JPH10137863A - 液圧バルジ加工用表面処理鋼管 - Google Patents

液圧バルジ加工用表面処理鋼管

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JPH10137863A
JPH10137863A JP8295168A JP29516896A JPH10137863A JP H10137863 A JPH10137863 A JP H10137863A JP 8295168 A JP8295168 A JP 8295168A JP 29516896 A JP29516896 A JP 29516896A JP H10137863 A JPH10137863 A JP H10137863A
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film
steel pipe
resin
hydraulic bulging
treated steel
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JP8295168A
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Masayasu Kojima
正康 小嶋
Takeshi Tomiyasu
健 富安
Kenji Ikishima
健司 壱岐島
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーにおける加工前の素管の脱脂、洗浄や
ペイント塗装、乾燥工程を省略することができ、素管切
断から液圧バルジ加工を連続的に行うことのできると共
に、成形加工後はアルカリ脱脂処理により容易に脱膜す
ることができる焼付き防止性能および潤滑性に優れた液
圧バルジ加工用表面処理鋼管を提供する。 【解決手段】鋼管の少なくとも外表面に、膜厚が0.5
〜10μmの潤滑用の脱膜型樹脂皮膜を備えていること
を特徴とする液圧バルジ加工用表面処理鋼管、およびこ
の脱膜型樹脂皮膜が膜厚が0.5〜10μmの水溶性樹
脂または水分散性樹脂の被膜である液圧バルジ加工用表
面処理鋼管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液圧バルジ加工に供
する表面処理鋼管に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管の液圧バルジ加工は、配管の分岐部
に用いられるT型管継手(以下、T継手と記す)の代表
的な加工方法として知られている。
【0003】図1はT継手の図で、(イ)は側面図、
(ロ)はA−A中央断面図である。T継手1は母管部1
aと高さHの枝管部1bからなり、両者がスムースな曲
率(半径R)を有するクロッチ部1cで結ばれている。
【0004】図2は、T継手の液圧バルジ加工に用いら
れる金型を示し、(イ)は長手方向断面図、(ロ)は側
面図である。金型2は上型2aと下型2bからなり、上
下に分割できる構造になっている。
【0005】上型2aには半円形のダイス溝2a−1
が、下型2bには同じく半円形のダイス溝2b−1とダ
イス孔2b−2が設けられており、これらで形成される
金型内郭形状はT継手1の外郭形状と同一である。金型
2には一般に工具鋼が用いられ、熱処理あるいはクロム
メッキなどによって金型内郭部表面は硬質かつ平滑に仕
上げられている。
【0006】図3は、T継手の液圧バルジ加工工程を示
す部分断面図である。
【0007】図3(イ)は、T継手の母管部と同一の外
径D1、肉厚taの管を所定長さL0 に切断した素管3
を液圧バルジ加工機(図示せず)に取り付けた下型2b
のダイス溝2b−1にセットし、液圧バルジ加工機の上
下方向加圧装置(図示せず)に取り付けた上型2aを降
下せしめ、液圧バルジ加工の際に上型2aが浮き上らな
いように、下型2bに所定の力で押しつけた状態を示
す。
【0008】図3(ロ)は、液圧バルジ加工機の水平方
