JPH10138759A - 自動車用ドアパネル構造 - Google Patents
自動車用ドアパネル構造Info
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- JPH10138759A JPH10138759A JP30054096A JP30054096A JPH10138759A JP H10138759 A JPH10138759 A JP H10138759A JP 30054096 A JP30054096 A JP 30054096A JP 30054096 A JP30054096 A JP 30054096A JP H10138759 A JPH10138759 A JP H10138759A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車ドアの衝突エネルギ吸収特性の向上
と、ドア開閉時の異音発生防止及び成形による見映え低
下防止を可能とする。 【解決手段】 アウターパネル5とインナーパネル7と
からなり、インナーパネル7の周縁部7aがアウターパ
ネル5の周縁部に接合され、インナーパネル7の周縁部
7aに対し、内包側の一般部7bがアウターパネル5か
ら離間するように突出すると共に、インナーパネル7の
周縁部7aと一般部7bとの間に車室内側へ突出するド
アスイッチ11の当たり部13を設けた自動車用ドアパ
ネル構造において、インナーパネル7の一般部7bと当
たり部13との境部に車幅方向外側へ突出する凹部19
を設け、当たり部13の内面側に、車幅方向の座屈部3
1を備えたブラケット27を設けたことを特徴とする。
と、ドア開閉時の異音発生防止及び成形による見映え低
下防止を可能とする。 【解決手段】 アウターパネル5とインナーパネル7と
からなり、インナーパネル7の周縁部7aがアウターパ
ネル5の周縁部に接合され、インナーパネル7の周縁部
7aに対し、内包側の一般部7bがアウターパネル5か
ら離間するように突出すると共に、インナーパネル7の
周縁部7aと一般部7bとの間に車室内側へ突出するド
アスイッチ11の当たり部13を設けた自動車用ドアパ
ネル構造において、インナーパネル7の一般部7bと当
たり部13との境部に車幅方向外側へ突出する凹部19
を設け、当たり部13の内面側に、車幅方向の座屈部3
1を備えたブラケット27を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の側部に位
置するドアの自動車用ドアパネル構造に関する。
置するドアの自動車用ドアパネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用ドアパネル構造として
は、例えば実開平4−9324号公報や図8〜図12に
記載されたようなものがある。図8は自動車用ドアとし
てフロントドア1と、リヤドア3との配置を示してお
り、この図8のIX部においてフロントドア1を拡大
し、インナーパネル7を内面側から見た図が図9であ
る。又、図9のX−X線矢視における断面を車体側との
関係で示したものが図10であり、同様に図9における
XI−XI線矢視における断面図が図11である。又、
図12は車体左側のフロントドア1を図8のIX部にお
いて後方から見た図である。
は、例えば実開平4−9324号公報や図8〜図12に
記載されたようなものがある。図8は自動車用ドアとし
てフロントドア1と、リヤドア3との配置を示してお
り、この図8のIX部においてフロントドア1を拡大
し、インナーパネル7を内面側から見た図が図9であ
る。又、図9のX−X線矢視における断面を車体側との
関係で示したものが図10であり、同様に図9における
XI−XI線矢視における断面図が図11である。又、
図12は車体左側のフロントドア1を図8のIX部にお
いて後方から見た図である。
【0003】これら図8〜図12のように、フロントド
ア1はアウターパネル5とインナーパネル7とからなっ
ている。前記アウターパネル5とインナーパネル7とは
その周縁部5a,7aが互いに接合され、ヘミング処理
9が施されている。前記インナーパネル7の周縁部7a
に対し内包側の一般部7bは前記アウターパネル5から
離間するように突出形成されている。そして、該一般部
7bとアウターパネル5との間の空間部にドア機能部品
が収容されるようになっている。前記インナーパネル7
の周縁部7aと一般部7bとの間にはフロントドア1の
下部後側コーナー部において車室内側へ突出するドアス
イッチ11の当たり部13が設けられている。従って、
フロントドア1を閉めると当たり部13がドアスイッチ
11に当接してこれを押し込め、ドアスイッチ11をO
