JPH10140108A - 自動車塗膜保護用粘着シート - Google Patents

自動車塗膜保護用粘着シート

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JPH10140108A
JPH10140108A JP8303097A JP30309796A JPH10140108A JP H10140108 A JPH10140108 A JP H10140108A JP 8303097 A JP8303097 A JP 8303097A JP 30309796 A JP30309796 A JP 30309796A JP H10140108 A JPH10140108 A JP H10140108A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
adhesive sheet
film
weight
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JP8303097A
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Manabu Fujiwara
学 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車に施された塗装塗膜の汚染防止および外
傷防止を目的とした自動車塗膜保護用粘着シートに関す
る。 【解決手段】ポリオレフィン系樹脂を基材フィルムと
し、該基材フィルムの片面に粘着剤層を設け、もう一方
の面に剥離剤層が形成されてなる自動車塗膜保護用粘着
シートにおいて、剥離剤層が剥離剤100重量部に対し
0. 1〜2重量部の耐候性向上剤を配合してなり、粘着
剤層がゴム系粘着剤を用い、かつ、粘着シートの波長2
95nm〜400nmの光線透過率が1%以下であるこ
とを特徴とする自動車塗膜保護用粘着シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に施された
塗装塗膜の汚染防止および外傷防止を目的とした自動車
塗膜保護用粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より塗装を完成した新車ないしその
部品などをトラックや船に荷積して海外などの遠隔地に
運搬する場合、あるいは新車がユーザーの手に渡るまで
に屋内または屋外に一時保管(2〜12ケ月)される際
に酸性雨, 塵, ほこりなどの種々の浮遊物や衝突物によ
り塗装塗膜の損傷, 曇, 艶ボケ, 変色などが発生するた
め、その予防手段が求められている。かかる手段として
パラフィンワックスなどのスプレー塗装により厚さ5〜
20μmの保護膜を設ける方法が知られていた。しか
し、ワックスの塗布膜は厚さにばらつきを生じ保護性能
に影響をおよぼすしやすく、さらにワックスが主成分で
あるため太陽光により酸化劣化して保護性能が低下する
ことや塗装塗膜にワックス自体が浸透して変色するなど
の問題があった。また、ワックスの塗装, 除去作業には
多大な労力を要し、除去剤として溶剤を使用するので排
水処理設備が必要になるなど、作業環境上からも問題が
多かった。
【0003】そこで、最近はワックスの代わりに粘着性
の塗膜保護用フィルムを用いて自動車の塗膜を保護する
方法(例えば特開平6−73352号公報, 特開平6−
128540号公報など)が採用されるようになった。
なお、一般に自動車塗膜保護用フィルムは完成した自動
車の車体に貼合しやすいようにテープ状に加工される。
【0004】塗膜保護用粘着シートは自動車の運搬およ
び一時保管時には被着体(自動車のボディー)に接着し
た状態で剥離することがなくラッピング性に優れている
ことが重要である。さらに不要になった場合には容易に
剥離ができること、しかも剥離後には被着体に糊残りが
なく被着体を汚染しないことが望ましい。しかし、一般
に塗膜保護用粘着シートは貼りつけ直後に適度な粘着力
を有していても経時で粘着力が上昇し、塗膜保護粘着シ
ートを被着体表面から剥離することが困難になる場合が
あり、そのまま剥離すると糊残りが発生したり、基材フ
ィルムが破断してしまうという問題があった。
【0005】特に、塗膜保護粘着シートを被着体に貼り
つけた後、屋外で一時保管(2〜12ケ月)する際や運
搬の際には直接太陽光線を受けるためフィルム表面は例
えば夏期であれば50〜80℃の高温状態に置かれるこ
