JPH10138189A - ロボット用バランサ - Google Patents
ロボット用バランサInfo
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- JPH10138189A JPH10138189A JP30424996A JP30424996A JPH10138189A JP H10138189 A JPH10138189 A JP H10138189A JP 30424996 A JP30424996 A JP 30424996A JP 30424996 A JP30424996 A JP 30424996A JP H10138189 A JPH10138189 A JP H10138189A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 気体漏出による性能低下を防止したロボット
用バランサ。 【解決手段】 ベース1上で旋回アーム3を駆動する垂
直回転軸2の荷重モーメントを軽減するために設けられ
たバランサは、シリンダ4、ロッド5及びピストン6を
備え、ロッド5の基端部7はベース1に枢軸支持され、
シリンダ4の先端部8は旋回アーム3で枢軸支持されて
いる。シリンダ4には連通部11を介して気体圧縮チャ
ンバ10が併設され、エア等の気体(圧縮性流体)の他
にオイル等の粘性液体Lが封入される。(a)→(b)
のロボット姿勢変化に伴い、ピストン6がシリンダ4の
基部近くまで移動し、オイル等の粘性液体Lが気体圧縮
チャンバ10内へ流入し、気体圧縮部10aの圧力を高
める。この圧力は粘性液体Lを介してピストン6を押戻
すバランス力に転化され、垂直回転軸2にかかる荷重モ
ーメントを軽減する。
用バランサ。 【解決手段】 ベース1上で旋回アーム3を駆動する垂
直回転軸2の荷重モーメントを軽減するために設けられ
たバランサは、シリンダ4、ロッド5及びピストン6を
備え、ロッド5の基端部7はベース1に枢軸支持され、
シリンダ4の先端部8は旋回アーム3で枢軸支持されて
いる。シリンダ4には連通部11を介して気体圧縮チャ
ンバ10が併設され、エア等の気体(圧縮性流体)の他
にオイル等の粘性液体Lが封入される。(a)→(b)
のロボット姿勢変化に伴い、ピストン6がシリンダ4の
基部近くまで移動し、オイル等の粘性液体Lが気体圧縮
チャンバ10内へ流入し、気体圧縮部10aの圧力を高
める。この圧力は粘性液体Lを介してピストン6を押戻
すバランス力に転化され、垂直回転軸2にかかる荷重モ
ーメントを軽減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は産業用ロボットに装
備されるバランサに関し、更に詳しく言えば、流体圧シ
リンダ利用型のロボット用バランサの性能を向上させる
ための技術に関する。
備されるバランサに関し、更に詳しく言えば、流体圧シ
リンダ利用型のロボット用バランサの性能を向上させる
ための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】エア等の気体をバランス力を発生させる
ための圧縮性流体として用いたバランサは、産業用ロボ
ットの垂直回転軸にかかる負荷を軽減する手段として広
く使用されている。図1(a),(b)は、この型のロ
ボット用バランサの一般的構造と機能を説明する図であ
る。両図において、符号1は垂直回転軸2を設置したベ
ースを表わしており、サーボモータを内蔵した垂直回転
軸2が旋回アーム3を旋回駆動する。(a)では旋回ア
ーム3を鉛直上方に向けたロボット姿勢におけるバラン
サの状態が示され、(b)では旋回アーム3を側方へ旋
回させたロボット姿勢におけるバランサの状態が示され
ている。
ための圧縮性流体として用いたバランサは、産業用ロボ
ットの垂直回転軸にかかる負荷を軽減する手段として広
く使用されている。図1(a),(b)は、この型のロ
ボット用バランサの一般的構造と機能を説明する図であ
る。両図において、符号1は垂直回転軸2を設置したベ
ースを表わしており、サーボモータを内蔵した垂直回転
軸2が旋回アーム3を旋回駆動する。(a)では旋回ア
