係る情報
とから加水量を算出しステップ3が実行される。
【0037】この後、駆動モ−タを動作させ回動力を減
速・同調回動作用手段を介して二本の回動軸に伝達する
と、該二本の回動力は異なる回動方向に低速にて回動す
る。すると、一方の回動軸の中央側と他方の回動軸の中
央側にそれぞれ取付けられたそれぞれの大型パドルは、
混合チャンバ−内の調質空間をそれぞれ取付けられた回
動軸と同方向て且つ相互に交差する方向に低速回動す
る。また、一方の回動軸の両軸端と他方の回動軸の両軸
端にそれぞれ取付けられた中型パドルも同様に低速回動
する。
【0038】このため、調質空間中の穀物原料は大型パ
ドルと中型パドルにより中央部で交差しながら掻き上げ
られ、二系統の掻き上げ分流が生じる。すると、当初調
質空間中を落流していた一バッチ分の穀物原料を構成す
る多数の穀物原料粒は一方若しくは他方の系統の掻き上
げ分流に乗ったり低速回動する大型パドルや中型パドル
にソフトに弾かれて流動する。そして、しばし係る流動
をした後、一方の系統の掻き上げ分流に乗った穀物原料
粒群と、他方の系統の掻き上げ分流に乗った穀物原料粒
群とが調質空間の中央部で出会って交差し調質空間の中
央部で交差分流が生起される。
【0039】すると、種類の異なる穀物原料粒や、含有
水分の多い穀物原料粒、含有水分の少ない穀物原料粒同
士が偏って集合して群れをなさず、交差分流が生じた調
質空間で均等に分散して入り交じって流動混合される。
そして、このように入り混じった一バッチ分の穀物原料
を組成する多数の穀物原料粒は、交差した際に流動エネ
ルギ−を一時的に失い、あたかも無重力状態下であるか
の如く浮遊する。この時点で、ポンプを動作させ水槽の
水を水供給管に流入させて水を多層流動混合機側に輸送
し、水添加口を通って無重力浮遊域にある穀物原料粒に
水を噴霧なさしめると、該穀物原料粒の表面に水が付着
する。
【0040】そして、多層流動混合機を一定時間動作さ
せつつ制御手段にて算出された加水量だけ無重力浮遊域
に水を噴霧すると、一バッチ分の穀物原料を組成する種
類や含有水分の異なる多数の穀物原料粒のそれぞれの表
面に等しく水が付着される段階までの調質がなされステ
ップ4が実行される。尚、流量計が算出された加水量だ
け水が流通したと検知すると、この旨が制御手段に伝達
されてポンプの動作が停止される。
【0041】請求項(2)及び請求項(7)の発明の構
成により、前記したと同様にしてステップ1乃至ステッ
プ4が実行された後、保持空間を備えた保持貯蔵槽に受
入れ一バッチ分の穀物原料を組成する多数の種類や含有
水分の異なる穀物原料粒同士を、それぞれの表面に均等
に付着された水を介して一定時間接触なさしめる。
【0042】すると、含有水分が多く水を受け入れる余
地の少ない穀物原料粒には若干だけ水が浸透する一方、
含有水分が少なく水を受け入れる余地の大きい穀物原料
粒には多めに水が浸透するといった接触した穀物原料粒
の表面に付着された水の移動現象が生じる。そして、一
定時間経過すると、係る水の移動現象が終了し保持貯蔵
槽内に貯蔵された一バッチ分の穀物原料を組成する多数
の穀物原料粒全てが均等の水分を内部に含有する段階ま
での調質がなされステップ5が実行される。
【0043】請求項(3)及び請求項(8)の発明の構
成により、調質する一バッチ分の穀物原料を組成する穀
物原料粒に対する前記したと同様のサンプラ−によるサ
ンプリングと水分計による含有水分の検知を一バッチ分
だけ順次検知し検知毎に制御手段に伝達されると、該制
御手段は該穀物原料の平均含有水分を把握する。また、
穀物原料貯蔵槽に差し込まれた温度計の検知側が該穀物
原料貯蔵槽に流入して貯蔵された穀物原料が帯有する温
度を検知して制御手段に伝達される。これらにより、ス
テップ1Aが実行される。
【0044】そして、検知された温度が、水が穀物原料
粒の表面に付着し易く、また、穀物原料粒の内部に水の
浸透を促進すると判別される水浸透促進温度であって穀
物原料粒をスム−ズに挽砕するに適する硬さに相当する
と判別される挽砕適正温度である場合には、前記したと
同様にしてステップ2とステツプ3を順次実行した後、
穀物原料が帯有する温度のままでステップ4が実行され
ると、一バッチ分の穀物原料を組成する種類や含有水分
の異なる多数の穀物原料粒のそれぞれの表面に等しく水
が付着される段階までの調質がなされる。また、更に続
いて前記したステップ5が実行される場合には、前記し
た水の移動現象が生じて一バッチ分の穀物原料を組成す
る含有水分が異なっていた多数の穀物原料粒全てが同量
の水分を内部に含有する段階まで調質がなされる。
【0045】一方、検知された温度が、水が穀物原料粒
の表面に付着しにくく、また、穀物原料粒の内部に水の
浸透に時間がかかると判別される水浸透促進温度以下で
あって穀物原料粒を挽砕するのに時間がかかる硬さであ
ると判別される挽砕適正温度でない場合には、前記した
と同様にしてステップ2とステップ3を順次実行する。
つぎに、蒸気ジャケット内の蒸気流動路に蒸気を導入す
ると、該蒸気の熱が蒸気ジャケットと混合チャンバ−に
順次伝熱される。
【0046】そして、係る蒸気導入の下で、加熱機構を
備えた二軸多層流動混合機を動作させ混合チャンバ−内
で前記した流動混合、算出量だけの水の噴霧等をなすと
前記したステップ4と同様の水浸透促進温度及び挽砕適
正温度に調温された状態で調質がなされるステップ4A
が実行される。すると、短時間でスム−ズに一バッチ分
の穀物原料を組成する多数の穀物原料粒それそれの表面
に水が均等に付着され、この段階までの調質がなされ
る。そして、更に続いて前記したステツプ5が実行され
る場合には、前記した水の移動現象が生じて、一バッチ
分の穀物原料を構成する多数の穀物原料粒の内部に迅速
に水が浸透され、多数の穀物原料粒全ての内部に均等の
水分を含有する段階までの調質がなされる。
【0047】請求項(4)及び請求項(9)の発明の構
成により、前記したと同様にしてサンプラ−と水分計を
用いたサンプリングにより採取された異なる穀物原料粒
それぞれの含有水分の複数回の検知に基づいて、制御手
段により調質前の穀物原料を組成する多数の穀物原料粒
の平均含有水分を把握する。また、穀物原料貯蔵槽に差
し込まれた種類及び配合割合検知センサ−が、貯蔵され
ている穀物原料を組成する穀物原料粒の種類とその配合
割合を検知し検知結果を制御手段に伝達する。すると、
該制御手段は、伝達された穀物原料粒の種類とその配合
割合に係る検知情報が、予め記憶された目的とする銘柄
の粉体を生産するのに必要な穀物原料粒の種類と配合割
合と略一致するか否かを判別し、略一致しておればこの
まま調質を推進し、大きく食い違っておれば調質を中断
する判断をなす。このような動作によりステップ1Bが
実行される。
【0048】つぎに、制御手段により調質を推進すべし
と判断された場合には、前記したステップ2乃至ステッ
プ4を順次実行すると、目的とする銘柄の粉体を高品質
であって歩留の高い粉砕が可能な、一バッチ分の穀物原
料を組成する多数の穀物原料粒それぞれの表面に水分を
均等に付着なさしめる段階までの調質がされる。そし
て、更に続いて前記したステップ5が実行される場合に
は、当該一バッチ分の多数の穀物原料粒全ての内部に同
量の水分を含有する段階まで調質がなされる。
【0049】請求項(5)及び請求項(10)の発明の
構成により、前記したと同様にしてサンプラ−と水分計
を用いたサンプリングにより採取された異なる穀物原料
粒それぞれの含有水分の複数回の検知に基づいて、制御
手段により調質前の穀物原料を組成する多数の穀物原料
粒の平均含有水分を把握をする。また、前記したと同様
にして穀物原料が帯有する温度が検知され制御手段に伝
達される。更に、前記したと同様にして種類及び配合割
合検知センサ−による穀物原料粒の種類とその配合割合
の検知と制御手段による前記した調質を推進するか中断
するかの判断がされる。そして、これらによりステップ
1Cが実行される。
【0050】つぎに、検知された温度により前記したと
同様の基準により判別される。そして、制御手段により
調質を推進すべしとの判断がされた場合には、前記した
ステップ2乃至ステップ4が順次実行されるか、前記し
たステップ2とステップ3が順次実行された後前記した
ステップ4Aが実行される。すると、一バッチ分の穀物
原料を組成する多数の検知された種類の穀物原料粒が検
知された配合割合で、各穀物原料粒それぞれの各表面に
水が均等に付着される。そして、更に続いてステップ5
が実行される場合には、当該一バッチ分の多数の穀物原
料粒それぞれの各表面に付着された水が内部に浸透さ
れ、それぞれの内部に均等に水分を含有する段階まで調
質がなされる。
【0051】
【実施例】請求項(1)及び請求項(6)の発明の好適
に実施例を、図面を参照しながら説明する。図1は請求
項(6)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀物原料の
調質装置を用いた請求項(1)の発明の一実施例に係る
バッチ式穀物原料の調質方法の実行手順をチャ−ト的に
示し、図2は請求項(6)の発明の第一実施例に係るバ
ッチ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工
程中に組み込まれた状態を模式的に示し、図3は二軸多
層流動混合機を正面からみた場合を示し、図4は同二軸
多層流動混合機の内部構造を拡大するとともに一部切り
欠いて上方からみた場合を示し、図5はツインドラム形
混合チャンバ−の断面形状と該ツインドラム形混合チャ
ンバ−内を回動する一の回動軸に取付けられた一対の扇
子状大型パドルと逆台形状中型パドルと他の回動軸に取
付けられた一対の扇子状大型パドルと逆台形状中型パド
ルの相対的な位置関係を一部省略して縦方向から切断す
るとともに拡大して示したものである。
【0052】図2に示すように、3は、内部を一バッチ
分より多めの穀物原料を貯蔵可能な容量の原料貯蔵空間
5が確保されて形成され、また外部下流側に払出口7が
設けられ、さらに検知側を該原料貯蔵空間5内に臨ませ
概算一バッチ分の穀物原料が流入して貯蔵されたことを
検知するレベルゲ−ジ9が設けられたA穀物原料貯蔵槽
である。そして、該A穀物原料貯蔵槽3の穀物原料流入
側外部にレシ−バ−11が付設されている。13は、上
流側が前記払出口7と下流側が後述するツインドラム形
混合チャンバ−15に設けられた穀物原料流入口21と
それぞれ連通された未調質穀物原料流通管である。
【0053】図3乃至図5に示すように、15は、交差
する中央側弧状部を削除なさしめた一対の横置円筒近似
形の壁部17が連なって設けられ、内部に一バッチ分の
小麦等の穀物原料の容積より若干大きくした調質空間1
9が形成され、外部上方側に一定間隔にて穀物原料流入
口21と水添加口23が外部下方側に調質穀物原料排出
口25がそれぞれ設けられた混合チャンバ−の一例であ
るツインドラム形混合チャンバ−である。
【0054】図3乃至図5に示すように、27は、該ツ
インドラム形混合チャンバ−15の駆動部対面側側面1
5aと他側側面15bにそれぞれ接してそれぞれ配設さ
れた支持部材であって、前記した一対の横置円筒近似形
の壁部17それぞれの中心線と一致する位置を中心位置
とする回動軸挿入穴29がそれぞれに穿設されるととも
に、それぞれの回動軸挿入穴29の外側隣接部それぞれ
に軸受部材31が付設されている。
【0055】図4及び図5に示すように、33は、ツイ
ンドラム形混合チャンバ−15の駆動部対面側側面15
aに設けられた支持部材27の回動軸挿入穴29と他側
側面15bに設けられた支持部材27の回動軸挿入穴2
9とに挿入されてツインドラム形混合チャンバ−15と
支持部材27とを貫通するとともに、該駆動部対面側1
5aの外側隣接部に付設された軸受部材31により回動
可能に支持されて駆動部対面側側面15aに配設された
前記支持部材27から軸方向に大きく突出する一方、該
他側側面15b側の外側隣接部に付設された軸受部材3
1により回動可能に支持されて他側側面15bに配設さ
れた前記支持部材27から軸方向に若干突出なさしめ、
回動中心を前記した一対の横置円筒近似形の壁部17の
うち一側の横置円筒形近似の壁部17の中心線と一致な
さしめて前記駆動部対面側側面15aと他側側面15b
間を主として一側の横置円筒形近似の壁部17に取り囲
まれる調質空間19の一側調質空間部19Aに位置せし
めて設けられた一側回動軸である。
【0056】図4及び図5に示すように、35は、一側
回動軸33と同様にして回動中心を他側の横置円筒近似
形の壁部17の中心線と一致なさしめた状態で駆動部対
面側15aと他側側面15b間を主として他側の横置円
筒近似形の壁部17に取り囲まれる調質空間19の他側
調質空間部19Bに位置なさしめて設けられた他側回動
軸である。
【0057】図4及び図5に示すように、37は、主に
調質空間19内に流入してくる多数の穀物原料粒を効率
よく該調質空間19の中央へ幅広く掻き上げ、調質空間
中央部に交差分流をなさしめ、中央上部に無重力浮遊流
動層を形成するのに好適な扇子形板状に形成された大型
パドルの一例である扇子状大型パドルである。
【0058】そして、該扇子状大型パドル37一対のう
ち(イ)扇子状大型パドル37Aは、前記した一側回動
軸33の中間位置から駆動部対面側側面15a寄りの一
側軸表面上にパドル取付軸39を介し、(ロ)扇子状攪
拌パドル37Bは、一側回動軸33の他側側面15b寄
りであって前記(イ)扇子状大型パドル37Aが設けら
れた軸表面と180度周回する側の他側軸表面上にパド
ル取付軸39を介して共に攪拌面38を軸線33Aに対
し平行となしてそれぞれ設けられている。
【0059】さらに、該扇子状大型パドル37の他の一
対のうち(ハ)扇子状大型パドル37Cは、前記した他
側回動軸35の中間位置から駆動部対面側側面15a寄
りであって前記(イ)扇子状大型パドル37Aが一側回
動軸33に設けられた位置と対面する軸表面から90度
一側に周回した他側回動軸35の軸表面上にパドル取付
軸39を介し、且つ攪拌面38を軸線35Aに対し45
度時計方向に傾斜なさしめて設けられている。
【0060】また、該扇子状大型パドル37の他の一対
のうち(ニ)扇子状大型パドル37Dは、前記した他側
回動軸35の中間位置から他側側面15b寄りであって
前記(ロ)扇子状攪拌パドル37Bが一側回動軸33に
設けられた位置の裏面側と対面する他側回動軸35の軸
表面から90度他側に周回した他側回動軸35の軸表面
上にパドル取付軸39を介し、且つ、攪拌面38を軸線
35Aに対し45度半時計方向に傾斜なさしめて設けら
れている。
【0061】図4及び図5に示すように、41は、前記
調質空間19の駆動部対面側側面15a寄り又は他側側
面15bの調質空間19内に流入してくる穀物原料粒を
主に調質空間19の中央に掻き上げを多くし、更に交差
分流をなさしめ、中央上部に無重力浮遊流動層を形成す
るのに適合する先端側を長い弧状の下底側辺とした逆台
形板状の中型パドルの一例である。
【0062】そして、該逆台形中型パドル41一対のう
ち(イ)逆台形攪拌パドル41Aは、前記した一側回動
軸33の駆動部対面側側面15a寄りの軸端近くであっ
て前記(イ)扇子状大型パドル37Aが設けられた位置
より180度周回した軸表面上にパドル取付軸43を介
して設けられいる。また、(ロ)逆台形中型パドル41
Bは、前記した一側回動軸33の他側側面15b寄りの
軸端近くであって前記(ロ)扇子状大型パドル37Bが
設けられた位置より180度周回した軸表面上にパドル
取付軸43を介して設けられている。
【0063】また、該逆台形攪拌パドルの他の一対のう
ち(ハ)逆台形中型パドル41Cは、前記した他側回動
軸35の駆動部対面側側面15a寄りの軸端近くであっ
て前記(イ)逆台形中型パドル41Aが一側回動軸33
に設けられた位置と対面する軸表面から90度一側に周
回した軸表面上にパドル取付軸43を介し、且つ、攪拌
面44を軸線に対し30度時計方向に傾斜なさしめて設
けられている。また、該逆台形中型パドル41の他の一
対のうち(ニ)逆台形攪拌パドル41Dは、前記した他
側回動軸35の他側側面15b寄りの軸端近くであって
前記(ロ)逆台形中型パドル41Bが一側回動軸33に
設けられた位置と対面する軸表面から90度他側に周回
した軸表面上にパドル取付軸43を介し、且つ、攪拌面
44を軸線に対し30度時計方向に傾斜なさしめて設け
られている。
【0064】図3及び図4に示すように、45は、出力
軸47が前記支持部材27を介して前記ツインドラム形
混合チャンバ−15の駆動部対面側側面15aに設けら
れた箱体49の内部に位置なさしめて該箱体49の一側
側面49aに取付けられた駆動モ−タである。また、5
1は、該駆動モ−タ45の出力軸47と、一側回動軸3
3と他側回動軸35それぞれの駆動部対面側端33a、
35aと連動連結なさしめる主として駆動力伝達歯車群
から構成される減速・同調回動作用手段であって、一側
回動軸33と他側回動軸35を異なる回動方向に低回動
速度にて同調して回動なさしめるものである。
【0065】図3及び図4に示すように、前記したツイ
ンドラム形混合チャンバ−15と、支持部材27と、一
対の扇子状大型パドル37と一対の逆台形状中型パドル
41がそれぞれ前記したように設けられた一側回動軸3
3及び他側回動軸35と、駆動モ−タ45と、減速・同
調回動作用手段51とから多層流動混合機の一例である
本実施例に係る二軸多層流動混合機53が構成されてい
る。
【0066】そして、図2に示すように、前記した一基
のA穀物原料貯蔵槽3と、二軸多層流動混合機53と、
未調質穀物原料導入管13とから本実施例に係る穀物原
料加水調質機構55が構成されている。
【0067】図1及び図2に示すように、57は、適宜
なバッチ間隔でスム−ズな調質が可能であって、生産予
定の銘柄の粉体を生産するのに必要な複数の種類の穀物
原料粒から組成される穀物原料の一バッチ分の重量と、
該粉体を高品質であって高い歩留りで生産するのに適合
する該粉体を生産するのに必要な複数の種類の穀物原料
粒が含有すべき目標含有水分に係る情報がメモリ−され
るとともに、後述する各種制御と演算が可能な制御盤で
ある。また、63は、該制御盤57と通信接続され、生
産予定の粉体の銘柄、一バッチ分の重量、穀物原料粒の
種類と目標含有水分等の調質情報の伝達、変更、追加等
をするとともに画面上に表示するパソコンである。そし
て、該制御盤57と該パソコン63とから本実施例に係
る制御手段65が構成されている。