向加圧装置(図示せず)に取り付けた対向する押金4、
5を前進させて押金端面4a、5aを素管端面3aに押
し付け、ついで押金4の内部を貫通する加工液注入用管
路6を通して注入した加工液8で素管3の内部を充満さ
せた状態を示す。加工液としては、水に防錆を主目的と
した油分を混合させたエマルジョンを用いるのが一般的
である。この後、加工液8の圧力を増加させながら左右
の押金4、5を前進せしめると、下型ダイス孔2b−2
の入口R部2b−3を通過して材料がダイス孔2b−2
の中に流入していく。
【0009】図3(ハ)は、材料の長さがT継手母管部
の長さよりも僅かに長いL´まで縮むと同時に、ダイス
孔2b−2と所定位置にあらかじめセットされたストッ
パ7で規制された形状の隆起部9bが形成された状態を
示す。この後、加工液8の圧力を低下、押金4、5を後
退および上型2aを上昇させ、ストッパ7をシリンダ
(図示せず)で上昇させて半製品9を下型2bから取り
出す。
【0010】図3(ニ)は、半製品の側面図である。隆
起部9bを高さHの位置で切断し、母管部9aを長さL
に仕上げ、必要に応じて熱処理を施すことによってT継
手が得られる。
【0011】ところで、図3(ロ)〜(ハ)の加工工程
においては、材料には加工液8による数百〜千数百気圧
の内圧が作用し、これに押金4、5による軸方向圧縮が
加わるので、材料の外面と上型ダイス溝2a−1および
下型ダイス溝2b−1には大きな圧力が作用する。
【0012】また、加工硬化した材料が滑る下型ダイス
孔の入口R部2b−3にも大きな圧力が作用する。この
状態で材料をダイス溝2a−1、2b−1内で軸方向に
収縮、あるいはダイス孔2b−2に流入させる際の摩擦
が次のような問題を引き起こす。
【0013】第1は、半製品9の外面に擦り疵が生じ、
グラインダなどによる研磨手入れが必要となることであ
る。前述のごとく金型2の内郭部は硬質かつ平滑に仕上
げられてはいるが、摩擦条件が過酷であるために、連続
して加工を行うと金型にも擦り疵が発生する。金型表面
の研磨修正は生産の能率を低下させるばかりでなく、修
正が度重なると製品に寸法変化をきたしてしまう。この
場合には肉盛りと仕上げ加工が必要となるので金型の保
守費用が嵩んでしまう。
【0014】第2は、材料が軸方向にすべりにくいため
に、管端部近傍での挫屈が生じ易くなり、薄肉品の加工
が困難となることである。
【0015】図4は、挫屈が発生した状態を示す図であ
る。同図に示すように挫屈10は管端部近傍で生じ易
い。
【0016】第3は、材料がダイス孔2b−2内に流入
しにくくなるために、隆起部の破断が生じ易くなること
である。
【0017】図5は、隆起部の破断状態を示す斜視図で
ある。同図に示すように、材料がダイス孔に流入しにく
くなると隆起部の頂部で割れ11が発生する。
【0018】液圧バルジ加工における上記のような諸問
題を解消するためには、材料が金型と極めて高い面圧の
もとで摺動する際の摩擦抵抗を減少させることが重要で
ある。
【0019】その対策として、素管の外表面に金型との
焼付き防止する処理が行われている。潤滑油を素管に塗
布する方法も考えられるが、金型との高面圧下での摺動
でこすり取られてしまうために効果が乏しい。金型内が
内圧付加のための水系の加工液で濡れているために潤滑
油の効果が低下することもある。
【0020】そこで最も広く採用されているのはペイン
ト塗装である。所定長さに切断された素管を脱脂洗浄
し、その外面を吹き付け、あるいははけ塗りによって塗
装し、十分に乾燥固化させた後に液圧バルジ加工が行わ
れている。
【0021】しかしながら、この方法には次のような問
題がある。
【0022】第1は、素管の脱脂洗浄および塗装乾燥に
労力と工数がかかる。また、長尺の素管を所定の長さに
切断した後でペイント塗装されるため、素管切断工程と
液圧バルジ加工工程を連続させることができない。した
がって、工程毎に材料が滞留し、材料保管のための余分
なスペースを確保する必要があるばかりでなく、工程全