FFとすることができる。なお、図8において2a、2
bはガードバーである。
ア1はアウターパネル5とインナーパネル7とからなっ
ている。前記アウターパネル5とインナーパネル7とは
その周縁部5a,7aが互いに接合され、ヘミング処理
9が施されている。前記インナーパネル7の周縁部7a
に対し内包側の一般部7bは前記アウターパネル5から
離間するように突出形成されている。そして、該一般部
7bとアウターパネル5との間の空間部にドア機能部品
が収容されるようになっている。前記インナーパネル7
の周縁部7aと一般部7bとの間にはフロントドア1の
下部後側コーナー部において車室内側へ突出するドアス
イッチ11の当たり部13が設けられている。従って、
フロントドア1を閉めると当たり部13がドアスイッチ
11に当接してこれを押し込め、ドアスイッチ11をO
FFとすることができる。なお、図8において2a、2
bはガードバーである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に当たり部13がアウターパネル5に対して突出する形
状であるため、当たり部13の部分においてアウターパ
ネル5とインナーパネル7との間に空洞が形成され、側
面衝突時にドア1の車幅方向への潰れ変形によって衝突
エネルギの吸収が可能となる。しかし、フロントドア1
を閉めて当たり部13にドアスイッチ11が当たる時
に、当たり部13が叩かれてインナーパネル7が振動
し、その背後の空洞部の作用によって音が拡大され、耳
障りな異音が発生するという問題があった。
に当たり部13がアウターパネル5に対して突出する形
状であるため、当たり部13の部分においてアウターパ
ネル5とインナーパネル7との間に空洞が形成され、側
面衝突時にドア1の車幅方向への潰れ変形によって衝突
エネルギの吸収が可能となる。しかし、フロントドア1
を閉めて当たり部13にドアスイッチ11が当たる時
に、当たり部13が叩かれてインナーパネル7が振動
し、その背後の空洞部の作用によって音が拡大され、耳
障りな異音が発生するという問題があった。
【0005】又、側面衝突時の潰れ変形によって、ドア
1が車体前後方向へ大きく延びるように変形するのを抑
制するため、ドア1の板厚をある程度厚くしなければな
らないが、あまり厚くするとインナーパネル7等の成形
性が低下すると共に重量増を招くという問題があった。
1が車体前後方向へ大きく延びるように変形するのを抑
制するため、ドア1の板厚をある程度厚くしなければな
らないが、あまり厚くするとインナーパネル7等の成形
性が低下すると共に重量増を招くという問題があった。
【0006】さらに、図9〜図12のように当たり部1
3の面部13aとその周囲の面部15、一般部7bの面
部17との間に形状的な急激な変化があり、一般部7b
の面部17と当たり部13の面部13aとの間である領
域Aの部分においてインナーパネル7に成形皺や亀裂が
発生する恐れがあり、従来は皺取りビードを数本設定す
るなどして対策していた。しかし、この場合は、皺取り
ビードが車室内側から見えてしまい、見映えを低下させ
るという問題があった。
3の面部13aとその周囲の面部15、一般部7bの面
部17との間に形状的な急激な変化があり、一般部7b
の面部17と当たり部13の面部13aとの間である領
域Aの部分においてインナーパネル7に成形皺や亀裂が
発生する恐れがあり、従来は皺取りビードを数本設定す
るなどして対策していた。しかし、この場合は、皺取り
ビードが車室内側から見えてしまい、見映えを低下させ
るという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、ドアを閉じる際に当た
り部がドアスイッチに当接する時の異音を抑制できると
共に、皺発生を抑制して見映えを向上でき、且つ側面衝
突の際のエネルギ吸収機能の向上を図ることができると
共に、軽量化、成形性向上を図ることができる自動車用
ドアパネル構造の提供を課題とする。
り部がドアスイッチに当接する時の異音を抑制できると
共に、皺発生を抑制して見映えを向上でき、且つ側面衝
突の際のエネルギ吸収機能の向上を図ることができると
共に、軽量化、成形性向上を図ることができる自動車用
ドアパネル構造の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アウ
ターパネルとインナーパネルとからなり、該インナーパ
ネルの周縁部がアウターパネルの周縁部に接合され、該
インナーパネルの周縁部に対し、内包側の一般部が前記
アウターパネルから離間するように突出すると共に、前
記インナーパネルの周縁部と一般部との間に車室内側へ
突出するドアスイッチの当たり部を設けた自動車用ドア