【0068】図2に示すように、67は、先端部にサン
プル採取口69が設けられたサンプリングフィ−ダ−7
1と、該サンプリングフィ−ダ−71の後端寄り下方に
設けられたサンプル収容部73とから構成され、該サン
プル採取口69が前記レシ−バ−11に差し込まれたサ
ンプラ−である。
【0069】また、75は、図示を省略した水分検知セ
ンサ−を備えた水分検知側77が該サンプラ−67のサ
ンプル収容部73と接続され検知水分伝達側79が前記
制御盤57と接続された水分計である。尚、該水分検知
センサ−としては、水分の含有率によりマイクロ波の吸
収に変化があることを利用したマイクロ波式水分センサ
−、物質の水分の増減によって電気抵抗が変化すること
を利用した電気抵抗式水分センサ−、水分の含有率によ
り誘電率が変化することを利用した誘電率式水分センサ
−、近赤外線領域の短い波長は水分に対して顕著に吸収
される性質があることを利用した近赤外吸収式水分セン
サ−等の各種の水分センサ−が用いられる。
【0070】図1及び図2に示すように、複数の種類の
穀物原料粒が、原料貯蔵空間が具備された前記A穀物原
料貯蔵槽3に向け流入する途上にあるレシ−バ−11を
連続して通過する際に、前記サンプラ−67を操作し、
一部の穀物原料粒を採取してサンプル収容部73に導
き、水分検知側77に設けられた水分センサ−により収
容された穀物原料粒の含有水分を検知し検知結果を制御
盤57に伝達する。そして、係る一連の操作を、一バッ
チ分の穀物原料がA穀物原料貯蔵槽3に全て流入される
まで順次実行すると、流入中にサンプリングされた全て
の種類の穀物原料粒についての含有水分が検知され、検
知毎に制御盤57に伝達され、該制御盤57により一バ
ッチ分の穀物原料の平均含有水分が把握されるのが請求
項(1)の発明のステップ1の一例であるステップ1
(イ)である。
【0071】図2に示すように、81は、前記A穀物原
料貯蔵槽3の払出口7と間近に対面する位置に配設され
るとともに一側が前記制御盤57と制御接続され、該制
御盤57の指令により前記未調質穀物原料導入管13の
上流側の流路を開閉動作をするカットゲ−トである。ま
た、83は、前記二軸多層流動混合機53に付設された
計量器の一例であるロ−ドセルであって一側が前記制御
盤57と接続されている。
【0072】そして、後述する制御盤57の制御のも
と、前記カットゲ−ト81の適宜なタイミングでの開閉
動作により前記A穀物原料貯蔵槽3から二軸多層流動混
合機53に流入された一バッチ分の穀物原料の重量を、
ロ−ドセル83が検知するのが請求項(1)の発明のス
テップ2の一例であるステップ2(イ)である。
【0073】図2に示すように、前記した制御手段65
と、サンプラ−67と、水分計75と、カットゲ−ト8
1と、ロ−ドセル83とから本実施例に係る加水量算出
機構85が構成されている。
【0074】そして、図1に示すように、前記したステ
ップ1(イ)の実行により把握された調質対象の一バッ
チ分の穀物原料の平均含有水分と制御盤57にメモリ−
された目標含有水分とから含有水分差を算出し、これと
前記したステップ2(イ)の実行により得られた一バッ
チ分の穀物原料の重量とから、一バッチ分の穀物原料を
目標含有水分に調質なさしめるに必要な加水量が算出さ
れるのが、請求項(1)の発明のステップ3の一例であ
るステップ3(イ)である。
【0075】図2に示すように、87は一定容量の水が
貯蔵された水槽、89は上流側が該水槽87の一の流通
口91と下流側が前記ツインドラム形混合チャンバ−1
5の水添加口23とそれぞれ連通され上流側と下流側間
に流路分岐部93が設けられた水供給管である。また、
95は一端が該流路分岐部93と他端が前記水槽87の
他の流通口97とそれぞれ連通された水戻り管である。
更に、99は前記流路分岐部93に設けられた流水路切
換弁の一例である三方向弁であり、101は前記水供給
管89の前記流路分岐部93寄りの流路に設けられ前記
制御盤57と接続された流量計であり、103は前記水
供給管89の前記水槽87寄りの流路に設けられたポン
プである。そして、これらから本実施例に係る加水機構
105が構成されている。
【0076】図1、図4及び図5に示すように、前記二
軸多層流動混合機53を動作させ一側回動軸33と他側
回動軸35とを低速にて短時間だけ異なる方向に同調し
て回動なさしめ、一側回動軸33に取付けられた(イ)
扇子状大型パドル37A(ロ)扇子状大型パドル37B
と(イ)逆台形状中型パドル41A(ロ)逆台形状中型
パドル41B、他側回動軸35に取付けられた(ハ)扇
子状大型パドル37C(ニ)扇子状大型パドル37Dと
(ハ)逆台形状中型パドル41C(ニ)逆台形状中型パ
ドル41Dとをツインドラム形混合チャンバ−15内の
調質空間19を異なる回動方向で且つ相互に交差する方
向に回動なさしめて、該ツインドラム形混合チャンバ−
15内に流入した一バッチ分の穀物原料を組成する多数
の穀物原料粒を流動混合させる。
【0077】また、制御盤57からの動作指令により、
水を水添加口23から流動混合の一態様である無重力浮
遊流動層にある一バっチ分の穀物原料を組成する多数の
穀物原料粒に噴霧して多数の穀物原料粒それぞれの表面
に水を均等に付着させるのが請求項(1)の発明のステ
ップ4の一例であるステップ4(イ)である。
【0078】図1に示すように、前記した一バッチ分の
穀物原料を組成する多数の穀物原料粒の平均含有水分を
把握するステップ1(イ)を実行し、一バッチ分の穀物
原料の重量を検知するステップ2(イ)を実行し、一バ
ッチ分の穀物原料を目標含有水分と同一の水分を含有す
るのに必要な加水量を算出するステップ3(イ)を実行
し、調質空間で短時間だけ流動混合なさしめるとともに
無重力浮遊流動層で水を噴霧して一バッチ分の穀物原料
を組成する多数の穀物原料粒それぞれの表面に均等に水
を付着させるステップ4(イ)を実行する手順から請求
項(1)の発明の一実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質方法が構成されている。
【0079】また、図2に示すように、前記した穀物原
料加水調質機構55と、加水量算出機構85と、加水機
構105とから請求項(6)の発明の第一実施例に係る
バッチ式穀物原料の調質装置1が構成されている。
【0080】図2に示すように、係る構成のバッチ式穀
物原料の調質装置1は、複数の原料タンク107、該原
料タンク107から所定量の穀物原料を取り出す機器1
09、取り出された穀物原料を予備精選ライン111に
輸送する上流側輸送管112、挟雑物を除去する予備精
選ライン111、予備精選ライン111から調質が実行
される側に輸送する下流側輸送管113といった各装置
が連係して配設された調質前の穀物原料が輸送されるラ
イン114と、下流側に調質された穀物原料を導入・輸
送する機器115が設けられた複数の後段調質ビン11
7間にバッチ間隔(一バッチ分の穀物原料の調質が終了
する時間)だけ一時的に輸送ラインとの中断を可能とな
して配設されている。
【0081】つぎに請求項(1)の発明の一実施例及び
請求項(6)の発明の第一実施例の実施の形態を、図面
を参照しながら説明する。図6はツインドラム形混合チ
ャンバ−内の調質空間での流動混合と水の噴霧の状態を
一部省略して縦方向から断面してみたものであり、図7
は横軸に公定法による穀物原料の含有水分測定値を縦軸
にマイクロ波式水分センサ−による穀物原料の含有水分
測定値をそれぞれとりマイクロ波式水分センサ−の含有
水分測定の信頼性の高さを示し、図8は横軸に混合時間
を縦軸に混合度をそれぞれとり二軸多層流動混合機によ
る穀物原料の混合度を示したものである。
【0082】図2に示すように、異なる種類の穀物原料
粒がそれぞれ貯蔵された複数の原料タンク107から穀
物原料を取り出す機器109を用いてそれぞれ所定量だ
け払い出されると、生産する粉体の銘柄に適合する配合
となされた所定量の穀物原料を得ることができる。この
後、該穀物原料は、上流側輸送管112を通過した後予
備精選ライン111で挟雑物が除去される。ついで、下
流側輸送管113を通って輸送されると、穀物原料を組
成する複数の種類の穀物原料粒群は、レシ−バ−11と
出会い、エアと穀物原料粒に分離され、分離された穀物
原料粒はA穀物原料貯蔵槽3内の原料貯蔵空間に流入す
る。
【0083】係る分離の際に、エアと分離された一若し
くは複数の種類の穀物原料粒の一部がサンプリングさ
れ、サンプル採取口69からサンプリングフイ−ダ−7
1を経由してサンプル収容部73に導入される。する
と、水分計75の水分検知側77が含有水分を検知し、
検知結果を検知水分伝達側79から制御盤57に伝達す
る。
【0084】尚、水分検知側77に備えられる水分検知
センサ−として例えば前記したマイクロ波式水分センサ
−を用いた場合、図7に示すように、検知された含有水
分測定値は公定法(穀物原料を乾燥なさめる前後の重量
差を複数箇所で測定しその測定値の平均値により穀物原
料の含有水分とする手法)による測定値と良好な相関関
係を示し信頼性の高いものである。
【0085】そして、図1及び図2に示すように、サン
プラ−67により前記した流入をなす同一種類若しくは
他の種類の穀物原料粒をサンプリングし、前記したと同
様に水分計75を動作させて含有水分を、一バッチ分の
穀物原料がA穀物原料貯蔵槽3内に全て流入するまで順
次検知し制御盤57に検知結果を順次伝達すると、制御
盤57は、A穀物原料貯蔵槽3内の原料貯蔵空間に流入
した一バッチ分の穀物原料の平均含有水分を把握するス
テップ1(イ)が実行される。尚、A穀物貯蔵貯蔵槽3
内の原料貯蔵空間に一バッチ分の穀物原料が流入した事
実は、下流側輸送管113から穀物原料粒の連続した前
記した流入によりA穀物原料槽3内のレベルゲ−ジ9が
検知することにより認識される。
【0086】つぎに、制御盤57からカットゲ−ト81
に開指令を発信すると、該カットゲ−ト81は開動作し
て未調質穀物原料導入管13の上流側の流路が開放さ
れ、A穀物原料貯蔵槽3の払出口7から未調質穀物原料
導入管13を通って穀物原料流入口21から穀物原料粒
がツインドラム形混合チャンバ−15内に連続して流入
しはじめる。すると、ロ−ドセル83は、流入した穀物
原料粒群の重量の計量を開始する。そして、ツインドラ
ム形混合チャンバ−15内への穀物原料粒の流入が継続
し、ロ−ドセル83が、制御盤53にメモリ−されてい
る一バッチ分の穀物原料の重量と近似する重量を計量
し、この事実が制御盤53に伝達されると、該制御盤5
3は、カットゲ−ト81に閉指令を発信する。
【0087】すると、カットゲ−ト81は、閉動作して
未調質穀物原料導入管13の上流側の流路が閉塞され、
A穀物原料貯蔵槽3の払出口7から穀物原料の払出が阻
止されるとともに、既に未調質穀物原料導入管13内に
到達していた一部の穀物原料は更にツインドラム形混合
チャンバ−15内に流入する。このため、ロ−ドセル8
3は、計量動作を若干続行し、制御盤57にメモリ−さ
れていた一バッチ分の穀物原料の重量と一致する重量を
計量するステップ2(イ)が実行される。
【0088】つぎに、制御盤57の図示を省略した制御
・演算部が動作し、目標含有水分と前記した如くして把
握された平均含有水分とから含有水分の差に係る情報を
得、該含有水分の差に係る情報と一バッチ分の穀物原料
の重量に係る情報とから加水量を算出するステップ3
(イ)が実行される。
【0089】つぎに、図4に示すように、駆動モ−タ4
5を動作させると、発生した回動力が、出力軸47、減
速・同調回動作用手段51を順次経由して一側回動軸3
3と他側回動軸35に同時に伝達される。すると、該一
側回動軸33は半時計方向(図5に示す矢印A方向)に
他側回動軸35は時計方向(図5に示す矢印B方向)に
同調して低回動速度にて回動する。
【0090】係る回動により、一側回動軸33に前記し
た位置に取付けられた(イ)扇子状大型パドル37A、
(ロ)扇子状大型パドル37Bも同様に半時計方向に低
速回動する。すると、これら扇子状大型パドル37A、
37Bそれぞれの攪拌面38は、一側の横置円筒形近似
の壁部17に主として取り囲まれる調質空間の一側調質
空間部19Aを落流や浮遊しながら流入してくる穀物原
料粒を半時計方向にソフトに掻き上げ幅広く放出する。
【0091】また、図4乃至図6に示すように、それぞ
れの先広の弧状先端部37Aa、37Baは、180度
の回動角度差でもって、一側回動軸33の軸線33Aと
略直角な状態で一側の横置円筒形近似の壁部17に対す
る半時計方向への対面回動と、前記調質空間の一側調質
空間部19Aと他側の横置円筒近似の壁部17により主
として取り囲まれる調質空間の他側調質空間部19Bと
の共有調質空間部19C中の半時計方向への回動とを交
互に繰り返す。
【0092】一側回動軸33に前記した両軸端近くに取
付けられた(イ)逆台形中型パドル41A(ロ)逆台形
中型パドル41Bそれぞれの傾斜攪拌面41Aa、41
Baが、それぞれ調質空間の一側調質空間部19Aの駆
動部対面側側面15aの端近くと調質空間の一側調質空
間部19Aの他側側面15bの端近くの該空間に落流し
たり浮遊している穀物原料粒をソフトに弾いたりしなが
ら、それぞれ前記した(イ)扇子状大型パドル37A、
(ロ)扇子状大型パドル37Bと同様に回動する。
【0093】一側回動軸33に取付けられた(イ)扇子
状大型パドル37A、(ロ)扇子状大型パドル37B、
及び(イ)逆台形中型パドル41A、(ロ)逆台形中型
パドル41Bの前記した回動動作により、図6に示すよ
うに、調質空間の一側調質空間部19Aで落流や浮遊し
ている穀物原料粒群は、半時計方向に回転しながら一部
は駆動部対面側側面15aから他側側面15b側に移動
する掻き上げ分流が生じ、一部は交差域分流(図6に示
す矢印121)が生じる。
【0094】一方、他側回動軸35に前記した位置に取
付けられた(ハ)扇子状大型パドル37Cと(ニ)扇子
状大型パドル37Dは時計方向に低速回動する。する
と、(ハ)扇子状大型パドル37Cと(ニ)扇子状大型
パドル37Dそれぞれの攪拌面38は、他側回動軸35
の軸線35Aに対し45度傾斜した状態で前記した調質
空間の他側調質空間部19Bで落流や浮遊している穀物
原料粒群を45度傾斜した攪拌面38と直角の方向に放
出する。
【0095】また、それぞれの先広の弧状先端部37C
a、37Daは、180度の回動角度差でもって、他側
回動軸35の軸線35Aに対し45度傾斜した状態で、
他側の横置円筒近似形の壁部17に対する時計方向への
対面回動と前記共有調質空間部19C中の時計方向への
回動とを交互に繰り返す。
【0096】他側回動軸35に前記した位置に取付けら
れた(ハ)逆台形状中型パドル41Cは、調質空間の他
側調質空間部19Bの駆動部対面側側面15aの近くを
落流や浮遊し流入してくる穀物原料粒を(イ)逆台形状
中型パドル41A側にソフトに掻き上げ放出する。この
一方、他側回動軸35に前記した位置に取付けられた
(ニ)逆台形状中型パドル41Dは、調質空間の他側調
質空間部19Bの他側にある落流や浮遊してくる穀物原
料粒を該調質空間の他側調質空間部19Bの中央側に送
り出すように掻き上げ放出する。
【0097】他側回動軸35に取付けられた(ハ)扇子
状大型パドル37C(ニ)扇子状大型パドル37D、及
び(ハ)逆台形状中型パドル41C(ニ)逆台形状中型
パドル41Dの前記した回動動作により、図6に示すよ
うに、調質空間の他側調質空間部19Bでは、該空間で
落流や浮遊している穀物原料粒群は、時計方向に回転し
ながら一部は駆動部対面側側面15a側に流動する掻き
上げ分流が生じ、一部は前記した一方の交差域分流(図
6に示す矢印121)と交差する他方の交差域分流(図
6に示す矢印123)が生じる。
【0098】そして、図6に示すように、前記した一方
の交差域分流と他方の交差域分流とが調質空間19の略
中央部に位置する共通調質空間部19Cで出会って交差
し、交差流が生起される。すると、該共通調質空間部1
9Cの上部に位置する調質空間の中央上層領域19Dに
無重力浮遊流動層が発生し、種類の異なる穀物原料粒、
含有水分の多い穀物原料、含有水分の少ない穀物原料粒
など性状の異なる多数の穀物原料粒は性状に影響される
ことなく均等に入り交じり混合される。
【0099】二軸多層流動混合機53が前記した混合動
作をなす混合時間の経過により、図8に示すように混合
度が進展するのである。尚、同図は1CWとSHWなる
二種類の銘柄の穀物原料粒が混合比50:50で組成さ
れた穀物原料を混合した場合である。ここで、混合度と
は、混合程度を表す指標であって一バッチ分の穀物原料
を9点でサンプリングし、指定銘柄の混入率の標準偏差
を平均値で割った値のことであり、変動係数ともいわれ
る。
【0100】図1、図2及び図6に示すように、この時
点で、ポンプ103が作動した状態で三方向弁99を作
動させると、水槽87からポンプ103、流量計10
1、三方向弁99、水戻り管95を通って水槽87に順
次循環していた水は、給水管89に流入し霧状となって
水添加口23から浮遊流動している穀物原料粒に噴霧さ
れる。すると、該穀物原料粒の表面に水が付着する。
【0101】前記した一方の流動系統の交差域分流と他
方の流動系統の交差域分流の発生から調質空間の中央上
層領域19Dでの浮遊流動に至るまでの穀物原料粒の調
質空間19での挙動を連続してゆったりとなさしめなが
ら、流量計101が算出された量だけ水が通過したと計
測するまで浮遊している穀物原料粒に対する水の噴霧が
連続して実行されると、一バッチ分の穀物原料を組成す
る種類や含有水分の異なる全ての穀物原料粒の表面に水
が均等に付着され、ステップ4(イ)が実行される。
【0102】尚、流量計101が計測した前記した内容
が制御盤57に伝達されると、三方向弁99は水が水供
給管89の下流側に流れるのを阻止し、既に三方向弁9
9が設けられた流路分岐部93より上流側の水供給管9
9に流入していた水は、水戻り管95を通って水槽87
に戻される。
【0103】この後、図2及び図6に示すように、表面
に均等に水が付着された一バッチ分の穀物原料を組成す
る多数の穀物原料粒は、二軸多層流動混合機53を構成
するツインドラム形混合チャンバ−15の調質穀物原料
排出口25から排出され、調質された穀物原料を導入す
る機器115を経由して後段調質ビン117に貯蔵され
る。
【0104】つぎに請求項(6)の発明の第二実施例と
実施の形態を、請求項(1)の発明の一実施例ととも