体の能率が上がらないことである。
【0023】第2は、長尺の素管を所定の長さに切断し
た後、1個1個人手によてペイント塗装がおこなわれて
いるので、塗装に時間を要するばかりでなく、素管の曲
面部にペイントを均一に塗装するには熟練を必要とする
ことである。薄肉の素管の場合に、不均一な膜厚でペイ
ント塗装されると、液圧バルジ加工の軸圧縮の際に膜厚
の段差部で挫屈が生じ易くなる。また、塗膜が厚過ぎる
と金型に塗膜がこびりつき、これが次の加工で製品に押
し込み疵を発生させるので、その都度金型から塗膜を取
り除く手間がかかる。
【0024】第3には、液圧バルジ加工の後で有機溶剤
などで塗膜を除去する必要がある場合に手間と工数がか
かり、作業環境面でも問題がある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ユー
ザーにおける加工前の素管の脱脂、洗浄やペイント塗
装、乾燥工程を省略することができ、素管切断から液圧
バルジ加工を連続的に行うことができると共に、成形加
工後はアルカリ脱脂処理により容易に脱膜することがで
きる焼付き防止性能および潤滑性に優れた液圧バルジ加
工用表面処理鋼管を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解消すべく種々実験、検討した結果、素管の少なくと
も外表面に、膜厚が0.5〜10μmの脱膜型潤滑処理
皮膜を設けるのがよいこと、また脱膜型潤滑処理皮膜が
水溶性樹脂または水分散性樹脂をバインダー樹脂とした
樹脂被膜が好適であるとの知見を得た。本発明は、この
ような知見に基づきなされたもので、その要旨は、「鋼
管の少なくとも外表面に、膜厚が0.5〜10μmの潤
滑用の脱膜型樹脂皮膜を備えていることを特徴とする液
圧バルジ加工用表面処理鋼管、およびこの脱膜型樹脂皮
膜が膜厚が0.5〜10μmの水溶性樹脂または水分散
性樹脂の被膜である液圧バルジ加工用表面処理鋼管」に
ある。
【0027】ここで、脱膜型とは、液圧バルジ加工後に
アルカリ水溶液等にて管表面から容易に被膜を除去する
ことができる型をいう。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の液圧バルジ加工用表面処
理鋼管における限定条件について以下に詳述する。
【0029】(a)脱膜型樹脂皮膜 鋼管の少なくとも外表面に潤滑用の脱膜型樹脂皮膜を設
けるのは、バルジ加工時に鋼管とダイスとの摺動界面に
被膜を存在させることにより、焼き付きを防止するため
である。この被膜は、ダイスと鋼管との直接のメタル接
触を防止するスペーサとしての機能をもたせる。被膜に
必要な性能としては、摺動によって皮膜が剥離して工具
に堆積しないために、皮膜の密着性、潤滑性、可とう性
が挙げられる。さらに、加工後の脱膜性を良好とするた
め皮膜のアルカリ可溶性が必要である。
【0030】加工後に脱膜が必要になるのは、バルジ成
形品が半製品の場合は、加工後の塗装性の確保のためで
ある。また、バルジ成形品が製品である場合は、加工時
の摺動により白濁した被膜を脱膜し、美麗な外観を確保
すると同時に、製品の使用環境によっては除々に脱離し
ていく被膜を予め全部脱膜して清浄性を確保するためで
ある。
【0031】上記のような性能を満足する脱膜型樹脂皮
膜は、アルカリ可溶な樹脂の皮膜であり、滑剤、顔料、
防錆剤等の各種添加剤の添加により皮膜性能の制御が可
能である。
【0032】バインダー樹脂としては、皮膜がアルカリ
による脱膜性を有するために、アルカリ水溶液に可溶な
水溶性樹脂または水分散性樹脂であるのが好ましい。
【0033】一方で、皮膜が成形加工に適するために
は、バインダー樹脂がメタル表面との充分な密着性を有
することが必要である。この両者を両立するためには、
バインダー樹脂が、酸価にして 10 〜160のカルボ
キシル基を有するビニール系樹脂またはビニール系共重
合体、或いは、これらの樹脂のエステル化物またはアミ
ド化物であることが好ましい。
