JPH10138471A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JPH10138471A
JPH10138471A JP30296896A JP30296896A JPH10138471A JP H10138471 A JPH10138471 A JP H10138471A JP 30296896 A JP30296896 A JP 30296896A JP 30296896 A JP30296896 A JP 30296896A JP H10138471 A JPH10138471 A JP H10138471A
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JP
Japan
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ink
piezoelectric element
ink pressure
plate
pressure chamber
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Pending
Application number
JP30296896A
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English (en)
Inventor
Masatomo Kojima
正友 小島
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10—Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト高となる回路を用いなくても、吐出量
を増大させ、あるいは残留圧力の打ち消しができるイン
クジェットヘッドを提供することである。 【解決手段】 圧電材料からなる第1板状体6の共通電
極16および個別電極20は、マニホールドプレート1
2側に偏って配置される。また、圧電材料からなる第2
板状体8の共通電極18および個別電極22は、ノズル
プレート10側に偏って配置される。この結果、第1板
状体6において変形可能な圧電素子変形部Aと、第2板
状体8において変形可能な圧電素子変形部Bとは、イン
ク圧力室14におけるインクの流動方向においてずれて
おり異なる位置に配置されている。したがって、第1板
状体6および第2板状体8を異なるタイミングで駆動変
形することにより、最初のインク圧力のピークに2番目
のインク圧力のピークが重なって、インク圧力室14の
インク圧力がほぼ2倍に増幅される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドに関し、特に、インク圧力室の壁面に圧電素子を備
え、該圧電素子を駆動電圧の印加にて変形させることに
より、前記壁面を変形させて、前記インク圧力室内のイ
ンクに圧力変動を与え、前記インク圧力室に連続するノ
ズルから外部に前記インクを吐出させるインクジェット
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタに用いら
れているインクジェットヘッドにおいて、圧電素子の変
形でインク圧力室の側壁を変形させることにより、内部
のインクに圧力変動を発生させて、インク圧力室に連続
するノズルからインクを吐出させるタイプが知られてい
た。
【0003】このような、タイプのインクジェットヘッ
ドにおいては、その吐出量を増大させるためには、2つ
の圧電素子を、一つのインク圧力室における対向する側
壁の同じ位置にそれぞれ取り付けて、同時に駆動電圧を
両方の圧電素子に印加することにより、全体として圧力
室側壁の大きな変形を一度に発生させることで実現して
いた。
【0004】また、例え、1つの圧電素子にてインク圧
力室の側壁を変形させた場合にも、その側壁の変形振動
が残留するため、次のインク吐出のための圧力発生時に
干渉して、連続してインクを吐出する場合に次の吐出量
が過多となったり、逆に過少となったりして印刷品質に
問題を生じるおそれもあった。このため、従来は、駆動
電圧の波形を特殊な波形として、インク吐出直後に残留
するインク圧力を打ち消すようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のごと
く、同時に圧電素子を駆動する場合は、駆動電流が圧電