ーム3を鉛直上方に向けたロボット姿勢におけるバラン
サの状態が示され、(b)では旋回アーム3を側方へ旋
回させたロボット姿勢におけるバランサの状態が示され
ている。
【0003】垂直回転軸2にかかる荷重負荷を軽減する
ためのバランサは、シリンダ4、シリンダ4に挿嵌され
たロッド5及びピストン6を備えており、ロッド5の基
端部7はベース1に枢軸支持され、シリンダ4の先端部
8は旋回アーム3で枢軸支持されている。基端部7の枢
軸支持位置は、垂直回転軸2の位置から適当な距離だけ
はずれた位置にある。また、図1(b)中に符号A,B
で示したロッド5及びピストン6の摺動部は、例えばO
−リング等のシール機構(図示省略)によってシールさ
れている。
ためのバランサは、シリンダ4、シリンダ4に挿嵌され
たロッド5及びピストン6を備えており、ロッド5の基
端部7はベース1に枢軸支持され、シリンダ4の先端部
8は旋回アーム3で枢軸支持されている。基端部7の枢
軸支持位置は、垂直回転軸2の位置から適当な距離だけ
はずれた位置にある。また、図1(b)中に符号A,B
で示したロッド5及びピストン6の摺動部は、例えばO
−リング等のシール機構(図示省略)によってシールさ
れている。
【0004】従って、エア等の気体を充填したシリンダ
4の空洞9は互いに気密が保たれた2つの空洞領域9
a,9bに分割され、空洞領域9a,9b間には、ピス
トン6の摺動位置に応じて圧力差が形成される。空洞領
域9a,9bの圧力が等しくなる摺動位置は中立位置と
呼ばれる。
4の空洞9は互いに気密が保たれた2つの空洞領域9
a,9bに分割され、空洞領域9a,9b間には、ピス
トン6の摺動位置に応じて圧力差が形成される。空洞領
域9a,9bの圧力が等しくなる摺動位置は中立位置と
呼ばれる。
【0005】今、ロボットが(a)に示した姿勢から
(b)に示した姿勢へ移行する場合を考えてみると、
(a)の状態ではピストン6はシリンダ4の先端近くに
あり、旋回アーム3の側方への旋回に応じてピストン6
はシリンダ4の基部側へ移動し、(b)の状態ではピス
トン6はシリンダ4の基部近くに移動する。即ち、
(a)→(b)の姿勢変化に伴い、空洞領域9aの体積
は増大し圧力は減少する一方、空洞領域9bの体積は減
少し圧力は増大する。即ち、空洞領域9bが気体圧縮部
を形成する。
(b)に示した姿勢へ移行する場合を考えてみると、
(a)の状態ではピストン6はシリンダ4の先端近くに
あり、旋回アーム3の側方への旋回に応じてピストン6
はシリンダ4の基部側へ移動し、(b)の状態ではピス
トン6はシリンダ4の基部近くに移動する。即ち、
(a)→(b)の姿勢変化に伴い、空洞領域9aの体積
は増大し圧力は減少する一方、空洞領域9bの体積は減
少し圧力は増大する。即ち、空洞領域9bが気体圧縮部
を形成する。
【0006】従って、ピストンの中立位置をシリンダ4
の先端寄り、例えば(a)に示した位置、となるように
気体シリンダ機構を設計しておけば、旋回アーム3の側
方旋回時に気体圧縮部9bの圧力によって、旋回アーム
3の側方旋回に抗する力(トルク)が発生する。即ち、
旋回アーム3の重量及び旋回アーム3よりも手先側に支
持されている旋回アーム、エンドエフェクタ等(図示は
省略)の質量に対して作用する重力(鉛直下方)に由来
する荷重トルクとは逆向きに作用するバランス力が生成
される。
の先端寄り、例えば(a)に示した位置、となるように
気体シリンダ機構を設計しておけば、旋回アーム3の側
方旋回時に気体圧縮部9bの圧力によって、旋回アーム
3の側方旋回に抗する力(トルク)が発生する。即ち、
旋回アーム3の重量及び旋回アーム3よりも手先側に支
持されている旋回アーム、エンドエフェクタ等(図示は
省略)の質量に対して作用する重力(鉛直下方)に由来
する荷重トルクとは逆向きに作用するバランス力が生成
される。
【0007】そして、旋回アーム3が大きく側方旋回す
るとピストン6がシリンダ4の基部側へ移動すると、バ
ランサが生成するバランス力も増大する。その結果、ロ
ボットが(b)のような姿勢をとっても、垂直回転軸2
を駆動するサーボモータに過大な荷重トルクがかかるこ