に、図面を参照しながら説明する。図9は請求項(6)
の発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置
の構成と該調質装置が製粉工程中に組み込まれた状態を
模式的に説明したものである。
【0105】図9に示すように、二基の前記したA穀物
原料貯蔵槽3が前記レシ−バ−11より下流側位置に相
隣接して並列に設けられ、二方向切換弁125を介して
該レシ−バ−11の下流側と、交互に穀物原料の流入が
可能に連通されているとともに、それぞれの払出口7と
間近な位置に前記したカットゲ−ト81が設けられてい
る。また、127は、上流側が二基のA穀物原料貯蔵槽
3それぞれの払出口7と連通され下流側に切換ダンパ−
129が設けられた二股穀物原料流通管131と、上流
側が該切換ダンパ−129を介して一の流路に合流され
下流側が前記穀物原料流入口21と連通された穀物原料
流通管133とからなる本実施例に係る未調質穀物原料
導入管である。
【0106】図9に示すように、二基のA穀物原料貯蔵
槽3と、前記した二軸多層流動混合機53と、該未調質
穀物原料導入管127とから本実施例に係る穀物原料加
水調質機構135が構成されている。また、前記した制
御手段65と、サンプラ−67と、水分計75と、二基
のA穀物原料貯蔵槽3の払出口7間近に前記したように
してそれぞれ設けられた二基のカットゲ−ト81と、前
記したロ−ドセル83とから本実施例に係る加水量算出
機構137が構成されている。
【0107】図9に示すように、該穀物原料加水調質機
構135と、該加水量算出機構137と、前記した加水
機構105とから請求項(6)の発明の第二実施例に係
るバッチ式穀物原料の調質装置139が構成されてい
る。
【0108】二方向切換弁125を操作して一側のA穀
物原料貯蔵槽3に穀物原料が流入可能とすると、前記し
たと同様にしてレシ−バ−11を通過した穀物原料粒
は、連続して一側のA穀物原料貯蔵槽3に流入される。
係る流入を一定時間継続すると、略一バッチ分の穀物原
料が貯蔵されこの事実がレベルゲ−ジ9に検知されると
ともに、この流入の間に前記したと同様にしてサンプラ
−67、水分計75、制御盤57の連続した連係動作に
より平均含有水分が把握される図1に示す前記したステ
ップ1(イ)が実行される。
【0109】ついで、図1に示すように、前記したステ
ップ2(イ)からステップ4(イ)が順次実行され、一
バッチ分の穀物原料に対し前記した調質がなされるので
あるが、係る調質を実行する間に、前記二方向切換弁1
25を操作して他側のA穀物原料貯蔵槽3に穀物原料が
流入可能となすと、前記したと同様にしてステップ1
(イ)が実行され、次の調質に向けての準備がなされ
る。このため、一バッチ分の穀物原料の調質が連続して
実行可能となる。
【0110】つぎに請求項(6)の発明の第三実施例と
実施の形態を、請求項(1)の発明の一実施例ととも
に、図面を参照しながら説明する。図10は請求項
(6)の発明の第三実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置の構成と該調質装置が製粉工程中に組み込まれた
状態を模式的に示したものである。
【0111】図10に示すように、141は、穀物原料
を貯蔵するのみである前記したA穀物原料貯蔵槽3と異
なり、レシ−バ−11を内蔵なさしめ、輸送されきた穀
物原料とエアとを分離しながら貯蔵する構成のB穀物原
料貯蔵槽である。そして、一基の該B穀物原料貯蔵槽1
41と、前記した二軸多層流動混合機53と、未調質穀
物原料導入管13とから本実施例に係る穀物原料加水調
質機構143が構成されている。
【0112】図10に示すように、142は、該B穀物
原料貯蔵槽141から一バッチ分の穀物原料を払出すに
要する時間だけ開状態となる開放設定時間を設定するタ
イマ−を備えたカットゲ−トであり、カットゲ−ト14
2の開放と閉鎖は前記制御盤57の指令により行われ
る。そして、前記した制御手段65と、サンプラ−67
と、水分計75と、ロ−ドセル83と、該タイマ−を備
えたカットゲ−ト142とから本実施例に係る加水量算
出機構144が構成されている。
【0113】図10に示すように、該穀物原料加水調質
機構143と、該加水量算出機構144と、前記した加
水機構105とから請求項(6)の発明の第三実施例に
係るバッチ式穀物原料の調質装置145が構成されでい
る。
【0114】図1及び図10に示すように、下流側輸送
管113からB穀物原料貯蔵槽141に穀物原料粒を一
定時間流入なさしめると、該B穀物原料貯蔵槽141に
一バッチ分の穀物原料が流入して貯蔵されるとともに流
入の間に前記したステップ1(イ)が実行され貯蔵され
た穀物原料を組成する多数の穀物原料粒の平均含有水分
が把握される。
【0115】つぎに、制御盤57の開指令により、タイ
マ−の開放設定時間だけタイマ−を備えたカットゲ−ト
142を開動作させると、未調質穀物原料導入管13の
上流側の流路が開き、該B穀物原料貯蔵槽141から一
バッチ分の穀物原料が払出され、前記したステップ2
(イ)からステップ4(イ)が順次実行されて前記した
所定の調質がなされる。この後、制御盤57の閉指令に
より、タイマ−の閉鎖設定時間だけタイマ−を備えたカ
ットゲ−ト142を閉動作させると、未調質穀物原料導
入管13の上流側の流路が閉じるので、再度B穀物原料
貯蔵槽141に一バッチ分の穀物原料が貯蔵される。
【0116】つぎに、請求項(6)の発明の第四実施例
と実施の形態を、請求項(1)の発明の一実施例ととも
に、図面を参照しながら説明する。図11は請求項
(6)の発明の第四実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置の構成と該調質装置が製粉工程中に組み込まれた
状態を説明したものである。
【0117】図11に示すように、二基の前記したB穀
物原料貯蔵槽141が、それぞれの穀物原料流入側を前
記下流側輸送管113の下流側端と二方向切換弁125
を介して連通なさしめて相隣接する位置に並列に設けら
れている。そして、二基のB穀物原料貯蔵槽141と、
前記した二軸多層流動混合機53と、未調質穀物原料導
入管127とから本実施例に係る穀物原料加水調質機構
147が構成されている。
【0118】図11に示すように、該穀物原料加水調質
機構147と、前記した加水量算出機構137と、加水
機構105とから請求項(6)の発明の第四実施例に係
るバッチ式穀物原料の調質装置149が構成されてい
る。
【0119】図1及び図11に示すように、二方向切換
弁125を操作して一側のB穀物原料貯蔵槽141に下
流側輸送管113から穀物原料が一定時間流入可能とす
ると、B穀物原料貯蔵槽141に一バッチ分の穀物原料
が流入して貯蔵されるとともに流入の間に前記したステ
ップ1(イ)が実行され貯蔵された穀物原料を組成する
多数の穀物原料粒の平均含有水分が把握される。
【0120】ついで、穀物原料加水調質機構147、加
水量算出機構137、加水機構105それぞれの前記し
た動作により、前記したステップ2(イ)からステップ
4(イ)が順次実行され、一バッチ分の穀物原料に対し
て前記した調質がなされる。そして、係る調質を実行す
る間に、前記二方向切換弁125を操作して他側のB穀
物原料貯蔵槽141に下流側輸送管113から穀物原料
が一定時間流入可能とすると、前記した貯蔵とステップ
1(イ)の実行がされ、適宜なバッチ間隔にて一バッチ
分毎の穀物原料の調質をきれめなく連続して実行可能と
なる。
【0121】つぎに、請求項(6)の発明の第五実施例
と実施の形態を、請求項(1)の発明の一実施例ととも
に、図面を参照しながら説明する。図12は請求項
(6)の発明の第五実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置の構成と該調質装置が製粉工程中に組み込まれた
状態を説明したものである。
【0122】図12に示すように、151はレベルゲ−
ジ9が設けられていない点のみ前記A穀物原料貯蔵槽3
の構造と相違し、その他の構造は同一であるC穀物原料
貯蔵槽である。そして、二基の該C穀物原料貯蔵槽15
1が、請求項(6)の発明の第二実施例において説示し
た二基のA穀物原料貯蔵槽3が設けられた態様と同様に
して相隣接する位置に並列に設けられている。そして、
図12に示すように、二基のC穀物原料貯蔵槽151
と、前記した二軸多層流動混合機53と、未調質穀物原
料導入管127とから本実施例に係る穀物原料加水調質
機構153が構成されている。
【0123】図12に示すように、前記したロ−ドセル
83が二基のC穀物原料貯蔵槽151にそれぞれ付設さ
れ、それぞれの一側が前記制御盤57と接続されてい
る。そして、前記した制御手段65と、サンプラ−67
と、水分計75と、二基のカットゲ−ト81と、二基の
ロ−ドセル83とから本実施例に係る加水量算出機構1
55が構成されている。
【0124】図12に示すように、該穀物原料加水調質
機構153と、加水量算出機構155と前記した加水機
構105とから請求項(6)の発明の第五実施例に係る
バッチ式穀物原料の調質装置157が構成されている。
【0125】二方向切換弁125を操作して一側のC穀
物原料貯蔵槽151に下流側輸送管113から穀物原料
が流入可能とすると、前記したと同様にしてレシ−バ−
11を通過した穀物原料粒は連続して一側のC穀物原料
貯蔵槽151に流入するとともに、レシ−バ−11を通
過する際に、前記したと同様にして一部の穀物原料粒が
サンプラ−67によりサンプリングされ、水分計75、
制御盤57の連係動作により平均含有水分が把握される
図1に示す前記したステップ1(イ)が実行される。
【0126】また、ロ−ドセル83は、穀物原料粒がC
穀物原料貯蔵槽151に流入しはじめると流入した穀物
原料粒群の重量の検知を開始する。そして、穀物原料粒
が、一定時間連続して一側のC穀物原料貯蔵槽151に
流入すると、ロ−ドセル83は制御盤57にメモリ−さ
れている一バッチ分の穀物原料の重量と同一の重量を検
知し請求項(1)の発明のステップ2の他の例であるス
テップ2(ロ)が実行される。
【0127】ついで、図1に示すように、加水量算出機
構155の動作による前記したステップ3(イ)と穀物
原料加水調質機構153と加水機構105の動作による
前記したステップ4(イ)が順次実行され、一バッチ分
の穀物原料に対する前記した調質がなされるのである。
係る調質を実行する間に、前記二方向切換弁125を操
作して他側のC穀物原料貯蔵槽151に穀物原料が流入
可能となす次の調質に向けての準備がなされる。この結
果、適宜なバッチ間隔にて、一バッチ分毎の穀物原料の
調質をきれめなく連続して実行可能となる。
【0128】前記した一バッチ分の穀物原料の調質を複
数バッチ回数繰り返すと、調質前の穀物原料が輸送され
るライン114で穀物原料の特性による偏析や流動変動
が生じるので、各バッチ毎に、ステップ1(イ)におけ
る水分計75の前記した検知に基づく制御盤57が把握
する平均含有水分とステップ3(イ)において算出され
る加水量が相違して調質条件は変動するが、変動する調
質条件に追従した調質がバッチ毎に独立して行われ、ど
のバッチの一の調質サイクルの実行による調質であって
も、調質後は、一バッチ分の穀物原料を組成する全ての
穀物原料粒の表面に均等に水が付着される。
【0129】このため、前記した請求項(1)と請求項
(6)の発明の各実施例において、前記した調質を一バ
ッチ分の穀物原料に対してなす一の調質サイクルを、適
宜バッチ回数、反復実行すると、一の銘柄の粉体の生産
に適合するように、全ての穀物原料粒の表面に均等に水
が付着された段階まで調質がなされた計画量生産するの
に必要な量の穀物原料が得られ、前記後段調質ビン11
7に貯蔵される。
【0130】また、生産する粉体の銘柄が生産計画に基
づいて変更され、生産する粉体の銘柄により大きく相違
する平均含有水分の把握がなされるステップ1(イ)と
加水量の算出がなされるステップ3(イ)を含む前記し
たと同様の調質をなす一バッチ毎の調質を適宜なバッチ
回数だけ反復実行すると、銘柄の変更つど、各銘柄固有
の高品質の粉体の生産と歩留りの高い挽砕が可能な目標
含有水分に変動加水量が加味された調質条件の変動に追
従した調質がバッチ毎に独立して行われ、生産計画にマ
ッチした銘柄の粉体の生産に適合し、組成する全ての穀
物原料粒の表面に均等に水が付着された段階まで調質が
なされた計画量生産するのに必要な量の穀物原料が得ら
れる。
【0131】つぎに請求項(2)及び請求項(7)の発
明の好適な実施例を、図面を参照しながら説明する。図
13は請求項(7)の発明の第一実施例に係るバッチ式
穀物原料の調質装置を用いた請求項(2)の発明の一実
施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手順をチ
ャ−ト的に示し、図14は請求項(7)の発明の第一実
施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置の構成と該調質
装置が製粉工程中に組み込まれた状態を示したものであ
る。
【0132】図14に示すように、159は、15分か
ら一時間連続して挽砕が実行可能な量(複数バッチ分の
穀物原料に相当する量)の表面に水が付着された穀物原
料を貯蔵可能な保持空間を備え、受入れ側が水付着穀物
原料導入管161を介して前記二軸多層流動混合機53
の調質穀物原料排出口25と連通された保持貯蔵槽であ
る。尚、163は、該保持貯蔵槽159の払出し側と上
下に対面する位置に配設されたフィ−ダである。
【0133】図14に示すように、その他の構成は、図
2に示す前記した請求項(6)の発明の第一実施例に係
るバッチ式穀物原料の調質装置1と同様であって、前記
した穀物原料加水調質機構55と、加水量算出機構85
と、加水機構105と保持貯蔵槽159とから請求項
(7)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置165が構成されている。
【0134】図14に示すように、係る構成のバッチ式
穀物原料の調質装置165は、前記した調質前の穀物原
料が輸送されるライン114と、調質された穀物原料を
レシ−バ167、ディストリビュ−タ−169等が付設
された後段調質ビン171に輸送する調質済穀物原料輸
送管173間にバッチ間隔(一バッチ分の穀物原料の調
質が終了する時間)だけ一時的に輸送ラインとの中断を
可能となして配設されている。
【0135】そして、図13に示すように、請求項
(1)の発明の一実施例において説示したようにして、
前記したステップ1(イ)乃至ステップ4(イ)が順次
実行され、組成する種類や含有水分の異なる多数の穀物
原料粒それぞれの表面に水が均等に付着された一バッチ
分の穀物原料が、水付着穀物原料導入管161を通って
保持貯蔵槽159に受入れられ保持空間にて適宜時間保
持されるのが、請求項(2)記載の発明のステップ5の
一例であるステップ5(イ)である。
【0136】図13に示すように、請求項(1)の発明
の一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手
順である前記したステップ1(イ)乃至ステップ4
(イ)を順次実行した後、該ステップ5(イ)を実行す
る手順から請求項(2)の発明の一実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質方法が構成されている。
【0137】つぎに請求項(2)の発明の一実施例及び
請求項(7)の発明の第一実施例の実施の形態を、図面
を参照しながら説明する。図15は横軸にサンプリング
時間を縦軸に穀物原料の含有水分をそれぞれとりバッチ
式穀物原料の調質装置の調質作用をグラフ上に示し、図
16は横軸にバッチ回数をとり縦軸の一方側に一バッチ
分の穀物原料の計量値を縦軸の他方側に穀物原料含有水
分と一バッチ分の穀物原料の加水量をとり請求項(2)
の発明の一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の
有効性をグラフ上に示し、図17は横軸に含有水分同一
の穀物原料の層厚を縦軸に加水穀物原料の含有水分均一
化度をそれぞれとり異なる含有水分の穀物原料に加水し
交互に層状重ねした場合の層厚と含有水分の均一化度と
の関係をグラフ上に示したものである。
【0138】また、図18は横軸に圧縮度、比容積、安
息角、架橋係数及び粉砕度等の物性を縦軸に加水後の保
持経過時間をそれぞれとり物性が極大値に到達するに要
する加水後の保持経過時間をグラフ上に示し、図19は
横軸に加水後の保持経過時間を縦軸に圧縮度をそれぞれ
とり加水穀物原料の圧縮度の変化をグラフ上に示し、図
20は横軸に加水後の保持貯蔵時間を縦軸に比容積をそ
れぞれとり加水穀物原料の比容積の変化をグラフ上に示
し、図21は横軸に加水後の保持経過時間を縦軸に架橋
係数をそれぞれとり加水穀物原料の架橋係数の変化をグ
ラフ上に示し、図22は横軸に後段調質ビンでの挽砕直
前調質の実行時間を縦軸にふるいPASSをそれぞれと
り調質穀物原料が挽砕直前調質されて1Bで挽砕された
後の挽砕粒度の状態をグラフ上に示したものである。
【0139】図13及び図14に示すように、前記穀物
原料加水調質機構55、加水量算出機構85、加水機構
105の前記した動作を順次実行すると、ステップ1
(イ)乃至ステップ4(イ)が順次実行され、一バッチ
分の穀物原料を組成する種類や含有水分の異なる全ての
穀物原料粒の表面に水が均等に付着される。
【0140】つぎに、該一バッチ分の穀物原料は、二軸
多層流動混合機53の穀物原料払出し口25から落流し
水付着穀物原料導入管161を通って保持貯蔵槽159
に受入れられる。すると、該保持貯蔵槽159内の保持
空間で、一バッチ分の穀物原料を組成する多数の穀物原
料粒は偏在することなく均等に混合された状態で表面に
付着した水を介して互いに接触した状態となる。
【0141】そして、係る接触を契機として、各穀物原
料粒の表面に付着している水が内部に浸透しはじめる
が、含有水分が少ない穀物原料粒は内部に水が浸透する
余地が大きく付着している水以上の量の水が浸透可能で
ある一方、含有水分が多い穀物原料粒は内部に水が浸透
する余地が少なく表面に付着している水が余る傾向とな
るので、含有水分の大きい穀物原料粒の表面に付着して
いる水の大部分が、含有水分の少ない穀物原料粒側に移
動する水の移動現象が生じる。このような水の移動現象