素子の数に比例して大きくなり、このような大きな駆動
電流を生じるための回路がコスト高となってしまった。
【0006】また、後者のごとく、圧力発生と圧力打ち
消しとの両方の機能を満足させる駆動電圧波形を出力す
るための回路も、単純な駆動電圧波形を出力する回路に
比較して複雑なものとならざるを得ず、コスト高を招い
た。本発明は、コスト高となる回路を用いなくても、吐
出量を増大させ、あるいは残留圧力の打ち消しができる
インクジェットヘッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】ここに
は、1つまたはそれ以上の発明が記載され、それぞれ以
下に述べるような構成および効果を有する。インク圧力
室の壁面に圧電素子を備え、該圧電素子を駆動電圧の印
加にて変形させることにより、前記壁面を変形させて、
前記インク圧力室内のインクに圧力変動を与え、前記イ
ンク圧力室に連続するノズルから外部に前記インクを吐
出させるインクジェットヘッドであって、複数の圧電素
子変形部と、前記各圧電素子変形部をそれぞれ異なるタ
イミングで変形させる駆動電圧印加部とを備えたことを
特徴とする。
【0008】このように駆動電圧印加部は、複数の各圧
電素子変形部をそれぞれ異なるタイミングで変形させて
いる。この異なるタイミングとして、例えば、前記駆動
電圧印加部によって、前記各圧電素子変形部を駆動させ
るタイミングを、各圧電素子変形部が発生させたインク
圧力が重なることにより、インク圧力が増幅するタイミ
ングとすることができる。
【0009】一つの圧電素子にて発生されたインク圧力
に対して、同時でなく異なるタイミングで、2番目以降
の圧電素子変形部により発生したインク圧力を、次々と
重ねるようにインク圧力を発生させれば、次第にインク
圧力は大きくなり、吐出量を増大させることができる。
しかも、各圧電素子変形部は、同時に駆動電圧を印加し
なくても良いので、一度に大きな駆動電流を要せず、そ
のための回路もコスト高にならない。
【0010】また、前述した異なるタイミングとして
は、例えば、前記駆動電圧印加部によって、前記各圧電
素子変形部を駆動させるタイミングを、各圧電素子変形
部が発生させたインク圧力がずれることにより、残留す
るインク圧力が打ち消されるタイミングとすることがで
きる。
【0011】一つの圧電素子にて発生されたインク圧力
に対して、同時でなく異なるタイミングで、2番目以降
の圧電素子変形部によるインク圧力の発生を、前回発生
したインク圧力を打ち消すタイミングとすれば、インク
圧力は直ちに打ち消されて、残留インク圧力をなくすこ
とができる。したがって、圧電素子変形部は、複雑な波
形の駆動電圧を印加しなくても良いので、そのための回
路もコスト高にならない。
【0012】なお、前記複数の圧電素子変形部は、イン
クの流動方向において異なる位置に配置されていること
が、タイミングをずらしたインク圧力の増幅、あるいは
打ち消しにおいても、迅速に増幅・打ち消しができるの
で好ましい。異なる位置とは、完全に圧電素子変形部同
士が対向していず完全に離れた位置に存在していても良
いし、また一部重複していても、圧電素子変形部により
発生するインク圧力のピークがずれている位置でも良
い。
【0013】更に、前記複数の圧電素子変形部は、それ
ぞれ前記インク圧力室に対して異なる壁面に設けられて
いることが、それぞれの圧電素子変形部を大きく形成で
きるので、大きなインク圧力の発生およびその増幅ある
いは打ち消しの確実さからして好ましい。
【0014】なお、前記インク圧力室は、キャビティプ
レートに形成され、相互に対向する2つの開放面を有
し、前記ノズルに連続する孔部と、前記孔部の各開放面
を閉塞するようにキャビティプレートに固定され、かつ
分極により2つの前記圧電素子変形部をそれぞれ形成し
た第1および第2圧電素子と、前記第1圧電素子に電圧
を印加して、前記一方の圧電素子変形部を圧電変形させ
るための第1電極と、前記第2圧電素子に電圧を印加し
て、前記他方の圧電素子変形部を圧電変形させるための
第2電極とを備えた構成とすることができる。
【0015】このように圧電素子そのものが、インク圧
力室の側壁として形成されているので、側壁の変形量を
大きくすることができる。また、前記第1および第2圧
電素子は、一部の層が自身の厚み方向に分極され、前記
第1電極および第2電極は、それぞれ分極方向と同じ方
向、または分極方向とは逆方向に、前記一部の層に電界