【0034】カルボキシル基による酸価が10未満では
アルカリによる脱膜性が不芳となり、160を超えると
耐水性が悪化する。特に好ましくは、ポリアクリル酸、
または、ポリアクリル酸エステルの単重合体、またはこ
れらの樹脂と共重合可能な樹脂との共重合体であり、か
つ酸価が10 〜 160である。
【0035】バインダ樹脂は、材料の塑性加工に追従す
るための可とう性を有する樹脂が好ましく、樹脂のガラ
ス転移温度が5〜100℃がよい。ガラス転移温度が5
℃に満たない樹脂は、べと付きによる保管性およびハン
ドリング性の点で好ましくない。ガラス転移温度が10
0℃を超えると成形加工時にかかる皮膜内応力が皮膜−
メタル界面密着力を凌駕するため、クラック発生、皮膜
脱落による焼き付き及び型カジリ等の問題が発生するお
それがある。
【0036】滑剤は、ワックス、金属石鹸等の固体潤滑
剤が好ましい。特に摺動長の大きい高加工度、難加工に
対応するためには、メタル表面への吸着性を有する金属
石鹸の添加が好ましい。さらに、金属石鹸の持つアルカ
リ系水溶液に可溶な性質により、脱膜性への悪影響を低
減することが可能となる。
【0037】一方で、ワックス系或いは無機系固体潤滑
剤は脱膜性を悪化させる他、特に比重の大きい無機系固
体潤滑剤は潤滑処理液の分散安定性を悪化させるので好
ましくない。
【0038】金属石鹸は特に限定されなく、脂肪酸エス
テル系、リン酸エステル系、硫酸エステル系等の使用が
可能である。これらの金属石鹸はCa塩、Zn塩、等の
難溶性のものが好ましく、K塩、Na塩等は皮膜の耐水
性、耐食性を悪化させるため好ましくない。
【0039】金属石鹸の添加量は1%以上20%以下が
好ましい。金属石鹸の添加量が1%未満の場合は充分な
潤滑性が得られない。金属石鹸の添加量が20%を超え
ると皮膜の耐水性が悪化し、さらに塗工時の泡立ち等の
製造性が悪化する。
【0040】脱膜型樹脂皮膜は、均一に施す必要がある
が、脱膜型樹脂皮膜処理法としては、浸漬型処理→乾
燥、スプレー塗布→乾燥、刷毛塗り→乾燥等の方法でよ
い。このような脱膜型樹脂皮膜を施した鋼管を、液圧バ
ルジ成形加工後アルカリ脱脂により脱膜し、更に必要で
あればその後塗装を施すことができる。
【0041】材料が炭素鋼管の場合は、成形加工用に施
した皮膜が、加工までの一時防錆処理となるため好まし
い。
【0042】なお、素管の内表面は、特に被膜を設ける
必要はない。素管を液中に浸漬して被膜処理をおこなう
場合には、管内面にも被膜が形成されるがバルジ加工に
は影響をおよぼさない。
【0043】(b)脱膜型樹脂皮膜厚 脱膜型樹脂皮膜は、0.5μm以上、10μm以下の膜
厚で鋼管の内外面のうちの少なくとも外面に設けている
ことが必要である。皮膜厚が0.5μmに満たない場合
は充分な焼き付き防止効果が得られない。また、皮膜厚
が10μmを超えると、被膜の内部応力による剥離が頻
発する。工具への剥離物の蓄積が成形時に材料に押し込
み庇を発生させる等、バルジ成形性が悪化する他、脱脂
性が悪化する。また経済的にも過大な被膜厚みは無駄で
ある。好ましくは1μm以上5μm以下である。
【0044】
【実施例】板厚4.2mmの熱間圧延鋼帯(炭素鋼:
C:0.05%、Si:0.1%、Mn:0.25%)か
ら製造した電縫鋼管(外径:89.1mm、肉厚:4.2
mm、長さ:5.5m)を24本用意した。これらの鋼
管表面を酸洗、ブラスト処理した後、表1に示す5種の
樹脂系をバインダー樹脂とする潤滑処理液に浸漬、次い
でオーブンにてPTM100℃で乾燥して、表2に示す種
々の膜厚の液圧バルジ加工用の表面処理鋼管を得た。
【0045】なお、膜厚の調整は、樹脂液への浸漬時間
を制御することによりおこなった。
【0046】
【表1】
【0047】表面処理鋼管を図3(イ)に示す長さL0
=300mmの素管に切断し、図3(ロ)に示すように
加工液(水に防錆油を濃度3%で混合したエマルジョ
ン)を素管に注入し、図3(ハ)に示すように軸方向圧
縮と最高500kgf/mm2の内圧を付加して液圧バ
