JPH10137767A - 廃水の処理方法 - Google Patents
廃水の処理方法Info
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- JPH10137767A JPH10137767A JP30311096A JP30311096A JPH10137767A JP H10137767 A JPH10137767 A JP H10137767A JP 30311096 A JP30311096 A JP 30311096A JP 30311096 A JP30311096 A JP 30311096A JP H10137767 A JPH10137767 A JP H10137767A
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Landscapes
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃水中の浮遊成分凝集物の沈殿性が早く、沈
殿させる槽の槽面積を小さくなし得る廃水の処理方法を
提供すること。 【解決手段】 浮遊成分を含有する廃水1に凝集剤4,
9を添加して形成した浮遊物の凝集物12を沈殿槽11
に沈殿させて上澄液13を得る廃水の処理方法である。
沈殿槽11に沈殿した凝集物12の所定量を、新たに処
理する廃水1の凝集剤添加工程7に混合する。
殿させる槽の槽面積を小さくなし得る廃水の処理方法を
提供すること。 【解決手段】 浮遊成分を含有する廃水1に凝集剤4,
9を添加して形成した浮遊物の凝集物12を沈殿槽11
に沈殿させて上澄液13を得る廃水の処理方法である。
沈殿槽11に沈殿した凝集物12の所定量を、新たに処
理する廃水1の凝集剤添加工程7に混合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は廃水の処理方法に
関し、詳しくは、たとえば塗装工程より生ずる浮遊成分
を含む廃水の処理方法の技術に係わるものである。
関し、詳しくは、たとえば塗装工程より生ずる浮遊成分
を含む廃水の処理方法の技術に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば塗装工程の廃水などの微
細なSS(浮遊物質)を含む廃水の浮遊成分の除去処理
は、図4に示すように廃水100を反応槽101に送
り、無機凝集剤102を加え攪拌機103にて攪拌して
微細凝集物(微細フロック)104を形成する。しかる
後、この微細フロック104を含む廃水100を液送管
105を介して沈殿槽106に送る。液送管105の途
中において高分子凝集剤107が廃水100中に注入さ
れる。高分子凝集剤107の注入された廃水100は沈
殿槽106に導かれる。図4に示すように、沈殿槽10
6は上部が開放した貯槽で、高分子凝集剤107を注入
した廃水100は中央の供給管106Aより供給され、
下方の案内板106Bで横方向に導かれる。供給管10
6Aおよび案内板106Bにより導かれた廃水100の
微細フロック104の径を高分子凝集剤107により成
長させ、生長させたフロックの沈殿速度が沈殿槽106
の水面積負荷(上向流速度)より大きくなるように管理
して排水100中から浮遊成分の凝集物108を沈殿さ
せて分離し、上澄液109を次工程に送るようにしてい
る。なお、沈殿槽106に沈殿した凝集物108はポン
プは導入管110を経てフロック槽111に貯留され、
フロック槽111の凝集物108は送りポンプ112A
及び移送管112を介して次工程へ送られて処分され
る。
細なSS(浮遊物質)を含む廃水の浮遊成分の除去処理
は、図4に示すように廃水100を反応槽101に送
り、無機凝集剤102を加え攪拌機103にて攪拌して
微細凝集物(微細フロック)104を形成する。しかる
後、この微細フロック104を含む廃水100を液送管
105を介して沈殿槽106に送る。液送管105の途
中において高分子凝集剤107が廃水100中に注入さ
れる。高分子凝集剤107の注入された廃水100は沈
殿槽106に導かれる。図4に示すように、沈殿槽10
6は上部が開放した貯槽で、高分子凝集剤107を注入