を伴う保持貯蔵槽159内の保持空間での保持を一定時
間なさしめる図13に示すステップ5(イ)が実行され
る。
【0142】このような水の移動現象を伴う保持貯蔵槽
159内の保持空間での保持を一定時間なさしめる図1
3に示すステップ5(イ)が実行されると、図15に示
すように、未調質の穀物原料が流入するレシ−バ−入口
での測定含有水分であってサンプリングするごとに含有
水分の測定値が変動していたものが、何度サンプリング
して含有水分を測定しても保持貯蔵槽出口での測定含有
水分の測定値は略一定となり、一バッチ分の穀物原料を
組成する全ての穀物原料粒は、保持貯蔵槽159内で均
一な含有水分に調質されるのである。
【0143】また、図16は、一バッチ分の穀物原料の
穀物重量を200kg、出口穀物含有水分を16%、バ
ッチ間隔を2分とし一時間の穀物原料の調質能力を6ト
ンに設定した条件で調質実験した結果をグラフ上に示し
たものであるが、同図に示すように、前記した調質をバ
ッチ毎に反復繰り返しても同様な調質が可能である。
【0144】尚、同図に示す入口穀物原料含有水分と
は、レシ−バ−入口で測定された調質前の穀物原料の含
有水分を、出口穀物原料含有水分とは保持貯蔵槽159
の出口で測定された調質後の穀物原料の含有水分をそれ
ぞれ示したものである。
【0145】このように、保持貯蔵槽159内で一バッ
チ分の穀物原料が保持されている間に、穀物原料粒は、
図18乃至図21に示すように、圧縮度等の各物性が変
化する。そして、圧縮度の物性変化が大きい間は前記し
た穀物原料粒間の水の移動現象が生じ、該物性の変化率
が小さくなると略水の移動現象は停止状態となり、一バ
ッチ分の穀物原料を組成する全ての穀物原料粒の含有水
分は均一化される。このような、穀物原料粒間の水の移
動が停止状態となるまで保持貯蔵槽159内の保持空間
に貯蔵するのに必要な時間が、合理的な保持貯蔵時間で
ある。一方、加水された穀物原料の保持貯蔵槽159で
の保持は、穀物原料の流動性が改善されるため後段調質
ビン171での穀物原料の排出が安定し、ト−タルな調
質時間の安定、ハンドリング性の向上など粉体の生産工
程に移行した際に大きな効果がある。
【0146】図18乃至図21に示す「圧縮度」(C
%)とは、粗充填かさ密度(γa)と蜜充填かさ密度
(γt)との変化率をいい、数1で表示されたものをい
う。
【数1】 また、「比容積」とは、かさ密度の逆数を、「安息角」
とは、穀物原料の山の傾斜角を、「架橋係数」とは、粉
粒体をホッパ−等から排出を困難にする架橋現象の係数
を、「粉砕度」とは、粉砕難易、粉化性、粉砕粒度変化
等の粉砕特性を示す穀物原料の粉砕性をそれぞれいうの
である。
【0147】尚、一バッチ分の穀物原料の調質を実行す
るにあたり、前記した二軸多層流動混合機53を用いず
一バッチ分の穀物原料を単に通常の混合をなさしめる
と、例えば図17に示すように、含有水分が同一の穀物
原料粒群毎に層状に集合し、含有水分がそれぞれ異なる
複数の穀物原料粒群の層により組成された一バッチ分の
穀物原料となりがちとなる。
【0148】このように状態の下で、前記したように所
定量の水を加え保持貯蔵槽159に所定時間保持して
も、図17に示すように、層厚が小さいほど含有水分の
均一度は向上するものの各層間で前記した水の移動現象
が十分には行われず、一バッチ分の穀物原料を組成する
全ての穀物原料粒を組成する全ての穀物原料粒の含有水
分を均一にするのは不可能である。
【0149】前記したような調質により挽砕に好適な物
性となされた調質穀物原料は、図14に示すように、保
持貯蔵槽159から払出されフイ−ダ163、調質済穀
物原料輸送管173、レシ−バ−167を順次経由して
後段調質ビン171に輸送される。この後、図22に示
すように、該後段調質ビン171にて同図に示す挽砕直
前調質の調質条件で挽砕直前調質がなされるが、挽砕直
前調質条件の違いと挽砕にあたり設定された篩目開きの
大小により、1Bで挽砕された後の粉体の有効収量に大
きな差が生じるのである。
【0150】つぎに請求項(7)の発明の第二実施例と
実施の形態を、請求項(2)の発明の一実施例ととも
に、図面を参照しながら説明する。図23は請求項
(7)の発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置の構成と該調質装置が製粉工程中に組み込まれた
状態を模式的に説明したものである。
【0151】図23に示すように、175は、前記した
穀物原料加水調質機構147と、加水量算出機構137
と、加水機構105と、保持貯蔵槽159とから構成さ
れた請求項(7)の発明の第二実施例に係るバッチ式穀
物原料の調質装置である。そして、該請求項(7)の発
明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置17
5は、前記した請求項(7)の発明の第一実施例に係る
バッチ式穀物原料の調質装置165と同様にして製粉工
程中に組み込まれている。
【0152】図13及び図23に示すように、二方向切
換弁125を操作して一側のB穀物原料貯蔵槽141に
一バッチ分の穀物原料を流入なさしめるのを出発点とし
て、前記したステップ1(イ)乃至ステップ4(イ)が
順次実行され、組成する全ての穀物原料粒の表面に均等
に水が付着される。この後、前記ステップ5(イ)が実
行され組成する全ての穀物原料粒の内部に均等に水分が
含有される一連の調質が一バッチ分の穀物原料に対して
なされる。
【0153】そして、このように先行して調質が実行さ
れている間に、二方向切換弁125を操作して他側のB
穀物原料貯蔵槽141に一バッチ分の穀物原料を流入な
さしめると、後行して前記したステップ1(イ)以降一
連の調質が実行可能となり、前記保持貯蔵槽159に
は、極めて短い時間間隔にて、組成する全ての穀物原料
粒の表面に水が均等に付着された一バッチ分の穀物原料
が次々に受入れられて保持貯蔵槽159内で一定時間保
持されるステップ5(イ)が略絶え間なく実行される。
【0154】この結果、一バッチ分の穀物原料毎になさ
れる、組成する全ての穀物原料粒の内部に水分が均等に
含有される段階まで進展した調質が略連続してなされ、
短時間にて15分乃至1時間連続して挽砕可能な量の調
質された穀物原料が準備される。
【0155】前記した一バッチ分の穀物原料の調質を複
数バッチ回数繰り返すと、調質前の穀物原料が輸送され
るライン114で穀物原料の特性による偏析や流動変動
が生じるので、各バッチ毎に、ステップ1(イ)におけ
る水分計75の前記した検知に基づく制御盤57が把握
する平均含有水分と、ステップ3(イ)において算出さ
れる加水量が相違して調質条件は変動するが、変動する
調質条件に追従した調質がバッチ毎に独立して行われ、
どのバッチの一の調質サイクルの実行による調質であっ
ても、調質後は、一バッチ分の穀物原料を組成する全て
の穀物原料の内部に均等に水分が含有される。
【0156】このため、前記した請求項(2)と請求項
(7)の発明の各実施例において、前記した調質を一バ
ッチ分の穀物原料に対してなす一の調質サイクルを、適
宜バッチ回数、反復実行すると、一の銘柄の粉体の生産
に適合するように、全ての穀物原料粒の内部に水分が均
等に含有される段階まで進展し同一の挽砕圧力で挽砕可
能な物理的性状に調質がなされた計画量生産するのに必
要な量の穀物原料が得られる。
【0157】また、生産する粉体の銘柄が生産計画に基
づいて適宜変更され、生産する粉体の銘柄により大きく
相違する平均含有水分の把握がなされるステップ1
(イ)と加水量の算出がなされるステップ3(イ)を含
む前記したと同様の調質をなす一バッチ毎の調質を適宜
なバッチ回数だけ反復実行すると、生産計画に基づく銘
柄の変更のつど、各銘柄固有の高品質の粉体の生産と歩
留りの高い挽砕が可能な目標含有水分に変動加水量が加
味された調質条件の変動に追従した調質がバッチ毎に独
立して行われ、生産計画にマッチした個々の銘柄それぞ
れの粉体の生産に適合し、組成する全ての穀物原料粒の
内部に水分が均等に含有される段階まで進展した調質が
なされた計画量生産するのに必要な量の穀物原料が得ら
れる。
【0158】つぎに請求項(7)の発明の第三実施例と
実施の形態を、請求項(2)の発明の一実施例ととも
に、図面を参照しながら説明する。図24は請求項
(7)の発明の第三実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置の構成と該調質装置が製粉工程中に組み込まれた
状態を模式的に説明したものである。
【0159】図24に示すように、177は、上流側が
上流側端を前記二軸多層流動混合機53の調質穀物原料
排出口25と連通された単一管178とされ下流側が二
つの分岐管179に分岐されるとともに上流側と下流側
間に二方向弁181が設けられた水付着穀物原料振り分
け導入管である。また、二基の前記保持貯蔵槽159が
相隣接する位置に並列に設けられ受入れ側が二つの分岐
管179それぞれの下流側端とそれぞれ連通されてい
る。
【0160】図24に示すように、その他の構成は前記
した請求項(6)の発明の第五実施例に係るバッチ式穀
物原料の調質装置157と同様であって、前記穀物原料
加水調質機構153と、加水量算出機構155と、加水
機構105と、二基の保持貯蔵槽159とから請求項
(7)の発明の第三実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置183が構成されている。
【0161】そして、該請求項(7)の発明の第三実施
例に係るバッチ式穀物原料の調質装置183は、二基の
保持貯蔵槽159それぞれの払出し側がフイ−ダ163
を介して調質済穀物原料輸送管173とそれぞれ連通さ
れている点のみ相違し、図14に示すように、その他は
請求項(7)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀物原
料の調質装置165と同様にして製粉工程中に組み込ま
れている。
【0162】図13及び図24に示すように、レシ−バ
−11を通過する際に前記したステップ1(イ)が実行
された、一の銘柄の粉体の生産に適合する一バッチ分の
穀物原料を、二方向弁125を操作して、一側のC穀物
原料貯蔵槽151を流入なさしめるのを契機として、前
記したステップ2(イ)乃至ステップ4(イ)が順次実
行されて一バッチ分の穀物原料を組成する全ての穀物原
料粒の表面に均等に水が付着される。
【0163】つぎに、該一バッチ分の穀物原料は、二軸
多層流動混合機53の穀物原料払出し口25から落流し
単一管178、受入れ可能な保持貯蔵槽159と連通し
ている分岐管179の上流側管内を流通可能としている
二方向弁181、当該分岐管179を順次経由して受入
れ可能な一方の保持貯蔵槽159に受入れられ一定時間
保持されて前記したステップ5(イ)が実行される。
【0164】そして、このように先行した調質が実行さ
れている間に、二方向弁125を操作して他側のC穀物
原料貯蔵槽151に一バッチ分の穀物原料を流入なさし
めると、後行して前記したステップ1(イ)以降一連の
調質が実行可能となり、一方の保持貯蔵槽159には、
極めて短い時間間隔にて、組成する全ての穀物原料粒の
表面に水が均等に付着された一バッチ分の穀物原料が次
々に受入れられて一方の保持貯蔵槽159内で一定時間
保持されるステップ5(イ)が略絶え間なく実行され
る。
【0165】この結果、一バッチ分の穀物原料毎になさ
れる、組成する全ての穀物原料粒の内部に水分が均等に
含有される段階までの調質が略連続してなされ、一方の
保持貯蔵槽159内に短時間にて15分乃至一時間連続
して挽砕可能な量の調質された一の銘柄の粉体の生産に
適合する穀物原料が準備される。
【0166】つぎに、他の銘柄の粉体の生産に適合する
穀物原料に対し前記したと同様の調質をする場合には、
二方向弁181を操作して他方の保持貯蔵槽159と連
通している分岐管179の上流側管内を流通可能とす
る。この後、他の銘柄の粉体の生産するに適合する穀物
原料を一バッチ分毎に、一側のC穀物原料貯蔵槽151
と他側のC穀物原料貯蔵槽151に交互に流入可能とす
る二方向弁125の切り換え操作をしつつ、前記したス
テップ1(イ)乃至ステップ5(イ)を順次反復して実
行する。すると、他方の保持貯蔵槽159内に短時間に
て15分乃至1時間連続して挽砕可能な量の調質された
他の銘柄の粉体の生産に適合する穀物原料が準備され
る。
【0167】尚、一の銘柄の粉体の生産に適合する穀物
原料に対する前記した調質から他の銘柄の粉体の生産に
適合する穀物原料に対する前記した調質の実行を一バッ
チ毎に交互に切り換えて実行するものであって、後行し
て調質されている一の銘柄若しくは他の銘柄の粉体の生
産に適合する穀物原料の調質工程がステップ4(イ)の
実行完了直前にある時点で、二方向弁181を操作して
一方若しくは他方の保持貯蔵槽159に前記したと同様
にして落流通路を確保することにより、ロス時間なしに
前記したと同様の調質手順が実行可能となる。
【0168】このような、一の銘柄の粉体の生産に適合
する穀物原料に対する調質と他の銘柄の粉体の生産に適
合する穀物原料に対する調質の切り換えを一バッチ毎に
交互に実行すると、一方の保持貯蔵槽159内と他方の
保持貯蔵槽159内にそれぞれ15分乃至1時間継続し
て挽砕可能な量の調質された各銘柄の粉体の生産に適合
する穀物原料が短時間内に準備される。この結果、二基
の保持貯蔵槽159それぞれに異なる銘柄の粉体を生産
するに適合する前記した量の調質穀物原料が準備され、
フィ−ダ163、調質済穀物原料輸送管173を順次経
由してそれぞれ指定された後段調質ビン171に輸送可
能となる。
【0169】つぎに請求項(3)及び請求項(8)の発
明の好適な実施例を、図面を参照しながら説明する。図
25は請求項(8)の発明の第一実施例に係るバッチ式
穀物原料の調質装置を用いた請求項(3)の発明の一実
施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手順をチ
ャ−ト的に示し、図26は請求項(8)の発明の第一実
施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置の構成と該調質
装置が製粉工程中に組み込まれた状態を模式的に示した
ものであり、図27は穀物原料加熱機構を備えた二軸多
層流動混合機を正面からみた場合を示し、図28は加熱
機構の構成、ツインドラム形混合チャンバ−の断面形
状、及び、該ツインドラム形混合チャンバ−内を回動す
る一の回動軸に取付けられた一対の扇子状大型パドルと
逆台形状中型パドルと他の回動軸に取付けられた一対の
扇子状大型パドルと逆台形状中型パドルの相対的な位置
関係を一部省略して縦方向から切断するとともに拡大し
てみた場合を示したものである。
【0170】図26に示すように、187は、前記した
加水量算出機構85に、温度検知側189aが前記A穀
物原料貯蔵槽3に差し込まれている一方、検知温度伝達
側189bが前記制御盤57と接続された温度計189
が付設された加水量算出・穀物原料加温判別機構であ
る。尚、該温度計189としては、熱電対、抵抗体、サ
−ミスタ−、サ−モカラ−等の接触式、又は、光電管、
フォトダイオ−ド、赤外センサ、輻射熱電対等の非接触
式がある。
【0171】図25に示すように、制御盤57により一
バッチ分の穀物原料の平均含有水分が前記したと同様に
して把握されるとともに、温度検知側189aがA穀物
原料貯蔵槽3内に流入して一時的に貯蔵された穀物原料
の温度を検知し検知温度伝達側189bから制御盤57
に検知温度を伝達され該制御盤57により温度が把握さ
れるのが請求項(3)の発明の一実施例に係るバッチ式
穀物原料の調質方法の最初の実行手順であるステップ1
Aである。
【0172】図27及び図28に示すように、186は
前記ツインドラム形混合チャンバ−15の外周に一対の
補強部材184により支持されて巻着され内部に蒸気流
動路188が設けられた蒸気ジャケットである。また、
ツインドラム形混合チャンバ−15の一側頂上寄り位置
と対面する該蒸気ジャケット186の上流側と見做せる
位置に図示を省略した蒸気の流量を制御する蒸気流量制
御装置と蒸気導入管を介して適温の蒸気を発生する蒸気
発生器と連通された蒸気導入筒体190が設けられ、該
蒸気ジャケット186の下流側と見做せる位置にドレン
182がそれぞれ設けられている。更に、ツインドラム
形混合チャンバ−15の他側頂上寄り位置と対面する該
蒸気ジャケット186の所定位置に蒸気ジャケット温度
計測用温度計192が設けられている。
【0173】図27及び図28に示すように、該蒸気ジ
ャケット186と、蒸気導入筒体190と、ドレン18
2と、蒸気ジャケット温度計測用温度計192とから加
熱機構193が構成されている。そして、蒸気ジャケッ
ト温度計測用温度計192により蒸気ジャケット186
の温度を検知し、該検知された温度が低い場合には、蒸
気流動路188内に流動する蒸気流量を増す等の制御を
なし、ツインドラム型混合チャンバ−15内に流入した
穀物原料が、後述する水浸透促進温度及び挽砕適正温度
に保たれるよう動作するのである。
【0174】図27及び図28に示すように、該加熱機
構193と、前記したツインドラム形混合チャンバ−1
5と、支持部材27と、一対の扇子状大型パドル37
と、一対の逆台形状中型パドル41がそれぞれ前記した
ように設けられた一側回動軸33及び他側回動軸35
と、駆動モ−タ45と、減速・同調回動作用手段51と
から加熱機構を備えた二軸多層流動混合機191が構成
されている。そして、図26に示すように、前記した一
基のA穀物原料貯蔵槽3と、該加熱機構を備えた二軸多
層流動混合機191と、未調質穀物原料導入管13とか
ら本実施例に係る穀物原料加水調質機構195が構成さ
れている。
【0175】図25及び図26に示すように、制御盤5
7により把握された温度が、水が穀物原料粒の表面に付
着し易く穀物原料粒の内部に水の浸透を促進するととも
に穀物原料粒をスム−ズに挽砕するに適する硬さに相当
すると判別できる水浸透促進温度及び挽砕適正温度であ
る場合には、制御盤57からカットゲ−ト81に開指令
を出して、前記A穀物原料貯蔵槽3から一バッチ分の穀
物原料を払出し、前記したステップ2(イ)乃至ステッ
プ4(イ)を順次実行する一の後行調質手順がなされ
る。
【0176】または、制御盤57により把握された温度
が、前記した判別の出来ない水浸透促進温度及び挽砕適