を発生可能に配置される構成とすることができる。この
ため、前記一部の層は伸縮させることができ、その他の
層は伸縮せず拘束板としての役目を果たさせることにな
るので、バイモルフタイプの変形を行わせることがで
き、大きな変形量を得て、大きなインク圧力を得ること
ができる。
【0016】更に、前記第1および第2圧電素子の分極
方向とは直交する方向に電界を発生可能な補助電極を設
けた構成とすることができる。このようなシェアモード
の変形を行う構成を、前記バイモルフタイプの変形を行
う圧電素子に付加することにより、更に大きな変形量と
インク圧力とを得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、上述した発明のいくつかが適
用された実施の形態1としてのインクジェットヘッド2
の概略構成を表す分解斜視図である。図2はインクジェ
ットヘッド2の概略縦断面図である。
【0018】インクジェットヘッド2は、キャビティプ
レート4、圧電材料からなる2枚の板状体6,8、ノズ
ルプレート10およびマニホールドプレート12から構
成されている。なお、圧電材料としては、チタン酸ジル
コン酸鉛(PZT)、マグネシウムニオブ酸鉛、ニッケ
ルニオブ酸鉛、亜鉛ニオブ酸鉛、マンガンニオブ酸鉛、
アンチモンスズ酸鉛、チタン酸鉛等を主成分とする材料
が挙げられる。
【0019】キャビティプレート4には、インク圧力室
14が長孔状に設けれられ、インク圧力室14の上下面
は開放面として形成されている。上側の開放面へは第1
板状体6が積層され、下側の開放面へは第2板状体8が
積層されて、インク圧力室14を閉塞している。
【0020】第1板状体6の端部には、インク圧力室1
4に連続する貫通孔6aが設けられ、この貫通孔6a部
分を覆って積層されるノズルプレート10のノズル10
aとインク圧力室14とを連続させている。ノズルプレ
ート10とは反対側の、第2板状体8の端部には、イン
ク圧力室14に連続する貫通孔8aが設けられ、この貫
通孔8a部分を覆って積層されるマニホールドプレート
12内のインク溜り12aとインク圧力室14とを連続
させている。なおインク溜り12aには、インクジェッ
トヘッド2をプリンタに組み込んだ場合には、図示して
いないカートリッジからインクが供給される。
【0021】第1板状体6および第2板状体8は、それ
ぞれ2枚の圧電材料からなる層7a,7b,9a,9b
を積層したもので、その各表面には、全インク圧力室1
4に共通である各1枚の共通電極16,18が導電性ペ
ーストで形成されている。また圧電材料の積層界面に
は、インク圧力室14個々に個別電極20,22が設け
られている。
【0022】第1板状体6の共通電極16および個別電
極20は、マニホールドプレート12側に偏って配置さ
れている。また、第2板状体8の共通電極18および個
別電極22は、ノズルプレート10側に偏って配置され
ている。したがって、図2に示すごとく、第1板状体6
において変形可能な圧電素子変形部Aと、第2板状体8
において変形可能な圧電素子変形部Bとは、インク圧力
室14におけるインクの流動方向においてずれており異
なる位置に配置されている。
【0023】この電極16,18,20,22に対する
駆動電圧を出力する回路を図3のブロック図に示す。電
極16,18は、接地側に接続されている。一方、個別
電極20側には第1電圧発生回路40で発生した電圧波
形が、個別電極21側には第2電圧発生回路42で発生
した電圧波形が、スイッチング回路26,28,30,
32,34,36を介して供給される。これらのスイッ
チング回路26〜36については、駆動制御回路38が
印刷データに基づいて制御する。更に、電圧制御回路4
4が第1電圧発生回路40および第2電圧発生回路42
での電圧の発生タイミングや発生電圧の大きさを制御す
る。
【0024】なお、第1板状体6は図3に矢印Aで示さ
れるごとく厚さ方向でかつキャビティプレート4とは反
対方向に分極処理がなされている。第2板状体8は矢印
Bで示されるごとく厚さ方向でかつキャビティプレート
4とは反対方向に分極処理がなされている。
【0025】この電圧制御回路44の制御により、第1
電圧発生回路40は図5(a)に示すパターンで駆動電
圧Eを出力する。時刻t0が制御を開始した時刻であ
り、時刻t1が駆動電圧Eのピークとなる時刻である。
このように駆動電圧Eが印加されることにより、第1板
状体6の上層7aが、インクの流動方向とは直角な面方