パネル構造において、前記インナーパネルの一般部と当
たり部との境部に、車幅方向外側へ突出する凹部を設
け、前記当たり部の内面側に、車幅方向の座屈部を備え
たブラケットを設けたことを特徴とする。
ターパネルとインナーパネルとからなり、該インナーパ
ネルの周縁部がアウターパネルの周縁部に接合され、該
インナーパネルの周縁部に対し、内包側の一般部が前記
アウターパネルから離間するように突出すると共に、前
記インナーパネルの周縁部と一般部との間に車室内側へ
突出するドアスイッチの当たり部を設けた自動車用ドア
パネル構造において、前記インナーパネルの一般部と当
たり部との境部に、車幅方向外側へ突出する凹部を設
け、前記当たり部の内面側に、車幅方向の座屈部を備え
たブラケットを設けたことを特徴とする。
【0009】従って、当たり部をブラケットによって補
強することができ、ドアを閉じて当たり部がドアスイッ
チに当たった時に、当たり部でのインナーパネルの振動
を抑制することができる。又、側面衝突時にブラケット
の座屈部とインナーパネルに設けた凹部の潰れ変形によ
って衝突エネルギを吸収することができる。更に、凹部
によってインナーパネルの一般部と当たり部との間の面
の変化による成形皺等の発生を吸収することができる。
強することができ、ドアを閉じて当たり部がドアスイッ
チに当たった時に、当たり部でのインナーパネルの振動
を抑制することができる。又、側面衝突時にブラケット
の座屈部とインナーパネルに設けた凹部の潰れ変形によ
って衝突エネルギを吸収することができる。更に、凹部
によってインナーパネルの一般部と当たり部との間の面
の変化による成形皺等の発生を吸収することができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
用ドアパネル構造であって、前記ブラケットは、前記ア
ウターパネルの内面に近接対向する頂部と、該頂部の両
側に位置する一対の座屈部と、該座屈部の端部に設けら
れて前記インナーパネルに固定されるフランジ部とより
なることを特徴とする。
用ドアパネル構造であって、前記ブラケットは、前記ア
ウターパネルの内面に近接対向する頂部と、該頂部の両
側に位置する一対の座屈部と、該座屈部の端部に設けら
れて前記インナーパネルに固定されるフランジ部とより
なることを特徴とする。
【0011】従って、請求項1の発明の作用に加え、側
面衝突時にアウターパネルが変形すると直ちにブラケッ
トの頂部が荷重を受け、座屈部が変形して衝突エネルギ
を確実に吸収することができる。
面衝突時にアウターパネルが変形すると直ちにブラケッ
トの頂部が荷重を受け、座屈部が変形して衝突エネルギ
を確実に吸収することができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項2記載の自動車
用ドアパネル構造であって、前記座屈部は、車体上下方
向に面が向いていることを特徴とする。
用ドアパネル構造であって、前記座屈部は、車体上下方
向に面が向いていることを特徴とする。
【0013】従って、請求項2の発明の作用に加え、座
屈部を車体前後方向に延長して車体前後方向所定範囲で
座屈部を構成することができる。
屈部を車体前後方向に延長して車体前後方向所定範囲で
座屈部を構成することができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項2記載の自動車
用ドアパネル構造であって、前記座屈部は、車体前後方
向に面が向いていることを特徴とする。
用ドアパネル構造であって、前記座屈部は、車体前後方
向に面が向いていることを特徴とする。
【0015】従って、請求項2の発明の作用に加え、座
屈部を上下方向に延長することによって、上下方向所定
範囲で座屈部を構成することができる。
屈部を上下方向に延長することによって、上下方向所定
範囲で座屈部を構成することができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項3記載の自動車
用ドアパネル構造であって、前記アウターパネル及びイ
ンナーパネルとの間の上下中間部に、ガードバーが備え
られ、前記ブラケットは、上方へ延長されて前記頂部と
座屈部とフランジ部とが上下複数段に一体に形成された
ことを特徴とする。
用ドアパネル構造であって、前記アウターパネル及びイ
ンナーパネルとの間の上下中間部に、ガードバーが備え
られ、前記ブラケットは、上方へ延長されて前記頂部と
座屈部とフランジ部とが上下複数段に一体に形成された
ことを特徴とする。
【0017】従って、請求項3の発明の作用に加え、上
下複数段のブラケットによってアウターパネル及びイン