とに加え、多くの紫外線を浴びるなど過酷な条件にさら
されるため、基材フィルムや粘着剤の劣化により糊残り
や基材フィルム破断の傾向は顕著になる。
【0006】上記問題点を解決するために基材フィルム
や粘着剤に公知の紫外線吸収剤, 光安定剤, 酸化防止剤
などの耐候性向上剤を混入することで、耐候性を改善す
るなどの方法(例えば特開平7−216325号公報)
が採られている。しかし、このような方法では基材フィ
ルムや粘着剤の耐候性を改善し、紫外線および熱による
劣化をある程度抑制することはできるものの、耐候性向
上剤の添加量には限度があるため、その効果は不十分で
あった。十分な耐候性を付与すべく過剰に基材フィルム
や粘着剤に公知の耐候性向上剤を混入した場合、基材フ
ィルムの物性強度の低下をともなったり、耐候性向上剤
が基材フィルムと粘着剤の境界面に経時によりブリード
アウトするため基材フィルムと粘着剤の密着性が低下
し、被着体から剥離する際に糊残りや塗膜表面の曇が極
めて発生しやすくなるなどの問題があり、いまだ満足な
耐候性は得られていない。さらに、最近は屋外での一時
保管の長期化、運搬の長距離化が進んでいることから、
より耐候性に優れた自動車塗膜保護用粘着シートが望ま
れているのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は優れた耐候性
を有し、基材フィルムや粘着剤の劣化が少なく基材フィ
ルムの破断や糊残りが起こらない自動車塗膜保護用粘着
シートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】一般に自動車塗膜保護フ
ィルムはテープ状に加工するため粘着剤層とは反対面に
剥離剤が塗工され、剥離剤層/基材フィルム/粘着剤層
の構成になる。従って、本発明者等は自動車の塗膜に塗
膜保護フィルムを貼合した時に、最初に太陽光線を受け
るのは剥離剤層であり、この層に耐候性向上剤を添加し
太陽光、特に紫外線の透過を阻止することで粘着剤の劣
化はもちろんのこと基材フィルムの劣化を極めて効率的
に防止できることを見いだした。また、剥離剤層に耐候
性向上剤を添加することにより従来、基材フィルムや粘
着剤に配合されていた耐候性向上剤の配合量を減量でき
るため基材フィルムや粘着剤からの耐候性向上剤のブリ
ードアウトを少なくすることが可能であり、フィルム基
材と粘着剤の密着性低下および粘着剤からの耐候性向上
剤浸透による塗装塗膜の汚染を最小限に止めることがで
きることを見いだした。
【0009】すなわち本発明は、ポリオレフィン系樹脂
を基材フィルムとし、該基材フィルムの片面に粘着剤層
を設け、もう一方の面に剥離剤層が形成されてなる自動
車塗膜保護用粘着シートにおいて、剥離剤層が剥離剤1
00重量部に対し0. 1〜2重量部の耐候性向上剤を配
合してなり、粘着剤層がゴム系粘着剤を用い、かつ、粘
着シートの波長295nm〜400nmの光線透過率が
1%以下であることを特徴とする自動車塗膜保護用粘着
シートである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明の基材フィルムとして用いられるポリオレフィン
系樹脂とは、エチレン, プロピレン, ブテンなどのα−
オレフィンのホモポリマーやコポリマー、さらに酢酸ビ
ニル, メチルメタクリレートなどのモノマー共重合体、
もしくはこれらの混合物があげられる。また、基材フィ
ルムの耐候性や耐熱性, 加工性および作業性向上を目的
に紫外線吸収剤, 光安定剤, 酸化防止剤, 可塑剤, 帯電
防止剤など添加しても構わないが、基材フィルムの物理
強度の低下等のトラブルを生じない範囲にとどめるべき
である。
【0011】さらに、基材フィルムは白色に着色するこ
とが好ましい。これは、白色に着色することにより太陽
光線を反射し、塗膜の温度上昇をできるだけ抑制するた
めである。着色剤としては、酸化チタン, 酸化亜鉛, リ
トポン, 鉛白, 硫酸バリウム, アルミナホワイト, シリ
カホワイト, 白土などがあげられる。特に、遮蔽性に優
れ白色度の高い酸化チタンを使用するのが好ましく、こ
れを基材フィルムに含有させると効果が大きい。着色剤
の配合はポリオレフィン系樹脂100重量部に対して7
〜30重量部、好ましくは9〜20重量部配合すること
ができる。因みに7重量部未満の場合、着色が少なく遮
蔽性が不十分となり、30重量部を越えるとフィルム強