向で収縮する。第1板状体6の下層7bは収縮しないの
で拘束板としての役目を果たし、図4の中央部分に示す
ごとく第1板状体6がインク圧力室14側へ凸となるよ
うに変形する。このことによりインク圧力室14内のイ
ンク圧力が上昇する。
【0026】続いて、第1電圧発生回路40から出力さ
れる電圧からΔt遅れたタイミングで第2電圧発生回路
42が電圧を出力するように電圧制御回路44が制御す
る。したがって、図4の左部分または右部分に示すごと
く、第2板状体8がインク圧力室14側へ凸となるよう
に変形する。このことによりインク圧力室14内のイン
ク圧力が上昇する。駆動電圧Eの波形は第1電圧発生回
路40が出力するものと同じである。
【0027】時刻t0にて第1板状体6側のスイッチン
グ制御により発生したインク圧力の分布は、このΔtの
間に、図5(c)の状態からインク流動方向に移動し
て、図5(d)に示す状態となる。すなわち、このΔt
の間に、最初に発生したインク圧力は、そのピークが圧
電素子変形部Aのほぼ中心にあったものが、圧電素子変
形部Bのほぼ中心に移動する。そして、この時、図5
(e)に示すごとく、第2板状体8により2番目のイン
ク圧力が生じる。したがって、最初のインク圧力のピー
クに2番目のインク圧力のピークが重なることになり、
インク圧力はほぼ2倍に増幅されることになる。この後
に、インク吐出がなされるので、インク吐出量はほぼ倍
増される。
【0028】本実施の形態1のインクジェットヘッド2
は、このようにインク圧力を2枚の板状体6,8の変形
にてインク圧力を増幅するに際して、その圧電素子変形
部A,Bの位置をインク流動方向でずらすことにより異
ならせ、更に板状体6,8の変形タイミング(駆動電圧
印加タイミング)をΔtずらせて、板状体6,8が発生
したそれぞれのインク圧力を増幅するように重ねあわせ
ている。
【0029】したがって、2つの板状体6,8によるイ
ンク圧力の増幅においては、両者に同時に駆動電圧を印
加しなくても良いので、一度に大きな駆動電流を要せ
ず、そのための回路もコスト高にならない。また、圧電
素子変形部A,Bは、インク圧力室14に対して、異な
る壁面に形成されているので、それぞれの面積は大きく
とることができ、大きなインク圧力を発生させることが
できる。
【0030】[実施の形態2]実施の形態2は、前記実
施の形態1とは、電圧制御回路44による第1電圧発生
回路40と第2電圧発生回路42との発生電圧のタイミ
ングが異なるのみであり、他は同じ構成である。
【0031】その印加タイミングを図6に示す。電圧制
御回路44の制御により、第1電圧発生回路40は、図
6(a)に示すパターンで駆動電圧Eを出力する。時刻
t1が駆動電圧Eのピークとなる時刻である。この点
は、実施の形態1と同じである。したがって、前述した
メカニズムにて、図4の中央部分に示すごとく第1板状
体6がインク圧力室14側へ凸となるように変形する。
このことによりインク圧力室14内のインク圧力が上昇
する。
【0032】続いて、第1電圧発生回路40から出力さ
れる電圧からΔT遅れたタイミングで、第2電圧発生回
路42が電圧を出力するように電圧制御回路44が制御
する。したがって、図4の左部分または右部分に示すご
とく、第2板状体8がインク圧力室14側へ凸となるよ
うに変形する。このことによりインク圧力室14内のイ
ンク圧力が上昇する。ここで後述する打ち消しあうこと
を考慮して、駆動電圧Eの波形は第1板状体6側のスイ
ッチング制御と比較して少し低めに設定されている。
【0033】そして、ΔTの間に、第1板状体6側のス
イッチング制御により発生したインク圧力の分布は、図
6(c)の状態からインク流動方向に、順次、図6
(d)から図6(e)へと移動し、この図6(d)と
(e)との間の状態で、ノズル10aからはインクが吐
出される。
【0034】そして、ΔT後には、図6(f)に示す状
態となる。すなわち、ΔTの間に、最初に発生したイン
ク圧力は、そのピークが圧電素子変形部Aのほぼ中心に
あったものが、ノズル10a側に移動してインクを吐出
し、次いで図6(f)のごとく、ほぼ活性中心Bをピー
クとする負圧が発生する状態となる。
【0035】そして、この時、図6(g)に示すごと
く、第2板状体8により2番目のインク圧力が生じる。
したがって、最初のインク圧力に起因する負圧のピーク
と2番目のインク圧力のピークとがほぼ同じ位置とな
る。負圧側のインク圧力の絶対値は、発生時のインク圧