した廃水100は中央の供給管106Aより供給され、
下方の案内板106Bで横方向に導かれる。供給管10
6Aおよび案内板106Bにより導かれた廃水100の
微細フロック104の径を高分子凝集剤107により成
長させ、生長させたフロックの沈殿速度が沈殿槽106
の水面積負荷(上向流速度)より大きくなるように管理
して排水100中から浮遊成分の凝集物108を沈殿さ
せて分離し、上澄液109を次工程に送るようにしてい
る。なお、沈殿槽106に沈殿した凝集物108はポン
プは導入管110を経てフロック槽111に貯留され、
フロック槽111の凝集物108は送りポンプ112A
及び移送管112を介して次工程へ送られて処分され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理さ
れる廃水100は浮遊成分の濃度が低いため、浮遊成分
相互の接触性が低く、フロックの径成長が悪いため、フ
ロックの沈殿速度が小さい。このため、沈殿槽106に
おける水面積負荷が大きくとれず、沈殿槽106の面積
を大きくしなければならない問題があった。
れる廃水100は浮遊成分の濃度が低いため、浮遊成分
相互の接触性が低く、フロックの径成長が悪いため、フ
ロックの沈殿速度が小さい。このため、沈殿槽106に
おける水面積負荷が大きくとれず、沈殿槽106の面積
を大きくしなければならない問題があった。
【0004】そこで、本発明の課題は浮遊成分を有する
廃水に凝集剤を加えて、浮遊成分凝集物を形成し沈殿除
去するに際し、廃水中の浮遊成分凝集物の沈殿性が早
く、沈殿させる槽の槽面積を小さくなし得る廃水の処理
方法を提供することにある。
廃水に凝集剤を加えて、浮遊成分凝集物を形成し沈殿除
去するに際し、廃水中の浮遊成分凝集物の沈殿性が早
く、沈殿させる槽の槽面積を小さくなし得る廃水の処理
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、請求項1の発明の廃水の処理方法は、浮遊成分を含
有する廃水に凝集剤を添加して形成した浮遊成分の凝集
物を沈殿槽に沈殿させて上澄液を得る廃水の処理方法に
おいて、前記沈殿槽に沈殿した前記凝集物の所定量を、
新たに処理する廃水の凝集剤添加工程あるいはそれ以前
の工程で混合することを特徴とする。
に、請求項1の発明の廃水の処理方法は、浮遊成分を含
有する廃水に凝集剤を添加して形成した浮遊成分の凝集
物を沈殿槽に沈殿させて上澄液を得る廃水の処理方法に
おいて、前記沈殿槽に沈殿した前記凝集物の所定量を、
新たに処理する廃水の凝集剤添加工程あるいはそれ以前
の工程で混合することを特徴とする。
【0006】この処理方法によれば、廃水中の浮遊成分
は凝集剤により凝集物となる。処理する廃水には沈殿槽
の凝集物が加えられているので、これらが結合して大き
な径の凝集物(フロック)ができる。この凝集物は大径
であるから、水面積負荷が大きくとれ、沈殿槽における
沈殿が早い。
は凝集剤により凝集物となる。処理する廃水には沈殿槽
の凝集物が加えられているので、これらが結合して大き
な径の凝集物(フロック)ができる。この凝集物は大径
であるから、水面積負荷が大きくとれ、沈殿槽における
沈殿が早い。
【0007】前記課題を達成するために、請求項2の発
明の廃水の処理方法は、廃水に添加する凝集剤が高分子
凝集剤であることを特徴とする。
明の廃水の処理方法は、廃水に添加する凝集剤が高分子
凝集剤であることを特徴とする。
【0008】この処理方法によれば、廃水中の浮遊成分
は高分子凝集剤により凝集物となる。高分子凝集剤と沈
殿槽の凝集物は廃水と混合され、廃水中の浮遊成分の凝
集物は沈殿槽の凝集物と結合し、大径の凝集物(フロッ
ク)ができる。この凝集物は大径であり、水面積負荷が
大きくとれ沈殿槽での沈殿が早い。
は高分子凝集剤により凝集物となる。高分子凝集剤と沈
殿槽の凝集物は廃水と混合され、廃水中の浮遊成分の凝
集物は沈殿槽の凝集物と結合し、大径の凝集物(フロッ
ク)ができる。この凝集物は大径であり、水面積負荷が
大きくとれ沈殿槽での沈殿が早い。
【0009】前記課題を達成するための請求項3の発明
の廃水の処理方法は、廃水が低濃度の浮遊成分を含む水