度が弱くなる。基材フィルムの厚さは、配合, 用途に応
じて適宜決定すればよいが、通常20〜150μm程度
とする。20μm未満では外傷に対する抵抗力に劣る場
合があり、150μmを越える厚みではラッピング性,
経済性に劣るため好ましくない。
【0012】本発明で使用する剥離剤は、水、溶剤型あ
るいは無溶剤型のシリコーン, フッ素樹脂, 長鎖アルキ
ル系化合物などを用いることができる。これらの剥離剤
に耐候性向上剤を配合し、基材フィルムに塗工すること
で剥離剤層を形成することを必須要件とする。耐候性向
上剤としては公知の紫外線吸収剤, 酸化防止剤, 光安定
化剤などが添加できるが、特に基材フィルムに有害な紫
外線を基材フィルムに到達する前に剥離剤層で吸収して
しまうことが重要なことから紫外線吸収剤が好ましい。
【0013】紫外線吸収剤は公知のベンゾトリアゾール
系, ベンゾフェノン系, ベンゾエート系紫外線吸収剤な
どから使用条件により適宜決定すればよく、例えば、2
−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブ
チル−5’−メチルフェニル)−5−クロロ−ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ
−t−アミルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)−
ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線
吸収剤、 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−ノクトキシベンゾフェノン、
2−ヒソロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノンな
どのベンゾフェノン系紫外線吸収剤、 2, 4−ジ−t−
ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−
ヒドロキシベンゾエートなどのベンゾエート系紫外線吸
収剤などが挙げられる。
【0014】酸化防止剤としては、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾール、2,2’−メチレンビス−(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、テトラキス
〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’
−ヒドロキシフェニル)プロピオネー〕などのフェノー
ル系酸化防止剤、ジラウリルチオジプロピオネート、シ
ミリスチルチオジプロピオネート、などの硫黄系酸化防
止剤、トリフェニルフォスルファイト、ジフェニルイン
デシルフォスファイトなどのリン酸系酸化防止剤などが
挙げられる。
【0015】また、光安定化剤としては、コハク酸ジメ
チル・1−(2−ヒドロキシメチル)−4−ヒドロキシ
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)セバケ−トなどのヒンダードアミン系光安定化剤な
どが挙げられる。
【0016】耐候性向上剤が配合された剥離剤は、基材
に乾燥重量で0. 05〜3g/m2程度となるように塗
布後、熱硬化, 電離放射線硬化などによって剥離剤層を
形成する。耐候性向上剤を配合するには、剥離剤層の性
能が著しく悪化することがないように、具体的には耐候
性向上剤の配合量は剥離剤100重量部に対し耐候性向
上剤が0. 1〜2重量部にとどめるべきであり、好まし
くは0. 5〜1重量部配合することができる。因みに
0. 1重量部に満たない場合、長期間太陽光線を受けた
際、基材フィルムの劣化が起こる恐れがある。また、2
重量部を越える場合は剥離剤層に耐候性向上剤がブリー
ドアウトする恐れがある。なお、基材フィルムは剥離剤
層を設ける前に、公知のコロナ処理やアンカーコート層
を設けてもよい。アンカーコート層には前記耐候性向上
剤を含有せしめることもできる。
【0017】本発明の自動車塗膜保護用粘着シートにお
いて使用される粘着剤としては、ゴム系粘着剤が挙げら
れる。例えば、天然ゴム,ポリイソブチレン,イソブチ
レン−イソプレン共重合体,イソブチレン−1−ブテン
共重合体,イソブチレン−n−ブテン共重合体などのゴ
ム系ポリマーを主成分とし、必要に応じて粘着付与剤,