とが回避される。
るとピストン6がシリンダ4の基部側へ移動すると、バ
ランサが生成するバランス力も増大する。その結果、ロ
ボットが(b)のような姿勢をとっても、垂直回転軸2
を駆動するサーボモータに過大な荷重トルクがかかるこ
とが回避される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記説明した
従来構造のロボット用バランサには、長期使用の間に気
体漏出によるバランス力生成能力の低下という欠点があ
り、実際にロボットに適用する際の難点となっていた。
即ち、摺動部A,BをO−リング等のシール機構によっ
てシールしても、粘性に乏しく流動性が高い気体の漏出
を良好に防止することは非常に難しいのが現実である。
特に、大きなバランス力を発生する(b)のような姿勢
では空洞領域9bが圧縮されて高圧となるため、相当の
気体漏出が避けられない。そのため、空洞領域9bの圧
縮時の圧力が徐々に低下し、十分なバランス力を生成出
来なくなる。
従来構造のロボット用バランサには、長期使用の間に気
体漏出によるバランス力生成能力の低下という欠点があ
り、実際にロボットに適用する際の難点となっていた。
即ち、摺動部A,BをO−リング等のシール機構によっ
てシールしても、粘性に乏しく流動性が高い気体の漏出
を良好に防止することは非常に難しいのが現実である。
特に、大きなバランス力を発生する(b)のような姿勢
では空洞領域9bが圧縮されて高圧となるため、相当の
気体漏出が避けられない。そのため、空洞領域9bの圧
縮時の圧力が徐々に低下し、十分なバランス力を生成出
来なくなる。
【0009】このような漏出による機能低下を補うため
にアキュムレータを併用する方法もあるが、機能低下の
速度を緩和させる程度の効果かしか期待出来ず、定期的
な気体補充の必要性をなくすことは出来ない。また、ロ
ボットとは別に高圧ボンベなどの気体補充源を併置し、
絶えず気体を補充しながらバランサを稼働させる方法も
あるが、コストや気体補充源の設置スペース、エネルギ
効率などの面から見て有利ではない。
にアキュムレータを併用する方法もあるが、機能低下の
速度を緩和させる程度の効果かしか期待出来ず、定期的
な気体補充の必要性をなくすことは出来ない。また、ロ
ボットとは別に高圧ボンベなどの気体補充源を併置し、
絶えず気体を補充しながらバランサを稼働させる方法も
あるが、コストや気体補充源の設置スペース、エネルギ
効率などの面から見て有利ではない。
【0010】そこで本発明の目的は、流体圧シリンダ機
構を利用した型のロボット用バランサにおける気体漏出
による機能低下の問題を解決し、アキュムレータや高圧
ボンベなど外部気体補充源を用いなくとも長期稼働が可
能なロボット用バランサを提供することにある。
構を利用した型のロボット用バランサにおける気体漏出
による機能低下の問題を解決し、アキュムレータや高圧
ボンベなど外部気体補充源を用いなくとも長期稼働が可
能なロボット用バランサを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、流体圧シリン
ダ機構を利用してバランス力を生成するロボット用バラ
ンサにおいて、流体圧シリンダ機構の構造を改良するこ
とによって上記課題を解決する。本発明のロボット用バ
ランサの流体圧シリンダ機構は、従来より使用されてい
たシリンダに加え、連通部を介してシリンダと連通した
気体圧縮チャンバを有する。そして、これら互いに連通
したシリンダと気体圧縮チャンバ内に気体並びに粘性液
体を収容する。
ダ機構を利用してバランス力を生成するロボット用バラ
ンサにおいて、流体圧シリンダ機構の構造を改良するこ
とによって上記課題を解決する。本発明のロボット用バ
ランサの流体圧シリンダ機構は、従来より使用されてい
たシリンダに加え、連通部を介してシリンダと連通した
気体圧縮チャンバを有する。そして、これら互いに連通
したシリンダと気体圧縮チャンバ内に気体並びに粘性液
体を収容する。
【0012】バランサが装備された旋回アームの旋回運
動によって、ピストンが粘性液体を連通部を通してシリ