質であり、凝集剤の添加が廃水に無機凝集剤を添加し、
次いで高分子凝集剤と沈殿槽に沈殿した凝集物の所定量
を添加することを特徴とする。
の廃水の処理方法は、廃水が低濃度の浮遊成分を含む水
質であり、凝集剤の添加が廃水に無機凝集剤を添加し、
次いで高分子凝集剤と沈殿槽に沈殿した凝集物の所定量
を添加することを特徴とする。
【0010】この処理方法によれば、低濃度の浮遊成分
は無機凝集剤による小径の凝集物となる。この凝集物は
沈殿槽の凝集物とともに高分子凝集剤により大径の凝集
物となる。この大径の凝集物は沈殿が早い。
は無機凝集剤による小径の凝集物となる。この凝集物は
沈殿槽の凝集物とともに高分子凝集剤により大径の凝集
物となる。この大径の凝集物は沈殿が早い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係わる浮遊成分はSS
(浮遊物)、油分、COD、BOD、濁質成分、着色物
質などの浮遊性の成分である。本発明の処理に供する廃
水は前記浮遊成分を含む水であり、浮遊成分の含有量に
かかわらず広く適用することができる。浮遊成分が微細
でかつ含有量の少ない場合であっても良好に沈殿させ得
る。凝集物(フロック)の径を大きくするための凝集剤
は高分子凝集剤が主体とされる。浮遊成分の凝集は無機
凝集剤にて凝集物を形成し、これを高分子凝集剤にてさ
らに大径の凝集物とすることができる。この大径の凝集
物は水面積負荷が大きくとれ沈殿し易い。
(浮遊物)、油分、COD、BOD、濁質成分、着色物
質などの浮遊性の成分である。本発明の処理に供する廃
水は前記浮遊成分を含む水であり、浮遊成分の含有量に
かかわらず広く適用することができる。浮遊成分が微細
でかつ含有量の少ない場合であっても良好に沈殿させ得
る。凝集物(フロック)の径を大きくするための凝集剤
は高分子凝集剤が主体とされる。浮遊成分の凝集は無機
凝集剤にて凝集物を形成し、これを高分子凝集剤にてさ
らに大径の凝集物とすることができる。この大径の凝集
物は水面積負荷が大きくとれ沈殿し易い。
【0012】無機凝集剤としては、鉄塩、アルミニウム
塩などが用いられる。高分子凝集剤としては、ポリアク
リルアミド誘導体、ポリアクリル酸誘導体などが使用さ
れる。
塩などが用いられる。高分子凝集剤としては、ポリアク
リルアミド誘導体、ポリアクリル酸誘導体などが使用さ
れる。
【0013】本発明によれば、廃水中の浮遊成分の凝集
物を早く沈殿させ得るため、その分、従来より沈殿槽の
槽面積を小さくなし得る。
物を早く沈殿させ得るため、その分、従来より沈殿槽の
槽面積を小さくなし得る。
【0014】なお、本発明は次の態様となすこともでき
る。すなわち、浮遊成分を含有する廃水に凝集剤を添加
して形成した浮遊成分の凝集物を沈殿槽に沈殿させて上
澄液を得る廃水の処理方法において、前記廃水に無機凝
集剤を添加して無機凝集剤による凝集物を形成し、次い
でこの凝集物を含む廃水に前記沈殿槽の前記凝集物の所
定量と高分子凝集剤を添加し、高分子凝集剤の凝集物を
沈殿槽で沈殿させることを特徴とした廃水の処理方法で
ある。
る。すなわち、浮遊成分を含有する廃水に凝集剤を添加
して形成した浮遊成分の凝集物を沈殿槽に沈殿させて上
澄液を得る廃水の処理方法において、前記廃水に無機凝
集剤を添加して無機凝集剤による凝集物を形成し、次い
でこの凝集物を含む廃水に前記沈殿槽の前記凝集物の所
定量と高分子凝集剤を添加し、高分子凝集剤の凝集物を
沈殿槽で沈殿させることを特徴とした廃水の処理方法で
ある。
【0015】この処理方法とした場合には、塗装工程に
て生ずる廃水などの微細な浮遊成分を含む廃水の処理に
適する。
て生ずる廃水などの微細な浮遊成分を含む廃水の処理に
適する。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。まず、本
発明の実施に使用する装置の概略を図1に基づいて説明
する。図1に示すように、本実施例の装置は、第1反応
槽2、第2反応槽7、沈殿槽11を主体とする。前記沈
殿槽11には沈殿槽11内の底部に沈殿した凝集物12
を導入しかつ一部を前記第2反応槽7に戻す凝集物12