軟化剤,充填剤,離型剤,顔料を適宜配合することがで
きる。また、耐候性向上剤を配合することも可能である
が、自動車塗装塗膜の汚染などを生じ易いので配合する
場合は極力少量にすべきである。粘着剤の塗布量は、乾
燥重量で5〜30g/m2 、より好ましくは7〜20g
/m2 程度の範囲で調整される。ちなみに、5g/m2
に満たない場合、粘着性能が不十分となり30g/m2
を越える場合は粘着剤のはみ出し, 凝集破壊の原因とな
る恐れがある。なお、ゴム系以外の粘着剤、例えばアク
リル系, ビニルエーテル系などの粘着剤の場合、過酷な
温度条件に耐えることが困難であるため使用は好ましく
ない。
【0018】本発明の基材フィルムは、ポリオレフィン
系樹脂に上記した添加剤および着色剤を配合した後、従
来公知の方法、例えばTダイおよびインフレーション装
置などの通常使用される押出し機によって製膜・製造さ
れる。更に、必要によりコロナ処理やアンカーコート層
を設けてもよい。
【0019】また、耐候性向上剤を配合した剥離剤は粘
着剤層を形成しない面に塗布され、塗布装置としては例
えばリバースコーター, ナイフコーター, バーコータ
ー, ダイコーター, ギアーインダイコーター, スロット
ダイコーター, エアーナイフコーター, リバースグラビ
アコーター, バリオグラビアコーターなどが適宜使用さ
れる。
【0020】一方、基材フィルムの片面に粘着剤層を形
成するには、粘着剤をトルエンなどの可溶な溶剤に溶解
させた塗布液を塗布し、乾燥すればよく、塗布装置とし
ては例えばリバースコーター, ナイフコーター, バーコ
ーター, ダイコーター, ギアーインダイコーター, スロ
ットダイコーター, エアーナイフコーター, リバースグ
ラビアコーター, バリオグラビアコーターなどが適宜使
用される。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の塗布量、部数、混合比率などはすべて固形分
重量で示した。
【0022】
【実施例1】 [基材フィルムの製造]ポリプロピレン/ポリエチレン
(80重量部/20重量部)の混合物100量部に対し
ルチル型酸化チタン10重量部、配合してなる樹脂組成
物をTダイ法にて厚さ50μmのフィルムになるように
成膜し、基材フィルムを得た。
【0023】[剥離剤層の形成]この基材フィルムの両
面をコロナ放電処理し、片面に長鎖アルキル系剥離剤1
00重量部(商品名:ピーロイル1010, 一方社油脂
工業製)に対しベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商
品名:SEESORB 709, 白石カルシウム製)
0. 1重量部配合してなる剥離剤トルエン溶液を乾燥重
量が1g/m2 となるようにグラビアコーターで塗布,
乾燥して剥離剤層を形成した。
【0024】[粘着シートの製造]そして、上記基材フ
ィルムの剥離剤層と反対面にポリイソブチレンを主成分
とする粘着剤(商品名:ビスタネックスMML−80,
エクソン社製)を乾燥重量が15g/m2 となるように
ナイフコーターで塗布, 乾燥してテープ状に巻取り、本
発明の自動車塗膜保護用粘着シートとした。
【0025】
【実施例2】剥離剤層に配合する紫外線吸収剤の配合量
を2重量部に変更した以外は実施例1と同様に自動車塗
膜保護用粘着シートを作成した。
【0026】
【実施例3】剥離剤層に配合する紫外線吸収剤をベンゾ
フェノン系紫外線吸収剤(商品名:SEESORB10
2, 白石カルシウム製)に変更した以外は実施例1と同
様に自動車塗膜保護用粘着シートを作成した。
【0027】
【実施例4】剥離剤層に配合する紫外線吸収剤をベンゾ
エート系紫外線吸収剤(商品名:SEESORB71
2, 白石カルシウム製)に変更した以外は実施例1と同
様に自動車塗膜保護用粘着シートを作成した。
【0028】
【比較例1】剥離剤層に紫外線吸収剤を配合しない以外
は実施例1と同様に自動車塗膜保護用粘着シートを作成
した。
【0029】
【比較例2】剥離剤層に配合する紫外線吸収剤の配合量
を0. 05重量部に変更した以外は実施例1と同様に自
動車塗膜保護用粘着シートを作成した。
【0030】
【比較例3】剥離剤層に配合する紫外線吸収剤の配合量
を2. 5重量部に変更した以外は実施例1と同様に自動
車塗膜保護用粘着シートを作成した。
【0031】このようにして得られた自動車塗膜保護用
粘着シートについて、下記の評価を行い、得られた結果