ナーパネル間に備えられたガードバーと車体側のサイド
シルとの間を橋渡すようにしてブラケットの複数段の座
屈部が側面衝突時に座屈変形ができ、異音をより確実に
抑制することができる。
下複数段のブラケットによってアウターパネル及びイン
ナーパネル間に備えられたガードバーと車体側のサイド
シルとの間を橋渡すようにしてブラケットの複数段の座
屈部が側面衝突時に座屈変形ができ、異音をより確実に
抑制することができる。
【0018】請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれ
かに記載の自動車用ドアパネル構造であって、前記ブラ
ケットの頂部を前記アウターパネルに接着剤を介して接
合したことを特徴とする。
かに記載の自動車用ドアパネル構造であって、前記ブラ
ケットの頂部を前記アウターパネルに接着剤を介して接
合したことを特徴とする。
【0019】従って、請求項2〜5のいずれかの発明の
作用に加え、当たり部がドアスイッチに当接した時の振
動をブラケットの頂部から接着剤を介してアウターパネ
ル側に分散させることができる。
作用に加え、当たり部がドアスイッチに当接した時の振
動をブラケットの頂部から接着剤を介してアウターパネ
ル側に分散させることができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明では、ブラケットによっ
て当たり部がドアスイッチに当たった時の異音を抑制す
ることができる。又、側面衝突時のエネルギ吸収を座屈
部及び凹部の変形によっても吸収することができるた
め、インナーパネルの車体前後方向への延びるような変
形を抑制しながら板厚の増大を抑制し、成形性の向上及
び重量増の抑制を図ることができる。更に、凹部によっ
て一般部及び当たり部の間の成形皺発生等を抑制するこ
とができ、見映え向上を図ることができる。
て当たり部がドアスイッチに当たった時の異音を抑制す
ることができる。又、側面衝突時のエネルギ吸収を座屈
部及び凹部の変形によっても吸収することができるた
め、インナーパネルの車体前後方向への延びるような変
形を抑制しながら板厚の増大を抑制し、成形性の向上及
び重量増の抑制を図ることができる。更に、凹部によっ
て一般部及び当たり部の間の成形皺発生等を抑制するこ
とができ、見映え向上を図ることができる。
【0021】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、側面衝突時のエネルギ吸収を確実に行ないな
がら、車体前後方向への延びるような変形を確実に抑制
しながらインナーパネルの板厚増を招くことなく、イン
ナーパネルの成形性の向上及び重量増抑制を確実に図る
ことができる。
果に加え、側面衝突時のエネルギ吸収を確実に行ないな
がら、車体前後方向への延びるような変形を確実に抑制
しながらインナーパネルの板厚増を招くことなく、イン
ナーパネルの成形性の向上及び重量増抑制を確実に図る
ことができる。
【0022】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、当たり部において車体前後方向所定範囲で当
たり部を補強することができると共に、エネルギ吸収を
確実に行なうことができる。
果に加え、当たり部において車体前後方向所定範囲で当
たり部を補強することができると共に、エネルギ吸収を
確実に行なうことができる。
【0023】請求項4の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、車体上下方向所定範囲で当たり部を補強する
ことができると共に、この範囲でエネルギ吸収を確実に
行なうことができる。
果に加え、車体上下方向所定範囲で当たり部を補強する
ことができると共に、この範囲でエネルギ吸収を確実に
行なうことができる。
【0024】請求項5の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、側面衝突時にブラケットの複数段の座屈部に
よってガードバーと車体側のサイドシルとの間において
側面衝突時のエネルギ吸収をより確実に行なうことがで
き、インナーパネルの板厚増を抑制し、成形性の向上及
び重量増の抑制を確実に図ることができる。
果に加え、側面衝突時にブラケットの複数段の座屈部に
よってガードバーと車体側のサイドシルとの間において
側面衝突時のエネルギ吸収をより確実に行なうことがで
き、インナーパネルの板厚増を抑制し、成形性の向上及
び重量増の抑制を確実に図ることができる。
【0025】請求項6の発明では、請求項2〜5のいず
れかの発明の効果に加え、当たり部がドアスイッチに当
たった時の振動をアウターパネル側に確実に分散させる