の返送手段15が接続されている。本例の返送手段15
は凝集物12の導入管16を介してフロック槽17へ導
入した凝集物12の一部を、送りポンプ18Aにより返
送管18を介して第2反応槽7に戻す構造とされてい
る。また、フロック槽17には槽外の次工程へ送るため
の移送管19と送りポンプ19Aが設けられている。な
お、凝集物12を返送する送りポンプ18Aは沈殿槽1
2の廃水量に比例してインバータ18Bにてポンプ回転
数を制御することにより、返送する凝集物12の送り量
を調節されるようになっている。
発明の実施に使用する装置の概略を図1に基づいて説明
する。図1に示すように、本実施例の装置は、第1反応
槽2、第2反応槽7、沈殿槽11を主体とする。前記沈
殿槽11には沈殿槽11内の底部に沈殿した凝集物12
を導入しかつ一部を前記第2反応槽7に戻す凝集物12
の返送手段15が接続されている。本例の返送手段15
は凝集物12の導入管16を介してフロック槽17へ導
入した凝集物12の一部を、送りポンプ18Aにより返
送管18を介して第2反応槽7に戻す構造とされてい
る。また、フロック槽17には槽外の次工程へ送るため
の移送管19と送りポンプ19Aが設けられている。な
お、凝集物12を返送する送りポンプ18Aは沈殿槽1
2の廃水量に比例してインバータ18Bにてポンプ回転
数を制御することにより、返送する凝集物12の送り量
を調節されるようになっている。
【0017】次に、前記した装置により、有機性の廃水
1を処理する場合を説明する。図1に示すように、廃水
1は第1反応槽2に送り、無機凝集剤4が加えられた
後、攪拌機3により攪拌され無機凝集剤4が混合され
る。無機凝集剤4の加えられた廃水1は小径の凝集物5
を形成する。次いで、この凝集物5を含む廃水1は導管
6を介して第2反応槽7に送る。第2反応槽7の廃水1
には高分子凝集剤9及び沈殿槽11の凝集物12が添加
され攪拌機8により攪拌される。しかる後、この廃水1
は沈殿槽11に送られる。沈殿槽11は上部が開放した
大径の貯槽で、廃水1は中央の供給管11Aより供給さ
れ、下方の案内板11Bで横方向に導かれる。案内板1
1Bにより導かれた廃水1はフロックの径を成長させ、
沈殿槽11の水面積負荷(上向流速度)よりフロックの
沈殿速度が大きくなるように管理して廃水中の浮遊成分
を沈殿させる。沈殿槽11の廃水1は第2反応槽7によ
り、凝集物12が混合されているので、高分子凝集剤9
の凝集による分子がその分大きくなり、凝集した分子の
沈殿速度を大きくなし得る。
1を処理する場合を説明する。図1に示すように、廃水
1は第1反応槽2に送り、無機凝集剤4が加えられた
後、攪拌機3により攪拌され無機凝集剤4が混合され
る。無機凝集剤4の加えられた廃水1は小径の凝集物5
を形成する。次いで、この凝集物5を含む廃水1は導管
6を介して第2反応槽7に送る。第2反応槽7の廃水1
には高分子凝集剤9及び沈殿槽11の凝集物12が添加
され攪拌機8により攪拌される。しかる後、この廃水1
は沈殿槽11に送られる。沈殿槽11は上部が開放した
大径の貯槽で、廃水1は中央の供給管11Aより供給さ
れ、下方の案内板11Bで横方向に導かれる。案内板1
1Bにより導かれた廃水1はフロックの径を成長させ、
沈殿槽11の水面積負荷(上向流速度)よりフロックの
沈殿速度が大きくなるように管理して廃水中の浮遊成分
を沈殿させる。沈殿槽11の廃水1は第2反応槽7によ
り、凝集物12が混合されているので、高分子凝集剤9
の凝集による分子がその分大きくなり、凝集した分子の
沈殿速度を大きくなし得る。
【0018】沈殿槽11において浮遊成分が沈殿除去さ
れた上澄液13は導管14を介して次工程に送られて、
放流のための処理がされる。一方、沈殿槽11の沈殿物
すなわち浮遊成分の凝縮物12は導入管16を経てフロ
ック槽17に導入される。フロック槽17の凝集物12
の一部は送りポンプ18Aの作動により返送管18を介
して第2反応槽7に戻される。なお、第2反応槽7に戻
す凝集物12の量は沈殿槽11より排出される上澄液1
3の量に比例して適切に定められる。また、フロック槽
17の凝集物12は送りポンプ19Aの作動により槽外
の次工程に送られて乾燥及び焼却の処理がされる。