を表1に示した。
【0032】[評価] 促進耐候性試験 試験片をサンシャインキセノンロングライフウェザーメ
ーター(スガ試験機製)に入れ、1サイクル(温度63
℃, 40%R. H. ×6時間 → 雨×20分→ 温度
23℃, 65%R. H. ×1時間)を140回繰り返し
た。
【0033】初期粘着力の評価 黒色アルキッド・ メラミン塗膜を有する鋼板に、得られ
た自動車塗膜保護用粘着シートを貼付け、JIS Z0
237に準じ180゜剥離にて評価した。
【0034】耐候性試験後の粘着力および再剥離性の
評価 自動車塗膜保護用粘着シートを黒色アルキッド・ メラミ
ン塗膜を有する鋼板に貼付け、促進耐候性試験を行っ
た後、JIS Z0237に準じ180℃粘着力および
剥離した際の再剥離性(糊残り, フィルムの劣化)を評
価した。再剥離性の評価基準は次の通りである。 再剥離性(糊残り) ○:糊残りなし △:わずかに糊残りあり ×:糊残り大 再剥離性(フィルムの劣化) ○:フィルムの破損なし △:わずかにフィルムの破損あり(鋼板上にわずかにフ
ィルムが残る) ×:フィルムの破損大(鋼板上に30%以上フィルムが
残る)
【0035】透過率の測定 自動車塗膜保護用粘着シートの透過率(測定波長範囲2
95〜400nm)を自記分光光度計U−3500形
(日立製)で測定した。
【0036】総合評価 上記〜の試験結果を総合的に評価した。 総合評価基準 ○・・・・優れる △・・・・やや問題がある ×・・・・自動車塗膜保護用として使用できない
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】実施例から明らかなように、本発明の自
動車塗膜保護用粘着シートは、特に優れた耐候性を有
し、基材フィルムや粘着剤の劣化が少なく基材フィルム
の破断や糊残りが起こらない自動車塗膜保護用粘着シー
トである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来より塗装を完成した新車ないしその
部品などをトラックや船に荷積して海外などの遠隔地に
運搬する場合、あるいは新車がユーザーの手に渡るまで
に屋内または屋外に一時保管(2〜12ケ月)される際
に酸性雨, 塵, ほこりなどの種々の浮遊物や衝突物によ
り塗装塗膜の損傷, 曇, 艶ボケ, 変色などが発生するた
め、その予防手段が求められている。かかる手段として
パラフィンワックスなどのスプレー塗装により厚さ5〜
20μmの保護膜を設ける方法が知られていた。しか
し、ワックスの塗布膜は厚さにばらつきを生じ保護性能
に影響をおよぼしやすく、さらにワックスが主成分であ
るため太陽光により酸化劣化して保護性能が低下するこ
とや塗装塗膜にワックス自体が浸透して変色するなどの
問題があった。また、ワックスの塗装, 除去作業には多
大な労力を要し、除去剤として溶剤を使用するので排水
処理設備が必要になるなど、作業環境上からも問題が多
かった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【実施例1】 [基材フィルムの製造]ポリプロピレン/ポリエチレン
(80重量部/20重量部)の混合物100重量部に対
しルチル型酸化チタン10重量部、配合してなる樹脂組
成物をTダイ法にて厚さ50μmのフィルムになるよう
に成膜し、基材フィルムを得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂を基材フィルムと
    し、該基材フィルムの片面に粘着剤層を設け、もう一方
    の面に剥離剤層が形成されてなる自動車塗膜保護用粘着
    シートにおいて、剥離剤層が剥離剤100重量部に対し
    0. 1〜2重量部の耐候性向上剤を配合してなり、粘着
    剤層がゴム系粘着剤を用い、かつ、粘着シートの波長2
    95nm〜400nmの光線透過率が1%以下であるこ
    とを特徴とする自動車塗膜保護用粘着シート。
  2. 【請求項2】耐侯性向上剤が紫外線吸収剤, 酸化防止
    剤, 光安定化剤から選定される少なくとも1種である請
    求項1記載の自動車塗膜保護用粘着シート。
JP8303097A 1996-11-14 1996-11-14 自動車塗膜保護用粘着シート Pending JPH10140108A (ja)

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