ことすることができる。
れかの発明の効果に加え、当たり部がドアスイッチに当
たった時の振動をアウターパネル側に確実に分散させる
ことすることができる。
【0026】
(第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態を適用し
たフロントドア1のインナーパネル7を内面側から見た
要部拡大正面図であり、図9に対応するものである。図
2は同インナーパネル7を内面側から見て要部を拡大し
た斜視図である。図3は図1のIII−III線矢視に
おける断面を車体側との関係で示した断面図である。図
4は図1のIV−IV線矢視において車体側との関係な
どにおいて示した断面図である。尚、基本的な構成は図
9〜図12に示すものと同様であるため、対応する構成
部分には同符号を付して説明し、また重複した説明は省
略する。
たフロントドア1のインナーパネル7を内面側から見た
要部拡大正面図であり、図9に対応するものである。図
2は同インナーパネル7を内面側から見て要部を拡大し
た斜視図である。図3は図1のIII−III線矢視に
おける断面を車体側との関係で示した断面図である。図
4は図1のIV−IV線矢視において車体側との関係な
どにおいて示した断面図である。尚、基本的な構成は図
9〜図12に示すものと同様であるため、対応する構成
部分には同符号を付して説明し、また重複した説明は省
略する。
【0027】一方、本発明第1実施形態では、インナー
パネル7の一般部7bと当たり部13との境部に車幅方
向外側へ突出する凹部19を設けている。この凹部19
の構造を当たり部13の構造等と共に更に説明すると、
当たり部13は面部13aが従来よりも広く平坦に形成
され、面部13aのドア上方側の面部15は周縁部7a
側へ続く傾斜面部として形成されている。又、凹部19
は図2のように一般部7bの面17と前記当たり部13
の面部13a及びその上側の面部15との間で2つの面
部21,23及び図3のように一般部7b側の面部25
の3つの面で形成されている。凹部19の面部23が車
体前後方向に沿った直線に対して成す角はθ1 であり、
面部25が車幅方向の線に対して成す角はθ2 として設
定している。
パネル7の一般部7bと当たり部13との境部に車幅方
向外側へ突出する凹部19を設けている。この凹部19
の構造を当たり部13の構造等と共に更に説明すると、
当たり部13は面部13aが従来よりも広く平坦に形成
され、面部13aのドア上方側の面部15は周縁部7a
側へ続く傾斜面部として形成されている。又、凹部19
は図2のように一般部7bの面17と前記当たり部13
の面部13a及びその上側の面部15との間で2つの面
部21,23及び図3のように一般部7b側の面部25
の3つの面で形成されている。凹部19の面部23が車
体前後方向に沿った直線に対して成す角はθ1 であり、
面部25が車幅方向の線に対して成す角はθ2 として設
定している。
【0028】又、前記当たり部13の内面側にはブラケ
ット27が取り付けられている。ブラケット27はハッ
ト断面形状を呈し、頂部29、該頂部29両側の車幅方
向の座屈部31及び座屈部31の端部に設けられたフラ
ンジ部33とからなっている。ブラケット27はスチー
ル等の塑性変形可能な板材で形成されている。前記座屈
部31は車体上下方向に面が向くように形成され、当た
り部13に対して車体前後方向に沿った形状となってい
る。前記頂部29はアウターパネル5の内面に近接して
対向し、接着剤35を介して該アウターパネル5に接合
されている。前記フランジ部33は前記当たり部13の
内面側にスポット溶接によって固着されている。
ット27が取り付けられている。ブラケット27はハッ
ト断面形状を呈し、頂部29、該頂部29両側の車幅方
向の座屈部31及び座屈部31の端部に設けられたフラ
ンジ部33とからなっている。ブラケット27はスチー
ル等の塑性変形可能な板材で形成されている。前記座屈
部31は車体上下方向に面が向くように形成され、当た
り部13に対して車体前後方向に沿った形状となってい
る。前記頂部29はアウターパネル5の内面に近接して
対向し、接着剤35を介して該アウターパネル5に接合
されている。前記フランジ部33は前記当たり部13の
内面側にスポット溶接によって固着されている。
【0029】尚、図3,図4において37はセンターピ
ラー部におけるボディサイドアウターパネルであり、3
9はセンターピラーレインフォースである。
ラー部におけるボディサイドアウターパネルであり、3
9はセンターピラーレインフォースである。
【0030】車両の側面衝突時にセンターピラー下部等
においてアウターパネル5側の潰れ変形により、まずブ