れた上澄液13は導管14を介して次工程に送られて、
放流のための処理がされる。一方、沈殿槽11の沈殿物
すなわち浮遊成分の凝縮物12は導入管16を経てフロ
ック槽17に導入される。フロック槽17の凝集物12
の一部は送りポンプ18Aの作動により返送管18を介
して第2反応槽7に戻される。なお、第2反応槽7に戻
す凝集物12の量は沈殿槽11より排出される上澄液1
3の量に比例して適切に定められる。また、フロック槽
17の凝集物12は送りポンプ19Aの作動により槽外
の次工程に送られて乾燥及び焼却の処理がされる。
【0019】本例の装置の処理において、廃水1の浮遊
成分の凝縮作用を、図2の模式図を参照して説明すれば
次の如くである。本例の処理装置に供給された廃水1中
の図2(A)に示す微細な浮遊成分1Aは、図2(B)
に示すように、第1反応槽2において無機凝集剤4と凝
集し、図2(C)に示すように小径の凝集単位のフロッ
クF1となる。この小径凝集単位のフロックF1は第2
反応槽7において添加した高分子凝集剤9により、図2
(D)に示すように凝集し、図2(E)に示すように高
分子のフロックF2となる。第2反応槽7においては前
記工程にて処理された高分子のフロックF2が供給され
ることにより、図2(F)に示すように、新しく出来た
高分子のフロックF2と供給された高分子のフロックF
2が結合し、図2(G)に示すように、極めて大径のフ
ロックF3を形成することができる。なお、従来の前記
した処理装置の場合は廃水中のフロックが細かいことよ
り、図2(E)に示すL1の大きさのフロックF2の形
成が最終であり、これ以上大きいフロックの形成はでき
なかったが、本例によれば図2(G)に示す極めて大き
なL2の大きさのフロックF3となすことができる。
成分の凝縮作用を、図2の模式図を参照して説明すれば
次の如くである。本例の処理装置に供給された廃水1中
の図2(A)に示す微細な浮遊成分1Aは、図2(B)
に示すように、第1反応槽2において無機凝集剤4と凝
集し、図2(C)に示すように小径の凝集単位のフロッ
クF1となる。この小径凝集単位のフロックF1は第2
反応槽7において添加した高分子凝集剤9により、図2
(D)に示すように凝集し、図2(E)に示すように高
分子のフロックF2となる。第2反応槽7においては前
記工程にて処理された高分子のフロックF2が供給され
ることにより、図2(F)に示すように、新しく出来た
高分子のフロックF2と供給された高分子のフロックF
2が結合し、図2(G)に示すように、極めて大径のフ
ロックF3を形成することができる。なお、従来の前記
した処理装置の場合は廃水中のフロックが細かいことよ
り、図2(E)に示すL1の大きさのフロックF2の形
成が最終であり、これ以上大きいフロックの形成はでき
なかったが、本例によれば図2(G)に示す極めて大き
なL2の大きさのフロックF3となすことができる。
【0020】次に、主に塗装処理工程にて排出されたP
H7〜8、SS6mg/Lの廃水1を前記した実施例に基
づいて処理した場合の試験結果を説明する。第1反応槽
2において無機凝集剤(たとえばアルミニウム塩)4を
廃水L当り150mg添加した(なお、必要によりpH調
整される)。第1反応槽2の反応後のフロック(凝集
物)5はビーカーにすくい取り、肉眼的観察したとこ
ろ、図3(A)に示すフロックA−1の大きさであっ
た。
H7〜8、SS6mg/Lの廃水1を前記した実施例に基
づいて処理した場合の試験結果を説明する。第1反応槽
2において無機凝集剤(たとえばアルミニウム塩)4を
廃水L当り150mg添加した(なお、必要によりpH調
整される)。第1反応槽2の反応後のフロック(凝集
物)5はビーカーにすくい取り、肉眼的観察したとこ
ろ、図3(A)に示すフロックA−1の大きさであっ
た。
【0021】次いで、第2反応槽7において高分子凝集
剤(たとえばポリアクリルアミド誘導体)9を廃水L当
り0.5mg 添加し、かつ沈殿槽11の凝集物12を添加し
た(なお、必要によりpH調整される)。沈殿槽11の
凝集物12は3%,5%加えた。高分子凝集剤9および
凝集物12を添加混合した廃水1は供給管11A部分よ