ンダから気体圧縮チャンバ内へ流入させるように移動す
ると、気体圧縮チャンバ内に収容された気体が圧縮さ
れ、それによって生じた圧力が粘性液体を介してピスト
ンに伝えられ、旋回アームの旋回運動に抗するバランス
力が生成される。
動によって、ピストンが粘性液体を連通部を通してシリ
ンダから気体圧縮チャンバ内へ流入させるように移動す
ると、気体圧縮チャンバ内に収容された気体が圧縮さ
れ、それによって生じた圧力が粘性液体を介してピスト
ンに伝えられ、旋回アームの旋回運動に抗するバランス
力が生成される。
【0013】典型的な態様においては、旋回アームの旋
回運動をピストンの移動に変換するために、シリンダの
先端部は旋回アームに枢軸支持され、ピストンには旋回
アームを設置したベースに枢軸支持された基端部を有す
るロッド部材が結合される。互いに連通したシリンダと
気体圧縮チャンバ内に収容される気体は例えばエアであ
り、粘性液体は例えばオイルである。
回運動をピストンの移動に変換するために、シリンダの
先端部は旋回アームに枢軸支持され、ピストンには旋回
アームを設置したベースに枢軸支持された基端部を有す
るロッド部材が結合される。互いに連通したシリンダと
気体圧縮チャンバ内に収容される気体は例えばエアであ
り、粘性液体は例えばオイルである。
【0014】流体圧シリンダ機構は、ピストンやピスト
ンに結合されたロッド部材の摺動部を必然的に持つが、
本発明の構造によれば、バランス力の源となる気体圧縮
部がピストンやロッド部材の存在するシリンダとは別の
気体圧縮チャンバ内に形成されるので、摺動部における
気体漏出が起こり得ず、従ってそれに起因したバランス
力生成能力の低下も回避される。そして、粘性液体は気
体に比べてはるかに高粘性を有するから、摺動部におけ
るの漏出はあっても極くわずかである。
ンに結合されたロッド部材の摺動部を必然的に持つが、
本発明の構造によれば、バランス力の源となる気体圧縮
部がピストンやロッド部材の存在するシリンダとは別の
気体圧縮チャンバ内に形成されるので、摺動部における
気体漏出が起こり得ず、従ってそれに起因したバランス
力生成能力の低下も回避される。そして、粘性液体は気
体に比べてはるかに高粘性を有するから、摺動部におけ
るの漏出はあっても極くわずかである。
【0015】
【発明の実施の形態】図2(a),(b)は、図1
(a),(b)と同様の形式で本発明の実施形態に係る
ロボット用バランサの構造と機能を説明する図であり、
図1(a),(b)と共通性のある要素については同じ
符号を参照記号として用いた。本実施形態におけるバラ
ンサの装備対象は、図1(a),(b)に示したものと
同じである。即ち、本実施形態におけるバランサは、ベ
ース1上に設置されて旋回アーム3を旋回駆動する垂直
回転軸2にかかる荷重モーメントを軽減するために装備
されている。
(a),(b)と同様の形式で本発明の実施形態に係る
ロボット用バランサの構造と機能を説明する図であり、
図1(a),(b)と共通性のある要素については同じ
符号を参照記号として用いた。本実施形態におけるバラ
ンサの装備対象は、図1(a),(b)に示したものと
同じである。即ち、本実施形態におけるバランサは、ベ
ース1上に設置されて旋回アーム3を旋回駆動する垂直
回転軸2にかかる荷重モーメントを軽減するために装備
されている。
【0016】図1(a),(b)の場合と同様、図2
(a)は旋回アーム3を鉛直上方に向けたロボット姿勢
におけるバランサの状態を表わし、図2(b)は旋回ア
ーム3を側方へ旋回させたロボット姿勢におけるバラン
サの状態を表わしている。垂直回転軸2に対して装備さ
れたバランサが、シリンダ4、シリンダ4に挿嵌された
ロッド5及びピストン6を備え、ロッド5の基端部7が
ベース1に枢軸支持され、シリンダ4の先端部8は旋回
アーム3で枢軸支持されているという点については、本
実施形態は図1に示した従来のバランサと共通した構成
を有している。
(a)は旋回アーム3を鉛直上方に向けたロボット姿勢
におけるバランサの状態を表わし、図2(b)は旋回ア
ーム3を側方へ旋回させたロボット姿勢におけるバラン