ラケット27の頂部29が入力を受け、該入力によって
座屈部31が座屈変形する。従って、軽微な衝突荷重の
場合はこの座屈部31の座屈変形等によって衝突エネル
ギを吸収することができる。衝突荷重が更に大きくなる
と、座屈部31の変形によりアウターパネル5が凹部1
9に当接して、該凹部19の座屈変形が始まる。このよ
うにして、衝突エネルギ吸収の増大を図ることができ
る。
においてアウターパネル5側の潰れ変形により、まずブ
ラケット27の頂部29が入力を受け、該入力によって
座屈部31が座屈変形する。従って、軽微な衝突荷重の
場合はこの座屈部31の座屈変形等によって衝突エネル
ギを吸収することができる。衝突荷重が更に大きくなる
と、座屈部31の変形によりアウターパネル5が凹部1
9に当接して、該凹部19の座屈変形が始まる。このよ
うにして、衝突エネルギ吸収の増大を図ることができ
る。
【0031】従って、センターピラー下部やドア下部の
車幅方向内側へ突入するような変形、パネル5、7が車
体前後方向へ広がるような変形を大きく抑制することが
でき、しかもブラケット27及び凹部19を利用するた
め、インナーパネル7等の板厚増を抑制し、その成形性
向上及び重量軽減を図ることができる。ブラケット27
は車体前後方向に沿った形態に形成されているため、車
体前後方向の所定範囲で当たり部13を補強することが
でき、かかる範囲でのエネルギ吸収を確実に行なうこと
ができる。
車幅方向内側へ突入するような変形、パネル5、7が車
体前後方向へ広がるような変形を大きく抑制することが
でき、しかもブラケット27及び凹部19を利用するた
め、インナーパネル7等の板厚増を抑制し、その成形性
向上及び重量軽減を図ることができる。ブラケット27
は車体前後方向に沿った形態に形成されているため、車
体前後方向の所定範囲で当たり部13を補強することが
でき、かかる範囲でのエネルギ吸収を確実に行なうこと
ができる。
【0032】また、ドアの開閉時に当たり部13がドア
スイッチ11に当接した時、当たり部13がブラケット
27によって補強されているため、当たり部13周囲の
振動が抑制され、当たり部13の背後に空間部が存在し
ても振動音が大きくなることはなく、異音を抑制するこ
とができる。しかも、当たり部13の振動はブラケット
27のフランジ部33、座屈部31及び頂部29から接
着剤35を介してアウターパネル5に分散されるため、
より確実に異音抑制を図ることができる。
スイッチ11に当接した時、当たり部13がブラケット
27によって補強されているため、当たり部13周囲の
振動が抑制され、当たり部13の背後に空間部が存在し
ても振動音が大きくなることはなく、異音を抑制するこ
とができる。しかも、当たり部13の振動はブラケット
27のフランジ部33、座屈部31及び頂部29から接
着剤35を介してアウターパネル5に分散されるため、
より確実に異音抑制を図ることができる。
【0033】さらに、当たり部13を接着剤35により
アウターパネル5側に連結することになり、大幅な強度
向上を図ることができる。しかも、当たり部13と一般
部7bとの間の急激な面変化による成形皺発生は、車幅
方向外側、換言すればインナーパネル7内に凹むように
形成された凹部19によって確実に吸収することがで
き、成形皺発生を防止し、見映え向上を図ることができ
る。
アウターパネル5側に連結することになり、大幅な強度
向上を図ることができる。しかも、当たり部13と一般
部7bとの間の急激な面変化による成形皺発生は、車幅
方向外側、換言すればインナーパネル7内に凹むように
形成された凹部19によって確実に吸収することがで
き、成形皺発生を防止し、見映え向上を図ることができ
る。
【0034】(第2実施形態)図5は第2実施形態に係
り、図3に対応した断面図である。尚、第1実施形態と
対応する構成部分には同符号を付して説明し、また重複
した説明は省略する。
り、図3に対応した断面図である。尚、第1実施形態と
対応する構成部分には同符号を付して説明し、また重複
した説明は省略する。
【0035】本実施形態においては、ブラケット41の
座屈部31が車体前後方向に面が向いたものとして構成
され、当たり部13に対し上下方向に沿った形態となっ
ている。従って、上下方向の所定範囲でブラケット41
により当たり部13をカバーすることができる。側面衝
突時にはこの範囲で座屈部31の座屈変形によって確実
なエネルギ吸収を行なうことができる。他作用効果は第
1実施形態と略同様である。
座屈部31が車体前後方向に面が向いたものとして構成
され、当たり部13に対し上下方向に沿った形態となっ
ている。従って、上下方向の所定範囲でブラケット41
により当たり部13をカバーすることができる。側面衝