ルジ加工を行った。
【0048】目標とする図3(ニ)に示す半製品の寸法
は、母管部(9a)が外径D1=89.1mm、長さL
´=180mm、隆起部(9b)が外径D2=89.1
mm、高さH´=65mmである。
【0049】表2に示すサンプルNo.1−1〜4−6に
ついて、それぞれ10回連続して液圧バルジ加工を実施
した。
【0050】加工後の各T継手の外表面を観察し、破
断、擦り疵および押し込み疵の発生状況を調査した。結
果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】皮膜厚が樹脂系a潤滑処理では0.2μm
(サンプルNo.1−1)、樹脂系b潤滑処理では0.3
μm(サンプルNo.2−1)、樹脂系c潤滑処理では
0.1μm(サンプルNo.3−1)、樹脂系d潤滑処理
では0.1μmで(サンプルNo.4−1)では図6
(イ)に示す隆起部での破断が頻発した。
【0053】また、鋼管の外表面に顕著な擦り疵が発生
したため、10回の加工中に3回の金型研磨手入れを要
した。
【0054】一方、皮膜厚が樹脂系a潤滑処理では1
7.1μm(サンプルNo.1−6)、樹脂系b潤滑処理
では14.3μm(サンプルNo.2−6)、樹脂系c潤
滑処理では12.3μm(サンプルNo.3−6)、樹脂
系d潤滑処理では20.2μmで(サンプルNo.4−
6)では被膜剥離が発生し、その都度金型を清掃する必
要があった。また、剥離物によって鋼管の外表面に押し
込み疵が発生したので、半製品外面をグラインダにより
手入れをする必要があった。
【0055】4種類の脱膜型潤滑処理皮膜の何れも皮膜
厚0.5〜10μmの範囲(サンプルNo.1−2〜No.1
−5、No.2−2〜No.2−5、No.3−2〜No.3−5、
No.4−2〜No.4−5)では全数良品となり、そのまま
図3(ニ)に示す半製品の頭部をH=41.2mmの位
置で切断し、さらに母管端面を切削加工して図1に示す
L=171.4mmのT継手(1)を得た。
【0056】
【発明の効果】本発明の予め脱膜型潤滑処理皮膜を施し
た鋼管を素管として、液圧バルジ成形加工することによ
り、効率よく良好な加工が可能となる。
【0057】従来の問題点であった、素管の脱脂洗浄・
塗装乾燥工程が省略でき、大幅な工程の短縮化が図れ
る。また、素管状態でのスプレー塗装等による均一塗装
が行われるため、塗膜の均一性が良好で挫屈等が生じに
くい。
【0058】さらに、成形加工後の脱膜型潤滑処理皮膜
の除去はフロン等の規制されている溶剤を使用すること
なく通常のアルカリ脱脂により容易に除去できる。この
ように、本発明によって得られる効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】T型管継手の一例を示す図である。
【図2】T型管継手の液圧バルジ成形用金型の図であ
る。
【図3】T型管継手の液圧バルジ加工の工程を説明する
ための図である。
【図4】挫屈が発生した状態を示す図である。
【図5】隆起部の破断状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 T型管継手 2 T型管継手の金型 4、5 押金 6 加工液注入用管路 8 加工液 11 破断部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管の少なくとも外表面に、膜厚が0.5
    〜10μmの潤滑用の脱膜型樹脂皮膜を備えていること
    を特徴とする液圧バルジ加工用表面処理鋼管。
  2. 【請求項2】脱膜型樹脂皮膜が水溶性樹脂または水分散
    性樹脂の被膜であることを特徴とする請求項1記載の液
    圧バルジ加工用表面処理鋼管。
JP8295168A 1996-11-07 1996-11-07 液圧バルジ加工用表面処理鋼管 Pending JPH10137863A (ja)

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