サの状態を表わしている。垂直回転軸2に対して装備さ
れたバランサが、シリンダ4、シリンダ4に挿嵌された
ロッド5及びピストン6を備え、ロッド5の基端部7が
ベース1に枢軸支持され、シリンダ4の先端部8は旋回
アーム3で枢軸支持されているという点については、本
実施形態は図1に示した従来のバランサと共通した構成
を有している。
【0017】しかし、図2(a),(b)に描かれてい
るように、本実施形態のバランサは従来装置とは異な
り、シリンダ4に併設された気体圧縮チャンバ10を備
えている。この気体圧縮チャンバ10は、ホース等から
なる連通部11を介してシリンダ4と連通関係を保つ。
そして、これら要素で形成される密封空間内には、エア
等の気体(圧縮性流体)の他にオイル等の粘性液体Lが
封入される。
るように、本実施形態のバランサは従来装置とは異な
り、シリンダ4に併設された気体圧縮チャンバ10を備
えている。この気体圧縮チャンバ10は、ホース等から
なる連通部11を介してシリンダ4と連通関係を保つ。
そして、これら要素で形成される密封空間内には、エア
等の気体(圧縮性流体)の他にオイル等の粘性液体Lが
封入される。
【0018】封入された粘性液体Lは、シリンダ4から
分離した気体圧縮部10aを気体圧縮部10内に形成す
る。即ち、従来構造(図1参照)において気体圧縮部を
形成していたシリンダ4内の空洞領域9bを粘性液体L
で満たし、更に空洞領域9bに収容し切れない余剰の粘
性液体Lを連通部11を通して気体圧縮室10で収容す
ることにより、圧縮時にバランス力を生成する源となる
気体圧縮部10aをシリンダ4の外部に移すおとが出来
る。
分離した気体圧縮部10aを気体圧縮部10内に形成す
る。即ち、従来構造(図1参照)において気体圧縮部を
形成していたシリンダ4内の空洞領域9bを粘性液体L
で満たし、更に空洞領域9bに収容し切れない余剰の粘
性液体Lを連通部11を通して気体圧縮室10で収容す
ることにより、圧縮時にバランス力を生成する源となる
気体圧縮部10aをシリンダ4の外部に移すおとが出来
る。
【0019】この構成によって気体圧縮部10aが摺動
部A,Bとは孤立するから、摺動部A,Bから気体が漏
れる恐れは皆無となる。摺動部A,Bにはオイル等の粘
性液体Lが接触するが、エア等の気体に比べてはるかに
粘性が高いので、通常のシール機構によって漏出をほぼ
完全に遮断することが出来る。
部A,Bとは孤立するから、摺動部A,Bから気体が漏
れる恐れは皆無となる。摺動部A,Bにはオイル等の粘
性液体Lが接触するが、エア等の気体に比べてはるかに
粘性が高いので、通常のシール機構によって漏出をほぼ
完全に遮断することが出来る。
【0020】ロボット5の摺動部Aについて採用可能な
シール機構の例を断面図で図3に示した。同図から明ら
かなように、摺動部Aにおいてロッド5がシリンダ底壁
4aを貫通する貫通孔上端付近にリング状に形成された
空所9cにシール部材(パッキング)Sが設けられる。
空所9cには、空洞領域9bを満たしているオイル等の
粘性液体Lが侵入するが、シール部材(パッキング)S
によって外部への漏出は阻止される。ピストン6の摺動
部Bについても、同様のシール機構が設けられ、空洞領
域9bから空洞領域9aへ粘性液体Lが漏出することが
阻止される。
シール機構の例を断面図で図3に示した。同図から明ら
かなように、摺動部Aにおいてロッド5がシリンダ底壁
4aを貫通する貫通孔上端付近にリング状に形成された
空所9cにシール部材(パッキング)Sが設けられる。
空所9cには、空洞領域9bを満たしているオイル等の
粘性液体Lが侵入するが、シール部材(パッキング)S
によって外部への漏出は阻止される。ピストン6の摺動
部Bについても、同様のシール機構が設けられ、空洞領
域9bから空洞領域9aへ粘性液体Lが漏出することが
阻止される。
【0021】このような構成を有する本実施形態のバラ
ンサを装備したロボットが、図2(a)に示した姿勢か
ら図2(b)に示した姿勢へ移行する場合、ピストン6
はシリンダ4内を図1に示したバランサと同様の態様で
移動する。
ンサを装備したロボットが、図2(a)に示した姿勢か