突時にはこの範囲で座屈部31の座屈変形によって確実
なエネルギ吸収を行なうことができる。他作用効果は第
1実施形態と略同様である。
【0036】(第3実施形態)図6、図7は第3実施形
態に係り図6は、図2に対応した斜視図、図7は図4に
対応した断面図である。本実施形態では、アウターパネ
ル5及びインナーパネルと7の間の上下中間部に車体前
後方向に架設されるガードバー2a(図1、図8参照)
を備えていることが前提となっている。そして、ブラケ
ット43は上方へ延長されて頂部29と座屈部31とフ
ランジ部33とが上下複数段に一体に形成されたもので
ある。具体的には、頂部29が上下一対備えられた2段
に形成されたものである。そして、上段の頂部29側は
図示しないガードバーに近接しており、側面衝突時にガ
ードバーとサイドシル側との間において上下2段の座屈
部31の座屈変形によって当該部分でのエネルギ吸収を
確実に行なうことができ、車幅方向内側への突入するよ
うな変形、車体前後方向へ広がるような変形をより確実
に抑制することができる。
態に係り図6は、図2に対応した斜視図、図7は図4に
対応した断面図である。本実施形態では、アウターパネ
ル5及びインナーパネルと7の間の上下中間部に車体前
後方向に架設されるガードバー2a(図1、図8参照)
を備えていることが前提となっている。そして、ブラケ
ット43は上方へ延長されて頂部29と座屈部31とフ
ランジ部33とが上下複数段に一体に形成されたもので
ある。具体的には、頂部29が上下一対備えられた2段
に形成されたものである。そして、上段の頂部29側は
図示しないガードバーに近接しており、側面衝突時にガ
ードバーとサイドシル側との間において上下2段の座屈
部31の座屈変形によって当該部分でのエネルギ吸収を
確実に行なうことができ、車幅方向内側への突入するよ
うな変形、車体前後方向へ広がるような変形をより確実
に抑制することができる。
【0037】なお、本発明はリヤドア等にも適用するこ
とができる。
とができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係り、インナーパネル
の要部拡大正面図である。
の要部拡大正面図である。
【図2】第1実施形態に係り、インナーパネルの要部拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図3】図1のIII−III線矢視におけるドアと車
体側との関係の断面図である。
体側との関係の断面図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視におけるドアと車体側
との関係における断面図である。
との関係における断面図である。
【図5】第2実施形態に係り、図3に対応した断面図で
ある。
ある。
【図6】第3実施形態に係り、図2に対応した斜視図で
ある。
ある。
【図7】第3実施形態に係り、図4に対応した断面図で
ある。
ある。
【図8】車体側部の要部側面図である。
【図9】図8のIX部における従来のインナーパネルの
要部拡大図である。
要部拡大図である。
【図10】図9のX−X線矢視におけるドアと車体側と
の関係の断面図である。
の関係の断面図である。
【図11】図9のXI−XI線矢視におけるドアと車体
側との関係の断面図である。
側との関係の断面図である。
【図12】フロントドアを後方から見た要部の側面図で
ある。
ある。
1 フロントドア 5 アウターパネル 7 インナーパネル 7a 周縁部 7b 一般部 11 ドアスイッチ 13 当たり部 19 凹部 27,41,43 ブラケット 29 頂部 31 座屈部 33 フランジ部 35 接着剤
Claims (6)
- 【請求項1】 アウターパネルとインナーパネルとから
なり、 該インナーパネルの周縁部がアウターパネルの周縁部に
接合され、 該インナーパネルの周縁部に対し、内包側の一般部が前
記アウターパネルから離間するように突出すると共に、
前記インナーパネルの周縁部と一般部との間に車室内側
へ突出するドアスイッチの当たり部を設けた自動車用ド
アパネル構造において、 前記インナーパネルの一般部と当たり部との境部に、車
幅方向外側へ突出する凹部を設け、 前記当たり部の内面側に、車幅方向の座屈部を備えたブ
ラケットを設けたことを特徴とする自動車用ドアパネル
構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動車用ドアパネル構造
であって、 前記ブラケットは、前記アウターパネルの内面に近接対
向する頂部と、該頂部の両側に位置する一対の座屈部
と、該座屈部の端部に設けられて前記インナーパネルに
固定されるフランジ部とよりなることを特徴とする自動