力の絶対値よりも減衰により小さくなっているので、図
6(f)の負圧を打ち消すことができる。
【0036】本実施の形態2のインクジェットヘッド
は、このようにインク圧力を第1板状体6の変形にて、
インクを吐出した後、第2板状体8の変形タイミング
(駆動電圧印加タイミング)をΔTずらせて駆動して、
第1板状体6が発生したインク圧力を打ち消しているの
で、次の吐出に悪影響を及ぼす残留インク圧力を直ちに
消し去ることができる。
【0037】したがって、従来、第1板状体6のみの場
合に第1板状体6に複雑な形状の電圧印加をしなくては
残留インク圧力を打ち消すことができなかったものが、
単純な波形で打ち消すことができるようになった。この
ため、複雑な駆動電圧印加回路を用いずともよくなり、
コスト高にならない。
【0038】[実施の形態3]本実施の形態3は、図7
に示すブロック図のごとくであり、制御については、実
施の形態1,2の何れでも適用可能であるが、第1板状
体50と第2板状体52の構成が、各4枚の圧電材料の
シートを積層してなる点が異なる。全ての層50a,5
0b,50c,50d,52a,52b,52c,52
dは図示するごとく矢印Aまたは矢印B方向に分極処理
がなされている。なお、図中第1板状体50および第2
板状体52のハッチングは省略してある。
【0039】第1板状体50については、キャビティプ
レート54とは反対側から、第1層50a、第2層50
b、第3層50cおよび第4層50dとから構成されて
いる。第2板状体52については、キャビティプレート
54とは反対側から、第1層52a、第2層52b、第
3層52cおよび第4層52dとから構成されている。
【0040】そして、第1層50a,52a上には、接
地された共通電極56,58が設けられ、各層の間に
は、個別電極60a,60b,60c,62a,62
b,62cが設けられ、これらは、駆動制御回路63の
制御によりスイッチング回路64,66,68,70,
72,74を介して、電源76から駆動電圧を印加され
る。
【0041】この駆動電圧により、共通電極56,58
と個別電極60a,60b,60c,62a,62b,
62cとの間、特に第1層50a,52aの部分が収縮
し他の層50b,50c,50d,52b,52c,5
2dが拘束板の役割を果たして、実施の形態1,2と同
方向に変形する。
【0042】ただし、各層50a,50b,50c,5
0d,52a,52b,52c,52dの界面には、個
別電極60a,60b,60c,62a,62b,62
cに挟まれた位置に補助電極78a,78b,78c,
80a,80b,80cが配置され、それぞれ共通電極
56,58と同じ電位とされている。
【0043】したがって、個別電極60a,60b,6
0c,62a,62b,62cと補助電極78a,78
b,78c,80a,80b,80cとの間の領域S
1,P1,S2,P2にも、個別電極60a,60b,
60c,62a,62b,62cから補助電極78a,
78b,78c,80a,80b,80cに向かう電界
が生じ、前述した共通電極56,58と個別電極60
a,60b,60c,62a,62b,62cとの間に
生じる変形を、更に、増大させる方向のシェアモード変
形が行われる。このため、第1板状体50および第2板
状体52の変形量が増大されて、より大きなインク吐出
量を得ることができる。
【0044】[その他]実施の形態2においては、実施
の形態1と同様に圧電素子変形部Bを圧電素子変形部A
に対して、ノズル10a方向にずらせていたが、インク
吐出後に発生した負圧を打ち消すためであるので、圧電
素子変形部Bは圧電素子変形部Aと同じ位置で対面し
て、負圧を打ち消すようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1としてのインクジェットヘッド
の概略構成を表す分解斜視図である。
【図2】 実施の形態1のインクジェットヘッドの概略
縦断面図である
【図3】 実施の形態1として駆動電圧を発生する回路
を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態1のインクジェットヘッドの変形
状態説明図である。
【図5】 実施の形態1における駆動電圧の時間変化お
よびインク圧力の位置変化を表すグラフである。
【図6】 実施の形態2における駆動電圧の時間変化お
よびインク圧力の位置変化を表すグラフである。
【図7】 実施の形態3として駆動電圧を発生する回路