正温度でない場合には、図25乃至図28に示すよう
に、制御盤57からカットゲ−ト81に開指令を出し
て、前記A穀物原料貯蔵槽3から一バッチ分の穀物原料
を払出し、前記したステップ2(イ)とステップ3
(イ)を順次実行する。つぎに、蒸気ジャケット186
内の蒸気流動路188に蒸気を導入し、計量された一バ
ッチ分の穀物原料に加熱機構を備えた二軸多層流動混合
機191内で前記した流動混合、算出量だけの水を噴霧
等をなす前記したステップ4(イ)と同様の調質手順を
なすステップ4(ロ)を実行する他の後行調質手順がな
される。
【0177】図25に示すように、前記したステップ1
Aが実行された後に前記一の後行調質手順を実行、若し
くは、前記したステップ1Aが実行された後に前記他の
後行調質手順を実行する手順から請求項(3)の発明の
一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法が構成され
ている。
【0178】図26に示すように、該加水量算出・穀物
原料加温判別機構187と、該穀物原料加水調質機構1
95と、前記加水機構105とから請求項(8)の発明
の一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置185が
構成され、前記した調質前の穀物原料が輸送されるライ
ン114と、上流側に調質された穀物原料を導入・輸送
する機器115が設けられた複数の調質タンク117間
にバッチ間隔だけ一時的に輸送ラインとの中断を可能と
なして製粉工程中に組み込まれている。
【0179】つぎに、請求項(3)の発明の一実施例と
請求項(8)の発明の第一実施例の実施の形態を説明す
る。図26に示すように、調質前の穀物原料が輸送され
るライン114中を輸送された穀物原料は、A穀物原料
貯蔵槽3に向け流入する途上にあるレシ−バ−11によ
りエアと穀物原料粒に分離される間に、前記したと同様
にして水分計75により含有水分が検知され、検知結果
が制御盤57に伝達される。
【0180】また、図25及び図26に示すように、A
穀物原料貯蔵槽3に穀物原料が流入すると、温度計18
9の温度検知側189aと接触し、該穀物原料が帯有す
る温度が該温度検知側189aにより検知され、検知温
度伝達側189bから制御盤57に伝達される。する
と、該制御盤57は、A穀物原料貯蔵槽3に流入する一
バッチ分の穀物原料の平均含有水分とともに該穀物原料
の温度を把握しステップ1Aが実行される。
【0181】そして、制御盤57により把握された温度
が、水が穀物原料粒の表面に付着し易く穀物原料粒の内
部に水の浸透を促進するとともに穀物原料粒を容易に挽
砕するに適する硬さに相当する物理的性状であると判別
できる水浸透促進温度及び挽砕適正温度である場合に
は、制御盤57からカットゲ−トに開指令を出してA穀
物原料貯蔵槽3から一バッチ分の穀物原料を払出し、前
記したステップ2(イ)とステップ3(イ)を順次実行
する。
【0182】この後、加熱機構を備えた二軸多層流動混
合機191等を動作させて前記したステップ4(イ)が
実行されるが、水が穀物原料粒の表面に付着し易いの
で、前記した請求項(1)の発明の一実施例の実施の形
態において説明した前記二軸多層流動混合機53の動作
時間より、より一層短かい動作時間にてステップ4
(イ)が実行される。すると、短時間で一バッチ分の穀
物原料を組成する全ての穀物原料粒の表面に均等に水を
付着させる段階までの一バッチ分の穀物原料の調質が完
了する。
【0183】制御盤57により把握された温度が水浸透
促進温度及び挽砕適正温度ではない場合には、図25乃
至図28に示すように、前記したステップ2(イ)とス
テップ3(イ)を順次実行する。つぎに、図示を省略し
た蒸気発生器から適温の蒸気を発生させて蒸気導入管を
経由して導出し、蒸気流量制御装置により適量の蒸気流
量に制御して蒸気導入筒体190を経由して蒸気を蒸気
流動路188に導入する。すると、蒸気の熱が蒸気ジャ
ケット186、ツインドラム形混合チャンバ−15に順
次伝熱される。
【0184】係る蒸気導入下で、加熱機構を備えた二軸
多層流動混合機191内で、計量された一バッチ分の穀
物原料に対し、前記した流動混合、算出量だけの水の噴
霧等をなす前記したステップ4(イ)と同様の手順をな
すステップ4(ロ)を実行すると、一バッチ分の穀物原
料を組成する全ての穀物原料の帯有する温度が、前記し
た物理的性状となったと判別できる水浸透促進温度及び
挽砕適正温度に調温されて、一バッチ分の穀物原料を組
成する全ての穀物原料粒表面に水を均等に付着させる段
階までの一バッチ分の穀物原料の調質が完了する。
【0185】つぎに、請求項(3)の発明の他の実施例
と請求項(8)の発明の第二実施例を、図面を参照しな
がら説明する。図29は請求項(8)の第二実施例に係
るバッチ式穀物原料の調質装置を用いた請求項(3)の
発明の他の実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の
実行手順をチャ−ト的に示し、図30は請求項(8)の
発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置の
構成と該調質装置が製粉工程中に組み込まれた状態を模
式的に示したものである。
【0186】図30に示すように、197は、前記した
加水量算出機構137に、温度検知側189aが前記B
穀物原料貯蔵槽141に差し込まれている一方、検知温
度伝達側189bが前記制御盤57と接続された温度1
89が付設された加水量算出・穀物原料加温判別機構で
ある。
【0187】図29に示すように、前記した如くして制
御盤57により一バッチ分の穀物原料の平均含有水分が
把握されるとともに、温度検知側189aによりB穀物
原料貯蔵槽141内に流入して一時的に貯蔵された穀物
原料の温度を検知し検知温度伝達側189bから制御盤
57に検知温度が伝達され該制御盤57により温度が把
握されるのが請求項(3)の発明の他の実施例の最初の
実行手順であるステップ1Aである。
【0188】図30に示すように、前記した二基のB穀
物原料貯蔵槽141と、加熱機構を備えた二軸多層流動
混合機191と、未調質穀物原料導入管127とから本
実施例に係る穀物原料加水調質機構199が構成されて
いる。そして、該加水量算出・穀物原料加温判別機構1
97と、該穀物原料加水調質機構199と、前記した加
水機構105と、保持貯蔵槽159とから請求項(8)
の発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置
196が構成され、請求項(7)の発明の第二実施例に
係るバッチ式穀物原料の調質装置175と同様にして製
粉工程中に組み込まれている。
【0189】図29及び図30に示すように、前記した
ステップ1Aが実行された後、加水量算出・穀物原料加
温判別機構197を構成する温度計189の検知温度に
基づく、B穀物原料貯蔵槽141内の原料貯蔵空間に貯
蔵された一バッチ分の穀物原料の温度が水浸透促進温度
及び挽砕適正温度であるか否かにより、制御盤57の開
指令によるB穀物原料貯蔵槽141から一バッチ分の穀
物原料を払出して前記した一の後行調質手順か又は他の
後行調質手順が実行されて一バッチ分の穀物原料を組成
する全ての穀物原料粒の表面に均等に水を付着なさしめ
る段階までの調質をする。この後、保持貯蔵槽159に
受入れて所定時間保持し、該一バッチ分の穀物原料を組
成する全ての穀物原料粒の内部に水分が均等に含有され
る段階まで進展した調質がされるステップ5(イ)を実
行する手順から請求項(3)の発明の他の実施例に係る
バッチ式穀物原料の調質方法が構成されている。
【0190】つぎに、請求項(3)の発明の他の実施例
と請求項(8)の発明の第二実施例の実施の形態を説明
する。図29及び図30に示すように、二方向切換弁1
25を操作して調質前の穀物原料が輸送されるライン1
14から一側のB穀物原料貯蔵槽141の原料貯蔵空間
に流入なさしめて一バッチ分の穀物原料を貯蔵するが、
係る流入の際と貯蔵された後に加水量算出・穀物原料加
温機構197を動作なさしめると前記したステップ1A
が実行され、一バッチ分の穀物原料の平均含有水分と温
度が制御盤57に把握される。
【0191】ついで、制御盤57に把握された温度が、
前記した物理的性状の穀物原料粒であると判別できる水
浸透促進温度及び挽砕適正温度である場合には、前記し
たステップ2(イ)乃至ステップ4(イ)を順次実行
し、把握された温度が水浸透促進温度及び挽砕適正温度
でない場合には、前記したステップ2(イ)とステップ
3(イ)を順次実行した後、前記したステップ4(ロ)
を実行すると、一バッチ分の穀物原料を組成する全ての
穀物原料粒の表面に均等に水が付着される。
【0192】つぎに、該一バッチ分の穀物原料は、加熱
機構を備えた二軸多層流動槽191の穀物原料払出し口
25から落流し水付着穀物原料導入管161を通って保
持貯蔵槽159に受入れられる。すると、一バッチ分の
穀物原料を組成する穀物原料粒間で前記したと同様の水
の移動現象が生じる前記したステップ5(イ)が実行さ
れ、一バッチ分の穀物原料を組成する全ての穀物原料粒
の内部に均等に水分が含有する段階まで進展した調質が
なされて一バッチ分の穀物原料の調質が完了する。
【0193】つぎに、請求項(3)の発明と請求項
(8)の発明による前記した一バッチの穀物原料の調質
を反復実行する際の実施の形態を説明する。調質温度が
変動しがちであるとともに調質前の穀物原料が輸送され
るライン114で前記した現象が生じる状況下で、請求
項(8)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀物原料の
調質装置185を用いた請求項(3)の発明の一実施例
に係るバッチ式穀物原料の調質方法による、前記した一
バッチ分の穀物原料の調質を複数バッチ回数繰り返す。
【0194】すると、前記した如く水浸透促進温度及び
挽砕適正温度に調温しつつ加水量変動による調質条件の
変動に追従した調質がバッチ毎に独立して行われ、どの
バッチの一の調質サイクルの実行による調質であって
も、調質後は、全ての穀物原料粒の表面に均等に水が付
着された段階までの前記した判別がなせる前記したステ
ップ4(イ)又はステップ4(ロ)段階までの調質がな
される。
【0195】このため、係る調質を一バッチ分の穀物原
料に対してなす一の調質サイクルを、適宜なバッチ回数
だけ反復実行すると、一の銘柄の粉体の生産に適合する
ように、前記した判別がなせるステップ4(イ)又はス
テップ4(ロ)段階までの調質がなされた計画量生産す
るのに必要な量の穀物原料が得られ前記後段調質タンク
117に貯蔵される。
【0196】一方、前記した状況下で、請求項(8)の
発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置1
96を用いた請求項(3)の発明の他の実施例に係るバ
ッチ式穀物原料の調質方法による前記した一バッチ分の
穀物原料の調質を複数バッチ回数繰り返しても、前記し
たと同様な調質がバッチ毎に独立して行われ、どのバッ
チの一の調質サイクルの実行による調質であっても、全
ての穀物原料粒の内部に水分が均等に含有される段階ま
で進展し、前記した判別が可能であって同一の挽砕圧力
で挽砕可能な物理的性状となすステップ5(イ)段階ま
で進展した調質がなされる。このため、係る調質を一バ
ッチ分の穀物原料に対してなす一の調質サイクルを適宜
なバッチ回数だけ反復実行すると、一の銘柄の粉体の生
産に適合するステップ5(イ)段階まで進展した調質が
なされた計画量生産するのに必要な量の穀物原料が得ら
れる。
【0197】さらに、前記した状況に加えて生産する粉
体の銘柄が生産計画に基づいて適宜変更される状況下
で、請求項(8)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀
物原料の調質装置185を用いた請求項(3)の発明の
一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法による前記
した一バッチ分の穀物原料の調質を適宜なバッチ回数だ
け反復実行すると、銘柄の変更のつど、前記した調温を
しつつ各銘柄固有の高品質の粉体の生産と歩留りの高い
挽砕が可能な目標含有水分に変動加水量が加味された調
質条件の変動に追従した調質がバッチ毎に独立して行わ
れるので、生産計画にマッチした個々の銘柄それぞれの
粉体に適合した、前記した判別がなせる前記したステッ
プ4(イ)又はステップ4(ロ)段階までの調質がなさ
れた計画量生産するのに必要な量の穀物原料が得られ
る。
【0198】一方、前記した状況下に加えて生産する粉
体の銘柄が生産計画に基づいて適宜変更される状況下
で、請求項(8)の発明の第二実施例に係るバッチ式穀
物原料の調質装置196を用いた請求項(3)の発明の
他の実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法による前
記した一バッチ分の穀物原料の調質を適宜なバッチ回数
だけ反復実行すると、前記したと同様の調質がバッチ毎
に独立して行われ、生産計画にマッチした個々の銘柄そ
れぞれの粉体に適合した、前記した判別がなせるステッ
プ5(イ)段階まで進展した調質がなされた計画量生産
するのに必要な量の穀物原料が得られる。
【0199】つぎに請求項(4)及び請求項(9)の発
明の好適な実施例を、図面を参照しながら説明する。図
31は請求項(9)の発明の第一実施例に係るバッチ式
穀物原料の調質装置を用いた請求項(4)の発明の一実
施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手順をチ
ャ−ト的に示し、図32は請求項(9)の発明の第一実
施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置の構成と該調質
装置が製粉工程中に組み込まれた状態を模式的に示した
ものである。
【0200】図32に示すように、201は、前記した
加水量算出機構85に、種類及び配合割合検知側203
aが前記レシ−バ−11に差し込まれている一方、検知
種類及び配合割合伝達側203bが前記制御盤57と接
続された種類及び配合割合識別センサ−203が付設さ
れた加水量算出・穀物原料配合判別機構である。尚、該
種類及び配合割合識別センサ−203として、光電子増
倍管、フォトトランジスタ、カラ−センサ等の光学式の
ものが採用される。
【0201】図32に示すように、該加水量算出・穀物
原料配合判別機構201と、前記した穀物原料加水調質
機構55と、加水機構105とから請求項(9)の発明
の第一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置200
が構成され、図2に示す前記した請求項(6)の発明の
第一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置1と同様
にして製粉工程中に組み込まれている。
【0202】図31及び図32に示すように、統合的に
粉体の生産活動を制御する図示を省略した上位コンピュ
−タの指令に基づき、PC63から制御盤57に目標含
有水分及び一バッチ分の穀物原料の重量とともに生産予
定の粉体の銘柄に係る情報を伝達する。
【0203】そして、A穀物原料貯蔵槽3に向けて流入
途上にあるレシ−バ−11を通過する際に、水分計75
の前記した動作により一バッチ分の穀物原料の平均含有
水分が制御盤57に把握されるとともに、種類及び配合
割合識別センサ−203の連続してレシ−バ−11を通
過する穀物原料粒との連続的な接触による一バッチ分の
穀物原料を組成する穀物原料の種類とその配合割合の検
知と検知結果が制御盤57に伝達されるのが請求項
(4)の発明の一実施例に係るバッチ穀物原料の調質方
法の最初の実行手順であるステップ1Bである。
【0204】つぎに、生産予定の粉体の銘柄を生産可能
な穀物原料粒の種類と配合割合となっている場合には、
制御盤57からカットゲ−ト81に開指令を出して前記
A穀物原料貯蔵槽3から一バッチ分の穀物原料を払出
し、前記したステップ2(イ)乃至ステップ4(イ)を
順次実行する後行調質手順がなされる。一方、検知され
た穀物原料粒の種類とその配合割合では生産予定の粉体
を生産不能である場合には、以降の調質手順は進行せ
ず、調質の中断が決定される。
【0205】図31に示すように、前記したステップ1
Bが実行された後に後行調質手順を実行、若しくは、前
記したステップ1Bが実行された後に調質が中断される
決定がなされるのが請求項(4)の発明の一実施例に係
るバッチ式穀物原料の調質方法である。
【0206】つぎに、請求項(4)の発明の一実施例と
請求項(9)の発明の第一実施例の実施の形態を説明す
る。図32に示すように、複数の原料タンク107それ
ぞれから所定の操作により、生産予定の銘柄の粉体が生
産可能なよう所定の配合割合となした複数の種類の穀物
原料粒を所定量払い出す。この後、このような穀物原料
粒から組成された調質前の穀物原料は、調質前の穀物原
料が輸送されるライン114中を輸送されA穀物原料貯
蔵槽3側に向けて流入途上にあるレシ−バ−11に出会
う。そして、この間に、図31に示すように、前記した
と同様にして水分計75により穀物原料の含有水分が検
知され検知結果が制御盤57に伝達される。
【0207】また、同時に、種類及び配合割合識別セン
サ−203の種類及び配合割合検知側203aが穀物原
料と接触して該一バッチ分の穀物原料を組成する穀物原
料粒の種類とその配合割合が検知され検知結果が検知種
類及び配合割合伝達側203bから制御盤57に伝達さ
れる。すると、該制御盤57は、一バッチ分の穀物原料
の平均含有水分とともに該一バッチ分の穀物原料を組成
する穀物原料粒の種類とその配合割合を把握しステップ
1Bが実行される。
【0208】そして、該制御盤57により把握された穀
物原料粒の種類とその配合割合が、複数の原料タンク1
07から払い出された時点と同様であって生産予定の銘
柄の粉体が生産可能な場合には、制御盤57からカット
ゲ−ト81に開指令を出してA穀物原料貯蔵槽3から一
バッチ分の穀物原料を払出し、前記したステップ2
(イ)乃至ステップ4(イ)を順次実行する。すると、
生産予定の銘柄の粉体を生産するに適合する一バッチ分
の穀物原料を組成する全ての穀物原料粒の表面に水が均
等に付着される段階までの調質がなされて一バッチ分の