り該廃水1を採取し、フロックを肉眼的に観察した。凝
集物12を3%加えた廃水1のフロックは図3(B)に
示すフロックB−1の大きさであり、凝集物12を5%
加えた廃水1のフロックは図3(C)に示す大きさであ
った。
剤(たとえばポリアクリルアミド誘導体)9を廃水L当
り0.5mg 添加し、かつ沈殿槽11の凝集物12を添加し
た(なお、必要によりpH調整される)。沈殿槽11の
凝集物12は3%,5%加えた。高分子凝集剤9および
凝集物12を添加混合した廃水1は供給管11A部分よ
り該廃水1を採取し、フロックを肉眼的に観察した。凝
集物12を3%加えた廃水1のフロックは図3(B)に
示すフロックB−1の大きさであり、凝集物12を5%
加えた廃水1のフロックは図3(C)に示す大きさであ
った。
【0022】なお、無機凝集剤4を加え、凝集物12を
加えないで、高分子凝集剤9のみを加えた対照の廃水1
のフロックは図3(D)に示すフロックD−1の大きさ
であった。図3の(B)(C)に示すフロックは、図3
(D)に示す対照の廃水1のフロックより沈殿速度が早
かった。沈殿速度は対照のフロックに対し、凝集物12
を3%加えたフロックは約1.4倍、凝集物12を5%
加えた場合のフロックは約2.6倍であった。
加えないで、高分子凝集剤9のみを加えた対照の廃水1
のフロックは図3(D)に示すフロックD−1の大きさ
であった。図3の(B)(C)に示すフロックは、図3
(D)に示す対照の廃水1のフロックより沈殿速度が早
かった。沈殿速度は対照のフロックに対し、凝集物12
を3%加えたフロックは約1.4倍、凝集物12を5%
加えた場合のフロックは約2.6倍であった。
【0023】
【発明の効果】請求項1〜請求項3の発明によれば、廃
水中の浮遊成分の凝集物の水面積負荷を大きくすること
ができ、沈殿槽での沈殿性を早くなし得る。したがっ
て、沈殿槽の槽面積を従来より小さくできて都合がよ
い。そして、請求項2の発明は、廃水中の浮遊成分は、
加えられた沈殿槽の凝集物とともに、高分子凝集剤によ
り凝集物となすことができる。この凝集物は大径であり
水面積負荷が大きくとれ、沈殿性が早いため、沈殿槽の
槽面積を従来より小さくすることができる。また、請求
項3の発明によれば、廃水中の低濃度の浮遊成分を大径
の凝集物となすことができ、沈殿槽での沈殿性を早くな
し得る。
水中の浮遊成分の凝集物の水面積負荷を大きくすること
ができ、沈殿槽での沈殿性を早くなし得る。したがっ
て、沈殿槽の槽面積を従来より小さくできて都合がよ
い。そして、請求項2の発明は、廃水中の浮遊成分は、
加えられた沈殿槽の凝集物とともに、高分子凝集剤によ
り凝集物となすことができる。この凝集物は大径であり
水面積負荷が大きくとれ、沈殿性が早いため、沈殿槽の
槽面積を従来より小さくすることができる。また、請求
項3の発明によれば、廃水中の低濃度の浮遊成分を大径
の凝集物となすことができ、沈殿槽での沈殿性を早くな
し得る。
【図1】本発明実施例の廃水処理の工程図である。
【図2】本発明実施例における浮遊成分の凝集化を示す
模式図である。
模式図である。
【図3】本発明実施例の廃水処理試験における凝集物
(フロック)の大きさを示す図である。
(フロック)の大きさを示す図である。
【図4】廃水処理の従来工程図である。
1 廃水 4 無機凝集剤 7 第2反応槽 9 高分子凝集剤 5,12 凝集物 11 沈殿槽 13 上澄液
Claims (3)
- 【請求項1】 浮遊成分を含有する廃水に凝集剤を添加
して形成した浮遊成分の凝集物を沈殿槽に沈殿させて上
澄液を得る廃水の処理方法において、 前記沈殿槽に沈殿した前記凝集物の所定量を、新たに処
理する廃水の凝集剤添加工程あるいはそれ以前の工程で
混合することを特徴とした廃水の処理方法。 - 【請求項2】 廃水に添加する凝集剤が高分子凝集剤で
あることを特徴とした請求項1に記載の廃水の処理方
法。 - 【請求項3】 廃水が低濃度の浮遊成分を含む水質であ
り、凝集剤の添加工程が、廃水に無機凝集剤を添加し、
次いで高分子凝集剤と沈殿槽に沈殿した凝集物の所定量
を添加することを特徴とした請求項1に記載の廃水の処