を示すブロック図である。
【符号の説明】
2…インクジェットヘッド 4…キャビティプレー
ト 6…第1板状体 6a…貫通孔 7a…上層
7b…下層 8…第2板状体 8a…貫通孔 10…ノズルプ
レート 10a…ノズル 12…マニホールドプレート 1
2a…インク溜り 14…インク圧力室 16,18…共通電極 2
0,22…個別電極 24…電源 26,28,30,32,34,36…
スイッチング回路 38…駆動制御回路 40…第1電圧発生回路 42…第2電圧発生回路 44…電圧制御回路 5
0…第1板状体 50a,50b,50c,50d,52a,52b,5
2c,52d…各層 52…第2板状体 54…キャビティプレート 5
6,58…共通電極 60a,60b,60c,62a,62b,62c…個
別電極 63…駆動制御回路 64,66,68,70,72,74…スイッチング回
路 76…電源 78a,78b,78c,80a,80b,80c…補
助電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク圧力室の壁面に圧電素子を備え、該
    圧電素子を駆動電圧の印加にて変形させることにより、
    前記壁面を変形させて、前記インク圧力室内のインクに
    圧力変動を与え、前記インク圧力室に連続するノズルか
    ら外部に前記インクを吐出させるインクジェットヘッド
    であって、 複数の圧電素子変形部と、 前記各圧電素子変形部をそれぞれ異なるタイミングで変
    形させる駆動電圧印加部と、 を備えたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】前記駆動電圧印加部によって、前記各圧電
    素子変形部を駆動させるタイミングを、各圧電素子変形
    部が発生させたインク圧力が重なることにより、インク
    圧力が増幅するタイミングとすることを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】前記駆動電圧印加部によって、前記各圧電
    素子変形部を駆動させるタイミングを、各圧電素子変形
    部が発生させたインク圧力がずれることにより、残留す
    るインク圧力が打ち消されるタイミングとすることを特
    徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】前記複数の圧電素子変形部は、前記インク
    の流動方向において異なる位置に配置されていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のインクジェッ
    トヘッド。
  5. 【請求項5】前記複数の圧電素子変形部は、それぞれ前
    記インク圧力室に対して異なる壁面に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のインクジ
    ェットヘッド。
  6. 【請求項6】前記インク圧力室は、 キャビティプレートに形成され、相互に対向する2つの
    開放面を有し、前記ノズルに連続する孔部と、 前記孔部の各開放面を閉塞するようにキャビティプレー
    トに固定され、かつ分極により2つの前記圧電素子変形
    部をそれぞれ形成した第1および第2圧電素子と、 前記第1圧電素子に電圧を印加して、前記一方の圧電素
    子変形部を変形させるための第1電極と、 前記第2圧電素子に電圧を印加して、前記他方の圧電素
    子変形部を変形させるための第2電極と、 を備えた構成であることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか記載のインクジェットヘッド。
  7. 【請求項7】前記第1および第2圧電素子は、一部の層
    が自身の厚み方向に分極され、前記第1電極および第2
    電極は、それぞれ分極方向と同じ方向、または分極方向
    とは逆方向に、前記一部の層に電界を発生可能に配置さ
    れていることを特徴とする請求項6記載のインクジェッ
    トヘッド。
  8. 【請求項8】更に、 前記第1および第2圧電素子の分極方向とは直交する方
    向に電界を発生可能な補助電極を設けたことを特徴とす
    る請求項6または7記載のインクジェットヘッド。
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