穀物原料の調質が完了する。
【0209】制御盤57により把握された穀物原料粒の
種類とその配合割合が、図示を省略した上位コンピュ−
タの指令に基づく生産予定の銘柄の粉体を生産するのに
適しない一バッチ分の穀物原料である場合には、以降の
前記したステップ2(イ)乃至ステップ4(イ)は実行
されず調質は中断される。
【0210】つぎに、請求項(4)の発明の他の実施例
と請求項(9)の発明の第二実施例を、図面を参照しな
がら説明する。図33は請求項(9)の発明の第二実施
例に係るバッチ式穀物原料の調質装置を用いた請求項
(4)の発明の他の実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質方法の実行手順をチャ−ト的に示し、図34は請求項
(9)の発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置の構成と該調質装置が製粉工程中に組み込まれた
状態を模式的に示したものである。
【0211】図34に示すように、205は、前記した
加水量算出機構137に、種類及び配合割合検知側20
3aが前記B穀物原料貯蔵槽141に差し込まれている
一方、検知種類及び配合割合伝達側203bが前記制御
盤57と接続されている前記種類及び配合割合識別セン
サ−203が付設された加水量算出・穀物原料配合判別
機構である。
【0212】図34に示すように、前記した穀物原料加
水調質機構147と、該加水量算出・穀物原料配合判別
機構205と、前記した加水機構105と、保持貯蔵槽
159とから請求項(9)の発明の第二実施例に係るバ
ッチ式穀物原料の調質装置204が構成され、図23に
示す請求項(7)の発明の第二実施例に係るバッチ式穀
物原料の調質装置175と同様して製粉工程中に組み込
まれている。
【0213】図33及び図34に示すように、一バッチ
分の穀物原料がB穀物原料貯蔵槽141に流入する時点
での水分計75の前記した動作と、種類及び配合割合識
別センサ−203の前記した動作に基づいて、前記した
ステップ1Bが実行される。この後、B穀物原料貯蔵槽
141の原料貯蔵空間に一時的に貯蔵されている穀物原
料が、生産予定の銘柄の粉体が生産可能な穀物原料粒の
種類と配合割合である場合には、前記したステップ2
(イ)乃至ステップ5(イ)を順次実行し、生産不能で
ある場合には調質が中断されるのが請求項(4)の発明
の他の実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法であ
る。
【0214】つぎに、請求項(4)の発明の他の実施例
と請求項(9)の発明の第二実施例の実施の形態を説明
する。図33及び図34に示すように、二方向切換弁1
25を操作すると、前記したと同様にして一側のB穀物
原料貯蔵槽141に一バッチ分の穀物原料が流入する時
点で水分計75と種類及び配合割合識別センサ−203
をそれぞれ前記した如く動作なさしめると前記したステ
ップ1Bが実行され、制御盤57は、一バッチ分の穀物
原料の平均含有水分と一バッチ分の穀物原料を組成する
穀物原料粒の種類とその配合割合を把握する。
【0215】そして、制御盤57により把握された穀物
原料粒の種類とその配合割合が、前記した如く生産予定
の銘柄の粉体の生産が可能である場合に、前記したステ
ップ2(イ)乃至ステップ5(イ)を順次実行する。す
ると、一バッチ分の穀物原料を組成する全ての穀物原料
粒の内部に均等に水分が含有される段階まで進展した調
質がなされて一バッチ分の穀物原料の調質が完了する。
【0216】制御盤57により把握された穀物原料粒の
種類とその配合割合が、生産予定の銘柄の粉体を生産す
るのに適合しない一バッチ分の穀物原料である場合に
は、以降のステップ2(イ)乃至ステップ5(イ)は実
行されず調質は中断される。
【0217】つぎに、請求項(4)の発明と請求項
(9)の発明による前記した一バッチ分の穀物原料の調
質を反復実行する際の実施の形態を説明する。調質前の
穀物原料が輸送されるラインで前記した偏析や流動変動
により、含有水分が大きく相違する穀物原料粒が連続し
て輸送されたり穀物原料を組成する穀物原料粒の種類や
その配合割合が変動して輸送される状況下で、請求項
(9)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置200を用いた請求項(4)の発明の一実施例に
係るバッチ式穀物原料の調質方法による前記した一バッ
チ分の穀物原料の調質を複数バッチ回数繰り返す。
【0218】すると、種類及び配合割合識別センサ−2
03の前記した検知動作による生産計画とマッチした銘
柄の粉体が生産可能か否かが判別されつつ加水量変動に
よる調質条件の変動に追従した調質がバッチ毎に独立し
て行われ、どのバッチの一の調質サイクルの実行による
調質であっても、生産計画にマッチした一の銘柄の粉体
を組成する全ての穀物原料粒の表面に均等に水が付着さ
れたステップ4(イ)段階までの調質がなされる。
【0219】このため、係る調質を一バッチ分の穀物原
料に対してなす一の調質サイクルを適宜なバッチ回数だ
け反復実行すると、誤りなく、目的とする銘柄の粉体の
生産に適合する、前記したステップ4(イ)段階までの
調質がなされた計画量生産するに必要な量の穀物原料が
得られる。
【0220】一方、前記した状況下で、請求項(9)の
発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置2
04を用いた請求項(4)の発明の他の実施例に係るバ
ッチ式穀物原料の調質方法による前記した一バッチ分の
穀物原料の調質を複数バッチ回数繰り返しても、前記し
たと同様な調質がバッチ毎に独立して行われ、どのバッ
チの一の調質サイクルの実行による調質であっても、目
的とする銘柄の粉体を組成する全ての穀物原料粒の内部
に水分が均等に含有され同一の挽砕圧力で挽砕可能な物
理的性状となすステップ5(イ)段階まで進展した調質
がなされる。
【0221】このため、係る調質を一バッチ分の穀物原
料に対してなす一の調質サイクルを適宜なバッチ回数だ
け反復実行すると、誤りなく、目的とする銘柄の粉体の
生産に適合する、前記したステップ5(イ)段階まで進
展した調質がなされた計画量生産するに必要な量の穀物
原料が得られる。
【0222】さらに、前記した状況に加えて生産する粉
体の銘柄が生産計画に基づいて適宜変更される状況下
で、請求項(9)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀
物原料の調質装置200を用いた請求項(4)の発明の
一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法による前記
した一バッチ分の穀物原料の調質を適宜なバッチ回数だ
け反復実行すると、銘柄の変更のつど、生産計画とマッ
チした銘柄の粉体が生産可能か否かが判別されつつ各銘
柄固有の高品質の粉体と歩留りの高い挽砕が可能な目標
含有水分に変動加水量が加味された調質条件の変動に追
従した調質がバッチ毎に独立して行われるので、生産計
画とマッチした個々の銘柄それぞれの粉体の生産に適合
した、ステップ4(イ)段階までの調質がなされた計画
量生産するに必要な量の穀物原料が得られる。
【0223】一方、前記した状況に加えて生産する粉体
の銘柄が生産計画に基づいて適宜変更される状況下で、
請求項(9)の発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原
料の調質装置204を用いた請求項(4)の発明の他の
実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法による前記し
た一バッチ分の穀物原料の調質を適宜なバッチ回数だけ
反復実行すると、前記したと同様の調質がバッチ毎に独
立して行われ、生産計画とマッチした個々の銘柄それぞ
れの粉体の生産に適合した、前記したステップ5(イ)
段階まで進展した調質がなされた計画量生産するに必要
な量の穀物原料が得られる。
【0224】つぎに請求項(5)の発明及び請求項(1
0)の発明の好適な実施例を、図面を参照しながら説明
する。図35は請求項(10)の発明の第一実施例に係
るバッチ式穀物原料の調質装置を用いた請求項(5)の
発明の一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実
行手順をチャ−ト的に示し、図36は請求項(10)の
発明の第一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置の
構成と該調質装置が製粉工程中に組み込まれた状態を模
式的に示したものである。
【0225】図36に示すように、205は、前記した
加水量算出機構85に請求項(8)の発明の第一実施例
にて説示した温度計189と請求項(9)の発明の第一
実施例にて説示した種類及び配合割合識別センサ−20
3とが付設されて構成された加水量算出・穀物原料の加
温及び配合判別機構である。
【0226】図36に示すように、該加水量算出・穀物
原料の加温及び配合判別機構205と、前記した穀物原
料加水調質機構195と、加水機構105とから請求項
(10)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀物原料の
調質装置207が構成され、図2に示す前記した請求項
(6)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置1と同様にして製粉工程中に組み込まれている。
【0227】図35及び図36に示すように、制御盤5
7に前記したと同様にして目標含有水分及び一バッチ分
の穀物原料の重量とともに生産予定の粉体の銘柄に係る
情報が伝達され調質準備がなされる。
【0228】つぎに、A穀物原料貯蔵槽3に流入する途
上にあるレシ−バ−11を通過する際の、加水量算出・
穀物原料の加温及び配合判別機構205を構成する水分
計75と種類及び配合割合識別センサ−203の前記し
た検知並びに伝達動作、及び、A穀物原料貯蔵槽3内の
原料貯蔵空間に流入して一時的に貯蔵された後の、加水
量算出・穀物原料の加温及び配合判別機構205を構成
する温度計189の前記した検知並びに伝達動作によ
り、制御盤57に、一バッチ分の穀物原料の平均含有水
分、温度、穀物原料粒の種類とその配合割合が把握され
るのが請求項(5)の発明の一実施例に係るバッチ式穀
物原料の調質方法の最初の実行手順であるステップ1C
である。
【0229】そして、ステップ1Cの実行により、制御
盤57により把握された穀物原料粒の種類とその配合割
合で生産予定の銘柄の粉体が生産可能であるとともに、
制御盤57により把握された温度が前記した判別ができ
る水浸透促進温度及び挽砕適正温度である場合には、制
御盤57からカットゲ−ト81に開指令をだしてA穀物
原料貯蔵槽3から一バッチ分の穀物原料を払出し、前記
したステップ2(イ)乃至ステップ4(イ)を順次実行
する一の後行調質手順がなされる。
【0230】また、制御盤57により把握された穀物原
料粒の種類とその配合割合で生産予定の銘柄の粉体が生
産可能であるとともに、制御盤57により把握された温
度が前記した判別の出来ない水浸透温度及び挽砕適正温
度でない場合には、前記したと同様にしてA穀物原料貯
蔵槽3から一バッチ分の穀物原料を払出し、前記したス
テップ2(イ)とステップ3(イ)を順次実行した後、
前記したステップ4(ロ)を実行する他の後行調質手順
がなされる。
【0231】さらに、制御盤57により把握された穀物
原料粒の種類とその配合割合では生産予定の銘柄の粉体
の生産ができない場合には、制御盤57により把握され
た温度が前記した判別ができるか否かにかかわらず、以
降の調質手順は実行されずに調質の中断が決定される。
【0232】図35に示すように、前記したステップ1
Cが実行された後に一の後行調質手順又は他の後行調質
手順の実行、若しくは、前記したステップ1Cが実行さ
れた後に調質が中断されるのが請求項(5)の発明の一
実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法である。
【0233】つぎに、請求項(5)の発明の一実施例と
請求項(10)の発明の第一実施例の実施の形態を説明
する。図35及び図36に示すように、穀物原料粒の種
類とその配合割合が生産予定の銘柄の粉体の生産に適合
するよう複数の原料タンク107それぞれからそれぞれ
適量払い出された穀物原料は、調質前の穀物原料が輸送
されるライン114中を輸送されて下流側で、A穀物原
料貯蔵槽3側に向けての流入途上にあるレシ−バ−11
に出会う。この際に、水分計75が穀物原料の含有水分
を、種類及び配合割合識別センサ−203が穀物原料粒
の種類とその配合割合をそれぞれ検知して前記したと同
様にして伝達する。
【0234】また、A穀物原料貯蔵槽3に一バッチ分の
穀物原料が流入して貯蔵されると、前記した温度計18
9による前記した検知並びに伝達動作が実行される。す
ると、該制御盤57は、一バッチ分の穀物原料の平均含
有水分と温度、及び一バッチ分の穀物原料を組成する穀
物原料粒の種類と配合割合を把握しステップ1Cが実行
される。
【0235】そして、該制御盤57により把握された穀
物原料粒の種類とその配合割合が、図示を省略した上位
コンピュ−タの指令に基づく、生産予定の銘柄の粉体の
生産が可能であるとともに、把握された温度が前記した
判別ができる水分浸透促進温度及び挽砕適正温度である
場合には、制御盤57からカットゲ−ト81に開指令を
出してA穀物原料貯蔵槽3から一バッチ分の穀物原料を
払出し、前記したステップ2(イ)乃至ステップ4
(イ)を順次実行する。すると、穀物原料粒の表面は水
が付着し易い状態となっていることから、短時間にて生
産予定の粉体の生産が可能な一バッチ分の穀物原料を組
成する全ての穀物原料粒の表面に水が均等に付着される
段階までの調質がなされて一バッチ分の穀物原料の調質
が完了する。
【0236】また、制御盤57により把握された穀物原
料粒の種類とその配合割合が生産予定の銘柄の粉体の生
産は可能であるが、把握された温度が前記した判別がで
きない水浸透促進温度及び挽砕適正温度でない場合に
は、制御盤57からカットゲ−ト81に開指令を出して
A穀物原料貯蔵槽3から一バッチ分の穀物原料を払出
し、前記したステップ2(イ)とステップ3(イ)を順
次実行する。
【0237】つぎに、前記したと同様にして、蒸気ジャ
ケット186内の蒸気流動路188に適温の蒸気を適量
導入して、蒸気ジャケット186とツインドラム型混合
チャンバ−15を順次伝熱なさしめた後、更に、計量さ
れた一バッチ分の穀物原料に蒸気熱を伝熱なさしめて、
加熱機構を備えた二軸多層流動混合機191を動作させ
前記したステップ4(ロ)を実行すると、生産予定の粉
体の生産が可能な一バッチ分の穀物原料を組成する全て
の穀物原料粒の表面に水を均等に付着させる段階までの
一バッチ分の穀物原料の調質が完了する。
【0238】さらに、制御盤57により把握された穀物
原料粒の種類とその配合割合が、複数の原料タンク10
7から払い出された時点と相違し生産予定の銘柄の粉体
を生産するに適合しない場合には、一バッチ分の穀物原
料の平均含有水分と温度の検知結果にかかわらず、以降
の前記したステップ2(イ)乃至ステップ4(イ)又は
ステップ2(イ)乃至ステップ4(ロ)は実行されず調
質は中断される。
【0239】つぎに、請求項(5)の発明の他の実施例
と請求項(10)の発明の第二実施例を、図面を参照し
ながら説明する。図37は請求項(10)の発明の第二
実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置を用いた請求
項(5)の発明の他の実施例に係るバッチ式穀物原料の
調質方法の実行手順をチャ−ト的に示し、図38は請求
項(10)の発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料
の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程中に組み込ま
れた状態を示した模式図である。
【0240】図38に示すように、209は、前記した
加水量算出機構137に、請求項(8)の発明の第一実
施例にて説示した温度計189と請求項(9)の発明の
第一実施例にて説示した種類及び配合割合識別センサ−
203とが付設されて構成された加水量算出・穀物原料
の加温及び配合判別機構である。
【0241】図38に示すように、該加水量算出・穀物
原料の加温及び配合判別機構209と、前記した穀物原
料加水調質機構195と、加水機構105と、保持貯蔵
槽159とから請求項(10)の発明の第二実施例に係
るバッチ式穀物原料の調質装置211が構成され、図2
3に示す前記した請求項(7)の発明の第二実施例に係
るバッチ式穀物原料の調質装置175と同様にして製粉
工程中に組み込まれている。
【0242】図37及び図38に示すように、前記した
調質前準備と、加水量算出・穀物原料の加温及び配合判
別機構209を構成する種類及び配合割合識別センサ−
203と温度計189それぞれの前記した検知並びに伝
達動作に基づき前記したステップ1Cを実行する。
【0243】つぎに、該ステップ1Cの実行により、B
穀物原料貯蔵槽141内に貯蔵された一バッチ分の穀物
原料により生産予定の銘柄の粉体の生産が可能であって
該一バッチ分の穀物原料が水浸透促進温度及び挽砕適正
温度である場合には制御盤57からカットゲ−ト81に
開指令をだしてB穀物原料貯蔵槽141から一バッチ分
の穀物原料を払出して前記した一の後行調質手順を、同
粉体の生産は可能であるが同温度でない場合には同様に
一バッチ分の穀物原料を払出して前記した他の後行調質
手順をそれぞれ実行し一バッチ分の穀物原料を組成する
全ての穀物原料粒の表面に水を均等に付着なさしめる段
階の調質をする。
【0244】この後、保持貯蔵槽159に受入れて所定
時間保持し、該一バッチ分の穀物原料を組成する全ての
穀物原料粒の内部に水分が均等に含有される段階まで進
展した調質がされるステップ5(イ)を実行する手順を
なし、該ステップ1Cの実行により、生産予定の銘柄の
粉体の生産が不能である場合には、以降の調質手順は実
行されずに調質の中断がされる手順から請求項(5)の
発明の他の実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法が