ら図2(b)に示した姿勢へ移行する場合、ピストン6
はシリンダ4内を図1に示したバランサと同様の態様で
移動する。
【0022】即ち、(a)の姿勢ではピストン6の位置
はシリンダ4の先端近くにあるが、旋回アーム3が側方
へ旋回するに従ってピストン6はシリンダ4の基部側へ
移動し、(b)の状態ではピストン6はシリンダ4の基
部近くに移動する。この過程で空洞領域9aの容積が減
少し、余剰の粘性液体Lが連通部11を通って気体圧縮
チャンバ10内へ流入する。
はシリンダ4の先端近くにあるが、旋回アーム3が側方
へ旋回するに従ってピストン6はシリンダ4の基部側へ
移動し、(b)の状態ではピストン6はシリンダ4の基
部近くに移動する。この過程で空洞領域9aの容積が減
少し、余剰の粘性液体Lが連通部11を通って気体圧縮
チャンバ10内へ流入する。
【0023】オイル等の粘性液体Lは非圧縮性であるか
ら、気体圧縮チャンバ10内において粘性液体Lが占拠
する領域10bの容積が増大し、エア等の気体が占拠す
る領域10a(気体圧縮部)の容積は減少する。その結
果、領域10a(気体圧縮部)の気体圧力が上昇し、そ
の圧力は粘性液体Lを介してピストン6に伝えられ、バ
ランス力に転化される。
ら、気体圧縮チャンバ10内において粘性液体Lが占拠
する領域10bの容積が増大し、エア等の気体が占拠す
る領域10a(気体圧縮部)の容積は減少する。その結
果、領域10a(気体圧縮部)の気体圧力が上昇し、そ
の圧力は粘性液体Lを介してピストン6に伝えられ、バ
ランス力に転化される。
【0024】従来構造の場合と同様に、ピストンの中立
位置をシリンダ4の先端寄り、例えば(a)に示した位
置となるように、気体−液体シリンダ機構の各領域の気
体−液体の充填量を設計しておけば、旋回アーム3の側
方旋回時に気体圧縮部10aの圧力によって、旋回アー
ム3の側方旋回に抗する大きなバランス力(トルク)を
生み出すことが出来る。このようなメカニズムによっ
て、ロボットが(b)のような姿勢をとっても、垂直回
転軸2を駆動するサーボモータに過大な荷重トルクがか
かることが回避される。
位置をシリンダ4の先端寄り、例えば(a)に示した位
置となるように、気体−液体シリンダ機構の各領域の気
体−液体の充填量を設計しておけば、旋回アーム3の側
方旋回時に気体圧縮部10aの圧力によって、旋回アー
ム3の側方旋回に抗する大きなバランス力(トルク)を
生み出すことが出来る。このようなメカニズムによっ
て、ロボットが(b)のような姿勢をとっても、垂直回
転軸2を駆動するサーボモータに過大な荷重トルクがか
かることが回避される。
【0025】バランサが大きなバランス力が生成する状
態では、言うまでもなく粘性液体Lの圧力も高まってい
る。従って、ロッド5の摺動部Aやピストン6の摺動部
Bでは、粘性液体Lを漏出させようとする力が働くが、
上述したように、オイル等の粘性液体はエア等の気体に
比べてはるかに大きな粘性を有しているため、無視出来
る程度にとどめることは難かしくない。
態では、言うまでもなく粘性液体Lの圧力も高まってい
る。従って、ロッド5の摺動部Aやピストン6の摺動部
Bでは、粘性液体Lを漏出させようとする力が働くが、
上述したように、オイル等の粘性液体はエア等の気体に
比べてはるかに大きな粘性を有しているため、無視出来
る程度にとどめることは難かしくない。
【0026】以上説明した特徴から、本発明のロボット
用バランサは、例えばアーク溶接ロボットのように、大
きな負荷重量を担うようなロボットに装備して、長期間
に亙って顕著な負荷軽減効果を発揮することが理解され
る。
用バランサは、例えばアーク溶接ロボットのように、大
きな負荷重量を担うようなロボットに装備して、長期間
に亙って顕著な負荷軽減効果を発揮することが理解され
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、アキュムレータや高圧
ボンベなど外部気体補充源を用いなくとも長期間に亙っ
てバランス力生成能力が低下しない、低コストで使用し
易い簡素な構成のロボット用バランサが提供される。
ボンベなど外部気体補充源を用いなくとも長期間に亙っ