理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30311096A JPH10137767A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 廃水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30311096A JPH10137767A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 廃水の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10137767A true JPH10137767A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17917012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30311096A Pending JPH10137767A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 廃水の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10137767A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000073220A1 (en) * | 1999-05-29 | 2000-12-07 | Choi Joo Sik | A disposal method for pig ordure |
| KR20010055004A (ko) * | 1999-12-09 | 2001-07-02 | 이구택 | 침전조내에서 슬러지 부상분리에 의한 슬러지 제거장치 |
| KR100519629B1 (ko) * | 2002-11-23 | 2005-10-06 | (주)원진 | 융기형 배관 반응조를 이용한 고농도 폐수처리장치 및 방법 |
| JP2019171309A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 水ing株式会社 | 凝集沈殿装置及び凝集沈殿方法 |
| JP2020069448A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 水ing株式会社 | 浄水処理方法及び浄水処理装置 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP30311096A patent/JPH10137767A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000073220A1 (en) * | 1999-05-29 | 2000-12-07 | Choi Joo Sik | A disposal method for pig ordure |
| KR100407554B1 (ko) * | 1999-05-29 | 2003-12-01 | 최주식 | 돈분뇨 처리방법 |
| KR20010055004A (ko) * | 1999-12-09 | 2001-07-02 | 이구택 | 침전조내에서 슬러지 부상분리에 의한 슬러지 제거장치 |
| KR100519629B1 (ko) * | 2002-11-23 | 2005-10-06 | (주)원진 | 융기형 배관 반응조를 이용한 고농도 폐수처리장치 및 방법 |
| JP2019171309A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 水ing株式会社 | 凝集沈殿装置及び凝集沈殿方法 |
| JP2020069448A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 水ing株式会社 | 浄水処理方法及び浄水処理装置 |
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