構成されている。
【0245】つぎに、請求項(5)の発明の他の実施例
と請求項(10)の発明の第二実施例の実施の形態を説
明する。図37及び図38に示すように、二方向弁12
5を操作すると、調質前の穀物原料を輸送するライン1
14の下流側から一側のB穀物原料貯蔵槽141に輸送
された穀物原料が流入するがこの際に水分計75と種類
及び配合割合識別センサ−203が、流入して一バッチ
分の穀物原料が貯蔵された後に温度計189がそれぞれ
前記した検知動作をなし、検知結果が制御盤57に伝達
される。すると、該制御盤57は、一バッチ分の穀物原
料の平均含有水分と温度、及び該一バッチ分の穀物原料
を組成する穀物原料粒の種類とその配合割合を把握しス
テップ1Cが実行される。
【0246】そして、制御盤57により把握された穀物
原料粒の種類とその配合割合が生産予定の銘柄の粉体が
生産が可能であるとともに、把握された温度が前記した
判別ができる水分浸透促進温度及び挽砕適正温度である
場合には、制御盤57からカットゲ−ト81に開指令を
出してB穀物原料貯蔵槽141から一バッチ分の穀物原
料を払い出し、前記したステップ2(イ)乃至ステップ
5(イ)を順次実行する。すると、穀物原料粒の表面は
水が付着し易い状態となっていることから、短時間にて
生産予定の粉体の生産が可能な一バッチ分の穀物原料を
組成する全ての穀物原料粒の内部に水分が均等に含有す
る段階まで進展した一バッチ分の穀物原料の調質が完了
する。
【0247】制御盤57により把握された穀物原料粒の
種類とその配合割合が生産予定の銘柄の粉体の生産は可
能であるが、把握された温度が前記した判別ができない
水浸透促進温度及び挽砕適正温度でない場合には、制御
盤57からカットゲ−ト81に開指令を出してB穀物原
料貯蔵槽141から一バッチ分の穀物原料を払出し、前
記したステップ2(イ)とステップ3(イ)を順次実行
する。
【0248】つぎに、前記したと同様にして、蒸気導入
下で、加熱機構を備えた二軸多層流動混合機191を動
作させて前記したステップ4(ロ)を実行すると、生産
予定の銘柄の粉体の生産が可能な一バッチ分の穀物原料
を組成する全ての穀物原料粒の表面に水が均等に付着さ
れる段階までの一バッチ分の穀物原料の調質が完了す
る。
【0249】ついで、前記した保持貯蔵槽159内に所
定時間保持して前記した水の移動現象を利用したステッ
プ5(イ)を実行すると、生産予定の銘柄の粉体の生産
が可能な一バッチ分の穀物原料を組成する全ての穀物原
料粒の内部水分が均等に含有される段階まで進展した一
バッチ分の穀物原料の調質が完了する。
【0250】さらに、制御盤57により把握された穀物
原料粒の種類とその配合割合では、生産予定の銘柄の粉
体を生産するに適合しない場合には、一バッチ分の穀物
原料の平均含有水分と温度の検知結果にかかわらず、以
降の前記したステップ2(イ)乃至ステップ5(イ)は
実行されず調質は中断される。
【0251】つぎに、請求項(5)の発明と請求項(1
0)の発明による前記した一バッチ分の穀物原料の調質
を反復実行する際の実施の形態を説明する。調質温度が
変動しがちな中で、調質前の穀物原料が輸送されるライ
ンで前記した偏析や流動変動により、含有水分が大きく
相違する穀物原料粒が連続して輸送されたり穀物原料を
組成する穀物原料粒の種類やその配合割合が変動して輸
送される状況下で、請求項(10)の発明の第一実施例
に係るバッチ式穀物原料の調質装置207を用いた請求
項(5)の発明の一実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質方法による、前記した一バッチ分の穀物原料の調質を
複数バッチ回数繰り返す。
【0252】すると、前記した如く種類及び配合割合識
別センサ−203の検知動作による目的とする銘柄の粉
体が生産可能か否かの判別と、前記した如く水浸透促進
温度及び挽砕適正温度に調温されつつ加水量変動による
調質条件の変動に追従した調質がバッチ毎に独立して行
われ、どのバッチの一の調質サイクルの実行による調質
であっても、目的とする銘柄の粉体を組成する全ての穀
物原料粒の表面に均等に水が付着された前記した判別が
なせるステップ4(イ)又はステップ4(ロ)段階まで
の調質がなされる。
【0253】このため、係る調質を一バッチ分の穀物原
料に対してなす一の調質サイクルを適宜なバッチ回数だ
け反復実行すると、誤りなく、目的とする銘柄の粉体の
生産に適合する、前記した判別がなせるステップ4
(イ)又はステップ4(ロ)段階までの調質がなされた
計画量生産するに必要な量の穀物原料が得られる。
【0254】一方、前記した状況下で、請求項(10)
の発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調質装置
211を用いた請求項(5)の発明の他の実施例に係る
バッチ式穀物原料の調質方法による一バッチ分の穀物原
料の調質を複数バッチ回数繰り返しても、前記したと同
様な調質がバッチ毎に独立して行われ、どのバッチの一
の調質サイクルの実行による調質であっても、目的とす
る銘柄の粉体を組成する全ての穀物原料粒の内部に水分
が均等に含有され、同一の挽砕圧力で挽砕可能な物理的
性状となされ前記した判別がなせるステップ5(イ)段
階まで進展した調質がなされる。
【0255】このため、係る調質を一バッチ分の穀物原
料に対してなす一の調質サイクルを適宜なバッチ回数だ
け反復実行すると、誤りなく、目的とする銘柄の粉体の
生産に適合する、前記した判別がなせるステップ5
(イ)まで進展した調質がなされた計画量生産するに必
要な量の穀物原料が得られる。
【0256】さらに、前記した状況に加えて生産する粉
体の銘柄が生産計画に基づいて適宜変更される状況下
で、請求項(10)の発明の第一実施例に係るバッチ式
穀物原料の調質装置207を用いた請求項(5)の発明
の一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法による前
記した一バッチ分の穀物原料の調質を適宜なバッチ回数
だけ反復実行すると、銘柄の変更のつど、生産計画にマ
ッチした銘柄の粉体が生産可能か否かの判別と前記した
調温がされつつ、銘柄固有の高品質の粉体と歩留りの高
い挽砕が可能な目標含有水分に変動加水量が加味された
調質条件の変動に追従した調質がバッチ毎に独立して行
われるので、生産計画にマッチした個々の銘柄それぞれ
の粉体の生産に適合した、前記した判別がなせるステッ
プ4(イ)又はステップ4(ロ)段階までの調質がなさ
れた計画量生産するに必要な量の穀物原料が得られる。
【0257】一方、前記した状況に加えて生産する粉体
の銘柄が生産計画に基づいて適宜変更される状況下で、
請求項(10)の発明の第二実施例に係るバッチ式穀物
原料の調質装置211を用いた請求項(5)の発明の他
の実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法による前記
した一バッチ分の穀物原料の調質を適宜なバッチ回数だ
け反復実行すると、前記したと同様の調質がバッチ毎に
独立して行われ、生産計画にマッチした個々の銘柄それ
ぞれの粉体の生産に適合した、前記した判別がなせるス
テップ5(イ)段階まで進展した調質がなされた計画量
生産するに必要な量の穀物原料が得られる。
【0258】尚、図26、図32、図36に示すよう
に、前記した請求項(8)、請求項(9)、請求項(1
0)の各発明の各第一実施例に係るバッチ式穀物原料の
調質装置185、200、207はいずれも、図2に示
す請求項(6)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀物
原料の調質装置1の構成をベ−スにして構成されたもの
であるが、図9乃至図12に示すような前記した請求項
(6)の発明の第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置139、第三実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置145、第四実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置149、又は、第五実施例に係るバッチ式穀物原
料の調質装置157の構成をべ−スにして構成する場合
であっても、請求項(8)、請求項(9)、請求項(1
0)の各発明は勿論適用可能である。
【0259】また、図30、図34、図38に示すよう
に、前記した請求項(8)、請求項(9)、請求項(1
0)の各発明の各第二実施例に係るバッチ式穀物原料の
調質装置196、204、211はいずれも、図11に
示す請求項(6)の発明の第四実施例に係るバッチ式穀
物原料の調質装置の構成をベ−スにして構成されたもの
であるが、図2、図9、図10、図12に示すような請
求項(6)の発明の第一実施例に係るバッチ式穀物原料
の調質装置1、第二実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置139、第三実施例に係るバッチ式穀物原料の調
質装置145、又は、第五実施例に係るバッチ式穀物原
料の調質装置157の構成をベ−スにして構成する場合
であっても、請求項(8)、請求項(9)、請求項(1
0)の各発明は勿論適用可能である。
【0260】
【発明の効果】本発明は以上詳細に説明したように構成
されているので、つぎのような優れた効果を発揮するも
のである。請求項(1)の発明と請求項(6)の発明の
構成により、調質を実行する毎に、調質前の穀物原料が
輸送されるラインから、一回の調質で実行可能な量であ
る一バッチ分の穀物原料を取り出し、取り出された穀物
原料の調質前時点で調質条件の決定要因である平均含有
水分を把握して加水量を算出し、この後に一バッチ分の
穀物原料を調質する調質サイクルを、同一の銘柄の粉体
を計画量生産するのに必要な量の調質された穀物原料が
得られるまで適宜バッチ回数だけ反復実行可能とするバ
ッチ方式を採用できることから、調質前の穀物原料が輸
送されるラインで穀物原料の特性による偏析や流動変動
が生じ調質直前に含有水分が大きく相違する穀物原料粒
が連続して輸送されてきても、各バッチ毎に変動に対応
した最適な調質条件を設定して調質が実行され、調質実
行後の穀物原料は均一な調質状態とすることができる。
また、取り出された一バッチ分の穀物原料に損傷を与え
ずに短時間にて、該一バッチ分の穀物原料を組成する種
類や含有水分が異なる多数の穀物原料粒を分散なさしめ
て入り交じった浮遊状態に導き、該状態となった時点で
算出された加水量だけ穀物原料粒に水を噴霧することと
したことから、取り出された一バッチ分の穀物原料を組
成する全ての穀物原料粒を均等に混合し、且つ、穀物原
料粒の表面に均等に水を付着させることができる。さら
に前記したバッチ方式の採用により、生産量の変更があ
ればバッチ回数の変更で対応でき、生産する粉体の銘柄
の変更があれば当該銘柄の生産に適合する調質条件をバ
ッチ毎に独立して設定し設定された調質条件によりバッ
チ毎に調質する調質サイクルを、適宜バッチ回数実行す
ることにより対応することができる。
【0261】請求項(2)の発明と請求項(7)の発明
の構成により、前記したバッチ毎に実行される一バッチ
分の穀物原料に対する前記した調質の実行により、表面
に水が均等に付着しているが含有水分の異なる一バッチ
分の穀物原料を組成する多数の均一混合された穀物原料
粒を、保持貯蔵空間を備えた保持貯蔵槽に導いて接触さ
せ水の移動現象を生起させた状態で該保持貯蔵槽内で所
定時間保持なさしめる一層進展した調質をなす調質サイ
クルを、適宜バッチ回数反復して実行可能なバッチ方式
を採用できることから、調質前の穀物原料が輸送ライン
で前記した現象が生じて含有水分が大きく相違する穀物
原料粒が連続して輸送されてきても、計画量生産するの
に必要な量の穀物原料を組成する全ての穀物原料粒の含
有水分を均等にする段階まで進展した調質をすることが
でき、ブリッジ現象を生じることなくスム−ズに挽砕側
に輸送することができ、同一の挽砕圧力で挽砕可能な物
理的性状となすことができる。このため、一旦設定され
たロ−ル間隙を挽砕中に調整することなく、所定時間連
続してロ−ル機を稼働させる挽砕が可能であって、作業
者の挽砕状況の変動に対する監視負担が格段に軽減さ
れ、熟練した作業者でなくても一定品質であって高歩留
りの粉体を予定量生産可能となる。さらに前記したバッ
チ方式の採用により、生産する粉体の銘柄変更や生産量
の変更があっても、常に、個々の穀物原料粒を前記した
物理的性状になるよう均一に調質することができる。
【0262】請求項(3)の発明と請求項(8)の発明
の構成により、前記したバッチ毎に取り出された一バッ
チ分の穀物原料の調質直前での平均含有水分の把握と加
水量の算出に加えて、調質を実行する時点で穀物原料粒
の表面に水が容易に付着し容易に内部に水が浸透し易い
温度であって、適正な挽砕が実行可能な温度に調温可能
とした前記したと同様のバッチ方式を採用できることか
ら、挽砕する季節や時間帯が異なって外気温度がどのよ
うに変動しても、常に、粉砕される予定量の穀物原料を
組成する極めて多数の穀物原料粒の表面に均等に水を迅
速に付着させる段階までの調質、或いは、含有水分を均
等にする段階まで進展した調質なさしめて熟練した作業
者でなくとも前記したロ−ル機の稼働をなさしめること
ができる。また、このような調質を、生産する粉体の銘
柄変更や生産量の変更があっても、迅速に対応して実行
することができる。
【0263】請求項(4)の発明と請求項(9)の発明
の構成により、前記したバッチ毎に取り出された一バッ
チ分の穀物原料の調質直前での平均含有水分の把握と加
水量の算出に加えて、調質直前での一バッチ分の穀物原
料を組成する穀物原料粒の種類とその配合割合が生産予
定の粉体の生産に適合しているか否かを判別可能とした
前記したと同様のバッチ方式を採用できることから、調
質前の穀物原料が輸送されるラインで前記した偏析や流
量変動により、含有水分が大きく相違する穀物原料粒が
連続して輸送されたり穀物原料を組成する穀物原料粒の
種類の配合割合が変動して輸送されてきても、誤りな
く、生産予定の粉体を計画量生産可能な量の穀物原料を
組成する極めて多数の穀物原料粒の表面に均等に水を付
着させる段階までの調質、或いは、含有水分を均等にす
る段階まで進展した調質をすることができる。また、こ
のような調質を、生産する粉体の銘柄変更や生産量の変
更があっても、迅速に対応して実行することができる。
【0264】請求項(5)の発明と請求項(10)の発
明の構成により、前記したバッチ毎に取り出された一バ
ッチ分の穀物原料の調質直前での平均含有水分と加水量
の算出、一バッチ分の穀物原料を組成する穀物原料粒の
種類とその配合割合、調質を実行する時点で穀物原料粒
の表面に水が容易に付着し容易に内部に水が浸透し易い
温度であって適正な挽砕が実行可能な温度に調温可能と
した前記したと同様のバッチ方式を採用できることか
ら、挽砕する季節や時間帯が異なって外気温度が変動し
ても、また、調質前の穀物原料が輸送されるラインで前
記した偏析や流量変動により、含有水分が大きく相違す
る穀物原料粒が連続して輸送されたり穀物原料を組成す
る穀物原料粒の種類の配合割合が変動して輸送されると
いった、調質を実行するにあたり想定されるどのような
事態に直面しても、誤りなく、生産予定の粉体を計画量
生産可能な量の穀物原料を組成する極めて多数の穀物原
料粒の表面に均等に水を迅速に付着させる段階までの調
質、或いは、迅速に含有水分を均等にする段階まで進展
した調質をすることができる。また、このような調質
を、生産する粉体の銘柄変更や生産量の変更があって
も、迅速に対応して実行することができる。
【0265】前記した請求項(1)乃至請求項(10)
の各発明の構成による前記したバッチ方式の調質が可能
であることから、生産される粉体の銘柄が頻繁に変更さ
れ調質前の穀物原料が輸送されるライン中を輸送される
穀物原料の種類が短い間隔で変化しても、各銘柄毎の穀
物原料を各銘柄の挽砕に適合する物理的性状に感度鋭く
迅速に切り換えての調質を実行することができる。係る
著効から、生産する粉体の銘柄が度々変更となり一の生
産ラインを兼用して種々の粉体を生産しなければならな
い中小の製粉工場のコストダウンに多大に寄与すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項(6)の発明の第一実施例に係るバッチ
式調質装置を用いた請求項(1)の発明の一実施例に係
るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手順を示したフロ
−チャ−トである。
【図2】請求項(6)の発明の第一実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程中
に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図3】二軸多層流動混合機の一例を示した正面図あ
る。
【図4】同二軸多層流動混合機の内部構造を示した一部
切欠拡大平面図である。
【図5】ツインドラム形混合チャンバ−の断面形状と、
該ツインドラム形混合チャンバ−内を回動する一の回動
軸に取付けられた一対の扇子状大型パドルと逆台形状中
型パドルと他の回動軸に取付けられた一対の扇子状大型
パドルと逆台形状中型パドルの相対的な位置関係を示し
た一部省略縦断面図である。
【図6】ツインドラム形混合チャンバ−内の調質空間で
の流動混合と水の噴霧の状態を示した一部省略縦断面図
である。
【図7】横軸に公定法による穀物原料の含有水分測定値
を縦軸にマイクロ波式水分センサ−による穀物原料の含
有水分測定値をそれぞれとりマイクロ波式水分センサ−
の含有水分測定の信頼性の高さを示したグラフである。
【図8】横軸に混合時間を縦軸に混合度をそれぞれとり
二軸多層流動混合機による穀物原料の混合度を示したグ
ラフである。
【図9】請求項(6)の発明の第二実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程中