てバランス力生成能力が低下しない、低コストで使用し
易い簡素な構成のロボット用バランサが提供される。
【図1】流体圧シリンダ機構を利用した従来型のロボッ
ト用バランサの一般的構造と機能を説明する図で、
(a)は旋回アームを鉛直上方に向けたロボット姿勢に
おけるバランサの状態を表わし、(b)は旋回アームを
側方へ旋回させたロボット姿勢におけるバランサの状態
を表わしている。
ト用バランサの一般的構造と機能を説明する図で、
(a)は旋回アームを鉛直上方に向けたロボット姿勢に
おけるバランサの状態を表わし、(b)は旋回アームを
側方へ旋回させたロボット姿勢におけるバランサの状態
を表わしている。
【図2】本発明の一つの実施形態に係るロボット用バラ
ンサの構造と機能を説明する図で、(a)は旋回アーム
を鉛直上方に向けたロボット姿勢におけるバランサの状
態を表わし、(b)は旋回アームを側方へ旋回させたロ
ボット姿勢におけるバランサの状態を表わしている。
ンサの構造と機能を説明する図で、(a)は旋回アーム
を鉛直上方に向けたロボット姿勢におけるバランサの状
態を表わし、(b)は旋回アームを側方へ旋回させたロ
ボット姿勢におけるバランサの状態を表わしている。
【図3】図2(b)中に示した摺動部Aについて、採用
可能なシール機構の例を説明する断面図である。
可能なシール機構の例を説明する断面図である。
1 ベース 2 垂直回転軸 3 旋回アーム 4 シリンダ 4a シリンダ底壁 5 ロッド 6 ピストン 7 ロッド5の基端部 8 シリンダ4の先端部 9 空洞 9a,9b 空洞領域 9c 空所 10 気体圧縮チャンバ 10a 気体圧縮部 10b 粘性液体Lの占拠領域 11 連通部 A,B 摺動部 L 粘性液体 S シール部材(パッキング)
Claims (4)
- 【請求項1】 流体圧シリンダ機構を利用してバランス
力を生成するロボット用バランサであって、 前記流体圧シリンダ機構は、シリンダと、該シリンダ内
に往復移動可能に設けられたピストンと、連通部を介し
て前記シリンダと連通した気体圧縮チャンバを有し、 前記互いに連通した前記シリンダと前記気体圧縮チャン
バ内に気体並びに粘性液体を収容し、 前記バランサが装備された旋回アームの旋回運動によっ
て、前記ピストンが前記粘性液体を前記連通部を通して
前記シリンダから前記気体圧縮チャンバ内へ流入させる
ように移動した際に、前記気体圧縮チャンバ内に収容さ
れた前記気体が圧縮され、それによって生じた圧力が前
記粘性液体を介して前記ピストンに伝えられ、前記旋回
アームの旋回運動に抗するバランス力が生成される、前
記ロボット用バランサ。 - 【請求項2】 前記シリンダの先端部は前記旋回アーム
に枢軸支持されており、 前記ピストンには、前記旋回アームを設置したベースに
枢軸支持された基端部を有するロッド部材が結合されて
おり、 前記旋回アームの旋回運動によって、前記ロッド部材と
前記ピストンが前記シリンダ内で移動する、請求項1に
記載されたロボット用バランサ。 - 【請求項3】 前記互いに連通した前記シリンダと前記
気体圧縮チャンバ内に収容される気体がエアである、請
求項1または請求項2に記載されたロボット用バラン
サ。 - 【請求項4】 前記互いに連通した前記シリンダと前記
気体圧縮チャンバ内に収容される粘性液体がオイルであ
る、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載されたロ
ボット用バランサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30424996A JPH10138189A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ロボット用バランサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30424996A JPH10138189A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ロボット用バランサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10138189A