車用ドアパネル構造。 - 【請求項3】 請求項2記載の自動車用ドアパネル構造
であって、 前記座屈部は、車体上下方向に面が向いていることを特
徴とする自動車用ドアパネル構造。 - 【請求項4】 請求項2記載の自動車用ドアパネル構造
であって、 前記座屈部は、車体前後方向に面が向いていることを特
徴とする自動車用ドアパネル構造。 - 【請求項5】 請求項3記載の自動車用ドアパネル構造
であって、 前記アウターパネル及びインナーパネルとの間の上下中
間部に、ガードバーが備えられ、 前記ブラケットは、上方のガードバー側へ延長されて前
記頂部と座屈部とフランジ部とが上下複数段に一体に形
成されたことを特徴とする自動車用ドアパネル構造。 - 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の自動車
用ドアパネル構造であって、 前記ブラケットの頂部を前記アウターパネルに接着剤を
介して接合したことを特徴とする自動車用ドアパネル構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30054096A JP3518202B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 自動車用ドアパネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30054096A JP3518202B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 自動車用ドアパネル構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10138759A true JPH10138759A (ja) | 1998-05-26 |
| JP3518202B2 JP3518202B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=17886062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30054096A Expired - Fee Related JP3518202B2 (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 自動車用ドアパネル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3518202B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006088996A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Mazda Motor Corp | 自動車のドア構造 |
| US7468654B2 (en) * | 2004-09-27 | 2008-12-23 | Mazda Motor Corporation | Automobile door structure |
| JP2009113749A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Suzuki Motor Corp | 車両用ドアのオーバーストローク防止構造 |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP30054096A patent/JP3518202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006088996A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Mazda Motor Corp | 自動車のドア構造 |
| US7468654B2 (en) * | 2004-09-27 | 2008-12-23 | Mazda Motor Corporation | Automobile door structure |
| JP2009113749A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Suzuki Motor Corp | 車両用ドアのオーバーストローク防止構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3518202B2 (ja) | 2004-04-12 |
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