に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図10】請求項(6)の発明の第三実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図11】請求項(6)の発明の第四実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図12】請求項(6)の発明の第五実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図13】請求項(7)の発明の第一実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置を用いた請求項(2)の発明の
一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手順
を示したフロ−チャ−トてある。
【図14】請求項(7)の発明の第一実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図15】横軸にサンプリング時間を縦軸に穀物原料の
含有水分をそれぞれとりバッチ式穀物原料の調質装置の
調質作用を示したグラフである。
【図16】横軸にバッチ回数をとり縦軸の一方側に一バ
ッチ分の穀物原料の計量値を縦軸の他方側に穀物原料含
有水分と一バッチ分の穀物原料の加水量をとり請求項
(2)の発明の一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質
方法の有効性を示したグラフである。
【図17】横軸に含有水分同一の穀物原料の層厚を縦軸
に加水穀物原料の含有水分均一度をそれぞれとり異なる
含有水分の穀物原料に加水し交互に層状重ねした場合の
層厚と含有水分の均一化度との関係を示したグラフであ
る。
【図18】横軸に圧縮度、比容積、安息角、架橋係数及
び粉砕度等の物性を縦軸に加水後の保持経過時間をそれ
ぞれとり物性が極大値に到達するに要する加水後の保持
経過時間を示したグラフである。
【図19】横軸に加水後の保持経過時間を縦軸に圧縮度
をそれぞれとり加水穀物原料の圧縮度の変化を示したグ
ラフである。
【図20】横軸に加水後の保持経過時間を縦軸に比容積
をそれぞれとり加水穀物原料の比容積の変化を示したグ
ラフである。
【図21】横軸に加水後の保持経過時間を縦軸に架橋係
数をそれぞれとり加水穀物原料の架橋係数の変化を示し
たグラフである。
【図22】横軸に後段調質ビンでの挽砕直前調質の実行
時間を縦軸にふるいPASSをそれぞれとり調質穀物原
料が挽砕直前調質されて1Bで挽砕された後の挽砕粒度
の状態を示したグラフである。
【図23】請求項(7)の発明の第二実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図24】請求項(7)の発明の第三実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図25】請求項(8)の発明の第一実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置を用いた請求項(3)の発明の
一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手順
を示したフロ−チャ−トである。
【図26】請求項(8)の発明の第一実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図27】加熱機構を備えた二軸多層流動混合機を示し
た正面図である。
【図28】加熱機構の構成、ツインドラム形混合チャン
バ−の断面形状、及び、該ツインドラム形混合チャンバ
−内を回動する一の回動軸に取付けられた一対の扇子状
大型パドルと逆台形状中型パドルと他の回動軸に取付け
られた一対の扇子状大型パドルと逆台形状中型パドルの
相対的な位置関係を示した一部省略拡大縦断面図であ
る。
【図29】請求項(8)の発明の第二実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置を用いた請求項(3)の発明の
他の実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手
順を示したフロ−チャ−トである。
【図30】請求項(8)の発明の第二実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置を製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図31】請求項(9)の発明の第一実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置を用いた請求項(4)の発明の
一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手順
を示したフロ−チャ−トである。
【図32】請求項(9)の発明の第一実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図33】請求項(9)の発明の第二実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置を用いた請求項(4)の発明の
他の実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手
順を示したフロ−チャ−トである。
【図34】請求項(9)の発明の第二実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置の構成と該調質装置が製粉工程
中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図35】請求項(10)の発明の第一実施例に係るバ
ッチ式穀物原料の調質装置を用いた請求項(5)の発明
の一実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行手
順を示したフロ−チャ−トである。
【図36】請求項(10)の発明の第一実施例に係るバ
ッチ式穀物原料の調質装置の構成と、該調質装置が製粉
工程中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【図37】請求項(10)の発明の第二実施例に係るバ
ッチ式穀物原料の調質装置を用いた請求項(5)の発明
の他の実施例に係るバッチ式穀物原料の調質方法の実行
手順を示したフロ−チャ−トである。
【図38】請求項(10)の発明の第二実施例に係るバ
ッチ式穀物原料の調質装置の構成と、該調質装置が製粉
工程中に組み込まれた状態を示した模式図である。
【符号の説明】
1 請求項(6)の発明の第一実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 3 A穀物原料貯蔵槽 11 レシ−バ− 13 未調質穀物原料導入管 15 ツインドラム形混合チャンバ− 33 一側回動軸 35 他側回動軸 37 扇子状大型パドル 41 逆台形状中型パドル 45 駆動モ−タ 53 二軸多層流動混合機 55 穀物原料加水調質機構 57 制御盤 65 制御手段 67 サンプラ− 75 水分計 81 カットゲ−ト 85 加水量算出機構 101 温度計 103 ポンプ 105 加水機構 127 未調質穀物原料導入管 135 穀物原料加水調質機構 137 加水量算出機構 141 B穀物原料貯蔵槽 143 穀物原料加水調質機構 144 加水量算出機構 145 請求項(6)の発明の第三実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 149 請求項(6)の発明の第四実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 151 C穀物原料貯蔵槽 157 請求項(6)の発明の第五実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 159 保持貯蔵槽 165 請求項(7)の発明の第一実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 175 請求項(7)の発明の第三実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 183 請求項(7)の発明の第三実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 185 請求項(8)の発明の第一実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 186 蒸気ジャケット 187 加水量算出・穀物原料加温判別機構 189 温度計 191 加熱機構を備えた二軸多層流動混合機 196 請求項(8)の発明の第二実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 197 加水量算出・穀物原料配合判別機構 200 請求項(9)の発明の第一実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 201 加水量算出・穀物原料配合判別機構 203 種類及び配合割合識別センサ− 204 請求項(9)の発明の第二実施例に係るバッチ
式穀物原料の調質装置 207 請求項(10)の発明の第一実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置 209 加水量算出・穀物原料の加温及び配合判別機構 211 請求項(10)の発明の第二実施例に係るバッ
チ式穀物原料の調質装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 27/04 G01N 27/04 B 27/22 27/22 C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料貯蔵空間に流入若しくは流入途上に
    ある際に調質前の穀物原料の含有水分を一バッチ分だけ
    順次検知し一バッチ分の穀物原料の平均含有水分を把握
    するステップ1を実行し、つぎに、原料貯蔵空間から一
    バッチ分の穀物原料を取り出して重量を計量するステッ
    プ2を実行し、ついで、高品質の粉体の生産と歩留りの
    高い挽砕が可能な穀物原料粒が含有すべき目標含有水分
    と把握された平均含有水分に係る情報と計量された一バ
    ッチ分の穀物原料の重量に係る情報とから加水量を算出
    するステップ3を実行し、ついで、一バッチ分の穀物原
    料を調質空間に導き調質空間内を低速にて短時間だけ異
    なる回動方向で且つ相互に交差する方向に流動なさしめ
    て掻き上げ分流、調質空間の中央部での交差分流、調質
    空間の中央上層領域での無重力浮遊を順次なさしめなが
    ら流動混合し一バッチ分の穀物原料を組成する種類や含
    有水分の異なる多数の穀物原料粒を損傷せずに均等に入
    り交じらせるとともに無重力浮遊域に算出された加水量
    だけ水を噴霧し各穀物原料粒の表面に水を均等に付着な
    さしめるステップ4を実行する手順からなるバッチ式穀
    物原料の調質方法。
  2. 【請求項2】 請求項(1)記載のステップ4を実行し
    た後、一バッチ分の穀物原料を組成し表面に均等に水が
    付着された種類や含有水分の異なる多数の穀物原料粒を
    保持空間に受入れて一定時間保持するステップ5を実行
    する手順からなる請求項(1)記載のバッチ式穀物原料
    の調質方法。
  3. 【請求項3】 請求項(1)記載のステップ1に代え、
    原料貯蔵空間に流入若しくは流入途上にある際に前記し
    た平均含有水分の把握とともに流入後に調質前の穀物原
    料の温度を検知するステップ1Aを実行し、つぎに検知
    された温度が水浸透促進温度及び挽砕適正温度である場
    合には請求項(1)記載のステップ2乃至ステップ4を
    順次実行し、検知された温度が水浸透促進温度及び挽砕
    適正温度でない場合には請求項(1)記載のステップ2
    とステップ3を順次実行した後請求項(1)記載のステ
    ップ4を加熱下において実行するステップ4Aを実行す
    ることを特徴とする請求項(1)又は請求項(2)記載
    のバッチ式穀物原料の調質方法。
  4. 【請求項4】 請求項(1)記載のステップ1に代え、
    原料貯蔵空間に流入若しくは流入途上にある際に前記し
    た平均含有水分の把握とともに調質前の穀物原料を組成
    する穀物原料粒の種類と配合割合を検知するステップ1
    Bを実行することを特徴とする請求項(1)又は請求項
    (2)記載のバッチ式穀物原料の調質方法。
  5. 【請求項5】 請求項(1)記載のステップ1に代え、
    原料貯蔵空間に流入若しくは流入途上にある際に前記し
    た平均含有水分の把握とともに調質前の穀物原料の温度
    及び該穀物原料を組成する穀物原料粒の種類と配合割合
    を検知するステップ1Cを実行することを特徴とする請
    求項(3)記載のバッチ式穀物原料の調質方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも一バッチ分の原料貯蔵空間を
    具備しレシ−バ−が外部若しくは内部に併設された少な
    くとも一基の穀物原料貯蔵槽と、一バッチ分の穀物原料
    の容積より若干大きい調質空間を備え上方に穀物原料流
    入口と水添加口が下方に調質穀物原料排出口がそれぞれ
    設けられた混合チャンバ−と該混合チャンバ−の一側外
    方に設けられた駆動モ−タと該混合チャンバ−を貫通し
    て相互に平行に設けられ一側が減速・同調回動作用手段
    を介して該駆動モ−タとそれぞれ連動連結された二本の
    回動軸と一方のパドル取付軸が調質空間の縦断面に対し
    垂直となる際に他方のパドル取付軸が水平となるように
    して一方の回動軸と他方の回動軸それぞれの中央側に軸
    線に対し傾斜なさしめて設けられた大型パドル及びそれ
    ぞれの両軸端により一層軸線に対し少なく傾斜して設け
    られた中型パドルとから構成された多層流動混合機と、
    上流側が前記穀物原料貯蔵槽の払出し側と連通され下流
    側が前記穀物原料流入口と連通された未調質穀物原料導
    入管とから構成された穀物原料加水調質機構と、制御手
    段と、サンプル採取側が前記レシ−バ−に差し込まれた
    サンプラ−と、水分検知側が該サンプラ−の他側と検知
    水分伝達側が前記制御手段とそれぞれ接続された水分計
    と、前記制御手段と接続されて前記穀物原料貯蔵槽の払
    出し側に設けられたカットゲ−トと、前記多層流動混合
    機又は前記穀物原料貯蔵槽に付設された計量器とから構
    成された加水量算出機構と、水槽と、上流側が該水槽と
    下流側が前記水添加口とそれぞれ連通され上流側と下流
    側間の流路に流路分岐部が設けられた水供給管と、一側
    が該流路分岐部と他側が該水槽とそれぞれ連通された水
    戻り管と、該水供給管の流路に設けられたポンプと、一
    側が該ポンプと他側が前記制御手段と接続されて該水供
    給管の流路に設けられた流量計と、前記流路分岐部に設
    けられた流路切換弁とから構成された加水機構と、から
    構成されていることを特徴とするバッチ式穀物原料の調
    質装置。
  7. 【請求項7】 請求項(6)記載の穀物原料加水調質機
    構に、請求項(6)記載の多層流動混合機の下方に配設
    され少なくとも15分から1時間連続して挽粉が実行可
    能な量の水付着穀物原料を貯蔵可能な容量の保持空間が
    備えられた保持貯蔵槽と、必要に応じて保持貯蔵槽の下
    方にフィ−ダが付設されていることを特徴とする請求項
    (6)記載のバッチ式穀物原料の調質装置。
  8. 【請求項8】 請求項(6)記載の多層流動混合機に代
    え、請求項(6)記載の混合チャンバ−と、請求項
    (6)記載の駆動モ−タと、請求項(6)記載の二本の
    回動軸と、請求項(6)記載の大型パドル及び中型パド
    ルと、混合チャンバ−の外周に巻着され内部に蒸気流動
    路が設けられた蒸気ジャケットと蒸気流動路の上流側に
    設けられた蒸気導入筒体と下流側に設けられたドレンと
    蒸気ジャケットの適宜位置に設けられた蒸気ジャケット
    温度計測用温度計とからなる加熱機構と、から構成され
    た加熱機構を備えた二軸多層流動混合機が具備され、請
    求項(6)記載の加水量算出機構に代え、請求項(6)
    記載の加水量算出機構に、温度検知側が前記穀物原料貯
    蔵槽に差し込まれ検知温度伝達側が前記制御手段と接続
    された温度計が付設されて構成された加水量算出・穀物
    原料加温判別機構が備えられいることを特徴とする請求
    項(6)又は請求項(7)記載のバッチ式穀物原料の調
    質装置。
  9. 【請求項9】 請求項(6)記載の加水量算出機構に代
    え、請求項(6)記載の加水量算出機構に、種類及び配
    合割合検知側が前記穀物原料貯蔵槽に差し込まれ種類及
    び配合割合伝達側が前記制御手段と接続された種類及び
    配合割合検知センサ−が付設されて構成された加水量算
    出・穀物原料配合判別機構が備えられていることを特徴
    とする請求項(6)又は請求項(7)記載のバッチ式穀
    物原料の調質装置。
  10. 【請求項10】 請求項(6)記載の加水量算出機構に
    代え、請求項(6)記載の加水量算出機構に、請求項
    (8)記載の温度計と、請求項(9)記載の種類及び配
    合割合検知センサ−とが付設されて構成された加水量算
    出・穀物原料の加温及び配合判別機構が備えられている
    ことを特徴とする請求項(8)記載のバッチ式穀物原料
    の調質装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111229357A (zh) * 2020-01-12 2020-06-05 龙门县云鹏双丰鱼农业科技有限公司 一种大米加工工艺
CN115007246A (zh) * 2021-03-03 2022-09-06 麦稻智慧粮食有限公司 一种自动碾磨系统

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