true JPH10138189A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17930791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30424996A Withdrawn JPH10138189A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ロボット用バランサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10138189A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009000764A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Myotoku Ltd | 保持具 |
| CN102601803A (zh) * | 2011-01-21 | 2012-07-25 | 株式会社不二越 | 工业用机器人 |
| DE102014004566A1 (de) | 2013-03-29 | 2014-10-02 | Fanuc Corporation | Industrieroboter mit balanciereinrichtung |
| JP2014193516A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Fanuc Ltd | ガススプリングを備えた多関節ロボット、及びガススプリングの内圧を推定する方法 |
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| JP2016030315A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | 株式会社安川電機 | ロボット |
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| JP2017159402A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 川崎重工業株式会社 | 関節型ロボットおよびそのガススプリングのガス減少状態推定方法 |
| CN108772228A (zh) * | 2018-06-25 | 2018-11-09 | 毕言娟 | 工业用喷涂机器人 |
| JP2019195880A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 川崎重工業株式会社 | 関節型ロボット及びそのガススプリングのガス減少状態の推定方法 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30424996A patent/JPH10138189A/ja not_active Withdrawn
Cited By (24)
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| US9102064B2 (en) | 2013-03-29 | 2015-08-11 | Fanuc Corporation | Multi-joint robot having gas spring, and method for estimating inner pressure of the gas spring |
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| KR20190051890A (ko) | 2016-03-09 | 2019-05-15 | 가와사끼 쥬고교 가부시끼 가이샤 | 관절형 로봇 및 그 가스 스프링의 가스 감소 상태 추정 방법 |
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |